【実施例】
【0083】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例中に記載のブロック層は正孔ブロック層及び電子ブロック層のいずれでも良い。光電変換素子の作製はグローブボックスと一体化した蒸着機で行い、作製した光電変換素子は窒素雰囲気のグローブボックス内で密閉式のボトル型計測チャンバー(エイエルエステクノロジー社製)に光電変換素子を設置し、電流電圧の印加測定を行った。電流電圧の印加測定は、特に指定のない限り、半導体パラメータアナライザ4200−SCS(ケースレーインスツルメンツ社)を用いて行った。入射光の照射は、特に指定のない限り、PVL−3300(朝日分光社製)を用い、照射光波長550nm、照射光半値幅20nmにて行った。また、合成例1乃至16で得られた化合物、及び実施例において式(1)で表される化合物の代りに用いた化合物を用いて作製した蒸着膜について、紫外可視分光光度計UV−3150(島津製作所社製)を用いて測定した分光波形に基づいて可視光吸収端を確認した。実施例中の明暗比は光照射を行った場合の電流値を暗所での電流値で割ったものを示す。
【0084】
合成例1(2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
DMF(250部)に、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(3.8部)、一般に入手可能なフェニルボロン酸(2.4部)、リン酸三カリウム(27部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.47部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(250部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.2で表される化合物(2.5部、収率83%)を得た。
【0085】
合成例2(2,7−ビス([1,1’:4’,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な(1,1’:4’,1’’−ターフェニル)−4−イルボロン酸(5.4部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.8で表される化合物(3.7部、69%)を得た。
【0086】
合成例3(2,7−ビス(ナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能なナフタレン−2−イルボロン酸(3.3部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.9で表される化合物(3.1部、収率82%)を得た。
【0087】
合成例4(2,7−ビス(4’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な(4’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ボロン酸(5.0部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.21で表される化合物(2.7部、61%)を得た。
【0088】
合成例5(2,7−ビス(2−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な(2−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ボロン酸(5.0部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.23で表される化合物(2.2部、50%)を得た。
【0089】
合成例6(2,7−ビス([1,1’:3,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程1)2−([1,1’:3,1’’−ターフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成の合成
トルエン(240部)に、一般に入手可能な4−ブロモ−1,1’:3,1’’−ターフェニル(6.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.6部)、酢酸カリウム(3.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−([1,1’:3,1’’−ターフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.9部、収率99%)を得た。
【0090】
(工程2)2,7−ビス([1,1’:3,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、工程1で得られた2−([1,1’:3,1’’−ターフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.8部)を使用し、反応系に水(8.0部)を添加したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.26で表される化合物(2.6部、46%)を得た。
【0091】
合成例7(2,7−ビス([1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−5’−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な(2−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ボロン酸(5.3部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.27で表される化合物(2.0部、37%)を得た。
【0092】
合成例8(2,7−ビス(ベンゾ[b]フラン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能なベンゾ[b]フラン−2−イルボロン酸(1.9部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.29で表される化合物(2.6部、73%)を得た。
【0093】
合成例9(2,7−ビス(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能なベンゾ[b]チオフェン−2−イルボロン酸(2.1部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.33で表される化合物(2.7部、70%)を得た。
【0094】
合成例10(2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]フラン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程3)2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]フランの合成
DMF(920部)に、一般に入手可能なベンゾ[b]フラン−2−イルボロン酸(14.8部)、パラ―ブロモヨードベンゼン(25.8部)、リン酸三カリウム(110部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.8部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(920部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をメタノールで洗浄し乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]フラン(6.6部、収率26%)を得た。
【0095】
(工程4)2−(4−(ベンゾ[b]フラン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(240部)に、工程3で得られた2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]フラン(5.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.6部)、酢酸カリウム(3.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(ベンゾ[b]フラン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.2部、収率88%)を得た。
【0096】
(工程5)2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]フラン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(200部)に、水(6.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(3.0部)、工程4で得られた2−(4−(ベンゾ[b]フラン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.0部)、リン酸三カリウム(20部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.4部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.83で表される化合物(2.0部、収率50%)を得た。
【0097】
合成例11(2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程6)2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]チオフェンの合成
DMF(300部)に、一般に入手可能なベンゾ[b]チオフェン−2−イルボロン酸(5.0部)、パラ−ブロモヨードベンゼン(7.9部)、リン酸三カリウム(34部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.84部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(300部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をメタノールで洗浄し乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]チオフェン(5.7部、収率70%)を得た。
【0098】
(工程7)2−(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(240部)に、工程6で得られた2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]チオフェン(5.3部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.6部)、酢酸カリウム(3.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.5部、収率73%)を得た。
【0099】
(工程8)2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(170部)に、水(5.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(2.6部)、工程7で得られた2−(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.5部)、リン酸三カリウム(18部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.35部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(170部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.87で表される化合物(1.6部、収率46%)を得た。
