特許第6986628号(P6986628)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6986628ユーザ機器ポリシー伝送のネゴシエーションのための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986628
(24)【登録日】2021年12月1日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】ユーザ機器ポリシー伝送のネゴシエーションのための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/18 20090101AFI20211213BHJP
   H04W 4/40 20180101ALI20211213BHJP
   H04W 80/08 20090101ALI20211213BHJP
【FI】
   H04W8/18
   H04W4/40
   H04W80/08
【請求項の数】15
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2020-519418(P2020-519418)
(86)(22)【出願日】2018年11月23日
(65)【公表番号】特表2021-504989(P2021-504989A)
(43)【公表日】2021年2月15日
(86)【国際出願番号】CN2018117267
(87)【国際公開番号】WO2019101176
(87)【国際公開日】20190531
【審査請求日】2020年5月25日
(31)【優先権主張番号】62/590,849
(32)【優先日】2017年11月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ヤン
【審査官】 ▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2017/149615(WO,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第03166362(EP,A1)
【文献】 Nokia, Nokia Shanghai Bell,Procedures for distribution of UE policies[online],3GPP TSG SA WG2 #124 S2-178540,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_124_Reno/Docs/S2-178540.zip>,2017年11月21日
【文献】 Orange,Allowing UE to provide information to assist the PCF for UE Policies delivery[online],3GPP TSG SA WG2 #124 S2-178902,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_124_Reno/Docs/S2-178902.zip>,2017年11月21日
【文献】 Intel,3GPP PC5 RAT selection solution for key issue#2[online],3GPP TSG SA WG2 #122BIS S2-175692,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_122BIS_Sophia_Antipolis/Docs/S2-175692.zip>,2017年08月25日
【文献】 Qualcomm Incorporated,,TS 23.502: UE initiated policy delivery procedure[online],3GPP TSG SA WG2 #124 S2-178608,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_124_Reno/Docs/S2-178608.zip>,2017年11月21日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
UEポリシー伝送のネゴシエーションのためのユーザ機器(UE:User Equipment)(10)であって、
メモリ(12)と、
トランシーバ(13)と、
前記メモリ(12)と前記トランシーバ(13)に結合されたプロセッサ(11)と、
を備え、
前記プロセッサ(11)は、
UEポリシー配信に関連する前記ユーザ機器の性能に関連付けられた、第1インジケータを生成し、前記第1インジケータは、UEアシスタント情報を備えており、前記UEアシスタント情報は、UEポリシー識別子または表示を備えており、
前記トランシーバ(13)を制御して、ネットワークノードへ、非アクセス層(NAS:Non Access Stratum)メッセージにおける前記第1インジケータを送信するように構成される、
ユーザ機器。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記トランシーバを制御して、NASトランスポートにおけるトランスペアレントコンテナを介してUEポリシーを受信するようにさらに構成される、請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
前記第1インジケータは、登録処理における登録要求メッセージに含まれている、請求項1又は2に記載のユーザ機器。
【請求項4】
記UEアシスタント情報は、ポリシールール識別子または表示、及び/又は、アプリケーション識別子または表示、のうち少なくとも1つを備える、請求項1乃至3のいずれか1つに記載のユーザ機器。
【請求項5】
