【実施例】
【0071】
本開示の化合物は、本明細書に開示された方法、ならびに、同方法に対して、本明細書の開示及び当該技術分野で周知の方法から自明である所定の改変を加えてなる方法を用いて調製することができる。本明細書の教示に加えて、従来の、及び、周知の合成方法を使用し得る。本明細書に記載の化合物の合成は、以下の例に記載したようにして達成され得る。試薬は、入手可能であれば、例えば、Sigma Aldrichまたは他の化学物質製造業者から市販品を購入し得る。特に断りのない限り、以下の反応のための出発物質は、商業的供給源から入手し得る。
【0072】
本発明に関連する実施例を以下に記載する。たいていの場合、代替技術を使用することができる。実施例は例示目的のものでしかなく、本発明の範囲の限定を意図するものではない。
例1.[5−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イルメチル)−ピリジン−2−イル]−(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルメチル)−アミンの合成:
ステップ1:AからIlIaへの変換
反応器に、化合物A(1000gm、1.0当量)、化合物B(497gm、1.05当量)、硫酸水素テトラブチルアンモニウム(31.6gm、0.03当量)、及び、イソプロパノール(12リットル、11.8体積)を充填した。反応混合物を、少なくとも約1時間撹拌して、ほぼ透明な黄色の溶液を得た。次いで、カリウム−tert−ペントキシド(73ml、0.04当量)を、30秒かけて、添加した。反応混合物を、約15〜25℃で、約20〜24時間撹拌した。反応を、HPLCでモニターした。化合物IIIaの含有量が80%を超えたときに、反応は完了したとみなした。反応混合物を、約0〜10℃にまで冷却し、次いで、少なくとも約2時間撹拌した。沈殿物を濾過し、0℃に冷却した3リットルのイソプロパノールで洗浄し、乾燥して、化合物IIIaを白色固体として得た(1.34kg、収率91.2%、HPLCによる純度97.7%)。
1H NMR(DMSO−d6):δ(ppm)11.8(s、NH)、8.50−8.51(d、1H)、8.17(d、1H)、7.85−7.88(dd、1H)、7.82(d、1H)、7.41(S、1H)、7.29−7.31(d、1H)、6.04(s、2H)、及び、1.35(s、18H)。
【0073】
あるいは、カリウムtert−ペントキシドを、トルエンの25%溶液として、この反応で使用することもできる。
ステップ2:IIIaからIVへの変換
反応器に、化合物IIIa(1.1kg、1当量)及びアセトニトリル(8.8リットル、12.4体積)を入れ、そして、反応混合物を撹拌した。次いで、トリエチルシラン(1.35kg、5当量)を、約15〜30℃で、少なくとも約10分かけて添加した。次いで、トリフルオロ酢酸(2.38kg、9当量)を、反応器に、約15〜30℃で、少なくとも約30分かけて加えた。反応混合物を、約55〜65℃で、少なくとも約4時間加熱した。次いで、約55〜65℃で、約20〜48時間撹拌した。反応を、HPLCでモニターした。化合物IIIaの含有量が約1%未満である場合に、反応は完了したとみなした。反応混合物を、約45〜55℃にまで冷却し、次いで、a)真空下で3.3Lに濃縮し、b)水(8.25リットル)を充填した。ステップa)及びb)を、4回反復した。次いで、反応混合物を、約45〜60℃で加熱し、そして、約1〜3時間撹拌した。その後、少なくとも約2時間かけて、約0〜10℃にまで冷却し、そして、約0〜10℃で、約2〜4時間撹拌した。沈殿物を濾過し、2.2Lの水で洗浄し、次いで、ヘプタン(1.1リットル)で洗浄し、及び、乾燥させて、灰色がかった白色の固体(673.3gm、収率77.9%、HPLCによる純度99.7%)として、化合物IVのTFA塩を得た。
1H NMR(DMSO−d 6):δ(ppm)11.78(s、COOH)、8.18(d、1H)、8.08−8.09(広域二重項、2H)、7.93−7.94(d、1H)、7.81−7.84(dd、1H)、7.47−7.48(d、1H)、6.90−6.93(d、1H)、3.92(s、2H)。
ステップ3:IVからIへの変換
【0074】
反応器に、化合物IV(663.3gm、1当量)、化合物V(623.2gm、2.0当量)、及び、アセトニトリル(13.3リットル)を充填した。反応混合物を、室温で、約5〜10分間撹拌した。次に、トリエチルシラン(1531.6gm、7.4当量)を、反応器に、少なくとも約10分かけて、約30℃以下で添加した。トリフルオロ酢酸(1542.5gm、7.6当量)を、反応器に、少なくとも約10分かけて、約30℃以下で添加した。反応混合物を、約15〜30℃で、少なくとも約30分間撹拌した。次に、少なくとも約1時間にわたって、約70〜82℃に加熱し、次いで、約70〜82℃で、約20〜48時間撹拌した。反応を、HPLCでモニターした。化合物IVの含有量が約1%未満である場合に、反応は完了したとみなした。
【0075】
