【実施例】
【0211】
これらの実施例は、本発明の化合物、組成物、及び方法を調製及び使用するための、当業者への指針を提供するのに役立つ。本発明の特定の実施形態が記載されているが、当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行うことができることを理解するであろう。
【0212】
記載される実施例中の化学反応は、多くの本発明の他の化合物に容易に適合することができ、本発明の化合物を調製するための代替的な方法は、本発明の範囲内であるものとする。例えば、本発明に従う例示されていない化合物の合成は、当業者に明らかな修正によって、例えば、干渉基を適切に保護することによって、当該技術分野で既知の他の好適な試薬を利用することによって、例えば、記載されるもの以外の当該技術分野で既知の他の好適な試薬を利用することによって干渉基を適切に保護することによって、かつ/または反応条件のルーチン修正を行うことによって、良好に実施することができる。
【0213】
以下の実施例において、別途指示がない限り、全ての温度は、摂氏の度数で記述される。市販の試薬は、Aldrich Chemical Company,Lancaster、TCI、またはMaybridge等の供給業者から購入し、別途指示がない限り、さらなる精製を伴わずに使用した。以下に記載される反応は、概して、窒素またはアルゴンの陽圧下で、または無水溶媒中で乾燥管を用いて(別途明記されない限り)行われ、反応フラスコには、典型的に、シリンジを介した基質及び試薬の導入のためのゴム隔壁を取り付けた。ガラス器は、炉乾燥及び/または熱乾燥した。
1H NMRスペクトルは、トリメチルシラン(TMS)または残留非重水素化溶媒ピークを参照標準として使用して、重水素化CDCl
3、d
6−DMSO、CH
3OD、またはd
6−アセトン溶媒溶液(ppmで報告される)中で得られた。ピーク多重性が報告される場合、以下の略記が使用される:s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、m(多重項、br(幅広線)、dd(二重項の二重項)、dt(三重項の二重項)。結合定数は、与えられる場合、Hz(ヘルツ)で報告される。
【0214】
試薬、反応条件、または機器を記載するために使用される全ての略記は、「標準略語及び頭字語一覧」に記載される定義と一致することが意図される。本発明の個別の化合物の化学名は、ChemDraw命名プログラムの構造命名機能を使用して得た。
【0215】
LCMS分析法
3つの異なるLC/MS条件を使用し、214nm及び254nmでモニタリングするUV検出器、及びESI+イオン化モードで110〜800amuを走査する質量分析法法を用いて最終化合物を分析した。
LC/MS法A(8.0分LC−MS分析):XBridge C18カラム(4.6×50mm、3.5μm、40℃);移動相:A=水中の10mM炭酸水素アンモニウム、B=アセトニトリル;勾配:0.0〜8.0分、5%〜95%B;流量=1.2mL/分
LC/MS法B(8.0分LC−MS分析):XBridge C18カラム(4.6×50mm、3.5μm、40℃);移動相:A=水中の0.1%アンモニア、B=アセトニトリル;勾配:0.0〜8.0分、5%〜95%B;流量=1.2mL/分
LC/MS法C(8.0分LC−MS分析):XBridge C18カラム(4.6×50mm、3.5μm、40℃);移動相:A=水中の0.1%TFA、B=アセトニトリル;勾配:0.0〜8.0分、5%〜95%B;流量=1.2mL/分
LC/MS法D:Agilent SB C18、2.1x30mm、1.8μm;移動相:A 水(0.05%TFA)、B CH
3CN(0.05%TFA);勾配:3%B(0.3分)、続いて3〜95%B(6.5分)、95%B(1.5分);流量:0.4mL/分;オーブン温度25℃。
LC/MS法E:Acquity BEH C18、2.1x50mm、1.8μm;移動相:A 水(0.1%FA)、B CH
3CN(0.1%FA);勾配:3%B(0.4分)、続いて3−95%B(7.5分)、95%B(0.5分);流量:0.5mL/分;オーブン温度25℃。
略記
【表2】
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【0216】
実施例1
【化74】
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2,5−ジフルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化75】
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ステップ1
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
メチル4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−2,5−ジフルオロベンゾエート
MeOH(1.25mL)及び1,4−ジオキサン(25mL)中、4−ブロモ−N−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(500mg、0.99mmol)、オキシジ−2,1−フェニレン)ビス(ジフェニルホスフィン(125mg、0.23mmol)、炭酸セシウム(643mg、1.98mmol)、及び二酢酸パラジウム(25mg、0.11mmol)の混合物を、CO雰囲気下において80℃で1時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、濾過及び濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中50%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、所望の生成物(300mg、62.6%)を白色固体として得た。LCMS (ESI) m/z:508.1 [M+Na]
+。
【0217】
ステップ2
【化77】
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メチル4−(N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−2,5−ジフルオロベンゾエート
メチル4−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル]−2,5−ジフルオロ−ベンゾエート(1.2g、2.47mmol)のDCM溶液(20mL)にトリフルオロ酢酸(5mL)を添加し、25℃で1時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、さらなる精製をせずに次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:336.1 [M+H]
+。
【0218】
ステップ3
【化78】
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2,5−ジフルオロ−4−(ヒドロキシメチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
メチル2,5−ジフルオロ−4−(1,2,4−チアジアゾール−5−イルスルファモイル)ベンゾエート(820mg、2.45mmol)のMeOH溶液(50mL)に、水素化ホウ素ナトリウム(929mg、24.5mmol)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌し、乾燥するまで濃縮した。Combiflash(0.1%FA中、20〜50%MeCN)によって粗製物を精製して、所望の生成物(500mg、66.5%)を白色固体として得た。LCMS (ESI) m/z:308.0 [M+H]
+。
【0219】
ステップ4
【化79】
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4−(クロロメチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2,5−ジフルオロ−4−(ヒドロキシメチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(200mg、0.65mmol)の塩化チオニル溶液(15mL)を90℃で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮して白色固体(200mg、94%)を得、さらなる精製をせずに次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:326.0 [M+H]
+。
【0220】
ステップ5
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
MeCN(5mL)中、4−(クロロメチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(100mg、0.31mmol)、2−フェニルピペリジン塩酸塩(70mg、0.36mmol)、ヨウ化ナトリウム(70mg、0.46mmol)、及び炭酸カリウム(130mg、0.94mmol)の混合物を、N
2下で、80℃で2時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、DMF(4mL)で希釈し、濾過した。Prep−HPLC(0.05%FA中、30〜50%MeCN)によって濾液を精製して、所望の生成物(90mg、65.1%)を白色固体として得た。LCMS(ESI)法C:RT = 4.09分,m/z:451.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.10 (s,1H),7.48−7.28 (m,7H),3.67 (s,2H),3.15−3.09 (m,3H),1.78−1.43 (m,6H)。
【0221】
実施例2
【化81】
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(S)−4−((4,4−ジメチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化82】
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ステップ1
【化83】
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1−クロロ−4,4−ジメチルピペリジン
4,4−ジメチルピペリジン(2.2g、19.5mmol)の乾燥エーテル溶液(40mL)に、N−クロロスクシンイミド(3.4g、23.4mmol)を添加し、溶液を室温で2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、水(20mL)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。溶液を次のステップに直接使用した。
【0222】
ステップ2
【化84】
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(S)−4,4−ジメチル−2−フェニルピペリジン
上記の1−クロロ−4,4−ジメチルピペリジンのエチルエーテル溶液に、フェニルリチウム(11.7mL、23.4mmol)を室温で滴下した。添加が完了した後に、溶液を室温で16時間撹拌した。反応を水(40mL)でクエンチし、エチルエーテル(40mL)で抽出し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濃縮した。Combiflash(4%NH
4HCO
3中、0〜8%MeCNで溶出)によって粗製物を精製して、標的生成物を黄色の油状物(280mg、2ステップで8%)を得た。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離した。(S)−4,4−ジメチル−2−フェニルピペリジン(40mg、0.21mmol)として第2の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AS−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=85:15;流量:3.0mL/分;カラム温度:39.9℃;RT = 2.45分)。LCMS (ESI) m/z:190.1 [M+H]
+。
【0223】
ステップ3
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((4,4−ジメチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.23分,m/z 479.0 [M+H]
+。
1H NMR(400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.12 (s,1H),7.49−7.33 (m,7H),3.48−3.46 (m,1H),3.37−3.35 (m,2H),3.27−3.25 (m,2H),1.62−1.41 (m,4H),1.08 (s,3H),0.94 (s,3H)。
【0224】
実施例3
【化86】
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(R)−4−((4,4−ジメチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例2と同様に化合物を合成した。(R)−4−((4,4−ジメチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 5.21分,m/z 479.0 [M+H]
+。
1H NMR(400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.12 (s,1H),7.49−7.33 (m,7H),3.48−3.46 (m,1H),3.37−3.35 (m,2H),3.27−3.25 (m,2H),1.62−1.41 (m,4H),1.08 (s,3H),0.94 (s,3H)。
【0225】
実施例4
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化88】
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ステップ1
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン
エタノール(40mL)及び水(10mL)中の2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(2.0g、8.85mmol)、フェニルボロン酸(1.1g、9.02mmol)の混合物に、二酢酸パラジウム(0.1g、0.45mmol)及び炭酸カリウム(3.66g、26.5mmol)をN
2雰囲気下で添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌し、次いで、濾過し、真空中で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、黄色の油状物として所望の化合物を得た(1.38g、69.8%)。LCMS (ESI): m/z 224.1 [M+H]
+。
【0226】
ステップ2
【化90】
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(2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン
酢酸(20mL)中の2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(500mg、2.24mmol)及びPd/C(10%)(50mg、2.24mmol)の混合物を、水素雰囲気下で、25℃で48時間撹拌した。反応混合物を濾過し、EtOAc(20mL)で希釈し、真空中で濃縮した。Combiflashクロマトグラフィー(0.1%FA中、0〜20%MeCNで溶出)によって残渣を精製した。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離した。(2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン(70mg、0.29mmol、13.1%)として第2の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AD−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=90:10;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.3℃;RT = 1.97分)。LCMS (ESI) m/z:230.1 [M+H]
+。
【0227】
ステップ3
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法A:RT = 4.77分,m/z 519.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.20 (s,1H),7.45−7.24 (m,7H),3.52−3.48 (m,2H),3.18−3.15 (m,1H),2.96−2.93 (m,1H),2.61−2.54 (m,1H),2.25−2.18 (m,1H),1.87−1.84 (m,2H),1.61−1.55 (m,2H)。
【0228】
実施例5
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法A:RT = 4.76分,m/z 519.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.44 (s,1H),7.53−7.27 (m,7H),3.56−3.51 (m,2H),3.14−3.12 (m,2H),2.58−2.57 (m,1H),2.45 (m,1H),1.90−1.84 (m,2H),1.64−1.62 (m,2H)。
【0229】
実施例6
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−4−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−4−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.17分,m/z 465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.13 (s,1H),7.49−7.31 (m,7H),3.70−3.60 (m,3H),3.13 (m,2H),1.81−1.70 (m,3H),1.35−1.33 (m,2H),0.90 (d,J =6.0 Hz,3H)。
【0230】
実施例7
【化94】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−4−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−4−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.17分,m/z 465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.13 (s,1H),7.49−7.31 (m,7H),3.70−3.50 (m,3H),3.13 (m,2H),1.81−1.70 (m,3H),1.35−1.33 (m,2H),0.91 (d,J =6.0 Hz,3H)。
【0231】
実施例8
【化95】
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(R)−2,5−ジフルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(R)−2,5−ジフルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 3.84分,m/z 451.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 12.7 (brs,1H),7.95 (s,1H),7.48−7.24 (m,7H),3.51−3.47 (m,1H),3.23−3.15 (m,2H),2.95−2.86 (m,1H),2.33−2.31 (m,1H),1.75−1.56 (m,5H),1.44−1.35 (m,1H)。
【0232】
実施例9
【化96】
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(S)−2,5−ジフルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(S)−2,5−ジフルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 3.87分,m/z 451.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 12.7 (brs,1H),7.90 (s,1H),7.40−7.19 (m,7H),3.47−3.43 (m,1H),3.25−3.20 (m,2H),3.08−3.04 (m,1H),2.84−2.81 (m,1H),1.74−1.39 (m,5H),1.36−1.33 (m,1H)。
【0233】
実施例10
【化97】
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(R)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化98】
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ステップ1
【化99】
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Tert−ブチル6−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
tert−ブチル2−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g、5mmol)の乾燥THF溶液(20mL)に、THF(3mL、6mmol)中のカリウムビス(トリメチルシリルシリル)アミドを−78℃で滴下した。1時間後、乾燥THF(20mL)中の1,1,1−トリフルオロ−N−フェニル−N−(トリフルオロメチルスルホニル)メタンスルホンアミド(3.6g、10mmol)を−78℃でゆっくりと添加した。得られた混合物を1時間撹拌し、飽和塩化アンモニア(20mL)及びEtOAc(40mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、0〜30%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、淡黄色の固体として所望の生成物を得た(1.1g、66%)。LCMS m/z:276.0 [M−55]
+。
【0234】
ステップ2
【化100】
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Tert−ブチル6−(ピリダジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
乾燥DMR(20mL)中のtert−ブチル6−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(500mg、1.5mmol)、4−(トリブチルスタンニル)ピリダジン(666mg、1.8mmol)、フッ化セシウム(186mg、3.0mol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(140mg、0.12mmol)の混合物を、60℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)でクエンチし、EtOAc(50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。Combiflash(4%NH
4HCO
3中、0〜35%MeCNで溶出)で粗製物を精製して、黄色の油状物として所望の生成物を得た(160mg、40%)。LCMS m/z:262.0 [M+H]
+。
【0235】
ステップ3
【化101】
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Tert−ブチル(R)−2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
EtOH(20mL)中のtert−ブチル6−(ピリダジン−4−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(160mg、0.6mmol)、ギ酸アンモニウム(380mg、6mmol、及びPd/C(30mg、10%)の混合物を、50℃で4時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮した。キラルSFCによって粗製ラセミ体からエナンチオマーを分離した。tert−ブチル(R)−2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(60mg、37%)として第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:OZ−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=70:30;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.1℃;RT = 2.43分)。LCMS m/z:264.0 [M+H]
+。
【0236】
ステップ4
【化102】
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(R)−4−(ピペリジン−2−イル)ピリダジン
トリフルオロ酢酸(10mL)及びDCM(15mL)中のtert−ブチル(R)−2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(60mg、0.23mmol)の溶液を室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、さらなる精製をせずに粗製物を次のステップに使用した。LCMS m/z:164.0 [M+H]
+。
【0237】
ステップ5
【化103】
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(R)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法A:RT = 4.06分,m/z 453.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 9.29 (s,1H),9.12 (brs,1H),8.03 (s,1H),7.82 (brs,1H),7.51−7.47 (m,1H),7.37−7.34 (m,1H),3.49−3.43 (m,2H),3.28−3.26 (m,1H),3.01−2.98 (m,1H),2.21−2.18 (m,1H),1.84−1.81 (m,2H),1.71−1.60 (m,4H)。
【0238】
実施例11
【化104】
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(S)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例10と同様に化合物を合成した。(S)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(ピリダジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法A:RT = 4.09分,m/z 453.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 9.30 (s,1H),9.12 (brs,1H),7.97 (s,1H),7.83 (brs,1H),7.52−7.49 (m,1H),7.34−7.32 (m,1H),3.49−3.43 (m,2H),3.27−3.26 (m,1H),2.99−2.96 (m,1H),2.19−2.16 (m,1H),1.84−1.81 (m,2H),1.70−1.55 (m,4H)。
【0239】
実施例12
【化105】
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(R)−4−((2−(2−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化106】
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【0240】
ステップ1
【化107】
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Tert−ブチル2’−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)−5,6−ジヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−1(4H)−カルボキシレート
1,4−ジオキサン(20mL)及び水(1mL)中のtert−ブチル4−ブロモピリジン−2−イルカルバメート(1.0g、3.7mmol)、tert−ブチル6−(4,4,5,5−tetraメチル−1,3,2−dioxaborolan−2−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(1.1g、3.7mml)、酢酸パラジウム(66mg、0.3mmol)、トリフェニルホスフィン(94mg、0.36mmol)、及びリン酸カリウム(2.4g、11.1mmol)の混合物を、N
2下で、80℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)及びEtOAc(30mL)でクエンチし、EtOAc(20mL×2)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。Combiflash(4%NH
4HCO
3中、0〜35%MeCNで溶出)で粗製物を精製して、白色固体として所望の生成物を得た(320mg、24%)。LCMS m/z:376.0 [M+H]
+。
【0241】
ステップ2
【化108】
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Tert−ブチル(R)−2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピリジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
実施例10のステップ3と同様に化合物を合成した。キラルSFCによって粗製ラセミ体からエナンチオマーを分離した。tert−ブチル(R)−2−(2−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピリジン−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートとして第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:(R,R)−Whelk−O1、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=85:15;流量:3.0mL/分;カラム温度:39.9℃;RT = 2.88分)。LCMS m/z:378.0 [M+H]
+。
【0242】
ステップ3
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−(ピペリジン−2−イル)ピリジン−2−アミン
実施例10のステップ4と同様に化合物を合成した。LCMS m/z:178.0 [M+H]
+。
【0243】
ステップ4
【化110】
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(R)−4−((2−(2−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 4.02分,m/z 467.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 7.90 (s,1H),7.83 (d,J = 5.6 Hz,1H),7.40−7.29 (m,2H),6.82−6.80 (m,2H),6.71−6.70 (m,2H),3.47−3.44 (m,1H),3.16−3.10 (m,2H),2.80−2.78 (m,1H),2.02−1.98 (m,1H),1.73−1.67 (m,2H),1.48−1.30 (m,4H)。
【0244】
実施例13
【化111】
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(S)−4−((2−(2−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例12と同様に化合物を合成した。(S)−4−((2−(2−アミノピリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 3.93分,m/z 467.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 7.90 (s,1H),7.83 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.40−7.30 (m,2H),6.82−6.79 (m,2H),6.61−6.60 (m,2H),3.47−3.44 (m,1H),3.12−3.08 (m,2H),2.81−2.79 (m,1H),2.02−1.98 (m,1H),1.73−1.67 (m,2H),1.48−1.30 (m,4H)。
【0245】
実施例14
【化112】
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(R)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(R)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法A:RT = 4.45分,m/z 455.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.25 (s,1H),7.53−7.50 (m,1H),7.37−7.29 (m,2H),6.32 (s,1H),3.86 (s,3H),3.60−3.44 (m,3H),3.00−2.95 (m,1H),1.85−1.38 (m,7H)。
【0246】
実施例15
【化113】
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(S)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(S)−2,5−ジフルオロ−4−((2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法A:RT = 4.40分,m/z 455.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.19 (s,1H),7.51−7.47 (m,1H),7.36 (s,1H),7.31−7.27 (s,1H),6.29 (s,1H),3.86 (s,3H),3.59−3.45 (m,3H),2.98−2.92 (m,1H),1.77−1.44 (m,7H)。
【0247】
実施例16
【化114】
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2,5−ジフルオロ−4−((R)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化115】
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ステップ1
【化116】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(1−エトキシビニル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
1,4−ジオキサン(100mL)中の4−ブロモ−N−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(5.0g、9.87mmol)及びジクロロビス(トリフェニルホスフィン)−パラジウム(II)(1.04g、1.48mmol)の混合物に、トリブチル(1−エトキシビニル)スズ(4.3g、11.8mmol)を添加した。反応混合物をN
2下で、90℃で4時間撹拌し、乾燥するまで濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、50%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、淡黄色の固体として標的化合物を得た(4.0g、81.4%)。LCMS (ESI) m/z:520.1 [M+Na]
+。
【0248】
ステップ2
【化117】
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4−アセチル−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
N−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]−4−(1−エトキシビニル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(900mg、1.81mmol)のDCM溶液(20mL)に、トリフルオロ酢酸(5mL)を添加し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、さらなる精製をせずに粗製物を次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:320.1 [M+H]
+。
【0249】
ステップ3
【化118】
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2,5−ジフルオロ−4−(1−ヒドロキシエチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
4−アセチル−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(500mg、1.57mmol)を、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(10mL、10mmol)に0℃で溶解した。反応混合物を25℃で1時間撹拌し、MeOH(10mL)によってクエンチし、乾燥するまで濃縮した。Combiflash(0.1%FA中、20〜50%MeCN)によって粗製物を精製して、白色固体として所望の生成物を得た(130mg、25.8%)。LCMS (ESI) m/z:322.0 [M+H]
+。
【0250】
ステップ4
【化119】
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4−(1−クロロエチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2,5−ジフルオロ−4−(1−ヒドロキシエチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(130mg、0.40mmol)の塩化チオニル溶液(5mL)を、90℃で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、さらなる精製をせずに粗生成物を次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:340.1 [M+H]
+。
【0251】
ステップ5
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−((R)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。キラルSFCによって立体異性体をラセミ体から分離した。2,5−ジフルオロ−4−((R)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとして第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:OZ−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=70:30;流量:3mL/分;カラム温度:40℃;RT = 3.89分)。LCMS(ESI)法C:RT = 4.41分,m/z:465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.17 (s,1H),7.51−7.31 (m,7H),4.33−4.34 (m,1H),3.48−3.23 (m,3H),1.74−1.34 (m,9H)。
【0252】
実施例17
【化121】
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2,5−ジフルオロ−4−((S)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例16と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−((S)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとして立体異性体を任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.28分,m/z:465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.02 (s,1H),7.56−7.49 (m,7H),4.60−4.34 (m,2H),3.38−3.23 (m,2H),2.08−1.46 (m,9H)。
【0253】
実施例18
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−((R)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例16と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−((R)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとして立体異性体を任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.28分,m/z:465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:7.89(s,1H),7.41−7.21 (m,7H),3.94−3.92(m,1H),3.45−3.23 (m,1H),2.58−2.56 (m,1H),2.34−2.27 (m,1H),1.70−1.51 (m,4H),1.37−1.14 (m,2H),1.13 (d,J = 6.8 Hz,3H)。
【0254】
実施例19
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−((S)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例16と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−((S)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとして立体異性体を任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.32分,m/z:465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:7.89 (s,1H),7.38−7.10 (m,7H),4.05−4.04 (m,1H),3.44−3.34 (m,3H),1.63−1.56 (m,5H),1.28 (d,J = 6.8 Hz,3H),1.13−1.12 (m,1H)。
【0255】
実施例20
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,5R)−5−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,5R)−5−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.04分,m/z 465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.14 (s,1H),7.47−7.30 (m,7H),3.64−3.60 (m,2H),3.17−3.10 (m,3H),1.78−1.76 (m,4H),1.14−1.13 (m,1H),0.86 (d,J = 6.0 Hz,3H)。
【0256】
実施例21
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,5S)−5−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2S,5S)−5−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.05分,m/z 465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.17 (s,1H),7.50−7.31 (m,7H),3.69−3.67 (m,2H),3.17−3.16 (m,3H),1.80−1.77 (m,4H),1.20−1.15 (m,1H),0.86 (d,J = 6.4 Hz,3H)。
【0257】
実施例22
【化126】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2R,3S)−3−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,3S)−3−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.82分,m/z 465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.18 (s,1H),7.51−7.28 (m,7H),3.75−3.68 (m,1H),3.45−3.38 (m,3H),3.07−2.95 (m,1H),2.00−1.91 (m,1H),1.81−1.42 (m,4H),0.79 (d,J= 6.8 Hz,3H)。
【0258】
実施例23
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,3R)−3−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例4と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2S,3R)−3−メチル−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.81分,m/z 465.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.24 (s,1H),7.55−7.31 (m,7H),3.79−3.71 (m,1H),3.49−3.39 (m,3H),3.09−3.01 (m,1H),2.05−1.95 (m,1H),1.80−1.47 (m,4H),0.79 (d,J= 6.8 Hz,3H)。
【0259】
実施例24
【化128】
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(R)−4−((2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(R)−4−((2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 2.68分,m/z 441.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 12.63 (brs,1H),7.90 (s,1H),7.57−7.23 (m,4H),3.33−3.26 (m,3H),3.07−3.05 (m,2H),1.78−1.76 (m,6H)。
【0260】
実施例25
【化129】
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(S)−4−((2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(S)−4−((2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 2.64分,m/z 441.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 12.70 (brs,1H),7.89 (s,1H),7.58−7.22 (m,4H),3.40−3.38 (m,3H),3.07−3.06 (m,2H),1.72−1.68 (m,6H)。
【0261】
実施例26
【化130】
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(R)−4−((2−(1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(R)−4−((2−(1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 2.87分,m/z 441.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 13.04 (brs,1H),7.98 (s,1H),7.75 (s,1H),7.49−7.45 (m,1H),7.32−7.28 (m,1H),6.38 (s,1H),4.12−3.67 (m,3H),3.15−3.14 (m,1H),1.89−1.71 (m,6H),1.50−1.49 (m,1H)。
【0262】
実施例27
【化131】
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(S)−4−((2−(1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1と同様に化合物を合成した。(S)−4−((2−(1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 2.88分,m/z 441.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 13.13 (brs,1H),8.01 (s,1H),7.77 (s,1H),7.51−7.47 (m,1H),7.32−7.28 (m,1H),6.40 (s,1H),4.40−3.74 (m,3H),3.18−3.01 (m,1H),1.92−1.52 (m,7H)。
【0263】
実施例28
【化132】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化133】
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ステップ1
【化134】
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ベンジル4−オキソ−2−フェニル−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
4−メトキシピリジン(10.0g、91.6mmol)のTHF溶液(500mL)に、クロロギ酸ベンジル(15.6g、91.6mmol)を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。次いで、THF中のフェニルマグネシウムブロミド(110mL、2M、110mmol)を−78℃で混合物にゆっくりと添加した。混合物を−78℃で30分間撹拌し、室温に加温し、30分間撹拌した。次いで、HCl(2M、400mL)によってクエンチし、有機溶媒を減圧下で除去した。残渣を濾過して、白色固体として所望の生成物(28g、99.4%)を得た。LCMS (ESI) m/z:330.1 [M+Na]
+。
【0264】
ステップ2
【化135】
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ベンジル4−オキソ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル4−オキソ−2−フェニル−2,3−ジヒドロピリジン−1−カルボキシレート(4.0g、13.0mmol)の酢酸溶液(30mL)に、亜鉛粉末(21.1g、325.4mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を90℃で2時間撹拌し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、白色固体として所望の生成物(2.4g、59.6%)を得た。LCMS (ESI) m/z:310.0 [M+H]
+。
【0265】
ステップ3
【化136】
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ベンジル4−ヒドロキシ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル4−オキソ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(3.1g、10.0mmol)のMeOH溶液(15mL)に、水素化ホウ素ナトリウム(1.9g、50.1mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、白色固体として所望の生成物(3g、96.2%)を得た。LCMS (ESI) m/z:312.0 [M+H]
+。
【0266】
ステップ4
【化137】
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ベンジル(2S,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
ビス(2−メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド(6.63g、30.0mmol)を、ベンジル4−ヒドロキシ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(3.1g、10.0mmol)のDCM溶液(100mL)にアルゴン下で、0℃で滴下した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム(1.0L)及びDCM(200mL)で0℃でクエンチした。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、20〜30%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、シス−ベンジル4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(360mg、11.5%)及びトランス−ベンジル4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(300mg、9.6%)を得た。
【0267】
キラルSFCによってシス混合物からエナンチオマーを分離した。ベンジル(2S,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(160mg)として第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AD−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B = 80:20;流量:3.0mL/分;カラム温度:39.4℃;RT = 2.59分)。LCMS (ESI) m/z:314.1 [M+H]
+。
【0268】
ステップ5
【化138】
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(2S,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン
EtOH(5.0mL)中のベンジル(2S,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(160mg、0.51mmol)及びPd/C(10mg、10%)の混合物を、水素雰囲気下で、室温で18時間撹拌した。反応混合物を濾過し、真空中で濃縮して、黄色の油状物として所望の生成物(80mg、87%)を得た。LCMS (ESI) m/z:180.1 [M+H]
+。
【0269】
ステップ6
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 4.86分,m/z 469.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.34 (s,1H),7.47−7.26 (m,7H),4.71−4.62 (m,1H),3.47−3.45 (m,2H),3.20−3.10 (m,2H),2.12−2.04 (m,3H),1.76−1.75 (m,2H)。
【0270】
実施例29
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例28と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.90分,m/z 469.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.34 (s,1H),7.43−7.25 (m,7H),4.71−4.62 (m,1H),3.48−3.45 (m,2H),3.10−2.90 (m,2H),2.12−2.10 (m,3H),1.76−1.74 (m,2H)。
【0271】
実施例30
【化141】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例28と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4R)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.32分,m/z 469.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.30 (s,1H),7.49−7.27 (m,7H),5.02−4.97 (m,1H),3.79−3.73 (m,1H),3.59−3.55 (m,2H),2.80−2.78 (m,1H),2.59−2.50 (m,1H),2.02−1.90 (m,4H)。
【0272】
実施例31
【化142】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4S)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例28と同様に化合物を合成した。2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4S)−4−フルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 4.32分,m/z 469.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.25 (s,1H),7.47−7.24 (m,7H),5.02−4.96 (m,1H),3.72−3.70 (m,1H),3.57−3.53 (m,2H),2.75−2.73 (m,1H),2.53−2.50 (m,1H),2.00−1.86 (m,4H)。
【0273】
実施例32
【化143】
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(S)−4−((4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
ベンジル(S)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
ビス(2−メトキシエチル)アミノサルファートリフルオリド(7.12g、32.2mmol)を、ベンジル4−オキソ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(2.0g、6.45mmol)のDCM溶液(30mL)にアルゴン下で、0℃で滴下した。反応混合物を室温で18時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム(1.0L)及びDCM(200mL)で0℃でクエンチした。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、30%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、黄色の油状物としてラセミ体を得た。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離した。ベンジル(S)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(320mg、14.9%)として第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AD−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=65:35;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.1℃;RT = 2.02分)。LCMS (ESI) m/z:332.1 [M+H]
+。
【0274】
ステップ2
【化146】
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(S)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン
実施例28のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS (ESI) m/z 198.1 [M+H]
+。
【0275】
ステップ3
【化147】
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(S)−4−((4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.59分,m/z 487.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.27 (s,1H),7.51−7.40 (m,3H),7.31−7.28 (m,4H),3.72−3.70 (m,2H),3.58−3.47 (m,2H),3.26−3.22 (m,1H),2.97−2.85 (m,1H),2.40−2.36 (m,1H),2.14−2.08 (m,2H)。
【0276】
実施例33
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例32と同様に化合物を合成した。(R)−4−((4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 5.63分,m/z 487.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.27 (s,1H),7.51−7.40 (m,3H),7.30−7.29 (m,4H),3.71−3.70 (m,2H),3.58−3.47 (m,2H),3.25−3.20 (m,1H),2.97−2.85 (m,1H),2.41−2.36 (m,1H),2.12−2.05 (m,2H)。
【0277】
実施例34
【化149】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化150】
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ステップ1
【化151】
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(S)−2−メチル−N−(1−フェニルエチリデン)プロパン−2−スルフィンアミド
THF中の(S)−2−メチル−2−プロパンスルフィンアミド(5.0g、41.3mmol)及びアセトフェノン(5.31mL、45.4mmol)の混合物に、チタンイソプロポキシド(21.9mL、82.5mmol)をN
2下でゆっくりと添加した。反応混合物を90℃で2時間撹拌し、真空中で濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物(6.9g、74.8%)を得た。LCMS (ESI) m/z:224.0 [M+H]
+。
【0278】
ステップ2
【化152】
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エチル(R)−5−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
(S)−2−メチル−N−(1−フェニルエチリデン)プロパン−2−スルフィンアミド(4.5g、20.2mmol)の乾燥THF溶液(50mL)に、THF中のリチウムジイソプロピルアミド(25.2mL、2M、50.5mmol)を−78℃でゆっくりと添加した。1時間後、エチル4,4,4−トリフルオロクロトネート(5.09g、30.3mmol)を添加した。反応混合物を−78℃で2時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム(50mL)でクエンチし、EtOAc(100mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、50%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物(4.8g、60.6%)を得た。LCMS (ESI) m/z:392.0 [M+H]
+。
【0279】
ステップ3
【化153】
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(S)−N−((1R,3R)−5−ヒドロキシ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
エチル(R)−5−(((S)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(2.2g、5.62mmol)の乾燥THF溶液(30mL)に、THF中の水素化トリエチルホウ素リチウム(14.1mL、1M、14.1mmol)をN
2下で、−78℃でゆっくりと添加した。反応混合物を−78℃で1.5時間撹拌し、水(15mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出し、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物(1.6g、81%)を得た。LCMS (ESI) m/z:352 [M+H]
+。
【0280】
ステップ4
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,3R)−5−クロロ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1−アミン
(S)−N−((1R,3R)−5−ヒドロキシ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(150mg、0.43mmol)の塩化チオニル溶液(6mL、1.14mmol)を、90℃で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、さらなる精製をせずに粗製物を次のステップに直接使用した。LCMS (ESI) m/z:266 [M+H]
+。
【0281】
ステップ5
【化155】
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(2S,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン
MeCN(5mL)中の(1R,3R)−5−クロロ−1−フェニル−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1−アミン(150mg、粗製)及び炭酸カリウム(30.4mg、0.22mmol)の混合物を、60℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(5mL)及びEtOAc(25mL)でクエンチし、飽和ブライン溶液(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。Combiflash(0.05%TFA中、0〜40MeCNで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物(31mg、2ステップで31%)を得た。LCMS (ESI) m/z:230 [M+H]
+。
【0282】
ステップ5
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.50分,m/z 487.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.03 (s,1H),7.44−7.23 (m,7H),3.65−3.55(m,3H),2.77−2.74(m,1H),2.63−2.60(m,1H),2.43−2.40(m,1H)。1.99−1.80 (m,4H)。
【0283】
実施例35
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1
【化159】
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ベンジル4−(((メチルチオ)カルボノチオイル)オキシ)−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
THF(5.0mL)中の水素化ナトリウム(585mg、14.64mmol)の氷冷した懸濁液に、ベンジル4−ヒドロキシ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.28g、7.32mmol)のTHF溶液(10.0mL)を5分間で滴下した。添加後、混合物は濃くなった。二硫化炭素(836mg、10.98mmol)のTHF溶液(5.0mL)を5分間で滴下し、次いで、反応混合物を0〜5℃で15分間撹拌した。反応混合物は透明で暗黄色になり、そこにヨウ化メチル(1.35g、9.52mmol)のTHF溶液(5.0mL)を2分間で滴下した。次いで、反応混合物を0〜5℃で10分間撹拌し、水(5.0mL)で慎重にクエンチし、濃縮した。残渣をEtOAc(100mL)で希釈し、水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製油状物を精製して、黄色の油状物として所望の生成物(2.4g、81.6%)を得た。LCMS (ESI) m/z:424.0 [M+Na]
+。
【0284】
ステップ2
【化160】
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ベンジル2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(3.4g、11.95mmol)のDCM溶液(80mL)に、フッ化水素酸ピリジン(12mL、133.2mmol)を−78℃で添加し、10分間撹拌した。次いで、DCM(10mL)中のベンジル4−メチルスルファニルカルボチオイルオキシ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.6g、3.98mmol)を−78℃で添加し、室温で16時間撹拌した。反応混合物をDCM(50mL)で希釈し、炭酸ナトリウム(20×3mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:380.2 [M+H]
+。
【0285】
ステップ3
【化161】
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2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン
臭化水素(5mL、38%、3.95mmol)及び酢酸(20mL)中のベンジル2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.5g、3.95mmol)を120℃で2時間撹拌した。反応物を乾燥するまで濃縮し、combiflash(0.1%FA中、30〜40%MeCNで溶出)によって粗製物を精製して、黄色の油状物として所望の生成物(180mg、18.6%)を得た。LCMS (ESI) m/z:246.2 [M+H]
+。
【0286】
ステップ4
【化162】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。Prep−HPLC(0.5%FA中、30〜50%MeCNで溶出)によってシス−ジアステレオ異性体を精製した。2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとして第2の溶出画分を任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 6.05分,m/z 535.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.16 (s,1H),7.44−7.23 (m,7H),4.53−4.51 (m,1H),3.50−3.47 (m,2H),3.13−3.10 (m,1H),2.89−2.87 (m,1H),2.25−2.22 (m,1H),2.07−2.01 (m,2H),1.83−1.75 (m,2H)。
【0287】
実施例36
【化163】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例35と同様に化合物を合成した。Prep−HPLC(0.5%FA中、30〜50%MeCNで溶出)によってトランス−ジアステレオ異性体を精製し、2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドとして第1の溶出画分を任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 5.51分,m/z 535.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.22 (s,1H),7.46−7.23 (m,7H),4.78 (brs,1H),3.63−3.59 (m,3H),3.25−3.19 (m,1H),2.75−2.71 (m,1H),2.47−1.85 (m,4H)。
【0288】
実施例37
【化164】
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(S)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化165】
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ステップ1
【化166】
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7−ブロモクロマン−4−オール
NaBH
4(166mg、4.40mmol)を、7−ブロモクロマン−4−オン(2.00g、8.80mmol)のMeOH溶液(45mL)に室温で添加した。30分後、1%HCl水溶液(100mL)及びDCM(100mL)の添加によって反応をクエンチした。有機層を除去し、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機画分をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を後続のステップに使用した。
【0289】
ステップ2
【化167】
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((7−ブロモクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
7−ブロモチャオマン(bromochaoman)−4−オール(8.80mmol、粗製)、TBSCl(1.64g、10.5mmol)、及びイミダゾール(1.80g、26.4mmol)を、DCM(17mL)中、室温で撹拌した。16時間後、水(100mL)及びDCM(100mL)の添加によって反応をクエンチした。有機層を除去し、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機画分をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、((7−ブロモクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(2.9g、96%)を得た。m/z 375.0 [M+MeOH+H]
+,1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.05 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.02 − 6.94 (m,2H),4.74 (t,J = 4.6 Hz,1H),4.31 (ddd,J = 10.9,9.6,3.0 Hz,1H),4.20 (ddd,J = 10.9,5.7,3.6 Hz,1H),2.11 − 1.88 (m,2H),0.90 (s,9H),0.15 (s,3H),0.13 (s,3H)。
【0290】
ステップ3
【化168】
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4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリド
n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、4.0mL、6.4mmol)を、((7−ブロモクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(2.0g、5.8mmol)のTHF溶液(30mL)に−50℃で滴下した。30分後、溶液をSO
2ガスで5分間泡立たせた。反応物を−50℃でさらに15分間撹拌し、次いで、1時間にわたって室温に加温した。反応物を濃縮した。粗生成物混合物をヘプタン(20mL)に懸濁させ、SO
2Cl
2(0.47mL、5.8mmol)のヘプタン溶液(20mL)を、0℃で滴下した。添加が完了した後、反応物を室温に加温し、1時間撹拌した。反応物を濃縮し、粗製混合物をベンゼン中に懸濁させた。濾過によって沈殿物を除去し、有機層を濃縮して、粗製4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリドを得、これを、さらなる精製をせずに後続のステップに直ちに使用した。
【0291】
ステップ4
【化169-1】
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4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
LiHMDS(THF中1.0M、7.0mL、7.0mmol)を、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(1.5g、5.8mmol)のTHF溶液(30mL)に室温で滴下した。30分後、4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリド(5.8mmol、粗製)のTHF溶液(30mL)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。水(100mL)及びiPrOAc(100mL)を添加し、有機層を除去した。iPrOAc(2×100mL)で水層を抽出した。合わせた有機画分をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、白色固体として4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(1.6g、48%)を得た。m/z 600.2 [M+Na]
+,1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.12 (s,1H),7.29 − 7.28 (m,2H),7.18 − 7.16 (m,1H),7.08 (dq,J = 8.0,0.7 Hz,1H),6.36 − 6.32 (m,2H),5.26 − 5.14 (m,2H),4.76 (dd,J = 6.0,4.3 Hz,1H),4.32 (ddd,J = 11.5,8.4,3.3 Hz,1H),4.26 − 4.18 (m,1H),
【化169-2】
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3.75 (s,3H),3.72 (s,3H),2.12 − 1.91 (m,2H),0.91 (s,9H),0.16 (s,3H),0.15 (s,3H)。
【0292】
ステップ5
【化170】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
TBAF(THF中1.0M、0.83mL、0.83mmol)を、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(400mg、0.69mmol)のTHF溶液(1.4mL)に室温で滴下した。30分後、水(25mL)及びDCM(25mL)を添加した。有機層を除去し、DCM(2×25mL)で水層を抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を後続のステップに使用した。m/z 486.1 [M+Na]
+,1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.13 (d,J = 1.1 Hz,1H),7.34 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.28 (dd,J = 8.1,1.8 Hz,1H),7.21 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.06 (d,J = 8.2 Hz,1H),6.34 − 6.28 (m,2H),5.22 (dd,J = 2.9,0.9 Hz,2H),4.76 (q,J = 4.9 Hz,1H),4.30 − 4.24 (m,2H),3.76 (s,3H),3.73 (s,3H),2.18 − 1.99 (m,2H),1.83 (d,J = 5.5 Hz,1H)。
【0293】
ステップ6
【化171】
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7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート
MsCl(107μL、1.40mmol)を、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(0.69mmol、粗製)及びTEA(290μL、2.00mmol)のDCM溶液(3.5mL)に室温で滴下した。30分後、水(25mL)及びDCM(25mL)の添加によって反応をクエンチした。有機層を除去し、DCM(2×25mL)で水層を抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を後続のステップに使用した。1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.15 (s,1H),7.43 (dt,J = 8.2,0.5 Hz,1H),7.32 (dd,J = 8.2,1.9 Hz,1H),7.25 (d,J = 1.9 Hz,1H),7.09 − 7.06 (m,1H),6.33 (dd,J = 8.3,2.5 Hz,1H),6.31 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.78 − 5.74 (m,1H),5.24 (s,2H),4.37 (dtd,J = 11.5,4.1,1.1 Hz,1H),4.27 (td,J = 11.5,2.7 Hz,1H),3.77 (s,3H),3.72 (s,3H),3.06 (s,3H),2.45 − 2.36 (m,1H),2.34 − 2.22 (m,1H)。
【0294】
ステップ7
【化172】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(0.69mmol、粗製)、(S)−2−フェニルピペリジン(170mg、1.04mmol)、及びK
2CO
3(287mg、2.07mmol)を、MeCN(3.5mL)中、70℃で撹拌した。4時間後、反応物をDCM(10mL)で希釈し、濾過し、濃縮した。ジアステレオマーの粗製混合物を後続のステップに進めた。
【0295】
ステップ8
【化173】
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(S)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
粗製N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(0.69mmol、ジアステレオマーの混合物)をDCM(3.5mL)に溶解し、TFA(170μL、2.215mmol)を室温で滴下した。1時間後、反応物を乾燥するまで濃縮した。HPLCによって粗生成物を精製して、白色固体として(S)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを得た(12.6mg、4ステップで4%)。クロマン中心に立体化学を任意に割り当てた。m/z 457.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6,回転異性体による幅広ピーク) δ 8.24 (s,1H),7.49 (s,3H),7.40 − 7.22 (m,4H),7.04 (s,1H),4.20 (dt,J = 10.8,4.9 Hz,1H),4.09 − 3.86 (m,3H),2.77 (s br,2H),2.03 (s,1H),1.94 − 1.49 (m,6H),1.39 (s,1H)。
【0296】
実施例38
【化174】
