特許第6986677号(P6986677)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986677
(24)【登録日】2021年12月2日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/02 20060101AFI20211213BHJP
   F21V 3/00 20150101ALI20211213BHJP
   F21V 3/02 20060101ALI20211213BHJP
   F21Y 103/33 20160101ALN20211213BHJP
   F21Y 113/13 20160101ALN20211213BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20211213BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20211213BHJP
   F21Y 115/20 20160101ALN20211213BHJP
   F21Y 115/30 20160101ALN20211213BHJP
【FI】
   F21S8/02 410
   F21V3/00 320
   F21V3/02 500
   F21Y103:33
   F21Y113:13
   F21Y115:10 500
   F21Y115:15
   F21Y115:20
   F21Y115:30
【請求項の数】10
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-89748(P2017-89748)
(22)【出願日】2017年4月28日
(65)【公開番号】特開2018-190512(P2018-190512A)
(43)【公開日】2018年11月29日
【審査請求日】2020年1月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】田中 稔
(72)【発明者】
【氏名】最所 祐二
【審査官】 山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】 特開2017−079200(JP,A)
【文献】 特開2015−233020(JP,A)
【文献】 特開2009−187773(JP,A)
【文献】 特開2015−162407(JP,A)
【文献】 特開2013−131442(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/02
F21V 3/00
F21V 3/02
F21Y 103/33
F21Y 113/13
F21Y 115/10
F21Y 115/15
F21Y 115/20
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
造営材の開口孔に埋め込み配設される照明器具であって、
筒状の枠部を有する器具本体と、
前記器具本体に配置された光源と、
前記光源から出射した光が入射する平板状の拡散パネルとを備え、
前記拡散パネルは、前記枠部が外部に露出するように前記光源側に後退した位置で前記器具本体に取り付けられており、
前記光源を発光させた場合、前記拡散パネルの中央部の発光輝度は、前記拡散パネルの周辺部の発光輝度よりも低い、
照明器具。
【請求項2】
造営材の開口孔に埋め込み配設される照明器具であって、
筒状の枠部を有する器具本体と、
前記器具本体に配置された光源と、
前記光源から出射した光が入射する平板状の拡散パネルとを備え、
前記拡散パネルは、前記枠部が外部に露出するように前記光源側に後退した位置で前記器具本体に取り付けられており、
前記光源を発光させた場合、前記拡散パネルの中央部の発光輝度は、前記拡散パネルの周辺部の発光輝度よりも低く、
前記光源は、前記器具本体の周辺部に寄せて配置されている、
明器具。
【請求項3】
前記器具本体は、開口部及び底部を有する有底筒状であり、
前記光源は、前記底部に配置され、
前記拡散パネルの発光面は、前記開口部の開口面よりも前記光源側に後退した位置に配置されている、
請求項1又は2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記造営材は、天井であり、
前記拡散パネルの発光面は、前記天井の天井面よりも天井裏側に位置している、
請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】
前記枠部は、前記拡散パネルの光出射側に位置し、前記開口部の内周に沿って設けられており、
前記枠部の内面は、前記拡散パネルの側面よりも内側に位置する、
請求項3又は4に記載の照明器具。
【請求項6】
前記光源の発光面は、前記拡散パネルに対面している、
請求項5に記載の照明器具。
【請求項7】
造営材の開口孔に埋め込み配設される照明器具であって、
筒状の枠部を有する器具本体と、
前記器具本体に配置された光源と、
前記光源から出射した光が入射する拡散パネルとを備え、
前記拡散パネルは、前記枠部が外部に露出するように前記光源側に後退した位置で前記器具本体に取り付けられており、
前記光源を発光させた場合、前記拡散パネルの中央部の発光輝度は、前記拡散パネルの周辺部の発光輝度よりも低く、
前記器具本体は、開口部及び底部を有する有底筒状であり、
