(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
  詳細な説明
  以下の説明は、元来、単に例示的なものであって、本開示、出願または使用を限定するためのものではない。以下で説明する本発明の態様および実施形態は、網羅的であること、または本発明を以下の詳細な説明において開示する厳密な形態に限定することを意図したものではない。むしろ、実施形態は、他の当業者が本発明の原理および実践を認識しかつ理解し得るように選択されかつ記述される。本明細書に記載する技術の説明を精査するに当たっては、下記の定義および非限定的指針が考慮されなければならない。
 
【0016】
  本明細書で使用している見出し(「はじめに」および「概要」等)および小見出しは、単に本技術内のトピックの一般的構成を目的とするものであって、本技術またはその任意の態様の開示範囲を限定するためのものではない。具体的には、「はじめに」において開示する主題は、新規技術を包含することがあり、先行技術を記載するものとはならない場合がある。「概要」において開示する主題は、本技術またはその任意の実施形態の全範囲の網羅的または完全な開示ではない。本出願の「要約」における記載は、何れも、クレームの範囲の解釈、または本明細書に開示する主題の範囲の限定に使用するためのものではない。本明細書のある項目における、ある物質の、ある具体的な有用性を有するものとしての分類または論考は、便宜的に行うものであって、その物質は、所与の組成において使用される場合に、必ず、または完全に本明細書におけるその分類に従って機能しなければならないと推論されるべきではない。
 
【0017】
  本明細書における引例の記載は、これらの引例が先行技術であること、または本明細書に開示する技術の特許性に何らかの関連を有することを認めるものではない。はじめに、において記載される引例の内容に関する論考は、何れも、単にその引例の著者による主張の概要を述べるためのものであって、このような引例の内容の正確さを認めるものではない。本明細書の「説明」の項に記載される引例は全て、参照によりその全体が開示に含まれる。
 
【0018】
  説明および具体的な実施例は、本技術の実施形態を示すものではあるが、単に例示を目的とするものであって、技術の範囲を限定するためのものではない。さらに、記述された特徴を有する複数の実施形態の記載は、追加の特徴を有する他の実施形態、または記述された特徴の異なる組合せを組み込んだ他の実施形態を排除するためのものではない。具体的な実施例は、本技術の組成および方法をどのように利用するかを例示するために提供されるものであって、別段で明示的な記述のない限り、本技術の所与の実施形態が作製または試験されていること、またはされていないことを表すためのものではない。別段で推定的または予言的として示され得る実施例を記述するための過去形の使用は、何れも、推定的または予言的な実施例が実際に実行されたことを反映させるためのものではない。
 
【0019】
  本明細書で使用する「好ましい」および「好ましくは」という用語は、所定の状況下で所定の利益をもたらす技術の実施形態を指す。しかしながら、この同じ状況下で、または他の状況下で、他の実施形態も好ましいことがある。さらに、1つまたは複数の好ましい実施形態の記載は、他の実施形態が有用でないことを含意するものではなく、本技術の範囲から他の実施形態を排除するためのものではない。
 
【0020】
  本明細書において言及する全ての組成百分率は、別段の指摘のない限り、全組成に対する重量パーセントである。本明細書で使用する「含む(include)」という用語およびその変化形は、非限定であることを意図し、よって、リストにおけるアイテムの列挙は、本技術による物質、組成、デバイスおよび方法において同じく有益であり得る他の類似アイテムを排除しない。同様に、「ことができる(can)」および「してもよい(may)」という用語およびこれらの変化形も、非限定であることを意図し、よって、ある実施形態が所定のエレメントまたは特徴を含むことができる、または含んでもよい、という記述は、これらのエレメントまたは特徴を含まない本技術の他の実施形態を排除しない。
 
【0021】
  出願人は、例えば、出願人が認知していない可能性がある先行する開示を明らかにするために、任意の選択肢、グループ、エレメントまたは態様を但し書で排除して任意のクレームの範囲を限定する権利を有する。
 
【0022】
  本明細書で使用する「官能分析」は、高タンパク質フレークの特性を評価するために使用できる方法である。高タンパク質フレークの特性は、本明細書に記述している本発明方法から作製されない同等の高タンパク質フレークの特性とも比較されてもよい。官能分析には、当技術分野に一般的である任意の適切な方法を用いることができる。分析され得る性質の非限定的な例には、サクサク感、破砕性、テクスチャ、ボウルライフ、口あたり、水分活性、色、味、甘味、湿り気、粘着性および噛み応え、が含まれる。たわみ、圧縮、および力変形を含む高タンパク質フレークの物理的性質は、例えばインストロン試験システムまたはTA.XT2iテクスチャ分析器を用いて取得されてもよい。また、高タンパク質フレークは、模擬フレーク破損試験を用いて評価されてもよい。
 
【0023】
  本明細書で使用する「テクスチャ試験プロトコル」は、記述している試験方法および機器を用いることを意味する。高タンパク質フレークの硬さおよびサクサク感は、英国サリー州ゴダルミング所在のStable  Micro  Systems社が製造しかつ北米においてニューヨーク州スカースデール所在のTexture  Technologies社が販売しているTA.XT2テクスチャ分析器等のテクスチャ分析器に取り付けられる6ミリメートル径のMagness  Taylorプローブを用いて測定されてもよい。これは、フレークのテクスチャを決定するために、テクスチャ試験プロトコルを受ける。本出願の目的に関わる、本発明のためのテクスチャ試験プロトコルは、次の通りである:(1)プローブの下に中心を置く穴を有する直径約20ミリメートルの中実ベース支持体上へフレークを載せる、(2)毎秒約1ミリメートル〜約20ミリメートルの速度で距離約3ミリメートルを移動する、直径6ミリメートルのMagness  Taylorプローブを用いて、フレークに穴を開ける、(3)プローブがフレークを破過するのに要する力を測定して、グラム力と時間との関係をプロットする。結果的に得られる穿刺曲線の最大力(単位グラム)は、フレークの特徴的な硬さである。穿刺曲線の傾きは、フレークが砕けて崩壊する速度を反映し、これがフレークの特徴的なサクサク感となる。サクサク感は、時間当たりの力で表され、または本発明に関しては、1秒当たりのグラム数で表される。
 
