特許第6987137号(P6987137)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6987137信号を伝送するための方法、端末装置及びネットワーク装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6987137
(24)【登録日】2021年12月2日
(45)【発行日】2021年12月22日
(54)【発明の名称】信号を伝送するための方法、端末装置及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20211213BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20211213BHJP
【FI】
   H04W72/04 136
   H04W52/02 111
   H04W72/04 132
   H04W72/04 131
【請求項の数】14
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2019-522848(P2019-522848)
(86)(22)【出願日】2016年11月3日
(65)【公表番号】特表2019-536345(P2019-536345A)
(43)【公表日】2019年12月12日
(86)【国際出願番号】CN2016104443
(87)【国際公開番号】WO2018081973
(87)【国際公開日】20180511
【審査請求日】2019年9月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ファ
【審査官】 松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0198726(US,A1)
【文献】 国際公開第2012/150310(WO,A1)
【文献】 国際公開第2015/170871(WO,A1)
【文献】 Alcatel-Lucent Shanghai Bell, Alcatel-Lucent,Remaining details of Search Space and Aggregation Levels,3GPP TSG-RAN WG1#71 R1-124872,フランス,3GPP,2012年11月03日,Sections 1-2
【文献】 NTT DOCOMO, INC.,s(E)PDCCH for shortened TTI,3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1610045,フランス,3GPP,2016年10月01日,Section 2
【文献】 Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Beam management - DCI monitoring,3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1610240,フランス,3GPP,2016年09月30日,Section 2
【文献】 Panasonic,Multiplexing of ePDCCHs and ePDCCH RE mapping,3GPP TSG-RAN WG1#68 R1-120237,フランス,3GPP,2012年01月31日,Section 2
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
信号を伝送するための方法であって、
ネットワーク装置が第一の端末装置へ指示情報を送信することであって、前記指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために前記第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられることと、
前記ネットワーク装置が前記リソース領域で前記第一の端末装置へ前記ダウンリンク制御信号を送信することとを含み、
前記方法はさらに、前記ネットワーク装置がダウンリンク制御信号を含むための少なくとも一つの制御チャネルのうちの各制御チャネルを少なくとも一つの制御チャネルユニットに分解し、前記リソース領域にマッピングして送信することを含み、前記少なくとも一つの制御チャネルのうちの第一の制御チャネルの少なくとも一つの制御チャネルユニットは、前記リソース領域の同一の物理リソースブロック内の全てのOFDMシンボルにマッピングされ、
前記ネットワーク装置が前記リソース領域で前記第一の端末装置へ前記ダウンリンク制御信号を送信することは、
前記ネットワーク装置が前記リソース領域に対応するビームを使用して、前記リソース領域で前記第一の端末装置へ前記ダウンリンク制御信号を送信することを含み、異なるリソース領域が異なるビームに対応することを特徴とする、前記方法。
【請求項2】
信号を伝送するための方法であって、
第一の端末装置がネットワーク装置から送信された指示情報を受信することであって、前記指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられることと、
前記第一の端末装置が前記指示情報に基づき、前記リソース領域で前記ネットワーク装置から送信された前記ダウンリンク制御信号を受信することとを含み、
前記ダウンリンク制御信号は少なくとも一つの制御チャネルに含まれ、前記少なくとも一つの制御チャネルのうちの各制御チャネルは、少なくとも一つの制御チャネルユニットに分解され、前記少なくとも一つの制御チャネルのうちの第一の制御チャネルの少なくとも一つの制御チャネルユニットは、前記リソース領域の同一の物理リソースブロック内の全てのOFDMシンボルにマッピングされ、
前記第一の端末装置が前記リソース領域で前記ネットワーク装置から送信された前記ダウンリンク制御信号を受信することは、
う前記リソース領域に対応するビームを使用して、前記リソース領域で前記ネットワーク装置から送信された前記ダウンリンク制御信号を受信することを含み、異なるリソース領域が異なるビームに対応することを特徴とする、前記方法。
【請求項3】
前記リソース領域が複数の物理リソースブロックを含み、前記複数の物理リソースブロックのいずれかの2つの物理リソースブロックが周波数領域において連続的又は離散的であることを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示すことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示すことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記指示情報はシステム帯域幅における前記リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含むことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記指示情報はシステム帯域幅における前記リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び前記リソース領域の帯域幅長を含むことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項8】
前記第一の端末装置が前記ネットワーク装置から送信された指示情報を受信することは、
システムメッセージ又は上位層シグナリングにより前記ネットワーク装置から送信された前記指示情報を受信することを含むことを特徴とする
請求項4−7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも一つの連続したOFDMシンボルを含み、前記指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含むことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項10】
前記第一の端末装置が前記ネットワーク装置から送信された指示情報を受信することは、
前記第一の端末装置がシステムメッセージ、上位層シグナリング又は物理層シグナリングにより前記ネットワーク装置から送信された前記指示情報を受信することを含むことを特徴とする
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、前記システムメッセージはシステム情報ブロック(SIB)メッセージ及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)メッセージを含み、前記物理層シグナリングは少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は前記第一の端末装置への専用シグナリングを含むことを特徴とする
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第一の端末装置が前記指示情報に基づき、前記リソース領域で前記ネットワーク装置から送信された前記ダウンリンク制御信号を受信することは、
前記第一の端末装置が前記指示情報に基づき、前記リソース領域で前記ネットワーク装置から送信された、前記第一の端末装置のダウリンク制御チャネルに対応する少なくとも一つの制御チャネルユニットを受信することと、
前記第一の端末装置が前記少なくとも一つの制御チャネルユニットに基づいて組み合わせて前記ダウンリンク制御信号を生成することとを含むことを特徴とする
請求項2−11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
信号を伝送するためのネットワーク装置であって、
命令を記憶するメモリと
請求項1に記載の方法を実行するために前記命令を実行するプロセッサとを備えることを特徴とする、前記ネットワーク装置。
【請求項14】
信号を伝送するための端末装置であって、
命令を記憶するメモリと
