【文献】
ZTE, ZTE Microelectronics,Consideration on the access control in NR[online],3GPP TSG RAN WG2 adhoc_2017_01_NR,3GPP,2017年01月19日,R2-1700151,検索日[2021.07.30],Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2017_01_NR/Docs/R2-1700151.zip>
【文献】
ZTE,LTE fallback when the NG RAT does not support IMS[online],3GPP TSG SA WG2 #118,3GPP,2016年11月18日,S2-166616,検索日[2021.07.30],Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_118_Reno/Docs/S2-166616.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ユーザ装置が、回線交換型通信サービスをサポートする第3システムを利用可能であっても、前記セル選択部は、前記第3システムの第3セルを、接続対象セルとして選択するのを回避することを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
前記システム状態検出部は、前記第1システムから、前記IPマルチメディアサブシステム型通信サービスをサポートする前記第2システム、又は回線交換型通信サービスをサポートする第3システムへのフォールバックを許可するか否かを示す情報を受信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
前記セル選択部は、前記第1セルとは異なる周波数を使用している前記第2システムの前記第2セル、又は前記第1セルの周辺に形成される前記第2システムの前記第2セルを、前記接続対象セルとして選択することを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
IPマルチメディアサブシステム型通信サービスをサポートする第1システムの第1セルにおいて、前記第1システムから受信したメッセージの中に、前記第1システムへのアクセスが規制されていることを通知するアクセス規制情報が含まれることを検出するシステム状態検出部と、
前記システム状態検出部による検出に基づいて、前記IPマルチメディアサブシステム型通信サービスをサポートする第2システムの第2セルを、接続対象セルとして選択するセル選択部と、
前記接続対象セルに対して、前記IPマルチメディアサブシステム型通信サービスの接続要求信号を送信する接続処理部と、
を備えることを特徴とするユーザ装置。
前記セル選択部は、前記第1セルとは異なる周波数を使用している前記第2システムの前記第2セル、又は前記第1セルの周辺に形成される前記第2システムの前記第2セルを、前記接続対象セルとして選択することを特徴とする請求項5に記載のユーザ装置。
前記第2システムの前記第2セルで使用されている周波数の情報を含む周波数情報、又は前記第2システムの前記第2セルの情報を含むセル情報が、前記第1システムから報知される報知情報に含まれており、
前記セル選択部は、前記周波数情報又は前記セル情報に基づいて、前記第2セルを選択することを特徴とする請求項5に記載のユーザ装置。
前記第2システムの前記第2セルで使用されている周波数の情報を含む周波数情報、又は前記第2システムの前記第2セルの情報を含むセル情報が、前記第1システムから報知されるページング信号に含まれており、
前記セル選択部は、前記周波数情報又は前記セル情報に基づいて、前記第2セルを選択することを特徴とする請求項5に記載のユーザ装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0014】
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。無線通信システム10は、ユーザ装置100(以下、UE100)と、IPマルチメディアサブシステム(IMS)型通信サービスをサポートする5Gシステム200及び4Gシステム300と、回線交換(CS)型通信サービスをサポートする3Gシステム400と、IMS500と、CS600とを含む。
【0015】
5Gシステム200は、例えば、New Radio(NR)に従った移動通信システムであり、5GRAN210と、5GRAN210に接続された5Gコアネットワーク220とを備えている。5GRAN210は、無線基地局(gNB)などで構成されるネットワークであり、例えば、UE100との間で接続処理を実行する。5GRAN210の無線基地局は、5Gセル230において、UE100との間の無線通信を制御する。なお、
図1では、1つの無線基地局のみが図示されているが、5GRAN210は複数の無線基地局を含み、複数の無線基地局は複数の5Gセルを形成する。
【0016】
5Gコアネットワーク220は、交換局などで構成されるネットワークであり、例えば、UE100との間でアタッチ処理を実行する。5Gコアネットワーク220は、5GRAN210に加えて、後述の4GRAN310にも接続されている。なお、5Gコアネットワーク220は、実装上、IMS型通信サービスをサポートしていないことが想定され得る。
【0017】
4Gシステム300は、例えば、LTEに従った移動通信システムであり、4GRAN(E-UTRAN)310と、4GRAN310に接続された4Gコアネットワーク(EPC)320と備えている。4GRAN310は、無線基地局(eNodeB)などで構成されるネットワークであり、例えば、UE100との間で接続処理を実行する。4GRAN310の無線基地局は、4Gセル330において、UE100との間の無線通信を制御する。なお、
図1では、1つの無線基地局のみが図示されているが、4GRAN310は複数の無線基地局を含み、複数の無線基地局は複数の4Gセルを形成する。4Gコアネットワーク320は、交換局(MME)などで構成されるネットワークであり、例えば、UE100との間でアタッチ処理を実行する。
【0018】
3Gシステム400は、3GRAN(UTRAN)410と、3GRAN410に接続された3Gコアネットワーク420と備えている。3GRAN410は、無線基地局(NodeB)、無線ネットワーク制御装置(RNC)などで構成されるネットワークであり、例えば、UE100との間で接続処理を実行する。3GRAN410の無線基地局は、3Gセル430において、UE100との間の無線通信を制御する。なお、
図1では、1つの無線基地局のみが図示されているが、3GRAN410は複数の無線基地局を含み、複数の無線基地局は複数の3Gセルを形成する。3Gコアネットワーク420は、交換局(MSC/VLR)などで構成されるネットワークであり、例えば、UE100との間でアタッチ処理を実行する。
【0019】