【0024】
  本明細書で使用する「調理済み食品」は、熱処理を受けた、または調理済み食品である。未調理の食品または食材は、何れも、調理または熱処理を経て調理済み食品となり得る。調理済み食品は、概して、食品産業により、それ以上の処理をすることなく、または最小限の処理で消費することに適する状態にして製造される。さらなる処理のステップとは、例えば、水または牛乳等の液体を加えること、および/または製品を加熱することである。このような加工食品は、典型的には、単一または複数の食品の一人前の分量を含む専用のパッケージに入れて販売される。さらに、加工食品のパッケージには、製品の成分およびその栄養組成に関する情報、ならびに製品の推奨される一人前の分量に関する情報を記載した食品ラベルが添付されている。加工食品の例には、焼き菓子、乳製品、パスタ製品、インスタントシリアル、フルーツ製品、フルーツジュース、ネクタ、スムージ、加工肉製品、およびチョコレート製品を含む菓子類が含まれる。
 
【0025】
  本明細書で使用する「未調理の食品」、「食材」および「食品成分」は、食品を意味し、かつ添加物、成分、補助剤または食物の調製または補足に有用な成分、または食品中間体、または完全に調製された組成物であるが未加工の状態のもの(例えば、パンを製造するためのベーキング生地等、消費する前にさらなる処理ステップを必要とするもの)が含まれてもよい。以下で提供する食品には、概して、あらゆるタイプの食品、食品成分、食品中間体またはこれらの混合物が含まれる。食品は、未加工または前処理されたものを含む、あらゆる適切な形態であることが可能である。食品を前処理する適切な方法には、湯通しする、蒸す、煮る、刻む、漬け込む、粉砕する、粒径を減らす、熱で乾燥する、およびこれらの組合せが含まれるが、これらに限定されない。
 
【0026】
  本明細書で使用する「水分含有量」という用語は、物質中の水分量を指す。物質の水分含有量は、A.O.C.S.(米国油化学会)法Ba  2a−38(1997年)によって決定することができ、前記方法は、参照によりその全体が開示に含まれる。水分含有量は、次式、水分含有量(%)=100x[質量減少(グラム)/試料質量(グラム)]に従って計算される。
 
【0027】
  本明細書で使用する「熱処理」または「熱処理される」は、任意の方法による加熱を意味する。熱処理は、調理する、焼く、炒める、煮る、グリルで焼く、あぶる、およびこれらに類似するものと同義である。
 
【0028】
  本発明の一態様によれば、タンパク質をタンパク質ペレットに形成することと、このタンパク質ペレットと食品成分とを調理器へと導入することとを含む、高タンパク質フレークを調製するための方法が提供される。タンパク質ペレットおよび食品成分は、調理器内で調理され、調理済み食品が出来上がる。食品は、次に、高タンパク質フレークへと形成される。
 
【0029】
  図1に示すように、ある実施形態において、本方法は、食品成分およびタンパク質ペレットを、業務用回転蒸気圧力鍋等の回転調理器内で調理することを含む。調理された混合物は、次に、回転調理器から取り出されて冷却される。調理された混合物は、次に、従来のシリアルペレタイザを用いてペレットに形成される。次に、ペレットは、乾燥され、次いで従来のインスタント・シリアル・フレークの製造に使用される従来のフレーキングミル等のフレーキングミルへ加えられる。フレーキングミルは、ペレットをプレスして高タンパク質フレークにするために使用される。フレーキングミルは、典型的には、ローラを含む。最後に、高タンパク質フレークは、乾燥されてあぶられる。完成した高タンパク質フレークは、従来のインスタント・シリアル・フレークに類似する構造的完全性、テクスチャ、サイズ、形状および全体的外観を有する。ある実施形態において、本方法は、さらに、高タンパク質フレークにコーティングを施すことを含む。コーティングプロセスは、従来のインスタントシリアルに使用されるものを使用可能である。
 
【0030】
  ある実施形態において、本方法は、食品成分およびタンパク質ペレットを、業務用回転蒸気圧力鍋等の調理器内で調理することを含む。食品成分およびタンパク質ペレットは、約2psig〜約30psigの蒸気圧で約20分〜約60分間調理される。調理温度は、蒸気圧力に依存しかつ蒸気表によって決定されるが、典型的には約250゜F(121℃)〜約280゜F(138℃)である。次に、ある任意選択のステップにおいて、回転調理器へ香味添加物、加工助剤および水が添加され、食品成分およびタンパク質ペレットと共に調理されてもよい。混合物は、約2psig〜約30psigの蒸気圧で、調理済み混合物の全体重量に対する約30重量%〜約50重量%の水分含有量まで調理される。調理された混合物は、次に、冷却され、かつ随意により、ほぼ周囲温度で作動する従来の流動層式乾燥機内で、調理済み混合物の全体重量に対する約20重量%〜約40重量%の水分含有量まで乾燥される。
 
【0031】
  調理された混合物は、次に、従来のシリアルペレタイザを用いてペレットに形成される。乾燥した調理済み混合物は、ペレット形成機に加えられ、ペレットに形成される。ペレットの形成には、従来のインスタントシリアルの形成に使用されるペレット形成プロセスを用いることができる。ペレットは、ペレットの合計重量に対して約20重量%〜約40重量%の水分含有量を有する。
 
