(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避するリソース構成方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様に係るリソース構成方法であって、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することであって、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであることと、該周波数領域オフセットに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定することと、を含む。
【0006】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、端末装置はネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定し、該周波数領域オフセットに基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定し、このような構成方式は、ネットワーク装置のスケジューリングが容易になり、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0007】
第1態様を参照して、第1態様の実現方式では、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0008】
それに対応して、該第2伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の偶数番目の伝送リソースブロックである。
【0009】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0010】
好ましくは、該周波数領域オフセットは更に該第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域終了位置から第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域開始位置までの差値を示してもよい。
【0011】
好ましくは、該周波数領域オフセットは更に該第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの中心位置から第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの中心位置までの差値を示してもよい。
【0012】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0013】
理解すべきものは、該第1伝送リソースと第2伝送リソースとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームの2つの部分を占有した場合、該2つの部分が等しくてもよく、等しくなくてもよい。
【0014】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することは、該ネットワーク装置から送信された該周波数領域オフセットを受信することを含む。
【0015】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、該ネットワーク装置から送信された該周波数領域オフセットを受信することは、該ネットワーク装置から送信された第1構成メッセージを受信することを含み、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、無線リソース制御(RRC:radio resource control)メッセージ、媒体アクセス制御(MAC:media access control)制御要素(CE:control element)及びダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)のうちの少なくとも1つである。
【0016】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、該方法は、更に、リソース領域パラメータを決定することを含み、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0017】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、リソース領域パラメータを決定することは、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することを含む。
【0018】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することは、該ネットワーク装置から送信された第2構成情報を受信することを含み、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0019】
第1態様及びその上記実現方式を参照して、第1態様の他の実現方式では、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0020】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続してもよい。
【0021】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、端末装置はネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定し、また、更に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を決定して、該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定してもよく、このような構成方式は、ネットワーク装置のスケジューリングが容易になり、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0022】
第2態様に係るリソース構成方法であって、端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することであって、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであることと、該端末装置へ該周波数領域オフセットを送信することと、を含む。
【0023】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、ネットワーク装置は端末装置のアップリンク伝送に複数の伝送リソースブロックを構成して、該端末装置へ該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを送信し、それにより該端末装置は該周波数領域オフセットに基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定することができ、これにより、ネットワーク装置の構成方式を容易にし、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0024】
第2態様を参照して、第2態様の実現方式では、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0025】
第2態様及びその上記実現方式を参照して、第2態様の他の実現方式では、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0026】
第2態様及びその上記実現方式を参照して、第2態様の他の実現方式では、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0027】
第2態様及びその上記実現方式を参照して、第2態様の他の実現方式では、該端末装置へ該周波数領域オフセットを送信することは、該端末装置へ第1構成メッセージを送信することを含み、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0028】
第2態様及びその上記実現方式を参照して、第2態様の他の実現方式では、該方法は、更に、該端末装置へリソース領域パラメータを送信することを含み、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0029】
第2態様及びその上記実現方式を参照して、第2態様の他の実現方式では、該端末装置へリソース領域パラメータを送信することは、該端末装置へ第2構成メッセージを送信することを含み、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0030】
第2態様及びその上記実現方式を参照して、第2態様の他の実現方式では、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0031】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、ネットワーク装置は端末装置のアップリンク伝送に複数の伝送リソースブロックを構成して、該端末装置へ該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを送信し、また、更に端末装置に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を構成してもよく、それにより該端末装置は該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定することができ、これにより、ネットワーク装置の構成方式を容易にし、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0032】
第3態様に係るリソース構成方法であって、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定することと、該リソース領域パラメータに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定することと、を含む。