IMS500は、5Gコアネットワーク220に接続されており、5GRAN210及び5Gコアネットワーク220経由、又は4GRAN310及び5Gコアネットワーク220経由で、UE100に対して、IMS型通信サービスを提供する。同様に、IMS500は、4Gコアネットワーク320に接続されており、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320経由で、UE100に対して、IMS型通信サービスを提供する。CS600は、3Gコアネットワーク420に接続されており、3GRAN410及び3Gコアネットワーク420経由で、UE100に対して、CS型通信サービスを提供する。
【0020】
(2)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、UE100の機能ブロック構成について説明する。なお、UE100のハードウェア構成については後述する。
【0021】
図2は、UE100の機能ブロック構成図である。
図2に示すように、UE100は、無線通信部110、接続処理部120、アタッチ処理部130、IMS発着信処理部140、システム状態検出部150及びセル選択部160を備える。
【0022】
無線通信部110は、接続処理部120、アタッチ処理部130及びIMS発着信処理部140からの要求に基づいて、各種信号を送信する。無線通信部110は、5Gシステム200、4Gシステム300又は3Gシステム400から各種信号を受信し、接続処理部120、アタッチ処理部130、IMS発着信処理部140又はシステム状態検出部150に対して、受信した信号を送信する。
【0023】
接続処理部120は、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信を行うために、UE100が対象世代のシステム(例えば、5Gシステム200又は4Gシステム300)への接続を試みる場合、対象世代のシステムのRAN(例えば、5GRAN210又は4GRAN310)に対して、接続要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。すなわち、接続処理部120は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムのRANに対して、接続要求信号を送信する。無線通信部110は、この要求に基づいて、対象世代のシステムのRANに対して、無線信号を送信する。
【0024】
接続処理部120は、後述するように、セル選択部160から、接続対象セルとして選択された4Gセル330への接続を試みるように指示されると、接続対象セルに対してのみ、IMS型通信サービスの接続要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。すなわち、接続処理部120は、無線通信部110を介して、接続対象セルに対して、IMS型通信サービスの接続要求信号を送信する。無線通信部110は、この要求に基づいて、4GRAN310に対して、無線信号を送信する。接続要求信号として、例えば、RRC CONNECTION REQUESTが挙げられる。
【0025】
接続処理部120は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムから接続設定信号を受信すると、対象世代のシステムとの間で無線コネクションを確立する。一方、接続処理部120は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムから接続拒否信号又はフォールバック指示を受信すると、対象世代のシステムとの間で無線コネクションを確立しない。接続設定信号として、例えば、RRC CONNECTION SETUPが挙げられる。接続拒否信号として、例えば、RRC CONNECTION REJECTIONが挙げられる。
【0026】
アタッチ処理部130は、UE100が対象世代のシステムとの間で無線コネクションを確立した後、対象世代のシステムへのアタッチを試みる場合、対象世代のシステムのコアネットワーク(例えば、5Gコアネットワーク220又は4Gコアネットワーク320)に対して、アタッチ要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。すなわち、アタッチ処理部130は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムのコアネットワークに対して、アタッチ要求信号を送信する。無線通信部110は、この要求に基づいて、対象世代のシステムのコアネットワークに対して、無線信号を送信する。アタッチ処理部130が、無線通信部110を介して、対象世代のシステムからアタッチ完了応答信号を受信すると、対象世代のシステムとの間でアタッチ処理が完了する。一方、アタッチ処理部130は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムからIMS非対応通知又はフォールバック指示を受信すると、対象世代のシステムとの間でのアタッチ処理を中止する。
【0027】
IMS発着信処理部140は、UE100が対象世代のシステムとの間でアタッチ処理が完了した後、IMS発着信に先立ってIMS登録手順を試みる場合、対象世代のシステムに接続されたIMS500に対して、IMS登録要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。すなわち、IMS発着信処理部140は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムに接続されたIMS500に対して、IMS登録要求信号を送信する。無線通信部110は、この要求に基づいて、対象世代のシステムに接続されたIMS500に対して、無線信号を送信する。IMS発着信処理部140が、無線通信部110を介して、IMS500からIMS登録完了信号を受信すると、IMS登録手順が完了する。続いて、IMS発着信処理部140は、IMS発着信を試みる場合、対象世代のシステムに接続されたIMS500に対して、INVITE信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。すなわち、IMS発着信処理部140は、無線通信部110を介して、対象世代のシステムに接続されたIMS500に対して、INVITE信号を送信する。無線通信部110は、この要求に基づいて、対象世代のシステムに接続されたIMS500に対して、無線信号を送信し、対象世代のシステムを介してIMS発着信が行われる。
【0028】
なお、4Gシステム300の4GRAN310は、4Gコアネットワーク320に加えて、5Gコアネットワーク220にも接続されている。それゆえ、IMS発着信処理部140は、4GRAN310及び5Gコアネットワーク220を経由して、上述のIMS登録手順及びIMS発着信を、IMS500との間で行うこともできる。
【0029】
