(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6986931
(24)【登録日】2021年12月2日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】車両用ドア開閉装置
(51)【国際特許分類】
B60J 5/10 20060101AFI20211213BHJP
E05F 15/622 20150101ALI20211213BHJP
F16H 25/24 20060101ALI20211213BHJP
F16H 25/20 20060101ALI20211213BHJP
【FI】
B60J5/10 K
E05F15/622
F16H25/24 G
F16H25/20 Z
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-214844(P2017-214844)
(22)【出願日】2017年11月7日
(65)【公開番号】特開2019-84972(P2019-84972A)
(43)【公開日】2019年6月6日
【審査請求日】2020年10月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000138462
【氏名又は名称】株式会社ユーシン
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】山形 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】天野 素晴
【審査官】
上谷 公治
(56)【参考文献】
【文献】
特表2016−513778(JP,A)
【文献】
特開平11−264451(JP,A)
【文献】
特開2017−020598(JP,A)
【文献】
特開2017−020600(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60J 5/10
E05F 15/622
F16H 25/24
F16H 25/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ駆動機構と、
前記モータ駆動機構を収容する第1ハウジングと、
前記モータ駆動機構に接続されたスピンドル駆動機構と、
前記第1ハウジングに対して同軸状に配置され、前記スピンドル駆動機構によって前記第1ハウジングに対して相対的に移動する第2ハウジングと
を備え、
前記スピンドル駆動機構は、
前記モータ駆動機構に接続されたスピンドルと、
前記スピンドルと螺合するスピンドルナットと、
前記スピンドルナットに対して相対回転しないように固定され、長手方向に直交する断面が多角形を構成する外周面を有するプッシュロッドと、
前記プッシュロッドが挿通されたガイド部を有するガイド管と
を備え、
前記ガイド部は、前記ガイド管の長手方向に直交する断面が前記プッシュロッドの外周面に対応する形状を構成する内周面を有し、
前記スピンドルナットの外周寸法は、前記ガイド部の内周寸法よりも大きい、車両用ドア開閉装置。
【請求項2】
前記ガイド部の前記内周面は、前記ガイド管の長手方向に直交する断面が、前記プッシュロッドの前記外周面の前記プッシュロッドの長手方向に直交する断面が構成する多角形と相似な多角形を構成する、請求項1に記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項3】
前記ガイド管は、前記ガイド部が一端側に設けられた本体を備え、
前記本体は、前記プッシュロッドの前記外周面と間隔をあけて対向する内周面を有する、請求項1又は2に記載の車両用ドア開閉装置。
【請求項4】
モータ駆動機構と、
前記モータ駆動機構を収容する第1ハウジングと、
前記モータ駆動機構に接続されたスピンドル駆動機構と、
前記第1ハウジングに対して同軸状に配置され、前記スピンドル駆動機構によって前記第1ハウジングに対して相対的に移動する第2ハウジングと
を備え、
前記スピンドル駆動機構は、
前記モータ駆動機構に接続されたスピンドルと、
前記スピンドルと螺合するスピンドルナットと、
前記スピンドルナットに対して相対回転しないように固定され、長手方向に直交する断面が多角形を構成する外周面を有するプッシュロッドと、
前記プッシュロッドが挿通されたガイド部を有するガイド管と
を備え、
前記ガイド部は、前記ガイド管の長手方向に直交する断面が前記プッシュロッドの外周面に対応する形状を構成する内周面を有し、
前記ガイド部は、前記ガイド管の一端側に設けられ、
前記ガイド管の長手方向に直交する断面における前記ガイド部の前記内周面は、前記プッシュロッドの長手方向に直交する断面において前記プッシュロッドの前記外周面が構成する多角形と相似な多角形を構成する、車両用ドア開閉装置。
【請求項5】
