特許第6986664号(P6986664)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986664
(24)【登録日】2021年12月2日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】生産管理装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/04 20060101AFI20211213BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20211213BHJP
   G05B 19/418 20060101ALI20211213BHJP
【FI】
   H05K13/04 Z
   G06Q50/04
   G05B19/418 Z
【請求項の数】6
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2020-9583(P2020-9583)
(22)【出願日】2020年1月24日
(62)【分割の表示】特願2017-17343(P2017-17343)の分割
【原出願日】2017年2月2日
(65)【公開番号】特開2020-98612(P2020-98612A)
(43)【公開日】2020年6月25日
【審査請求日】2020年2月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100115554
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 幸一
(72)【発明者】
【氏名】西田 裕吉
(72)【発明者】
【氏名】山崎 映人
【審査官】 松本 泰典
(56)【参考文献】
【文献】 特開平9−153700(JP,A)
【文献】 特開2004−207762(JP,A)
【文献】 特開平07−182421(JP,A)
【文献】 特開平10−156673(JP,A)
【文献】 特開2006−310750(JP,A)
【文献】 特開2010−176401(JP,A)
【文献】 特開2002−236514(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/035642(WO,A1)
【文献】 特開平10−006190(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/418
H05K 13/04
G06Q 50/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークに対して複数の生産設備の間で順に作業して生産物を生産する生産ラインの生産状況を管理する生産管理装置であって、
前記生産設備のそれぞれから、前記生産設備から報知される警告情報を含む生産情報を取得する設備情報取得部と、
前記生産ラインの生産状況を表示する表示部と、
生産状況画面を作成して前記表示部に表示させる表示処理部と、を備え、
前記表示部は、前記生産設備の設備情報をそれぞれ簡易表示する複数の設備情報区画を生産順序に従った並び方で表示し、さらに前記生産設備のそれぞれに対応して表示される複数の警告情報区画に、その生産設備より報知された前記警告情報を表示し、
前記表示処理部は、前記警告情報に基づく稼働状況情報を前記設備情報として対応する前記設備情報区画に簡易表示として前記警告情報の内容を図形と色彩を組み合わせて前記表示部に表示し
前記表示処理部は、入力デバイスに連動するポインタを前記表示部に表示させ、前記ポインタが前記設備情報区画に重ね合わされたときに、当該設備情報区画に前記簡易表示される前記稼働状況情報に対応する前記警告情報を詳細表示として前記生産設備のステータスを前記表示部に表示させる、生産管理装置。
【請求項2】
前記表示部は、前記警告情報の内容をブザーを模した図形と色彩を表示するランプとを組み合わせて表して対応する前記警告情報区画に表示する、請求項1に記載の生産管理装置。
【請求項3】
前記ワークは、基板であり、
前記生産物は、前記基板に半田を介して部品が実装された実装基板であり、
前記生産ラインは、前記生産設備として前記基板に前記半田を塗布する印刷機、前記半田が塗布された基板に前記部品を搭載する部品実装機、前記部品が搭載された基板を加熱して半田を固化させるリフロー装置、の少なくともいずれかを備える、請求項2に記載の生産管理装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記生産設備が備えるランプに連動してその生産設備により報知された前記警告情報を表示する請求項2に記載の生産管理装置。
【請求項5】
前記表示部は、前記生産設備が備えるブザーに連動してその生産設備により報知された前記警告情報を表示する請求項2に記載の生産管理装置。
【請求項6】
前記表示部は、前記生産設備の設備名を前記設備情報として対応する前記設備情報区画に簡易表示し、
