(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記感知ユニットは、環境条件を判定するための環境センサを含み、前記環境条件は、温度、湿度、煙、一酸化炭素、動き、及び存在の少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
前記感知ユニットは、セキュリティ・センサを含み、前記セキュリティ・センサは、セキュリティ・カメラ、ガラス破損検出器、動き/存在検出器、及び/又は非常用照明の少なくとも1つを用いて前記環境の前記状態を感知することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
前記プラグは複数の歯を有し、前記ソケットは複数の歯を有し、前記プラグの前記複数の歯は、前記ソケットの前記複数の歯と係合して、前記プラグ及び前記ソケットの相対回転運動を制限することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示によるスマートクイック接続装置のためのプラグ及び感知ユニットの分解図である。
【
図2】本開示によるスマートクイック接続装置のためのプラグ及び感知ユニットの分解斜視図である。
【
図3】本開示によるスマートクイック接続装置の分解図である。
【
図4】本開示によるスマートクイック接続装置の分解斜視図である。
【
図5】本開示によるスマートクイック接続装置のためのプラグ及び感知ユニットの斜視図である。
【
図6】本開示によるスマートクイック接続装置のためのプラグ及び感知ユニットの斜視図である。
【
図7】
図6のプラグ及び感知ユニットの底部斜視図である。
【
図8】
図6のプラグ及び感知ユニットの側面図である。
【
図9】プラグ及び感知ユニットが逆さまの、
図6のプラグ及び感知ユニットの側面図である。
【
図10】プラグ及び感知ユニットが逆さまの、
図6のプラグ及び感知ユニットの斜視図である。
【
図11】
図6のプラグ及び感知ユニットの底部斜視図である。
【
図12】電子回路を示す
図6のプラグ及び感知ユニットの概略図である。
【
図13】感知ユニット電子回路の一実施形態の概略図である。
【
図14】感知ユニットの低電圧発生回路の一実施形態の概略図である。
【
図15】感知ユニットの制御回路の一実施形態の概略図である。
【
図16】感知ユニットの高圧AC制御回路の一実施形態の概略図である。
【
図17】本開示によるクイック接続装置のプラグ及びソケット(レセプタクル)の1つの実施形態の図である。
【
図18】標準的配電盤内に取り付けられた、本開示によるクイック接続装置のソケットの図である。
【
図19】本開示によるフェースプレートの1つの実施形態の前面図である。
【
図22】フェースプレート・センターピースを有するフェースプレートの前面図である。
【
図23】
図6のフェースプレート・センターピースの前面図である。
【
図24】
図7のフェースプレート・センターピースの後面図である。
【
図25】取り付けられたソケット及びフェースプレート、並びに照明器具上に取り付けられた別個のプラグの図である。
【
図26】本開示によるフェースプレートの別の実施形態の前面図である。
【
図28】本開示によるソケット及びプラグの幾つかの例示的な使用を示す。
【
図29】照明器具と共に使用するための本開示によるソケット及びプラグの1つの実施形態と、天井ファンと共に使用するための本開示によるソケット及びプラグの1つの実施形態とを示す。
【
図30】標準的配電盤内に取り付けられた、天井ファンと共に使用するための本開示によるソケット及びプラグの図である。
【
図31】天井ファンと共に使用するためのソケット及びプラグの3つのロック機構を概略的に示す。
【
図32】プラグ、ラッチ機構、キャノピー、及び支持延長部を含む結合体の側面図である。
【
図35】プラグ、ラッチ機構、及び支持延長部を含む結合体の分解側面図である。
【
図36】配線通路を有する支持延長部の側面図である。
【
図37】支持延長部の一連の代替的実施形態である。
【
図38】プラグ及びハウジング内に収容された感知アレイを含み、電気器具に接続された組立体の分解図である。
【
図39】
図38の組立体を示し、プラグが信号伝送線のための付加的な接続を含む。
【
図40】
図39の組立体を示すが、代替的ハウジングが延長したキャノピーを形成し、ハウジングは解放レバーを含む。
【
図41】複数のセンサを含み、
図40のケーブルに接続可能な、本開示のランプヘッドを示す。
【
図42】
図41におけるようなランプヘッドを示すが、
図39におけるようなプラグ組立体が支持電線に置き換わっている。
【
図43】
図39におけるような組立体を示すが、2股の解放レバーが提供され、中央に配置された支持電線を可能にする。
【
図44】
図43におけるような感知組立体を含む組立体と、
図42に示されるようなランプヘッドへの接続を可能にする延長ハウジングとを示し、それにより
図44の組立体は、ソケットと本開示のプラグを有する電気器具との間に挿入可能である。
【
図45】ソケット及び電気器具に接続された、
図44の組立体を示す。
【
図46】センサを有するように構成された、
図44の延長ハウジングを示す。
【
図47】本開示のプラグを有する電気器具に接続された、
図46の組立体の斜視図である。
【
図48】センサ基板、センサ、プラグ、解放ロッド、及びセンサと協働するランプ・レンズを含む、ファン/照明組立体の斜視図である。
【
図49】本開示によるスマートクイック接続装置のためのソケット及び感知ユニットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
必要に応じて、本明細書において実施形態を開示するが、開示される実施形態は単なる例に過ぎず、以下に説明されるシステム及び方法は、種々の形態で実現できることを理解されたい。従って、本明細書で開示される特定の構造及び機能上の詳細は、限定として解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、及び、事実上あらゆる適切に詳述されたあらゆる構造及び機能において本主題を様々に用いる当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。さらに、本明細書で用いられる用語及び語句は、限定することを意図するものではなく、むしろ、理解できる概念の説明を提供することを意図する。
【0015】
