(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る熱交換器について説明する。
図1は、本実施の形態に係る熱交換器の構成を示す分解斜視図である。本実施の形態に係る熱交換器は、空気と冷媒との熱交換を行う空気熱交換器であり、少なくとも冷凍サイクル装置の蒸発器として機能する。
図1では、空気の流れ方向を白抜き矢印で示している。
図1に示すように、熱交換器は、冷媒を流通させる複数の扁平管10と、複数の扁平管10の延伸方向の一端に接続された接続部30と、外部から流入した冷媒を接続部30を介して複数の扁平管10に分配する冷媒分配器40と、を有している。複数の扁平管10のそれぞれは、水平方向に延伸している。複数の扁平管10は、互いに上下方向に並列している。複数の扁平管10のうち隣り合う2つの扁平管10の間には、空気の流路となる隙間11が形成されている。隣り合う2つの扁平管10の間には、伝熱フィンが設けられていてもよい。図示していないが、複数の扁平管10の延伸方向の他端には、ヘッダ集合管が接続されている。熱交換器が冷凍サイクル装置の蒸発器として機能する場合には、扁平管10の上記一端から上記他端に向かって冷媒が流れる。熱交換器が冷凍サイクル装置の凝縮器として機能する場合には、扁平管10の上記他端から上記一端に向かって冷媒が流れる。
【0010】
図2は、本実施の形態に係る熱交換器の扁平管10の構成を示す断面図である。
図2では、扁平管10の延伸方向と垂直な断面を示している。
図2に示すように、扁平管10は、長円形状等の一方向に扁平な断面形状を有している。扁平管10は、第1側端部10a、第2側端部10b及び一対の平坦面10c、10dを有している。
図2に示す断面において、第1側端部10aは、平坦面10cの一方の端部と平坦面10dの一方の端部とに接続されている。同断面において、第2側端部10bは、平坦面10cの他方の端部と平坦面10dの他方の端部とに接続されている。第1側端部10aは、熱交換器を通過する空気の流れにおいて風上側、すなわち前縁側に配置される側端部である。第2側端部10bは、熱交換器を通過する空気の流れにおいて風下側、すなわち後縁側に配置される側端部である。以下、扁平管10の延伸方向と垂直であってかつ平坦面10c、10dに沿う方向(
図2の左右方向)を、扁平管10の長径方向という場合がある。
【0011】
扁平管10は、長径方向に沿って第1側端部10aと第2側端部10bとの間に配列した複数の冷媒通路12を有している。複数の冷媒通路12のそれぞれは、扁平管10の延伸方向と平行に延びるように形成されている。
【0012】
図1に戻り、複数の扁平管10のそれぞれは、風上側に配置される第1側端部10aの高さ位置が、風下側に配置される第2側端部10bの高さ位置よりも低くなるように、水平面に対して傾斜して設けられている。
【0013】
図3は、本実施の形態に係る熱交換器の扁平管10と接続部30との接続構造を示す断面図である。
図3では、扁平管10の延伸方向と平行でかつ扁平管10の長径方向と垂直な断面を示している。
図1及び
図3に示すように、接続部30は、それぞれ扁平管10の延伸方向と垂直に配置された第1板状部材31、第2板状部材32及び第3板状部材33が積層された構成を有している。第1板状部材31、第2板状部材32及び第3板状部材33はいずれも、上下方向に長い長方形平板状の形状を有している。
【0014】
第1板状部材31には、複数の扁平管10の一端が嵌入されて固定される複数の第1貫通孔34が形成されている。複数の第1貫通孔34は、上下方向に並列して設けられている。第1貫通孔34は、扁平管10の外周形状と同様に扁平な開口形状を有しており、扁平管10の傾斜に倣う方向に傾斜している。第1貫通孔34の開口端は、ろう付け等により扁平管10の外周面と全周にわたって接合されている。
【0015】
