(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986795
(24)【登録日】2021年12月2日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】携帯送風装置
(51)【国際特許分類】
F04D 25/08 20060101AFI20211213BHJP
【FI】
F04D25/08 301A
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2021-71285(P2021-71285)
(22)【出願日】2021年4月20日
(65)【公開番号】特開2021-179209(P2021-179209A)
(43)【公開日】2021年11月18日
【審査請求日】2021年4月20日
(31)【優先権主張番号】202020796618.4
(32)【優先日】2020年5月13日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】202021804208.6
(32)【優先日】2020年8月25日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】202023347595.8
(32)【優先日】2020年12月31日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】202120517571.8
(32)【優先日】2021年3月11日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517261084
【氏名又は名称】深▲せん▼市藍禾技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】楊 広
(72)【発明者】
【氏名】李 偉平
(72)【発明者】
【氏名】劉 凱
(72)【発明者】
【氏名】伍 勲煥
(72)【発明者】
【氏名】呂 権
(72)【発明者】
【氏名】頼 友
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲とん▼
【審査官】
大屋 静男
(56)【参考文献】
【文献】
中国特許出願公開第111120369(CN,A)
【文献】
中国実用新案第209354401(CN,U)
【文献】
特表2018−507987(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 25/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体の首に装着できる携帯送風装置であって、ブラケット(10)と、前記ブラケット(10)内に設けられたファン(20)とを含み、前記ブラケット(10)内には、前記ファン(20)を収容するための収容室(101)、及び前記収容室(101)と連通する風路(102)とが設けられ、前記ブラケット(10)には、前記ファン(20)に対応する入風口(103)がさらに設けられ、前記風路(102)の側壁には、風吹出口(104)が設けられ、前記風路(102)内には導風部材(14)が設けられ、前記導風部材(14)は、前記風路(102)を第1風路(102a)と第2風路(102b)に分割し、前記第1風路(102a)及び前記第2風路(102b)の側壁にはいずれも前記風吹出口(104)が設けられ、前記導風部材(14)は、第1導風板(141)と第2導風板(142)を含み、前記ファン(20)に近い前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)の端部は互いに接続され、前記ファン(20)から離れた前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)の端部は、それぞれ前記風路(102)の側壁に接続され、
前記第1導風板(141)と前記風路(102)の側壁の間には前記第1風路(102a)が形成され、前記第2導風板(142)と前記風路(102)の側壁の間には前記第2風路(102b)が形成され、
前記ファン(20)の作動により発生する風は、前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)とが互いに接続する一端により分けられて、それぞれ前記第1風路(102a)と前記第2風路(102b)に進入し、且つ前記風吹出口(104)から吹き出されることを特徴とする携帯送風装置。
【請求項2】
前記第1風路(102a)の容積は、前記第2風路(102b)の容積よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯送風装置。
【請求項3】
前記第2風路(102b)内には、ガイドベーン(15)がさらに設けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の携帯送風装置。
【請求項4】
前記ガイドベーン(15)は湾曲状を呈し、湾曲方向は、前記第2導風板(142)から離反し、前記ファン(20)に近い前記ガイドベーン(15)の端部は、前記ファン(20)から離れた前記ガイドベーン(15)の端部よりも高いか、あるいは、前記ガイドベーン(15)はストレートな板状を呈し、前記ファン(20)に近い前記ガイドベーン(15)の端部は、前記ファン(20)から離れた前記ガイドベーン(15)の端部よりも高い、ことを特徴とする請求項3に記載の携帯送風装置。
