特許第6986043号(P6986043)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6986043単一リール巻取装置及び単一リール巻取装置で満杯のリールを交換する方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986043
(24)【登録日】2021年11月30日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】単一リール巻取装置及び単一リール巻取装置で満杯のリールを交換する方法
(51)【国際特許分類】
   B65H 67/04 20060101AFI20211213BHJP
   B65H 54/71 20060101ALI20211213BHJP
【FI】
   B65H67/04 B
   B65H54/71 B
【請求項の数】11
【外国語出願】
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2019-84965(P2019-84965)
(22)【出願日】2019年4月26日
(65)【公開番号】特開2019-202888(P2019-202888A)
(43)【公開日】2019年11月28日
【審査請求日】2019年9月6日
(31)【優先権主張番号】20185426
(32)【優先日】2018年5月8日
(33)【優先権主張国】FI
(73)【特許権者】
【識別番号】519155398
【氏名又は名称】ローゼンダール ネクストロム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100217939
【弁理士】
【氏名又は名称】宇佐美 嘉人
(72)【発明者】
【氏名】マッティ インニラ
(72)【発明者】
【氏名】ユッカ モンッコネン
(72)【発明者】
【氏名】トウコ リーコネン
【審査官】 沖 大樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第05322228(US,A)
【文献】 特開平11−255433(JP,A)
【文献】 特開平11−255430(JP,A)
【文献】 国際公開第2015/045646(WO,A1)
【文献】 特開2015−063365(JP,A)
【文献】 特開平05−310370(JP,A)
【文献】 特開平05−170476(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 31/00−31/40
B65H 54/56−54/88
B65H 65/00
B65H 67/00−67/08
B65H 69/00−73/00
B65H 77/00−79/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバー(2)を巻き取るための第1リール(3)に、前記光ファイバー(2)を分配するための分配ホイール(1)と、
前記第1リール(3)を前記第1リール(3)の中心軸(3−1)を中心に回転させ、前記光ファイバー(2)を前記第1リール(3)に巻き付けるために、異なる位置の間で前記第1リール(3)を前記中心軸(3−1)に沿って移動させるための、及び前記第1リール(3)が満杯であるとき、前記第1リール(3)を交換領域(6)へ移動させるための、案内軌道上に移動可能に配置された巻取機(4)と、
前記第1リール(3)が前記交換領域(6)にあるとき、前記光ファイバー(2)を前記第1リール(3)に取り付けるための取付装置(5)と、
前記第1リール(3)が満杯であるとき、前記光ファイバー(2)を切断するためのカッター(7)と、
前記分配ホイール(1)によって提供された、前記光ファイバー(2)をつかむための、且つ、前記光ファイバー(2)の取り付け及び切断中、及び、満杯の前記第1リールが前記交換領域(6)から取り外され、空の第2リールが前記光ファイバー(2)の巻き取りを継続するために前記交換領域(6)に提供される間、前記光ファイバー(2)を静止させておくためのグリッパー(8)と、を含む、単一リール巻取装置において、
前記巻取機(4)は、前記グリッパー(8)が前記分配ホイール(1)と前記分配ホイール(1)に最も近い第1リール(3)のフランジの間の位置で、前記光ファイバー(2)をつかむことができるように、前記第1リール(3)が満杯であるとき、前記第1リール(3)を前記分配ホイール(1)から遠ざけるように配置され、
