【実施例】
【0015】
[実施例1]:6−ブロモピリジン-3−オール(IV)の調製
【化7】
機械的攪拌機、熱電対、及び窒素注入口を備えた250 mLの三つ口フラスコ内、窒素下で、2,5−ジブロモピリジン(V)(9.98 g, 42.1 mmol)を、53 mLの無水THFに溶解させた。淡黄褐色溶液が形成された。エーテル中2Mのi-PrMgCl (23 mL)を、シリンジを介して3分間かけて添加した。約50%のこのグリニャール溶液が添加された時点で、茶色の懸濁液が形成された。i-PrMgClの添加により、発熱が生じ、36℃にまで昇温した。90分間撹拌した後、懸濁液を2℃に冷却し、ニート(neat)のホウ酸トリメチルを、シリンジによって迅速に添加した。この反応は6℃にまで発熱した。氷浴を外した。一晩撹拌した後、氷酢酸(3.79 g)を添加したところ、全ての固体が溶解し、暗茶色の溶液が形成された。この溶液を氷浴で冷却し、5.25 g の30%過酸化水素(酸化剤)を、反応温度が12℃を超えないで保たれる速度で、滴下により添加した。この反応混合物を、90分間撹拌した後、ジエチルエーテル(150 mL)及び水(100 mL)を添加した。水相を分離し、エーテルで抽出した(2 × 100 mL)。合わせた有機相を、100 mLの10%亜硫酸水素ナトリウム溶液、次いで塩水で洗浄した。抽出液を無水にし(MgSO
4)、ロータリーエバポレーターで蒸発させて、静置により黄褐色固体を形成する茶色オイルを得た(7.95 g)。粗生成物を、15 gのセライト(登録商標)に吸着させ、220 gのシリカカラム及びヘキサン/EtOAc勾配(gradient)を用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。フラクションを蒸発させて、4.81 g (収率66%)の灰白色固体を得た。NMRスペクトルは、6-ブロモ-3-ピリジノールの真正試料のものと同一であった。
1H NMR (DMSO-d
6, 400 MHz) δ:10.24 (s, 1H), 7.94 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.17 (dd, J = 3.0, 8.6 Hz, 1H);
13C NMR (DMSO-d
6, 101 MHz) δ:153.74, 138.13, 129.30, 128.14, 126.21.
【0016】
実施例1に例示した方法は、追加のグリニャール試薬、例えば、EtMgX、MeMgX、i−PrMgX、n−BuMgX、又はPhMgX(式中、XはCl又はBrである)等を用いて実施してもよい。記載したこの方法は、グリニャール試薬、例えば、金属−ハロゲン交換試薬(例えば、n−BuLi等)の存在下のn−BuMgX等を用いて実施してもよい。記載したこの方法は、代替的なホウ酸エステル、例えば、B(OEt)
3又はB(Oi−Pr)
3等を用いて実施してもよい。この方法に用いる溶媒には、THF、2−MeTHF、MTBE、及びジオキサンから選択されるものが含まれる。
【0017】
実施例1に例示される方法において用いる酸化剤は、過酸化水素、過酢酸、並びに過酸化水素及び酢酸の混合物を含む群から選択され得る。
【0018】
[実施例2]:4−(6−ブロモピリジン-3−イル)オキシ)ベンゾニトリル(III)の調製
【化8】
【0019】
[方法A]:250 mLフラスコに、6-ブロモピリジン-3-オール(IV) (10 g, 57.5 mmol)、4-フルオロベンゾニトリル(8.35 g, 69.0 mmol)、炭酸カリウム(15.89 g, 115 mmol)、及びDMF (50 mL)を入れた。この反応物を、90℃にて20時間加熱した。20時間後に、HPLC分析によって、反応が完結したことが示された。この反応混合物を、20℃に放冷した後、さらに0℃に冷却した。その内部の温度を15℃未満に維持しながら、水 (150 mL)を添加した(水の添加の際に発熱する)。得られた懸濁液を、20℃で1時間撹拌し、ろ過した。ろ過ケーキを、水(2 × 25 mL)で洗浄して、白色固体を得た。この固体を95%エタノール(65 mL)に懸濁させ、75℃に加熱して、透明な溶液を得た。この溶液を1時間かけて20℃に冷却し、得られた白色懸濁液を20℃にて2時間撹拌した。この懸濁液をろ過し、固体を95%エタノール(2 × 10 mL)でリンス(rinse)した。固体を真空で乾燥して、所望の生成物を白色固体として得た(13.2 g、収率83%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:8.22 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.73 - 7.63 (m, 2H), 7.53 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.33 - 7.23 (m, 1H), 7.14 - 7.00 (m, 2H);
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ:160.13, 151.47, 142.54, 136.81, 134.47, 130.10, 129.12, 118.33, 118.23, 107.56;
ESIMS: m/z 277.1 ([M+H]
+).