【請求項5】
前記ブラケット(10)は第1筐体(11)、第2筐体(12)、及び前記第1筐体(11)と前記第2筐体(12)を接続する接続部(13)を含み、前記第1筐体(11)及び前記第2筐体(12)内には、それぞれファン(20)、収容室(101)、風路(102)、導風部材(14)が設けられ、前記接続部(13)内には半導体温度調整装置が設けられ、該半導体温度調整装置は、前記接続部(13)内に設けられた放熱部材(51)、前記接続部(13)の内側壁に設けられた熱伝導部材(52)、前記放熱部材(51)と前記熱伝導部材(52)との間に粘着された半導体冷却シート(53)、及び前記放熱部材(51)の一端に設けられた放熱ファン(54)を含む、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【請求項6】
前記第1風路(102a)は、前記ファン(20)から離れた端部から前記ファン(20)に向かって徐々に大きくなり、前記第2風路(102b)は、前記ファン(20)から離れた端部から前記ファン(20)に向かって徐々に大きくなる、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【請求項7】
前記ファン(20)の軸心と前記収容室(101)の中心とは互いに偏心して配置され、前記ファン(20)と前記収容室(101)の側壁との間に隙間(105)が形成され、前記隙間(105)は、前記ファン(20)の回転方向に沿って徐々に広くなり、前記隙間(105)の両端の開口のうちの大きい方の開口が、前記第1風路(102a)に向いている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【請求項8】
前記第1風路(102a)と前記第2風路(102b)との間にキャビティ(106)が形成される、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【請求項9】
前記携帯送風装置は電池(30)をさらに含み、前記ブラケット(10)内には、隔離板(16)と収容キャビティ(107)がさらに設けられ、前記隔離板(16)は、前記風路(102)と前記収容キャビティ(107)を隔離し、前記電池(30)は、前記収容キャビティ(107)内に配置され、前記ファン(20)に電気的に接続される、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【請求項10】
前記導風部材(14)は、前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)を接続する接続板(143)をさらに含む、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【請求項11】
前記接続板(143)と前記風路(102)の側壁との一方には位置決め柱(18)が形成され、他方には位置決め孔(19)が形成され、前記位置決め柱(18)と互いに装着によって接続される、ことを特徴とする請求項10に記載の携帯送風装置。
【請求項12】
前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)はそれぞれ2つの部分によって構成され、前記ファン(20)に近い前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)の部分は、前記接続板(143)に接続され、前記ファン(20)から離れた前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)の部分は、前記風路(102)の側壁に一体的に接続され、前記ファン(20)に近い前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)の部分の末端には、係合部(145)が設けられ、前記ファン(20)から離れた前記第1導風板(141)と前記第2導風板(142)の部分の開始端には、前記係合部(145)と係合する係合溝(146)が設けられる、ことを特徴とする請求項10に記載の携帯送風装置。
【請求項13】
前記ブラケット(10)は、少なくとも3つのファン(20)と、それぞれこれらのファン(20)を収納する少なくとも3つの収容室(101)と、それぞれこれらの収容室(101)と連通する少なくとも3つの風路(102)とを含み、少なくとも1つの前記風路(102)内に前記導風部材(14)が設けられ、前記風路(102)を第1風路(102a)と第2風路(102b)に分割する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯送風装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風降温技術の分野に関し、特に携帯送風装置に関する。
【背景技術】
【0002】
生活水準の向上に伴い、人々は生活の快適性及び利便性に対して更に高い要求を提出している。近年、ハンディファンやネックファンなどの様々なポータブルファンが市場に登場しており、いつでもどこでもユーザーに涼しい風を提供している。ユーザーの手でファンを持つ必要があるハンディファンと比較して、首に掛けられるネックファンは、ユーザーの両手を解放することができ、特にスポーツや戸外活動などの場合に人気を集めており、ユーザーにとって非常に便利である。
【0003】
