(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
窓枠、壁面又は天井に取付けられるヘッドレールと、このヘッドレールに収容され前記ヘッドレールの長手方向に移動可能な複数のキャリアと、前記複数のキャリアにそれぞれ吊下げられた複数のルーバと、前記複数のルーバの下端にそれぞれ取付けられた複数のバランスウエイトとを備えた縦型ブラインドにおいて、
前記バランスウエイトが、前記ルーバの下部に貼着される板状のウエイト本体と、このウエイト本体をカバーするウエイトカバーとを有し、
前記ウエイトカバーが、前記ウエイト本体を前記ルーバの下部に貼着した状態で挟持する板状の第1及び第2挟持片と、前記第1及び第2挟持片の下端縁を連結しかつ前記ウエイト本体の下端を受ける受け部とを有し、
前記受け部が前記ウエイト本体の下端を受けた状態で、前記第1及び第2挟持片の上端が前記ウエイト本体の上端より下方に位置するように構成され、
前記第2挟持片の上端から間隔をあけて上方に位置しかつ前記第1及び第2挟持片の幅より長く形成されたアッパステーの両端が、前記第1挟持片の両側部に突設された一対の腕部に連結されることにより、平面視で前記ウエイト本体及び前記ルーバの下部を挿入可能な長孔が形成され、
前記ルーバの下部に貼着された前記ウエイト本体が前記ルーバの下部とともに前記長孔に上方から挿入されて前記第1及び第2挟持片により挟持され、前記受け部が前記ウエイト本体の下端を受け、更に前記アッパステーが前記ウエイト本体の上部側面を前記ルーバを介して受けた状態で、前記ウエイト本体より上方に位置するルーバが前記第1及び第2挟持片を被覆しかつ前記アッパステーと前記ウエイト本体に貼着されたルーバとの間に挿通されたことを特徴とする縦型ブラインド。
前記ルーバの下部に貼着された前記ウエイト本体が前記ルーバの下部とともに前記長孔に上方から挿入されて前記第1及び第2挟持片により挟持され、前記受け部が前記ウエイト本体の下端を受けた状態で、前記アッパステーの上端縁に前記ウエイト本体の上面に望む所定高さの突条が形成された請求項1記載の縦型ブラインド。
【背景技術】
【0002】
従来、ヘッドレール内にこのヘッドレールの長手方向に移動可能な複数のキャリアが収容され、各キャリアからそれぞれルーバが吊下げられ、更に各ルーバの下端部にバランスウエイトがそれぞれ取付けられた縦型ブランドが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この縦型ブラインドでは、バランスウエイトのウエイト本体をカバーするウエイトカバーが、プラスチックで板状に形成され、上下方向中央部に形成されたインテグラルヒンジで連結された第1ウエイトカバーと第2ウエイトカバーとを有する。そして、第1及び第2ウエイトカバーは上下方向に二つ折り可能に構成される。また、第1ウエイトカバーの端縁部、即ちインテグラルヒンジを下端として第1及び第2ウエイトカバーを二つ折りにした状態での第1ウエイトカバーの上端部には、ルーバを挿通可能な長孔が形成される。また、第1ウエイトカバーの内面には、ウエイト本体を保持するための4つの係止突部が形成される。更に、第2ウエイトカバーの内面には、左右に一対の係止爪が上下方向に間隔をあけて3組に設けられ、第1及び第2ウエイトカバーに挟まれるルーバがこれらの係止爪に係止可能に構成される。
【0003】
一方、第1及び第2ウエイトカバー間に挟んで用いられるウエイト本体は、金属板で形成され、その上端部には第1ウエイトカバーに形成された長孔とほぼ同一寸法の長孔が形成される。このウエイト本体を第1ウエイトカバーの内面に取付けると、第1ウエイトカバーの長孔とウエイト本体の長孔とが連通するように構成される。そして、第1ウエイトカバーの長孔の上方に位置する枠状部の内面に、ウエイト本体の長孔の上方に位置する枠状部が当接するようになっている。また、第1ウエイトカバーの長孔の上下の開口縁には、ウエイト本体の長孔の上下の開口縁に嵌合するリブが形成される。更に、第1ウエイトカバーの両側縁の上端部と、第2ウエイトカバーの両側縁の下端部、即ちインテグラルヒンジを下端として第1及び第2ウエイトカバーを二つ折りにした状態での第1及び第2ウエイトカバーの両側縁上部には、係合突起及び係合孔がそれぞれ形成される。そして、第1及び第2ウエイトカバーを二つ折にしたとき、係合突起が係合孔に係合して、第1及び第2ウエイトカバーを二つ折にした状態に保持できるようになっている。
