(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信することをさらに含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【発明の概要】
【0005】
本願はハイブリッド自動再送要求フィードバック方法及び装置を提供し、アップリンク非同期アダプティブ(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)伝送に適用し、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止しても、端末装置がネットワーク装置のフィードバックを取得でき、システム効率を向上させる。
【0006】
第1の態様では、ハイブリッド自動再送要求フィードバック方法を提供し、端末装置がネットワーク装置に送信待ちデータを送信することと、前記端末装置が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信していないと確定した場合、前記端末装置は前記ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信し、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求し、前記第1のターゲット期間の開始時点は前記端末装置が前記送信待ちデータの送信を完了する時点であり、前記第1のターゲット期間の時間長さは第1の時間長さであることとを含む。
【0007】
本願のHARQフィードバック方法によれば、端末装置がネットワーク装置に送信待ちデータを送信した後、ターゲット期間内にネットワーク装置により送信された該送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かに応じて、ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用し、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止した場合、端末装置がフィードバック要求情報を送信することでネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0008】
第1の態様を参照すると、第1の態様の一実現方式では、前記フィードバック要求情報は、前記端末装置の識別IDとターゲットHARQプロセスのIDを含み、
前記端末装置がネットワーク装置に送信待ちデータを送信することは、前記端末装置が前記ターゲットHARQプロセスにより前記ネットワーク装置に前記送信待ちデータを送信することを含む。
【0009】
第1の態様及びその上記実現方式を参照すると、第1の態様の他の実現方式では、前記端末装置がネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信することは、前記端末装置が、前記ネットワーク装置が前記端末装置に割り当てた前記フィードバック要求情報を送信するための専用リソースにおいて、前記ネットワーク装置に前記フィードバック要求情報を送信し、又は、前記端末装置が予め設定した共有リソースにおいて前記ネットワーク装置に前記フィードバック要求情報を送信することを含む。
【0010】
任意選択的に、予め設定した共有リソースは許可不要(Grant Free)伝送用のリソースである。
【0011】
第1の態様及びその上記実現方式を参照すると、第1の態様の他の実現方式では、前記方法は、前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信することをさらに含む。
【0012】
第1の態様及びその上記実現方式を参照すると、第1の態様の他の実現方式では、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信することは、前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記ACK情報を含むメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUを受信することを含む。
【0013】
第1の態様及びその上記実現方式を参照すると、第1の態様の他の実現方式では、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDと前記端末装置のIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信することは、前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記ACK情報を含むシステム情報を受信することを含む。
【0014】
第1の態様及びその上記実現方式を参照すると、第1の態様の他の実現方式では、前記フィードバック情報は前記送信待ちデータの再送信に関する情報を含む否定応答NACK情報であり、
前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信することは、前記端末装置が前記ネットワーク装置により送信された前記NACK情報を含む物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを受信することを含む。
【0015】
第1の態様及びその上記実現方式を参照すると、第1の態様の他の実現方式では、前記方法は、前記端末装置が既存のプロトコルバージョンにおけるHARQプロセスのラウンドトリップタイムRTTに基づき、前記第1の時間長さを確定すること、又は、前記端末装置が、前記ネットワーク装置に前記送信待ちデータを送信する前に受信した、前記ネットワーク装置により送信されたフィードバック情報に対応する時間長さに従って、前記第1の時間長さを確定することをさらに含む。
【0016】
第2の形態では、ハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック方法を提供し、ネットワーク装置が端末装置により送信された送信待ちデータを受信することと、前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすと確定した場合、前記ネットワーク装置は前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することとを含むことを特徴とする。