【0033】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、端末装置はネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定し、更に該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定し、それにより該端末装置は該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0034】
第3態様を参照して、第3態様の実現方式では、リソース領域パラメータを決定することは、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することを含む。
【0035】
第3態様及びその上記実現方式を参照して、第3態様の他の実現方式では、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することは、該ネットワーク装置から送信された構成情報を受信することを含み、該構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0036】
第3態様及びその上記実現方式を参照して、第3態様の他の実現方式では、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0037】
第4態様に係るリソース構成方法であって、端末装置のリソース領域パラメータを決定することであって、該リソース領域パラメータが端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられることと、該端末装置へ該リソース領域パラメータを送信することと、を含む。
【0038】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、ネットワーク装置は端末装置に複数の伝送リソースブロックを割り当てて、該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを端末装置に送信し、それにより端末装置は該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定して、該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0039】
第4態様を参照して、第4態様の実現方式では、該端末装置へ該リソース領域パラメータを送信することは、該端末装置へ構成メッセージを送信することを含み、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0040】
第4態様及びその上記実現方式を参照して、第4態様の他の実現方式では、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0041】
第5態様に係る端末装置であって、上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するように構成されるユニットを備える。
【0042】
第6態様に係るネットワーク装置であって、上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該ネットワーク装置は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するように構成されるユニットを備える。
【0043】
第7態様に係る端末装置であって、上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該端末装置は上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するように構成されるユニットを備える。
【0044】
第8態様に係るネットワーク装置であって、上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することに用いられる。具体的に、該ネットワーク装置は上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するように構成されるユニットを備える。
【0045】
第9態様に係る端末装置であって、記憶ユニット及びプロセッサを備え、該記憶ユニットは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0046】
第10態様に係るネットワーク装置であって、記憶ユニット及びプロセッサを備え、該記憶ユニットは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0047】
第11態様に係る端末装置であって、記憶ユニット及びプロセッサを備え、該記憶ユニットは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0048】
第12態様に係るネットワーク装置であって、記憶ユニット及びプロセッサを備え、該記憶ユニットは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、且つ、該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサが第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0049】
第13態様に係るコンピュータ可読媒体であって、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムは第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するための命令を含む。
【0050】
第14態様に係るコンピュータ可読媒体であって、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムは第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するための命令を含む。
【0051】
第15態様に係るコンピュータ可読媒体であって、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムは第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するための命令を含む。
【0052】
第16態様に係るコンピュータ可読媒体であって、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムは第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行するための命令を含む。
【0053】
第17態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行するとき、前記コンピュータが上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式におけるリソース構成方法を実行する。具体的に、該コンピュータプログラム製品が上記第5態様の端末装置において実行できる。
【0054】
第18態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行するとき、前記コンピュータが上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式におけるリソース構成方法を実行する。具体的に、該コンピュータプログラム製品が上記第6態様のネットワーク装置において実行できる。
【0055】
第19態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行するとき、前記コンピュータが上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式におけるリソース構成方法を実行する。具体的に、該コンピュータプログラム製品が上記第7態様の端末装置において実行できる。
【0056】
第20態様に係る命令を含むコンピュータプログラム製品であって、コンピュータが前記コンピュータプログラム製品の前記命令を実行するとき、前記コンピュータが上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式におけるリソース構成方法を実行する。具体的に、該コンピュータプログラム製品が上記第8態様のネットワーク装置において実行できる。
【発明を実施するための形態】
【0058】
以下、図面を参照しながら本願の実施例の技術案を説明する。
【0059】
本願の実施例の技術案は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバル(GSMC:global system of mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:wideband code division multiple access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)、LTEシステム、LTE周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:universal mobile telecommunication system)、マイクロ波利用アクセスに関する世界的な相互運用(WiMAX:worldwide interoperability for microwave access)通信システム、将来の第5世代(5G:5th generation)システム又はNR等に適用されてもよい。
【0060】
本願の実施例の端末装置はユーザー装置、アクセス端末、ユーザー要素、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザーデバイスを指してもよい。端末装置は更にセルラー方式の電話、コードレスホン、セッション確立プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:wireless local loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:personal digital assistant)、無線通信機能を有する携帯端末、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル端末、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来発展する公衆陸上移動網(PLMN:public land mobile network)における端末装置等であってもよく、本願の実施例は制限しない。
