(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1のディスプレイと、当該第1のディスプレイの表示内容とは異なる内容を表示することが可能な第2のディスプレイとが、有線または無線によって接続されたコンピュータに、
前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを選択する第1の操作指示を受け付け、
前記第1のディスプレイの表示画面上において、前記第1のディスプレイの表示画面に表示されている第1画面表示内容を、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されている第2画面表示内容に切り替えて表示し、
前記第1の操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、切り替えて表示された前記第2画面表示内容の表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する第2の操作指示を受け付け、
前記第2の操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、前記第2のディスプレイの表示画面に表示する、
処理を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
第1のディスプレイと、当該第1のディスプレイの表示内容とは異なる内容を表示することが可能な第2のディスプレイとが、有線または無線によって接続されたコンピュータに、
前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを選択する第1の操作指示を受け付け、
前記第1のディスプレイの表示画面上において、前記第1のディスプレイの表示画面に表示されている第1画面表示内容を、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されている第2画面表示内容に切り替えて表示し、
前記第1の操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、切り替えて表示された前記第2画面表示内容の表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する第2の操作指示を受け付け、
前記第2の操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、前記第2のディスプレイの表示画面に表示する、
処理を実行することを特徴とする表示制御方法。
第1のディスプレイと、当該第1のディスプレイの表示内容とは異なる内容を表示することが可能な第2のディスプレイとが、有線または無線によって接続されたコンピュータに、
前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを選択する第1の操作指示を受け付け、
前記第1のディスプレイの表示画面上において、前記第1のディスプレイの表示画面に表示されている第1画面表示内容を、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されている第2画面表示内容に切り替えて表示し、
前記第1の操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、切り替えて表示された前記第2画面表示内容の表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する第2の操作指示を受け付け、
前記第2の操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、前記第2のディスプレイの表示画面に表示する、
制御部を有することを特徴とする表示制御装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に図面を参照して、本発明にかかる表示制御プログラム、表示制御方法および表示制御装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態)
(マルチディスプレイ・システムの概要)
まずは、マルチディスプレイ・システムの概要について、2つの活用例を用いて説明する。
図1は、マルチディスプレイ・システムの活用例である窓口業務の概要を示す説明図である。マルチディスプレイ・システムは、担当者が顧客と対面形式で対応する際に用いることができる。
【0013】
図1において、担当者が用いる第1ディスプレイ(担当者用メインディスプレイ)101と顧客が用いる第2ディスプレイ(顧客用サブディスプレイ)102aとから構成される。
図1においては、第2ディスプレイ102aは1つだけ設けられているが、第2ディスプレイ102aの台数は、1台に限定されるものではなく、たとえば顧客の人数にあわせて、人数分の台数を設けるようにしてもよい。複数が設けられた第2ディスプレイ102aは、それぞれに同じ表示内容を表示するようにしてもよく、また、それぞれに異なる内容を表示するようにしてもよい。
【0014】
たとえば銀行の窓口業務などの担当者が顧客と対面形式で対応する場合に、担当者は、第1ディスプレイ101を見ながら、顧客に説明をおこない、必要に応じて、第1ディスプレイ101の所定の入力欄への入力操作などをおこなう。また、顧客は、貸与された第2ディスプレイ102aを見ながら、担当者からの説明を受け、必要に応じて、第2ディスプレイ102aの入力欄への入力操作をおこなったりする。
【0015】
第1ディスプレイ101は、マルチディスプレイ・システムにおける主となるメインディスプレイであり、担当者が操作することによって、その表示内容を変更することができる。第1ディスプレイ101の操作は、ディスプレイの表示画面を指などの直接タッチするタッチパネル式であってもよく、また、図示を省略するキーボードやマウスなどを用いて操作するようにしてもよい。
【0016】
