特許第6985910号(P6985910)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6985910
(24)【登録日】2021年11月30日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】油中水型乳化化粧料
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/27 20060101AFI20211213BHJP
   A61K 8/81 20060101ALI20211213BHJP
   A61K 8/891 20060101ALI20211213BHJP
   A61K 8/894 20060101ALI20211213BHJP
   A61K 8/37 20060101ALI20211213BHJP
   A61K 8/23 20060101ALI20211213BHJP
   A61K 8/19 20060101ALI20211213BHJP
   A61K 8/06 20060101ALI20211213BHJP
   A61Q 1/02 20060101ALI20211213BHJP
   A61Q 1/08 20060101ALI20211213BHJP
   A61Q 1/10 20060101ALI20211213BHJP
   A61Q 17/04 20060101ALI20211213BHJP
【FI】
   A61K8/27
   A61K8/81
   A61K8/891
   A61K8/894
   A61K8/37
   A61K8/23
   A61K8/19
   A61K8/06
   A61Q1/02
   A61Q1/08
   A61Q1/10
   A61Q17/04
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-232577(P2017-232577)
(22)【出願日】2017年12月4日
(65)【公開番号】特開2019-99510(P2019-99510A)
(43)【公開日】2019年6月24日
【審査請求日】2020年9月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000918
【氏名又は名称】花王株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000084
【氏名又は名称】特許業務法人アルガ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】新免 愛実
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 賢二
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 美香子
【審査官】 片山 真紀
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−120663(JP,A)
【文献】 特開2017−066092(JP,A)
【文献】 特開2012−102061(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00−8/99
A61Q 1/00−90/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(H):
(A)スクワランの吸油量が1.0g/g以上、吸水量が1.0g/g以下で、メタクリル酸メチルクロスポリマー、(スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマーから選ばれる球状有機粉体 0.1〜5.0質量%、
(B)微粒子酸化亜鉛 0.1〜20質量%、
(C)揮発性油 5〜60質量%、
(D)25℃で液状の極性油、
(E)HLB8未満の非イオン性界面活性剤、
(H)水 5〜70質量%
を含有し、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.02〜5である油中水型乳化化粧料。
【請求項2】
成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.01〜1である請求項記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項3】
さらに、(G)水溶性の無機塩及び/又は炭素数6以下の有機塩を含有する請求項1又は2記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項4】
さらに、(G)水溶性の無機塩及び/又は炭素数6以下の有機塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウムから選ばれる1種又は2種以上である請求項記載の油中水型乳化化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、化粧料に用いられる乳化化粧料では、化粧崩れ、紫外線防御効果などの化粧効果に優れた技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、液状のパーフルオロ有機化合物、環状シリコーン又は特定の揮発速度の鎖状シリコーン、自重の1.5倍以上のスクワランを吸収できる吸油性粉体を含有する化粧料が、さっぱりとした使用感を有し、経時によるテカリ等の化粧崩れを防止することが記載されている。また、特許文献2には、揮発性オルガノポリシロキサン、微粒子金属酸化物、特定のシロキサン化合物を含有する油中水型日焼け止め化粧料が、微粒子金属酸化物の分散性に優れ、粉体同士が凝集せず、化粧膜の透明性が良好で、優れた紫外線カット効果を有することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−305511号公報