システム状態検出部150は、5Gシステム200から接続拒否信号を受信したことを、接続処理部120から通知されると、この通知に基づいて、5Gシステム200へのアクセス規制を検出し、セル選択部160に対して、検出信号を送信する。システム状態検出部150は、5Gシステム200からIMS非対応通知を受信したことを、アタッチ処理部130から通知されると、この通知に基づいて、5Gシステム200の5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスに対応していないことを検出し、セル選択部160に対して、検出信号を送信する。システム状態検出部150は、5Gシステム200からフォールバック指示を受信したことを、接続処理部120又はアタッチ処理部130から通知されると、この通知に基づいて、4Gシステム300へのフォールバック指示を検出し、セル選択部160に対して、検出信号を送信する。システム状態検出部150は、所定時間が経過しても5Gシステム200から応答信号を受信しないことを、接続処理部120又はアタッチ処理部130から通知されると、この通知に基づいて、5Gシステム200の輻輳を検出し、セル選択部160に対して、検出信号を送信する。
【0030】
システム状態検出部150は、無線通信部110を介して、5Gシステム200から報知情報を受信する。システム状態検出部150は、受信した報知情報の中に、アクセス規制情報、輻輳情報、IMS非対応情報、又はフォールバック指示情報が含まれていることを検出すると、セル選択部160に対して、検出信号を送信する。報知情報として、例えば、System Information Block(SIB)が挙げられる。
【0031】
システム状態検出部150は、無線通信部110を介して、5Gシステム200からページング信号を受信する。システム状態検出部150は、受信したページング信号の中に、アクセス規制情報、輻輳情報、IMS非対応情報、又はフォールバック指示情報が含まれていることを検出すると、セル選択部160に対して、検出信号を送信する。
【0032】
アクセス規制情報は、5Gシステム200へのアクセスが規制されていることを通知する情報である。5Gシステム200は、アクセス規制情報を用いて、UE100に対して、5Gシステム200全体又は特定の5Gセルにおいて、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信が規制されていることを通知する。アクセス規制情報として、例えば、Access Class Barring(ACB)、Service Specific Access Control(SSAC) Barring、Access Control for general Data Connectivity(ACDC)、User Access Control(UAC)が挙げられる。
【0033】
輻輳情報は、5Gシステム200が輻輳していることを通知する情報である。5Gシステム200は、輻輳情報を用いて、UE100に対して、5GRAN210、5Gコアネットワーク220、又は5GRAN210と5Gコアネットワーク220との間で輻輳が生じていることを通知する。
【0034】
IMS非対応情報は、5Gシステム200の5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていないことを通知する情報である。5Gシステム200は、IMS非対応情報を用いて、UE100に対して、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていないことを通知する。
【0035】
フォールバック指示情報は、4Gシステム300へのフォールバックを指示する情報である。5Gシステム200は、フォールバック指示情報を用いて、UE100に対して、4Gシステム300へのフォールバックを指示する。
【0036】
システム状態検出部150は、受信した報知情報又はページング信号の中に、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300において、複数の4Gセルで使用されている複数の周波数の情報を有する周波数情報が含まれていると、セル選択部160に対して、周波数情報を通知する。システム状態検出部150は、受信した報知情報又はページング信号の中に、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300において、UE100が在圏する5Gシステム200の5Gセル230の周辺に形成される複数の4Gセルの情報を有するセル情報が含まれていると、セル選択部160に対して、セル情報を通知する。
【0037】
セル選択部160は、システム状態検出部150から検出信号を受信すると、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。具体的には、セル選択部160は、4Gシステム300において、UE100が在圏する5Gシステム200の5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。セル選択部160は、システム状態検出部150から周波数情報を通知されている場合には、システム状態検出部150から検出信号を受信すると、周波数情報に含まれる複数の周波数に基づいて、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。セル選択部160は、接続対象セルとして4Gセル330を選択すると、接続処理部120に対して、4Gシステム300への接続を試みるように指示する。
【0038】
代わりに、セル選択部160は、システム状態検出部150から検出信号を受信すると、4Gシステム300において、UE100が在圏する5Gシステム200の5Gセル230の周辺に形成される4Gセル330を、接続対象セルとして選択してもよい。この場合、5Gシステム200の5Gセル230の周辺に形成される4Gシステム300の4Gセル330は、5Gセル230と一部又は全ての領域が重複していてもよい。セル選択部160は、システム状態検出部150からセル情報を通知されている場合には、システム状態検出部150から検出信号を受信すると、セル情報に含まれる4Gシステム300の複数の4Gセルの中から、接続対象セルを選択する。
【0039】
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、UE100による5Gシステム200から4Gシステム300へのフォールバック処理に関する動作について説明する。
【0040】
(3.1)フォールバック処理
図3は、UE100によるフォールバック処理フローを示す。
図3に示すように、UE100は、5Gシステム200から4Gシステム300へのフォールバックを開始するか否かを判断する(S10)。具体的には、UE100は、5Gシステム200の5Gセル230において、5Gシステム200へのアクセス規制、5Gシステム200の輻輳、5Gコアネットワーク220のIMS非対応、又はフォールバック指示を検出したか否かを判断する。
【0041】