【0100】
合成例12(2,7−ビス([1,1’−ビフェニル]−3−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な3−ビフェニルボロン酸(3.8部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.6で表される化合物(2.1g、51%)を得た。
【0101】
合成例13(2,7−ビス(4−メチルフェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な4−メチルフェニルボロン酸(2.7部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.12で表される化合物(1.8部、54%)を得た。
【0102】
合成例14(2,7−ビス(ナフタレン−1−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能なナフタレン−1−イルボロン酸(3.3部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.13で表される化合物(2.7部、72%)を得た。
【0103】
合成例15(2,7−ビス(フェナントレン−9−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能なフェナントレン−9−イルボロン酸(4.3部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.15で表される化合物(3.0部、65%)を得た。
【0104】
合成例16(2,7−ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
フェニルボロン酸(2.4部)の代わりに、一般に入手可能な4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(3.7部)を使用したこと以外は合成例1に準じて、上記具体例のNo.17で表される化合物(2.7部、67%)を得た。
【0105】
合成例17(2,7−ビス(6−フェニルナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程9)2−メトキシ−6−フェニルナフタレンの合成
トルエン(250部)、イソプロピルアルコール(20部)及び水(15部)の混合溶液に2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(25部)、フェニルボロン酸(15.4部)、リン酸三カリウム(44.8部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(3.7部)を加え、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、トルエン及び水を加え、分液した。溶媒を減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン/ヘキサン=1/6(容量比))にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−メトキシ−6−フェニルナフタレン(16.6部、収率69%)を得た。
【0106】
(工程10)2−ヒドロキシ−6−フェニルナフタレンの合成
工程9で得られた2−メトキシ−6−フェニルナフタレン(14.0部)及びピリジン塩酸塩(86部)を混合し、窒素雰囲気下、190℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、酢酸エチル及び水を加え、分液した。溶媒を減圧留去することにより、2−ヒドロキシ−6−フェニルナフタレン(13.0部、収率99%)を得た。
【0107】
(工程11)6−フェニルナフタレン−2−イル トリフルオロメタンスルホナートの合成
ジクロロメタン(200部)及びトリエチルアミン(12.0部)の混合溶液に工程10で得られた2−ヒドロキシ−6−フェニルナフタレン(13.0部)を加え、0℃に冷却した後に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(20.0部)をゆっくりと滴下した。滴下終了後、25℃まで昇温し、1時間撹拌した。得られた反応液に水を加え、分液し、溶媒を減圧留去することで、褐色固体を得た。この固体をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、6−フェニルナフタレン−2−イル トリフルオロメタンスルホナート(20.5部、収率99%)を得た。
【0108】
(工程12)(6−フェニルナフタレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(350部)に、工程11で得られた6−フェニルナフタレン−2−イル トリフルオロメタンスルホナート(19.5部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(16.9部)、酢酸カリウム(10.9部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(1.4部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、6−(フェニルナフタレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(12.1部、収率66%)を得た。
【0109】
(工程13)2,7−ビス(6−フェニルナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(250部)に、水(8.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(4.2部)、工程12で得られた6−(フェニルナフタレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7.0部)、リン酸三カリウム(7.2部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.54部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(250部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をDMF及びアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.10で表される化合物(3.0部、収率56%)を得た。
【0110】
合成例18(2,7−ビス(5’−フェニル−[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程14)(5’−フェニル−[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(510部)に、一般に入手可能な4−ブロモ−5’−フェニル−1,1’:3’,1’’−ターフェニル(15.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(12.0部)、酢酸カリウム(7.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(1.1部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル50部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより(5’−フェニル−[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(12.0部、収率71%)を得た。
【0111】
(工程15)2,7−ビス(5’−フェニル−[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(300部)に、水(9.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(4.5部)、工程14で得られた(5’−フェニル−[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(9.9部)、リン酸三カリウム(30.3部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.6部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(300部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.28で表される化合物(2.0部、収率26%)を得た。
【0112】
合成例19(2,7−ビス(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程16)2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾールの合成
トルエン(240部)に、一般に入手可能な2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[d]チアゾール(5.3部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.6部)、酢酸カリウム(3.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール(4.9部、収率80%)を得た。
【0113】
(工程17)2,7−ビス(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(170部)に、水(5.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(2.6部)、工程16で得られた2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボラン−2−イル)フェニル)ベンゾ[d]チアゾール(4.5部)、リン酸三カリウム(18部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.35部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(170部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.111で表される化合物(1.8部、収率52%)を得た。
【0114】
合成例20(2,7−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程18)2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(250部)に、2−ブロモ−9,9−ジメチルフルオレン(10.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(11.2部)、酢酸カリウム(7.2部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.9部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で3時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.1部、収率95%)を得た。
【0115】
(工程19)2,7−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(300部)に、水(10.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(7.1部)、工程18で得られた2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.1部)、リン酸三カリウム(12.2部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.9部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(250部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.172で表される化合物(6.2部、収率69%)を得た。