前記表示部は、入力デバイスに連動するポインタを表示し、前記ポインタが前記設備情報区画に重ね合わされたときに、当該設備情報区画に前記簡易表示される前記稼働状況情報に対応する前記設備名を詳細表示する、請求項1から5のいずれかひとつに記載の生産管理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産ラインの生産状況を管理する生産管理装置および生産ラインの生産状況を表示する生産状況表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
基板に部品を実装した実装基板などの生産物は、複数の生産設備で複数の生産工程を順に作業する生産ラインによって生産される。このような生産ラインにおいて、個々の生産設備から生産情報を取得して生産ラインの生産状況を管理する生産管理装置が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1の基板組立ラインの管理装置は、各生産設備から取得された情報を表示部にタイル状に並べて表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−207762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、生産ラインを構成する個々の生産設備の生産状況は表示されるが、表示された情報だけでは複数の生産設備が相互に作用する生産状況を認識することができず、直感的に生産ラインの生産状況を把握することが難しいという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、生産ラインの生産状況を作業者が直感的に把握することができる生産管理装置および生産状況表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の生産管理装置は、ワークに対して複数の生産設備の間で順に作業して生産物を生産する生産ラインの生産状況を管理する生産管理装置であって、前記生産設備のそれぞれから、前記生産設備から報知される警告情報を含む生産情報を取得する設備情報取得部と、前記生産ラインの生産状況を表示する表示部と、を備え、前記表示部は、前記生産設備の設備情報をそれぞれ簡易表示する複数の設備情報区画を生産順序に従った並び方で表示し、さらに前記生産設備のそれぞれに対応して表示される複数の警告情報区画に、その生産設備より報知された前記警告情報を表示する。
【0007】
本発明の生産状況表示方法は、ワークを複数の生産設備の間で順に作業して生産物を生産する生産ラインの生産状況を表示する生産状況表示方法であって、
前記生産設備のそれぞれから、前記生産設備から報知される警告情報を含む生産情報を取得する設備情報取得工程と、表示部に、前記生産設備の設備情報をそれぞれ簡易表示する複数の設備情報区画を生産順序に従った並び方で表示し、さらに前記生産設備のそれぞれに対応して表示される複数の警告情報区画にその生産設備より報知された前記警告情報を表示する表示工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、生産ラインの生産状況を作業者が直感的に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施の形態の部品実装ラインの構成説明図
図2】本発明の一実施の形態の部品実装ラインの制御系の構成を示すブロック図
図3】本発明の一実施の形態の管理コンピュータが備える表示部に表示された生産状況画面の一例を示す図
図4】本発明の一実施の形態の管理コンピュータが備える表示部に表示された生産状況画面においてポインタがワーク情報区画に重ね合わされた状態を示す図
図5】本発明の一実施の形態の管理コンピュータが備える表示部に表示された生産状況画面においてポインタが設備情報区画に重ね合わされた状態を示す図
図6】本発明の一実施の形態の管理コンピュータによる生産状況表示方法を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、生産物、生産ラインの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、生産ラインとして、基板に部品が実装された実装基板を生産物として生産する部品実装ラインを例に説明する。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1では、紙面右側を上流側、紙面左側を下流側と称し、紙面下側を前側、紙面上側を後側と称する。
【0011】
まず図1を参照して、部品実装ライン1の構成について説明する。部品実装ライン1は、上流側から下流側に向けて配設された基板供給収納装置M1、印刷機M2、印刷検査装置M3、基板振分け装置M4、部品実装機M5、部品実装機M6、基板振分け装置M7、実装検査装置M8、リフロー装置M9、基板供給収納装置M10を通信ネットワーク2によって接続し、全体が管理コンピュータ3によって制御される構成となっている。
【0012】