既存のネックファンは、人体の首に装着できるブラケット、及びブラケットに接続されたファンによって構成されている。前記ブラケット内には、風路、及び風路と外部を連通する風吹出口が形成される。前記ファンが回転すると、強制気流が形成される。前記気流は、風路に沿って流れ、最終的に風吹出口から首に吹く。しかしながら、既存のネックファンはすべて片側で風を吹出し、風の吹出範囲が比較的狭く、ユーザーのニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【0004】
従来技術における欠点及び不足を克服するために、本発明の目的は、従来技術の1つ以上の問題を解決するための携帯送風装置を提供することである。
【0005】
本発明の目的は、以下の技術的解決策によって実現される。
本発明は、人体の首に装着できる携帯送風装置を提供する。この携帯送風装置は、ブラケットと、このブラケット内に設けられたファンとを含む。このブラケット内には、このファンを収容するための収容室、及びこの収容室と連通する風路が設けられる。このブラケットには、ファンに対応する入風口がさらに設けられる。風路の側壁には風吹出口が設けられる。ファンの作動により発生する風は、風路を通過してから風吹出口から吹き出される。風路内には、導風部材が設けられ、この導風部材は、風路を第1風路と第2風路に分割する。第1風路及び第2風路の側壁にはいずれも風吹出口が設けられる。導風部材は、第1導風板と第2導風板を含む。ファンに近い第1導風板と第2導風板の端部が互いに接続される。ファンから離れた第1導風板と第2導風板の端部はそれぞれ風路の側壁に接続される。
【0006】
さらに、第1風路の容積は第2風路の容積よりも小さい。
【0007】
さらに、第2風路内にはガイドベーンがさらに設けられる。
【0008】
さらに、ガイドベーンは、湾曲状を呈し、湾曲方向は、第2導風板から離反する。ファンに近いガイドベーンの端部は、ファンから離れたガイドベーンの端部よりも高い。あるいは、ガイドベーンはストレートな板状を呈し、ファンに近いガイドベーンの端部は、ファンから離れたガイドベーンの端部よりも高い。
【0009】
さらに、ブラケットは第1筐体、第2筐体、及び第1筐体と第2筐体を接続する接続部を含む。第1筐体及び第2筐体内には、それぞれファン、収容室、風路、導風部材が設けられ、接続部内には半導体温度調整装置が設けられる。半導体温度調整装置は、接続部内に設けられた放熱部材、接続部の内側壁に設けられた熱伝導部材、放熱部材と熱伝導部材との間に粘着された半導体冷却シート、及び放熱部材の一端に設けられた放熱ファンを含む。
【0010】
さらに、第1風路は、ファンから離れた端部からファンに向かって徐々に大きくなり、第2風路は、ファンから離れた端部からファンに向かって徐々に大きくなる。
【0011】
さらに、ファンの軸心と収容室の中心とは互いに偏心して配置される。ファンと収容室の側壁との間に隙間が形成され、この隙間は、ファンの回転方向に沿って徐々に広くなり、隙間の両端の開口のうちの大きい方の開口が、第1風路に向いている。
【0012】
さらに、第1風路と第2風路との間にキャビティが形成される。
【0013】
さらに、携帯送風装置は電池をさらに含む。ブラケット内には、隔離板と収容キャビティがさらに設けられる。隔離板は、風路と収容キャビティを隔離する。電池は、収容キャビティ内に配置され、ファンに電気的に接続される。
【0014】
さらに、導風部材は、第1導風板と第2導風板を接続する接続板をさらに含む。
【0015】
さらに、接続板と風路の側壁との一方には位置決め柱が形成され、他方には位置決め孔が形成され、前記位置決め柱と互いに装着によって接続される。
【0016】
さらに、第1導風板と第2導風板はそれぞれ2つの部分によって構成される。ファンに近い第1導風板と第2導風板の部分は、接続板に接続される。ファンから離れた第1導風板と第2導風板の部分は、風路の側壁に一体的に接続される。ファンに近い第1導風板と第2導風板の部分の末端には、係合部が設けられる。ファンから離れた第1導風板と第2導風板の部分の開始端には、係合部と係合する係合溝が設けられる。
【0017】
さらに、ブラケットは、少なくとも3つのファンと、それぞれこれらのファンを収納する少なくとも3つの収容室と、それぞれこれらの収容室と連通する少なくとも3つの風路とを含む。少なくとも1つの風路内に導風部材が設けられて、風路を第1風路と第2風路に分割する。
【0018】
本発明の有益な効果は、次のとおりである。本発明では、風路内に導風部材が設けられ、導風部材が風路を第1風路と第2風路に分割し、第1風路と第2風路の側壁にいずれも風吹出口が設けられ、ファンから吹出された風が導風部材によって第1風路と第2風路側壁上の風吹出口にガイドされて吹出され得る。それによって、携帯送風装置は両側で風を吹出し、風の吹出範囲がより広く、人体の様々な部位に吹き付けることができ、例えば、人体の後脳部及び後肩部/背部に吹き付けることができ、ユーザーのニーズをよりよく満たすことができ、ユーザーが使用するのに便利である。導風部材は、第1導風板と第2導風板を含む。ファンに近い第1導風板と第2導風板の端部は互いに接続され、ファンから離れた第1導風板と第2導風板の端部はそれぞれ風路の側壁に接続される。それにより、第1風路と第2風路の形状がそれぞれ限定され、ファンから離れた第1風路と第2風路の端部は、ファンに向かって徐々に大きくなり、押し出し風が発生して、ファンから離れる部位の風吹出口の風速を速くし、吹出された風が強くなる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施例1における携帯送風装置の構造模式図である。