請求項2−12のいずれか一項に記載の方法を実行するために前記命令を実行するプロセッサとを備えることを特徴とする、前記端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は通信分野に関し、特に信号を伝送するための方法、端末装置及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
長期進化(LTE:Long Term Evolution)中、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)制御領域は各サブフレームの先頭の直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)であり、システム帯域幅全体(20MHz以下)にわたっている。将来の通信システムのシステム帯域幅がLTEシステムよりも広いため、端末装置が周波数帯域全体を監視して制御信号を検出することは不経済であり、多くの端末のエネルギーを消費する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これに鑑みて、本発明の実施例は、システム性能を向上させ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる、信号を伝送するための方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第一の態様による信号を伝送するための方法は、第一の端末装置へ指示情報を送信することであって、該指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために該第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられることと、該リソース領域で該第一の端末装置へ該ダウンリンク制御信号を送信することとを含む。
【0005】
端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0006】
選択可能に、ネットワーク装置は端末装置ごとに一つのリソース領域を割り当てることができ、該リソース領域が対応する端末装置の専用ダウンリンク制御信号を伝送することに用いられてもよく、ネットワーク装置は該複数の端末装置の共通制御信号を伝送するための一つのリソース領域を複数の端末装置に割り当てることもでき、ネットワーク装置は共通制御信号を伝送するために一つのリソース領域を個別に割り当てなくてもよく、各端末装置が検出できることを保証するように、端末装置ごとに割り当てられた、専用ダウンリンク制御信号を伝送するためのリソース領域で共通ダウンリンク制御信号を送信することができる。
【0007】
一つの可能な実施形態では、該リソース領域は少なくとも一つの物理リソースブロックを含み、リソース領域が複数の物理リソースブロックを含む時に、該複数の物理リソースブロックのいずれかの2つの物理リソースブロックが周波数領域において連続的又は離散的である。
【0008】
一つの可能な実施形態では、該指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0009】
一つの可能な実施形態では、該指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0010】
一つの可能な実施形態では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含む。
【0011】
一つの可能な実施形態では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び該リソース領域の帯域幅長を含む。
【0012】
選択可能に、上記のいくつかのリソース領域の指示方式は組み合わせられてもよい。
【0013】
一つの可能な実施形態では、指示情報がリソース領域の周波数領域パラメータを示す場合、システムメッセージ又は上位層シグナリングにより該第一の端末装置へ該指示情報を送信する。指示情報がリソース領域の時間領域パラメータを示す場合、システムメッセージ、上位層シグナリング又は物理層シグナリングにより該第一の端末装置へ該指示情報を送信する。
【0014】
一つの可能な実施形態では、該リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも1つの連続したOFDMシンボルを含み、該指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含む。
【0015】
一つの可能な実施形態では、該上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、該システムメッセージはシステム情報ブロック(SIB)メッセージ及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)メッセージを含み、該物理層シグナリングは少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は該第一の端末装置の専用シグナリングを含む。
【0016】
一つの可能な実施形態では、該リソース領域で該第一の端末装置へダウンリンク制御信号を送信することは、さらに該リソース領域に対応するビームを使用して、該リソース領域で該第一の端末装置へ該ダウンリンク制御信号を送信することを含む。
【0017】
選択可能に、ネットワーク装置はあるOFDMシンボルにおけるダウンリンク制御信号に対して特定のビームを用いてフォーミングして送信することができる。
【0018】
一つの可能な実施形態では、該方法はさらにダウンリンク制御信号を含むための少なくとも一つの制御チャネルのうちの各制御チャネルを少なくとも一つの制御チャネルユニットに分解し、該リソース領域にマッピングして送信することであって、該複数の制御チャネルが複数の端末装置と一対一で対応し、該複数の端末装置が該第一の端末装置を含むことを含む。
【0019】
一つの可能な実施形態では、該少なくとも一つの制御チャネルのうちの異なる制御チャネルユニットは該リソース領域の異なる物理リソースブロック及び/又は異なるOFDMシンボルにマッピングされ、及び/又は該少なくとも一つの制御チャネルのうちの第一の制御チャネルの少なくとも一つの制御チャネルユニットは該リソース領域の同一の物理リソースブロック内の全てのOFDMシンボルにマッピングされ、及び/又は該少なくとも一つの制御チャネルのうちの異なる制御チャネルユニットは該リソース領域の同一のOFDMシンボル内の少なくとも一部の物理リソースブロックにマッピングされる。
【0020】
一つの可能な実施形態では、該方法はさらに該第一の端末装置によって用いられたビームに基づき、該ビームに対応するリソース領域を確定すること、又は該第一の端末装置の隣セルに基づき、該隣セルに対応する該リソース領域を確定すること、又はセルでの該第一の端末装置の位置及び該第一の端末装置の移動特性に基づき、該リソース領域を確定すること、又はネットワーク装置の負荷に基づき、該リソース領域を確定することを含む。
【0021】
第二の態様による信号を伝送するための方法は、ネットワーク装置から送信された指示情報を受信することであって、該指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられることと、該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することとを含む。
【0022】
端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させることができ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0023】
一つの可能な実施形態では、該リソース領域は少なくとも一つの物理リソースブロックを含み、リソース領域が複数の物理リソースブロックを含む時に、該複数の物理リソースブロックのいずれかの2つの物理リソースブロックが周波数領域において連続的又は離散的である。
【0024】
一つの可能な実施形態では、該指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0025】
一つの可能な実施形態では、該指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0026】
一つの可能な実施形態では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含む。
【0027】
一つの可能な実施形態では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び該リソース領域の帯域幅長を含む。
【0028】
一つの可能な実施形態では、該リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも1つの連続したOFDMシンボルを含み、該指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含む。
【0029】
一つの可能な実施形態では、指示情報がリソース領域の周波数領域パラメータを示す場合、システムメッセージ又は上位層シグナリングにより該第一の端末装置へ該指示情報を送信する。指示情報がリソース領域の時間領域パラメータを示す場合、システムメッセージ、上位層シグナリング又は物理層シグナリングにより該第一の端末装置へ該指示情報を送信する。
【0030】
一つの可能な実施形態では、該上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、該システムメッセージはシステム情報ブロック(SIB)メッセージ及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)メッセージを含み、該物理層シグナリングは少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は該第一の端末装置の専用シグナリングを含む。