【0004】
このように構成された縦型ブラインドのバランスウエイトをルーバの下端に取付けるには、先ず、ウエイト本体を第1ウエイトカバーの内面に取付ける。このとき、第1ウエイトカバーの長孔とウエイト本体の長孔とが連通する。また、第1ウエイトカバーの長孔の開口縁に形成されたリブがウエイト本体の長孔の開口縁に嵌合するので、ウエイト本体の長孔の上下方向の開口縁はリブで覆われる。次に、ルーバの下端を長孔に挿通し、このルーバにより第1及び第2ウエイトカバーの外面を被覆し更に第2ウエイトカバーの下縁から第2ウエイトカバーの内面下部を被覆する。そして、第1及び第2ウエイトカバーを二つ折りにして、第1ウエイトカバーの係合突起を第2ウエイトカバーの係合孔に係合させると、第1及び第2ウエイトカバーとの間でルーバに係止爪が食い込んで、ルーバの下端縁が第1及び第2ウエイトカバー間に保持され、ルーバの下端部にバランスウエイトが取付けられる。このとき、バランスウエイトは第1ウエイトカバーのほぼ枠状部のみが露出する。また、第1ウエイトカバーの枠状部にバランスウエイトの荷重が作用するけれども、この枠状部はウエイト本体の枠状部で補強されるので、第1ウエイトカバーの厚さが増大する方向の撓みを防止できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来の特許文献1に示された縦型ブラインドでは、ルーバ自体の腰が強く、曲げに対して反発力が比較的大きいため、また第1及び第2ウエイトカバーを二つ折りにして、第1ウエイトカバーの係合突起を第2ウエイトカバーの係合孔に係合させても、ルーバが第1及び第2ウエイトカバー間の隙間や長孔内を相対的に移動可能であるため、ルーバの第1及び第2ウエイトカバーを被覆した部分が膨らんでしまい見栄えを損なう不具合があった。また、上記従来の特許文献1に示された縦型ブラインドでは、窓を開放すべく複数のルーバを窓の一側縁に集合させたときに、これらのルーバが下方に向うに従って末広がりになり見栄えを損なうとともに、複数のルーバの集合厚さが大きくなってしまう問題点もあった。
【0007】
本発明の第1の目的は、ルーバ自体の腰が強く、曲げに対して反発力が比較的大きくても、ルーバの第1及び第2ウエイトカバーを被覆した部分が殆ど膨らまず、ルーバ下部の見栄えを損なわない、縦型ブラインドを提供することにある。また、本発明の第2の目的は、複数のルーバを窓の一側縁等に集合させても、これらのルーバが下方に向うに従って末広がりになるのを阻止して見栄えを損なわず、複数のルーバの集合厚さが大きくなるのを抑制できる、縦型ブラインドを提供することにある。本発明の第3の目的は、ルーバが突起のコーナ部で損傷するのを防止できる、縦型ブラインドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の観点は、
図1、
図4及び
図6に示すように、窓枠11、壁面又は天井に取付けられるヘッドレール12と、このヘッドレール12に収容されヘッドレール12の長手方向に移動可能な複数のキャリア13と、複数のキャリア13にそれぞれ吊下げられた複数のルーバ14と、複数のルーバ14の下端にそれぞれ取付けられた複数のバランスウエイト16とを備えた縦型ブラインド10において、バランスウエイト16が、ルーバ14の下部に貼着される板状のウエイト本体24と、このウエイト本体24をカバーするウエイトカバー26とを有し、ウエイトカバー26が、ウエイト本体24をルーバ14の下部に貼着した状態で挟持する板状の第1及び第2挟持片31,32と、第1及び第2挟持片31,32の下端縁を連結しかつウエイト本体24の下端を受ける受け部33とを有し、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、第1及び第2挟持片31,32の上端がウエイト本体24の上端より下方に位置するように構成され、第2挟持片32の上端から間隔をあけて上方に位置しかつ第1及び第2挟持片31,32の幅より長く形成されたアッパステー36の両端が、第1挟持片31の両側部に突設された一対の腕部37,37に連結されることにより、平面視でウエイト本体24及びルーバ14の下部を挿入可能な長孔26aが形成され、ルーバ14の下部に貼着されたウエイト本体24がルーバ14の下部とともに長孔26aに上方から挿入されて第1及び第2挟持片31,32により挟持され、受け部33がウエイト本体24の下端を受け、更にアッパステー36がウエイト本体24の上部側面をルーバ14を介して受けた状態で、ウエイト本体24より上方に位置するルーバ14が第1及び第2挟持片31,32を被覆しかつアッパステー36とウエイト本体24に貼着されたルーバ14との間に挿通されたことを特徴とする。