一方、第2ディスプレイ102aは、マルチディスプレイ・システムにおける従となるサブディスプレイであり、顧客が見やすかったり、操作しやすかったりするように、タッチパネル式のタブレット端末型のディスプレイであってもよい。
【0017】
担当者と顧客は、互いに、それぞれのディスプレイを見ながら商談などの交渉をおこなう際、対面形式で対応し、顧客に見せることが好ましくないバックデータなども表示する。そのため、第1ディスプレイ101の表示画面が顧客には見えないように配置するとよい。また、担当者が、第2ディスプレイ102aの表示内容についても制御することができる。
【0018】
具体的には、担当者は、たとえば、第1ディスプレイ101にのみ表示されている内容を、第2ディスプレイ102aに表示させて、顧客に見せたりする操作をすることができる。また、担当者は、第1ディスプレイ101から第2ディスプレイ102aへのファイルやフォルダなどのデータの移動などの操作をすることができる。
【0019】
つぎに、マルチディスプレイ・システムの2つ目の活用例を用いて説明する。
図2は、マルチディスプレイ・システムの別の活用例であるプレゼンテーション業務の概要を示す説明図である。2つ目の活用例として、マルチディスプレイ・システムは、プレゼンターが聴衆に対して実施するプレゼンテーションにおいて用いられるようにしてもよい。
【0020】
図2において、演台上に設けられるプレゼンターが用いる第1ディスプレイ(プレゼンター用メインディスプレイ)101と、聴衆に提示する第2ディスプレイ(聴衆用プロジェクター)102bとから構成される。第2ディスプレイ102bは、プロジェクターの代わりに、大型の液晶ディスプレイや、大型の有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどであってもよい。
【0021】
図2においては、第2ディスプレイ102bは、プロジェクターが1台だけ設けられているが、第2ディスプレイ(プロジェクター)102bの台数は、1つには限定されるものではなく、複数台が設けられていてもよい。
【0022】
複数台が設けられた第2ディスプレイ102bは、それぞれ同じ表示内容を表示するようにしてもよく、また、第2ディスプレイ102bごとに異なる内容を表示するようにしてもよい。また、図示は省略するが、個々の聴衆に対して、各座席付近に、それぞれ個別のディスプレイ(液晶ディスプレイなど)を設けるようにしてもよい。
【0023】
第1ディスプレイ101は、マルチディスプレイ・システムにおける主となるメインディスプレイであり、プレゼンターが操作することによって、その表示内容を変更することができる。第1ディスプレイ101の操作は、ディスプレイの表示画面を指などの直接タッチするタッチパネル式であってもよく、また、図示を省略するキーボードやマウスなどを用いて操作するようにしてもよい。
【0024】
プレゼンターは、第1ディスプレイ101と、第2のディスプレイ(プロジェクター)102bを見ながらプレゼンテーションをおこなう。その際、第1ディスプレイ101には、聴衆には見せない発言原稿などのバックデータを表示するため、第1ディスプレイ101の表示画面が顧客には見えないように配置するとよい。また、担当者が、第2ディスプレイ102bの表示内容についても制御して、プレゼンテーションを効果的に演出することができる。
【0025】
具体的には、プレゼンターは、たとえば、第1ディスプレイ101にのみ表示されている内容を、第2ディスプレイ102bに表示させて、聴衆に見せたりする操作をすることができる。また、プレゼンターは、第1ディスプレイ101から第2ディスプレイ102bへのデータの移動などの操作をすることができる。
【0026】
(マルチディスプレイ・システムのシステム構成例)
図3は、実施の形態にかかる表示制御プログラム、表示制御方法および表示制御装置を実現するマルチディスプレイ・システムの全体構成の一例を示す説明図である。
【0027】
図3において、マルチディスプレイ・システムは、情報処理装置301と、複数のディスプレイ101、102(102a、102b)と、を含む構成である。
【0028】
マルチディスプレイ・システムにおいて、情報処理装置301と、複数のディスプレイ(第1ディスプレイ101、第2ディスプレイ102a、102b)とは、有線または無線のネットワーク300を介して接続される。ネットワーク300は、たとえば、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などであってもよい。
【0029】
また、情報処理装置301と、複数のディスプレイ101、102a、102bとは、ケーブルを用いて、あるいは、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)などの無線通信を用いて、接続するようにしてもよい。また、複数のディスプレイ101、102a、102bは、クラウド・コンピューティング・サービスによって、図示を省略する外部の情報処理装置と接続されていてもよい。その場合、外部の情報処理装置が、情報処理装置301の処理を実行する。
【0030】
情報処理装置301は、マルチディスプレイ・システムの全体の制御を司るとともに、各オペレータ端末装置103との通信をおこない、データベース内の検索処理を含む、各種情報処理をおこなう。情報処理装置301は、具体的には、たとえば、パーソナル・コンピュータ、サーバ、ワークステーションなどのコンピュータによってその機能を実現することができる。
【0031】
(情報処理装置301のハードウェア構成例)
図4は、情報処理装置301のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4において、情報処理装置301は、CPU(Central Processing Unit)401と、メモリ402と、入力装置403と、I/F(Interface)404と、を有する。また、各構成部401〜404は、バス400によってそれぞれ接続される。
【0032】