【0031】
一つの可能な実施形態では、該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することは、該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された、該第一の端末装置のダウンリンク制御チャネルに対応する少なくとも一つの制御チャネルユニットを受信することと、該少なくとも一つの制御チャネルユニットに基づいて組み合わせて該ダウンリンク制御信号を生成することとを含む。
【0032】
一つの可能な実施形態では、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することは、該リソース領域に対応するビームを使用して、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することを含む。
【0033】
第三の態様によるネットワーク装置は上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該ネットワーク装置は、上記第一の態様又は第一の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0034】
第四の態様による端末装置は上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行することに用いられる。具体的には、該端末装置は、上記第二の態様又は第二の態様のいずれかの可能な実施形態における方法を実行するためのユニットを備える。
【0035】
第五の態様によるネットワーク装置は、メモリ、プロセッサ、送受信機、通信インタフェースとバスシステムを備える。ここで、メモリ、プロセッサ及び送受信機はバスシステムを介して接続し、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、該命令が実行される場合、該プロセッサは第一の態様を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果を出力するように送受信機を制御する。
【0036】
第六の態様による端末装置は、メモリ、プロセッサ、送受信機、通信インタフェースとバスシステムを備える。ここで、メモリ、プロセッサ及び送受信機はバスシステムを介して接続し、該メモリが命令を記憶するように構成され、該プロセッサが該メモリに記憶された命令を実行するように構成され、該命令が実行される場合、該プロセッサは第二の態様を実行し、そして入力されたデータ及び情報を受信し、操作結果を出力するように送受信機を制御する。
【0037】
本開示のこれらの態様又は他の態様は以下の実施例の説明からより容易に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1】本発明の実施例の一つの可能な応用シーンを示す概略図である。
図2】本発明の実施例における端末装置にリソース領域を割り当てることを示す概略ブロック図である。
図3】本発明の実施例による信号を伝送するための方法を示す概略ブロック図である。
図4】本発明の実施例におけるリソース領域を示すための周波数領域パラメータを示す概略図である。
図5】本発明の実施例におけるリソース領域での複数の端末装置の制御チャネルユニットのマッピング図である。
図6】本発明の実施例におけるリソース領域での複数の端末装置の制御チャネルユニットの別のマッピング図である。
図7】本発明の実施例におけるリソース領域での複数の端末装置の制御チャネルユニットの別のマッピング図である
図8】本発明の実施例による信号を伝送するための方法を示す別の概略ブロック図である。
図9】本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置を示す概略ブロック図である。
図10】本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置を示すブロック図である。
図11】本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置を示す別の概略ブロック図である。
図12】本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置を示す別のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下は本発明の実施例の図面を組み合わせながら、本発明の実施例に係る技術的解決策を明確に、全面的に説明する。
【0040】
理解すべきものとして、本発明の実施例の技術的解決策は様々な通信システム、例えばグローバルモバイル通信(Global System for Mobile Communication:「GSM」と略称)システム、符号分割多元アクセス(Code Division Multiple Access:「CDMA」)システム、帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access:「WCDMA」と略称)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:「GPRS」と略称)、長期進化型(Long Term Evolution:「LTE」と略称)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex:「FDD」と略称)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex:「TDD」と略称)、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System:「UMTS」と略称)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access:「WiMAX」と略称)通信システム又は将来の5Gシステムなどに応用されてもよい。
【0041】
特に、本発明の実施例の技術的解決策は非直交マルチアクセス技術に基づく様々な通信システム、例えばスパースコードマルチアクセス(Sparse Code Multiple Access:「SCMA」と略称)システム、低密度署名(Low Density Signature:「LDS」と略称)システムなどに応用されてもよく、当然SCMAシステムとLDSシステムが通信分野において他の名称と呼ばれてもよく、さらに、本発明の実施例の技術的解決策は非直交マルチアクセス技術を用いたマルチ搬送波伝送システム、例えば非直交マルチアクセス技術を用いた直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:「OFDM」と略称)、フィルターバンクマルチ搬送波(Filter Bank Multi−Carrier;「FBMC」と略称)、汎用周波数分割多重(Generalized Frequency Division Multiplexing:「GFDM」と略称)、フィルタ直交周波数分割多重(Filtered−OFDM:「F−OFDM」と略称)システムなどに応用されてもよい。
【0042】
本発明の実施例における端末装置はユーザ装置(UE:User Equipment)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置を指すことができる。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)サイト、パーソナルデジタル処理(PDA:Persona1 Digita1 Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続された他の処理装置、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来の進化した公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)における端末装置などであってもよく、本発明では限定されない。
【0043】
本発明の実施例におけるネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、該ネットワーク装置はGSM又はCDMAにおける基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよいし、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)であってもよいし、またLTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)であってもよいし、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)シーンにおける無線コントローラであってもよく、又は該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置又は将来の進化したPLMNネットワークにおけるネットワーク装置などであってもよく、本発明の実施例では限定されない。
【0044】
図1は本発明の実施例の一つの応用シーンを示す概略図である。図1における通信システムは端末装置10とネットワーク装置20を備えることができる。ネットワーク装置20は端末装置10に通信サービスを提供することに用いられ且つコアネットワークにアクセスし、端末装置10はネットワーク装置20から送信された同期信号、ブロードキャスト信号などを検索してネットワークにアクセスし、それによってネットワークとの通信を行う。図1に示す矢印は端末装置10とネットワーク装置20の間のセルラーリンクによるアップリンク/ダウンリンク送信を表すことができる。