【
図2】本発明の実施例1における携帯送風装置の第1分解構造概略図である。
【
図3】本発明の実施例1における携帯送風装置の第2分解構造概略図である。
【
図4】本発明の実施例1における第1内筐体の側面構造概略図である;
【
図5】本発明の実施例1における携帯送風装置の第3分解構造概略図である。
【
図6】本発明の実施例2における第1内筐体の側面構造概略図である;
【
図7】本発明の実施例3における携帯送風装置の第2筐体の分解構造模式図である。
【
図8】
図7の第2筐体の更なる分解構造模式図である。
【
図9】本発明の実施例3における携帯送風装置の分解構造模式図である。
【
図10】本発明の実施例4における携帯送風装置の立体模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
所定の発明目的を達成するための、本発明が採用する技術的解決策及び効果をさらに説明するために、以下に、図面及び好ましい実施例を参照しながら、本発明に従って提案された携帯送風装置の具体的な実施形態、構造、特徴及び効果を詳細に説明する。
【0021】
<実施例1>
図1〜
図5に示すように、本発明の実施例1によって提供される携帯送風装置は、人体の首に装着でき、ブラケット10と、ブラケット10内に設けられたファン20とを含む。ファン20は遠心ファン(ターボファン)であることが好ましい。
【0022】
本実施例では、ブラケット10は全体的に「C」又は「U」字形を呈し、人体の首の弧度に適合する。ブラケット10は、第1筐体11、第2筐体12、及び第1筐体11と第2筐体12を接続する接続部13を含む。第1筐体11と第2筐体12は、接続部13の両端に対称的に配置され、第1筐体11と第2筐体12の両方は弧形の湾曲構造を呈す。携帯送風装置の吹出風量を増加させるために、第1筐体11と第2筐体12内にはいずれも複数のファン20が設けられ、例えば、第1筐体11と第2筐体12内にはいずれも2つのファン20又は3つのファンが設けられる。接続部13内には折り曲げ成形部材131が設けられる。折り曲げ成形部材131は、例えば、成形可撓管であり、折り曲げた後の接続部13は、常に折り曲げたときの形状を維持することができる。
【0023】
さらに、ブラケット10の第1筐体11と第2筐体12内にはそれぞれ、各ファン20に対応する収容室101、風路102、入風口103及び風吹出口104が設けられる。即ち、各ファン20は、それに対応する収容室101、風路102、入風口103及び風吹出口104を有する。収容室101はファン20を収容するために使用される。収容室101は、風路102及び入風口103とそれぞれ連通する。風路102の側壁にはいずれも風吹出口104が設けられる。ファン20の作動により発生する風は、風路102を通過してから風吹出口104から吹出される。本実施例では、第1筐体11と第2筐体12の風路102は互いに独立して、連通していない。入風口103は、筐体(第1筐体11、第2筐体12)の左右側壁に配置され、風吹出口104は、風路102の上下側壁に配置される。風吹出口104は、細長い形状の風吹出孔である。好ましくは、風吹出孔の幅は、ファン20の方向に向かって徐々に広くなる。当然のことながら、風吹出口104は複数の貫通孔を含むこともできる。ファン20に近い端の貫通孔の孔径は、ファン20から離れた端部の貫通孔の孔径よりも大きい。即ち、ファン20に近くなるほど、貫通孔の孔径が大きく、ファン20から離れるほど、貫通孔の孔径が小さい。それにより、ファン20から離れた貫通孔での風速が増加する。
【0024】
さらに、ブラケット10の各風路102内には導風部材14が設けられる。導風部材14は、風路102の左右側壁を接続する。導風部材14は、風路102を第1風路102aと第2風路102bに分割する。第1風路102aと第2風路102bの側壁にはいずれも風吹出口104が設けられる。導風部材14によって、ファン20から吹出された風は、風路102の上下側壁の風吹出口104にそれぞれガイドされる。導風部材14は、第1導風板141と第2導風板142を含む。ファン20に近い第1導風板141と第2導風板142の端部は互いに接続され、ファン20から離れた第1導風板141と第2導風板142の端部はそれぞれ風路102の側壁に接続される。第1導風板141は、第1風路102aの形状を限定するために使用され、それにより、第1風路102aは、ファン20から離れた端部からファン20に向かって徐々に大きくなる。第2導風板142は、第2風路102bの形状を限定するために使用され、それにより、第2風路102bは、ファン20から離れた端部からファン20に向かって徐々に大きくなる。これは、第1風路102a及び第2風路102bにそれぞれ流入する気流に対して押し潰し効果を形成するため、気流はファン20から離れる部位の風吹出口104でより速い風速及びより大きな風圧を有することができ、吹出された風が強くなる。
【0025】
さらに、