【特許文献2】特開2007−269690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、市場では化粧意識の高まりにより、化粧効果をより高める方法の1つとして、2種以上の化粧料を重ね塗りして使う使用方法が提案されている。
化粧料を重ね塗りして使う場合において、特許文献1、2記載の化粧料をまず始めに肌に塗布し、次にファンデーションなどを重ね塗りすると、塗布してから時間が経過するに従い、ファンデーションがムラ付きし、毛穴が目立ち、顔のほうれい線に化粧料がたまりやすい場合があった。また、化粧料の塗布中の肌にきしみ感を感じる場合があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、特定の球状有機粉体と、微粒子酸化亜鉛、及び揮発性油を組み合わせて用いることにより、塗布中の肌のきしみ感が抑制され、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過しても、ファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制できる油中水型乳化化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(H):
(A)スクワランの吸油量が1.0g/g以上、吸水量が1.0g/g以下の球状有機粉体 0.1〜5.0質量%、
(B)微粒子酸化亜鉛 0.1〜20質量%、
(C)揮発性油 5〜60質量%、
(H)水 5〜70質量%
を含有する油中水型乳化化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の油中水型乳化化粧料は、塗布中の肌のきしみ感を抑制することができるものである。また、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過しても、ファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)は、スクワランの吸油量が1.0g/g以上、吸水量が1.0g/g以下の球状有機粉体である。
ここで、球状とは、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体、粉体の表面、内部に空隙がある球状粉体等であっても良い。
球状有機粉体の吸油量は、皮脂との類似性からスクワランの吸油量で示した。また、スクワランの吸油量は、粉体1gあたりのスクワランを吸油する量(g)を示し、吸水量は、粉体1gあたりの水を吸収する量(g)を示す。
【0009】
スクワランの吸油量は、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、1.0g/g以上であり、1.0〜4.0g/gが好ましく、1.5〜3.5g/gがより好ましく、1.8〜3.0g/gがさらに好ましく、2.2〜2.8g/gがよりさらに好ましい。
【0010】
また、吸水量は、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、1.0g/g以下であり、0.8g/g以下が好ましく、0.5g/g以下がより好ましく、0.2g/g以下がさらに好ましい。
なお、スクワランの吸油量、吸水量は、後述する実施例の方法により求められる。
【0011】
成分(A)の球状有機粉体としては、塗布中の肌のきしみ感を抑制させる観点から、多孔性球状有機粉体が好ましい。多孔性とは、粉体の内部又は表面に多数の小さな空隙を持つ構造のことを示す。
【0012】
成分(A)の球状有機粉体は、塗布中の肌のきしみ感を抑制させる観点から、体積平均粒子径が1〜30μmであるのが好ましく、2〜20μmがより好ましく、3〜15μmがさらに好ましい。
ここで、体積平均粒子径は、レーザー回折散乱粒度分布測定器(堀場製作所製、LA−920)により測定される。本発明において、体積平均粒子径とは、体積基準の平均粒子径であり、50%メジアン径とする。
【0013】
成分(A)の球状有機粉体は、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制し、スクワランの吸油量を向上させる観点から、比表面積は、50〜300m2/gであるのが好ましく、60〜260m2/gがより好ましく、70〜230m2/gがさらに好ましく、80〜220m2/gがよりさらに好ましい。
なお、本発明において、比表面積とは、単位質量当たりの表面積のことをいい、本発明では、BET法(N2)により得られた比表面積を意味する。比表面積は、後述する実施例の方法により求めることができる。
【0014】
成分(A)の球状有機粉体としては、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、溶解度パラメータが7〜10のビニル系モノマーの1種又は2種以上を重合して得られる多孔性ビニル系ポリマーが好ましい。
【0015】
ここで、溶解度パラメータδ(SP値)は、液体の分子凝集エネルギーEとモル分子容Vからδ=(E/V)1/2(J/cm3)で与えられる物質定数である。SP値は、各種方法で求められるが、本発明においては、Fedorsの方法 (J. BRANDR UP著「POLYMER HANDBOOK 4th」JHON WILEY & SONS,INC 1999年発行、VII685〜686項に示されるパラメーターを用いて求めたもの)に従い算出した。
【0016】
溶解度パラメータが7〜10のビニル系モノマーとしては、例えば、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸アルキル、スチレン、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有するスチレン誘導体、炭素数8〜20の飽和カルボン酸のビニルエステル、炭素数4〜6のジオレフィン等が挙げられる。