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(R)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同じ順序でこの化合物を調製した。クロマン中心に立体化学を任意に割り当てた。m/z 457.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.31 (s,1H),7.78 (dd,J = 8.2,1.1 Hz,1H),7.45 (d,J = 7.4 Hz,2H),7.38 − 7.28 (m,3H),7.28 − 7.21 (m,1H),7.01 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.24 (dt,J = 11.2,3.7 Hz,1H),3.82 − 3.55 (m,3H),2.24 (s,1H),1.99 (s,1H),1.77 (td,J = 20.6,20.2,11.1 Hz,3H),1.68 − 1.27 (m,5H)。
【0297】
実施例39
【化175】
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(S)−4−((S)−2−フェニルピロリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様にこの化合物を調製した。クロマン中心に立体化学を任意に割り当てた。m/z 443.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.28 (s,1H),7.69 (dd,J = 8.1,1.1 Hz,1H),7.49 − 7.41 (m,2H),7.34 − 7.28 (m,3H),7.25 − 7.18 (m,1H),7.01 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.33 (dt,J = 11.2,3.8 Hz,1H),4.03 (td,J = 10.7,3.4 Hz,1H),3.97 − 3.85 (m,1H),3.84 − 3.69 (m,1H),2.72 (d,J = 8.1 Hz,1H),2.18 (ddt,J = 12.6,7.9,4.0 Hz,1H),2.10 − 1.91 (m,2H),1.92 − 1.50 (m,4H)。
【0298】
実施例40
【化176】
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(R)−4−((S)−2−フェニルピロリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様にこの化合物を調製した。クロマン中心に立体化学を任意に割り当てた。m/z 443.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.24 (s,1H),7.43 − 7.35 (m,3H),7.30 (t,J = 7.6 Hz,2H),7.22 (t,J = 7.4 Hz,1H),7.16 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.07 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.28 (s,2H),4.11 (d,J = 11.7 Hz,1H),4.00 (dt,J = 10.7,4.6 Hz,1H),2.29 (s,1H),1.91 (s,5H),1.69 (s,1H)。
【0299】
実施例41
【化177】
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(S)−4−((S)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化178】
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ステップ1
【化179】
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(R)−7−ブロモクロマン−4−オール
7−ブロモクロマン−4−オン(9.92g、43.7mmol)のトルエン溶液(150mL)を、α,α−ジフェニル−L−プロリノールメチルボロン酸シクラミドエステル(S−2−メチル−CBS、トルエン中1.0M溶液、4.37mL、4.37mmol)及びボランジメチルスルフィド錯体(4.07mL、43.7mmol)のトルエン溶液(450mL)に室温で2時間かけて滴下した。さらに2時間の撹拌後、メタノール(100mL)の滴下によって反応をクエンチした。2M HCl(300mL)及びiPrOAc(300mL)を添加した。有機層を分離し、2M HCl(2×300mL)及びブライン(400mL)で洗浄した。粗生成物のエナンチオマー純度は、キラルSFC(ADカラム、20%イソクラティックMeOH)及びラセミ標準との比較によって99.55:0.45e.r.(99.1%e.e.)と判定された。さらなる精製をせずに粗製アルコールを後続のステップに使用した。
【0300】
ステップ2
【化180】
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(R)−((7−ブロモクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
(R)−7−ブロモクロマン−4−オール(43.7mmol、粗製)、TBSCl(8.83g、56.8mmol)、及びイミダゾール(8.92g、131mmol)を、ジクロロメタン(87.4mL)中、室温で撹拌した。16時間後、水(100mL)を添加し、有機層を除去した。水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、白色固体として(R)−((7−ブロモクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)−ジメチルシランを得た(12.2g、2ステップで81%)。m/z 375.0 [M+MeOH+H]
+,1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.05 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.02 − 6.94 (m,2H),4.74 (t,J = 4.6 Hz,1H),4.31 (ddd,J = 10.9,9.6,3.0 Hz,1H),4.20 (ddd,J = 10.9,5.7,3.6 Hz,1H),2.11 − 1.88 (m,2H),0.90 (s,9H),0.15 (s,3H),0.13 (s,3H)。
【0301】
ステップ3
【化181】
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(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリド
n−ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M、25mL、39.7mmol)を、(R)−((7−ブロモクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(12.2g、36.1mmol)のTHF溶液(180mL)に−50℃で滴下した。30分後、溶液をSO
2ガスで20分間泡立たせた。反応物を−50℃でさらに15分間撹拌し、次いで、1時間にわたって室温に加温した。反応物を濃縮した。粗生成物混合物をヘプタン(260mL)に懸濁させ、SO
2Cl
2(4.37mL、54.2mmol)のヘプタン溶液(10mL)を0℃で滴下した。添加が完了した後、反応物を室温に加温し、1時間撹拌した。反応物を濃縮し、粗製混合物をベンゼン中に懸濁させた。濾過によって沈殿物を除去し、有機層を濃縮して、粗製(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)−オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリドを得、これを、さらなる精製をせずに後続のステップに直ちに使用した。
【0302】
ステップ4
【化182-1】
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(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
LiHMDS(THF中1.0M、43.3mL、43.3mmol)を、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(9.08g、43.3mmol)のTHF溶液(180mL)に室温で滴下した。30分後、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリド(36.1mmol、粗製)のTHF溶液(180mL)を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。水(300mL)及びiPrOAc(300mL)を添加し、有機層を除去した。iPrOAc(2×300mL)で水層を抽出した。合わせた有機画分をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、白色固体として(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(9.1g、44%)を得た。m/z 600.2 [M+Na]
+,1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.12 (s,1H),7.29 − 7.28 (m,2H),7.18 − 7.16 (m,1H),7.08 (dq,J = 8.0,0.7 Hz,1H),6.36 − 6.32 (m,2H),5.26 − 5.14 (m,2H),4.76 (dd,J = 6.0,4.3 Hz,1H),4.32 (ddd,J = 11.5,8.4,3.3 Hz,1H),4.26 − 4.18 (m,1H),
【化182-2】
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3.75 (s,3H),3.72 (s,3H),2.12 − 1.91 (m,2H),0.91 (s,9H),0.16 (s,3H),0.15 (s,3H)。
【0303】
ステップ5
【化183】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
TBAF(THF中1.0M、17mL、17mmol)を、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(9.1g、16mmol)のTHF溶液(31mL)に室温で滴下した。30分後、水(100mL)及びDCM(100mL)を添加した。有機層を除去し、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、白色固体として(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(5.8g、79%)を得た。m/z 486.1 [M+Na]
+,1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.13 (d,J = 1.1 Hz,1H),7.34 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.28 (dd,J = 8.1,1.8 Hz,1H),7.21 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.06 (d,J = 8.2 Hz,1H),6.34 − 6.28 (m,2H),5.22 (dd,J = 2.9,0.9 Hz,2H),4.76 (q,J = 4.9 Hz,1H),4.30 − 4.24 (m,2H),3.76 (s,3H),3.73 (s,3H),2.18 − 1.99 (m,2H),1.83 (d,J = 5.5 Hz,1H)。
【0304】
ステップ6
【化184】
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(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート
(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(50mg、0.10mmol)をDCM(0.6mL)に溶解した。DIPEA(0.06mL、0.32mmol)及びMs
2O(39mg、0.21mmol)を室温で添加した。反応物を室温で2時間撹拌し、次いで、H
2O(1mL)及びDCM(1mL)の添加によってクエンチした。有機層を除去し、水層をDCM(2×1mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗製メシル酸塩を後続のステップに使用した。1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.15 (s,1H),7.43 (dt,J = 8.2,0.5 Hz,1H),7.32 (dd,J = 8.2,1.9 Hz,1H),7.25 (d,J = 1.9 Hz,1H),7.09 − 7.06 (m,1H),6.33 (dd,J = 8.3,2.5 Hz,1H),6.31 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.78 − 5.74 (m,1H),5.24 (s,2H),4.37 (dtd,J = 11.5,4.1,1.1 Hz,1H),4.27 (td,J = 11.5,2.7 Hz,1H),3.77 (s,3H),3.72 (s,3H),3.06 (s,3H),2.45 − 2.36 (m,1H),2.34 − 2.22 (m,1H)。
【0305】
ステップ7
【化185】
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(4S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
粗製(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(0.10mmol)を2−ブタノン(0.6mL)に溶解した。2−(2−メチルピラゾール−3−イル)ピペリジン(36mg、0.22mmol)及びNaOH(H
2O中20%w/w溶液、0.04mL、0.22当量)を添加した。混合物を60℃に加熱した。1時間後、反応をiPrOAc(1mL)及びH
2O(1mL)で希釈した。有機層を除去し、水層をiPrOAc(2×1mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を後続のステップに使用した。
【化186】
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(S)−4−((S)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
TFA(0.08mL、1.0mmol)を、粗製(4S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドのDCM溶液(1mL)に滴下した。30分後、反応物をDCM(2mL)及びTEA(0.5mL)で希釈した。混合物を濃縮し、LCMSによって精製して、白色固体として所望の生成物を得た(2.1mg、3ステップで4.2%)。m/z 461.1 [M+H]
+ 1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.26 (s,1H),7.70 (dd,J = 8.2,1.1 Hz,1H),7.32 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.29 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.03 (d,J = 1.9 Hz,1H),6.24 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.26 (dt,J = 11.2,3.7 Hz,1H),4.02 − 3.81 (m,5H),3.66 (d,J = 9.2 Hz,1H),2.47 (s,1H),2.21 (t,J = 11.3 Hz,1H),2.06 − 1.93 (m,1H),1.90 − 1.66 (m,4H),1.64 − 1.24 (m,3H)。
【0306】
実施例42
【化187】
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(S)−4−((R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例40と同じ順序でこの化合物を調製した。m/z 461.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) 8.15 (d,J = 14.6 Hz,1H),7.44 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.34 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.25 (dd,J = 7.8,1.7 Hz,1H),7.03 (d,J = 1.7 Hz,1H),6.36 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.31 (s,1H),4.18 (dt,J = 11.2,4.2 Hz,1H),4.01 − 3.81 (m,5H),2.75 − 2.60 (m,1H),2.20 − 2.01 (m,1H),1.97 − 1.76 (m,2H),1.75 1.58 (m,2H),1.58 1.35 (m,4H)。
【0307】
実施例43
【化188】
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(S)−4−(ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様にこの化合物を調製した。m/z 381.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 7.94 (s,1H),7.55 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.29 (dd,J = 8.0,1.8 Hz,1H),7.13 (s,1H),4.39 − 4.26 (m,1H),4.23 − 4.18 (m,1H),2.87 (s,4H),2.26 (s,1H),2.09 (s,1H),1.65 (s,4H),1.48 (s,2H),1.25 (q,J = 7.4,6.6 Hz,2H)。
【0308】
実施例44
【化189】
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(S)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−4−(4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様にこの化合物を調製した。m/z 449.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.08 (s,1H),7.54 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.30 − 7.18 (m,1H),7.07 (d,J = 2.0 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.38 − 4.28 (m,1H),4.19 − 4.08 (m,1H),4.06 − 4.00 (m,1H),2.95 (d,J = 11.7 Hz,1H),2.67 − 2.52 (m,2H),2.29 (s,1H),2.16 (s,1H),2.03 − 1.92 (m,3H),1.86 (dt,J = 12.7,3.2 Hz,1H),1.74 (d,J = 11.4 Hz,1H),1.67 − 1.50 (m,1H),1.47 − 1.32 (m,1H)。
【0309】
実施例45
【化190】
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(S)−3−クロロ−4−((2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化191】
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4−ブロモ−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
無水THF(100mL)中のN−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(WO2010079443に従って調製、5.00g、19.90mmol)の混合物に、THF(20.0mL、20.0mmol)中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミドの1M溶液を0℃で添加し、反応混合物を1時間撹拌した。反応混合物を−78℃に冷却し、4−ブロモ−3−クロロベンゼンスルホニルクロリド(5.77g、19.90mmol)の無水THF溶液(20mL)を添加した。反応混合物を周囲温度に加温し、2時間撹拌し、EtOAc(200mL)で希釈した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(2×150mL)、ブライン(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。真空中での濾液の濃縮及びMeOH(50mL)中の残渣の粉砕によって、無色の固体として標記化合物を得た(9.00g、90%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.22 (s,1H),7.66−7.63 (m,2H),7.47 (dd,J = 2.2,8.5 Hz,1H),7.07 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.34 (dd,J = 2.4,8.4 Hz,1H),6.27 (d,J = 2.4 Hz,1H),5.31 (s,2H),3.79 (s,3H),3.67 (s,3H)。
【0310】
ステップ2
【化192】
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3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ホルミル−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
4−ブロモ−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(1.22g、2.42mmol)の無水THF溶液(25mL)に、0℃で、THF(2.4mL、3.15mmol)中のイソプロピルマグネシウムクロリド塩化リチウム錯体の1.3M溶液を添加した。得られた混合物をアルゴン雰囲気下で40分間撹拌し、DMF(0.47mL、6.05mmol)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。混合物をEtOAc(80mL)で希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液(2×60mL)、ブライン(2×60mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。真空中での濾液の濃縮及びカラムクロマトグラフィー(3:1ヘキサン:EtOAc中、R
f = 0.25)による精製によって、無色の油状物として標記化合物を得た(0.66g、60%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 10.45 (s,1H),8.23 (s,1H),7.90 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.74−7.69 (m,1H),7.67−7.63 (m,1H),7.11 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.37−6.24 (m,1H),6.20 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.33 (s,2H),3.76 (s,3H),3.63 (s,3H)。
【0311】
ステップ3
【化193】
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(S)−3−クロロ−4−((2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
1,2−ジクロロエタン(10mL)中の3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ホルミル−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(0.30g、0.66mmol)、(S)−2−メチルピロリジン4−メチルベンゼンスルホン酸塩(0.34g、1.32mmol)、及び酢酸カリウム(0.13g、1.32mmol)の混合物に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.28g、1.32mmol)を添加した。得られた混合物を24時間撹拌し、次いで、EtOAc(50mL)で希釈した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(20mL)に溶解し、TFA(5mL)を添加した。混合物40分間撹拌し、真空中で濃縮し、MeOH(10mL)でクエンチし、濾過し、真空中で濃縮した。逆相HPLC(Gemini NX、C−18、5μm、30×150mm;移動相:A水(0.1%TFA)、B CH
3CN(0.1%TFA);勾配:15%B(2分)、続いて15〜55%B(8分);流量:60mL/分)によって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.11g、34%収率)。MS (ES+) m/z:373.0,375.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.51 (br s,1H),8.42 (s,1H),7.90−7.81 (m,3H),6.21 (br s,1H),4.67 (d,J = 13.5 Hz,1H),4.33 (d,J = 13.5 Hz,1H),3.67−3.48 (m,1H),3.39−3.15 (m,2H),2.28−2.12 (m,1H),2.01−1.73 (m,2H),1.68−1.50 (m,1H),1.37 (d,J = 6.5 Hz,3H)。
【0312】
実施例46
【化194】
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(R)−3−クロロ−4−((2−メチルピロリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ3について記載される手順に従い、(S)−2−メチルピロリジン4−メチルベンゼンスルホン酸塩を(R)−2−メチルピロリジン4−メチルベンゼンスルホン酸塩で置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.10g、31%収率)。MS (ES+) m/z:373.0,375.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.60 (br s,2H),8.43 (s,1H),7.89−7.80 (m,3H),4.67 (d,J = 13.0 Hz,1H),4.34 (d,J = 13.0 Hz,1H),3.69−3.47 (m,1H),3.40−3.14 (m,2H),2.28−2.11 (m,1H),2.00−1.72 (m,2H),1.68−1.49 (m,1H),1.37 (d,J = 6.2 Hz,3H)。
【0313】
実施例47
【化195】
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3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(チアゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化196】
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tert−ブチル((4−ブロモ−3−クロロフェニル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート
tert−ブチルチアゾール−4−イルカルバメート(26.50g、132.33mmol)のTHF溶液(300mL)に、窒素下、−78℃で、THF(185mL、185mmol)中のリチウムビス(トリメチルシリル)の1M溶液を滴下した。混合物を0℃に加温し、1時間撹拌した。混合物を、4−ブロモ−3−クロロベンゼンスルホニルクロリド(49.88g、172.03mmol)のTHF溶液(200mL)に−78℃で滴下した。得られた混合物を20℃で3時間撹拌し、次いで、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(100mL)及び水(300mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(3×300mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濾液を真空中で濃縮した。残渣をMeOH(200mL)で粉砕して、無色の固体として標記化合物を得た(35.00g、58%収率)。MS (ES+) m/z:476.9 (M + 23)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.82 (d,J = 2.0 Hz,1H),8.25 (d,J = 4.0 Hz,1H),7.95−7.89 (m,1H),7.87−7.83 (m,1H),7.58 (d,J = 4.0 Hz,1H),1.38 (s,9H)。
【0314】
ステップ2
【化197】
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tert−ブチル((3−クロロ−4−ホルミルフェニル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート
実施例45、ステップ2に記載される手順に従い、4−ブロモ−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドをtert−ブチル((4−ブロモ−3−クロロフェニル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメートで置き換えるために必要な決定的でない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(0.58g、50%収率)。MS (ES+) m/z:303.0 (M − Boc + H),305.0 (M − Boc + H)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 10.55 (s,1H),8.83 (d,J = 2.3 Hz,1H),8.30 (d,J = 1.6 Hz,1H),8.20−8.16 (m,1H),8.10 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.65−7.50 (m,1H),1.36 (s,9H)。
【0315】
ステップ3
【化198】
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3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(チアゾール−4−イル)ベンゼンスルホンアミド
1,2−ジクロロエタン(10mL)中のtert−ブチル((3−クロロ−4−ホルミルフェニル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート(0.20g、0.50mmol)、2−フェニルピペリジンヒドロクロリド(0.0.10g、0.50mmol)、及び酢酸カリウム(0.10g、1.00mmol)の混合物に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.21g、1.00mmol)を添加した。得られた混合物を24時間撹拌し、次いで、EtOAc(50mL)で希釈した。混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をDCM(10mL)に溶解し、TFA(2mL)を添加した。混合物を40分間撹拌し、真空中で濃縮した。逆相HPLC(Gemini NX、C−18、5μm、30×150mm;移動相:A水(0.1%TFA)、B CH
3CN(0.1%TFA);勾配:15%B(2分)、続いて15〜55%B(8分);流量:60mL/分)によって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.12g、41%収率)。MS (ES+) m/z:448.0,450.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 11.28 (br s,1H),9.47 (br s,1H),8.86 (d,J = 2.1 Hz,1H),7.88−7.81 (m,1H),7.77 (dd,J = 1.6,7.9 Hz,1H),7.62−7.36 (m,6H),7.09 (d,J = 2.0 Hz,1H),4.54−4.39 (m,1H),4.24−3.97 (m,2H),3.42−3.10 (m,2H),2.08−1.88 (m,1H),1.86−1.68 (m,3H),1.65−1.46 (m,2H)。
【0316】
実施例48
【化199】
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(S)−3−クロロ−4−((2−フェニルピロリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ3について記載される手順に従い、(S)−2−メチルピロリジン4−メチルベンゼンスルホン酸塩を(S)−2−フェニルピロリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.10g、41%収率)。MS (ES+) m/z:435.1,437.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,MeOD−d
4) δ 8.20 (s,1H),7.85−7.84 (m,1H),7.79 (dd,J = 1.8,8.0 Hz,1H),7.63 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.52−7.48 (m,2H),7.46−7.41 (m,3H),4.63−4.57 (m,1H),4.49 (d,J = 13.4 Hz,1H),4.37 (d,J = 13.4 Hz,1H),3.70−3.62 (m,1H),3.57−3.48 (m,1H),2.63−2.52 (m,1H),2.38−2.17 (m,3H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0317】
実施例49
【化200】
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(R)−3−クロロ−4−((2−フェニルピロリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ3について記載される手順に従い、(S)−2−メチルピロリジン4−メチルベンゼンスルホン酸塩を(R)−2−フェニルピロリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をリフルオロ酢酸塩として得た(0.05g、23%収率)。MS (ES+) m/z:435.0,437.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,MeOD−d
4) δ 8.23 (s,1H),7.85−7.84 (m,1H),7.79 (dd,J = 1.8,8.0 Hz,1H),7.64 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.52−7.48 (m,2H),7.46−7.41 (m,3H),4.62−4.59 (m,1H),4.50 (d,J = 13.4 Hz,1H),4.39 (d,J = 13.4 Hz,1H),3.71−3.65 (m,1H),3.58−3.49 (m,1H),2.64−2.54 (m,1H),2.36−2.18 (m,3H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0318】
実施例50
【化201】
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3−クロロ−4−((2−エチルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ3について記載される手順に従い、(S)−2−メチルピロリジン4−メチルベンゼンスルホン酸塩を2−エチルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.02g、11%収率)。MS (ES+) m/z:401.1,403.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.51 (br s,1H),9.21 (br s,1H),8.41 (s,1H),7.87−7.83 (m,3H),4.82−4.77 (m,1H),4.46−4.24 (m,2H),3.07−2.96 (m,2H),2.21−1.66 (m,6H),1.57−1.41 (m,2H),0.93 (t,J = 7.2 Hz,3H)。
【0319】
実施例51
【化202】
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(±)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
ステップ1
【化203】
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6−(ベンジルチオ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン
6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(4.30g、19.11mmol)及びDIPEA(6.6mL、38.22mmol)の1,4−ジオキサン溶液(75mL)を脱気し、窒素を3回再充填した。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.44g、0.48mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(XantPhos、0.55g、0.96mmol)、及びベンゼンチオール(2.2mL、19.11mmol)を添加し、混合物を脱気し、窒素で2回再充填し、17時間加熱還流した。次いで、周囲温度に冷却し、濾過によって固体を除去し、1,4−ジオキサン(50mL)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、ヘキサン中5〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって精製して、オレンジ色の固体として標記化合物を得た(4.65g、90%収率)。
1H NMR (300 MHz,MeOD−d
4): δ 7.88−7.87 (m,1H),7.81−7.78 (m,1H),7.60−7.55 (m,2H),7.29−7.22 (m,2H),7.12 (d,J = 4.6 Hz,1H),6.75−6.73 (m,1H),4.39 (s,2H),3.46−3.35 (m,2H),2.31−2.00 (m,4H)。
【0320】
ステップ2
【化204】
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6−(ベンジルチオ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オール
THF(15mL)及びMeOH(15mL)中の6−(ベンジルチオ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オン(3.93g、14.54mmol)の溶液に、周囲温度で、水素化ホウ素ナトリウム(0.55g、14.5mmol)を少量ずつ添加した。混合物を18時間撹拌し、次いで、酢酸エチル(20mL)及び水(20mL)で希釈し、層を分離させた。水層を酢酸エチル(3×20mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空中で濃縮して、無色の油状物として標記化合物を得た(3.96g、定量的収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 7.34−7.26 (m,6H),7.15 (dd,J = 1.8,8.1 Hz,1H),7.04 (s,1H),4.74 (t,J = 4.8 Hz,1H),4.11 (s,2H),2.78−2.61 (m,2H),2.00−1.72 (m,4H)。
【0321】
ステップ3
【化205】
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((6−(ベンジルチオ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン
6−(ベンジルチオ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オール(3.96g、14.5mmol)のDCM溶液(50mL)に、tert−ブチルジフェニルシリルクロリド(3.90mL、15.3mmol)、イミダゾール(1.48g、21.8mmol)、及びDMAP(0.177g、1.45mmol)を添加した。混合物を周囲温度で17時間撹拌した。溶液を水(50mL)及びDCM(50mL)で希釈し、層を分離させた。水層をDCM(3×30mL)で希釈し、次いで、合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中6〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製した。生成物を最少量のアセトニトリルに溶解し、真空中で3回濃縮して、無色の油状物として標記化合物を得た(7.94g、定量的収率、少量の酢酸エチルをなお含有する)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 7.73 (dt,J = 1.6,6.0 Hz,2H),7.67−7.63 (m,2H),7.45−7.35 (m,6H),7.31 (dd,J = 2.5,6.3 Hz,4H),7.10 (d,J = 8.7 Hz,1H),7.04−7.01 (m,2H),4.76−4.73 (m,1H),4.10 (s,2H),2.80−2.71 (m,1H),2.63−2.55 (m,1H),2.04−1.98 (m,1H),1.85−1.79 (m,1H),1.73−1.60 (m,2H),1.07 (s,9H)。
【0322】
ステップ4
【化206】
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5−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホニルクロリド
アセトニトリル(100mL)及び水(3.6mL)中の((6−(ベンジルチオ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン(7.94g、14.54mmol)の溶液に、0℃で、酢酸(4.5mL)、次いで1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(5.73g、29.08mmol)を添加した。1時間後、混合物を氷水(100mL)及び酢酸エチル(50mL)で希釈した。得られた固体を濾過によって除去し、水(50mL)で洗浄して、無色の固体として標記化合物を得た(4.54g、64%収率)。濾液層を分離させ、水層を酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。次いで、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中6〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製した。真空中での濃縮後、油状物を得た。メタノール(10mL)の添加を呼び周囲温度での激しい撹拌によって、固体を沈殿させ、濾過によって回収して、追加量の標記化合物(1.32g、18%収率;合計82%収率)を得た。
1H NMR (300 MHz; CDCl
3): δ 7.74−7.69 (m,4H),7.65−7.62 (m,2H),7.47−7.35 (m,7H),4.81−4.77 (m,1H),2.93−2.86 (m,1H),2.79−2.71 (m,1H),2.05−2.00 (m,1H),1.88−1.74 (m,1H),1.69−1.67 (m,1H),1.08 (s,9H)。
【0323】
ステップ5
【化207】
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5−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド
実施例45、ステップ1に記載される手順に従い、4−ブロモ−3−クロロベンゼンスルホニルクロリドを5−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホニルクロリドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、ヘキサン中5〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによる精製後に、無色の固体として標記化合物を得た(5.41g、83%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 8.15 (s,1H),7.71 (dd,J = 1.6,7.9 Hz,2H),7.62 (dd,J = 1.4,8.0 Hz,2H),7.53 (dd,J = 2.0,8.2 Hz,1H),7.46−7.32 (m,8H),7.05 (d,J = 9.0 Hz,1H),6.34−6.30 (m,2H),5.24−5.13 (m,2H),4.74−4.70 (m,1H),3.73 (s,3H),3.71 (s,3H) 2.79−2.69 (m,1H),2.62−2.52 (m,1H),1.99−1.91 (m,1H),1.81−1.72 (m,2H),1.65−1.55 (m,1H),1.07 (s,9H)。
【0324】
ステップ6
【化208】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド
実施例41、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを5−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(3.07g、86%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 8.13 (s,1H),7.60 (dd,J = 2.0,8.2 Hz,1H),7.52 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.41 (d,J = 1.6 Hz,1H),7.03 (d,J = 8.2 Hz,1H),6.33−6.28 (m,2H),5.20 (s,2H),4.74−4.72 (m,1H),3.75 (s,3H),3.70 (s,3H),2.80−2.60 (m,2H),2.08−1.73 (m,4H)。
【0325】
ステップ7
【化209】
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(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド及び(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド
N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(0.200g、0.434mmol)のテトラヒドロフラン溶液(2mL)に、−78℃で、トリエチルアミン(0.24mL、1.7mmol)及びメタンスルホニルクロリド(0.070mL、0.87mmol)を窒素雰囲気下で添加した。混合物を1時間撹拌し、その時点で2−フェニルピペリジン(0.21mL、1.3mmol)を添加した。懸濁液を17時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(10mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、及び水(10mL)で希釈し、層を分離させた。水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中6〜75%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、エナンチオマーの混合物として標記化合物の2つのジアステレオマーを得た。
【0326】
ジアステレオマー1:(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(エナンチオマーの混合物、任意に割り当てられた立体化学)
【化210】
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無色の油状物(0.059g、22%収率)。MS (ES+) m/z 605.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 8.16 (d,J = 0.6 Hz,1H),8.01 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.63 (dd,J = 1.8,8.4 Hz,1H),7.42 (d,J = 7.6 Hz,2H),7.34−7.21 (m,4H),7.01 (d,J = 9.2 Hz,1H),6.28−6.26 (m,2H),5.23 (s,2H),3.89−3.78 (m,1H),3.73 (s,3H),3.67 (s,3H),3.59 (dd,J = 2.9,10.7 Hz,1H),2.54−2.48 (m,2H),2.34−2.25 (m,1H),1.88−1.33 (m,11H)。
【0327】
ジアステレオマー2:(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(エナンチオマーの混合物、任意に割り当てられた立体化学)
【化211】
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無色の油状物(0.058g、22%収率)。MS (ES+) m/z 605.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 8.14 (s,1H),7.57 (dd,J = 1.9,8.3 Hz,1H),7.39 (d,J = 8.3 Hz,2H),7.34−7.32 (m,2H),7.28−7.16 (m,3H),7.02 (d,J = 8.0 Hz,1H),6.33−6.29 (m,2H),5.18 (d,J = 1.7 Hz,2H),3.86−3.75 (m,3H),3.73 (s,3H),3.72 (s,3H),3.49−3.46 (m,4H),2.69−2.63 (m,1H),2.49−2.44 (m,2H),1.87−1.66 (m,4H),1.62−1.53 (m,2H),1.39−1.21 (m,1H),1.05−1.00 (m,1H),0.90−0.83 (m,1H)。
【0328】
ステップ8
【化212】
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(±)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
ジクロロメタン(5mL)及びトリフルオロ酢酸(1mL)中の(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(0.058g、0.097mmol)の溶液を、周囲温度で2時間撹拌した。メタノール(10mL)を添加し、懸濁液を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。0.1%のトリフルオロ酢酸を含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.017g、38%収率)。MS (ES+) m/z 455.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.22 (br s,1H),8.53 (s,1H),7.73 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.69−7.64 (m,3H),7.52 (s,1H),7.40−7.36 (m,2H),7.33−7.27 (m,1H),4.76−4.63 (m,1H),4.63−4.49 (m,1H),3.33 (d,J = 11.1 Hz,1H),2.88−2.56 (m,3H),2.24−1.83 (m,6H),1.84−1.70 (m,2H),1.67−1.47 (m,2H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0329】
実施例52
【化213】
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(±)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.011g、25%収率)。MS (ES+) m/z 455.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.10−7.90 (m,2H),7.50−7.39 (m,3H),7.28−7.17 (m,4H),4.69−4.55 (m,1H),4.11 (d,J = 12.0 Hz,1H),3.20−2.07 (m,2H),3.03−2.90 (m,2H),2.80−2.53 (m,4H),2.43−2.11 (m,2H),2.07−1.91 (m,3H),1.83−1.70 (m,1H),1.66−1.50 (m,2H)。
【0330】
実施例53
【化214】
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(R)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩、(S)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩、及び(S)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(0.500g、1.09mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5mL)に、−78℃で、トリエチルアミン(0.60mL、4.3mmol)及びメタンスルホニルクロリド(0.17mL、2.2mmol)を窒素雰囲気下で添加した。混合物を1時間撹拌し、その時点で(S)−2−フェニルピペリジン(0.21mL、1.3mmol)を添加した。懸濁液を周囲温度で17時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(10mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)、及び水(10mL)で希釈し、層を分離させた。水層を酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加した。懸濁液を周囲温度で1.5時間撹拌した。メタノール(10mL)を添加し、混合物を濾過した。濾液を真空中で濃縮し、0.1%のトリフルオロ酢酸を含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残渣の一部を精製して、(S)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩及び(S)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩を得た。0.1%の水酸化アンモニウムを含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残りを精製して、(S)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを得た。
【0331】
(R)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドトリフルオロ酢酸塩(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
【化215】
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無色の固体(0.025g、5%収率)。MS (ES+) m/z 455.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.08 (s,1H),7.59−7.43 (m,4H),7.40 (s,1H),7.37−7.27 (m,2H),7.27−7.18 (m,1H),4.36−3.95 (m,2H),3.55−3.11 (m,2H),3.00−2.83 (m,1H),2.75−2.56 (m,2H),2.27−2.08 (m,1H),1.88−1.56 (m,6H),1.47−1.28 (m,2H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0332】
実施例54
【化216】
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(S)−5−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例53と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.017g、3%収率)。MS (ES+) m/z 455.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6 + TFA) δ 9.32 (br s,1H),8.05 (s,1H),7.90 (d,J = 7.8 Hz,1H),7.55 (s,1H),7.47−7.36 (m,3H),7.31−7.22 (m,3H),4.61 (t,J = 7.2 Hz,1H),4.14 (d,J = 12.3 Hz,1H),3.17 (d,J = 12.9 Hz,1H),3.09−2.95 (m,1H),2.83−2.68 (m,2H),2.65−2.49 (m,1H),2.37−2.25 (m,1H),2.23−2.12 (m,1H),2.10−1.91 (m,4H),1.89−1.75 (m,1H),1.68−1.41 (m,2H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0333】
実施例55
【化217】
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(R)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド及び(S)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例53に記載される手順に従い、(S)−2−フェニルピペリジンを(R)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。
【0334】
(R)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
【化218】
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無色の固体(0.045g、9%収率)。MS (ES+) m/z 455.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3 + 2滴のTFA) δ 8.16 (s,1H),7.89−7.76 (m,1H),7.75−7.59 (m,3H),7.57−7.44 (m,4H),4.51−4.38 (m,1H),4.24−4.12 (m,1H),3.29−3.17 (m,1H),3.15−2.95 (m,1H),2.83−2.65 (m,2H),2.49−2.29 (m,1H),2.19−1.95 (m,6H),1.92−1.79 (m,1H),1.70−1.48 (m,2H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0335】
実施例56
【化219】
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(S)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例55と同じ手順でこの化合物を調製した。無色の固体(0.027g、5%収率)。MS (ES+) m/z 455.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6 +2滴のTFA) δ 9.19 (br s,1H),8.49 (s,1H),7.74−7.58 (m,4H),7.48 (s,1H),7.41−7.32 (m,2H),7.29−7.22 (m,1H),4.72−4.58 (m,1H),4.55−4.46 (m,1H),3.30 (d,J = 13.5 Hz,1H),2.83−2.51 (m,2H),2.17−1.65 (m,9H),1.59−1.41 (m,2H)。
【0336】
実施例57
【化220】
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(±)−3−クロロ−4−((S)−1−((S)−2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド及び(±)−3−クロロ−4−((R)−1−((S)−2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
ステップ1
【化221】
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3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(1−ヒドロキシエチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ2に記載される手順に従い、DMFをアセトアルデヒドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オフホワイト色の固体として標記化合物を得た(4.8g、57%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.19 (s,1H),7.66−7.62 (m,2H),7.57−7.54 (m,1H),7.06 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.31 (dd,J = 2.4,8.4 Hz,1H),6.21 (d,J = 2.4 Hz,1H),5.31−5.19 (m,3H),3.76 (s,3H),3.66 (s,3H),1.45 (d,J = 6.4 Hz,3H) (注:1つの交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0337】
ステップ2
【化222】
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1−(2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)フェニル)エチルメタンスルホネート
3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(1−ヒドロキシエチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(2.3g、4.9mmol)及びトリエチルアミン(1.0mL、7.3mmol)のジクロロメタン溶液(10mL)に、0℃で、メタンスルホニルクロリド(0.45mL、5.8mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)でクエンチした。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、相を分離させ、有機層を水(20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、オフホワイト色の固体として標記化合物を得た(2.5g、94%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.23−8.19 (m,1H),7.70−7.64 (m,1H),7.58−7.50 (m,2H),7.07 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.36−6.28 (m,1H),6.21−6.16 (m,1H),6.03 (q,J = 6.4 Hz,1H),5.33−5.28 (m,2H),3.77−3.74 (m,3H),3.61−3.58 (m,3H),3.02−2.98 (m,3H),1.66−1.57 (m,3H)。
【0338】
ステップ3
【化223】
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3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(1−(2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
1−(2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)フェニル)エチルメタンスルホネート(0.30g、0.56mmol)のアセトニトリル溶液(6mL)に、2−エチルピペリジン(0.15mL、1.1mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.29mL、1.7mmol)を添加した。混合物を70℃で18時間撹拌し、周囲温度に冷却し、真空中で濃縮した。精製または特性評価をせずに粗製残渣を後続のステップに使用した。
【0339】
ステップ4
【化224】
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(±)−3−クロロ−4−((S)−1−((S)−2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド及び(±)−3−クロロ−4−((R)−1−((S)−2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(1−(2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
【0340】
(±)−3−クロロ−4−((S)−1−((S)−2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
【化225】
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無色の固体(0.009g、2ステップで4%収率)。MS (ES+) m/z 415.0,416.9 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.98−7.83 (m,3H),7.46 (br s,1H),4.74 (br s,1H),3.41 (d,J = 12.3 Hz,1H),2.98−2.79 (m,2 H),2.01−1.41 (m,8H),0.93 (t,J = 7.2 Hz,3H),0.76 (t,J = 6.9 Hz,3H)。
【0341】
実施例58
【化226】
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(±)−3−クロロ−4−((R)−1−((S)−2−エチルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例57と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.017g、2ステップで7%収率)。MS (ES+) m/z 415.0,416.9 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.90−7.83 (m,2H),7.79 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.57 (d,J = 7.8 Hz,1H),4.56−4.44 (m,1H),3.51 (d,J = 13.5 Hz,1H),3.25−3.08 (m,1H),3.03−2.85 (m,2H),2.69−2.51 (m,2H),2.02−1.32 (m,5H),0.96−0.88 (m,6H)。
【0342】
実施例59
【化227】
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3−クロロ−4−((S)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド及び3−クロロ−4−((R)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
ステップ1
【化228】
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3−クロロ−4−(1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例55、ステップ3に記載される手順に従い、2−エチルピペリジンを(R)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、精製または特性評価をせずに粗製残渣を後続のステップに使用した。
【0343】
ステップ2
【化229】
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3−クロロ−4−((S)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド及び3−クロロ−4−((R)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを3−クロロ−4−(1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
【0344】
3−クロロ−4−((S)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
【化230】
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無色の固体(0.019g、2ステップで5%収率)。MS (ES+) m/z 463.0,465.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.02 (br s,1H),7.86 (br s,1H),7.81−7.73 (m,1H),7.70-7.61 (m,1H),7.51−7.42 (m,2H),7.39−7.29 (m,3H),4.89−4.74 (m,1H),4.11 (d,J = 9.0 Hz,1H),3.55 (d,J = 11.4 Hz,1H),2.71−2.52 (m,1H),2.30−2.09 (m,1H),2.06−1.71 (m,4H),1.59−1.46 (m,1H),1.39 (d,J = 6.3 Hz,3H)。
【0345】
実施例60
【化231】
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3−クロロ−4−((R)−1−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
実施例59と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.020g、2ステップで6%収率)。MS (ES+) m/z 463.0,465.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.99 (br s,1H),7.85−7.76 (m,1H),7.72 (br s,1H),7.69−7.56 (m,3H),7.46−7.36 (m,3H),4.71−4.59 (m,1H),3.99 (d,J = 12.3 Hz,1H),3.51 (d,J = 7.5 Hz,1H),3.08−2.90 (m,1H),2.44−2.24 (m,1H),2.08−1.82 (m,4H),1.65−1.56 (m,1H),1.52 (d,J = 6.9 Hz,3H)。
【0346】
実施例61
【化232】
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3−クロロ−4−((R)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド及び3−クロロ−4−((S)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
ステップ1
【化233】
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3−クロロ−4−(1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例57、ステップ3について記載される手順に従い、2−エチルピペリジンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、精製または特性評価をせずに粗製残渣を後続のステップに使用した。
【0347】
ステップ2
【化234】
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3−クロロ−4−((R)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド及び3−クロロ−4−((S)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
実施例51、ステップ8について記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを3−クロロ−4−(1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
【0348】
3−クロロ−4−((R)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
【化235】
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無色の固体(0.028g、2ステップで8%収率)。MS (ES+) m/z 463.0,465.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.02 (br s,1H),7.86 (br s,1H),7.79−7.74 (m,1H),7.72−7.63 (m,1H),7.47 (br s,2H),7.34 (br s,3H),4.87−4.75 (m,1H),4.10 (d,J = 9.3 Hz,1H),3.60−3.49 (m,1H),2.66−2.54 (m,1H),2.30−2.10 (m,1H),2.00−1.88 (m,4H),1.53−1.39 (m,1H),1.39 (d,J = 6.6 Hz,3H)。
【0349】
実施例62
【化236】
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3−クロロ−4−((S)−1−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)エチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(任意に割り当てられたベンジル性メチルでの立体化学)
実施例61と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.032g、2ステップで9%収率)。MS (ES+) m/z 463.0,465.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.99 (br s,1H),7.85−7.78 (m,1H),7.72 (br s,1H),7.69−7.57 (m,3H),7.46−7.38 (m,3H),4.71−4.61 (m,1H),3.98 (d,J = 11.1 Hz,1H),3.59−3.44 (m,1H),3.08−2.90 (m,1H),2.35 (q,J = 11.5 Hz,1H),2.09−1.83 (m,4H),1.52 (d,J = 6.6 Hz,3H),1.65−1.57 (m,1H)。
【0350】
実施例63
【化237】
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3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化238】
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4−クロロフェニル3−クロロ−4−メチルベンゼンスルホネート
3−クロロ−4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(15g、67mmol)及びトリエチルアミン(18.6mL、133mmol)のTHF溶液(200mL)に、4−クロロフェノールを添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、酢酸エチル(300mL)及び1N塩酸(50mL)で希釈した。相を分離させ、有機層を水(50mL)、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)、及びブライン(50mL)で洗浄した。混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、0〜30%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、オレンジ色の固体として標記化合物を得た(13.08g、62%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ:7.84−7.82 (m,1H),7.58 (dd,J = 1.9,8.0 Hz,1H),7.39 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.31−7.26 (m,2H),6.98−6.92 (m,2H),2.48 (s,3H)。
【0351】
ステップ2
【化239】
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4−クロロフェニル4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンスルホネート
4−クロロフェニル3−クロロ−4−メチルベンゼンスルホネート(3.2g、10mmol)及びN−ブロモスクシンイミド(2.0g、11mmol)の四塩化炭素溶液(20mL)に、過酸化ベンゾイル(0.12g、0.5mmol)を添加した。反応混合物を16時間加熱還流させ、次いで、反応混合物を冷却し、ジクロロメタン(100mL)で希釈した。反応混合物を水(2×10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、0〜30%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、オレンジ色の油状物として標記化合物を得た(2.4g、60%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.89 (d,J = 1.7 Hz,1H),7.71−7.57 (m,2H),7.32−7.27 (m,2H),6.98−6.94 (m,2H),4.59 (s,2H)。
【0352】
ステップ3
【化240】
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4−クロロフェニル3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)ベンゼンスルホネート
N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の4−クロロフェニル4−(ブロモメチル)−3−クロロベンゼンスルホネート(1.12g、2.84mmol)、2−フェニルピペリジン(0.48g、2.98mmol)、及び炭酸カリウム(0.41g、2.98mmol)の混合物を、周囲温度で18時間撹拌した。懸濁液を酢酸エチル(10mL)及び水(10mL)で希釈した。層を分離させ、水相を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、6〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物を得た(0.77g、57%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 7.89 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.73 (d,J = 1.9 Hz,1H),7.68 (dd,J = 1.9,8.2 Hz,1H),7.40−7.36 (m,2H),7.32−7.22 (m,5H),6.96−6.93 (m,2H),3.61 (d,J = 16.2 Hz,1H),3.34−3.25 (m,2H),2.86−2.81 (m,1H),2.15−2.05 (m,1H),1.85−1.79 (m,2H),1.72−1.57 (m,2H),1.50−1.38 (m,2H)。
【0353】
ステップ4
【化241】
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3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の4−クロロフェニル3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)ベンゼンスルホネート(0.337g、0.706mmol)、1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(0.143g、1.41mmol)、及び炭酸カリウム(0.411g、2.98mmol)の混合物を、70℃で72時間撹拌した。懸濁液を周囲温度に冷却し、酢酸エチル(10mL)及び水(10mL)で希釈した。層を分離させ、水相を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0.1%のトリフルオロ酢酸を含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.027g、9%収率)。MS (ES+) m/z 449.0,451.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.04 (s,1H),7.69 (dd,J = 1.8,8.1 Hz,1H),7.65−7.61 (m,2H),7.46−7.39 (m,2H),7.37−7.29 (m,3H),3.72−2.96 (幅広m,5H),1.79−1.38 (幅広m,6H)。
【0354】
実施例64
【化242】
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(R)−3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化243】
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(R)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ホルミル−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(実施例45、ステップ2に従って調製、0.250g、0.552mmol)及び(R)−2−フェニルピペリジン(0.092g、0.55mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)を、周囲温度で30分間撹拌した。次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.234g、1.10mmol)を添加し、混合物を18時間撹拌した。懸濁液を酢酸エチル(10mL)、水(10mL)、及び飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で希釈した。層を分離させ、水相を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、12〜100%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物を得た(0.185g、56%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 8.18 (d,J = 0.2 Hz,1H),7.77 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.65 (dd,J = 1.9,8.2 Hz,1H),7.50 (d,J = 1.9 Hz,1H),7.37−7.34 (m,2H),7.30−7.24 (m,2H),7.23−7.17 (m,1H),7.04 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.28 (dd,J = 2.4,8.4 Hz,1H),6.22 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.30−5.18 (m,2H),3.53 (d,J = 16.5 Hz,1H),3.28−3.21 (m,2H),2.84−2.79 (m,1H),2.11−2.03 (m,1H),1.85−1.78 (m,2H),1.69−1.56 (m,3H),1.49−1.37 (m,1H)。
【0355】
ステップ2
【化244】
