【文献】
LG Electronics,Discussion on interference measurement and rate matching for NR,3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707608,2017年05月06日
【文献】
Ericsson,CSI Framework[online],3GPP TSG RAN WG1 #88 R1-1702679,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_R,2017年02月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
セミパーシステントな(SP)ゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するために無線デバイスによって実行される方法であって、前記方法は、
前記SP ZP CSI−RSについての構成とCSI干渉測定(CSI−IM)についての第2の構成とを基地局から受信することであって、前記SP ZP CSI−RSについての構成は、前記CSI干渉測定(CSI−IM)についての第2の構成とは独立したものである、ことと、
1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースのアクティブ化を示す第1の制御メッセージを前記基地局から受信することであって、前記第1の制御メッセージは、SP非ゼロ電力(NZP)CSI−RS、SP CSI−IM、または、CSIレポートのアクティブ化を示す第2の制御メッセージとは別個のものであり、前記第1および第2の制御メッセージは媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)ベースのものである、ことと、
前記第1の制御メッセージに基づいて前記1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化することと、を有する、方法。
請求項1に記載の方法であって、前記第1の制御メッセージはビットマップを有し、前記ビットマップ内の各ビットは、1つのSP ZP CSI−RSリソースのセットがアクティブかどうかを示す、方法。
請求項2に記載の方法であって、前記ビットマップが参照する前記SP ZP CSI−RSリソースのセットは、SP ZP CSI−RSリソースの無線リソース制御(RRC)構成済みリストである、方法。
請求項1に記載の方法であって、前記第1の制御メッセージは、1つ以上の識別情報を有し、各識別情報は、事前構成されたSP ZP CSI−RSリソースのセットを識別する、方法。
セミパーシステントな(SP)ゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するための基地局によって実行される方法であって、前記方法は、
無線デバイスへ、前記SP ZP CSI−RSについての構成を送信することであって、前記SP ZP CSI−RSについての構成は、CSI干渉測定(CSI−IM)についての第2の構成とは独立したものである、ことと、
前記無線デバイスへ、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースのアクティブ化を示す第1の制御メッセージを送信することを有し、前記第1の制御メッセージは、SP非ゼロ電力(NZP)CSI−RS、SP CSI−IM、または、CSIレポートのアクティブ化を示す第2の制御メッセージとは別個のものであり、前記第1および第2の制御メッセージは媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)ベースのものである、方法。
請求項8に記載の方法であって、前記第1の制御メッセージはビットマップを有し、前記ビットマップ内の各ビットは、1つのSP ZP CSI−RSリソースのセットがアクティブかどうかを示す、方法。
請求項9に記載の方法であって、前記ビットマップが参照する前記1つのSP ZP CSI−RSリソースのセットは、SP ZP CSI−RSリソースの無線リソース制御(RRC)構成済みリストである、方法。
請求項8に記載の方法であって、前記第1の制御メッセージは1つ以上の識別情報を含み、各識別情報は、事前構成されたSP ZP CSI−RSリソースのセットを識別する、方法。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に記載される実施形態は、当業者が実施形態を実施し、実施形態を実施する最良の形態を示すことを可能にする情報を表す。添付の図面に照らして以下の説明を読むと、当業者は、本開示の概念を理解し、本明細書で特に対処されないこれらの概念の適用を認識するであろう。これらの概念およびアプリケーションは、本開示の範囲内にあることを理解されたい。
【0028】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は、異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。a/an/the+要素、装置、構成要素、手段、ステップなどへの言及はすべて、特に明記しない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップは、ステップが別のステップの後または前として明示的に記載されていない限り、および/またはステップが別のステップの後または前になければならないことが暗黙的でない限り、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には、任意の他の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は、任意の他の実施形態に適用することができ、その逆も同様である。添付の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになるであろう。
【0029】
LTEでは、リリース13まで、セル固有基準信号(CRS)やCSI基準信号(CSI‐RS)のような、UEがチャネル状態情報(CSI)の演算に使用するすべての基準信号(RS)は、UEが生のチャネルを測定し、そのRSに基づいて好ましいプリコーディングマトリックスを含むCSIフィードバックを演算できるように、プリコーディングされていなかった。送信(Tx)アンテナポートの数が増えるにつれて、フィードバックの量は多くなる。LTEリリース10では、8Txによる閉ループプリコーディングが導入された際に、UEが最初に広帯域のコースなプリコーダを選択し、次にサブバンドごとに第2のプリコーダを選択する2ステージプリコーダアプローチが導入された。別の可能なアプローチは、ネットワークがCSI−RSをビームフォーミングし、UEがビームフォーミングされたCSI−RSを使用してCSIフィードバックを演算することである。このアプローチは、次のセクションで説明するように、全次元多入力多出力(FD−MIMO)運用のための1つのオプションとして、LTEリリース13で採用された。
【0030】
LTEにおけるリリース13のFD−MIMOの仕様書は、ビームフォーミングされたCSI−RS に対してクラスB CSI と呼ばれる拡張CSIレポートをサポートする。ここで、LTE RRC_CONNECTED UE、すなわちLTEネットワークに接続されたUEは、K個のCSI−RSリソースを構成され(1 < K ≦ 8)、ここで各リソースはビームに対応しており、各CSI−RSリソースは1,2,4 または8個のCSI−RSポートから成りうる。CSIフィードバックの目的で、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)およびチャネル品質インジケータ(CQI)に加えて、CSI‐RSリソースインジケータ(CRI)が導入された。CSIの一部として、UEは、好ましいビームを示すためにCSI−RSインデックス(CRI)をレポートするが、ここでCRIは広帯域(ワイドバンド)である。RI/CQI/PMIなどの他のCSI構成要素は、レガシーコードブック(つまり、リリース12)に基づいており、CRIレポートの周期はRIレポートの周期の整数倍である。
図1はビームフォーミングされたCSI−RSの例を示す。
図1では、UEは「ビームフォーミングされたCSI−RS 2’」を使用して演算されたRI/CQI/PMIに対応するCRI=2をレポートする。
【0031】
リリース14のeFD‐MIMOのために、二つの異なるサブフレーバを持つ非周期的にビームフォーミングされるCSI‐RSが導入された。2つのサブフレーバは、非周期的なCSI−RSとセミパーシステント(半永続的)なCSI−RSとである。これらのサブフレーバーのいずれにおいても、CSI−RSリソースはリリース13のようにUEのためにK個のCSI−RSリソースで構成(設定)され、K個のCSI−RSリソースのうちのN個の媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)のアクティブ化が指定される(N ≦ K)。または、K個のCSI−RSリソースが非周期的なCSI−RSまたはセミパーシステントなCSI−RSに構成された後で、UEは、K個のCSI−RSリソースのうちのN個の、MAC CEアクティベーションを待つ。非周期的なCSI−RSの場合、MAC CEアクティベーションに加えて、アクティブ化されたCSI−RSリソースのうちの1つが、CSI演算および後続のレポートのためにUEによって選択可能となるように、ダウンリンク制御情報(DCI)のトリガがUEに送信される。セミパーシステントなCSI−RSの場合、いったんCSI−RSリソースがMAC CEによってアクティブ化されると、UEは、CSI演算およびレポートのためにアクティブ化されたCSI−RSリソースを使用することができる。
【0032】
MAC CEのアクティベーション(活性化)/ディアクティベーション(非活性化)コマンドは、TS36.321の5.19項で規定されている。ここでは、規格の文言が再現される。
【0033】
ネットワークは、後述のCSI−RSリソースのMAC制御要素のアクティベーション/非アクティベーションを送信することによって、サービングセルの構成されたCSI−RSリソースをアクティブ化および非アクティブ化してもよい。構成されたCSI−RSリソースは、コンフィギュレーション(構成)時、およびハンドオーバ後に、最初に非アクティブ化される。
【0034】
CSI−RSリソースのMAC制御要素のアクティベーション/非アクティベーションは、表6.2.1−1で指定されている論理チャネル識別情報 (LCID) を持つMAC PDUサブヘッダによって識別される。これは、構成されたCSIプロセスの数(N)として可変サイズを有し、
図2Aにおいて定義されている。アクティベーション/非アクティベーションCSI−RSコマンドは、
図2Bで定義されており、CSIプロセスのためのCSI−RSリソースをアクティブ化または非アクティブ化する。各CSIプロセスは、1つ以上のCSI−RSリソースおよび1つ以上のCSI干渉測定(CSI−IM)リソースに関連付けられる。CSI−RSリソースのMAC制御要素のアクティベーション/非アクティベーションは、UEがCSI−RSリソースMAC制御要素のアクティベーション/非アクティベーションを受信する対象セルに適用される。
【0035】
CSI−RSリソースのMAC制御要素のアクティベーション/非アクティベーションは次のように定義される。
【0036】
Ri:このフィールドは、CSI−RSプロセスのためのCSI−RS−ConfigNZPID iに関連するCSI−RSリソースのアクティベーション/非アクティベーションのステータスを示す。CSI−RSプロセスのためのCSI−RS−ConfigNZPId i に関連付けられたCSI−RSリソースがアクティブ化されるべきであることを示すために、Riフィールドは「1」に設定される。CSI−RS−ConfigNZPId i が非アクティブ化されるべきであることを示すために、Riフィールドは「0」に設定される。
【0037】
MACアクティベーションは、UEがCSIフィードバックのためにサポートすることができるCSI−RSリソースの最大数よりも多くのCSI−RSリソースを有するUEを構成することができるように、LTEにおいて導入された。次いで、MAC CEは、CSIフィードバックのためにUEによってサポートされるCSI−RSリソースの最大個数まで選択的にアクティブ化する。CSI−RSのためのMAC CEのアクティベーションの利点は、無線リソース制御(RRC)レイヤーによって再構成する必要がなく、そのUE用に構成されたK個のCSI−RSリソースのうちのN個のリソースからなる別のセットを、ネットワークがアクティブ化できることである。
【0038】
NRの場合、全ての基準信号はビームフォーミングされ得る。NRでは、同期シーケンス(SS)であるプライマリ(NR−PSS)およびセカンダリ(NR−SSS)と、復調基準信号(DMRS)を含む物理ブロードキャストチャネル(PBCH)との両方が、いわゆるSSブロックを形成する。ターゲットセルにアクセスしようとするRRC_CONNECTED(RRC接続中)UEは、SSブロックが、SSブロック送信の繰り返しバースト(「SSバースト」として示される)の形態で送信されているかもしれない、と仮定すべきであり、そのようなバーストは、時間的に互いに近い後に続くいくつかのSSブロック送信からなる。さらに、SSバーストのセットは、一緒にグループ化されることができ(「SSバーストセット」として示される)、ここで、SSバーストセット内のSSバーストは、互いに何らかの関係を有すると仮定される。SSバーストおよびSSバーストセットの両方は、それぞれの所与の周期性を有する。
図3に示すように、シングルビームシナリオでは、ネットワークは、ワイドビーム内の1つのSSバースト内で時間反復(繰り返し)を構成することができる。マルチビームシナリオでは、これらの信号および物理チャネル(例えば、SSブロック)のうちの少なくともいくつかは、
図3に示されるように、ネットワーク実装に応じて異なる手法で行われ得る複数のビームで送信される。
【0039】
これらの3つのオプションのどれを実施するかは、ネットワークベンダの選択に任されている。この選択は、i)周期的に送信することと常に狭いビームスイープとによって引き起こされるオーバーヘッドと、ii)物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)のための狭いビームを見つけるようにUEを構成するために必要とされる遅延およびシグナリングとの間のトレードオフに依存する。
図3の上側の図に示される実装はi)を優先し、