前記光源は、前記底部に配置され、
前記拡散パネルの発光面は、前記開口部の開口面よりも前記光源側に後退した位置に配置されており、
前記枠部は、前記拡散パネルの光出射側に位置し、前記開口部の内周に沿って設けられており、
前記枠部の内面は、前記拡散パネルの側面よりも内側に位置する、
前記光源の発光面は、前記拡散パネルに対面しており、
前記枠部の内面の前記拡散パネル側の端縁は、前記光源の光軸よりも内側に位置する、
明器具。
【請求項8】
造営材の開口孔に埋め込み配設される照明器具であって、
器具本体と、
前記器具本体に配置された光源と、
前記光源から出射した光が入射する拡散パネルとを備え、
前記光源を発光させた場合、前記拡散パネルの中央部の発光輝度は、前記拡散パネルの周辺部の発光輝度よりも低く、
前記器具本体は、開口部及び底部を有する有底筒状であり、
前記光源は、前記底部に配置され、
前記拡散パネルの発光面は、前記開口部の開口面よりも前記光源側に後退した位置に配置されており、
前記拡散パネルの光出射側に位置し、前記開口部の内周に沿って設けられた枠部を有し、
前記枠部の内面は、前記拡散パネルの側面よりも内側に位置し、
前記光源の発光面は、前記拡散パネルに対面し、
前記枠部の内面の前記拡散パネル側の端縁は、前記光源の光軸よりも内側に位置する、
照明器具。
【請求項9】
前記枠部は、前記器具本体の一部である、
請求項5〜8のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項10】
前記光源は、環状に配置されている、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、間接光によって空間演出を行うことができる間接照明が知られている。間接照明は、例えば、蛍光ランプ等の光源を人の目に見えない箇所に設置して、壁面又は天井面に向けて光を照射して反射させることで得られた間接光を照明光として利用するものである(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−81913号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の間接照明は、蛍光ランプ等の光源を人の目に見えない箇所に設置するために、天井等の建築構造物を加工する必要である。つまり、間接照明用の特別な建築造作を伴うという課題がある。
【0005】
そこで、特別な建築造作を行わずに、天井に埋め込み配設できる照明器具を用いて間接照明と同様の空間演出効果を得ることが検討されている。
【0006】
この場合、照明器具内に、間接照明と同じ構造を設けることが考えられるが、このような構造を採用すると、照明器具の内部構造が複雑になるばかりか、外観構造も複雑になってしまい、外観がすっきりしなくなくなる。このため、間接照明とは感じられずに、照明器具であることがばれてしまうという課題がある。
【0007】
また、従来の間接照明は、湾曲面等の反射面を必要とするため、照明器具内に間接照明と同じ構造を設ける場合には照明器具内に反射面に設ける必要がある。このため、照明器具が大型化して器具高さが高くなるという課題もある。
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、特別な建築造作を伴うことなく、間接照明であるかのような空間演出を行うことができる薄型の照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具の一態様は、造営材の開口孔に埋め込み配設される照明器具であって、器具本体と、前記器具本体に配置された光源と、前記光源から出射した光が入射する拡散パネルとを備え、前記光源を発光させた場合、前記拡散パネルの中央部の発光輝度は、前記拡散パネルの周辺部の発光輝度よりも低い。
【発明の効果】
【0010】
特別な建築造作を伴うことなく、間接照明であるかのような空間演出を行うことができる照明器具を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】実施の形態に係る照明器具の斜視図である。
図2】拡散パネルを外した状態における実施の形態に係る照明器具の平面図である。
図3】実施の形態に係る照明器具の断面図である。
図4】実施の形態に係る照明器具の拡大断面図である。
図5】実施の形態に係る照明器具の拡散パネルの発光面における輝度分布を示す図である。
図6】実施の形態に係る照明器具を天井に設置した場合の明かりの雰囲気を示す図である。
図7】変形例に係る照明器具の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0013】
各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
【0014】
(実施の形態)
実施の形態に係る照明器具1について、図1図4を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具1の斜視図である。図2は、拡散パネル300を外した状態における同照明器具1の平面図である。図3は、同照明器具1の断面図である。図4は、同照明器具1の拡大断面図であり、図3の破線で囲まれる領域IVの拡大図を示している。
【0015】