【0009】
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に
図1及び
図3に示すように、ルーバ14の下部に貼着されたウエイト本体24がルーバ14の下部とともに長孔26aに上方から挿入されて第1及び第2挟持片31,32により挟持され、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、アッパステー36の上端縁にウエイト本体24の上面に望む所定高さの突条38が形成されたことを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の観点は、第2の観点に基づく発明であって、更に
図3に示すように、突条38のコーナ部38aにR面取りが形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明の第1の観点の縦型ブラインドでは、第1及び第2挟持片がウエイト本体を挟持し受け部がウエイト本体の下端を受けた状態で、第1及び第2挟持片の上端がウエイト本体の上端より下方に位置し、第2挟持片の上端から間隔をあけて上方に位置しかつ第1及び第2挟持片の幅より長く形成されたアッパステーの両端を一対の腕部に連結することにより、平面視でウエイト本体及びルーバの下部を挿入可能な長孔を形成したので、ルーバの下部に貼着されたウエイト本体をルーバの下部とともに長孔に上方から挿入して第1及び第2挟持片により挟持し、受け部がウエイト本体の下端を受け、更にアッパステーがウエイト本体の上部側面をルーバを介して受けた状態で、ウエイト本体より上方に位置するルーバが第1及び第2挟持片を被覆しかつアッパステーとウエイト本体に貼着されたルーバとの間に挿通される。このとき、アッパステーが2枚のルーバを硬質のウエイト本体に押付けるので、バランスウエイトから上方に突出するルーバを上記押付力に抗して引上げることにより、ルーバの第1及び第2挟持片を被覆した部分の膨らみを除去すると、上記押付力によりルーバの膨らみが除去された状態に保持される。この結果、ルーバ自体の腰が強く、曲げに対して反発力が比較的大きくても、ルーバが長孔を通って第1及び第2挟持片側に移動することが上記押付力により阻止されるので、ルーバの第1及び第2挟持片を被覆した部分が殆ど膨らまず、ルーバ下部の見栄えを損なわない。また、窓を開放すべく複数のルーバを窓の一側縁に集合させても、これらのルーバが下方に向うに従って末広がりになるのを阻止できる。この結果、集合した複数のルーバの見栄えを損なわず、また複数のルーバの集合厚さが大きくなるのを抑制できるので、窓の開放面積を複数のルーバで狭めることがない。
【0012】
本発明の第2の観点の縦型ブラインドでは、ルーバの下部に貼着されたウエイト本体がルーバの下部とともに長孔に上方から挿入されて第1及び第2挟持片により挟持され、受け部がウエイト本体の下端を受けた状態で、アッパステーの上端縁にウエイト本体の上面に望む所定高さの突条を形成したので、バランスウエイトから上方に突出したルーバの厚さ方向の中心軸を含む鉛直線が、バランスウエイト及び突条より下側のルーバのそれぞれの重心を合成した合成重心を含む鉛直線に一致するように上記突条により規制される。この結果、バランスウエイトが傾かずに鉛直方向に延びた状態に保たれる。
【0013】