【0061】
本願の実施例のネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、該ネットワーク装置はGSMCシステム又はCDMAにおける基地局(BTS:base transceiver station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB:NodeB)であってもよく、LTEシステムにおける発展型基地局(eNB又はeNodeB:evolutional NodeB)であってもよく、更にクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:cloud radio access network)シーンにおける無線制御装置であってもよく、又は、該ネットワーク装置は中継所、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル端末及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク装置又は将来発展するPLMNネットワークにおけるネットワーク装置等であってもよく、本願の実施例は制限しない。
【0062】
図1には本願の実施例に係るリソース構成方法100のフローチャートを示し、該方法100は端末装置により実行されてもよい。
図1に示すように、該方法100は、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することであって、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであるS110と、該周波数領域オフセットに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定するS120と、を含む。
【0063】
具体的に、ネットワーク装置は端末装置に複数の伝送リソースブロックを構成し、該複数の伝送リソースブロックは端末装置がPUSCHを伝送することに用いられてもよく、各伝送リソースブロックが異なる時間領域及び周波数領域リソースを占有する可能性があり、端末装置が複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定することは、予め構成する方式を用いてもよく、ネットワーク装置から送信された周波数領域オフセットを受信する方式を用いてもよく、本願の実施例はこれらに限らない。
【0064】
好ましくは、一実施例として、端末装置は予め構成する方式で該周波数領域オフセットを決定し、例えば、該端末装置に固定閾値を該周波数領域オフセットとして構成してもよい。
【0065】
好ましくは、一実施例として、端末装置は更にネットワーク装置から送信された第1構成情報を受信してもよく、該第1構成情報が該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成情報がネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つであってもよい。例えば、端末装置はネットワーク装置から送信されたRRCメッセージを受信し、該RRCメッセージが該周波数領域オフセットを含んでもよく、更に、例えば、端末装置はネットワーク装置から送信されたRRCメッセージ及びMAC CEを受信して、該RRCメッセージ及びMAC CEによってネットワーク装置に構成された周波数領域オフセットを決定する。
【0066】
本願の実施例では、ネットワーク装置が端末装置に割り当てた該複数の伝送リソースブロックの占有した時間領域リソースサイズは同じであってもよく、異なってもよく、且つ、ここで該複数の伝送リソースブロックのうちの各伝送リソースブロックの占有した時間領域サイズを制限しない。ここで、該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域での隣接する伝送リソースブロックを例として、
図2〜
図4を参照しながら該複数の伝送リソースブロックのうちの各伝送リソースブロックの占有可能な時間領域サイズを説明し、且つ、占有した周波数領域サイズがいかなるサイズであってもよく、該いずれか2つの時間領域における隣接する伝送リソースブロックが第1伝送リソースブロック及び第2伝送リソースブロックである。
【0067】
理解すべきものは、ここで、隣接とは、該端末装置の複数の伝送リソースブロックを時間順序で配列するとき、該第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとが時間領域において隣接するが、該2つの伝送リソースブロックが時間領域において連続してもよいし連続しなくてもよいということである。例えば、複数の伝送リソースブロックを時間順序で配列するとき、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの奇数番目の位置での伝送リソースブロックであってもよいが、該第2伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロックの後の偶数番目の位置での伝送リソースブロックである。
【0068】
好ましくは、一実施例として、該第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレームの2つの部分を占有してもよく、それぞれ1つのマイクロサブフレームの2つの部分を占有してもよい。例えば、
図2に示すように、第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームKの第1部分を占有し、該第1部分が
図2における左側部分であり、つまり、
図2における左側の黒色部分が第1伝送リソースブロックであり、そして、第2伝送リソースブロックが該サブフレームKの第2部分を占有し、該第2部分が
図2における右側部分であり、つまり、
図2における右側の黒色部分が第2伝送リソースブロックである。又は、
図2に示されるサブフレームKがマイクロサブフレームKであってもよく、つまり、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームKの第1部分を占有するが、該第2伝送リソースブロックが該マイクロサブフレームKの第2部分を占有する。
【0069】
理解すべきものは、該第1部分と第2部分とが時間領域において等しくてもよく、例えば該第1部分と第2部分とが1つのサブフレーム又はマイクロサブフレームを等分してもよく、又は該第1部分と第2部分とが等しくなくてもよく、本願の実施例はこれらに限らない。
【0070】
好ましくは、一実施例として、該第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレームを占有してもよく、それぞれ1つのマイクロサブフレームを占有してもよく、且つ、該サブフレーム又はマイクロサブフレームが連続する。例えば、
図3に示すように、該第1伝送リソースブロックが
図3における左側のサブフレームKを占有する場合、第2伝送リソースブロックが
図3における右側のサブフレームK+1を占有し、又は、該第1伝送リソースブロックが
図3における左側のマイクロサブフレームKを占有する場合、第2伝送リソースブロックが
図3における右側のマイクロサブフレームK+1を占有し、該第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの占有したサブフレーム又はマイクロサブフレームが連続する。
【0071】
好ましくは、一実施例として、該第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレームを占有してもよく、それぞれ1つのマイクロサブフレームを占有してもよく、且つ、該サブフレーム又はマイクロサブフレームが連続しない。例えば、
図4に示すように、該第1伝送リソースブロックが
図4における左側のサブフレームMを占有するが、第2伝送リソースブロックが
図4における右側のサブフレームNを占有し、又は、該第1伝送リソースブロックが
図4における左側のマイクロサブフレームMを占有する場合、第2伝送リソースブロックが
図4における右側のマイクロサブフレームNを占有し、該第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの占有したサブフレーム又はマイクロサブフレームが連続せず、つまり、MとNとの差が1より大きい。好ましくは、該サブフレームMとサブフレームNとの間の他のサブフレーム又はマイクロサブフレームMとマイクロサブフレームNとの間の他のマイクロサブフレームはいずれもネットワーク装置が他の端末装置に割り当てた伝送リソースであってもよく、本願の実施例はこれらに限らない。
【0072】
理解すべきものは、上記サブフレームのサイズは1msであってもよく、14個の直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含んでもよく、それに対応して、マイクロサブフレームのサイズがサブフレームのサイズより小さく、該マイクロサブフレームは14個以下のOFDMシンボルを含んでもよい。
【0073】
説明都合上、以下に説明される第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの占有した時間領域サイズ及び周波数領域サイズを制限せず、且つ、第1伝送リソースブロックが時間領域において第2伝送リソースブロックの前に位置する場合を例として説明する。
【0074】
本願の実施例では、該端末装置は第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの位置を決定してもよく、例えば、ネットワーク装置の構成によって該第1伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定し、更に第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットを決定し、更に該周波数領域オフセットに基づいて第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソース位置を決定してもよい。