前記ネットワークノードは、コアアクセス及びモビリティ制御機能(AMF:Access Mobility Management Function)、又は、ポリシー制御機能(PCF:Policy Control Function)である、請求項1乃至4のいずれか1つに記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記UEポリシー配信は、前記UEアシスタント情報のメッセージに基づいて実行される、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のユーザ機器。
【請求項7】
前記UEアシスタント情報は、アプリケーションIDを備え、前記ネットワークノードは、前記トランシーバ(13)に、前記アプリケーションIDに対応するポリシーを伝送するように構成される、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のユーザ機器。
【請求項8】
前記アプリケーションIDは、V2X(Vehicle−to−Everything)に関連付けられ、前記ネットワークノードは、前記トランシーバ(13)に、V2Xサービスに対応する前記ポリシーを伝送するように構成される、請求項7に記載のユーザ機器。
【請求項9】
ユーザ機器(UE)のユーザ機器ポリシー伝送のネゴシエーションのための方法であって、
UEポリシー配信に関連する前記ユーザ機器の性能に関連付けられた第1インジケータを生成することであって(402)、前記第1インジケータは、UEアシスタント情報を備え、前記UEアシスタント情報は、UEポリシー識別子または表示を備えており、
ネットワークノードに、非アクセス層(NAS:Non Access Stratum)メッセージにおける前記第1インジケータを送信することと(404)、
を備える方法。
【請求項10】
NASトランスポートにおけるトランスペアレントコンテナを介してUEポリシーを受信することをさらに備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1インジケータは、登録処理における登録要求メッセージに含まれる、請求項9又は10に記載の方法。
【請求項12】
前記UEポリシー配信のための前記UEアシスタント情報は、ポリシールール識別子または表示、及び/又は、アプリケーション識別子または表示、のうちの少なくとも1つを備える、請求項9乃至11のいずれか1つに記載の方法。
【請求項13】
前記ネットワークノードは、コアアクセス及びモビリティ制御機能(AMF)、又は、ポリシー制御機能(PCF)である、請求項9乃至12のいずれか1つに記載の方法。
【請求項14】
前記UEポリシー配信は、前記UEアシスタント情報のメッセージに基づいて実行され、前記UEアシスタント情報は、アプリケーションIDを備え、前記ネットワークノードは、トランシーバに、前記アプリケーションIDに対応するポリシーを伝送するように構成される、請求項9乃至13のいずれか1つに記載の方法。
【請求項15】
前記アプリケーションIDは、V2X(Vehicle−to−Everything)に関連付けられ、前記ユーザ機器に対して、V2Xサービスに対応する前記ポリシーを伝送することを備える、請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コミュニケーションシステムの分野に関し、より具体的には、ユーザ機器(UE:User Equipment)ポリシー伝送のネゴシエーションのための方法と装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在のメカニズムは、UEポリシー伝送のためのユーザ機器とネットワークの間のネゴシエーションを持たず、これは二重のUEポリシー配信を招く可能性があり、このため過剰な関連するシグナリングが発生する。
【0003】
したがって、上記の従来技術の技術的課題を解決するためには、UEポリシー配信のネゴシエーションのための方法と装置を提供する必要がある。
【発明の概要】
【0004】
本開示の目的は、ユーザ機器とネットワークの間のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法と装置を提案することである。
【0005】
本開示の第1の観点においては、UEポリシー伝送のネゴシエーションのため、ユーザ機器は、メモリと、トランシーバと、及びメモリとトランシーバに結合されたプロセッサを含んでいる。プロセッサは、ユーザ機器の性能に関連付けられた第1インジケータを生成するように構成され、及び、トランシーバが、ネットワークノードに対し、ユーザ機器がUEポリシー構成を起動することをサポートすることに関連付けられた第1インジケータ、及び/又はUEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を報告することを制御する。
【0006】
本開示の第2の観点においては、ユーザ機器のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法は、ユーザ機器の性能に関連付けられた第1インジケータを生成すること、及び、ネットワークノードに対し、ユーザ機器がUEポリシー構成を起動することをサポートすることに関連付けられた第1インジケータ、及び/又はUEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を報告すること、を含む。
【0007】
本開示の第3の観点においては、UEポリシー伝送のネゴシエーションのためのネットワークノードは、メモリと、トランシーバと、及びメモリとトランシーバに結合されたプロセッサを含んでいる。プロセッサは、トランシーバを制御して、ユーザ機器から、ユーザ機器の性能及びユーザ機器がUEポリシー構成の起動するためのサポートに関連付けられた第1インジケータを受信し、及び/又は、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を受信するように、構成されている。
【0008】