図3の下側の図に示される実装はii)を優先する。中央のケースの図は中間のケースで、広いビームのスイープが使用される。その場合、セルをカバーするビームの数は減少するが、場合によっては、PDSCHの狭利得ビームフォーミングのために追加の精密化が必要である。
【0040】
NRでは、以下のタイプのCSIレポートがサポートされる。
*周期的CSIレポート(P CSIレポート): CSIは、UEによって周期的にレポートされる。
周期およびスロットオフセットなどのパラメータは、gNBからUEへの上位レイヤシグナリングによって半静的に構成される。
*非周期的CSIレポート(AP CSIレポート):このタイプのCSIレポーティングは、例えばPDCCH内のDCIによってgNBにより動的にトリガされる、UEによるシングルショット(すなわち、一回の)CSIレポートを含む。非周期的CSIレポートの構成に関連するパラメータのいくつかは、gNBからUEに半静的に構成されるが、トリガは動的である。
*セミパーシステントなCSIレポート(SP CSIレポート):周期的なCSIレポートと同様に、セミパーシステントなCSIレポートは、gNBによってUEに半静的に構成され得る、周期およびスロットオフセットを有する。しかしながら、UEがセミパーシステントCSIレポートを開始することを可能にするために、gNBからUEへの動的なトリガが必要とされてもよい。場合によっては、CSIレポートのセミパーシステントな送信を停止するようUEに命令するために、gNBからUEへの動的なトリガが必要とされてもよい。物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上のSP CSIレポートの場合、動的なトリガはDCIを介する。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上のSP CSIレポートのために、MAC CEは、SP CSIレポートをアクティブ化/非アクティブ化するために使用される。
【0041】
一般に、CSIレポート設定は、CSIレポートのタイプを含むCSIレポートに関連するパラメータを含む。
【0042】
NRでは、以下の3タイプのCSI−RS送信がサポートされている。
*周期的CSI−RS(P CSI−RS):CSI−RSは、あるスロットにおいて周期的に送信される。このCSI−RS送信は、CSI−RSリソース、周期、およびスロットオフセットなどのパラメータを使用して、半静的に構成される。
*非周期的CSI−RS(AP CSI−RS):これは、任意のスロットで起こり得るワンショットCSI−RS送信である。ここで、ワンショットとは、CSI−RS送信が1 回のトリガーごとにのみ発生することを意味する。非周期的CSI−RSのためのCSI−RSリソース(すなわち、サブキャリア位置とOFDMシンボル位置からなるリソース要素位置)は、半静的に構成される。非周期的CSI−RSの送信は、PDCCHを介する動的なシグナリングによってトリガされる。トリガリングはまた、複数のCSI−RSリソースからCSI−RSリソースを選択することを含みうる。複数の非周期的CSI−RSリソースは、CSI−RSリソースのセットにグループ化されてもよい。
*セミパーシステントなCSI−RS (SP CSI−RS):周期的CSI−RSと同様に、セミパーシステントなCSI−RS送信用のリソースは、周期性やスロットオフセットなどのパラメータで半静的に設定される。しかし、周期的なCSI−RSとは異なり、CSI−RS送信をアクティブ化および非アクティブ化するために動的なシグナリングが必要である。
【0043】
非周期的CSI−RSおよび/または非周期的CSIレポートの場合、gNB RRCはSc CSIトリガ状態で、UEを構成する。各トリガ状態は、関連する非周期的CSI−RSリソースのセットにしたがってトリガされるべき非周期的CSIレポート設定を含む。
【0044】
DCIにNビットのCSIリクエストフィールドが含まれている場合、非周期的CSI−RSおよび/または非周期的CSIレポートは、次の条件に従ってトリガされうる。
*条件1:トリガ状態の数Sc ≦ (2
N − 1)の場合、MAC CEアクティベーション/非アクティベーションは使用されず、DCIはScのうちの1つをトリガする。
*条件2:トリガー状態の数Sc > (2^N − 1) の場合、(2
N − 1)個のトリガー状態をアクティブ化するためにMAC CEアクティベーションが使用される。次に、DCIは、(2
N − 1)個のトリガ状態のうちの1つに関連する非周期的CSI−RSおよび/または非周期的CSIレポートをトリガする。MAC CE は、現在アクティブなトリガ状態を非アクティブ化し、(2
N − 1)個のトリガ状態の新しいセットをアクティブ化できる。
【0045】
NR では、CSIリクエストフィールドのサイズは、構成可能であり、N={0,1,2,...,6} の値を取ることができる。
【0046】
セミパーシステントなCSI−RSの場合、gNBの最初のRRC は、セミパーシステントなCSI−RSリソースを使用してUEを構成する。次に、セミパーシステントなCSI−RSリソースまたはセミパーシステントなCSI−RSリソースのセットが、MAC CEを介してアクティブ化される。
【0047】
擬似コロケーション(QCL)は、同一の送信受信点(TRP)から発生する2つの異なる信号間の関係を説明する自然な方法であり、同じ空間受信機パラメータを用いて受信できる。例として、UEは、空間的なQCLを有する2つの差分信号を受信するときに、同じ受信ビームを使用できると仮定できるはずである。異なるタイプのリファレンスRSとターゲットRSとの間の空間的なQCLの関係を以下の表に示す。また、表には、関連するシグナリング方法が示されている。表の最後の列は、単に、ターゲットRSおよびリファレンスRSが、異なるコンポーネントキャリア(CC)および異なる帯域幅パート(BWP)に属することができることを示す。
【0048】
チャネルと干渉に関する測定のために、2つのタイプのリソースである、非ゼロ電力(NZP) CSI‐RSとCSI‐IMが定義された。NZP CSI‐RSは、ネットワークノードからのダウンリンクチャネルを推定するUEのために、ネットワークノード(またはgNB)によって送信される。CSI−IMの場合、REのセットにより与えられるリソースは、UEがそこで干渉測定を行うために、ネットワークによって示される。
【0049】
ゼロ電力(ZP) CSI−RSリソースもまた、UEに構成されうる。その名前が暗示するように、gNBは、UEに構成されたZP CSI−RSによって占有されたリソース要素(RE)上で何も送信しない。ZP CSI−RSリソースは、3つの目的のためにUEに構成される。第1に、1つ以上の隣接セルから、NZP CSI−RS送信を保護するために、ZP CSI−RSをUEに構成することができる。第2に、ZP CSI−RSは、PDSCHがCSI−IMにマッピングされるか否かを示す目的で使用可能である。第3に、(非周期的) ZP CSI−RSは、UEがレートマッチングすべきであること、例えば、別のUEにより測定されることを意図されている(ビームフォーミングされた) NZP CSI−RSの周辺で、そのPDSCHについて、PDSCHリソースマッピングすべきであること、を示す。主にこの第3の目的のために、ダウンリンク(DL) DCIにおける非周期的ZP CSI−RSフィールドが含まれる。
【0050】
典型的なユースケースでは、ネットワークは、CSI−IMが占有するRE上では何も送信しないため、UEはそこでセル間干渉を測定することができる。CSI−IMによって占有されているREにPDSCHがマッピングされていないことを示すために、ZP CSI−RSは通常、CSI−IMと重複するように構成される。CSI−IMとZP CSI−RSのリソースが通常重複するため、CSI−IMはZP CSI−RSベースの干渉測定リソース(IMR)と呼ばれる。IMRは、非周期的(AP IMR)、セミパーシステントな(SP IMR)、または、周期的IMR (P IMR)とすることができる。なお、NRでは、NZP CSI−RSをIMRとして構成することもできる。
【0051】
PDSCHがCSI−IMにマッピングされているかどうかを示す目的で使用されるZP CSI−RSは、独立に構成されていることに注意する必要がある。この理由を説明するために、
図4の複数のTRPの例を考えると、この例では、UEは現在TRP1によってサービスを提供されており、TRP1からPDSCHを受信する。TRP2は、潜在的な将来のサービングセルである。TRP1に対応するCSI測定について、UEは、TRP1からの所望のチャネルおよびTRP2からの干渉をそれぞれ測定するために、NZP CSI−RS1およびCSI−IM1を構成される。TRP2に対応するCSI測定について、UEは、TRP2からの所望チャネルとTRP1からの干渉をそれぞれ測定するためにNZP CSI‐RS2とCSI‐IM2を構成される。UEがTRP2に対応するCSIを測定するとき、UEによって現在受信されているTRP1からのPDSCHは、干渉として働く。したがって、この場合、PDSCHマッピングは、CSI−IM2に対応するRE上で許可されるべきであり、ZP CSI−RSは、CSI−IM2とオーバーラップするように独立して構成される必要はない。このため、ZP CSI−RSとCSI−IM は独立に構成されている。現在、NRは、非周期的ZP CSI−RS(AP ZP CSI−RS)および周期的ZP CSI−RS(P ZP CSI−RS)をサポートする。
【0052】
本明細書の残りの部分では、チャネル測定目的(チャネル測定リソースまたはCMRとしても知られる)に使用されるSP CSI−RSは、SP CMRとも呼ばれる。
【0053】
NRでは、チャネル測定リソース(CMR)とIMRとをペアリングするために、以下がサポートされることが合意された。
【0054】
ZP CSI−RSベースのIMR (すなわち、CSI−IM)では、以下のP/SP/AP CMRとIMRの組合せがサポートされる。
*セミパーシステントCSIレポートの場合、
*非周期的CSIレポートの場合、
【0055】
上述の合意事項により示されるように、CSI取得のために、セミパーシステントなチャネル測定リソース(CMR)は、セミパーシステントな干渉測定リソース(IMR)と共に使用されなければならない。すなわち、SP CMRは、P IMRまたはAP IMRと一緒に使用されてはならず、SP IMRと一緒にのみ使用される。
【0056】
現在、ある種の課題が存在する。PDSCHがSP IMRのリソースにマッピングされるかどうかを示す方法については、依然として未解決である。
【0057】
1つのオプションは、次のために異なるMAC CE を使用することである。
*チャネル測定のためのQCLリファレンスを用いたSP CSI−RSのアクティベーション
*干渉測定のためのSP IMRのアクティベーション
*PUCCH上でのSP CSIレポートのアクティベーション
【0058】
しかしながら、これは、大きなシグナリングオーバーヘッドをもたらす可能性がある。2017年11月24日に米国特許庁に提出された「無線通信ネットワークにおける基準信号のアクティベーションと制御に関する媒体アクセス制御(MAC)シグナリング」と命名された米国特許仮出願62/590,510において、SP CSI−RSのチャンネル測定と、干渉測定のためのSP IMRと、PUCCH上でのSP CSIレポートをアクティベーションすることとのうちの少なくとも1つのために同一メッセージを使用可能な、MAC CEシグナリングメカニズムが提案されている。しかしながら、2017年11月24日に提出された米国特許仮出願第62/590,510号の「無線通信ネットワークにおける基準信号のアクティベーションおよび制御のための媒体アクセス制御(MAC)シグナリング」は、シグナリングオーバーヘッドを抑えながら、PDSCHが上記のSP IMRにマッピングされるか否かをシグナリングする方法についての未解決な課題には対処していない。
【0059】
別の問題は、非周期的かつ周期的なZP CSI−RSのみがNRのためにサポートされるていることであり、これは、他のUEおよび/またはセルのセミパーシステントなCSI−RSが、SP NZP CSI−RSが非アクティブ化されたときであっても、PDSCHがレートマッチングされる周期的なZP CSI−RSによって保護されなければならないこと、または、非周期的なZP CSI−RSを使用して、非周期的なZP CSI−RSの周辺でのレートマッチングを示す可能性を除去することのいずれかを示唆している。これらのオプションのどちらも魅力的ではない。
【0060】
本開示およびそれらの実施形態におけるある態様は、上記または他の課題に対する解決策を提供することができる。UE自身のSP CSI−IMの周辺でのレートマッチングについて、解決策は、PDSCHがセミパーシステントIMR (またはSP CSI−IM)にマッピングされるかどうかを示すためにセミパーシステントなZP CSI−RSリソースが使用されるものである。SP CSI−RSおよびSP CSI−IMの両方が、NRにおけるMAC CEを介してアクティブ化されるため、SP CSI−RSおよびSP CSI−IMをアクティブ化する同一のMAC CEを使用することと、SP ZP CSI−RSもアクティブ化することが適切であろう。オプションで、SP CSIをアクティブ化するために、同一のMAC CEが使用されてもよい。
【0061】
セミパーシステントな(SP)ゼロ電力(ZP)のチャンネル状態情報−基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するためのシステムおよび方法が提供される。いくつかの実施形態では、無線デバイスによって実行される方法は、SP ZP CSI−RSをアクティブ化するために、ネットワークノードから、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースのアクティブ化を示す制御メッセージを受信することと、制御メッセージに基づいて、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化することとを含む。このようにして、ZP CSI−RSは、他の無線デバイスの周辺でのレートマッチングのために使用されることができ、無線デバイスのための非ゼロ電力(NZP) CSI−RS、CSI干渉測定(CSI−IM)、または、CSIレポートをアクティブ化することなく、SP ZP CSI−RSリソースがアクティブ化可能となる。
【0062】
他のUEのSP CSI−IMの周辺でのレートマッチングでは、SP CSI−RS、SP CSI−IM、または、SP CSIレポートのためのものとは異なる別個のMAC CE メッセージが、SP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化/非アクティブ化するために使用される。
【0063】