【0017】
本願に基づくHARQフィードバック方法では、ネットワーク装置が端末装置により送信された送信待ちデータを受信した後、ターゲット条件を満たすか否かに応じて、端末装置に送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用でき、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止しても、端末装置がネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0018】
第2の態様を参照すると、第2の態様の一実現方式では、前記ターゲット条件は前記ネットワーク装置が前記端末装置により送信されたフィードバック要求情報を受信することであり、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求し、又は、前記ターゲット条件は前記ネットワーク装置が第2のターゲット期間内に前記端末装置にダウンリンクデータを送信する必要がなく、又は、前記
第2のターゲット期限内に前記UEにより送信されたスケジューリング要求を受信していないことであり、前記第2のターゲット期間の開始時点は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータの復号に成功する時点であり、前記第2のターゲット期限の時間長さは第2の時間長さである。
【0019】
第2の態様及びその上記実現方式を参照すると、第2の態様の他の実現方式では、前記フィードバック要求情報は、前記端末装置の識別IDとターゲットHARQプロセスのIDを含み、
前記ネットワーク装置が端末装置により送信された送信待ちデータを受信することは、前記ネットワーク装置が、前記端末装置が前記ターゲットHARQプロセスにより送信した前記送信待ちデータを受信することを含む。
【0020】
第2の態様及びその上記実現方式を参照すると、第2の態様の他の実現方式では、前記方法は、前記ネットワーク装置が、前記ネットワーク装置が前記端末装置に割り当てた前記フィードバック要求情報を送信するための専用リソースにおいて、前記端末装置により送信された前記フィードバック要求情報を受信し、又は、前記ネットワーク装置が予め設定した共有リソースにおいて前記端末装置により送信された前記フィードバック要求情報を受信することをさらに含む。
【0021】
第2の態様及びその上記実現方式を参照すると、第2の態様の他の実現方式では、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することは、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記ACK情報を含むメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUを送信することを含む。
【0022】
第2の態様及びその上記実現方式を参照すると、第2の態様の他の実現方式では、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDと前記端末装置のIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することは、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記ACK情報を含むシステム情報を送信することを含む。
【0023】
第2の態様及びその上記実現方式を参照すると、第2の態様の他の実現方式では、前記フィードバック情報は前記送信待ちデータの再送信に関する情報を含む否定応答NACK情報であり、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することは、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記NACK情報を含む物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを送信することを含む。
【0024】
第3の態様では、端末装置を提供し、上記第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実現方式における方法を実行する。具体的には、前記端末装置は、上記第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実現方式における方法を実行する機能モジュールを備える。
【0025】
第4の態様では、ネットワーク装置を提供し、上記第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実現方式における方法を実行する。具体的には、前記ネットワーク装置は、上記第2の態様又は第2の態様を実行する任意の可能な実現方式における方法を実行する機能モジュールを備える。
【0026】
第5の態様では、プロセッサと、メモリと、送受信機とを備える端末装置を提供する。前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記送受信機は内部接続通路を介して互いに通信し、制御及び/又はデータ信号を伝送し、前記端末装置が上記第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実現方式における方法を実行する。
【0027】
第6の態様では、プロセッサと、メモリと、送受信機とを備えるネットワーク装置を提供する。前記プロセッサ、前記メモリ、及び前記送受信機は内部接続通路を介して通信し、制御及び/又はデータ信号を伝送し、前記ネットワーク装置が上記第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実現方式における方法を実行する。
【0028】
第7の態様では、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、上記第1の態様又は第1の態様の任意の可能な実現方式における指令を実行する。
【0029】