本発明の第3の観点の縦型ブラインドでは、突条のコーナ部にR面取りを形成したので、ルーバの下端を長孔に挿通するときや、一対の腕部を保持した状態でバランスウエイトから上方に突出するルーバを引上げるときに、ルーバが突起のコーナ部に接触しても、ルーバは損傷しない。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図6に示すように、縦型ブラインド10は、窓枠11に取付けられるヘッドレール12と、このヘッドレール12に収容されヘッドレール12の長手方向に移動可能な複数のキャリア13と、複数のキャリア13にそれぞれ吊下げられた複数のルーバ14と、複数のルーバ14の下端にそれぞれ取付けられた複数のバランスウエイト16とを備える。ヘッドレール12は窓枠11の上枠部11a下面に取付けられる。また、ヘッドレール12内には、複数のキャリア13をヘッドレール12に沿って移動させ複数のルーバ14を展開又は集合させる周回可能な無端の周回コード17が設けられる。この周回コード17は、ヘッドレール12内に配索されかつヘッドレール12の一端下面から垂下されて移動操作部18が形成される。一端が先頭のキャリア13に取付けられた周回コード17はヘッドレール12内を通り、ヘッドレール12の一端下面から垂下されて再びヘッドレール12内を通り、周回コード17の他端は先頭のキャリア13に取付けられる。また、後続のキャリア13は先頭のキャリア13に連結コード(図示せず)により連結され、更に後続のキャリア13は隣接する後続にキャリア13に連結コード(図示せず)により連結される。これによりルーバ14を展開するために移動操作部18を操作すると、先頭のキャリア13に追従して後続にキャリア13が所定の間隔をあけながら順次移動し、ルーバ14を集合させるために移動操作部18を操作すると、先頭のキャリア13が後続のキャリア13を集めながら移動するように構成される。なお、
図6中の符号19は、複数のルーバ14を回動させるためのチルト操作棒である。全てのキャリア13に1本のチルトロッドが挿通されており、チルト操作棒19とチルトロッドは、かさ歯車等を用いたねじり歯車構造により、チルト操作棒19の回転力を垂直軸回り方向から水平軸回り方向に変換可能に構成される。チルト操作棒19をその中心軸を中心に回転させると、チルトロッドが水平方向軸回りに回転することで、キャリア13に回転可能に収容されたウォームギヤ機構に上記チルトロッドの回転力が伝達され、ルーバ14が垂直軸回りに回転することにより調光できるようになっている。また、
図6中の符号21は、移動操作部18の下端にプーリ(図示せず)を介して取付けられた錘である。
【0016】
一方、バランスウエイト16は、板状のウエイト本体24と、ウエイト本体24をカバーするウエイトカバー26とを有する(
図1、
図2、
図4及び
図5)。ウエイト本体24は、硬質の材料、例えば、ステンレス鋼板や、表面処理された炭素鋼板等により長方形板状に形成される(
図4及び
図5)。またウエイトカバー26は、ウエイト本体24をルーバ14の下部に貼着した状態で挟持する板状の第1及び第2挟持片31,32と、第1及び第2挟持片31,32の下端縁を連結しかつウエイト本体24の下端を受ける受け部33とを有する(
図1、
図2、
図4及び
図5)。ここで、ウエイト本体24をルーバ14の下部に貼着するには、両面粘着テープ34を用いることが好ましい(
図5)。また、ウエイトカバー26、即ち第1挟持片31、第2挟持片32及び受け部33は、ポリプロピレン等のプラスチックの射出成形により一体的に形成される(
図1、
図2、
図4及び
図5)。また、第1及び第2挟持片31,32は、この実施の形態では、長方形板状に形成され、第1挟持片31は第2挟持片32より一回り大きく形成される(
図4及び
図5)。更に、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、第1及び第2挟持片31,32の上端はウエイト本体24の上端より下方に位置するように構成される(
図2及び
図3)。この実施の形態では、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、ウエイト本体24の上端が最も高く、第2挟持片32の上端が最も低く、第1挟持片31の上端がこれらの間に位置するように構成される。
【0017】
一方、第2挟持片32の上端から間隔をあけて上方に位置して水平方向に延びるアッパステー36が設けられる(
図1〜
図5)。このアッパステー36は第1及び第2挟持片31,32の幅より長く形成される(
図4及び
図5)。そして、アッパステー36の両端は、第1挟持片31の両側部に突設された一対の腕部37,37に連結され、これにより平面視でウエイト本体24及びルーバ14の下部を挿入可能な長孔26aが形成される(
図1〜