【0116】
合成例21(2,7−ビス(4−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程20)2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(250部)に、2−ブロモ−9,9−ジメチルフルオレン(10.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(11.2部)、酢酸カリウム(7.2部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.9部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で3時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.1部、収率95%)を得た。
【0117】
(工程21)2−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレンの合成
DMF(400部)及び水(15部)の混合溶液に、工程20で得られた2−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(25.0部)、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(22.0部)、リン酸三カリウム(33.2部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.7部)を加え、窒素雰囲気下、50℃で2.5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水を加え、生成した白色固体をろ取した。再結晶(再結晶溶媒;アセトン)にて精製することにより、2−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン(26.7部、収率98%)を得た。
【0118】
(工程22)2−(4−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(200部)に、工程21で得られた2−(4−ブロモフェニル)−9,9−ジメチル−9H−フルオレン(10.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(8.7部)、酢酸カリウム(5.6部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.7部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することで白色固体を得た。この固体を再結晶(再結晶溶媒;アセトン/ヘキサン)にてさらに精製することで2−(4−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(8.3部、収率73%)を得た。
【0119】
(工程23)2,7−ビス(4−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(190部)に、水(7.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(3.7部)、工程22で得られた2−(4−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7.5部)、リン酸三カリウム(6.4部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で3時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をDMF、アセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.174で表される化合物(1.8部、収率31%)を得た。
【0120】
合成例22(2,7−ビス(4’−(ピリジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程24)4−(ピリジン−2−イル)フェニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(960部)に、一般に入手可能な2−(4−ブロモフェニル)ピリジン(17.1部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(22.4部)、酢酸カリウム(14.1部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(2.3部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル80部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、酢酸エチルにより洗浄した。得られた溶液中の溶媒を減圧除去することにより4−(ピリジン−2−イル)フェニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(19.0部、収率92%)を得た。
【0121】
(工程25)2−(4’−ブロモ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジンの合成
DMF(520部)に、水(18.0部)、工程24で得られた4−(ピリジン−2−イル)フェニル−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(14.6部)、一般に入手可能なパラ−ブロモヨードベンゼン(14.6部)、リン酸三カリウム(62.6部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.6部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(520部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分を水により洗浄し、乾燥させることで2−(4’−ブロモ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン(15.0部、収率94%)を得た。
【0122】
(工程26)(4’−(ピリジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(350部)に、工程25で得られた2−(4’−ブロモ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)ピリジン(8.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(7.9部)、酢酸カリウム(5.0部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.8部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル40部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、酢酸エチルにより洗浄した。得られた溶液中の溶媒を減圧除去することにより(4’−(ピリジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(9.0部、収率97%)を得た。
【0123】
(工程27)2,7−ビス(4’−(ピリジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(300部)に、水(9.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(4.5部)、工程26で得られた(4’−(ピリジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(8.2部)、リン酸三カリウム(30.3部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.6部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(300部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、No.181で表される化合物(7.2部、42%)を得た。
【0124】
合成例23(2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−メチルフェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程28)2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)ベンゾ[b]チオフェンの合成
DMF(300部)に、一般に入手可能なベンゾ[b]チオフェン−2−イルボロン酸(5.0部)、2−ブロモ−5−ヨードトルエン(8.3部)、リン酸三カリウム(34部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.84部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(300部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をメタノールで洗浄し乾燥することにより、2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)ベンゾ[b]チオフェン(5.7部、収率67%)を得た。
【0125】
(工程29)2−(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−メチルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(240部)に、工程28で得られた2−(4−ブロモ−3−メチルフェニル)ベンゾ[b]チオフェン(5.6部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.6部)、酢酸カリウム(3.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−メチルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.6部、収率87%)を得た。
【0126】
(工程30)2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−メチルフェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(170部)に、水(5.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(2.6部)、工程29で得られた2−(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−メチルフェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.6部)、リン酸三カリウム(18部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.35部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(170部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.189で表される化合物(1.2部、収率35%)を得た。