照明器具1は、建築材に組み込まれた照明器具である。具体的には、照明器具1は、建物の天井等の造営材の開口孔に埋め込み配設される。図4に示すように、本実施の形態において、照明器具1は、天井2の開口孔2aに埋め込み配設される天井埋込型照明器具の一種である。
【0016】
このような照明器具1は、例えば、ホテルのロビー又は病院の待合室等の天井に設置されるが、一般住宅又は店舗等の建物の天井に設置されていてもよい。なお、照明器具1は、天井2に限らず、壁等の天井以外の造営材に設置されてもよい。
【0017】
図1図4に示すように、照明器具1は、内照式の天井埋込型照明器具であって、器具本体100と、器具本体100に配置された発光モジュール200と、発光モジュール200から出射した光が入射する拡散パネル300と、取付補助体400とを備える。以下、照明器具1の各構成部材について、図1図4を参照しながら説明する。
【0018】
[器具本体]
図3及び図4に示すように、器具本体100は、発光モジュール200及び拡散パネル300を収容する筐体である。具体的には、器具本体100は、開口部100a及び底部100bを有する扁平状かつ有底筒状の筐体である。発光モジュール200及び拡散パネル300は、器具本体100に保持されている。
【0019】
本実施の形態において、器具本体100は、筒体110と、底板120と、基台130とを有する。筒体110、底板120及び基台130は、分離可能な別部品として構成されている。
【0020】
筒体110は、器具本体100の胴体部をなす扁平状の略筒状部材であり、第1開口部として前方開口部(つまり器具本体100の開口部100a)を有するとともに第2開口部として後方開口部を有する略筒状部材である。筒体110は、例えば、断面形状が略L字状の略円筒形状であり、光を遮光する遮光性材料又は光を透過しない非透光性材料によって構成されている。例えば、筒体110は、アルミニウムや鉄等の金属材料又は硬質の樹脂材料によって構成されている。
【0021】
なお、筒体110の側壁部の内面は、光反射面であるとよい。この場合、筒体110の表面を金属表面にすることで光反射性を持たせることもできるが、筒体110の側壁部の内面に白色塗料を塗膜する等して光反射膜を形成することで、筒体110の側壁部の内面の光反射性をさらに高くすることもできる。このように、筒体110の側壁部の内面を光反射面にすることによって拡散パネル300の周辺部に入射する光束を高くできるので、拡散パネル300の周辺部での発光輝度を容易に高くすることができる。
【0022】
筒体110は、光源支持部111と、枠部112と、フランジ部113とを有する。光源支持部111、枠部112及びフランジ部113は、器具本体100の一部であり、本実施の形態では、筒体110として一体に構成されている。
【0023】
光源支持部111は、筒体110において発光モジュール200を支持する部分である。本実施の形態において、光源支持部111は、筒体110の円環状の底部であって、器具本体100の底部100bの一部を構成している。光源支持部111の拡散パネル300側には、基台130を介して発光モジュール200が配置されている。
【0024】
枠部112は、拡散パネル300の光出射側に位置し、器具本体100の開口部100aの内周に沿って設けられている。したがって、枠部112は、外部に露出する部分であって、ユーザが視認することができる。具体的には、枠部112は、筒体110のうち拡散パネル300よりも下方側(つまり床側)の部分である。
【0025】
また、枠部112の一部は、拡散パネル300の端縁全周を覆っている。つまり、枠部112の内面の少なくとも一部は、拡散パネル300の側面よりも内側に位置している。このように、枠部112が拡散パネル300の端縁全周を覆っているので、枠部112の内面の拡散パネル300側の端縁は、拡散パネル300の光出射領域を規定することになる。本実施の形態において、枠部112の内面の拡散パネル300側の端縁によって構成される枠部112の開口径φ1は、例えば約800mmである。この場合、器具本体100(筒体110)の直径φ2は、例えば、約900mmである。
【0026】
枠部112は、天井2の開口孔2aに対応する位置に配置されている。つまり、枠部112は、開口孔2aの内側に位置している。したがって、枠部112の内面は、天井2の天井面2bからの立ち上がり部分として機能する。つまり、枠部112の内面を、天井面2bから連続する部分として機能させることができる。これにより、ユーザが天井2を見上げて照明器具1を見たときに、枠部112を、天井2を建築造作したかのような建築構造体の一部として認識させることができる。
【0027】
フランジ部113は、器具本体100の開口部100a(筒体110の第1開口部)の開口端縁に設けられている。フランジ部113は、外方に突出するように鍔状に設けられている。本実施の形態において、フランジ部113は、薄板状かつリング状に形成されている。フランジ部113は、枠部112の先端部から連続して形成されている。
【0028】
図4に示すように、フランジ部113は、取付補助体400のフランジ部410を覆うようにして天井2の天井面2bに配置される。具体的には、フランジ部113は、取付補助体400のフランジ部410を介して、天井2の開口孔2aの天井面2b側の端縁に係止される。
【0029】