ここで、CPU401は、情報処理装置301の全体の制御を司る。メモリ402は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、たとえば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
【0033】
たとえば、CPU401は、たとえば、OS(Operating System)、と、プロシージャ(procedure)や、仮想モニタ・アプリケーションなどのプログラムとを連動させて用いることで、表示制御装置である情報処理装置301の機能を実現する。
【0034】
より具体的には、たとえば、マイクロソフト社のWindows OSを用いる場合には、「WinProc(WM_GESTURE WM_DROPFILE)」などのプロシージャを用いることができる。また、たとえば、グーグル社のAndroid OSを用いる場合には、「OnGestureListener」などのプログラムを用いることができる。
【0035】
入力装置403は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力をおこなう。入力装置403は、ディスプレイに直接触れるタッチパネル式の入力装置であってもよい。これにより、画面を見ながら直感的な操作をおこなうことができる。また、入力装置403は、キーボードやポインティングデバイス(マウスやジョイスティック)などであってもよい。また、入力装置403は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。これにより、文字などをキー入力だけでなく、手書き入力をすることができる。
【0036】
I/F404は、通信回線を通じてネットワーク300に接続され、ネットワーク300を介して他の装置に接続される。そして、I/F404は、ネットワーク300と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。I/F300には、たとえば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。なお、情報処理装置301は、上述した構成部のほかに、HDD(Hard Disk Drive)、SSDなどを有することにしてもよい。
【0037】
第1ディスプレイ101、第2ディスプレイ102は、カーソル、アイコン、ウィンドウあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ここで、アイコンは、ファイルやフォルダ、あるいは、各種の機能を画像で象徴的に表したものである。そして、第1ディスプレイ101、第2ディスプレイ102は、タッチパネル機能を備えており、操作者によってアイコンが指定(クリックやタップなど)されることによって、ファイルやフォルダを選択することができたり、各種の機能を実行することができる。
【0038】
第1ディスプレイ101、第2ディスプレイ102は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを採用することができる。また、第1ディスプレイ101、第2ディスプレイ102は、画像を投影するプロジェクターであってもよく、また、ヘッドマウントディスプレイなどであってもよい。
【0039】
(表示制御装置の機能的構成)
図5は、実施の形態にかかる表示制御装置の機能的構成の一例を示す説明図である。
図5において、表示制御装置は、第1ディスプレイ表示制御部501と、第2ディスプレイ表示制御部502と、操作指示受付部503と、を含む構成である。
【0040】
第1ディスプレイ表示制御部501は、第1ディスプレイ101の表示画面に各種情報を表示する。第1ディスプレイ表示制御部501は、具体的には、たとえば、
図4に示したメモリ402などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、その機能を実現する。
【0041】
第2ディスプレイ表示制御部502は、第2ディスプレイ102の表示画面に各種情報を表示する。第2ディスプレイ表示制御部502は、具体的には、たとえば、
図4に示したメモリ402などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、その機能を実現する。
【0042】
操作指示受付部503は、操作者によりおこなわれた各種操作指示を受け付ける。操作指示受付部503は、具体的には、たとえば、
図4に示した入力装置403により、その機能を実現する。
【0043】
操作指示受付部503は、第2ディスプレイ102の表示画面に表示されている第2画面表示内容を第1ディスプレイ101の表示画面上に表示する表示指示を受け付ける。具体的には、たとえば、第1ディスプレイ101の表示画面において、あらかじめ定められた位置(領域)におけるダブルタップ操作を検知したり、あるいは、一定時間、あらかじめ定められた同じ位置(領域)がタップ状態となっていることを検知したりすることによって、第2画面表示内容の表示指示を受け付けることができる。
【0044】
第1ディスプレイ表示制御部501は、操作指示受付部503がこの表示指示を受け付けた場合に、第2画面表示内容を第1ディスプレイ101の表示画面上に表示する。第2画面表示内容は、第2ディスプレイ102の表示画面のスクリーンショットであってもよい。また、第2画面表示内容は、第2ディスプレイ102の表示画面に表示されているサイズと略等倍の画像(たとえば、後述する
図9の第2画面表示内容900)であってもよく、あるいは、第2ディスプレイ102の表示画面に表示されているサイズを縮小した画像(たとえば、後述する
図13の第2画面表示内容1300)であってもよい。
【0045】
また、第1ディスプレイ表示制御部501は、第1ディスプレイ101の表示画面上に、第1ディスプレイ101の表示画面に表示されている第1画面表示内容を、第2画面表示内容と並べて表示するようにしてもよい。この場合、第1画面表示内容および第2画面表示内容は、それぞれのディスプレイ101、102の表示画面に表示されているサイズと等倍の画像であってもよく、あるいは、それぞれのディスプレイ101、102の表示画面に表示されているサイズを縮小した画像であってもよい。