本明細書で用いられる場合、「1つの(a)」又は「1つの(an)」という用語は、1つ又は1つより多いとして定められる。本明細書で用いられる場合、複数(plurality)という用語は、2つ又は2つより多いとして定められる。本明細書で用いられる場合、「別の(another)」という用語は、少なくとも第2の又はそれより多くのとして定められる。本明細書で用いられる場合、「含む(including)」及び「有する(having)」という用語は、備えている(comprising)(すなわち、開放型言語(open language))として定められる。本明細書で用いられる場合、「結合される(coupled)」という用語は、「接続される(connedcted)」ものとして定められるが、必ずしも直接的ではなく、かつ必ずしも機械的にでもない。
【0016】
本明細書での開示は、関連特許及び出願セクションで特定された文献に上述されたような、本発明者らの先行する仕事に関するものであり、これらの各々の内容の全体を引用により本明細書に組み入れる。
【0017】
「スマートクイック接続装置(smart quick connect device)」は、一般に、接続を可能にすることができる従来の能力に加えて、付加的な機能を有するコネクタとして定められる。スマートクイック接続装置は、感知状態を無線で通信するための感知ユニットを含むことができる。代替的に又は追加的に、スマートクイック接続装置は、信号を無線で受信するための感知ユニットを含むことができる。信号は、スマートクイック接続装置及び/又は関連した電気器具を制御するためのコマンド信号とすることができる。コマンド信号は、感知状態から独立することもあり、又は感知状態の結果であることもある。
【0018】
図1〜
図12を全体的に参照すると、電気器具を取り付けるためのクイック接続装置20は、感知ユニット26を伴うプラグ22と嵌合ソケット24の結合体を含む。装置20のプラグ22及び嵌合ソケット24は、電気器具と電源配線との間に電気的接続を確立するだけでなく、器具を表面又は基部上、典型的には壁、天井、又は床面上に機械的に支持する機能を果たす。本明細書で用いられる場合、「器具」又は「電気器具」という用語は、照明器具、天井ファン、テレビカメラ、セキュリティ装置などのいずれかの器具若しくは用品、又は電気配線によって供給される電気により動力供給され、器具を支持若しくは吊るすために機械的接続を必要とするあらゆる他の装置を意味する。プラグ22は、電気器具(図示せず)にしっかりと固定されるが、ソケット24は、器具が取り付けられる表面(例えば、壁、天井、又は床)又は配電盤に固定される。
【0019】
プラグ22及び嵌合ソケット24の構造、機能及び動作は、例えば、引用により本明細書に組み入れられる特許及び出願において既に詳述されている。従って、本開示は、感知ユニット26の構造、機能及び動作に重点を置く。
【0020】
感知ユニット26はプラグ22に接続された状態で示されるが、
図49に示されるように、感知ユニット26をソケット24に接続することができる。しかしながら、異なる機能及び特徴を有する異なる感知ユニット26を同じプラグ22に交換可能に取り付けることができるので、感知ユニット26をプラグ22に接続することが好ましいと考えられる。これにより、器具の交換だけでなく、感知ユニット26の交換も可能になる。
【0021】
ソケット24から電気を受け取るプラグ22は、レセプタクル30に挿入されるピン28を介して、感知ユニット26に電気的に結合される。レセプタクルの各々に、器具との電気的接続を確立するためのチャネル32を設けることができる。代替的に、感知ユニット26に、器具との電気的接続を確立するための手段を設けることができる。
【0022】
プラグ22は、プラグ22をソケット24に解放可能に機械的に接続するためのスピンドル組立体34を有する。バレル38の下端部から延びる押しボタン36は、指又は工具のいずれかを用いてスピンドル組立体34を作動させる手段を提供する。バレル38の下端部は、ナット42(及び、随意的にロック座金44)を受けるようにねじ切りされる(40)。ナット42とねじ切り40により、感知ユニット26がプラグ22に固定される。スピンドル組立体34を用いて、器具をプラグ22に取り付けることもできる。電気器具は、種々の方法のいずれでもプラグ22に固定することができる。例えば、器具は、保護カバーにより若しくは保護カバーに、又はバレル38の下部ねじ付セクションに直接、しっかりと取り付けることができる。代替的に、器具は、バレル38の下端部にねじ付けられた「ヒッキー」のような取り付けハードウェアに固定することもできる。いずれの事例においても、器具の重量が、バレル38を通じて、スピンドル34、ソケット24、そして取付けストラップ46に伝えられ、そして、取付けストラップ46がソケット24に固定されることを理解されたい。公知のように、取付けストラップ46は、配電盤、壁、又は器具を取り付ける他の構造体に固定することができる。
【0023】
感知ユニット26は、1又は2以上のセンサ48、50を備える。センサ48は、信号を受信するための受信器センサである。受信することができる信号の限定されない例を以下に述べる。センサ50は、信号を送信するための送信器センサである。送信することができる信号の限定されない例も以下に述べる。センサ48、50は、用途に応じて、感知ユニット26の任意の表面上に取り付けることができる。
【0024】
センサ48、50に応じて、感知ユニット26は、例えば、RF、Wi−Fi、又はBluetooth
(登録商標)を用いて、手持ち式リモコンによる装置20の動作を可能にできる。同様にセンサ48、50に応じて、温度センサ、湿度センサ、煙及びCOセンサ、及び/又は動作/存在感知のような環境条件を判定することができる。この点で、感知ユニット26は、セキュリティ・システムの一部として使用することができ、センサ48、50は、セキュリティ・カメラ(動作起動式の又は動作起動式でない)、ガラス破壊検出器、動作/存在検出器、及び/又は非常用照明(バッテリ・バックアップを有する)である。
【0025】
スマートクイック接続装置20に取り付け、これと統合することが意図され、各々が、意図した使用に応じて様々な量の回路及び機能を有する、感知ユニット26のための幾つかの異なる回路基板が開発された。ここで、どの基板がどの機能を正確に収容するかの区別せずに、例示的な回路及び概念を一般的に説明する。
【0026】
一般的に、
図13に示されるように、本開示の感知ユニット基板52は、以下に説明される3つの異なる回路、又は任意の数の集積回路若しくはディスクリート回路に分けることができる。
【0027】
1)低電圧発生回路(図14の要素54)