図4を参照されたい。導風部材14は、「V」字形構造又は「Y」字形構造を呈す。第1導風板141及び第2導風板142はいずれも湾曲構造である。第1導風板141は、第2導風板142から離れる側に向かって湾曲し、第2導風板142は、第1導風板141から離れる側に向かって湾曲する。第1風路102aの容積は、第2風路102bの容積よりも小さい。即ち、風路102を占める第1風路102aの割合は、風路102を占める第2風路102bの割合よりも小さい。ファン20は遠心ファンであるため、2つの風路の容積を異なるサイズに設計することにより、2つの風路の入風量のバランスをとることができる。第2風路102bには湾曲状のガイドベーン15がさらに設けられる。ガイドベーン15の湾曲方向は、第2導風板142から離反し、即ち、ガイドベーン15も、第2導風板142から離れる側に向かって湾曲する。ファン20に近いガイドベーン15の端部は、ファン20から離れたガイドベーン15の端部よりも高く、具体的に
図4を参照されたい。ガイドベーン15は、第2風路102b内に進入する気流を分け/ガイドし、すべての風がファンに近い第2風路102bの風吹出口から流出ことを防止するために使用される。他の実施例では、ガイドベーン15はストレートな板状に構成されてもよい。ファン20に近いガイドベーン15の端部は、ファン20から離れたガイドベーン15の端部よりも高い。即ち、ファン20から離れたガイドベーン15の端部は、ファン20に近い端部よりも風路102の底壁に近い。
【0026】
本実施例では、携帯送風装置は電池30をさらに含む。ブラケット10内には隔離板16と収容キャビティ107がさらに設けられる。隔離板16は、風路102と収容キャビティ107を隔離する。電池30は、収容キャビティ107内に配置され、ファン20に電気的に接続される。導風部材14は、隔離板16の板面に垂直に配置される。隔離板16は、風路102に向いている側に風ガイド溝161が設けられる。好ましくは、風ガイド溝161は、ファン20から離れた端部からファン20に向かって徐々に大きくなる。
【0027】
さらに、第1筐体11は、第1外筐体11aと第1内筐体11bを含み、第2筐体12は、第2外筐体12aと第2内筐体12bを含む。本実施例では、収容キャビティ107は、隔離板16と外筐体(第1外筐体11a、第2外筐体12a)の間に位置し、電池30は収容キャビティ107内に配置される。
【0028】
本実施例では、ブラケット10の第1筐体11と第2筐体12内にはいずれも円弧形の隔離部17(
図4)が設けられる。隔離部17は各筐体(第1筐体11と第2筐体12)内の隣接する2つのファン20の間に配置される。隔離部17は、隣接する2つのファン20に対応する風路102を隔離するために使用される。隔離部17は、筐体の端部から離れたファン20に対応する収容室101の側壁として機能する。他の実施例では、隔離部17は板状又は他の形状に形成されてもよい。具体的には、
図4に示すように、第1筐体11を例にして、2つのファン20はそれぞれ2つの収容室101内に配置され、隔離部17は、一方のファン20の収容室101と他方のファン20の風路102を隔離する、即ち、2つのファン20の風路102を隔離するために使用される。好ましくは、一方の風路102内の導風部材14は隔離部17に一体的に接続され、それにより、その導風部材14の第1導風板141と第2導風板142のファン20から離れた端部は、隔離部17を介して風路102の上下側壁に間接的に接続され、隔離部17は、ファン20のうちの1つの近くに配置され、該ファン20に向かって湾曲する。当然のことながら、他の実施例では、導風部材14の第1導風板141と第2導風板142のファン20から離れた端部は、風路102の上下側壁に直接接続することもできる。第1風路102aと第2風路102bとの間にはキャビティ106が形成される。キャビティ106は、第1風路102a及び第2風路102bからそれぞれ隔離される。キャビティの構造は、ファン20による風が導風部材14と衝突することで発生したノイズを効果的に吸収することができる。
【0029】
本実施例では、導風部材14、ガイドベーン15及び隔離部17はいずれも内筐体(第1内筐体11b、第2内筐体12b)と一体的に成形される。当然のことながら、他の実施例では、導風部材14、ガイドベーン15及び隔離部17はいずれも外筐体(第1外筐体11a、第2外筐体12a)と一体的に成形される。
【0030】
さらに、携帯送風装置は回路基板40をさらに含む。ブラケット10にはスイッチボタン18が設けられる。回路基板40は、ファン20、電池30及びスイッチボタン18にそれぞれ電気的に接続される。スイッチボタン18はファン20を制御するために使用される。本実施例では、スイッチボタン18は、第1筐体11に配置され、回路基板40は、2つの隔離板16の間に配置される。スイッチボタン18は、ファン20のオン、オフ及び風速を制御するために使用される。本実施例では、携帯送風装置には指示ランプ及び充電口(図示せず)などがさらに設けられ、ここでは説明しない。
【0031】
他の実施例では、ブラケット10内には、ファン20に電気的に接続された回路基板40が設けられる。回路基板40には、駆動回路、及び駆動回路に接続されたコントローラが設けられる。ブラケット10の外面には、タッチ制御操作領域が設けられる。ブラケット10内のタッチ制御操作領域に対応する位置には、コントローラに電気的に接続されたタッチ感応素子が設けられる。タッチ感応素子は、タッチ制御操作領域で受信されたタッチ制御操作を検出するために使用される。コントローラは、タッチ制御操作に従って、ファン20のオン又はオフを制御し、且つ/又はファン20の回転速度を調整する。ユーザーはタップやスライドなどのタッチ制御操作によって、ファン20のオン、オフ及び/又はモード切り替えの制御を実現することができるため、よりインテリジェントになり、操作がより便利になる。
【0032】