第8の態様では、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、上記第2の態様又は第2の態様の任意の可能な実現方式における指令を実行する。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を明確かつ完全に説明する。
【0032】
本願の実施例の技術案は様々の通信システム、たとえば、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)又はワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、5Gシステム、又は新たな無線(New Radio、NR)システムに適用することは理解すべきである。
【0033】
本願の実施例では、端末装置には、移動局(Mobile Station、MS)、移動端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ユーザー装置(User Equipment、UE)、ハンドセット(handset)及び携帯用機器(portable equipment)、車両(vehicle)などが含まれるが、それらに限定されるものではなく、該端末装置は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)により、1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、たとえば、端末装置は、携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)であってもよく、無線通信機能を有するコンピュータなどであってもよい。端末装置は携帯用、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵又は車両搭載用の移動装置であってもよい。
【0034】
本願の実施例では、ネットワーク装置は、無線アクセスネットワークに配置された端末装置のために無線通信機能を提供する装置である。前記ネットワーク装置は、基地局であってもよく、前記基地局は様々なマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイントなどを含んでもよい。異なる無線アクセス技術を用いたシステムでは、基地局機能を有する装置の名称が異なる可能性がある。たとえばLTEネットワークでは、進化したノードB(Evolved NodeB、eNB又はeNodeB)と呼ばれ、第3世代(3rd Generation、3G)ネットワークでは、ノードB(Node B)などと呼ばれる。
【0035】
図1は、本願の実施例に基づくハイブリッド自動再送要求フィードバック方法を示す図である。
図1に示すように、方法100は、S110とS120を含む。
S110、端末装置はネットワーク装置に送信待ちデータを送信する。
S120、前記端末装置が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信していないと確定した場合、前記端末装置は前記ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信し、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求し、前記第1のターゲット期間の開始時点は前記端末装置が前記送信待ちデータの送信を完了する時点であり、前記第1のターゲット期間の時間長さは第1の時間長さである。
【0036】
本願のハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)フィードバック方法によれば、端末装置がネットワーク装置に送信待ちデータを送信した後、ターゲット期間内にネットワーク装置により送信された該送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かに応じて、ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用し、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止した場合、端末装置がフィードバック要求情報を送信することでネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0037】
従来技術のフィードバック方法に基づき、前記送信待ちデータが端末装置がネットワーク装置に送信する必要がある最後の送信待ちデータである時、ネットワーク装置が該最後の送信待ちデータの復号に成功した場合、ネットワーク装置は端末装置のスケジューリングを停止し、それにより端末装置が該最後の送信待ちデータが再送される必要があるか否かを把握できず、従って、端末装置が再送キャッシュメモリに該最後の送信待ちデータを続いて記憶し、リソース無駄をもたらし、システム効率に影響を与えることは、理解されるべきである。本願の実施例のHARQフィードバック方法によれば、端末装置が該最後の送信待ちデータの送信を完了する時点から開始の第1のターゲット期間内に、端末装置がネットワーク装置のフィードバックを受信していない場合、端末装置がネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信し、ネットワーク装置が該最後の送信待ちデータをフィードバックするように要求し、それによりリソース無駄を回避し、システム効率を向上させる。
【0038】
任意選択的に、S110では、端末装置がターゲットHARQプロセス(Process)によりネットワーク装置に送信待ちデータを送信する。この場合で、S120では、端末装置がネットワーク装置に送信したフィードバック要求情報には、端末装置の識別子(Identification、ID)及びターゲットHARQ ProcessのIDが含まれる。ネットワーク装置が端末装置のID及びターゲットHARQ ProcessのIDに基づいて、受信された送信待ちデータをフィードバックすること必要があることを判断でき、又は、端末装置にターゲットHARQ Processに対応するフィードバック情報を送信する必要があると理解されてもよい。
【0039】