この回路の目的は、高電圧ACラインから低電圧(例えば、3乃至3.6v)を得ることである。この低電圧は、以下に説明される制御回路に電力供給するために用いられる。本開示は、高電圧ACラインから低電圧が得られる任意の方法を用い得ると考えられるが、ここでは、低電圧源を生成するすための2つの異なる例示的手法を説明する。第1の手法は、主定格コンデンサ、ツェナー・ダイオード、及び低電圧源を与えるための他の関連した構成要素を用いる。この手法は単純であるが非効率的な可能性があり、限られた電流しか供給しないが、特定の用途には十分な場合がある。第2の手法は、スイッチング方式電源(SMPS:switched mode power supply)である。SMPSは、より複雑であり、より多くの構成要素を必要とするが、より効率的であり、制御論理による、より高レベルの電力使用量を可能にする。
【0028】
2)制御回路(図15の要素56)
一実施形態において、制御回路は、TI MSP430低電力マイクロ・コントローラを用いて実装される。コントローラは、種々の入力源からの入力を監視し、次に、その情報を用いて、制御可能な出力に関連したアクションをとることができる。
入力源の部分的なリストとして、これらに限定されるものではないが、:
a.接続された負荷に供給される電力を制御するために、TRIAC/IGBTをいつトリガするかを決定するために用いられるゼロ電圧クロス、
b.出力装置の遠隔制御から入ってくるコマンドを無線で受信するために用いられる通信(WiFi、Bluetooth
(登録商標)、nRF24)、
c.空間占有(room occupancy)検出のために用いられるマイクロフォン、
d.空間占有検出のために用いられる動き検出、
e.加熱/冷却の変更を行うために用いられる温度及び湿度センサ、
f.緊急/警告アクションをとるために用いられる煙及びCO検出器、
f.セキュリティ装置を制御するために用いられるガラス破壊検出器、
を含む。
【0029】
出力ターゲットの部分的なリストは、これらに限定されるものではないが、以下のものを含む。これらの出力は、接続された入力源に基づいて、又は通信モジュールから受け取った遠隔コマンドにより、アクティブにすることができる。
A.ファン及び照明を制御するために用いられるTRIAC/IGBT、
B.状態を伝送するため又は非常事態を伝えるために用いられる通信(WiFi、Bluetooth
(登録商標)、nRF24)、
C.種々の入力源によりトリガされた場合に画像をキャプチャするために用いられるセキュリティ・カメラ、
D.非常事態において最小の照明を与えるために用いられる非常用バックアップ照明。
【0030】
3)高電圧AC制御回路(図16の要素58)
上述した制御装置及び通信回路の制御の下で負荷(例えば、照明、ファン、又は照明とファン器具の組み合わせ)用のAC電力を実際に調整する回路は、TRIAC又はIGBTのいずれかである。これらの装置は、ACサイクル中、異なる時期にスイッチ・オン/オフされ、どれくらいの電力が実際に負荷に送られるかを制御し、ファン速度(低速から高速まで)及び光源レベル(低輝度から高輝度まで)を決定する。
【0031】
図17、
図25、
図29及び
図31〜
図34に最も良く見られるように、電気器具を取り付けるためのクイック接続装置220は、プラグ222と嵌合ソケット224の組み合わせを含む。本開示は、装置220を、プラグ222及び/又はソケット224上に配置することができる感知ユニット26と共に/感知ユニット26なしで使用できることを想定する。装置220は、電気器具と電源配線との間に電気接続を確立するだけでなく、表面又は基部上、典型的には壁、天井、又は床面上に器具を機械的に支持する機能を果たす。本明細書で用いられる場合、「器具」又は「電気器具」という用語は、照明器具、天井ファン、テレビカメラ、セキュリティ装置などのいずれかの器具若しくは用品、又は電気配線によって供給される電気により電力供給され、器具を支持若しくは吊るすために機械的接続を必要とするあらゆる他の装置を意味する。プラグ222は、電気器具226にしっかりと固定されるが、ソケット224は、器具が取り付けられる表面(例えば、壁、天井、又は床)又は配電盤228に固定される。
【0032】
本明細書で特に示されない又は説明されない限り、プラグ222及び嵌合ソケット224の構造、機能及び動作は、例えば、本明細書及び本明細書の他の場所に引用により組み入れられる特許及び出願において既に詳述されている。従って、本開示は、プラグ222及び嵌合ソケット224の構造、機能及び動作の改善、及び他の関連した改善に重点を置く。
【0033】
1つのこのような改善は、プラグ222及びソケット224上の歯230の位置である。関連特許及び出願では、これらの歯は、プラグ222及び嵌合ソケット224の対向する面上に配置される。比較のために、歯230のこの配置が、
図32〜
図34に示される。対照的に、残りの図に示されるように、歯230は、代替的に、プラグ222及びソケット224の対向する面の周囲面上に配置することができる。このことは、プラグ222をソケット224に対して回転固定するために、歯230の嵌合部における温度、湿度及び他の環境条件の影響を最小にすることが分かっている。限定されない例において、歯230の各々は、高さを約1mm及び幅を約2mmとすることができる。
【0034】
歯230の位置に関係なく、プラグ222及びソケット224が嵌合される場合、好ましくはソケット224及びプラグ222に一体成形された、複数の周方向に離間された半径方向に延びる割り出し歯(indexing teeth)230は、相互に係合するか又は噛み合い、プラグ222及びソケット224が互いに対して回転するのを防止する。歯230が係合する前、プラグ222及びソケット224は、互いに対して自由に回転できる。後述される、関連出願(米国特許出願公開第20090280673号)に開示されるものに類似するプラグ222及びソケット224のダブル位置ロック機構の場合、初期ロック位置において、プラグ222は、ソケット224から離れて保持されるので、(器具がプラグ222に取り付けられた又は取り付けられていない)プラグをある距離だけ離して保持した状態で、プラグ222とソケット224との間の相対的な回転が可能である。第2のロック位置において、プラグ222の歯230は、ソケット224の歯230に係合して、ソケット224に対するプラグ222の軸方向運動及び回転運動を防止する。歯の周方向の構成により、360度の範囲にわたり歯が存在するので同数の半径方向の向きに、取付けプラグ及び関連装置を位置決めすることができる。ソケット24/224及び嵌合プラグ22/222は、難燃性の本体又はケーシングを有するように形成することができる。
【0035】