より具体的には、UE100は、次の条件のうち、少なくとも1つを満たすことを検出すると、4Gシステム300のフォールバックを行うと判断する:(1)システム状態検出部150が、5Gシステム200から接続拒否信号を受信したことを接続処理部120から通知される;(2)システム状態検出部150が、5Gシステム200からIMS非対応通知を受信したことをアタッチ処理部130から通知される;(3)システム状態検出部150が、所定時間が経過しても5Gシステムから応答信号を受信しないことを、接続処理部120又はアタッチ処理部130から通知される;(4)システム状態検出部150が、5Gシステム200からフォールバック指示を受信したことを、接続処理部120又はアタッチ処理部130から通知される;及び(5)システム状態検出部150が、無線通信部110を介して、5Gシステム200から受信した報知情報又はページング信号の中に、アクセス規制情報、輻輳情報、IMS非対応情報、又はフォールバック指示情報が含まれていることを検出する。
【0042】
UE100は、4Gシステム300へのフォールバックを開始すると判断すると、4Gシステム300の4Gセル330を、接続対象セルとして選択する(S20)。
【0043】
具体的には、セル選択部160は、システム状態検出部150から、上記の条件のうち、少なくとも1つを満たすことを検出したことを示す検出信号を受信すると、UE100が在圏する5Gシステム200の5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gシステム300の4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。セル選択部160は、5Gシステム200から受信した報知情報又はページング信号に含まれる周波数情報を、システム状態検出部150から通知されている場合には、周波数情報に含まれる複数の周波数に基づいて、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。
【0044】
なお、UE100は、CS型通信サービスをサポートする3Gシステム400を利用可能であっても、3Gシステム400の3Gセル430を接続対象セルとして選択するのを回避する。具体的には、システム状態検出部150が、無線通信部110を介して、5Gシステム200から、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300、又はCS型通信サービスをサポートする3Gシステム400へのバックフォールを許可するか否かを示す情報を受信することにより、UE100が、3Gシステム400の3Gセル430を接続対象セルとして選択するのを回避してもよい。
【0045】
UE100は、接続対象セルとして選択した4Gセル330に対して、接続要求信号を送信する(S30)。具体的には、接続処理部120は、4Gシステム330への接続要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。無線通信部110は、この要求に基づいて、4Gシステム300の4GRAN310に対して、無線信号を送信する。
【0046】
UE100は、4Gシステム300に接続すると、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由してIMS500との間でIMS発着信を行う(S40)。具体的には、接続処理部120は、無線通信部110を介して、4GRAN310から接続設定信号を受信すると、4Gシステム300との間で無線コネクションを確立する。アタッチ処理部130は、UE100が4Gシステム300との間で無線コネクションを確立した後、アタッチ要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。無線通信部110は、この要求に基づいて、4Gシステム300の4Gコアネットワーク320に対して、無線信号を送信する。アタッチ処理部130は、無線通信部110を介して、4Gコアネットワーク320からアタッチ完了応答信号を受信すると、4Gシステム300との間でアタッチ処理を完了する。IMS発着信処理部140は、UE100が4Gシステム300との間でアタッチ処理が完了した後、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由してIMS500との間で、IMS登録手順を行い、INVITE信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。無線通信部110は、この要求に基づいて、IMS500に対して、無線信号を送信し、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由してIMS500との間でIMS発着信を行う。
【0047】
なお、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしている場合には、UE100は、4GRAN310及び5Gコアネットワーク220を経由してIMS500との間でIMS発着信を行ってもよい。また、UE100は、4Gシステム300に接続できない場合、CS型通信サービスをサポートする3Gシステム400を利用可能であっても、3Gシステム400の3Gセル430を接続対象セルとして選択するのを回避する。具体的には、システム状態検出部150が、無線通信部110を介して、5Gシステム200又は4Gシステム300から、CS型通信サービスをサポートする3Gシステム400へのバックフォールを許可するか否かを示す情報を受信することにより、UE100が、3Gシステム400の3Gセル430を接続対象セルとして選択するのを回避してもよい。
【0048】
一方、UE100は、4Gシステム300へのフォールバックを開始しないと判断すると、5GRAN210及び5Gコアネットワーク220を経由してIMS500との間でIMS発着信を行う(S50)。
【0049】
(3.1.1)動作例1
図4は、動作例1に係る、5Gシステム200から4Gシステム300へのフォールバック処理シーケンスを示す。本動作例では、UE100は、5GRAN210からRRC CONNECTION REJECTION又はフォールバック指示を受信する、又は所定時間が経過しても5GRAN210から応答信号を受信しない場合に、4Gシステム300へのフォールバックを行う。
【0050】
UE100が5Gシステム200との間で無線コネクションを確立していない状態(例えば、IDLE状態、又はRRC Inactivity状態)で、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信を行うための接続要求が、UE100のアプリケーションレイヤで発生すると、UE100は5Gシステム200への接続を試みる。具体的には、5Gシステム200の5Gセル230において、UE100は、5GRAN210に対して、RRC CONNECTION REQUESTを送信する(S100)。5Gシステム200全体又は5Gセル230において、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信が規制されている場合、UE100は、5GRAN210からRRC CONNECTION REJECTIONを受信する(S110-a)。また、5Gシステム200が、UE100に対して、4Gシステム300へのフォールバックを指示する場合、UE100は、5GRAN210からフォールバック指示を受信する(S110-a)。代わりに、5GRAN210で輻輳が生じている場合、UE100は、所定時間が経過しても5GRAN210から応答信号を受信しない(S110-b)。
