【文献】
LG Electronics,System information acquisition latency enhancement[online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1717278,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1717278.zip>,2017年09月29日
【文献】
Ad-Hoc chair (Huawei),Chairman's Notes of AI 6.2.6 Further enhancements of NB-IoT [online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1719127,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1719127.zip>,2017年10月13日
【文献】
Ericsson,NB-IoT - Design Considerations for NB-PDSCH [online],3GPP TSG RAN WG1 #84 R1-160264,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84/Docs/R1-160264.zip>,2016年02月06日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
サーキュラーバッファから読み取ることによって得られる符号化ビットを含むシステム情報の送信を送信すること(62)であって、前記送信は、複数の無線フレームのサブフレーム#4に対応する第1のサブフレームセットで送信される、システム情報の送信を送信すること(62)と、
前記システム情報の追加の送信を送信すること(63)であって、前記追加の送信は、前記サーキュラーバッファからの読取りを継続することによって得られる追加の符号化ビットを含み、前記追加の送信は、サブフレーム#4以外の前記複数の無線フレームのサブフレームに対応する第2のサブフレームセットで送信される、追加の送信を送信すること(63)とを含み、
前記第1のサブフレームセットが、1つおきのサブフレーム#4で送信される8つのサブフレームを含み、前記第2のサブフレームセットがL個のサブフレームを含み、Lが4つ又は8つのどちらかであり、
i番目のサブフレームの前記符号化ビットを得るための前記サーキュラーバッファからの読取りの開始インデックスが、前記8つの第1のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,7として、iN modulo 前記サーキュラーバッファのサイズであり、Nが1つのサブフレームにマッピングすることができる符号化ビットの数であり、
i番目のサブフレームの前記追加の符号化ビットを得るための前記サーキュラーバッファからの読取りの開始インデックスが、前記L個の第2のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,L−1として、(iN+8N) modulo 前記サーキュラーバッファのサイズである、ネットワークノードで使用される方法。
サーキュラーバッファから読み取ることによって得られる符号化ビットを含むシステム情報の送信を送信することであって、前記送信は、複数の無線フレームのサブフレーム#4に対応する第1のサブフレームセットで送信される、システム情報の送信を送信することと、
前記システム情報の追加の送信を送信することであって、前記追加の送信は、前記サーキュラーバッファからの読取りを継続することによって得られる追加の符号化ビットを含み、前記追加の送信は、サブフレーム#4以外の前記複数の無線フレームのサブフレームに対応する第2のサブフレームセットで送信される、追加の送信を送信することとを行うように動作可能であり、
前記第1のサブフレームセットが、1つおきのサブフレーム#4で送信される8つのサブフレームを含み、前記第2のサブフレームセットがL個のサブフレームを含み、Lが4つ又は8つのどちらかであり、
i番目のサブフレームの前記符号化ビットを得るための前記サーキュラーバッファからの読取りの開始インデックスが、前記8つの第1のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,7として、iN modulo 前記サーキュラーバッファのサイズであり、Nが1つのサブフレームにマッピングすることができる符号化ビットの数であり、
i番目のサブフレームの前記追加の符号化ビットを得るための前記サーキュラーバッファからの読取りの開始インデックスが、前記L個の第2のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,L−1として、(iN+8N) modulo 前記サーキュラーバッファのサイズである、ネットワークノード(160、412、又は520)。
システム情報の送信を受信すること(70)であって、前記送信は、複数の無線フレームのサブフレーム#4に対応する第1のサブフレームセットで受信される符号化ビットを含む、システム情報の送信を受信すること(70)と、
前記システム情報の追加の送信を受信すること(71)であって、前記追加の送信は、追加の符号化ビットを含み、前記追加の送信は、サブフレーム#4以外の前記複数の無線フレームのサブフレームに対応する第2のサブフレームセットで受信される、追加の送信を受信すること(71)とを含み、
前記追加の符号化ビットが、前記符号化ビットと関連付けられた開始インデックスから継続する、開始インデックスと関連付けられ、
前記第1のサブフレームセットが、1つおきのサブフレーム#4で受信される8つのサブフレームを含み、前記第2のサブフレームセットがL個のサブフレームを含み、Lが4つ又は8つのどちらかであり、
i番目のサブフレームの前記符号化ビットと関連付けられた前記開始インデックスが、前記8つの第1のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,7として、iN modulo サーキュラーバッファのサイズであり、Nが1つのサブフレームにマッピングすることができる符号化ビットの数であり、
i番目のサブフレームの前記追加の符号化ビットと関連付けられた前記開始インデックスが、前記L個の第2のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,L−1として、(iN+8N) modulo 前記サーキュラーバッファのサイズである、ワイヤレスデバイスで使用される方法。
システム情報の送信を受信することであって、前記送信は、複数の無線フレームのサブフレーム#4に対応する第1のサブフレームセットで受信される符号化ビットを含む、システム情報の送信を受信することと、
前記システム情報の追加の送信を受信することであって、前記追加の送信は、追加の符号化ビットを含み、前記追加の送信は、サブフレーム#4以外の前記複数の無線フレームのサブフレームに対応する第2のサブフレームセットで受信される、追加の送信を受信することとを行うように動作可能であり、
前記追加の符号化ビットが、前記符号化ビットと関連付けられた開始インデックスから継続する、開始インデックスと関連付けられ、
前記第1のサブフレームセットが、1つおきのサブフレーム#4で受信される8つのサブフレームを含み、前記第2のサブフレームセットがL個のサブフレームを含み、Lが4つ又は8つのどちらかであり、
i番目のサブフレームの前記符号化ビットと関連付けられた前記開始インデックスが、前記8つの第1のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,7として、iN modulo サーキュラーバッファのサイズであり、Nが1つのサブフレームにマッピングすることができる符号化ビットの数であり、
i番目のサブフレームの前記追加の符号化ビットと関連付けられた前記開始インデックスが、前記L個の第2のサブフレームセットでは、i=0,1,・・・,L−1として、(iN+8N) modulo 前記サーキュラーバッファのサイズである、ワイヤレスデバイス(110、200、491、492、又は530)。
【発明を実施するための形態】
【0034】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は、それが使用されている文脈から異なる意味が明確に与えられる及び/又は暗示されるのでない限り、関連技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるものとする。1つの/その(a/an/the)要素、装置、構成要素、手段、ステップなどのすべての参照は、特に明記のない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つの例を参照するものとしてオープンに解釈されるものとする。ステップが別のステップに続く若しくは先行するものとして明示的に記載されていない限り、及び/又はステップが別のステップに続く若しくは先行する必要があるということが黙示的である場合、本明細書で開示されるいずれの方法のステップも、開示されている正確な順番で実行される必要はない。本明細書で開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には、任意の他の実施形態に適用され得る。同様に、いずれかの実施形態の任意の利点は、任意の他の実施形態に適用することができ、逆もまた同様である。含まれる実施形態の他の目的、特徴及び利点が、以下の説明から明らかとなろう。
【0035】
ここで、本明細書で意図された実施形態のうちのいくつかを、添付の図面を参照して、より完全に説明する。しかしながら、他の実施形態が、本明細書で開示される主題の範囲内に含まれ、開示される主題は、本明細書に記載の実施形態のみに限定されるものとして解釈されるべきではなく、これらの実施形態は、当業者に本主題の範囲を伝えるための例として提供される。
【0036】
追加のSIB1−NBサブフレームの数
各SIB1−NB符号語は、8つのSIB1−NBサブフレームで送信され、256フレームの送信間隔で最大16回繰り返されるように設定することができる。16回の使用が十分でない場合にのみ、追加のSIB1−NBの繰返しを設定することに意味があることに留意されたい。16回繰り返すように設定されると、
図2に示されるように、1つおきのサブフレーム#4がSIB1−NB送信に使用される。サブフレーム#3が付加的にSIB1−NB送信に使用される場合、3つの選択肢を考慮することができる。
・選択肢1:1つおきのサブフレーム#3を使用する。
・選択肢2:3つおきのサブフレーム#3を使用する。
・選択肢3:7つおきのサブフレーム#3を使用する。
【0037】
7つおきのサブフレーム#3を使用する選択肢3は、性能を約10log10(20/16)=1dB改善することが期待される。この改善は、特定の用途のためには小さすぎることがある。選択肢1及び2はそれぞれ性能を3又は1.8dB改善するが、NB−IoTアンカーキャリア上の5%及び2.5%のオーバーヘッドが損なわれる。
【0038】
SIB1−NBに対応した、208、328、440、及び680の4つの異なる搬送ブロックサイズ(TBS)がある。TBSが小さいとき、符号化利得は比較的大きいので、少数の繰返しを設定することができる。TBSが大きいと、より多くの繰返しがより有用であることが予測できる。例えば、TBSが208及び328の場合、選択肢2を使用することができ、TBSが440及び680の場合、選択肢1を使用することができる。
【0039】
追加のSIB1−NB送信における符号化ビット対サブフレームの割当て
テールバイティング畳み込み符号(TBCC)符号化ビットは、仮想バッファから読み取ることによって生成される。EをSIB1−NB符号語の長さとする。3GPP技術仕様書36.212における従属節5.1.4.2.2のレートマッチング動作にしたがって、SIB1−NBに対するTBCC符号語、
を得ることができる。ここで、下付き文字「4」を使用して、その符号語
がレガシーSIB1−NB送信に使用されるサブフレーム#4にマッピングされることを示す。SIB1−NBが16回の繰返しに設定されていると、
図2に示されるように、符号語w
4は16フレームで送信される。Kは、16フレーム間隔で追加のSIB1−NB送信に使用される、サブフレーム#3の数と仮定する。これらの追加のサブフレームに適合させることができる符号化ビットの数は、
である。1つおきのサブフレーム#3がSIB1−NBに使用される場合、K=8であり、したがってE’=Eであることが注目される。本開示は、追加のSIB1−NB送信に使用されるサブフレーム#3にマッピングされる符号化ビットが、仮想サーキュラーバッファから継続して読み取ることによって生成されることを提案し、
、即ち、
である。符号語
は、リリース15のユーザ機器(UE)によって予期される拡張SIB1−NB符号語と考えることができる。第1の部分、リリース13又はリリース14のUEによって予期される元のリリース14のSIB1−NB符号語と、第2の部分、追加のリリース15のSIB1−NBサブフレームにマッピングされた符号語拡張部分とから成る。これら追加の符号化ビットの、SIB1−NB送信に使用されるサブフレーム#3の資源要素に対するマッピングは、SIB1−NB送信に使用されるサブフレーム#4に対するSIB1−NB符号化ビットのマッピングと全く同じ方法にしたがう。
図3に例示が示される(SIB1−NBサブフレームに対するRel−15拡張符号語のマッピングの例示)。各SIB1−NBサブフレームに対して、仮想サーキュラーバッファの読出しの適切な開始インデックスを使用することによって、符号化ビットを得ることができる。
【0040】
TBS=Sを所与として、仮想サーキュラーバッファのサイズは3Sである。ここで、因子3は、レート1/3のTBCをマザー符号として使用することによる。
【0041】
i番目(i=0,1,・・・,7)のレガシーSIB1−NBサブフレームに対する(即ち、サブフレーム#4で送信される)符号化ビットを得るために仮想サーキュラーバッファを読み出す開始インデックスは、mod(iN,3S)であり、Nは、1つのSIB1−NBサブフレームにマッピングすることができる符号化ビットの数である。
【0042】
本開示の特定の実施形態は、追加のSIB1−NBサブフレームに対する符号化ビットを生成するために、レガシーSIB1−NBサブフレームに対する符号化ビットを生成するのに用いたのと同じ仮想サーキュラーバッファを使用する。したがって、仮想サーキュラーバッファのサイズは増大しない。i番目(i=0,1,・・・,L)の追加のSIB1−NBサブフレームに対する(即ち、サブフレーム#3で送信される)符号化ビットを得るために仮想サーキュラーバッファを読み出す開始インデックスは、mod(iN+8N,3S)であり、Lは、選択肢1の場合は8、選択肢2の場合は4である。
【0043】