前記プッシュロッドと、前記スピンドルナットとは、インサート成形されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ドア開閉装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の駆動装置は、ハウジング管と、ハウジング管を摺動案内するカバー管とを備える。ハウジング管は、ねじスピンドルと、ねじスピンドル上に配置されたスピンドルナットとを有するスピンドル駆動部、及びスピンドル駆動部を回転駆動可能な回転駆動装置を備える。ねじスピンドルは、ハウジング管に、回転可能かつ軸線方向に移動不能に支持されており、回転駆動装置によって回転駆動可能である。スピンドルナットは、ハウジング管に対して相対回転不能に連結されている。また、この駆動装置は、ねじスピンドルを同心状に包囲するスピンドル管と、スピンドル管を離間して包囲するようにハウジング管に固着されたガイド管とを備える。スピンドル管の一方の端部は、スピンドルナットに連結されている。この駆動装置では、回転駆動装置によってねじスピンドルが回転駆動されると、スピンドルナット及びスピンドル管と共にカバー管は、軸方向に移動する。
【0003】
また、特許文献1には、ねじスピンドルの回転に伴ってスピンドルナットが連れ廻りして、スピンドルナットがガイド管に対して相対回転することを防止する回転規制構造を備える駆動装置が開示されている。この回転規制構造は、スピンドル管に固着された摺動子と、ガイド管に半径方向に貫通するように設けられた軸線方向スリットとから構成されている。摺動子を軸線方向スリットに突入させることで、スピンドル管及びスピンドル管に連結されているスピンドルナットと、ガイド管及びガイド管に固着されたハウジング管との相対回転を防止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4430044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の駆動装置では、スピンドルナットと、スピンドルナットに固着されたスピンドル管と、スピンドル管に固着された摺動子とはそれぞれ別体に形成されている。このため、各部品の取り付け状況や加工寸法のばらつき等により、スピンドルナットがガイド管に対して相対回転して、ねじスピンドルの回転駆動がスピンドル管及びスピンドルナットの軸方向への直進運動に効率よく変換されない恐れがある。
【0006】
本発明は、スピンドルナットのガイド管に対する相対回転を効果的に防止できる車両用ドア開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、モータ駆動機構と、前記モータ駆動機構を収容する第1ハウジングと、前記モータ駆動機構に接続されたスピンドル駆動機構と、前記第1ハウジングに対して同軸状に配置され、前記スピンドル駆動機構によって前記第1ハウジングに対して相対的に移動する第2ハウジングとを備え、前記スピンドル駆動機構は、前記モータ駆動機構に接続されたスピンドルと、前記スピンドルと螺合するスピンドルナットと、前記スピンドルナットに対して相対回転しないように固定され、長手方向に直交する断面が多角形を構成する外周面を有するプッシュロッドと、前記プッシュロッドが挿通されたガイド部を有するガイド管とを備え、前記ガイド部は、前記ガイド管の長手方向に直交する断面が前記プッシュロッドの外周面に対応する形状を構成する内周面を有
し、前記スピンドルナットの外周寸法は、前記ガイド部の内周寸法よりも大きい、車両用ドア開閉装置を提供する。
【0008】
この車両用ドア開閉装置によれば、スピンドルナットは、プッシュロッドと相対回転しないようにプッシュロッドに固定されている。また、プッシュロッドが、ガイド管のガイド部に挿通されることで、スピンドルの回転運動は、スピンドルナット及びプッシュロッドのガイド管に対する相対移動に変換される。このため、スピンドルナットのガイド管に対する相対回転を防止できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の車両用ドア開閉装置は、スピンドルナットのガイド管に対する相対回転を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る車両用ドア開閉装置が採用される車体の後部を示す斜視図。
【
図2】本発明の第1実施形態に係る車両用ドア開閉装置の縦断面図。
【
図3】プッシュロッドと、スピンドルナットの分解斜視図。
【
図4】ガイド管と、スピンドルナットを一体に設けたプッシュロッドとの分解斜視図。
【
図5】ガイド管と、プッシュロッドを後方から見た斜視図。
【
図6】ガイド管と、プッシュロッドと、スピンドルナットの背面図。
【
図7】伸長した状態の車両用ドア開閉装置の縦断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して説明する。
【0012】
図1を参照すると、本実施形態の車両用ドア開閉装置1は、円筒状であり、車両2のドア2aとボディ2bとに接続されている。車両用ドア開閉装置1が伸縮することで、ドア2aは、開閉駆動される。以下の説明において、「軸方向」、「周方向」、及び「半径方向」とは、車両用ドア開閉装置1の軸方向、周方向、及び半径方向をそれぞれ示す。
【0013】
図2を参照すると、本実施形態の車両用ドア開閉装置1は、第1ハウジング10と、第2ハウジング20と、モータ駆動機構30と、スピンドル駆動機構40とを備える。
【0014】
第1ハウジング10は、モータ駆動機構30を収容する円筒状の収容部11と、収容部11と螺合して固定される円筒状のカバー部12とを備える。ここで、第1ハウジング10は、収容部11とカバー部12が一体構造であってもよい。収容部11の軸方向の一方の端部(図において右側の端部)は、開口しており、軸端部材13によって閉塞されている。第1ハウジング10は、軸端部材13に連結された図示しないボールジョイントを介して、車両2のボディ2bに連結される。