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(R)−3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(R)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、精製をせずに無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.16g、94%収率)。MS (ES+) m/z 448.9,450.9 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 10.70 (br s,1H),7.94 (s,1H),7.62−7.55 (m,4H),7.41−7.28 (m,3H),7.18 (d,J = 7.5 Hz,1H),4.57 (d,J = 13.5 Hz,1H),4.04 (d,J = 13.8 Hz,1H),3.89 (d,J = 12.8 Hz,1H),3.41 (d,J = 12.3 Hz,1H),2.82 (t,J = 12.6 Hz,1H),2.40 (q,J = 12.6 Hz,1H),2.08−1.92 (m,3H),1.85 (d,J = 13.8 Hz,1H),1.72−1.51 (m,1H)。
【0356】
実施例65
【化245】
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(S)−3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例64、ステップ1について記載される手順に従い、(R)−2−フェニルピペリジンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(0.21g、64%収率)。MS (ES+) m/z 599.1,601.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 8.18 (d,J = 0.9 Hz,1H),7.77 (dd,J = 0.4,7.8 Hz,1H),7.66−7.63 (m,1H),7.50 (t,J = 0.9 Hz,1H),7.36−7.32 (m,2H),7.29−7.24 (m,2H),7.21 (dd,J = 0.6,7.2 Hz,1H),7.03 (dd,J = 0.5,8.4 Hz,1H),6.30−6.26 (m,1H),6.22−6.22 (m,1H),5.24−5.23 (m,2H),3.67 (s,6H),3.56−3.51 (m,1H),3.28−3.20 (m,1H),2.85−2.79 (m,1H),2.23−2.04 (m,1H),1.86−1.77 (m,2H),1.68−1.59 (m,3H),1.49−1.38 (m,2H)。
【0357】
ステップ2
【化247】
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(S)−3−クロロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(S)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、精製をせずに無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.060g、31%収率)。MS (ES+) m/z 449.0,451.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 10.20 (br s,1H),7.98 (s,1H),7.74 (s,1H),7.62−7.58 (m,2H),7.51 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.43−7.38 (m,4H),4.43 (d,J = 13.2 Hz,1H),4.03 (d,J = 13.5 Hz,1H),3.99−3.89 (m,1H),3.57 (d,J = 11.1 Hz,1H),2.95−2.87 (m,1H),2.47−2.31 (m,1H),2.12−2.01 (m,3H),1.95−1.83 (m,1H),1.70−1.62 (m,1H)。
【0358】
実施例66
【化248】
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1−(2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミド(2つの分離したジアステレオマー、エナンチオマーの混合物)
ステップ1
【化249】
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5−(ベンジルチオ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン
5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オン(13.3g、88.2mmol)及びフェニルメタンチオール(94mL、80mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(80mL)に、炭酸カリウム(18.3g、132mmol)を添加した。反応混合物を70℃に3時間加熱し、次いで、周囲温度に冷却し、酢酸エチル(300mL)で希釈した。混合物を水(3×80mL)及びブライン(2×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ジエチルエーテル(50mL)中で残渣を粉砕し、濾過して、淡黄色の固体として標記化合物を得た(17.3g、85%収率)。MS (ES+) m/z 255.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.62 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.42−7.20 (m,7H),4.24 (s,2H),3.11−3.02 (m,2H),2.71−2.62 (m,2H)。
【0359】
ステップ2
【化250】
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5−(ベンジルチオ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オール
実施例51、ステップ2に記載される手順に従い、6−(ベンジルチオ)−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンを5−(ベンジルチオ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(8.8g、91%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.35−7.16 (m,8H),5.25−5.16 (m,1H),4.12 (s,2H),3.08−2.93 (m,1H),2.83−2.69 (m,1H),2.55−2.40 (m,1H),2.01−1.87 (m,1H),1.68
(d,J = 7.0 Hz,1H)。
【0360】
ステップ3
【化251】
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((5−(ベンジルチオ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシラン
実施例51、ステップ3に記載される手順に従い、6−(ベンジルチオ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−オールを5−(ベンジルチオ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−オールで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オレンジ色の油状物として標記化合物を得た(17g、定量的収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.78−7.70 (m,4H),7.50−7.21 (m,11H),7.19−7.06 (m,3H),5.26 (t,J = 6.7 Hz,1H),4.11 (s,2H),2.97−2.83 (m,1H),2.67−2.53 (m,1H),2.22−2.09 (m,1H),2.08−1.92 (m,1H),1.12 (s,9H)。
【0361】
ステップ4
【化252】
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1−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホニルクロリド
実施例51、ステップ4に記載される手順に従い、((6−(ベンジルチオ)−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシランを((5−(ベンジルチオ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジフェニルシランで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(10.7g、64%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.85−7.27 (m,13H),5.28 (t,J = 7.2 Hz,1H),3.08−2.93 (m,1H),2.79−2.64 (m,1H),2.31−2.18 (m,1H),2.14−2.03 (m,1H),1.10 (s,9H)。
【0362】
ステップ5
【化253】
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1−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミド
実施例45、ステップ1に記載される手順に従い、4−ブロモ−3−クロロベンゼンスルホニルクロリドを1−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホニルクロリドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(4.0g、50%収率)。MS (ES+) m/z 686.3 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.14 (s,1H),7.74−7.59 (m,5H),7.50−7.35 (m,7H),7.21 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.06 (d,J = 8.1 Hz,1H),6.36−6.28 (m,2H),5.26−5.14 (m,3H),3.74 (s,3H),3.69 (s,3H),2.94−2.80 (m,1H),2.66−2.51 (m,1H),2.25−2.12 (m,1H),2.04−1.92 (m,1H),1.10 (s,9H)。
【0363】
ステップ6
【化254】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミド
実施例41、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを1−((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オフホワイト色の固体として標記化合物を得た(2.05g、79%収率)。MS (ES+) m/z 448.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.15 (s,1H),7.70 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.56 (s,1H),7.45 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.05 (d,J = 8.2 Hz,1H),6.37−6.26 (m,2H),5.23 (t,J = 6.6 Hz,1H),5.21 (s,2H),3.76 (s,3H),3.71 (s,3H),3.05−2.92 (m,1H),2.86−2.71 (m,1H),2.62−2.48 (m,1H),2.06−1.86 (m,1H) (注:1つの交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0364】
ステップ7
【化255】
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1−(2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミド(ジアステレオマー1、エナンチオマーの混合物、任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ7に記載される手順に従い、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−1−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミドで置き換え、テトラヒドロフランをジクロロメタンで置き換え、かつ酢酸エチルをジクロロメタンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
ジアステレオマー1.無色の固体(0.037g、47%収率)。MS (ES+) m/z 441.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CD
3OD) δ 7.96 (br s,1H),7.79 (s,2H),7.65−7.40 (m,6H),4.56 (dd,J = 3.4,8.6 Hz,1H),4.40 (dd,J = 2.0,11.9 Hz,1H),3.15−2.83 (m,4H),2.73−2.56 (m,1H),2.28−1.67 (m,7H) (注:1つの交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0365】
実施例67
【化256】
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1−(2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−スルホンアミド(ジアステレオマー2、エナンチオマーの混合物、任意に割り当てられた立体化学)
実施例66と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.029g、11%収率)。MS (ES+) m/z 441.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.02 (s,1H),7.74−7.60 (m,4H),7.48 (t,J = 7.3 Hz,2H),7.38 (t,J = 7.2 Hz,1H),7.29−6.88 (m,1H),4.63−4.47 (m,1H),4.47−4.29 (m,1H),3.20−3.02 (m,2H),2.88−2.70 (m,1H),2.42−2.14 (m,3H),1.90−1.67 (m,4H),1.49 (br s,1H) (注:1つの交換可能なプロトンは認められず、1つの脂肪族プロトンはH
2Oピーク下に隠れていた)
【0366】
実施例68
【化257】
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5−クロロ−2−フルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化258】
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メチル4−(ベンジルチオ)−2−クロロ−5−フルオロベンゾエート
実施例51、ステップ1に記載される手順に従い、6−ブロモ−3,4−ジヒドロナフタレン−1(2H)−オンをメチル4−ブロモ−2−クロロ−5−フルオロベンゾエート(WO2013177224に従って調製)で置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(2.5g、41%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.56 (d,J = 9.9 Hz,1H),7.38−7.27 (m,6H),4.19 (s,2H),3.91 (s,3H)。
【0367】
ステップ2
【化259】
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メチル2−クロロ−4−(クロロスルホニル)−5−フルオロベンゾエート
アセトニトリル(34mL)、酢酸(1.6mL)、及び水(1.2mL)中のメチル4−(ベンジルチオ)−2−クロロ−5−フルオロベンゾエート(1.48g、4.76mmol)の溶液に、0℃で、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(1.87g、9.49mmol)を添加した。反応混合物を0℃で5分間撹拌し、次いで、水(30mL)及び酢酸エチル(30mL)で希釈した。相を分離させ、水相を酢酸エチル(30mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(2×30mL)で洗浄し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、0〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物を得た(1.3g、96%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.06 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.77 (d,J = 9.3 Hz,1H),4.00 (s,3H)。
【0368】
ステップ3
【化260】
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メチル2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンゾエート
実施例45、ステップ1に記載される手順に従い、4−ブロモ−3−クロロベンゼンスルホニルクロリドをメチル2−クロロ−4−(クロロスルホニル)−5−フルオロベンゾエートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、ヘキサン中、10〜60%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによる精製後に、無色の固体として標記化合物を得た(2.15g、73%収率)。MS (ES+) m/z 501.9,504.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.23 (s,1H),7.68 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.40 (d,J = 9.5 Hz,1H),7.20 (d,J = 8.5 Hz,1H),6.33 (dd,J = 2.3,8.5 Hz,1H),6.09 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.37 (s,2H),3.94 (s,3H),3.73 (s,3H),3.64 (s,3H)。
【0369】
ステップ4
【化261】
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5−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2−フルオロ−4−(ヒドロキシメチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
メチル2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンゾエート(2.15g、4.28mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(15mL)に、0℃で、トルエン中の水素化ジイソブチルアルミニウムの1.0M溶液(8.6mL、8.6mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度に1.5時間加温し、次いで、水(50mL)の緩徐な添加によってクエンチし、酢酸エチル(50mL)で希釈した。相を分離させ、水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(2×35mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、0〜80%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物を得た(1.67g、82%収率)。MS (ES+) m/z 473.9,476.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.47 (s,1H),7.54 (d,J = 6.1 Hz,1H),7.44 (d,J = 11.0 Hz,1H),7.09 (d,J = 8.5 Hz,1H),6.40 (dd,J = 2.4,8.5 Hz,1H),6.23 (d,J = 2.4 Hz,1H),5.87−5.78 (m,1H),5.25 (s,2H),4.53 (d,J = 4.4 Hz,2H),3.69 (s,3H),3.60 (s,3H)。
【0370】
ステップ5
【化262】
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2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンジルメタンスルホネート
実施例57、ステップ2に記載される手順に従い、3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(1−ヒドロキシエチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドを5−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2−フルオロ−4−(ヒドロキシメチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(1.87g、96%収率)。MS (ES+) m/z 552.0,553.8 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.23 (s,1H),7.62 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.25−7.17 (m,2H),6.34 (dd,J = 2.3,8.4 Hz,1H),6.10 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.37 (s,2H),5.24 (s,2H),3.75 (s,3H),3.63 (s,3H),3.15 (s,3H)。
【0371】
ステップ6
【化263】
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5−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2−フルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンジルメタンスルホネート(0.20g、0.36mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(2.4mL)に、2−フェニルピペリジン(0.091g、0.54mmol)、続いて炭酸カリウム(0.075g、0.54mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、水(2.5mL)及び酢酸エチル(4mL)で希釈した。相を分離させ、水相を酢酸エチル(2×2mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(4mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、0〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物を得た(0.070g、31%収率)。MS (ES+) m/z 617.1,619.1 (M + 1)。
【0372】
ステップ7
【化264】
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5−クロロ−2−フルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを5−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2−フルオロ−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.023g、43%収率)。MS (ES+) m/z 467.0,469.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.84 (s,1H),7.63 (d,J = 6.4 Hz,1H),7.36 (d,J = 10.7 Hz,1H),7.22−7.15 (m,2H),7.15−6.99 (m,3H),3.43 (d,J = 16.3 Hz,1H),3.13 (d,J = 16.3 Hz,1H),2.75 (d,J = 11.2 Hz,1H),2.09−1.94 (m,1H),1.77−1.40 (m,6H),1.29 (m,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0373】
実施例69
【化265】
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5−クロロ−2−フルオロ−4−((2−(ピリジン−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンジルメタンスルホネート(0.20g、0.36mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(2.4mL)に、4−(ピペリジン−2−イル)ピリジン(0.092g、0.54mmol)、次いで炭酸カリウム(0.075g、0.54mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、水(2.5mL)及び酢酸エチル(4mL)で希釈した。相を分離させ、水相を酢酸エチル(2×2mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(4mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。残渣をジクロロメタン(3.2mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(0.4mL)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、真空中で濃縮し、メタノール(3mL)中で粉砕した。得られた混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。0.1%のトリフルオロ酢酸を含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.017g、10%収率)。MS (ES+) m/z 468.0,470.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CD
3OD) δ 8.68 (d,J = 5.8 Hz,2H),8.25 (s,1H),8.03 (d,J = 5.8 Hz,2H),7.81 (d,J = 5.8 Hz,1H),7.64 (d,J = 10.8 Hz,1H),3.77 (d,J = 10.8 Hz,1H),3.61−3.42 (m,2H),3.02 (d,J = 11.6 Hz,1H),2.41−2.24 (m,1H),1.90 (d,J = 10.3 Hz,2H),1.82−1.42 (m,4H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0374】
実施例70
【化266】
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(S)−5−クロロ−2−フルオロ−4−((2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例69に記載される手順に従い、4−(ピペリジン−2−イル)ピリジンを(S)−3−(ピペリジン−2−イル)ピリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.057g、23%収率)。MS (ES+) m/z 468.1,470.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.86 (s,1H),8.60 (s,1H),8.01 (s,1H),7.91 (s,2H),7.63−7.32 (m,2H),3.68−3.35 (m,3H),3.02 (s,1H),2.23 (s,1H),1.98−1.67 (m,5H),1.49 (s,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0375】
実施例71
【化267】
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(S)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化268】
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4−(ブロモメチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ1に記載される手順に従い、4−ブロモ−3−クロロベンゼンスルホニルクロリドを4−(ブロモメチル)−ベンゼンスルホニルクロリドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オフホワイト色として標記化合物を得た(2.2g、56%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.16 (s,1H),7.76−7.71 (m,2H),7.46−7.41 (m,2H),7.04 (d,J = 8.2 Hz,1H),6.38−6.29 (m,2H),5.22 (s,2H),4.44 (s,2H),3.76 (s,3H),3.69 (s,3H)。
【0376】
ステップ2
【化269】
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(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例68、ステップ6に記載される手順に従い、2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンジルメタンスルホネートを4−(ブロモメチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換え、かつ2−フェニルピペリジンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(0.35g、定量的収率)。MS (ES+) m/z 565.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.13 (s,1H),7.72−7.69 (m,2H),7.41−7.22 (m,7H),7.05−7.02 (m,1H),6.33−6.30 (m,2H),5.16 (s,2H),3.78−3.68 (m,6H),3.16−3.11 (m,1H),2.91−2.80 (m,2H),2.04−1.93 (m,1H),1.84−1.75 (m,2H),1.65−1.59 (m,2H),1.58−1.54 (m,2H),1.46−1.35 (m,1H)。
【0377】
ステップ3
【化270】
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(S)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、精製をせずにオフホワイト色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.30g、90%収率)。MS (ES+) m/z 415.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.75 (br s,1H),8.47 (s,1H),7.83 (d,J = 8.3 Hz,2H),7.63−7.57 (m,2H),7.56−7.39 (m,5H),4.38−4.26 (m,1H),4.09−3.91 (m,2H),3.35−3.26 (m,1H),3.12−2.99 (m,1H),2.02−1.91 (m,2H),1.88−1.73 (m,3H),1.66−1.53 (m,1H)。
【0378】
実施例72
【化271】
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(R)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化272】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例68、ステップ6に記載される手順に従い、2−クロロ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−5−フルオロベンジルメタンスルホネートを4−(ブロモメチル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換え、かつ2−フェニルピペリジンを(R)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(0.35g、定量的収率)。MS (ES+) m/z 565.2 (M + 1)。
【0379】
ステップ2
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、精製をせずにオフホワイト色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.30g、91%収率)。MS (ES+) m/z 415.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.75 (br s,1H),8.47 (s,1H),7.83 (d,J = 8.3 Hz,2H),7.63−7.57 (m,2H),7.56−7.39 (m,5H),4.38−4.26 (m,1H),4.09−3.91 (m,2H),3.35−3.26 (m,1H),3.12−2.99 (m,1H),2.02−1.91 (m,2H),1.88−1.73 (m,3H),1.66−1.53 (m,1H)。
【0380】
実施例73
【化274】
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(S)−3−クロロ−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化275】
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4−ブロモ−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ1に記載される手順に従い、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミンをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロピリジン−2−アミン(WO2014066490に従って調製)で置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色の油状物として標記化合物を得た(6.4g、72%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.81 (d,J = 2.2 Hz,1H),7.76−7.68 (m,2H),7.50 (dd,J = 2.2,8.4 Hz,1H),7.22−7.14 (m,2H),6.73 (dd,J = 3.0,8.1 Hz,1H),6.38−6.33 (m,2H),4.93 (s,2H),3.76 (s,3H),3.65 (s,3H)。
【0381】
ステップ2
【化276】
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3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−ホルミルベンゼンスルホンアミド
実施例45、ステップ2に記載される手順に従い、4−ブロモ−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミドを4−ブロモ−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、非晶体として標記化合物を得た(5.2g、86%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 10.49 (s,1H),7.98 (dd,J = 1.4,8.2 Hz,1H),7.84−7.83 (m,1H),7.77−7.69 (m,2H),7.19−7.15 (m,2H),6.77−6.71 (m,1H),6.40−6.32 (m,2H),4.94 (s,2H),3.75 (s,3H),3.63 (s,3H)。
【0382】
ステップ3
【化277】
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(S)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)ベンゼンスルホンアミド
3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−ホルミルベンゼンスルホンアミド(0.46g、1.00mmol)のTHF溶液(5mL)に、(S)−2−フェニルピペリジン(0.24g、1.50mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.42g、2.00mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で48時間撹拌し、次いで、CH
2Cl
2(150mL)で希釈した。反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液(15mL)、ブライン(15mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中、0〜50%の酢酸エチルで溶出)によって残渣を精製して、非晶体として所望の化合物を得た(0.37g、61%収率)。MS (ES+) m/z 610.2,612.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.80−7.60 (m,4H),7.41−7.34 (m,2H),7.31−7.19 (m,5H),6.70 (dd,J = 3.0,8.1 Hz,1H),6.38−6.33 (m,2H),4.95 (s,2H),3.74 (s,3H),3.67 (s,3H),3.63−3.55 (m,1H),3.30−3.23 (m,2H),2.91−2.86 (m,1H),2.12−2.06 (m,1H),1.86−1.77 (m,2H),1.71−1.59 (m,3H),1.50−1.38 (m,1H)。
【0383】
ステップ4
【化278】
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(S)−3−クロロ−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(S)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オフホワイト色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.24g、69%収率)。MS (ES+) m/z 460.2,462.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 11.67 (br s,1H),9.69 (br s,1H),7.99 (br s,1H),7.93−7.87 (m,1H),7.84 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.75−7.52 (m,3H),7.52−7.35 (m,3H),6.93 (dd,J = 2.0,7.9 Hz,1H),6.77 (dd,J = 2.4,8.0 Hz,1H),4.61−4.41 (m,1H),4.32−4.01 (m,2H),3.46−3.17 (m,2H),2.05−1.48 (m,6H)。
【0384】
実施例74
【化279】
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(R)−3−クロロ−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−ベンゼンスルホンアミド
ステップ1
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)ベンゼンスルホンアミド
実施例73、ステップ3に記載される手順に従い、(S)−2−フェニルピペリジンを(R)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オフホワイト色の非晶体として標記化合物を得た(0.34g、55%収率)。MS (ES+) m/z 610.2,612.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.80−7.60 (m,4H),7.39−7.37 (m,2H),7.31−7.19 (m,5H),6.70 (dd,J = 2.9,8.0 Hz,1H),6.38−6.33 (m,2H),4.95 (s,2H),3.74 (s,3H),3.67 (s,3H),3.62−3.57 (m,1H),3.30−3.23 (m,2H),2.91−2.86 (m,1H),2.12−2.03 (m,1H),1.86−1.78 (m,2H),1.67−1.61 (m,3H),1.51−1.31 (m,1H)。
ステップ2
【化281】
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(R)−3−クロロ−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−ベンゼンスルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(R)−3−クロロ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(6−フルオロピリジン−2−イル)−4−((2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)ベンゼンスルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、オフホワイト色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.25g、80%収率)。MS (ES+) m/z 460.0,462.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 11.66 (br s,1H),9.65 (br s,1H),8.04−7.81 (m,3H),7.74−7.23 (m,6H),6.93 (dd,J = 2.0,7.9 Hz,1H),6.77 (dd,J = 2.3,8.0 Hz,1H),4.61−4.41 (m,1H),4.31−4.02 (m,2H),3.49−3.17 (m,2H),2.18−1.40 (m,6H)。
【0385】
実施例75
【化282】
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4−((R)−3−フェニルモルホリノ)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(実施例41、ステップ6に従って調製、1.00g、1.84mmol)の酢酸エチル溶液(10.0mL)に、(R)−3−フェニルモルホリン(0.60g、3.7mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.99mL、5.5mmol)を添加した。混合物を80℃に加熱した。20時間後、反応物をジクロロメタン(20mL)及び水(20mL)で希釈した。有機層を除去し、水層をジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で乾燥するまで濃縮した。ヘキサン中、10%2−プロパノール及び10%トリエチルアミンを含有する30%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を部分的に精製して、油状物を得た。油状物をジクロロメタン(15mL)に溶解し、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(0.68mL、8.9mmol)のジクロロメタン溶液(2mL)を冷却した溶液にゆっくりと添加した。90分後、反応物を真空中で乾燥するまで濃縮した。残渣をメタノール(10mL)中に懸濁させ、濾過し、真空中で乾燥するまで濃縮した。0.1%ギ酸を含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残渣を精製して、黄色の固体として標記化合物を得た(0.022g、3%収率)。MS (ES+) m/z 459.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6 + 1% D
2O) δ 8.33 (s,1H),7.85−7.82 (m,1H),7.49−7.46 (m,2H),7.36−7.24 (m,4H),7.01−7.00 (m,1H),4.28−4.22 (m,1H),3.79−3.54 (m,6H),3.38 (t,J = 10.6 Hz,1H),2.27−2.22 (m,1H),2.03−1.97 (m,1H),1.88−1.80 (m,1H),1.21−1.18 (m,1H) (注:酸性プロトンは認められなかった)。
【0386】
実施例76
【化283】
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(S)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(実施例41、ステップ6に従って調製、0.15g、0.28mmol)の酢酸エチル溶液(3.0mL)に、(S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン(0.10g、0.56mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.15mL、0.84mmol)を添加した。混合物を80℃に加熱した。20時間後、反応物をジクロロメタン(10mL)及び水(10mL)で希釈した。有機層を除去し、水層をジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で乾燥するまで濃縮した。残渣をジクロロメタン(8mL)に溶解し、0℃に冷却した。トリフルオロ酢酸(0.13mL、1.67mmol)を冷却した溶液にゆっくりと添加した。2時間後、反応物を真空中で乾燥するまで濃縮した。残渣をメタノール(5mL)中に懸濁させ、濾過し、真空中で乾燥するまで濃縮した。0.1%トリフルオロ酢酸を含有する水中、20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって残渣を精製して、2つの油状物を得た。油状物を別個にジクロロメタン(10mL)に溶解し、水(2×10mL)及びブライン(2×10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。
【0387】
【化284】
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(S)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
無色の固体(0.016g、12%収率)。MS (ES+) m/z 475.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.00 (s,1H),7.40−7.31 (m,4H),7.24−7.20 (m,1H),6.96 (t,J = 8.7 Hz,2H),4.33−4.09 (m,2H),3.96−3.81 (m,2H),2.73−2.65 (m,1H),2.37−2.28 (m,1H),1.87−1.43 (m,9H)。
【0388】
実施例77
【化285】
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(R)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例76と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.010g、7%収率)。MS (ES+) m/z 475.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.00 (s,1H),7.85−7.82 (m,1H),7.41−7.32 (m,3H),7.20−7.19 (m,1H),6.98 (t,J = 8.7 Hz,2H),4.30−4.25 (m,1H),3.87−3.76 (m,2H),3.55−3.51 (m,1H),2.64−2.54 (m,1H),2.29−2.17 (m,1H),1.86−1.30 (m,9H)。
【0389】
実施例78
【化286】
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(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例76に記載される手順に従い、(S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンを(R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。無色の固体(0.008g、6%収率)。MS (ES+) m/z 475.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.99 (s,1H),7.38−7.32 (m,4H),7.24−7.20 (m,1H),7.02−6.93 (m,2H),4.27−4.09 (m,1H),3.95−3.81 (m,3H),2.74−2.61 (m,1H),2.19−1.48 (m,10H)。
【0390】
実施例79
【化287】
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(R)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例78と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.010g、10%収率)。MS (ES+) m/z 475.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.99 (s,1H),7.84−7.81 (m,1H),7.42−7.31 (m,3H),7.19 (t,J = 1.8 Hz,1H),7.00−6.95 (m,2H),4.30−4.24 (m,1H),3.85−3.74 (m,2H),3.54−3.50 (m,1H),2.62−2.55 (m,1H),2.27−2.18 (m,1H),1.85−1.31 (m,9H)。
【0391】
実施例80
【化288】
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(S)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化289】
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(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(実施例41、ステップ6に従って調製、0.32g、0.60mmol)のテトラヒドロフラン溶液(6.0mL)に、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(0.25g、1.2mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.31mL、1.8mmol)を添加した。混合物を80℃に加熱した。16時間後、反応物をジクロロメタン(10mL)及び水(10mL)で希釈した。有機層を除去し、水層をジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で乾燥するまで濃縮した。ヘキサン中、30%酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、標記化合物を得た。
【0392】
ジアステレオマー1:
(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
【化290】
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無色の固体(0.100g、26%収率)。MS (ES+) m/z 655.1 (M + 1)。
【0393】
ジアステレオマー2:
【化291】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
黄色の固体(0.070g、18%収率)。MS (ES+) m/z 655.1 (M + 1)。
【0394】
ステップ2
【化292】
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(S)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.016g、21%収率)。MS (ES+) m/z 505.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.49 (s,1H),7.73−7.70 (m,1H),7.31−7.26 (m,6H),7.22−7.15 (m,2H),7.10−7.07 (m,2H),6.83−6.81 (m,1H),5.32 (br s,1H),4.32−3.98 (m,5H),3.02−2.79 (m,3H),1.70−1.55 (m,1H),1.06−0.93 (m,1H)。
【0395】
実施例81
【化293】
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(R)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−1−フェニル−3,4−ジヒドロイソキノリン−2(1H)−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.005g、9%収率)。MS (ES+) m/z 505.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.47 (s,1H),7.76−7.74 (m,1H),7.50−7.47 (m,2H),7.36−7.22 (m,4H),7.13−6.96 (m,4H),6.64−6.62 (m,1H),5.09 (s,1H),4.39−3.76 (m,4H),3.11−3.01 (m,1H),2.70−2.61 (m,2H),2.28−2.18 (m,1H),2.06−1.94 (m,1H),1.23−1.15 (m,1H)。
【0396】
実施例82
【化294】
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(S)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化295】
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tert−ブチル(R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート
tert−ブチル(R)−2−フェニルピペラジン−1−カルボキシレート(0.30g、1.14mmol)のアセトニトリル溶液(6.0mL)に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(0.33mL、2.29mmol)及び炭酸カリウム(0.32g、2.29mmol)を添加した。周囲温度で16時間撹拌した後、反応物を酢酸エチル(20mL)及び水(20mL)で希釈した。水層を除去し、有機層を水(10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で乾燥するまで濃縮して、無色の油状物として標記化合物を得た(0.389g、99%収率)。MS (ES+) m/z 345.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.53−7.50 (m,2H),7.36−7.27 (m,3H),5.27−5.26 (m,1H),3.92−3.87 (m,1H),3.48−3.42 (m,1H),3.06−2.96 (m,3H),2.90−2.81 (m,2H),2.58−2.50 (m,1H),1.48 (s,9H);
19F NMR (282 MHz,CDCl
3): δ −68.6 (s,3F)。
【0397】
ステップ2
【化296】
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(R)−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン
tert−ブチル(R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−カルボキシレート(0.39g、1.1mmol)のジクロロメタン溶液(1.9mL)に、トリフルオロ酢酸(0.94mL、12.3mmol)を添加した。周囲温度で1時間撹拌した後、反応物を真空中で乾燥するまで濃縮した。残渣をジクロロメタン(10mL)に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、黄色の油状物として標記化合物を得た(0.249g、90%収率)。MS (ES+) m/z 245.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.41−7.27 (m,5H),3.89 (dd,J = 2.7,10.1 Hz,1H),3.10−2.92 (m,6H),2.60−2.51 (m,1H),2.44−2.36 (m,1H),1.86 (br s,1H);
19F NMR (282 MHz,CDCl
3): δ −68.8 (s,3F)。
【0398】
ステップ3
【化297】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(R)−3−フェニル−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.185g、35%収率)。MS (ES+) m/z 690.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.14−8.13 (m,1H),7.78−7.74 (m,0.5H),7.46−7.27 (m,5H),7.14−7.02 (m,2H),6.97−6.94 (m,0.5H),6.41−6.28 (m,3H),5.96−5.90 (m,1H),5.18−5.17 (m,2H),4.90−4.88 (m,1H),3.94−3.81 (m,3H),3.76−3.74 (m,6H),3.03−2.84 (m,5H),2.65−2.52 (m,4H)。
【0399】
ステップ4
【化298】
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(S)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。
【0400】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
無色の固体(0.032g、22%収率)。MS (ES+) m/z 540.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.49 (s,1H),7.61−7.56 (m,3H),7.36−7.25 (m,4H),7.04−7.03 (m,1H),4.26−4.18 (m,3H),3.27−3.05 (m,4H),2.88−2.83 (m,2H),2.75−2.60 (m,2H),2.04−1.69 (m,2H),1.27−1.22 (m,2H)。
【0401】
実施例83
【化300】
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(R)−4−((R)−2−フェニル−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例82と同じ順序でこの化合物を生成した。無色の固体(0.038g、26%収率)。MS (ES+) m/z 540.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.48 (s,1H),7.82−7.79 (m,1H),7.52−7.50 (m,2H),7.38−7.26 (m,4H),7.04−7.03 (m,1H),4.29−4.23 (m,2H),3.87−3.71 (m,4H),3.27−3.15 (m,2H),2.89−2.86 (m,2H),2.38−2.31 (m,2H),2.05−1.81 (m,3H)。
【0402】
実施例84
【化301】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化302】
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3−ブロモ−4−フルオロフェニル3−クロロプロパノエート
3−ブロモ−4−フルオロフェノール(4.00g、20.9mmol)の無水ジクロロメタン溶液(75mL)に、−50℃で、塩化アルミニウム(4.20g、31.4mmol)を添加した。3−クロロプロパノイルクロリド(3.00mL、31.4mmol)を滴下し、反応混合物を周囲温度に加温しながら一晩撹拌した。反応物をブライン(50mL)でクエンチし、ジクロロメタン(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。ヘキサン中、0〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、淡黄色の油状物として標記化合物を得た(4.3g、71%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.37 (dd,J = 2.7,5.7 Hz,1H),7.14 (q,J = 8.7 Hz,1H),7.07 (dq,J = 2.1,6.8 Hz,1H),3.88 (t,J = 6.5 Hz,2H),3.06 (t,J = 6.5 Hz,2H)。
【0403】
ステップ2
【化303】
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7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−オン
3−ブロモ−4−フルオロフェニル3−クロロプロパノエート(2.30g、8.1mmol)を含有するフラスコに、トリフルオロメタンスルホン酸(4.50mL、50.9mmol)を添加した。反応物を85℃に1時間加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、水(50mL)をゆっくりと添加し、溶液をジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、黄褐色の固体を得た(1.8g、90%収率)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 7.59 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.54 (d,J = 5.6 Hz,1H),4.57 (t,J = 6.5 Hz,2H),2.82 (t,J = 6.5 Hz,2H)。
【0404】
ステップ3
【化304】
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(R)−7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−オール
(S)−1−メチル−3,3−ジフェニル−テトラヒドロ−ピロロ[1,2c][1,3,2]オキサザボロール(トルエン中1M、0.73mL、0.73mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(15mL)に、ボランジメチルスルフィド錯体(0.76mL、8.04mmol)を添加した。得られた溶液を室温で30分間撹拌し、その後、7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−オン(1.79g、7.31mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(15mL)を滴下した。30分後、メタノール(20mL)の添加によって反応をクエンチし、真空中で半量になるまで濃縮した。得られた溶液を水(50mL)で希釈し、DCM(2×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を1M塩酸(50mL)、ブライン(50mL)、及び水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。濾過及び真空中での濃縮の後、ヘキサン中、0〜10%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物を得た(1.34g、74%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.09 (d,J = 8.5 Hz,1H),7.03 (d,J = 5.9 Hz,1H),4.78−4.68 (m,1H),4.24−4.21 (m,2H),2.13−1.97 (m,2H),1.87−1.80 (m,1H)。
【0405】
ステップ4
【化305】
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(R)−((7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン
実施例37、ステップ2に記載される手順に従い、7−ブロモチャオマン−4−オールを(R)−7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−オールで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(1.78g、91%収率)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3): δ 7.02−6.97 (m,2H),4.73 (t,J = 5.0 Hz,1H),4.34−4.17 (m,2H),2.11−1.92 (m,2H),0.93 (s,9H),0.18 (s,6H)。
【0406】
ステップ5
【化306】
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(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−((7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−イル)オキシ)(tert−ブチル)ジメチルシラン(4.40g、12.20mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(24mL)に、−78℃で、n−ブチルリチウム溶液(ヘキサン中1.6M、9.20mL、14.60mmol)を10分かけて滴下した。次いで、反応混合物を凝縮した液体二酸化硫黄(1.5mL、37mmol)で処理し、15分間撹拌し、その後、周囲温度に30分間加温した。次いで、混合物を真空中で濃縮した。残渣をヘプタン(53mL)に溶解し、0℃に冷却し、塩化スルフリル(1.20mL、14.6mmol)を滴下した。0℃で1時間撹拌したのち、混合物を真空中で濃縮して、淡黄色の固体として粗製(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−スルホニルクロリドを得た。次いで、リチウム(2,4−ジメトキシベンジル)(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)アミド(リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(THF中1.0M、14.6mL、14.6mmol)を用いてN−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(3.36g、13.40mmol)のTHF溶液(40mL)を0℃で1時間処理することによって合成)を、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−スルホニルクロリドのTHF溶液(40mL)に−78℃で添加した。反応混合物を周囲温度で16時間撹拌し、次いで、飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘキサン中、10〜65%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、無色の固体として標記化合物を得た(3.46g、48%収率)。MS (ES+) m/z 596.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.18 (s,1H),7.18 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.13 (d,J = 5.7 Hz,1H),6.95 (d,J = 10.1 Hz,1H),6.35 (dd,J = 2.4,8.4 Hz,1H),6.20 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.30 (q,J = 18.6 Hz,2H),4.70 (t,J = 5.7 Hz,1H),4.32−4.19 (m,2H),3.75 (s,3H),3.69 (s,3H),2.07−1.96 (m,2H),0.92 (s,9H),0.15 (s,6H)。
【0407】
ステップ6
【化307】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例41、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(4.71g、90%収率)。MS (ES+) m/z 482.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.22 (s,1H),7.22 (t,J = 7.5 Hz,2H),7.00 (d,J = 9.8 Hz,1H),6.34 (dd,J = 2.4,8.4 Hz,1H),6.16 (d,J = 2.4 Hz,1H),5.36 (q,J = 20.3 Hz,2H),4.72 (q,J = 5.4 Hz,1H),4.30−4.26 (m,2H),3.78 (s,3H),3.71 (s,3H),2.21−2.13 (m,2H),2.06−2.00 (m,1H)。
【0408】
ステップ7
【化308】
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(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネート
実施例41、ステップ6に記載される手順に従い、(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得、任意の精製またはさらなる特性評価をせずに後続のステップに使用した。
【0409】
ステップ8
【化309】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換え、かつ(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色のシロップ状物として標記化合物を得た(0.49g、36%収率)。MS (ES+) m/z 625.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.20 (s,1H),7.38−7.31 (m,4H),7.27−7.24 (m,1H),7.19−7.01 (m,3H),6.44−6.28 (m,1H),6.23 (dd,J = 2.3,10.7 Hz,1H),5.37−5.24 (m,2H),4.25−4.20 (m,1H),3.87−3.85 (m,2H),3.75 (s,3H),3.70 (s,3H),2.75−2.54 (m,1H),2.16−2.09 (m,1H),1.86−1.74 (m,3H),1.67−1.65 (m,2H),1.52−1.25 (m,4H)。
【0410】
ステップ9
【化310】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
【0411】
(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
【化311】
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無色の固体(0.15g、37%収率)。MS (ES+) m/z 475.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.29 (s,1H),7.48 (d,J = 7.3 Hz,2H),7.31 (t,J = 6.9 Hz,3H),7.26−7.18 (m,1H),7.03 (d,J = 6.1 Hz,1H),4.24−4.11 (m,2H),4.11−4.00 (m,1H),3.95−3.85 (m,1H),2.90−2.83 (m,1H),2.42−2.29 (m,1H),2.09−1.94 (m,1H),1.88−1.80 (m,1H),1.74−1.57 (m,5H),1.50−1.35 (m,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった);
19F NMR (282 MHz,DMSO−d
6) δ −120.6 (s,1F)。
【0412】
実施例85
【化312】
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(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例84と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.107g、25%収率)。MS (ES+) m/z 475.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.09 (s,1H),7.39 (d,J = 7.3 Hz,2H),7.34−7.21 (m,4H),7.06 (d,J = 10.6 Hz,1H),4.26−4.19 (m,1H),3.95−3.77 (m,4H),2.75 (d,J = 11.7 Hz,1H),2.19−2.09 (m,2H),1.84−1.75 (m,3H),1.70−1.55 (m,3H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった);
19F NMR (282 MHz,CDCl
3) δ −120.93 (s,1F)。
【0413】
実施例86
【化313】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(±)−(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(エナンチオマーの混合物;任意に割り当てられた立体化学)
ステップ1
【化314】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−(2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンで置き換え、かつ(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.15g、27%収率)。MS (ES+) m/z 643.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.19 (s,1H),7.40−7.34 (m,2H),7.19−7.11 (m,2H),7.07−6.97 (m,3H),6.38−6.32 (m,1H),6.24 (dd,J = 2.3,5.2 Hz,1H),5.32−5.30 (m,2H),4.29−4.20 (m,1H),3.84−3.80 (m,2H),3.74 (s,3H),3.72 (s,3H),2.72−2.54 (m,1H),2.14−2.07 (m,1H),1.85−1.77 (m,3H),1.70−1.48 (m,5H),1.44−1.37 (m,1H)。
【0414】
ステップ2
【化315】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(±)−(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(エナンチオマーの混合物;任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−(2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、部分ギ酸塩として標記化合物を得た。
【0415】
【化316】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学;エナンチオマーの混合物)
無色の固体(0.020g、24%収率)。MS (ES+) m/z 493.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.26 (s,1H),8.14 (s,0.2H),7.51 (t,J = 6.9 Hz,2H),7.29−7.26 (m,1H),7.13 (t,J = 8.8 Hz,2H),7.02 (d,J = 6.1 Hz,1H),6.56 (br s,1H),4.14 (m,2H),3.97−3.85 (m,2H),2.82−2.75 (m,1H),2.29−2.24 (m,1H),2.02−1.93 (m,1H),1.82−1.57 (m,6H),1.41−1.35 (m,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった);
19F NMR (282 MHz,CDCl
3) δ −120.7 (s,1F)。
【0416】
実施例87
【化317】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学;エナンチオマーの混合物)
実施例86と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.022g、26%収率)。MS (ES+) m/z 493.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.31 (s,1H),8.17 (s,0.4H),7.49 (t,J = 7.7 Hz,3H),7.15 (t,J = 8.8 Hz,2H),7.03 (d,J = 5.9 Hz,2H),6.57 (br s,1H),4.26−4.20 (m,1H),3.78 (t,J = 10.7 Hz,1H),3.65−3.60 (m,2H),2.45−2.40 (m,1H),2.35−2.19 (m,1H),1.97 (q,J = 10.9 Hz,1H),1.82−1.23 (m,6H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった);
19F NMR (282 MHz,CDCl
3) δ −121.3 (s,1F)。
【0417】
実施例88
【化318】
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6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(2組のエナンチオマーの混合物;4−F−Ph及びCF
3はシスである)
ステップ1
【化319】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−トリフルオロメチルピペリジンで置き換え、かつ(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、(シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−トリフルオロメチル−ピペリジンが混入した無色の固体として標記化合物を得た(0.80g粗製)。MS (ES+) m/z 711.1 (M + 1)。
【0418】
ステップ2
【化320】
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6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(2つのラセミジアステレオマーの混合物;Ph及びCF
3はシスである)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た(0.35g、46%収率)。MS (ES+) m/z 561.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.55 (s,1H),7.58−7.57 (m,2H),7.45−7.40 (m,1H),7.13 (t,J = 8.4 Hz,2H),7.03 (d,J = 6.0 Hz,1H),4.42−4.39 (m,1H),4.26−4.23 (m,1H),4.17−4.12 (m,1H),3.95 (t,J = 9.2 Hz,1H),3.11−3.07 (m,1H),2.65−2.62 (m,2H),2.13−2.10 (m,1H),1.94−1.85 (m,6H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった);
19F NMR (282 MHz,DMSO−d
6) δ −72.5 (s,3F)、−74.7 (s,3F)、−120.6 (s,1F)。
【0419】
実施例89
【化321】
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(S)−4−(ベンジル(メチル)アミノ)−6−フルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ステップ1
【化322】
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(S)−4−(ベンジル(メチル)アミノ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンをN−メチルベンジルアミンで置き換え、かつ(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.15g、60%収率)。MS (ES+) m/z 585.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.19 (s,1H),7.48 (d,J = 10.8 Hz,1H),7.40−7.28 (m,5H),7.20−7.15 (m,2H),6.33 (dd,J = 2.0,8.4 Hz,1H),6.19 (d,J = 2.3 Hz,1H),5.33 (q,J = 13.4 Hz,2H),4.44−4.38 (m,1H),4.09−4.04 (m,1H),3.96−3.93 (m,1H),3.71 (d,J = 0.5 Hz,3H),3.67 (s,3H),3.57 (d,J = 13.4 Hz,1H),2.20 (s,3H),2.07−2.03 (m,3H)。
【0420】
ステップ2
【化323】
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(S)−4−(ベンジル(メチル)アミノ)−6−フルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(S)−4−(ベンジル(メチル)アミノ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た(0.058g、41%収率)。MS (ES+) m/z 435.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.53 (s,1H),7.71 (d,J = 10.8 Hz,1H),7.47−7.41 (m,5H),7.24 (d,J = 6.1 Hz,1H),4.73−4.69 (m,1H),4.44−4.38 (m,1H),4.25−4.20 (m,1H),4.17−4.12 (m,2H),2.46 (s,3H),2.43−2.36 (m,1H),2.33−2.27 (m,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0421】
実施例90
【化324】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化325】
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(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37、ステップ4に記載される手順に従い、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミンをN−(2,4−ジメトキシベンジル)チアゾール−2−アミンで置き換え、かつ4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリドを4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−スルホニルクロリド(実施例75、ステップ5に記載されるように調製)で置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(4.60g、27%収率)。MS (ES+) m/z 595.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.41 (d,J = 3.6 Hz,1H),7.31 (d,J = 5.8 Hz,1H),7.23 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.04 (d,J = 10.1 Hz,1H),6.99 (d,J = 3.6 Hz,1H),6.41−6.37 (m,2H),5.23 (s,2H),4.76 (t,J = 5.6 Hz,1H),4.37−4.19 (m,2H),3.78 (s,3H),3.75 (s,3H),2.09−1.99 (m,2H),0.94 (s,9H),0.18 (s,6H)。