【0032】
  次に、ペレットは、約15重量%〜約30重量%の水分含有量まで乾燥される。典型的には、ペレットは、水の沸点より低い温度を保持する従来の流動層式乾燥機、例えば、約170゜F(77℃)〜約210゜F(99℃)の温度で作動する従来の流動層式乾燥機内で、約4分〜約15分間乾燥される。乾燥されたペレットは、次に、従来のインスタント・シリアル・フレークの製造に使用される従来のフレーキングミル等のフレーキングミルへ加えられる。フレーキングミルに加えられるときのペレットの温度は、好ましくは、約110゜F(43℃)〜約170゜F(77℃)である。フレーキングミルは、ペレットを約110゜F(43℃)〜約150゜F(66℃)の温度でプレスして高タンパク質フレークにするために使用される。フレーキングミルは、典型的には、約450rpm〜約650rpmの速度で作動するローラを含む。
 
【0033】
  最後に、高タンパク質フレークは、従来の熱風衝突式オーブン内で約1重量%〜約5重量%の水分含有量まで乾燥されかつあぶられる。完成した高タンパク質フレークは、従来のインスタント・シリアル・フレークに類似する構造的完全性、テクスチャ、サイズ、形状および全体的外観を有する。ある実施形態において、本方法は、高タンパク質フレークにコーティングを施すことを含む。コーティングプロセスは、従来のインスタントシリアルに使用されるものを使用可能である。
 
【0034】
  実施形態によっては、タンパク質は、植物性または野菜タンパク質である。実施形態によっては、植物性タンパク質は、小麦、トウモロコシ、大麦、オート麦、豆果、モロコシ、ソバ、大豆、空豆およびエンドウ豆より成るグループから選択されるシリアル穀物に由来する。また、植物性タンパク質源には、大豆タンパク質、大豆粉、脱脂大豆かす、大豆タンパク質分離物、小麦グルテン、キャノーラタンパク質、トウモロコシゼインおよびこれらの混合物も含まれ得る。トウモロコシゼインおよび小麦グルテンは、各々、トウモロコシおよび小麦由来のタンパク質分離物である。実施形態によっては、タンパク質は、実質的に小麦グルテン、大豆タンパク質またはトウモロコシゼインのうちの1つまたはそれ以上を含まない。
 
【0035】
  実施形態によっては、タンパク質をタンパク質ペレットに形成するための方法が提供される。本方法は、タンパク質を提供することと、タンパク質を押出機に導入してタンパク質押出し成形物を製造することを含んでもよい。タンパク質押出し成形物は、次に、押出機から吐出され、次に、冷間成形押出機へと移送されてもよい。タンパク質押出し成形物は、次に、冷間成形押出機から吐出されてもよい。最後に、タンパク質押出し成形物は、切断されてタンパク質ペレットが形成されてもよい。実施形態によっては、タンパク質ペレットは、次に、乾燥されてもよい。
 
【0036】
  ペレットの形成には、適切なあらゆる商業的方法が使用されてもよい。本発明の所定の態様において、タンパク質(またはタンパク粉)を含む成分は、結合されて混合される。結果的に生じる混合物は、次に、プレコンディショナにおいて前処理される。プレコンディショナは、タンパク質を水和させ、混合しかつ部分的に加熱調理して生地を製造する。この前処理ステップにおいて、タンパク質および水は、低剪断状態下で約1〜2分間の滞留時間に渡り、プレコンディショナ内に留まる。
 
【0037】
  前処理に続いて、水和されたタンパク質混合物は、混合物を直ちに二軸スクリュ押出機へと導入することによって押出し処理される。混合物には、約30〜60重量%の水分レベルにするために、さらに水分が加えられてもよい。押出機のバレルは、生地の温度を上げるために、例えばフロー方向へ約150゜F(66℃)から約250゜F(121℃)まで増分的に加熱されてもよい。押出機の圧力は、例えば、約200psig〜約800psigまで上昇されてもよい。混合物は、押出機において、本明細書において同定されるパラメータで約1〜6分間保持される。
 
【0038】
  生地は、二軸押出機を出た後、成形されかつ切断される。具体的には、これは、直ちに、移送パイプを介して容積式に冷間成形用一軸スクリュ押出機へ移送される。生地は、圧縮され、ウォータジャケット式バレルライナを介して冷却され、かつ押出機を介してスクリュ端部におけるダイアッセンブリへ、典型的にはブレーカプレートおよびダイへ運ばれる。生地は、次に、ペレット形に切断される。最後に、押出し成形されたタンパク質ペレットは、ショートまたは事前乾燥機および仕上げ乾燥機等の任意の適切な装置を用いて乾燥される。乾燥機は、振動式、回転式、流動層式またはコンベヤ式であってもよい。乾燥後、タンパク質ペレットは、ゆっくりと移動するコンベヤベルト上または空冷コンベヤ上で室温まで冷却される。
 
【0039】
  実施形態によっては、タンパク質ペレットは、少なくとも1つのタンパク質源を含み、かつ全体として、タンパク質ペレット重量の少なくとも約30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%またはそれ以上のタンパク質含有量を有する。他の実施形態において、タンパク質ペレットは、全体として、タンパク質ペレット重量の約30〜95%、約40〜95%、約60〜90%、約75〜90%、約80〜90%、約90〜99%、約95〜99重量%または約95〜97重量%のタンパク質含有量を含む。
 
【0040】
  本発明のタンパク質ペレットは、典型的には、円筒形である。円筒形状のタンパク質ペレットは、典型的には、約1〜20mm、約3〜20mm、約2〜18mm、約1〜約10mm、約2〜約10mm、約3〜約10mmまたは約5〜約10mmの平均直径を有する。円柱形状のペレットは、さらに、典型的には、約0.5〜6mmまたは約1〜6mmの平均長さを有する。
 