このように構成される筒体110の色は、白色、黒色及び有色のいずれでもよいが、少なくとも外部に露出する枠部112及びフランジ部113は、天井2に馴染むように天井面2bと同一系統の色であるとよい。例えば、天井面2bが白色系である場合、枠部112及びフランジ部113を含めて筒体110の全体の色を白色系にするとよい。これにより、枠部112を天井2の一部として認識させやすくでき、枠部112を天井2と同化させて枠部112の内周面を天井2と一体的に感じさせることができる。
【0030】
また、フランジ部113を目立たなくするためには、フランジ部113の幅Wは、できるだけ狭い方がよい。フランジ部113の幅Wは、例えば、15mm程度である。
【0031】
底板120は、薄板状の円板である。底板120は、器具本体100の底部100bを構成しており、筒体110の第2開口部(底孔部)を塞ぐように配置される。底板120は、光反射板であるとよい。これにより、発光モジュール200から出射した光のうち拡散パネル300を透過せずに戻ってくる光を底板120で反射させて、拡散パネル300に再入射させることができる。この結果、光の取り出し効率を向上させることができるとともに、光の多重反射によって拡散パネル300における発光輝度の輝度分布を滑らかにすることができる。
【0032】
底板120は、例えば、アルミニウム板や鋼板等の金属平板又は硬質の樹脂材料からなる樹脂平板によって構成されている。なお、底板120の光反射性を高めるために、底板120の表面には、白色塗料が塗膜されていてもよいし、高い光反射性を有する金属材料が蒸着されていてもよい。また、底板120として、白色樹脂シートを用いてもよい。
【0033】
基台130は、発光モジュール200を支持するとともに発光モジュール200の位置を規制する。基台130は、筒体110の光源支持部111に固定されている。基台130は、光源支持部111と略同一幅の円環状の板部材である。
【0034】
基台130は、発光モジュール200で発生する熱を効率良く放熱するために、アルミニウム等の金属材料によって構成されているとよいが、樹脂材料によって構成されていてもよい。
【0035】
[発光モジュール]
発光モジュール200は、照明器具1の光源であり、例えば白色光を発する。本実施の形態において、発光モジュール200は、LEDによって構成されたLEDモジュールである。なお、発光モジュール200の発光色は、白色光に限るものではない。
【0036】
図3及び図4に示すように、発光モジュール200は、器具本体100の底部100bに配置される。具体的には、発光モジュール200は、筒体110の環状の光源支持部111に配置されている。したがって、図2に示すように、発光モジュール200は、環状に配置されている。具体的には、発光モジュール200は、器具本体100の中心を中心として円環状に配置されている。
【0037】
図2図4に示すように、本実施の形態において、発光モジュール200は、第1発光モジュール210と、第2発光モジュール220の2つによって構成されている。第1発光モジュール210及び第2発光モジュール220は、同心円環状に並んで配置されている。具体的には、第1発光モジュール210は、第2発光モジュール220の内側に配置されている。つまり、第2発光モジュール220は、第1発光モジュール210の外側に配置されている。
【0038】
第1発光モジュール210は、複数(本実施の形態では7つ)用いられている。各第1発光モジュール210は円弧状であり、複数の第1発光モジュール210を周方向に配置することで、全体として円環状になっている。また、第2発光モジュール220は、1つの円環状である。なお、第1発光モジュール210は、複数に限らず、1つであってもよい。またに、第2発光モジュール220は、1つに限らず、複数であってもよい。
【0039】
第1発光モジュール210は、第1基板211と、第1基板211に配置された第1発光素子212とを有する。同様に、第2発光モジュール220は、第2基板221と、第2基板221に配置された第2発光素子222とを有する。
【0040】
第1基板211及び第2基板221は、例えば、樹脂基板、セラミック基板、又は、メタルベース基板等である。第1基板211及び第2基板221は、リジッド基板に限るものではなく、フレキシブル基板又はフィルム基板であってもよい。なお、本実施の形態において、第1基板211は複数であり、各第1基板211は同一幅の円弧状に形成されている。また、第2基板221は、同一幅の円環状に形成されている。
【0041】
第1基板211には、複数の第1発光素子212が配置されている。複数の第1発光素子212は、第1基板211の長手方向に沿って線状に一列に配置されている。本実施の形態において、複数の第1発光素子212は、円弧状に一列で配列されている。
【0042】
同様に、第2基板221には、複数の第2発光素子222が配置されている。複数の第2発光素子222は、第2基板221の長手方向に沿って線状に一列に配置されている。本実施の形態において、複数の第2発光素子222は、円環状に一列で配列されている。
【0043】
第1発光素子212及び第2発光素子222は、LEDによって構成されたLED光源である。具体的には、第1発光素子212及び第2発光素子222は、LEDチップがパッケージ化されたSMD型LED素子であり、凹部を有する樹脂製又はセラミック製の白色の容器と、容器の凹部の底面に一次実装された1つ以上のLEDチップと、容器の凹部内に封入された封止部材とを有する。封止部材は、例えばシリコーン樹脂等の透光性樹脂材料で構成されている。封止部材は、蛍光体等の波長変換材が含有された蛍光体含有樹脂であってもよい。