【0422】
ステップ2
【化326】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(3.19g、93%収率)。MS (ES+) m/z 481.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.41 (d,J = 3.6 Hz,1H),7.34 (d,J = 5.7 Hz,1H),7.24 (d,J = 8.3 Hz,1H),7.14 (d,J = 9.8 Hz,1H),7.00 (d,J = 3.6 Hz,1H),6.40−6.34 (m,2H),5.23 (s,2H),4.77 (q,J = 4.6 Hz,1H),4.30−4.26 (m,2H),3.78 (s,3H),3.75 (s,3H),2.22−2.00 (m,3H)。
【0423】
ステップ3
【化327】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例41、ステップ6、続いて実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換え、かつ(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.382g、34%収率)。MS (ES+) m/z 624.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.56−7.52 (m,1H),7.40−7.28 (m,7H),7.23−7.18 (m,2H),7.07−7.03 (m,1H),6.96−6.94 (m,1H),6.38−6.34 (m,2H),5.23−5.22 (m,2H),4.25−4.16 (m,1H),3.91−3.76 (m,2H),3.75 (s,3H),3.74 (s,3H),3.54−3.49 (m,1H),2.73−2.53 (m,1H),2.29−2.06 (m,2H),1.87−1.57 (m,5H)。
【0424】
ステップ4
【化328】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、ギ酸塩として標記化合物を得た。
【0425】
【化329】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
無色の固体(0.123g、44%収率)。MS (ES+) m/z 474.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 7.82−7.15 (m,7H),7.03−6.97 (m,1H),6.89−6.88 (m,1H),4.19−4.14 (m,1H),3.91−3.79 (m,2H),3.15−3.04 (m,1H),2.73−2.63 (m,1H),2.18−1.98 (m,2H),1.78−1.45 (m,6H),1.35−1.22 (m,2H)。
【0426】
実施例91
【化330】
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(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例90と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.080g、29%収率)。MS (ES+) m/z 474.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 7.52−7.43 (m,3H),7.35−7.21 (m,4H),7.05−7.03 (m,1H),6.87−6.85 (m,1H),4.26−4.20 (m,1H),3.78−3.45 (m,3H),3.16−3.05 (m,1H),2.28−2.21 (m,1H),2.05−1.92 (m,1H),1.82−1.25 (m,8H)。
【0427】
実施例92
【化331】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
ステップ1
【化332】
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(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(±)−(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例41、ステップ6、続いて実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換え、かつ(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−トリフルオロメチルピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
【0428】
ジアステレオマー1.(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
【化333】
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無色の泡状の固体(0.48g、19%収率)。MS (ES+) m/z 710.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 7.46 (d,J = 10.8 Hz,1H),7.41−7.32 (m,3H),7.26−7.21 (m,1H),7.12−7.01 (m,3H),6.98 (dd,J = 1.0,3.6 Hz,1H),6.40−6.35 (m,2H),5.25−5.22 (m,2H),4.31−4.25 (m,1H),3.86−3.74 (m,8H),3.62−3.58 (m,1H),3.10−2.93 (m,1H),2.78−2.72 (m,1H),2.37−2.20 (m,1H),2.08−1.84 (m,3H),1.80−1.56 (m,3H)。
【0429】
ジアステレオマー2.(±)−(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
【化334】
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(シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジンが多量に混入した黄色のシロップ状物(1.85g粗製)。MS (ES+) m/z 710.1 (M + 1)。
【0430】
ステップ2
【化335】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.18g、47%収率)。MS (ES+) m/z 560.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 12.93 (s,1H),7.57−7.53 (m,3H),7.30 (dd,J = 2.1,4.6 Hz,1H),7.20−7.14 (m,2H),7.05 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.87 (d,J = 4.5 Hz,1H),4.27−4.21 (m,1H),3.85−3.62 (m,4H),2.59−2.54 (m,1H),2.40−2.31 (m,1H),2.03−1.47 (m,6H)。
【0431】
実施例93
【化336】
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(±)−(R)−6−フルオロ−4−(シス−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドで粗製(±)−(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.25g、2ステップで13%収率)。MS (ES+) m/z 560.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 12.96 (s,1H),7.53 (br s,2H),7.32 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.20−7.13 (m,3H),7.05 (d,J = 5.9 Hz,1H),6.89 (d,J = 4.6 Hz,1H),4.25−4.10 (m,2H),3.98−3.82 (m,2H),2.84−2.72 (m,1H),2.64−2.55 (m,1H),2.35−2.22 (m,1H),2.08−1.45 (m,6H)。
【0432】
実施例94
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37、ステップ4に記載される手順に従い、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミンをN−(2,4−ジメトキシベンジル)ピリミジン−2−アミンで置き換え、かつ4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリドを4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−スルホニルクロリド(実施例75、ステップ5に記載されるように調製)で置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(5.56g、32%収率)。MS (ES+) m/z 590.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.57 (d,J = 4.8 Hz,1H),8.42 (d,J = 4.8 Hz,2H),7.60 (d,J = 5.9 Hz,1H),7.01−6.98 (m,1H),6.86 (t,J = 4.8 Hz,1H),6.48−6.45 (m,2H),5.44 (s,2H),4.79−4.76 (m,1H),4.39−4.23 (m,2H),3.85 (s,3H),3.81 (s,3H),2.40−2.31 (m,1H),2.06−1.96 (m,1H),0.93 (s,9H),0.17 (s,6H)。
【0433】
ステップ2
【化339】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(2.46g、55%収率)。MS (ES+) m/z 476.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.54 (d,J = 4.8 Hz,2H),7.40−7.28 (m,2H),7.12 (t,J = 4.8 Hz,1H),7.00 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.58 (d,J = 2.3 Hz,1H),6.47 (dd,J = 2.3,8.4 Hz,1H),5.73 (d,J = 5.6 Hz,1H),5.26 (s,2H),4.67 (q,J = 5.4 Hz,1H),4.32−4.18 (m,2H),3.81 (s,3H),3.73 (s,3H),2.07−2.01 (m,1H),1.95−1.80 (m,1H);
19F−NMR (282 MHz,DMSO−d
6): δ −123.7 (s,1F)。
【0434】
ステップ3
【化340】
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(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(ピリミジン−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネート
実施例41、ステップ6に記載される手順に従い、(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−ヒドロキシ−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色のシロップ状物として標記化合物を得た。さらなる精製または特性評価をせずに中間体を直接使用した。
【0435】
ステップ4
【化341】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換え、かつ(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(ピリミジン−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.17g、21%収率)。MS (ES+) m/z 619.2 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.40 (d,J = 4.8 Hz,2H),7.54−7.50 (m,1H),7.41−7.25 (m,7H),6.92−6.80 (m,1H),6.51−6.48 (m,1H),6.46−6.41 (dd,J = 2.3,8.3 Hz,1H),5.46 (s,2H),4.30−4.22 (m,1H),3.93 (t,J = 8.1 Hz,1H),3.86 (s,3H),3.79 (s,3H),2.74−2.58 (m,1H),2.31−2.09 (m,2H),1.88−1.57 (m,8H),1.48−1.32 (m,1H)。
【0436】
ステップ5
【化342】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。
【0437】
【化343】
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(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
無色の固体(0.053g、33%収率)。MS (ES+) m/z 469.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 9.87−9.56 (br s,1H),8.51 (d,J = 5.0 Hz,2H),7.63 (s,3H),7.36 (t,J = 7.1 Hz,2H),7.28 (d,J = 7.3 Hz,1H),7.21 (d,J = 6.3 Hz,1H),7.05 (t,J = 5.0 Hz,1H),4.80−4.50 (m,2H),4.32−4.28 (m,1H),4.15−4.10 (m,1H),2.20−1.74 (m,9H),1.65−1.50 (m,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0438】
実施例95
【化344】
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(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例96と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.036g、22%収率)。MS (ES+) m/z 469.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6): δ 8.49 (d,J = 4.9 Hz,2H),7.80−7.20 (m,7H),7.03 (t,J = 4.9 Hz,1H),4.29−4.23 (m,1H),3.85−3.53 (m,2H),2.47−2.38 (m,2H),2.32−2.20 (m,1H),1.86−1.84 (m,2H),1.86−1.29 (m,6H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0439】
実施例96
【化345】
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(±)−(R)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
ステップ1
【化346】
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(±)−(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)-1-フェニル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンを(シス)-2-(4-フルオロフェニル)-4-トリフルオロメチルピペリジンで置き換え、かつ(R)-7-(N-(2,4-ジメトキシベンジル)-N-(1,2,4-チアジアゾール-5-イル)スルファモイル)クロマン-4-イルメタンスルホネートを(R)-7-(N-(2,4-ジメトキシベンジル)-N-(ピリミジン-2-イル)スルファモイル)-6-フルオロクロマン-4-イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、標記化合物を得た。
【0440】
ジアステレオマー1.(±)−(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
【化347】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−N−(ピリミジン−2−イル)−2H−クロメン−7−スルホンアミドが混入した黄色のシロップ状物(0.55g粗収率)。MS (ES+) m/z 705.2 (M + 1)。
【0441】
ジステレオマー2.(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
【化348】
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(シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジンが多量に混入した黄色のシロップ状物(0.68g粗収率)。MS (ES+) m/z 705.2 (M + 1)。
【0442】
ステップ2
【化349】
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(±)−(R)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.17g、32%収率)。MS (ES+) m/z 555.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.49 (d,J = 4.9 Hz,2H),7.60−7.53 (m,3H),7.22−7.12 (m,3H),7.04 (t,J = 4.9 Hz,1H),4.29−4.23 (m,1H),3.88−3.81 (m,1H),3.73−3.61 (m,2H),2.59−2.56 (m,1H),2.42−2.32 (m,2H),2.02−1.96 (m,1H),1.88−1.78 (m,3H),1.69−1.53 (m,2H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0443】
実施例97
【化350】
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(±)−(S)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドを(±)−(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((シス)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物をトリフルオロ酢酸塩として得た(0.12g、19%収率)。MS (ES+) m/z 555.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.48 (d,J = 4.9 Hz,2H),7.57 (dd,J = 5.5,8.1 Hz,2H),7.35 (d,J = 10.5 Hz,1H),7.25−7.11 (m,3H),7.04 (t,J = 4.9 Hz,1H),4.50−4.37 (m,1H),4.26−4.13 (m,2H),4.01−3.96 (m,2H),3.15−2.97 (m,1H),2.66−2.56 (m,2H),1.93−1.83 (m,3H),1.83−1.69 (m,2H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0444】
実施例98
【化351】
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(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化352】
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tert−ブチル(R)−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−イル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート
実施例37、ステップ4に記載される手順に従い、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミンをN−(tert−ブトキシカルボニル)(チアゾール−4−イル)アミンで置き換え、かつ4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)クロマン−7−スルホニルクロリドを4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−スルホニルクロリド(実施例75、ステップ5に記載されるように調製)で置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色のシロップ状物として標記化合物を得た(1.23g、43%収率)。MS (ES+) m/z 545.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.82 (d,J = 2.3 Hz,1H),7.56−7.54 (m,2H),7.13−7.09 (m,1H),4.81 (t,J = 5.4 Hz,1H),4.41−4.23 (m,2H),2.12−2.01 (m,2H),1.36 (s,9H),0.93 (s,9H),0.20 (s,3H),0.19 (s,3H)。
【0445】
ステップ2
【化353】
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tert−ブチル(R)−((6−フルオロ−4−ヒドロキシクロマン−7−イル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート
実施例37、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドをtert−ブチル(R)−((4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−6−フルオロクロマン−7−イル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.84g、87%収率)。MS (ES+) m/z 431.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.82 (d,J = 2.2 Hz,1H),7.61−7.55 (m,2H),7.27 (d,J = 9.0 Hz,1H),4.85 (q,J = 5.2 Hz,1H),4.35−4.30 (m,2H),2.25−2.10 (m,3H),1.38 (s,9H)。
【0446】
ステップ3
【化354】
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(R)−7−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−N−(チアゾール−4−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネート
実施例41、ステップ6に記載される手順に従い、(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドをtert−ブチル(R)−((6−フルオロ−4−ヒドロキシクロマン−7−イル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色のシロップ状物として標記化合物を得た。さらなる精製または特性評価をせずに中間体を直接使用した。
【0447】
ステップ4
【化355】
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tert−ブチル((6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)クロマン−7−イル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを(S)−2−フェニルピペリジンで置き換え、かつ(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(tert−ブトキシカルボニル)−N−(チアゾール−4−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.30g、27%収率)。MS (ES+) m/z 574.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 8.85−8.80 (m,1H),7.64−7.34 (m,7H),7.11 (d,J = 10.5 Hz,1H),4.31−4.21 (m,1H),3.88−3.81 (m,2H),3.57−3.46 (m,1H),2.76−2.55 (m,1H),2.13−2.09 (m,1H),1.89−1.59 (m,8H),1.35 (s,9H)。
【0448】
ステップ5
【化356】
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(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
tert−ブチル((6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)クロマン−7−イル)スルホニル)(チアゾール−4−イル)カルバメート(0.30g、0.52mmol)のDCM溶液(5.2mL)に、TFA(1.20mL、15.68mmol)を滴下した。3時間後、溶液を真空中で濃縮し、0.1%トリフルオロ酢酸を含有する水中20〜80%勾配のアセトニトリルで溶出する逆相HPLCによって精製して、標記化合物を得た。
【0449】
【化357】
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(R)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
部分ギ酸塩として得られた無色の固体(0.070g、28%収率)。MS (ES+) m/z 474.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 8.87 (d,J = 2.2 Hz,1H),8.16 (s,0.2H),7.54 (d,J = 10.9 Hz,1H),7.45 (d,J = 7.0 Hz,2H),7.39 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.32 (t,J = 7.4 Hz,2H),7.27−7.20 (m,1H),7.06 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.95 (d,J = 2.1 Hz,1H),4.26−4.19 (m,1H),3.77−3.56 (m,3H),2.45−2.39 (m,1H),2.28−2.20 (m,1H),2.00−1.91 (m,1H),1.83−1.72 (m,2H),1.69−1.49 (m,4H),1.35−1.31 (m,1H) (注:交換可能なプロトンは認められなかった);
19 F NMR (282 MHz,DMSO−d
6) δ −121.4 (s,1F)。
【0450】
実施例99
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−6−フルオロ−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例98と同じ順序でこの化合物を調製した。酢酸エチル中、0〜10%勾配のメタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーによってこのジアステレオマーを再精製して、無色の固体として標記化合物を得た(0.043g、17%収率)。MS (ES+) m/z 474.1 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,CDCl
3) δ 11.17 (br s,1H),8.80 (d,J = 2.3 Hz,1H),7.41−7.34 (m,2H),7.32−7.27 (m,3H),7.25−7.20 (m,1H),7.05 (d,J = 10.5 Hz,1H),6.92 (d,J = 2.3 Hz,1H),4.23−4.18 (m,1H),3.95−3.85 (m,1H),3.85−3.76 (m,2H),2.70 (d,J = 11.6 Hz,1H),2.17−2.09 (m,2H),1.84−1.74 (m,3H),1.63−1.58 (m,3H),1.47−1.32 (m,1H);
19F NMR (282 MHz,CDCl
3) δ −121.1 (s,1F)。
【0451】
実施例100
【化359】
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(±)−(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(±)−(S)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
ステップ1
【化360】
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(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37、ステップ4に記載される手順に従い、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−1,2,4−チアジアゾール−5−アミンをN−(2,4−ジメトキシベンジル)チアゾール−2−アミンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(3.7g、26%収率)。MS (ES+) m/z 578.1 (M + 1)。
【0452】
ステップ2
【化361】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37、ステップ5に記載される手順に従い、(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−4−((tert−ブチルジメチルシリル)オキシ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の固体として標記化合物を得た(0.75g、25%収率)。MS (ES+) m/z 464.0 (M + 1)。
【0453】
ステップ3
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート
実施例41、ステップ6に記載される手順に従い、(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−ヒドロキシ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色のシロップ状物として標記化合物を得た。さらなる精製または特性評価をせずに中間体を直接使用した。
【0454】
ステップ4
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例80、ステップ1に記載される手順に従い、(R)−1−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンを2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンで置き換え、かつ(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)−2H−クロメン−7−スルホンアミドが混入した標記化合物を無色の固体として得た(0.057g粗収率)。MS (ES+) m/z 624.2 (M + 1)。
【0455】
ステップ5
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
(±)−(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(±)−(S)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。
(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
無色の固体(0.013g、28%収率)。MS (ES+) m/z 474.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 12.85 (s,1H),7.71−7.66 (m,3H),7.34 (dd,J = 1.4,8.1 Hz,1H),7.29−7.22 (m,3H),7.11 (d,J = 1.1 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.6 Hz,1H),4.31−4.24 (m,1H),4.13−4.08 (m,1H),2.15−1.74 (m,7H),1.54−1.47 (m,1H),1.23−1.14 (m,1H) (注:2つのプロトンがおそらく水シグナル下に現れ、交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0456】
実施例101
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられた立体化学)
実施例100と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.007g、15%収率)。MS (ES+) m/z 474.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 12.75 (s,1H),7.80−7.77 (m,1H),7.51−7.47 (m,1H),7.35−7.33 (m,2H),7.26 (d,J = 4.8 Hz,1H),7.17−7.15 (m,2H),7.04−7.01 (m,1H),6.83 (d,J = 4.2 Hz,1H),4.27−4.21 (m,1H),2.47−2.38 (m,1H),2.28−2.18 (m,1H),1.98 (d,J = 13.2 Hz,1H),1.87−1.23 (m,7H) (注:2つのプロトンがおそらく水シグナル下に現れ、交換可能なプロトンは認められなかった)。
【0457】
実施例102
【化367】
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(S)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
ステップ1
【化368】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(0.58g、1.08mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液(8mL)に、(S)−2−フェニルピペリジン塩酸塩(0.43g、2.18mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.94mL、5.4mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下で17時間加熱還流させ、次いで、周囲温度に冷却し、1,8−ジアザビシクロウンデカ−7−エン(0.65mL、4.3mmol)、及びさらに少量の(S)−2−フェニルピペリジン塩酸塩(0.43g、2.18mmol)を添加した。混合物を3日間加熱還流させ、次いで、周囲温度に冷却した。反応物を真空中で濃縮し、ヘキサン中0〜50%勾配の酢酸エチルで溶出するカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して、黄色のシロップ状物として標記化合物を得た(0.091g、14%収率)。MS (ES+) m/z:606.1 (M + 1)。
【0458】
ステップ2
【化369】
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(S)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例51、ステップ8に記載される手順に従い、(±)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−5−((R)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミドをN−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、トリフルオロ酢酸塩として標記化合物を得た。
【0459】
【化370】
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(S)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
無色の固体(0.018g、21%収率)。MS (ES+) m/z 456.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 12.87 (br s,1H),9.45 (br s,1H),7.68 (br s,2H),7.42−7.29 (m,6H),7.10 (s,1H),6.88 (d,J = 4.6 Hz,1H),4.79−4.70 (m,1H),4.57−4.49 (m,1H),4.34−4.12 (m,2H),3.41−3.31 (m,1H),2.78−2.69 (m,1H),2.28−1.71 (m,6H),1.63−1.50 (m,1H) (注:水ピーク下におそらく1つのプロトン);
19F NMR (282 MHz,DMSO−d
6) δ −73.8 (s,3F)。
【0460】
実施例103
【化371】
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(R)−4−((S)−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(任意に割り当てられたクロマンでの立体化学)
実施例102と同じ順序でこの化合物を調製した。無色の固体(0.007g、8%収率)。MS (ES+) m/z 456.0 (M + 1)。
1H NMR (300 MHz,DMSO−d
6) δ 12.75 (br s,1H),9.22 (br s,1H),7.80−7.77 (m,2H),7.50−7.42 (m,3H),7.35−7.24 (m,3H),7.02 (s,1H),6.83 (br s,1H),4.79−4.68 (m,1H),4.28−4.21 (m,2H),3.81−3.67 (m,2H),3.63−3.57 (m,1H),2.45−2.42 (m,1H),2.29−2.18 (m,1H),2.06−1.53 (m,6H);
19F NMR (282 MHz,DMSO−d
6) δ −74.1 (s,3F)。
【0461】
実施例104
【化372】
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(S)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化373】
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ステップ1
【化374】
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(S)−4−アジド−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(3g、3.36mmol)のTHF溶液(100mL)に、テトラ−N−ブチルアンモニウムアジド(1.91g,6.71mmol)を−30℃下で添加した。得られたスラリーを周囲温度に一晩ゆっくりと加温させ、水(50mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×3)で抽出し、ブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、油状物を得た。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10〜30%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、黄色の固体として所望の生成物(1.8g、97.3%)を得た。LCMS (ESI) m/z:511.1 [M+Na]
+。
【0462】
ステップ2
【化375】
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(S)−4−アミノ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
MeOH(150mL)及びTHF(60mL)中の(S)−4−アジド−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(1.8g、3.29mmol)及びPd/C(10%、180mg)の混合物を、水素雰囲気下で、25℃で一晩撹拌した。反応混合物を濾過し、濃縮して、油状物を得た。クロマトグラフィー(DCM中、1〜10%MeOHで溶出)によって残渣を精製して、淡黄色の固体として標記生成物(1g、65.8%)を得た。LCMS (ESI) m/z:485.0 [M+Na]
+。
【0463】
キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを精製した、キラルHPLC(カラム:AY−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:n−ヘキサン(0.1%DEA)、B:EtOH(0.1%DEA)、A:B = 50:50;カラム温度:40℃;RT = 10.44分)。
【0464】
【化376】
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ステップ1
【化377】
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(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
トルエン(50mL)中の1−(4−フルオロフェニル)エタノン(1.0g、7.24mmol)及びチタンテトライソプロパノレート(4.41g、14.48mmol)の混合物を、110℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和重炭酸ナトリウム(50mL)でクエンチし、0.5時間激しく撹拌し、濾過し、EtOAc(200mL)で希釈した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中、20%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、黄色の油状物として所望の化合物(1.14g、65.3%)を得た。LCMS (ESI) m/z:242.1 [M+H]
+。
【0465】
ステップ2
【化378】
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エチル(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
(R)−N−(1−(4−フルオロフェニル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(1.14g、4.73mmol)及びエチル4,4,4−トリフルオロブト−2−エノエート(1.19g、7.1mmol)の乾燥THF溶液(10.0mL)に、リチウムジイソプロピルアミド(2.0M、4.73mL、9.46mmol)を−78℃で添加した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、20分かけて0℃まで加温し、0℃で0.5時間撹拌し、飽和塩化アンモニウム(10mL)でクエンチし、EtOAc(25mL×3)で抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、20%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、黄色の油状物として所望の化合物(0.81g、41%)を得た。LCMS (ESI) m/z:410.1[M+H]
+。
【0466】
ステップ3
【化379】
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エチル(S)−5−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
MeOH(5.0mL)及び酢酸(1.0M、5.0mL)中のエチル(S)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)−ペンタノエート(0.81g、1.98mmol)の溶液を、40℃で24時間撹拌した。減圧下で溶媒を半量まで減らし、ブライン(5mL)を添加し、EtOAc(10mL×3)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中、15%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、黄色の油状物として所望の化合物(560mg、93%)を得た。LCMS (ESI) m/z:307.1[M+H]
+。
【0467】
ステップ4
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
(3R)−1−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジオール
エチル(S)−5−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(560mg、1.84mmol)の乾燥THF溶液(10.0mL)を、乾燥THF(10.0mL)中の水素化アルミニウムリチウム(200mg、5.50mmol)の撹拌混合物に窒素雰囲気下で、0℃で滴下した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、飽和塩化アンモニウム(5mL)でクエンチし、EtOAc(25mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過した。濾液を濃縮して、粗生成物(510mg、91%)を得、さらなる精製をせずにこれを次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:267.1[M+H]
+。
【0468】
ステップ5
【化381】
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(R)−5−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタナール
ジメチルスルホキシド(520mg、6.68mmol)のDCM溶液(5mL)に、塩化オキサリル(640mg、5.00mmol)を−65℃で添加した。次いで、(3R)−1−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジオール(510mg、1.67mmol)のDCM溶液(5mL)を添加した。反応混合物を−65℃で20分間撹拌し、トリエチルアミン(1mL)及び水(1mL)でクエンチし、DCM(10mL×3)で抽出し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(石油エーテル中、20%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、淡黄色の油状物として所望の化合物(250mg、49%)を得た。LCMS (ESI) m/z:263.1[M+H]
+。
【0469】
ステップ6
【化382】
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(4S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(((3R)−5−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)アミノ)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
チタン(IV)イソプロポキシド(570mg、2.0mmol)を、乾燥THF(8mL)中の(R)−5−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタナール(250mg、0.95mmol)及び(S)−4−アミノ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(482mg、1.05mmol)の混合物に添加した。反応混合物を窒素下で、室温で16時間撹拌した。MeOH(5mL)を添加し、続いて水素化ホウ素ナトリウム(180mg、5.0mmol)を慎重に添加した。TLCによって反応をモニタリングした。5分後、NaOH(0.1N、5mL)によって反応をクエンチした。得られた混合物をセライトを通して濾過し、DCM(50mL)で希釈し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、50%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、無色の油状物として所望の化合物(310mg、46%)を得た。LCMS (ESI) m/z:711.2[M+H]
+。
【0470】
ステップ7
【化383】
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(4S)−4−(((3R)−5−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)アミノ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(4S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(((3R)−5−(4−フルオロフェニル)−5−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)アミノ)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(310mg、0.44mmol)、ピリジン(0.5mL)のエチルエーテル溶液(10mL)に、塩化チオニル(0.2mL)を0℃で添加した。0℃で30分間撹拌した後、反応混合物を水(10mL)でクエンチし、エチルエーテル(10mL×3)で抽出し、ブライン(10mL)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに残渣(250mg)を次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:729.1[M+H]
+。
【0471】
ステップ8
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
CH
3CN(10mL)中の(4S)−4−(((3R)−5−クロロ−5−(4−フルオロフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)−アミノ)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(250mg、0.34mmol)及び炭酸カリウム(140mg、1.02mmol)の混合物を、60℃で16時間撹拌した。混合物を水(10mL)及びEtOAc(30mL)でクエンチし、ブラインで洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10〜20%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製し、第2の溶出画分を(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(89mg、38%)として識別した、LCMS(ESI) m/z:693.2[M+H]
+。
【0472】
ステップ9
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ジオキサン(4M、0.5mL)中の(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(80mg、0.11mmol)及びHClの混合物を0℃で30分間撹拌し、反応混合物を濃縮し、分取HPLC(0.5%NH4HCO
3中、0〜50%勾配のCH
3CNで溶出)によって残渣を精製して、白色固体として標記化合物(41mg、66%)を得た。LCMS(ESI)法A:RT = 5.84分,m/z 543.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.23 (s,1H),7.78 (d,J = 8 Hz,1H),7.55−7.52 (m,2H),7.33−7.16 (m,3H),7.03 (s,1H),4.22−4.20 (m,1H),3.78−3.76 (m,2H),3.68−3.65 (m,2H),2.54−2.50 (m,2H),2.01−1.73 (m,4H),1.76−1.744 (m,2H)。
【0473】
実施例105
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例104と同様に化合物を合成した。ステップ8における第1の溶出画分は、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2R,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドとして識別され、標的化合物の合成に使用した。LCMS(ESI)法A:RT = 5.65分,m/z 543.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 7.83 (s,1H),7.54−7.50 (m,2H),7.34−7.15 (m,3H),7.04 (s,1H),6.67 (d,J = 16 Hz,1H),6.06−6.00 (m,1H),4.24−4.10 (m,2H),3.67−3.65 (m,3H),3.33−3.30 (m,1H),2.65−2.58 (m,2H),1.88−1.68 (m,4H)。
【0474】
実施例106
【化387】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例104と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法A:RT = 5.85分,m/z:561.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.13 (s,1H),7.77 (d,J = 7.9 Hz,1H),7.64−7.49 (m,1H),7.45−7.31 (m,2H),7.29 (d,J = 7.9 Hz,1H),7.01 (d,J = 1.6 Hz,1H),4.32−4.16 (m,1H),3.96−3.61 (m,4H),2.55 (s,1H),2.39- 2.28 (m,1H),2.01−1.74 (m,4H),1.66−1.40 (m,2H)。
【0475】
実施例107
【化388】
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(S)−4−((2R,4R)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例104と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法A:RT = 5.83分,m/z:561.1 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.28 (s,1H),7.84 (s,1H),7.68−7.59 (m,1H),7.46−7.27 (m,3H),7.17 (d,J = 7.1 Hz,1H),7.04 (s,1H),6.67 (d,J = 15.8 Hz,1H),6.20−6.03 (m,1H),4.29− 4.18 (m,1H),4.16−4.04 (m,1H),3.68 (s,3H),3.46−3.19 (m,1H),2.70−2.58 (m,2H),1.96−1.76 (m,3H),1.75−1.62 (m,1H)。
【0476】
実施例108
【化389】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例34と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.68分,m/z 519.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.07 (s,1H),7.44−7.23 (m,7H),3.64−3.55(m,3H),2.75−2.72(m,1H),2.66−2.61(m,1H),2.43−2.40(m,1H)。1.99−1.81 (m,4H)。
【0477】
実施例109
【化390】
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(R)−2,5−ジフルオロ−4−((5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化391】
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ステップ1
【化392】
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ベンジル4−メチレン−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
テトラヒドロフラン(50mL)中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(2.31g、6.49mmol)の懸濁液に、ヘキサン中のn−ブチルリチウム(4.0mL、2.5M、10.0mmol)を−78℃で添加し、−78℃で30分間撹拌した。次いで、ベンジル4−オキソ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g、3.23mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10mL)をゆっくりと添加した。反応混合物を−78℃で2時間、次いで室温で一晩撹拌した。反応を水によってクエンチし、乾燥するまで濃縮した。残渣をEtOAc(30mL)に溶解し、水(2×10mL)及びブライン(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物を得た(300mg、30.2%)。LCMS (ESI) m/z:330.1 [M+Na]
+。
【0478】
ステップ2
【化393】
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(R)−ベンジル5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−カルボキシレート
ヘキサン(60mL、1M、60mmol)中のベンジル4−メチレン−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(600mg、1.95mmol)及びジエチル亜鉛の混合物を、0℃で30分間撹拌した。次いで、ジヨードメタン(6.0mL、73.9mmol)を添加し、0℃で2時間、及び室温で一晩撹拌した。セライトを通して反応混合物を濾過し、EtOAc(20mL)で洗浄し、濃縮し、クロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって精製して、無色の油状物として所望の生成物(380mg)を得た。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離した。(R)−ベンジル5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−カルボキシレート(160mg、25.5%)として第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:OZ−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B = 75:25;流量:3.0mL/分;カラム温度:40℃;RT = 2.41分)。LCMS (ESI) m/z:322.2 [M+H]
+。
【0479】
ステップ3
【化394】
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(R)−5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン
酢酸(2mL)中の(R)−ベンジル5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−カルボキシレート(90mg、0.28mmol)及び臭化水素(40%、0.5mL)の混合物を、60℃で2時間撹拌した。反応物を乾燥するまで濃縮し、Combiflash(4%FA中、0〜8%MeCNで溶出)によって粗製物を精製して、無色の油状物として所望の生成物を得た(30mg、57.2%)。LCMS (ESI) m/z:188.1 [M+H]
+。
【0480】
ステップ4
【化395】
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(R)−2,5−ジフルオロ−4−((5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.72分,m/z 477.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.17 (s,1H),7.50−7.47 (m,3H),7.38−7.29 (m,4H),3.72−3.70 (m,3H),3.23−3.17 (m,2H),2.16−2.13 (m,2H),1.07−0.94 (m,2H),0.44−0.38 (m,4H)。
【0481】
実施例110
【化396】
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(S)−2,5−ジフルオロ−4−((5−フェニル−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例109と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.72分,m/z 477.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.16 (s,1H),7.50−7.47 (m,3H),7.38−7.30 (m,4H),3.73−3.71 (m,3H),3.32−3.27 (m,2H),2.16−2.13 (m,2H),1.07−0.94 (m,2H),0.44−0.38 (m,4H)。
【0482】
実施例111
【化397】
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2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化398】
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ステップ1
【化399】
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ベンジル4−(メチルチオカルボノチオイルオキシ)−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル4−ヒドロキシ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(2.2g、7.07mmol)のTHF溶液(10.0mL)を、THF中の水素化ナトリウム(565mg、14.13mmol)の懸濁液に0℃で5分間で滴下した。完全な添加によって混合物は濃くなった。二硫化炭素(806mg、10.6mmol)のTHF溶液(5.0mL)を5分間で滴下し、次いで、反応混合物を0〜5℃で15分間撹拌した。次いで、ヨードメタン(1.3g、9.19mmol)のTHF溶液(5.0mL)を2分間で滴下した。反応混合物を0〜5℃で10分間撹拌し、蒸留水(5.0mL)でクエンチし、濃縮した。残渣をEtOAc(100mL)で希釈し、水(3×50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって粗生成物を精製して、所望の生成物を得た(2.0g、70.5%)。LCMS (ESI) m/z:424.1 [M+Na]
+。
【0483】
ステップ2
【化400】
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ベンジル2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
1 1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(2.13g、7.47mmol)のDCM溶液(50mL)に、フッ化水素酸ピリジン(10mL、77.69mmol)を−78℃で添加し、10分間撹拌し、次いで、DCM(10mL)中のベンジル−4−メチルスルファニルカルボチオイルオキシ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g、2.49mmol)を−78℃で添加した。反応物を室温で一晩撹拌し、DCM(50mL)で希釈し、炭酸ナトリウム水溶液(3×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空中で濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を次のステップに使用した。
【0484】
ステップ3
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン
実施例93のステップ3と同様に化合物を合成した。LCMS (ESI) m/z:246.1 [M+H]
+。
【0485】
ステップ4
【化402】
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(2S,4R)−tert−ブチル2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン(150mg、0.61mmol)のDCM溶液(20mL)に、トリエチルアミン(0.5mL、0.61mmol)及び二炭酸ジ−tert−ブチル(300mg、1.37mmol)を添加した。反応混合物を25℃で16時間撹拌し、次いで、乾燥するまで濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10%EtOAcで溶出)によって残渣を精製した。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離した。(2S,4R)−tert−ブチル2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(50mg、23.7%)として第2の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:(R,R)−Whelk−O1、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=90:10;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.2℃;RT = 2.62分)。LCMS (ESI) m/z:290.0 [M−55]
+。
【0486】
ステップ5
【化403】
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(2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン
ジオキサン(5mL、1M)中の(2S,4R)−tert−ブチル2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(40mg、0.12mmol)及び塩化水素の混合物を、25℃で2時間撹拌した。反応物を乾燥するまで濃縮し、さらなる精製をせずに次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:246.1 [M+H]
+。
【0487】
ステップ6
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 6.05分,m/z 535.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.51 (s,1H),7.55−7.28 (m,7H),4.59−4.57 (m,1H),4.08−3.88 (m,3H),3.58−3.50 (m,1H),2.42−2.33 (m,1H),2.11−2.06 (m,2H),1.87−1.82 (m,2H)。
【0488】
実施例112
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例111と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 6.05分,m/z 535.0 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.52 (s,1H),7.56−7.29 (m,7H),4.59−4.54 (m,1H),4.08−3.88 (m,3H),3.61−3.51 (m,1H),2.42−2.33 (m,1H),2.11−2.06 (m,2H),1.92−1.82 (m,2H)。
【0489】
実施例113
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−4−ヒドロキシ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化407】
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ステップ1
【化408】
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(2R,4S)−ベンジル4−(3,5−ジクロロベンゾイルオキシ)−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート
DCM(30mL)中のベンジル4−ヒドロキシ−2−フェニル−ピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g、3.21mmol)、3,5−ジクロロ安息香酸(1.23g、6.42mmol)、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチルカルボジイミド塩酸塩(1.23g、6.42mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(392mg、3.21mmol)の混合物を、25℃で16時間撹拌した。反応物を乾燥するまで濃縮し、クロマトグラフィー(石油エーテル中、50%EtOAcの溶出)によって精製して、所望の化合物を得た(1.1g)。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離させ、(2R,4S)−ベンジル4−(3,5−ジクロロベンゾイルオキシ)−2−フェニルピペリジン−1−カルボキシレート(500mg、32.1%)として第2の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AS−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=65:35;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.2℃;RT = 4.16分)。LCMS (ESI) m/z:506.1,508.1 [M+23]
+。
【0490】
ステップ2
【化409】
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(2R,4S)−2−フェニルピペリジン−4−イル3,5−ジクロロベンゾエート
実施例109のステップ3と同様に化合物を合成した。LCMS (ESI) m/z:350.1 [M+H]
+。
【0491】
ステップ3
【化410】
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(2R,4S)−1−(4−(N−1,2,4−チアジアゾール−5−イルスルファモイル)−2,5−ジフルオロベンジル)−2−フェニルピペリジン−4−イル3,5−ジクロロベンゾエート
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS (ESI) m/z:639.1 [M+H]
+。
【0492】
ステップ4
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2R,4S)−4−ヒドロキシ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
MeOH(10mL)及び水(2mL)中の(2R,4S)−1−[[2,5−ジフルオロ−4−(1,2,4−チアジアゾール−5−イルスルファモイル)フェニル]メチル]−2−フェニル−4−ピペリジル]3,5−ジクロロベンゾエート(40mg、0.06mmol)、水酸化リチウム(10mg、0.42mmol)の混合物を、50℃で1時間撹拌した。分取HPLC(0.05%FA中、30〜50%MeCNで溶出)によって反応混合物を精製して、白色固体として所望の生成物(5mg、17.1%)を得た。LCMS(ESI)法C:RT = 3.58分,m/z:467.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.00 (s,1H),7.39−7.24 (m,7H),7.46−7.43 (m,1H),3.54−3.43 (m,2H),3.16−3.08 (m,1H),2.85−2.80 (m,1H),2.14−2.08 (m,1H),1.88−1.82 (m,2H),1.47−1.46 (m,2H)。
【0493】
実施例114
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
2,5−ジフルオロ−4−(((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−フェニルピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例113と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 3.63分,m/z:467.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.00 (s,1H),7.39−7.24 (m,7H),4.74−4.76 (m,1H),3.54−3.51 (m,2H),3.16−3.13 (m,1H),2.82−2.85 (m,1H),2.14−2.08 (m,1H),1.88−1.80 (m,2H),1.48−1.45 (m,2H)。
【0494】
実施例115
【化413】
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(S)−4−((2R,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例104と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 4.83分,m/z:525.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.85 (s,1H),8.36 (s,1H),7.63 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.49 (m,2H),7.39−7.29 (m,4H),7.21 (s,1H),6.76 (d,J = 16 Hz,1H),6.14−6.08 (m,1H),4.59 (brs,1H),4.30−4.28 (m,2H),3.44−3.39 (m ,2H),3.24−3.20 (m,1H),3.06−3.03 (m,1H),2.24−2.22 (m,2H),2.09−2.05 (m,1H),2.00−1.97 (m,1H)。
【0495】
実施例116
【化414】
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(S)−4−((2R,4S)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例104と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 5.59分,m/z:525.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.49 (S,1H),7.64−7.62 (m,1H),7.52−7.50 (m,2H),7.38−7.34 (m,2H),7.28−7.27 (m,2H),7.05 (s,1H),4.36−4.32 (m,1H),4.23−4.14 (m,2H),4.03−3.96 (m,2H),2.97−2.91 (m,1H),2.67−2.63 (m,1H),2.11−1.79 (m,4H),1.60−1.56 (m,1H),1.38−1.35 (m,1H)。
【0496】
実施例117
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例104と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 6.50分,m/z:525.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.47 (s,1H),7.84−7.82 (m,1H),7.49−7.47 (m,2H),7.38−7.28 (m,4H),7.03 (s,1H),4.27−4.25 (m,1H),3.82−3.73 (m,4H),2.58−2.50 (m,1H),2.41−2.31 (m,1H),2.03−1.80 (m,4H),1.67−1.46 (m,2H)。
【0497】
実施例118
【化416】
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4−((2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化417】
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ステップ1
【化418】
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4−ブロモ−5−ニトロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール
トルエン(80mL)中の4−ブロモ−5−ニトロ−1H−ピラゾール(5g、26.0mmol)及びジヒドロピラン(3.32g、39.1mmol)の混合物に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌し、冷却し、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、0〜30%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、白色固体として所望の化合物を得た(6.5g、81%)。
【0498】
ステップ2
【化419】
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Tert−ブチル6−(5−ニトロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
ジオキサン(50mL)中の4−ブロモ−5−ニトロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール(700mg、2.54mmol)、tert−ブチル6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(942mg、3.05mmol)、水酸化セシウム一水和物(853mg、5.08mmol)、及びトリス(4−フルオロフェニル)ホスフィン(160mg、0.5mmol)の混合物に、酢酸パラジウム(55mg、0.25mmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌し、水(50mL)でクエンチし、EtOAc(3×100mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、0〜35%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、淡黄色の固体として所望の化合物を得た(600mg、62%)。LCMS (ESI) m/z:323.1 [M−55]
+。
【0499】
ステップ3
【化420】
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Tert−ブチル2−(5−アミノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
MeOH(20mL)中のPd/C(10%、65mg)及びtert−ブチル6−(5−ニトロ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(650mg、1.72mmol)の混合物を、水素下で、50℃で16時間撹拌し、濾過し、濃縮した。さらなる精製をせずに残渣を次のステップに使用した。LCMS (ESI) m/z:295.1 [M−55]
+。
【0500】
ステップ4
【化421】
[この文献は図面を表示できません]
4−(ピペリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−アミン
ジオキサン(4M、10mL)中のtert−ブチル2−(5−アミノ−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(600mg、1.58mmol)及びHClの混合物を、50
℃で2時間撹拌した。溶媒を真空下で除去して、灰色の固体として所望の化合物を得た(240mg、91%)。LCMS (ESI) m/z:167.1 [M+H]
+。
【0501】
ステップ5
【化422】
[この文献は図面を表示できません]
4−((2−(5−アミノ−1H−ピラゾール−4−イル)ピペリジン−1−イル)メチル)−2,5−ジフルオロ−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 3.18分,m/z 456.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.14 (s,1H),7.90 (s,1H),7.30−7.26 (m,3H),3.45 (brs,2H),1.76−1.55 (m,8H)。
【0502】
実施例119
【化423】
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3−シアノ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
【化424】
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ステップ1
【化425】
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メチル2−ブロモ−4−(クロロスルホニル)ベンゾエート
(A)塩化銅(I)(50mg、0.51mmol)の水溶液(15mL)に、塩化チオニル(2.5mL、34.4mmol)を氷冷下で滴下した。次いで、反応温度を徐々に上げ、混合物を室温で一晩撹拌した。
【0503】
(B)濃塩酸(16mL、517.4mmol)及び水(60mL)中のメチル4−アミノ−2−ブロモ−ベンゾエート(1.0g、4.35mmol)の溶液に、亜硝酸ナトリウム(330mg、4.78mmol)の水溶液(15mL)を−5℃で滴下し、混合物を−5℃で30分間撹拌した。反応混合物に、(A)で調製した溶液を−5℃で滴下し、反応温度を徐々に上げ、混合物を室温で2時間撹拌した。得られた粘性物質を濾過によって回収し、DCMに再溶解し、減圧下で濃縮した。さらなる精製をせずに粗製物を直接使用した。
【0504】
ステップ2
【化426】
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メチル2−ブロモ−4−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)ベンゾエート
THF(25mL)中のN−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(400mg、1.59mmol)の冷たい(−78℃)溶液に、THF中のリチウムビス(トリメチルシリル)アミド(2.5mL、1M、2.5mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度に加温させ、4時間以上撹拌した。反応溶液を再度−78℃に冷却し、メチル2−ブロモ−4−クロロスルホニル−ベンゾエート(500mg、1.59mmol)のTHF溶液(5mL)を添加した。反応混合物を周囲温度に一晩加温させ、続いて、飽和塩化アンモニウム溶液(30mL)を添加し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、30%EtOAcで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物を得た(445mg、45.5%)。LCMS (ESI) m/z:550.0 [M+Na]
