【実施例】
【0076】
実験部
本発明は、特にいくつかの実施例を参照して非限定的な例示として以下に示される。
【0077】
非限定的な例示目的のために本明細書以下に示される実施例において、本発明による試薬1および2は、符号AaBbCcDdEeおよびFfGgHhEe(ここで、a、b、c、d、...=0、1、2、3、4、...nである)を用いて特定され、表される。
【0078】
特に、試薬1に関して:
Aは、2,4−ジアルコキシ−1,3,5−トリアジン、例えば、A
1:2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン;A
2:2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン;A
3:2−クロロ−4メチル−6−エチル−1,3,5−トリアジンなどを特定する。
【0079】
Bは、緩衝剤、好ましくはグッド緩衝剤;例えば、B
1:MES;B
2:ACES;B
3:BES、B
4:POPSO;B
5:TRIS;B
6:HEPPSO;B
7:TAPS;B
8:Tris−NaCitrate(Tris−クエン酸ナトリウム)を特定する。
【0080】
Cは、無機塩のカチオンX
+;例えば、C
1:Na
+;C
2:K
+;C
3:Ag
+を特定する。
【0081】
Dは、無機塩のアニオンY
−;例えば、D
1:ClO
4−;D
2:BF
4−;D
3:Cl
−などを特定する。
【0082】
Eは、溶媒;例えば、E
1:脂肪族エーテル;E
2:アルコール;E
3:水;E
4:アセトン;E
5:THFなどを特定する。
【0083】
試薬2に関して:
Fは、脂肪族、直鎖、分枝、環状、芳香族、複素環式、アミンおよび/またはその第四級塩、例えば、F
1:TMA(トリメチルアミン);F
2:TEA(トリエチルアミン)、F
3:DEMA(ジエチルメチルアミン);F
4:NMM(N−メチルモルホリン);F
5:NEM(N−エチルモルホリン);F
6:MPD(メチルピロリジン);F
7:MP(メチルピペリジン)などを特定する。
【0084】
Gは、緩衝剤、好ましくはグッド緩衝剤、例えば、G
1:BES;G
2:MOPS;G
3:TRIS;G
4:POPSO、G
5:TAPS;G
6:Tris−NaCitrateなどを特定する。
【0085】
Hは、緩衝剤のための添加剤;例えば、H
1:NaCl;H
2:Na
2HPO
4;H
3:NaOAc;H
4:KCl;H
5:SDSなどを特定する。
【0086】
Eは、溶媒;例えば、E
1:脂肪族エーテル;E
2:アルコール;E
3:水;E
4:アセトン;E
5:THFなどを特定する。
【0087】
本明細書に示される全ての分析は、HP5キャピラリーカラム(5%メチルフェニルシリコーン;分析条件:4分間50℃、次いで20℃/分で最大250℃)を備えた、水素炎イオン化型検出器を使用してガスクロマトグラフAgilent Technologies 6850を用いて実施した。
1Hおよび
13C NMRスペクトルは、陽子スペクトルについて300.11MHzおよび炭素スペクトルについて75.03MHzで作動する分光計Bruker Avance 300を用いて記録した。FT−IRスペクトル(KBrタブレット)は、分光光度計Perkin Elmer「Spectrum One」を用いて得た。DSC分析は、DSC Netzsch STA409 PC、melting point Buchi 535を用いて決定した。エナンチオマー過剰率は、254nm UV検出器を備えたAgilent 1100 HPLCと共にCHIRALCEL OD−H(250mm×4.6mm)を使用してキラルHPLCによって測定した。
【0088】
実施例1.試薬1(A
1B
1C
2D
3E
3)および試薬2(F
6G
2H
2E
3)を使用する手順による安息香酸とフェネチルアミンとの縮合(表1の試験2)
磁性撹拌器を備えたフラスコ内で、15mLのメタノールに293.1mg(2.4mmol)の安息香酸を溶解した。その溶液に、300μL(2.4mmol)2のフェネチルアミンおよび2.4mLの試薬1を加えた。最後に、2.4mLの試薬2を加えた。2時間後、変換をモニターするために試料を採取し、それが60%であることを見出し、次いでロータリーエバポレーターを使用して溶媒を蒸発させた。固体残渣をジエチルエーテル(30mL)に溶解し、続いて飽和Na
2CO
3溶液、水、1NのHCl溶液、および飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO
4で無水物化し、濾過した。溶液を乾燥させて、白色固体(450.6mg、2mmol、収率83%)の形態で生成物を得た。
1H NMR(CDCl
3,300MHz,ppm)δ
H:7,72−7.31(m,2H),7.52−7.23(m,8H),6.26(brs,1H),3.73(m,2H),2.95(t,2H);