あるいは、共通のSP CSI−IMが、すべてのUEのために構成されてもよく、周期的なZP CSI−RSは、SP CSI−IMの周辺でのレートマッチングのための追加の動的なシグナリングなしに、SP CSI−IMと同じリソースで構成されてもよい。別のオプションでは、共通のSP ZP CSI−RS が構成されてもよいが、これは、少なくとも1つのSP CSIレポートがアクティブ化されている場合に有効になり、すべてのSP CSIレポートが非アクティブ化されている場合に無効になる。有効化と無効化は、MAC 制御メッセージを通じて行うことができる。
【0064】
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供することができる。UE自身のSP CSI−IMの周辺でのレートマッチングについて、両方の実施形態の利点は、PUCCH上でSP CMR、SP IMR、SP ZP CSI−RS、および、SP CSIレポートをアクティブ化するために異なるMAC CEメッセージを使用することと比較して、シグナリングオーバヘッドが低減されることであり得る。
【0065】
他のUEのSP CSI−IMの周辺でのレートマッチングについて、実施形態は、低いリソースオーバーヘッドでの柔軟なレートマッチング、または単純なシグナリングのいずれかを可能にする。
【0066】
ここで、本明細書で企図される実施形態のいくつかが、添付の図面を参照してより完全に説明される。しかしながら、他の実施形態は、本明細書に開示された主題の範囲内に含まれ、開示された主題は、本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。追加情報は、付録に記載されている文書にも記載されている。
【0067】
無線ノード:ここで使用されるように、「無線ノード」は無線アクセスノードまたは無線デバイスのいずれかである。
【0068】
無線アクセスノード:本明細書で使用されるように、「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作するセルラー通信ネットワークの無線アクセスネットワークにおける任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は、基地局(例えば、第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の第5世代(5G) NRネットワークにおける新無線(NR)の基地局(gNB)、または、3GPPロングタームエボリューション(LTE)ネットワークにおける拡張型または進化型ノードB(eNB))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(例えば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホームeNBなど)、および中継ノードを含むが、これらに限定されない。
【0069】
コアネットワークノード:ここで使用されるように、「コアネットワークノード」は、コアネットワーク内の任意の種類のノードである。コアネットワークノードの例としては、例えば、モビリティマネジメントエンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)、サービスケイパビリティエクスポージャーファンクション(能力公開機能)(SCEF)等が挙げられる。
【0070】
無線デバイス:本明細書で使用されるように、「無線デバイス」は、無線アクセスノードに信号を無線で送信および/または受信することによって、セルラー通信ネットワークにアクセスする(すなわち、セルラー通信ネットワークによってサービスを提供される)任意の種類の装置である。無線デバイスのいくつかの事例は、3GPPネットワーク内のユーザ装置デバイス(UE)およびマシンタイプ通信(MTC)装置を含むが、これらに限定されない。
【0071】
ネットワークノード:本明細書で使用される「ネットワークノード」は、無線アクセスネットワークの一部であるか、またはセルラー通信ネットワーク/システムのコアネットワークである任意のノードである。
【0072】
本明細書で与えられる記述は、3GPPセルラー通信システムに焦点を当てており、例えば、3GPP用語または3GPP用語に類似する用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は、3GPPシステムに限定されない。
【0073】
なお、本明細書の説明では、「セル」という用語を参照することができるが、特に5G NR概念に関しては、セルの代わりにビームを使用することができ、したがって、本明細書で説明される概念がセルおよびビームの両方に等しく適用可能であることに留意することが重要である。
【0074】
図5は、本開示のいくつかの実施形態によるセルラー通信ネットワーク500の一例を示す。本明細書で説明する実施形態では、セルラー通信ネットワーク500は、第5世代(5G)新無線(NR)ネットワークである。この例では、セルラー通信ネットワーク500は、基地局502−1および502−2を含み、LTEではeNBと呼ばれ、5G NRではgNBと呼ばれ、対応するマクロセル504−1および504−2を制御する。基地局502−1および502−2は、本明細書では一般に、集合的に基地局502と呼ばれ、個別に基地局502と呼ばれることもある。同様に、マクロセル504−1および504−2は、本明細書では一般に集合的にマクロセル504と呼ばれ、個別にマクロセル504と呼ばれる。セルラー通信ネットワーク500はまた、対応する小セル508−1〜508−4を制御する多数の低電力ノード506−1〜506−4を含む。低電力ノード506−1から506−4は、小型基地局(ピコまたはフェムト基地局など)またはリモート無線ヘッド(RRH)などとすることができる。特に、図示されていないが、スモール(小)セル508−1から508−4までのうちの1つ以上は、代替的に、基地局502によって提供されてもよい。低電力ノード506−1から506−4は、本明細書では一般に、集合的に低電力ノード506と呼ばれたり、個別に低電力ノード506と呼ばれたりする。同様に、小セル508−1から508−4は、本明細書では一般にスモールセル508と呼ばれたり、個別にスモールセル508と呼ばれたりする。基地局502(およびオプションで低電力ノード506)は、コアネットワーク510に接続される。
【0075】
基地局502および低電力ノード506は、対応するセル504および508内の無線デバイス512−1から512−5にサービスを提供する。無線デバイス512−1から512−5は、本明細書では一般に無線デバイス512と呼ばれたり、個々に無線デバイス212と呼ばれたりする。無線デバイス512は、本明細書では、UEとも呼ばれることがある。
【0076】
PUSCHに関するSP−CSIレポートのアクティベーションおよび非アクティベーションのための様々な実施形態が以下で述べられる。これに関して、
図6は、本発明のいくつかの実施形態による、PDSCHマッピングルールをアクティブ化するためのネットワークノード(例えば、基地局502)および無線デバイス512の動作の一例を示す。図示されているように、ネットワークノードは、PDSCHマッピングルールをアクティブ化するために、制御メッセージ(例えば、MAC CE)を無線デバイス512に送信する(ステップ600)。そして、無線デバイス512は、PDSCHがSP IMRのリソースにマッピングされているか否かを判定する(ステップ602)。以下に説明される様々な実施形態がある。
【0077】
図7は、本開示のいくつかの実施形態に従って、セミパーシステントで(SP)、かつ、ゼロ電力(ZP)での、チャネル状態情報−基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するためのネットワークノード(例えば、基地局502)および無線デバイス512の動作の一例を示す。図示されるように、ネットワークノードは、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソース(例えば、ビットマップ)のアクティブ化を示す制御メッセージ(例えば、MAC CE)を無線デバイス512に送信する(ステップ700)。次に、無線デバイス512は、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化する(ステップ702)。同様に、ネットワークノードは、オプションとして、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソース(例えば、ビットマップ)の非アクティブ化を示す制御メッセージ(例えば、MAC CE)を無線デバイス512に送信してもよい(ステップ704)。次に、無線デバイス512は、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースを非アクティブ化する(ステップ706)。以下に説明される様々な実施形態がある。
【0078】
図8は、本開示の幾つかの実施形態に従った、セミパーシステント(SP)で、かつ、ゼロ電力(ZP)で、チャネル状態情報−基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するためのネットワークノード(例えば、基地局502)および無線デバイス512の動作の一例を説明する。図に示されるように、ネットワークノードは、SP CSI−IMリソースのコンフィギュレーション(構成情報)を無線デバイス(512)に送信し、ここで、無線デバイス(512)を含むセル内の他のすべての無線デバイス(512)は同一の構成情報を受信する(ステップ800)。次に、無線デバイス512は、SP CSI−IMリソースの周辺で、レートマッチング、例えばPDSCHリソースマップ、するかどうかを決定する(ステップ802)。
【0079】
NRでは、CSI獲得のために、セミパーシステントなチャネル測定リソース(CMR)が、セミパーシステントなCSI−IMと共に使用されなければならないことが合意されている。しかし、セミパーシステントなCSI−IMによって占有されているREにPDSCHがマッピングされるかどうかをUEに示す方法はまだ決まっていない。1つの解決策は、セミパーシステントなCSI−IMから独立してUEに構成されるセミパーシステントなZP CSI−RS (SP ZP CSI−RS)リソースを導入することである。SP CSI−RSおよびSP CSI−IMの両方がMAC CEを介してアクティブ化されるため、SP CSI−RSおよびSP CSI−IMをアクティブ化する同一のMAC CEを使用して、SP ZP CSI−RSもアクティブ化することが適切である。オプションで、PUCCH上でのSP CSIレポートをアクティブ化するために、同一のMAC CEが使用されてもよい。SP ZP CSI−RSを導入することの1つのさらなる利点は、gNBが、別のUESP NZP CSI−RSの周辺でのレートマッチングを示すこと、または、別のセルのSP NZP CSI−RSを保護することが、可能になることである。
【0080】
3GPP RAN1の合意事項によれば、周期的なレポートコンフィギュレーションは、周期的なRSコンフィギュレーションのみにリンク可能であるが、セミパーシステントなレポートは、周期的またはセミパーシステント(P/SP)なRSコンフィギュレーションのいずれにもリンク可能である。実施形態は、周期的およびセミパーシステントな基準信号コンフィギュレーションのためのレートマッチングの仮定を与えるRRCコンフィギュレーションを説明する。
【0081】
後続の実施形態では、PDSCHリソースマッピングのためのSP ZP CSI−RSのMAC CEアクティブ化のシグナリングについて2つの異なる方法が提供される。これらの実施形態では、SP CMRおよびSP CSI−IMをアクティブ化するために使用されるのと同一のMAC CEが、リソースマッピングのためのSP ZP CSI−RSをアクティブ化するために、使用される。このMAC CE メッセージは、PDSCHがセミパーシステントなCSI−IMにマッピングされているかどうかを示すこともできる。いくつかの実施形態では、このMAC CEは、PUCCH上でのSP CSIレポートをアクティブ化することもできる。
【0082】
両方の実施形態の利点は、SP CMR、SP CSI−IM、SP ZP CSI−RS、および、PUCCH上でのSP CSIレポートをアクティブ化するために異なるMAC CEメッセージを使用することと比較した場合に、シグナリングオーバヘッドが削減されることであろう。
【0083】
本実施形態1では、SP CMR、SP CSI−IM、および、SP ZP CSI−RS間のリンケージ(関連付け)は、CSIレポートのためのMeasLinkConfig(メディアリンクコンフィグ)またはReportConfig(レポートコンフィグ)のいずれかで与えられる。ここで、MeasLinkConfigおよびReportConfigは、それぞれ、測定リンク構成およびレポート構成を表すRRC情報要素(IE)である。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマップされていないことをUEに示すために、3 つのエンティティ(SP CMR、SP CSI−IM、および、SP ZP CSI−RS)のすべてがMeasLinkConfigまたはReportConfigのいずれかに存在する。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていることをUEに示すために、SP CMRとSP CSI−IMのみが、MeasLinkConfigまたはReportConfigのいずれかに存在する。次に、これらIEのいずれかにおけるフィールド記述において、リンケージが最終的な仕様として規格化されるかどうかに依存するが、SP ZP−CSI−RSが存在する場合、UEは、CSI−IMの代わりにレートマッチングのためにSP ZP−CSI−RSを想定すること、を説明する。このような各リンケージは、識別情報(ID)(以下、測定IDまたはレポートIDと呼ばれる)に関連付けられる。次に、SP CMR、SP CSI−IM、および/または、SP ZP CSI−RSのアクティブ化は、MAC CEの測定IDまたはレポートIDのいずれかのみを指すことによって、実行されうる。
【0084】