【0020】
[方法B]:250-mL の丸底フラスコに、6-ブロモピリジン-3-オール(IV) (10 g, 57.5 mmol)、4-ニトロベンゾニトリル(8.94 g, 60.3 mmol)、炭酸カリウム(15.9 g, 114.9 mmol)、及びDMF (30 mL)を入れた。この反応物を、90℃にて18時間加熱した。18時間後に、HPLC分析によって、反応が完結したことが示された。この反応物を、20℃に放冷した後、50℃未満で、水 (90 mL)で希釈した。得られた懸濁液を、1時間撹拌し、ろ過した。ろ過ケーキを、水(2 × 50 mL)で洗浄して、灰白色固体を得た。得られた固体をEtOH(40 mL)に懸濁させ、75℃に加熱して、透明な溶液を得た。この溶液を2時間かけて20℃に冷却し、得られた白色懸濁液を20℃にて2時間撹拌し、この温度で1時間撹拌した。得られた懸濁液をろ過し、ろ過ケーキを95%EtOH(2 × 10 mL)でリンスした。このろ過ケーキを乾燥して、所望の生成物を白色固体として得た(12.9 g、収率82%)。
mp: 116〜119 °C.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:8.22 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.67 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.53 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.29 (dd, J = 8.7, 2.9 Hz, 1H), 7.07 (d, J = 8.8 Hz, 2H).
13C NMR (101 MHz, CDCl
3) δ:160.13, 151.47, 142.55, 136.81, 134.48, 130.13, 129.13, 118.34, 107.55.
ESIMS: m/z 277.0 ([M+H]
+).
【0021】
実施例2で例示されるこの方法は、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルアセトアミド(DMA)、ジメチルホルムアミド(DMF)、及びN−メチル−2−ピロリドン(NMP)の1つ以上から選択される溶媒中、塩基、
例えば、金属カーボネート(例えば、炭酸カリウム及び炭酸セシウム等)、水素化金属(例えば、NaH等)、水酸化金属(例えば、NaOH及びKOH)、及び重炭酸金属塩が含まれ得る塩基を用いて実施することができる。
【0022】
実施例2で例示されるこの方法は、室温から約120℃の間の温度で実施することができる。
【0023】
[実施例3]:エチル2−(5−(4−シアノフェノキシ)ピリジン-2−イル)-2,2−ジフルオロアセテート(II)の調製
【化9】
【0024】
[方法A]:エチル 2-ブロモ-2,2-ジフルオロアセテート(12.27 mL, 94 mmol)及び銅粉(14〜25 μm, 9.60 g, 151 mmol)を、窒素下で、4-((6-ブロモピリジン-3-イル)オキシ)ベンゾニトリル(III) (20 g, 72.0 mmol)のDMF (140 mL)中の溶液に添加した。得られた茶色の懸濁液を、窒素下で、60℃にて18時間加熱した。この時点で、HPLC分析により反応が完結したことが示された。この混合物を、20℃に冷却し、MTBE (280 mL)を添加した。得られた混合物を、10分間撹拌し、セライト(登録商標)パッドを通してろ過した。このセライト(登録商標)パッドをMTBE (2×140 mL)でリンスした。ろ液を、飽和NH
4Cl(200 mL)、塩水(3×140 mL)、及び水 (2×140 mL)で洗浄した。有機相を、無水Na
2SO
4で無水にし、ろ過し、濃縮して、粗生成物を、淡茶色オイル (21 g, 92%)として、次の工程に直接使用するために十分な純度で得た。この粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(10〜20% EtOAc/ヘキサン)によってさらに精製して、所望の生成物を白色固体として得た(16 g, 収率70%)。
mp 45〜48 °C.