【0044】
LEDチップは、所定の直流電力により発光する半導体発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。LEDチップは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップである。この場合、白色光を得るために、封止部材には、青色LEDチップからの青色光を励起光として蛍光発光するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)等の黄色蛍光体が含有される。
【0045】
このように、本実施の形態における第1発光素子212及び第2発光素子222は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって構成された白色LED光源である。具体的には、黄色蛍光体は青色LEDチップが発した青色光の一部を吸収して励起されて黄色光を放出し、この黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざって白色光となる。なお、封止部材には、黄色蛍光体だけに限らず、赤色蛍光体及び緑色蛍光体が含まれていてもよい。
【0046】
このように構成される発光モジュール200は、器具本体100の周辺部に寄せて配置されている。本実施の形態において、発光モジュール200は、器具本体100の側壁部に隣接して配置されている。
【0047】
具体的には、発光モジュール200は、器具本体100の中心から発光モジュール200の発光中心(本実施の形態では、第1発光モジュール210と第2発光モジュール220の間の中心)までの距離が器具本体100の直径φ2に対して0.9以上1.0未満となる位置に配置されている。本実施の形態では、器具本体100の直径φ2が約900mmであり、発光モジュール200は、発光モジュール200の発光中心が器具本体100の中心から425mmの位置(器具本体100の直径φ2に対して約0.94の位置)となるように配置されている。
【0048】
また、本実施の形態において、発光モジュール200の発光面は、拡散パネル300に対面している。つまり、第1発光モジュール210及び第2発光モジュール220は、いずれも発光面が拡散パネル300に対面している。具体的には、第1発光モジュール210の第1発光素子212及び第2発光モジュール220の第2発光素子222の各々の光出射面が拡散パネル300の光入射面に対面している。
【0049】
これにより、発光モジュール200から出射した光(つまり、第1発光素子212及び第2発光素子222から出射した光)を拡散パネル300に直接入射させることができる。つまり、発光モジュール200の直接光の多くが拡散パネル300に入射することになる。
【0050】
[拡散パネル]
図1及び図3に示される拡散パネル300は、透光性及び光拡散性を有する光学部材である。拡散パネル300は、例えば、アクリルやポリカーボネート等の透光性樹脂材料又はガラス材料等をベースにして形成される。一例として、拡散パネル300は、光拡散材(光散乱材)が樹脂材料内部に分散された乳白色の拡散板である。このような拡散パネル300は、例えば、光拡散材を混合した透光性樹脂材料を所定形状に樹脂成型することによって作製することができる。
【0051】
具体的には、拡散パネル300は、全光線透過率が40%〜70%のものを用いることができる。本実施の形態では、拡散パネル300として、全光線透過率が60%のものを用いた。
【0052】
なお、拡散パネル300は、内部に光拡散材を分散させるのではなく、透明パネルの表面(内面又は外面)に光拡散材等を含む乳白色の光拡散膜を形成することによって構成されていてもよい。また、拡散パネル300は、光拡散材を用いるのではなく、拡散加工を施すことによって拡散性を有するように構成されていてもよい。例えば、シボ加工又はレーザ加工等の表面処理を施すことによって透明パネルの表面に微小凹凸(シボ、マイクロプリズム等)を形成したり、透明パネルの表面にドットパターンを印刷したりすることによって、光拡散性を有するように構成してもよい。
【0053】
本実施の形態において、拡散パネル300は、平板状のフラットパネルである。具体的には、拡散パネル300は、板厚が一定の円板である。拡散パネル300の厚みは、例えば、2mm〜5mmである。本実施の形態では、拡散パネル300として、厚みが2mmで、直径が860mmの円板状の乳白のアクリル板を用いた。なお、拡散パネル300は、平板状に限らず、発光モジュール200側に膨出する(つまり奥側に凹んだ)ドーム状であってもよい。
【0054】
このように拡散パネル300を用いることで、拡散パネル300に入射した光は、拡散パネル300によって拡散されながら拡散パネル300内を透過して拡散パネル300から出射する。つまり、拡散パネル300は、発光モジュール200の光を拡散させて疑似発光する面発光部として機能する。
【0055】
図3及び図4に示すように、拡散パネル300は、発光モジュール200の光出射側に配置されている。具体的には、拡散パネル300は、発光モジュール200を覆うように配置されている。本実施の形態において、拡散パネル300は、拡散カバーであり、器具本体100の筒体110を塞ぐように筒体110に固定されている。この場合、拡散パネル300の中心を器具本体100の中心と一致させて、拡散パネル300を筒体110に保持させている。