【0041】
  本発明のタンパク質ペレットの水分含有量は、約20重量%以下である。水分含有量は、約6〜20重量%、約6〜18重量%、約8〜16重量%または約10〜15重量%であってもよい。さらに他の実施形態において、タンパク質ペレットの水分含有量は、タンパク質ペレットの約20重量%、18重量%、15重量%、12重量%、10重量%、8重量%、7重量%または5重量%未満である。水分含有量は、タンパク質ペレットを約500μm未満の粒径まで粉砕し、オーブンにおいて約103℃で約4時間乾燥させ、かつ重量損失から水分含有量を計算することによって測定されてもよい。
 
【0042】
  実施形態によっては、本発明のタンパク質ペレットは、約0.02g/cm
3〜約1g/cm
3の密度を有する。所定の実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、約0.1〜約0.4g/cm
3または約0.15g/cm
3〜約0.35g/cm
3の密度を有する。このような実施形態において、タンパク質ペレットの密度は、約0.20g/cm
3〜約0.27g/cm
3、約0.24g/cm
3〜約0.27g/cm
3または約0.27g/cm
3〜約0.32g/cm
3であってもよい。さらに他の実施形態において、タンパク質ペレットの密度は、少なくとも約0.1g/cm
3、少なくとも約0.2g/cm
3、少なくとも約0.25g/cm
3、少なくとも約0.3g/cm
3、少なくとも約0.4g/cm
3または少なくとも約0.5g/cm
3であってもよい。
 
【0043】
  本発明のタンパク質ペレットは、さらに、少なくとも約1000グラムの硬度を有するものとして特徴付けられてもよい。典型的には、タンパク質ペレットは、約1000グラム〜約50,000グラム、より典型的には約5,000グラム〜約40,000グラムの硬度を有する。様々な実施形態において、硬度は約7,000グラム〜約30,000グラムである。タンパク質ペレットの硬度は、概して、ペレットサンプルを容器に入れ、サンプルをプローブで圧潰することによって決定される。サンプルを破壊するために必要な力は、記録され、そのサイズまたは重量に基づく、サンプルを圧潰するために必要な力は、製品の硬度に比例する。タンパク質ペレットの硬度は、Stable  Micro  Systems社(英国)製の25kgのロードセルを有するTA.TXT2テクスチャ分析器を用いて決定されてもよい。
 
【0044】
  本発明によるタンパク質ペレットおよび食品成分の調理は、回転調理器、浸漬調理器、または加圧調理器等の標準的な調理機器内で行うことができる。実施形態によっては、調理器は、回転調理器である。本発明の一態様によれば、タンパク質ペレットおよび食品成分は、まず回転調理器へ導入される。タンパク質ペレットおよび食品成分は、続いて、回転調理器内で蒸気および水を用いて約30〜90分のサイクル時間に渡って調理されるが、これには、各々約250゜F(121℃)〜280゜F(138℃)の調理温度および約15〜25psigの圧力に到達することが含まれる。回転調理器は、典型的には、約1〜5rpmで稼働される。タンパク質ペレットおよび食品成分は、目標温度および圧力で約15〜60分間調理される。本発明の一態様において、タンパク質ペレットおよび食品成分は、回転調理器内で水分量約30〜50%まで調理される。本発明に従って、回転調理器としては、Lauhoff  Model  LC91  9307番等のあらゆる食品用回転調理器が使用されてもよい。食品科学分野の一般的な当業者には認識されるであろうが、調理条件は、タンパク質および食品成分毎に異なる。調理済み食品は、調理の完了時に出来上がる。
 
【0045】
  実施形態によっては、調理ステップは、温度約150゜F(66℃)、175゜F(79℃)、200゜F(93℃)、225゜F(107℃)、250゜F(121℃)、約275゜F(135℃)、約300゜F(149℃)、約325゜F(163℃)または約350゜F(177℃)で行われる。所定の実施形態において、調理ステップは、温度約150゜F(66℃)〜約400゜F(204℃)、約200゜F(93℃)〜約250゜F(121℃)、約225゜F(107℃)〜約275゜F(135℃)、約250゜F(121℃)〜約300゜F(149℃)、約275゜F(135℃)〜約325゜F(163℃)、約300゜F(149℃)〜約350゜F(177℃)、約300゜F(149℃)〜約400゜F(204℃)、または約350゜F(177℃)〜約400゜F(204℃)で行われる。さらに他の実施形態において、調理ステップは、圧力約5psig、約10psig、約15psig、約20psig、約25psigまたは約30psigで行われる。実施形態によっては、調理ステップは、圧力約15psig〜約30psig、約15psig〜約25psig、約15psig〜約20psigまたは約10psig〜約15psigで行われる。
 
【0046】
  実施形態によっては、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成するステップは、調理済み食品をペレット化して調理済み食品ペレットにすることを含む。調理済み食品ペレットは、次に、フレーク状食品を提供するためにフレーク化されてもよい。フレーク状食品は、次に、高タンパク質フレークにするためにあぶられてもよい。
 
【0047】
  所定の態様において、調理済み食品は、調理済み食品をフレーク化すべくペレット状に成形するために、ベルトコンベヤによってペレタイザへ移送されてもよい。ペレタイザに入った時点で、調理済み食品は、凝集塊の形態であってもよい。ペレタイザへ供給される凝集塊のサイズは、ゴルフボールほどの大きさから粒状サイズまでの幅があってもよく、好ましくは、直径約0.5cm未満であってもよい。これらは、約140゜F(60℃)未満、または約75゜F(24℃)〜約100゜F(38℃)または約80゜F(27℃)〜約90゜F(32℃)の温度で処理されてもよい。
 