上述の例は送信側の動作について記載してきた。受信側では、仮想サーキュラーバッファは受信したソフト値を記憶するのに使用される。この場合、仮想サーキュラーバッファは、SIB1−NB受信の開始時に全てゼロの値に初期化されるデコーダソフトバッファである。受信した各ソフト値は、次に、適正にアドレスされたデコーダソフトバッファ位置に追加される。そのため、上述した開始インデックスは、各SIB1−NBサブフレームの受信したソフト値をサーキュラーデコーダソフトバッファに追加するための開始インデックスである。
【0044】
スクランブルマスクの生成
3GPP技術仕様書36.211によれば、SIB1−NBサブフレームのスクランブルマスクを生成するスクランブルシーケンス発生器は、繰返しごとに後述にしたがって再初期化されるものとする。
式中、
n
RNTI 無線ネットワーク一時識別子、
物理レイヤセル識別情報、
n
f システムフレーム番号である。
【0045】
LTEスクランブルシーケンスは、2つのmシーケンス発生器を使用して生成される、ゴールドシーケンスに基づく。スクランブルシーケンスを再初期化する際、第1のmシーケンスは、x
1(0)=1,x
1(n)=0,n=1,2,・・・,30で初期化される。第2のmシーケンスの初期化は、
によって示され、値は式(1)に基づいて決定される。
【0046】
本開示の特定の実施形態は、リリース13及びリリース14の仕様書に基づいた同じ再初期化スキームを使用する。しかしながら、スクランブルシーケンスは、追加の符号化ビットを網羅するように拡張される。
図4に例示が示される(SIB1−NBスクランブルシーケンスの再初期化及び生成の例示)。1つの選択肢は1つおきのサブフレーム#3を使用する。スクランブルシーケンス発生器は、リリース14のスキームにしたがったSIB1−NBの繰返しにおける第1のサブフレームで、(1)にしたがって再初期化される。再初期化後、スクランブルシーケンスが連続的に生成されて、リリース14のSIB1−NB符号語をマスキングする。その後、拡張スクランブルシーケンスが生成されて、拡張符号語の拡張部分をマスキングする。しかしながら、エボルブドノードB(eNB、基地局)又はUEが、スクランブルマスク全体を記憶する必要があることは望ましくない。スクランブルシーケンスをオンザフライで生成できることが非常に望ましい。これを達成するため、本開示の特定の実施形態は、同じフレームのレガシーSIB1−NBサブフレームで使用されるスクランブルシーケンスに対して2560のシフトで、追加のSIB1−NBサブフレームそれぞれに対してスクランブルシーケンスを生成する。
図4に例示が示されるが、Nは、SIB1−NBサブフレームが保持するSIB1−NB符号化ビットの数である。SIB1−NBサブフレームそれぞれに対するスクランブルシーケンスの開始のオフセットは、スクランブルシーケンス発生器の再初期化後に生成されるスクランブルシーケンスの第1の要素に対して相対的である。SIB1−NBサブフレームにおける符号化ビットの数は最大320ビットであることができ、したがって、レガシーSIB1−NB符号語の最大長さは320×8=2560ビットなので、2560という値が選ばれる。各サブフレームにおけるスクランブルシーケンス発生器の開始状態の決定を単純化するため、全ての設定に有効な固定のオフセット値が望ましい。この目的のため、良く知られているmシーケンス発生器の性質を使用し、x(i)を時間iにおけるmシーケンス発生器状態とし、
であり、シーケンス発生器状態の進展は、
によって説明することができ、式中、行列
はシーケンス発生器多項式によって決定される。したがって、
【0047】
3GPP TS36.211の従属項7.2によれば、再初期化後のスクランブルシーケンスのn番目の要素は、
c(n)=g(n+1600) 式(3)
であり、式中、g(n)、x
1(n)、及びx
2(n)はそれぞれ、再初期化後のゴールドシーケンスのn番目の要素、1番目の成分、2番目の成分のmシーケンスである。
g(n)=x
1(n)+x
2(n)
【0048】
シーケンスはシフトレジスタの終わりから取られるので、本質的に必要なのは
の第1列のみである。また、3GPP TS36.211の従属項7.2によれば、再初期化後に既に1600のシフトが適用されていることが注目され(式(3)を参照)、したがって、
に対応する長さ31のベクトルが、元のSIB1−NBサブフレームに対してi番目(i=1又は2)の成分のmシーケンスを生成するのに必要である。ここで、項
は、行列
の第1列を表すのに使用される。この目的のため、スクランブルシーケンスのn番目の要素は、
として生成される。本明細書の特定の実施形態によれば、サブフレーム#3(サブフレーム#4における元のSIB1−NBサブフレームの直前)におけるスクランブルシーケンスの間にさらに2560のシフトがあるので、追加のサブフレームにおけるスクランブルシーケンスのn番目の要素は、
として生成することができ、式中、
であり、
及び
の両方を予め計算することができる。
【0049】
図5は、
を使用して、
を1600シフト分シフトさせる動作を示している。図面中、長さ31のベクトル
は、
によって表される。
【0050】
スクランブルシーケンスを生成する動作を以下に詳述する。以下の例は、選択肢1が使用されると仮定している(
図4を参照)。
(1)
図4のSIB1−NBに使用される1番目のサブフレーム#3の場合、式(1)に基づいてスクランブル符号発生器を再初期化する。そして、2つのmシーケンス発生器の初期状態を記憶する。スクランブルシーケンスを、
に基づいて生成する。
(2)
図4のSIB1−NBに使用される1番目のサブフレーム#4の場合、上述のステップから保存した2つのmシーケンス発生器の初期状態をロードする。スクランブルシーケンスを、
に基づいて生成する。
(3)
図4のSIB1−NBに使用される2番目のサブフレーム#3の場合、2つのmシーケンス発生器の終了状態を保存する。スクランブルシーケンスを、
に基づいて生成する。
(4)
図4のSIB1−NBに使用される2番目のサブフレーム#4の場合、上述のステップから保存した2つのmシーケンス発生器の初期状態をロードする。スクランブルシーケンスを、
に基づいて生成する。
【0051】
ステップ(3)及び(4)を繰り返して、
図4の残りのSIB1−NBサブフレームに対してスクランブルシーケンスを生成する。唯一の違いは、ステップ3及び4の各繰返しでnの範囲がN増分されることである。
【0052】
図6は、特定の実施形態による、後述するネットワークノード160、412、又は520などのネットワークノードによって実施され得る、方法の一例を示している。例えば、いくつかの実施形態では、ネットワークノードは、
図6の方法を実施するように設定された処理回路170又は528を含んでもよい。いくつかの実施形態では、方法はステップ62で始まって、SIB−1NB情報などのシステム情報の送信を送信してもよい。送信は、サーキュラーバッファから読み取ることによって得られる符号化ビットを含む。いくつかの実施形態では、サーキュラーバッファからの読取りの開始インデックスは、システム情報にマッピングすることができる符号化ビットの数、及びサーキュラーバッファのサイズに基づいて、モジュロ関数を使用して得られる。例示及び説明のため、サーキュラーバッファは300ビット(例えば、A0〜A299)のバッファサイズを有するものとし、システム情報は400ビット長の符号語(例えば、B0〜B399)を含むものとする。方法は、符号化ビットをサーキュラーバッファから読み取ることで始まって、B0がバッファ位置A0から得られ、B1がバッファ位置A1から得られ、B2がバッファ位置A2から得られ、そのようにして、サーキュラーバッファの最後の位置に達する(例えば、B299がバッファ位置A299から得られる)まで行われてもよい。次に、方法は、バッファ位置A0で始まってB300を取得し、バッファ位置A1でB301を取得し、そのようにして符号語の終わりに達する(例えば、バッファ位置A99からB399が得られる)まで、符号化ビットをサーキュラーバッファから読み取り続けてもよい。符号化ビットを含む送信は、複数の無線フレームのサブフレーム#4に対応する第1のサブフレームセットで送信される。
図2〜4に関して上述したように、いくつかの実施形態では、第1のサブフレームセットは8つのサブフレームを含むので、8つのサブフレームはそれぞれ、符号語の1/8(例えば、400ビット長の符号語に対して50ビット)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、8つのサブフレームは1つおきのサブフレーム#4で送信されてもよい。
【0053】
方法は、ステップ63に進んで、システム情報の追加の送信を送信する。追加の送信は、サーキュラーバッファから継続して読み取ることによって得られる追加の符号化ビットを含む。上述の段落の例にしたがって、ネットワークノードは、バッファ位置A99まで読み取ることによって、第1のサブフレームセットで送信された符号化ビットを得たものとする。次に、ネットワークノードは、バッファ位置A100からの読取りを継続して追加の符号化ビットを得てもよい。追加の符号化ビットを含む追加の送信は、サブフレーム#4以外の複数の無線フレームのサブフレームに対応する第2のサブフレームセットで送信される。例えば、第2のサブフレームセットは複数の無線フレームのサブフレーム#3に対応してもよい。
図3〜4は、第2のサブフレームセットが8つのサブフレームを含み、8つのサブフレームがそれぞれ、追加の符号化ビットで構成される符号語の1/8を含んでもよい、実施形態を示している。いくつかの実施形態では、8つのサブフレームは1つおきのサブフレーム#3で送信されてもよい。
【0054】
いくつかの実施形態では、方法は、方法が第1のサブフレームセットの16回の繰返しを設定する、ステップ60と、方法が、第1のサブフレームセットの16回の繰返しを設定したことに基づいて、第2のサブフレームセットを設定する(例えば、第2のサブフレームセットは、16回の繰返しが十分ではないときに設定されてもよい)、ステップ61と、方法が、送信間隔の間に第1のサブフレームセットの16回の繰返しを送信する、ステップ64とをさらに含んでもよい。上述したように、いくつかの実施形態では、第1のサブフレームセットは8つのサブフレームに分割されている符号語を備える。この例では、符号語を含む8つのサブフレームのセットは16回の繰返しで送信されてもよい。特定の実施形態はまた、第2のサブフレームセットの16回の繰返しなど、第2のサブフレームセット(例えば、追加の符号化ビットを含むサブフレーム#3)の繰返しを送信してもよい。
【0055】
図6に示される方法の特定の実施形態は、
図4に関して記載したスクランブルマスクなど、システム情報に関するスクランブルマスクを使用してもよい。
【0056】
図7は、特定の実施形態による、後述するワイヤレスデバイス110、200、491、492、又は530などのワイヤレスデバイスによって実施され得る、方法の一例を示している。例えば、いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスは、
図7の方法を実施するように設定された処理回路120、201、又は538を含んでもよい。いくつかの実施形態では、方法は、ステップ70で始まって、複数の無線フレームのサブフレーム#4に対応する第1のサブフレームセットの符号化ビットを含む、システム情報(例えば、SIB−1NB)の送信を受信してもよい。いくつかの実施形態では、第1のサブフレームセットは8つのサブフレームを含み、8つのサブフレームはそれぞれ符号語の1/8を含んでもよい。いくつかの実施形態では、8つのサブフレームは1つおきのサブフレーム#4で受信されてもよい。システム情報の少なくとも一部分は、第1のサブフレームセットの1つ又は複数の繰返し(最大16回の繰返しなど)で受信されてもよい。
【0057】
方法は、ステップ71に進み、第2のサブフレームセットでシステム情報の追加の送信を受信する。第2のサブフレームセットは、サブフレーム#4以外の複数の無線フレームのサブフレームに対応する。例えば、第2のサブフレームセットは複数の無線フレームのサブフレーム#3に対応してもよい。追加の送信は、符号化ビットと関連付けられた開始インデックスから継続する、開始インデックスと関連付けられた追加の符号化ビットを含む。いくつかの実施形態では、第2のサブフレームセットは8つのサブフレームを含み、8つのサブフレームはそれぞれ符号語の1/8を含んでもよい。いくつかの実施形態では、8つのサブフレームは1つおきのサブフレーム#3で受信されてもよい。システム情報の少なくとも一部分は、第2のサブフレームセットの1つ又は複数の繰返し(最大16回の繰返しなど)で受信されてもよい。
【0058】
ステップ72で、方法は、符号化ビットと関連付けられた開始インデックスにしたがって、符号化ビットをサーキュラーバッファに記憶する。いくつかの実施形態では、第1の開始インデックスは、システム情報にマッピングすることができる符号化ビットの数、及びサーキュラーバッファのサイズに基づいて、モジュロ関数を使用して得られる。一例として、サーキュラーバッファは300ビット(例えば、A0〜A299)のバッファサイズを有するものとし、システム情報は400ビット長の符号語(例えば、B0〜B399)を含むものとする。方法は、符号化ビットをサーキュラーバッファに記憶することで始まって、B0がバッファ位置A0に記憶され、B1がバッファ位置A1に記憶され、B2がバッファ位置A2に記憶され、そのようにして、サーキュラーバッファの最後の位置に達する(例えば、B299がバッファ位置A299に記憶される)まで行われてもよい。次に、方法は、バッファ位置A0で始まってB300を記憶し、バッファ位置A1でB301を記憶し、そのようにして符号語の終わりに達する(例えば、B399がバッファ位置A99に記憶される)まで、符号化ビットをサーキュラーバッファに記憶し続けてもよい。
【0059】
ステップ73で、方法は、符号化ビットと関連付けられた開始インデックスから継続する開始インデックスにしたがって、追加の符号化ビットをサーキュラーバッファに記憶する。上述の段落の例にしたがって、ワイヤレスデバイスは、バッファ位置A99まで記憶することによって、第1のサブフレームセットで受信された符号化ビットを記憶したものとする。次に、ワイヤレスデバイスは、バッファ位置A100からの追加の符号化ビットを記憶し続けてもよい。いくつかの実施形態では、方法は、同じバッファ位置に記憶された値それぞれを組み合わせて情報を得て、それによってシステム情報が符号化されてもよい。
【0060】
本明細書に記載の主題は、任意の適切な構成要素を使用する任意の適切なタイプのシステムにおいて実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、
図8に示された例示的ワイヤレスネットワークなど、ワイヤレスネットワークに関連して説明される。簡単にするために、