13C NMR(75MHz,CDCl
3,ppm)δ
C:.167.43,138.86,134.60,131.33,128.75,128.65,128.43,126.76,126.52,41.10,35.67。
【0089】
試薬1(A
1B
1C
2D
3E
3)の配合:1.0Mの2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン、および10wt%のMESの溶液、0.5wt%のKCl、および水。
試薬2(F
6G
2H
2E
3)の配合:1.0MのMPDの溶液、0.5〜0.8wt%のMOPS、0.5〜1.5wt%のNa
2HPO
4、および水。
【0090】
実施例1 − 比較試験。IPP法でDMT−MPDを用いた安息香酸とフェネチルアミンとの縮合反応(表1の試験1)
DMT−MPDの合成
機械的撹拌器を備えたフラスコ内に、10mLのTHFに溶解した500mg(2.85mmol)のCDMTを導入し、それに300μL(2.85mmol)のMPDを滴下することによって加えた。10分後、白色沈殿物を得、それを濾過によって回収した。種々の溶媒中でのNMR分析により、生成物が溶液中で安定せず、それ故、この試薬でカップリングを実施できなかったことが明らかになった。
【0091】
【表1】
【0092】
実施例2 − 比較試験。IPPによる安息香酸とフェネチルアミンとの縮合(表1の試験7)
磁性撹拌器を備えたフラスコ内に、293.1mg(2.4mmol)の安息香酸を15mLのメタノールに溶解した。その溶液に、300μL(2.4mmol)のフェネチルアミンおよびIPPを用いて得た692mg(2.4mmol)のDMT−MPを加えた。2時間後、変換をモニターするために試料を採取し、それが81%であることを見出し、次いでロータリーエバポレーターを使用して溶媒を蒸発させた。固体残渣をジエチルエーテル(30mL)に溶解し、続いて飽和Na
2CO
3溶液、水、1NのHCl溶液、および飽和NaCl溶液で洗浄し、次いでMgSO
4で無水物化し、濾過した。溶液を乾燥させて白色固体として生成物(405.5mg、1.8mmol、収率75%)を得た。
1H NMR(CDCl
3,300MHz,ppm)δ
H:7.72−7.31(m,2H),7.52−7.23(m,8H),6.26(brs,1H),3.73(m,2H),2.95(t,2H);
13C NMR(75MHz,CDCl
3,ppm)δ
C:167.43,138.86,134.60,131.33,128.75,128.65,128.43,126.76,126.52,41.10,35.67。
【0093】
実施例3.試薬1(A
2B
3C
1D
1E
3)および試薬2(F
4G
3H
1E
3)を使用する方法によるキラルアミドの生成
磁性撹拌器を備えたフラスコ内に、200mg(0.51mmol)の2−メチル−3−p−アニシルプロパン酸を15mLのメタノールに溶解した。その溶液に、55μL(0.6mmol)のアニリン、0.5mLの試薬1、および最後に0.5mLの試薬2を加えた。24時間後、ロータリーエバポレーターを使用して溶媒を蒸発させた。固体残渣をエチルエーテル(30mL)に溶解し、続いて飽和Na
2CO
3溶液、水、1NのHCl溶液、および飽和NaCl溶液で洗浄し、次いでMgSO
4で無水物化し、濾過した。次いで溶液を乾燥させて、75%の収率で黄色の液体の形態の生成物(101mg、0.375mmol)を得た。
1H NMR(CDCl
3,300MHz,ppm)δ
H:7.33−7.26(m,2H),7.24−7.14(m,2H),7.07−7.01(m,2H),7.01−6.95(m,1H),6.75(d,2H),3.69(s,3H),2.95−2.80(m,1H),2.70−2.56(m,1H),2.55−2.35(m,1H),1.19(d,3H);
13C NMR(CDCl
3,75MHz,ppm)δ
C:172.95,157.17,136.68,130.66,128.89,127.85,123.18,118.96,112.91,54.23,44.02,38.71,16.67;HPLC:および96%、CHIRACEL OD−Hカラム、n−ヘキサン/イソプロパノール92/8、0.8mL/min、t
R=17.15min(下側)およびt
R=21.2min(上側)。
【0094】
試薬1(A
2B
3C
1D
1E
3)の配合:1.0Mの2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のBESの溶液、0.5wt%のNaClO
4、および水。
試薬2(F
4G
3H
1E
3)の配合:0.5MのNMMの溶液、0.1〜0.8wt%のTris、0.5〜2.5wt%のNaCl、および水。
【0095】
実施例4.試薬1(A
1B
4C
2D
1E
3)および試薬2(F
4G
6H
2E
3)を使用する方法を用いたポリアクリル酸のアニリンによる官能化
