特許第6986532号(P6986532)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986532
(24)【登録日】2021年12月1日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】ボールねじ
(51)【国際特許分類】
   F16H 25/24 20060101AFI20211213BHJP
【FI】
   F16H25/24 G
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2019-147422(P2019-147422)
(22)【出願日】2019年8月9日
(65)【公開番号】特開2021-28502(P2021-28502A)
(43)【公開日】2021年2月25日
【審査請求日】2019年8月9日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】596016557
【氏名又は名称】上銀科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】林 育新
(72)【発明者】
【氏名】顏 齊瑩
【審査官】 増岡 亘
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−347071(JP,A)
【文献】 特開2017−136820(JP,A)
【文献】 特開2016−223493(JP,A)
【文献】 特開2018−40777(JP,A)
【文献】 特開2015−59819(JP,A)
【文献】 台湾特許出願公開第201504544(TW,A)
【文献】 米国特許出願公開第2019/0204064(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 25/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つのレールと、前記2つのレールに沿って摺動可能に設置されている摺動部とを備える摺動装置の前記摺動部に設置されている設置ユニットを移動させるために使用されるボールねじであって、
中心軸線に沿って延伸している軸棒と、前記軸棒の外周面に形成されている螺旋溝と、を備えているねじ軸と、
前記設置ユニットを支持する支持部を有するものであって、前記軸棒を周りから包むように前記軸棒に螺設されているナットと、
前記ボールねじが前記設置ユニットに使用されている際に前記設置ユニットに当接できるように前記ナットに設置されている少なくとも1つの力検知モジュールと、を備えており、
前記ナットは、前記ボールねじが前記設置ユニットに使用されている際に、全体が前記設置ユニットに外嵌リングを介して嵌まり込んで前記支持部と一体になるように前記支持部の前記中心軸線の延伸方向における一端から張り出してなった雄ねじ付きのフランジ部を有し、
前記力検知モジュールは、互いに等間隔に離れている複数の設置槽と雌ねじとが内周面に形成されていると共に、前記雌ねじと前記雄ねじとの螺合により前記フランジ部を外嵌していて、前記ボールねじが前記設置ユニットに使用されている際に、前記フランジ部と共に前記設置ユニットに嵌め込むことができる前記外嵌リングと、前記複数の設置槽に設置されていて前記フランジ部に連接している複数の力検知センサーと、を備えていることを特徴とするボールねじ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールねじに関し、特に軸棒偏移を検知できるボールねじ及びその軸棒偏移検知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ねじ軸と、2つのナット部により構成され、前記ねじ軸に螺設されているナットと、互いに反対側に位置するように前記2つのナット部の間に設置されている2つの力検知モジュールと、を備えているボールねじが記載されている。
移動させようとする装置に設置された該ボールねじを使用する際、2つの力検知モジュールのそれぞれが検知された力の差により、ボールねじの該装置に対する偏移具合を検知できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】台湾特許第I513927B号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1のボールねじは、2つのナット部で2つの力検知モジュールを挟むように該2つの力検知モジュールを固定するので、ナット全体の剛性が低く、ナットが力を受けて移動される際に、2つのナット部が連接されている場所でずれやすい。従って、ナットの移動精度を上げられないまたは精度が落ちる欠点がある。
【0005】