【0046】
操作指示受付部503は、第1ディスプレイ101の表示画面上に表示される第1画面表示内容の表示領域と第2画面表示内容の表示領域を変更する操作指示を受け付ける。具体的には、たとえば、第1ディスプレイ表示制御部501が、第1ディスプレイ101の表示画面上にスクロールバー(たとえば、後述する
図16のスクロールバー1603)を表示する。そして、操作指示受付部503は、当該スクロールバーの操作指示を受け付ける。
【0047】
第1ディスプレイ表示制御部501は、当該スクロールバーの操作指示に基づいて、第1画面表示内容の表示領域と第2画面表示内容の表示領域を変更して再表示することができる。
【0048】
また、第1ディスプレイ表示制御部501は、第1画面表示内容と第2画面表示内容を、1つのウィンドウ(たとえば、後述する
図13の第2画面表示内容1300、
図16の第2画面表示内容1600)で表示するようにしてもよい。
【0049】
このようにして、第1ディスプレイ表示制御部501は、第2画面表示内容のみ(後述する実施例1)、あるいは、第1画面表示内容と第2画面表示内容と(後述する実施例2および実施例3)を第1ディスプレイに表示する。
【0050】
操作指示受付部503は、第1のディスプレイの表示画面上に表示されている所望のアイコンまたはウィンドウを、第2画面表示内容が表示されている表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する操作指示を受け付ける。具体的には、所望のアイコンまたはウィンドウのドラッグ、および、第2画面表示内容が表示されている表示領域内においてドロップを検知することによって、この操作指示を受け付けることができる。
【0051】
第2ディスプレイ表示制御部502は、操作指示受付部503がこの操作指示を受け付けた場合に、操作指示がなされた所望のアイコンまたはウィンドウを、第2のディスプレイ102の表示画面に表示する。これとともに、第1ディスプレイ表示制御部501は、操作指示受付部503がこの操作指示を受け付けた場合に、第1ディスプレイ101の表示画面上に表示されている第2画面表示内容を非表示(消去)にする。
【0052】
これにより、所望のアイコンまたはウィンドウの第1ディスプレイ101から第2ディスプレイ102への移動処理が完了する。
【0053】
(表示制御方法の処理手順)
図6は、実施の形態にかかる表示制御方法の処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図6のフローチャートにおいて、まず、第2画面表示内容の表示指示があったか否かを判断する(ステップS601)。第2画面表示内容の具体的な内容および第2画面表示内容の表示指示の具体的な内容については、後述する実施例1〜3において詳細に説明する。
【0054】
ステップS601において、表示指示があるのを待って(ステップS601:No)、表示指示があった場合(ステップS601:Yes)は、第1ディスプレイ101の表示画面上に第2画面表示内容を表示する(ステップS602)。
【0055】
ステップS602において表示された第2画面表示内容に対して、スクロールバーが表示されているか否かを判断する(ステップS603)。ここで、スクロールバーが表示されていない場合(ステップS603:No)は、何もせずに、ステップS606へ移行する。
【0056】
一方、ステップS603において、スクロールバーが表示されている場合(ステップS603:Yes)は、つぎに、スクロールバーの操作指示があったか否かを判断する(ステップS604)。ここで、スクロールバーの操作指示があった場合(ステップS604:Yes)は、第2画面表示内容の表示位置を、スクロールバーの操作指示にあわせて変更し(ステップS605)、ステップS606へ移行する。スクロールバーの操作指示がなかった場合(ステップS604:No)は、何もせずに、ステップS606へ移行する。
【0057】
つぎに、ステップS606において、アイコン・ウィンドウがドラッグされ、第2画面表示内容の領域内でドロップされたか否かを判断する(ステップS606)。ここで、アイコン・ウィンドウがドラッグされ、第2画面表示内容の領域内でドロップされていない場合(ステップS606:No)は、ステップS603へ戻る。
【0058】
一方、ステップS606において、アイコン・ウィンドウがドラッグされ、第2画面表示内容の領域内でドロップされた場合(ステップS606:Yes)は、第2ディスプレイ102の表示画面にアイコン・ウィンドウを表示し(ステップS607)、第1ディスプレイ101の表示画面上の第2画面表示内容を非表示にして(ステップS608)、一連の処理を終了する。
【0059】
このようにして、第1ディスプレイ101の表示画面に表示されていたアイコンまたはウィンドウを、第2ディスプレイ102へ移動させる処理が完了する。
【0060】
(実施例)
以下、3つの実施例について、
図7A、
図7B、
図8〜
図18を用いて説明する。3つの実施例は、実施例1(
図7A、
図7B、
図8〜
図11Bを参照)が、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面のほぼ全面に、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショット900を表示する例を示している。
【0061】
また、実施例2(
図12〜
図15を参照)が、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面の一部に、縮小した第1ディスプレイ101および第2ディスプレイ102のスクリーンショット1300を表示する例を示している。
【0062】
また、実施例3(
図16〜
図18を参照)が、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面に、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面のサイズを超えて、第1ディスプレイ101および第2ディスプレイ102のスクリーンショット1600を表示し、スクロール可能とした例を示している。このように、第2画面表示内容の違いによって、それぞれ、処理の内容が異なる。