磁性撹拌器を備えたフラスコ内に、60mg(1.3×10
−4mmol)のPAA(MW=450000)および190μL(2.1mmol)のアニリンを35mLのメタノールに溶解した。次いでその溶液に2.1mLの試薬1および2.1mLの試薬2を加えた。その溶液を24時間撹拌下に置き、次いで固体を濾過し、洗浄し、乾燥させ、
1H NMRによって分析した。
【0096】
試薬1(A
1B
4C
2D
1E
3)の配合:0.7Mの2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のPOPSOの溶液、0.5〜1.0wt%のKClO
4、および水。
試薬2(F
4G
6H
2E
3)の配合:0.7MのNMMの溶液、0.1〜5wt%のTris NaCitrate、0.7〜2.3wt%のNa
2HPO
4、および水。
【0097】
実施例5.試薬1(A
1B
4C
2D
1E
3)および試薬2(F
4G
6H
2E
3)を使用する方法によるCMCの架橋
磁性撹拌器を備えたフラスコ内に、279mgのCMC(0.7のカルボキシル化度を有するカルボキシメチルセルロース)を25mLの水に溶解した。次いでその溶液に3mLの試薬1および3mLの試薬2を加えた。その溶液を撹拌下に24時間置き、次いで高真空ポンプによって水相を蒸発させた。得られた固体を水で洗浄し、FT−IRによって特徴付けた。FT−IR:3200、1750−1735、1602、1020cm
−1。
【0098】
試薬1(A
1B
4C
2D
1E
3)の配合:0.5Mの2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のPOPSOの溶液、0.5〜1.0wt%のKClO
4、および水。
試薬2(F
4G
6H
2E
3)の配合:0.5MのNMM、および0.1〜5wt%のTris NaCitrateの溶液、0.7〜2.3wt%のNa
2HPO
4、および水。
【0099】
実施例6.試薬1(A
2B
4C
2D
1E
3)および試薬2(F
4G
6H
2E
3)を使用する方法を用いたポリアクリル酸のメタノールによる官能化
磁性撹拌器を備えたフラスコ内に、35%にて1.65g(3.8×10
−2mmol)のポリアクリル酸のナトリウム塩の水溶液(PAANa、MW=15000)および2mLのメタノールを60mLの水に溶解した。次いでその溶液に5mLの試薬1および5mLの試薬2を加えた。溶液を24時間撹拌下に置き、エチルエーテルで洗浄した。高真空ポンプを使用して水相を濃縮し、得られた固体を
1H NMRによって分析した。
1H NMR(D
2O,300MHz,ppm)δ
H:2.94(s,0.48H),2.47(brs,1H),1.66(m,2H)。
【0100】
試薬1(A
2B
4C
2D
1E
3)の配合:0.2Mの2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のPOPSOの溶液、0.5〜1.0wt%のKClO
4、および水。
試薬2(F
4G
6H
2E
3)の配合:0.2MのHMMの溶液、0.1〜5wt%のTris NaCitrate、0.7〜2.3wt%のNa
2HPO
4、および水。
【0101】
実施例7.2−ハロ−4,6−ジアルコキシ−1,3,5−トリアジンを合成するための一般手順
以前に記載したようにリアクタ内に、1〜5Eqの塩基、4〜12EqのROH(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールなど)、および0〜7Eqの水をオージェディスペンサーおよび/または液体用のディスペンサーによって導入した。撹拌下で1Eqのシアヌル酸ハロゲン化物をオージェディスペンサー(添加時間、0.5〜3時間)によって加え、次いで混合物を45〜130℃にて5〜48時間加熱した。反応の終わりに、1〜5体積の水を加え、続いて0〜480分間撹拌することによってワークアップを実施した。懸濁液を濾過し、生成物を回収し、真空中で乾燥させた。2−ハロ−4,6−ジアルコキシ−1,3,5−トリアジンを85〜90%の収率および92〜97%の純度(3〜8%の水)で回収した。この方法は最大150kgまでの2−ハロ−4,6−ジアルコキシ−1,3,5−トリアジンを使用した。より大きな生成体積については、複数のリアクタを並行して並べて配置することを推奨する。
【0102】
実施例8.2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン(CDMT)の合成
上記(実施例7)の一般手順を使用してCDMTを合成した:以前に記載したようにリアクタ内に、36kgのNaHCO