歯230をソケット224及びプラグ222の軸方向かつ横並び表面に位置合わせして配置することによって、ソケット224及びプラグ222の各々上の歯230を長くすることでソケット224とプラグ222との間の接触面を増大させることができる。このことは、ソケット224及びプラグ222が温度に起因して様々な程度まで伸縮する場合に、係合が継続することを保証するのをさらに助ける。例えば、歯230の長さは、プラグ及びソケットの軸方向に沿ったソケット224及びプラグ222の相対的サイズの最大差に基づいて決定することができる。さらに、軸方向に位置合わせされた歯のオーバーラップの増大は、歯のピッチの変化をもたらさず、一方、半径方向のオーバーラップの増大は、直径の増大又は減少したピッチ領域を有することを必要とし、このことはソケット24とプラグ22との間の膨張差の影響を受けやすい。
【0036】
図18は、標準的な配電盤228内に取り付けられたソケット224を示す。この実施形態において、取付けストラップ232は、略U字形状であり、適切な取り付け面上にストラップ232を、従って装置220全体を取り付けるためにねじ238を受けるアパーチャ234を、その外側端又はフランジ236の各々上に備える。示される実施形態において、アパーチャ234の間の間隔は、ストラップ232を、金属又はプラスチックで形成され、ねじ238が螺合されるねじ穴又はナットを有する共通の配電盤228に取り付けることができるように選択される。
図18に示されるように、ストラップ232のU字形状構成は、ソケット224を配電盤内の凹所に配置することを可能にする。しかしながら、配電盤を用いずにソケット224を壁又は天井に直接取り付ける必要がある用途では、平坦なストラップを用いることができる。ソケット24は、ねじを用いて、ストラップ232に固定することができる。しかしながら、ソケット224をストラップ232に固定するために、他の技術を用いることもできる。
【0037】
図19〜
図21は、ソケット224は覆わないが、配電盤228内の空間を覆うために用いることができるフェースプレート240を示す。フェースプレート240は、審美的により心地よい外観を与えることができ、ソケット224によって保護されない露出した通電部分へのアクセスを解消する。これは、よくあることだが、ソケット224の取り付けとプラグ222(器具が取り付けられた)の取り付けとの間に幾らかの時間がある状況において特に有用である。フェースプレート240は、略円形として示されるが、任意の適切な形状を用いることができる。フェースプレート240の縁部には、リム242を設けることができ、リム242は、取り付け面と実質的に同一平面にある。フェースプレート240には、ソケット224を収容するための開口部242が設けられる。取付けストラップ232を収容するために、フェースプレート240は、フランジ236が陥凹する、
図20に示されるようなカットアウト部244を有する。弾性タブ248は外方に撓んで撓み戻って、フェースプレート240を取付けストラップ232に保持する。本開示は、フェースプレート240を取付けストラップ232に解放可能に保持するために、弾性タブ248以外の手段を用いることができると想定する。
【0038】
この時点で、直ちに使用するために、
図25に示されるように、器具をプラグ222によってソケット224に接続することができる。
図26に示されるように、ソケット224を保護するため(塗装、埃等から)、及び、器具が接続される後の時間まで審美的な理由で、フェースプレート・センターピース250をソケット224又はフェースプレート240に取り付け付けてカバープレートを付与することができる。
図23及び
図24は、フェースプレート・センターピース250の1つの実施形態を示す。センターピース250の前部は、連続的な又はほぼ連続的な外観を与えるように、フェースプレート240のものと合致するデザインを有することができる。センターピース250の背部には、ソケット224の下部円筒形部分の上に緊密に摩擦係合して受けられる直立した周縁部252を設けることができる。この摩擦係合は、センターピース250を所定位置に保持するのに十分なものである。代替的に又は周縁部252に加えて、センターピース250は、ソケット224の中央ボア256内に受ける支柱254を有することができる。示されるように、支柱254は、ボア256への挿入時に内方に撓み、外方に撓み戻ってセンターピース250をソケット224に固定する2つの部分である。
【0039】
固定式又はPTZ(パン・チルト・ズーム)カメラ、ファン、ビデオ・プロジェクタ、照明することができる吊り下げディスプレイ、ビデオ・ディスプレイ、シャンデリア、カメラ・ハウジング、煙検出器、ビデオ・インターホン、個々の又は複数のヘッドを有する壁用燭台、玩具及び移動物体、非常用照明、屋外用照明、出口標識、装飾照明、スマートフォン、タブレット若しくは他のコンピューティング装置へのインターフェース、本明細書で説明されるような感知ユニット、又は本明細書で説明されるような他の装置若しくはセンサのいずれかを含む、多種多様の装置のいずれかを、ソケット24/224に接続することができる。
【0040】
図26及び
図27は、本開示によるフェースプレート258の別の実施形態を示す。フェースプレート258は、フェースプレート240に類似しているが、取付けストラップ234上のねじ穴234に合致するスロット60も有し、スロット60は、ねじ穴234と位置合わせされる。その結果、ねじ238は、ソケット224及びフェースプレート258の両方を配電盤228に固定する。
【0041】
図28は、器具が天井ファンであるか又は照明器具であるかに関係なく、装置20の簡略化した取り付けプロセスを概略的に示す。標準的な配電盤が取り付けられた後、ソケット224は、ソケット224の取付けストラップ232を介して配電盤228に取り付けられる。随意的に、フェースプレート240を取り付けることもできる。この点で、器具は、プラグ222を介してソケット224に迅速に接続することができる。
【0042】
装置20は、照明器具及び天井ファンのより安全な配線、取り付け及び取り外しを可能にする。ソケット及びフェースプレートが所定位置になると、もはや露出した通電部分はなくなる。電気回路への電線接続を行う間に、重い又はかさばる器具の構成要素を支持する必要はない。設置者が典型的にはしご又はリフト上にいるソケットの取り付け時に、重い又はかさばるユニットを操作する必要がないので、器具の取り付け、接続及び保守は、本質的に安全である。
【0043】
重量対応能力に関し、ダブルロック機構は、ソケット及びプラグ取付け具が荷重に耐えることを保証し、ダブルロック機構は、最大200ポンドまで保持し、900ポンドで破損することが試験された。しかしながら、荷重は、アウトレットボックスの能力により制限され、この能力は、特に他に列挙及び表記されない限り(例えば、示されるより大きな可搬重量)、通常、天井ファンについては35ポンド又は照明器具については50ポンドである。