各装置M1〜M10は、基板4を搬送する搬送レーン5を備えている。各装置M1〜M10が備える搬送レーン5は、隣接する装置M1〜M10の搬送レーン5と互いに連結されており、基板4を下流側の装置M1〜M10に順に搬送する。搬送レーン5の間隔は、搬送する基板4のサイズに応じて各装置M1〜M10が備える制御部(図2参照)によって変更される。
【0013】
基板供給収納装置M1,M10は、複数の基板4を収納するラック6を含む供給作業部23(図2参照)を備えている。基板供給収納装置M1,M10は、供給作業部23によってラック6から取り出した基板4を下流側の装置に供給する基板供給作業を実行する。または、基板供給収納装置M1,M10は、上流側の装置から受け取った基板4をラック6に収納する基板収納作業を実行する。印刷機M2は、印刷作業部7を備えており、印刷作業部7によって上流側から搬入された基板4の電極にマスクを介して半田を印刷(塗布)する半田印刷作業を実行する。
【0014】
図1において、印刷検査装置M3は、基板4に印刷された半田を撮像する半田検査カメラ8を含む印刷検査作業部43(図2参照)を備えている。印刷検査装置M3は、印刷検査作業部43によって基板4に印刷された半田の状態を検査する印刷検査作業を実行する。
【0015】
基板振分け装置M4,M7は、搬送レーン5を前側と後側の間で前後(矢印a,b)に移動させる振分け作業部53(図2参照)を備えている。基板振分け装置M4,M7は振分け作業部53によって、上流側から基板4を受け取って下流側の前側の搬送レーン5F又は後側の搬送レーン5Rに搬送する、もしくは、上流側の前側の搬送レーン5F又は後側の搬送レーン5Rから基板4を受け取って下流側に搬送する基板振分け作業を実行する。
【0016】
図1において、部品実装機M5,M6は、前側(フロント側)の搬送レーン5Fと後側(リア側)の搬送レーン5Rを備えている。搬送レーン5F,5Rの外側には部品供給部9がそれぞれ配設されている。部品供給部9には、基板搬送方向に並ぶ複数のテープフィーダ10がセットされている。テープフィーダ10は、キャリアテープに保持された部品をピッチ送りして、実装ヘッド11によるピックアップ位置まで供給する。実装ヘッド11は、図示省略するヘッド移動機構によって水平方向に移動して、それぞれ部品供給部9から供給された部品を吸着ノズルによりピックアップして搬送レーン5F,5Rの実装作業位置に位置決めされた基板4に実装する。
【0017】
すなわち、部品実装機M5,M6(生産設備)は、複数の作業箇所を有している。また、搬送レーン5F,5R、部品供給部9、テープフィーダ10、実装ヘッド11、ヘッド移動機構は、実装作業部63(図2参照)を構成する。部品実装機M5,M6は、半田が塗布された基板4に実装作業部63によって部品を搭載する部品搭載作業を実行する。
【0018】
図1において、実装検査装置M8は、基板4に搭載された部品を撮像する部品検査カメラ12を含む実装検査作業部73(図2参照)を備えている。実装検査装置M8は、実装検査作業部73によって基板4に搭載された部品の状態を検査する実装検査作業を実行する。リフロー装置M9は、装置内で基板4を搬送しながら加熱するリフロー作業部13を備えている。リフロー装置M9は、リフロー作業部13によって部品が搭載された基板4を加熱して半田を融解させた後に半田を固化させて部品を基板4に半田付けするリフロー作業を実行する。
【0019】
上記のように部品実装ライン1は構成されており、次に図1を参照しながら、部品実装ライン1において実装基板を生産する手順について説明する。まず、基板供給収納装置M1(基板供給装置)は、ラック6に収納された基板4を下流側の印刷機M2に供給する。次いで印刷機M2は基板4に半田を印刷(塗布)し、印刷検査装置M3は基板4に印刷された半田の状態を検査する。次いで基板振分け装置M4は、基板4を部品実装機M5の前側の搬送レーン5Fまたは後側の搬送レーン5Rに振り分ける。次いで部品実装機M5,M6は、基板4に部品を搭載して基板振分け装置M7に基板4を受け渡す。
【0020】
次いで基板振分け装置M7は部品が搭載された基板4を実装検査装置M8に搬送し、実装検査装置M8は基板4に搭載された部品の状態を検査する。次いでリフロー装置M9はリフロー作業により部品を基板4に半田付けする。これにより、基板4に半田を介して部品が実装された実装基板が完成する。次いで基板供給収納装置M10(基板収納装置)は、完成した実装基板をラック6に収納する。このように、部品実装ライン1は、基板4(ワーク)に対して各装置M1〜M10(複数の生産設備)で上流側から下流側に順に作業して実装基板(生産物)を生産する生産ラインとなる。
【0021】
次に図2を参照して、部品実装ライン1の制御系の構成について説明する。
基板供給収納装置M1,M10は、供給制御部21、供給記憶部22、供給作業部23、報知部24、通信部25を備えている。供給制御部21は、供給記憶部22が記憶する基板供給収納データに基づいて供給作業部23を制御することにより基板供給作業、又は基板収納作業を実行させる。印刷機M2は、印刷制御部31、印刷記憶部32、印刷作業部7、表示部33、報知部34、通信部35を備えている。印刷制御部31は、印刷記憶部32が記憶する半田印刷データに基づいて印刷作業部7を制御することにより半田印刷作業を実行させる。