【0075】
理解すべきものは、
図5に示すように、左側黒色ブロックが第1伝送リソースブロックを示し、右側黒色ブロックが第2伝送リソースブロックを示し、該周波数領域オフセット(P
offset)が該第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域の開始位置から第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域の開始位置までの差値を示してもよく、そうすると端末装置は第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域の開始位置と周波数領域オフセットとの和に基づいて第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域の開始位置を決定してもよい。好ましくは、該周波数領域オフセットが更に他の方式で第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットを示してもよい。
【0076】
例えば、該周波数領域オフセットが更に該第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域終了位置から第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域開始位置までの差値を示してもよく、そうすると端末装置は第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域終了位置と周波数領域オフセットとの和に基づいて第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域の開始位置を決定してもよい。
【0077】
更に、例えば、該周波数領域オフセットが更に該第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの中心位置から第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの中心位置までの差値を示してもよく、そうすると端末装置は第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの中心位置と周波数領域オフセットとの和に基づいて第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの中心位置を決定し、更に第2伝送リソースブロックのサイズに基づいて該第2伝送リソースブロックの占有した周波数領域リソースの開始位置を決定してもよい。
【0078】
本願の実施例では、端末装置は更にネットワーク装置が該端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定してもよい。好ましくは、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続してもよく、連続しなくてもよく、例えば分散している複数の領域であってもよい。
【0079】
理解すべきものは、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲については、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの全部又は一部であってもよく、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが少なくとも該第2伝送リソースブロックを含む。具体的に、端末装置は事前構成又はネットワーク装置の半静的又は動的構成によって第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域位置を決定し、更に該第1伝送リソースブロックの占有した周波数領域位置及び周波数領域オフセットに基づいて第2伝送リソースブロックの位置を決定してもよい。ここで、該リソース領域パラメータが該第2伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示す場合を例として説明する。
【0080】
好ましくは、一実施例として、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続してもよく、つまり、第2伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続する。例えば、
図6に示すように、リソース領域パラメータに基づき、端末装置は第2伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が右側の周辺斜線網掛け部以外の他の周波数領域範囲であると決定し、そうすると端末装置は第1伝送リソースブロック及び周波数領域オフセットに基づき、該領域において第2伝送リソースブロックを決定する。
【0081】
図6における右側斜線網掛け部で示される周辺位置はPUSCHの伝送に使用されないが、他の信号例えば物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)を伝送してもよい。
【0082】
好ましくは、
図6に示すように、第1伝送リソースブロック及び周波数領域オフセットに基づいて第2伝送リソースブロックの範囲が該リソース領域パラメータで示す範囲を超えると決定する場合、未超過部分と超過部分を分けて、該リソース領域パラメータで示す範囲において繰り返す方法を用いて超過部分を他側で伝送してもよい。
【0083】
好ましくは、一実施例として、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しなくてもよく、つまり、第2伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しなくてもよく、例えば、該リソース領域パラメータで示す領域が複数の連続しない領域であってもよい。
図7に示すように、該リソース領域パラメータで示す領域は2つの領域、すなわち
図7における十字線網掛け部で示される領域1及び領域2を含んでもよく、第2伝送リソースブロックが該領域1及び領域2に属する。
【0084】
具体的に、端末装置は第1伝送リソースブロック及び周波数領域オフセットに基づき、該領域1及び領域2において第2伝送リソースブロックを決定し、周波数領域オフセットは領域1及び領域2を除く部分を含まなくてもよい。同様に、第1伝送リソースブロック及び周波数領域オフセットに基づいて第2伝送リソースブロックの開始位置が領域1又は領域2の周辺に接近すると決定して、該第2伝送リソースブロックには領域1又は領域2を超える部分がある場合、同様に第2伝送リソースブロックの超過部分及び未超過部分を分けて、該領域1及び/又は領域2において繰り返してもよい。例えば、第2伝送リソースブロックの開始位置が領域2の周辺に接近すると決定して、第2伝送リソースブロックには領域2を超える部分がある場合、該第2伝送リソースブロックを分けて伝送してもよく、超過部分が該領域2において継続して繰り返し伝送されてもよく、利用可能領域全体において繰り返し伝送され、つまり、領域1及び領域2において繰り返して、第2伝送リソースブロックの超過部分を領域1にマッピングしてもよく、本願の実施例はこれらに限らない。
【0085】
本願の実施例では、端末装置は該リソース領域パラメータが予め構成する方式を用いてもよいと決定する。好ましくは、端末装置は更にネットワーク装置から送信された第2構成メッセージを受信してもよく、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つであってもよい。例えば、端末装置はネットワーク装置から送信されたRRCメッセージを受信し、該RRCメッセージが該リソース領域パラメータを含んでもよく、更に、例えば、端末装置はネットワーク装置から送信されたRRCメッセージ及びMAC CEを受信し、該RRCメッセージ及びMAC CEによってネットワーク装置に構成されたリソース領域パラメータを決定する。
【0086】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、端末装置はネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定し、また、更に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を決定して、該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定してもよく、このような構成方式は、ネットワーク装置のスケジューリングが容易になり、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0087】
以上は
図1〜
図7を参照しながら端末装置の観点から本願の実施例に係るリソース構成方法を詳しく説明したが、以下に
図8を参照しながらネットワーク装置の観点から本願の実施例に係るリソース構成方法を説明する。
【0088】
図8には本願の他の実施例に係るリソース構成方法200のフローチャートを示し、該方法200はネットワーク装置により実行されてもよい。
図8に示すように、該方法200は、端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することであって、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであるS210と、該端末装置へ該周波数領域オフセットを送信するS220と、を含む。
【0089】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0090】
好ましくは、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0091】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。
【0092】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。