任意選択的に、S120では、端末装置が専用リソース又は予め設定した共有リソースにおいてネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信する。専用リソースは、ネットワーク装置が端末装置に割り当てたフィードバック要求情報を送信するためのリソースであってもよく、たとえば、ネットワーク装置はシステム情報によりこの専用リソースを端末装置に設定してもよい。予め設定した共有リソースは、ネットワーク装置が予め設定した許可不要(Grant−Free)伝送型のリソースであってもよい。
【0040】
端末装置がネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信した後、端末装置がネットワーク装置により送信された送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信することは理解されるべきである。
【0041】
具体的には、いくつかの実施例では、ネットワーク装置が前記送信待ちデータを正確に復号すると、フィードバック情報がターゲットHARQプロセスのIDが含まれる肯定応答(Acknowledgement、ACK)情報であり、端末装置がターゲットHARQプロセスのIDに基づいて受信されたACK情報が前記送信待ちデータに対する確認情報であると確定でき、且つ前記送信待ちデータを再送する必要がないことを確定する。
【0042】
任意選択的に、端末装置がネットワーク装置により送信されたACK情報が含まれる媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)を受信する。たとえば、ACK情報がMAC PDUのサブヘッダー(Subheader)部分に含まれ、又は、ACK情報がMAC制御ユニット(Control Element、CE)部分に含まれ、又は、ACK情報がMACサービスデータ単位(Service Data Unit、SDU)部分に含まる。
【0043】
又は、端末装置がネットワーク装置により送信されたACK情報が含まれるシステム情報を受信する。この時、ACK情報にはターゲットHARQプロセスのIDが含まれるほか、端末装置のIDも含まれる。
【0044】
具体的には、他のいくつかの実施例では、前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータの復号に成功していない場合、フィードバック情報が否定応答(Negative Acknowledgment、NACK)情報であり、NACK情報には前記送信待ちデータの再送に関する情報が含まれる。上記した前記送信待ちデータの再送に関する情報には、前記送信待ちデータの再送に必要な変調及び符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)、物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB )など情報が含まれる。端末装置がNACK情報を受信した後、前記送信待ちデータの再送に関する情報に基づいてネットワーク装置に前記送信待ちデータを再送する。
【0045】
任意選択的に、端末装置がネットワーク装置により送信された上記NACK情報が含まれる物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)を受信する。
【0046】
上記すべての実施例では、任意選択的に、第1の時間長さはプロトコルで約束した時間長さであり、第1の時間長さは端末装置により確定された時間長さであってもよい。たとえば、端末装置は従来技術のラウンドトリップタイム(Round−Trip Time、RTT)の時間長さを第1の時間長さとして確定できる。又は、端末装置が、ネットワーク装置に前記送信待ちデータを送信する前に受信した、ネットワーク装置により送信されたフィードバック情報に対応する時間長さに従って、第1の時間長さを確定する。
【0047】
たとえば、端末装置はネットワーク装置に前記送信待ちデータを送信する前に、既にネットワーク装置に3つのデータパケットを送信し、端末装置が1番目のデータパケットの送信を完了する時点と1番目のデータパケットに対するフィードバック情報を受信する時点との間の時間長さが8msであり、端末装置が2番目のデータパケットの送信を完了する時点と2番目のデータパケットに対するフィードバック情報を受信する時点との間の時間長さが10msであり、端末装置が3番目のデータパケットの送信を完了する時点と
3番目のデータパケットに対するフィードバック情報を受信する時点との間の時間長さが12msである。端末装置は、上記3つの時間長さの平均値を前記第1の時間長さとして確定でき、又は、端末装置は上記3つの時間長さの最大値又は最小値を前記第1の時間長さとして確定できる。
【0048】
上記すべての実施例では、任意選択的に、端末装置にはタイマーが設置され、端末装置が前記送信待ちデータの送信を完了するときに、タイマーをかけし始め、タイマー時間長さを第1の時間長さとする。
【0049】
以上、
図1を参照しながら端末装置側から本願の実施例に基づくハイブリッド自動再送要求フィードバック方法を詳細に説明したが、以下、
図2を参照しながらネットワーク装置側から本願の実施例に基づくハイブリッド自動再送要求フィードバック方法を詳細に説明する。ネットワーク装置側で説明するネットワーク装置と端末装置とのインタラクションは端末装置での説明と同じであることは理解されるべきであり、繰り返しを回避するために、関連する説明を適当に省略する。
【0050】
図2は、本願の他の実施例に基づくハイブリッド自動再送要求フィードバック方法を示す図であり、
図2に示すように、方法200は、S210とS220を含む。
S210、ネットワーク装置は端末装置により送信された送信待ちデータを受信する。
S220、前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすと確定した場合、前記ネットワーク装置は前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信する。
【0051】
本願のHARQフィードバック方法によれば、ネットワーク装置が端末装置により送信された送信待ちデータを受信した後、ターゲット条件を満たすか否かに応じて、端末装置に送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用でき、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止しても、端末装置がネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0052】