成分(A)の球状有機粉体としては、これらのモノマーのうち、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させ、スクワランの吸油量を向上させる観点から、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸アルキル、スチレン、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有するスチレン誘導体から選ばれる1種または2種以上を重合して得られる多孔性ビニル系ポリマーが好ましく、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸アルキル、スチレンから選ばれる1種または2種以上を重合して得られる多孔性ビニル系ポリマーがより好ましく、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を有する(メタ)アクリル酸アルキルから選ばれる1種または2種以上を重合して得られる多孔性ビニル系ポリマーがさらに好ましい。また、架橋したものが好ましい。
【0017】
成分(A)としては、メタクリル酸メチルをエチレングリコールジメタクリレートで架橋した化粧品表示名称「メタクリル酸メチルクロスポリマー」(INCI名称「Methyl Methacrylate Crosspolymer」)、メタクリル酸ステアリル及びスチレンをジビニルベンゼンで架橋した化粧品表示名称「(スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマー」(INCI名称「Styrene/Stearyl Methacrylate Crosspolymer」)等が挙げられる。成分(A)としては、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、「メタクリル酸メチルクロスポリマー」、「(スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマー」が好ましく、「(スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマー」がより好ましい。
「メタクリル酸メチルクロスポリマー」の市販品としては、MAKIBEADS 150、MAKIBEADS 250(以上、大東化成工業社製)等が挙げられ、「(スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマー」は、特開昭63−316715号公報記載の方法により製造することができる。
【0018】
成分(A)は1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、全組成中に0.1〜5.0質量%であり、1.0〜4.6質量%が好ましく、2.0〜4.2質量%がより好ましく、2.4〜3.8質量%がよりさらに好ましい。
【0019】
本発明で用いる成分(B)は、微粒子酸化亜鉛である。
成分(B)の微粒子酸化亜鉛の比表面積は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、10〜100m2/gであるのが好ましく、15〜95m2/gがより好ましい。
ここで、比表面積は、成分(A)と同様に測定されるものである。
【0020】
また、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、平均粒子径は、5〜50nmであるのが好ましく、10〜40nmがより好ましい。
平均粒子径は、透過電子顕微鏡写真から、粒子の長軸と短軸の相加平均として求められる値である。
【0021】
成分(B)の微粒子酸化亜鉛は、そのまま用いることができるほか、必要に応じて、疎水化処理したものを用いることもできる。
疎水化処理としては、シリコーン処理、フッ素処理、脂肪酸処理、N−アシルアミノ酸処理等が挙げられる。シリコーン処理としては、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、アルキルアルコキシシラン処理等が挙げられ、フッ素処理としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル処理、パーフルオロアルキルアルコキシシラン処理等が挙げられ、脂肪酸処理としては、ステアリン酸処理、ミリスチン酸処理等が挙げられ、N−アシルアミノ酸処理としては、ラウロイルリジン処理、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa処理、ステアロイルグルタミン酸2Na処理、ラウロイルアスパラギン酸Na処理等が挙げられる。
疎水化処理としては、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、シリコーン処理、フッ素処理が好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理、アルキルアルコキシシラン処理、パーフルオロアルキルアルコキシシラン処理がより好ましく、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処理がさらに好ましい。
疎水化処理は、通常の方法により行うことができる。
なお、成分(B)を疎水化処理した場合、成分(B)の含有量、体積平均粒子径、粒子の厚さは、疎水化処理した剤を含めての含有量、体積平均粒子径、粒子の厚さを意味する。
【0022】