第2板状部材32には、複数の第2貫通孔35が形成されている。複数の第2貫通孔35は、上下方向に並列して設けられており、上下方向で互いに仕切られている。第2貫通孔35は、扁平管10の外周形状と同様に扁平な開口形状を有している。第2貫通孔35の開口面積は、第1貫通孔34の開口面積と同一又はそれより大きくなっている。扁平管10の延伸方向と平行に見ると、第2貫通孔35の開口端は、扁平管10の外周面よりも外側に位置している。第2貫通孔35の内部には、接続空間37が形成される。扁平管10の一端は、第1貫通孔34を貫通して第2貫通孔35にまで達している。これにより、扁平管10の一端に位置する先端部10eは、接続空間37に面している。すなわち、扁平管10の一端は、接続空間37に対して直接接続されている。接続空間37は、当該接続空間37に接続された扁平管10の複数の冷媒通路12と連通している。
【0016】
第3板状部材33には、複数の接続空間37とそれぞれ連通する複数の第3貫通孔36が形成されている。複数の第3貫通孔36は、上下方向に並列して設けられている。第3貫通孔36は、例えば円形状の開口形状を有している。第3貫通孔36の開口面積は、第2貫通孔35の開口面積よりも小さくなっている。
【0017】
冷媒分配器40は、冷媒を分流させる分流器41と、分流器41と複数の接続空間37とを接続する複数のキャピラリチューブ42と、を有している。本実施の形態では、ディストリビュータ方式の冷媒分配器40を例示しているが、冷媒分配器40の形態はこれに限られない。冷媒分配器40は、複数の板状部材が積層された積層型であってもよいし、ヘッダタンクを備えるヘッダ型であってもよい。また、冷媒分配器40と接続部30とは一体的に構成されていてもよい。
【0018】
図4は、
図3のIV−IV断面を示す断面図である。
図4の上下方向は、鉛直上下方向を表している。
図4では、空気の流れ方向を白抜き矢印で示している。
図4に示すように、複数の接続空間37は、扁平管10毎に独立して設けられている。複数の接続空間37は、少なくとも上下方向で互いに仕切られている。扁平管10の延伸方向に平行に見ると、複数の接続空間37のそれぞれは、長円形状等の扁平な形状を有している。接続空間37は、平面状の上面37a及び下面37bと、円弧状の第1側面37c及び第2側面37dと、によって画定されている。上面37a、下面37b、第1側面37c及び第2側面37dは、第2貫通孔35の開口端により構成されている。第1側面37cは、接続空間37の風上側に位置しており、扁平管10の第1側端部10aと対面している。第2側面37dは、接続空間37の風下側に位置しており、扁平管10の第2側端部10bと対面している。接続空間37は、第1側面37cの高さ位置が第2側面37dの高さ位置よりも低くなるように傾斜して形成されている。これにより、接続空間37の下面37bは、扁平管10の傾斜に倣う方向に傾斜している。下面37bは、風上側に配置される第1領域37b1と、第1領域37b1よりも風下側に配置される第2領域37b2と、を有する。第1領域37b1の高さ位置は、第2領域37b2の高さ位置よりも低くなっている。すなわち、下面37bは、風上側が風下側よりも重力方向下側に位置するように傾斜している。
図4に示す構成では、下面37bの傾斜角度が扁平管10の傾斜角度と一致しているが、下面37bの傾斜角度は扁平管10の傾斜角度と一致していなくてもよい。同様に、接続空間37の上面37aは、扁平管10の傾斜に倣う方向に傾斜している。上面37aは、風上側に配置される第3領域37a1と、第3領域37a1よりも風下側に配置される第4領域37a2と、を有する。第3領域37a1の高さ位置は、第4領域37a2の高さ位置よりも低くなっている。すなわち、上面37aは、風上側が風下側よりも重力方向下側に位置するように傾斜している。
図4に示す構成では、上面37aの傾斜角度が扁平管10の傾斜角度と一致しているが、上面37aの傾斜角度は扁平管10の傾斜角度と一致していなくてもよい。
【0019】
また、
図4に示す構成では、上面37a、第1側面37c及び第2側面37dが扁平管10に沿うように形成されているが、上面37a、第1側面37c及び第2側面37dは、必ずしも扁平管10に沿うように形成されている必要はない。
図5は、本実施の形態に係る熱交換器の構成の変形例を示す断面図である。
図5では、
図4と対応する部分の断面を示している。