【0045】
LTEのPDCCHは各サブフレームの先頭のいくつかのOFDMシンボルで送信され、そしてセル共通パイロット信号を用いて復調される。将来の進化バージョンでは、LTEに強化型物理ダウンリンク制御チャネル(E−PDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)信号が導入される。PDCCHとは異なり、E−PDCCHは通常データを伝送するためのPRB全体で伝送され、そしてDMRSパイロット信号を用いて復調される。このようにして共通パイロット信号に依存せず、同時に他の送信方式の利点、例えばビームフォーミング、マルチアンテナ(MIMO:Multiple Input Multiple Output)などを享受することができる。
【0046】
5Gなどの将来の通信システムのシステム設計において、マルチアンテナアレイ、ビームフォーミングなどの設計が導入され、例えば元の一つのセルを複数のビームで覆い、ビームゲインが高周波数帯域の使用によって引き起こされるカバレッジの縮小をある程度補うことができ、同時に相互干渉を減らし、システム性能を高めることもできる。データチャネルはビームを用いてフォーミングして伝送される。制御チャネルに対して、いくつかの解決策があり得て、一つは制御チャネル伝送が依然としてセル全体を覆うことであり、もう一つは制御チャネルが一つ又はいくつかのビームだけで送信されることである。5Gはさらに広いシステム帯域幅(高周波帯域)をサポートすること、及び異なるアプリケーション例えば遅延要求が高い高信頼性且つ低遅延アプリケーション(URLLC:Ultra−Reliable Low Latency Communications)をサポートすることのようないくつかの特徴を有する。これらの特徴はその制御チャネル設計がLTEシステムと異なるべきであることを要求する。
【0047】
図2は本発明の実施例による信号を伝送するための方法100を示す概略ブロック図である。図2に示すように、該方法100はネットワーク装置によって実行されてもよく、具体的に基地局によって実行されてもよく、該方法100はS110及びS120を含む。
【0048】
S110において、第一の端末装置へ指示情報を送信し、前記指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために前記第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられる。
【0049】
S120において、前記リソース領域で前記第一の端末装置へ前記ダウンリンク制御信号を送信する。
【0050】
具体的には、ネットワーク装置はシステム帯域幅全体でいくつかのリソースを、ダウンリンク制御信号を伝送するためのリソース領域として選択することができ、システムメッセージなどにより端末装置へ指示情報を送信し、割り当てられたリソース領域でダウンリンク制御信号を取得することを端末装置に通知することができる。例えば、ネットワーク装置は端末装置ごとに一つのリソース領域を割り当てることができ、該リソース領域が対応する端末装置の専用ダウンリンク制御信号を伝送することに用いられ、ネットワーク装置は該複数の端末装置の共通制御信号を伝送するための一つのリソース領域を複数の端末装置に割り当てることもでき、ネットワーク装置は共通制御信号を伝送するために一つのリソース領域を個別に割り当てなくてもよく、各端末装置が検出できることを保証するために、端末装置ごとに割り当てられた、専用ダウンリンク制御信号を伝送するためのリソース領域で共通ダウンリンク制御信号を送信することができる。
【0051】
理解すべきものとして、方法100におけるリソース領域は第一の端末装置に割り当てられた、第一の端末装置のダウンリンク信号を伝送するためのものであってもよいし、複数の端末装置に割り当てられた、該複数の端末装置の専用ダウンリンク制御信号を伝送するためのリソース領域であってもよい。
【0052】
選択可能に、ビームを用いてフォーミングして制御信号を伝送する場合、ネットワーク装置は異なるビームに異なるリソース領域を割り当てることができる。共通制御信号に対して、一つのリソース領域を個別に割り当て、広いビームを用いてフォーミングし又はいくつかの狭帯域ビームを用いて共同で伝送することができる。共通制御チャネルに一つの単独したリソース領域を割り当てなくてもよく、異なるリソース領域で共通制御チャネルを繰り返して伝送し、ネットワーク装置は異なる隣セルに異なるリソース領域を割り当てることができ、ネットワーク装置は異なる端末装置の特性に応じて異なるリソース領域を割り当て、例えばいくつかの連続しない物理ブロック(PRB:physical resource block)をいくつかのセルのエッジにある端末又はいくつかの速く移動する端末装置に割り当てることができ、これはこのような端末の数が少なく、これらのリソースのサイズも小さくなる可能性があるためである。いくつかの連続したPRBをいくつかのセルの中央にある端末又はいくつかの遅く移動し又は静止している端末装置に割り当てる。ネットワーク装置は異なるネットワークの負荷に基づいて異なるリソース領域を割り当て、例えばいくつかの負荷が大きい(スケジューリング遅延が大きく、制御リソース又はデータリソース使用率が高い)対応するリソース領域における端末を負荷が小さい(ケジューリング遅延が小さく、制御リソース又はデータリソース使用率が低い)対応するリソース領域に割り当てることができ、ネットワーク装置は異なる時間とネットワークの負荷に基づいて異なるリソース領域を割り当て、例えば昼と夜にユーザーが多い場合、より多いリソース領域を用いて割り当てるが、夜及び週末にユーザが少ない場合、少ないリソース領域を用いることができる。
【0053】
以下に図3を組み合わせながら本発明の実施例における端末装置にリソース領域を割り当てる具体的な解決策を説明する。図3に示すように、各グループは少なくとも一つのビームに対応する制御チャネルの伝送に用いられてもよい。例えば、リソース領域1がビーム1に対応し、リソース領域2がビーム2に対応し、リソース領域3がビーム1とビーム2に対応する。さらに、ネットワーク装置はリソース領域1で、ビーム1を用いて端末装置1へ制御チャネルを送信することができ、端末装置1が該ビーム1に覆われた端末装置であると仮定する。ネットワーク装置はリソース領域2で、ビーム2を用いて端末装置2へ制御チャネルを送信することができ、端末装置2が該ビーム2に覆われた端末装置であると仮定する。ネットワーク装置はさらにリソース領域3で、ビーム1とビーム2を用いて端末装置3へ制御チャネルを送信することができ、該端末装置3がビーム1とビーム2の境界にある端末装置である。
【0054】
理解すべきものとして、上記は図3のみを例として例示的に説明したが、該割り当てにつて隣セルなどの他の方式を用いることができ、簡潔にするために、一つずつ説明しない。
【0055】
また、理解すべきものとして、本発明の実施例におけるリソース領域は周波数領域において連続してもよく、連続しなくてもよく、時間領域において連続してもよいし、連続しなくてもよい。ネットワーク装置から第一の端末装置に送信された指示情報は周波数領域リソースを示すことができ、時間領域リソースを示すこともできる。
【0056】
周波数領域において、例えば、該指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。該指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。該指示情報はさらにシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含むことができる。該指示情報はさらにシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び該リソース領域の帯域幅長を含むことができる。図4に開始周波数ポイント及びビットコードテーブルを用いて第一の端末装置のリソース領域が示される。図において、一つのビットが一つの物理リソースブロック(PRB)に対応し、値「1」を取って該物理リソースブロックが該第一の端末装置のリソース領域に属することを示し、値「0」を取って該物理リソースブロックが該第一の端末装置のリソース領域に属しないことを示す。該ビットコードテーブルが値「0」を取って該物理リソースブロックが該第一の端末装置のリソース領域に属することを示し、値「1」を取って該物理リソースブロックが該第一の端末装置のリソース領域に属しないことを示すように構成されてもよい。図4から分かるように、該ビットコードテーブルが12ビットであり、該第一の端末装置のリソース領域が3つのPRBを含む。
【0057】
さらに、リソース領域の周波数領域パラメータを示すための上記指示情報は上位層シグナリング、例えば無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージにより端末装置に通知されてもよく、システムメッセージ例えばブロードキャストチャネルにより指示情報を端末装置にブロードキャストすることもでき、端末装置はいくつかの特定の関連に基づいて対応するリソース領域を選択することができ、例えば、あるリソース領域がある周波数帯域と関連し、端末装置は該周波数帯域へのアクセスが成功した場合、該リソース領域を用いてそれ自体のダウンリンク制御信号を受信することができる。また、例えばあるリソース領域がマルチビームセル内のあるビームと関連し、端末装置は、このビームへのアクセスが成功した場合、該リソース領域を用いてそれ自体のダウンリンク制御信号を受信することができる。
【0058】