この実施形態の別の変形例では、SP CMR、SP CSI−IM、および、SP ZP CSI−RSに加えて、PUCCH上でのレポートするSP CSIのジョイントアクティベーション(共同アクティブ化)が、同一のMAC CEを使用して実行される。このような変形例では、CMRに使用されるSP CSI−RSは、RRC構成パラメータであるSP−CSI−RS Configで定義されうる。SP−CSI−RS Configは、対応するSP CSI−IMとReportConfig(レポートコンフィギュレーション)に対応するレポートID を含むことができる。ReportConfigには、アクティブ化されるPUCCH のSP CSIレポートの詳細が含まれている。PDSCHが、対応するSP CSI−IMにマッピングされているかどうかに応じて、SP−CSI−RS構成は、SP ZP CSI−RSも含むことができる。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていないことをUEに示すために、SP CSI−IMに対応するSP ZP CSI−RSが、SP−CSI−RS構成に含まれている。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていることをUEに示すために、SP CSI−IMに対応するSP ZP CSI−RSはSP−CSI−RS構成には含まれない。
【0085】
さらに別の変形実施形態では、SP CMR、SP CSI−IM、および、PUCCH上でのSP CSIレポートは、測定IDを有するMeasLinkConfig(測定リンクコンフィギュレーション)において定義される。PDSCHが、対応するSP CSI−IMにマッピングされているかどうかに応じて、MeasLinkConfigはSP ZP CSI−RSも含むことができる。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていないことをUEに示すために、SP CSI−IMに対応するSP ZP CSI−RSが、MeasLinkConfigに含まれている。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていることをUEに示すために、SP CSI−IMに対応するSP ZP CSI−RS はMeasLinkConfigには含まれない。この実施形態の変形例では、MAC CEは、SP CMR、SP CSI−IM、SP CSIレポート、および/または、SP ZP CSI−RSの所与の組合せを共同でアクティブ化する測定IDを示す。
【0086】
実施形態の別の変形例では、SP CMR、SP CSI−IM、およびPUCCH上のSP CSIレポートは、レポートIDを有するReportConfigで定義される。PDSCHが対応するSP CSI−IMにマッピングされているかどうかに応じて、ReportConfigはSP ZP CSI−RSも含むことができる。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていないことをUEに示すために、SP CSI−IMに対応するSP ZP CSI−RS がReportConfigに含まれている。PDSCHがSP CSI−IMのリソースにマッピングされていることをUEに示すために、SP CSI−IMに対応するSP ZP CSI−RSはReportConfigには含まれない。実施形態のこの変形例では、MAC CEは、SP CMR、SP CSI−IM、SP ZP CSI−RS、および、SP CSIレポートの所与の組合せを共同でアクティブ化するために、レポートIDを示す。
【0087】
実施形態2では、SP CSI−IMをアクティブ化するMAC CEのビットR1は、PDSCHがSP CSI−IMにマッピングされているか否かを示す。
【0088】
この実施形態の1つの詳細な変形例では、SP CMR、SP CSI−IM、および、SP ZP CSI−RSの間のリンケージは、MeasLinkConfigまたはReportConfigのいずれかで与えることができる。この実施形態では、3つのエンティティ(すなわち、SP CMR、SP CSI−IM、および、SP ZP CSI−RS)はすべて、MeasLinkConfigまたはReportConfigのいずれかに存在する。ビットR1を"1"にすると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースの周辺にマッピングされず、PDSCHはSP ZP CSI−RSのリソースにマッピングされる。R1を"0"に設定すると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースにマッピングされ、MeasLinkConfigまたはReportConfigのいずれかで定義されたSP ZP CSI−RSは無視される。この実施形態では、SP CMR、SP CSI−IM、および/または、SP ZP CSI−RSのアクティブ化は、専用ビットR1も含むMAC CE内のいずれかの測定IDまたはレポートIDのみを指し示すことによって、実行されてもよい。
【0089】
この実施形態の別の詳細な変形例では、SP CMR、SP CSI−IM、および、SP ZP CSI−RSに加えて、PUCCH上でのSP CSIレポートの共同アクティブ化が、同一のMAC CEを使用して、実行される。この変形例では、CMR に使用されるSP CSI−RSは、RRC構成パラメータであるSP−CSI−RS Configで定義されうる。SP−CSI−RS構成は、対応するSP CSI−IM、SP ZP CSI−RS、および、ReportConfig(レポート構成)に対応するレポートIDを含むことができる。レポート構成には、アクティブ化される予定のPUCCHのSP CSIレポートの詳細が記述されている。ビットR1を"1"に設定すると、PDSCHは、SP CSI−IMのリソースにマッピングされず、PDSCHは、SP ZP CSI−RS内のリソースの周辺にマッピングされる。R1を"0"に設定すると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースにマッピングされ、SP−CSI−RS configで定義されたSP ZP CSI−RSは無視される。
【0090】
この実施形態のさらに別の詳細な変形例では、SP CMR、SP CSI−IM、SP ZP CSI−RS、および、PUCCH上でのSP CSIレポートは、測定IDを用いてMeasLinkConfig内で定義される。ビットR1を"1"に設定すると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースにマッピングされず、PDSCHはSP ZP CSI−RSの(周囲の)リソースにマッピングされる。R1を"0"に設定すると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースにマッピングされ、MeasLinkConfigで定義されたSP ZP CSI−RSは無視される。この実施形態の変形例では、MAC CEは、SP CMR、SP CSI−IM、SP CSIレポート、および/または、SP ZP CSI−RSの所与の組合せを共同でアクティブ化するために、専用ビットR1とともに、測定IDを示す。
【0091】
実施形態の別の詳細な変形例では、SP CMR、SP CSI−IM、および、PUCCH上でのSP CSIレポートは、レポートIDを有するReportConfigで定義される。ビットR1を"1"に設定すると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースにマッピングされず、PDSCHはSP ZP CSI−RSのリソース(の周囲)にマッピングされる。R1を"0"に設定すると、PDSCHはSP CSI−IMのリソースにマッピングされ、ReportConfigで定義されたSP ZP CSI−RSは無視される。この実施形態の変形例では、MAC CEは、SP CMR、SP CSI−IM、SP ZP CSI−RS、および、SP CSIレポートの所与の組合せを共同でアクティブ化するために、専用ビットR1と共に、レポートIDを示す。
【0092】
この実施形態のさらに別の変形例では、SP CSI−IMの周囲でのPDSCHのレートマッチングをビットR1によって直接制御することができるため、MeasLinkConfigまたはReportConfigにおけるSP ZP CSI−RSリソースの構成は必要とされない。R1が1に設定される場合、PDSCHは、SP CSI−IMのリソース要素にマッピングされず、R1が0に設定される場合、その逆のことが発生する。
【0093】
実施形態3に関して、ZP CSI−RSは、他のUENZP CSI−RSの周囲でレートマッチング、例えば、PDSCHリソースマッピングするために、UEのためのNZP CSI−RS、CSI−IM、または、CSIレポートをアクティブ化することなく、SP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化することは有益であり得る。したがって、いくつかの実施形態では、SP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化/非アクティブ化するために、別個のMAC CEメッセージが使用される。いくつかの実施形態では、アクティベーション/非アクティベーションメッセージは、Nビットのビットマップを含み、当該ビットマップ内の各ビットは、1つのSP ZP CSI−RSリソースがアクティブ化されているか否かを示す。ビットマップが参照するSP ZP CSI−RSリソースは、SP ZP CSI−RSリソースのRRC構成済みリストの場合がある。
【0094】
他の実施形態では、アクティベーション/非アクティベーションメッセージは、アクティブ化/非アクティブ化されるSP ZP CSI−RSリソース識別情報のリストを含むことができる。いくつかの実施形態において、リストは、サイズ1のものであってもよく、したがって、単一のSP CSI−RSリソース識別情報のみを含む。さらに、リスト内の各エントリは、SP CSI−RSリソースがアクティブ化されているか、または非アクティブ化されているかを示す別のビットを伴ってもよい。
【0095】
この場合、UE側の仮定は、ZP−CSI−RSがアクティブ化されると、UEは、このZP−CSI RSの周辺で、レートマッチング、たとえば、PDSCHリソースマッピングし、可能なアクティブなCSI−IMリソースの周辺ではレートマッチングしないということである。ZP−CSI RSが非アクティブ化されると、UEはアクティブなCSI−IMの周辺と、その他のデフォルトの仮定とでレートマッチングする。
【0096】
一部の実施形態では、周期的なRSのための対応するRRC構成は、周期的なRSのRSリソース構成にZP−CSI−RS構成が存在するものである場合、UEはこのZP−CSI RSの周辺でレートマッチングし、構成されたCSI−IMリソースの周辺ではレートマッチングしない。
【0097】
SP CSI−IMの最も典型的な使用事例は、セル間干渉測定のためのものであり、同じセル内のUEのセル間干渉源は同じであるため、すべてのUEは、同じSP CSI−IMを共有することができる。したがって、実施形態4では、SP CSI−IMリソースは、セル内のすべてのUEによって共有され、すなわち、同じSP CSI−IMリソース(すなわち、周期、スロットオフセット、スロット内の時間−周波数RE)が、セル内のすべてのUEのために構成される。UEは、関連するSP CSIレポートがアクティブ化されるまで、SP CSI−IM上で干渉測定を開始することができない。レートマッチングインジケーションに使用できるいくつかのオプションがある。
*オプション1:UEは、SP CSIレポートのアクティベーションにかかわらず、SP CSI−IMと同じスロットオフセットを有するスロットにおいてPDSCHを復号するために、SP CSI−IMの周辺で常にレートマッチングする。これは、すべてのUEに対してSP CSI−IMと同じリソース構成を持つ共通の周期的ないZP CSI−RSを構成することによって実現可能となる。一例が
図9に示されており、ここでは、3つのUEが示されており、UEの各々は、SP CSIレポートのために異なる時間にアクティブ化される。各UEは、同じ周期、スロットオフセット、および、時間−周波数リソースを有する周期的なZP CSI−RSで構成される。この場合、SP CSI−IMの周辺でのレートマッチングのために必要とされる追加の動的なシグナリングはない。このためのコストは、ある期間中にアクティブ化されるSP CSI−IMがない場合、いくらかの追加のオーバーヘッドである。SP CSI−IMはすべてのUEに共通であるため、追加のオーバーヘッドは小さくなければならない。
*オプション2:UEは、SP CSIレポートが少なくとも1つのUEによってアクティブ化されるときにのみ、PDSCHのためのSP CSI−IMの周辺でレートマッチングを実行する。これは、すべてのUEに対してSP CSI−IMと同じリソースを持つ共通のSP ZP CSI−RSを設定することによって実現可能となる。SP ZP CSI−RSは、少なくとも1つのSP CSIレポートがアクティブ化されたときにイネーブル(有効化)され、SP CSIレポートがアクティブ化されていないときにディセーブル(無効化)される。すなわち、CSIをアクティブ化すると、RSがアクティブになると仮定される。
図10 に例を示す。ここでは、すべてのUEに共通のSP ZP CSI−RS が構成されている。それは、UE#1のSP CSIレポートがアクティブ化されたときに有効化され、UE#3のSP CSIレポートが非アクティブ化された後に無効化される。これは、各UEに個別にシグナリングされる必要がある。この例では、UE#1のSP CSIレポートを有効にすると、gNBはSP ZP CSI−RSを有効にするために3つすべてのUEにコマンドを送信する必要もある。同様に、UE#3のSP CSIレポートが非アクティブ化されると、gNBはSP ZP CSI−RSを無効化するために3 つのUEすべてに別のコマンドを送信する必要がある。UEの数が多い場合、シグナリングオーバヘッドも大きくなり得る。
*オプション3: UEは複数のSP ZP CSI−RSリソースを構成され、それぞれが同じセル内の1つのUEのSP CSI−IMにマップされる。これらのSP ZP CSI−RSは、対応するSP CSIレポートが有効化されると、有効化され、SP CSIレポートが無効化されると、無効化される。
図11 に例を示す。この場合、SP CSIレポートが有効化されると、gNBはセル内のすべてのUEにコマンドを送信し、SP CSI−IMに関連付けられた対応するSP ZP CSI−RSを有効化する必要がある。オプション2と比較すると、このオプションにはより多くのシグナリングが含まれる。SP ZP CSI−RSリソースは各SP CSI−IMリソースに正確にマッピングされるため、このオプションの潜在的な利点は、異なるSP CSI−IMリソースが異なるUEに対して構成されている場合のレートマッチングのリソースオーバヘッドが少ないことである。