【0022】
印刷検査装置M3は、印刷検査制御部41、印刷検査記憶部42、印刷検査作業部43、表示部44、報知部45、通信部46を備えている。印刷検査制御部41は、印刷検査記憶部42が記憶する印刷検査データに基づいて印刷検査作業部43を制御することにより印刷検査作業を実行させる。基板振分け装置M4,M7は、振分け制御部51、振分け記憶部52、振分け作業部53、報知部54、通信部55を備えている。振分け制御部51は、振分け記憶部52が記憶する振分けデータに基づいて振分け作業部53を制御することにより基板振分け作業を実行させる。
【0023】
図2において、部品実装機M5,M6は、実装制御部61、実装記憶部62、実装作業部63、表示部64、報知部65、通信部66を備えている。実装制御部61は、実装記憶部62が記憶する実装データに基づいて実装作業部63を制御することにより部品搭載作業を実行させる。実装検査装置M8は、実装検査制御部71、実装検査記憶部72、実装検査作業部73、表示部74、報知部75、通信部76を備えている。実装検査制御部71は、実装検査記憶部72が記憶する実装検査データに基づいて実装検査作業部73を制御することにより実装検査作業を実行させる。
【0024】
リフロー装置M9は、リフロー制御部81、リフロー記憶部82、リフロー作業部13、表示部83、報知部84、通信部85を備えている。リフロー制御部81は、リフロー記憶部82が記憶するリフローデータに基づいてリフロー作業部13を制御することによりリフロー作業を実行させる。
【0025】
図2において、表示部33,44,64,74,83は液晶パネルなどの表示装置であり、操作画面などの各種情報を表示する。報知部24,34,45,54,65,75,84は、複数のランプを有する積層表示灯、ブザーなどで構成され、各装置M1〜M10の稼働状況をランプの点灯、ブザーの作動などによって作業者に報知する。通信部25,35,46,55,66,76,85は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して他の装置M1〜M10、管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。
【0026】
各装置M1〜M10が備える制御部は、各装置M1〜M10の警告情報Iw、稼働状況情報Ir、作業対象の基板4の基板IDなどの生産情報Ipを、所定のタイミングで管理コンピュータ3に送信する。また、各装置M1〜M10が備える制御部は、装置M1〜M10(生産設備)に基板4(ワーク)が搬入された旨の搬入情報Ii、又は装置M1〜M10(生産設備)から基板4(ワーク)が搬出された旨の搬出情報Ioを隣接する装置M1〜M10に送信するとともに、生産情報Ipとして管理コンピュータ3に送信する。
【0027】
図2において、管理コンピュータ3は、管理制御部91、管理記憶部92、入力部93、管理表示部94、通信部95を備えている。入力部93は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力デバイスであり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。管理表示部94は液晶パネルなどの表示装置であり、入力部93による操作のための操作画面などの各種情報の他、部品実装ライン1の生産状況画面を表示する。通信部95は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して部品実装ライン1の各装置M1〜M10(生産設備)との間で信号、データの授受を行う。
【0028】
管理制御部91はCPUなどの演算装置であり、管理記憶部92が記憶する情報に基づいて部品実装ライン1を管理する。管理制御部91は、内部処理機能として設備情報取得部91a、在荷数算出部91b、表示処理部91cを備えている。管理記憶部92は記憶装置であり、生産情報データ92aなどを記憶する。
【0029】
図2において、設備情報取得部91aは、通信部95を介して部品実装ライン1を構成する各装置M1〜M10(生産設備)のそれぞれから生産情報Ipを取得して、生産情報データ92aとして管理記憶部92に記憶させる。生産情報Ipには、各装置M1〜M10の設備名In、稼働状況情報Ir、搬入情報Ii、搬出情報Io、警告情報Iw、各装置M1〜M10で作業される基板4の製品情報Im、各装置M1〜M10にある基板4の基板IDなどが含まれている。
【0030】
在荷数算出部91bは、搬入情報Ii、又は搬出情報Ioの少なくともいずれかに基づいて、装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の在荷数Nを算出する。例えば、一の装置M1〜M10の搬入情報Iiと搬出情報Ioが生産情報Ipに含まれる場合は、在荷数算出部91bは、一の装置M1〜M10に搬入された基板4の枚数と一の装置M1〜M10から搬出された基板4の枚数の差から、一の装置M1〜M10の在荷数Nを算出する。