反応混合物を室温にまで冷却し、アセトニトリル層を分離し、そして、濃縮した。次に、水(7.96リットル)を入れ、そして、反応混合物を、真空下で、6.64リットルにまで濃縮して、三相混合物を得た。次に、15〜25℃にまで冷却をして、酢酸エチル(10.6リットル)を入れ、そして、撹拌して二相混合物を得た。0〜10℃にまで冷却し、激しく撹拌しながら約8〜9のpHに達するまで25%水酸化ナトリウム水溶液を入れ、約65〜75℃にまで加熱し、そして、約65〜75°で、約30分間撹拌した。有機層を分離し、そして、水(3.98リットル)を入れ、及び、反応混合物を約65〜75℃にまで加熱した。有機層を分離し、そして、真空下で、約5.3〜5.9リットルに濃縮し、ヘプタン(11.9リットル)を加え、及び、スラリーを約55〜65℃にまで加熱し、そして、約2時間撹拌した。反応混合物を、少なくとも約2時間にわたって約15〜30℃にまで冷却し、次いで、約15〜30℃で、少なくとも約1時間撹拌した。沈殿物を濾過し、ヘプタン(1.99リットル)で洗浄し、そして、乾燥させた。濾過ケーキを、酢酸エチル(5.31リットル、8体積)及びヘプタン(2.65リットル、4体積)と共に反応器に入れ、少なくとも約2時間かけて、約15〜30℃にまで冷却し、次いで、約15〜30℃で、少なくとも約1時間撹拌した。沈殿物を濾過し、ヘプタンで洗浄し、そして、乾燥させて、化合物Iを淡黄色固体として得た(648.4gm、収率89.4%、HPLCによる純度99.4%)。
ステップ4:IのIIへの変換
【0076】
反応器に、化合物I(10gm、1当量)を入れ、エタノール110mlを加え、そして、反応混合物を撹拌した。約30℃以下の温度を維持しながら、濃塩酸(4.7gm、2当量)を反応混合物にゆっくりと添加して、透明な溶液を得た。次いで、これを濾過し、メタノール(10ml)で洗浄した。再び濾過し、約28〜32℃で、精製水(3ml)を加えた。混合物を、約28〜32℃で、1〜3時間撹拌し、及び、濾過し、約25〜32℃で、そこに精製水(177ml)を加えた。反応混合物を、約0〜7℃で冷却し、及び、少なくとも約2時間撹拌した。任意で、化合物IIの種結晶を、このステップで添加することができる。固体を濾過し、メタノール(6ml)とMTBE(24ml)の冷却(0〜5℃)混合物、次いで、冷却(0〜5℃)MTBE(30ml)ですすいだ。生成物を乾燥して、化合物IIを得た(収率90%)。
【0077】
化合物IIの結晶形Cへの結晶化は、(A)0.5%v/v湿潤メチルtert−ブチルエーテル(MTBE);(B)1.0%v/v湿潤MTBE;及び(C)1.5%v/v湿潤MTBEを用いて、下記のようにして実施した。下記の結晶化手順(A)、(B)または(C)のいずれかによって作製された結晶形Cは、Cu−Ka線を利用する回折計で決定された、7.1、16.5、20.8、23.2、及び、28.1°2θのピーク(±0.2°)を含む粉末X線回折ディフラクトグラム(XRPD)によって特徴づけた。これらのピークは、本明細書の一部を構成するものとしてその全内容を援用する、2015年5月6日に出願された米国特許出願第62/157,902号(±0.2°)に記載された結晶形CのXRPDピークと一致している。
手順(A):0.5%v/v湿潤MTBE(1000ml)の調製:
(1)5mLのUSPウォーターを、1000mLのメスフラスコに入れ、そして、1000mLのMTBEで希釈した。得られた溶液を、約30分間撹拌した。
(2)オーバーヘッド撹拌器、窒素注入口、及び、コンデンサーを備えた500mLの3つ口フラスコに、機械的に篩い分けられた化合物IIを入れた。化合物IIを、篩い分け機で、機械的に篩い分けた。
(3)反応混合物を、0.5%v/v湿潤MTBE(300mL、15体積)で希釈し、そして、撹拌した。
(4)反応混合物を、還流温度(52〜53℃)までゆっくりと加熱し、そして、還流を約24時間続けた。反応混合物の増粘が進むにつれて、撹拌速度を上げた。
(5)試料を、1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、及び、24時間の時点で、引っ張った。
(6)反応混合物を、室温にまで冷却し、そして、約6時間撹拌した。
(7)反応混合物を、濾過し、そして、ケーキを、MTBE(2体積、40mL)で洗浄した。
(8)得られた生成物を、40〜45℃で、一晩乾燥させた。
(9)結晶化した生成物は、XRPDによって、結晶形Cであると決定された。
手順(B):1.0%v/v湿潤MTBE(1000ml)の調製:
(1)10mLのUSPウォーターを、1000mLのメスフラスコに入れ、そして、1000mlのMTBEで希釈した。得られた溶液を、約60分間撹拌した。
(2)オーバーヘッド撹拌器、窒素注入口、及び、コンデンサーを備えた500mLの3つ口フラスコに、機械的に篩い分けられた化合物IIを入れた。化合物IIを、篩い分け機で、機械的に篩い分けた。
(3)反応混合物を、1.0%v/v湿潤MTBE(300mL、15体積)で希釈し、そして、撹拌した。
(4)反応混合物を、還流温度(52〜53℃)までゆっくりと加熱し、そして、還流を約24時間続けた。反応混合物の増粘が進むにつれて、撹拌速度を上げた。
(5)試料を、1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、及び、24時間の時点で、引っ張った。
(6)反応混合物を、室温にまで冷却し、そして、約6時間撹拌した。
(7)反応混合物を、濾過し、そして、ケーキを、MTBE(2体積、40mL)で洗浄した。
(8)得られた生成物を、40〜45℃で、一晩乾燥させた。
(9)結晶化した生成物は、XRPDによって、結晶形Cであると決定された。
手順(C):1.0%v/v湿潤MTBE(1000mL)の調製:
(1)15mLのUSPウォーターを、1000mLのメスフラスコに入れ、そして、1000mLのMTBEで希釈した。得られた溶液を、約60分間撹拌した。
(2)オーバーヘッド撹拌器、窒素注入口、及び、コンデンサーを備えた500mLの3つ口フラスコに、機械的に篩い分けられた化合物IIを入れた。化合物IIを、篩い分け機で、機械的に篩い分けた。
(3)反応混合物を、1.0%v/v湿潤MTBE(300mL、15体積)で希釈し、そして、撹拌した。
(4)反応混合物を、還流温度(52〜53℃)までゆっくりと加熱し、そして、還流を約24時間続けた。反応混合物の増粘が進むにつれて、撹拌速度を上げた。
(5)試料を、1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、及び、24時間の時点で、引っ張った。
(6)反応混合物を、室温にまで冷却し、そして、約6時間撹拌した。
(7)反応混合物を、濾過し、そして、ケーキを、MTBE(2体積、40mL)で洗浄した。
(8)得られた生成物を、40〜45℃で、一晩乾燥させた。
(9)結晶化した生成物は、XRPDによって、結晶形Cであると決定された。
【0078】
本開示の別の実施形態は、化合物II
の結晶形Cを調製するプロセスであって、
(1)化合物IIを、約0.4%v/v湿潤MTEB〜約1.5%v/v湿潤MTEBに添加して、反応混合物を提供すること、
(2)反応混合物を還流すること、
(3)反応混合物を概ね室温にまで冷却すること、ならびに
(4)化合物IIの結晶形Cを反応混合物から単離することを含む、プロセスに関する。
【0079】
ステップ(1)については、化合物IIを、湿潤MTBEに添加することができる、または、湿潤MTBEを、化合物IIに添加することができる、のいずれとも理解できるであろう。
【0080】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(1)は、化合物IIを、約0.5%v/v湿潤MTBEに添加して、反応混合物を提供することを含む。
【0081】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(2)は、反応混合物を、約52〜53℃の温度にまで加熱するステップをさらに含む。
【0082】
本開示の別の実施形態は、化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスに関するものであって、
(a)MTBEを、USPウォーターに添加し、及び、任意で、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌すること、
(b)機械的に篩い分けた化合物IIを、約0.4%v/v湿潤MTBE〜約1.5%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、任意で、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌すること、
(c)反応混合物を還流し、及び、任意で、かき混ぜ、混合、または、撹拌を強めること、
(d)反応混合物を、概ね室温にまで冷却すること、ならびに
(e)ケーキを、反応混合物から単離し、そして、ケーキをMTBEで洗浄する、ことを含む。
【0083】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(a)の化合物IIを、篩い分け機で機械的に篩い分ける。
【0084】
ステップ(a)において、化合物IIを、湿潤MTBEに添加することができる、または、湿潤MTBEを、化合物IIに添加することができる、ことは理解できるであろう。
【0085】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(b)は、機械的に篩い分けた化合物IIを、約0.5%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌することを含む。
【0086】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(b)は、機械的に篩い分けた化合物IIを、約0.6%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌することを含む。
【0087】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(b)は、機械的に篩い分けた化合物IIを、約0.7%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌することを含む。
【0088】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(b)は、機械的に篩い分けた化合物IIを、約0.8%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌することを含む。
【0089】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(b)は、機械的に篩い分けた化合物IIを、約0.9%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌することを含む。
【0090】