+。
【0505】
ステップ3
【化427】
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メチル4−(N−1,2,4−チアジアゾール−5−イルスルファモイル)−2−ブロモベンゾエート
メチル2−ブロモ−4−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル]ベンゾエート(440mg、0.83mmol)のDCM溶液(5mL)に、トリフルオロ酢酸(1mL)を添加し、反応物を25℃で3時間撹拌した。反応物を乾燥するまで濃縮し、さらなる精製をせずに粗製物を直接使用した。LCMS (ESI) m/z:377.9 [M+H]
+。
【0506】
ステップ4
【化428】
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3−ブロモ−4−(ヒドロキシメチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
水素化ホウ素ナトリウム(200mg、5.26mmol)を、メチル2−ブロモ−4−(1,2,4−チアジアゾール−5−イルスルファモイル)ベンゾエート(400mg、1.06mmol)のMeOH溶液(30mL)に25℃で添加した。48時間後、反応を水(30mL)でクエンチし、EtOAc(3×30mL)で抽出し、飽和ブライン溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(0.01%FA中、20%MeCNで溶出)によって粗製物を精製して、所望の生成物を得た(190mg、49.8%。LCMS (ESI) m/z:350.0 [M+H]
+。
【0507】
ステップ5
【化429】
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3−ブロモ−4−(クロロメチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ4と同様に化合物を合成した。LCMS (ESI) m/z:367.9 [M+H]
+。
【0508】
ステップ6
【化430】
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3−ブロモ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
実施例1のステップ5と同様に化合物を合成した。LCMS (ESI) m/z:561.0 [M+H]
+。
【0509】
ステップ7
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
3−シアノ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド
1−メチル−2−ピロリジノン(3mL)中のシアン化銅(I)(100mg、1.12mmol)及び3−ブロモ−4−(((2S,4R)−2−フェニル−4−(トリフルオロメチル)−1−ピペリジル)メチル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ベンゼンスルホンアミド(50mg、0.09mmol)の混合物を、密封し、マイクロ波下で、180℃で3時間撹拌した。クロマトグラフィー(水中の10mM炭酸水素アンモニウム中、40〜60%MeCNで溶出)によって混合物を直接精製して、白色固体として所望の生成物(10mg、22.1%)を得た。LCMS(ESI)法C:RT = 6.00分,m/z:508.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.33 (s,1H),8.03−8.01 (m,2H),7.76−7.73 (m,1H),7.43−7.40 (m,2H),7.30−7.18 (m,3H),3.76−3.72 (m,2H),3..51−3.47 (m,1H),3.39−3.35 (m,1H),2.93−2.89 (m,1H),2.36−2.29 (m,1H),1.89−1.85 (m,2H),1.66−1.56 (m,2H)。
【0510】
実施例120
【化432】
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(S)−4−(ベンジル(メチル)アミノ)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。LCMS(ESI)法C:RT = 3.38分,m/z:417.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ:8.27 (s,1H),7.75 (d,J = 8 Hz,1H),7.41−7.27 (m,6H),7.10 (d,J = 1.6 Hz,1H),4.40−4.37 (m,1H),4.18−4.13 (m,2H),3.70−3.68 (m,2H),2.17 (s,3H),2.10−2.07 (m,2H)。
実施例121
【化433】
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(R)−4−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
市販の(S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジンを使用して、実施例37と同様に化合物を合成した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 458.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.66 (s,1H),8.41 (s,1H),8.21 (s,1H),7.82 (d,J = 7.8 Hz,1H),7.47 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.32 − 7.23 (m,2H),6.98 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.26 − 4.12 (m,1H),4.02 (s,1H),3.88 (t,J = 10.8 Hz,2H),2.78 − 2.61 (m,1H),2.13 (s,1H),2.06 − 1.92 (m,1H),1.88 − 1.42 (m,6H),1.35 (s,1H)。
【0511】
実施例122
【化434】
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(R)−4−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
市販の(S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジンを使用して、実施例37と同様に化合物を合成した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 458.2 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.64 (d,J = 2.1 Hz,1H),8.46 (dd,J = 4.7,1.7 Hz,1H),8.08 (s,1H),7.88 (dt,J = 7.8,2.0 Hz,1H),7.78 − 7.69 (m,1H),7.37 (dd,J = 7.9,4.7 Hz,1H),7.27 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),6.99 (d,J = 1.8 Hz,1H),4.22 (dt,J = 11.2,3.6 Hz,1H),3.85 − 3.57 (m,4H),2.23 (t,J = 11.3 Hz,1H),2.06 − 1.93 (m,1H),1.89 − 1.68 (m,3H),1.59 (s,2H),1.41 (dd,J = 54.0,11.8 Hz,2H)。
【0512】
実施例123
【化435】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化436】
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ステップ1
【化437】
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2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン
加熱乾燥したフラスコに、(2−メチルピラゾール−3−イル)ボロン酸(2g、1.2当量、15.9mmol)、炭酸セシウム(8.65g、2当量、26.550mmol)、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−ジクロロパラジウム(ii)DCM錯体(0.558g、0.05当量、0.66375mmol)を添加した。フラスコを密封し、真空排気し、窒素を3回再充填した。1,4−ジオキサン(66.4mL、0.2M)及び水(22.1mL、0.6M)、続いて2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(3g、13.275mmol)を添加し、反応物を100℃に加熱した。反応を48時間行い、完全な転化が見られた。反応を室温に冷却し、シリカゲルを通して濾過した(酢酸イソプロピル溶出)。粗製反応物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって精製して、淡黄色の油状物を得た(2.59g、86%収率)。
1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.85 (d,J = 5.2 Hz,1H),7.81 − 7.75 (m,1H),7.54 (d,J = 2.0 Hz,1H),7.45 (dd,J = 5.2,1.5 Hz,1H),6.68 (d,J = 2.0 Hz,1H),4.25 (s,3H)。
【0513】
ステップ2
【化438】
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シス−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン
Parrシェーカー中の2−(2−メチルピラゾール−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(6.6614g、29.321mmol)の酢酸溶液(146.6mL、0.2M)に、酸化白金(IV)(0.666g、0.1当量)を添加した。反応をParrシェーカー中、50psiで一晩行った。完全な転化が見られ、セライトのプラグを通してDCM及び酢酸イソプロピルで酸化白金を濾過した。回収した溶液を濃縮し、飽和NaOH溶液(2×100mL)で抽出し、有機層を回収した。溶液を濃縮して、非常に淡い黄色の油状物を得た(6.7615g、98.8%収率)。1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.40 (q,J = 3.1 Hz,1H),6.20 − 6.11 (m,1H),3.91 (d,J = 4.2 Hz,3H),3.76 (tt,J = 11.6,3.8 Hz,1H),3.35 − 3.25 (m,1H),2.88 − 2.72 (m,1H),2.31 (dqq,J = 16.4,8.4,3.9 Hz,1H),2.09 (ddd,J = 13.5,6.0,3.1 Hz,1H),2.05 − 1.79 (m,1H),1.66 − 1.43 (m,3H)。
【0514】
【化439】
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ステップ3
【化440】
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N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(シス)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)−ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
粗製(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(1.052g、1.942mmol)を酢酸エチル(9.712mL、0.2M)中に懸濁させ、(+/−)シス−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン(0.906g、2当量、3.885mmol)の密封バイアルに窒素下で添加した。N,n−ジイソプロピルエチルアミン(1.02mL、3当量、5.827mmol)を反応バイアルに直ちに添加し、反応物を80℃に加熱し、一晩撹拌した。メシル酸塩の完全な転化が見られ、生成物の大部分が所望の生成物であり、15%が加水分解メシル酸塩であった。反応物を室温に冷却し、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を後続のステップに使用した。
【0515】
ステップ4
【化441】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
粗製N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(0.25g、0.3684mmol)のジクロロメタン溶液(3.684mL、0.1M、57.46mmol)を、0℃で、トリフルオロ酢酸(0.028mL、1当量、0.3684mmol、100質量%)で1当量ずつ連続して滴定し、所望の生成物への完全な転化が見られるまで、LCMSにより10分間隔で結果を確認した。反応をトリメチルアミン(1mL)でクエンチし、ジクロロメタン(1ml)及び水(3mL)で希釈した。有機層を除去し、水層をDCM(2×2mL)で抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮し、DCM中、0〜100%勾配のDCM/10%MeOHのカラムクロマトグラフィーで精製した。所望の生成物を回収し、濃縮し、キラルSFCによって精製して、白色の粉末として所望の生成物(反応の4つの生成物のうちの1つとして)を得た(6.3mg、13%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 529.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.37 (s,1H),7.78 − 7.70 (m,1H),7.36 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.31 (dd,J = 8.2,1.9 Hz,1H),7.04 (d,J = 1.8 Hz,4H),6.31 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.27 (dt,J = 11.0,3.6 Hz,1H),4.08 (dd,J = 10.9,2.9 Hz,1H),3.93 (s,3H),2.57 (d,J = 10.6 Hz,1H),2.33 (s,1H),1.97 (s,2H),1.83 (dd,J = 17.5,9.9 Hz,2H),1.49 (d,J = 12.7 Hz,1H)。
【0516】
実施例124
【化442】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例123と同じ順序でこの化合物を調製し、実施例123で生成した生成物からSFCによって精製した(4.2mg、8.6%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 529.1[M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.34 (s,1H),7.42 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.38 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.28 (dd,J = 8.0,1.9 Hz,1H),7.09 − 7.03 (m,1H),6.35 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.40 (d,J = 10.8 Hz,1H),4.22 (dt,J = 11.2,4.3 Hz,1H),3.93 (s,4H),3.78 − 3.69 (m,1H),2.71 (d,J = 12.5 Hz,1H),2.53 (d,J = 7.6 Hz,1H),2.22 (t,J = 12.3 Hz,1H),2.05 − 1.83 (m,3H),1.77 (d,J = 12.6 Hz,1H),1.64 (q,J = 12.1 Hz,1H),1.46 (td,J = 13.5,9.5 Hz,1H)。
【0517】
実施例125
【化443】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2R,4S)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例123と同じ順序でこの化合物を調製し、実施例123で生成した生成物からSFCによって精製した(8.3mg、17%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 529.1[M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.36 (s,1H),7.46 − 7.33 (m,2H),7.32 − 7.17 (m,2H),7.09 − 7.03 (m,1H),6.35 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.40 (d,J = 10.8 Hz,1H),4.22 (dt,J = 11.3,4.3 Hz,1H),3.93 (s,3H),3.78 − 3.69 (m,1H),2.72 (d,J = 12.4 Hz,1H),2.22 (t,J = 12.2 Hz,1H),2.03 − 1.92 (m,1H),1.95 − 1.84 (m,2H),1.77 (d,J = 12.6 Hz,1H),1.64 (q,J = 12.1 Hz,1H),1.53 − 1.41 (m,1H),1.24 (s,1H)。
【0518】
実施例126
【化444】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2R,4S)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例123と同じ順序でこの化合物を調製し、実施例123で生成した生成物からSFCによって精製した(3.4mg、7%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 529.1[M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.29 (s,1H),7.72 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.36 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.29 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.09 − 7.01 (m,1H),6.31 (s,1H),4.26 (dt,J = 11.1,3.7 Hz,1H),4.07 (dd,J = 11.0,2.9 Hz,1H),3.93 (s,4H),3.69 (s,1H),2.62 − 2.51 (m,2H),2.33 (s,1H),1.97 (s,2H),1.82 (t,J = 13.0 Hz,2H),1.50 (s,1H)。
【0519】
実施例127
【化445】
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(S)−4−((2S,4R)−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化446】
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ステップ1
【化447】
[この文献は図面を表示できません]
4−イソプロピル−2−フェニルピリジン
加熱乾燥したフラスコに、フェニルボロン酸(319.9mg、1.05当量、2.624mmol)、炭酸カリウム(1.036g、3当量、7.5mmol)、及び酢酸パラジウム(ii)(56mg、0.1当量、0.24990mmol%)を添加した。フラスコを密封し、真空排気し、窒素を3回再充填した。脱気したエタノール(11.3mL、0.221M)及び水(2.8mL、0.885M)、続いて2−ブロモ−4−イソプロピル−ピリジン(500mg、2.4990mmol)を添加し、反応物を80℃に加熱した。反応を一晩行い、次いで、室温に冷却し、シリカゲルを通して濾過した(酢酸イソプロピル溶出)。粗製反応物を濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって精製して、淡黄色の油状物を得た(118.4mg、24%収率)。1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.58 (d,J = 5.2 Hz,1H),8.02 − 7.90 (m,2H),7.59 − 7.54 (m,1H),7.50 − 7.34 (m,4H),7.08 (dd,J = 5.2,1.6 Hz,1H),2.94 (hept,J = 6.9 Hz,1H),1.29 (d,J = 7.0 Hz,6H)。
【0520】
ステップ2
【化448】
[この文献は図面を表示できません]
(+/−)シス−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジン
Pd/Cカラムを使用して、4−イソプロピル−2−フェニル−ピリジン(118.4mg、0.6001mmol)の酢酸溶液(12mL、0.05M)を85℃及び90psiで流通水素化反応器に通した。溶液の1回の分析を行った後、完全な転化が見られた。粗製反応物を乾燥するまで濃縮した。次いで、MP−カルボネート(1.5g、4.802mmol、8当量)を用いて粗製物をメタノール(6mL、0.1M)に3時間溶解した。MP−カルボネートを濾過し、残りの溶液を濃縮して、透明な油状物を得た(80mg、66%収率)。
1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.47 − 7.28 (m,5H),3.98 (dt,J = 12.3,2.5 Hz,1H),3.54 − 3.43 (m,1H),2.95 (dd,J = 12.8,3.2 Hz,1H),1.90 − 1.71 (m,3H),1.64 − 1.49 (m,1H),1.46 (tdd,J = 11.7,6.1,3.0 Hz,1H),1.25 (q,J = 6.8,6.1 Hz,1H),0.92 (t,J = 6.6 Hz,6H)。
【0521】
ステップ3
【化449】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2S,4R)−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(シス)−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジンを使用し、実施例123と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、SFCによって精製した(5.8mg、2ステップで21.8%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 499.2 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 7.93 (s,1H),7.68 (dd,J = 8.1,1.2 Hz,1H),7.53 − 7.40 (m,3H),7.37 − 7.17 (m,4H),6.97 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.26 − 4.15 (m,1H),3.71 (ddt,J = 16.6,6.9,4.3 Hz,2H),3.58 (d,J = 10.3 Hz,1H),3.10 (d,J = 8.1 Hz,1H),2.54 (s,1H),2.22 (t,J = 10.7 Hz,1H),1.98 (q,J = 11.8,10.8 Hz,1H),1.80 − 1.68 (m,2H),1.58 (dd,J = 22.0,8.9 Hz,1H),1.45 − 1.13 (m,4H),0.83 (t,J = 6.4 Hz,7H)
【0522】
実施例128
【化450】
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(R)−4−((2S,4R)−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例127と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、実施例127で生成された生成物からSFCによって精製した(4.1mg、2ステップで15.2%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 499.2 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.12 (d,J = 7.1 Hz,1H),7.48 (s,2H),7.43 − 7.23 (m,5H),7.02 (d,J = 1.9 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.18 (dd,J = 11.4,5.5 Hz,1H),3.89 (s,2H),2.76 − 2.70 (m,1H),2.01 (s,2H),1.83 (s,1H),1.66 (s,2H),1.38 (p,J = 6.7 Hz,1H),1.30 − 1.17 (m,4H),0.81 (t,J = 6.6 Hz,6H)。
【0523】
実施例129
【化451】
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(S)−4−((2R,4S)−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例127と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、実施例127で生成した生成物からSFCによって精製した(6.6mg、2ステップで24.4%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 499.2 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.08 (s,1H),7.48 (s,2H),7.34 (t,J = 7.4 Hz,3H),7.30 − 7.17 (m,2H),7.10 − 6.99 (m,1H),6.51 (s,1H),4.18 (dt,J = 10.5,4.7 Hz,1H),3.87 (s,3H),2.00 (s,2H),1.82 (s,1H),1.66 (s,2H),1.38 (q,J = 6.5 Hz,1H),1.26 − 1.13 (m,4H),0.81 (t,J = 6.6 Hz,6H)。
【0524】
実施例130
【化452】
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(R)−4−((2R,4S)−4−イソプロピル−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例127と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、実施例127で生成した生成物からSFCによって精製した(5.7mg、2ステップで21.1%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 499.2 [M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.10 (s,1H),7.72 (dd,J = 8.1,1.1 Hz,1H),7.45 (d,J = 7.4 Hz,2H),7.28 (ddt,J = 24.3,14.6,7.4 Hz,4H),6.99 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.22 (dt,J = 11.3,3.7 Hz,1H),3.74 (dq,J = 16.0,8.7 Hz,2H),3.59 (d,J = 10.1 Hz,1H),3.10 (dd,J = 7.3,4.1 Hz,1H),2.22 (s,1H),1.99 (d,J = 12.5 Hz,1H),1.75 (dd,J = 20.9,14.4 Hz,2H),1.61 (d,J = 8.6 Hz,1H),1.46 − 1.13 (m,4H),0.83 (t,J = 6.4 Hz,6H)。
【0525】
実施例131
【化453】
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(S)−4−((R)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化454】
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(R)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン
実施例32と同様に化合物を合成した。キラルSFCによって粗製ラセミ体からエナンチオマーを分離した。(R)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンとして第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AD−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=65:35;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.1℃;RT = 1.81分)。LCMS(ESI)法A:RT = 3.03分,m/z:216.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.68 (d,J = 5.2 Hz,2H),7.37−7.32 (m,2H),4.63−4.60 (m,1H),3.55 (m,1H),3.25−3.23(m,1H),2.59−2.54(m,2H),2.41−2.37 (m,2H)。
【0526】
【化455】
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(S)−4−((R)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンを用いて実施例123と同じ順序を使用してこの化合物を調製して、反応順序において2つのジアステレオマーを得た。HPLCによってこの化合物を精製して、白色固体を得た(8.5mg、2ステップで48.5%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 511.1 [M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.89 (s,1H),8.26 (s,1H),7.63 − 7.51 (m,2H),7.41 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.27 (dd,J = 8.0,1.9 Hz,1H),7.21 − 7.12 (m,2H),7.02 (d,J = 1.9 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.19 (dt,J = 11.9,4.5 Hz,2H),3.92 − 3.78 (m,2H),2.76 − 2.67 (m,1H),2.03 (dtdd,J = 22.4,13.1,8.6,3.5 Hz,6H),1.79 (dddd,J = 14.1,7.0,4.5,2.6 Hz,1H)。
【0527】
実施例132
【化456】
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(R)−4−((R)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例131と同じ順序でこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(3.7mg、2ステップで21%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 511.1 [M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.27 (s,1H),7.80 (dd,J = 8.1,1.0 Hz,1H),7.58 (dd,J = 8.4,5.5 Hz,2H),7.29 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.19 (t,J = 8.9 Hz,2H),7.01 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.23 (dt,J = 11.4,3.6 Hz,1H),3.91 − 3.74 (m,2H),3.65 (dd,J = 10.5,5.8 Hz,1H),2.43 (dd,J = 13.1,9.1 Hz,2H),2.28 − 2.09 (m,2H),2.07 − 1.88 (m,3H),1.88 − 1.73 (m,1H)。
【0528】
実施例133
【化457】
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(R)−4−((S)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化458】
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(S)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン
実施例32と同様に化合物を合成した。キラルSFCによって粗製ラセミ体からエナンチオマーを分離した。(S)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンとして第2の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:AD−H、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=65:35;流量:3.0mL/分;カラム温度:40.1℃;RT = 2.62分)。LCMS(ESI)法A:RT=3.06分,m/z:216.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.68 (m,2H),7.37−7.32 (m,2H),4.63−4.60 (m,1H),3.55 (m,1H),3.25−3.23(m,1H),2.63−2.59(m,2H),2.42−2.38 (m,2H)。
【0529】
【化459】
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(R)−4−((S)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(S)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンをピペリジンとして使用し、実施例131と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(4.1mg、2ステップで24%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 511.1 [M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.26 (s,1H),7.60 − 7.51 (m,2H),7.41 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.27 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.17 (t,J = 8.8 Hz,2H),7.02 (d,J = 1.9 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.19 (dt,J = 12.2,4.5 Hz,2H),3.92 − 3.78 (m,2H),2.76 − 2.67 (m,1H),2.50 − 2.44 (m,1H),2.25 − 1.91 (m,6H),1.85 − 1.73 (m,1H)。
【0530】
実施例134
【化460】
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(S)−4−((S)−4,4−ジフルオロ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例133と同じ順序でこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(2.5mg、14.7%)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 511.1 [M+H]
+。NMRに十分な材料は得られなかった。
【0531】
実施例135
【化461】
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(R)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化462】
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ステップ1
【化463】
[この文献は図面を表示できません]
2−(2−クロロピリジン−4−イル)プロパン−2−オール
エーテル中の臭化メチルマグネシウム(3M、4.3mL、12.9mmol)を、窒素雰囲気下で撹拌しながら乾燥THF(20mL)で希釈し、混合物を約−15℃に冷却した。反応温度を−10℃未満に保ちながら、1−(2−クロロピリジン−4−イル)エタノン(1.0g、6.43mmol)のTHF溶液(6mL)を滴下した。混合物を冷たい中で20分間撹拌した。HCl(1N、10mL)をゆっくりと添加し、混合物をさらに1時間撹拌した。混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出し、ブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10〜25%EtOAcで溶出)によって残渣を精製して、所望の生成物を得た(925mg、83.9%)。LCMS (ESI): m/z 172.1 [M+H]
+。
【0532】
ステップ2
【化464】
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2−(2−(4−フルオロフェニル)ピリジン−4−イル)プロパン−2−オール
トルエン(10mL)及びエタノール(3mL)中の2−(2−クロロ−4−ピリジル)プロパン−2−オール(300mg、1.75mmol)、4−フルオロフェニルボロン酸(367mg、2.62mmol)、炭酸カリウム(555mg、5.24mmol)、及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(101mg、0.09mmol)の混合物を、N
2雰囲気下で、100℃で一晩加熱した。次いで、シリカゲルのパッドを通して反応混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。クロマトグラフィー(石油エーテル中、10〜50%EtOAcで溶出)によって粗生成物を精製して、白色固体として所望の生成物(400mg、98%)を得た。LCMS (ESI): m/z 232.2 [M+H]
+。
【0533】
ステップ3
【化465】
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2−(2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オール
酢酸(30mL)中の2−(2−(4−フルオロフェニル)−4−ピリジル)プロパン−2−オール(350mg、1.51mmol)の混合物に、二酸化白金(35mg、1.51mmol)を添加した。反応混合物を水素雰囲気下で、25℃で一晩撹拌し、濾過し、濃縮して、さらなる精製をせずに粗生成物を得た。LCMS (ESI): m/z 238.2 [M+H]
+。
【0534】
ステップ4
【化466】
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Tert−ブチル2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート
DCM(20mL)中の2−(2−(4−フルオロフェニル)−4−ピペリジル)プロパン−2−オール(350mg、1.47mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(676mg、3.1mmol)、トリエチルアミン(1.01mL、7.32mmol)の混合物を、25℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、CombiFlash(0.01%FA中、0〜30%MeCNで溶出)によって残渣を精製して、所望の化合物を得た。キラルSFCによってラセミ体からエナンチオマーを分離した。(2R,4S)−tert−ブチル2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキシレートとして第1の溶出画分を任意に割り当てた。キラルHPLC(カラム:(R,R)−Whelk−O1、4.6×250mm、5μm;移動相:A:超臨界CO
2、B:MeOH(0.2%アンモニア)、A:B=85:15;流量:3.0mL/分;カラム温度:40℃;RT = 2.67分)。LCMS (ESI),m/z:238.1 [M−Boc+H]
+。
【0535】
ステップ5
【化467】
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2−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オール
DCM(10mL)及びトリフルオロ酢酸(1.5mL)中の(2R)−tert−ブチル2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−カルボキシレート(360mg、1.07mmol)の溶液を、25℃で2時間撹拌した。反応混合物を乾燥するまで濃縮し、CombiFlash(0.01%FA中、5%MeCNで溶出)によって粗製物を精製して、所望の化合物を得た(220mg、85.5%)。LCMS(ESI)法C:RT = 2.68分,m/z 238.3 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 7.57−7.53 (m,2H),7.30−7.25 (m,2H),4.19−4.15 (m,1H),3.40−3.36 (m,1H),3.01−2.95 (m,1H),1.95-1.85 (m,2H),1.65−1.47 (m,3H),1.07 (s,6H)。
【0536】
【化468】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
2−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オールを使用し、実施例123と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(0.4mg、2ステップで2.25%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 533.2 [M+H]
+。NMRに十分な材料は得られなかった。
【0537】
実施例136
【化469】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例135と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(4.4mg、2ステップで24.8%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 533.2 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.70 (s,1H),7.87 (s,1H),7.49 (dd,J = 8.4,5.5 Hz,2H),7.32 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.22 (dd,J = 8.0,1.9 Hz,1H),7.15 (t,J = 8.7 Hz,2H),7.00 (d,J = 1.8 Hz,1H),4.15 (dt,J = 11.2,4.3 Hz,1H),4.01 (s,1H),3.95 (s,1H),3.81 (dd,J = 21.4,10.2 Hz,2H),2.64 (d,J = 10.1 Hz,1H),1.95 (dtd,J = 13.6,9.2,3.9 Hz,2H),1.68 (dd,J = 19.0,10.5 Hz,2H),0.98 (s,6H)。
【0538】
実施例137
【化470】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化471】
[この文献は図面を表示できません]
2−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オール
実施例135と同様に化合物を合成した。2−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オールとしてエナンチオマーを任意に割り当てた。LCMS(ESI)法C:RT = 2.69分,m/z 238.3 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 7.57−7.53 (m,2H),7.31−7.26 (m,2H),4.23−4.18 (m,1H),3.41−3.29 (m,1H),3.03−2.97 (m,1H),1.97−1.86 (m,2H),1.66−1.49 (m,3H),1.07 (s,6H)。
【0539】
【化472】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ステップ1におけるピペリジンとして2−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル)プロパン−2−オールを使用し、実施例123と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(1.6mg、2ステップで8.5%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 533.2 [M+H]
+。NMRに十分な材料は得られなかった。
【0540】
実施例138
【化473】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例137と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(1mg、5.3%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 533.2 [M+H]
+。NMRに十分な材料は得られなかった。
【0541】
実施例139
【化474】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((S)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(S)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン(実施例32)を使用し、実施例123と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(4.6mg、2ステップで7.9%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 493.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.31 (s,1H),7.51 (d,J = 7.5 Hz,2H),7.45 − 7.24 (m,5H),7.02 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.24 − 4.10 (m,2H),3.85 (td,J = 9.5,8.6,3.1 Hz,2H),2.76 − 2.67 (m,1H),2.24 − 1.88 (m,6H),1.80 (dtd,J = 15.6,9.2,7.9,4.5 Hz,1H)。
【0542】
実施例140
【化475】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((S)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例139と同じ反応順序でこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(4.6mg、2ステップで9.3%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 493.1 [M+H]
+。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.31 (s,1H),7.82 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.53 (d,J = 7.4 Hz,2H),7.42 − 7.26 (m,4H),7.02 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.24 (dt,J = 11.3,3.6 Hz,1H),3.88 − 3.64 (m,3H),2.55 (d,J = 11.1 Hz,1H),2.42 (dd,J = 12.0,4.2 Hz,1H),2.30 − 1.88 (m,6H),1.87 − 1.73 (m,1H)。
【0543】
実施例141
【化476】
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(R)−4−((R)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
(R)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン(実施例32)を使用し、実施例123と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(3mg、2ステップで5.2%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 493.1 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.34 (s,1H),7.83 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.53 (d,J = 7.4 Hz,2H),7.44 − 7.26 (m,4H),7.09 − 6.99 (m,1H),4.24 (dt,J = 11.3,3.6 Hz,1H),3.88 − 3.64 (m,3H),2.58 −2.50 (m,1H),2.44 (td,J = 11.9,11.2,3.5 Hz,1H),2.30 − 1.91 (m,8H),1.88 − 1.73 (m,1H)。
実施例142
【化477】
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(S)−4−((R)−4,4−ジフルオロ−2−フェニルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例141と同じ反応順序を使用してこの化合物を調製し、HPLCによって精製して、白色固体を得た(4.6mg、2ステップで10.2%収率)。立体化学を任意に割り当てた。m/z 493.1 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.20 (s,1H),7.51 (d,J = 7.5 Hz,2H),7.42 − 7.24 (m,5H),7.02 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.17 (ddd,J = 16.0,11.5,4.4 Hz,2H),3.84 (td,J = 9.5,8.4,3.1 Hz,2H),2.74 − 2.66 (m,1H),2.23 − 1.91 (m,7H),1.86 − 1.73 (m,1H)。
【0544】
実施例143
【化478】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化479】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1
【化480】
[この文献は図面を表示できません]
2−(2−テトラヒドロピラン−2−イルピラゾール−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン
2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(2.0g、8.85mmol)を、エタノール(10mL)及びトルエン(10mL)中の1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(2.85g、9.73mmol、)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(511mg、0.44mmol、)、及び炭酸カリウム(3.67g 26.55mmol、)の混合物に添加した。混合物を100℃で2時間撹拌した。反応物を冷却し、水を添加した。水層を3×50mLのジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(100%ヘプタン〜100%酢酸エチル勾配、40gカラム)による精製によって、黄色の油状物として2.34g(89%)の2−(2−テトラヒドロピラン−2−イルピラゾール−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジンを得た。LCMS (島津法):RT = 1.45分,m+H = 298.1。
1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.87 (d,J = 5.0 Hz,1H),7.86 (d,J = 1.5 Hz,1H),7.63 (dd,J = 14.6,2.2 Hz,1H),7.48 (dd,J = 5.2,1.6 Hz,1H),6.70 (d,J = 1.9 Hz,1H),6.14 (dd,J = 10.0,2.5 Hz,1H),4.04 (ddt,J = 11.5,4.3,2.1 Hz,1H),3.61 (td,J = 11.4,2.6 Hz,1H),2.63 − 2.48 (m,1H),2.17 − 1.99 (m,2H),1.83 − 1.62 (m,2H),1.58 (s,1H)。
【0545】
ステップ2
【化481】
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2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン塩酸塩
1,4−ジオキサン(9.7mL、39mmol)中の塩酸(4mol/L)を、2−(2−テトラヒドロピラン−2−イルピラゾール−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン(2.3g、7.7mmol)のジクロロメタン溶液(10mL)に添加し、混合物を室温で5時間撹拌した。得られた固体を濾過によって回収し、ジクロロメタンで洗浄して、黄色の固体として1.62g(84%)の2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン塩酸塩を得た。さらなる精製をせずに化合物を次のステップに使用した。LCMS (島津法):RT = 1.45分,m+H = 214.1。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.87 (d,J = 5.1 Hz,1H),8.21 (d,J = 1.7 Hz,1H),7.85 (d,J = 2.3 Hz,1H),7.69 (dd,J = 5.2,1.7 Hz,1H),6.97 (d,J = 2.2 Hz,1H)。
【0546】
ステップ3
【化482】
[この文献は図面を表示できません]
Tert−ブチル5−[4−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]ピラゾール−1−カルボキシレート
二炭酸ジ−tert−ブチル(4.4g、19.4mmol)を、2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピリジン塩酸塩(1.62g、6.49mmol)及びトリエチルアミン(3.6mL、26.0mmol)のジクロロメタン溶液(30mL)に添加し、混合物を45℃で48時間撹拌した。次いで、反応物を冷却し、水を添加した。層を分離させ、水層を2×25mLのジクロロメタンで抽出した。有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(100%ヘプタン〜100%酢酸エチル勾配、40gカラム)によって、白色固体として1.14g(56%)のtert−ブチル5−[4−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]ピラゾール−1−カルボキシレートを得た。LCMS (島津法):RT = 1.48分,m+H = 314.1。
1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.81 (d,J = 5.2 Hz,1H),8.44 (s,1H),8.15 (d,J = 2.8 Hz,1H),7.48 (dd,J = 5.1,1.7 Hz,1H),7.11 (d,J = 2.8 Hz,1H),1.69 (s,9H)。
【0547】
ステップ4
【化483】
[この文献は図面を表示できません]
(±)−Tert−ブチル5−[シス−4−(トリフルオロメチル)−2−ピペリジル]ピラゾール−1−カルボキシレート
酢酸(18mL)中のtert−ブチル5−[4−(トリフルオロメチル)−2−ピリジル]ピラゾール−1−カルボキシレート(1.1g、3.5mmol)及び酸化白金(IV)(80mg、0.35mmol)の混合物を、真空下に2分間置き、次いで、雰囲気を水素で置換した。このプロセスを2回繰り返した。次いで、混合物を水素下で、室温で16時間撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、セライトで濾過した。濾液を真空下で濃縮して、白色固体として1.1g(98%)の(±)−tert−ブチル5−[シス−4−(トリフルオロメチル)−2−ピペリジル]ピラゾール−1−カルボキシレートを得た。LCMS (島津法):RT = 1.0分,m+H = 320.1。
1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 8.01 (dd,J = 6.8,2.8 Hz,1H),6.36 (dd,J = 21.7,2.8 Hz,1H),3.86 (dd,J = 11.5,2.7 Hz,1H),3.28 (d,J = 12.0 Hz,1H),2.79 (td,J = 12.2,2.8 Hz,1H),2.20 − 2.11 (m,1H),1.94 − 1.84 (m,1H),1.64 (s,1H),1.64 (s,9H),1.62 − 1.41 (m,2H)。
【0548】
【化484】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
tert−ブチル5−[シス−4−(トリフルオロメチル)−2−ピペリジル]ピラゾール−1−カルボキシレートを使用して実施例123の順序で化合物を合成し、SFCによって精製した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 515.1 [M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.66 (s,1H),8.08 (s,1H),7.65 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.29 − 7.18 (m,1H),7.00 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),6.32 (d,J = 2.2 Hz,1H),4.26 (dt,J = 11.2,3.7 Hz,1H),3.91 − 3.76 (m,2H),3.65 (s,1H),2.29 (d,J = 11.4 Hz,1H),2.03 − 1.73 (m,4H),1.52 − 1.37 (m,1H)。
【0549】
実施例144
【化485】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例143と同じ順序でこの化合物を合成し、実施例143で生成した生成物からSFCによって精製した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 515.1 [M+H]
+,
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.62 (s,1H),8.07 (s,1H),7.59 (s,1H),7.42 (s,1H),7.27 − 7.17 (m,1H),7.07 (s,1H),7.01 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.94 (s,1H),6.25 (s,1H),4.18 (dt,J = 11.2,4.5 Hz,1H),3.92 − 3.82 (m,2H),3.44 (q,J = 7.0 Hz,1H),2.13 (s,1H),1.96 (s,1H),1.78 (d,J = 10.7 Hz,3H),1.49 (s,1H),1.06 (t,J = 7.0 Hz,1H)。
【0550】
実施例145
【化486】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((2R,4S)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例143と同じ順序でこの化合物を合成し、実施例143で生成した生成物からSFCによって精製した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 515.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.68 (s,1H),8.28 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.60 − 7.55 (m,1H),7.48 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.31 − 7.17 (m,1H),7.05 (d,J = 19.1 Hz,1H),6.25 (s,1H),4.20 (dt,J = 10.0,4.6 Hz,1H),4.14 (s,1H),3.92 (d,J = 12.2 Hz,2H),2.73 (s,1H),2.17 (s,1H),2.00 (s,1H),1.80 (s,3H),1.53 (s,1H)。
【0551】
実施例146
【化487】
[この文献は図面を表示できません]
(R)−4−((2R,4S)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例143と同じ順序でこの化合物を合成し、実施例143で生成した生成物からSFCによって精製した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 515.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.63 (s,1H),8.26 (s,1H),7.69 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.62 (s,1H),7.28 (dd,J = 8.2,1.8 Hz,1H),7.01 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.32 (d,J = 2.2 Hz,1H),4.27 (dt,J = 11.3,3.7 Hz,1H),3.91 − 3.77 (m,2H),3.66 (s,1H),2.31 (t,J = 11.5 Hz,1H),2.04 − 1.85 (m,3H),1.79 (t,J = 10.8 Hz,2H),1.52 − 1.38 (m,1H)。
【0552】
実施例147
【化488】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(4−シアノピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。m/z 406.1 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.20 (s,1H),7.56 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.26 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.07 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.33 (dt,J = 11.0,4.4 Hz,1H),4.14 (dt,J = 11.7,6.2 Hz,1H),3.99 (t,J = 7.4 Hz,1H),2.90 (dd,J = 9.0,4.7 Hz,1H),2.62 (s,2H),2.40 (s,1H),1.97 (s,1H),2.01 − 1.92 (m,1H),1.89 (s,1H),1.81 − 1.66 (m,2H)。
【0553】
実施例148
【化489】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(4−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。m/z 463.1 [M+H]
+。
【0554】
実施例149
【化490】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(4−シアノ−4−メチルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。m/z 420.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.29 (s,1H),7.57 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.27 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.08 (d,J = 1.8 Hz,1H),4.40 − 4.31 (m,1H),4.16 (dt,J = 11.6,6.3 Hz,1H),4.02 (t,J = 7.1 Hz,1H),3.62 − 3.53 (m,1H),2.95 − 2.79 (m,2H),2.71 (t,J = 11.2 Hz,1H),2.29 (s,1H),2.10 − 1.88 (m,3H),1.86 − 1.73 (m,1H),1.69 − 1.32 (m,6H)。
【0555】
実施例150
【化491】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(4−(ジフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。m/z 431.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.07 (s,1H),7.54 (d,J = 8.2 Hz,1H),7.27 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.12 − 7.03 (m,1H),6.51 (s,1H),6.03 − 5.90 (m,1H),4.37 − 4.25 (m,1H),4.16 (ddd,J = 11.6,8.7,3.3 Hz,1H),3.01 (s,1H),2.76 − 2.69 (m,1H),2.07 (s,1H),2.02 (s,2H),1.89 − 1.73 (m,2H),1.67 (d,J = 12.9 Hz,1H),1.51 (tt,J = 13.2,6.6 Hz,1H),1.35 (d,J = 12.9 Hz,1H),1.25 (q,J = 7.3,6.6 Hz,1H)。
【0556】
実施例151
【化492】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((S)−2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 425.1 [M+H]
+。
【0557】
実施例152
【化493】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((R)−2−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 425.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.13 (s,1H),7.83 (s,1H),7.49 (t,J = 8.3 Hz,1H),7.25 − 7.14 (m,1H),7.02 (d,J = 10.4 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.30 (d,J = 7.8 Hz,1H),4.12 (s,1H),3.52 (t,J = 7.5 Hz,2H),2.88 (d,J = 6.6 Hz,1H),1.98 (s,3H),1.79 − 1.69 (m,1H),1.67 (s,5H),1.41 (s,5H),1.24 (dd,J = 9.4,6.9 Hz,1H)。
【0558】
実施例153
【化494】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成した。m/z 423.1 [M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.23 (s,1H),7.43 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.27 (dd,J = 8.0,1.9 Hz,1H),7.08 (d,J = 1.9 Hz,1H),6.51 (s,1H),5.50 (s,1H),4.62 (t,J = 5.1 Hz,1H),4.21 (dd,J = 6.7,4.2 Hz,2H),3.23 − 3.01 (m,2H),2.94 − 2.79 (m,1H),2.10 − 1.94 (m,1H),1.92 − 1.80 (m,1H),1.53 (s,1H)。
【0559】
実施例154
【化495】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−(2−オキサ−7−アザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(ジアステレオマーの混合物)
実施例37と同様に化合物を合成した。m/z 432.1
【0560】
実施例155
【化496】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((S)−2−シクロヘキシルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成し、HPLCによって精製した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 463.2 [M+H]
+
【0561】
実施例156
【化497】
[この文献は図面を表示できません]
(S)−4−((R)−2−シクロヘキシルピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例37と同様に化合物を合成し、HPLCによって精製した。立体化学を任意に割り当てた。m/z 463.2 [M+H]
+
【0562】
実施例157
【化498】
[この文献は図面を表示できません]
シス−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン(実施例123)を使用し、実施例92と同じ順序を使用してこの化合物を合成し、SFCによって精製した。m/z 546.1[M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.94 (s,1H),7.47 (d,J = 10.6 Hz,1H),7.36 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.29 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.07 (d,J = 5.8 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.6 Hz,1H),6.36 (s,1H),4.26 (dt,J = 11.5,3.6 Hz,1H),4.06 (dd,J = 10.9,3.0 Hz,1H),3.90 (s,5H),3.67 (s,1H),2.56 (s,1H),1.97 (s,2H),1.82 (dd,J = 15.2,8.6 Hz,2H),1.54 (s,2H)。
【0563】
実施例158
【化499】
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実施例157と同じ順序でこの化合物を合成し、実施例157で生成した生成物からSFCによって精製した。m/z 546.1[M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.95 (s,1H),7.36 (s,1H),7.29 (d,J = 4.5 Hz,1H),7.18 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.07 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.5 Hz,1H),6.33 (d,J = 2.0 Hz,1H),4.48 − 4.34 (m,1H),4.20 (dt,J = 11.5,3.8 Hz,1H),3.92 (s,3H),3.71 (t,J = 7.9 Hz,1H),3.61 (s,1H),3.50 − 3.38 (m,2H),2.74 (d,J = 12.4 Hz,1H),2.35 (t,J = 11.7 Hz,1H),2.08 (s,2H),1.78 (d,J = 12.1 Hz,1H),1.65 (t,J = 12.0 Hz,1H),1.52 − 1.38 (m,1H)。
【0564】
実施例159
【化500】
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実施例157と同じ順序でこの化合物を合成し、実施例157で生成した生成物からSFCによって精製した。m/z 546.1[M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.94 (s,1H),7.36 (d,J = 1.8 Hz,1H),7.29 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.18 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.07 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.5 Hz,1H),6.33 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.44 (dd,J = 11.2,2.7 Hz,1H),4.20 (dt,J = 11.2,4.0 Hz,1H),3.92 (s,4H),3.71 (dd,J = 9.2,6.6 Hz,1H),2.78 − 2.69 (m,1H),2.59 (td,J = 9.1,4.8 Hz,1H),2.41 − 2.29 (m,1H),2.04 − 1.73 (m,4H),1.63 (q,J = 12.1 Hz,1H),1.45 (qd,J = 12.5,4.0 Hz,1H)。
【0565】
実施例160
【化501】
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実施例157と同じ順序でこの化合物を合成し、実施例157で生成した生成物からSFCによって精製した。m/z 546.1[M+H]
+,1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.94 (s,1H),7.46 (d,J = 10.6 Hz,1H),7.41 − 7.33 (m,1H),7.28 (d,J = 4.5 Hz,1H),7.12 − 7.03 (m,1H),6.84 (d,J = 4.5 Hz,1H),6.36 (s,1H),4.26 (dd,J = 11.2,4.1 Hz,1H),4.06 (d,J = 12.0 Hz,1H),3.91 (d,J = 7.4 Hz,4H),3.71 (d,J = 37.9 Hz,1H),2.67 (p,J = 1.9 Hz,1H),2.59 − 2.53 (m,1H),1.96 (s,2H),1.81 (d,J = 12.9 Hz,3H),1.55 (s,3H)。
【0566】
実施例161
【化502】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化503】
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【化504】
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ステップ1:
【化505】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート
4−メトキシピリジン(10.0g、91.63mmol)の無水THF溶液(250mL)に、−20℃で、カルボノクロリデート(17.01mL、119mmol)を窒素雰囲気下でゆっくりと添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。THF(1.0M、146.61mL、146.61mmol)中の(4−フルオロフェニル)マグネシウムブロミドを、−20℃で混合物に添加し、同じ温度でさらない1時間撹拌した。混合物を3%の塩化水素水溶液(40mL)でクエンチし、トルエン(40mL)で抽出した。有機層を4.5%のNaHCO
3水溶液(40mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。イソプロピルアルコール(15mL)を混合物に添加し、室温で1時間撹拌した。濾過により固体を単離した。濾過ケーキをイソプロピルアルコール(5mL×3)で洗浄し、真空中で乾燥させて、白色固体として標記化合物(14g、47%)を得た。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 8.06 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.42 − 7.30 (m,5H),7.27 − 7.22 (m,2H),7.20 − 7.12 (m,2H),5.74 (d,J = 7.2 Hz,1H),5.36 − 5.17 (m,3H),3.32 − 3.20 (m,1H),2.62 (d,J = 16.8 Hz,1H)。LCMS M/Z (M+H) 326。
【0567】
ステップ2:
【化506】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート
酢酸(100mL)中のベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソ−3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボキシレート(14.0g、43.03mmol)及び亜鉛粉末(28.14g、430.33mmol)の混合物を、室温で24時間撹拌した。混合物を濾過し、濾過ケーキを酢酸(30mL×3)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 3:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物(14g、99%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 328。
【0568】
ステップ3:
【化507】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート
THF(25mL)及びMeOH(5mL)中のベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(2.6g、7.94mmol)の溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(331mg、8.74mmol)を添加した。反応混合物を0℃で0.5時間撹拌した。反応を塩化水素水溶液(1.0M、15mL)でクエンチし、水(50mL)で希釈し、EtOAc(200mL)で抽出した。有機層をブライン(100mL)で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 1:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物(2.3g、88%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 330。
【0569】
ステップ4:
【化508】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(2.3g、6.98mmol)及びトリエチルアミン(1.95mL、13.97mmol)のDCM溶液(25mL)に、0℃で、メタンスルホニルクロリド(8.92mL、115.23mmol)を滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。DCM(200mL)を添加し、10%のクエン酸水溶液(100mL)、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない無色の油状物として標記化合物(2.81g、粗製)を得た。
【0570】
ステップ5:
【化509】
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(トランス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート&(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−((メチルスルホニル)オキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.81g、6.9mmol)のMeOH溶液(50mL)に、ナトリウムチオメトキシド(0.9g、12.84mmol)を添加した。反応混合物を70℃に5時間加熱した。室温に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。EtOAc(200mL)を添加し、水(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 10:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として(トランス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート(750mg、TLCでより低い極性)、及び無色の油状物として(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート(810mg、TLCでより高い極性)を得た。トランス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.42 − 7.29 (m,5H),7.20 − 7.12 (m,2H),7.08 − 7.00 (m,2H),5.60 (s,1H),5.20 (s,2H),4.30 − 4.17 (m,1H),2.90 − 2.80 (m,1H),2.73 − 2.56 (m,2H),2.10 (s,3H),1.97 − 1.87 (m,2H),1.57 − 1.48 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 360。シス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.35 − 7.26 (m,3H),7.23 − 7.13 (m,4H),7.04 − 6.96 (m,2H),5.14 − 5.04 (m,3H),4.22 − 4.09 (m,1H),3.53 − 3.39 (m,1H),3.00 − 2.89 (m,1H),2.39 − 2.29 (m,1H),2.23 − 2.06 (m,2H),2.03 (s,3H),1.71 − 1.62 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 360。
【0571】
ステップ6:
【化510】
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(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルチオ)ピペリジン−1−カルボキシレート(810mg、2.25mmol)のアセトン溶液(12mL)に、水(12mL)中のペルオキシ一硫酸カリウム(2.91g、4.73mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。EtOAc(150mL)を添加し、飽和NaHCO