【0031】
また、一の装置M1〜M10の上流側の装置M1〜M10の搬出情報Ioと一の装置M1〜M10の下流側の装置M1〜M10の搬入情報Iiが生産情報Ipに含まれる場合は、在荷数算出部91bは、上流側の装置M1〜M10から搬出された基板4の枚数と下流側の装置M1〜M10に搬入された基板4の枚数の差から、一の装置M1〜M10の在荷数Nを算出する。
【0032】
表示処理部91cは、生産情報データ92a、入力部93(入力デバイス)より入力される情報に基づいて、後述する部品実装ライン1(生産ライン)の生産状況を示す生産状況画面を作成して管理表示部94に表示させる。すなわち、管理表示部94は、部品実装ライン1(生産ライン)の生産状況を表示する表示部となる。そして、管理コンピュータ3は、基板4(ワーク)に対して複数の装置M1〜M10(生産設備)で順に作業して実装基板(生産物)を生産する部品実装ライン1(生産ライン)の生産状況を管理する生産管理装置となる。
【0033】
次に図3〜5を参照して、表示処理部91cによって作成される生産状況画面について説明する。図3において、管理表示部94の画面94aには部品実装ライン1の生産状況を示す生産状況画面が表示されている。画面94aの下部には、右から順に基板供給収納装置M1、印刷機M2、印刷検査装置M3、基板振分け装置M4、部品実装機M5、部品実装機M6、基板振分け装置M7、実装検査装置M8、リフロー装置M9、基板供給収納装置M10のそれぞれの生産状況を表示する生産設備区画101〜110が生産順序に従った並び方で表示されている。
【0034】
各生産設備区画101〜110には、設備情報区画111、警告情報区画112、ワーク情報区画113が下方から上方に順に積層されて表示されている。また、ワーク情報区画113を上下に挟んで、レーン情報区画114が表示されている。このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、装置M1〜M10(生産設備)のそれぞれに対応して複数の設備情報区画111、警告情報区画112、ワーク情報区画113、レーン情報区画114を生産順序に従った並び方で表示する。
【0035】
部品実装機M5,M6の生産設備区画105,106は、前側(フロント側)の作業箇所の生産状況を示している。部品実装機M5,M6の生産設備区画105,106の上方には、後側(リア側)の作業箇所の生産状況を示す生産設備区画105R,106Rが表示されている。生産設備区画105R,106Rには、それぞれワーク情報区画113R、警告情報区画112R、設備情報区画111Rが下方から上方に順に積層されて表示されている。また、ワーク情報区画113Rを上下に挟んで、レーン情報区画114Rが表示されている。
【0036】
このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、装置M1〜M10(生産設備)が複数の作業箇所を有する場合に、当該装置M1〜M10(生産設備)に対応する設備情報区画111,111R、警告情報区画112,112R、ワーク情報区画113,113R、レーン情報区画114,114Rを複数表示する。
【0037】
図3において、設備情報区画111,111Rには、各装置M1〜M10の設備名Inを表示する「設備名」欄111a、稼働状況情報Irを表示する「稼働状況」欄111b、製品情報Imを表示する「製品情報」欄111cが設けられている。この例では、「設備名」欄111aには設備名Inが略称で表示され、「稼働状況」欄111bには稼働状況情報Irが略称で表示されている。
【0038】
このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、装置M1〜M10(生産設備)の設備名In、稼働状況情報Ir、製品情報Imなどの設備情報を対応する設備情報区画111,111Rに表示する。なお、「稼働状況」欄111bには、警告情報Iwに基づく装置M1〜M10(生産設備)の稼働状況情報を表示させてもよい。すなわち、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、警告情報Iwに基づく稼働状況情報を設備情報として対応する設備情報区画111,111Rに表示するようにしてもよい。
【0039】
警告情報区画112,112Rには、各装置M1〜M10が備える積層表示灯とブザーを模した図形が表示されている。すなわち、各警告情報区画112,112Rには、4つのランプ112a〜112dを下方から上方に順に積層する「積層表示灯」欄112eと、ブザーを模した「ブザー」欄112fが表示されている。「積層表示灯」欄112eには、各装置M1〜M10の積層表示灯で点灯しているランプに連動して、ランプ112a〜112dに色彩が表示される。
【0040】