【0063】
(実施例1)
まずは、実施例1の内容を、
図7A、
図7B、
図8〜
図10、
図11A、
図11Bを用いて説明する。実施例1では、第1ディスプレイ101の表示画面のほぼ全面に、第2ディスプレイ102のスクリーンショット900を表示することが特徴である。
図7Aは、実施例1にかかる第1ディスプレイ(メインディスプレイ)の表示画面の表示内容の一例(その1)を示す説明図である。
図7Aにおいて、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101には、2つのアイコン(アイコン「A」701、アイコン「B」702)が表示画面の向かって左上側に表示されている。
【0064】
図7Bは、実施例1にかかる第2ディスプレイ(サブディスプレイ)の表示画面の表示内容の一例(その1)を示す説明図である。
図7Bにおいて、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102には、アイコン「C」703と、ウィンドウ「D」704が表示画面の向かって左上側に表示されている。
【0065】
図8〜
図11Aは、実施例1にかかる第1ディスプレイの表示画面の表示内容の一例を示す説明図である。また、
図11Bは、実施例1にかかる第2ディスプレイ(サブディスプレイ)の表示画面の表示内容の一例(その2)を示す説明図である。操作者は、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面上に第2画面表示内容を表示するように、その表示指示をおこなう。
【0066】
図8においては、アイコン「B」702をタップして、表示画面の向かって右中央側にドラッグした状態を示している。ここで、符号700は、マウスカーソルを示している。この右中央側に、いずれかのアイコンまたはウィンドウをドラッグして移動させる操作が、第2画面表示内容の表示指示となっている。
【0067】
具体的には、たとえば、操作者の指(またはタッチペンなど)で、タッチパネルのアイコン「B」702が表示されている部分にタッチし、タッチパネルにタッチした状態を保持したまま、その指を表示画面の向かって右中央側まで移動させる。移動させた後も、指をタッチパネルから離さないで、接触させたままにする。
【0068】
なお、マウスカーソル700は、表示画面上にあえて表示させなくてもよい。マウスカーソルの代わりにタップしたことがわかる表示をしてもよい。たとえば、タップした位置の周辺の表示画面の色を変化させたり、タップされたアイコンの形状などを変化させるようにしてもよい。
【0069】
図9は、第1ディスプレイ101の表示画面に第2画面表示内容900を表示した状態を示している。第2画面表示内容900には、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショットであり、アイコン「C」703およびウィンドウ「D」704の画像であるアイコン画像「C」903およびウィンドウ画像「D」904が、表示画面の向かって左上側に表示されている。
【0070】
また、ドラッグ中のアイコン「B」702は、第2画面表示内容900上に表示されている。すなわち、アイコン「B」702は、第1ディスプレイ101の表示画面に、第2ディスプレイ102のスクリーンショットに重ねて表示されている。マウスカーソル700は、アイコン「B」702を指し示すことで、当該アイコン「B」702がドラッグ中であることを示すようにしてもよい。
【0071】
図10は、ドラッグ中のアイコン「B」702をさらにドラッグさせて、表示画面の中央の下側へ移動させた状態を示している。これは、操作者がアイコン「B」702を第2ディスプレイ102の表示画面の中央の下側に移動させたいという意思をもって移動させたものである。したがって、ドラッグ中のアイコン「B」702のドラッグによる移動は、第1ディスプレイ101の表示画面、すなわち、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショットが表示されている表示画面上のいずれの場所であってもよい。
【0072】
そして、操作者は、第1ディスプレイ101の表示画面の中央の下側に移動させた時点で、アイコン「B」702をドロップする。すなわち、その時点で、タッチパネルにタッチした指を離すようにする。
図11Aは、アイコン「B」702をドロップした場合の第1ディスプレイ101の表示画面の表示内容を示しており、
図11Bは、アイコン「B」702をドロップした場合の第2ディスプレイ102の表示画面の表示内容を示している。
【0073】
図11Aに示すように、第1ディスプレイ101の表示画面には、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショットが消去される。そして、アイコン「A」701のみが表示され、アイコン「B」702は表示されていない。それ以外は、
図7Aに示した第1ディスプレイ101の表示画面と同じである。マウスカーソル700だけが、ドロップした位置に残される。
【0074】
一方、
図11Bに示すように、第2ディスプレイ102の表示画面には、アイコン「C」7037、ウィンドウ「D」704のほか、アイコン「B」702が表示される。
【0075】
第2ディスプレイ102の表示画面上において、アイコン「B」702が表示される位置は、第1ディスプレイ101の表示画面上において、アイコン「B」702がドロップされた位置である。すなわち、アイコン「B」702がドロップされた位置(座標)を記憶しておき、記憶された位置(座標)に基づいて、第2ディスプレイ102の表示画面上にアイコン「B」702を表示するようにする。
【0076】
このように、第1ディスプレイ101の表示画面から第2ディスプレイ102の表示画面へと、アイコン「B」702が移動したことがわかる。
【0077】
(実施例2)