図8のワイヤレスネットワークは、ネットワーク106、ネットワークノード160及び160b、並びにWD110、110b、及び110cのみを示す。実際には、ワイヤレスネットワークは、ワイヤレスデバイス間の通信或いはワイヤレスデバイスと固定電話、サービスプロバイダ、又は任意の他のネットワークノード若しくはエンドデバイスなどの別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに適した任意の付加的要素をさらに含み得る。図示された構成要素について、ネットワークノード160及びワイヤレスデバイス(WD)110は、さらに詳しく描かれている。ワイヤレスネットワークは、ワイヤレスネットワークによって又はこれを介して提供されるサービスへのワイヤレスデバイスのアクセス及び/又はそのようなサービスのワイヤレスデバイスの使用を円滑にするために、通信及び他のタイプのサービスを1つ又は複数のワイヤレスデバイスに提供し得る。
【0061】
ワイヤレスネットワークは、任意のタイプの通信、電気通信、データ、セルラ、及び/又は無線ネットワーク又は他の類似のタイプのシステムを備える、及び/又はそれらとインターフェースすることができる。一部の実施形態では、ワイヤレスネットワークは、特定の標準又は他のタイプの予め規定されたルール又はプロシージャに従って動作するように設定され得る。したがって、ワイヤレスネットワークの特定の実施形態は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM:Global System for Mobile Communications)、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)及び/又は他の適切な2G、3G、4G、又は5G標準などの通信標準、IEEE802.11標準などのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)標準、並びに/或いは、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、ブルートゥース、Z−Wave及び/又はZigBee標準などの任意の他の適切なワイヤレス通信標準を実装し得る。
【0062】
ネットワーク106は、1つ又は複数のバックホールネットワーク、コアネットワーク、IPネットワーク、公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)、パケットデータネットワーク、光ネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤードネットワーク、ワイヤレスネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、及び、デバイス間の通信を可能にするための他のネットワークを備え得る。
【0063】
ネットワークノード160及びWD110は、さらに詳しく後述される様々な構成要素を備える。これらの構成要素は、ワイヤレスネットワークにおいてワイヤレス接続を提供することなど、ネットワークノード及び/又はワイヤレスデバイス機能性を提供するために連携する。異なる実施形態において、ワイヤレスネットワークは、任意の数のワイヤード又はワイヤレスネットワーク、ネットワークノード、基地局、コントローラ、ワイヤレスデバイス、リレー局、並びに/或いは、ワイヤード接続又はワイヤレス接続のいずれを介してでもデータ及び/又は信号の通信を円滑にする又はこれに参加する任意の他の構成要素又はシステムを備え得る。
【0064】
本明細書では、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスへのワイヤレスアクセスを可能にする及び/又は提供するためにワイヤレスデバイスと及び/又はワイヤレスネットワーク内の他のネットワークノード又は機器と直接的又は間接的に通信する並びに/或いはワイヤレスネットワークにおいて他の機能(たとえば、管理)を実行する能力を有する、そのように設定された、配置された及び/又は動作可能な機器を指す。ネットワークノードの例は、アクセスポイント(AP)(たとえば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(たとえば、無線基地局、ノードB、発展型ノードB(eNB)及びNR NodeB(gNB))を含むが、これらに限定されない。基地局は、それらが提供するカバレッジの量(又は、つまり、それらの送信電力レベル)に基づいて分類することができ、その場合、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、又はマクロ基地局と呼ばれることもある。基地局は、リレーノード又はリレーを制御するリレードナーノードでもよい。ネットワークノードはまた、集中型デジタルユニット及び/又はリモート無線ユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)と時に称される、などの分散型無線基地局の1つ又は複数の(又はすべての)部分を含み得る。そのようなリモート無線ユニットは、アンテナ統合無線のようにアンテナと統合されても統合されなくてもよい。分散型無線基地局の部分は、分散型アンテナシステム(DAS:distributed antenna system)内のノードと呼ばれることもある。ネットワークノードのさらなる例は、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR:multi−standard radio)機器、無線ネットワークコントローラ(RNC:radio network controller)又は基地局コントローラ(BSC:base station controller)などのネットワークコントローラ、基地局トランシーバ(BTS:base transceiver station)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャストコーディネーションエンティティ(MCE:multi−cell/multicast coordination entity)、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MME)、O&Mノード、OSSノード、SONノード、ポジショニングノード(たとえば、E−SMLC)、及び/又はMDTを含む。別の例として、ネットワークノードは、さらに詳しく後述するような仮想ネットワークノードでもよい。しかしながら、より一般的には、ネットワークノードは、ワイヤレスネットワークへのアクセスをワイヤレスデバイスに可能にする及び/又は提供するための或いはワイヤレスネットワークにアクセスしたワイヤレスデバイスに何らかのサービスを提供するための能力を有する、そのように設定された、配置された、及び/又は動作可能な任意の適切なデバイス(又はデバイスのグループ)を表し得る。
【0065】
図8において、ネットワークノード160は、処理回路170、デバイス可読媒体180、インターフェース190、補助機器184、電源186、電力回路187、及びアンテナ162を含む。
図8の例示的ワイヤレスネットワークに示されたネットワークノード160は、ハードウェア構成要素の図示された組合せを含むデバイスを表し得るが、他の実施形態は、構成要素の異なる組合せを有するネットワークノードを備え得る。タスク、特徴、機能及び本明細書で開示される方法を実行するために必要とされるハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組合せをネットワークノードは備えることが、理解されよう。さらに、ネットワークノード160の構成要素は、より大きなボックス内に位置する又は複数のボックス内にネストされた単一ボックスとして図示されているが、実際には、ネットワークノードは、単一の図示された構成要素を構成する複数の異なる物理構成要素を備え得る(たとえば、デバイス可読媒体180は、複数の別個のハードドライブ並びに複数のRAMモジュールを備え得る)。
【0066】
同様に、ネットワークノード160は、独自のそれぞれの構成要素をそれぞれが有し得る複数の物理的に別個の構成要素(たとえば、NodeB構成要素及びRNC構成要素、又はBTS構成要素及びBSC構成要素など)で構成され得る。ネットワークノード160が複数の別個の構成要素(たとえば、BTS及びBSC構成要素)を備えるある種のシナリオでは、別個の構成要素のうちの1つ又は複数は、いくつかのネットワークノードの間で共用され得る。たとえば、単一RNCは、複数のNodeBを制御し得る。そのようなシナリオでは、各固有のNodeB及びRNCペアは、場合によっては、単一の別個のネットワークノードと考えられ得る。一部の実施形態では、ネットワークノード160は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように設定され得る。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は、二重にされ得(たとえば、異なるRATのための別個のデバイス可読媒体180)、いくつかの構成要素は再使用され得る(たとえば、同じアンテナ162がRATによって共用され得る)。ネットワークノード160はまた、たとえば、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、又はブルートゥースワイヤレス技術など、ネットワークノード160に統合された異なるワイヤレス技術のための様々な図示された構成要素の複数のセットを含み得る。これらのワイヤレス技術は、ネットワークノード160内の同じ又は異なるチップ又はチップのセット及び他の構成要素内に統合され得る。
【0067】
処理回路170は、ネットワークノードによって提供されているものとして本明細書に記載された任意の判定、計算又は類似の動作(たとえば、ある種の取得動作)を実行するように設定される。処理回路170によって実行されるこれらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報又は変換された情報をネットワークノードに記憶された情報と比較すること、及び/又は取得された情報又は変換された情報に基づいて1つ又は複数の動作を実行することによって、処理回路170によって取得された情報を処理すること、並びに前記処理の結果として判定を行うことを含み得る。
【0068】
処理回路170は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つ又は複数の組合せ、資源、或いは、単独で又はデバイス可読媒体180などの他のネットワークノード160構成要素と併せて、ネットワークノード160機能を提供するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア及び/又は符号化されたロジックの組合せを備え得る。たとえば、処理回路170は、デバイス可読媒体180に又は処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行し得る。そのような機能性は、本明細書で論じられる様々なワイヤレス特徴、機能、又は利益のいずれかの提供を含み得る。一部の実施形態では、処理回路170は、システムオンチップ(SOC)を含み得る。
【0069】
一部の実施形態では、処理回路170は、無線周波数(RF)トランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174のうちの1つ又は複数を含み得る。一部の実施形態では、無線周波数(RF)トランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174は、別個のチップ(又はチップのセット)、ボード、又は、無線ユニット及びデジタルユニットなどのユニット上でもよい。代替実施形態において、RFトランシーバ回路172及びベースバンド処理回路174の一部又はすべては、同じチップ又はチップのセット、ボード、又はユニット上でもよい。
【0070】
ある種の実施形態では、ネットワークノード、基地局、eNB又は他のそのようなネットワークデバイスによって提供されているものとしての本明細書に記載の機能性の一部又はすべては、デバイス可読媒体180又は処理回路170内のメモリに記憶された命令を実行する処理回路170によって実行され得る。代替実施形態において、機能性のうちの一部又はすべては、ハードワイヤード方式などで、別個の又はディスクリートデバイスの可読媒体に記憶された命令を実行することなしに処理回路170によって提供され得る。それらの実施形態のいずれにおいてでも、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行してもしなくても、処理回路170は、記載された機能を実行するように設定することができる。そのような機能によってもたらされる利益は、単独で処理回路170に又はネットワークノード160の他の構成要素に制限されないが、ネットワークノード160全体によって、並びに/或いは一般にエンドユーザ及びワイヤレスネットワークによって享受される。
【0071】
デバイス可読媒体180は、処理回路170によって使用され得る情報、データ、及び/又は命令を記憶する永続記憶装置、ソリッドステートメモリ、リモートに搭載されたメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(たとえば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)又はデジタル多用途ディスク(DVD))、及び/又は任意の他の揮発性又は不揮発性の、非一時的デバイス可読及び/又はコンピュータ実行可能なメモリデバイスを含むがこれらに限定されない、任意の形の揮発性又は不揮発性コンピュータ可読メモリを備え得る。デバイス可読媒体180は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つ又は複数を含むアプリケーション、及び/又は処理回路170によって実行することができる及びネットワークノード160によって使用することができる他の命令を含む、任意の適切な命令、データ又は情報を記憶し得る。デバイス可読媒体180は、処理回路170によって行われる任意の計算及び/又はインターフェース190を介して受信される任意のデータを記憶するために使用され得る。一部の実施形態では、処理回路170及びデバイス可読媒体180は、統合されると考えられ得る。
【0072】