【0093】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0094】
好ましくは、該端末装置へ該周波数領域オフセットを送信することは、該端末装置へ第1構成メッセージを送信することを含み、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0095】
好ましくは、該方法は、更に、該端末装置へリソース領域パラメータを送信することを含み、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0096】
好ましくは、該端末装置へリソース領域パラメータを送信することは、該端末装置へ第2構成メッセージを送信することを含み、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0097】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0098】
理解すべきものは、本願の実施例の方法200におけるネットワーク装置は方法100におけるネットワーク装置に対応してもよく、方法200における端末装置は方法100における端末装置に対応してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0099】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、ネットワーク装置は端末装置のアップリンク伝送に複数の伝送リソースブロックを構成して、該端末装置へ該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを送信し、また、更に端末装置に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を構成してもよく、それにより該端末装置は該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定することができ、これにより、ネットワーク装置の構成方式を容易にし、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0100】
図9には本願の別の実施例に係るリソース構成方法300のフローチャートを示し、該方法300は端末装置により実行されてもよい。
図9に示すように、該方法300は、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定するS310と、該リソース領域パラメータに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定するS320と、を含む。
【0101】
具体的に、端末装置は該リソース領域パラメータが予め構成する方式を用いてもよいと決定する。又は、端末装置は更にネットワーク装置から送信された構成メッセージを受信してもよく、該構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つであってもよい。例えば、端末装置はネットワーク装置から送信されたRRCメッセージを受信し、該RRCメッセージが該リソース領域パラメータを含んでもよく、更に、例えば、端末装置はネットワーク装置から送信されたRRCメッセージ及びMAC CEを受信し、該RRCメッセージ及びMAC CEによってネットワーク装置に構成されたリソース領域パラメータを決定する。
【0102】
本願の実施例では、端末装置の決定した該リソース領域パラメータはネットワーク装置が該端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックは該複数の伝送リソースブロックの全部又は一部であってもよい。好ましくは、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続してもよく、連続しなくてもよく、例えば分散している複数の領域であってもよい。
【0103】
好ましくは、一実施例として、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続してもよい。例えば、
図6に示すように、リソース領域パラメータに基づき、端末装置は少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が右側の周辺斜線網掛け部以外の他のすべての周波数領域範囲であってもよいと決定する。
図6における右側斜線網掛け部で示される周辺位置はPUSCHの伝送に使用されないが、他の信号例えばPUCCHを伝送してもよい。
【0104】
好ましくは、一実施例として、該リソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しなくてもよい。例えば、該リソース領域パラメータで示す領域が複数の連続しない領域であってもよい。
図7に示すように、該リソース領域パラメータで示す領域は2つの領域、すなわち
図7における十字線網掛け部で示される領域1及び領域2を含んでもよく、つまり、少なくとも1つの伝送リソースブロックがいずれも該領域1及び領域2範囲内に属する。
【0105】
本願の実施例では、端末装置は該リソース領域パラメータに基づいてネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を決定してもよく、例えば、端末装置は周波数ホッピング方式でアップリンク伝送、例えばPUSCHの伝送を行ってもよく、そうすると該少なくとも1つの伝送リソースブロックが少なくとも周波数ホッピング伝送すべき伝送リソースブロックを含む。
【0106】
具体的に、端末装置は従来技術における方式で周波数ホッピング伝送を行ってもよく、例えばネットワーク装置に構成された複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロックのうち、前の伝送リソースブロックの周波数領域位置が固定された後、周波数ホッピング関数に基づいて次の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定してもよい。該次の伝送リソースブロックが少なくとも1つの伝送リソースブロックに属し、つまり、該次の伝送リソースブロックの占有した周波数領域位置がリソース領域パラメータで示す少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲に属する。
【0107】
好ましくは、端末装置は更に上記方法100及び方法200における方式で該いずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定し、更に周波数ホッピング伝送を行ってもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0108】
理解すべきものは、端末装置がリソース領域パラメータで示す占有可能な周波数領域範囲を決定する場合、端末装置は該範囲から複数の伝送リソースブロックを決定して、該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送、例えばPUSCHの伝送を行う。
【0109】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、端末装置はネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定し、更に該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定し、それにより該端末装置は該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0110】
以上は
図9を参照しながら端末装置の観点から本願の実施例に係るリソース構成方法を詳しく説明したが、以下に
図10を参照しながらネットワーク装置の観点から本願の実施例に係るリソース構成方法を説明する。
【0111】
図10には本願の別の実施例に係るリソース構成方法400のフローチャートを示し、該方法400はネットワーク装置により実行されてもよい。
図10に示すように、該方法400は、端末装置のリソース領域パラメータを決定することであって、該リソース領域パラメータが端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられるS410と、該端末装置へ該リソース領域パラメータを送信するS420と、を含む。
【0112】
好ましくは、該端末装置へ該リソース領域パラメータを送信することは、該端末装置へ構成メッセージを送信することを含み、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0113】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0114】
理解すべきものは、本願の実施例の方法400におけるネットワーク装置は方法300におけるネットワーク装置に対応してもよく、方法400における端末装置は方法300における端末装置に対応してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0115】
従って、本願の実施例のリソース構成方法によれば、ネットワーク装置は端末装置に複数の伝送リソースブロックを割り当てて、該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを端末装置に送信し、それにより端末装置は該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定して、該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0116】
理解すべきものは、本願の様々な実施例では、上記各プロセスの番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各プロセスの実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施プロセスを制限するためのものではない。
【0117】