成分(B)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、全組成中に0.1〜20質量%であり、0.5〜17質量%が好ましく、1〜15質量%がより好ましく、4〜11質量%がよりさらに好ましい。
【0023】
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、0.02〜5が好ましく、0.03〜3がより好ましく0.04〜0.9がさらに好ましい。
【0024】
成分(C)の揮発性油において、揮発性とは、35〜100℃の引火点を有するものである。
揮発性油としては、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、シリコーン油、炭化水素油、エーテル油等が挙げられる。
シリコーン油としては、鎖状ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサンが挙げられる。鎖状ジメチルポリシロキサンとしては、直鎖、分岐鎖のいずれでもよく、直鎖のものとしては、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)等が挙げられ、分岐鎖のもとしては、メチルトリメチコン、トリス(トリメチルシリル)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシリル)シラン等が挙げられる。環状ジメチルポリシロキサンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等が挙げられる。
炭化水素としては、イソドデカン、イソトリデカン、イソヘキサデカン、流動イソパラフィン等が挙げられ、エーテル油としては、エチルパーフルオロブチルエーテル等が挙げられる。
【0025】
これらのうち、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制する観点から、シリコーン油、炭化水素油から選ばれる1種または2種以上が好ましく、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカン、軽質イソパラフィンから選ばれる1種または2種以上がより好ましく、ジメチルポリシロキサン(2cs)、デカメチルシクロペンタシロキサンから選ばれる1種または2種以上がよりさらに好ましい。
成分(C)の揮発性油としては、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制する観点から、少なくともシリコーン油を含むのが好ましい。
【0026】
成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、全組成中に5〜60質量%であり、10〜50質量%が好ましく、15〜30質量%がより好ましい。
【0027】
本発明において、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、0.005〜2が好ましく、0.01〜1がより好ましく、0.03〜0.23がさらに好ましく、0.09〜0.18がよりさらに好ましい。
【0028】
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、塗布中の肌のきしみ感を抑制させる観点から、(D)25℃で液状の極性油を含有することが好ましい。ここで、液状とは流動性を有するもので、クリーム状やペースト状のものも含まれる。
25℃で液状の極性油としては、通常の化粧料に用いられるものであればいずれでも良く、エステル油、エーテル油、炭素数12〜24のアルコール及び炭素数12〜24の脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
【0029】
具体的には、エステル油としては、例えば、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、モノイソステアリン酸ジグリセリル等のモノエステル油;リンゴ酸ジイソステアリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル等のジエステル油;トリイソステアリン、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルのトリエステル油などが挙げられる。
【0030】
炭素数12〜24のアルコールとしては、例えば、オクチルト゛デカノール、オレイルアルコール等が挙げられる。
炭素数12〜24の脂肪酸としては、例えば、オレイン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸、イソミリスチン酸、リノレン酸、リノール酸、リシノール酸、オキシステアリン酸等が挙げられる。
【0031】
成分(D)としては、塗布中のきしみ感を抑制する観点から、モノエステル油、ジエステル油、トリエステル油から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、モノエステル油、ジエステル油から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、モノエステル油から選ばれる1種または2種以上がさらに好ましい。また、塗布中のきしみ感を抑制する観点から、少なくともパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルを含むのが好ましい。
【0032】
成分(D)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布中のきしみ感を抑制する観点から、全組成中に0.1〜15質量%が好ましく、0.4〜12質量%がより好ましく、1.0〜8.0質量%がさらに好ましく、1.5〜6.5質量%がよりさらに好ましい。
【0033】