例えば、ランプ112bには、稼働状況情報Irが「稼働中」「前工程待ち(前待ち)」「後工程待ち(後待ち)」などであり、装置M1〜M10が正常に稼働している場合に緑色が表示される。ランプ112cには、稼働状況情報Irが「作業対象製品を切り替え中(切替)」「部品補給待ち、部品補給中(補給)」などであり、装置M1〜M10での作業が一時的に停止している場合に黄色が表示される。ランプ112dには、稼働状況情報Irが「トラブル停止中(警告)」などであり、作業者による装置M1〜M10の回復作業が必要な場合に赤色が表示される。
【0041】
「ブザー」欄112fには、各装置M1〜M10が備えるブザーに連動して、ブザーが作動(鳴動)している場合に色彩が表示される。例えば、部品実装機M6の前側の作業箇所には吸着ノズルが部品を吸着できない吸着エラーによるトラブル停止が発生しており、作業者に報知するためブザーが作動している。そのため、部品実装機M6の前側の作業箇所に対応する「ブザー」欄112fには赤色が表示される。このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、装置M1〜M10(生産設備)より報知された警告情報Iwの内容を図形と色彩を組み合わせて表して対応する警告情報区画112,112Rに表示する。
【0042】
図3において、ワーク情報区画113,113Rには、各装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の在荷数Nが表示されている。また、製品情報Imが同じ基板4(ワーク)がある装置M1〜M10(生産設備)に対応するワーク情報区画113,113Rには、同じ色彩が表示されている。例えば、基板供給収納装置M1と印刷機M2には、製品情報Imが「TV5」の基板4があり、対応するワーク情報区画113には同じ色彩(図3では斜め格子でハッチング)が表示されている。
【0043】
なお、部品実装機M5,M6では、前側と後側の作業箇所で基板4に搭載する部品を変えて異なる製品情報Imの実装基板が生産されている。すなわち、部品実装機M5,M6の前側(フロント側)の作業箇所では基板4に製品情報Imが「Car2a」である実装基板用の部品が搭載され、部品実装機M5,M6の後側(リア側)の作業箇所では基板4に製品情報Imが「Car2b」である実装基板用の部品が搭載されている。なお、製品情報Imが「Car2a」と「Car2b」の基板4に対して作業をする、基板振分け装置M4、基板振分け装置M7、実装検査装置M8、リフロー装置M9、基板供給収納装置M10に対応する「製品情報」欄111cには「Car2」が表示されている。
【0044】
図3では、便宜上、基板振分け装置M4、基板振分け装置M7、実装検査装置M8、リフロー装置M9、基板供給収納装置M10、及び部品実装機M5,M6の前側の作業箇所に対応するワーク情報区画113には同じ色彩(図3では左下がり斜線でハッチング)が表示されている。そして、部品実装機M5,M6の後側の作業箇所に対応するワーク情報区画113Rには、部品実装機M5,M6の前側の作業箇所に対応するワーク情報区画113とは異なる色彩(図3では右下がり斜線でハッチング)が表示される。
【0045】
このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の在荷数Nを対応するワーク情報区画113,113Rに表示する。さらに、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、製品情報Imが同じ基板4(ワーク)がある装置M1〜M10(生産設備)に対応するワーク情報区画113,113Rに同じ色彩を表示する。
【0046】
図3において、レーン情報区画114,114Rには、稼働状況情報Irに含まれる装置M1〜M10(生産設備)において基板4(ワーク)を搬送する搬送レーン5,5F,5Rの稼働状況に対応する色彩が表示されている。例えば、搬送レーン5,5Fが稼働中の基板供給収納装置M1、基板振分け装置M4、部品実装機M5の前側、基板振分け装置M7、実装検査装置M8、リフロー装置M9、基板供給収納装置M10に対応するレーン情報区画114には、緑色(図3ではドットでハッチング)が表示されている。
【0047】
稼働状況情報Irが「前工程待ち(前待ち)」「後工程待ち(後待ち)」で、搬送レーン5,5Rが一時停止中の印刷機M2、部品実装機M6の後側に対応するレーン情報区画114,114Rには、黄色(図3では左下がり斜線でハッチング)が表示されている。稼働状況情報Irが「部品補給待ち、部品補給中(補給)」「トラブル停止中(警告)」で、作業者による回復作業が終了するまで搬送レーン5F,5Rが停止する部品実装機M5の後側、部品実装機M6の前側に対応するレーン情報区画114,114Rには、ピンク色(図3では右下がり斜線でハッチング)が表示されている。
【0048】