本願の実施例では、任意選択的に、前記ターゲット条件は前記ネットワーク装置が前記端末装置により送信されたフィードバック要求情報を受信することであり、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求し、又は、
前記ターゲット条件は前記ネットワーク装置が第2のターゲット期間内に前記端末装置にダウンリンクデータを送信する必要がなく、又は、前記
第2のターゲット期限内に前記端末装置により送信されたスケジューリング要求を受信していないことであり、前記第2のターゲット期間の開始時点は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータの復号に成功する時点である。
【0053】
任意選択的に、ネットワーク装置が第2のターゲット期間内に端末装置にダウンリンクデータを送信する必要がなく、又は、前記
第2のターゲット期限内に端末装置により送信されたスケジューリング要求を受信していないことは、ネットワーク装置が第2のターゲット期間内に端末装置にPDCCHを送信する必要がないと理解されてもよい。
【0054】
任意選択的に、ネットワーク装置は前記送信待ちデータの復号に成功する前に、一つのデータの復号に成功した時点からこのデータに対するフィードバック情報を送信する時点までの間の時間長さに基づいて、前記第2の時間長さを確定してもよい。
【0055】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック要求情報は、前記端末装置の識別IDとターゲットHARQプロセスのIDを含み、
S210は、具体的には、前記ネットワーク装置が、前記端末装置が前記ターゲットHARQプロセスにより送信した前記送信待ちデータを受信することである。
【0056】
本願の実施例では、任意選択的に、前記方法は、前記ネットワーク装置が、前記ネットワーク装置が前記端末装置に割り当てた前記フィードバック要求情報を送信するための専用リソースにおいて、前記端末装置により送信された前記フィードバック要求情報を受信し、又は、前記ネットワーク装置が予め設定した共有リソースにおいて前記端末装置により送信された前記フィードバック要求情報を受信することをさらに含む。
【0057】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDを含む肯定応答ACK情報であり、
S220では、前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することは、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記ACK情報を含むメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUを送信することを含む。
【0058】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDと前記端末装置のIDを含む肯定応答ACK情報であり、
S220では、前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することは、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記ACK情報を含むシステム情報を送信することを含む。
【0059】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記送信待ちデータの再送信に関する情報を含む否定応答NACK情報であり、
S220では、前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信することは、前記ネットワーク装置が前記端末装置に前記NACK情報を含む物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを送信することを含む。
【0060】
以上、
図1と
図2を参照しながら本願の実施例に基づくハイブリッド自動再送要求フィードバック方法を詳細に説明したが、以下、
図3を参照しながら本願の実施例に基づく端末装置を詳細に説明し、
図3に示すように、端末装置10は、送受信モジュール11と処理モジュール12と、を備える。
前記送受信モジュール11は、ネットワーク装置に送信待ちデータを送信する。
前記処理モジュール12は、前記送受信モジュール11が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かを確定し、前記第1のターゲット期間の開始時点は、前記送受信モジュール11が前記送信待ちデータの送信を完了する時点であり、前記第1のターゲット期間の時間長さは第1の時間長さである。
前記送受信モジュール11は、さらに、前記処理モジュール12が前記送受信モジュール11が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信していないと確定した場合、前記ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信し、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求する。
【0061】
従って、本願の実施例に基づく端末装置がネットワーク装置に送信待ちデータを送信した後、ターゲット期間内にネットワーク装置により送信された該送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かに応じて、ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用でき、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止しても、フィードバック要求情報を送信することでネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0062】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック要求情報は、前記端末装置の識別IDとターゲットHARQプロセスのIDを含み、