本発明において、成分(D)に対する成分(A)の質量割合(A)/(D)は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、0.05〜5が好ましく、0.15〜3がより好ましく、0.40〜1.0がさらに好ましい。
【0034】
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、塗布中の肌のきしみ感を抑制させる観点から、(E)HLB8未満の非イオン性界面活性剤を含有することが好ましい。
成分(E)の非イオン性界面活性剤のHLBは、塗布中の肌のきしみ感を抑制させる観点から、1以上が好ましく、2以上がより好ましく、3以上がさらに好ましく、8未満が好ましく、7未満がより好ましく、6未満がさらに好ましい。
【0035】
ここで、HLB(親水性−親油性のバランス〈Hydrophilic−Lypophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの重量(g)を示す。
【0036】
このような非イオン性界面活性剤としては、通常の化粧料に用いられるもので、例えば、アルカノールアミド、アミンオキサイド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルサッカライド、α−モノアルキルグリセリルエーテル、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
【0037】
成分(E)のHLB8未満の非イオン性界面活性剤としては、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付きを抑制させる観点から、ポリエーテル変性シリコーンから選ばれる1種または2種以上が好ましい。ポリエーテル変性シリコーンは、市販品を用いることができ、例えば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体として、KF−6015(HLB4.5)、KF−6017(HLB4.5)、KF−6028(HLB4)(以上、信越化学工業社製)、SH3775M(HLB5)(東レ・ダウコーニング社製)等;アルキル変性された共重合体として、KF−6038(HLB3)(信越化学工業社製);ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体として、KF−6012(HLB7)(信越化学工業社製)等が挙げられる。
【0038】
成分(E)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付きを抑制させる観点から、全組成中に0.1〜8質量%が好ましく、0.2〜5質量%がより好ましく、0.3〜2質量%がさらに好ましい。
【0039】
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、(F)水溶性高分子を含有することが好ましい。
水溶性高分子としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、ゼラチン、コラーゲン等のタンパク質又はポリペプチド;ヒアルロン酸又はその塩、チューベロース多糖類、キサンタンガム、コンドロイチン硫酸又はその塩、デキストリン、ペクチン、ジェランガム、カラギーナン、プルラン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸又はその塩等の多糖類;アルキル変性されてもよいカルボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミド、アクリルアミドとアクリル酸との共重合体、少なくともアクリル酸塩又はアクリル酸ヒドロキシアルキルとアクリロイルジメチルタウリン塩とを共重合して得られる共重合体等のアクリル酸系高分子などが挙げられる。
これらのうち、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、多糖類、アクリル酸系高分子から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、多糖類から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、ヒアルロン酸又はその塩から選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましい。
【0040】
成分(F)は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、全組成中に0.0001〜0.1質量%が好ましく、0.0003〜0.05質量%がより好ましく、0.001〜0.03質量%がさらに好ましい。
【0041】
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、(G)水溶性の無機塩及び/又は炭素数6以下の有機塩を含有することが好ましい。
水溶性の無機塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属と、ハロゲン、硫酸、亜硫酸、燐酸、炭酸等との塩が挙げられ、具体的には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等の塩化物、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、ピロ亜硫酸ナトリウ等の亜硫酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等の炭酸塩などが挙げられる。
炭素数6以下の有機塩としては、酢酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸等のヒドロキシ酸、多価酸と、アルカリ金属等との塩などが挙げられ、具体的には、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