図5に示すように、接続空間37の上面37aは、扁平管10には沿わずに、水平方向に沿って形成されている。接続空間37の第1側面37c及び第2側面37dは、扁平管10には沿わずに、上下方向に沿って形成されている。第1領域37b1の高さ位置が第2領域37b2の高さ位置よりも低くなるように下面37bが傾斜している点は、
図4に示した構成と同様である。
【0020】
本実施の形態に係る熱交換器の動作について説明する。熱交換器が冷凍サイクル装置の蒸発器として機能する場合、冷媒分配器40には外部から気液二相冷媒が流入する。冷媒分配器40に流入した気液二相冷媒は、分流器41によって複数のキャピラリチューブ42に均等に分配される。複数のキャピラリチューブ42のそれぞれに分配された気液二相冷媒は、複数の接続空間37のそれぞれに供給される。
【0021】
図6は、本実施の形態に係る熱交換器が蒸発器として機能する場合の接続空間37の状態を示す図である。
図6では、
図4と同一の断面を示している。
図6に示すように、接続空間37に流入した気液二相冷媒のうち密度の大きい液冷媒71は、接続空間37内の下部に移動する。気液二相冷媒のうち密度の小さいガス冷媒72は、接続空間37内の上部に移動する。下面37bの傾斜により、液冷媒71は、接続空間37内の第1側面37c寄りに溜まり、ガス冷媒72は、接続空間37内の第2側面37d寄りに溜まる。液冷媒71とガス冷媒72との界面となる液面73は、複数の冷媒通路12の並列方向すなわち扁平管10の長径方向に対して傾斜する。この結果、接続空間37から複数の冷媒通路12のそれぞれには、気液の比率が互いに異なる冷媒が流入する。第1側端部10aに近い冷媒通路12ほど液の比率が高い冷媒が流入し、第1側端部10aに最も近い冷媒通路12には、液単相冷媒又は液の比率が最も高い気液二相冷媒が流入する。一方、第2側端部10bに近い冷媒通路12ほど、ガスの比率が高い冷媒が流入する。
【0022】
扁平管10の複数の冷媒通路12に流入した冷媒は、扁平管10の延伸方向に沿って流通する。複数の冷媒通路12を流通する冷媒は、空気との熱交換により蒸発してガス冷媒となり、扁平管10の他端側に設けられたヘッダ集合管に流入する。
【0023】
ここで、扁平管10の前縁となる風上側の第1側端部10aでは、冷媒と空気との間の熱伝達率が扁平管10で最も高くなる。このため、第1側端部10a寄りの冷媒通路12に液の比率が高い冷媒を流通させることにより、液冷媒を積極的に蒸発させることができる。したがって、本実施の形態によれば、熱交換器の熱交換器性能を向上させることができる。熱交換器性能の向上により冷凍サイクルを効率的に運転することができるため、冷凍サイクル装置の省エネルギー化を実現することができる。
【0024】
また、熱交換器の伝熱管として扁平管が用いられる場合には、伝熱管として円管が用いられる場合と比較して冷媒の圧力損失が大きくなる。このため、熱交換器のパス数を多くする必要があることから、扁平管が用いられた熱交換器には、通常、多分岐の冷媒分配器が備えられる。冷媒分配器の分岐数が多くなると、接続空間の数も多くなるため、熱交換器における接続空間の容積の総和が大きくなる。これにより、接続空間に滞留する冷媒量が多くなってしまうため、冷凍サイクル装置の冷媒量が増大してしまう場合がある。これに対し、本実施の形態では、接続空間37の上面37a及び下面37bの双方が扁平管10の傾斜に倣う方向に傾斜している。これにより、接続空間37の上面37a及び下面37bの双方を扁平管10の外周面に沿うように形成でき、接続空間37のそれぞれの容積を小さくすることができるため、熱交換器における接続空間37の容積の総和の増大を抑えることができる。したがって、本実施の形態によれば、冷凍サイクル装置の冷媒量を削減できるという効果も得られる。
【0025】
また、本実施の形態の熱交換器が冷凍サイクル装置の蒸発器として機能する場合、扁平管10を流れる冷媒の温度は空気温度よりも低くなる。扁平管10又は伝熱フィンの表面温度が空気の露点温度以下になると、扁平管10又は伝熱フィンの表面で結露が生じる。本実施の形態では、扁平管10が傾斜して設けられているため、扁平管10又は伝熱フィンの表面の結露水は、扁平管10の上面で滞留することなく下方に円滑に流れ落ちる。したがって、本実施の形態によれば、熱交換器から結露水を容易に排水することができるという効果も得られる。