【0051】
UE100は、5GRAN210からRRC CONNECTION REJECTION又はフォールバック指示を受信する、又は所定時間が経過しても5GRAN210から応答信号を受信しないと、4Gシステム300へのフォールバックを開始する。具体的には、UE100は、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択する(S120)。UE100は、接続対象セルとして選択した4Gセル330において、4GRAN310に対して、RRC CONNECTION REQUESTを送信する(S130)。UE100は、4GRAN310からRRC CONNECTION SETUPを受信する(S140)と、4Gシステム300との間で無線コネクションを確立する。続いて、UE100は、4Gコアネットワーク320に対して、アタッチ要求信号を送信し(S150)、4Gコアネットワーク320において、通信ベアラの設定が行われる(S160)と、4Gコアネットワーク320からアタッチ完了応答信号を受信する(S170)。UE100は、4Gコアネットワーク320との間でアタッチ処理を完了すると、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由して、IMS500との間でIMS登録手順を行う(S180)。続いて、UE100は、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由して、IMS500に対して、INVITE信号を送信して(S190)、IMS発着信を行う。
【0052】
(3.1.2)動作例2
図5は、動作例2に係る、5Gシステム200から4Gシステム300へのフォールバック処理シーケンスを示す。本動作例では、UE100は、5Gコアネットワーク220からIMS非対応通知又はフォールバック指示を受信する、又は所定時間が経過しても5Gコアネットワーク220から応答信号を受信しない場合に、4Gシステム300へのフォールバックを行う。
【0053】
UE100が5Gシステム200との間で無線コネクションを確立していない状態(例えば、IDLE状態、又はRRC Inactivity状態)で、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信を行うための接続要求が、UE100のアプリケーションレイヤで発生すると、UE100は5Gシステム200への接続を試みる。具体的には、5Gシステム200の5Gセル230において、UE100は、5GRAN210に対して、RRC CONNECTION REQUESTを送信する(S200)。UE100は、5GRAN210からRRC CONNECTION SETUPを受信する(S210)と、5Gシステム200との間で無線コネクションを確立する。続いて、UE100は、5Gコアネットワーク220に対して、アタッチ要求信号を送信する(S220)。5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合、UE100は、5Gコアネットワーク220からIMS非対応通知を受信する(S230-a)。また、5Gシステム200が、UE100に対して、4Gシステム300へのフォールバックを指示する場合、UE100は、5Gコアネットワーク220からフォールバック指示を受信する(S230-a)。代わりに、5Gコアネットワーク220で輻輳が生じている場合、UE100は、所定時間が経過しても5Gコアネットワーク220から応答信号を受信しない(S230-b)。
【0054】
なお、アタッチ要求信号の受信に基づいて行われるネットワークとの位置登録手順での、位置登録要求に対する応答において、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていないことを、ネットワークから通知されると、5Gコアネットワーク220は、UE100に対して、IMS非対応通知を送信してもよい。
【0055】
UE100は、5Gコアネットワーク220からIMS非対応通知又はフォールバック指示を受信する、又は所定時間が経過しても5Gコアネットワーク220から応答信号を受信しないと、4Gシステム300へのフォールバックを開始する。具体的には、UE100は、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択する(S240)。
【0056】
以後、S250からS310までの処理は、動作例1のS130からS190までの処理と同じなので、説明を省略する。
【0057】
(3.1.3)動作例3
図6は、動作例3に係る、5Gシステム200から4Gシステム300へのフォールバック処理シーケンスを示す。本動作例では、UE100は、5GRAN210から報知情報又はページング信号を受信し、受信した報知情報又はページング信号の中に、アクセス規制情報、輻輳情報、IMS非対応情報、又はフォールバック指示情報が含まれている場合に、4Gシステム300へのフォールバックを行う。
【0058】
UE100が5Gシステム200との間で無線コネクションを確立していない状態(例えば、IDLE状態、又はRRC Inactivity状態)で、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信を行うための接続要求が、UE100のアプリケーションレイヤで発生するタイミングの前後で、UE100は、5Gシステム200から報知情報又はページング信号を受信する。具体的には、5Gシステム200の5Gセル230において、UE100は、5GRAN210から報知情報又はページング信号を受信する(S400)。
【0059】
5GRAN210は、5Gシステム200全体又は5Gセル230において、IPパケットによる緊急呼通信、音声通信、又はテレビ電話通信が規制されている場合、報知情報又はページング信号にアクセス規制情報を含める。5GRAN210は、5GRAN210、5Gコアネットワーク220、又は5GRAN210と5Gコアネットワーク220との間で輻輳が生じている場合、報知情報又はページング信号に輻輳情報を含める。5GRAN210は、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合、報知情報又はページング信号にIMS非対応情報を含める。5GRAN210は、5Gシステム200が、UE100に対して、4Gシステム300へのフォールバックを指示する場合、報知情報又はページング信号にフォールバック指示情報を含める。