【0056】
光出射面である拡散パネル300の発光面は、器具本体100の開口部100aの開口面よりも発光モジュール200側に後退した位置に配置されている。本実施の形態において、拡散パネル300の発光面は、天井2の天井面2bよりも天井裏側に位置している。器具本体100の開口部100aの開口面から拡散パネル300の光出射面までの距離D1(つまり、拡散パネル300の開口部100aの開口面からの後退量)は、例えば、30mm〜50mmである。つまり、器具本体100の枠部112の高さも30mm〜50mmとなる。距離D1を30mm〜50mmにすることで、枠部112の内面が、間接照明用途で天井2を加工した際の建築構造体(例えば天井)の立ち上がり部分として感じやすくなる。
【0057】
[取付補助体]
取付補助体400は、器具本体100を天井2に取り付けるための補助部材である。器具本体100は、取付補助体400に収納される。また、器具本体100は、取付補助体400に固定される。本実施の形態において、取付補助体400は、有底円筒形状の筐体である。取付補助体400は、例えば、アルミニウム又は鉄を主成分とする金属材料を用いて形成される。
【0058】
本実施の形態において、取付補助体400は、照明器具1の外郭を構成する外郭部材である。したがって、取付補助体400の外面は、天井2の天井裏に露出している。本実施の形態において、取付補助体400の高さは、照明器具1の器具高さとなっている。具体的には、取付補助体400の天井面2bから取付補助体400の底部の外面までの長さD2は、300mm以下であり、例えば、200mmである。
【0059】
図4に示すように、取付補助体400の開口部には鍔状のフランジ部410が形成されている。取付補助体400は、取付補助体400の本体部を天井2の開口孔2aに嵌め込むことで天井2に取り付けられる。このとき、フランジ部410を天井面2bに係止させて取付補助体400を開口孔2aに嵌め込む。天井2に取付補助体400を取り付けた後は、発光モジュール200及び拡散パネル300が取り付けられた器具本体100を取付補助体400に固定する。これにより、照明器具1の天井2の開口孔2aへの埋め込み配設が完了する。
【0060】
取付補助体400の底部と器具本体100の底部100bとの間には、空間領域が設けられている。図示しないが、この空間領域には、発光モジュール200を発光させるための電力を生成する電源装置(電源回路)が配置されていてもよい。電源装置は、例えば、端子台を通じて商用電源からの交流電力を受電し、受電した交流電力を直流電力に変換する。電源装置で生成された直流電力は、リード線等を介して発光モジュール200に供給される。これにより、発光モジュール200が発光する。
【0061】
なお、電源装置は、照明器具1に内蔵されていてもよいし、照明器具1に内蔵されておらず、照明器具1の外部に別途配置されていてもよい。
【0062】
[作用効果]
次に、実施の形態に係る照明器具1の作用効果について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、実施の形態に係る照明器具1の拡散パネル300の発光面における輝度分布を示す図である。図6は、同照明器具1を天井2に設置した場合の明かりの雰囲気を示す図である。
【0063】
照明器具1では、発光モジュール200を発光させた場合に、拡散パネル300の発光輝度は、図5に示すような分布を示す。つまり、拡散パネル300の中央部の発光輝度が拡散パネル300の周辺部の発光輝度よりも低くなっている。
【0064】
例えば、図5に示すように、拡散パネル300の中心を基準(図5の位置が0の箇所)に拡散パネル300の直径の1/2未満の領域を拡散パネル300の中央部(内周部)とし、拡散パネル300の中心を基準に拡散パネル300の直径の1/2以上の領域を拡散パネル300の周辺部(外周部)とすると、拡散パネル300の発光輝度は、周辺部よりも中央部の方が低くなっている。これにより、図6に示すように、器具本体100の枠部112の周辺部分を明るく感じさせることができ、従来の間接照明のような空間演出を行うことができる。
【0065】
また、本実施の形態では、図5に示すように、拡散パネル300の発光輝度は、拡散パネル300の外周端部をピークにして、拡散パネル300の中心に向かうにつれてグラデーション状に低下している。具体的には、拡散パネル300の周辺部では、発光輝度が拡散パネル300の中心に近づくほど低くなっている。さらに、拡散パネル300の周辺部内においても、拡散パネル300の中心に近づくにつれて、拡散パネル300の周辺部中央あたりから急激に発光輝度が低くなっている。一方、発光輝度が低い拡散パネル300の中央部においては、発光輝度はほぼ変化していない。
【0066】
拡散パネル300の発光面の発光輝度を図5に示すような輝度分布にすることで、従来の間接照明のような柔らかい間接光による照明演出効果を得ることができる。
【0067】
なお、本実施の形態では、拡散パネル300の外縁から中心にかけて発光輝度のグラデーションが連続的かつ自然となるように、発光モジュール200の配置と配光を調節している。これにより、より自然な間接照明の明かりの雰囲気を実現することができる。
【0068】