本開示の第4の観点においては、ネットワークノードのUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法は、ユーザ機器から、ユーザ機器の性能及びユーザ機器がUEポリシー構成の起動するためのサポートに関連付けられた第1インジケータを受信すること、及び/又は、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を受信すること、を含む。
【0009】
本開示の第5の観点においては、UEポリシー伝送のネゴシエーションのためのユーザ機器は、メモリと、トランシーバと、メモリとトランシーバに結合されたプロセッサを含む。プロセッサは、ネットワークノードがユーザ機器にUEポリシー構成要求の起動を許可する、及び/又は、トランシーバを制御して、UEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報を受信する、ように構成されている。
【0010】
本開示の第6の観点においては、ユーザ機器のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法は、ネットワークノードがユーザ機器にUEポリシー構成要求の起動を許可した、及び/又は、UEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報をネットワークノードから受信した場合、システム情報に基づいて、UEポリシー構成要求の起動をすることを含む。
【0011】
本開示の第7の観点においては、UEポリシー伝送のネゴシエーションのためのネットワークノードは、メモリと、トランシーバと、メモリとトランシーバに結合されたプロセッサを含む。プロセッサはユーザ機器にシステム情報に基づくUEポリシー構成要求の起動を許可する、及び/又は、トランシーバがユーザ機器にUEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報を送信することを制御する、ように構成されている。
【0012】
本開示の第8の観点においては、ネットワークノードのUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法は、ユーザ機器にシステム情報に基づくUEポリシー構成要求の起動を許可すること、及び/又は、ユーザ機器にUEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報を送信すること、を含む。
【0013】
本開示の第9の観点においては、非一時的な機械可読記憶媒体は、コンピュータによって実行されると、コンピュータに上記の方法を実行させる命令が格納されている。
【0014】
本開示の第10の観点においては、端末装置は、プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するように構成されたメモリを含む。プロセッサは、上記の方法を実行するため、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行するように構成されている。
【0015】
本開示の第11の観点においては、ネットワークノードは、プロセッサと、コンピュータプログラムを格納するように構成されたメモリを含む。プロセッサは、上記の方法を実行するため、メモリに格納されたコンピュータプログラムを実行するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本開示又は関連技術の実施形態をより明確に図解するため、実施形態にて説明されるであろう以下の図が、簡潔に取り入れられる。ここで図は単に本開示のいくつかの実施形態であることは明白であり、この分野の当業者であれば、前提を払うことなく、これらの図に基づいて他の図を得ることが出来よう。
図1】本開示の実施形態に基づくユーザ機器とネットワークの間の登録処理の概略図である。
図2】本開示の実施形態に基づくユーザ機器とネットワークの間のトランスペアレントなUEポリシー伝送のためのUEポリシー構成処理の概略図である。
図3】本開示の実施形態に基づくユーザ機器とネットワークの間のUEポリシー伝送のためのUE構成を開始するユーザ機器の概略図である。
図4】本開示の実施形態に基づくUEポリシー伝送のネゴシエーションのためのユーザ機器及びネットワークノードのブロック図である。
図5】本開示の実施形態に基づくユーザ機器のUEポリシー伝送のネゴシエーションのため方法を図示するフローチャートである。
図6】本開示の実施形態に基づくネットワークノードのUEポリシー伝送のネゴシエーションのため方法を図示するフローチャートである。
図7】本開示のもう1つの実施形態に基づくユーザ機器のUEポリシー伝送のネゴシエーションのため方法を図示するフローチャートである。
図8】本開示のもう1つの実施形態に基づくネットワークノードのUEポリシー伝送のネゴシエーションのため方法を図示するフローチャートである。
図9】本開示の実施形態に基づくワイヤレスコミュニケーションのためのシステムのブロック図である。
【発明の詳細な説明】
【0017】
本開示の実施形態を、以下に記述する添付図面を参考とし、技術的事項、構造的特徴、達成される目的、及び、効果の詳細とともに記述する。具体的には、本開示の実施形態における用語は、単に特定の実施形態の目的を記述しており、本開示を限定するするものではない。
【0018】