前記第1リール(3)の取り出し後、前記分配ホイール(1)に最も近くに位置される第2リール(9)のフランジは、前記取付装置(5)が前記光ファイバー(2)を前記フランジに取り付けることができるように、前記光ファイバー(2)が前記第2リール(9)のフランジをはみ出す位置に、前記空の第2リールを移動させることを特徴とする、単一リール巻取装置。
【請求項2】
前記グリッパー(8)は前記光ファイバーをつかむために、開閉するように配置された可動顎を含む、請求項1による単一リール巻取装置。
【請求項3】
前記グリッパー(8)は、前記グリッパー(8)を前記光ファイバー(2)に近づけ、そして、前記光ファイバー(2)から遠ざけるためのアクチュエータ(8−1)を含むことを特徴とする、請求項1による単一リール巻取装置。
【請求項4】
前記取付装置(5)は、ばね付勢フレーム(14)と、テープ片を受け取るためのコレクター(15)と、前記取付装置(5)を移動させ、前記光ファイバー(2)をリールに取り付けるために、前記テープ片を有するコレクター(15)を、前記光ファイバー(2)と前記リールに押し付けるためのアクチュエータ(5−1)と、を含むことを特徴とする、請求項1による単一リール巻取装置。
【請求項5】
前記単一リール巻取装置は、テープ片を切断し、且つ供給するように構成されたテープ供給所(16)を含むことを特徴とする、請求項1による単一リール巻取装置。
【請求項6】
前記コレクター(15)は、テープ供給所(16)から前記テープ片を受け取るための、吸引パッドを含むことを特徴とする、請求項による単一リール巻取装置。
【請求項7】
前記取付装置(5)は、前記光ファイバー(2)をテープ片でリールに取り付けるために、テープ供給所(16)から、前記テープ片を受け取るよう構成されることを特徴とする、請求項1による単一リール巻取装置。
【請求項8】
前記カッター(7)は、前記取付装置(5)のコレクター(15)が前記光ファイバー(2)とリールに押し付けられたとき、単一動作で、前記光ファイバー(2)を前記リールに取り付け、そして、前記光ファイバー(2)を切断するために、前記取付装置(5)のばね付勢フレーム(14)と並んで配置された、刃物であることを特徴とする、請求項1による単一リール巻取装置。
【請求項9】
アクチュエータは、前記取付装置(5)の前記コレクター(15)が前記光ファイバー(2)と前記空の第2リール(9)に押し付けられたとき、前記取付装置(5)の前記ばね付勢フレーム(14)の圧縮を制限するように構成される、請求項8による単一リール巻取装置。
【請求項10】
光ファイバー(2)を第1リール(3)に分配するための分配ホイール(1)を含む、単一リール巻取装置で満杯の前記第1リール(3)を交換するための方法であって、
前記光ファイバー(2)が前記第1リール(3)のフランジからはみ出すまで、前記第1リール(3)が満杯であるときに、前記第1リール(3)を前記分配ホイール(1)から遠ざけ、
前記分配ホイール(1)と前記第1リール(3)の前記フランジの間の位置で、前記光ファイバー(2)をグリッパー(8)でつかみ、
前記光ファイバー(2)を前記第1リール(3)のフランジに取り付け、
前記光ファイバー(2)をグリッパー(8)と前記フランジの間の位置で切断し、
前記第1リール(3)を取り外し、
空の第2リールを前記光ファイバー(2)が前記第2リール(9)のフランジをはみ出す位置に移動させ、
前記光ファイバー(2)を前記第2リール(9)の前記フランジに取り付け、
前記光ファイバーを前記グリッパー(8)から解放し、
前記第2リール(9)への前記光ファイバー(2)の巻き取りを開始する工程からなる、方法。
【請求項11】
請求項10による、単一リール巻取装置で満杯の第1リール(3)を交換する方法であって、