つぎに、実施例2の内容を、
図7A、
図7B、
図11A、
図12〜
図15を用いて説明する。実施例2では、第1ディスプレイ101の表示画面の一部に、縮小した第1ディスプレイ101および第2ディスプレイ102のスクリーンショット1300を表示することが特徴である。
【0078】
実施例1と同様に、実施例2では、
図7Aにおいて、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101には、2つのアイコン(アイコン「A」701、アイコン「B」702)が表示画面の向かって左上側に表示されている。また、実施例2では、実施例1と同様に、
図7Bにおいて、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102には、アイコン「C」703と、ウィンドウ「D」704が表示画面の向かって左上側に表示されている。
【0079】
図12〜
図14は、実施例2にかかる第1ディスプレイの表示画面の表示内容の一例を示す説明図である。また、
図15は、実施例2にかかる第2ディスプレイの表示画面の表示内容の一例を示す説明図である。
【0080】
操作者は、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面上に第2画面表示内容を表示するように、その表示指示をおこなう。表示指示は、
図12に示すように、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面上をダブルタップ(指先やタッチペンのペン先で素早く軽く2回叩く動作)することによりおこなうことができる。ダブルタップの位置は、第1ディスプレイ101の表示画面上のいずれの位置でもよい。また、あらかじめ、ダブルタップが有効となる表示画面上の位置または領域などを決めておいてもよい。
図12においては、ダブルタップされた位置に、マウスカーソル700を表示している。
【0081】
図13は、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面に第2画面表示内容1300を、表示画面の向かって右下側に表示した状態を示している。第2画面表示内容1300は、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101のスクリーンショット1301と第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショット1302であり、それらが1つのウィンドウとして表示されている。
【0082】
第1ディスプレイ101のスクリーンショット1301には、アイコン「A」701およびアイコン「B」702の画像であるアイコン画像「A」1311およびアイコン画像「B」1312が、スクリーンショット1301の向かって左上側に表示されている。また、第2ディスプレイ102のスクリーンショット1302には、アイコン「C」703およびウィンドウ「D」704の画像であるアイコン画像「C」1313およびウィンドウ画像「D」1314が、スクリーンショット1302の向かって左上側に表示されている。
【0083】
つぎに、
図14に示すように、アイコン「B」702をタップし、ドラッグさせて、スクリーンショット1302の表示領域内へ移動させた状態を示している。これは、操作者がアイコン「B」702を第2ディスプレイ102に移動させたいという意思をもって移動させたものである。
【0084】
そして、操作者は、スクリーンショット1302の表示領域内に移動させた時点で、アイコン「B」702をドロップする。すなわち、その時点で、タッチパネルにタッチした指を離すようにする。そうすると、実施例1と同様に、
図11Aに示したように、第1ディスプレイ101の表示画面には、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショットが消去される。そして、アイコン「A」701のみが表示され、アイコン「B」702は表示されていない。それ以外は、
図7Aに示した第1ディスプレイ101の表示画面と同じである。マウスカーソル700だけが、ドロップした位置に残される。
【0085】
図15は、アイコン「B」702をドロップした場合の第2ディスプレイの表示画面の表示内容を示している。
図15に示すように、第2ディスプレイ102の表示画面には、アイコン「C」703、ウィンドウ「D」704のほか、アイコン「B」702が表示される。このように、実施例2と同様に、第1ディスプレイ101の表示画面から第2ディスプレイ102の表示画面へと、アイコン「B」702が移動したことがわかる。
【0086】
実施例2では、第1ディスプレイ101のスクリーンショット1301と第2ディスプレイ102のスクリーンショット1302とを表示しているが、第1ディスプレイ101のスクリーンショット1301を表示せずに、第2ディスプレイ102のスクリーンショット1302のみを表示するようにしてもよい。また、第1ディスプレイ101のスクリーンショット1301と第2ディスプレイ102のスクリーンショット1302とを1つのウィンドウとして表示しているが、それぞれのスクリーンショット1301、1302を別のウィンドウとして表示するようにしてもよい。
【0087】
(実施例3)
最後に、実施例3の内容を、
図7A、
図7B、
図11A、
図12、
図16〜
図18を用いて説明する。実施例3では、第1ディスプレイ101の表示画面に、第1ディスプレイ101の表示画面のサイズを超えて、第1ディスプレイ101および第2ディスプレイ102のスクリーンショット1600を表示し、スクロール可能とすることが特徴である。
【0088】
実施例1、2と同様に、実施例3においても、
図7Aにおいて、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101には、2つのアイコン(アイコン「A」701、アイコン「B」702)が表示画面の向かって左上側に表示されている。また、実施例3では、実施例1と同様に、