図3)。上記アッパステー36の下端は第1挟持片31の上端と略同一水平面上に位置し、アッパステー36の上端は、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、ウエイト本体24の上端より所定の距離だけ上方に位置するように構成される(
図2及び
図3)。また、長孔26aの平面視での長手寸法はルーバ14の幅より僅かに長く形成され、長孔26aの平面視での短手寸法はウエイト本体24の厚さより僅かに広く形成される。更に、第1挟持片31の幅はルーバ14の幅より狭く、ウエイト本体24の幅は第1挟持片31の幅より狭く、第2挟持片32の幅はウエイト本体24の幅より狭く形成される(
図5)。即ち、ルーバ14の幅が最も広く、第1挟持片31、ウエイト本体24及び第2挟持片32の順に幅が狭くなるように構成される。そして、長孔26aにウエイト本体24及びこのウエイト本体24に貼着されたルーバ14下部を挿入したときに、ウエイト本体24及びこのウエイト本体24に貼着されたルーバ14下部は、これらの厚さ方向(長孔の短手方向)に関しては長孔26a内に隙間なく収まるようになっている。
【0018】
一方、ルーバ14の下部に貼着されたウエイト本体24がルーバ14の下部とともに長孔26aに上方から挿入されて第1及び第2挟持片31,32により挟持され、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、アッパステー36の上端縁に、ウエイト本体24の上面に望む所定高さの突条38が形成される(
図1〜
図3)。即ち、
図3に詳しく示すように、アッパステー36の上端両面のうち第1挟持片31を上方に延長した面に対向する面に、アッパステー36の長手方向に延びる突条38が形成される。この突条38は、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、ウエイト本体24の上端より上方に位置するように構成される。また、突条38の高さは、バランスウエイト16から上方に突出したルーバ14の厚さ方向の中心軸を含む鉛直線41が、バランスウエイト16及び突条38より下側のルーバ14のそれぞれの重心を合成した合成重心を含む鉛直線42に一致するように設定される。更に、突条38のコーナ部38aにはR面取りが形成される(
図3)。このR面取りの曲率半径は0.5mm〜1mmの範囲内に形成されることが好ましい。
【0019】
一方、第1挟持片31の内面には、深さがウエイト本体24の厚さと略同一でありウエイト本体24の大部分を収容可能な扁平凹部31aが形成される(
図1、
図2、
図4及び
図5)。この扁平凹部31aの幅はウエイト本体24の幅より大きく形成され、扁平凹部31aの両側内面には、高さ方向の略中央に下に向うに従って次第に扁平凹部31aの幅を狭める一対の傾斜突部31b,31bが形成される(
図4及び
図5)。一対の傾斜突部31b,31bの突出端同士の間隔は、ウエイト本体24より僅かに広く形成される。これにより、ウエイト本体24を長孔26aに挿入したときに、ウエイト本体24が上記一対の傾斜突部31b,31bにより、第1挟持片31の幅方向の略中央に位置するように案内される。また、第1挟持片31の中央には、第2挟持片32に対向しかつ第2挟持片32より僅かに大きい四角形状の角孔31cが形成される。この角孔31cは、ウエイトカバー26を射出成形により一体的に形成し易くするために形成される。
【0020】
一方、ウエイト本体24には、鉛直方向に2段かつ水平方向に5個合計10個の凹凸24aが隣同士の突出方向が逆になるように形成される(
図1、
図2及び
図5)。また、第1挟持片31の角孔31cの両側縁には鉛直方向に2段合計4つの第1凹部31dがそれぞれ形成され、第2挟持片32の両側縁には4つの第1凹部31dにそれぞれ対向する合計4つの第2凹部32aがそれぞれ形成され、第2挟持片32の幅方向中央の上部に縦長の単一の透孔32bが形成される(
図4及び
図5)。上記第1凹部31d、第2凹部32a及び透孔32bは、ルーバ14の下部に貼着されたウエイト本体24がルーバ14の下部とともに長孔26aに上方から挿入されて第1及び第2挟持片31,32により挟持され、受け部33がウエイト本体24の下端を受けた状態で、ウエイト本体24に形成された凹凸24aを直接又はルーバ14を介して収容することにより、ウエイト本体24がウエイトカバー26に対して相対的に移動し難くなる、即ち位置決めされるように構成される(
図2)。
【0021】