前記光ファイバー(2)は、テープ片を使用することによって、前記第1リール(3)の前記フランジに取り付けられる工程を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、単一リール巻取装置と、光ファイバーを第1リールに分配するための分配ホイールを含む、単一リール巻取装置で満杯の第1リールを交換する方法と、に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光ファイバーの巻き取りを開始するために、光ファイバーを満杯のリールに取り付け、光ファイバーを満杯のリールから切断し、光ファイバーを空のリールに取り付けるには、手動労力が必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述の取り扱いと関連した不利益の1つは、手作業でリールを交換することは、手間がかかるということがある。このように、単一リール巻取装置と、単一リール巻取装置で満杯のリールを交換する方法を提供することが本発明の目的であり、上述の問題点の少なくともいくつかを克服する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的は、独立請求項1と10に述べる内容によって特徴づけられる装置及び方法によって達成される。本発明の好ましい実施形態は従属請求項に開示される。
【0005】
以下に、単一リール巻取装置及びそのような巻取装置で満杯のリールを交換する方法の実施形態を図示する添付の図面を参照して、本発明をより詳細に記述する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】単一リール巻取装置の全体図である。
図2】巻取装置の例を示す図である。
図3a図3a及び3bはそれぞれ、取付装置及びグリッパーの例を示す図である。
図3b図3a及び3bはそれぞれ、取付装置及びグリッパーの例を示す図である。
図4】単一リール巻取装置で満杯の第1リールを交換するための方法のブロックダイアグラムである。
図5a】光ファイバーの取り付けと切断を図示した正面図である。
図5b】光ファイバーの取り付けと切断を図示した正面図である。
図6a】単一リール巻取装置から、満杯リールの取り出しを図示する側面図である。
図6b】単一リール巻取装置から、満杯リールの取り出しを図示する側面図である。
図7a】単一リール巻取装置への、空の第2リールの挿入を図示する側面図である。
図7b】単一リール巻取装置への、空の第2リールの挿入を図示する側面図である。
図8a】空のリールへの光ファイバーの取り付けを図示する正面図である。
図8b】空のリールへの光ファイバーの取り付けを図示する正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、単一リール巻取り装置の全体図であり、該装置は、光ファイバー2を巻き取るための、第1リール3に光ファイバー2を分配するための分配ホイール1と、巻取機4と、を含む。さらに、単一リール巻取装置は、第1リール3が交換領域6にあるときに、光ファイバー2を第1リール3に取り付けるための取付装置5と、第2リールが満杯であるときに、光ファイバー2を切断するためのカッター7と、分配ホイール1によって提供され、光ファイバー2をつかんで、光ファイバー2の取り付け及び切断の間、光ファイバー2を静止させておくためのグリッパー8と、を含む。グリッパー8は、さらに、満杯の第1リール3が交換領域6から取り出され、及び、空の第2リール9が光ファイバー2の巻き取りを継続するために、交換領域6に提供される間、光ファイバーを静止させておく。
【0008】
図2は巻取機4の例を示す図である。巻取機4は、第1の回転可能なピン10と、第2の回転可能なピン11と、を含み、ピン10、11は光ファイバー2を第1リール3に巻き取るために、第1リール3に取り付くように配置される。巻取機4は、第1リール3を、第1リール3の中心軸3−1を中心に回転させ、光ファイバー2を第1リール3に巻き付けるために、異なる位置の間で第1リール3をその中心軸3−1に沿って移動させ、第1リール3が満杯のときに、第1リール3を交換領域6へ移動させるために、案内軌道12上に移動可能に配置される。
【0009】
図3a及び3bはそれぞれ、取付装置5とグリッパー8の例を示す図である。図3aは、取付装置5の例を示す図である。取付装置5は、ばね付勢フレーム14と、テープ片を受け取るためのコレクター15と、を含む。ばね付勢フレーム14は、例えば、フレームの中のばねによってお互いに押し離される、2つの同軸配置の部品、即ち、一般的には管状の部品を有する、伸縮設計で実施されるのがよい。取付装置5は、光ファイバー2をテープ片でリールに取り付けるために、例えば、テープ供給所からテープ片を受け取るように構成されるのがよい。取付装置5は、さらに、カッター7を含むのがよい。1つの実施形態では、カッター7は、取付装置5のばね付勢フレーム14に並んで配置された刃物であるのがよい。
【0010】