稼働状況情報Irが「作業対象製品を切り替え中(切替)」で、「Car2」から「TV5」への製品切り替えが終了するまで搬送レーン5が停止する印刷検査装置M3に対応するレーン情報区画114には、青色(図3では斜め格子でハッチング)が表示されている。このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、レーン情報区画114,114Rに、稼働状況情報Irに含まれる装置M1〜M10(生産設備)において基板4(ワーク)を搬送する搬送レーン5,5F,5Rの稼働状況に対応する色彩を表示する。なお、搬送レーン5,5F,5Rの稼働状況、レーン情報区画114,114Rに表示される色彩は上述の例に限定されることはなく、自由に設定可能である。
【0049】
図3において、管理表示部94の画面94aには、入力部93のマウスなどの入力デバイスの操作に連動して画面94a中を移動するポインタ115が表示されている。図4は、管理表示部94の画面94aにおいて、ポインタ115がリフロー装置M9に対応するワーク情報区画113上にある状態を示している。ポインタ115がワーク情報区画113,113Rに重ね合わされると、識別情報枠116が表示される。識別情報枠116には、そのワーク情報区画113,113Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の基板ID(識別情報)が表示される。
【0050】
図4では、識別情報枠116に、リフロー装置M9にある5枚の基板4の基板IDが表示されている。このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、入力デバイスに連動するポインタ115を表示し、ポインタ115がワーク情報区画113,113Rに重ね合わされたときに、当該ワーク情報区画113,113Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の基板ID(識別情報)を表示させる。
【0051】
図5は、管理表示部94の画面94aにおいて、ポインタ115が部品実装機M6の前側(フロント側)に対応する設備情報区画111上にある状態を示している。ポインタ115が設備情報区画111,111Rに重ね合わされると、設備情報枠117が表示される。設備情報枠117には、その設備情報区画111,111Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)の設備情報が表示される。
【0052】
図5では、設備情報枠117に、部品実装機M6の前側の設備情報として、設備名In(「設備名:部品実装機2(F)」)、稼働状況情報Ir(「ステータス:トラブル停止中、吸着エラー」)、製品情報Im(「現生産:Car2a」「次生産:TV5a」)が表示されている。このように、表示処理部91cにより管理表示部94(表示部)は、入力デバイスに連動するポインタ115を表示し、ポインタ115が設備情報区画111,111Rに重ね合わされたときに、当該設備情報区画111,111Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)の設備情報を表示させる。
【0053】
次に図6のフローに沿って、部品実装ライン1(生産ライン)の生産状況を表示する管理コンピュータ3(生産管理装置)による生産状況表示方法について説明する。まず、設備情報取得部91aは、部品実装ライン1の装置M1〜M10(生産設備)のそれぞれから生産情報Ipを取得する(ST1:設備情報取得工程)。取得された生産情報Ipは生産情報データ92aとして管理記憶部92に記憶される。次いで在荷数算出部91bは、生産情報Ipに含まれる搬入情報Ii、又は搬出情報Ioの少なくともいずれかに基づいて、装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の在荷数Nを算出する(ST2:在荷数算出工程)。
【0054】
次いで表示処理部91cは管理表示部94において、ワーク情報区画113,113Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の在荷数Nを表示させる(ST3:在荷数表示工程)。ワーク情報区画113,113Rに表示される在荷数Nは、装置M1〜M10から送信される生産情報Ipにその装置M1〜M10にある基板4の在荷数Nが含まれている場合はその在荷数Nが使用され、含まれていない場合は在荷数算出工程(ST2)において算出された在荷数Nが使用される。
【0055】
図6において、次いで表示処理部91cは管理表示部94において、生産情報Ipに含まれる基板4(ワーク)の製品情報Imが同じ基板4(ワーク)がある装置M1〜M10(生産設備)に対応するワーク情報区画113,113Rに同じ色彩を表示させる(ST4:ワーク色彩表示工程)。次いで表示処理部91cは管理表示部94において、生産情報Ipに含まれる製品情報Imと稼働状況情報Irを設備情報として対応する設備情報区画111,111Rに表示させる(ST5:設備情報表示工程)。
【0056】