また、本明細書における用語「及び/又は」は関連オブジェクトの関連関係を説明するためのものに過ぎず、3つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、「A及び/又はB」は「Aが独立して存在する」「AとBが同時に存在する」「Bが独立して存在する」の3つの状況を示してもよい。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」関係であることを示す。
【0118】
以上は
図1〜
図10を参照しながら本願の実施例に係るリソース構成方法を詳しく説明したが、以下に
図11〜
図18を参照しながら本願の実施例に係る端末装置及びネットワーク装置を説明する。
【0119】
図11に示すように、本願の実施例に係る端末装置500は決定ユニット510を備え、好ましくは、更に受信ユニット520を備えてもよい。
【0120】
具体的に、決定ユニット510は、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することに用いられ、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであり、該決定ユニット510は、更に、該周波数領域オフセットに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定することに用いられる。
【0121】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0122】
好ましくは、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0123】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0124】
好ましくは、該受信ユニット520は、該ネットワーク装置から送信された該周波数領域オフセットを受信することに用いられる。
【0125】
好ましくは、該受信ユニット520は、具体的に、該ネットワーク装置から送信された第1構成メッセージを受信することに用いられ、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0126】
好ましくは、該決定ユニット510は、更に、リソース領域パラメータを決定することに用いられ、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0127】
好ましくは、該受信ユニット520は、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することに用いられる。
【0128】
好ましくは、該受信ユニット520は、具体的に、該ネットワーク装置から送信された第2構成情報を受信することに用いられ、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0129】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0130】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置500は本願の実施例の方法100を実行するものに対応してもよく、且つ端末装置500の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1〜
図8における各方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0131】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定し、また、更に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を決定して、該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定してもよく、このような構成方式は、ネットワーク装置のスケジューリングが容易になり、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0132】
図12に示すように、本願の実施例に係るネットワーク装置600は決定ユニット610及び送信ユニット620を備える。
【0133】
具体的に、該決定ユニット610は、端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することに用いられ、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであり、該送信ユニット620は、該端末装置へ該周波数領域オフセットを送信することに用いられる。
【0134】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0135】
好ましくは、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0136】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0137】
好ましくは、該送信ユニット620は、具体的に、該端末装置へ第1構成メッセージを送信することに用いられ、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0138】
好ましくは、該送信ユニット620は、更に、該端末装置へリソース領域パラメータを送信することに用いられ、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0139】
好ましくは、該送信ユニット620は、具体的に、該端末装置へ第2構成メッセージを送信することに用いられ、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0140】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0141】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置600は本願の実施例の方法200を実行するものに対応してもよく、且つネットワーク装置600の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1〜
図8における各方法におけるネットワーク装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0142】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、端末装置のアップリンク伝送に複数の伝送リソースブロックを構成して、該端末装置へ該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを送信し、また、更に端末装置に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を構成してもよく、それにより該端末装置は該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定することができ、これにより、ネットワーク装置の構成方式を容易にし、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0143】
図13に示すように、本願の実施例に係る端末装置700は決定ユニット710を備え、好ましくは、更に受信ユニット720を備えてもよい。
【0144】
具体的に、該決定ユニット710は、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定することに用いられ、該決定ユニット710は、更に、該リソース領域パラメータに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定することに用いられる。
【0145】
好ましくは、該受信ユニット720は、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することに用いられる。
【0146】
好ましくは、該受信ユニット720は、具体的に、該ネットワーク装置から送信された構成情報を受信することに用いられ、該構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0147】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0148】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置700は本願の実施例の方法300を実行するものに対応してもよく、且つ端末装置700の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図9〜
図10における各方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0149】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定し、更に該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定し、それにより該端末装置は該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0150】
図14に示すように、本願の実施例に係るネットワーク装置800は決定ユニット810及び送信ユニット820を備える。
【0151】
具体的に、該決定ユニット810は、端末装置のリソース領域パラメータを決定することに用いられ、該リソース領域パラメータが端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該送信ユニット820は、該端末装置へ該リソース領域パラメータを送信することに用いられる。
【0152】
好ましくは、該送信ユニット820は、具体的に、該端末装置へ構成メッセージを送信することに用いられ、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0153】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0154】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置800は本願の実施例の方法400を実行するものに対応してもよく、且つネットワーク装置800の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図9〜