このように、拡散パネル300の発光輝度を図5に示すように中央部よりも周辺部を高くして中央部の発光輝度を周辺部の発光輝度よりも低くすることで、図6に示すように、拡散パネル300を備える照明器具1でありながらも、照明器具1であることに気付かれることなく(つまり、拡散パネル300の存在を感じさせることなく)、従来の間接照明のような空間演出を疑似的に行うことができる。
【0069】
以上説明したように、本実施の形態における照明器具1は、天井2の開口孔2aに埋め込み配設されるものであり、器具本体100と、器具本体100に配置された発光モジュール200と、発光モジュール200から出射した光が入射する拡散パネル300とを備えている。そして、発光モジュール200の発光時において、拡散パネル300の中央部の発光輝度が拡散パネル300の周辺部の発光輝度よりも低くなっている。
【0070】
これにより、特別な建築造作を伴うことなく、間接照明であるかのような空間演出を行うことができる薄型の照明器具を実現できる。
【0071】
つまり、従来の間接照明では、天井等の建築構造物を加工する等の特別な建築造作が必要であり、しかも、天井裏には天井面から300mm〜500mm程度の空間領域を確保しなければならなかった。
【0072】
これに対して、本実施の形態における照明器具1では、一般的な照明器具と同様に、電気工事のみで簡単に天井2の開口孔2aに取り付けることができるので、天井2を加工する等の特別な建築造作が不要であり、省施工かつ安価に間接照明のような空間演出を行うことができる。しかも、拡散パネル300の輝度分布のみで間接光のような照明光を実現できるので、照明器具1の内部構造が複雑化せず、薄型の照明器具1を実現できる。このため、照明器具1の天井裏の設置スペースとしては、天井面2bから100mm程度の空間領域で十分である。
【0073】
さらに、本実施の形態における照明器具1によれば、内部構造が複雑化しないので外観をシンプルにすることができ、意匠性に優れた照明器具を実現できる。また、従来の間接照明と比べて効率良く照明光を取り出すことができ、間接光のような照明光でありながら、照度を高くすることができる。このため、病院又はホテル等のように天井高の空間であっても、間接照明のような空間演出を簡単に実現することができる。
【0074】
また、本実施の形態における照明器具1において、発光モジュール200は、器具本体100の周辺部に寄せて配置されている。
【0075】
これにより、図5に示すように、拡散パネル300の中央部の発光輝度が拡散パネル300の周辺部の発光輝度よりも低くなるような輝度分布を拡散パネル300のみで容易に実現することが可能である。
【0076】
また、本実施の形態における照明器具1において、器具本体100は、開口部100a及び底部100bを有する有底筒状であり、発光モジュール200は、底部100bに配置されている。そして、拡散パネル300の発光面は、開口部100aの開口面よりも発光モジュール200側に後退した位置に配置されている。
【0077】
このように、拡散パネル300を開口部100aの開口面から後退させることで、開口部100aの内面を天井面2bから連続する天井2の立ち上がり部分として感じさせることができる。その結果、拡散パネル300の存在を一層感じさせにくくできる。つまり、照明器具1の存在を一層気付かれにくくできる。
【0078】
さらに、本実施の形態における照明器具1では、拡散パネル300の発光面は、天井2の天井面2bよりも天井裏側に位置している。
【0079】
このように、拡散パネル300を天井面2bから奥側に後退させることで、開口部100aの内面が天井2の立ち上がり部分であるとの印象をさらに深めることができる。これにより、拡散パネル300の存在をより一層感じさせにくくできる。
【0080】
また、本実施の形態における照明器具1では、拡散パネル300の光出射側に位置し、開口部100aの内周に沿って設けられた枠部112が設けられている。そして、枠部112の内面は、拡散パネル300の側面よりも内側に位置している。
【0081】
これにより、枠部112の内面によって拡散パネル300の光出射領域を規定することができるので、拡散パネル300の外周縁付近の発光輝度を容易に高く設定することができる。したがって、間接照明のような明かりの雰囲気を容易に実現することができる。
【0082】
また、本実施の形態における照明器具1において、発光モジュール200の発光面は、拡散パネル300に対面している。
【0083】
これにより、発光モジュール200の直接光の多くを拡散パネル300に入射させることができるので、図5に示すような拡散パネル300の輝度分布を容易に実現することができる。
【0084】
また、本実施の形態における照明器具1において、枠部112は、器具本体100の一部である。
【0085】
これにより、枠部112と器具本体100とを別体にする場合と比べて、部品間の隙間を無くすことができるので、光漏れ等による光の違和感を無くすことができる。したがって、さらに間接照明のような明かりの雰囲気に近づけることができる。
【0086】
また、本実施の形態における照明器具1において、発光モジュール200は、環状に配置されている。
【0087】
これにより、図6に示すような環状の明かりを得ることができるので、より間接照明のような空間演出を行うことができる。
【0088】
また、本実施の形態における照明器具1において、拡散パネル300は、平板状である。
【0089】