具体的には、駆動回路は、コントローラに接続された電源スイッチ回路を含む。タッチ感応素子は、タッチ制御操作領域のタッチ制御操作データを取得し、タッチ制御操作データをコントローラに送信するために使用される。コントローラは、タッチ制御操作データに基づいて、電源スイッチ回路の導通又は遮断を制御する。あるいは、駆動回路は、コントローラに接続された速度調整回路と、速度調整回路に接続された駆動装置とを含む。タッチ感応素子は、タッチ制御操作領域のタッチ制御操作データを取得し、タッチ制御操作データをコントローラに送信するために使用される。コントローラは、タッチ制御操作データに基づいて、速度調整回路を制御して駆動装置の回転速度を調整し、そして、ファン20の回転速度を調整する。
【0033】
<実施例2>
図6は、本発明の実施例2における第1内筐体の側面構造概略図である。
図6に示すように、本発明の実施例2によって提供される携帯送風装置は、実施例1(
図1〜
図5)の携帯送風装置と基本的に同じであるが、相違点は次のとおりである。本実施例では、第1筐体11及び第2筐体12内には、それぞれ1つファン20、ファン20と適合する1つの収容室101、1つの風路102、1つの導風部材14、1つのガイドベーン15、及び1つの隔離板16のみが設けられ、収容室101の左右側壁には入風口103が設けられ、導風部材14は、風路102を第1風路102a及び第2風路102bに分割し、第1風路102a及び第2風路102bの側壁にはいずれも風吹出口104が設けられる。本実施例では、第1筐体11及び第2筐体12内に隔離部17を設ける必要がない。
【0034】
<実施例3>
図7〜
図9に示すように、本発明の実施例3によって提供される携帯送風装置は、実施例1(
図1〜
図5)の携帯送風装置と基本的に同じである。本実施例では、携帯送風装置も第1筐体11、第2筐体12、及び第1筐体11と第2筐体12を接続する接続部13を含むが、相違点は次のとおりである。第1筐体11及び第2筐体12内には、それぞれ1つのファン20、ファン20と適合する1つの収容室101、1つの風路102、1つの導風部材14、1つのガイドベーン15、及び1つの隔離板16のみが設けられ、収容室101の左右側壁には入風口103が設けられ、導風部材14は、風路102を第1風路102aと第2風路102bに分割し、第1風路102a及び第2風路102bの側壁にはいずれも風吹出口104が設けられる。本実施例では、第1筐体11及び第2筐体12の導風部材14は、第1内筐体11b及び第2内筐体12b(即ち、風路102の側壁)にそれぞれ組み立てて固定される。このような分離式の設計によって、金型成形、ならびに第1内筐体11bと第2内筐体12b及び導風部材14の生産製造が便利になる。具体的には、導風部材14は、第1導風板141と第2導風板142を接続する接続板143をさらに含む。接続板143は、略三角形を呈し、第1内筐体11b /第2内筐体12bの内側壁(即ち、風路102の側壁)に固定される。第1導風板141と第2導風板142はそれぞれ、接続板143の両側縁から接続板143に対して垂直に延び、風路102の両側壁の間に挟まれる。好ましくは、ファン20に向いている第1導風板141と第2導風板142の側端は一体的に接続されて、「V」字形を呈す。ファン20から離れる方向において、第1導風板141は、第1筐体11の上側壁に向かって傾斜して延び、第2導風板142は、第1筐体11の下側壁に向かって傾斜して延びる。第1導風板141と第2導風板142との間の距離は、ファン20から離れる方向に沿って徐々に大きくなる。それにより、気流の流れ方向に沿って(即ち、ファン20から離れる方向に沿って)、第1風路102aと第2風路102bの両方は漸減構造を呈し、通過する気流に対して押し潰し効果を形成するため、気流はファン20から離れる部位の風吹出口104で速い風速及びより大きな風圧を有することができる。
【0035】
さらに、第1内筐体11b/第2内筐体12bの内側壁には位置決め柱18が設けられ、それに対応して、接続板143には位置決め孔19が設けられる。位置決め柱18と位置決め孔19は互いに装着されて、接続板143を第1内筐体11b/第2内筐体12bの内側壁に固定する。本実施例では、導風部材14の第1導風板141と第2導風板142はそれぞれ2つの部分によって構成される。一方の部分は、第1内筐体11b/第2内筐体12bの内側壁に一体的に接続される。即ち、ファン20から離れた部分は、第1内筐体11b/第2内筐体12bの内側壁に一体的に接続される。他方の部分は、接続板143に接続される。具体的には、第1導風板141と第2導風板142のファン20に近い末端には、「L」字形の係合部145が設けられる。第1導風板141と第2導風板142のファン20から離れた部分の開始端には、「L」字形の係合溝146が設けられる。「L」字形の係合部145と「L」字形の係合溝146との係合によって、両者は組み立てて接続されて、一緒に完全な第1導風板141及び第2導風板142、即ち、導風部材14を形成する。このような構造により、第1導風板141と第2導風板142の成形製造を便利にさせる
【0036】
図7を参照されたい。本実施例では、ファン20の軸心と収容室101の中心は互いに偏心して配置される。ファン20と収容室101の側壁との間に隙間105が形成され、隙間105は「C」字形を呈す。隙間105は、ファン20の回転方向に沿って徐々に広くなる。本実施例では、ファン20の回転方向は時計回りの方向である。隙間105の両端の開口のうちの大きい方の開口は第1風路102aに向いている。ファン20によって生成される風は、風路102の下側壁に向かって斜めに吹く。即ち、ファン20によって生成される風は、第2風路102bに流入する傾向がある。ファン20によって生成される風の経路は、まず第1風路102aの入口に進入し、次に第2風路102bの入口に到達することであるため、第1風路102aの容積は、第2風路102bの容積より小さくなるように設計される。それにより、第1風路102aと第2風路102bの入風量が同等である。