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:8.44 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 8.6, 0.7 Hz, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 2H), 7.49 (dd, J = 8.6, 2.7 Hz, 1H), 7.14 - 7.08 (m, 2H), 4.40 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.1 Hz, 3H);
ESIMS m/z 319.1 ([M+H]
+).
【0025】
[方法B]:15 Lのジャケット型反応器に、窒素下で、4-((6-ブロモピリジン-3-イル)オキシ)ベンゾニトリル(III) (900 g, 3173 mmol)、エチル2-ブロモ-2,2-ジフルオロアセテート(541 mL, 4125 mmol)、銅 (423 g, 6664 mmol)、及びDMSO (4500 mL)を添加して、茶色の懸濁液を得た。この反応物を、40℃で8時間加熱した。この時点で、HPLC分析により、反応が完結したことが示された。これを、20℃に冷却し、MTBE (4000 mL)を添加した。この混合物を、30分間撹拌し、セライト(登録商標)パッドを通してろ過した。このフィルターパッドをMTBE (2×1000 mL)でリンスし、合わせたろ液を、塩水 (3×2000 mL)で洗浄した。最初の水性相を、MTBE (2×1000mL)で抽出した。合わせた有機相を、飽和NH
4Cl溶液(2×2000 mL)、及び塩水 (3×2000 mL)で洗浄し、濃縮して、所望の生成物を、茶色オイルとして得た(1030 g, 収率96%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:8.44 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.79 (dd, J = 8.6, 0.7 Hz, 1H), 7.73 - 7.66 (m, 2H), 7.49 (dd, J = 8.6, 2.7 Hz, 1H), 7.14 - 7.08 (m, 2H), 4.40 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 1.36 (t, J = 7.1 Hz, 3H)
【0026】
実施例3で例示されるこの方法は、DMSO、DMF、THF、及びNMPから選択される溶媒中で、金属、例えば銅等を用いて実施することができる。
【0027】
実施例3で例示されるこの方法は、室温から約100℃の間で実施することができる。
【0028】
[実施例4]:4−((6−(2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,1−ジフルオロ−2−オキソエチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ベンゾニトリル(I)の調製
【化10】
【0029】
[方法A]:削り状のMg(3.47 g, 143 mmol)のTHF (250 mL)中の懸濁液を、窒素下で35℃に加熱した。1-ブロモ-2,4-ジフルオロベンゼンの一部(1 mL, 8.85 mmol)をこの反応器に添加し、得られた混合物を35℃にて30分加熱して、反応を開始させた。この反応混合物を30℃に冷却し、残りの1-ブロモ-2,4-ジフルオロベンゼン(16.4 mL, 145.15 mmol)を28〜32℃にて30分かけて反応器に添加した。この反応液を30℃にて2時間撹拌した。この時点で、Mgの完全な消費が観察された。この反応液を0℃未満に冷却し、エチル2-(5-(4-シアノフェノキシ)ピリジン-2-イル)-2,2-ジフルオロアセテート(II) (35 g, 110 mmol)のTHF (100 mL)中の溶液を、5℃未満で30分かけて添加した。この反応物を、0℃にて1時間撹拌し、10℃未満の2N HCL溶液(150 mL)に注ぎ入れて反応を停止させた(pH = 1〜2)。この反応物を20℃にて18時間撹拌した。この時点で、HPLC分析により、約10%のヘミケタール中間体(IIa)がまだ残存していることが示された。この反応物を30℃にて5時間撹拌した。この時点で、HPLC分析により、ヘミケタール中間体が十分に消費されたことが示された。相を分離し、水性相をEtOAc (100 mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和NaHCO
3溶液(100 mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4で無水にし、濾過し、濃縮して、淡黄褐色固体 (45.6 g)を得た。この固体を、60℃にてEtOAc (60 mL)に溶解させ、ヘプタン(100 mL)を添加した。この混合物に種晶を入れ、20℃にて18時間撹拌して、懸濁液を得た。この懸濁液を濾過し、固体を乾燥させて、所望の生成物(I)を白色固体(25.5 g)として得た。濾液を濃縮し、MTBE (50 mL)及びヘプタン(100 mL)から再結晶させて、乾燥した後で、淡茶色の固体(14.1 g)を得た。合わせた収率は90%であった。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:8.37 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 8.08 (td, J = 8.4, 6.4 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.75 - 7.66 (m, 2H), 7.54 (dd, J = 8.6, 2.8 Hz, 1H), 7.17 - 7.08 (m, 2H), 7.01 (dddd, J = 8.6, 7.6, 2.5, 0.9 Hz, 1H), 6.84 (ddd, J = 11.0, 8.6, 2.4 Hz, 1H);
ESIMS m/z 387.0 ([M+H]
+).