【0127】
合成例24(2,7−ビス(2,2’−ビナフタレン−6−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程31)6−メトキシ−2,2’−ビナフタレンの合成
DMF(250部)に、2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(11.5部)、2−ナフチルボロン酸(10.0部)、リン酸三カリウム(20.6部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.7部)を加え、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水を加え、生成した固体をろ取した。得られた固体をメタノールで洗浄することで、6−メトキシ−2,2’−ビナフタレン(13.5部、収率98%)を得た。
【0128】
(工程32)6−ヒドロキシ−2,2’−ビナフタレンの合成
工程31で得られた6−メトキシ−2,2’−ビナフタレン(13.0部)及びピリジン塩酸塩(53部)を混合し、窒素雰囲気下、190℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、酢酸エチル及び水を加え、分液した。溶媒を減圧留去することにより、6−ヒドロキシ−2,2’−ビナフタレン(11.5部、収率94%)を得た。
【0129】
(工程33)2,2’−ビナフチル−6−イル トリフルオロメタンスルホナートの合成
ジクロロメタン(150部)及びトリエチルアミン(8.6部)の混合溶液に工程32で得られた6−ヒドロキシ−2,2’−ビナフタレン(11.5部)を加え、0℃に冷却した後に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(14.4部)をゆっくりと滴下した。滴下終了後、25℃まで昇温し、2時間撹拌した。得られた反応液に水とトルエンを加え、分液し、溶媒を減圧留去することで、褐色固体を得た。この固体をメタノール(100部)に懸濁させ、ろ過により白色固体を回収することにより、2,2’−ビナフチル−6−イル トリフルオロメタンスルホナート(15.2部、収率89%)を得た。
【0130】
(工程34)(2,2’−ビナフチル−6−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(350部)に、工程33で得られた2,2’−ビナフチル−6−イル トリフルオロメタンスルホナート(14.5部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(11.0部)、酢酸カリウム(7.1部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.9部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、(2,2’−ビナフチル−6−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(13.5部、収率99%)を得た。
【0131】
(工程35)2,7−ビス(2,2’−ビナフチル−6−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(180部)に、水(8.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(3.3部)、工程34で得られた(2,2’−ビナフチル−6−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.6部)、リン酸三カリウム(5.7部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.4部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をDMF及びアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.184で表される化合物(1.0部、収率20%)を得た。
【0132】
合成例25(2,7−ビス(2−ジベンゾチエニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程36)2−(ジベンゾチオフェン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(250部)に、2−ブロモジベンゾチオフェン(10.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(11.6部)、酢酸カリウム(7.5部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.9部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(ジベンゾチエニル−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.5部、収率98%)を得た。
【0133】
(工程37)2,7−ビス(2−ジベンゾチエニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(230部)に、水(7.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(4.5部)、工程36で得られた2−(ジベンゾチエニル−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7.0部)、リン酸三カリウム(7.7部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.6部)を混合し、窒素雰囲気下、90℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(250部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.164で表される化合物(2.0部、収率37%)を得た。
【0134】
合成例26(2,7−ビス(6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程38)2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェンの合成
DMF(600部)に、2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(22.5部)、ベンゾ[b]チオフェン−2−ボロン酸(20.3部)、リン酸三カリウム(40.3部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.3部)を加え、窒素雰囲気下、70℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水を加え、生成した固体をろ取した。得られた固体をメタノールで洗浄することで、2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン(19.7部、収率72%)を得た。
【0135】
(工程39)2−(6−ヒドロキシ−2−イル)ベンゾ[b]チオフェンの合成
工程38で得られた2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン(19.5部)及び塩化メチレン(100部)を混合し、0℃、窒素雰囲気下で撹拌した。この溶液に1mol/L三臭化ホウ素の塩化メチレン溶液をゆっくりと滴下し、滴下終了後に室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、分液した。溶媒を減圧留去し、得られた固体をメタノールに懸濁させ、ろ過により白色固体を回収することにより、2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン(17.9部、収率97%)を得た。
【0136】
(工程40)6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル トリフルオロメタンスルホナートの合成
ジクロロメタン(250部)及びトリエチルアミン(14.0部)の混合溶液に工程39で得られた2−(6−メトキシナフタレン−2−イル)ベンゾ[b]チオフェン(19.0部)を加え、0℃に冷却した後に、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(29.1部)をゆっくりと滴下した。滴下終了後、25℃まで昇温し、1時間撹拌した。得られた反応液に水を加え、褐色の析出物をろ取した。この析出固体をメタノールで洗浄することで、6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル トリフルオロメタンスルホナート(27.5部、収率98%)を得た。
【0137】
(工程41)2−(6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(400部)に、工程40で得られた6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル トリフルオロメタンスルホナート(27.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(20.1部)、酢酸カリウム(13.0部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(1.6部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、白色固体を得た。得られた固体をトルエンで再結晶にて精製することで、2−(6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(18.0部、収率71%)を得た。
【0138】
(工程42)2,7−ビス(6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(260部)に、水(30.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(4.0部)、工程41で得られた2−(6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7.9部)、リン酸三カリウム(6.9部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.52部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(300部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をDMF及びアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.185で表される化合物(0.6部、収率10%)を得た。
【0139】
合成例27(2,7−ビス(4−(5−ベンゾ[b]チエニル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程43)2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(200部)に、5−ブロモベンゾ[b]チオフェン(10.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(14.3部)、酢酸カリウム(9.2部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(1.1部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で2時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.7部、収率96%)を得た。
【0140】