【0037】
本実施例では、第1筐体11と第2筐体12はそれぞれ、回転構造によって接続部13の両端に回転可能に接続される。即ち、第1筐体11と第2筐体12はそれぞれ接続部に対して回転して、第1筐体11と第2筐体12との間の幅を調整することができる。それにより、ユーザーは、携帯送風装置を人体の首に装着したり、首から外したりしやすい。接続部13内には、半導体温度調整装置がさらに設けられる。半導体温度調整装置は、接続部13内に設けられた放熱部材51、接続部13の内側壁に設けられた熱伝導部材52、放熱部材51と熱伝導部材52との間に粘着された半導体冷却シート53、及び放熱部材51の一端に設けられた放熱ファン54を含む。これにより、ユーザーはファン20を通じて送風放熱し、また半導体温度調整装置を通じて冷却放熱を行うため、ユーザーの使用を便利にさせる。具体的には、接続部13の内側壁には、放熱部材51に対応する開口55が設けられる。開口55に取り付けケース56が接続される。取り付けケース56は、スナップなどの方式によって接続部13の内側壁に固定することができる。取り付けケース56には、半導体冷却シート53を収容するための取り付け位置57が設けられる。熱伝導部材52は、人体の首に適している弧形を呈す。熱伝導部材52は、例えば、スナップなどの方式によって取り付けケース56の放熱部材51から離れた側に接続される。放熱部材51は、接続板、及び接続板から半導体冷却シート53から離れる方向に延びて形成される複数の放熱シートを含む。複数の放熱シートは、間隔をおいて配置される。隣接する2つの放熱シートの間に放熱溝が形成される。長さ方向において、接続板の一端は、放熱シートを超えて延びる。放熱ファン24の少なくとも一部は接続板の他端に位置し、それにより、放熱ファン54の風吹出口は放熱溝に向いて、放熱シートを放熱する。取り付け後、半導体冷却シート53の冷端面は、熱伝導部材52に粘着され、半導体冷却シート53の熱端面は、放熱部材51の接続板に粘着される。接続部13の外側壁には、放熱部材51及び放熱ファン54に対応して、放熱孔58及び入気孔59がそれぞれ設けられる。放熱部材51によって生成された熱は、放熱孔58から放出され、放熱ファン54は、入気孔59を通して空気を取り入れる。
【0038】
半導体温度調整装置及び半導体温度調整装置の各アセンブリの間の正確な位置決めをさらに確実にするために、接続板には取り付け孔61が設けられ、接続部13の内側壁及び取り付けケース56にはそれぞれネジ孔が設けられる。ネジはネジ孔及び取り付け孔61を通過して取り付けケース56に固定されることで、放熱部材51は取り付けケース56にロックされる。接続部13の内側壁には位置決めシート62がさらに設けられる。位置決めシート62は、放熱ファン54の側辺と当接して放熱ファン54を取り付けて位置決めすることで、放熱ファン54の取り付けを安定にさせるために使用される。
【0039】
好ましくは、開口55の外壁に装飾リング63が設けられる。取り付けケース56が接続部13に接続される場合、装飾リング63は、装飾作用を果たして、製品全体の美観性を向上させることができる。
【0040】
さらに、放熱孔58と入気孔59との間には隔離シート64が設けられる。隔離シート64は、放熱部材51と放熱ファン54との間に位置する。隔離シート64は、遮断作用を果たして、放熱部材51によって生成された熱が放熱ファン54の入風口に戻って放熱に影響を与えることを防止し、同時に、位置決めシート62と一緒に放熱ファン54を位置決めする。即ち、放熱ファン54は、位置決めシート62と隔離シート64との間に挟まる。
【0041】
具体的には、回転構造は、第1接続件71と第2接続件72を含む。第1接続件71と第2接続件72の一端は、回転軸と軸孔のピボット構造によって互いに適合して回転的に接続される。他端はそれぞれ、接続部13及び第1筐体11/第2筐体12に固定接続され、例えば、ネジによって固定接続されるか又はスナップによって接続される。それにより、第1筐体11と第2筐体12はそれぞれ接続部に対して左右回転することができる。具体的には、第1接続件71は、第1固定部と、第1固定部の一端に接続され、且つ間隔をおいて配置された2つの第1ピボット部とを含む。第1ピボット部には軸孔が設けられ、第2接続件72は、第2固定部と、第2固定部の一端に接続された第2ピボット部とを含む。第2ピボット部には軸孔が設けられる。取り付け時に、第1固定部は接続部13の端部内に延びて固定され、第2固定部は第1筐体11及び第2筐体12の端部内に延びて固定され、第2ピボット部は2つの第1ピボット部の間に延び、回転軸は軸孔に挿入される。それにより、回転接続が実現される。
【0042】
好ましくは、回転構造は減衰部材をさらに含む。減衰部材は、接続部13に対する第1筐体11/第2筐体12の回転の摩擦抵抗を増加させるために使用され、それにより、第1筐体11/第2筐体12は、接続部13に対して任意の回転位置に安定して留まることができ、第1筐体11/第2筐体12が非外力作用下で接続部13に対して回転することを回避する。示される実施例では、減衰部材は減衰リング74である。2つの減衰リング74が設けられる。2つの減衰リング74はそれぞれ、第2ピボット部と2つの第1ピボット部との間に挟まる。