インターフェース190は、ネットワークノード160、ネットワーク106、及び/又はWD110の間のシグナリング及び/又はデータのワイヤード又はワイヤレス通信において使用される。図示されているように、インターフェース190は、たとえば、ワイヤード接続を介してネットワーク106に及びネットワーク106から、データを送信及び受信するために、ポート/端末194を備える。インターフェース190はまた、アンテナ162に連結され得る又はある種の実施形態においてアンテナ162の一部であることがある、無線フロントエンド回路192を含む。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198及び増幅器196を備える。無線フロントエンド回路192は、アンテナ162及び処理回路170に接続され得る。無線フロントエンド回路は、アンテナ162と処理回路170との間で通信される信号を調整するように設定され得る。無線フロントエンド回路192は、ワイヤレス接続を介して他のネットワークノード又はWDに送出されることになるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路192は、フィルタ198及び/又は増幅器196の組合せを使用する適切なチャンネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号にデジタルデータを変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ162を介して送信され得る。同様に、データを受信するとき、アンテナ162は、次いで無線フロントエンド回路192によってデジタルデータに変換される無線信号を収集し得る。デジタルデータは、処理回路170に渡され得る。他の実施形態において、インターフェースは、異なる構成要素及び/又は異なる組合せの構成要素を備え得る。
【0073】
ある種の代替実施形態において、ネットワークノード160は、別個の無線フロントエンド回路192を含まないことがあり、代わりに、処理回路170が、無線フロントエンド回路を備え得、別個の無線フロントエンド回路192なしにアンテナ162に接続され得る。同様に、一部の実施形態では、すべての又は一部のRFトランシーバ回路172は、インターフェース190の一部と考えられ得る。さらに他の実施形態において、インターフェース190は、1つ又は複数のポート又は端末194、無線フロントエンド回路192、並びにRFトランシーバ回路172、無線ユニット(図示せず)の一部としての、を含み得、そして、インターフェース190は、デジタルユニット(図示せず)の一部であるベースバンド処理回路174と通信し得る。
【0074】
アンテナ162は、ワイヤレス信号を送信及び/又は受信するように設定された、1つ又は複数のアンテナ、又はアンテナアレイを含み得る。アンテナ162は、無線フロントエンド回路190に結合され得、ワイヤレスにデータ及び/又は信号を送信及び受信する能力を有する任意のタイプのアンテナでもよい。一部の実施形態では、アンテナ162は、たとえば、2GHzと66GHzとの間で、無線信号を送信/受信するように動作可能な1つ又は複数の全方向性の、セクタ又はパネルアンテナを備え得る。全方向性アンテナは、任意の方向において無線信号を送信/受信するために使用され得、セクタアンテナは、特定のエリア内のデバイスから無線信号を送信/受信するために使用され得、そして、パネルアンテナは、相対的に直線で無線信号を送信/受信するために使用されるサイトアンテナのラインでもよい。場合によっては、複数のアンテナの使用は、MIMOと称され得る。ある種の実施形態では、アンテナ162は、ネットワークノード160とは別個でもよく、インターフェース又はポートを介してネットワークノード160に接続可能になり得る。
【0075】
アンテナ162、インターフェース190、及び/又は処理回路170は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の受信動作及び/又はある種の取得動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データ及び/又は信号が、ワイヤレスデバイス、別のネットワークノード及び/又は任意の他のネットワーク機器から受信され得る。同様に、アンテナ162、インターフェース190、及び/又は処理回路170は、ネットワークノードによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の送信動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データ及び/又は信号が、ワイヤレスデバイス、別のネットワークノード及び/又は任意の他のネットワーク機器に送信され得る。
【0076】
電力回路187は、電力管理回路を備え得る、又はこれに連結され得、本明細書に記載の機能性を実行するための電力をネットワークノード160の構成要素に供給するように設定される。電力回路187は、電源186から電力を受信し得る。電源186及び/又は電力回路187は、それぞれの構成要素に適した形でネットワークノード160の様々な構成要素に電力を提供する(たとえば、それぞれの構成要素のために必要とされる電圧及び電流レベルで)ように設定され得る。電源186は、電力回路187及び/又はネットワークノード160に含まれても、これらの外部でもよい。たとえば、ネットワークノード160は、電気ケーブルなどの入力回路又はインターフェースを介して外部電源(たとえば、電気コンセント)に接続可能になり得、それにより、外部電源が電力回路187に電力を供給する。さらなる例として、電源186は、電力回路187に接続された又はこれに統合された、バッテリ又はバッテリパックの形で電力のソースを備え得る。バッテリは、外部電源が切れた場合に非常用電源を提供し得る。光電池デバイスなどの他のタイプの電源もまた使用され得る。
【0077】
ネットワークノード160の代替実施形態は、本明細書に記載の機能性及び/又は本明細書に記載の主題をサポートするために必要な任意の機能性のうちのいずれかを含む、ネットワークノードの機能性のある種の態様を提供する責任を負い得る
図8に示されたものを超える追加の構成要素を含み得る。たとえば、ネットワークノード160は、ネットワークノード160への情報の入力を可能にするために、及びネットワークノード160からの情報の出力を可能にするために、ユーザインターフェース機器を含み得る。これは、ネットワークノード160のための診断、メンテナンス、修理、及び他の管理機能をユーザが実行することを可能にし得る。
【0078】
本明細書では、ワイヤレスデバイス(WD)は、ネットワークノード及び/又は他のワイヤレスデバイスとワイヤレスに通信する能力を有する、そのように設定された、配置された及び/又は動作可能なデバイスを指す。特に断りのない限り、WDという用語は、ユーザ機器(UE)と同義で本明細書において使用され得る。ワイヤレスに通信することは、電磁波、無線波、赤外線波、及び/又は電波を介して情報を伝えるのに適した他のタイプの信号を使用してワイヤレス信号を送信/受信することを含み得る。一部の実施形態では、WDは、直接の人間の相互作用なしに情報を送信及び/又は受信するように設定され得る。たとえば、WDは、内部又は外部イベントによってトリガされたとき、又はネットワークからの要求に応答して、所定のスケジュールでネットワークに情報を送信するように設計され得る。WDの例は、スマートフォン、携帯電話、セルフォン、ボイスオーバーIP(VoIP)フォン、ワイヤレスローカルループフォン、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスカメラ、ゲーム機又はデバイス、音楽記憶デバイス、再生装置、ウェアラブル端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、モバイル局、タブレット、ラップトップ、ラップトップ埋め込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)。車両搭載ワイヤレス端末デバイスなどを含むが、これらに限定されない。WDは、たとえば、サイドリンク通信、車両対車両(V2V:vehicle−to−vehicle)、車両対インフラストラクチャ(V2I:vehicle−to−infrastructure)、車両対あらゆる物(V2X:vehicle−to−everything)の3GPP標準を実装することによって、デバイス対デバイス(D2D)通信をサポートすることができ、この場合、D2D通信デバイスと称され得る。さらに別の特定の例として、IoT(Internet of Things)シナリオにおいて、WDは、モニタリング及び/又は測定を実行する及びそのようなモニタリング及び/又は測定の結果を別のWD及び/又はネットワークノードに送信するマシン又は他のデバイスを表し得る。WDは、この場合、3GPPコンテキストではMTCデバイスと称され得るマシン対マシン(M2M)デバイスでもよい。1つの特定の例として、WDは、3GPP NB−IoT(narrow band internet of things)標準を実装するUEでもよい。そのようなマシン又はデバイスの具体的な例は、センサ、電力メータなどの計測デバイス、産業マシン、又は家庭用若しくは個人用器具(たとえば、冷蔵庫、テレビジョンなど)、パーソナルウェアラブル(たとえば、腕時計、フィットネストラッカなど)である。他のシナリオにおいて、WDは、その動作状況の監視及び/又は報告或いはその動作に関連する他の機能の能力を有する車両又は他の機器を表し得る。前述のようなWDは、ワイヤレス接続のエンドポイントを表し得、その場合、デバイスはワイヤレス端末と称され得る。さらに、前述のようなWDは、モバイルでもよく、その場合、それはモバイルデバイス又はモバイル端末とも称され得る。
【0079】
図示されているように、ワイヤレスデバイス110は、アンテナ111、インターフェース114、処理回路120、デバイス可読媒体130、ユーザインターフェース機器132、補助機器134、電源136及び電力回路137を含む。WD110は、たとえば、少し例を挙げると、GSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、WiMAX、又はブルートゥースワイヤレス技術など、WD110によってサポートされる異なるワイヤレス技術のための、図示された構成要素のうちの1つ又は複数の構成要素の複数のセットを含み得る。これらのワイヤレス技術は、WD110内の他の構成要素と同じ又は異なるチップ又はチップのセットに統合され得る。
【0080】
アンテナ111は、ワイヤレス信号を送信及び/又は受信するように設定された1つ又は複数のアンテナ又はアンテナアレイを含み得、インターフェース114に接続される。ある種の代替実施形態において、アンテナ111は、WD110とは別個でもよく、インターフェース又はポートを介してWD110に接続可能になり得る。アンテナ111、インターフェース114、及び/又は処理回路120は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載されている任意の受信又は送信動作を実行するように設定され得る。任意の情報、データ及び/又は信号が、ネットワークノード及び/又は別のWDから受信され得る。一部の実施形態では、無線フロントエンド回路及び/又はアンテナ111は、インターフェースと考えられ得る。
【0081】
図示されているように、インターフェース114は、無線フロントエンド回路112及びアンテナ111を備える。無線フロントエンド回路112は、1つ又は複数のフィルタ118及び増幅器116を備える。無線フロントエンド回路114は、アンテナ111及び処理回路120に接続され、アンテナ111と処理回路120との間で通信される信号を調整するように設定される。無線フロントエンド回路112は、アンテナ111に連結され得る、又はアンテナ111の一部でもよい。一部の実施形態では、WD110は、別個の無線フロントエンド回路112を含まないことがあり、そうではなくて、処理回路120は、無線フロントエンド回路を備え得、アンテナ111に接続され得る。同様に、一部の実施形態では、RFトランシーバ回路122の一部又はすべては、インターフェース114の一部と考えられ得る。無線フロントエンド回路112は、ワイヤレス接続を介して他のネットワークノード又はWDに送出されることになるデジタルデータを受信し得る。無線フロントエンド回路112は、フィルタ118及び/又は増幅器116の組合せを使用して適切なチャンネル及び帯域幅パラメータを有する無線信号にデジタルデータを変換し得る。無線信号は、次いで、アンテナ111を介して送信され得る。同様に、データを受信しているとき、アンテナ111は、次いで無線フロントエンド回路112によってデジタルデータに変換される、無線信号を収集し得る。デジタルデータは、処理回路120に渡され得る。他の実施形態において、インターフェースは、異なる構成要素及び/又は異なる組合せの構成要素を備え得る。
【0082】
処理回路120は、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は任意の他の適切なコンピューティングデバイスのうちの1つ又は複数の組合せ、資源、或いは、単独で又はデバイス可読媒体130などの他のWD110構成要素と連動して、WD110機能性を提供するように動作可能なハードウェア、ソフトウェア、及び/又は符号化されたロジックの組合せを備え得る。そのような機能性は、本明細書で論じられる様々なワイヤレス特徴又は利益のいずれかの提供を含み得る。たとえば、処理回路120は、本明細書で開示される機能性を提供するために、デバイス可読媒体130に又は処理回路120内のメモリに記憶された命令を実行し得る。
【0083】
図示されているように、処理回路120は、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、及びアプリケーション処理回路126のうちの1つ又は複数を含む。他の実施形態において、処理回路は、異なる構成要素及び/又は異なる組合せの構成要素を備え得る。ある種の実施形態では、WD110の処理回路120は、SOCを備え得る。一部の実施形態では、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、及びアプリケーション処理回路126は、別個のチップ又はチップのセット上にあることがある。代替実施形態において、ベースバンド処理回路124及びアプリケーション処理回路126の一部又はすべては、1つのチップ又はチップのセット内に結合され得、RFトランシーバ回路122は、別個のチップ又はチップのセット上にあってもよい。さらに代替実施形態において、RFトランシーバ回路122及びベースバンド処理回路124の一部又はすべては、同じチップ又はチップのセット上にあることがあり、アプリケーション処理回路126は、別個のチップ又はチップのセット上にあることがある。さらに他の代替実施形態において、RFトランシーバ回路122、ベースバンド処理回路124、及びアプリケーション処理回路126の一部又はすべては、同じチップ又はチップのセット内に結合され得る。一部の実施形態では、RFトランシーバ回路122は、インターフェース114の一部でもよい。RFトランシーバ回路122は、処理回路120のRF信号を調整し得る。
【0084】
ある種の実施形態では、WDによって実行されるものとして本明細書に記載の機能性の一部又はすべては、ある種の実施形態ではコンピュータ可読記憶媒体であることがある、デバイス可読媒体130に記憶された命令を実行する処理回路120によって提供され得る。代替実施形態において、機能性の一部の又はすべては、ハードワイヤード方式などで、別個の又はディスクリートデバイスの可読記憶媒体に記憶された命令を実行することなしに処理回路120によって提供され得る。それらの特定の実施形態のいずれかにおいて、デバイス可読記憶媒体に記憶された命令を実行してもしなくても、処理回路120は、記載された機能性を実行するように設定することができる。そのような機能性によって提供される利益は、単独で処理回路120に又はWD110の他の構成要素に限定されず、全体としてのWD110によって、及び/又は一般にエンドユーザ及びワイヤレスネットワークによって、享受される。