【0030】
[方法B]:削り状のMg(107 g, 4.3 mol)のTHF (6000 mL)中の懸濁液を、窒素下で35℃に加熱した。1-ブロモ-2,4-ジフルオロベンゼンの一部(32 mL, 0.28 mol)をこの反応器に35℃で添加し、得られた混合物を35℃にて30分加熱して、反応を開始させた。この反応混合物を15℃に冷却し、残りの1-ブロモ-2,4-ジフルオロベンゼン(500 mL, 4.45 mol)を15〜20℃にて80分かけて反応器に添加した。この反応液を20℃にて1時間撹拌し、-20℃に冷却した。エチル2-(5-(4-シアノフェノキシ)ピリジン-2-イル)-2,2-ジフルオロアセテート(II) (1052 g, 3.07 mol)のTHF (100 mL)中の溶液を、-5℃未満で40分かけて添加した。容器及び滴下漏斗をTHF (200 mL)を用いてリンスし、リンス溶媒を反応液に添加した。この反応物を、-20℃にて2時間撹拌した後、10℃未満の4N HCL溶液(1500 mL)に注ぎ入れて反応を停止させた。この反応物を20℃に自然に戻し、16時間撹拌した。この時点で、HPLC分析により、反応が完結したことが示された。相を分離し、水性相をMTBE (3×400 mL)で抽出した。合わせた有機層を、飽和NaHCO
3溶液(2×1000 mL)、塩水(2×1000 mL)、及び水(1000 mL)で洗浄した。有機層を無水にし、濾過し、濃縮して、茶色固体(1264 g)を得た。得られた固体を、3:1 ヘプタン/MTBE (1000 mL)に懸濁させ、60℃にて1時間加熱した。得られた懸濁液を周囲温度に冷却し、濾過して、所望の生成物(I)を、乾燥した後、黄褐色固体として得た(1080 g、収率86%)。単離した生成物の分析結果は、上で得られた試料のものと一致した。
【0031】
実施例4で例示されるこの方法は、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、1,2−ジメトキシエタン(DME)、トルエン、ジオキサン、及びメチルt−ブチルエーテル(MTBE)のうちの1つ以上から選択される非プロトン性溶媒である溶媒中で実施することができる。
【0032】
実施例4で例示されるこの方法は、有機金属試薬〔2,4−ジフルオロ−1−ブロモベンゼンと、マグネシウム及びアルキルリチウム試薬(例えば、n−ブチルリチウム等)のうちの1つとの反応によって形成されたアリールグリニャール試薬又はアリールリチウム試薬のいずれかであるもの〕、又はグリニャール試薬(例えば、イソプロピルマグネシウムクロライド等)を用いて実施することができる。
【0033】
実施例4で例示されるこの方法は、約−80℃から約50℃の間で実施することができる。
【0034】
式IIaのヘミケタールは、特定の反応条件下で式Iの化合物を調製する方法(例えば、実施例5を参照)において、中間体として単離することができる。この式IIaのヘミケタールに酸を添加する(例えば、実施例6を参照)か、あるいはこれを高温に加熱する(例えば、実施例7を参照)と、所望の式Iの生成物に結果として変換される。
【0035】
実施例4で例示されるこの方法に用いるために好適な酸には、HCl、HBr、H
2SO
4、H
3PO
4、HNO
3、酢酸、トリフルオロ酢酸、及びこれらの混合物が含まれる。
【0036】
[実施例5]:4−((6−(2−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−エトキシ−1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ベンゾニトリル(IIa)の調製
【化11】