時間領域において、該リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも1つの連続したOFDMシンボルを含み、該指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含む。例えば、どのOFDMシンボルが制御信号を送信することに用いられるかを端末装置に半静的に通知することができ、該指示情報はリソース領域の構成及び先頭のOFDMシンボルの数を示すことができる。具体的には、一つの動的な共通制御信号を用いて通知することができ、この共通制御信号が各スロット(slot)又はミニスロット(mini−slot)の1番目のOFDMシンボルで送信されてもよい。対応するリソース領域における制御信号を伝送するための先頭のいくつかのOFDMシンボルの数を端末装置に通知する。例えば最大で先頭の3つのOFDMシンボルを用いて制御信号を伝送する場合、この動的信号は2ビットで伝送されてもよい。00が0つのOFDMシンボルを表し、01が1つのOFDMシンボルを表し、10が2つのOFDMシンボルを表し、11が3つのOFDMシンボルを表す。
【0059】
この構成は半静的信号で通知されてもよく、その後動的信号で変更されてもよい。例えば半静的信号が2つのOFDMシンボルを用いて制御信号を伝送することをサポートし、端末が動的信号が3つのOFDMシンボルを示すことを検出した場合、現在のサブフレームにおいて3つのOFDMシンボルが制御信号を伝送することに用いられ、端末がこの動的信号を検出しない場合、2つのOFDMシンボルが制御信号を伝送すると仮定する。共通信号を用いて時間領域における制御チャネル領域を示されなくてもよいが、端末により各スロット(slot)又はミニスロット(mini−slot)の先頭のOFDMシンボルをブランド検出する。2レベル伝送を含む制御信号に対して、レベル1の制御信号からレベル2の制御信号の位置するOFDMシンボルを検出することができる。
【0060】
さらに、リソース領域の時間領域パラメータを示すための上記指示情報は上位層シグナリング、例えば無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)により端末装置に通知されてもよく、システムメッセージ例えばブロードキャストチャネルにより指示情報を端末装置にブロードキャストすることもでき、また、物理層シグナリング例えば少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は前記第一の端末装置の専用シグナリングにより指示情報を端末装置に送信することができる。
【0061】
一つのマルチビームシステムの場合、各ビーム内のリソース領域(周波数領域PRBと時間領域OFDMシンボル数)は個別に構成されてもよい。同じリソース領域は異なるビームで繰り返し又は一部で繰り返して用いられてもよい。共通信号を用いて制御信号を伝送するためのOFDMの数を示す場合、各ビームがそれぞれのデータを伝送するためのビームを用いてフォーミングしてそれぞれの共通信号を伝送し、それぞれのビームにおける制御信号に用いられるべきOFDMシンボルの数を示すことができる。異なるビーム内の共通信号に示される、制御信号を伝送するためのOFDMの数は異なっても良い。各ビーム内のリソース領域は半静的に構成されてもよく、ネットワーク装置はブロードキャストチャネル又は上位層シグナリングにより各ビームに対応するリソース領域を端末装置に通知することができる。
【0062】
遅延要求が高いいくつかのアプリケーション、例えば低遅延且つ高信頼性接続(URLLC:Ultra−Reliable and Low Latency Communications)などに対して、スロット(slot)又はミニスロット(mini−slot)における1番目のOFDMシンボルのみを用いて制御信号を伝送することを限定することができる。この場合、共通信号を用いて制御信号のためのOFDMシンボル数を示す必要がない。当然、このアプリケーションと他のアプリケーションが動的に繰り返して用いられる場合、端末は現在のスロット(slot)又はミニスロット(mini−slot)がどのアプリケーションに用いられるかを予期することができない。端末は依然として共通チャネルにより制御信号に用いられるべきOFDMシンボルの数を取得する可能性がある。
【0063】
選択可能に、本発明の実施例では、該方法はさらにダウンリンク制御信号を含むための少なくとも一つの制御チャネルのうちの各制御チャネルを少なくとも一つの制御チャネルユニットに分解し、該リソース領域にマッピングして送信し、該複数の制御チャネルが複数の端末装置と一対一で対応し、該複数の端末装置が該第一の端末装置を含むことを含む。
【0064】
当業者は、制御チャネルを複数の制御チャネルユニットに分解してリソース領域にマッピングすることが制御信号をいくつかのブロックに分割してリソース領域の異なるリソースにマッピングして伝送することを指すことを理解する。
【0065】
さらに、該少なくとも一つの制御チャネルのうちの異なる制御チャネルユニットは該リソース領域の異なる物理リソースブロック及び/又は異なるOFDMシンボルにマッピングされ、及び/又は該少なくとも一つの制御チャネルのうちの第一の制御チャネルの少なくとも一つの制御チャネルユニットは該リソース領域の同一の物理リソースブロック内の全てのOFDMシンボルにマッピングされ、及び/又は該少なくとも一つの制御チャネルのうちの異なる制御チャネルユニットは該リソース領域の同一のOFDMシンボル内の少なくとも一部の物理リソースブロックにマッピングされる。
【0066】
以下に図5図7を組み合わせ、いくつかの端末装置の制御チャネルが一つのリソース領域を多重化するという解決策を詳細に説明する。
【0067】
図5に示すように、該リソース領域は4つのPRBを含み、そしてその中の2つのPRBが連続し、他の2つのPRBと連続せず、端末1の制御チャネルが4つの制御チャネルユニットに分解され、そしてそれぞれ4つのPRBにおける異なるOFDMシンボルにマッピングされ、端末2の制御チャネルが2つの制御チャネルユニットに分解され、そして2つのPRBにおける異なるOFDMシンボルにマッピングされ、端末3の制御チャネルは3つの制御チャネルユニットに分解され、そして3つのPRBにおける異なるOFDMシンボルにマッピングされる。
【0068】
複数の端末装置の制御チャネルを複数の制御チャネルユニットに分解し、これらのユニットが一つのリソース領域にインタリーブしてマッピングされ、より大きい周波数領域及び時間領域ダイバーシチゲインを取得する。
【0069】
図6に示すように、該リソース領域は4つのPRBを含み、そしてその中の2つのPRBが連続し、他の2つのPRBと連続せず、端末1の制御チャネルが6つの制御チャネルユニットに分解され、そしてそれぞれ1番目のPRBにおける3つのOFDMシンボルと3番目のPRBにおける3つのOFDMシンボルにマッピングされ、端末2の制御チャネルが3つの制御チャネルユニットに分解され、そして2番目のPRBにおける3つのOFDMシンボルにマッピングされ、端末3の制御チャネルユニットが3つの制御チャネルユニットに分解され、そして4番目のPRBにおける3つのOFDMシンボルにマッピングされる。
【0070】
複数の端末装置の制御チャネルを複数の制御チャネルユニットに分解し、これらの制御チャネルユニットが一つ又は複数のPRBから伝送されてもよく、各PRB(PRB又はPRBサブセット)で一つの端末の制御信号だけが伝送される。この多重化解決策は周波数領域ダイバーシティゲインをより良く用い、同時に端末検出の複雑さを軽減することができる。
【0071】
図7に示すように、該リソース領域は4つのPRBを含み、そしてその中の2つのPRBが連続し、他の4つのPRBと連続せず、端末1の制御チャネルが4つの制御チャネルユニットに分解され、そしてそれぞれ該リソース領域の全てのPRBにおける1番目のOFDMシンボルにマッピングされ、端末2の制御チャネルが4つの制御チャネルユニットに分解され、そして該リソース領域の全てのPRBの2番目のOFDMシンボルにマッピングされ、端末3の制御チャネルは4つの制御チャネルユニットに分解され、そしてそれぞれ該リソース領域の全てのPRBにおける3番目のOFDMシンボルにマッピングされる。
【0072】
複数の端末の制御チャネルは異なるOFDMシンボルで伝送される。例えば、遅延要求が高いサービスに対して、対応する制御信号は1番目のOFDMシンボルで伝送されてもよく、遅延要求が低いサービスに対して、対応する制御信号は2番目又は3番目のOFDMシンボルで伝送されてもよい。複数の端末が遅延要求の高いサービスを受ける必要がある場合、それらの制御信号は全て1番目のOFDMシンボルから伝送されてもよい。この解決策は、さらにネットワーク装置がビームスキャンのために異なる制御信号に異なるアナログビームフォーミングを印加し、例えば1番目のOFDMシンボルにあるアナログビームフォーミングを印加し、制御信号を1番目のOFDMシンボルで伝送する端末ユーザに指させ、1番目のOFDMシンボルで伝送された制御信号のビームフォーミングゲインを増加することを容易にすることができる。2番目のOFDMシンボルに対して1番目のOFDMシンボルと異なるアナログビームフォーミングを印加し、制御信号を2番目のOFDMシンボルで伝送する端末ユーザに指させ、2番目のOFDMシンボルで伝送された制御信号のビームフォーミングゲインを増加することができる。
【0073】
理解すべきものとして、上記の一つの制御チャネルユニットのサイズは、時間領域において一つのOFDMシンボルであり、周波数領域で一つのPRBであることを例として説明されるが、時間領域において2つのOFDMシンボルであり、周波数領域において一つのPRBであってもよく、周波数領域のサイズと時間領域のサイズがそれぞれ一つのPRBと一つのOFDMシンボルの倍数であればいい。
【0074】
複数の端末に必要なビームフォーミング方向が近い場合、それらをグループ化し、同一又は複数のOFDMシンボルを用いてそれらの制御信号を伝送し、そして類似のアナログビームフォーミングを印加することができる。例えば、端末1と端末2が同一のビームのカバレッジにある場合、それらの制御信号は1番目のOFDMシンボルで伝送さ、そして同一のアナログビームでフォーミングされて伝送されることができる。同様に、端末3と端末4が同一のビームのカバレッジにある場合、それらの制御信号は2番目のOFDMシンボルで伝送さ、そして別のアナログビームでフォーミングされて伝送されることができる。