【0048】
  本発明においては、調理済み食品の凝集塊からペレット化された調理済み食品を製造するために、BonnetまたはWengerペレタイザ等の市販の押出機またはペレタイザが使用されてもよい。ペレタイザには、テンパリングされた調理済み食品を入口端から出口端まで出口ダイプレートを介して運搬しかつ剪断するための中実またはカットフライト・スクリュ・コンベヤが装備されてもよい。ペレタイザ内の凝集塊の温度を制御し、かつペレタイザを出るペレットの温度を制御するために、好ましくは、冷却ジャケットが設けられる。冷却ジャケットは、ペレタイザ内で起こる剪断作用により発生する、かつ凝集塊がダイプレート開口を通して押しやられるにつれてダイプレートで発生する熱を除去することに役立つ。
 
【0049】
  ペレタイザには、調理済み食品の凝集塊を、調理済み食品のペレットにカットされるロープまたはロッドに形成するために、出口ダイプレートの上流側に設置される内部ナイフと、出口ダイプレートの下流側に設置される外部ナイフとが装備されてもよい。本発明の実施形態において、ダイプレートは、各々が直径約3/16インチ(0.48cm)から約5/16インチ(0.79cm)を有する複数の穴または開口を有してもよい。ダイプレートの開口面積、またはダイプレート面積のパーセンテージとしての開口の合計面積は、約14%〜約55%、約25%〜約45%または約38%〜約42%の範囲であってもよい。
 
【0050】
  実施形態によっては、熱処理ステップは、ペレット化食品をフレーク化してフレーク状食品にすることを含む。フレーク状食品は、次に、高タンパク質フレークにするためにあぶられる。調理済み食品のペレットは、フレーク化するための大きさで製造されてもよい。例えば、ペレットは、約1/8インチ(0.32cm)〜約1/4インチ(0.64cm)の切断長さ、およびダイ開口によって与えられる約3/16インチ(0.48cm)〜約5/16インチ(0.79cm)の直径を有してもよい。
 
【0051】
  本発明の方法によれば、ダイプレートにおいて測定されるペレット化圧力は、約400psig〜約1800psigまたは約400psig〜約500psigであってもよい。使用される圧力および温度は、好ましくは、ダイオリフィスから出る押出物を全く、または実質的に膨張させない。さらに、ペレタイザを出る調理済み食品のペレットの温度は、フレーク化動作によって生じる温度上昇が下流側フレーキングロールへのフレークの有害な付着を引き起こさないように、十分に低いものであるべきである。ペレタイザを出る際の調理済み食品のペレットは、長く滞留しすぎてフレーク化を妨げるべきではない。
 
【0052】
  調理済み食品のペレットは、好ましくは、柔らかく柔軟なペレットが実質的に硬化すること、または柔らかく柔軟なペレット上に膜が形成されることを避けるために、直ちに、または迅速に、例えば約20分または約10分以内に、フレーク化動作へ運ばれてもよい。本発明の実施形態において、調理済み食品のペレットは、空気コンベヤまたはベルトコンベヤおよび/またはバケットエレベータによって、スクリュコンベヤを供給するホッパへ移送されてもよい。スクリュコンベヤは、全粒穀物ペレットを一連のフレーキングロールへ、流管、ホッパまたは空気コンベヤを介して移送してもよい。このようなスクリュコンベヤの一例は、インディアナ州46327、ハモンド、ホフマンストリート704所在のScrew  Conveyor  Corporationが製造するものである。フレーク化のための調理済み食品のペレットの水分含有量は、ペレットの重量に対して約10重量%〜約42重量%または約15重量%〜約30重量%の範囲であってもよい。
 
【0053】
  本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約50%、約2%〜約25%、約5%〜約25%、約10%〜約20%、約2%〜約50%、約5%〜約50%、約10%〜約50%、約20%〜約50%、約30%〜約50%、約40%〜約50%、または約25%のタンパク質量を含む。実施形態によっては、高タンパク質フレーク中のタンパク質の量は、高タンパク質フレークの重量の約2%、4%、6%、8%、10%、12%、14%、16%、18%、20%、22%、24%、25%、30%、32%、34%、36%、38%、40%、42%、44%、46%、48%または50%である。
 
【0054】
  本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約15%、約1%〜約15%、約1%〜約10%、約2%〜約8%、約4%〜約6%、約5%〜約15%、約10%〜約15%、約5%〜約10%、約1%〜約5%、または約1%〜約3%の水分含有量を有する。実施形態によっては、高タンパク質フレークの水分含有量は、高タンパク質フレークの重量の約2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%または15%である。
 
【0055】
  本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの合計重量に対して約18〜66重量%、約30〜約70重量%、約35〜66重量%、約42〜63重量%、または約45〜57重量%の量の合計穀物量で存在する少なくとも1つの穀物を含む。穀物類は、好ましくは、全粒穀物、米、玄米および小麦のブレンドであるが、オート麦、大麦、トウモロコシ、キビ、ソバ、モロコシ、ライ小麦またはこれらの任意の組合せを含むことができる。これらの穀物は、全粒、フラワ、パウダ、ミール、グリット、フレーク、ふすまおよび胚芽等の様々な形態で提供されることが可能である。
 
【0056】
  本発明のさらに別の態様では、タンパク質ペレットと穀物とを回転調理器へと導入することを含む、高タンパク質フレークを調製するための方法が提供されている。タンパク質ペレットおよび穀物は、回転調理器内で調理され、食品が出来上がる。食品は、ペレット化され、ペレット化食品は、次に、熱処理されて高タンパク質フレークが出来上がる。この高タンパク質フレークは、約1重量%〜約5重量%の水分含有量、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合の約8000グラム重〜約13000グラム重の特徴的な硬さ、およびテクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合の毎秒約8000グラム〜毎秒約12000グラムの特徴的なサクサク感を有する。
 
【0057】
  実施形態によっては、高タンパク質フレークは、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合に、約8000グラム重〜約13000グラム重、約10000グラム重〜約13000グラム重、約10000グラム重〜約12000グラム重、または約10000グラム重〜約11000グラム重という特徴的な硬さを有する。他の実施形態において、高タンパク質フレークは、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合に、約8000、9000、10000、11000、12000または13000グラム重という特徴的な硬さを有する。
 