(工程44)5−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]チオフェンの合成
DMF(230部)に、工程43で得られた2−(ベンゾ[b]チオフェン−5−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.5部)、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(12.5部)、リン酸三カリウム(18.7部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.6部)を混合し、窒素雰囲気下、60℃で2時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分を水、メタノールの順序で洗浄することで、5−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]チオフェン(12.0部、収率94%)を得た。
【0141】
(工程45)2−(4−(5−ベンゾ[b]チエニル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(200部)に、工程44で得られた5−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[b]チオフェン(12.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(14.5部)、酢酸カリウム(9.3部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(1.2部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去した。得られた淡橙色固体をメタノールで洗浄することで、2−(4−(5−ベンゾ[b]チエニル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(7.4部、収率53%)を得た。
【0142】
(工程46)2,7−ビス(4−(5−ベンゾ[b]チエニル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(200部)に、水(10.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(3.7部)、工程45で得られた2−(4−(5−ベンゾ[b]チエニル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.3部)、リン酸三カリウム(6.4部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(150部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトン、DMFで洗浄し、乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.105で表される化合物(2.0部、収率51%)を得た。
【0143】
合成例28(2,7−ビス(4’−(2−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程47)2−(4’−ブロモ−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)ナフタレンの合成
DMF(100部)に4−(2−ナフチル)フェニルボロン酸(5.0部)、p−ヨード‐ブロモベンゼン(5.7部)、リン酸三カリウム(8.6部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.7部)を加え、窒素雰囲気下、還流温度で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水を加え、析出固体をろ取した。得られた固体をメタノールで洗浄し、乾燥することにより2−(4’−ブロモ−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)ナフタレン(7.0部、収率97%)を得た。
【0144】
(工程48)2−(4’−(2−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(150部)に、工程47で得られた2−(4’−ブロモ−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)ナフタレン(7.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(6.1部)、酢酸カリウム(3.9部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(4’−(2−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.6部、収率80%)を得た。
【0145】
(工程49)2,7−ビス(4’−(2−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(200部)に、水(10.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(3.2部)、工程48で得られた2−(4’−(2−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.6部)、リン酸三カリウム(5.5部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.4部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をDMF及びアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.192で表される化合物(0.5部、収率10%)を得た。
【0146】
合成例29(2,7−ビス(4−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程50)2−(4−ブロモフェニル)ナフト[1,2−b]チオフェンの合成
DMF(190部)に、公知の方法により合成された2−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(6.0部)、パラ―ブロモヨードベンゼン(5.5部)、水(5.0部)、リン酸三カリウム(22.9部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.6部)を混合し、窒素雰囲気下、70℃で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(190部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をメタノールで洗浄し乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)ナフト[1,2−b]チオフェン(3.0部、収率47%)を得た。
【0147】
(工程51)2−(4−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(110部)に、工程50で得られた2−(4−ブロモフェニル)ナフト[1,2−b]チオフェン(2.8部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.5部)、酢酸カリウム(1.6部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.22部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.2部、収率69%)を得た。
【0148】
(工程52)2,7−ビス(4−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(100部)に、水(2.6部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(1.2部)、工程51で得られた2−(4−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.0部)、リン酸三カリウム(8.1部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.2部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(100部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.201で表される化合物(0.4部、収率26%)を得た。
【0149】
合成例30(2,7−ビス(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程53)(2−(ベンソ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(500部)に、2−(4−ブロモフェニル)ベンゾ[d]オキサゾール(10部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(10.8部)、酢酸カリウム(6.9部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物(1.0部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより(2−(ベンソ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.4部、収率99%)を得た。
【0150】
(工程54)2,7−ビス(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(430部)に、水(11部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(4.9部)、工程53で得られた(2−(ベンソ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(8.0部)、リン酸三カリウム(34部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.8部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(430部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.112で表される化合物(3.6部、収率57%)を得た。
【0151】
合成例31(2,7−ビス(4−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程55)5−フェニルベンゾ[b]チオフェンの合成
DMF(500部)に、5−ブロモベンゾ[b]チオフェン(20部)、フェニルボロン酸(13.7部)、リン酸三カリウム(113部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(3.0部)を混合し、窒素雰囲気下、70℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(500部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分を水とアセトンで洗浄し乾燥を行うことにより、5−フェニルベンゾ[b]チオフェン(13.3部、収率67%)を得た。
【0152】
(工程56)2−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
テトラヒドロフラン(300部)に、工程55で得られた5−フェニルベンゾ[b]チオフェン(12.6部)を混合した。0℃に冷却した混合液へノルマルブチルリチウムヘキサン溶液(2.6M、28部)を加え、窒素雰囲気下、1時間撹拌した。得られた混合液へイソプロポキシボロン酸ピナコール(16部)を加え、室温で12時間撹拌した。得られた反応液へ水(100部)を加え、溶媒を減圧留去することで生じた固形分をろ過分取した。得られた固形分を水で洗浄し乾燥を行うことにより、2−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(11.4部、収率57%)を得た。