【0098】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード1200の概略ブロック図である。無線アクセスノード1200は、例えば、基地局502または506であってもよい。図示されるように、無線アクセスノード1200は、1つ以上のプロセッサ1204(例えば、中央演算処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはその他等)、メモリ1206、および、ネットワークインターフェース1208を有する制御システム1202を有する。さらに、無線アクセスノード1200は、1つ以上のアンテナ1216に結合された1つ以上の送信機1212および1つ以上の受信機1214をそれぞれ有する1つ以上の無線ユニット1210を有する。いくつかの実施形態によれば、無線ユニット1210は、制御システム1202の外部にあり、例えば、有線コネクション(例えば、光ケーブル)を介して制御システム1202に接続される。しかしながら、いくつかの他の実施形態によれば、無線ユニット(複数可)1210および潜在的にアンテナ(複数可)1216は、制御システム1202と一体化される。1つ以上のプロセッサ1204は、本明細書に記載されるように、無線アクセスノード1200の1つ以上の機能を提供するように動作する。ある実施形態によれば、機能(複数可)は、例えばメモリ1206に記憶され、1つ以上のプロセッサ1204によって実行されるソフトウェアで実現される。
【0099】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード1200の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。この説明は、他のタイプのネットワークノードにも同様に適用される。さらに、他のタイプのネットワークノードは、同様の仮想化アーキテクチャを有することができる。
【0100】
本明細書で使用されるように、「仮想化された」無線アクセスノードは、無線アクセスノード1200の機能の少なくとも一部が、(例えば、ネットワーク(複数可)内の物理処理ノード(複数可)上で実行される仮想マシン(複数可)を介して)仮想コンポーネント(複数可)として実装される、無線アクセスノード1200の実装である。図示のように、この例では、無線アクセスノード1200は、1つ以上のプロセッサ1204(たとえば、CPU、ASIC、FPGAおよび/またはその他など)、メモリ1206、およびネットワークインターフェース1208を含む制御システム1202と、上述のように1つ以上のアンテナ1216に結合された1つ以上の送信機1212および1つ以上の受信機1214をそれぞれ含む1つ以上の無線ユニット1210とを含む。制御システム1202は、例えば光ケーブル等を介して無線ユニット(複数可)1210に接続されている。制御システム1202は、ネットワークインターフェース1208を介して、ネットワーク(複数可)1302のいくつかとして連結され、またはその一部として組み込まれている、1つ以上の処理ノード1300に接続される。各処理ノード1300は、1つ以上のプロセッサ1304(例えば、CPU、ASIC、FPGA、および/または、類似物)、メモリ1306、およびネットワークインターフェース1308を有する。
【0101】
この例では、本明細書で説明される無線アクセスノード1200の機能1310は、1つ以上の処理ノード1300において実装されるか、または任意の所望の方法で制御システム1202および1つ以上の処理ノード1300にわたって分散される。いくつかの特定の実施形態によれば、本明細書に記載する無線アクセスノード1200の機能1310のいくつかまたは全部は、処理ノード1300によってホストされる仮想環境に実装される1つ以上の仮想マシンによって実行される仮想コンポーネントとして実装される。当業者には理解されるように、処理ノード1300と制御システム1202との間の追加のシグナリングまたは通信は、所望の機能1310の少なくともいくつかを実行するために使用される。特に、いくつかの実施形態によれば、制御システム1202は含まれなくてもよく、そのケースでは、無線ユニット1210は、適切なネットワークインターフェースを介して処理ノード1300と直接的に通信する。
【0102】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、本明細書で説明される実施形態のいずれかによる仮想環境において無線アクセスノード1200の機能1310のうちの1つまたは複数を実装する無線アクセスノード1200またはノード(例えば、処理ノード1300)の機能を実行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態によれば、上記のコンピュータプログラムプロダクトを有するキャリアが提供される。キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、メモリなどの非一時的なコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0103】
図14は、本開示のいくつかの他の実施形態による無線アクセスノード1200の概略ブロック図である。無線アクセスノード1200は1つ以上のモジュール1400を有し、その各々はソフトウェアで実現される。モジュール1400は、本明細書に記載する無線アクセスノード1200の機能を提供する。この説明は、
図13の処理ノード1300にも同様に適用可能であり、ここでは、モジュール1400は、処理ノード1300のうちの1つにおいて実装されてもよく、または多数の処理ノード1300にわたって分散されてもよく、および/または処理ノード1300および制御システム1202にわたって分散されてもよい。
【0104】
図15は、本開示のいくつかの実施形態によるUE1500の概略ブロック図である。図示のように、UE1500は、1つ以上のプロセッサ1502(たとえば、CPU、ASIC、FPGAおよび/またはその他など)、メモリ1504、および1つ以上のアンテナ1512に結合された1つ以上の送信機1508および1つ以上の受信機1510をそれぞれ有する1つ以上のトランシーバ1506を有する。いくつかの実施形態によれば、上述したUE1500の機能は、例えば、メモリ1504に格納され、プロセッサ1502によって実行されるソフトウェアにおいて、完全にまたは部分的に実装されてもよい。
【0105】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、本明細書で説明される実施形態のいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサにUE1500の機能を実行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態によれば、上記のコンピュータプログラムプロダクトを有するキャリアが提供される。キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、メモリなどの非一時的なコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0106】
図16は、本開示のいくつかの他の実施形態によるUE1500の概略ブロック図である。UE1500は、それぞれソフトウェアで具現される1つ以上のモジュール1600を有する。モジュール1600は、本明細書で説明されるUE1500の機能を提供する。
【0107】
図17に関して、一実施形態によれば、通信システムは、RANなどのアクセスネットワーク1702と、コアネットワーク1704とを備える、3GPPタイプのセルラネットワークなどの通信ネットワーク1700を含む。アクセスネットワーク1702は、NB、eNB、gNB、または他のタイプのワイヤレスアクセスポイント(AP)などの複数の基地局1706A、1706B、1706Cを備え、それぞれは、対応するカバレッジエリア1708A、1708B、1708Cを定義する。それぞれの基地局1706a、1706b、1706cは、有線または無線コネクション1710を介してコアネットワーク1704に接続可能である。カバレッジエリア1708cに位置する第1のUE1712は、対応する基地局1706cと無線で接続されるか、またはページングされるように構成されている。カバレッジエリア1708a内の第2のUE1714は、対応する基地局1706aに無線で接続可能である。この例では、複数のUE1712、1714が示されているが、開示された実施形態は、単一のUEがカバレッジエリア内に存在する状況や、単一のUEが対応する基地局1706に接続している状況にも、等しく適用可能である。
【0108】
通信ネットワーク1700は、それ自体がホストコンピュータ1716に接続されており、これは、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバ、またはサーバファーム内の処理リソースのハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されてもよい。ホストコンピュータ1716は、サービスプロバイダの所有権または制御下にあってもよいし、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに運用されてもよい。通信ネットワーク1700とホストコンピュータ1716との間のコネクション1718および1720は、コアネットワーク1704からホストコンピュータ1716まで直接的に延びてもよく、あるいは任意の中間ネットワーク1722を介してもよい。中間ネットワーク1722は、パブリック、プライベート、またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはその複数の組合せであってもよく、中間ネットワーク1722は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよく、特に、中間ネットワーク1722は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
【0109】
全体として
図17の通信システムは、接続されたUE1712、1714とホストコンピュータ1716との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティ(接続性)は、オーバーザトップ(OTT)コネクション1724として記述されてもよい。ホストコンピュータ1716および接続されたUE1712、1714は、アクセスネットワーク1702、コアネットワーク1704、任意の中間ネットワーク1722、および考えられるさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTTコネクション1724を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように構成される。OTTコネクション1724は、OTTコネクション1724が通過する参加通信デバイスが、アップリンク通信およびダウンリンク通信のルーティングに気付かないという意味でトランスペアレントであり得る。例えば、基地局1706は、接続されたUE1712に転送される(例えば、ハンドオーバされる)ためにホストコンピュータ1716から発信されるデータをもつ着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて知らされる必要はない。同様に、基地局1706は、UE1712からホストコンピュータ1716へ向かう発信されるアップリンク通信の将来のルーティングを認識する必要はない。
【0110】
上記パラグラフで説明したUE、基地局、ホストコンピュータの実施形態に従い、
図18を参照して、以下説明する。通信システム1800では、ホストコンピュータ1802は、通信システム1800の異なる通信装置のインターフェースを備えた有線または無線コネクションを設定し、維持するために構成された通信インターフェース1806を含むハードウェア1804を構成する。ホストコンピュータ1802は、記憶および/またはプロセッシング(処理)能力を有することができるプロセッシング回路1808をさらに有する。特に、プロセッシング回路1808は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含んでもよい。ホストコンピュータ1802はさらにソフトウェア1810を有し、それがホストコンピュータ1802に記憶されるか、またはアクセス可能であり、処理回路1808によって実行可能である。ソフトウェア1810は、ホストアプリケーション1812を有する。ホストアプリケーション1812は、UE1814およびホストコンピュータ1802で終端されるOTTコネクション1816を介して接続するUE1814などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1812は、OTTコネクション1816を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。
【0111】
通信システム1800は、通信システム内に設けられ、ホストコンピュータ1802および端末1814と通信することを可能にするハードウェア1820を備える基地局1818をさらに含む。ハードウェア1820は、通信システム1800の別の通信装置のインターフェースとの有線または無線コネクションをセットアップおよび維持するための通信インターフェース1822、ならびに基地局1818によってサービスされるカバレッジエリア(
図18には示されていない)に位置するUE1814との少なくとも無線コネクション1826をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1824を含むことができる。通信インターフェース1822は、ホストコンピュータ1802へのコネクション1828を容易にするように構成されてもよい。コネクション1828は、直接的なものであってもよいし、通信システムのコアネットワーク(
図18には示されていない)を通過するものであってもよいし、および/または通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過するものであってもよい。図示の実施形態によれば、基地局1818のハードウェア1820は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を有することができるプロセッシング回路1830をさらに有する。さらに、基地局1818は、内部に記憶されるか、または外部コネクションを介してアクセス可能なソフトウェア1832を有する。
【0112】