【0044】
図29は、ダブルロック機構62を示す。ダブルロック機構62は、任意の適切な器具のために用いることができるソケット224内にあることができ、又は天井ファンの付加的な重量を保持するのに好都合な付加的なロック特徴部を有するファンソケット124内にあることができる。
【0045】
図30及び
図31に示されるように、ファンソケット124は、取付けストラップ232の同じ一般的機能及び幾つかの特徴部を共有しながら、取付けストラップ232とは異なる取付けストラップ132を有する。この実施形態において、取付けストラップ132は、略U字形状であり、ストラップ132を、従ってファンソケット124を、金属又はプラスチックで形成され、ねじ138を螺合できるねじ穴又はナットを有する共通の配電盤228に取り付けるために、ねじ138を受けるアパーチャ134を、その外側端又はフランジ136の各々上に備える。
図30に示されるように、ストラップ132のU字形状構成は、ソケット124を配電盤228の凹所に配置することを可能にする。
【0046】
取付けストラップ132のフランジ136は、外方に広がり、天井ファンのキャノピーについての曲率に類似した弓状湾曲部140を有する。縁部142は、湾曲部140から延び、天井ファン用の取り付けブラケットを受けるための軌道144を含む。軌道144/ねじ146の組み合わせは、増大した機械的支持のための付加的なロック機構を提供する。
【0047】
図32〜
図37を参照すると、安全及び審美的目的のため、及び、さらに、器具、特に吊り下げられる非電気器具又は電気器具に解放可能に接続するための手段を露出させるために、カバー又はキャノピー500が提供される。キャノピー500は、クイック接続装置、電線、及び配電盤を隠す内面を有し、さらに、中央に配置されたアパーチャ502を備える。アパーチャ502は、少なくとも、プッシュロッド116の通過を可能にするのに十分に大きいサイズにされる。キャノピー500はベル形状であり、図示のように拡大された深さを有する場合、長いプッシュロッド152若しくは152’、又は細長いプッシュロッド116のような延長部材が、アパーチャ502を通って延びる。
【0048】
開放した又は閉鎖した支持延長部504が、プラグ222に接続されたキャノピー500の外面から延びる。
図33に示される実施形態において、延長部504は、案内バレル156にねじ係合し、案内バレル156は結合器506にねじ係合し、結合器506はスピンドル組立体100にねじ係合する。アパーチャ508が、延長部504内に設けられ、プッシュロッド116の、又は図示のように、プッシュロッド116にねじ接続された長いプッシュロッド152’の通過を可能にする。指で長いプッシュロッド152’を押すのを容易にするために、ロッド・キャップ510を設けることができる。プッシュロッド152’は、キャップ510が所定位置にある場合、上述のように、上向きに押された場合にスピンドル組立体100を操作して分離するのを可能にするように十分に長いサイズにされる。
【0049】
図33をさらに参照すると、キャノピー500内のアパーチャ502より大きいサイズにされた延長部504上の肩部514により、キャノピー500が所望の位置に維持される。代替的に、
図35を参照すると、アパーチャ502は、延長部504の通過を可能にするのに十分に大きいが、リング516は通過できないサイズにされ、リング516は、延長部504の基部とねじ係合され、これによりキャノピー500を所定の位置に維持するように動作可能である。
【0050】
延長部504は、種々の手段によりバレル94の下部ねじ付き部分96に接続できることを理解されたい。例えば、延長部504は、キャノピー500と一体に形成することができ、又は溶接、接着若しくは他の周知の方法によりキャノピー500に接続することができ、それ故に、キャノピー500は、これに取り付けられた継手(図示せず)によりプラグ222に接続され、スピンドル組立体100にねじ付けられる。代替的に、キャノピー500が必要とされない又は望まれない場合、延長部504は、キャノピー500なしで好都合に使用することができる。延長部504は、上述のようにスピンドル組立体100に接続されるが、キャノピー500は存在しない。
【0051】
延長部504は、
図37に示されるような実施形態504a乃至504eを含む、種々の開形状又は閉形状で有効に形成できることをさらに理解されたい。
【0052】
電気器具に、これを吊り下げるように動作可能なフックが設けられる場合、器具を直接延長部504に接続することができる。電気器具に、これを吊り下げるための、チェーンのようなループが設けられる場合、及び、延長部504が閉ループとして同様に形成される場合、
図32及び
図33に示される、クイックリンク512のような、切り離すことができる挿入されたリンク部材、又は2つの閉ループを解放可能に接続するための他の周知の手段を用いて、電気器具を延長部504に接続することができる。
【0053】
図35及び
図36を参照すると、電線518がプラグ222及び上述のような電気器具に接続され、キャノピー500又は延長部504を貫通してそれらの間を通る。キャノピー500を通る場合、電線518は、522のような好都合に配置されたアパーチャを通過し、必要な場合は、通路に保護グロメット524が設けられる。代替的に、
図36に見られるように、電線518は、アパーチャ520の延長部504を通過する。しかしながら、電気接続を必要としない器具を接続するために、延長部504を好都合に使用できることを理解されたい。
【0054】
支持延長部504は、
図26に関して示され説明されるタイプの側方アクチュエータ組立体と共に有利に使用することができ、上述のように、アパーチャ508を設ける必要はなく、延長部504は、機械的取り付け又はキャノピー500への取り付けによるなど、他の手段によりプラグ222に接続されることをさらに理解されたい。
【0055】
ここで
図38を参照すると、装置300は、例えば、ねじ山40により、又は代替的に、圧入接続、接着、クリップ、音的溶接、又は他のいずれかの機械的接続方法により、感知ユニット26に機械的且つ解放可能に接続されたプラグ222を含む。
【0056】
1つの実施形態において、プラグ222(又はプラグ22)は、ピン28を用いて、又は代替的に、接点、1又は2以上のプラグ・ソケット接続によって、又は他のいずれかの電気接続タイプによって、感知ユニット26に電気的に接続される。代替的に、感知ユニット26は、プラグ222に接続することなく、本開示の装置が取り付けられる構成物の配線システムへの直接接続を形成することができる。