【0153】
(工程57)2−(4−ブロモフェニル)−5−フェニルベンゾ[b]チオフェンの合成
DMF(300部)に、水(8.0部)、工程56で得られた2−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(10部)、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(8.4部)、リン酸三カリウム(36部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.0部)を混合し、窒素雰囲気下、70℃で3時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水(300部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分を水、メタノールの順序で洗浄することで、2−(4−ブロモフェニル)−5−フェニルベンゾ[b]チオフェン(9.2部、収率85%)を得た。
【0154】
(工程58)2−(4−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(300部)に、工程57で得られた2−(4−ブロモフェニル)−5−フェニルベンゾ[b]チオフェン(8.5部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(6.9部)、酢酸カリウム(4.4部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物(0.64部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(5.2部、収率55%)を得た。
【0155】
(工程59)2,7−ビス(4−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(200部)に、水(5.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(1.8部)、工程58で得られた2−(4−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(4.5部)、リン酸三カリウム(15部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.4部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.90で表される化合物(1.5部、収率50%)を得た。
【0156】
合成例32(2,7−ビス(4−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程60)2−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(100部)に、3−ブロモジベンゾ[b,d]フラン(5.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(6.2部)、酢酸カリウム(4.0部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.5部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.8部、収率64%)を得た。
【0157】
(工程61)3−(4−ブロモフェニル)ジベンゾ[b,d]フランの合成
DMF(60部)に、工程60で得られた2−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(3.8部)、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(3.7部)、リン酸三カリウム(5.5部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.4部)を混合し、窒素雰囲気下、60℃で2時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水(200部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分を水、メタノールの順序で洗浄することで、3−(4−ブロモフェニル)ジベンゾ[b,d]フラン(2.7部、収率64%)を得た。
【0158】
(工程62)2−(4−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(50部)に、工程61で得られた3−(4−ブロモフェニル)ジベンゾ[b,d]フラン(2.7部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.5部)、酢酸カリウム(1.6部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.2部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で8時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製することで、2−(4−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.8部、収率90%)を得た。
【0159】
(工程63)2,7−ビス(4−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(80部)に、水(8.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(1.5部)、工程62で得られた2−(4−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.8部)、リン酸三カリウム(2.6部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.2部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(100部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトン、DMFで洗浄し、乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.171で表される化合物(0.9部、収率41%)を得た。
【0160】
合成例33(2,7−ビス(4−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程64)2−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(100部)に、3−ブロモジベンゾ[b,d]チオフェン(5.0部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(5.8部)、酢酸カリウム(3.7部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.4部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で4時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製し、溶媒を減圧除去することにより、2−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.3部、収率39%)を得た。
【0161】
(工程65)3−(4−ブロモフェニル)ジベンゾ[b,d]チオフェンの合成
DMF(40部)に、工程64で得られた2−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.3部)、1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(2.1部)、リン酸三カリウム(3.0部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.3部)を混合し、窒素雰囲気下、60℃で3時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、水(60部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分を水、メタノールの順序で洗浄することで、3−(4−ブロモフェニル)ジベンゾ[b,d]チオフェン(2.5部、収率99%)を得た。
【0162】
(工程66)2−(4−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(50部)に、工程65で得られた3−(4−ブロモフェニル)ジベンゾ[b,d]チオフェン(2.5部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.2部)、酢酸カリウム(1.4部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物(0.2部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で8時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却し、固形分をろ別し、生成物を含むろ液を得た。次いで、ショートシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液;トルエン)にて精製することで、2−(4−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.0部、収率71%)を得た。
【0163】
(工程67)2,7−ビス(4−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(60部)に、水(8.0部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(1.0部)、工程66で得られた2−(4−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.0部)、リン酸三カリウム(1.8部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.1部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(100部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をアセトン、DMFで洗浄し、乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例の
No.170で表される化合物(0.4部、収率26%)を得た。
【0164】
合成例34(2,7−ビス(4−(フェナントレン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成)
(工程68)2−(フェナントレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(130部)に、一般に入手可能な2−ブロモフェナントレン(2.4部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(3.0部)、酢酸カリウム(1.9部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物(0.28部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で6時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(フェナントレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.7部、収率96%)を得た。