通信システム1800は、すでに言及されたUE1814をさらに有する。UE1814のハードウェア1834は、UE1814が現在位置するカバレッジエリアにサービスを提供する基地局との無線コネクション1826をセットアップおよび維持するように構成された無線インターフェース1836を有することができる。UE1814のハードウェア1834は、命令を実行するように適合された1つ以上のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を有することができるプロセッシング回路1838をさらに有する。UE1814はさらにソフトウェア1840を有し、これらはUE1814内に記憶されるかアクセス可能であり、またプロセッシング回路1838によって実行可能である。ソフトウェア1840は、クライアントアプリケーション1842を有する。クライアントアプリケーション1842は、ホストコンピュータ1802のサポートを受けて、UE1814を介して人間または非人間のユーザにサービスを提供するように動作可能である。ホストコンピュータ1802において、実行中のホストアプリケーション1812は、UE1814で終了するOTTコネクション1816およびホストコンピュータ1802を介して実行中のクライアントアプリケーション1842と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1842は、ホストアプリケーション1812から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTTコネクション1816は、リクエストデータとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション1842は、ユーザと対話して、ユーザが提供するユーザデータを生成することができる。
【0113】
図18に示すホストコンピュータ1802、基地局1818、およびUE1814は、それぞれ、ホストコンピュータ1716、基地局1706A、1706B、1706Cのうちの1つ、および
図17のUE1712、1714のうちの1つと類似または同一であり得ることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は、
図18に示されるようなものであってもよいし、これとは独立したものであってもよいし、周囲のネットワークトポロジは
図17のものであってもよい。
【0114】
図18では、基地局1818を介したホストコンピュータ1802とユーザ装置1814との間の通信を示すために、任意の中間デバイスへの明示的な言及およびこれらの装置を介したメッセージの正確なルーティングなしに、OTTコネクション1816が抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャは、UE1814から、またはホストコンピュータ1802を動作するサービスプロバイダから、あるいはその両方から隠すように構成されうる、ルーティングを決定してもよい。OTTコネクション1816がアクティブな間、ネットワークインフラストラクチャは、(例えば、ロードバランシングの考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
【0115】
UE1814と基地局1818との間の無線コネクション1826は、本開示全体を通じて説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線コネクション1826が最後の区間を形成するOTTコネクション1816を使用して、UE1814に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、ダウンリンクリソースの利用効率を改善し、それによって、改善されたUEスループットおよびネットワーク容量などの利点を提供し得る。
【0116】
測定手順は、データレート、レイテンシー、および1つ以上の実施形態が改善する他の要因を監視する目的で提供され得る。さらに、測定結果のばらつきに応じて、ホストコンピュータ1802と端末1814との間でOTTコネクション1816を再構成するための任意のネットワーク機能があってもよい。OTTコネクション1816を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ1802のソフトウェア1810およびハードウェア1804、またはUE1814のソフトウェア1840およびハードウェア1834、あるいはその両方で実装されてもよい。いくつかの実施形態では、センサ(図示せず)は、OTTコネクション1816が通過する通信装置内に、またはそれに関連してデプロイ(配備)されてもよく、センサは、上に例示された監視量の値を供給することによって、または、ソフトウェア1810、1840が監視量を演算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加してもよい。OTTコネクション1816の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、好ましいルーティングなどを含むことができ、再構成は、基地局1814に影響を及ぼす必要はなく、基地局1814には知られていないか、または知覚できないことがある。このようなプロシージャおよび機能性は、当技術分野で公知であり、実践されているものであってもよい。いくつかの実施形態によれば、測定は、ホストコンピュータ1802のスループット、伝搬時間、レイテンシーなどの測定を容易にする独自のUEシグナリングを有することができる。測定は、ソフトウェア1810および1840が、伝搬時間、誤り等を監視している間に、OTTコネクション1816を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施されてもよい。
【0117】
図19は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。この通信システムは、ホストコンピュータと、基地局と、
図17および
図18に関連して説明したものとすることができるUEとを有する。本開示を簡単にするために、
図19を参照する図面のみがこのセクションに含まれる。ステップ1900において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1900のサブステップ1902(オプションであってもよい)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1904において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。ステップ1906(オプションであってもよい)において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。ステップ1908(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0118】
図20は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。この通信システムは、ホストコンピュータと、基地局と、
図17および
図18に関連して説明したものとすることができるUEとを有する。本開示を簡単にするために、
図20を参照する図面のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップ2000において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)では、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ2002において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信された信号は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示にしたがって、基地局を介して渡されてもよい。ステップ2004(任意であってもよい)において、UEは、送信信号により搬送されるユーザデータを受信する。
【0119】
図21は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。この通信システムは、ホストコンピュータと、基地局と、
図17および
図18に関連して説明したものとすることができるUEとを有する。本開示を簡単にするために、
図21を参照する図面のみがこのセクションに含まれる。ステップ2100(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。これに加えて、またはこれに代えて、ステップ2102において、UEは、ユーザデータを提供する。ステップ2100のサブステップ2104(オプションであってもよい)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ2102のサブステップ2106(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに応答してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されたクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、サブステップ2108(これはオプションであってもよい)で、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ2110において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0120】
図22は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。この通信システムは、ホストコンピュータと、基地局と、
図17および
図18に関連して説明したものとすることができるUEとを有する。本開示を簡単にするために、
図22を参照する図面のみがこのセクションに含まれる。ステップ2200(オプションであってもよい)において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。ステップ2202(オプションでよい)において、基地局は、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ2204(任意であってもよい)において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において搬送されるユーザデータを受信する。
【0121】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つ以上の機能ユニット、または1つ以上の仮想装置のモジュールを介して実行されてもよい。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えてもよい。これらの機能ユニットは、1つ以上のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを含むことができる処理回路、ならびにDSP、専用デジタルロジックなどを含むことができる他のデジタルハードウェアを介して実装されてもよい。プロセッシング(処理)回路は、ROM、RAM、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つ以上のタイプのメモリを含むことができるメモリに格納されたプログラムコードを実行するように構成されてもよい。メモリに格納されたプログラムコードは、1つ以上の通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技術のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実装形態では、プロセッシング回路は、本開示の1つ以上の実施形態に従って、それぞれの機能ユニットに対応する機能を行わせるために使用されてもよい。
【0122】
図中のプロセスは、本発明の特定の実施形態によって実行される動作の特定の順序を示し得るが、そのような順序は例示的なものであることを理解されたい(例えば、代替の実施形態は、異なる順序で動作を実行し得る、特定の動作を組み合わせ得る、特定の動作を重複させ得るなど)。
実施形態
グループAの実施形態
1. セミパーシステントな物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のマッピングルールをアクティブ化するための無線デバイス(512)によって実行される方法であって、前記方法は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
ネットワークノード(502)からPDSCHマッピングルールをアクティブ化するための制御メッセージを受信すること(600)と、
前記制御メッセージに基づいて、前記PDSCHがセミパーシステント(SP)な干渉測定リソースであるIMRのリソースにマッピングされているかどうかを判定すること(602)。
2.実施形態1の方法であって、前記制御メッセージは媒体アクセス制御(MAC)の制御要素(CE:コントロールエレメント)である。
3. 実施形態1または実施形態2の方法であって、さらに、
事前構成されたSPチャネル測定リソース(SP CMR)、事前構成されたSP IMR、および、事前構成されたSPチャネル状態情報(SP CSIレポート)のうちの少なくとも1つをアクティブ化するために、前記制御メッセージを使用すること、を有する。
4. 実施形態1から3のいずれかの方法であって、PDSCHマッピングルールをアクティブ化することは、事前構成されたSPゼロ電力(ZP)のCSI基準信号(CSI−RS)リソースをアクティブ化すること、を有する。
5. 実施形態2の方法であって、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CMR、事前構成されたSP IMR、および、事前構成されたSPゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)のうちの少なくとも1つを識別する第1の識別情報を含み、オプションで、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CSIレポートを識別する第2の識別情報を含む。
6. 実施形態5の方法であって、前記第1の識別情報は、前記事前構成されたSP IMRと前記事前構成されたSP ZP CSI−RSとの両方を少なくとも識別するとき、前記無線デバイス(512)は、前記事前構成されたSP IMRにより占有されるリソースにPDSCHをマップしないように命令される。
7. 実施形態5の方法であって、前記第1の識別情報は、前記事前構成されたSP ZP CSI−RSを識別せず、かつ、少なくとも前記事前構成されたSP IMRを識別するとき、前記無線デバイス(512)は、前記事前構成されたSP IMRによって占有されるリソースにPDSCHをマップするように命令される。