【0057】
代替的な実施形態において、感知ユニット26は、プラグ222にも又は構成物の配線にも有線接続を形成せず、バッテリ駆動され、1又は2以上の形態の波エネルギー伝達を用いて通信することができる。
【0058】
プラグ222及び感知ユニット26の組立体は、光の透過又は感知ユニット26とハウジング320の外部との間の他の波エネルギーの伝達に必要とされるような窓322を有するハウジング320内にまとめて収容される。より具体的には、感知ユニット26がハウジング320内に取り付けられるとき、窓322は、感知ユニット26のセンサ48、50と位置合わせされる。見た目のため及び汚染物質及び物体をセンサ48、50から離れた状態で保持するため、最小の損失で、センサ48、50が使用するエネルギーのタイプを有利に伝達するカバー材料324により、窓322の一部又は全てを覆うことができる。例えば、カバー材料324は、透明なガラス又はプラスチック・ガラス(pane)、遮蔽物、又はレンズとすることができる。
【0059】
プラグ222及び感知ユニットの組立体は、ハウジング320内に配置され、ハウジングユニット320の上面326は、例えば、天井、垂直壁又は床の上に取り付けることができるソケット24/224から所定の距離に配置される。
図38において、プラグ222は、プラグ222の中央本体272から延びるねじ山40を有するバレル38を含む。例えばナット42などのねじ付きファスナをバレル38の上にねじ込むことができ、ハウジング320の下面328をナット42の間にクランプして、プラグ222をハウジング320に対する正しい配向で配置する。
【0060】
1つの実施形態において、装置300は、プラグ222、感知ユニット26及びハウジング320だけを含む。装置300は、スピンドル34を用いて、構成物に取り付けられたソケット224に解放可能に取り付けることができる。次に、この組立体は、感知、通信、伝達及び本明細書で説明されるような他の機能を与えるように働くことができる。これらの機能は、例えば、情報のBLUETOOTH通信;例えば、ハブ、ルータ、アクセスポイント又は中継の機能を用いるWiFi通信;動きを検出するための動作センサ、又は、例えばHVACシステムを制御するため又は警告若しくは監視システムのため入力を提供するのに使用可能な、人間若しくは動物の存在を検出するための赤外線センサ;サーモスタット;通信又は警告若しくは監視システム用のカメラ;煙検出器;火災検知器;動作、赤外線、音声、画像検出、画像認識、又は空気圧のような種々の適切なセンサのいずれかを用いる占有検出器;例えば、技術を保護し又は漏れ若しくは水の侵入を識別するための湿度センサ;侵入を検出し又は効率を改善するための電力消費メータ;及び、煙及び/又は空気品質センサのいずれか又は全てを含むことができる。ここで、簡略にするために、「センサ」という用語は、上記の機能の1又は2以上を実行することができるあらゆる装置をまとめて指すために使用され、従って、本明細書での「センサ」は、状態を感知し、作動、送信、受信、受送信の両方を行うことができ、又は他の場合には上記の機能のいずれかを実行するように構成されることを理解されたい。
【0061】
図38に示されるように、吊りランプ400が、バレル38にねじ込まれたヒッキー型コネクタ402に接続される。支持電線404は、ハウジング320内のアパーチャ332を通り、コネクタ・チャネル32においてプラグの中央本体272に接続される。押しボタン36は、吊りランプと共に装置300を解放するように、コネクタ330内でアクセス可能である。吊りランプが示されるが、当技術分野において理解されるように、装置300とランプとの間の剛的な接続を提供できるが、フロア・ランプ又は壁用スコンスを同様の方法で生成できることを理解されたい。これらの実施形態において、ソケット24/224は、それぞれ、フロア又は壁内に取り付けられる。スワッグ・ランプのようなより重い吊り装置のために電線404と共にチェーン又は他のテザーを提供することができる。特定の用途においては、当技術分野において理解されるように、チェーン又はロープが1又は2以上の導体を形成する。
【0062】
ここで
図39〜
図41を参照すると、本開示の1つの実施形態において、ファン、ファン/照明、又はランプヘッド420が、感知ユニット26を含む。ランプヘッド420は、ランプヘッド420のハウジングと一体とすることができるハウジング320Bを形成し、又は、必要に応じてセンサ48、50を露出させるように、感知ユニット26をランプヘッド420に接続することができる。
図41において、センサ/カメラ50Aは、ランプヘッド420の下面上に取り付けられ、例えば、占有、動き、侵入、又は通信の検出のために使用可能である。広角レンズを使用して、部屋全体又は重複領域の被覆範囲を得ることができる。図におけるセンサ48、50、50Aの形状は、代表的、一般的、又は任意のものであり、センサは、見えないものから細長いものまでの種々の外観、又は他の形状を有し得ることに留意されたい。さらに、本開示に従って使用可能であり、別個の外観を有し得るセンサが将来開発されることもあり得る。センサは、例えば、アンテナ又は可動カメラを含む感知ユニット320、320A、320Bの表面からさらに延びることができる。
【0063】
図39において、プラグ222の中央本体272は、グランド、ニュートラル、及びライン(ホット)コネクタ、並びにシリアルデータ接続のための2つのコネクタを含む、5つのコネクタ・チャネル32を含む。従って、プラグ222は、本明細書に組み込まれている参考文献に記載されるように少なくとも5つの対応する雄型同心コネクタリング378を含み、ソケット224も同様に、全てが
図25及び
図30に概して示されるように、少なくとも5つのメス型陥凹部380及び端子382を含む。コネクタリング及びメス型陥凹部の基本的機能は、組み込まれている参考文献に記載されている。
【0064】
ネットワーク・スイッチ又は外部センサ基板電源のような遠隔装置、又は基板52及び/又はセンサ48、50のような接続機器により生成される低電圧の信号は、これが危害を与える可能性なしに人に接触し得るので、プラグ22、222又はソケット24、224本体から突出する同心のコネクタリング上に配置することができる。こうした実施形態において、ソケット24、224及びプラグ22、222の嵌合する組の各々は、延長する導体リング378及び対応する嵌合陥凹部380を含む。
【0065】