【0060】
UE100は、受信した報知情報又はページング信号の中に、アクセス規制情報、輻輳情報、IMS非対応情報、又はフォールバック指示情報が含まれていることを検出すると(S410)、4Gシステム300へのフォールバックを開始する。具体的には、UE100は、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択する(S420)。UE100は、受信した報知情報又はページング信号の中に、周波数情報が含まれていると、周波数情報に含まれている複数の周波数に基づいて、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。
【0061】
以後、S430からS490までの処理は、動作例1のS130からS190までの処理と同じなので、説明を省略する。
【0062】
(3.1.4)動作例4
図7は、動作例4に係る、5Gシステム200から4Gシステム300へのフォールバック処理シーケンスを示す。本動作例では、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしている場合、UE100は、4GRAN310及び5Gコアネットワーク220を経由して、IMS500との間でIMS登録手順及びIMS発着信を行う。
【0063】
図7のS500からS520までの処理は、
図4のS120からS140までの処理、
図5のS240からS260までの処理、及び
図6のS420からS440までの処理と同じなので、説明を省略する。UE100は、4Gシステム300との間で無線コネクションを確立すると、5Gコアネットワーク220に対して、アタッチ要求信号を送信し(S530)、5Gコアネットワーク220において、通信ベアラの設定が行われる(S540)と、5Gコアネットワーク220からアタッチ完了応答信号を受信する(S550)。UE100は、5Gコアネットワーク220との間でアタッチ処理を完了すると、4GRAN310及び5Gコアネットワーク220を経由して、IMS500との間でIMS登録手順を行う(S560)。続いて、UE100は、4GRAN310及び5Gコアネットワーク220を経由して、IMS500に対して、INVITE信号を送信して(S570)、IMS発着信を行う。
【0064】
(3.2)フォールバック処理の変形例
図8は、UE100によるフォールバック処理フローの変形例を示す。具体的には、
図8は、4GRAN310が、4Gコアネットワーク320及び5Gコアネットワーク220に接続されている構成おける、UE100によるコアネットワークの遷移を示す。
図8に示すように、UE100は、5Gコアネットワーク220から4Gコアネットワーク320への遷移を開始するか否かを判断する(S610)。具体的には、UE100のシステム状態検出部150は、4Gセル330において、5Gコアネットワーク220の輻輳、又は5Gコアネットワーク220のIMS非対応を検出したか否かを判断する。なお、システム状態検出部150は、4Gセル330において、無線通信部110を介して、4GRAN310から受信した報知情報又はページング信号の中に、輻輳情報、又はIMS非対応情報が含まれていることを検出した場合に、UE100は、5Gコアネットワーク220から4Gコアネットワーク320への遷移を開始すると判断してもよい。
【0065】
UE100は、4Gコアネットワーク320への遷移を開始すると判断すると、UE100が在圏している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する(S620)。具体的には、セル選択部160は、システム状態検出部150から、5Gコアネットワーク220の輻輳、又は5Gコアネットワーク220のIMS非対応を検出したことを示す検出信号を受信すると、UE100が在圏している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。
【0066】
UE100は、接続対象セルとして選択した4Gセル330に対して、接続要求信号を送信する(S630)。具体的には、接続処理部120は、4Gセル330への接続要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。無線通信部110は、この要求に基づいて、4GRAN310に対して、無線信号を送信する。
【0067】
UE100は、4GRAN310に接続すると、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由してIMS500との間でIMS発着信を行う(S640)。具体的には、接続処理部120は、無線通信部110を介して、4GRAN310から接続設定信号を受信すると、4GRAN310との間で無線コネクションを確立する。アタッチ処理部130は、UE100が4GRAN310との間で無線コネクションを確立した後、アタッチ要求信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。無線通信部110は、この要求に基づいて、4Gコアネットワーク320に対して、無線信号を送信する。アタッチ処理部130は、無線通信部110を介して、4Gコアネットワーク320からアタッチ完了応答信号を受信すると、4Gコアネットワーク320との間でアタッチ処理を完了する。IMS発着信処理部140は、UE100が4Gコアネットワーク320との間でアタッチ処理が完了した後、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由してIMS500との間で、IMS登録手順を行い、INVITE信号を送信するために、無線通信部110に対して、無線信号の送信を要求する。無線通信部110は、この要求に基づいて、IMS500に対して、無線信号を送信し、4GRAN310及び4Gコアネットワーク320を経由してIMS500との間でIMS発着信を行う。
【0068】
一方、UE100は、4Gコアネットワーク320への遷移を開始しないと判断すると、4GRAN310及び5Gコアネットワーク220を経由してIMS500との間でIMS発着信を行う(S650)。
【0069】
(4)作用・効果
上述した実施形態によれば、UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、5GRAN210に対して、接続要求信号を送信した後、5GRAN210から接続拒否信号を受信すると、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、5Gシステム200への接続が拒否されている場合、UE100は、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、5Gシステム200への接続が拒否されている場合であっても、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0070】
UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、5GRAN210に対して、接続要求信号を送信した後、5GRAN210からフォールバック指示を受信すると、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、4Gシステム300へのフォールバックが指示されている場合、UE100は、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、4Gシステム300へのフォールバックが指示されている場合、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0071】
UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、5GRAN210に対して、接続要求信号を送信した後、所定時間が経過しても5GRAN210から応答信号を受信しないと、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、5Gシステム200が輻輳している場合、UE100は、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、5Gシステム200が輻輳している場合であっても、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0072】
UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、5Gコアネットワーク220に対して、アタッチ要求信号を送信した後、5Gコアネットワーク220からIMS非対応通知を受信すると、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合、UE100は、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合であっても、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0073】
UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、5Gコアネットワーク220に対して、アタッチ要求信号を送信した後、5Gコアネットワーク220からフォールバック指示を受信すると、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、4Gシステム300へのフォールバックが指示されている場合、UE100は、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、4Gシステム300へのフォールバックが指示されている場合、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0074】
UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、5Gコアネットワーク220に対して、アタッチ要求信号を送信した後、所定時間が経過しても5Gコアネットワーク220から応答信号を受信しないと、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、5Gシステム200が輻輳している場合、UE100は、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、5Gシステム200が輻輳している場合であっても、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0075】
UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、アクセス規制情報、輻輳情報、IMS非対応情報、又はフォールバック指示情報を含んだ報知情報及びページング信号を受信すると、4Gシステム300の4Gセル330を接続対象セルとして選択して、4Gシステム300へのフォールバック処理を開始する。このように、5Gシステム200へのアクセスが規制されている、5Gシステム200が輻輳している、5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない、又は4Gシステム300へのフォールバックが指示されている場合、UE100は、5Gシステム200への接続を試みることなく、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、5Gシステム200へのアクセスが規制されている、5Gシステム200が輻輳している、又は5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合であっても、又は4Gシステム300へのフォールバックが指示されている場合、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0076】
また、UE100は、5GRAN210の5Gセル230において、受信した報知情報又はページング信号の中に、周波数情報が含まれている場合、周波数情報に含まれている複数の周波数に基づいて、5Gセル230とは異なる周波数を使用している4Gセル330を、接続対象セルとして選択する。それゆえ、接続対象セルの選択にかかる時間を短くすることができ、結果として、フォールバックの実行にかかる時間を更に短くすることができる。
【0077】
4GRAN310が、4Gコアネットワーク320及び5Gコアネットワーク220に接続されている構成おいて、UE100は、4Gセル330において、5Gコアネットワーク220の輻輳、又は5Gコアネットワーク220のIMS非対応を検出すると、UE100が在圏している4Gセル330を接続対象セルとして選択して、5Gコアネットワーク220から4Gコアネットワーク320への遷移を開始する。このように、5Gコアネットワーク220が輻輳している、又は5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合、UE100は、4GRAN310、及び4GRAN310に接続された4Gコアネットワーク320を経由してIMS型通信サービスの発着信を行うために、IMS型通信サービスをサポートする4Gシステム300の4Gセル330を自律的に選択して、3Gシステム400へのフォールバックを行わずに、4Gシステム300へのフォールバックを行う。それゆえ、5Gコアネットワーク220が輻輳している、又は5Gコアネットワーク220がIMS型通信サービスをサポートしていない場合であっても、上述した実施形態では、5Gシステム200主導で4Gシステム300へのフォールバックを行う必要がなく、かつ、IMS型のサービスをCS型のサービスに変更する必要がないため、フォールバックの実行にかかる時間を短くすることができる。結果として、緊急呼、音声通信、テレビ電話などのリアルタイム性が要求される通信において、サービス品質を確保することができる。