【0058】
  実施形態によっては、高タンパク質フレークは、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合に、約8000グラム/秒〜約12000グラム/秒、約8000グラム/秒〜約11000グラム/秒、約8000グラム/秒〜約10000グラム/秒、または約9000グラム/秒〜約10000グラム/秒という特徴的なサクサク感を有する。他の実施形態において、高タンパク質フレークは、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合に、約8000、9000、10000、11000または12000グラム/秒という特徴的なサクサク感を有する。
 
【0059】
  本発明のさらなる態様では、タンパク粉からタンパク質ペレットを調製することと、このタンパク質ペレットと少なくとも1つの食品成分とを回転調理器内で加熱して調理済み食品を形成することを含む、高タンパク質フレークを製造するための方法が提供されている。次には、調理済み食品から高タンパク質フレークが形成される。この高タンパク質フレークは、タンパク質ペレットなしで調製される同等の高タンパク質フレークよりシリアルフレーク破損が少ない。実施形態によっては、高タンパク質フレークおよび前記同等の高タンパク質フレークは、共に、略同量および同種のタンパク質を含む。
 
【0060】
  本発明の別の態様では、本発明は、ある量のタンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で混合して未調理の食品を形成することと、未調理の食品を熱処理して調理済み食品を製造することとを含む、高タンパク質フレークを調製するための方法が提供されている。調理済み食品は、高タンパク質フレークにするように処理される。タンパク質ペレットの量は、高タンパク質フレーク中の合計タンパク質含有量が、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約50%となるに足るものである。
 
【0061】
  実施形態によっては、未調理の食品中のタンパク質ペレットの量は、未調理の食品の重量の約10%〜約70%、約15%〜約70%、約20%〜約70%、約25%〜約70%、約30%〜約70%、約40%〜約70%、約50%〜約70%、または約60%〜約70%である。さらに他の実施形態において、未調理の食品中のタンパク質ペレットの量は、未調理の食品の重量の約70%、65%、60%、55%、50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%または5%である。
 
【0062】
  実施形態によっては、タンパク質ペレットの量は、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約50%、約2%〜約25%、約5%〜約25%、約10%〜約20%、約2%〜約50%、約5%〜約50%、約10%〜約50%、約15%〜約50%、約20%〜約50%、約25%〜約50%、約30%〜約50%、約35%〜約50%、約40%〜約50%、約45%〜約50%、約5%〜約45%、約5%〜約40%、約5%約35%、または約5%〜約20%である合計タンパク質含有量を提供するに足るものである。さらに他の実施形態において、タンパク質ペレットの量は、高タンパク質フレークの重量の約50%、45%、40%、35%、30%、25%、20%、15%、10%または5%である合計タンパク質含有量を提供するに足るものである。
 
【0063】
  本発明のさらに別の態様では、タンパク質ペレットと穀物とを回転調理器内へ導入することと、回転調理器内でタンパク質ペレットと穀物とを調理して調理済み食品を得ることとを含む、複数の高タンパク質フレークを調製するための方法が提供されている。調理済み食品は、ペレット化され、次に、熱処理されて複数の高タンパク質フレークが出来上がる。
 
【0064】
  実施形態によっては、複数の高タンパク質フレーク中の各高タンパク質フレークは、高タンパク質フレーク内に略均一なタンパク質分布を有する。本明細書で使用する、フレーク内の略均一なタンパク質分布という言い回しは、フレーク全体に渡ってタンパク質の密度が一定であることを意味する。これに対して、本発明の方法によって調製されない同等の高タンパク質フレークは、フレーク内に不均一なタンパク質分布を有し、または、フレーク中に不均一なタンパク質密度を有する。理論に拘束されるものではないが、調理器内でタンパク粉ではなくタンパク質ペレットを用いることにより、結果的に生じるフレーク材料内のタンパク質分布が均一になる。
 
【0065】
  実施形態によっては、複数の高タンパク質フレーク内の略全てのタンパク質フレークは、略同量のタンパク質を有する。他の実施形態において、複数の高タンパク質フレーク中の第1の高タンパク質フレークおよび第2の高タンパク質フレークは、略等量の、または略同量のタンパク質を有する。これに対して、本発明の方法によって調製されない同等の高タンパク質フレークは、フレーク間に不均一なタンパク質分布を有する。
 
【0066】
  実施形態によっては、複数の高タンパク質フレークは、複数の高タンパク質フレークの30グラムの一人分において少なくとも約5グラムのタンパク質含有量を提供する。さらに他の実施形態において、複数の高タンパク質フレークは、複数の高タンパク質フレークの30グラムの一人分において少なくとも約6、7、8、9または10グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0067】
  実施形態によっては、熱処理するステップは、焼く、炒める、ローストする、煮る、あぶる、押し出す、グリルで焼く、より成るグループから選択される。特定の実施形態において、熱処理するステップは、熱処理する1つまたは複数の方法を含む。実施形態によっては、熱処理する方法は、焼くことである。他の実施形態において、熱処理する方法は、あぶることである。
 
【0068】
  実施形態によっては、食品成分には、穀物、砂糖またはデンプンのうちの少なくとも1つが含まれる。他の実施形態において、高タンパク質フレークは、穀物、砂糖またはデンプンのうちの少なくとも1つを含んでもよい。さらに他の実施形態において、食品成分には、穀物、砂糖およびデンプンが含まれる。さらに他の実施形態において、高タンパク質フレークは、穀物、砂糖およびデンプンを含む。
 
【0069】
  本発明に使用される穀物源には、小麦、ソバ、トウモロコシ、大麦、オート麦、豆果、モロコシ、大豆、空豆およびエンドウ豆が含まれるが、これらに限定されない。
 