ランプヘッド420の動作のために高電圧(例えば、110v又は240v)が使用される場合、高電圧ケーブルと同じ配線管又は導管を通るシリアルデータ線の通過に対して、特定の電気法規の規制がある場合がある。場合によっては、これは、定格を同じ最大電圧にする絶縁内に全ての線が別個に収容される場合、容認可能である。他の場合には、高電圧ケーブル及び低電圧ケーブルを分離する適切なバリアを設けることができる。代替的に、低電圧で動作させるようにランプヘッド420を生成することが可能であり、特に、利用可能な低電圧のLED照明、信号及び電力に照らして、導体を同じ導管及び配電盤内に配置することができる。代替的に、取付け位置において、ソケット224に接続された低圧及び高圧線を、別個の配線管に指向させることができる。
【0066】
2つのシリアルデータ導体は、例えば、Firewire
(登録商標)、USB、RS−485、又は他のいずれかの規格若しくは専用フォーマットを含むいずれかの周知のプロトコルを用いて、センサ・データをセンサ48、50との間で伝送することを可能にする。別の実施形態において、標準Ethernet CAT5又は6ケーブル、又はCAT7若しくは以降に開発されるネットワークケーブル規格のような他のケーブル構成の4つの導体に対応する、プラグ222及びソケット224内の4つのシリアルデータ配線接続がある。このように、ソケット224を標準Ethernet対応ハブ、スイッチ及びルータに接続して、ローカルLAN若しくはインターネットを含む、ローカルエリアネットワーク若しくは広域ネットワークの部分を形成することができる。更に別の実施形態において、PoE(Power over Ethernet)接続に対応する4つの接続だけが、プラグ222及びソケット224上に提供され、これにより、存在する場合は、基板52及び照明用のデータ及び電力の両方が、Ethernetケーブルにより伝達される。一実施形態において、ランプヘッド420は、他のこうした照明と共に、非常時における構成物の真空引きを可能にするのに十分な照明を与える非常灯である。プラグ22/222及びソケット24/224は、空間制約の範囲内で及び装置の安全及び強度に関して、任意の数の接続及び必要とされる低電圧低電力及び高電圧高電力コネクタの任意の組み合わせを有するように製造することができることを理解されたい。
【0067】
図40において、ハウジング320Aは、中央に配置された支持電線404及び解放レバー342を収容するのに十分に大きいキャノピーを形成する。示される実施形態において、解放レバー342は、ピボット344の周りに回転してボタン36に係合し、これを押し下げて、プラグ222を解放する。他の形態の解放レバーが、組み込まれている参考文献において示され説明され、本実施形態において、代替的に使用することもできる。示される実施形態において、キャノピー形状は、側壁348を長くし、下部ハウジング面350Aを形成して中央領域に向けて湾曲させることによって、生成される。しかしながら、ハウジング320Aは、全ての構成要素、例えば、突出する配電盤若しくは他の障害物、又は格納式コードのような、構成物と関連したハウジング構成要素のための十分な空間を提供することを含む、いずれかの特定の目的のための任意の形状で設けることができる。代替的に又は付加的に、ハウジング320Aは、見た目のために選択された形状を有する。
【0068】
ねじ328は感知ユニット26に対してハウジング320を支持し、感知ユニット26は、バレル38、ねじ山40及びナット42によりプラグ222に取り付けられる。代替的に、ハウジング320は、例えば、接着、圧入、又はクリップ留めなどの任意の他の手段により、バレル38に、又はプラグ222若しくは感知ユニット26に直接取り付けることができる。ランプヘッド420は、
図40の実施形態から吊り下げるように示されるが(参照番号「A」により)、本明細書の他の実施形態と同様に、
図40の組立体は、フロア・ランプ又はスコンスとして配置することができる。
【0069】
図42を参照すると、
図41のランプヘッド420Aを、例えば示されるようにナット42を用いてプラグ222に直接取り付けることができ、ボタン36は、ランプヘッド420Aのハウジング320内のアパーチャを通って延び、アクセス可能であることが分かる。従って、カメラ50Aは、ボタン36のための中央の間隙を可能にするようにオフセットされている。代替的に、解放レバー342を用いることもできる。ランプヘッド420Aは、フロア・ランプ、天井ランプ、又はスコンスとして使用し、構成することができる。本明細書での全ての実施形態と同様に、装置は、屋内又は屋外で使用するように構成することができ、有利なことに、適切なシールを組み込み、天候及びUV定格材料を使用する。
【0070】
図43は、薄型ハウジング320と、短縮した又は切頭形のバレル38を有するプラグ222Aとを含み、プラグ222Aは、他の点でプラグの構成要素の全てを含み、本明細書に記載され、組み入れられた参照文献におけるものと同様の方法で機能する、本開示の装置304を示す。二股の解放レバー342Aが、下部ハウジング面350の中央にわたり、電線404又は剛性ランプ支持部のような他の中央に取り付けられた物体のための中央取り付けを可能にする。2つの端部346は、ハウジング320を通って延び、2本の指又は適切に構成された工具で押圧して、ボタン36を押し、プラグ222を解放することができる。
【0071】
図44は、装置304及びランプヘッド420Aを含む組立体として形成された装置306を含む。装置306を形成するために、装置304の代わりに、例えば
図38〜
図40又は本明細書の他のものなど、本開示の他の感知及び非感知装置を代替的に用いることもできる。
図44の実施形態において、支持電線404若しくはロッド若しくは他の取り付け構造体が、ハウジング320から延び、ハウジング320からある距離を置いて延長ハウジング320Cに取り付けられる。延長ハウジング320Cは、それにより
図42に示されるようなランプヘッド420Aを接続することができるプラグ224、又はプラグ222を含むいずれかの他の装置を収容する。完成した組立体が、規模を縮小して、
図45に示される。従って、プラグ222、センサユニット26、支持電線404、又は他の延長部及び延長ハウジング320Cを含む組立体306は、プラグ222を有するいずれかの装置といずれかのソケット224との間に取り付けることができる一体のユニットを形成する。そうする際、センサアレイを用いて、センサユニットを提供するだけでなく、接続装置の位置を変更又は延長することもできる。さらに、領域に対する意図した使用に適合させるため、又は最新のものにするため若しくは装飾し直すため、ランプヘッドを代替的な装置と交換することができる。付加的に、装置306をデイジーチェーン接続し、又は互いに接続し、付加的又は冗長の特徴部を提供することもできる。
【0072】