【0165】
(工程69)2−(4−ブロモフェニル)フェナントレンの合成
DMF(90部)に、水(2.4部)工程68で得られた2−(フェナントレン−2−イル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.7部)、2−ブロモ−5−ヨードトルエン(2.5部)、リン酸三カリウム(10.7部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.28部)を混合し、窒素雰囲気下、70℃で2時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(90部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をメタノールで洗浄し乾燥することにより、2−(4−ブロモフェニル)フェナントレン(2.9部、収率100%)を得た。
【0166】
(工程70)2−(4−(フェナントレン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランの合成
トルエン(120部)に、工程69で得られた2−(4−ブロモフェニル)フェナントレン(2.8部)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.7部)、酢酸カリウム(1.7部)及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物(0.25部)を混合し、窒素雰囲気下、還流温度で5時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、シリカゲル20部を加え、5分間撹拌した。その後、固形分をろ別し、溶媒を減圧除去することにより2−(4−(フェナントレン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.8部、収率88%)を得た。
【0167】
(工程71)2,7−ビス(4−(フェナントレン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成
DMF(140部)に、水(3.6部)、特許第4945757号に記載の方法で合成した2,7−ジヨード[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(2.7部)、工程70で得られた2−(4−(フェナントレン−2−イル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(2.7部)、リン酸三カリウム(3.6部)及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.26部)を混合し、窒素雰囲気下、80℃で7時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、水(140部)を加え、固形分をろ過分取した。得られた固形分をDMF及びアセトンで洗浄し乾燥した後、昇華精製を行うことにより、上記具体例のNo.208で表される化合物(0.8部、収率38%)を得た。
【0168】
実施例1(光電変換素子の作製およびその評価)
ITO透明導電ガラス(ジオマテック(株)製、ITO膜厚150nm)に、2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)を、ブロック層として抵抗加熱真空蒸着により50nm成膜した。このブロック層の可視光吸収端は412nmであった。次に、前記のブロック層の上に、光電変換層としてキナクリドンを100nm真空成膜した。最後に、前記の光電変換層の上に、電極としてアルミニウムを100nm真空成膜し、本発明の撮像素子用光電変換素子を作製した。ITOとアルミニウムを電極として、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.4×10
5であった。
【0169】
実施例2(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス([1,1’:4’,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例2で得られたNo.8で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は453nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.4×10
5であった。
【0170】
実施例3(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(ナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例3で得られたNo.9で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は430nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は2.8×10
5であった。
【0171】
実施例4(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例4で得られたNo.21で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は441nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.2×10
5であった。
【0172】
実施例5(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(2−フルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例5で得られたNo.23で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は414nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.1×10
5であった。
【0173】
実施例6(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス([1,1’:3,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例6で得られたNo.26で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は445nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.1×10
5であった。
【0174】
実施例7(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス([1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−5’−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例7で得られたNo.27で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は413nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は7.0×10
4であった。
【0175】
実施例8(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(ベンゾ[b]フラン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例8で得られたNo.29で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は446nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は2.5×10
5であった。
【0176】
実施例9(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例9で得られたNo.33で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は449nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は2.2×10
5であった。
【0177】
実施例10(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]フラン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例10で得られたNo.83で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は460nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は3.2×10
5であった。
【0178】
実施例11(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例11で得られたNo.87で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は461nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は6.7×10
5であった。
【0179】
実施例12(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(6−フェニルナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例17で得られたNo.10で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は453nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は9.8×10
5であった。
【0180】
実施例13(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(5’−フェニル−[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例18で得られたNo.28で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は429nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は5.1×10
5であった。
【0181】
実施例14(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例19で得られたNo.111で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は463nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は2.5×10
5であった。
【0182】
実施例15(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例20で得られたNo.172で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は436nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.6×10
5であった。
【0183】
実施例16(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例21で得られたNo.174で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は444nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は9.5×10