化合物IIの結晶形を調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(b)は、機械的に篩い分けた化合物IIを、約1.0%v/v湿潤MTBEで希釈し、及び、反応混合物を、かき混ぜ、混合、または、撹拌することを含む。
【0091】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(c)は、反応混合物を、約50〜56℃の還流温度にまで加熱し、及び、還流することを含む。
【0092】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(c)は、反応混合物を、約52〜53℃の還流温度にまで加熱し、及び、還流することを含む。
【0093】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(c)は、反応混合物を、約52〜53℃の還流温度にまで加熱し、及び、約24時間還流することを含む。
【0094】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(d)は、反応混合物を、概ね室温にまで冷却し、及び、反応混合物を、約4〜8時間撹拌することを含む。
【0095】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(d)は、反応混合物からケーキを単離し、及び、ケーキをMTBEで洗浄することを含む。
【0096】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(e)で得られた生成物を乾燥させる。
【0097】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(e)で得られた生成物を、約35〜50℃で、一晩、乾燥させる。
【0098】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(e)で得られた生成物を、約40〜45℃で、一晩、乾燥させる。
【0099】
化合物IIの結晶形Cを調製するプロセスの別の実施形態において、ステップ(4)またはステップ(e)から得られる結晶形Cは、Cu−Ka線を利用する回折計で決定された、7.1、16.5、20.8、23.2、及び、28.1°2θのピーク(±0.2°)を含む粉末X線回折ディフラクトグラム(XRPD)によって特徴づけた。
【0100】
明細書で引用されたすべての特許及び他の援用は、開示箇所について関係する当業者の技術レベルを示し、かつ、各々の援用が本明細書の一部を構成するものとして、それぞれの全内容が援用されるのと同じ程度にまで、表や図面を含めて全内容が援用される。
【0101】
当業者であれば、上記した目的と利点、ならびに、本発明の具体的内容を得るために、本開示が首尾よく変更される、ことは容易に認識するであろう。好ましい実施態様の代表例として本明細書に記載された方法、変法、及び、組成物は、例示目的のものであり、かつ、本開示の範囲に制限を加えることは意図していない。そこでの変化、及び、他の用途は、本開示の趣旨に包含されるものであって、当業者が想到するであろうし、また、請求項の範囲によって規定される。
【0102】
本明細書に例示的に記載された開示は、本明細書に具体的に開示されていない1つ以上のあらゆる構成要素、1つ以上のあらゆる限定事項を欠いていても、適切に実施し得る。したがって、例えば、本明細書に記載の各事例において、用語「〜を含む」、「本質的に〜からなる」、及び、「〜からなる」のいずれもが、他の2つの用語のいずれとも互換的であり得る。このように、これらの用語の1つを用いる本開示の実施態様について、本開示は、これらの用語の1つが、これらの用語の内の他の用語と互換的である、別の実施態様も含む。各実施態様において、それらの用語は、確立された個々の意味を有している。このように、例えば、ある実施態様は、一連のステップ「を含む」方法を包含し得るものであり、別の実施態様は、同一のステップ「から本質的になる」方法を包含するであろうし、及び、第3の実施態様は、同一のステップ「からなる」方法を包含するであろう。用いられた用語及び表現は、限定を意図するものではなく、説明の用語として使われているものであって、及び、その様な用語及び表現の使用において、明示及び記載された特徴のあらゆる等価物またはそれらの一部を排除することは意図されておらず、特許請求された開示の範囲内にある多様な変形が可能であることを示唆するものである。このように、本開示は、好ましい実施態様及び任意の特徴によって具体的に記載されているが、ここで開示された概念の改良及び変更は、当業者によってなし得るものであり、及び、そのような改良及び変更は、添付した特許請求の範囲によって定義されている本開示の範囲内のものであると理解される。
【0103】
加えて、本開示の特徴または態様が、マーカッシュグループまたは他の代替要素のグループに関して記載されている場合、当業者は、本開示が、マーカッシュグループまたは他のグループのあらゆる個別の要素またはサブグループの要素に関しても、そのようにして記載されているものと認識するであろう。
【0104】
また、特に断りの無い限りは、実施態様についての様々な数値が示される場合は、追加の実施態様は、あらゆる2つの異なる数値をもってして範囲の両端として記載される。そのような範囲も、本開示に記載された範囲内のものである。
【0105】
このように、追加の実施態様は、本開示の範囲内のものであり、かつ、以下の特許請求の範囲内のものである。