【0042】
成分(G)の水溶性の無機塩及び/又は炭素数6以下の有機塩としては、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、塩化物、硫酸塩、亜硫酸塩、クエン酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、塩化物、硫酸塩、クエン酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウムから選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、硫酸マグネシウムがよりさらに好ましい。
【0043】
成分(G)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布中の肌のきしみ感、ファンデーションを重ね塗りした際に、時間が経過した後のファンデーションのムラ付き、毛穴の目立ち、顔のほうれい線へ化粧料がたまることを抑制させる観点から、全組成中に0.05〜4質量%が好ましく、0.08〜2質量%がより好ましく、0.2〜1.5質量がさらに好ましい。
【0044】
本発明の油中水型乳化化粧料において、(H)水の含有量は、全組成中に5〜70質量%が好ましく、8〜65質量%がより好ましく、10〜60質量%がさらに好ましい。
【0045】
本発明の油中水型乳化化粧料は、さらに、肌をきれいなメイクアップ効果で仕上げる観点から、着色顔料を含有することが好ましく、酸化チタン、酸化鉄から選ばれる1種または2種以上を含有することがより好ましい。
着色顔料は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、肌をきれいなメイクアップ効果で仕上げる観点から、全組成中に0.001〜20質量%が好ましく、0.005〜15質量%がより好ましく、0.01〜10質量%がさらに好ましい。
【0046】
本発明の油中水型乳化化粧料は、前記成分のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、成分(A)、(B)及び着色顔料以外の粉体、成分(C)及び(D)以外の油剤、成分(E)以外の界面活性剤、皮膜形成剤、エタノール、多価アルコール、防腐剤、酸化防止剤、色素、成分(F)以外の増粘剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤などを含有することができる。
【0047】
本発明の油中水型乳化化粧料は、通常の方法により製造することができる。具体的には、25℃程度の所定の温度において、成分(C)を含む油相成分に、成分(A)及び(B)を含む粉体成分を添加して、分散する。その後、成分(H)を含む水相成分を添加し、撹拌することにより油中水型乳化化粧料を得る。
本発明の油中水型乳化化粧料は、液状、乳液状、ペースト状、クリーム状、ジェル状等の剤型にすることができ、乳液状、クリーム状が好ましい。
【0048】
また、本発明の油中水型乳化化粧料は、化粧下地、ファンデーション、コンシーラー;ほお紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメイクアップ化粧料;日やけ止め乳液、日焼け止めクリーム等の紫外線防御化粧料などとして適用することができる。なかでも、化粧下地、リキッドファンデーション、コンシーラー、日やけ止め乳液、日焼け止めクリームがより好ましく、化粧下地、リキッドファンデーションがさらに好ましい。
本発明の油中水型乳化化粧料は、単品のみの使用においても、リキッドファンデーションやパウダーファンデーション・白粉等の粉体化粧料の重ね付けにおいても使用することができる。
本発明の油中水型乳化化粧料は、皮膚、中でも頭髪を除く皮膚、好ましくは顔、身体、手足等のいずれかに塗布することにより、使用することができる。
【実施例】
【0049】
製造例1((A)球状有機粉体の製造)
ビーカーに、水500g、ポリビニルアルコール1.5gを添加し、20℃の条件で撹拌混合し、ポリビニルアルコール水溶液を得た。その後、メタクリル酸ステアリル25g、スチレン40g、ジビニルベンゼン35g、n−へプタン150g、過酸化ラウロイル3gを混合撹拌した溶液を、前記ポリビニルアルコール水溶液に添加し、ホモミキサーで撹拌し、乳化液を得た。調製した乳化液を、攪拌機、還流管,窒素導入管を備えた、2Lのセパラブルフラスコに添加し、攪拌しながら、70℃に昇温し、10時間窒素雰囲気下で重合を行った。重合終了後、エバポレーターでn−へプタンを留去し、濾別後、水で洗浄し、乾燥した。得られた固形物をミルにより解砕し、体積平均粒子径8μmの多孔性ビニル系ポリマー((スチレン/メタクリル酸ステアリル)クロスポリマー)を得た。
【0050】
以下、本発明において、粉体のスクワランの吸油量、吸水量及び比表面積の測定は、以下の方法に従って行うものである。また、実施例で用いた粉体の測定結果を、表1に示した。
【0051】
(1)粉体のスクワランの吸油量の測定方法:
JIS K5101−13−2:2004に規定される顔料の吸油量測定法を参考にして測定した。まず、粉体1gをガラス板上に取り、ピペットを用いてスクワランを少量ずつ滴下し、その都度、パレットナイフを用いて、粉体とスクワランを練り込んだ。粉体とスクワランが固いペースト状に変化したら、スクワランを1滴ごとに練り合わせ、スクワランの最後の1滴の滴下により、ペーストが急激に軟らかくなり、流動を始める点を吸油量の終点とした。終点に達した時のスクワラン量(g)を粉体1gあたりの吸油量とした。JIS法では油として煮あまに油を用いるが、本法では皮脂との類似性からスクワランを用いた。