図10における各方法におけるネットワーク装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0155】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、端末装置に複数の伝送リソースブロックを割り当てて、該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを端末装置に送信し、それにより端末装置は該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定して、該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0156】
図15には本願の実施例に係る端末装置900のブロック図を示し、
図15に示すように、該端末装置900はプロセッサ910及び送受信機920を備え、プロセッサ910と送受信機920とが接続され、好ましくは、該端末装置900は更にメモリ930を備え、メモリ930がプロセッサ910に接続される。プロセッサ910、メモリ930及び送受信機920が内部接続経路によって互いに通信し、データ信号を伝達及び/又は制御し、該メモリ930は命令を記憶することに用いられてもよく、送受信機920が情報又は信号を送信するように制御するために、該プロセッサ910は該メモリ930に記憶される命令を実行することに用いられ、該プロセッサ910は、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定し、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであることと、該周波数領域オフセットに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定することとに用いられる。
【0157】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0158】
好ましくは、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0159】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0160】
好ましくは、該送受信機920は、該ネットワーク装置から送信された該周波数領域オフセットを受信することに用いられる。
【0161】
好ましくは、該送受信機920は、該ネットワーク装置から送信された第1構成メッセージを受信することに用いられ、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0162】
好ましくは、該プロセッサ910は、リソース領域パラメータを決定することに用いられ、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0163】
好ましくは、該送受信機920は、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することに用いられる。
【0164】
好ましくは、該送受信機920は、該ネットワーク装置から送信された第2構成情報を受信することに用いられ、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0165】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0166】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置900は本願の実施例の端末装置500に対応してもよく、本願の実施例に係る方法100を実行する対応主体に対応してもよく、且つ端末装置900の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1〜
図8における各方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0167】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを決定し、また、更に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を決定して、該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定してもよく、このような構成方式は、ネットワーク装置のスケジューリングが容易になり、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0168】
図16には本願の実施例に係るネットワーク装置1000のブロック図を示し、
図16に示すように、該ネットワーク装置1000はプロセッサ1010及び送受信機1020を備え、プロセッサ1010と送受信機1020とが接続され、好ましくは、該ネットワーク装置1000は更にメモリ1030を備え、メモリ1030がプロセッサ1010に接続される。プロセッサ1010、メモリ1030及び送受信機1020が内部接続経路によって互いに通信し、データ信号を伝達及び/又は制御し、該メモリ1030は命令を記憶することに用いられてもよく、送受信機1020が情報又は信号を送信するように制御するために、該プロセッサ1010は該メモリ1030に記憶される命令を実行することに用いられ、該プロセッサ1010は、端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックの周波数領域オフセットを決定することに用いられ、該周波数領域オフセットが第1伝送リソースブロックと第2伝送リソースブロックとの間の周波数領域オフセットであり、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとが該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの時間領域における隣接するリソースブロックであり、該送受信機1020は、該端末装置へ該周波数領域オフセットを送信することに用いられる。
【0169】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックが該複数の伝送リソースブロックのうちの時間順序で配列されている際の奇数番目の伝送リソースブロックであり、該第2伝送リソースブロックが時間領域において該第1伝送リソースブロックの後に位置する。
【0170】
好ましくは、該周波数領域オフセットが該第1伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置と該第2伝送リソースブロックの周波数領域での開始位置との差である。
【0171】
好ましくは、該第1伝送リソースブロックと該第2伝送リソースブロックとがそれぞれ1つのサブフレーム又は1つのマイクロサブフレームを占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのサブフレームの第2部分を占有する。又は、該第1伝送リソースブロックが1つのマイクロサブフレームの第1部分を占有し、且つ該第2伝送リソースブロックが該1つのマイクロサブフレームの第2部分を占有する。
【0172】
好ましくは、該送受信機1020は、該端末装置へ第1構成メッセージを送信することに用いられ、該第1構成メッセージが該周波数領域オフセットを示すことに用いられ、該第1構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0173】
好ましくは、該送受信機1020は、該端末装置へリソース領域パラメータを送信することに用いられ、該リソース領域パラメータが該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該少なくとも1つの伝送リソースブロックが該第1伝送リソースブロック又は該第2伝送リソースブロックを含む。
【0174】
好ましくは、該送受信機1020は、該端末装置へ第2構成メッセージを送信することに用いられ、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該第2構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0175】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0176】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置1000は本願の実施例のネットワーク装置600に対応してもよく、本願の実施例に係る方法200を実行する対応主体に対応してもよく、且つネットワーク装置1000の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図1〜
図8における各方法におけるネットワーク装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0177】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、端末装置のアップリンク伝送に複数の伝送リソースブロックを構成して、該端末装置へ該複数の伝送リソースブロックのうちのいずれか2つの隣接する伝送リソースブロック間の周波数領域オフセットを送信し、また、更に端末装置に該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を構成してもよく、それにより該端末装置は該周波数領域オフセット及び該占有可能な周波数領域範囲に基づいて該複数の伝送リソースブロックの周波数領域位置を決定することができ、これにより、ネットワーク装置の構成方式を容易にし、且つ該端末装置が周波数領域ダイバーシティ利得を取得できるとともに、伝送リソースの断片化も回避する。
【0178】
図17には本願の実施例に係る端末装置1100のブロック図を示し、