3水溶液(100mL)及びブライン(100mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/EtOAc = 1:2)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(0.8g、91%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 392。
【0572】
ステップ7:
【化511】
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(2R,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
キラルSFC(Chiralpak OD(250mm
*30mm、5um)、超臨界CO
2/EtOH+0.05%DEA = 70/30;60mL/分)を使用して(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g)を分離させて、白色固体として(2R,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.45g、第1のピーク)、及び白色固体として(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.46g、第2のピーク)を得た。第1のピーク:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.32 − 7.27 (m,3H),7.26 − 7.16 (m,2H),7.15 − 7.08 (m,2H),7.05 − 6.97 (m,2H),5.12 − 4.98 (m,2H),4.97 − 4.89 (m,1H),4.36 − 4.26 (m,1H),3.48 − 3.36 (m,1H),3.29 − 3.16 (m,1H),2.87 (s,3H),2.56 − 2.46 (m,1H),2.38 − 2.24 (m,1H),2.18 − 2.01 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 392。第2のピーク:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.32 − 7.27 (m,3H),7.26 − 7.16 (m,2H),7.15 − 7.08 (m,2H),7.04 − 6.97 (m,2H),5.12 − 4.98 (m,2H),4.97 − 4.89 (m,1H),4.36 − 4.26 (m,1H),3.48 − 3.36 (m,1H),3.29 − 3.16 (m,1H),2.87 (s,3H),2.56 − 2.46 (m,1H),2.38 − 2.24 (m,1H),2.18 − 2.01 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 392。
【0573】
ステップ8:
(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン
【化512】
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(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(350mg、0.89mmol)のMeOH溶液(10mL)に、20%水酸化パラジウム(350mg)を添加した。混合物を水素雰囲気(15psi)下で、室温で1時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない白色固体として標記化合物(220mg、粗製)を得た。LCMS M/Z (M+H) 258。
【0574】
ステップ9:
(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化513】
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(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン(220mg、0.85mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.71mL、4.27mmol)のEtOAc溶液(12mL)に、(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネート(926mg、1.71mmol)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下で、80℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。分取TLC(石油エーテル/EtOAc = 1:2)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(150mg、TLCでより低い極性)、及び無色の油状物として(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(150mg、TLCでより高い極性)を得た。LCMS M/Z (M+H) 703。
【0575】
ステップ10:
【化514】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.0M、6mL)中の(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(180mg、0.26mmol)及びトリフルオロ酢酸の混合物を、15℃で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。逆相クロマトグラフィー(アセトニトリル28〜58%/水中0.225%ギ酸)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(59mg、42%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.17 (s,1H),7.85 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.59 − 7.49 (m,2H),7.41 − 7.38 (m,1H),7.17 − 7.07 (m,3H),4.32 − 4.24 (m,1H),3.90 − 3.74 (m,3H),3.28 − 3.18 (m,1H),2.91 (s,3H),2.81 − 2.72 (m,1H),2.48 − 2.37 (m,1H),2.24 − 2.16 (m,1H),2.15 − 2.03 (m,2H),1.97 − 1.74 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 553。
【0576】
実施例162
【化515】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ10に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(37mg、26%)。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.17 (s,1H),7.51 − 7.48 (m,2H),7.44 − 7.34 (m,2H),7.14 (d,J = 1.6 Hz,1H),7.09 − 7.01 (m,2H),4.29 − 4.21 (m,1H),4.10 − 4.03 (m,1H),4.02 − 3.95 (m,1H),3.92 − 3.83 (m,1H),3.24 − 3.14 (m,1H),2.94 − 2.89 (m,1H),2.88 (s,3H),2.33 − 2.21 (m,1H),2.20 − 2.04 (m,3H),1.97 − 1.75 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 553。
【0577】
実施例163&実施例164
【化516】
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(S)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(R)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2R,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(S)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(53mg、TLCでより低い極性)及び(R)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(46mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例163:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.18 (s,1H),7.51 − 7.49 (m,2H),7.45 − 7.34 (m,2H),7.14 (d,J = 2.0 Hz,1H),7.09 − 7.01 (m,2H),4.29 − 4.21 (m,1H),4.11 − 4.04 (m,1H),4.03 − 3.95 (m,1H),3.93 − 3.84 (m,1H),3.25 − 3.15 (m,1H),2.96 − 2.90 (m,1H),2.88 (s,3H),2.33 − 2.22 (m,1H),2.19 − 2.06 (m,3H),1.97 − 1.78 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 553。実施例164:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.16 (s,1H),7.84 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.59 − 7.48 (m,2H),7.41 − 7.38 (m,1H),7.17 − 7.05 (m,3H),4.31 − 4.22 (m,1H),3.89 − 3.74 (m,3H),3.27 − 3.18 (m,1H),2.90 (s,3H),2.81 − 2.72 (m,1H),2.47 − 2.37 (m,1H),2.25 − 2.16 (m,1H),2.14 − 2.01 (m,2H),1.98 − 1.73 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 553。
【0578】
実施例165&実施例166
【化517】
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(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161に記載される手順に従い、(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(72mg、TLCでより低い極性)及び(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(145mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例165:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 12.91 (s,1H),7.45 − 7.30 (m,3H),7.20 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.06 − 7.01 (m,1H),6.87 (d,J = 10.0 Hz,1H),6.55 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.27 − 4.19 (m,1H),3.97 − 3.79 (m,3H),3.05 − 2.87 (m,2H),2.82 (s,3H),2.30 − 2.03 (m,4H),1.98 − 1.81 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 570。実施例166:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.45 − 7.30 (m,4H),7.21 (d,J = 4.8 Hz,1H),7.06 − 7.01 (m,2H),6.54 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.32 − 4.27 (m,1H),3.87 − 3.76 (m,2H),3.65 − 3.62 (m,1H),3.03 − 2.83 (m,1H),2.87 − 2.85 (m,1H),2.84 (s,3H),2.41 − 2.22 (m,2H),2.18 − 2.12 (m,1H),2.08 − 1.83 (m,3H),1.78 − 1.65 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 570。
【0579】
実施例167&実施例168
【化518】
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(R)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ステップ1:
【化519】
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(トランス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(12.0g、36.66mmol)の無水THF溶液(200mL)に、0℃で、(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(19.06mL、47.66mmol)及びTHF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(1.0M、3.67mL、3.67mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。水(50mL)を添加し、EtOAc(50mL)で抽出した。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 10:1)によって粗残渣を精製して、白色固体として(トランス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(3.4g、TLCでより低い極性)、及び白色固体として(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.88g、TLCでより高い極性)を得た。トランス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.31 − 7.25 (m,3H),7.22 − 7.16 (m,2H),7.11 − 7.05 (m,2H),7.03 − 6.96 (m,2H),5.15 − 4.97 (m,3H),4.33 − 4.25 (m,1H),3.42 − 3.28 (m,1H),2.55 (s,1H),2.27 − 2.12 (m,2H),2.06 − 1.99 (m,1H),1.97 − 1.86 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 398。シス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.30 − 7.24 (m,3H),7.22 − 7.15 (m,2H),7.11 − 7.05 (m,2H),7.03 − 6.95 (m,2H),5.15 − 4.97 (m,3H),4.35 − 4.22 (m,1H),3.41 − 3.29 (m,1H),2.57 (s,1H),2.28 − 2.12 (m,2H),2.08 − 1.98 (m,1H),1.97 − 1.84 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 398。
【0580】
ステップ2:
【化520】
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(2S,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(2R,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
キラルSFC(Whelk−01 250mm
*30mm、10UM、超臨界 CO2/MeOH+DEA=70/30;70ml/分)を使用して(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.88g)を懸濁させて、白色固体として(2S,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.37g、第1のピーク)、及び白色固体として(2R,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.38g、第2のピーク)を得た。
【0581】
ステップ3:
【化521】
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(2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−4−オール
実施例161、ステップ8に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2S,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(210mg、86%)。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.37 − 7.35 (m,2H),7.04 − 7.00 (m,2H),4.02 − 3.98 (m,1H),3.19 − 3.12 (m,2H),1.90 − 1.65 (m,4H)。
【0582】
ステップ4:
【化522】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ9に記載される手順に従い、(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジンを(2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−4−オールで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(130mg、TLCでより低い極性)及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(170mg、TLCでより高い極性)を得た。LCMS M/Z (M+H) 709。
【0583】
ステップ5:
【化523】
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(R)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ10に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(30mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(42mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例167:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 7.90 (s,1 H),7.50 − 7.47 (m,2 H),7.38 − 7.35 (m,2 H),7.20 (s,1 H),7.10 − 7.07 (m,2 H),4.32 − 4.29 (m,1 H),4.23 − 4.20 (m,1 H),3.95 − 3.90 (m,1 H),3.86 − 3.85 (m,1 H),2.57 − 2.49 (m,2 H),2.14 − 2.02 (m,1 H),1.95 − 1.84 (m,2 H),1.81 − 1.68 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 559。実施例168:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 7.90 (s,1H),7.76 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.57 − 7.46 (m,2H),7.42 − 7.39 (m,1H),7.18 (d,J = 1.2 Hz,1H),7.11 − 7.06 (m,2H),4.29 − 4.21 (m,1H),4.01 − 3.98 (m,1H),3.87 − 3.74 (m,2H),2.76 − 2.67 (m,1H),2.49 − 2.46 (m,1H),2.18 − 2.06 (m,1H),1.92 − 1.79 (m,4H),1.73 − 1.69 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 559。
【0584】
実施例169&実施例170
【化524】
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(S)−4−((2R,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(R)−4−((2R,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例167に記載される手順に従い、(2S,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2R,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(S)−4−((2R,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(46mg、TLCでより低い極性)及び(R)−4−((2R,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(25mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例169:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 7.80 (s,1H),7.41 − 7.34 (m,2H),7.31 − 7.20 (m,3H),7.10 (s,1H),7.01 − 6.94 (m,1H),4.25 − 4.05 (m,2H),3.87 − 3.69 (m,2H),2.48 − 2.34 (m,2H),2.05 − 1.92 (m,1H),1.78 − 1.59 (m,5H)。LCMS M/Z (M+H) 559。実施例170:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 7.90 (s,H),7.76 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.55 − 7.46 (m,2H),7.40 (d,J = 8.0,1H),7.18 (s,1H),7.11 − 7.06 (m,2H),4.30 − 4.20 (m,1H),4.00 − 3.98 (m,1H),3.88 − 3.71 (m,2H),2.72 − 2.68 (m,1H),2.49 − 2.45 (m,1H),2.18 − 2.05 (m,1H),1.93 − 1.79 (m,4H),1.75 − 1.66 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 559。
【0585】
実施例171&実施例172
【化525】
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(R)−6−フルオロ−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−6−フルオロ−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例167に記載される手順に従い、(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−6−フルオロ−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(37mg、TLCでより低い極性)及び(S)−6−フルオロ−4−((2S,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(113mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例171:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.20 (s,1H),7.46 − 7.37 (m,2H),7.20 − 7.07 (m,2H),7.06 − 6.96 (m,2H),4.28 − 4.20 (m,2H),4.02 − 3.94 (m,1H),3.90 − 3.81 (m,1H),2.75 − 2.64 (m,2H),2.22 − 2.12 (m,1H),1.99 − 1.89 (m,2H),1.87 − 1.71 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 577。実施例172:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.20 (s,1H),7.59 − 7.45 (m,3H),7.17 (d,J = 5.6 Hz,1H),7.13 − 7.06 (m,2H),4.32 − 4.24 (m,1H),4.03 − 3.97 (m,1H),3.85 − 3.75 (m,2H),2.81 − 2.72 (m,1H),2.51 − 2.43 (m,1H),2.18 − 2.07 (m,1H),1.98 − 1.82 (m,4H),1.79 − 1.71 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 577。
【0586】
実施例173&実施例174
【化526】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ステップ1:
【化527】
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(トランス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート&(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
トリフルオロメタンスルホン酸銀(9.36g、36.43mmol)、1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロホウ酸塩)(6.45g、18.22mmol)、フッ化カリウム(2.82g、48.58mmol)、及びベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボキシレート(4.0g、12.14mmol)のEtOAc溶液(40mL)に、2−フルオロピリジン(3.54g、36.43mmol)及び(トリフルオロメチル)トリメチルシラン(5.18g、36.43mmol)を窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。シリカのプラグ(EtOAcで溶出)を通して反応混合物を濾過した。濾液を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 3:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として(トランス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.87g、TLCでより低い極性)、及び無色の油状物として(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.15g、TLCでより高い極性)を得た。トランス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.41 − 7.32 (m,5H),7.21 − 7.15 (m,2H),7.09 − 7.03 (m,2H),5.75 − 5.65 (m,1H),5.22 (s,2H),4.38 − 4.25 (m,2H),2.88 − 2.71 (m,2H),2.08 − 1.98 (m,2H),1.79 − 1.69 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 398。シス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.38 − 7.23 (m,5H),7.18 − 7.15 (m,2H),7.03 − 6.98 (m,2H),5.43 (s,1H),5.17 (s,2H),4.68 − 4.60 (m,1H),4.27 − 4.11 (m,1H),3.35 − 3.29 (m,1H),2.61 − 2.57 (m,1H),2.29 − 2.13 (m,1H),2.00 − 1.86 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 398。
【0587】
ステップ2:
【化528】
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(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート&(2R,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート
キラルSFC(Chiralpak OD(250mm
*30mm、5um)、超臨界CO2/MeOH+DEA=85/15;60ml/分)を使用して(シス)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.95g)を分離して、無色の油状物として(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.46g、第1のピーク)、及び無色の油状物として(2R,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.45g、第2のピーク)を得た。LCMS M/Z (M+H) 398。
【0588】
ステップ3:
【化529】
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(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン
実施例161、ステップ8に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(110mg、83%)。
【0589】
ステップ4:
【化530】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ9に記載される手順に従い、(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジンを(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(45mg、TLCでより低い極性)及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(45mg、TLCでより高い極性)を得た。LCMS M/Z (M+H) 709。
【0590】
ステップ5:
【化531】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ10に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(14mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(12mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例173:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.02 (s,1H),7.78 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.44 − 7.34 (m,3H),7.23 (d,J = 1.6 Hz,1H),7.05 − 7.01 (m,2H),4.31 − 4.21 (m,2H),3.87 − 3.78 (m,2H),3.68 − 3.64 (m,1H),2.74 − 2.66 (m,1H),2.35 − 2.26 (m,1H),2.25 − 2.15 (m,1H),2.12 − 1.97 (m,3H),1.95 − 1.87 (m,1H),1.81 − 1.73 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 559。実施例174:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.03 (s,1H),7.41 − 7.33 (m,3H),7.26 − 7.24 (m,2H),7.03 − 6.99 (m,2H),4.27 − 4.15 (m,2H),3.97 − 3.84 (m,3H),2.75 − 2.71 (m,1H),2.32 − 1.95 (m,5H),1.89 − 1.76 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 559。
【0591】
実施例175&実施例176
【化532】
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(S)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(R)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例173に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2R,4S)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(S)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(12mg、TLCでより低い極性)及び(R)−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメトキシ)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(3mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例175:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.02 (s,1H),7.78 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.45 − 7.34 (m,3H),7.23 (d,J = 2.0 Hz,1H),7.06 − 7.01 (m,2H),4.33 − 4.19 (m,2H),3.90 − 3.78 (m,2H),3.73 − 3.63 (m,1H),2.72 − 2.66 (m,1H),2.35 − 2.27 (m,1H),2.25 − 2.18 (m,1H),2.11 − 2.04 (m,2H),2.04 − 1.98 (m,1H),1.96 − 1.88 (m,1H),1.82 − 1.72 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 559。実施例176:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.02 (s,1H),7.43 − 7.30 (m,3H),7.28 − 7.21 (m,2H),7.06 − 6.97 (m,2H),3.97 − 3.87 (m,5H),2.75 − 2.71 (m,1H),2.19 − 2.12 (m,3H),2.11 − 2.00 (m,3H),1.88 − 1.76 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 559。
【0592】
実施例177
【化533】
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(S)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化534】
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ステップ1:
【化535】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−メチレンピペリジン−1−カルボキシレート
メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(9.93g、27.8mmol)の無水THF溶液(80mL)に、0℃で、THF中のカリウムtert−ブトキシド(1.0M、27.8mL、27.8mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を窒素雰囲気下で40℃に0.5時間加熱した。室温に冷却した後、無水THF(20mL)中のベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−オキソ−ピペリジン−1−カルボキシレート(7.0g、21.38mmol)を混合物に添加し、40℃にさらに16時間加熱した。混合物を水(200mL)でクエンチし、EtOAc(80mL×3)で抽出した。合わせた有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 30:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物(6.8g、98%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 326。
【0593】
ステップ2:
【化536】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−メチレンピペリジン−1−カルボキシレート(6.8g、20.9mmol)の無水THF溶液(100mL)に、0℃で、ボラン−テトラヒドロフラン錯体(1.0M、31.35mL、31.35mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、室温にさらに2時間加温した。0℃に冷却した後、NaOH水溶液(2.0M、20.9mL、41.8mmol)及び30%過酸化水素水溶液(12.92mL、125.39mmol)を混合物に滴下し、室温でさらに1.5時間撹拌した。水(70mL)を添加し、EtOAc(80mL)で抽出した。有機層をチオ硫酸ナトリウム水溶液(2.0M、60mL)、ブライン(60mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 2:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物(6.3g、88%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 344。
【0594】
ステップ3:
【化537】
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ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート
ジメチルスルホキシド(1.71g、21.84mmol)の無水DCM溶液(20mL)に、−78℃で、エタンジオイルジクロリド(2.31g、18.2mmol)を添加した。混合物を−78℃で10分間撹拌した後、ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.50g、7.28mmol)の無水DCM溶液(20mL)をゆっくりと添加した。混合物を−78℃で40分間撹拌した後、トリエチルアミン(5.07mL、36.4mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を−78℃で5分間撹拌し、室温にさらに20分間加温した。水(30mL)を添加し、DCM(30mL×2)で抽出した。有機層を飽和NaHCO
3水溶液(60mL)、ブライン(60mL)で洗浄し、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない茶色の油状物として標記化合物(2.7g、97%)を得た。
【0595】
ステップ4:
【化538】
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(トランス)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(シス)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(2.7g、7.91mmol)の無水THF溶液(20mL)に、水酸化アンモニウム(28.73mL、791mmol)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌した後、ヨウ素(2.21g、8.7mmol)をゆっくりと添加した。混合物を室温で2時間撹拌した後、5%Na
2S
2O
3(30mL)を添加した。混合物を室温でさらに2時間撹拌した。水(50mL)を添加し、混合物を濃HClでpH3に酸性化し、次いで、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 3:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として(トランス)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2g、TLCでより低い極性)、及び無色の油状物として(シス)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.4g、TLCでより高い極性)を得た。トランス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.42 − 7.30 (m,5H),7.17 − 7.02 (m,4H),5.64 − 5.62 (m,1H),5.21 (s,2H),4.27 − 4.22 (m,1H),2.88 − 2.76 (m,1H),2.74 − 2.58 (m,2H),2.25 − 2.10 (m,1H),2.05 − 1.93 (m,1H),1.90 − 1.75 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 339。シス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.39 − 7.30 (m,3H),7.27 − 7.23 (m,2H),7.22 − 7.15 (m,2H),7.09 − 7.00 (m,2H),5.46 − 5.39 (m,1H),5.16 (s,2H),4.34 − 4.23 (m,1H),3.41 − 3.29 (m,1H),3.00 − 2.91 (m,1H),2.58 − 2.44 (m,1H),2.28 − 2.17 (m,1H),2.02 − 1.89 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 339。
【0596】
ステップ5:
【化539】
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(2R,4S)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(2S,4R)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
キラルSFC(Chiralpak OD(250mm
*30mm、5um)、超臨界CO
2/MeOH+0.05%DEA = 55/45;65mL/分)を使用して(シス)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.4g)を分離して、無色の油状物として(2R,4S)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.15g、第1のピーク)、及び無色の油状物として(2S,4R)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.15g、第2のピーク)を得た。
【0597】
ステップ6:
【化540】
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(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボニトリル
実施例161、ステップ8に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2S,4R)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(90mg、99%)。
【0598】
ステップ7:
【化541】
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(R)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ9に記載される手順に従い、(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジンを(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−カルボニトリルで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、薄黄色の固体として(R)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(50mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(75mg、TLCでより高い極性)を得た。
【0599】
ステップ8:
【化542】
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(S)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ10に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(S)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(12mg、21%)。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.08 (s,1H),7.80 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.56 − 7.45 (m,2H),7.46 − 7.32 (m,1H),7.15 (d,J = 2.0 Hz,1H),7.13 − 7.05 (m,2H),4.30 − 4.20 (m,1H),3.85 − 3.66 (m,3H),2.85 − 2.73 (m,1H),2.67 − 2.57 (m,1H),2.40 − 2.28 (m,1H),2.15 − 1.74 (m,6H)。LCMS M/Z (M+H) 500。
【0600】
実施例178
【化543】
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(R)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例177、ステップ8に記載される手順に従い、(S)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−4−((2S,4R)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(10mg、26%)。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.13 (s,1H),7.51 − 7.43 (m,2H),7.42 − 7.32 (m,2H),7.14 (s,1H),7.12 − 6.97 (m,2H),4.27 − 4.18 (m,1H),4.03 − 3.79 (m,3H),2.82 − 2.68 (m,2H),2.24 − 1.96 (m,4H),1.95 − 1.76 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 500。
【0601】
実施例179&実施例180
【化544】
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(S)−4−((2R,4S)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(R)−4−((2R,4S)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例177に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2R,4S)−ベンジル4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(S)−4−((2R,4S)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(15mg、TLCでより低い極性)及び(R)−4−((2R,4S)−4−シアノ−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(11mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例179:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.02 (s,1H),7.52 − 7.42 (m,2H),7.41 − 7.29 (m,2H),7.16 (s,1H),7.12 − 6.98 (m,2H),4.24 − 4.16 (m,1H),3.98 (d,J = 10.0 Hz,1H),3.93 − 3.77 (m,2H),2.80 − 2.67 (m,2H),2.20 − 1.95 (m,4H),1.91 − 1.75 (m,3H)。LCMS M/Z (M+H) 500。実施例180:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.05 (s,1H),7.79 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.56 − 7.46 (m,2H),7.45 − 7.33 (m,1H),7.15 (d,J = 1.6 Hz,1H),7.15 − 7.02 (m,2H),4.28 − 4.18 (m,1H),3.84 − 3.65 (m,3H),2.84 − 2.73 (m,1H),2.67 − 2.57 (m,1H),2.38 − 2.27 (m,1H),2.14 − 1.89 (m,4H),1.86 − 1.74 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 500。
【0602】
実施例181&実施例182
【化545】
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(R)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ステップ1:
【化546】
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(シス)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(2.0g、5.82mmol)の無水DCM溶液(20mL)に、0℃で、ジエチルアミノサルファートリフルオリド(2.82g、17.47mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応を5%NaHCO
3水溶液(20mL)でクエンチした。有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 3:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物(0.84g、42%)を得た。
【0603】
ステップ2:
【化547】
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(2S,4R)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(2R,4S)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
キラルSFC(Whelk−01 250mm
*30mm、10UM;移動相:CO2中、45%のエタノール(0.05%DEA);流量:60mL/分)を使用して(シス)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.90g)を分離して、無色の油状物として(2S,4R)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.3g、第1のピーク)、及び無色の油状物として(2R,4S)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.29g、第2のピーク)を得た。第1のピーク:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.29 − 7.27 (m,3H),7.20 − 7.16 (m,4H),7.06 − 6.98 (m,2H),5.21 − 4.98 (m,3H),4.33 − 4.13 (m,3H),3.33 − 3.25 (m,1H),2.15 − 2.11 (m,2H) ,2.01 − 1.99 (m,1H),1.79 − 1.76 (m,1H),1.48 − 1.44 (m,1H)。第2のピーク:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.29 − 7.27 (m,3H),7.20 − 7.16 (m,4H),7.06 − 6.98 (m,2H),5.21 − 4.98 (m,3H),4.33 − 4.13 (m,3H),3.33 − 3.25 (m,1H),2.15 − 2.11 (m,2H),2.01 − 1.99 (m,1H),1.79 − 1.76 (m,1H),1.48 − 1.44 (m,1H)。
【0604】
ステップ3:
【化548】
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(2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン
実施例161、ステップ8に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2S,4R)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(122mg、99%)。
【0605】
ステップ4:
【化549】
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(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ9に記載される手順に従い、(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジンを(2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(40mg、TLCでより低い極性)及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(40mg、TLCでより高い極性)を得た。LCMS M/Z (M+H) 657。
【0606】
ステップ5:
【化550】
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(R)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ10に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド及び(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(12mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(15mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例181:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.97 (s,1H),7.39 − 7.35 (m,3H),7.27 − 7.24 (m,2H),7.01 − 6.97 (m,2H),4.30 − 4.19 (m,3H),3.91 − 3.85 (m,3H),2.72 − 2.69 (m,1H) ,2.14 − 2.04 (m,2H),1.90 − 1.75 (m,3H),1.73 − 1.64 (m,3H),1.42 − 1.36 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 507。実施例182:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.95 (s,1H),7.76 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.40 − 7.36 (m,3H),7.20 (s,1H),7.02 − 6.97 (m,2H),4.37 − 4.30 (m,1H),4.29 − 4.22 (m,2H),3.82 − 3.78 (m,2H),3.61 − 3.57 (m,1H),2.67 − 2.63 (m,1H),2.28 − 2.27 (m,1H),2.05 − 2.23 (m,1H),1.89 − 1.66 (m,4H),1.47 − 1.32 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 507。
【0607】
実施例183&実施例184
【化551】
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(S)−4−((2R,4S)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(R)−4−((2R,4S)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例181に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2R,4S)−ベンジル4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(S)−4−((2R,4S)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(33mg、TLCでより低い極性)及び(R)−4−((2R,4S)−4−(フルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(20mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例183:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.01 (s,1H),7.40 − 7.25 (m,5H),7.02 − 6.98 (m,2H),4.31 − 4.19 (m,3H),3.92 − 3.86 (m,3H),2.76 − 2.72 (m,1H) ,2.17 − 2.04 (m,2H),1.83 − 1.70 (m,4H),1.41 − 1.38 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 507。実施例184:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.99 (s,1H),7.82 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.44 − 7.37 (m,3H),7.25 − 7.23 (m,1H),7.03 − 6.99 (m,2H),4.34 − 4.22 (m,3H),3.85 − 3.82 (m,2H),3.63 − 3.60 (m,1H),2.71 − 2.68 (m,3H),2.35 − 2.29 (m,1H),2.10 − 2.07 (m,1H),1.91 − 1.70 (m,3H),1.49 − 1.26 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 507。
【0608】
実施例185&実施例186
【化552】
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(R)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ステップ1:
【化553】
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(シス)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(1.6g、4.69mmol)の無水DCM溶液(25mL)に、0℃で、ジエチルアミノサルファートリフルオリド(2.27g、14.06mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応を5%NaHCO
3水溶液(40mL)でクエンチした。有機層をブライン(40mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない茶色の油状物として標記化合物(1.7g、粗製)を得た。LCMS M/Z (M+H) 364。
【0609】
ステップ2:
【化554】
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(2S,4R)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート&(2R,4S)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート
キラルSFC(Chiralpak AD(250mm
*30mm、5um)、CO2中、45%のメタノール(0.05%DEA);流量:60mL/分)を使用して(シス)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g)を分離して、無色の油状物として(2S,4R)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.47g、第1のピーク)、及び無色の油状物として(2R,4S)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.42g、第2のピーク)を得た。第1のピーク:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.29 − 7.27 (m,3H),7.20 − 7.15 (m,4H),7.03 − 6.98 (m,2H),5.76 − 5.47 (m,1H),5.12 − 4.96 (m,3H),4.21 − 4.16 (m,1H),3.36 -3.28 (m,1H),2.19 − 2.12 (m,2H),2.10 − 1.96 (m,1H),1.85 − 1.81 (m,1H),1.69 − 1.66 (m,1H)。第2のピーク:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.29 − 7.27 (m,3H),7.20 − 7.15 (m,4H),7.03 − 6.98 (m,2H),5.76 − 5.47 (m,1H),5.12 − 4.96 (m,3H),4.21 − 4.16 (m,1H),3.36 − 3.28 (m,1H),2.19 − 2.12 (m,2H),2.10 − 1.96 (m,1H),1.85 − 1.81 (m,1H),1.69 − 1.66(m,1H)。
【0610】
ステップ3:
【化555】
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(2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン
実施例161、ステップ8に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2S,4R)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(200mg、86%)。
【0611】
ステップ4:
【化556】
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(R)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ9に記載される手順に従い、(2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジンを(2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(40mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(40mg、TLCでより高い極性)を得た。LCMS M/Z (M+H) 675。
【0612】
ステップ5:
【化557】
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(R)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例161、ステップ10に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを(R)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(7mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(13mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例185:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.02 (s,1H),7.40 − 7.30 (m,4H),7.27 − 7.24 (m,1H),7.02 − 7.00 (m,2H),5.71 − 5.41 (m,1H),4.26 − 4.23 (m,1H),3.95 − 3.85 (m,3H),2.77 − 2.74 (m,1H),2.17 − 2.10 (m,2H),1.88 − 1.75 (m,4H),1.54 − 1.49 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 525。実施例186:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.90 (s,1H),7.69 (d,J = 7.2 Hz,1H),7.36 −7.34 (m,3H),7.18 − 7.16 (m,1H),7.01 − 6.97 (m,2H),5.57 (t,J = 57.6 Hz,1H),4.20 − 4.17 (m,1H),3.77 − 3.74 (m,2H),3.57 − 3.54 (m,1H),2.64 − 2.62 (m,1H),2.21 − 2.15 (m,1H),1.99 − 1.88 (m,3H),1.76 − 1.62 (m,2H),1.61 − 1.51 (m,1H),1.50 − 1.35(m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 525。
【0613】
実施例187&実施例188
【化558】
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(S)−4−((2R,4S)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(R)−4−((2R,4S)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例185に記載される手順に従い、(2S,4R)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートを(2R,4S)−ベンジル4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−カルボキシレートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(S)−4−((2R,4S)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(26mg、TLCでより低い極性)及び(R)−4−((2R,4S)−4−(ジフルオロメチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(4mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例187:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.01 (s,1H),7.40 − 7.30 (m,4H),7.27 − 7.25 (m,1H),7.02 − 7.00 (m,2H),5.71 − 5.42 (m,1H),4.26 − 4.22 (m,1H),3.96 − 3.86 (m,3H),2.78 − 2.75 (m,1H),2.18 − 2.11 (m,2H),1.90 − 1.83 (m,4H),1.53 − 1.49 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 525。実施例188:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.00 (s,1H),7.80 (d,J = 7.2 Hz,1H),7.43 -7.37 (m,3H),7.25 − 7.23 (m,1H),7.04 − 7.00 (m,2H),5.60 (t,J = 55.2 Hz,1H),4.31 − 4.27 (m,1H),3.86 − 3.83 (m,2H),3.62 − 3.59 (m,1H),2.74 − 2.71 (m,1H),2.33 − 2.27 (m,1H),2.15 − 1.87 (m,3H),1.85 − 1.62 (m,2H),1.66 − 1.42 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 525。
【0614】
実施例189
【化559】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化560】
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ステップ1:
(R,Z)−2−メチル−N−(1−(ピリジン−2−イル)エチリデン)プロパン−2−スルフィンアミド
【化561】
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DCM(300mL)中の(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(11.01g、90.8mmol)及び1−(ピリジン−2−イル)エタノン(10.0g、82.55mmol)の混合物に、チタン(IV)エトキシド(33.93mL、165.1mmol)を窒素雰囲気下でゆっくりと添加した。反応混合物を40℃に16時間加熱した。飽和NaHCO
3水溶液(40mL)を添加し、無水Na
2SO
4の短いパッドを通して濾過し、DCM(500mL)で洗浄した。有機層を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 5:1)によって粗残渣を精製して、黄色の固体として標記化合物(8.2g、44%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.66 (d,J = 4.4 Hz,1H),8.14 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.81 − 7.73 (m,1H),7.43 − 7.33 (m,1H),2.88 (s,3H),1.34 (s,9H)。
【0615】
ステップ2:
(S,Z)−エチル5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
【化562】
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(R,Z)−2−メチル−N−(1−(ピリジン−2−イル)エチリデン)プロパン−2−スルフィンアミド(5.7g、25.41mmol)の無水THF溶液(60mL)に、−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド(2.0M、31.76mL、63.53mmol)を添加した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌し、無水THF(10.0mL)中のエチル4,4,4−トリフルオロブト−2−エノエート(8.54g、50.82mmol)を添加した。反応混合物を20分かけて0℃に加温し、0℃で3時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液(150mL)でクエンチし、EtOAc(150mL×2)で抽出し、ブライン(150mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 5:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(2.9g、29%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.67 (d,J = 4.8 Hz,1H),8.00 (s,1H),7.81 − 7.74 (m,1H),7.43 − 7.35 (m,1H),4.09 − 3.92 (m,3H),3.64 − 3.46 (m,2H),2.68 (d,J = 6.0 Hz,2H),1.36 (s,9H),1.17 (t,J = 7.2 Hz,3H)。
【0616】
ステップ3:
(S)−エチル5−オキソ−5−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
【化563】
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(S,Z)−エチル5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(2.2g、5.61mmol)のMeOH溶液(22.0mL)に、HCl水溶液(4.0M、7.0mL、28.03mmol)を添加した。反応混合物を40℃で3時間撹拌した。EtOAc(200mL)を添加し、飽和Na
2CO
3水溶液(150mL)、ブライン(150mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 10:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(1.25g、77%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 290。
【0617】
ステップ4:
(3R)−1−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジオール
【化564】
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水素化アルミニウムリチウム(0.49g、12.96mmol)の無水THF溶液(20.0mL)に、0℃で、無水THF(10.0mL)中の(S)−エチル5−オキソ−5−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(1.25g、4.32mmol)を窒素雰囲気下で滴下した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応を水(0.5mL)及び15%NaOH水溶液(0.5mL)でクエンチし、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない薄黄色の油状物として標記化合物(0.95g、粗製)を得た。LCMS M/Z (M+H) 250。
【0618】
ステップ5:
(3R)−1−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジイルジメタンスルホネート
【化565】
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メタンスルホニルクロリド(1.03mL、13.34mmol)のDCM溶液(15mL)に、−20℃で、DCM(5mL)中のトリエチルアミン(2.66mL、19.06mmol)及び(3R)−1−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジオール(0.95g、3.81mmol)を滴下した。反応混合物を−20℃で3時間撹拌した。DCM(100mL)を添加し、飽和NaHCO
3水溶液(50mL)、水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない無色の油状物として標記化合物(1.5g、粗製)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.65 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.82 − 7.78 (m,1H),7.53 − 7.46 (m,1H),7.38 − 7.30 (m,1H),5.81 − 5.73 (m,1H),4.44 − 4.33 (m,2H),3.08 (s,3H),2.91 (s,3H),2.55 − 2.44 (m,1H),2.34 − 2.18 (m,4H)。
【0619】
ステップ6:
2−((2R,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン&2−((2S,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン
【化566】
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(3R)−1−(ピリジン−2−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジイルジメタンスルホネート(1.5g、3.7mmol)及び2,4−ジメトキシベンジルアミン(15.mL、99.58mmol)の混合物を、15℃で16時間撹拌した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 5:1)によって混合物を精製して、無色の油状物として2−((2R,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン(260mg、TLCでより低い極性)、及び無色の油状物として2−((2S,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン(550mg、TLCでより高い極性)を得た。トランス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.57 (d,J = 4.0 Hz,1H),7.68 − 7.61 (m,1H),7.52 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.31 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.18 − 7.11 (m,1H),6.48 (d,J = 8.4 Hz,1H),6.44 (s,2H),4.00 − 3.94 (m,1H),3.81 (s,3H),3.76 (s,3H),3.69 − 3.52 (m,2H),3.03 − 2.92 (m,1H),2.72 − 2.58 (m,2H),2.31 − 2.22 (m,1H),2.13 − 2.04 (m,1H),1.91 − 1.81 (m,1H),1.80 − 1.71 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 381。シス異性体:
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.56 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.72 − 7.65 (m,1H),7.65 − 7.59 (m,1H),7.25 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.21 − 7.15 (m,1H),6.52 − 6.42 (m,1H),6.40 (d,J = 2.0 Hz,1H),3.80 (s,3H),3.72 (s,3H),3.55 − 3.48 (m,1H),3.47 − 3.41 (m,1H),3.21 − 3.11 (m,2H),2.31 − 2.15 (m,1H),2.13 − 2.02 (m,2H),1.91 − 1.80 (m,1H),1.76 − 1.64 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 381。
【0620】
ステップ7:
2−((2S,4R)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン
【化567】
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2−((2S,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン(550mg、1.45mmol)のトルエン溶液(10mL)に、トリフルオロ酢酸(3.22mL、43.38mmol)を添加した。混合物を110℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。EtOAc(150mL)を添加し、NaOH水溶液(1.0M、100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH = 20:1)によって粗残渣を精製して、茶色の油状物として標記化合物(320mg、96%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.57 (d,J = 3.6 Hz,1H),7.73 − 7.64 (m,1H),7.36 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.23 − 7.16 (m,1H),3.83 − 3.76 (m,2H),3.42 − 3.33 (m,1H),2.91 − 2.80 (m,1H),2.45 − 2.29 (m,1H),2.23 − 2.15 (m,1H),1.97 − 1.88 (m,1H),1.65 − 1.52 (m,2H)。
【0621】
ステップ8:
(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化568】
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2−((2S,4R)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン(130mg、0.56mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.49mL、2.82mmol)のEtOAc溶液(10mL)に、(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネート(473mg、0.85mmol)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下で、80℃で16時間加熱した。室温に冷却した後、混合物を真空中で濃縮した。分取TLC(石油エーテル/EtOAc = 1:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として(R)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(120mg、TLCでより低い極性)、及び無色の油状物として(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(150mg、TLCでより高い極性)を得た。LCMS M/Z (M+H) 693。
【0622】
ステップ9:
(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化569】
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1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.0M、5mL)中の(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(150mg、0.22mmol)及びトリフルオロ酢酸の混合物を、15℃で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。逆相クロマトグラフィー(アセトニトリル35〜65%/水中0.225%ギ酸)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(53mg、45%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.51 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.91 − 7.83 (m,1H),7.70 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.60 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.42 − 7.30 (m,1H),7.18 (d,J = 5.6 Hz,1H),7.12 (d,J = 4.4 Hz,1H),6.74 (d,J = 4.8 Hz,1H),4.31 − 4.22 (m,1H),3.94 − 3.85 (m,1H),3.84 − 3.74 (m,1H),3.69 − 3.59 (m,1H),2.76 − 2.68 (m,1H),2.49 − 2.33 (m,2H),2.18 − 2.06 (m,1H),2.03 − 1.96 (m,1H),1.94 − 1.78 (m,3H),1.72 − 1.58 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 543。