【0085】
処理回路120は、WDによって実行されるものとして本明細書に記載された任意の決定、計算、又は類似の動作(たとえば、ある種の取得動作)を実行するように設定され得る。処理回路120によって実行されるものとしての、これらの動作は、たとえば、取得された情報を他の情報に変換すること、取得された情報又は変換された情報をWD110によって記憶された情報と比較すること、及び/又は取得された情報又は変換された情報に基づいて1つ又は複数の動作を実行することにより、処理回路120によって取得された情報を処理すること、並びに前記処理の結果として判定を行うことを含み得る。
【0086】
デバイス可読媒体130は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、ロジック、ルール、コード、テーブルなどのうちの1つ又は複数を含むアプリケーション及び/又は処理回路120によって実行することが可能な他の命令を記憶するように動作可能になり得る。デバイス可読媒体130は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)又は読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)又はデジタルビデオディスク(DVD))、及び/又は処理回路120によって使用され得る情報、データ、及び/又は命令を記憶する任意の他の揮発性又は不揮発性の、非一時的デバイス可読及び/又はコンピュータ実行可能メモリデバイスを含み得る。一部の実施形態では、処理回路120及びデバイス可読媒体130は、統合されたものとして考えられ得る。
【0087】
ユーザインターフェース機器132は、人間のユーザがWD110と相互作用することを可能にする構成要素を提供し得る。そのような相互作用は、視覚、聴覚、触覚などの多数の形態をとり得る。ユーザインターフェース機器132は、ユーザへの出力を生み出すように及びユーザが入力をWD110に提供することを可能にするように動作可能になり得る。相互作用のタイプは、WD110にインストールされたユーザインターフェース機器132のタイプに応じて変化し得る。たとえば、WD110がスマートフォンである場合には、相互作用はタッチスクリーンを介し得、WD110がスマートメータである場合には、相互作用は、使用量(たとえば、使用されたガロン数)を提供するスクリーン又は警報音を提供する(たとえば、煙が検知された場合に)スピーカを介し得る。ユーザインターフェース機器132は、入力インターフェース、デバイス及び回路と、出力インターフェース、デバイス及び回路とを含み得る。ユーザインターフェース機器132は、WD110への情報の入力を可能にするように設定され、処理回路120に接続されて処理回路120が入力情報を処理することを可能にする。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、マイクロフォン、近接若しくは他のセンサ、キー/ボタン、タッチディスプレイ、1つ又は複数のカメラ、USBポート、又は他の入力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132はまた、WD110からの情報の出力を可能にするように、及び処理回路120がWD110から情報を出力することを可能にするように設定される。ユーザインターフェース機器132は、たとえば、スピーカ、ディスプレイ、振動回路、USBポート、ヘッドフォンインターフェース、又は他の出力回路を含み得る。ユーザインターフェース機器132の1つ又は複数の入力及び出力インターフェース、デバイス、及び回路を使用し、WD110は、エンドユーザ及び/又はワイヤレスネットワークと通信することができ、それらが本明細書に記載の機能性から利益を得ることを可能にし得る。
【0088】
補助機器134は、WDによって一般に実行されないことがあるより多くの特定の機能性を提供するように動作可能である。これは、様々な目的で測定を行うための専門のセンサ、ワイヤード通信などの付加的タイプの通信のためのインターフェースなどを備え得る。補助機器134の構成要素の包含及びタイプは、実施形態及び/又はシナリオに応じて異なり得る。
【0089】
一部の実施形態では、電源136は、バッテリ又はバッテリパックの形でもよい。外部電源(たとえば、電気コンセント)、光電池デバイス又は動力電池など、他のタイプの電源もまた使用され得る。WD110はさらに、本明細書に記載又は示された任意の機能性を実行するために電源136からの電力を必要とするWD110の様々な部分に電源136から電力を届けるための電力回路137を備え得る。ある種の実施形態では、電力回路137は、電力管理回路を備え得る。電力回路137は、付加的に又は別法として外部電源から電力を受信するように動作可能になり得、その場合、WD110は、入力回路又は電気動力ケーブルなどのインターフェースを介して外部電源(電気コンセントなど)に接続可能になり得る。ある種の実施形態では、電力回路137はまた、外部電源から電源136に電力を届けるように動作可能になり得る。これは、たとえば、電源136の充電のためでもよい。電力回路137は、任意のフォーマッティング、変換、又は他の修正を電源136からの電力に実行して、電力を、電力が供給される先のWD110のそれぞれの構成要素に適するようにさせることができる。
【0090】
図9は、本明細書に記載する様々な態様による、UEの一実施形態を示している。本明細書では、ユーザ機器又はUEは、関連デバイスを所有及び/又は操作する人間ユーザという意味でのユーザを必ずしも有さないことがある。そうではなく、UEは、人間ユーザへの販売、又は人間ユーザによる操作向けに意図されるが、特定の人間ユーザに関連付けられていないことがある、又は最初は特定の人間ユーザに関連付けられていないことがあるデバイスを表し得る(たとえば、スマートスプリンクラコントローラ)。別法として、UEは、エンドユーザへの販売又はエンドユーザによる操作向けに意図されていないが、ユーザの利益に関連し得る又はユーザの利益のために操作され得るデバイスを表し得る(たとえば、スマート電力メータ)。UE2200は、NB−IoT UE、マシンタイプ通信(MTC:machine type communication)UE、及び/又は拡張MTC(eMTC:enhanced MTC)UEを含む、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)によって識別された任意のUEでもよい。
図9に示されているような、UE200は、3GPPのGSM、UMTS、LTE、及び/又は5G標準など、第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)によって公表された1つ又は複数の通信標準による通信向けに設定されたWDの一例である。前述のように、WD及びUEという用語は、同義で使用され得る。したがって、
図9はUEであるが、本明細書で論じられる構成要素は、WDに同等に適用可能であり、逆もまた同様である。
【0091】
図9では、UE200は、入力/出力インターフェース205、無線周波数(RF)インターフェース209、ネットワーク接続インターフェース211、ランダムアクセスメモリ(RAM)217、読取り専用メモリ(ROM)219、及び記憶媒体221などを含むメモリ215、通信サブシステム231、電源233、及び/又は任意の他の構成要素、或いはその任意の組合せに動作可能なように連結された、処理回路201を含む。記憶媒体221は、オペレーティングシステム223、アプリケーションプログラム225、及びデータ227を含む。他の実施形態において、記憶媒体221は、他の類似のタイプの情報を含み得る。ある種のUEは、
図9に示されたすべての構成要素、又はそれらの構成要素のサブセットのみを使用し得る。構成要素間の統合のレベルは、UEによって異なり得る。さらに、ある種のUEは、複数のプロセッサ、メモリ、トランシーバ、送信器、受信器などの構成要素の複数のインスタンスを含み得る。
【0092】
図9では、処理回路201は、コンピュータ命令及びデータを処理するように設定され得る。処理回路201は、1つ又は複数のハードウェア実装された状態マシン(たとえば、離散的なロジック、FPGA、ASICなどにおける)など、メモリ内のマシン可読コンピュータプログラムとして記憶されたマシン命令を実行するように動作可能な任意の順次状態マシン、適切なファームウェアと一緒のプログラマブルロジック、適切なソフトウェアと一緒の、マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ(DSP)などの、1つ又は複数の記憶されたプログラム、汎用プロセッサ、或いは前記の任意の組合せを実装するように設定され得る。たとえば、処理回路201は、2つの中央処理装置(CPU)を含み得る。データは、コンピュータによる使用に適した形の情報でもよい。
【0093】
図示された実施形態では、入力/出力インターフェース205は、通信インターフェースを入力デバイス、出力デバイス、或いは、入力及び出力デバイスに提供するように設定され得る。UE200は、入力/出力インターフェース205を介して出力デバイスを使用するように設定され得る。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインターフェースポートを使用し得る。たとえば、USBポートは、UE200への入力及びUE200からの出力を提供するために使用され得る。出力デバイスは、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、又はその任意の組合せでもよい。UE200は、ユーザがUE200内に情報をキャプチャすることを可能にするために入力/出力インターフェース205を介して入力デバイスを使用するように設定され得る。入力デバイスは、タッチセンサ式又はプレゼンスセンサ式ディスプレイ、カメラ(たとえば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向性パッド、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどを含み得る。プレゼンスセンサ式ディスプレイは、ユーザからの入力を感知するための容量性又は抵抗性タッチセンサを含み得る。センサは、たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、別の同様のセンサ、又はその任意の組合せでもよい。たとえば、入力デバイスは、加速度計、磁力計、デジタルカメラ、マイクロフォン、及び光センサでもよい。
【0094】
図9では、RFインターフェース209は、送信器、受信器、及びアンテナなどのRF構成要素に通信インターフェースを提供するように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、通信インターフェースをネットワーク243aに提供するように設定され得る。ネットワーク243aは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワーク又はその任意の組合せなど、ワイヤード及び/又はワイヤレスネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243aは、Wi−Fiネットワークを備え得る。ネットワーク接続インターフェース211は、イーサネット、TCP/IP、SONET、ATMなどの1つ又は複数の通信プロトコルによる通信ネットワークを介して1つ又は複数の他のデバイスと通信するために使用される受信器及び送信器インターフェースを含むように設定され得る。ネットワーク接続インターフェース211は、通信ネットワークリンク(たとえば、光、電気など)に適した受信器及び送信器機能性を実装し得る。送信器及び受信器機能は、回路構成要素、ソフトウェア又はファームウェアを共用し得、或いは別法として別個に実装され得る。
【0095】
RAM217は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、及びデバイスドライバなどのソフトウェアプログラムの実行中にデータ又はコンピュータ命令の記憶又はキャッシュを行うために処理回路201にバス202を介してインターフェースするように設定され得る。ROM219は、コンピュータ命令又はデータを処理回路201に提供するように設定され得る。たとえば、ROM219は、基本入力及び出力(I/O)、スタートアップ、又は不揮発性メモリに記憶されたキーボードからのキーストロークの受信などの基本システム機能のための不変の低レベルシステムコード又はデータを記憶するように設定され得る。記憶媒体221は、RAM、ROM、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピディスク、ハードディスク、取り外し可能カートリッジ、又はフラッシュドライブなどのメモリを含むように設定され得る。1つの例では、記憶媒体221は、オペレーティングシステム223、ウェブブラウザアプリケーションなどのアプリケーションプログラム225、ウィジェット若しくはガジェットエンジン又は別のアプリケーション、及びデータファイル227を含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200によって使用するために、バラエティ豊かな様々なオペレーティングシステムのいずれか又はオペレーティングシステムの組合せを記憶し得る。
【0096】
記憶媒体221は、RAID(redundant array of independent disk)、フロッピディスクドライブ、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD−DVD:high−density digital versatile disc)光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS:holographic digital data storage)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM:mini−dual in−line memory module)、同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous dynamic random access memory)、外部マイクロDIMM SDRAM、加入者識別モジュール若しくは取り外し可能ユーザ識別(SIM/RUIM:subscriber identity module or a removable user identity)モジュールなどのスマートカードメモリ、他のメモリ、或いはその任意の組合せなどのいくつかの物理ドライブユニットを含むように設定され得る。記憶媒体221は、UE200が、一時的又は非一時的メモリ媒体に記憶された、コンピュータで実行可能な命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスすること、データをオフロードすること、或いはデータをアップロードすることを可能にし得る。通信システムを使用するものなどの製造品は、デバイス可読媒体を備え得る記憶媒体221において有形に実施され得る。