図1には、登録処理におけるいくつかの実施形態において、サービスの受信のための認証を取得するために、モビリティトラッキングを可能とするために、及び、リーチャビリティを可能とするために、ユーザ機器10はネットワークノード20とともに登録する必要が図示されている。ネットワークノード20としては、例えば、(ラジオ)アクセスネットワーク((R)AN:Radio Access Network)201、新コアアクセス及びモビリティ制御機能(AMF:Access Mobility Management Function)202、旧AMF203、ポリシー制御機能(PCF:Policy Control Function)204、セッション管理機能(SMF:Session Management Function)205、認証サーバ機能(AUSF:AUthentication Server Function)206、及び、統一データ管理(UDM:Unified Data Management)207である。登録処理は、ユーザ機器10が第5世代システム(5G)に開始登録を実行する場合に用いられる。ユーザ機器10が周期的な(あらかじめ定義された非アクティブ期間による)登録更新を実行した場合に、加えて、ユーザ機器10が登録処理においてネゴシエートされるその性能又はプロトコルパラメータを更新する必要がある場合に、CM_CONNECTED及びCM_IDLEモードの両方において、ユーザ機器10の登録領域の外側の新トラッキング領域を変更すると、モビリティ登録が更新される。登録処理は、ステップ1から13、14aから14d、及び、15から22までを提供し、一般的な登録コールフローとその説明は、TS23.501項の4.2.2.2.2節にある。
【0019】
図2には、いくつかの実施形態において、ユーザ機器10に、ポリシーが構成されていない、又は、例えばポリシーの位置又は情報により現状のポリシーがもはや適用されない場合に、処理が開始されることが図示されている。いくつかの実施形態において、4.16.1.2節及び4.16.2.2節において定義されているように、AMF208がPCF204から、ブロック211において図示されているように、非アクセス層(NAS:Non−Access Stratum)メッセージ上で、ユーザ機器10にトランスペアレントに伝送される必要があるUEポリシー情報を受信する。AMF208は、ブロック212に図示されているように、PCF204から受信したUEポリシーを、UEポリシーのNASメッセージトランスポートにおけるトランスペアレントコンテナとして、ユーザ機器10に送信する。この処理で用いられているNASメッセージは、TS24.501項において指定されているステージ3によって決定されることが理解される。
【0020】
図3には、ブロック221におけるいくつかの実施形態において、例えば、現在の場所やPLMNにおいて適応する有効なポリシーが無いなど、更新されたUEポリシーを取得する必要があることをユーザ機器10が検出した場合、AMF208に対するアップリンク(UL)NASトランスポートメッセージにおいて、ユーザ機器10はUEポリシーステータスを含むことが図示されている。UEポリシーステータス更新は、ユーザ機器10における現在のUEポリシーの情報を示す。ユーザ機器10は、UL NAS TRANSPORTメッセージにおいて、メッセージがPCF204へ指向することを指定する。UEポリシーステータス更新の可能な値は、TS23.503で指定されていることが理解される。ブロック222において、AMF208はPCF204へ、Namf_Communication_N1MessageNotifyのサービス動作を起動する。サービス動作は、ブロック221において受信したUEポリシーステータス更新を含む。ブロック223において、PCF204は受信したUEポリシー更新情報に基づいて、新しいUEポリシーをユーザ機器10に伝送できるかどうかを決定する。ブロック224において、PCF204がUEポリシーの更新を決定した場合、PCF204は、4.2.4.3節において定義された、トランスペアレントなUEポリシー伝送処理のためのUE構成更新処理を起動し、UEポリシーを更新する。
【0021】
図4には、いくつかの実施形態における、UEポリシー伝送のネゴシエーションのためのユーザ機器10及びネットワークノード20が図示されている。ユーザ機器10は、プロセッサ11、メモリ12及びトランシーバ13を含んでもよい。ネットワークノード20は、プロセッサ21、メモリ22及びトランシーバ23を含んでもよい。プロセッサ11又は21は、本明細書で提案された機能、処理及び/又は方法を実行するように構成されてもよい。ラジオインタフェースプロトコルのレイヤーは、プロセッサ11又は21において実行されてもよい。メモリ12又は22は、プロセッサ11又は21に動作可能に結合され、プロセッサ11又は21を作動するための多様な情報を格納する。トランシーバ13又は23は、プロセッサ11又は21に動作可能に結合され、無線信号を送信及び/又は受信する。
【0022】
プロセッサ11又は21は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application−Specific Integrated Circuit)、他のチップセット、論理回路及び/又はデータ処理デバイスを含んでもよい。メモリ12又は22は、読取り専用メモリ(ROM:Read−only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、記憶媒体及び/又はその他の記憶デバイスを含んでもよい。トランシーバ13又は23は、無線周波数信号を処理するためのベースバンド回路を含んでもよい。ソフトウェアに本実施形態が実現された場合、本明細書に記載された技術は、本明細書に記載された機能を実行するモジュール(例えば、処理、機能など)によって実現され得る。モジュールは、メモリ12又は22に格納され、プロセッサ11又は21によって実行され得る。メモリ12又は22は、プロセッサ11又は21の中、又は、プロセッサ11又は21の外で実装され得て、その様な場合、これらは本技術において知られている様々な方法を介して、プロセッサ11又は21へ通信可能に結合され得る。
【0023】
ユーザ機器間の通信は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)の新しい無線(NR:New Radio)リリース16以降のもとで開発されたサイドリンク技術による、V2V(Vehicle−to−Vehicle)、V2P(Vehicle−to−Pedestrian)、及び、V2I/N(Vehicle−to−Infrastructure/Network)を含むV2X(Vehicle−to−Everything)に、関連する。ユーザ機器は、PC5インタフェースのようなサイドリンクインタフェースを介して、互いに直接通信される。