次いで表示処理部91cは管理表示部94において、レーン情報区画114,114Rに、稼働状況情報Irに含まれる搬送レーン5,5F,5Rの稼働状況に対応する色彩を表示させる(ST6:レーン色彩表示工程)。次いで表示処理部91cは管理表示部94において、警告情報区画112,112Rに、対応する装置M1〜M10(生産設備)より報知された警告情報Iwの内容を図形と色彩を組み合わせて表示させる(ST7:警告表示工程)。
【0057】
図6において、次いで表示処理部91cは管理表示部94において、入力デバイスに連動するポインタ115を表示させ、ポインタ115がワーク情報区画113,113Rに重ね合わされたか否かを判断する(ST8)。ポインタ115がワーク情報区画113,113Rに重ね合わされると(ST8においてYes)、表示処理部91cは管理表示部94において、当該ワーク情報区画113,113Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)にある基板4(ワーク)の基板ID(識別情報)を識別情報枠116に表示させる(ST9:識別情報表示工程)。
【0058】
ポインタ115がワーク情報区画113,113Rにない場合(ST8においてNo)、または、識別情報表示工程(ST9)において基板ID(識別情報)を表示させた後、次いで表示処理部91cは管理表示部94において、入力デバイスに連動するポインタ115を表示させ、ポインタ115が設備情報区画111,111Rに重ね合わされたか否かを判断する(ST10)。ポインタ115が設備情報区画111,111Rに重ね合わされると(ST10においてYes)、当該設備情報区画111,111Rに対応する装置M1〜M10(生産設備)の設備情報が設備情報枠117に表示される(ST11:設備情報枠表示工程)。
【0059】
設備情報取得工程(ST1)は、部品実装ライン1の各装置M1〜M10において、基板4への作業の開始・終了、基板4の搬入・搬出の開始・終了、作業対象製品の切り替えの開始・終了、部品補給の発生・終了、トラブル停止の発生・終了など、生産状況に変化があって装置M1〜M10から生産情報Ipが送信されるタイミングで実行される。または、設備情報取得部91aは、前の生産情報Ipの収集から所定の時間が経過すると、各装置M1〜M10に送信指令を出して生産情報Ipを取得する。
【0060】
そして、部品実装ライン1(生産ライン)において生産状況に変化があると、在荷数表示工程(ST3)、ワーク色彩表示工程(ST4)、設備情報表示工程(ST5)、レーン色彩表示工程(ST6)、警告表示工程(ST7)が、生産状況の変化に応じて実行される。または、作業者が入力デバイスを操作して、ポインタ115がワーク情報区画113,113R、又は設備情報区画111,111Rに重ね合わされると、識別情報表示工程(ST9)、又は設備情報枠表示工程(ST11)が実行される。
【0061】
このように、在荷数表示工程(ST3)、ワーク色彩表示工程(ST4)、設備情報表示工程(ST5)、レーン色彩表示工程(ST6)、警告表示工程(ST7)、識別情報表示工程(ST9)、設備情報枠表示工程(ST11)は、部品実装ライン1(生産ライン)の生産状況を管理表示部94(表示部)に表示する表示工程となる。
【0062】
上記説明したように、本実施の形態の管理コンピュータ3(設備情報取得部)は、個々の生産設備(装置M1〜M10)から生産情報Ipを取得する設備情報取得部91aと、生産ライン(部品実装ライン1)の生産状況を表示する表示部(管理表示部94)と、を備え、ワーク(基板4)に対して複数の生産設備で順に作業して生産物(実装基板)を生産する生産ラインの生産状況を管理している。そして、表示部は、生産設備の設備情報を表示する複数の設備情報区画111,111Rを生産順序に従った並び方で表示し、さらに複数の警告情報区画112,112Rにその生産設備より報知された警告情報Iwを表示している。これによって、生産ラインの生産状況を作業者が直感的に把握することができる。
【0063】
なお上記では、生産ラインとして、基板4(ワーク)に部品を実装して実装基板(生産物)を生産する部品実装ライン1を用いて説明したが、本実施の形態の生産ラインは部品実装ライン1に限定されることはない。例えば、生産ラインとして家電製品を組み立てる組み立てライン、食品加工製品を製造する食品加工ラインであってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0064】
本発明の生産管理装置および生産状況表示方法は、生産ラインの生産状況を作業者が直感的に把握することができ、生産設備によって生産作業が行われる製造分野において有用である。
【符号の説明】
【0065】
1 部品実装ライン(生産ライン)
3 管理コンピュータ(生産管理装置)
4 基板(ワーク)
94 管理表示部(表示部)
111、111R 設備情報区画
112、112R 警告情報区画
M1、M10 基板供給収納装置(生産設備)
M2 印刷機(生産設備)
M3 印刷検査装置(生産設備)
M4、M7 基板振分け装置(生産設備)
M5、M6 部品実装機(生産設備)
M8 実装検査装置(生産設備)
M9 リフロー装置(生産設備)
図1
図2
図3
図4
図5
図6