3、9.0Lのメタノール、および7.5Lの水をオージェディスペンサーおよび/または液体用のディスペンサーによって導入した。次いで、約2〜3時間で10kgの塩化シアヌルをオージェディスペンサーによって撹拌下で導入し、次いで混合物を100℃にて36時間加熱した。反応の終わりに、1〜5体積の水(9〜45L)を加え、続いて480分間撹拌することによってワークアップを実施した。懸濁液を濾過し、生成物を回収し、真空中で乾燥させた。8.5kg(48.3mol)の量を89.5%の収率および96.7%の純度(3.3%の水)で回収した。この方法は最大150kgまでのCDMTを使用した。より大きな生成体積については、複数のリアクタを並行して並べて配置することを推奨する。
1H NMR(CDCl
3,300MHz,ppm)δ
H:4.07;
13C NMR(75MHz,CDCl
3,ppm)δ
C:172.72,172.54,56.04.FT−IR:1540,928,806cm
−1
m.p.:75.2℃。
【0103】
実施例9.2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン(CDET)の合成
上記(実施例7)の一般手順を使用してCDETを合成した:以前に記載したようにリアクタ内に、32.4kgのKHCO
3、12.6Lのエタノール、および9.7Lの水をオージェディスペンサーおよび/または液体用のディスペンサーによって導入した。次いで約2〜3時間で10kgの塩化シアヌルをオージェディスペンサーによって撹拌下で導入し、次いで混合物を120℃にて48時間加熱した。反応の終わりに、1〜5体積の水(9〜45L)を加え、続いて480分間撹拌することによってワークアップを実施した。懸濁液を濾過し、生成物を回収し、真空中で乾燥させた。10.0kg(49.4mol)の量を91.5%の収率および96.8%の純度(3.2%の水)で回収した。この方法は最大150kgまでのCDETを使用した。より大きな生成体積については、複数のリアクタを並行して並べて設定することを推奨する。
1H NMR(CDCl
3,300MHz,ppm)δ
H:4.47(q,4H),1.40(t,6H);
13C NMR(75MHz,CDCl
3,ppm)δ
C:.172.7,172.1,65.5,14.2。
IR:1554,1325,809cm
−1
m.p.:145℃。
【0104】
【表2】
【0105】
実施例10.試薬1(A
1B
1C
2D
3)および試薬2(F
6G
2H
2)を用いた粉末コラーゲンのなめし、表2の試験2
50mlのビーカー内に、500mgのコラーゲン、25mLの蒸留水、および0.6〜12mLの試薬1、続いて0.6〜12mLの試薬2を加えた。この系を室温にて撹拌下に置き、pHを60分毎にモニターした。4時間後、懸濁液をブフナー漏斗で濾過し、50mlの蒸留水で洗浄した。次いで処理したコラーゲンをDSCによって分析し、使用した試薬の濃度の変化に応じて85〜101℃のTg値を得た。
【0106】
試薬1(A
1B
1C
2D
3)の配合:0.5Mの2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン、および10wt%のMESの溶液、0.5wt%のKCl、および水。
試薬2(F
6G
2H
2)の配合:0.5MのMPDの溶液、0.5〜0.8%のMOPS、0.5〜1.5%のNa
2HPO
4、および水。
【0107】
実施例11.試薬1(A
1B
1C
2D
3)および試薬2(F
6G
2H
2)を用いた皮のなめし
通常の工業的手順に従って、軟化し、石灰化/脱石灰化し、浸軟し、肉を削ぎ落とした約100gの皮(生皮)の一片を以下に記載したように処理した。約100gの生皮の一片を室温にて100mLの水の存在下でドラム内に置いた。その系を回転させ、続いて試薬1および試薬2(3.0%〜22%の範囲の濃度)を加えた。4時間後、バッチから除去し、その系を十分な水で2回洗浄した。使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=83℃〜103℃。
【0108】
実施例12.試薬1(A
2B
3C
1D
1)および試薬2(F
4G
3H
1)を用いた粉末コラーゲンのなめし、表2の試験4
実施例10に記載したものと同様に試験を行った。
試薬1(A
2B
3C
1D
1)の配合:1.0Mの2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のBESの溶液、0.5wt%のNaClO
4、および水。
試薬2(F
4G
3H
1)の配合:0.5MのNMMの溶液、0.1〜0.8wt%のTris、0.5〜1.5wt%のNaCl、および水。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=73℃〜85℃。
【0109】
実施例13.試薬1(A
2B
3C
1D
1)および試薬2(F
4G
3H
1)を用いた皮のなめし
試験を実施例11に記載したものと同様に行い、試薬1および試薬2は実施例12に記載したものと同様に配合した。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=71℃〜87℃。