【0623】
実施例190
【化570】
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(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例189、ステップ9に記載される手順に従い、(S)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-6-フルオロ-4-((2S,4R)-2-(ピリジン-2-イル)-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(チアゾール-2-イル)クロマン-7-スルホンアミドを(R)-N-(2,4-ジメトキシベンジル)-6-フルオロ-4-((2S,4R)-2-(ピリジン-2-イル)-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン-1-イル)-N-(チアゾール-2-イル)クロマン-7-スルホンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(37mg、39%)。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.38 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.66 − 7.56 (m,1H),7.43 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.26 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.15 (d,J = 4.8 Hz,1H),7.14 − 7.08 (m,1H),7.02 (d,J = 5.6 Hz,1H),6.78 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.30 − 4.21 (m,1H),4.05 − 3.97 (m,1H),3.93 − 3.80 (m,2H),3.07 − 2.97 (m,1H),2.55 − 2.43 (m,1H),2.42 − 2.25 (m,2H),2.04 − 1.72 (m,5H)。LCMS M/Z (M+H) 543。
【0624】
実施例191&実施例192
【化571】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例189に記載される手順に従い、(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イルメタンスルホネートを(R)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イルメタンスルホネートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(33mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(52mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例191:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.44 (d,J = 4.4 Hz,1H),8.16 (s,1H),7.75 − 7.64 (m,1H),7.53 − 7.47 (m,2H),7.40 − 7.30 (m,1H),7.26 − 7.19 (m,1H),7.08 (s,1H),4.32 − 4.24 (m,1H),4.23 − 4.15 (m,1H),4.01 − 3.87 (m,2H),3.06 − 2.98 (m,1H),2.47 − 2.25 (m,3H),2.03 − 1.90 (m,3H),1.86 − 1.72 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 526。実施例192:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.52 (d,J = 4.8 Hz,1H),8.16 (s,1H),7.91 − 7.85 (m,2H),7.73 (d,J = 7.6 Hz,1H),7.43 − 7.33 (m,2H),7.14 (d,J = 1.6 Hz,1H),4.33 − 4.25 (m,1H),3.98 − 3.90 (m,1H),3.87 − 3.78 (m,1H),3.76 − 3.68 (m,1H),2.79 − 2.69 (m,1H),2.50 − 2.35 (m,2H),2.21 − 2.09 (m,1H),2.05 − 1.98 (m,1H),1.97 − 1.77 (m,3H),1.71 − 1.60 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 526。
【0625】
実施例193&実施例194
【化572】
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(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例189に記載される手順に従い、1−(ピリジン−2−イル)エタノンを1−(ピリジン−3−イル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(13mg、TLCでより低い極性)及び(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(22mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例193:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.55 (s,1H),8.25 (s,1H),7.79 (d,J = 6.8 Hz,1H),7.30 − 7.10 (m,3H),7.20 (d,J = 5.6 Hz,1H),6.78 (d,J = 4.8 Hz,1H),4.30 − 4.20 (m,1H),4.05 − 3.90 (m,2H),3.90 − 3.80 (m,1H),3.02 − 2.97 (m,1H),2.60 − 2.15 (m,3H),2.05 −1.60 (m,5H)。LCMS M/Z (M+H) 543。実施例194:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.64 (s,1H),8.48 (d,J = 3.2 Hz,1H),8.04 (d,J = 7.2 Hz,1H),7.58 − 7.40 (m,2H),7.25 − 7.10 (m,2H),6.74 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.35 − 4.20 (m,1H),3.90 − 3.65 (m,3H),2.73 − 2.70 (m,1H),2.50 − 2.30 (m,2H),2.20 − 1.55 (m,6H)。LCMS M/Z (M+H) 543。
【0626】
実施例195&実施例196
【化573】
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(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例189に記載される手順に従い、1−(ピリジン−2−イル)エタノンを1−(ピリジン−4−イル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(4mg、TLCでより低い極性)及び(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(ピリジン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(6mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例195:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.44 (d,J = 5.2 Hz,2H),7.50 (d,J = 5.6 Hz,2H),7.25 − 7.10 (m,3H),6.75 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.30 − 4.15 (m,1H),4.05 (d,J = 9.2 Hz,1H),3.95 − 3.60 (m,2H),2.94 − 2.89 (m,1H),2.45 − 2.30 (m,2H),2.25 − 2.10 (m,1H),2.05 − 1.80 (m,3H),1.75 − 1.50 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 543。実施例196:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.52 (d,J = 5.6 Hz,2H),7.59 (d,J = 5.6 Hz,2H),7.54 (d,J = 10.8 Hz,1H),7.18 (d,J = 5.6 Hz,1H),7.12 (d,J = 4.8 Hz,1H),6.74 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.35 − 4.20 (m,1H),3.90 − 3.70 (m,3H),2.73 − 2.68 (m,1H),2.50 − 2.35 (m,2H),2.20 − 1.80 (m,4H),1.75 − 1.55 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 543。
【0627】
実施例197&実施例198
【化574】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例189に記載される手順に従い、1−(ピリジン−2−イル)エタノンを1−(3,4−ジフルオロフェニル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(50mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(53mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例197:
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 12.90 (s,1 H),7.53 − 7.51 (m,1H),7.35 − 7.29 (m,3H),7.23 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.04 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.87 (d,J = 4.8 Hz,1H),4.20 − 4.16 (m,2H),3.90 − 3.83 (m,2H),2.77 − 2.74 (m,1H),2.25 − 2.24 (m,1H),1.99 − 1.98 (m,1H),1.84 − 1.77 (m,3H),1.53 − 1.48 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 578。実施例198:
1H NMR (400 MHz,DMSO−d
6) δ 12.90 (s,1 H),7.63 − 7.58 (m,2H),7.39 − 7.36 (m,2H),7.29 (d,J = 4.4 Hz,1H),7.05 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.8 Hz,1H),4.25 − 4.22 (m,1H),3.89 − 3.81 (m,1H),3.76 − 3.65 (m,2H),2.34 − 2.33 (m,1H),1.84 − 1.79 (m,4H),1.66 − 1.63 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 578。
【0628】
実施例199&実施例200
【化575】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド&(S)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例189に記載される手順に従い、1−(ピリジン−2−イル)エタノンを1−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として(R)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(6mg、TLCでより低い極性)及び(S)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド(16mg、TLCでより高い極性)を得た。実施例199:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 7.80 − 7.60 (m,2H),7.28 − 7.16 (m,2H),7.13 (d,J = 4.8 Hz,1H),6.76 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.41 − 4.08 (m,3H),4.05 − 3.92 (m,1H),3.10 − 2.94 (m,1H),2.61 − 2.33 (m,2H),2.21 − 1.67 (m,6H)。LCMS M/Z (M+H) 532。実施例200:
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 7.80 − 7.65 (m,2H),7.45 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.19 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.12 (d,J = 4.4 Hz,1H),6.75 (d,J = 4.4 Hz,1H),4.36 − 4.20 (m,1H),4.10 − 3.69 (m,3H),2.78 − 2.60 (m,1H),2.50 − 2.25 (m,2H),2.15 − 1.73 (m,5H),1.66 − 1.50 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 532。
【0629】
実施例201
【化576】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化577】
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ステップ1:
(R,Z)−2−メチル−N−(1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチリデン)プロパン−2−スルフィンアミド
【化578】
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トルエン(35mL)中の(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(2.58g、21.27mmol)及び1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノン(2.2g、17.72mmol)の混合物に、チタン(IV)イソプロポキシド(10.49mL、35.44mmol)を窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を110℃に16時間加熱した。飽和NaHCO
3水溶液(10mL)を添加し、無水Na
2SO
4の短いパッドを通して濾過し、EtOAc(20mL×3)で洗浄した。合わせた有機層を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 2:3)によって粗残渣を精製して、黄色の固体として標記化合物(2.5g、62%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.85 (s,1H),7.81 (s,1H),3.93 (s,3H),2.61 (s,3H),1.27 (s,9H)。
【0630】
ステップ2:
(S,Z)−エチル5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
【化579】
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(R,Z)−2−メチル−N−(1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチリデン)プロパン−2−スルフィンアミド(2.4g、10.56mmol)及びエチル4,4,4−トリフルオロブト−2−エノエート(2.66g、15.84mmol)の無水THF溶液(50mL)に、−78℃で、リチウムジイソプロピルアミド(2.0M、10.56mL、21.12mmol)を添加した。反応混合物を−78℃で2時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 1:1)によって粗残渣を精製して、赤色の油状物として標記化合物(2.85g、68%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.50 −7.88 (m,2H),4.19 − 4.09 (m,2H),3.96 (s,3H),3.71 − 3.51 (m,1H),3.39 − 2.88 (m,2H),2.79 − 2.55 (m,2H),1.34 − 1.20 (m,12H)。
ステップ3:
(S)−エチル5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
【化580】
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(S,Z)−エチル5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(2.85g、7.21mmol)のEtOH溶液(8.0mL)に、HCl水溶液(4.0M、9.01mL、36.04mmol)を添加した。反応混合物を40℃で4時間撹拌した。混合物を飽和Na
2CO
3でpH8まで塩基性にし、次いで、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 1:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(1.4g、67%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.93 (s,1H),7.92 (s,1H),4.15 (q,J = 7.2 Hz,2H),3.96 (s,3H),3.61 − 3.42 (m,1H),3.12 − 2.95 (m,2H),2.71 − 2.48 (m,2H),1.25 (t,J = 7.2 Hz,3H)。
【0631】
ステップ4:
(3R)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジオール
【化581】
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水素化アルミニウムリチウム(0.83g、21.76mmol)の無水THF溶液(20.0mL)に、0℃で、無水THF(5.0mL)中の(S)−エチル5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(2.12g、7.25mmol)を窒素雰囲気下で滴下した。反応混合物を0℃で0.5時間撹拌した。反応を水(0.9mL)及び15%NaOH水溶液(0.9mL)でクエンチし、無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過した。濾液を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH = 10:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(1.0g、55%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.44 (s,1H),7.35 (s,1H),4.93 − 4.77 (m,1H),3.87 (s,3H),3.85 − 3.67 (m,2H),2.75 − 2.45 (m,2H),2.18 − 2.06 (m,1H),2.04 − 1.85 (m,2H),1.85 − 1.58 (m,2H)。
【0632】
ステップ5:
(R)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタナール
【化582】
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(3R)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタン−1,5−ジオール(500mg、1.98mmol)のDCM溶液(10mL)にデス・マーチンペルヨージナン(5.04g、11.89mmol)を添加した。反応混合物を15℃で16時間撹拌した。反応混合物を飽和Na
2CO
3水溶液(50mL×2)、ブライン(50mL)で洗浄した。有機層を無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc=1:1)によって粗残渣を生成して、黄色の固体として標記化合物(400mg、81%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 249。
【0633】
ステップ6:
(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化583】
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(R)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタナール(161mg、0.65mmol)及び(S)−4−アミノ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(200mg、0.43mmol)のトルエン溶液(10mL)に、チタン(IV)イソプロポキシド(0.32mL、1.08mmol)を窒素雰囲気下で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(916mg、4.32mmol)を混合物に添加し、室温でさらに16時間撹拌した。EtOAc(30mL)を添加し、水(20mL×2)、ブライン(20mL)で洗浄した。有機層を無水MgSO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 1:1)によって粗残渣を精製して、無色の油状物として標記化合物(150mg、51%)を得た。LCMS M/Z (M+H) 679。
【0634】
ステップ7:
(S)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化584】
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1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.0M、10mL)中の(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(150mg、0.22mmol)及びトリフルオロ酢酸の混合物を、15℃で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。逆相クロマトグラフィー(アセトニトリル40〜70%/水中0.225%ギ酸)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(83mg、69%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.16 (s,1H),7.76 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.69 (s,1H),7.54 (s,1H),7.36 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.15 (s,1H),4.29 (d,J = 10.8 Hz,1H),4.15 − 4.05 (m,1H),3.95 − 3.85 (m,1H),3.86 (s,3H),3.76 (d,J = 10.8 Hz,1H),2.66 (d,J = 11.2 Hz,1H),2.45 − 2.25 (m,2H),2.15 − 1.96 (m,2H),1.95 − 1.73 (m,3H),1.65 − 1.50 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 529。
【0635】
実施例202
【化585】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例201に記載される手順に従い、1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンを1−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(21mg)。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.98 (s,1H),7.77 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.37 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.29 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.22 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.25 (d,J = 2.0 Hz,1H),4.40 − 4.25 (m,1H),3.95 − 3.86 (m,2H),3.84 (s,3H),3.82 − 3.78 (m,1H),2.69 (d,J = 11.6 Hz,1H),2.32 − 2.25 (m,1H),2.24 − 2.14 (m,1H),2.12 − 1.95 (m,3H),1.93 − 1.75 (m,2H),1.70 − 1.50 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 529。
【0636】
実施例203
【化586】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例201に記載される手順に従い、1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンを1−(1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(8mg)。
1H NMR (400 MHz,アセトン−d
6) δ 7.98 (s,1H),7.77 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.37 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.16 (s,1H),6.25 (s,1H),4.40 − 4.25 (m,1H),3.95 − 3.75 (m,6H),2.69 (d,J = 11.6 Hz,1H),2.55 − 2.35 (m,2H),2.18- 2.00 (m,6H),1.99 − 1.91 (m,1H),1.90 − 1.80 (m,1H),1.70 − 1.55 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 543。
【0637】
実施例204
【化587】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例201に記載される手順に従い、1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンを1−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(126mg)。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.16 (s,1H),7.82 (d,J = 8.0,1H),7.60 (d,J = 6.4,1H),7.50 (s,1H),7.38 (d,J = 6.4,1H),7.24 − 7.14 (m,1H),7.13 (s,1H),4.27 − 4.24 (m,1H),3.83 − 3.72 (m,3H),2.68 − 2.65 (m,1H),2.40 − 2.15 (m,2H),2.08 − 2.01 (m,1H),2.00 − 1.93 (m,1H),1.85 − 1.81 (m,2H),1.67−1.61 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 577。
【0638】
実施例205
【化588】
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3−((2S,4R)−1−((S)−7−(N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ベンズアミド
ステップ1:
【化589】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(3−ブロモフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例201に記載される手順に従い、1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンを1−(3−ブロモフェニル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(600mg)。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.15 (s,1H),7.73 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.59 − 7.51 (m,1H),7.44 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.43 − 7.30 (m,2H),7.26 − 7.21 (m,1H),7.13 (d,J = 1.6 Hz,1H),7.08 − 7.03 (m,1H),6.34 − 6.28 (m,2H),5.21 (s,2H),4.32 − 4.25 (m,1H),3.88 − 3.80 (m,2H),3.76 (s,3H),3.72 (s,3H),3.61 − 3.54 (m,1H),2.74 − 2.67 (m,1H),2.34 − 2.25 (m,1H),2.08 − 1.98 (m,2H),1.93 − 1.85 (m,1H),1.82 − 1.59 (m,3H)。
【0639】
ステップ2:
【化590】
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3−((2S,4R)−1−((S)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ベンズアミド
(S)−4−((2S,4R)−2−(3−ブロモフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(100mg、0.13mmol)、ビス(トリメチルシリル)アミン(0.42mL、1.99mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.043mL、0.26mmol)のDMF溶液(2mL)に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(12mg、0.01mmol)及び1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(15mg、0.03mmol)を添加した。混合物を一酸化炭素雰囲気(15psi)下で100℃に2時間加熱した。反応物を室温に冷却した後、EtOAc(20mL)を添加し、NaOH水溶液(1.0M、15mL×2)、水(15mL×2)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。分取TLC(DCM/MeOH = 20:1)によって粗残渣を精製して、黄色の固体として標記化合物(7mg、7%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.25 (s,1H),8.02 (s,1H),7.86 − 7.77 (m,2H),7.76 − 7.67 (m,1H),7.53 − 7.42 (m,1H),7.30 − 7.23 (m,1H),7.22 − 7.15 (m,1H),7.01 (d,J = 1.6 Hz,1H),6.44 (d,J = 1.2 Hz,1H),6.35 − 6.27 (m,1H),5.02 (s,2H),4.30 − 4.21 (m,1H),3.85 − 3.76 (m,3H),3.73 (s,3H),3.67 (s,3H),2.71 − 2.62 (m,1H),2.46 − 2.32 (m,2H),2.14 − 1.95 (m,3H),1.91 − 1.82 (m,2H),1.70 − 1.58 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 718。
【0640】
ステップ3:
【化591】
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3−((2S,4R)−1−((S)−7−(N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ベンズアミド
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.0M、2mL)中の3−((2S,4R)−1−((S)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ベンズアミド(7mg、0.01mmol)及びトリフルオロ酢酸の混合物を、15℃で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。逆相クロマトグラフィー(アセトニトリル45〜75%/水中0.225%ギ酸)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(2.4mg、43%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.16 (s,1H),8.02 (s,1H),7.88 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.82 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.73 (s,1H),7.55 − 7.45 (m,1H),7.44 − 7.37 (m,1H),7.16 (s,1H),4.33 − 4.24 (m,1H),3.88 − 3.76 (m,3H),2.78 − 2.69 (m,1H),2.49 − 2.33 (m,2H),2.19 − 2.06 (m,1H),2.04 − 1.95 (m,1H),1.93 − 1.74 (m,3H),1.72 − 1.59 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 568。
【0641】
実施例206
【化592】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(6−アミノピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化593】
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ステップ1:
(R,Z)−N−(1−(6−ブロモピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
【化594】
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実施例201、ステップ1に記載される手順に従い、1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エタノンを1−(6−ブロモピリジン−2−イル)エタノンで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、茶色の油状物として標記化合物を得た(8.7g、64%)。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 8.05 (d,J = 7.6 Hz,1H),7.65 − 7.57 (m,2H),2.84 (s,3H),1.32 (s,9H)。
【0642】
ステップ2:
(S,Z)−エチル5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
【化595】
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実施例201、ステップ2に記載される手順に従い、(R,Z)−2−メチル−N−(1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)エチリデン)プロパン−2−スルフィンアミドを(R,Z)−N−(1−(6−ブロモピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、茶色の油状物として標記化合物を得た(6.0g、45%)。
【0643】
ステップ3:
(S)−エチル5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
【化596】
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実施例201、ステップ3に記載される手順に従い、(S,Z)−エチル5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエートを(S,Z)−エチル5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−(((R)−tert−ブチルスルフィニル)イミノ)−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、黄色の油状物として標記化合物を得た(4.4g、94%)。
【0644】
ステップ4:
【化597】
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(S)−エチル5−(6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピリジン−2−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート
(S)−エチル5−(6−ブロモピリジン−2−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエート(3.4g、9.24mmol)、tert−ブチルカルバメート(1.62g、13.85mmol)、及びCs
2CO
3(9.08g、27.71mmol)の1,4−ジオキサン溶液(50mL)に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(846mg、0.92mmol)及び4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(1.07g、1.85mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下で110℃に2時間加熱した。反応物を室温に冷却した後、混合物を濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 10:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(1.6g、43%)を得た。
【0645】
ステップ5:
tert−ブチル(6−((3R)−1,5−ジヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)ピリジン−2−イル)カルバメート
【化598】
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実施例201、ステップ4に記載される手順に従い、(S)−エチル5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエートを(S)−エチル5−(6−((tert−ブトキシカルボニル)アミノ)ピリジン−2−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノエートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、無色の油状物として標記化合物を得た(0.6g、51%)。
【0646】
ステップ6:
(R)−tert−ブチル(6−(5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノイル)ピリジン−2−イル)カルバメート
【化599】
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tert−ブチル(6−((3R)−1,5−ジヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ペンチル)ピリジン−2−イル)カルバメート(300mg、0.82mmol)のDMF溶液(10mL)に、デス・マーチンペルヨージナン(698mg、1.65mmol)を添加した。反応混合物を15℃で1時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液(10mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×2)で抽出した。合わせた有機層を水(15mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 2:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(70mg、24%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 9.78 (s,1H),8.18 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.87 − 7.78 (m,1H),7.72 − 7.68 (m,1H),3.64 − 3.51 (m,2H),3.38 − 3.25 (m,1H),2.84 − 2.59 (m,2H),1.55 (s,9H)。
【0647】
ステップ7:
tert−ブチル(6−((2S,4R)−1−((S)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)カルバメート
【化600】
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実施例201、ステップ6に記載される手順に従い、(R)−5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタナールを(R)−tert−ブチル(6−(5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタノイル)ピリジン−2−イル)カルバメートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(90mg、58%)。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.86 (d,J = 8.4 Hz,1H),7.72 − 7.63 (m,1H),7.51 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.39 (d,J = 3.6 Hz,1H),7.26 − 7.09 (m,4H),6.97 (d,J = 3.6 Hz,1H),6.41 − 6.35 (m,2H),5.30 − 5.16 (m,2H),4.27 (d,J = 10.4 Hz,1H),3.86 − 3.72 (m,2H),3.75 (s,6H),3.67 − 3.57 (m,1H),2.73 (d,J = 10.8 Hz,1H),2.37 − 2.14 (m,2H),2.11 − 1.72 (m,6H),1.54 (s,9H)。
【0648】
ステップ8:
【化601】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(6−アミノピリジン−2−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例201、ステップ7に記載される手順に従い、(S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−4−((2S,4R)−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドをtert−ブチル(6−((2S,4R)−1−((S)−7−(N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(チアゾール−2−イル)スルファモイル)−6−フルオロクロマン−4−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−2−イル)ピリジン−2−イル)カルバメートで置き換えるために必要な決定的ではない改変を行って、白色固体として標記化合物を得た(6mg、10%)。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.52 (d,J = 10.4 Hz,1H),7.46 − 7.41 (m,1H),7.36 (d,J = 6.0 Hz,1H),7.19 (d,J = 4.8 Hz,1H),6.82 (d,J = 7.2 Hz,1H),6.53 (d,J = 4.4 Hz,1H),6.42 (d,J = 7.6 Hz,1H),4.68 (s,2H),4.31 (d,J = 11.2 Hz,1H),4.02 − 3.84 (m,2H),3.63 (d,J = 10.4 Hz,1H),2.76 (d,J = 10.8 Hz,1H),2.39 − 2.27 (m,1H),2.26 − 2.16 (m,1H),2.15 − 2.01 (m,2H),2.00 − 1.85 (m,2H),1.83 − 1.62 (m,2H)。LCMS M/Z (M+H) 558。
【0649】
実施例207
【化602】
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(4S)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−4−((4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブチル)アミノ)クロマン−7−スルホンアミド
【化603】
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ステップ1:
4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブタン−1−オン
【化604】
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ベンズアルデヒド(10.0g、9.42mmol)のDMF溶液(95mL)に、(E)−トリメチル(3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エン−1−イル)シラン(3.17g、18.85mmol)及びフッ化セシウム(5.73g、37.69mmol)を添加した。混合物を窒素雰囲気下で80℃に2時間加熱した。反応物を室温に冷却した後、DCM(50mL)を添加し、水(30mL×3)で洗浄した。有機層を真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/EtOAc = 60:1)によって粗残渣を精製して、黄色の固体として標記化合物(1.41g、68%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.99 (d,J = 7.6 Hz,2H),7.64 − 7.58 (m,1H),7.53 − 7.46 (m,2H),3.32 − 3.23 (m,2H),2.68 − 2.54 (m,2H)。
【0650】
ステップ2:
4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブタン−1−オール
【化605】
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THF(10.0mL)及びMeOH(1.0mL)中の4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブタン−1−オン(1.2g、5.94mmol)の溶液に、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(561mg、14.84mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム水溶液(5mL)でクエンチし、EtOAc(20mL)で希釈し、ブライン(10mL)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH = 50:1)によって粗残渣を精製して、黄色の油状物として標記化合物(0.58g、48%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.42 − 7.29 (m,5H),4.77 (t,J = 6.4 Hz,1H),2.37 − 2.10 (m,2H),2.10 − 1.94 (m,2H),1.93 − 1.88 (m,1H)。
【0651】
ステップ3:
4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブチルメタンスルホネート
【化606】
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4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブタン−1−オール(460mg、2.25mmol)及びトリエチルアミン(0.94mL、6.76mmol)のDCM溶液(9mL)に、0℃で、メタンスルホニルクロリド(1.55mL、20.08mmol)を滴下した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。DCM(15mL)を添加し、10%クエン酸水溶液(10mL)、飽和NaHCO
3水溶液(10mL×2)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮して、さらなる精製を必要としない黄色の固体として標記化合物(535mg、粗製)を得た。
1H NMR (400 MHz,CDCl
3) δ 7.48 − 7.33 (m,5H),5.59 − 5.51 (m,1H),2.68 (s,3H),2.41 − 2.26 (m,2H),2.24 − 2.08 (m,2H)。
【0652】
ステップ4:
(4S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−4−((4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブチル)アミノ)クロマン−7−スルホンアミド
【化607】
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(S)−4−アミノ−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド(877mg、1.9mmol)及びトリエチルアミン(0.53mL、3.79mmol)のDMF溶液(16mL)に、4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブチルメタンスルホネート(535mg、1.9mmol)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下で、室温で16時間撹拌した。EtOAc(20mL)を添加し、水(10mL×3)で洗浄した。有機層を無水Na
2SO
4上で乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。分取TLC(石油エーテル/EtOAc = 4:1)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(40mg、3%)を得た。
【0653】
ステップ5:
【化608】
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(4S)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−4−((4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブチル)アミノ)クロマン−7−スルホンアミド
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−オール(1.0M、2mL)中の(4S)−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−4−((4,4,4−トリフルオロ−1−フェニルブチル)アミノ)クロマン−7−スルホンアミド(40mg、0.06mmol)及びトリフルオロ酢酸を、15℃で1時間撹拌した。混合物を真空中で濃縮した。逆相クロマトグラフィー(アセトニトリル20〜50%/水中0.75%塩化水素)によって粗残渣を精製して、白色固体として標記化合物(2mg、6%)を得た。
1H NMR (400 MHz,CD
3OD) δ 8.22 − 8.18 (m,1H),7.70 − 7.51 (m,6H),7.42 − 7.27 (m,2H),4.73 − 4.57 (m,1H),4.51 − 4.20 (m,3H),2.49 − 2.19 (m,5H),1.87 − 1.69 (m,1H)。LCMS M/Z (M+H) 499。
【0654】
実施例208
【化609】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 560.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.93 (s,1H),7.58 − 7.50 (m,3H),7.30 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.22 − 7.13 (m,2H),7.05 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.6 Hz,1H),4.29 − 4.19 (m,1H),3.86 − 3.75 (m,1H),3.74 (dd,J = 11.0,2.7 Hz,1H),3.65 (dd,J = 10.7,5.9 Hz,1H),2.56 (d,J = 11.6 Hz,1H),2.35 (dd,J = 13.4,11.2 Hz,1H),2.03 − 1.84 (m,1H),1.81 (d,J = 13.3 Hz,3H),1.71 − 1.47 (m,2H)。
【0655】
実施例209
【化610】
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(R)−6−フルオロ−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 560.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.93 (s,1H),7.58 − 7.50 (m,3H),7.30 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.22 − 7.13 (m,2H),7.05 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.86 (d,J = 4.6 Hz,1H),4.29 − 4.19 (m,1H),3.86 − 3.75 (m,1H),3.74 (dd,J = 11.0,2.7 Hz,1H),3.65 (dd,J = 10.7,5.9 Hz,1H),2.56 (d,J = 11.6 Hz,1H),2.35 (dd,J = 13.4,11.2 Hz,1H),2.03 − 1.84 (m,1H),1.81 (d,J = 13.3 Hz,3H),1.71 − 1.47 (m,2H)。
【0656】
実施例210
【化611】
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(R)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 532.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.88 (s,1H),12.55 (s,1H),7.47 (s,1H),7.28 (d,J = 4.5 Hz,2H),7.01 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.85 (d,J = 4.6 Hz,1H),6.16 (s,1H),4.20 (dt,J = 11.1,4.1 Hz,1H),4.02 (s,1H),3.87 (d,J = 10.8 Hz,2H),3.32 − 3.25 (m,1H),2.79 (s,1H),2.25 (s,1H),2.14 (s,1H),1.79 (s,3H),1.79 − 1.66 (m,1H),1.59 − 1.45 (m,1H)。
【0657】
実施例211
【化612】
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(S)−4−((2S,4R)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 532.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.92 (s,2H),12.62 (s,1H),7.67 (s,1H),7.44 (s,2H),7.26 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.05 (d,J = 5.9 Hz,1H),6.83 (d,J = 4.5 Hz,1H),6.35 (s,1H),4.25 (dd,J = 9.3,5.7 Hz,1H),3.86 (s,2H),3.63 (s,2H),2.54 (s,5H),2.34 (t,J = 11.7 Hz,1H),2.03 − 1.91 (m,1H),1.91 − 1.73 (m,5H),1.54 − 1.40 (m,1H)。
【0658】
実施例212
【化613】
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(S)−4−((2R,4S)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 532.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.88 (s,1H),12.55 (s,1H),7.47 (s,1H),7.29 (d,J = 4.6 Hz,2H),7.01 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.85 (d,J = 4.6 Hz,1H),6.16 (s,1H),4.20 (dt,J = 11.2,4.1 Hz,1H),4.02 (d,J = 10.4 Hz,1H),3.87 (d,J = 10.6 Hz,2H),3.38 − 3.24 (m,0H),2.79 (s,1H),2.25 (s,1H),2.14 (s,1H),1.79 (t,J = 11.4 Hz,3H),1.70 (d,J = 11.7 Hz,0H),1.52 (q,J = 12.2 Hz,1H)。
【0659】
実施例213
【化614】
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(R)−4−((2R,4S)−2−(1H−ピラゾール−5−イル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−6−フルオロ−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 532.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.89 (s,2H),12.60 (s,1H),7.67 (s,1H),7.57 (s,1H),7.41 (d,J = 11.1 Hz,1H),7.27 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.05 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.84 (d,J = 4.6 Hz,1H),6.36 (s,1H),4.26 (dt,J = 11.3,3.7 Hz,1H),3.85 (s,3H),3.80 (d,J = 10.7 Hz,0H),3.65 (s,1H),3.42 − 3.32 (m,1H),3.30 (s,2H),3.31 − 3.21 (m,1H),2.53 (d,J = 6.5 Hz,0H),2.34 (t,J = 11.6 Hz,1H),2.03 − 1.91 (m,1H),1.90 − 1.76 (m,2H),1.54 − 1.40 (m,1H)。
【0660】
実施例214
【化615】
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(R)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 560.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.68 (s,1H),7.48 (dd,J = 8.6,5.7 Hz,2H),7.28 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.21 − 7.08 (m,3H),7.03 (d,J = 6.1 Hz,1H),6.85 (d,J = 4.5 Hz,1H),4.17 (dt,J = 11.3,4.2 Hz,1H),4.09 (d,J = 10.5 Hz,1H),3.90 − 3.77 (m,2H),2.75 (d,J = 11.8 Hz,1H),2.24 (t,J = 11.9 Hz,1H),2.13 − 1.92 (m,1H),1.84 − 1.73 (m,3H),1.59 − 1.42 (m,2H)。
【0661】
実施例215
【化616】
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(S)−6−フルオロ−4−((2R,4S)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(チアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
実施例76における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 560.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 12.87 (s,1H),7.52 − 7.44 (m,2H),7.29 (d,J = 4.6 Hz,1H),7.22 − 7.08 (m,3H),7.03 (d,J = 6.0 Hz,1H),6.85 (d,J = 4.6 Hz,1H),4.17 (dt,J = 11.3,4.2 Hz,1H),4.09 (d,J = 10.5 Hz,1H),3.90 − 3.78 (m,2H),3.30 (s,1H),2.76 (d,J = 12.0 Hz,1H),2.24 (t,J = 11.8 Hz,1H),2.06 − 1.92 (m,1H),1.84 − 1.73 (m,3H),1.59 − 1.42 (m,2H)。
【0662】
実施例216
【化617】
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Tert−ブチル(R)−4−((R)−7−(N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例82のステップ3及び4における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 576.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.26 (s,1H),7.77 (d,J = 8.3 Hz,1H),7.62 − 7.53 (m,2H),7.30 (dd,J = 8.1,1.8 Hz,1H),7.25 − 7.15 (m,2H),7.09 − 6.99 (m,1H),4.27 − 4.19 (m,1H),3.89 − 3.78 (m,3H),3.70 (dq,J = 10.5,6.0,4.8 Hz,2H),2.42 (d,J = 11.5 Hz,1H),2.32 − 2.24 (m,1H),2.04 − 1.88 (m,1H),1.83 (s,1H),1.38 (s,9H)。
【0663】
実施例217
【化618】
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tert−ブチル(R)−4−((S)−7−(N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル)クロマン−4−イル)−3−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート
実施例82のステップ3及び4における手順に従って調製した。MS (ES+) m/z 576.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.35 (s,1H),7.56 − 7.46 (m,3H),7.26 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.22 − 7.11 (m,2H),7.02 (d,J = 1.9 Hz,1H),4.18 (dt,J = 11.2,4.4 Hz,1H),4.04 − 3.97 (m,1H),3.97 − 3.86 (m,2H),3.69 (d,J = 12.6 Hz,2H),3.07 (t,J = 11.3 Hz,1H),2.07 (s,2H),2.00 − 1.87 (m,1H),1.71 (s,1H),1.36 (s,9H)。
【0664】
実施例218
【化619】
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(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
tert−ブチル(3R)−4−[(4S)−7−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)スルファモイル]クロマン−4−イル]−3−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−カルボキシレート(500mg、0.69mmol)のジクロロメタン溶液(2mL)に、トリフルオロ酢酸(0.26mL、3.4mmol)を添加し、溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮して、白色固体を得た。分取HPLC(0.2%アンモニア中、30〜50%MeCN)によって20mgの粗製物質を精製して、白色固体として10.2mgの(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを得た。未精製のTFA塩として残りの物質を次のステップに使用した。MS (ES+) m/z 476.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 7.95 (s,1H),7.60 (dt,J = 8.7,4.9 Hz,2H),7.35 − 7.14 (m,4H),7.15 − 6.98 (m,2H),4.31 − 4.13 (m,2H),3.94 − 3.77 (m,2H),3.27 − 3.14 (m,2H),3.03 (s,2H),2.73 (d,J = 13.3 Hz,1H),2.54 (s,1H),1.95 (dtd,J = 13.6,9.0,8.6,4.1 Hz,1H),1.82 (s,1H)。
【0665】
実施例219
【化620】
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(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホネート(29mg、0.12mmol)を、(4S)−4−[(2R)−2−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル]−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド;2,2,2−トリフルオロ酢酸(65mg、0.11mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(5当量、0.5512mmol,71.24mg)のジクロロメタン溶液(2mL、31mmol)に添加した。混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、反応物を濃縮し、分取HPLC(0.2%アンモニア中、30〜50%MeCN)によってジアステレオマーを分離して、白色固体として5.9mgの(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミドを得た。MS (ES+) m/z 558.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 7.98 (s,1H),7.59 (dd,J = 8.4,5.6 Hz,2H),7.44 (d,J = 8.0 Hz,1H),7.25 (dd,J = 8.0,1.8 Hz,1H),7.15 (t,J = 8.7 Hz,2H),7.00 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,2H),4.19 − 4.09 (m,2H),3.87 (ddd,J = 14.7,9.7,4.6 Hz,2H),3.15 (qd,J = 10.1,3.2 Hz,2H),2.79 (t,J = 13.4 Hz,2H),2.64 − 2.51 (m,2H),2.22 − 2.11 (m,1H),1.85 (dtd,J = 13.3,9.4,3.9 Hz,1H),1.60 (dd,J = 12.8,6.7 Hz,1H)。
【0666】
実施例220
【化621】
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(R)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
MS (ES+) m/z 558.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.27 (s,1H),7.74 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.59 − 7.44 (m,2H),7.30 (dd,J = 8.1,1.9 Hz,1H),7.30 − 7.04 (m,2H),7.02 (d,J = 1.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.29 − 4.12 (m,1H),3.85 (ddd,J = 13.4,10.6,2.4 Hz,2H),3.69 (dd,J = 10.5,5.8 Hz,1H),3.19 (qd,J = 10.3,4.9 Hz,2H),2.92 − 2.80 (m,2H),2.46 (d,J = 9.3 Hz,1H),2.37 (d,J = 7.5 Hz,1H),2.05 − 1.90 (m,1H),1.89 − 1.79 (m,1H),1.35 (s,1H)。
【0667】
実施例221
【化622】
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(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−メチルピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ヨードメタンを使用して、実施例219に従って調製した。MS (ES+) m/z 490.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 9.54 (s,1H),7.84 (d,J = 4.7 Hz,1H),7.67 − 7.55 (m,2H),7.34 − 7.20 (m,3H),7.02 (dd,J = 12.9,1.6 Hz,1H),6.51 (s,1H),4.25 (s,1H),4.17 (dt,J = 11.2,4.6 Hz,1H),3.94 − 3.78 (m,2H),3.30 (s,2H),2.93 (s,3H),2.75 (d,J = 12.7 Hz,1H),2.64 (s,2H),2.54 (s,2H),2.28 (s,1H),1.96 − 1.87 (m,1H)。
【0668】
実施例222
【化623】
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(S)−4−((R)−4−(2,2−ジフルオロエチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
1,1−ジフルオロ−2−ヨードエタンを使用して、実施例219に従って調製した。MS (ES+) m/z 540.1 (M + 1)。
【0669】
実施例223
【化624】
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(S)−4−((R)−4−(2−フルオロエチル)−2−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
1−フルオロ−2−ヨードエタンを使用して、実施例219に従って調製した。MS (ES+) m/z 522.1 (M + 1)。
【0670】
実施例224
【化625】
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(S)−4−((R)−4−エチル−2−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ヨードエタンを使用して、実施例219に従って調製した。MS (ES+) m/z 504.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 9.25 (s,1H),7.84 (d,J = 4.9 Hz,1H),7.68 − 7.55 (m,2H),7.31 − 7.22 (m,4H),7.04 (s,1H),4.18 (dt,J = 11.3,4.7 Hz,1H),3.94 − 3.78 (m,2H),3.28 (s,1H),2.78 (s,1H),2.59 (s,1H),2.27 (d,J = 12.8 Hz,1H),1.94 (s,1H),1.81 (s,1H),1.25 (q,J = 7.4,6.6 Hz,1H),1.13 (s,3H)。
【0671】
実施例225
【化626】
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(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−((トリフルオロメチル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
トリフルオロメタンスルホニルクロリドを使用して、実施例219に従って調製した。MS (ES+) m/z 607.6 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 7.84 (s,1H),7.65 − 7.55 (m,2H),7.39 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.28 − 7.17 (m,3H),7.03 − 6.92 (m,1H),6.51 (s,2H),4.23 (dd,J = 8.8,3.2 Hz,1H),4.14 (dd,J = 10.5,5.3 Hz,1H),3.88 (td,J = 11.5,10.8,3.6 Hz,2H),3.67 (d,J = 12.7 Hz,1H),3.57 (d,J = 12.3 Hz,1H),2.79 (d,J = 12.7 Hz,1H),2.21 (t,J = 11.4 Hz,1H),1.89 (s,1H),1.67 (s,1H)。
【0672】
実施例226
【化627】
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(S)−4−((R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(メチルスルホニル)ピペラジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)クロマン−7−スルホンアミド
メタンスルホニルクロリドを使用して、実施例219に従って調製した。MS (ES+) m/z 554.1 (M + 1)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.19 (s,1H),7.86 (s,1H),7.71 − 7.56 (m,2H),7.43 (d,J = 8.1 Hz,1H),7.29 − 7.15 (m,3H),7.00 (t,J = 2.3 Hz,1H),4.27 − 4.10 (m,2H),3.97 − 3.76 (m,2H),3.76 − 3.56 (m,2H),3.50 − 3.33 (m,1H),3.14 (qd,J = 7.3,4.1 Hz,2H),3.03 − 2.81 (m,3H),2.72 (d,J = 8.4 Hz,1H),2.54 (s,1H),2.22 (t,J = 10.6 Hz,1H),1.61 (d,J = 12.6 Hz,1H)。
【0673】
実施例227及び実施例228
【化628】
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(S)−8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド及び(R)−8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド
【化629】
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ステップ1
【化630】
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4,7-ジブロモ-1,1-ジフルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
NaBH
4(166mg、4.40mmol)を、7−ブロモクロマン−4−オン(2.00g、8.80mmol)のMeOH溶液(45mL)に室温で添加した。30分後、1%HCl水溶液(100mL)及びDCM(100mL)の添加によって反応をクエンチした。有機層を除去し、水層をDCM(2×100mL)で抽出した。合わせた有機画分をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。さらなる精製をせずに粗生成物を後続のステップに使用した。四塩化炭素(18mL)中の7−ブロモ−1,1−ジフルオロ−テトラリン(1200mg、4.85mmol)、N−ブロモスクシンイミド(864mg、4.85mmol)、及び2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)(40mg、0.24mmol)の混合物を、密封したバイアル中、80℃で24時間加熱した。混合物を濾過し、濃縮し、12gのシリカゲルカラム内に残渣を乾燥充填した。生成物をヘプタンで溶出して、黄色がかった泡状物として4,7−ジブロモ−1,1−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(1414mg、89%)を得た。
1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.81 (t,J = 1.9 Hz,1H),7.55 (dt,J = 8.4,1.8 Hz,1H),7.29 (dd,J= 8.5,1.3 Hz,1H),5.53 − 5.37 (m,1H),2.84 − 2.58 (m,1H),2.55 − 2.33 (m,3H)。
【0674】
ステップ2
【化631】
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3−((2S)−1−(6−ブロモ−4,4−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)ピペリジン−2−イル)ピリジン
20mlの酢酸エチル中の4,7−ジブロモ−1,1−ジフルオロ−テトラリン(1249mg、3.83mmol)及び3−[(2S)−2−ピペリジル]ピリジン(1865mg、11.5mmol)の混合物を、密封チューブ中、65℃で24時間加熱した。混合物を酢酸エチルと1MNa2CO3とに分配した。有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、濃縮した。DCM中、メタノール勾配(0〜10%)で溶出する24gシリカゲルカラムで残渣を精製して、ジアステレオマーの混合物として3−((2S)−1−(6−ブロモ−4,4−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)ピペリジン−2−イル)ピリジン(770mg、49%)を得た。m/z 407 [M+H]
+。
【0675】
ステップ3
【化632】
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3−((2S)−1−(6−(ベンジルチオ)−4,4−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)ピペリジン−2−イル)ピリジン
3−[(2S)−1−(6−ブロモ−4,4−ジフルオロ−テトラリン−1−イル)−2−ピペリジル]ピリジン(770mg、1.89mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(55mg、0.095mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(109mg、0.1890mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.32ml、7.56mmol)の混合物を脱気し、フェニルメタンチオール(567mg、4.537mmol)を添加した。混合物を密封バイアル中、130℃で24時間加熱し、冷却した後、水と1MのNa2CO3とに分配した。有機抽出物をさらに1MのNa2CO3、水、ブラインで洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濃縮した。DCM中、メタノール勾配(0〜10%)で溶出する24gシリカゲルカラムで残渣を精製して、ジアステレオマーの混合物として3−((2S)−1−(6−(ベンジルチオ)−4,4−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル)ピペリジン−2−イル)ピリジン(772mg、91%)を得た。m/z 451.1 [M+H]
+。
【0676】
ステップ4
【化633】
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8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホニルクロリド
3−[(2S)−1−(6−ベンジルスルファニル−4,4−ジフルオロ−テトラリン−1−イル)−2−ピペリジル]ピリジン(160mg、0.355mmol)を、水(26mg、1.42mmol)及び酢酸(85mg、1.42mmol)を含有するジクロロメタン(4ml)に溶解した。2mlのDCM中の塩化スルフリル(192mg、0.115ml、1.42mmol)を0℃で滴下した。室温で1時間撹拌した後、混合物を真空中で濃縮し、酢酸エチルとブラインとに分配し、5%NaHCO3を慎重に添加してpHを中性に調節した。エチル有機抽出物をMgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮した。さらなる精製をせずに粗製8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホニルクロリド(141mg、93%)を次のステップに使用した。m/z 427 [M+H]
+。
【0677】
ステップ5
N−(2,4−ジメトキシベンジル)−8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド
テトラヒドロフラン(1.1ml、1mol/L)中のナトリウムビス(トリメチルシリル)アミドを、N−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]−1,2,4−チアジアゾール−5−アミン(250mg、1.0mmol)のTHF溶液に−20℃で添加した。20分間撹拌した後、8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホニルクロリド(140mg、0.33mmol)のTHF溶液を、上記の混合物に−20℃で滴下した。得られた混合物を−20℃で1時間、次いで0℃で2時間撹拌した。混合物を飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させ、濃縮した。DCM中、0〜6%MeOH勾配で溶出する12gシリカゲルカラムで残渣を精製して、ジアステレオマーの混合物としてN−(2,4−ジメトキシベンジル)−8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド(88mg、41%)を得た。m/z 642 [M+H]
+。
【0678】
ステップ6.