上記問題点に鑑みて、本発明は、上記の欠点を解消するボールねじの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく、本発明は、2つのレールと、前記2つのレールに沿って摺動可能に設置されている摺動部とを備える摺動装置の前記摺動部に設置されている設置ユニットを移動させるために使用されるボールねじであって、中心軸線に沿って延伸している軸棒と、前記軸棒の外周面に形成されている螺旋溝と、を備えているねじ軸と、前記設置ユニットを支持する支持部を有するものであって、前記軸棒を周りから包むように前記軸棒に螺設されているナットと、前記ボールねじが前記設置ユニットに使用されている際に前記設置ユニットに当接できるように前記ナットに設置されている少なくとも1つの力検知モジュールと、を備えており、前記ナットは、前記ボールねじが前記設置ユニットに使用されている際に、全体が前記設置ユニットに外嵌リングを介して嵌まり込んで前記支持部と一体になるように前記支持部の前記中心軸線の延伸方向における一端から張り出してなった雄ねじ付きのフランジ部を有し、前記力検知モジュールは、互いに等間隔に離れている複数の設置槽と雌ねじとが内周面に形成されていると共に、前記雌ねじと前記雄ねじとの螺合により前記フランジ部を外嵌していて、前記ボールねじが前記設置ユニットに使用されている際に、前記フランジ部と共に前記設置ユニットに嵌め込むことができる前記外嵌リングと、前記複数の設置槽に設置されていて前記フランジ部に連接している複数の力検知センサーと、を備えている
【0007】
また、本発明は、上記ボールねじの軸棒偏移検知方法をも提供する。
当該軸棒偏移検知方法は、2つのレールと、前記2つのレールに沿って摺動可能に設置されている摺動部とを備える摺動装置の前記摺動部に設置されている設置ユニットに設置されている上記のボールねじの軸棒偏移検知方法であって、(1)前記ナットを第1の位置に移すステップと、(2)前記ナットが前記第1の位置に位置している際に各前記力検知モジュールに検知された第1の力情報を記録するステップと、(3)前記ナットを前記第1の位置から第2の位置に移すステップと、(4)前記ナットが前記第2の位置に位置している際に各前記力検知モジュールに検知された第2の力情報を記録するステップと、(5)各前記力検知モジュールに検知された第1の力情報及び第2の力情報を比較してから、第1の力情報が第2の力情報より小さい前記力検知モジュールに対しては前記第2の位置における前記軸棒が、前記第1の力情報が第2の力情報より小さい力検知モジュールの設置位置側へ前記第1の位置と比べて偏移していると判定し、また、第1の力情報が第2の力情報より大きい前記力検知モジュールに対しては前記第2の位置における前記軸棒が、前記第1の力情報が第2の力情報より大きい力検知モジュールの設置位置の反対側へ前記第1の位置と比べて偏移していると判定するステップと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
上記構成により、本発明のボールねじは、移動させようとする設置ユニットに当接できるように力検知モジュールがナットに設置されているので、使用する際に、力検知モジュールが設置ユニットとナットとが互いに作用する力の差により、ボールねじの設置ユニットに対する偏移具合を検知できる。
従って、従来のボールねじより、ナットの剛性が高く、精度を上げられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明のボールねじの第1の実施形態を示す斜視図である。
図2】上記ボールねじを示す部品分解図である。
図3】上記ボールねじが設置ユニットに設置されていることを示す斜視図である。
図4】上記ボールねじが第1の位置に位置することを示す図である。
図5】上記ボールねじが第2の位置に位置することを示す図である。
図6】本発明のボールねじの第2の実施形態を示す斜視図である。
図7】上記ボールねじを示す部品分解図である。
図8】本発明のボールねじの第3の実施形態を示す斜視図である。
図9】上記ボールねじを示す部品分解図である。
図10】本発明のボールねじの第4の実施形態を示す斜視図である。
図11】上記ボールねじを示す部品分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、本発明のボールねじの各実施形態について詳しく説明する。
【0011】
<第1の実施形態>
図1は本発明のボールねじの第1の実施形態を示す斜視図である。図2は上記ボールねじを示す部品分解図である。図3は上記ボールねじが設置ユニットに設置されていることを示す斜視図である。図4は上記ボールねじが第1の位置に位置することを示す図である。図5は上記ボールねじが第2の位置に位置することを示す図である。
【0012】
本発明のボールねじの第1の実施形態は、図1に示されるように、設置ユニット91を移動させるために使用されるものであって、ねじ軸2と、ナット3と、ナット3に設置されている6つの力検知モジュール4と、を備え、ナット3には、力検知モジュール4を設置するための設置槽5が6つ形成されている。
設置ユニット91は、図2に示されるように、ベース911と、ベース911を貫通する設置孔912とを有する。
【0013】
ねじ軸2は、中心軸線Lに沿って延伸している軸棒21と、軸棒21の外周面に形成されている螺旋溝22と、を備えている。
ナット3は、設置ユニット91の設置孔912に挿入されて設置ユニット91を支持する支持部311と、支持部311と一体になるように支持部311の中心軸線Lの延伸方向における一端から張り出してなったフランジ部312とを有するものであって、軸棒21を周りから包むように軸棒21に螺設されている。