これにより、拡散パネル300の存在をより気付きにくくすることができる。また、平板状の拡散パネル300を用いることで、拡散パネル300の輝度分布(グラデーション分布)の設計がしやすくなるので、滑らかな輝度分布の疑似発光面を容易に得ることができる。したがって、間接照明のような明かりの雰囲気にさらに近づけることができる。
【0090】
(変形例)
以上、本発明に係る照明器具について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0091】
例えば、上記実施の形態では、図4に示すように、枠部112の内面の拡散パネル300側の端縁が発光モジュール200の光軸よりも外側に位置していたが、これに限らない。具体的には、図7に示される照明器具1Aのように、器具本体100Aの筒体110Aの枠部112Aを、枠部112Aの内面の拡散パネル300側の端縁が発光モジュール200の光軸よりも内側に位置するような形状にしてもよい。さらに、図7では、枠部112Aの内面の拡散パネル300側の端縁は、内側の第1発光モジュール210の光軸Jよりも内側に位置している。このような構成にすることで、拡散パネル300の外周縁付近の発光輝度を容易に最大にすることができるので、より間接照明のような明かりの雰囲気が得られる照明器具1Aを実現できる。
【0092】
また、上記実施の形態において、発光モジュール200は、第1発光モジュール210と第2発光モジュール220との2つを2列で配置した構成としたが、これに限らない。例えば、発光モジュール200は、1つのみの発光モジュール(例えば第1発光モジュール210及び第2発光モジュール220のうちの第1発光モジュール210のみ)を1列で配置した構成であってもよいし、3つ以上の発光モジュールを複数列で配置した構成であってもよい。
【0093】
また、上記実施の形態において、照明器具1は、平面視形状の外形が円形である丸形の照明器具としたが、これに限らない。例えば、照明器具1は、平面視形状の外形が矩形であるスクエア形の照明器具であってもよい。また、照明器具1の平面視形状の外形は、円形又は矩形以外に、楕円形又は三角形等のその他の形状であってもよい。
【0094】
また、上記実施の形態では、取付補助体400を用いて器具本体100を天井2に設置したが、取付補助体400を用いることなく、器具本体100を天井2に設置してもよい。例えば、器具本体100を天井2の開口孔2aに直接取り付けることで、器具本体100を天井2に設置してもよいし、その他の部品を介して器具本体100を天井2に設置してもよい。
【0095】
また、上記実施の形態において、第1発光素子212及び第2発光素子222は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するB−Yタイプの白色LED光源としたが、これに限らない。例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを用いて、これと青色LEDチップと組み合わせることによって白色光を放出するように構成してもよい。また、演色性を高める目的で、黄色蛍光体に加えて、さらに赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜても構わない。また、青色以外の色を発光するLEDチップを用いてもよく、例えば、紫外光を放出するLEDチップを用いて、この紫外光を励起されて蛍光発光するRGB各色蛍光体(青色蛍光体、緑色蛍光体、赤色蛍光体)によって白色光を放出するように構成してもよい。また、蛍光体を用いずに、赤色光を発する赤色LEDチップ、緑色光を発する緑色LEDチップ及び青色光を発する青色LEDチップによって白色光を放出するように構成してもよい。
【0096】
また、上記実施の形態において、第1発光素子212及び第2発光素子222は、白色LED光源のみとしたが、これに限るものではない。例えば、赤色光を発する赤色LED光源、緑色光を発する緑色LED光源及び青色光を発する青色LED光源を用いて、発光モジュール200を構成してもよい。あるいは、赤色LED光源と緑色LED光源と青色LED光源と白色LED光源とを用いて発光モジュール200を構成してもよい。このように光の三原色を発する光源を用いることで、RGB制御による調色制御を行うことができる照明器具を実現できる。また、色温度の異なる複数の白色LED光源を用いて発光モジュール200を構成してもよい。これにより、色温度を変えることができる照明器具を実現できる。
【0097】
また、上記実施の形態において、第1発光素子212及び第2発光素子222は、LEDによって構成したが、これに限らない。例えば、第1発光素子212及び第2発光素子222は、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等の固体発光素子を用いて構成されていてもよい。
【0098】
なお、その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【符号の説明】
【0099】
1、1A 照明器具
2 天井
2a 開口孔
2b 天井面
100、100A 器具本体
100a 開口部
100b 底部
110、110A 筒体
112、112A 枠部
200 発光モジュール
300 拡散パネル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7