図17に示すように、該端末装置1100はプロセッサ1110及び送受信機1120を備え、プロセッサ1110と送受信機1120とが接続され、好ましくは、該端末装置1100は更にメモリ1130を備え、メモリ1130がプロセッサ1110に接続される。プロセッサ1110、メモリ1130及び送受信機1120が内部接続経路によって互いに通信し、データ信号を伝達及び/又は制御し、該メモリ1130は命令を記憶することに用いられてもよく、送受信機1120が情報又は信号を送信するように制御するために、該プロセッサ1110は該メモリ1130に記憶される命令を実行することに用いられ、該プロセッサ1110は、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定することと、該リソース領域パラメータに基づいて該複数の伝送リソースブロックを決定することとに用いられる。
【0179】
好ましくは、該送受信機1120は、該端末装置から送信された該リソース領域パラメータを受信することに用いられる。
【0180】
好ましくは、該送受信機1120は、該ネットワーク装置から送信された構成情報を受信することに用いられ、該構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0181】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0182】
理解すべきものは、本願の実施例に係る端末装置1100は本願の実施例の端末装置700に対応してもよく、本願の実施例に係る方法300を実行する対応主体に対応してもよく、且つ端末装置1100の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図9〜
図10における各方法における端末装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0183】
従って、本願の実施例の端末装置において、ネットワーク装置によって割り当てられた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを決定し、更に該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定し、それにより該端末装置は該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0184】
図18には本願の実施例に係るネットワーク装置1200のブロック図を示し、
図18に示すように、該ネットワーク装置1200はプロセッサ1210及び送受信機1220を備え、プロセッサ1210と送受信機1220とが接続され、好ましくは、該ネットワーク装置1200は更にメモリ1230を備え、メモリ1230がプロセッサ1210に接続される。プロセッサ1210、メモリ1230及び送受信機1220が内部接続経路によって互いに通信し、データ信号を伝達及び/又は制御し、該メモリ1230は命令を記憶することに用いられてもよく、送受信機1220が情報又は信号を送信するように制御するために、該プロセッサ1210は該メモリ1230に記憶される命令を実行することに用いられ、該プロセッサ1210は、端末装置のリソース領域パラメータを決定することに用いられ、該リソース領域パラメータが端末装置に割り当てた複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すことに用いられ、該送受信機1220は、該端末装置へ該リソース領域パラメータを送信することに用いられる。
【0185】
好ましくは、該送受信機1220は、該端末装置へ構成メッセージを送信することに用いられ、該第2構成メッセージが該リソース領域パラメータを示すことに用いられ、該構成メッセージがネットワークブロードキャストメッセージ、ネットワークシステムメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE及びDCIのうちの少なくとも1つである。
【0186】
好ましくは、該リソース領域パラメータで示す該少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲が連続しない。
【0187】
理解すべきものは、本願の実施例に係るネットワーク装置1200は本願の実施例のネットワーク装置800に対応してもよく、本願の実施例に係る方法400を実行する対応主体に対応してもよく、且つネットワーク装置1200の各ユニットの上記及び他の操作及び/又は機能はそれぞれ
図9〜
図10における各方法におけるネットワーク装置の対応プロセスを実現するためのものであり、簡潔のため、ここで詳細な説明は省略する。
【0188】
従って、本願の実施例のネットワーク装置において、端末装置に複数の伝送リソースブロックを割り当てて、該複数の伝送リソースブロックのうちの少なくとも1つの伝送リソースブロックの占有可能な周波数領域範囲を示すためのリソース領域パラメータを端末装置に送信し、それにより端末装置は該リソース領域パラメータで示す範囲から該複数の伝送リソースブロックを決定して、該複数の伝送リソースブロックを利用してアップリンク伝送を行うことができ、伝送効率を向上させる。
【0189】
注意すべきものは、本願の上記方法実施例はプロセッサに適用されてもよく、プロセッサにより実現されてもよい。プロセッサは信号処理機能を有する集積回路チップでありうる。実現プロセスにおいて、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で行われてもよい。上記プロセッサは汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロックを実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで実行して完成し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行して完成するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを行う。
【0190】
理解されるように、本願の実施例では、メモリは揮発性メモリであっても、又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM:read−only memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM:programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM:erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM:electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは外部キャッシュメモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)であってもよい。例示的な説明であって制限的ではないが、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:direct rambus RAM)が利用可能である。注意すべきものは、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含んでもよいが、それらに限らないように意図されるものである。
【0191】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に対して異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0192】
当業者であれば明確に理解できるように、説明を容易且つ簡単にするために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、前述の方法実施例における対応プロセスを参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0193】
本願に係るいくつかの実施例において、理解すべきものは、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、以上に説明される装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区分は論理機能上の区分に過ぎず、実際に実現するとき、他の区分方式があってもよく、例えば複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴は省略してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0194】
分離部材として説明される前記ユニットは物理的に分離してもよく、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく、物理ユニットでなくてもよく、つまり、一箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに構成されてもよい。実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0195】
また、本願の各実施例では、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
【0196】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるときは、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術案の本質的又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、上記記憶媒体はUSBメモリ、ポータブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:read−only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0197】
以上の説明は本願の具体的な実施形態であって、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内で容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。