【0070】
  ある実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0071】
  別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約30%〜約40%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0072】
  さらに別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約20%〜約30%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0073】
  ある実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%未満の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0074】
  別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約10%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0075】
  ある実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約35%〜約66%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0076】
  別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%の量のタンパク質を含み、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約45%〜約57%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含む。
 
【0077】
  ある実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ約0.1gm/cm
3〜約1gm/cm
3の密度を有する。
 
【0078】
  別の実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約50%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ約0.1gm/cm
3〜約1gm/cm
3の密度を有する。
 
【0079】
  さらに別の実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約10%〜約50%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ約0.1gm/cm
3〜約1gm/cm
3の密度を有する。
 
【0080】
  ある実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約10%の水分含有量を有し、かつ約0.1gm/cm
3〜約1gm/cm
3の密度を有する。
 
【0081】
  別の実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約10%〜約15%の水分含有量を有し、かつ約0.1gm/cm
3〜約1gm/cm
3の密度を有する。
 
【0082】
  ある実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ約0.3gm/cm
3〜約0.7gm/cm
3の密度を有する。
 
【0083】
  別の実施形態において、本発明のタンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ約0.3gm/cm
3〜約0.5gm/cm
3の密度を有する。
 
【0084】
  ある実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0085】
  別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約10%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0086】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約30%〜約40%のタンパク質含有量を有する。
 
【0087】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約20%〜約30%のタンパク質含有量を有する。
 
【0088】
  ある実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0089】
  別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約60%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0090】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約10%〜約50%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0091】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約50%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0092】
  ある実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0093】
  別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約10%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0094】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約10%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約40%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0095】
  ある実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約30%〜約40%のタンパク質含有量を有する。
 
【0096】
  別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークの重量の約30%〜約50%のタンパク質含有量を有する。
 
【0097】
  ある実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの30グラムの一人分において少なくとも約5グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0098】
  別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約3グラム〜約7グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0099】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約4グラム〜約6グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0100】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約4グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0101】
  別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約5グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0102】
  さらに別の実施形態において、本発明による高タンパク質フレークを調製するための方法は、タンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することを含み、タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約30%〜約90%の量のタンパク質を含み、タンパク質ペレットの重量の約5%〜約20%の水分含有量を有し、かつ高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約6グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0103】
  ある実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約4グラム〜約6グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0104】
  別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの30グラムの一人分において約5グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0105】
  さらに別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約15%の水分含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約42%〜約63%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの30グラムの一人分において少なくとも約5グラムのタンパク質含有量を提供する。
 
【0106】
  ある実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約6%〜約50%の量のタンパク質含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約10%〜約40%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの重量の約0.5%〜約4%の水分含有量を有する。
 
【0107】
  別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約8%〜約25%の量のタンパク質含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約10%〜約40%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの重量の約0.5%〜約4%の水分含有量を有する。
 
【0108】
  さらに別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約6%〜約50%の量のタンパク質含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約30%〜約40%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの重量の約0.5%〜約4%の水分含有量を有する。
 
【0109】
  さらに別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約6%〜約50%の量のタンパク質含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約10%〜約40%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの重量の約1%〜約3%の水分含有量を有する。
 
【0110】
  別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約8%〜約25%の量のタンパク質含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約30%〜約40%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの重量の約1%〜約3%の水分含有量を有する。
 
【0111】
  さらに別の実施形態において、本発明の高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約8%〜約25%の量のタンパク質含有量を有し、高タンパク質フレークの重量の約10%〜約40%の量の合計穀物量を有する少なくとも1つの穀物を含み、かつ高タンパク質フレークの重量の約1%〜約3%の水分含有量を有する。
 
【0112】
  本発明に使用される炭水化物または糖源は、調理済み食品または食品成分の重量の約1%〜約90%、約1%〜約80%、約1%〜約75%、約1%〜約50%、約1%〜約25%、約5%〜約20%、または約8%〜約18%を構成してもよい。適切な炭水化物には、小麦粉、フラワ、デキストリン、マルトデキストリン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、グアーガム、ローカストビーンガム、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン、レバン、エルシナン、プルラン、ペクチン、キトサンおよびアラビアゴムと、トウモロコシデンプン、ワキシートウモロコシデンプン、ハイアミローストウモロコシデンプン、ジャガイモ、タピオカ、米および小麦デンプン等の天然デンプンと、酸修飾され、漂白され、酸化され、エステル化され、エーテル化されているもの等の修飾デンプンと、これらの組合せとが含まれるが、これらに限定されない。
 
【0113】
  本発明に使用されるデンプンは、天然豆デンプン、天然シリアルデンプン、天然根菜デンプン、天然塊茎デンプン、天然果実デンプン、天然藻類デンプン、化工豆デンプン、化工シリアルデンプン、化工根菜デンプン、化工塊茎デンプン、化工果物デンプン、化工藻類デンプン、ワキシー型デンプン、高アミロースデンプンまたはこれらの混合物のグループより選択されるソースから取得される。デンプンの典型的な供給源は、シリアル、塊茎、根菜、豆果、果実、藻類およびハイブリッドデンプンである。適切な供給源には、小麦、トウモロコシ、エンドウ豆、ジャガイモ、サツマイモ、モロコシ、バナナ、大麦、米、サゴ、アマランス、タピオカ、クズウコン、ケーンおよびこれらの低アミロース(約10重量%未満、好ましくは5重量%未満のアミロースを含む)または高アミロース(少なくとも約40重量%のアミロースを含む)変種が含まれるが、これらに限定されない。
 