【0026】
また、本実施の形態の熱交換器は、冷凍サイクル装置の室外熱交換器として用いることができる。この場合、外気温度が低い状態で熱交換器が蒸発器として機能すると、結露水が霜となって熱交換器に付着する。このため、冷凍サイクル装置では、霜を融解させる除霜運転が定期的に行われる。本実施の形態では、扁平管10が傾斜して設けられているため、除霜運転による霜の融解によって生じたドレン水は、扁平管10の上面で滞留することなく下方に円滑に流れ落ちる。したがって、本実施の形態によれば、除霜運転で生じたドレン水を熱交換器から容易に排水することができるため、除霜時間を短縮できるという効果も得られる。
【0027】
以上説明したように、本実施の形態に係る熱交換器は、それぞれ水平方向に延伸して互いに上下方向に並列し、冷媒を流通させる複数の扁平管10と、複数の扁平管10の一端がそれぞれ接続される複数の接続空間37が形成された接続部30と、複数の接続空間37のそれぞれに接続され、複数の接続空間37を介して複数の扁平管10に冷媒を分配する冷媒分配器40と、を備えている。複数の扁平管10のそれぞれは、風上側に配置される第1側端部10aと、風下側に配置される第2側端部10bと、第1側端部10aと第2側端部10bとの間に並列した複数の冷媒通路12と、を有する。また、複数の扁平管10のそれぞれは、第1側端部10aの上下方向における高さ位置が第2側端部10bの上下方向における高さ位置よりも低くなるように傾斜している。複数の接続空間37は、上下方向で互いに仕切られている。複数の接続空間37のそれぞれの下面37bは、風上側に配置される第1領域37b1と、風下側に配置される第2領域37b2と、を有するとともに、第1領域37b1の上下方向における高さ位置が第2領域37b2の上下方向における高さ位置よりも低くなるように傾斜している。
【0028】
この構成によれば、冷媒分配器40によって接続空間37に分配された冷媒は、接続空間37内の風上寄りに溜まる液冷媒71と、接続空間37内の風下寄りに溜まるガス冷媒72とに分離される。このため、冷媒が接続空間37から扁平管10の複数の冷媒通路12に流入する際、第1側端部10aに近い冷媒通路12ほど液の比率が高い冷媒を流入させることができる。これにより、冷媒と空気との間の熱伝達率が高い第1側端部10a寄りの冷媒通路12に液の比率が高い冷媒を流通させることができるため、液冷媒を積極的に蒸発させることができる。したがって、熱交換器の熱交換器性能を向上させることができる。
【0029】
また、本実施の形態に係る熱交換器において、複数の接続空間37のそれぞれの上面37aは、風上側に配置される第3領域37a1と、風下側に配置される第4領域37a2と、を有するとともに、第3領域37a1の上下方向における高さ位置が第4領域37a2の上下方向における高さ位置よりも低くなるように傾斜していてもよい。この構成によれば、接続空間37の容積を小さくすることができるため、冷凍サイクル装置の冷媒量を削減することができる。
【0030】
また、本実施の形態に係る熱交換器において、接続部30は、複数の板状部材(例えば、第1板状部材31、第2板状部材32及び第3板状部材33)を用いて形成されていてもよい。この構成によれば、複数の接続空間37を有する接続部30を、プレス機などによる打ち抜き加工を用いて成形することができるため、熱交換器の生産性を向上させることができる。
【0031】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置について説明する。
図7は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の構成を示す冷媒回路図である。本実施の形態では、冷凍サイクル装置として空気調和装置を例示しているが、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、給湯装置などにも適用できる。