図7Bにおいて、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102には、アイコン「C」703と、ウィンドウ「D」704が表示画面の向かって左上側に表示されている。
【0089】
図16〜
図18は、実施例3にかかる第1ディスプレイの表示画面の表示内容の一例を示す説明図である。操作者は、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面上に第2画面表示内容を表示するように、その表示指示をおこなう。
【0090】
表示指示は、実施例2と同様に、
図12に示すように、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面上をダブルタップ(指先やタッチペンのペン先で素早く軽く2回叩く動作)することによりおこなうことができる。ダブルタップの位置は、第1ディスプレイ101の表示画面上のいずれの位置でもよい。また、あらかじめ、ダブルタップが有効となる表示画面上の位置または領域などを決めておいてもよい。
図12において、ダブルタップされた位置に、マウスカーソル700を表示している。
【0091】
図16は、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101の表示画面に第2画面表示内容1600を表示した状態を示している。第2画面表示内容1600は、
図13に示した、実施例2の第2画面表示内容1300と同様に、第1ディスプレイ(メインディスプレイ)101のスクリーンショット1601と第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショット1602であり、それらが1つのウィンドウとして表示されている。
【0092】
したがって、第1ディスプレイ101のスクリーンショット1601には、アイコン「A」701およびアイコン「B」702の画像であるアイコン画像「A」1611およびアイコン画像「B」1612が、スクリーンショット1601の向かって左上側に表示されている。また、第2ディスプレイ102のスクリーンショット1602には、アイコン「C」703およびウィンドウ「D」704の画像であるアイコン画像「C」1613およびウィンドウ画像「D」1614が、スクリーンショット1602の向かって左上側に表示されている。
【0093】
第2画面表示内容1600と、実施例2の第2画面表示内容1300との違いは、実施例2の第2画面表示内容1300が、縮小画像であるのに対して、第2画面表示内容1600は縮小していない。したがって、
図16にも示しているように、第2画面表示内容1600の全体は、第1ディスプレイ101の表示画面には一度にすべてを表示することができない。そこで、スクロールバー1603を表示して、このスクロールバー1603を操作することによって、表示されていない部分を表示させるようにすることができる。
【0094】
図17は、スクロールバー1603を操作して、スクリーンショット1601とスクリーンショット1602の表示範囲を変更したものである。
図16では、スクリーンショット1601がすべて表示されており、スクリーンショット1602は、一部のみ表示されていたが、
図17では、スクリーンショット1601の表示領域が減らされ、その分、スクリーンショット1602の表示領域が拡大しているのがわかる。このようにして、スクロールバー1603を用いることによって、画像自体を縮小することなく、操作者が表示させたり領域を表示させることができる。
【0095】
つぎに、
図18に示すように、アイコン「B」702をタップし、ドラッグさせて、スクリーンショット1602の表示領域内へ移動させた状態を示している。これは、操作者がアイコン「B」702を第2ディスプレイ102に移動させたいという意思をもって移動させたものである。
【0096】
そして、操作者は、スクリーンショット1602の表示領域内に移動させた時点で、アイコン「B」702をドロップする。すなわち、その時点で、タッチパネルにタッチした指を離すようにする。そうすると、実施例1、実施例2と同様に、
図11Aに示したように、第1ディスプレイ101の表示画面においては、第2ディスプレイ(サブディスプレイ)102のスクリーンショットが消去される。そして、アイコン「A」701のみが表示され、アイコン「B」702は表示されていない。それ以外は、
図7Aに示した第1ディスプレイ101の表示画面と同じである。マウスカーソル700だけが、ドロップした位置に残される。
【0097】
また、第2ディスプレイ102の表示画面は、
図15に示したように、アイコン「C」703、ウィンドウ「D」704のほか、アイコン「B」702が表示される。このように、実施例2と同様に、第1ディスプレイ101の表示画面から第2ディスプレイ102の表示画面へと、アイコン「B」702が移動したことがわかる。
【0098】
以上説明したように、実施の形態において、モニタ間でアイコンやウィンドウのやり取りをする際に、メインディスプレイだけで操作することができ、ユーザはもう一方のディスプレイに手を触れることなく操作を完了することができる。
【0099】
また、2名以上のユーザが向かい合って操作をしている等の状況下(ディスプレイ同士が離れている環境下)など、もう一方のディスプレイが容易に操作できない場合に、手元のディスプレイのみで操作を完結することができるため、ストレスなく業務運用が可能となる。このように、ディスプレイ間におけるアイコンまたはウィンドウの移動を、容易な操作でおこなうことができる。
【0100】
なお、本実施の形態で説明した表示制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。表示制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、MO(Magneto−Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、表示制御プログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