【0015】
第2ハウジング20は、円筒状であり、第2ハウジング20の外径は、第1ハウジング10の内径よりも小さい。第2ハウジング20は、第1ハウジング10に対して同軸状に配置され、第1ハウジング10に対して軸方向に相対的に移動できるように、第1ハウジング10の内部に収容されている。第2ハウジング20の一方の端部は、軸端部材21によって閉塞されている。第2ハウジング20は、軸端部材21に連結された図示しないボールジョイントを介して、車両2のドア2aに連結される。また、半径方向において、第2ハウジング20の内側には、コイルスプリング22が第2ハウジング20と同軸状に配置されている。
【0016】
コイルスプリング22の一方の端部(図において右側の端部)は、第1ハウジング10に当接しており、コイルスプリング22の他方の端部(図において左側の端部)は、第2ハウジング20に当接している。コイルスプリング22は、圧縮された状態で配置されており、車両用ドア開閉装置1が伸長する向きに、第1ハウジング10と第2ハウジング20とを弾性的に付勢する。
【0017】
モータ駆動機構30は、駆動源である電動モータ31と、電動モータ31の回転速度を減速する減速機32とを備える。モータ駆動機構30は、第1ハウジング10の収容部11の内部に収容されている。
【0018】
スピンドル駆動機構40は、スピンドル50と、スピンドルナット60と、プッシュロッド70と、ガイド管80とを備える。スピンドル駆動機構40は、半径方向において、コイルスプリング22の内側に配置されている。具体的には、半径方向において、コイルスプリング22の内側には、ガイド管80が配置されており、ガイド管80の内側には、プッシュロッド70が収容されている。また、スピンドルナット60は、プッシュロッド70の一方の端部に固定されている。スピンドル50は、半径方向において、プッシュロッド70及びスピンドルナット60の内側に配置されている。
【0019】
スピンドル50は、
図2に最も明瞭に示すように、外周面にねじ溝50aが設けられている。スピンドル50は、第1ハウジング10内に同軸状に配置されている。
図2に最も明瞭に示すように、スピンドル50の基端部50bは、第1ハウジング10に設けられた軸受14によって回転可能に支持されている。また、スピンドル50は、減速機32を介して、電動モータ31の回転軸と機械的に連結されており、電動モータ31によって回転駆動される。
【0020】
図3を参照すると、スピンドルナット60は、円筒状であり、後述する略角筒状のプッシュロッド70の外周面70aよりも大径とされている。
図2を併せて参照すると、スピンドルナット60の内周面にはねじ溝60aが形成されており、スピンドル50の外周に設けられたねじ溝50aと螺合している。本実施形態のスピンドルナット60は、樹脂からなる。
【0021】
プッシュロッド70は、略角筒状であり、プッシュロッド70の長手方向に直交する断面において、六角形の外周面と、円形の内周面とを有する。具体的には、プッシュロッド70は、いずれも平坦面である6つの外周面70aを有する。本実施形態のプッシュロッド70の各外周面70aには、複数(図示の実施形態では5つ)の貫通孔71が開設されている。プッシュロッド70は、軸方向の一方の端部において、スピンドルナット60と相対回転しないように固定されている。本実施形態では、樹脂からなるスピンドルナット60と、金属からなるプッシュロッド70とは、インサート成形により一体に成形されている。前述したように、スピンドルナット60は、プッシュロッド70の外周面70aよりも大径であり、プッシュロッド70に固定された状態では、
図2に最も明瞭に示すように、プッシュロッド70の外周面70aからプッシュロッド70の軸方向に対して垂直に延びる壁部60bを形成している。また、
図2に最も明瞭に示すように、プッシュロッド70の貫通孔71の内部に充填されたスピンドルナット60の樹脂材料は、貫通孔71に係合するスピンドルナット60の柱状の係合部61となる。プッシュロッド70の内周には、スピンドル50の先端部50cをプッシュロッド70の内周にガタツキ無く回転可能に支持する樹脂ロータ72が設けられている。スピンドル50は、第1ハウジング10に設けられた軸受14と、スピンドル50の先端部50cに設けられた樹脂ロータ72とによって両端部が支持され、第1ハウジング10と同軸状に配置される。
【0022】
図2を参照すると、ガイド管80は、第1ハウジング10に固定されている。
図4及び
図5を併せて参照すると、ガイド管80は、円筒状の本体81と、本体81の一端側に設けられ、プッシュロッド70が挿通されたガイド部82とを備える。ガイド管80の本体81の内周面は、軸方向に直交する断面において円形である。プッシュロッド70は、ガイド管80の本体81に収容されており、ガイド管80の本体81の内周面は、プッシュロッドの外周面70aと十分に間隔をあけて対向する。