【0075】
図8は本発明の実施例による信号を伝送するための方法200を示す概略ブロック図である。図8に示すように、該方法200は端末装置によって実行されてもよく、具体的にユーザ装置によって実行されてもよく、該方法200はS210とS220を含む。
【0076】
S210において、ネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、該指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられる。
【0077】
S220において、該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信する。
【0078】
したがって、本発明の実施例による信号を伝送するための方法では、端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させることができ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0079】
理解すべきものとして、本発明の実施例におけるリソース領域は周波数領域において連続してもよく、連続しなくてもよく、時間領域において連続してもよいし、連続しなくてもよい。ネットワーク装置から第一の端末装置に送信された指示情報は周波数領域リソースを示すことができ、時間領域リソースを示すこともできる。
【0080】
周波数領域において、例えば、該指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。該指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示すためのである。該指示情報はさらにシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含むことができる。該指示情報はさらにシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び該リソース領域の帯域幅長を含むことができる。
【0081】
さらに、リソース領域の周波数領域パラメータを示すための上記指示情報は上位層シグナリング、例えば無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージにより端末装置に通知されてもよく、システムメッセージ例えばブロードキャストチャネルにより指示情報を端末装置にブロードキャストすることもでき、端末装置はいくつかの特定の関連に基づいて対応するリソース領域を選択することができ、例えば、あるリソース領域がある周波数帯域と関連し、端末装置は該周波数帯域へのアクセスが成功した場合、該リソース領域を用いてそれ自体のダウンリンク制御信号を受信することができる。また、例えばあるリソース領域がマルチビームセル内のあるビームと関連し、端末装置は、このビームへのアクセスが成功した場合、該リソース領域を用いてそれ自体のダウンリンク制御信号を受信することができる。
【0082】
時間領域において、該リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも1つの連続したOFDMシンボルを含み、該指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含む。例えば、どのOFDMシンボルが制御信号を送信することに用いられるかを端末装置に半静的に通知することができ、該指示情報はリソース領域の構成及び先頭のOFDMシンボルの数を示すことができる。
【0083】
さらに、リソース領域の時間領域パラメータを示すための上記指示情報は上位層シグナリング、例えば無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)により端末装置に通知されてもよく、システムメッセージ例えばブロードキャストチャネルにより指示情報を端末装置にブロードキャストすることもでき、物理層シグナリング例えば少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は前記第一の端末装置の専用シグナリングにより指示情報を端末装置に送信することもできる。
【0084】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することは、該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された、該第一の端末装置のダウンリンク制御チャネルに対応する少なくとも一つの制御チャネルユニットを受信することと、該少なくとも一つの制御チャネルユニットに基づいて組み合わせて該ダウンリンク制御信号を生成することとを含む。
【0085】
当業者は、制御チャネルを複数の制御チャネルユニットに分解してリソース領域にマッピングすることが制御信号をいくつかのブロックに分割してリソース領域の異なるリソースにマッピングして伝送することを指すことを理解する。それに対応して、端末装置は該リソース領域における異なるリソースで、分割されたいくつかのブロックを取得し、そしてそれらを組み合わせ、ダウンリンク制御信号を構成する。
【0086】
選択可能に、本発明の実施例では、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することは、該リソース領域に対応するビームを使用して、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信することを含む。
【0087】
理解すべきものとして、端末装置側から説明される端末装置とネットワーク側装置とのインタラクション及び関連特性、機能などがネットワーク側の関連特性、機能に対応し、簡潔にするために、説明を省略する。
【0088】
また、本開示の様々な実施例では、上記各プロセスの番号の大きさが実行順序を意味せず、各プロセスの実行順序はその機能と内部論理で確定されるべきであり、本発明の実施例の実施プロセスのいかなる限定を構成すべきではないと理解すべきである。
【0089】
以上に本発明の実施例による信号を伝送するための方法を詳細に説明し、以下に図9図12を組み合わせ、本発明の実施例による信号を伝送するための装置を説明し、方法の実施例で説明される技術的特徴が以下の装置の実施例に適用する。
【0090】
図9は本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置300を示す概略ブロック図である。図9に示すように、該ネットワーク装置300は、
第一の端末装置へ指示情報を送信するように構成される第一の送信ユニット310であって、該指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために該第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられる第一の送信ユニット310と、
該リソース領域で該第一の端末装置へ該ダウンリンク制御信号を送信するように構成される第二の送信ユニット320とを備える。
【0091】
したがって、本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置では、端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させることができ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0092】
選択可能に、本発明の実施例では、該リソース領域は少なくとも一つの物理リソースブロックを含み、リソース領域が複数の物理リソースブロックを含む時に、該複数の物理リソースブロックのいずれかの2つの物理リソースブロックが周波数領域において連続的又は離散的である。
【0093】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0094】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0095】
選択可能に、本発明実施例では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含む。
【0096】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び該リソース領域の帯域幅長を含む。
【0097】
選択可能に、本発明の実施例では、該リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも1つの連続したOFDMシンボルを含み、該指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含む。
【0098】
選択可能に、本発明の実施例では、指示情報がリソース領域の周波数領域パラメータを示す場合、該第一の送信ユニット310は具体的にシステムメッセージ又は上位層シグナリングにより該第一の端末装置へ該指示情報を送信するように構成され、指示情報がリソース領域の時間領域パラメータを示す場合、該第一の送信ユニット310は具体的にシステムメッセージ、上位層シグナリング又は物理層シグナリングにより該第一の端末装置へ該指示情報を送信するように構成される。
【0099】
選択可能に、本発明の実施例では、該上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、該システムメッセージはシステム情報ブロック(SIB)メッセージ及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)メッセージを含み、該物理層シグナリングは少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は該第一の端末装置の専用シグナリングを含む。