図3bは、グリッパー8が光ファイバー2をつかむために開閉するよう配置された、可動顎13を含むことを示す。さらに、グリッパー8は、該グリッパー8をリールに近づけたり、リールから遠ざけたりするためのアクチュエータを含むのがよい。
【0011】
図4は、光ファイバー2を第1リール3に分配するための分配ホイール1を含む、単一リール巻取装置にある満杯の第1リール3を交換するための方法のブロックダイアグラムを示す。前記方法は、(A)光ファイバー2が第1リール3のフランジからはみ出すまで、第1リール3が満杯であるときに、第1リール3を分配ホイール1から遠ざけるように移動し、(B)分配ホイール1と第1リール3のフランジの間の位置で、光ファイバー2をつかみ、(C)光ファイバー2を第1リール3に取り付け、(D)光ファイバー2をグリッパー8と前記フランジの間の位置で切断し、(E)第1リール3を取り外し、(F)空の第2リールを光ファイバー2が第2リール9のフランジをはみ出す位置に移動し、(G)光ファイバー2を第2リール9のフランジに取り付け、(H)グリッパー8から光ファイバーを解放し、(I)第2リール9への光ファイバー2の巻き取りを開始すること、を含む。
【0012】
図5乃至8は、さらに、図4に記載された方法を表す。図5a及び5bは、光ファイバー2の取り付け及び切断を図示する正面図である。図5aにおいて、巻取機4は、グリッパー8が、分配ホイール1と、分配ホイール1に最も近い第1リール3のフランジとの間の位置で、光ファイバー2をつかむことができるように、第1リール3が満杯のときに、第1リール3を分配ホイール1から遠ざけるように配置される。言い換えれば、第1リール3が満杯であり、交換領域6に移動されたとき、第1リール3のフランジと分配ホール1の間に配置されたグリッパー8は、光ファイバーの方に移動し、光ファイバーを静止させておくため、可動顎を閉じることにより光ファイバーをつかむ。グリッパー8で、光ファイバーを静止させておくことは、リール交換の間、光ファイバーが外れず、光ファイバーを取り付けるために正確に配置することができるため、有利である。
【0013】
グリッパー8が光ファイバー2をつかんだ後、取付装置5は、テープ供給所16からテープ片をコレクター15で受け取る。単一動作で、光ファイバー2をリールに取り付け、且つ光ファイバー2を切断するために、次いで、取付装置5のコレクター15を、光ファイバー2と、第1リール3の大きい第1フランジ17に、押し付ける。言い換えれば、取付装置5は、取付装置5の(例えば)伸縮自在のばね付勢フレーム14が、カッター7をコレクタ―15を通り越させて、光ファイバー2を切断するほど十分に圧縮するような力で、テープ片を有するコレクター15を、光ファイバー2と第1リール3の大きいフランジ17に押し付ける。取付装置5は、取付装置5を移動させるための、及び、コレクター15を光ファイバー2とリールに押し付けるためのアクチュエータ5−1を含むのがよい。グリッパー8もまた、グリッパー8を光ファイバー2の方に近づけ、光ファイバー2から遠ざけたりするためのアクチュエータ8−1を含むのがよい。前記アクチュエータ5−1、8−1は、例えば、図5a及び5bに表されているように、軌道25上に移動可能に配置される空気圧シリンダーであるのがよい。
【0014】
光ファイバー2が満杯の第1リール3に取り付けられ、そして切断されたとき、光ファイバー2の自由端を依然として保持しているグリッパー8は、満杯の第1リール3を次工程に移動させるため、満杯の第1リール3を交換領域6から遠ざけるように、満杯の第1リール3から遠ざかる。満杯の第1リール3を次工程に移動させる1つの可能な方法を、図6a及び図6bに図示する。
【0015】
図6a及び6bは、単一リール巻取装置からの満杯の第1リール3の取り出しを図示する側面図である。図6aでは、取り出し端19を有する第1伸張アーム18は、取り出し端19が満杯の第1リール3の下に配置されるように、生産ライン20の下流側から満杯の第1リール3に向かって、伸びる。次いで、巻取機4(図6a及び6bには図示せず)は、2個の回転可能なピン10、11を互いに遠ざけることにより、満杯の第1リール3から巻取器4自体を取り外し、かくして、満杯の第1リール3を第1伸張アーム18の取り出し端19上に解放し、次いで、第1伸張アーム18は、生産ライン20の下流側に、満杯の第1リール3と共に後退する。図6bに図示するように、第1伸張アーム18が生産ラインに後退するとき、満杯の第1リール3を生産ラインに移動させるため、伸張アーム18の下側に配置されたローラーもしくはホイールとの接触により、取り出し端19は生産ライン20の下流側に向かって傾く。