【0097】
図9において、処理回路201は、通信サブシステム231を使用するネットワーク243bと通信するように設定され得る。ネットワーク243a及びネットワーク243bは、1つ又は複数の同じネットワーク或いは1つ又は複数の異なるネットワークでもよい。通信サブシステム231は、ネットワーク243bと通信するために使用される1つ又は複数のトランシーバを含むように設定され得る。たとえば、通信サブシステム231は、IEEE802.2、CDMA、WCDMA、GSM、LTE、UTRAN、WiMaxなどの1つ又は複数の通信プロトコルによる無線アクセスネットワーク(RAN)の別のWD、UE、又は基地局など、ワイヤレス通信の能力を有する別のデバイスの1つ又は複数のリモートトランシーバと通信するために使用される1つ又は複数のトランシーバを含むように設定され得る。各トランシーバは、それぞれ、RANリンクに適した送信器又は受信器機能性(たとえば、周波数割当てなど)を実装するために送信器233及び/又は受信器235を含み得る。さらに、各トランシーバの送信器233及び受信器235は、回路構成要素、ソフトウェア又はファームウェアを共用し得る、或いは別法として別個に実装され得る。
【0098】
図示された実施形態において、通信サブシステム231の通信機能は、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、ブルートゥースなどの短距離通信、近距離無線通信、位置を判定するためのグローバルポジショニングシステム(GPS)の使用などの位置ベースの通信、別の同様の通信機能、或いはその任意の組合せを含み得る。たとえば、通信サブシステム231は、セルラ通信、Wi−Fi通信、ブルートゥース通信、及びGPS通信を含み得る。ネットワーク243bは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、コンピュータネットワーク、ワイヤレスネットワーク、電気通信ネットワーク、別の同様のネットワーク又はその任意の組合せなど、ワイヤード及び/又はワイヤレスネットワークを包含し得る。たとえば、ネットワーク243bは、セルラネットワーク、Wi−Fiネットワーク、及び/又は近距離無線ネットワークでもよい。電源213は、交流(AC)又は直流(DC)電力をUE200の構成要素に提供するように設定され得る。
【0099】
本明細書に記載の特徴、利益及び/又は機能は、UE200の構成要素のうちの1つにおいて実装され得る、又はUE200の複数の構成要素を横断して分割され得る。さらに、本明細書に記載の特徴、利益、及び/又は機能は、ハードウェア、ソフトウェア又はファームウェアの任意の組合せにおいて実装され得る。1つの例では、通信サブシステム231は、本明細書に記載の構成要素のいずれかを含むように設定され得る。さらに、処理回路201は、バス202を介してそのような構成要素のいずれかと通信するように設定され得る。別の例では、そのような構成要素のいずれかは、処理回路201によって実行されたときに本明細書に記載の対応する機能を実行するメモリに記憶されたプログラム命令によって表され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの構成要素の機能性は、処理回路201と通信サブシステム231との間で分割され得る。別の例では、そのような構成要素のうちのいずれかの構成要素の非計算集約的機能は、ソフトウェア又はファームウェアにおいて実装され得、計算集約的機能は、ハードウェアにおいて実装され得る。
【0100】
図10は、一部の実施形態によって実装される機能が仮想化され得る仮想化環境300を示す概略的ブロック図である。これに関連して、仮想化は、ハードウェアプラットフォーム、記憶デバイス及びネットワーク資源の仮想化を含み得る装置又はデバイスの仮想バージョンの作成を意味する。本明細書では、仮想化は、ノード(たとえば、仮想化された基地局又は仮想化された無線アクセスノード)に或いはデバイス(たとえば、UE、ワイヤレスデバイス又は任意の他のタイプの通信デバイス)又はその構成要素に適用することができ、機能性の少なくとも一部分が1つ又は複数の仮想構成要素として実装される(たとえば、1つ又は複数のアプリケーション、構成要素、機能、仮想マシン又は1つ又は複数のネットワーク内の1つ又は複数の物理処理ノードで実行するコンテナを介して)実装形態に関する。
【0101】
一部の実施形態では、本明細書に記載の機能の一部又はすべては、ハードウェアノード330のうちの1つ又は複数によってホストされる1つ又は複数の仮想環境300において実装された1つ又は複数の仮想マシンによって実行される仮想構成要素として実装され得る。さらに、仮想ノードが無線アクセスノードではない又は無線接続性(たとえば、コアネットワークノード)を必要としない実施形態では、そのとき、ネットワークノードは、完全に仮想化され得る。
【0102】
本機能は、本明細書で開示される実施形態のうちのいくつかの実施形態の特徴、機能、及び/又は利益のうちのいくつかを実装するように動作可能な1つ又は複数のアプリケーション320(ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと別称され得る)によって実装され得る。アプリケーション320は、処理回路360及びメモリ390を備えるハードウェア330を提供する仮想化環境300において実行される。メモリ390は、処理回路360によって実行可能な命令395を含み、それにより、アプリケーション320は、本明細書で開示される特徴、利益、及び/又は機能のうちの1つ又は複数を提供するように動作可能である。
【0103】
仮想化環境300は、民生(COTS:commercial off−the−shelf)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、或いはデジタル若しくはアナログハードウェア構成要素又は専用プロセッサを含む任意の他のタイプの処理回路でもよい、1セットの1つ又は複数のプロセッサ又は処理回路360を備えた、汎用又は専用ネットワークハードウェアデバイス330を備える。各ハードウェアデバイスは、命令395又は処理回路360によって実行されるソフトウェアを一時的に記憶するための非永続メモリでもよいメモリ390−1を備え得る。各ハードウェアデバイスは、物理ネットワークインターフェース380を含む、ネットワークインターフェースカードとしても知られる、1つ又は複数のネットワークインターフェースコントローラ(NIC:network interface controller)370を備え得る。各ハードウェアデバイスはまた、ソフトウェア395がそこに記憶された非一時的、永続的、マシン可読記憶媒体390−2、及び/又は処理回路360によって実行可能な命令を含み得る。ソフトウェア395は、1つ又は複数の仮想化レイヤ350(ハイパーバイザとも呼ばれる)のインスタンスを作成するためのソフトウェア、仮想マシン340を実行するためのソフトウェア、並びに本明細書に記載のいくつかの実施形態に関連して記載された機能、特徴及び/又は利益をそれが実行することを可能にするソフトウェアを含む、任意のタイプのソフトウェアを含み得る。
【0104】
仮想マシン340は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワーキング又はインターフェース及び仮想ストレージを備え、対応する仮想化レイヤ350又はハイパーバイザによって実行され得る。仮想アプライアンス320のインスタンスの異なる実施形態は、仮想マシン340のうちの1つ又は複数で実装され得、実装形態は、異なる形で行われ得る。
【0105】
動作中、処理回路360は、仮想マシンモニタ(VMM:virtual machine monitor)と時に称されることがあるハイパーバイザ又は仮想化レイヤ350のインスタンスを作成するために、ソフトウェア395を実行する。仮想化レイヤ350は、仮想マシン340にネットワーキングハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを示し得る。
【0106】
図10に示されるように、ハードウェア330は、一般又は特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードでもよい。ハードウェア330は、アンテナ3225を備え得、仮想化を介していくつかの機能を実装し得る。別法として、ハードウェア330は、多数のハードウェアノードが連携する及び、とりわけアプリケーション320のライフサイクル管理を監督する、管理及び編成(MANO:management and orchestration)3100を介して管理される、ハードウェアのより大きなクラスタ(たとえば、データセンタ又は顧客構内機器(CPE)内など)の一部でもよい。
【0107】
ハードウェアの仮想化は、いくつかの文脈では、ネットワーク機能仮想化(NFV:network function virtualization)と称される。NFVは、データセンタ及び顧客構内機器内に置かれ得る、業界標準高容量サーバハードウェア、物理スイッチ、及び物理ストレージに多数のネットワーク機器タイプを統合するために使用され得る。
【0108】
NFVとの関連で、仮想マシン340は、プログラムが物理的な非仮想化マシンで実行していたかのようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実装形態でもよい。それぞれの仮想マシン340、及びその仮想マシンを実行するハードウェア330のその部分は、それがその仮想マシン専用のハードウェア及び/又は他の仮想マシン340とその仮想マシンによって共用されるハードウェアであれば、別個の仮想ネットワーク要素(VNE)を形成する。
【0109】
さらにNFVに関連して、仮想ネットワーク機能(VNF:Virtual Network Function)は、ハードウェアネットワーキングインフラストラクチャ330の最上部の1つ又は複数の仮想マシン340において実行する特定のネットワーク機能を処理する責任を有し、
図10のアプリケーション320に対応する。
【0110】
一部の実施形態では、1つ又は複数の送信器3220及び1つ又は複数の受信器3210をそれぞれ含む1つ又は複数の無線ユニット3200は、1つ又は複数のアンテナ3225に連結され得る。無線ユニット3200は、1つ又は複数の適切なネットワークインターフェースを介してハードウェアノード330と直接通信することができ、無線アクセスノード又は基地局などの無線能力を有する仮想ノードを提供するために仮想構成要素と組み合わせて使用され得る。
【0111】
一部の実施形態では、一部のシグナリングは、別法としてハードウェアノード330と無線ユニット3200との間の通信のために使用され得る制御システム3230の使用の影響を受け得る。
【0112】
図11を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク411及びコアネットワーク414を備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの電気通信ネットワーク410を含む。アクセスネットワーク411は、それぞれが対応するカバレッジエリア413a、413b、413cを規定する、NB、eNB、gNB又は他のタイプのワイヤレスアクセスポイントなどの複数の基地局412a、412b、412cを備える。各基地局412a、412b、412cは、ワイヤード又はワイヤレス接続415を介してコアネットワーク414に接続可能である。カバレッジエリア413c内に置かれた第1のUE491は、対応する基地局412cにワイヤレスで接続される又は対応する基地局412cによってページングされるように設定され得る。カバレッジエリア413a内の第2のUE492は、対応する基地局412aにワイヤレスに接続可能である。複数のUE491、492が本例では図示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア内にある又は唯一のUEが対応する基地局412に接続している状況に同等に適用可能である。
【0113】
電気通信ネットワーク410自体は、ホストコンピュータ430に接続され、ホストコンピュータ430は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装されたサーバ、分散型サーバのハードウェア及び/又はソフトウェアにおいて或いはサーバファーム内の処理資源として実施され得る。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有権又は制御の下にあってもよく、或いはサービスプロバイダによって又はサービスプロバイダのために動作させられ得る。電気通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との接続421及び422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430に直接延びてもよく、或いはオプションの中間ネットワーク420を介してもよい。中間ネットワーク420は、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク又はホスト型ネットワークのうちの1つ、又はそれらのうちの2つ以上の組合せでもよく、中間ネットワーク420は、もしあるなら、バックボーンネットワーク又はインターネットでもよく、具体的には、中間ネットワーク420は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0114】
全体としての
図11の通信システムは、接続されたUE491、492及びホストコンピュータ430の間の接続性を有効にする。接続性は、オーバーザトップ(OTT:over−the−top)接続450として説明され得る。ホストコンピュータ430及び接続されたUE491、492は、媒介としてアクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420及び可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を使用し、OTT接続450を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように設定される。OTT接続450は、OTT接続450が通過する参加通信デバイスはアップリンク及びダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で、透過的になり得る。たとえば、基地局412は、接続されたUE491に転送される(たとえば、ハンドオーバされる)ことになるホストコンピュータ430に由来するデータとの着信ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して知らされないことがある、又は知らされる必要はない。同様に、基地局412は、UE491からホストコンピュータ430に向けて始められる外向きのアップリンク通信の未来のルーティングを認識する必要はない。