前記送受信モジュール11は、具体的には、前記ターゲットHARQプロセスにより前記ネットワーク装置に前記送信待ちデータを送信する。
【0063】
本願の実施例では、任意選択的に、前記送受信モジュール11は、具体的には、前記ネットワーク装置が前記端末装置に割り当てた前記フィードバック要求情報を送信するための専用リソースにおいて、前記ネットワーク装置に前記フィードバック要求情報を送信し、又は、予め設定した共有リソースにおいて前記ネットワーク装置に前記フィードバック要求情報を送信する。
【0064】
本願の実施例では、任意選択的に、前記送受信モジュール11は、さらに、前記ネットワーク装置により送信された前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信する。
【0065】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記送受信モジュール11は、具体的には、前記ネットワーク装置により送信された前記ACK情報を含むメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUを受信する。
【0066】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDと前記端末装置のIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記送受信モジュール11は、具体的には、前記ネットワーク装置により送信された前記ACK情報を含むシステム情報を受信する。
【0067】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記送信待ちデータの再送信に関する情報を含む否定応答NACK情報であり、
前記送受信モジュール11は、具体的には、前記ネットワーク装置により送信された前記NACK情報を含む物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHを受信する。
【0068】
本願の実施例では、任意選択的に、前記処理モジュール12は、さらに、既存のプロトコルバージョンにおけるHARQプロセスのラウンドトリップタイムRTTに基づき、前記第1の時間長さを確定すること、又は、前記ネットワーク装置に前記送信待ちデータを送信する前に前記送受信モジュール11が受信した前記ネットワーク装置により送信されたフィードバック情報に対応する時間長さに基づいて、前記第1の時間長さを確定する。
【0069】
本願の実施例に基づく端末装置は、本願の実施例の方法100に対応するプロセスを参照し、且つ、該端末装置における各ユニット/モジュール及び上記その他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法100における対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔さのために、ここで詳細な説明は省略する。
【0070】
図4は、本願の実施例に基づくネットワーク装置を示す図であり、
図4に示すように、ネットワーク装置20は、送受信モジュール21と、処理モジュール22と、を備える。
前記送受信モジュール21は、端末装置により送信された送信待ちデータを受信する。
前記処理モジュール22は、前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすか否かを確定する。
前記送受信モジュール21は、さらに、前記処理モジュール22が、前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすと確定した場合、前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信する。
【0071】
本願の実施例では、任意選択的に、前記ターゲット条件は前記送受信モジュールが前記端末装置により送信されたフィードバック要求情報を受信することであり、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求し、又は、
前記ターゲット条件は前記送受信モジュールが第2のターゲット期間内に前記端末装置にダウンリンクデータを送信する必要がなく、又は、前記
第2のターゲット期限内に前記UEにより送信されたスケジューリング要求を受信していないことであり、前記第2のターゲット期間の開始時点は、前記処理モジュールが前記送信待ちデータの復号に成功する時点であり、前記第2のターゲット期間の時間長さは第2の時間長さである。
【0072】
本願の実施例では、任意選択的に、前記ターゲット条件は前記送受信モジュールが前記端末装置により送信されたフィードバック要求情報を受信することであり、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求し、又は、
前記ターゲット条件は前記送受信モジュールが第2のターゲット期間内に前記端末装置にダウンリンクデータを送信する必要がなく、又は、前記第2の期限内に前記UEにより送信されたスケジューリング要求を受信していないことであり、前記第2のターゲット期間の開始時点は、前記処理モジュールが前記送信待ちデータの復号に成功する時点であり、前記第2のターゲット期間の時間長さは第2の時間長さである。
【0073】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック要求情報は、前記端末装置の識別IDとターゲットHARQプロセスのIDを含み、
前記送受信モジュール21は、具体的には、前記端末装置が前記ターゲットHARQプロセスにより送信した前記送信待ちデータを受信する。
【0074】
本願の実施例では、任意選択的に、前記送受信モジュール21は、さらに、前記ネットワーク装置が前記端末装置に割り当てた前記フィードバック要求情報を送信するための専用リソースにおいて、前記端末装置により送信された前記フィードバック要求情報を受信し、又は、予め設定した共有リソースにおいて前記端末装置により送信された前記フィードバック要求情報を受信する。