【0101】
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
【0102】
(付記1)第1のディスプレイと、当該第1のディスプレイの表示内容とは異なる内容を表示することが可能な第2のディスプレイとが、有線または無線によって接続されたコンピュータに、
前記第1のディスプレイの表示画面上に、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されている第2画面表示内容を表示し、
前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを、前記第2画面表示内容が表示されている表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する操作指示を受け付け、
前記操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、前記第2のディスプレイの表示画面に表示する、
処理を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
【0103】
(付記2)前記操作指示に基づいて、前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されている前記第2画面表示内容を非表示にする、
処理を実行させることを特徴とする付記1に記載の表示制御プログラム。
【0104】
(付記3)前記第1のディスプレイの表示画面上に、前記第1のディスプレイの表示画面に表示されている第1画面表示内容と前記第2画面表示内容とを並べて表示することを特徴とする付記1または2に記載の表示制御プログラム。
【0105】
(付記4)前記第1のディスプレイの表示画面上に表示される前記第1画面表示内容の表示領域と前記第2画面表示内容の表示領域を変更する操作指示を受け付け、
受け付けられた操作指示に基づいて、前記第1画面表示内容の表示領域と前記第2画面表示内容の表示領域を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記3に記載の表示制御プログラム。
【0106】
(付記5)前記第1のディスプレイの表示画面上にスクロールバーを表示し、当該スクロールバーの操作指示に基づいて、前記第1画面表示内容の表示領域と前記第2画面表示内容の表示領域を変更することを特徴とする付記4に記載の表示制御プログラム。
【0107】
(付記6)前記第1画面表示内容と前記第2画面表示内容を、1つのウィンドウで表示することを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載の表示制御プログラム。
【0108】
(付記7)前記第2画面表示内容は、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されているサイズを縮小した画像であることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の表示制御プログラム。
【0109】
(付記8)前記第2画面表示内容は、前記第2ディスプレイの表示画面のスクリーンショットであることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の表示制御プログラム。
【0110】
(付記9)前記第1のディスプレイは、タッチパネルディスプレイであることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の表示制御プログラム。
【0111】
(付記10)前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを、前記第2画面表示内容が表示されている表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する操作は、ドラッグ・アンド・ドロップ操作であることを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の表示制御プログラム。
【0112】
(付記11)前記第2のディスプレイは、複数接続されていることを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の表示制御プログラム。
【0113】
(付記12)第1のディスプレイと、当該第1のディスプレイの表示内容とは異なる内容を表示することが可能な第2のディスプレイとが、有線または無線によって接続されたコンピュータが、
前記第1のディスプレイの表示画面上に、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されている第2画面表示内容を表示し、
前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを、前記第2画面表示内容が表示されている表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する操作指示を受け付け、
前記操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、前記第2のディスプレイの表示画面に表示する、
処理を実行することを特徴とする表示制御方法。
【0114】
(付記13)第1のディスプレイと、当該第1のディスプレイの表示内容とは異なる内容を表示することが可能な第2のディスプレイとが、有線または無線によって接続された表示制御装置であって、
前記第1のディスプレイの表示画面上に、前記第2のディスプレイの表示画面に表示されている第2画面表示内容を表示し、
前記第1のディスプレイの表示画面上に表示されているアイコンまたはウィンドウを、前記第2画面表示内容が表示されている表示領域内に移動させ、当該表示領域内における移動先を決定する操作指示を受け付け、
前記操作指示がなされたアイコンまたはウィンドウを、前記第2のディスプレイの表示画面に表示する、
制御部を有することを特徴とする表示制御装置。