【0115】
前段落で論じられたUE、基地局及びホストコンピュータの一実施形態による例示的実装形態について、
図12を参照して、ここで説明する。通信システム500では、ホストコンピュータ510は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとのワイヤード又はワイヤレス接続をセットアップ及び維持するように設定された通信インターフェース516を含むハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510はさらに、ストレージ及び/又は処理能力を有し得る処理回路518を備える。具体的には、処理回路518は、1つ又は複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、或いは命令を実行するようになされたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ510はさらに、ホストコンピュータ510に記憶された若しくはこれによってアクセス可能な及び処理回路518によって実行可能な、ソフトウェア511を備える。ソフトウェア511は、ホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE530及びホストコンピュータ510で終了するOTT接続550を介して接続するUE530など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能になり得る。サービスのリモートユーザへの提供において、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。
【0116】
通信システム500はさらに、電気通信システムにおいて提供される並びにホストコンピュータ510と及びUE530とそれが通信することを可能にするハードウェア525を備える、基地局520を含む。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインターフェースとのワイヤード又はワイヤレス接続をセットアップ及び維持するための通信インターフェース526、並びに基地局520によってサービスされるカバレッジエリア(
図12には図示せず)内に置かれたUE530とのワイヤレス接続570を少なくともセットアップ及び維持するための無線インターフェース527を含み得る。通信インターフェース526は、ホストコンピュータ510への接続560を円滑にするように設定され得る。接続560は直接でもよく、或いは、接続560は、電気通信システムのコアネットワーク(
図12には図示せず)を通過及び/又は電気通信システム外部の1つ又は複数の中間ネットワークを通過してもよい。示された実施形態では、基地局520のハードウェア525はさらに、1つ又は複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は命令を実行するようになされたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る、処理回路528を含む。基地局520はさらに、内部に記憶された又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521を有する。
【0117】
通信システム500はさらに、すでに参照されたUE530を含む。それのハードウェア535は、UE530が現在位置するカバレッジエリアにサービスする基地局とのワイヤレス接続570をセットアップ及び維持するように設定された無線インターフェース537を含み得る。UE530のハードウェア535はさらに、1つ又は複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、又は命令を実行するようになされたこれらの組合せ(図示せず)を備え得る、処理回路538を含む。UE530はさらに、UE530に記憶された若しくはこれによってアクセス可能な及び処理回路538によって実行可能なソフトウェア531を備える。ソフトウェア531は、クライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510のサポートを有して、UE530を介して人間又は非人間ユーザにサービスを提供するように動作可能になり得る。ホストコンピュータ510では、実行中のホストアプリケーション512は、UE530及びホストコンピュータ510で終了するOTT接続550を介して実行中のクライアントアプリケーション532と通信し得る。ユーザへのサービス提供において、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTT接続550は、要求データ及びユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション532は、ユーザと相互作用して、それが提供するユーザデータを生成することができる。
【0118】
図12に示されたホストコンピュータ510と、基地局520と、UE530とは、それぞれ、
図11のホストコンピュータ430と、基地局412a、412b、412cのうちの1つと、UE491、492のうちの1つと類似する又は同一であってもよいことに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部の動きは、
図12に示されるようでもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは、
図11のそれでもよい。
【0119】
図12において、OTT接続550は、媒介デバイスの明示的参照及びこれらのデバイスを介するメッセージの正確なルーティングなしに、基地局520を介するホストコンピュータ510とUE530との通信を説明するために抽象的に描かれてある。ネットワークインフラストラクチャは、ルーティングを判定することができ、それは、UE530から若しくはサービスプロバイダオペレーティングホストコンピュータ510から又はその両方から隠すように設定され得る。OTT接続550がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、それがルーティングを動的に変更する判定(たとえば、ネットワークの負荷バランシング検討又は再設定に基づく)をさらに行うことができる。
【0120】
UE530と基地局520との間のワイヤレス接続570は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つ又は複数は、ワイヤレス接続570が最後のセグメントを形成する、OTT接続550を使用してUE530に提供されるOTTサービスのパフォーマンスを改善する。より詳細には、これらの実施形態の教示は、レイテンシを改善し、それによってユーザの待機時間の低減などの利益をもたらしてもよい。
【0121】
測定プロシージャは、1つ又は複数の実施形態が改善するモニタリングデータレート、レイテンシ及び他の要因を目的として、提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ510とUE530との間のOTT接続550を再設定するためのオプションのネットワーク機能性がさらに存在し得る。測定プロシージャ及び/又はOTT接続550を再設定するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511及びハードウェア515において、又はUE530のソフトウェア531及びハードウェア535において、又はその両方で実装され得る。実施形態において、センサ(図示せず)は、OTT接続550が通過する通信デバイスにおいて又はそのような通信デバイスに関連して配備され得、センサは、上記で例示されたモニタされる数量の値を供給すること、或いはそこからソフトウェア511、531がモニタされる数量を計算又は推定し得る他の物理数量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続550の再設定は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は基地局520に影響を及ぼす必要はなく、そして、それは基地局520に知られてなくても又は感知できなくてもよい。そのようなプロシージャ及び機能性は、当分野では知られており、実施されることがある。ある種の実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ510の測定を円滑にする占有UEシグナリングを含み得る。ソフトウェア511及び531が、OTT接続550を使用し、それが伝搬時間、エラーなどをモニタする間に、メッセージ、具体的には空の又は「ダミー」メッセージ、を送信させるので、測定は実装され得る。
【0122】
図13は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す流れ図である。通信システムは、
図11及び12を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、
図13のみの図面の参照が、このセクションに含まれることになる。ステップ610において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ610のサブステップ611(オプションでもよい)では、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ620では、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに運ぶ送信を開始する。ステップ630(オプションでもよい)では、基地局が、本開示を通して説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において運ばれたユーザデータをUEに送信する。ステップ640(やはりオプションでもよい)で、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0123】
図14は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す流れ図である。通信システムは、
図11及び12を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、
図14の図面の参照のみが、このセクションに含まれることになる。本方法のステップ710において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ720で、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに運ぶ送信を開始する。送信は、本開示を通して説明される実施形態の教示によれば、基地局を通り得る。ステップ730(オプションでもよい)で、UEは、その送信で運ばれたユーザデータを受信する。
【0124】
図15は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示す流れ図である。通信システムは、
図11及び12を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、
図15の図面の参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ810(オプションでもよい)で、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。追加で又は別法として、ステップ820で、UEはユーザデータを提供する。ステップ820のサブステップ821(オプションでもよい)で、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ810のサブステップ811(オプションでもよい)で、UEは、ホストコンピュータによって提供される受信された入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータの提供において、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮し得る。ユーザデータが提供された具体的方式に関わらず、UEは、サブステップ830(オプションでもよい)で、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ840において、ホストコンピュータは、本開示を通して説明される実施形態の教示によれば、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0125】
図16は、1つの実施形態による、通信システムにおいて実装された方法を示す流れ図である。通信システムは、
図11及び12を参照して説明されるものでもよいホストコンピュータ、基地局及びUEを含む。本開示を簡単にするために、
図16の図面の参照のみが、このセクションに含まれることになる。ステップ910(オプションでもよい)において、本開示を通して説明される実施形態の教示に従って、基地局は、ユーザデータをUEから受信する。ステップ920(オプションでもよい)で、基地局は、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ930(オプションでもよい)で、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信で運ばれたユーザデータを受信する。
【0126】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、又は利益は、1つ又は複数の仮想装置の1つ又は複数の機能ユニット又はモジュールを介して実行され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備え得る。これらの機能ユニットは、1つ又は複数のマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含み得る、処理回路、並びに、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックなどを含み得る、他のデジタルハードウェアを介して実装され得る。処理回路は、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなど、1つの又はいくつかのタイプのメモリを含み得る、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように設定され得る。メモリに記憶されたプログラムコードは、1つ又は複数の電気通信及び/又はデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令並びに本明細書に記載の技法のうちの1つ又は複数を実行するための命令を含む。いくつかの実装形態において、処理回路は、本開示の1つ又は複数の実施形態による対応する機能をそれぞれの機能ユニットに実行させるために使用され得る。