【0078】
(5)その他の実施形態
以上、実施形態に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
【0079】
例えば、上述した動作例1〜4では、4Gシステム300へのフォールバックについて説明したが、フォールバック先のシステムは4Gシステム300に限定されない。UE100が、接続対象セルを自律的に選択して、IMS型通信サービスを維持しながらフォールバックを行うことができれば、他のシステムへのフォールバックであってもよい。
【0080】
また、上述した実施形態の説明に用いたブロック図(
図2)は、機能ブロック図を示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/またはソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/または論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/または間接的に(例えば、有線及び/または無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
【0081】
さらに、上述したUE100は、本発明のフォールバック処理を行うコンピュータとして機能してもよい。
図9は、UE100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図9に示すように、UE100は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0082】
UE100の各機能ブロック(
図2参照)は、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
【0083】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)で構成されてもよい。
【0084】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、上述した実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0085】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及び/またはストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0086】
通信装置1004は、有線及び/または無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
【0087】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0088】
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
【0089】
また、情報の通知は、上述した実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC Connection Setupメッセージ、RRC Connection Reconfigurationメッセージなどであってもよい。
【0090】
さらに、入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
【0091】
上述した実施形態におけるシーケンス及びフローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。
【0092】
また、上述した実施形態において、対象世代のRAN及びコアネットワークによって行われるとした特定動作は、他のネットワークノード(装置)によって行われることもある。また、複数の他のネットワークノードの組み合わせによって対象世代のRAN及びコアネットワークの機能が提供されても構わない。
【0093】
なお、本明細書で説明した用語及び/または本明細書の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、該当する記載がある場合、チャネル及び/またはシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用されてもよい。
【0094】
さらに、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
【0095】
対象世代のシステムの基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。
【0096】
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」、「セル」、及び「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
【0097】
UE100は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0098】
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0099】
また、「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、及びそれらの変形の用語は、「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書或いは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0100】
本明細書で使用した「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0101】
本明細書の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
【0102】
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0103】
例えば、本発明は、IMS型通信サービスをサポートする第1システム及び第2システムを、それぞれ4Gシステム300及び5Gシステム200に対応付けた無線通信システムにも適用可能である。具体的には、4Gシステム300の4Gセル330において、UE100が4Gコアネットワーク320の輻輳を検出した場合、UE100は、5Gシステム200の5Gセル230を、接続対象セルとして選択する。UE100は、接続対象セルを選択すると、選択された5Gセル230に対して、IMS型通信サービスの接続要求信号を送信する。代わりに、4Gシステム300の4Gセル330において、UE100が4Gコアネットワーク320の輻輳を検出した場合、UE100は、4Gセル330に接続した状態で、4GRAN310に対して、4GRAN310に接続されている5Gコアネットワーク220を介して、IMS500と通信を行うことを要求してもよい。