【0014】
設置槽5は、図1及び図2に示されるように、フランジ部312において、支持部311の他端に向かっている面(図2における右側に面する面)の周縁に沿って、互いに等間隔に離れているように形成されている。
【0015】
各力検知モジュール4は、図1及び図2に示されるように、ボールねじが設置ユニット91に使用されている際に設置ユニット91に当接できるようにナット3に形成されている設置槽5のそれぞれに設置されていることにより、フランジ部312に連接している。
また、力検知モジュール4は、力を検知できるものであれば特に限らず、この実施形態において、力検知モジュール4は、ひずみゲージ(Strain
Gauge)で構成された。
【0016】
以下、本発明のボールねじによる軸棒偏移検知方法について説明する。
図3に示されるように、本発明のボールねじが設置ユニット91に設置されている際、力検知モジュール4に電気的に連接されている制御装置(図示せず)により、検知を行うことができる。
【0017】
設置ユニット91は、図3に示されるように、2つのレール921と、2つのレール921に沿って摺動可能に設置されている摺動部922とを備える摺動装置92に設置されており、具体的に、摺動部922に設置されている。
【0018】
そして、該軸棒偏移検知方法は、図4及び図5を参照しながら、以下のステップにより行う。
(1)ナット3を第1の位置(図4に参照)に移すステップ。
(2)ナット3が第1の位置に位置している際に各力検知モジュール4に検知された第1の力情報を記録するステップ。
(3)ナット3を第1の位置から第2の位置(図5に参照)に移すステップ。
(4)ナット3が第2の位置に位置している際に各力検知モジュール4に検知された第2の力情報を記録するステップ。
(5)各力検知モジュール4のそれぞれに検知された第1の力情報及び第2の力情報を比較してから、第1の力情報が第2の力情報より小さい前記力検知モジュールに対しては前記第2の位置における前記軸棒が、第1の力情報が第2の力情報より小さい力検知モジュール4の設置位置側へ前記第1の位置と比べて偏移していると判定し、また、第1の力情報が第2の力情報より大きい前記力検知モジュールに対しては前記第2の位置における前記軸棒が、第1の力情報が第2の力情報より大きい力検知モジュール4の設置位置の反対側へ前記第1の位置と比べて偏移していると判定するステップ。
【0019】
図4及び図5に示される状況を一例として説明する。図4及び図5に示されるように、軸棒21は、図4及び図5における左上(以下の「上、下、左、右」は図4及び図5における方向を指す)から右下へ延伸している。一般的に、ボールねじは、軸棒21が2つのレール921と平行になりながらナット3が2つのレール921の間の中央位置に位置するように設置される。従って、ボールねじの軸棒21が図4及び図5に示されるように偏移していると、設置ユニット91によりナット3が正確位置に戻る方向に力が加わるため、ナット3が第1の位置に位置する際、上方の力検知モジュール4が設置ユニット91に押圧されるので、上方の力検知モジュール4は、ナット3が正確位置に位置する場合より大きい力を検知する。一方、下方の力検知モジュール4が設置ユニット91に右に引かれて、下方の力検知モジュール4を押圧する力が小さくなるので、下方の力検知モジュール4は、ナット3が正確位置に位置する場合より小さい力を検知する。そして、ナット3が第2の位置に来ると、ナット3が第1の位置より正確位置に接近したことになるので、上方の力検知モジュール4が検知する力は、第1の位置で検知した力より小さく、下方の力検知モジュール4が検知する力は、第1の位置で検知した力より大きいようになる。
【0020】
即ち、上方の力検知モジュール4により第1の位置で検知された第1の力情報が、上方の力検知モジュール4により第2の位置で検知された第2の力情報より大きく、更に、図4及び図5に示されるように、第1の位置から第2の位置の間、軸棒21が上方の力検知モジュール4の設置位置の反対側へ偏移していることにより、検知した第1の力情報が第2の力情報より大きい力検知モジュール4があった場合、その力検知モジュール4の設置位置の反対側へ軸棒21が偏移していると推定し判定することができる。
【0021】
同じく、下方の力検知モジュール4により第1の位置で検知された第1の力情報が、下方の力検知モジュール4が第2の位置で検知された第2の力情報より小さく、且つ、図4及び図5に示されるように、第1の位置から第2の位置の間、軸棒21が下方の力検知モジュール4の設置位置側へ偏移していることにより、検知した第1の力情報が第2の力情報より小さい力検知モジュール4があった場合、その力検知モジュール4の設置位置側へ軸棒21が偏移していると推定し判定することができる。
【0022】
従って、軸棒21の偏移具合を測定できる。また、上記の説明は、互いに測定結果を検証するために、2つの力検知モジュール4で軸棒21の偏移具合を測定したが、1つの力検知モジュール4だけでも軸棒21の偏移具合を測定できる。
【0023】