【0100】
選択可能に、本発明の実施例では、該第二の送信ユニット320は具体的に該リソース領域に対応するビームを使用して、該リソース領域で該第一の端末装置へ該ダウンリンク制御信号を送信するように構成される。
【0101】
選択可能に、本発明の実施例では、該ネットワーク装置300はさらに、
ダウンリンク制御信号を含むための少なくとも一つの制御チャネルのうちの各制御チャネルを少なくとも一つの制御チャネルユニットに分解し、該リソース領域にマッピングして送信するように構成される分解ユニット330であって、該複数の制御チャネルが複数の端末装置と一対一で対応し、該複数の端末装置が該第一の端末装置を含む分解ユニット330を備える。
【0102】
選択可能に、本発明の実施例では、前記少なくとも一つの制御チャネルのうちの異なる制御チャネルユニットは前記リソース領域の異なる物理リソースブロック及び/又は異なるOFDMシンボルにマッピングされ、及び/又は前記少なくとも一つの制御チャネルのうちの第一の制御チャネルの少なくとも一つの制御チャネルユニットは前記リソース領域の同一の物理リソースブロック内の全てのOFDMシンボルにマッピングされ、及び/又は前記少なくとも一つの制御チャネルのうちの異なる制御チャネルユニットは前記リソース領域の同一のOFDMシンボル内の少なくとも一部の物理リソースブロックにマッピングされる。
【0103】
選択可能に、本発明の実施例では、該ネットワーク装置300はさらに、
該第一の端末装置によって用いられたビームに基づき、該ビームに対応する該リソース領域を確定すること、又は該第一の端末装置の隣セルに基づき、該隣セルに対応する該リソース領域を確定するように構成され、又はセルでの該第一の端末装置の位置及び該第一の端末装置の移動特性に基づき、該リソース領域を確定するように構成され、又はネットワーク装置の負荷に基づき、該リソース領域を確定するように構成される確定ユニット340を備える。
【0104】
理解すべきものとして、本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置300は本発明の実施例におけるネットワーク装置に対応してもよく、且つネットワーク装置300の各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ図2図7における方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0105】
図10は本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置400を示す概略ブロック図である。図10に示すように、該端末装置400は、
ネットワーク装置から送信された指示情報を受信するように構成される第一の受信ユニット410であって、該指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられる第一の受信ユニット410と、
該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信するように構成される第二の受信ユニット420とを備える。
【0106】
したがって、本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置では、端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させることができ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0107】
選択可能に、本発明の実施例では、該リソース領域は少なくとも一つの物理リソースブロックを含み、リソース領域が複数の物理リソースブロックを含む時に、該複数の物理リソースブロックのいずれかの2つの物理リソースブロックが周波数領域において連続的又は離散的である。
【0108】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報は第一のビットテーブルを含み、前記第一のビットテーブルにおける各ビットがシステム帯域幅における各物理リソースブロックに対応し、前記第一のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0109】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報は開始周波数ポイント及び第二のビットテーブルを含み、前記第二のビットテーブルにおける複数のビットが前記開始周波数ポイントから連続する複数の物理リソースブロックに対応し、前記複数のビットが前記複数の物理リソースブロックと一対一で対応し、前記第二のビットテーブルにおける第一の値であるビットは該ビットに対応する物理リソースブロックが前記リソース領域に属することを示す。
【0110】
選択可能に、本発明実施例では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及びシステム帯域幅における終了位置を示すための終了周波数ポイントを含む。
【0111】
選択可能に、本発明の実施例では、該指示情報はシステム帯域幅における該リソース領域の開始位置を示すための開始周波数ポイント及び該リソース領域の帯域幅長を含む。
【0112】
選択可能に、本発明の実施例では、該リソース領域は第一のスロット又は第一のミニスロットにおける第一の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルから始まる少なくとも1つの連続したOFDMシンボルを含み、該指示情報は前記リソース領域における前記第一のスロット又は前記第一のミニスロットに属するOFDMシンボルの数を含む。
【0113】
選択可能に、本発明の実施例では、指示情報がリソース領域の周波数領域パラメータを示す場合、該第一の受信ユニット410は具体的にシステムメッセージ又は上位層シグナリングにより該第一の端末装置から送信された該指示情報を送信するように構成され、指示情報がリソース領域の時間領域パラメータを示す場合、該第一の送信ユニット310は具体的にシステムメッセージ、上位層シグナリング又は物理層シグナリングにより該ネットワーク装置から送信された該指示情報を受信するように構成される。
【0114】
選択可能に、本発明の実施例では、該上位層シグナリングは無線リソース制御(RRC)メッセージを含み、該システムメッセージはシステム情報ブロック(SIB)メッセージ及び物理ブロードキャストチャネルPBCHメッセージを含み、該物理層シグナリングは少なくとも一つのスロット又は少なくとも一つのミニスロットから送信された共通シグナリング又は該第一の端末装置の専用シグナリングを含む。
【0115】
選択可能に、本発明の実施例では、該第二の受信ユニット420は具体的に該指示情報に基づき、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された、該第一の端末装置のダウンリンク制御チャネルに対応する少なくとも一つの制御チャネルユニットを受信し、該少なくとも一つの制御チャネルユニットに基づいて組み合わせて該ダウンリンク制御信号を生成するように構成される。
【0116】
選択可能に、本発明の実施例では、該第二の受信ユニット420は具体的に該リソース領域に対応するビームを使用して、該リソース領域で該ネットワーク装置から送信された該ダウンリンク制御信号を受信するように構成される。
【0117】
理解すべきものとして、本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置400は本発明の実施例における端末装置に対応してもよく、且つ端末装置400の各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ図8における方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0118】
図11に示すように、本発明の実施例はさらに信号を伝送するためのネットワーク装置500を提供し、該ネットワーク装置500はプロセッサ510、メモリ520、バスシステム530及び送受信機540を備え、ここで、該プロセッサ510、該メモリ520及び該送受信機540が該バスシステム530を介して接続し、該メモリ520が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ510が該メモリ520に記憶された命令を実行し、信号を送信するように該送受信機540を制御するように構成され、ここで、該プロセッサ510は第一の端末装置へ指示情報を送信し、前記指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために前記第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられ、前記リソース領域で前記第一の端末装置へ前記ダウンリンク制御信号を送信するように構成される。
【0119】
したがって、本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置では、端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させることができ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0120】
理解すべきものとして、本発明の実施例では、該プロセッサ510は中央処理ユニット(Central Processing Unit:「CPU」と略称)であってもよく、該プロセッサ510はさらに他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。
【0121】