【0024】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、ユーザ機器10の性能に関連付けられた第1インジケータを生成するように構成されており、及び、トランシーバ13を制御して、ネットワークノード20に、ユーザ機器10がUEポリシー構成を起動するためのサポートに関連付けられた第1インジケータ及び/又はUEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を報告するように構成されている。
【0025】
いくつかの実施形態において、UEポリシー配信は、ネットワークノードがユーザ機器へUEポリシー配信を実行することの本質である。例えば、UEポリシー配信の詳細が図2に図示されている。
【0026】
いくつかの実施形態において、UEポリシー配信は、UEアシスタント情報のメッセージにより実行される。例えば、UEアシスタント情報はV2XのようなアプリケーションIDを含み、PCFはV2Xサービスに対応したポリシーを、ユーザ機器へ伝送する。
【0027】
いくつかの実施形態において、プロセッサ21は、トランシーバ23を制御して、ユーザ機器10の性能及びユーザ機器10がUEポリシー構成を起動するためのサポートに関連付けられた第1インジケータを受信し、及び/又は、ユーザ機器10からのUEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を受信する、ように構成されている。
【0028】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、ネットワークノード20がユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可した場合、システム情報によりUEポリシー構成を起動するように構成されており、及び/又は、トランシーバ13を制御して、UEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報をネットワークノードから受信するように構成されている。いくつかの実施形態において、IDは識別子及び/又は表示を意味する。
【0029】
いくつかの実施形態において、プロセッサ21は、ユーザ機器10がシステム情報によるUEポリシー構成要求を起動することを許可するように構成されており、及び/又は、トランシーバ23を制御して、ユーザ機器10に、UEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報を送信するように構成されている。
【0030】
図5には、本開示の実施形態による、ユーザ機器10のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法400が図示されている。方法400は、ブロック402において、ユーザ機器10の性能に関連付けられた第1インジケータを生成することを含み、ブロック404において、ネットワークノード20にユーザ機器10がUEポリシー構成を起動するためのサポートに関連付けられた第1インジケータ及び/又はUEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を、報告すること、を含む。
【0031】
図6には、本開示の実施形態による、ネットワークノード20のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法500が図示されている。方法500は、ブロック502において、ユーザ機器10から、ユーザ機器10の性能及びユーザ機器10がUEポリシー構成を起動するためのサポートに関連付けられた第1インジケータを受信し、及び/又は、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を起動することを含み、ブロック504において、1つのNASメッセージにおいてUEポリシーが伝送された場合、UEポリシー構成要求の起動が許可されるユーザ機器10を決定することを含む。UEポリシー構成要求を起動することを許可されるユーザ機器10を示すパラメータがUEサブスクリプションにあり、及び/又は、第3者から、ユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可することの要求がある。
【0032】
図7には、本開示のもう1つの実施形態による、ユーザ機器10のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法600が図示されている。方法600は、ブロック602において、ネットワークノード20がユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可した場合、システム情報によりUEポリシー構成要求を起動すること、及び/又は、ブロック604において、ネットワークノード20からUEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報を受信すること、を含む。
【0033】
図8には、本開示のもう1つの実施形態による、ネットワークノード20のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法800が図示されている。方法800は、ブロック802において、ユーザ機器10にシステム情報によるUEポリシー構成要求の起動を許可すること、及び/又は、ブロック804において、ユーザ機器10に、UEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいるシステム情報を送信すること、を含む。
【0034】