上記の構成によれば、本発明のボールねじは、移動させようとする設置ユニットに当接できるように力検知モジュールがナットに設置されているので、使用する際に、力検知モジュールが設置ユニットとナットとが互いに作用する力の差により、ボールねじの設置ユニットに対する偏移具合を検知できる。従って、従来のボールねじより、ナットの剛性が高く、移動の精度を上げられる。
また、1つの力検知モジュール4だけでも軸棒21の偏移具合を測定できるので、設計や製造において従来のボールねじより簡単になる。
【0024】
<第2の実施形態>
本考案の第2の実施形態は、上記第1の実施形態と多くの構成が共通するので、ここでは詳しい説明を省略し、その相違点のみを説明する。
図6は本発明のボールねじの第2の実施形態を示す斜視図である。図7は上記ボールねじを示す部品分解図である。
【0025】
この実施形態のボールねじにおいて、図6及び図7に示されるように、ナット3は、フランジ部を有しなく、力検知モジュール4及び設置槽5は、それぞれ4つある。
設置槽5は、図6及び図7に示されるように、支持部311の、前記中心軸線Lの延伸方向における一端の外表面に、周方向に沿って互いに等間隔に離れているように形成されている。
【0026】
<第3の実施形態>
本考案の第3の実施形態は、上記第1の実施形態と多くの構成が共通するので、ここでは詳しい説明を省略し、その相違点のみを説明する。
図8は本発明のボールねじの第3の実施形態を示す斜視図である。図9は上記ボールねじを示す部品分解図である。
【0027】
この実施形態のボールねじにおいて、図8及び図9に示されるように、ナット3は、外周面に雄ねじが形成されている雄ねじ付きのフランジ部312を有する。
ボールねじが設置ユニット91に使用されている際に、図8に示されるように、フランジ部312を含むナット3全体が前記設置ユニット91に外嵌リング42を介して嵌まり込んでいる。即ち、設置ユニット91の設置孔912は、図9に示されるように、ナット3のフランジ部312を収容する第1の収容空間913と、径長が第1の収容空間913より小さく、ナット3の支持部311を収容する第2の収容空間914とを含む。
【0028】
力検知モジュール4は、図9に示されるように、互いに等間隔に離れている4つの設置槽5と雌ねじとが内周面に形成されていると共に、該雌ねじとフランジ部312の雄ねじとの螺合によりフランジ部312を外嵌していて、ボールねじが設置ユニット91に使用されている際に、フランジ部312と共に設置ユニット91に嵌め込むことができる外嵌リング42と、複数の設置槽5に設置されていてフランジ部312に連接している4つの力検知センサー41と、を備えている。
【0029】
この実施形態の構成によれば、力検知モジュール4は、外嵌リング42で設置ユニット91に当接し、外嵌リング42を介して力検知センサー41で力情報を検知する。
【0030】
<第4の実施形態>
本考案の第4の実施形態は、上記第1の実施形態と多くの構成が共通するので、ここでは詳しい説明を省略し、その相違点のみを説明する。
図10は本発明のボールねじの第4の実施形態を示す斜視図である。図11は上記ボールねじを示す部品分解図である。
この実施形態のボールねじにおいて、図10及び図11に示されるように、力検知モジュール4及び設置槽5は、それぞれ6つある。
【0031】
ナット3は、設置ユニット91の一部である6つのヘッド付きのネジ915により設置ユニット91に螺合して設置されている。ネジ915は、ヘッド部916と軸部917とを備える。
設置槽5は、図11に示されるように、フランジ部312において、支持部311の他端に向かっている面の反対面(図11における左側に面する面)の周縁に沿って、互いに等間隔に離れているように形成されている。
【0032】
力検知モジュール4は、図11に示されるように、ネジ915の軸部917が通過できる孔が中央に開けられている環状に構成されていると共に、6つの設置槽5のそれぞれに設置されている。
フランジ部312には、図11に示されるように、ネジ915の軸部917が通過でき且つ広さが設置槽5より小さい6つの貫通孔6が設置槽5それぞれのの底部に開けられている。
即ち、ナット3は、図10及び図11に示されるように、ボールねじが設置ユニット91に使用されている際に、設置ユニット91のネジ915のヘッド部916が力検知モジュール4に当接しながら軸部917がフランジ部312を貫通して前記設置ユニット91に螺合していて設置ユニット91に設置されている。
【0033】
この実施形態の構成によれば、力検知モジュール4は、ネジ915のヘッド部916を介して設置ユニット91に当接して、力情報を検知する。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明のボールねじは、一般のボールねじを用いる機械装置に適用できる。
【符号の説明】
【0035】
2 ねじ軸
21 軸棒
22 螺旋溝
3 ナット
311 支持部
312 フランジ部
4 力検知モジュール
41 力検知センサー
42 外嵌リング
5 設置槽
91 設置ユニット
911 ベース
912 設置孔
913 第1の収容空間
914 第2の収容空間
915 ネジ
916 ヘッド部
917 軸部
92 摺動装置
921 レール
922 摺動部
L 中心軸線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11