なお、終点は、スクワランの最後の1滴の滴下によりペーストが急激に軟らかくなり、パレットナイフに前記ペーストを半分以上載せ、パレットナイフの平らな面を地面に対し90°傾け、10秒以内にペーストが落ちた場合とした(10秒以内に落ちない場合は、ペースト状の終点とはしなかった)。
また、粉体にスクワランを滴下し、パレットナイフでスクワランを粉体へ押しつける作業を2回行い、明らかにスクワランと粉体が混じらない場合は、吸油量を0g/gとした。
【0052】
(2)粉体の吸水量の測定方法:
スクワランの吸油量測定方法において、スクワランを水に変えて同様の方法で行った。
【0053】
(3)粉体の比表面積の測定方法:
粉体の比表面積は、80℃で15時間減圧乾燥させたサンプルについて、測定サンプル約0.1gを測定セルに小数点以下4桁まで精量し、比表面積の測定直前に120℃の雰囲気下で10分間乾燥した後、比表面積測定装置(1点式BET比表面積測定装置 フローソーブIII 2305、島津製作所製)を用いて窒素吸着法(BET法)により測定した。
【0054】
【表1】
【0055】
実施例1〜13及び比較例1〜4
表2に示す組成の油中水型乳化化粧料を製造し、塗布中の肌のきしみ感、並びに、重ね塗りしたパウダーファンデーションの5時間経過後の、ムラ付きのなさ、毛穴の目立ちにくさ及びほうれい線への化粧料のたまり具合を評価した。結果を表2に併せて示す。
【0056】
(製法)
25℃で、成分(C)、(D)、(E)を含む油相成分に、成分(A)及び(B)を含む粉体成分を添加して、分散した。その後、成分(F)、(G)及び(H)を含む水相成分を添加し、ホモミキサーで撹拌することにより、油中水型乳化化粧料を得た。
【0057】
(評価方法)
(1)塗布中の肌のきしみ感:
専門評価者5人が油中水型化粧料を肌に塗布したとき、塗布中のきしみ感について、以下の5段階で評価した。なお、表中の評価結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
5;きしみ感が全くない。
4;きしみ感がほとんどない。
3;きしみ感が少しある。
2;きしみ感がある。
1;きしみ感がかなりある。
【0058】
(2)重ね塗りしたパウダーファンデーションの5時間経過後の、ムラ付きのなさ、毛穴の目立ちにくさ、ほうれい線への化粧料のたまり具合:
専門評価者5名が各油中水型化粧料を肌に塗布した後、さらにパウダーファンデーション(ソフィーナ プリマ ヴィスタ きれいな素肌質感 パウダーファンデーション、花王社製)を重ねて塗布し、5時間経過後の色の変化、毛穴の目立ちにくさ及びほうれい線への化粧料のたまり具合について、以下の5段階で評価した。なお、表中の評価結果は、専門評価者5人の合計点で示した。
【0059】
(2−1)重ね塗りしたパウダーファンデーションの5時間経過後のムラ付きのなさ:
5;ムラ付きが全くない。
4;ムラ付きがほとんどない。
3;ムラ付きが少しある。
2;ムラ付きがある。
1;ムラ付きがかなりある。
【0060】
(2−2)重ね塗りしたパウダーファンデーションの5時間経過後の毛穴の目立ちにくさ:
5;毛穴目立ちが全くない。
4;毛穴目立ちがほとんどない。
3;毛穴目立ちが少しある。
2;毛穴目立ちがある。
1;毛穴目立ちがかなりある。
【0061】
(2−3)重ね塗りしたパウダーファンデーションの5時間経過後のほうれい線への化粧料のたまり具合:
5;化粧料のたまりが全く目立たない。
4;化粧料のたまりがほとんど目立たない。
3;化粧料のたまりが少し目立つ。
2;化粧料のたまりが目立つ。
1;化粧料のたまりがかなり目立つ。
【0062】
【表2】
【0063】
*1:球状有機粉体:製造例1(体積平均粒子径8μm)、
*2:メタクリル酸メチルクロスポリマー:大東化成工業社製、MAKIBEADS 150(体積平均粒子径8μm)、
*3:メタクリル酸メチルクロスポリマー:大東化成工業社製、MAKIBEADS 250(体積平均粒子径8μm)、
*4:(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー:信越化学工業社製、KSP−100(体積平均粒子径5μm)、
*5:メタクリル酸メチルクロスポリマー:松本油脂製薬社製、マツモトマイクロスフェアー M−305(体積平均粒子径13μm)、
*6:シリコーン6質量%処理微粒子酸化亜鉛:堺化学工業社製、FINEX−50に6質量%メチルハイドロジェンポリシロキサン処理したもの(比表面積50m2/g、平均粒子径20nm)、
*7:ジメチルポリシロキサン:信越化学工業社製、シリコーン KF−96L−2CS、
*8:ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体:ダウコーニング社製、シリコーン SH 3775 M(HLB 5)、
*9:シリコーン2質量%処理合成金雲母:トピー工業社製、PDM−10Lに2質量%メチルハイドロジェンポリシロキサン処理したもの(体積平均粒子径12μm、アスペクト比60)、
*10:フッ素変性シリコーン樹脂(50質量%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液):モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製、シリコーン XS66−B8226、
*11:フッ素変性シリコーン:特開2016−222599号公報、合成例1記載の化合物、
*12:ポリ(N−プロピオニルポリエチレンイミン)変性シリコーン:特開2016−222599号公報、合成例3記載の化合物
*13:シリコーン2質量%処理酸化チタン:酸化チタンに2質量%メチルハイドロジェンポリシロキサン処理したもの、
*14:シリコーン2質量%処理赤酸化鉄:赤酸化鉄に2質量%メチルハイドロジェンポリシロキサン処理したもの、
*15:シリコーン2質量%処理黄酸化鉄:黄酸化鉄に2質量%メチルハイドロジェンポリシロキサン処理したもの