【化634】
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(S)−8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド及び(R)−8,8−ジフルオロ−5−((S)−2−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−スルホンアミド
6mlのDCM中のN−[(2,4−ジメトキシフェニル)メチル]−4,4−ジフルオロ−1−[(2S)−2−(3−ピリジル)−1−ピペリジル]−N−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)テトラリン−6−スルホンアミド(88mg、0.137mmol)の混合物を2mlのTFAで処理した。混合物を1時間撹拌し、真空中で濃縮し、残渣をエチルエーテルで粉砕した。沈殿物を回収し、エーテルで洗浄し、真空中で乾燥させた。上記の残渣を水及びアセトニトリルの混合物に溶解し、凍結乾燥させて、32mgのジアステレオマーの混合物を得、これをキラルHPLCによって分離した。
ジアステレオマー1(7.3mg、29%) m/z 642 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.69 (d,J = 2.2 Hz,1H),8.53 − 8.46 (m,1H),8.30 (s,1H),8.15 − 8.06 (m,1H),7.99 − 7.90 (m,2H),7.87 (t,J = 1.7 Hz,1H),7.41 (dd,J = 7.9,4.8 Hz,1H),6.51 (s,1H),3.73 (dd,J = 10.9,2.8 Hz,1H),3.66 − 3.58 (m,1H),2.42 − 2.24 (m,3H),1.92 (dt,J = 12.8,7.2 Hz,3H),1.76 (dd,J = 15.9,11.5 Hz,2H),1.70 − 1.45 (m,2H),1.42 − 1.28 (m,1H)。
ジアステレオマー2(10.6mg、42%) m/z 642 [M+H]
+。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.62 (s,1H),8.34−8.30 (m,2H),7.89 − 7.73 (m,4H),7.20 (dd,J =8.1,4.7 Hz,1H),6.51 (br.s,1H),4.03-3.99 (m,1H),3.94 − 3.85 (m,1H),2.72 − 2.62 (m,1H),2.48 − 2.39 (m,1H),2.26−2.22 (m,1H),2.06 − 1.88 (m,2H),1.82 − 1.49 (m,5H),1.36 (s,1H)。
【0679】
実施例229
【化635】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド
【化636】
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ステップ1.
【化637】
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(2S,4R)−1−((S)−7−ブロモ−6−フルオロクロマン−4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン
窒素下の脱気したトルエン(326.6mL、0.0465M)中、(4S)−7−ブロモ−6−フルオロ−クロマン−4−アミン(3.3737g、15.19mmol)及び(3R)−5−(4−フルオロフェニル)−5−オキソ−3−(トリフルオロメチル)ペンタナール(3.982g、15.19mmol、1当量)の溶液に、0℃で、チタン(iv)イソプロポキシド(11.3mL、2.5当量、37.97mmol)を添加した。反応物を氷浴中で20分間撹拌し、次いで、室温に加温した。反応を室温で2時間行い、0℃に下げ、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(25.75g、8当量、121.5mmol)を添加した。反応物を室温に戻し、窒素下で一晩撹拌した。次いで、反応物を酢酸イソプロピル(200mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム(400mL、2x)及びブライン(400mL)で洗浄した。有機層を回収し、合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。次いで、ヘプタン/iPrOAcの0〜50%勾配でのカラムクロマトグラフィーによって粗製混合物を精製して、透明な油状物として所望のものを得た(3.096g、43%収率)。1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.39 (ddd,J = 10.5,7.6,3.8 Hz,3H),7.03 (t,J = 8.7 Hz,2H),6.90 (d,J = 5.9 Hz,1H),4.20 (dt,J = 11.2,3.7 Hz,1H),3.82 − 3.70 (m,2H),3.58 (dd,J = 11.1,2.8 Hz,1H),2.79 (dt,J = 11.7,3.4 Hz,1H),2.34 − 2.10 (m,2H),2.09 − 1.94 (m,2H),1.86 (dp,J = 11.9,2.8 Hz,1H),1.79 − 1.58 (m,3H),1.36 − 1.17 (m,2H),0.99 − 0.75 (m,1H)。M+1:477.95
【0680】
ステップ2.
【化638】
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(2S,4R)−1−((S)−7−(ベンジルチオ)−6−フルオロクロマン−4−イル)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン
密封したバイアル中の(2s,4r)-1-[(4s)-7-ブロモ-6-フルオロ-クロマン-4-イル]-2-(4-フルオロフェニル)-4-(トリフルオロメチル)ピペリジン(334.8mg、0.7029mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(20.1mg、0.05当量、0.03515mmol)、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテン(40.7mg、0.100当量、0.07029mmol)の混合物を窒素で脱気し、窒素下に置いた。脱気した1,4−ジオキサン(4.68mL、0.15M)、続いてN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.49mL、4.00当量、2.812mmol)及びフェニルメタンチオール(209.5mg、2.40当量、1.687mmol)をバイアルに添加した。混合物を加熱還流させ、N
2下で一晩続けた。次いで、反応物を室温に冷却し、iPrOAc(5mL)で希釈し、水(10mL、3x)で抽出した。有機層を回収し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。0〜50%ヘプタン/iPrOAc勾配のカラムクロマトグラフィーによって粗製物を精製して、黄色の泡状物として所望のものを得た(310.3mg、85%収率)。1H NMR (400 MHz,クロロホルム−d) δ 7.50 − 7.15 (m,7h),7.03 (t,j = 8.8 hz,2h),6.66 (d,j = 6.3 hz,1h),4.15 (dt,j = 11.1,3.7 hz,1h),4.06 (s,2h),3.82 − 3.67 (m,2h),3.55 (dd,j = 11.1,2.7 hz,1h),2.77 (dt,j = 11.7,3.4 hz,1h),2.31 − 2.09 (m,2h),2.06 − 1.92 (m,2h),1.86 (dt,j = 12.7,3.2 hz,1h),1.73 − 1.54 (m,2h)。M−1:519
【0681】
ステップ3.
【化639】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)クロマン−7−スルホニルクロリド
(2S,4R)−1−[(4S)−7−ベンジルスルファニル−6−フルオロ−クロマン−4−イル]−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン(310.3mg、0.5972mmol)を、水(0.43mL、4.0当量、2.389mmol)及び酢酸(0.137mL、4.0当量、2.389mmol)を含有するジクロロメタン(5.97mL、0.1M)に溶解した。2mLのジクロロメタン中の塩化スルフリル(0.193mL、4.0当量、2.389mmol)を0℃で滴下し、反応物を室温に加温した。室温で2時間後、完全な転化が見られた。次いで、混合物を真空中で濃縮し、pHを中性に調節しながら、iPrOAc(5mL)とブライン(5mL)とに分配した。有機抽出物を回収し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して、黄色の泡状物として所望の生成物を得た(296mg、99%収率)。生成物を組成物として次のステップに進めた。NMR:1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 14.51 (s,1H),7.90 (s,1H),7.55 (s,1H),7.51 − 7.14 (m,4H),7.09 (d,J = 6.2 Hz,1H),4.86 (t,J = 8.4 Hz,1H),4.44 (t,J = 7.2 Hz,1H),4.20 (dt,J = 11.6,4.8 Hz,1H),3.95 (t,J = 9.9 Hz,1H),3.47 − 3.36 (m,1H),3.18 − 3.10 (m,1H),2.91 (s,1H),2.59 (s,1H),2.46 (t,J = 9.8 Hz,1H),2.37 − 2.29 (m,1H),2.13 − 1.92 (m,3H)。M+1 = 496
【0682】
ステップ4.
【化640】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリミジン−4−イル)クロマン−7−スルホンアミド
6−フルオロ−4−[(1S,2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1−ピペリジル]クロマン−7−スルホニルクロリド(165mg、0.3327mmol)のアセトニトリル溶液(0.2M、31.7mmol)に、ピリミジン−4−アミン(34.81mg、1.1当量、0.3660mmol)、続いて1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(74.65mg、2当量、0.6655mmol)を室温で添加した。反応物を50℃に加熱し、1時間後に完全な転化が見られた。反応物を室温に冷却し、濃縮し、精製に供して、白色固体として所望の化合物を得た(31.6mg、17%収率)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 8.56 (s,1H),8.25 (s,1H),7.55 (dd,J = 8.9,5.2 Hz,3H),7.21 − 7.10 (m,3H),7.00 (d,J = 4.5 Hz,1H),4.25 (dt,J = 11.3,3.6 Hz,1H),3.82 (td,J = 11.2,2.1 Hz,1H),3.74 (dd,J = 10.9,2.8 Hz,1H),3.66 (dd,J = 10.6,5.9 Hz,1H),2.61 − 2.50 (m,1H),2.42 − 2.33 (m,2H),2.05 − 1.88 (m,1H),1.82 (tdd,J = 13.7,6.7,4.4 Hz,3H),1.71 − 1.46 (m,2H)。M+1 = 555.1
【0683】
実施例230
【化641】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(ピリダジン−3−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ピリダジン−3−アミンをアミンとして使用して実施例229と同様に化合物を作製して、白色固体として所望の化合物を得た(25.1mg、14%収率)。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 14.59 (s,1H),8.34 (s,1H),7.89 (s,1H),7.69 (dd,J = 9.6,4.2 Hz,1H),7.53 (td,J = 7.9,6.9,3.4 Hz,3H),7.21 − 7.14 (m,2H),7.12 (d,J = 6.0 Hz,1H),4.24 (dt,J = 11.3,3.6 Hz,1H),3.86 − 3.78 (m,1H),3.74 (dd,J = 10.9,2.7 Hz,1H),3.65 (dd,J = 10.5,5.9 Hz,1H),2.62 − 2.52 (m,1H),2.41 − 2.33 (m,1H),2.04 − 1.91 (m,1H),1.88 − 1.76 (m,4H),1.70 − 1.46 (m,2H)。M+1 =555.1
【0684】
実施例231
【化642】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
ピリジン(3.3mL、0.8M)中の6−フルオロ−4−[(1S,2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)−1−ピペリジル]クロマン−7−スルホニルクロリド(107.4mg、0.2166mmol)を、1,3,4−チアジアゾール−2−アミン(27.38mg、1.25当量、0.2707mmol)のピリジン溶液(3.3mL、0.8M)に添加した。反応物を60℃に加熱した。1時間後、完全な転化が見られた。反応物を室温に冷却し、濃縮し、精製に供して、白色固体として所望の化合物を得た(18.6mg、15%収率)。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 14.48 (s,1H),8.75 (s,1H),7.59 − 7.50 (m,3H),7.22 − 7.12 (m,2H),7.04 (d,J = 5.9 Hz,1H),4.24 (dt,J = 11.3,3.6 Hz,1H),3.82 (dd,J = 11.5,2.2 Hz,1H),3.79 − 3.71 (m,1H),3.66 (dd,J = 10.6,5.9 Hz,1H),2.62 − 2.42 (m,2H),2.41 − 2.33 (m,1H),2.04 − 1.73 (m,4H),1.71 − 1.46 (m,2H)。M+1 = 561
【0685】
実施例232
【化643】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(5−フルオロピリジン−2−イル)クロマン−7−スルホンアミド
5−フルオロピリジン−2−アミンをアミンとして、ピリジンの代わりにジクロロメタンを溶媒として、かつ2.6当量のピリジンを使用して実施例229と同様に化合物を作製し、反応物を30度に加熱して、白色固体として所望の化合物を得た(50.8mg、30%収率)。
1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 11.42 (s,1H),8.14 (d,J = 3.0 Hz,1H),7.65 (td,J = 8.6,3.1 Hz,1H),7.59 − 7.50 (m,3H),7.21 − 7.11 (m,3H),7.07 (dd,J = 9.0,3.8 Hz,1H),4.25 (dt,J = 11.3,3.6 Hz,1H),3.82 (td,J = 11.3,2.1 Hz,1H),3.74 (dd,J = 11.1,2.7 Hz,1H),3.65 (dd,J = 10.6,5.9 Hz,1H),3.42 − 3.16 (m,2H),2.41 − 2.33 (m,1H),1.96 (qd,J = 10.9,5.6 Hz,1H),1.88 − 1.75 (m,3H),1.71 − 1.46 (m,2H)。M+1 = 572.1
【0686】
実施例233
【化644】
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(S)−6−フルオロ−4−((2S,4R)−2−(4−フルオロフェニル)−4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−N−(イソキサゾール−3−イル)クロマン−7−スルホンアミド
イソキサゾール−3−アミンをアミンとして使用して実施例229と同様に化合物を作製して、白色固体として所望の化合物を得た(55.8mg、45%収率)。1H NMR (400 MHz,DMSO−d6) δ 11.92 (s,1H),8.68 (s,1H),7.62 (d,J = 10.8 Hz,1H),7.55 (dd,J = 8.2,5.5 Hz,2H),7.21 − 7.12 (m,2H),7.09 (d,J = 5.9 Hz,1H),6.35 (d,J = 2.0 Hz,1H),4.25 (dt,J = 11.3,3.5 Hz,1H),3.83 (td,J = 11.4,2.1 Hz,1H),3.74 (dd,J = 11.0,2.7 Hz,1H),3.67 (dd,J = 10.6,5.8 Hz,1H),2.37 (dd,J = 11.6,2.0 Hz,3H),2.03 − 1.90 (m,2H),1.83 (dd,J = 16.7,12.8 Hz,4H),1.72 − 1.48 (m,2H)。M+1 =544。
【0687】
実施例234
本明細書に記載されるものと同様の手順を使用して、以下の化合物も調製することができる。
【化645】
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【化646】
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【0688】
実施例235 hNav1.7及びβ1サブユニットを異種的に発現する細胞から単離された膜に結合するトリチウム標識化合物
組換え発現したナトリウムチャネルを含有する膜の調製:凍結した組換え細胞ペレットを氷上で解凍し、氷冷した50mMのトリスHCl、pH7.4緩衝液で細胞ペレットの重量の4倍に希釈した。ガラス製ダウンス型電動ホモジナイザーを使用して、細胞懸濁液を氷上でホモジナイズした。ホモジネートを氷冷した50mMのトリスHCl、pH7.4緩衝液で8.4倍にさらに希釈し、次いで4℃で15分間、200×gで遠心分離した。上清を回収し、4℃で50分間、10000×gで遠心分離した。次いで、ペレットを100mM NaCl、20mMトリスHCl、pH7.4緩衝液(1%v/vプロテアーゼ阻害剤(Calbiochem)を含有する)に再懸濁させ、氷上で再度ホモジナイズした。次いで、ホモジナイズした膜を26ゲージ針を備えたシリンジで処理した。ブラッドフォードアッセイによってタンパク質濃度を判定し、膜を−80℃で保存した。
【0689】
放射性リガンド結合研究:飽和実験。メチル基を有する競合NaV1.7阻害剤をトリチウム標識した。メチル水素の代わりに3つのトリチウムを組み込み、[
3H]化合物を生成した。この放射性リガンドの結合を、室温で5mLのホウケイ酸ガラス試験管中で行った。100mM NaCl、20mMのトリスHCl、pH7.4緩衝液(0.01%w/vのウシ血清アルブミン(BSA)を含有する)中で18時間、漸増濃度の[
3H]化合物に膜を加えることによって結合を開始した。1μMの非標識化合物の存在下で非特異的結合を判定した。18時間後、0.5%w/vポリエチレンイミンに予浸したGF/Cガラス繊維フィルターを通して濾過した。15mLの氷冷した100mM NaCl、20mMトリスHCl、pH7.4緩衝液(0.25%BSAを含有する)でフィルターを洗浄して、遊離リガンドから結合を分離した。フィルターに結合した[
3H]化合物を液体シンチレーション計数によって定量した。
【0690】
競合結合実験:結合反応を96ウェルポリプロピレンプレート中、室温で18時間行った。360μL中、膜を100pM[
3H]化合物及び漸増濃度の試験化合物と共にインキュベートした。1μMの非標識化合物の存在下で、非特異的結合を判定した。反応物を移し、0.5%ポリエチレンイミンで予浸した96ウェルガラス繊維/Cフィルタープレートを通して濾過した。0.25%BSAを含有する200μLの氷冷した緩衝液で濾過した反応物を5回洗浄した。液体シンチレーション計数によって結合した放射能を判定した。
【0691】
データ分析:飽和実験の場合、非特異的結合を全結合から差し引いて、特異的結合を提供し、これらの値を、タンパク質1mg当たりのリガンド結合のpmolとして再計算した。飽和曲線を構築し、単一部位リガンド結合モデル:Beq = (Bmax
*X)/(X+Kd)(式中、Beqは、平衡状態でのリガンド結合の量であり、Bmaxは、最大受容体密度であり、Kdは、リガンドの解離定数であり、Xは、遊離リガンド濃度である)を使用して解離定数を計算した。競合研究の場合、阻害パーセントを判定し、XLfitを使用する4パラメータロジスティックモデル(阻害% = (A+((B−A)/(1+((x/C)^D))))(式中、A及びBは、それぞれ最大及び最小の阻害であり、Cは、IC
50濃度であり、Dは、(Hill)勾配である)を使用してIC
50値を計算した。
【0692】
代表的な化合物は、このモデルで試験した場合、表1に記載される親和性を示した。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【表1-7】
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【表1-8】
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【表1-9】
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【表1-10】
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【表1-11】
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【表1-12】
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【表1-13】
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【表1-14】
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【表1-15】
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【表1-16】
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【表1-17】
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【表1-18】
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【表1-19】
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【表1-20】
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【表1-21】
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【表1-22】
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【表1-23】
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【表1-24】
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【表1-25】
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【表1-26】
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【表1-27】
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【表1-28】
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【表1-29】
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【表1-30】
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【表1-31】
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【表1-32】
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【表1-33】
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【表1-34】
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【表1-35】
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【表1-36】
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【表1-37】
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【表1-38】
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【表1-39】
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【0693】
実施例236
ナトリウムチャネル遮断薬によって誘導される鎮痛
熱誘導されたテールフリック潜時試験
この試験では、本発明の化合物の投与によって生まれる鎮痛効果は、熱誘導されたテールフリックによって観察することができる。試験は、試験されるマウスの尾の一点に集束し、向けられた光ビームを伴うプロジェクターランプからなる熱源を含む。薬物治療の前、及び有害な熱刺激に反応したときに評価されるテールフリック潜時、すなわち、尾の背側表面に放射熱を当ててから、テールフリックが発生するまでの応答時間を測定し、40、80、120、及び160分に記録する。
【0694】
この研究の最初の部分では、65例の動物に、連続した2日にわたって、1日1回、テールフリック潜時のベースラインの評価を行う。次いで、これらの動物を、ビヒクル対照、モルヒネ対照を含む11の異なる治療群のうちの1つに無作為に割り当て、30mg/Kgの9個の化合物を筋肉内に投与する。用量投与後、震えまたは発作、多動性、浅い、急速な、または抑圧された呼吸、及びグルーミングの失敗を含む毒性の徴候について、動物を注視する。各化合物の最適なインキュベーション時間は、回帰分析によって決定される。試験化合物の鎮痛作用は、最大可能効果のパーセンテージ(MPE%)として表され、以下の式を使用して計算される:
【数1】
[この文献は図面を表示できません]
式中、
投与後潜時 = 薬物を投与された後、各個々の動物が熱源から尾を遠ざける(フリックする)までにかかった潜時。
投与前潜時 = 薬物を投与される前に、各個々の動物が熱源から尾を遠ざける(フリックする)までにかかった潜時。
カットオフ時間(10秒) = 熱源に曝される最大時間。
【0695】
急性疼痛(ホルマリン試験)
ホルマリン試験は、急性疼痛の動物モデルとして使用される。ホルマリン試験では、実験日の前日に、動物を20分間、プレキシガラス試験件室に一時的に慣れさせる。試験日に、動物に試験品を無作為に注射する。薬物投与の30分後、ラットの左後肢の足底表面に50μLの10%ホルマリンを皮下注射する。ホルマリン投与の直後に、90分間のビデオデータの取得を開始する。
【0696】
Actimetrix Limelightソフトウェアを使用して画像を取り込み、
*.llii拡張子でファイルを保存し、次いで、それをMPEG−4コーディングに変換する。次いで、挙動解析ソフトウェア「The Observer 5.1」(バージョン5.0、Noldus Information Technology,Wageningen,The Netherlands)を使用してビデオを分析する。動物行動を観察し、種類に応じてそれぞれをスコアリングし、行動の長さを定めることによって、ビデオ分析を実施する(Dubuisson and Dennis,1977)。スコアリングされた行動には以下が含まれる:(1)正常な行動、(2)肢に体重をかけない、(3)肢を持ち上げる、(4)肢を舐める/噛む、または引っ掻く。注射した肢を持ち上げること、いたわること、または過剰に舐めること、噛むこと、及び引っ掻くことは、疼痛応答を示す。注射した肢を明らかにいたわること、過剰に舐めること、噛むこと、または引っ掻くことを伴わずに両肢を床に置いている場合、化合物からの鎮痛応答または保護が示されている。
【0697】
以下の2つの要因に応じて、ホルマリン試験データの分析を行う:(1)最大潜在的阻害効果パーセント(MPIE%)及び(2)疼痛スコア。MPIE%は、一連のステップによって計算され、最初に各動物の非正常行動(行動1、2、3)の長さを合計する。ビヒクル群のための単一の値は、ビヒクル治療群内の全てのスコアを平均することによって得られる。以下のケイ酸は、各動物のためのMPIE値をもたらす:
MPIE(%) = 100−[(治療合計/ビヒクル平均値)×100%]
疼痛スコアは、上記のように加重尺度から計算される。行動の持続時間を、重み(反応の重症度の評価)で乗じ、観察の全長で割り、各動物の疼痛の格付けを決定する。計算は、以下の式で表される:
疼痛の格付け = [0(To)+1(T1)+2(T2)+3(T3)]/(To+T1+T2+T3)
【0698】
CFA誘発性慢性炎症性疼痛
この試験では、較正したフォン・フライフィラメントを用いて機械的アロディニアを評価する。1週間の飼育施設への順化後、イソフルラン浅麻酔下で、150μLの「フロイント完全アジュバント」(CFA)エマルジョン(0.5mg/mLの濃度の油/食塩水(1:1)エマルジョンに懸濁されたCFA)をラットの左後肢の足底表面に皮下注射する。動物を麻酔から回復させ、CFA投与の1週間後に、全動物のベースラインの熱的及び機械的侵害受容閾値を評価する。全動物を実験開始の前日に20分間実験装置に慣れさせる。試験及び対照物品を動物に投与し、薬物投与後の所定の時点に侵害受容閾値を測定して、6つの利用可能な治療のそれぞれの鎮痛応答を決定する。使用される時点は、各試験化合物について最も高い鎮痛効果を示すように予め決定される。
【0699】
ハーグリーブス試験を使用して、動物の熱的侵害受容閾値を評価する。動物を、加熱ユニットを備えた高いガラスプラットフォームの上部に設定されたプレキシガラスの囲いの中に配置する。ガラスプラットフォームは、全試験試行についてサーモスタットで約30℃に制御される。エンクロージャ内に置いた後、全ての探索行動が完全に停止するまで、20分間動物を適応させる。Model 226 Plantar/Tail Stimulator Analgesia Meter(IITC,Woodland Hills,CA)を使用して、ガラスプラットフォームの下から放射熱ビームを後肢の足底表面に当てる。全ての試験試行中、熱源のアイドリング強度及び活性強度をそれぞれ1及び45に設定し、組織損傷を防止するために20秒のカットオフ時間を用いる。
【0700】
触覚刺激に対する動物の応答閾値は、ハーグリーブス試験後に、Model 2290 Electrovonfrey麻酔計(IITC Life Science,Woodland Hills,CA)を使用して測定する。動物を、mireメッシュ面上に設定された高いプレキシガラスの囲いの中に配置する。10分間の適応後、予め較正されたフォン・フライの毛を、毛が肢に対してわずかに折れ曲がるのに十分な力で、0.1gの毛から始まる昇順で、動物の両肢の足底表面に対して垂直に当てる。肢の急速なフリッキングを誘発する最も低い力の毛が判定されるまで、または約20gのカットオフ力に達するまで、試験を継続する。このカットオフ力は、それが動物の体重の約10%に相当するために使用され、刺激の性質を変え得るより硬い毛の使用による肢全体の持ち上げを防止するために役立つ。
【0701】
痛覚の術後モデル
このモデルでは、動物が適用した刺激から肢を引っ込めるまで肢に増加した触覚刺激を適用することによって、肢の平面内切開によって引き起こされる痛覚過敏を測定する。ノーズコーンを介して送達される3.5%イソフルラン下で動物に麻酔をかけ、左後肢の足底側面に、No.10外科用メスを使用して、皮膚及び筋膜を通って、かかとの近位縁から0.5cmからつま先に向かって延びて縦に1cm切開する。切開後、2,3−0滅菌絹縫合糸を使用して皮膚を並置する。損傷部位をポリスポリン及びべタジンで覆う。一晩回復させるために、動物をホームケージに戻す。
【0702】
手術をした肢(同側)と手術をしていない肢(反対側)の両方について、触覚刺激に対する動物の逃避反射閾値は、Model 2290 Electrovonfrey anesthesiometer(IITC Life Science,Woodland Hills,CA)を使用して測定することができる。動物を、mireメッシュ面上に設定された高いプレキシガラスの囲いの中に配置する。少なくとも10分間の順応後、予め較正されたフォン・フライの毛を、毛が肢に対してわずかに折れ曲がるのに十分な力で、10gの毛から始まる昇順で、動物の両肢の足底表面に対して垂直に当てる。肢の急速なフリッキングを誘発する最も低い力の毛が判定されるまで、または約20gのカットオフ力に達するまで、試験を継続する。このカットオフ力は、それが動物の体重の約10%に相当するために使用され、刺激の性質を変え得るより硬い毛の使用による肢全体の持ち上げを防止するために役立つ。
【0703】
神経障害性疼痛モデル:慢性絞扼損傷
簡潔には、no.10外科用メスを使用して、動物の左後肢の大腿中央部に、皮膚及び筋膜を通して約3cmの切開を作る。出血を最小限に抑えるために、大腿二頭筋を通る鈍的解剖によって左坐骨神経を慎重に露出する。4−0非分解性滅菌絹縫合糸を使用して、1〜2mmの間隔で坐骨神経に沿って4つの緩い結紮糸で結ぶ。緩い結紮糸の張力は、4倍の倍率で解剖顕微鏡下で見たときに、坐骨神経のわずかな収縮を誘発するのに十分に堅い。偽手術された動物では、左坐骨神経は、さらに操作されることなく露出している。抗菌軟膏を創傷に直接塗布し、滅菌縫合糸を使用して筋肉を閉じる。筋肉及びその周囲にべタジンを塗布し、続いて外科用クリップで皮膚を閉じる。
【0704】
触覚刺激に対する動物の応答閾値は、Model 2290 Electrovonfrey麻酔計(IITC Life Science,Woodland Hills,CA)を使用して測定する。動物を、mireメッシュ面上に設定された高いプレキシガラスの囲いの中に配置する。10分間の適応後、予め較正されたフォン・フライの毛を、毛が肢に対してわずかに折れ曲がるのに十分な力で、0.1gの毛から始まる昇順で、動物の両肢の足底表面に対して垂直に当てる。肢の急速なフリッキングを誘発する最も低い力の毛が判定されるまで、または約20gのカットオフ力に達するまで、試験を継続する。このカットオフ力は、それが動物の体重の約10%に相当するために使用され、刺激の性質を変え得るより硬い毛の使用による肢全体の持ち上げを防止するために役立つ。
【0705】
ハーグリーブス試験を使用して、動物の熱的侵害受容閾値を評価する。触覚閾値の測定後、動物を、加熱ユニットを備えた高いガラスプラットフォームの上部に設定されたプレキシガラスの囲いの中に配置する。ガラスプラットフォームは、全試験試行についてサーモスタットで約24〜26℃に制御される。エンクロージャ内に置いた後、全ての探索行動が完全に停止するまで、10分間動物を適応させる。Model 226 Plantar/Tail Stimulator Analgesia Meter(IITC,Woodland Hills,CA)を使用して、ガラスプラットフォームの下から放射熱ビームを後肢の足底表面に当てる。全ての試験試行中、熱源のアイドリング強度及び活性強度をそれぞれ1及び55に設定し、組織損傷を防止するために20秒のカットオフ時間を使用する。
【0706】
神経障害性疼痛モデル:脊髄神経結紮
脊髄神経結紮(SNL)神経障害性疼痛モデルは、神経障害性疼痛の動物(すなわち、ラット)として使用される。SNL試験では、脊髄神経L5及びL6の腰椎根をしっかりと結紮して、神経損傷を引き起こし、機械的痛覚過敏、機械的アロディニア、及び熱過敏症をもたらす。動物において疼痛状態を完全に発生させるために、試験日の2週間前に手術を行う。本発明の化合物の鎮痛特性を特徴付けるために、いくつかの脊髄神経結紮の変形が使用される。
L5脊髄神経の結紮;
L5及びL6脊髄神経の結紮;
L5脊髄神経の結紮及び離断;
L5及びL6脊髄神経の結紮及び離断;または
上記(1)〜(4)のうちのいずれか1つと組み合わせて、L4脊髄神経の軽度の炎症。
【0707】
ノーズコーンを介して送達される3.5%イソフルラン下で動物に麻酔をかけ、切開の中間点として後部腸骨稜のレベルを使用して、背側正中線のすぐ横の皮膚に、No.10外科用メスを使用して縦に約2.5cm切開する。切開後、イソフルランは、維持レベル(1.5%〜2.5%)に再調整される。中央仙骨部では、外科用メスで、刃が仙骨に当たるまで(矢状面で)脊柱の側面に沿って刃をスライドさせて切開する。はさみの先端を、切開部を通って導入し、筋肉及び靭帯を脊柱から切り離し、脊柱を2〜3cm露出させる。神経が椎骨から出るポイントを見つけるために、筋肉及び筋膜を脊椎の椎骨から切り離す。小さなガラスフックを脊髄神経に対して内側に配置し、脊髄神経を周囲組織から穏やかに上昇させる。脊髄神経が単離されたら、短い長さの非分解性6−0滅菌絹糸を、ガラスフックの先端のボールの周りに2回巻き、神経の下に戻す。次いで、結び目を作ることによって脊髄神経を堅く結紮し、神経が結紮糸の両側に突き出るようにする。必要に応じて手順を繰り返してもよい。いくつかの動物では、神経因性疼痛の発症を最大にするために、L4脊髄神経を小さなガラスフックで(最大20回)軽く擦ってもよい。抗菌軟膏を切開部に直接塗布し、滅菌縫合糸を使用して筋肉を閉じる。ベタジンを、筋肉及びその周辺に塗布し、外科用ステープルまたは滅菌非吸収性モノフィラメント5−0ナイロン縫合糸で、皮膚を閉じる。
【0708】
次いで、本発明の化合物を動物に局所投与することによって生じる鎮痛効果は、機械的触覚刺激に対する動物の肢の逃避閾値を測定することによって観察することができる。これらは、機械的アロディニアの手順または以下に記載される機械的痛覚過敏の手順のいずれかを用いて測定することができる。いずれかの方法により、適切なベースライン測定値を確立した後、本発明の化合物の局所製剤を、同側の足首及び足に塗布する。次いで、治療領域を舐める及び化合物を除去するのを防ぐために、動物をプラスチックトンネル内に15分間配置する。以下に記載される方法のうちのいずれかによって同側の足を試験する前に15分間、動物をアクリルの囲いに配置し、治療から0.5、1.0、及び2.0時間後に反応を記録する。
【0709】
機械的アロディニアの方法
手術を受けた動物及び対照動物の両方について、以下のように手動で較正されたフォン・フライフィラメントを使用して、機械的アロディニアに対する動物の痛覚閾値を、手術後約14日間、測定することができる。動物を、mireメッシュ面上に設定された高いプレキシガラスの囲いの中に配置する。動物を20〜30分間順応させる。予め較正されたフォン・フライの毛を、ベースライン測定値を確立するために、肢に対して毛髪のわずかに折れ曲がるのに十分な力で、2.0gの毛から開始して、動物の同側の肢の足底表面に対して垂直に当てる。反応の最初の変化が認められるまで、刺激を昇順または降順のいずれかで、連続した方法で表し、全部で6つの反応について、4つの追加の反応を記録する。グラムで測定される6つの反応を、Chaplan,S.R.et al.,J.Neurosci.Methods,1994 Jul;53(1):55−63によって記載される式に入力し、50%の逃避閾値を計算する。これが、機械的アロディニアの値を構成する。
【0710】
機械的痛覚過敏の方法
触覚刺激に対する動物の応答閾値は、Model 2290 Electrovonfrey麻酔計(IITC Life Science,Woodland Hills,CA)を使用して測定する。動物をワイヤメッシュ面上に設定された高いプレキシガラスの囲いの中に配置する。この囲いの中で15分間の適応後、フォン・フライの毛を、十分な力で動物の同側後肢の足底表面に垂直に当て、グラムで測定して、肢の鮮明な反応を引き出す。反応は、痛みを伴う刺激からの逃避を示し、有効性エンドポイントを構成した。データは、グラムで測定されたベースライン閾値からのパーセント変化として表した。
【0711】
実施例237 掻痒症の治療のためのインビボアッセイ
本発明の化合物は、齧歯類モデルを使用したインビボ試験によって、止痒剤としての活性について評価することができる。末梢的に誘発された掻痒症の1つの確立されたモデルは、無毛ラットの吻側背面領域(首)にセロトニンを注射することによる。セロトニン注射(例えば、2mg/mL、50μL)の前に、ある用量の本発明の化合物を、経口、静脈内、もしくは腹腔内経路を介して全身に投与するか、または円形領域の固定直径(例えば、18mm)に局所的に投与することができる。投与後、セロトニン注射を局所投与の領域に行う。セロトニン注射後、動物の行動を20分〜1.5時間ビデオ録画することによってモニタリングし、この時点の引っ掻き回数を、ビヒクル治療した動物と比較する。したがって、本発明の化合物の適用は、ラットにおけるセロトニン誘導性の引っ掻きを抑制することができた。
【0712】
本明細書で言及した米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、及び非特許刊行物の全ては、それら全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0713】
前述の発明は、理解を容易にするために、ある程度詳細に説明してきたが、特定の変更及び改変が、添付の特許請求の範囲内で実施され得ることは明らかであろう。したがって、記載された実施形態は例示であり、限定するものではないと考えられるべきであり、本発明は、本明細書に与えられた詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲及び均等物内で改変することができる。