8. 実施形態5から7のいずれかの方法であって、前記第1の識別情報はMeasLinkConfigまたはReportConfigパラメータのいずれかである。
9. 実施形態1から4のいずれかの方法であって、PDSCHマッピングルールをアクティブ化することは、前記無線デバイス(512)に対して、前記事前構成されたSP IMRによって占有される前記リソースにPDSCHをマッピングするかどうかを示す識別ビットを含む制御メッセージを受信することを含む。
10. 実施形態9の方法であって、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CMR、事前構成されたSP IMR、および、事前構成されたSP ZP CSI−RSのうちの少なくとも1つを識別する第1の識別情報を含み、オプションで、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CSIレポートを識別する第2の識別情報を含み、さらに、オプションで、
前記識別ビットが「1」またはTRUE(真)に設定される場合、前記PDSCHは、SP CSI干渉測定(CSI−IM)のリソースにマッピングされず、
前記識別ビットが「0」またはFALSE(偽)に設定される場合、前記PDSCHは、前記SP CSI−IMのリソースにマッピングされる。
11. 実施形態9または10の方法であって、前記識別ビットは、前記制御メッセージにおけるR1ビットである。
12. 実施形態1から11までのいずれかの方法であて、前記SP IMRは、SP CSI−IMである。
13. 実施形態2から12のいずれかの方法であって、前記SP CMRは、SP CSI−RSである。
14. セミパーシステント(SP)なゼロ電力(ZP)チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するための無線デバイス(512)によって実行される方法であって、前記方法は、以下の少なくとも1つを有する。
ネットワークノード(502)から1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースのアクティブ化を示す制御メッセージを受信すること(700)と、
前記制御メッセージに基づいて1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースをアクティブ化すること(702)。
15. 実施形態14の方法であって、前記制御メッセージは、媒体アクセス制御(MAC)の制御要素(CE)である。
16. 実施形態14または15に記載の方法であって、前記制御メッセージは、ビットマップを含み、前記ビットマップのうちの各ビットが1つのSP ZP CSI−RSリソースがアクティブかどうかを示す。
17. 実施形態14から16のいずれかの方法であって、前記制御メッセージは、1つ以上の識別情報を含み、各識別情報は事前構成されたSP ZP CSI−RSリソースを識別する。
17a. 実施形態14から17のいずれかの方法であって、1つ以上のアクティブ化されたSP ZP CSI−RSリソースはPDSCH送信のためには使用されない。
18. セミパーシステント(SP)なゼロ電力(ZP)チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するために無線デバイス(512)によって実行される方法であって、前記方法は以下を有する。
ネットワークノード(502)から、SP CSI干渉測定(CSI−IM)リソースのための構成を受信すること(800)と、ここで、無線デバイス(512)を含むセル内の他のすべての無線デバイス(512)が同じ構成を受信するものであり、
前記SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチングするかどうかを判定すること(802)。
19. 実施形態18の方法であって、SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチングするかどうか判定することは、SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチングを常に実行するを判定することを含む。
20. 実施形態18に記載の方法であって、前記SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチするかどうかを判定することは、前記セル内の他の無線デバイス(512)のうちの少なくとも1つがアクティブなSP CSIを有する場合に、前記SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチングを実行するかどうかを判定することを含む。
21. 実施形態18に記載の方法であって、前記SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチングするかどうかを判定することは、前記セル内の他の無線デバイス(512)のうちの少なくとも1つが、レートマッチングする前記SP CSI−IMリソースと同時にアクティブなSP CSIを有する場合、前記SP CSI−IMリソースの周辺でレートマッチングすることを判定することを含む。
22. 上記の実施形態のいずれかの方法は、さらに、以下を含む。
ユーザデータを提供することと、
基地局への送信を介して前記ユーザデータをホストコンピュータに転送すること。
グループBの実施形態
23. セミパーシステントな物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のマッピングルールをアクティブ化するために基地局(502)によって実行される方法であって、前記方法は以下を有する。
無線デバイス(512)へセミパーシステントな(SP)PDSCHマッピングルールをアクティブ化するための制御メッセージを送信すること(600)。
24. 実施形態23の方法であって、前記制御メッセージは、媒体アクセス制御、(MAC)の制御要素(CE)である。
25. 実施形態23または24の方法であって、さらに以下を有する。
事前構成されたSPチャネル測定リソース(SP CMR)、事前構成されたSP干渉測定’IMR)、および、事前構成されたSPチャネル状態情報(SP CSI)レポートのうちの少なくとも1つをアクティブ化するためにも、前記制御メッセージを使用すること。
26. 実施形態23から25のいずれかの方法であって、SP PDSCHマッピングルールのアクティブ化することは、事前構成されたSPゼロ電力(ZP)CSI−RSリソースをアクティブ化することを含む。
27. 実施形態24の方法であって、前記制御メッセージは、事前構成されたSPチャンネル測定リソース(CMR)、事前構成されたSP干渉測定(IMR)、および、事前構成されたSPゼロ電力(ZP)チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)のうちの少なくとも1つを識別する第1の識別情報を含み、さらにオプションで、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CSIレポートを識別する第2の識別情報を含む。
28. 実施形態27の方法であって、前記第1の識別情報が、前記事前構成されたSP IMRと前記事前構成されたSP ZP CSI−RSとの少なくとも両方を識別するとき、前記無線デバイスは、前記事前構成されたSP IMRにより占有されるリソースにPDSCHをマップしないように命令される。
29. 実施形態27の方法であって、前記第1の識別情報が、前記事前構成されたSP ZP CSI−RSを識別せず、かつ、少なくとも前記事前構成されたSP IMRを識別するとき、前記無線デバイスは、前記事前構成されたSP IMRによって占有されるリソースにPDSCHをマッピングするように命令される。
30. 実施形態27から29のいずれかの方法であって、前記第1の識別情報は、MeasLinkConfigまたはReportConfigパラメータのいずれかである。
31. 実施形態23から26のいずれかの方法であって、PDSCHマッピングルールをアクティブ化することは、事前構成されたSP IMRによって占有されるリソースにPDSCHをマッピングするかどうかを示す識別ビットを含む制御メッセージを無線デバイスに送信することを含む。
32. 実施形態31の方法であって、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CMR、事前構成されたSP IMR、および、事前構成されたSP ZP CSI−RSのうちの少なくとも1つを識別する第1の識別情報を含み、さらにオプションで、前記制御メッセージは、事前構成されたSP CSIレポートを識別する第2の識別情報を含み、さらに、オプションで、
識別ビットが「1」またはTRUEに設定される場合、PDSCHは、SP CSI干渉測定(CSI−IM)のリソースにはマッピングされず、
識別ビットが「0」またはFALSEに設定される場合、PDSCHは、SP CSI−IMのリソースにマッピングされる。
33. 実施形態31または32の方法であって、前記識別ビットは、前記制御メッセージのR1ビットである。
34. 実施形態23から33のいずれかの方法であって、前記SP IMRは、SP CSI−IMである。
35. 実施形態24から34のいずれかの方法であって、前記SP CMRは、SP CSI−RSである。
36. セミパーシステントな(SP)ゼロ電力(ZP)チャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するための基地局(502)によって実行される方法であって、前記方法は、以下を有する。
無線デバイス(512)へ、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースのアクティブ化を示す制御メッセージを送信すること(700)。
37. 実施形態36の方法であって、前記制御メッセージは媒体アクセス制御(MAC)の制御要素(CE)である。
38. 実施形態36または37の方法であって、前記制御メッセージはビットマップを含み、前記ビットマップ内の各ビットは1つのSP ZP CSI−RSリソースがアクティブかどうかを示す。
39. 実施形態36から38までのいずれかの方法であって、前記制御メッセージは、1つ以上の識別情報を含み、各識別情報が事前構成されたSP ZP CSI−RSリソースを識別する。
40. セミパーシステントな(SP)ゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するための基地局(502)によって実行される方法であって、前記方法は、以下を有する。
無線デバイス(512)に、SP CSI干渉測定(CSI−IM)のリソースの構成を送信すること(800)。ここで、無線デバイス(512)を含むセル内の他のすべての無線デバイス(512)は、同じ構成を受信する。
41. 上記の実施形態のいずれかの方法は、さらに、以下を有する。
ユーザデータを取得することと、
ホストコンピューターまたは無線デバイスへユーザデータを転送すること。
グループCの実施形態
42. セミパーシステントな(SP)物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)のマッピングルールをアクティブ化する、および/または、SPゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するための無線デバイスであって、前記無線デバイスは、以下を有する。
グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行するように構成された処理回路と、
前記無線デバイスに電力を供給するように構成された電源回路。
43. セミパーシステントな(SP)物理的ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)のマッピングルールをアクティブ化すること、および/または、SPゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するための基地局であって、前記基地局は、以下を有する。
グループBの実施形態のいずれかのステップを実行するように構成された処理回路と、
無線デバイスに電力を供給するように構成された電源回路。
44. セミパーシステントな(SP)物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)のマッピングルールをアクティブ化する、および/または、SPゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)をアクティブ化するためのユーザ装置(UE)であって、前記UEは以下を有する。
無線信号を送受信するように構成されたアンテナと、
前記アンテナおよび処理回路に接続され、前記アンテナと前記処理回路との間で通信される信号を調整するように構成された無線フロントエンド回路と、
ここで、前記処理回路は、グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行するように構成されており、
前記処理回路に接続され、前記処理回路によって処理される前記UEへの情報の入力を可能にするように構成された入力インターフェースと、
前記処理回路に接続され、前記処理回路によって処理された情報を前記UEから出力するように構成された出力インターフェースと、前記処理回路に接続され、前記UEに電力を供給するように構成されたバッテリー。
45. ホストコンピュータを含む通信システムであって、以下を有する。
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、
前記ユーザデータをユーザ装置(UE)に送信するためにセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェース。
前記セルラーネットワークは、無線インターフェースおよび処理回路を有する基地局を含み、前記基地局の処理回路は、グループBの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行するように構成される。
46.上記の実施の形態の通信システムは、前記基地局をさらに有する。
47. 上記の2つの実施形態の通信システムであって、前記UEをさらに有し、前記UEは前記基地局と通信するように構成されている。
48. 上記の3つの実施形態の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによって前記ユーザデータを提供するように構成されており、
前記UEは、前記ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように構成された処理回路を有する。
49. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを有する通信システムにおいて実装される方法であって、前記方法は、以下を有する。
前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局を含むセルラネットワークを介して前記UEに前記ユーザデータを搬送する送信を開始すること。ここで、前記基地局は、グループBの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行する。
50. 上記の実施形態の方法であって、前記基地局において、前記ユーザデータを送信することをさらに有する。
51. 上記の2つの実施形態の方法であって、前記ユーザデータは、ホストアプリケーションを実行することによって、前記ホストコンピュータにおいて提供され、前記方法は、前記UEにおいて、前記ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行することをさらに有する。
52. 基地局と通信するように構成されたユーザ装置(UE)であって、前記UEは、無線インターフェースと、上記の3つの実施形態の方法を実行するように構成された処理回路と、を有する。
53. ホストコンピュータを含む通信システムであって、以下を有する。
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、
前記ユーザデータをユーザ装置(UE)に送信するためにセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェース。
ここで、前記UEは、無線インターフェースおよび処理回路を有し、前記UEの構成要素は、グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行するように構成されている。
54. 上記の実施形態の通信システムであって、前記セルラネットワークは、前記UEと通信するように構成された基地局をさらに有する。
55. 上記の2つの実施形態の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによって前記ユーザデータを提供するように構成されており、
前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように構成されている。
56. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを有する通信システムにおいて実現される方法であって、前記方法は、以下を有する。
前記ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局を含むセルラネットワークを介して前記UEに前記ユーザデータを搬送する送信を開始すること。前記UEは、グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行する。
57. 上記の実施形態の方法であって、前記UEにおいて、前記基地局から前記ユーザデータを受信することをさらに有する。
58. ホストコンピュータを有する通信システムであって、
ユーザ装置(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを有し、
ここで前記UEは、無線インターフェースおよび処理回路を有し、前記UEの前記処理回路は、グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行するように構成されている。
59. 上記の実施形態の通信システムであって、前記UEをさらに有する。
60. 上記の2つの実施形態の通信システムであって、前記基地局をさらに有し、前記基地局は、前記UEと通信するように構成された無線インターフェースと、前記UEから前記基地局への送信によって搬送される前記ユーザデータを前記ホストコンピュータに転送するように構成された通信インターフェースとを有する。
61. 上記の3つの実施形態の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、
前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように構成され、それによってユーザデータを提供する。
62. 上記の4つの実施形態の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによってリクエスト(要求)データを提供するように構成され、
前記UEの処理回路は、前記ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによって前記要求データに応答して前記ユーザデータを提供するように構成されている。
63. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを有する通信システムに実装される方法であって、前記方法は、
前記ホストコンピュータにおいて、前記UEから前記基地局に送信されたユーザデータを受信することを有し、前記UEは、グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行する。
64. 上記の実施形態の方法であって、前記UEにおいて、前記ユーザデータを前記基地局に提供することをさらに有する。
65. 上記の2つの実施形態であって、さらに以下を有する。
前記UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって送信されることになるユーザデータを提供することと、
前記ホストコンピュータにおいて、前記クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行すること。
66. 上記の3つの実施形態であって、さらに以下を有する。
前記UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、
前記UEにおいて、前記クライアントアプリケーションへの入力データを受信すること。前記入力データは、前記クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することで前記ホストコンピュータにおいて提供されたものである。
ここで、前記送信されることになるユーザデータは、前記入力データに応答して前記クライアントアプリケーションによって提供されるものである。
67. ユーザ装置(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを有する通信システムであって、前記基地局は、無線インターフェースおよび処理回路を有し、前記基地局の前記処理回路は、グループBの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行するように構成されている。
68. 上記の実施形態の通信システムであって、前記基地局をさらに有する。
69. 上記の2つの実施形態の通信システムであって、前記UEをさらに有し、前記UEは前記基地局と通信するように構成されている。
70. 上記の3つの実施形態の通信システムであって、
前記ホストコンピュータの前記処理回路は、ホストアプリケーションを実行するように構成され、
前記UEは、前記ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように構成され、それによって、前記ホストコンピュータによって受信されることになるユーザデータを提供する。
71. ホストコンピュータと、基地局と、ユーザ装置(UE)とを含む通信システムに実装される方法であって、前記方法は、以下を有する。
前記ホストコンピュータにおいて、前記基地局から、前記基地局が前記UEから受信した送信から生じるユーザデータを受信すること。前記UEは、グループAの実施形態のいずれかにおけるいずれかのステップを実行する。
72. 上記の実施形態の方法であって、前記基地局において、前記UEから前記ユーザデータを受信することをさらに有する。
73. 上記の2つの実施形態に記載の方法であって、前記基地局において、前記受信されたユーザデータの前記ホストコンピュータへの送信を開始することをさらに有する。
グループDの実施形態
D1.無線デバイスにおいてセミパーシステントな(SP)物理ダウンリンク共有チャンネル(PDSCH)のマッピングルールをアクティブ化する方法であって、前記方法は、以下のうちの少なくとも1つを有する。
a. SP PDSCHマッピングルールをアクティブ化するために、ネットワークノードから媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)を受信することと、
b. 事前構成されたSPチャネル測定リソース(CMR)、事前構成されたSP干渉測定リソース(IMR)、および、事前構成されたSPチャネル状態情報(CSI)レポートのうちの少なくとも1つもアクティブ化するために、前記MAC CEのメッセージを使用すること。
D2. 実施形態D1の方法であって、前記SP PDSCHマッピングルールをアクティブ化することは、事前構成されたSPゼロ電力(ZP)CSI基準信号(CSI−RS)リソースをアクティブ化することを有する。
D3.実施形態D2に記載の方法であって、前記MAC CEメッセージは、前記事前構成されたSP CMR、前記事前構成されたSP IMR、および、前記事前構成されたSP ZP CSI−RSのうちの少なくとも1つを識別する第1の識別情報を含み、前記MAC CEは、前記事前構成されたSP CSIレポートを識別する第2の識別情報を含む。
D4. 実施形態D2およびD3のいずれか1つの方法であって、前記第1の識別情報が、前記事前構成されたSP IMRと前記事前構成されたSP ZP CSI−RSとの少なくとも両方を識別するとき、前記無線デバイスは、前記事前構成されたSP IMRにより占有されるリソースにPDSCHをマップしないように命令される。
D5.実施形態D2およびD3のいずれか1つの方法であって、前記第1の識別情報が、事前構成されたSP ZP CSI−RSを識別せず、少なくとも前記事前構成されたSP IMRを識別する場合、前記無線デバイスは、前記事前構成されたSP IMRにより占有されるリソースにPDSCHをマップするように命令される。
D6.実施形態D1に記載の方法であって、前記PDSCHマッピングルールをアクティブ化することは、前記事前構成されたSP IMRによって占有されるリソースにPDSCHをマッピングするかどうかを前記無線デバイスに示す識別ビットを含むMAC CEメッセージを受信することを含む。
D7. D1の方法であって、前記SP CMRはSP CSI−RSである。
D8. D1の方法であって、前記SP IMRは、SP CSI干渉測定(CSI−IM)である。
D9.事前構成されたセミパーシステントな(SP)ゼロ電力(ZP)のチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)を無線デバイスでアクティブ化する方法であって、前記方法は、ネットワークノードから媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)メッセージを受信することを有し、前記MAC CEメッセージは、1つ以上のSP ZP CSI−RSリソースのアクティブ化を示す。
D10. D9 の方法であって、前記MAC CE メッセージはビットマップを有し、前記ビットマップ内の各ビットが1つのSP ZP CSI−RSリソースがアクティブかどうかを示す。
D11. D9ないしD10 のいずれかの方法であって、前記MAC CEメッセージは、1つ以上の識別情報を有し、各識別情報は事前構成されたSP ZP CSI−RSリソースを識別する。
【0123】
本開示では、以下の略語の少なくともいくつかが使用されることがある。
略語間に不一致がある場合、それが上記でどのように使用されるかが優先されるべきである。
以下で複数回列挙される場合、第1の列挙は、その後の任意の列挙よりも優先されるべきである。
*3GPP:第三世代パートナーシッププロジェクト
*5G:第五世代
*AP CSI:非周期的なチャネル状態情報の基準信号
*AP IMR:非周期的な干渉測定リソース
*ASIC:特定用途集積回路
*BWP:帯域幅パート
*CC:コンポーネントキャリア
*CE:コントロールエレメント(制御要素)
*CMR:チャネル管理リソース
*CPU:中央演算処理装置
*CQI:チャネル品質インジケータ
*CRI:チャネル状態情報−基準信号リソースインジケータ
*CRS:セル特定基準信号
*CSI:チャネル状態情報
*CSI−IM:チャネル状態情報−干渉測定
*CSI−RS:チャネル状態情報−基準信号
*DCI:ダウンリンクチャネル情報
*DL:ダウンリンク
*DMRS:復調基準信号
*eNB:エンハンスド(拡張型)またはエボルブド(進化型)ノードB
*FD−MIMO:フルディメンション(全次元)−マルチインプット(多入力)マルチアウトプット(多出力)
*FPGA:フィールドプログラマブルゲートアレイ
*gNB:ニューレディオ(新無線)基地局
*IE:インフォメーションエレメント(情報要素)
*IMR:干渉測定リソース
*LCID:論理チャネル識別情報
*LTE:ロングタームエボリューション
*MAC: 媒体アクセス制御
*MIMO:マルチインプットマルチアウトプット(多入力多出力)
*MME:モビリティ管理エンティティ
*MTC:マシンタイプ通信
*NR:ニューレディオ(新無線)
*NR−PSS:新無線プライマリ同期シーケンス
*NR−SSS:新無線セカンダリ同期シーケンス
*NZP:非ゼロパワー(電力)
*P CSI:周期的なチャネル状態情報基準信号
*P IMR:周期的な干渉測定リソース
*P/SP:周期的/準周期的
*PBCH:物理ブロードキャストチャネル
*PDCCH:物理ダウンリンク制御チャネル
*PDSCH:物理ダウンリンク共有チャネル
*P−GW:パケットデータネットワークゲートウェイ
*PMI:プリコーディングマトリックスインジケータ
*PUCCH:物理アップリンク制御チャネル
*PUSCH:物理アップリンク共有チャネル
*QCL:クェイザイコロケーション(擬似共通配置)
*RE:リソースエレメント
*RI:ランクインジケータ
*RRC:無線リソース制御
*RS:基準信号
*SCEF:サービス能力公開機能
*SP:準周期的
*SP CSI:準周期的なチャネル状態情報
*SP IMR:準周期的な干渉測定リソース
*SS:同期シーケンス
*TRP:送信受信点
*Tx:送信
*UE:ユーザ装置
*ZP:ゼロパワー(ゼロ電力)
【0124】
当業者は、本開示の実施形態に対する改良および修正を認識するであろう。全てのそのような改良および修正は、本明細書に開示された概念の範囲内にあると考えられる。