いくつかの実施形態において、プロセッサ11は、トランシーバ13がネットワークノード20から第2インジケータを取得する前に、UEポリシー構成要求を起動せず、第2インジケータは、ユーザ機器10がUEポリシー構成要求を起動することを許可する。すなわち、ユーザ機器10は、トランシーバ23がユーザ機器10に第2インジケータを送信する前に、UEポリシー構成要求を起動しない。
【0035】
いくつかの実施形態において、図1乃至3の登録処理に図示されているように、第1インジケータは登録処理において、登録要求メッセージに含まれる。登録要求メッセージは、非アクセス層(NAS)メッセージである。第1インジケータは、他の種類のNASメッセージに含めることができる。ユーザ機器10により提供されるUEポリシー配信のためのUEアシスタント情報は、登録処理における登録要求メッセージに含まれる。UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報は、UEポリシー識別子及び/又は表示(ID)、ポリシールールID、及び/又はアプリケーションIDを含んでいる。ネットワークノード20は、図2及び3に図示されている、AMF208やPCF204などのコアアクセス及びモビリティ制御機能(AMF)、又は、ポリシー制御機能(PCF)である。いくつかの実施形態において、UEポリシーIDは、サポートされたUEポリシーID及び/又は格納されたUEポリシーIDを含む。いくつかの実施形態において、サポートされたUEポリシーIDは、格納されたUEポリシーIDを含んでもよい。
【0036】
いくつかの実施形態において、UEポリシーIDは、V2Xサービス、モバイルブロードバンド(MBB:Mobile Broad Band)サービス、及び/又は、IoT(Internet of Things)サービスを示す及び/又は識別することに用いることができる。ポリシールールIDは、特定のタイプのサービスのポリシーに特徴付けることができ、種々のルールを持つIDなどとすることができる。複数のルールをユーザ機器及びサービスごとに異にできる。指示を区別するルールIDがあってもよい。指示を区別するために、アプリケーションIDは、V2X、IoT、MBBサービスなどの異なったサービスを指示及び/又は識別するために用いることができる。
【0037】
いくつかの実施形態において、プロセッサ21は、1つのNASメッセージにおいてUEポリシーが伝送された場合、ユーザ機器10がUEポリシー構成要求を起動することを許可することを決定し、UEポリシー構成要求を起動することを許可されたユーザ機器10を示すパラメータがUEサブスクリプションにあり、及び/又は、第3者から、ユーザ機器10がUEポリシー構成要求の起動を許可することの要求がある。
【0038】
いくつかの実施形態において、NASメッセージのサイズは、ネットワークノード20から取得される。NASメッセージのサイズは、登録処理の間にAMFから取得される。UEサブスクリプションは、統一データ管理(UDM)及び/又は統一データレポジトリ(UDR)から取得される。第三者はネットワーク露出機能(NEF:Network Exposure Function)である。
【0039】
いくつかの実施形態において、トランシーバ13は、ネットワークノード20からユーザ機器10にUEポリシー構成要求を起動することを許可する第2インジケータを受信する、及び/又は、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を提供する、ように構成されている。すなわち、トランシーバ23は、ユーザ機器10に、UEポリシー構成要求の起動をユーザ機器10に許可する第2インジケータを送信する、及び/又は、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を提供する、ように構成されている。
【0040】
いくつかの実施形態において、第2インジケータは、登録受諾メッセージに含まれる。
【0041】
いくつかの実施形態において、トランシーバ13が、ネットワークノード20から、ユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可する、第2インジケータを受信した場合、プロセッサ11は、UEポリシー構成要求を起動する。トランシーバ13が、ネットワークノード20から、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加えることを、ユーザ機器10に許可する第2インジケータを受信した場合、プロセッサ11は、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加える。
【0042】
いくつかの実施形態において、トランシーバ13が、ネットワークノード20から、ユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可する、第2インジケータを受信した後、プロセッサ11は、UEポリシー構成要求を起動する。トランシーバ13が、ネットワークノード20から、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加えることを、ユーザ機器10に許可する第2インジケータを受信した後、プロセッサ11は、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加える。
【0043】
いくつかの実施形態において、トランシーバ23が、ユーザ機器10へ、ユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可する、第2インジケータを送信した場合、ユーザ機器10はUEポリシー構成要求を起動する。トランシーバ23が、ユーザ機器10へ、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加えることを、ユーザ機器10に許可する第2インジケータを送信した場合、ユーザ機器10は、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加える。