【0110】
実施例14.試薬1(A
2B
2C
2D
1)および試薬2(F
5G
4H
3)を用いた粉末コラーゲンのなめし、表2の試験6
試験を実施例10に記載されるものと同様に行った。
試薬1(A
2B
2C
2D
1)の配合:0.7Mの2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のACESの溶液、0.5〜1.0wt%のKClO
4、および水。
試薬2(F
5G
4H
3)の配合:0.7MのNEMの溶液、0.1〜0.8wt%のPOPSO、0.5〜2.5wt%のNaOAc、および水。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=93℃〜103℃。
【0111】
実施例15.試薬1(A
2B
2C
2D
1)および試薬2(F
5G
4H
3)の皮のなめし
試験を実施例11に記載されるものと同様に行い、試薬1および試薬2を実施例14に記載されるものと同様に配合した。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=90℃〜105℃。
【0112】
実施例16.試薬1(A
2B
2C
2D
1)および試薬2(F
6F
1G
4H
1)を用いる粉末コラーゲンのなめし、表2の試験8
試験を実施例10に記載されるものと同様に行った。
試薬1(A
2B
2C
2D
1)の配合:0.8Mの2−クロロ−4,6−ジエトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のACESの溶液、0.5〜1.0wt%のKClO
4、および水。
試薬2(F
6F
1G
4H
1)の配合:0.7MのMPDの溶液、0.3MのTMA、0.1〜0.8wt%のPOPSO、0.5〜2.5wt%のNaCl、および水。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=83℃〜89℃。
【0113】
実施例17.試薬1(A
2B
2C
2D
1)および試薬2(F
6F
1G
4H
1)を用いた皮のなめし
試験を実施例11に記載されるものと同様に行い、試薬1および試薬2は実施例16に記載されるものと同様に配合した。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=81℃〜90℃。
【0114】
実施例18.IPPでDMT−MPを用いた粉末コラーゲンの架橋(表2の試験9)
I)DMT−MPの合成
磁性撹拌器を備えたフラスコ内に、10mLのTHFに溶解した500mg(2.85mmol)のCDMTを導入し、それに350μL(2.85mmol)のMPを滴下により加えた。2時間後、白色の沈殿物を得、それを濾過によって回収した(60%の収率)。
1H NMR(D
2O,300MHz,ppm)δ
H:4.42(d,2H),4.06(s,6H),3.54(m,2H),3.32(s,3H),2.0−1.4(m,6H);
13C NMR(D2O,75MHz,ppm)δ
C:174.38,171.24,62.44,57.44,21.54,20.30;m.p.71.0℃。
【0115】
ii)磁性撹拌器を備えたビーカー内に、500mgの粉末コラーゲンを50mLの水に懸濁した。次いで混合物に82.5mg(0.3mmol)のDMT−MPを加えた。混合物を室温にて4時間撹拌下に置き、続いて固体を濾過し、水で洗浄し、DSCによって分析した。(Tg=87℃)
【0116】
実施例19.試薬1(A
1B
3C
2D
1)および試薬2(F
7G
6H
5)を用いた粉末コラーゲンのなめし、表2の試験10
試験を実施例10に示したものと同様に行った。
試薬1(A
1B
3C
2D
1)の配合:0.6Mの2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン、および0〜6wt%のBESの溶液、0.5〜1.0wt%のKClO
4、および水。
試薬2(F
7G
6H
5)の配合:0.3MのMPの溶液、0.1〜0.8%のTris NaCitrate、H
5:SDS、および水。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=83℃〜89℃。
【0117】
実施例20.試薬1(A
1B
3C
2D
1)および試薬2(F
7G
6H
5)を用いた皮のなめし
試験を実施例11に示したものと同様に行い、試薬1および試薬2は実施例19に示したものと同様に配合した。
使用した試薬1および2の濃度の変化に応じてTg=82℃〜90℃。
【0118】
最後に、たとえ本発明が、その好ましい実施形態による非限定的な例示として単に記載されているとしても、添付の特許請求の範囲により規定される対応する保護範囲から逸脱せずに変更および/または修飾が当業者によりなされてもよいことは強調されるべきである。