図7に示すように、冷凍サイクル装置は、圧縮機51、四方弁52、室内熱交換器53、減圧装置54及び室外熱交換器55が冷媒配管を介して環状に接続された冷媒回路50を有している。また、冷凍サイクル装置は、室外機56及び室内機57を有している。室外機56には、圧縮機51、四方弁52、室外熱交換器55及び減圧装置54と、室外熱交換器55に室外空気を供給する室外送風機58と、が収容されている。室内機57には、室内熱交換器53と、室内熱交換器53に空気を供給する室内送風機59と、が収容されている。室外機56と室内機57との間は、冷媒配管の一部である2本の延長配管60、61を介して接続されている。
【0032】
圧縮機51は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する流体機械である。四方弁52は、不図示の制御装置の制御により、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流路を切り替える装置である。室内熱交換器53は、内部を流通する冷媒と、室内送風機59により供給される室内空気と、の熱交換を行う熱交換器である。室内熱交換器53は、暖房運転時には凝縮器として機能し、冷房運転時には蒸発器として機能する。減圧装置54は、冷媒を減圧させる装置である。減圧装置54としては、制御装置の制御により開度が調節される電子膨張弁を用いることができる。室外熱交換器55は、内部を流通する冷媒と、室外送風機58により供給される空気と、の熱交換を行う熱交換器である。室外熱交換器55は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。
【0033】
室外熱交換器55及び室内熱交換器53の少なくとも一方には、実施の形態1の熱交換器が用いられている。冷媒分配器40及び接続部30は、熱交換器において液相冷媒がより多くなる位置に配置されるのが望ましい。具体的には、冷媒分配器40及び接続部30は、冷媒回路50での冷媒の流れにおいて、蒸発器として機能する熱交換器の入口側、すなわち凝縮器として機能する熱交換器の出口側に配置されるのが望ましい。
【0034】
図8は、本実施の形態の変形例に係る冷凍サイクル装置の構成を示す冷媒回路図である。
図8に示すように、本変形例では、室外熱交換器55は、熱交換部55aと熱交換部55bとに分割されている。熱交換部55a及び熱交換部55bは、冷媒の流れにおいて直列に接続されている。また、室内熱交換器53は、熱交換部53aと熱交換部53bとに分割されている。熱交換部53a及び熱交換部53bは、冷媒の流れにおいて直列に接続されている。
【0035】
本変形例においても、冷媒分配器40及び接続部30は、熱交換器において液相冷媒がより多くなる位置に配置されるのが望ましい。具体的には、冷媒分配器40及び接続部30は、冷媒回路50での冷媒の流れにおいて、蒸発器として機能する熱交換部55a、55b、53a、53bのそれぞれの入口側に配置されるのが望ましい。言い換えれば、冷媒分配器40及び接続部30は、冷媒回路50での冷媒の流れにおいて、凝縮器として機能する熱交換部55a、55b、53a、53bのそれぞれの出口側に配置されるのが望ましい。
【0036】
以上説明したように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、実施の形態1に係る熱交換器を備えたものである。冷媒分配器40及び接続部30は、蒸発器として機能する熱交換器の入口側に配置されるのが望ましい。この構成によれば、冷凍サイクル装置において、実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0037】
上記の各実施の形態は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
【0038】
本願明細書中の「水平方向」には、完全に水平な方向だけでなく、技術常識を考慮して実質的に水平とみなすことができる略水平な方向も含まれる。