5であった。
【0184】
実施例17(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4’−(ピリジン−2−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例22で得られたNo.181で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は455nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は2.5×10
5であった。
【0185】
実施例18(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)−2−メチルフェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例23で得られたNo.189で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は442nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は8.4×10
5であった。
【0186】
実施例19(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(2,2’−ビナフタレン−6−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例24で得られたNo.184で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は458nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.6×10
6であった。
【0187】
実施例20(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(2−ジベンゾチエニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェンの合成(合成例25で得られたNo.164で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は433nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は4.8×10
5であった。
【0188】
実施例21(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(6−(ベンゾ[b]チオフェン−2−イル)ナフタレン−2−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例26で得られたNo.185で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は465nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は3.8×10
5であった。
【0189】
実施例22(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(5−ベンゾ[b]チエニル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例27で得られたNo.105で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は444nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は4.4×10
5であった。
【0190】
実施例23(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4’−(2−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例28で得られたNo.192で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は460nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は3.8×10
5であった。
【0191】
実施例24(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(ナフト[1,2−b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例29で得られたNo.201で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は465nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は8.4×10
5であった。
【0192】
実施例25(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例30で得られたNo.112で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は464nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は3.5×10
5であった。
【0193】
実施例26(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(5−フェニルベンゾ[b]チオフェン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例31で得られたNo.90で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は461nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.0×10
6であった。
【0194】
実施例27(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(3−ジベンゾ[b,d]フラン)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例32で得られたNo.171で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は458nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.2×10
5であった。
【0195】
実施例28(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(3−ジベンゾ[b,d]チオフェン)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例33で得られた
No.170で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は456nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は9.2×10
5であった。
【0196】
実施例29(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(フェナントレン−2−イル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例34で得られたNo.208で表される化合物)を使用したこと以外は、実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は453nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は5.7×10
5であった。
【0197】
比較例1(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス([1,1’−ビフェニル]−3−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例12で得られたNo.6で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は407nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は1.8×10
3であった。
【0198】
比較例2(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−メチルフェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例13で得られたNo.12で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は405nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は3.9×10
3であった。
【0199】
比較例3(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(ナフタレン−1−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例14で得られたNo.12で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は408nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は2.4×10
2であった。
【0200】
比較例4(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(フェナントレン−9−イル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例15で得られたNo.15で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は404nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は6.9×10
2であった。
【0201】
比較例5(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(4−(トリフルオロメチル)フェニル)[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例16で得られたNo.17で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は409nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は7.8×10
1であった。
【0202】
比較例6(光電変換素子の作製およびその評価)
2,7−ジフェニル[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(合成例1で得られたNo.2で表される化合物)の代わりに、2,7−ビス(9H−カルバゾール−9−イル)−[1]ベンゾチエノ[3,2−b][1]ベンゾチオフェン(No.81で表される化合物)を使用したこと以外は実施例1に準じて評価を行ったところ、ブロック層の可視光吸収端は402nmであり、5Vの電圧を印加したときの明暗比は4.7×10
0であった。
【0203】
上記の実施例の評価において得られた明暗比は撮像素子用光電変換素子として明らかに優れた特性を示す。
【0204】
上記の評価結果より、光電変換部が式(1)で表され、かつ可視光吸収端が410nm以上の化合物を含む有機薄膜層を有する本発明の撮像素子用光電変換素子が、前記の条件を満たす有機薄膜層を有さない比較例の撮像素子用光電変換素子よりも優れた特性を有することは明らかである。