【0044】
いくつかの実施形態において、トランシーバ23が、ユーザ機器10へ、ユーザ機器10にUEポリシー構成要求の起動を許可する、第2インジケータを送信した後、ユーザ機器10は、UEポリシー構成要求を起動する。トランシーバ23が、ユーザ機器10へ、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加えることを、ユーザ機器10に許可する第2インジケータを送信した後、ユーザ機器10は、ネットワークノード20に対するさらなるNASメッセージに、UEポリシー配信のためのUEアシスタント情報を加える。
【0045】
図9は、本開示の実施形態によるワイヤレス通信のための、例であるシステム700のブロック図である。本明細書において記載されている実施形態は、適当に構成された任意のハードウェア及び/又はソフトウェアを用いて実行されてもよい。図9には、システム700が図示されており、無線周波数(RF:Radio Frequency)回路710、ベースバンド回路720、アプリケーション回路730、メモリ/ストレージ740、ディスプレイ750、カメラ760、センサ770、出力/入力(I/O:Input/Output)インタフェース780、を含み、少なくともそれが互いに結合されていることが図示されている。
【0046】
アプリケーション回路730は、限定されることはないが、1又はそれ以上の、シングル−コアプロセッサ又はマルチ−コアプロセッサなどの回路を含んでもよい。プロセッサは、グラフィックプロセッサやアプリケーションプロセッサなどの、汎用プロセッサ(General−Purpose Processor)及び専用プロセッサ(Dedicated Processor)の任意の組合せを含んでもよい。プロセッサは、メモリ/ストレージに結合されてもよく、メモリ/ストレージに格納された指令を実行してシステム上で実行される種々のアプリケーション及び/又はオペレーティングシステムを可能とする、ように構成されてもよい。
【0047】
ベースバンド回路720は、限定されることはないが、1又はそれ以上の、シングル−コアプロセッサ又はマルチ−コアプロセッサなどの回路を含んでもよい。プロセッサは、ベースバンドプロセッサを含んでもよい。ベースバンド回路は、RF回路を介して1又は複数の無線ネットワークへ通信を可能とする種々の無線制御機能を扱えてもよい。無線制御機能は、限定されることはないが、シングル変調、符号化、復号化、無線周波数偏移などを含んでもよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路は1又は複数の無線技術と通信の互換性を提供してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)、及び/又は他のWMAN(Wireless Mertopolitan Area Network)、WLAN(Wireless Local Area Network)、WPAN(Wireless Personal Area Network)との通信のサポートをしてもよい。ベースバンド回路が複数の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成されている実施形態を、マルチ−モードベースバンド回路と呼んでもよい。
【0048】
種々の実施形態において、ベースバンド回路720は、厳密にベースバンド周波数内にあるとみなされない信号に作動する回路を含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路は、ベースバンド周波数と無線周波数の間の中間周波数を持つ信号に作動する回路を含んでもよい。
【0049】
RF回路710は、非固体媒体を通じて変調された電磁放射を用いて、無線ネットワークへの通信を可能としてもよい。種々の実施形態において、RF回路は、無線ネットワークとの通信を促進するために、スイッチ、フィルター、増幅器などを含んでもよい。
【0050】
種々の実施形態において、ユーザ機器、eNB、又はgNBに関して上記で説明した送信機回路、制御回路、又は受信機回路は、RF回路、ベースバンド回路、及びアプリケーション回路の全部又は一部において実現されてもよい。本明細書で用いられる場合、「回路」は、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、電子回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)、及び/又は1又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するメモリ(共有、専用、又はグループ)、組合せ論理回路、及び/又は記述された機能を提供するために適切なハードウェアコンポーネント、の一部又は含んでいる、とみなしてもよい。いくつかの実施形態において、電子デバイス回路は、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアに実装されてもよく、又は、回路に関連付けられた機能は、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアによって実装されてもよい。
【0051】
いくつかの実施形態において、ベースバンド回路、アプリケーション回路、及び/又はメモリ/ストレージの構成要素のいくつか又は全ては、システムオンチップ(SOC:System on Chip)上で、ともに実装されてもよい。
【0052】
メモリ/ストレージ740は、例えば、システムへのデータ及び/又は指令を、読み込む及び格納するために用いられてもよい。1つの実施形態のためのメモリ/ストレージは、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリ、及び/又は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリの適切な任意の組合せを含んでもよい。