図6を参照すると、ガイド部82の内周面は、プッシュロッド70が摺動できるように、プッシュロッド70の外周面70aに対応する形状を有する。本実施形態では、ガイド部82の内周面は、ガイド管80の長手方向に直交する断面において、六角形である。具体的には、ガイド部82は、プッシュロッド70の外周面70aにそれぞれ対向するいずれも平坦面である6つの内周面82aを有する。すなわち、軸方向に直交する断面において、ガイド部82の内周面82aが構成する断面形状は、プッシュロッド70の外周面70aが構成する断面形状よりも僅かに小さい相似形である。プッシュロッド70は、ガイド部82に、挿通されることで、ガイド管80に対して相対移動可能かつ相対回転不能に取り付けられる。また、ガイド部82は、スピンドルナット60を係止できるように、スピンドルナット60の外形に合わせて形成されている。具体的には、
図7に最も明瞭に示すように、本実施形態では、ガイド部82の内周寸法D1は、スピンドルナット60の外周寸法D2よりも小さい。ガイド管80のガイド部82は、スピンドルナット60の壁部60bと対向し、軸方向に対して垂直な係止面82bを備える。
【0023】
車両2のドア2aが閉じている状態では、車両用ドア開閉装置1は、
図2に示すように、コイルスプリング22が最も圧縮された状態にあり、スピンドルナット60は、スピンドル50の基端部50b付近に位置する。この状態から、電動モータ31を駆動させると、電動モータ31の出力軸の回転は、減速機32により減速されてスピンドル50へと伝達され、スピンドル50が回転駆動される。スピンドルナット60及びプッシュロッド70と、ガイド管80及び第1ハウジング10とは相対回転しないように係合されているため、スピンドル50の回転運動は、スピンドルナット60のガイド管80に対する相対的な直線運動に変換される。具体的には、スピンドルナット60及びプッシュロッド70は、ガイド管80の内周に沿って軸方向に移動する。プッシュロッド70の移動に伴って、第2ハウジング20は、第1ハウジング10に対して相対的に移動する。以上のように、第1ハウジング10と第2ハウジング20とが相対的に移動することで、車両用ドア開閉装置1は、伸長し、軸端部材21を介して連結されたドア2aを開位置まで駆動する。ここで、
図7に最も明瞭に示すように、プッシュロッド70のガイド管80に対する相対的な移動は、スピンドルナット60の壁部60bと、ガイド管80のガイド部82に形成された係止面82bとが当接することで規制される。
【0024】
スピンドルナット60は、プッシュロッド70と相対回転しないようにプッシュロッド70に固定されている。また、プッシュロッド70が、ガイド管80のガイド部82に挿通されることで、スピンドル50の回転運動は、スピンドルナット60及びプッシュロッド70のガイド管80に対する相対移動に変換される。このため、スピンドルナット60のガイド管80に対する相対回転を防止できる。
【0025】
軸方向に直交する断面において、ガイド管80のガイド部82の内周面82aが構成する断面は、プッシュロッド70の外周面70aが構成する断面形状よりも僅かに小さく相似な多角形である。このため、プッシュロッド70のガイド管80に対する相対回転を確実に防止できる。
【0026】
ガイド管80の本体81の内周面は、プッシュロッド70の外周面70aと間隔をあけて対向するので、プッシュロッド70とガイド管80とが相対的に移動する際に、ガイド管80の本体81とプッシュロッド70の外周面70aとは接触しない。このため、プッシュロッド70とガイド管80とが相対的に移動する際の摺動抵抗を低減できる。
【0027】
スピンドルナット60の外周寸法が前記ガイド管80のガイド部82の内周寸法よりも大きいため、ガイド管80のガイド部82によってスピンドルナット60が軸方向に係止されることで、ガイド管80とプッシュロッド70との相対的な移動を規制できる。
【0028】
スピンドルナット60は、プッシュロッド70にインサート成形により一体に成形されるので、スピンドルナット60のプッシュロッド70に対する相対回転及び脱落を防止できる。
【0029】
プッシュロッド70の貫通孔71と、スピンドルナット60の係合部61との係合によって、プッシュロッド70とスピンドルナット60とが固定されるため、スピンドルナット60がプッシュロッド70から脱落することを防止できる。
【0030】
本発明の車両用ドア開閉装置1は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
【0031】
例えば、スピンドルナット60の断面形状は、円形に限定されず、多角形のような他の形状であってもよい。また、スピンドルナット60の壁部60bと、ガイド管80のガイド部82に設けられる係止面82bを形成すれば、ガイド管80の内周面も多角形のような他の形状にしてもよく、内周面だけでなく外周面も多角形のような他の形状にしてもよい。
【0032】
また、第1ハウジング10は、収容部11とカバー部12とに分割されていなくてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 車両用ドア開閉装置
2 車両
2a ドア
2b ボディ
10 第1ハウジング
11 収容部
12 カバー部
13 軸端部材
14 軸受
20 第2ハウジング
21 軸端部材
22 コイルスプリング
30 モータ駆動機構
31 電動モータ
32 減速機
40 スピンドル駆動機構
50 スピンドル
50a ねじ溝
50b 基端部
50c 先端部
60 スピンドルナット
60a ねじ溝
60b 壁部
61 係合部
70 プッシュロッド
70a 外周面
71 貫通孔
72 樹脂ロータ
80 ガイド管
81 本体
82 ガイド部
82a 内周面
82b 係止面