該メモリ520は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、そしてプロセッサ510へ命令とデータを提供することができる。メモリ520の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリを含むことができる。例えば、メモリ520は装置タイプの情報を記憶することもできる。
【0122】
該バスシステム530はデータバス以外、電源バス、制御バス及び状態信号バスなどを含むことができる。しかしながら、説明を明確にするために、図では様々なバスシステムがバスシステム530として標識される。
【0123】
実施プロセスでは、上記方法の各ステップは、プロセッサ510内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完了されてもよい。本発明の実施例と組み合わせて開示された方法のステップはハードウェアプロセッサによって実行されて完了され、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリ520に位置し、プロセッサ510はメモリ520における情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。繰り返しを回避するために、ここで詳細な説明を省略する。
【0124】
理解すべきものとして、本発明の実施例による信号を伝送するためのネットワーク装置500は本発明の実施例におけるネットワーク装置及びネットワーク装置300に対応してもよく、そして本発明の実施例による方法を実行するためのネットワーク装置に対応してもよく、そしてネットワーク装置500の各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ図2図7における方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0125】
図12に示すように、本発明の実施例はさらに信号を伝送するための端末装置600を提供し、該端末装置600はプロセッサ610、メモリ620、バスシステム630及び送受信機640を備え、ここで、該プロセッサ610、該メモリ620及び該送受信機640が該バスシステム630を介して接続し、該メモリ620が命令を記憶するように構成され、該プロセッサ610が該メモリ620に記憶された命令を実行し、信号を送信するように該送受信機640を制御するように構成され、ここで、該プロセッサ610はネットワーク装置から送信された指示情報を受信し、前記指示情報がダウンリンク制御信号を受信するために前記第一の端末装置によって用いられるリソース領域を示すことに用いられ、前記指示情報に基づき、前記リソース領域で前記ネットワーク装置から送信された前記ダウンリンク制御信号を受信するように構成される。
【0126】
したがって、本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置では、端末装置が固定されたリソース領域で制御信号を検出することにより、システム性能を向上させることができ、そして端末装置のエネルギー消費量を削減することができる。
【0127】
理解すべきものとして、本発明の実施例では、該プロセッサ610は中央処理ユニット(Central Processing Unit:「CPU」と略称)であってもよく、該プロセッサ610はさらに他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいずれかの従来のプロセッサなどであってもよい。
【0128】
該メモリ620は読み取り専用メモリとランダムアクセスメモリを含み、そしてプロセッサ610へ命令とデータを提供することができる。メモリ620の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリを含むことができる。例えば、メモリ620は装置タイプの情報を記憶することもできる。
【0129】
該バスシステム630はデータバス以外、電源バス、制御バス及び状態信号バスなどを含むことができる。しかしながら、説明を明確にするために、図では様々なバスシステムがバスシステム630として標識される。
【0130】
実施プロセスでは、上記方法の各ステップは、プロセッサ610内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令によって完了されてもよい。本発明の実施例と組み合わせて開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって実行されて完了され、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリ620に位置し、プロセッサ610はメモリ620における情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。繰り返しを回避するために、ここで詳細な説明を省略する。
【0131】
理解すべきものとして、本発明の実施例による信号を伝送するための端末装置600は本発明の実施例における端末装置及び端末装置400に対応してもよく、そして本発明の実施例による方法における端末装置に対応してもよく、そして端末装置600の各ユニットの上記と他の操作及び/又は機能はそれぞれ図8における方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔するために、ここでは説明を省略する。
【0132】
理解すべきものとして、本発明の実施例による端末装置の各ユニットの操作及び/又は機能がそれぞれ方法側における端末装置に対応し、そしてネットワークとのインタラクション及び関連特性、機能などがネットワーク装置側の関連特性、機能に対応し、簡潔にするために、説明を省略する。
【0133】
理解すべきものとして、本発明の実施例では、「Aに対応するB」がBがAと関連することを示し、Aに基づいてBを確定することができる。しかし、理解すべきものとして、Aに基づいてBを確定することはAのみに基づいてBを確定することを意味せず、A及び/又は他の情報に基づいてBを確定することができる。
【0134】
当業者であれば、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現されてもよいと理解でき、ハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に説明するために、以上の説明において各例の構成及びステップを機能に従って一般的に説明した。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特徴応用と設計制約条件に依存する。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法を用いて記述される機能を実現することが可能であるが、このような実現は本発明の実施例の範囲を超えると見なしてはならない。
【0135】
当業者は、便利および簡潔に説明するために、上記のシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについて、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照できるため、ここでは説明を省略することを明確に理解することができる。
【0136】
本開示が提供する、いくつかの実施例では、開示されたシステム、装置および方法は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記の装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、該ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施する時に他の区分モードもあり得て、例えば複数のユニットまたは構成要素は組み合わせてもよいまたは別のシステムに統合されてもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは一つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理的に存在してもよく、二つまたは二つ以上のユニットは一つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットはハードウェアの形態で実現されてもよく、ソフトウェア機能ブロックの形態で実現されてもよい。
【0137】
該統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売または使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は該技術的解決策の全て又は一部がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品がコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本発明の様々な実施例に記載された該方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む、記憶媒体に記憶される。前記憶媒体はUディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0138】
以上は、本開示の具体的な実施形態だけであり、本開示の保護範囲はこれに制限されず、当業者が本開示に開示された技術範囲内で容易に想到し得る変化又は入れ替わりが全て本開示の保護範囲以内に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は特許請求の範囲によって準拠するべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12