削り状のMg(0.458 g, 18.85 mmol)のTHF (25 mL)中の懸濁液を、窒素下で35℃に加熱した。1-ブロモ-2,4-ジフルオロベンゼンの一部(0.25 mL, 2.99 mmol)をこの反応器に添加し、得られた混合物を35℃にて30分加熱して、反応を開始させた。この反応混合物を30℃に冷却し、残りの1-ブロモ-2,4-ジフルオロベンゼン(1.46 mL, 17.43 mmol)を35℃未満で反応器に添加した。この反応液を30℃にて2時間撹拌した。この時点で、Mgの完全な消費が観察された。この反応液を0℃未満に冷却し、エチル2-(5-(4-シアノフェノキシ)ピリジン-2-イル)-2,2-ジフルオロアセテート(II) (5.0 g, 15.71 mmol)のTHF (25 mL)中の溶液を、5℃未満で添加した。この反応物を、0℃にて1時間撹拌し、10℃未満の2N HCL溶液(24 mL)に注ぎ入れて反応を停止させた。この反応物を水 (30 mL)で希釈し、EtOAc (50 mL)で抽出した。有機相を濃縮して、半固体を得た。この粗生成物を、EtOAc (5 mL)に加熱により溶解させ、ヘプタン(40 mL)を15分かけて添加して、黄色懸濁液を得た。この混合物を20℃にて1時間撹拌し、濾過した。固体をヘプタン (2 × 10 mL)でリンスし、空気乾燥して、所望の生成物を黄色固体として得た(5.1 g、収率75%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ:8.43 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.89 - 7.77 (m, 2H), 7.75 - 7.67 (m, 2H), 7.59 - 7.49 (m, 1H), 7.25 (s, 1H), 7.17 - 7.10 (m, 2H), 6.95 (tdd, J = 8.7, 2.6, 0.9 Hz, 1H), 6.85 (ddd, J = 11.4, 8.9, 2.6 Hz, 1H), 3.66 (dq, J = 9.6, 7.1 Hz, 1H), 3.33 (dq, J = 9.6, 7.0 Hz, 1H), 1.04 (t, J = 7.1 Hz, 3H);
ESIMS m/z 433.1 ([M+H]
+).
【0037】
[実施例6]:4−((6−(2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,1−ジフルオロ−2−オキソエチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ベンゾニトリル(I)の調製
【化12】
4-((6-(2-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-エトキシ-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシエチル)ピリジン-3-イル)オキシ)ベンゾニトリル(IIa) (200 mg, 0.463 mmol)を、2 N HCl (1 mL)及びTHF (2 mL)に溶解させ、20℃で18時間撹拌した。これを、NaHCO
3で、pH 6〜7に中性化し、EtOAcで抽出した。有機相を濃縮して乾燥させて、所望の生成物を黄色オイルとして得た。単離した生成物の分析結果は、以前に得られた試料のものと一致した。
【0038】
[実施例7]:4−((6−(2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,1−ジフルオロ−2−オキソエチル)ピリジン−3−イル)オキシ)ベンゾニトリル(I)の調製
【化13】
4-((6-(2-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-エトキシ-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシエチル)ピリジン-3-イル)オキシ)ベンゾニトリル(IIa) (8.8 g, 20.35 mmol)を、トルエン(30 mL)に懸濁させ、105℃にて8時間加熱した。これを、20℃に冷却し、減圧下で濃縮して、黄色オイルを得た。この残渣をEtOAc(8 mL)に溶解させ、ヘプタン(64 mL)を添加した。この混合物を2時間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを、ヘプタン(2 × 20 mL)でリンスし、乾燥させて、淡黄色固体を得た(5.8 g、収率74%)。単離した生成物の分析結果は、上で得られた試料のものと一致した。