【0075】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記送受信モジュール21は、具体的には、前記端末装置に前記ACK情報を含むメディアアクセス制御プロトコルデータユニットMAC PDUを送信する。
【0076】
本願の実施例では、任意選択的に、前記フィードバック情報は前記ターゲットHARQプロセスのIDと前記端末装置のIDを含む肯定応答ACK情報であり、
前記送受信モジュール21は、具体的には、前記端末装置に前記ACK情報を含むシステム情報を送信する。
【0077】
図5は、本願の他の実施例に基づく端末装置を示す図である。
図5に示すように、端末装置100は、接続されているプロセッサ110と、送受信機120と、を備え、任意選択的に、該
端末装置100は、プロセッサ110に接続されるメモリ130をさらに備える。プロセッサ110、メモリ130、及び送受信機120は、内部接続通路を介して通信できる。送受信機120は、ネットワーク装置に送信待ちデータを送信し、前記プロセッサ110は、前記送受信機120が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かを確定し、前記第1のターゲット期間の開始時点が、前記送受信機120が前記送信待ちデータの送信を完了する時点であり、前記第1のターゲット期間の時間長さが第1の時間長さであり、前記送受信機120は、さらに、前記プロセッサ110が前記送受信機120が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信していないと確定した場合、前記ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信し、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求する。
【0078】
図5は、本願の他の実施例に基づく端末装置を示す図である。
図5に示すように、端末装置100は、接続されているプロセッサ110と、送受信機120と、を備え、任意選択的に、該ネットワーク装置100は、プロセッサ110に接続されるメモリ130をさらに備える。プロセッサ110、メモリ130、及び送受信機120は、内部接続通路を介して通信できる。送受信機120は、ネットワーク装置に送信待ちデータを送信し、前記プロセッサ110は、前記送受信機120が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かを確定し、前記第1のターゲット期間の開始時点が、前記送受信機120が前記送信待ちデータの送信を完了する時点であり、前記第1のターゲット期間の時間長さが第1の時間長さであり、前記送受信機120は、さらに、前記プロセッサ110が前記送受信機120が第1のターゲット期間内に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信していないと確定した場合、前記ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信し、前記フィードバック要求情報は前記ネットワーク装置が前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するように要求する。
【0079】
従って、本願の実施例に基づく端末装置は、ネットワーク装置に送信待ちデータを送信した後、ターゲット期間内にネットワーク装置により送信された該送信待ちデータに対するフィードバック情報を受信したか否かに応じて、ネットワーク装置にフィードバック要求情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用し、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止しても、フィードバック要求情報を送信することでネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0080】
図6は、本願の他の実施例に基づくネットワーク装置の概略ブロック図であり、
図6に示すように、ネットワーク装置200は、接続されているプロセッサ210と、送受信機220と、を備え、任意選択的に、前記
ネットワーク装置200は、プロセッサ210に接続されるメモリ230をさらに備える。プロセッサ210、メモリ230、及び送受信機220は内部接続通路を介して通信できる。前記送受信機220は、端末装置により送信される送信待ちデータを受信し、前記プロセッサ210は、前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすか否かを確定し、前記送受信機210は、前記プロセッサ210が前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすと確定した場合、前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信する。
【0081】
図6は、本願の他の実施例に基づくネットワーク装置の概略ブロック図であり、
図6に示すように、ネットワーク装置200は、接続されているプロセッサ210と、送受信機220と、を備え、任意選択的に、前記端末装置200は、プロセッサ210に接続されるメモリ230をさらに備える。プロセッサ210、メモリ230、及び送受信機220は内部接続通路を介して通信できる。前記送受信機220は、端末装置により送信される送信待ちデータを受信し、前記プロセッサ210は、前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすか否かを確定し、前記送受信機210は、前記プロセッサ210が前記ネットワーク装置がターゲット条件を満たすと確定した場合、前記端末装置に前記送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信する。
【0082】
従って、本願の実施例に基づくネットワーク装置は、端末装置により送信された送信待ちデータを受信した後、ターゲット条件を満たすか否かに応じて、端末装置に送信待ちデータに対するフィードバック情報を送信するか否かを確定し、アップリンクにおいて非同期アダプティブHARQを用いる通信システムに適用し、ネットワーク装置が端末装置への許可を停止しても、端末装置がネットワーク装置のフィードバック情報を取得でき、システム効率を向上させる。