【0016】
図7a及び7bは、空の第2リール9の単一リール巻取り装置への挿入を図示する側面図である。巻取機4(図7a及び7bには図示せず)は、満杯の第1リール3の取り出し後、取付装置5が光ファイバー2を空の第2リール9のフランジに取り付けることができるように、空の第2リール9を、分配ホイール1に最も近く配置される、空の第2リールのフランジが分配ホイール1とグリッパー8の間に配置される位置に、移動させるように配置される。言い換えれば、満杯の第1リール3の取り出し後、図7bに示すように、巻取機4は交換領域6に戻され、空の第2リール9は、プロセスラインの上流側で、巻き取るための適切な位置に回転される。空の第2リール9は、第2リール9のフランジの少なくとも1つの穴が、巻取機の対応するピン10あるいは11に係合するような正確な位置を得るために、例えば、第2伸張アーム23に配置されたローラー22を使用して回転される。次いで、図7bに示すように、伸張した端に空の第2リール9を有する第2伸張アーム23は、生産ライン21の上流側から交換領域6に向かって伸張する。
【0017】
図8a及び8bは、光ファイバー2の空のリール9への取付を図示する正面図である。図8aに示すように、いったん空の第2リール9が交換領域6に入ったら、巻取機4の2つのピン10、11は、空の第2リール9に取り付くために、互いに向かって移動する。次いで、光ファイバー2の自由端を依然として保持しているグリッパー8は、図8bに示すように、光ファイバー2の自由端を第2リール9の小さい第2フランジ24に配置するため、空の第2リール9の小さい第2フランジ24に向かって下げられる。次いで、取付装置5はテープ供給所16からコレクター15でテープ片を受け取り、空の第2リール9に戻り、光ファイバー2を小さい第2フランジ24に取り付けるために、コレクター15をテープ片と共に、光ファイバーと空の第2フランジ24に押し付ける。
【0018】
コレクター15は、好ましくは、カッター7がコレクター15を通り越して光ファイバー2を切断する程度まで、ばね付勢フレーム14を圧縮しないような力で、光ファイバー2と小さい第2フランジ24に押し付けられる。実施例では、アクチュエータは、光ファイバー2を空の第2リール9に取り付けるために、取付装置5のコレクター15が光ファイバー2と空の第2リール9に押し付けられるとき、取付装置5のばね付勢フレーム14の圧縮を制限するように構成されるのがよい。前記実施例では、アクチュエータは、空気圧シリンダーであり、取付装置5のばね付勢フレーム14の最大ばね力より小さい圧力が、空気圧シリンダーに提供されるのがよい。これにより、ばね付勢フレーム14が完全に圧縮されず、カッター7がコレクターを通り越さず、光ファイバー2を切断しないので、光ファイバーを空の第2リール9に取り付けることができる。
【0019】
光ファイバー2が空の第2リール9に取り付けられた後、グリッパー8は、ファイバーを解放し、空の第2リール9から遠ざかる。次いで、光ファイバー2は、まず、所定巻き数、小さい第2フランジ24に巻かれ、その後、リールは横に移動され、リールの二つの大きいフランジ17の間の面に光ファイバー2を移動させて、光ファイバー2をリールの面に巻き続ける。リールの大きい第1フランジ17は、光ファイバー2を前記フランジを通り越せるための、開口部を含むのがよい。
【0020】
図5a、5b、8a、8bにおいて、カッター7を含む取付装置5は、取付装置とカッターの両方の移動を制御するためのたった1つのアクチュエータ5−1を含む。もう1つの可能性は、前記取付装置と前記カッターの移動を別々に制御するために、取付装置5用の1つのアクチュエータ及び、カッター7用のもう1つのアクチュエータを備えることである。
【0021】
技術の進歩に伴い、本発明の概念を様々な方法で実施し得ることは、当業者にとって明白であろう。本発明とその実施形態は、上述の実施例に限定されず、特許請求の範囲内において変更してもよい。
【符号の説明】
【0022】
2 光ファイバー
5 取付装置
5−1 アクチュエータ
6 交換領域
7 カッター
8 グリッパー
8−1 アクチュエータ
13 可動顎
14 ばね付勢フレーム
15 コレクター
16 テープ供給所
図1
図2
図3a
図3b
図4
図5a
図5b
図6a
図6b
図7a
図7b
図8a
図8b