図46において、延長ハウジング320Eは、例えば、示され、装置300又は304に関して説明されたようなセンサを含むように構成される。より具体的には、感知基板52をハウジング320E内に設けることができ、又は基板52を別の構成要素内に設けることができ、センサ48、50は、線により遠隔感知基板52に接続される。示される実施形態において、線386は、センサ48、50を基板52に接続し、本明細書で説明されるように、線388は、線404を通じて、別の場所で使用される処理された又は予め処理された信号を伝える。従って、
図46の実施形態は、例えば、
図41又は
図42に示されるように、電気器具がセンサを組み込んでいるかどうかに関係なく、本明細書で説明されるようなプラグ24、224を有するいずれかの電気器具の近くにセンサを配置することができる。
【0073】
図42の実施形態は、感知ユニット26を含む装置306に接続された状態で示されるが、従来のランプ、ファン、又はファン/照明、又はプラグ222を備えるあらゆる他の装置を接続することができる。同様に、
図46に示されるように、延長ハウジング320Eを提供することができ、付加的に従来のランプ424又は他の拡張した装置を、
図39、
図40若しくは
図43に示されるような組立体、又はセンサ48、50を含む本開示の他の装置に接続することもできる。代替的に、延長ハウジング320Eが提供される場合、付加的なセンサ組立体を省くことができる。
図47は、センサ48、50、50Aを、本明細書におけるいずれかのハウジング350又は350A〜Eの下部ハウジング面350上に付加的に又は単独で配置できることをさらに示す。
【0074】
ここで
図48を参照すると、ファン/照明装置308が、ジンバル式支持部426を含むキャノピー又はハウジング320Dを含む。装置に隣接して示されるように、プラグ222は、壁、天井、又は床に取り付けられたソケット224に接続可能なように、キャノピー320D内に取り付けられる。延長ロッド362は、ボタン36に接触するように、装置308内に摺動可能に支持され、ソケット224からプラグ222を分離するように押すことができる遠位端364を含む。組み入れられる参照文献においては、こうした延長プッシュロッドの種々の代替的な実施形態が説明される。
【0075】
照明カバー366は、遠位端364を露わにするように取り外し可能であり、装置308を解放することが望まれる場合、遠位端364を押すことができる。照明カバー366は、レンズ368を含み、このレンズ368は、センサ48、50を視覚的に見えなくするが、センサ/送信器/受信器との間のエネルギーの伝達を可能にする。代替的に、レンズ368は、透明であることができ、又は、例えば、可視光カメラが画像を取得するのを可能にするように、狭い場所において透明であることができる。センサ基板52を、照明カバー366の下、ファン本体428内、又はキャノピー320D内に配置することができる。
【0076】
感知ユニット26を装備した本開示の装置は、GE及び他の会社により作製されるような「スマートホーム」アーキテクチャ及び動作の一部を形成することができる。従って、基板52は、電子プロセッサ、メモリ、記憶装置、及びこうした機能と関連したプログラミング及び遠隔操作を可能にする他の構成要素を含む、電子回路を備えることができる。遠隔操作は、本開示の装置の機能を制御する中央プログラミング又は制御プログラムを含むことができる。これは、例えば、ウェブサイトからの制御、又はスマートフォン若しくはタブレット上で実行されているアプリケーションからの制御を含むことができる。代替的に、手持ち式TV/DVR型遠隔制御装置を用いることもできる。
【0077】
本開示の装置は、インテリジェント・サーモスタット、インテリジェント・ハザード検出ユニット、インテリジェント・エントリウェイ・インターフェース装置、スマート壁スイッチを含むスマート・スイッチ、スマート・ユーティリティ・インターフェース、又はスマート壁プラグ・インターフェースのような他のサービスへのインターフェース、及び冷蔵庫、テレビジョン、洗濯機、乾燥機、照明、オーディオシステム、内部通話システム、機械的アクチュエータ、壁取付け式エアコンディショナ、プール加熱ユニット、灌漑システムを含む、種々のインテリジェント・マルチセンシング・ネットワーク接続アプライアンス、並びに多くの他のタイプのインテリジェント・アプライアンス及びシステムのいずれか又は全てとして機能することができる、1又は2以上のセンサを含むことができる。
【0078】
本開示の装置は、1又は2以上の異なるタイプのセンサと、1又は2以上のコントローラ及び/又はアクチュエータと、スマートホーム装置を、ローカル・スマートホーム環境内の他のスマートホーム装置、ルータ、ブリッジ及びハブに、そして、それを通じてスマートホーム装置がクラウド・コンピューティング・サーバ及び他の遠隔コンピューティング・システムと通信することができるインターネットに接続する1又は2以上の通信インターフェースとを含むことができる。データ通信は、Wi−Fi、ZigBee
(登録商標)、6LoWPANのような無線プロトコル、CAT6 Ethernet、HomePlug及び他のこうした有線プロトコルを含む種々のタイプの有線プロトコル、並びに種々の他のタイプの通信プロトコル及び技術のいずれかを用いて、センサ48、50及び基板52により実行することができる。本開示の装置は、互いに又は既知のいわゆる「スマートホーム」装置と統合することができ、それ自体が、スマートホーム装置及び本開示の他の装置のための、中継器などの中間通信機器として動作することができる。本開示の装置を含むスマートホーム環境は、付加的に、通信インターフェース及びプロセッサ・ベースのコントローラのない種々の異なるタイプの従来のアプライアンス及び装置を含むことができる。
【0079】
本明細書で引用される全ての参考文献は、引用によりその全体が明白に組み入れられる。本開示は、本明細書において特に示され上述されたものに限定されるものではないことが、当業者には理解されるであろう。さらに、上記にそうでないことが述べられていない限り、添付図面の全ては縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。本開示に対する多くの異なる特徴があり、これらの特徴は、一緒に又は別個に用いることができると考えられる。従って、本開示は、特徴のいずれかの特定の組み合わせにも、又は本開示の特定の用途にも限定されるものではない。さらに、本開示の趣旨及び範囲内の変形及び修正が、開示に関与する当業者には思い浮かぶであろうことを理解されたい。従って、当業者であれば、本開示の範囲及び趣旨の範囲内の本明細書で述べられる開示から容易に得ることができる全ての好都合の修正は、本開示の更に別の実施形態として含まれる。