【0083】
本願の実施例に基づくネットワーク装置200は本願の実施例に対応するネットワーク装置20を参照でき、該ネットワーク装置における各ユニット/モジュール及び上記その他の操作及び/又は機能がそれぞれ方法200における対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔さのために、ここで詳細な説明は省略する。
【0084】
本願の実施例におけるプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであってもよいことは理解されるべきである。上記プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又はその他のプログラマブルロジックデバイス、個別のゲートもしくはトランジスタ論理回路、離散ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例で開示されている各方法、ステップ及び論理ブロック図は実施又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサーであってもよく、該プロセッサは任意の通常のプロセッサなどであってもよい。
【0085】
本願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよく、外部キャッシュとして用いられる。限定ではなく例示として、多くの形式のRAMが利用可能であり、たとえば静的ランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期動的ランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期動的ランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)が挙げられる。本明細書で説明されるシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切な種類のメモリを含むがそれらに限定されるものではない。
【0086】
当業者は、本明細書で開示されている実施例を参照しながら説明する各例のユニット及び算法ステップは、電子ハードウェア、又は、コンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せにより実現できる。これらの機能がハードウェアそれともソフトウェアの方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件に決められる。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法で説明した機能を実現できるが、このような実現が本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0087】
当業者は、説明の便宜及び簡潔さのために、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、上記方法実施例における対応過程を参照でき、ここで詳細な説明は省略する。
【0088】
本願で提供されるいくつかの実施例では、開示されているシステム、装置及び方法は、その他の方式で実現できることは理解されるべきである。たとえば、上記説明された装置実施例はただ例示的なものであり、たとえば、前記ユニットの区画は、ただ論理的な機能区画であり、実際に実現するときに他の区画方式が挙げられ、たとえば複数のユニット又はコンポーネントがその他のシステムに組み合わせ又は集積することができ、又は、いくつかの特徴が無視されてもよく又は実行されなくてもよい。さらに、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気特性、機械又はその他の形式であってもよい。
【0089】
前記分離部材として説明されるユニットは、物理的に分離されてもされなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理的なユニットであってもなくてもよく、すなわち一箇所に位置してもよく、又は、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてその一部又はすべてのユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現できる。
【0090】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集成されてもよく、各ユニットがそれぞれ物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集成されてもよい。
【0091】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現されかつ独立した製品として販売又は使用されるときに、1つのコンピュータリーダブル記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術案は、本質的又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の部分がソフトウェア製品の形式で表現することができ、該コンピュータソフトウェア製品が1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置などであってもよい)が本願の各実施例の前記方法のすべて又は一部のステップを実行する複数の指令を含む。上記記憶媒体は、Uディスク、モバイルディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、プロクラムコードを記憶可能な磁気ディスク又はディスクなどの媒体を含んでもよい。
【0092】
以上は、本願の具体的な実施形態にすぎず、本願の保護範囲はそれに限定されるものではなく、当業者は、本願で開示された技術範囲内に容易に想到できる変化又は置換は本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は請求項の保護範囲を基準とする。