なお、
図6中の符号43は、隣り合うルーバ14、14の間隔を規制するためのボトムコードである。また、
図4及び
図5中の符号44は、ボトムコード43を挿通するためのコード挿通孔である。コード挿通孔44は、第1挟持片31から突設された一対の腕部37,37の先端面に一対の門型片46,46を突設することにより形成される。また、
図4及び
図5中の符号33aは、受け部33の長手方向中央に第1挟持片31と同一平面上に突設されたロア突起である。このロア突起33aは、受け部33がウエイト本体24の下端を受けたときに、受け部33が変形してウエイト本体24から外れるの阻止し、受け部33がウエイト本体24の下端を確実に受けるようにするために形成される。更に、
図4及び
図5中の符号32cは、第2挟持片32の軽量化のために形成された軽量化孔である。
【0022】
このように構成された縦型ブラインド10のルーバ14下端にバランスウエイト16を取付ける手順を説明する。先ず、ルーバ14の下部に両面粘着テープ34によりウエイト本体24を貼着する(
図1、
図2(a)、
図2(b)及び
図5)。次いで、
図1に示すように、ウエイト本体24が第1挟持片31側に位置しかつルーバ14がアッパステー36側に位置するように、ウエイト本体24及びルーバ14下部をウエイトカバー26の上方に位置させた状態で、
図1の破線矢印で示す方向にウエイト本体24及びルーバ14下部を長孔26aにその上方から挿入した後に長孔26aの下方から突出させて第2挟持片32の外方に位置させる(
図2(a))。次に、ウエイト本体24及びルーバ14下部を第2挟持片32の外面から受け部33の下部及び第1挟持片31の外面を通って長孔の上方に位置させる(
図2(b))。更に、ウエイト本体24及びルーバ14下部を長孔26aにその上方から
図2(b)の一点鎖線矢印で示す方向に挿入すると、ウエイト本体24及びルーバ14下部が第1及び第2挟持片31,32により挟持され、受け部33がウエイト本体24の下端を受け、アッパステー36がウエイト本体24の上部側面をルーバ14を介して受ける(
図2(c))。このとき、ウエイト本体24及びこのウエイト本体24に貼着されたルーバ14下部は、アッパステー36を弾性変形させながら長孔26aに挿通されるので、アッパステー36が2枚のルーバ14,14を硬質のウエイト本体24に押付ける(
図3)。この状態で、バランスウエイト16から上方に突出するルーバ14を上記押付力に抗して引上げ、ルーバ14の第1及び第2挟持片31,32を被覆した部分の膨らみを除去すると、上記押付力によりルーバ14の膨らみが除去された状態に保持される。このとき、突条38のコーナ部38aにR面取りを形成したので、ルーバ14が突条38のコーナ部38aに接触しても、ルーバ14は損傷しない。この結果、ルーバ14自体の腰が強く、曲げに対して反発力が比較的大きくても、ルーバ14が長孔26aを通って第1及び第2挟持片31,32側に移動することが上記押付力により阻止されるので、ルーバ14の第1及び第2挟持片31,32を被覆した部分が殆ど膨らまず、ルーバ14下部の見栄えを損なわない。
【0023】
また、アッパステー36の上端縁にウエイト本体24の上面に望む所定高さの突条38を形成したので、この突条38により、バランスウエイト16から上方に突出したルーバ14の厚さ方向の中心軸を含む鉛直線41が、バランスウエイト16及び突条38より下側のルーバ14のそれぞれの重心を合成した合成重心を含む鉛直線42に一致するように規制される(
図3)。この結果、バランスウエイト16が傾かずに鉛直方向に延びた状態に保たれる。更に、窓を開放すべく複数のルーバ14を窓の一側縁に集合させても、これらのルーバ14が下方に向うに従って末広がりになるのを阻止できる。この結果、集合した複数のルーバ14の見栄えを損なわず、また複数のルーバ14の集合厚さが大きくなるのを抑制できるので、窓の開放面積を複数のルーバ14で狭めることがない。
【0024】
なお、上記実施の形態では、ヘッドレールを窓枠に取付けたが、ヘッドレールを壁面や天井に取付けてもよい。また、上記実施の形態では、ウエイト本体を長方形板状に形成したが、ウエイト本体を正方形板状に形成してもよい。更に、上記実施の形態では、ウエイト本体をルーバの下部に両面粘着テープ(
図5)を用いて貼着したが、ウエイト本体をルーバの下部に粘着剤や接着剤を用いて貼着してもよい。