【0127】
いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、又はコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータで実行されたとき、本明細書に開示する実施形態のいずれかを実施する命令を含む。さらなる例では、命令は、信号又はキャリアで伝達され、コンピュータ上で実行可能であり、実行されたとき本明細書に開示する実施形態のいずれかを実施する。
【0128】
実施形態
グループA実施形態
1.以下を含む、ワイヤレスデバイスによって実施される方法:
−グループB実施形態のいずれかにしたがって設定された送信器から、SIB1−NBサブフレームを受信するように設定された受信器によって、ある数のレガシーSIB1−NBサブフレーム及びある数の追加のSIB1−NBサブフレームを受信すること。
2.さらに以下を含む、前の実施形態のいずれかの方法:
−ユーザデータを提供することと、
−基地局への送信によって、ユーザデータをホストコンピュータに転送すること。
【0129】
グループB実施形態
3.以下を含む、基地局によって実施される方法:
−レガシー設定にしたがってある数のSIB1−NBサブフレームを送信することと、
−SIB1−NBの搬送ブロックサイズに基づいて、送信する追加のSIB1−NBサブフレームの数を決定することと、
−追加の数のSIB1−NBサブフレームを送信すること。
4.前の実施形態の方法、そこで、レガシー設定にしたがって送信されるSIB1−NBサブフレームの数が、(例えば、Rel−13又はRel−14にしたがって)サブフレーム#4で送信される。
5.前の実施形態のいずれかの方法、そこで、追加の数のSIB1−NBサブフレームが、(例えば、Rel−15にしたがって)サブフレーム#3で送信される。
6.SIB1−NBのより大きい搬送ブロックサイズに対して、追加のSIB1−NBサブフレームの数を増加させることをさらに含む、前の実施形態のいずれかの方法。
7.SIB1−NBのより小さい搬送ブロックサイズに対して、追加のSIB1−NBサブフレームの数を減少させることをさらに含む、前の実施形態のいずれかの方法。
8.SIB1−NBの搬送ブロックサイズが208又は328のとき、追加のSIB1−NBサブフレームの送信に3つおきのサブフレーム#3を使用することと、SIB1−NBの搬送ブロックサイズが440又は680のとき、追加のSIB1−NBサブフレームの送信に7つおきのサブフレーム#3を使用することとをさらに含む、前の実施形態のいずれかの方法。
9.以下を含む、方法:
−仮想サーキュラーバッファから読み取ることによって、レガシーSIB1−NBサブフレームで送信される符号化ビットを生成することと、
−仮想サーキュラーバッファから継続して読み取ることによって、追加のSIB1−NBサブフレームで送信される符号化ビットを生成すること。
10.前の実施形態の方法、そこで、各SIB1−NBサブフレームに対して、仮想サーキュラーバッファからの読取りの対応する開始インデックスに基づいて、符号化ビットが得られる。
11.以下を含む、方法:
−追加のSIB1−NBサブフレームで送信される符号化ビットをスクランブルするのに使用されるスクランブルシーケンスを生成すること、そこで、スクランブルシーケンスが、レガシースクランブルシーケンスに基づいて再初期化スキームを使用し、そこで、レガシースクランブルシーケンスが、追加の符号化ビットを網羅するように拡張される。
12.前の実施形態の方法、そこで、同じフレームのレガシーSIB1−NBサブフレームで使用されるスクランブルシーケンスに対して2560のシフトで、追加のSIB1−NBサブフレームそれぞれに対してスクランブルシーケンスが生成される。
13.さらに以下を含む、前の実施形態のうちのいずれかの実施形態の方法:
−ユーザデータを取得することと、
−ホストコンピュータ又はワイヤレスデバイスにユーザデータを転送すること。
【0130】
グループC実施形態
14.ワイヤレスデバイスであって、以下を備えたワイヤレスデバイス:
−グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定された処理回路と、
−ワイヤレスデバイスに電力を供給するように設定された電源回路。
15.基地局であって、以下を備えた基地局:
−グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定された処理回路と、
−ワイヤレスデバイスに電力を供給するように設定された電源回路。
16.ユーザ機器(UE)であって、以下を備えるUE:
−ワイヤレス信号を送る及び受信するように設定されたアンテナと、
−アンテナに及び処理回路に接続されており、アンテナと処理回路との間で通信される信号を調節するように設定された無線フロントエンド回路と、
−グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定された処理回路と、
−処理回路に接続されており、UEへの情報の入力が処理回路によって処理されることを可能にするように設定された入力インターフェースと、
−処理回路に接続されており、処理回路によって処理されたUEからの情報を出力するように設定された出力インターフェースと、
−処理回路に接続されており、UEに電力を供給するように設定されたバッテリ。
17.以下を備えたホストコンピュータを含む通信システム:
−ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
−ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェース、
−そこで、セルラネットワークは、無線インターフェース及び処理回路を有する基地局を備え、基地局の処理回路は、グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定されている。
18.基地局をさらに含む、前の実施形態の通信システム。
19.さらにUEを含む、前の2つの実施形態の通信システム、そこで、UEは基地局と通信するように設定される。
20.前の3つの実施形態の通信システム、そこでは:
−ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、それによってユーザデータを提供する、そして、
−UEは、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定された処理回路を備える。
21.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
−ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
−ホストコンピュータにおいて、基地局を備えたセルラネットワークを介してUEにユーザデータを運ぶ送信を開始すること、そこで、基地局は、グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
22.基地局において、ユーザデータを送信することをさらに含む、前の実施形態の方法。
23.前の2つの実施形態の方法、そこで、ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、本方法は、UEにおいて、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む。
24.基地局と通信するように設定されたユーザ機器(UE)であって、前の3つの実施形態を実行するように設定された無線インターフェース及び処理回路を備えたUE。
25.以下を備えた、ホストコンピュータを含む通信システム:
−ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、
−ユーザ機器(UE)への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インターフェース、
−そこで、UEは、無線インターフェース及び処理回路を備え、UEの構成要素は、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定される。
26.前の実施形態の通信システム、そこで、セルラネットワークは、UEと通信するように設定された基地局をさらに含む。
27.前の2つの実施形態の通信システム、そこで:
−ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、それによってユーザデータを提供する、そして、
−UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定される。
28.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
−ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
−ホストコンピュータにおいて、基地局を備えたセルラネットワークを介してUEにユーザデータを運ぶ送信を開始すること、そこで、UEは、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
29.UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、前の実施形態の方法。
30.以下を備えたホストコンピュータを含む通信システム:
−ユーザ機器(UE)から基地局への送信に由来するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェース、
−そこで、UEは、無線インターフェース及び処理回路を備え、UEの処理回路は、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定される。
31.UEをさらに含む、前の実施形態の通信システム。
32.基地局をさらに含む、前の2つの実施形態の通信システムであって、そこで、基地局は、UEと通信するように設定された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって運ばれたユーザデータをホストコンピュータに転送するように設定された通信インターフェースとを含む。
33.前の3つの実施形態の通信システム、そこでは:
−ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、そして、
−UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され、それによってユーザデータを提供する。
34.前の4つの実施形態の通信システム、そこでは:
−ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、それによって要求データを提供し、そして、
−UEの処理回路は、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され、それによって要求データに応答してユーザデータを提供する。
35.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
−ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されるユーザデータを受信すること、そこで、UEは、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
36.UEにおいて、基地局にユーザデータを提供することをさらに含む、前の実施形態の方法。
37.以下をさらに含む、前の2つの実施形態の方法:
−UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって送信されることになるユーザデータを提供することと、
−ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションと関連するホストアプリケーションを実行すること。
38.以下をさらに含む、前の3つの実施形態の方法:
−UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
−UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することであり、入力データは、クライアントアプリケーションと関連するホストアプリケーションを実行することによって、ホストコンピュータにおいて提供される、こと、
−そこで、送信されることになるユーザデータは、入力データに応答して、クライアントアプリケーションによって提供される。
39.ユーザ機器(UE)から基地局への送信に由来するユーザデータを受信するように設定された通信インターフェースを備えたホストコンピュータを含む通信システム、そこで、基地局は、無線インターフェース及び処理回路を備え、基地局の処理回路は、グループB実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行するように設定される。
40.基地局をさらに含む、前の実施形態の通信システム。
41.UEをさらに含む、前の2つの実施形態の通信システム、そこで、UEは、基地局と通信するように設定される。
42.前の3つの実施形態の通信システム、そこでは:
−ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように設定され、
−UEは、ホストアプリケーションと関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され、それによって、ホストコンピュータによって受信されることになるユーザデータを提供する。
43.ホストコンピュータ、基地局及びユーザ機器(UE)を含む通信システムにおいて実装される方法であって、以下を含む方法:
−ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信に由来するユーザデータを基地局から受信すること、そこで、UEは、グループA実施形態のうちのいずれかの実施形態のステップのうちのいずれかのステップを実行する。
44.基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、前の実施形態の方法。
45.基地局において、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始することをさらに含む、前の2つの実施形態の方法。