【0053】
種々の実施形態において、I/Oインタフェース780は、1つ又は複数の、ユーザとシステムとが相互作用が可能となるように設計されたユーザインタフェース、及び/又は、周辺構成要素のシステムがシステムとが相互作用が可能となるように設計された周辺構成要素インタフェース、を含んでもよい。ユーザインタフェースは、限定されることはないが、物理的キーボード、キーパッド、タッチパッド、スピーカ、マイクロフォンなどを含んでよい。周辺構成要素インタフェースは、限定されることはないが、不揮発メモリポート、USB(Universal Serial Bus)ポート、オーディオジャック及びパワーサプライインタフェースを含んでもよい。
【0054】
種々の実施形態において、センサ770は、1又は複数の、システムに関連する環境条件及び/又は位置情報を決定する、センシングデバイスを含んでもよい。いくつかの実施形態において、センサは、限定されることはないが、ジャイロセンサ、加速度計、近接センサ、周辺光センサ、及びポジショニングユニットを含んでもよい。ポジショニングユニットはまた、ポジショニングネットワークの構成要素、例えばGPS(Grobal Positioning System)衛星と通信するための、ベースバンド回路及び/又はRF回路、の一部でもよく、相互作用してもよい。
【0055】
種々の実施形態において、ディスプレイ750は、液晶ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイなどを含んでもよい。種々の実施形態において、システム700は、限定されることはないが、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ネットブック、ウルトラブック、スマートフォンなどのモバイルコンピューティングデバイスでもよい。種々の実施形態において、システムは多少の構成要素、及び/又は種々のアーキテクチャを持っていてもよい。必要に応じて、本明細書に記載されている方法はコンピュータプログラムとして実行されてもよい。コンピュータプログラムは、非一時的な記憶媒体などの記憶媒体に格納されてもよい。
【0056】
本開示の実施形態において、ユーザ機器とネットワークの間のUEポリシー伝送のネゴシエーションのための方法及び装置が提供されている。本開示の実施形態は、3GPP仕様において採用され得る最終製品を創作する、技術/処理の組合せである。
【0057】
当業者は、本開示の実施形態において説明及び開示されている、ユニット、アルゴリズム、及びステップのそれぞれが、電子ハードウェア、又は、コンピュータのためのソフトウェア及び電子ハードウェアの組合せ、を用いて実現されていることを理解する。機能がハードウェア又はソフトウェアで実行するかは、アプリケーション条件及び技術計画のための設定要求に依存する。
【0058】
当業者は、それぞれ特定のアプリケーションのための機能を実現するため、様々な方法を用いることができるが、その実現が本開示の範囲を超えるべきものではない。前記のシステム、デバイス、及びユニットの動作過程は基本的に同じであるため、前記の実施形態におけるシステム、デバイス、及びユニットの動作過程を参考とし得ることが、当業者により理解されよう。簡単な記載及び平易のため、これらの動作過程は詳細に説明しない。
【0059】
本開示の実施形態において、開示されたシステム、デバイス、及び方法は、他の手段により実現され得る。前記の実施形態は単に例示である。ユニットの分割は単に論理機能に基づき、一方で実現には、他の分割が存在する。複数のユニット又は構成要素を結合させる、又は他のシステムに統合させることが可能である。いくつかの特徴は省略され、又はスキップされることが可能である。一方で、表示又は説明された、相互結合、直接結合、又は通信結合は、いくつかのポート、デバイス、又はユニットを通じて、電気的、機械的、又は他の種類の形式により、非直接的又は通信的に動作する。
【0060】
説明のための分離構成要素としてのユニットは物理的に分離されているか、されていない。表示のためのユニットは物理的ユニットであるか、ではない。すなわち、1つの場所に位置する、又は複数のネットワークユニットに配信されている。いくつか又は全てのユニットは、実施形態の目的により用いられる。さらに、それぞれの実施形態におけるそれぞれの機能ユニットは、物理的に独立した1つの処理ユニットに、又は、2つ又は2つ以上のユニットに統合された1つの処理ユニットに、統合され得る。
【0061】
ソフトウェア機能ユニットが製品として実現され、使用され、販売された場合、コンピュータの可読記憶媒体に格納され得る。この理解に基づき、本開示により提案された技術的計画は、本質的に又は部分的にソフトウェア製品の形態として実現され得る。又は、従来技術にとって利益をもたらす技術計画の一部は、ソフトウェア製品の形態として実現され得る。コンピュータにおけるソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなど)への、本開示の実施形態により開示された、全て又はいくつかのステップを実行する複数のコマンドを含んでいる。記憶媒体は、USBディスク、モバイルハードディスク、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フロッピーディスク、又はその他のプログラムコードを格納出来る媒体を含んでいる。
【0062】
本開示は、最も実用的で好ましいと考えられる実施形態に関して説明して来たが、本開示は、開示された実施形態に限られることはなく、添付された請求項の最も広い解釈の範囲から逸脱することなく様々な組合せをカバーされていると理解される。
図1
図2
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図5
図6
図7
図8
図9