【0043】
第1接続件71と第2接続件72の接続部分は、接続部13及び第1筐体11/第2筐体12の外側に露出するため、製品の美観性に影響を与えないために、示される実施例では、回転構造の外側にシリコンケース75が配置される。シリコンケース75の両端はそれぞれ第1筐体11及び第2筐体12の端部に接続される。シリコンケース75は軟質材料であり、回転構造の回転に伴って弾性変形するため、回転構造の回転に影響を与えない。製品の美観性を向上させるために、シリコンケース75の両端の外面は、第1筐体11及び第2筐体12の外面とスムーズに遷移するように設定することができる。好ましくは、シリコンケース75において、回転構造の回転変形に対応する位置に幾つかの凹溝76を設けることができる。それにより、回転構造が回転すると、シリコンケース75は、回転構造の変形に伴って湾曲して変形しやすい。
【0044】
本実施例では、ファン20の両側に対応する収容室101の側壁にはそれぞれ金属シート111が取り付けられる。入風口103は、金属シート111に設けられた入風口メッシュである。それにより、ユーザーの髪がファン20内に巻き込まれることを効果的に防止する。
【0045】
<実施例4>
図10〜
図13に示すように、本発明の実施例4によって提供される携帯送風装置は、実施例1(
図1〜
図5)の携帯送風装置と基本的に同じである。本実施例では、携帯送風装置も第1筐体11、第2筐体12、及び第1筐体11と第2筐体12を接続する接続部13を含むが、相違点は次のとおりである。第1筐体11及び第2筐体12内には、それぞれ1つのファン20、ファン20と適合する1つの収容室101、1つの風路102、1つの導風部材14、1つのガイドベーン15、及び1つの隔離板16のみが設けられ、収容室101の左右側壁には入風口103が設けられ、導風部材14は、風路102を第1風路102aと第2風路102bに分割し、第1風路102a及び第2風路102bの側壁にはいずれも風吹出口104が設けられる。本実施例では、接続部13は、折り曲げ成形部材131と、折り曲げ成形部材131を外側で覆う軟質ゴム部材132とを含む。この軟質ゴム部材132内には貫通孔1321が設けられる。この貫通孔1321は、軟質ゴム部材132の長さ方向に沿って軟質ゴム部材132を貫通する。折り曲げ成形部材131は貫通孔1321を貫通する。軟質ゴム部材132の両端にはそれぞれ硬質部材133がさらに設けられる。硬質部材133は、軟質ゴム部材132内に射出成形された固定部分1331と、軟質ゴム部材132の外側に露出している挿入接続部分1332とを含む。挿入接続部分1332は、第1筐体11/第2筐体12に接続するために使用される。折り曲げ成形部材131の両端はそれぞれ硬質部材133を通過してから第1筐体11/第2筐体12内に固定される。軟質ゴム部材132の両端に硬質部材133を射出成形することによって、硬質部材133の固定部分1331は、軟質ゴム部材132の両端で覆われる。その結果、固定部分1331を覆う軟質ゴム部材132の部分は容易に折り曲げて変形することがなく、接続部13が折り曲げられるときの、軟質ゴム部材132の両端と第1筐体11及び第2筐体12との間の隙間の形成が効果的に防止される。
【0046】
さらに、本実施例では、軟質ゴム部材132内にはゴム低減溝1322がさらに設けられる。具体的には、ゴム低減溝1322は、軟質ゴム部材132の長さ方向に沿って軟質ゴム部材132を貫通する。あるいは、ゴム低減溝1322は盲孔であり、軟質ゴム部材132の長さ方向に沿って、軟質ゴム部材132の側端から内側に延びる。あるいは、ゴム低減溝1322は、軟質ゴム部材132の内部の密閉キャビティである。軟質ゴム部材132内にゴム低減溝1322を追加することによって、軟質ゴム部材132の重量を軽減するとともに、軟質ゴム部材132の側壁を薄くして、柔らかくすることができ、ユーザーがより快適に着用できる。
【0047】
好ましくは、貫通孔1321は、軟質ゴム部材132の中央に設けられる。2つのゴム低減溝1322が設けられ、それぞれ貫通孔1321の両側に位置する。それにより、ユーザーが着用するときに、首が内側又は外側に接触しても、柔らかく快適である。さらに、軟質ゴム部材132の片側又は両側の外面には、複数の凹孔134がさらに設けられる。凹孔134は、軟質ゴム部材132の長さ方向に沿って分布する。その結果、軟質ゴム部材132の側辺の外面は非平面構造であり、軟質ゴム部材132の外面と、それと接触する首との間の通気性が向上し、装着の快適性がさらに向上する。凹孔134は、軟質ゴム部材132の表面の内側に凹んだ盲孔であり、ゴム低減溝1322と連通していない。当然のことながら、他の実施例では、凹孔134は、ゴム低減溝1322と連通するように配置されてもよい。
【0048】
具体的には、硬質部材133の挿入接続部分1332には固定孔1334が設けられる。挿入接続部分1332は、第1筐体11/第2筐体12内に挿入された後、固定孔1334をネジで通すことで、接続部13と第1筐体11/第2筐体12とを固定接続することができる。硬質部材133は、金属材料又は硬質ゴム材料によって作られ得る。折り曲げ成形部材131は、金属可撓管又は金属成形ワイヤーであってもよい。
当業者は、上記の実施例2、3、4の他の構造及び動作原理は、実施例1のものと同じであり、ここでは繰り返さないことを理解すべきである。