【0114】
  本発明に使用される甘味料には、高強度人工甘味料を含む糖甘味料および/または無糖甘味料が含まれてもよい。糖甘味料には、概して、スクロース、デキストロース、マルトース、デキストリン、転化糖、フルクトース、レブロース、ガラクトース、固形コーンシロップ、バニラシロップおよびこれらに類似するものを単体または任意の組合せで含む、但しこれらに限定されないサッカリド含有成分が含まれる。無糖甘味料には、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、イソマルト、加水分解水添デンプン、マルチトールおよびこれらに類似するもの等の糖アルコールが単体または任意の組合せで含まれるが、これらに限定されない。高強度人工甘味料には、スクラロース、アスパルテーム、ネオテーム等のN−置換APM誘導体、アセスルファム塩、アリテーム、サッカリンおよびその塩類、シクラミン酸およびその塩類、グリシルリジン、ジヒドロカロン、タウマチン、モネリンおよびこれらに類似するものが単体または任意の組合せで含まれるが、これらに限定されない。調理済み食品には、糖および/または無糖甘味料の組合せが任意の適量で使用されてもよい。ある実施形態において、甘味料は、調理済み食品の重量の約1%〜約20%、または約2%〜約15%を構成する。
 
【0115】
  本発明に使用される着色料または着色剤は、所望される色を作り出すために任意の適量で使用されることが可能である。さらに、本発明の調理済み食品は、色対比を作り出すために、多色パターンおよび/または他の関連する設計または形状を有してもよい。着色剤には、例えば、食品、薬物および化粧品用途に適する天然の食用カラーおよび色素が含まれ得る。着色料は、典型的には、FD&C青色1号、FD&C青色2号、FD&C緑色3号、FD&C黄色5号、FD&C黄色6号、FD&C赤色3号、FD&C赤色33号、FD&C赤色40号およびこれらの組合せ等のFD&C色素およびレーキとして既知である。着色剤は、調理済み食品の重量の約0.01%〜約2%を構成してもよい。
 
【0116】
  本発明に使用される防腐剤は、調理済み食品の安全性および品質を保証するために使用されてもよい。適切な防腐剤には、ソルビン酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、プロピオン酸ナトリウム、およびp−ヒドロキシ安息香酸プロピルが単体または任意の組合せで含まれるが、これらに限定されない。さらには、適切な酸化防止剤も利用することができる。防腐剤または酸化防止剤は、調理済み食品の重量の約0.01%〜約1%の量で存在してもよい。
 
【0117】
  本発明に使用される栄養または補助添加剤には、ビタミン、酸化防止剤、ミネラル、微量元素、繊維およびこれらの混合物等の成分が含まれる。ビタミンには、栄養的に許容できる形態および量のビタミンA、B1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B6、B12、C、D、Eおよび/またはこれらの誘導体、ナイアシン、葉酸、ビオチンおよびパントテン酸が含まれてもよい。ミネラルおよび微量元素の例には、栄養的に許容できる形態および量のカルシウム、鉄、リン、ヨウ素、マグネシウム、マンガン、亜鉛、銅、ナトリウム、コリン、カリウム、セレンおよびクロムが含まれる。適切な酸化防止剤には、栄養的に許容できる形態および量のα−トコフェロール、クエン酸、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、アスコルビン酸、フマル酸、リンゴ酸、アスコルビン酸ナトリウムおよびアスコルビン酸パルミテートが含まれる。
 
【0118】
  実施例
  以下の実施例は、本発明を例示するものであって、本発明を限定するためのものではない。
 
【0119】
  幾つかの実施形態によれば、高タンパク質フレークは、下記を含む:
 
【0121】
  本発明は、さらに、以下の条項(本明細書本文の一部を形成するが、クレームとされるものではない)において規定される態様を含む。
 
【0122】
  条項1  高タンパク質フレークを調製する方法であって、タンパク質をタンパク質ペレットに形成することと、タンパク質ペレットと食品成分とを調理器へ導入することと、タンパク質ペレットと食品成分とを調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品を高タンパク質フレークに形成することとを含む。
 
【0123】
  条項2  タンパク質は、植物性タンパク質を含む、条項1に記載の方法。
  条項3  植物性タンパク質は、小麦、トウモロコシ、大麦、オート麦、豆果、大豆およびエンドウ豆より成るグループから選択されるシリアル穀物に由来する、条項2に記載の方法。
 
【0124】
  条項4  タンパク質は、小麦グルテン、トウモロコシゼイン、脱脂大豆かすまたは粉、大豆タンパク質分離物またはこれらの混合物を含む、条項1に記載の方法。
 
【0125】
  条項5  タンパク質は、小麦グルテンを略含まない、条項1に記載の方法。
  条項6  タンパク質は、大豆タンパク質を略含まない、条項1に記載の方法。
 
【0126】
  条項7  タンパク質は、トウモロコシゼインを略含まない、条項1に記載の方法。
  条項8  タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の少なくとも約30%のタンパク質含有量を有する、条項1に記載の方法。
 
【0127】
  条項9  タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約40%未満の水分含有量を有する、条項1に記載の方法。
 
【0128】
  条項10  タンパク質をタンパク質ペレットへ形成するための方法は、タンパク質を提供することと、タンパク質を押出機に導入してタンパク質押出し成形物を形成することと、タンパク質押出し成形物を押出機から押し出すことと、タンパク質押出し成形物を冷間成形押出機へ移送することと、タンパク質押出し成形物を冷間成形押出機から押し出すことと、タンパク質押出し成形物を切断してタンパク質ペレットを形成することとを含む、条項1に記載の方法。
 
【0129】
  条項11  タンパク質ペレットを乾燥させるステップをさらに含む、条項10に記載の方法。
 
【0130】
  条項12  タンパク質ペレットは
、1.0mm
〜10mmの直径を有する、条項10に記載の方法。
 
【0131】
  条項13  調理器は、回転調理器である、条項1に記載の方法。
  条項14  調理済み食品を高タンパク質フレークに形成するステップは、調理済み食品をペレット化して調理済み食品ペレットを提供することと、調理済み食品ペレットをフレーク化してフレーク状食品を提供することと、フレーク状食品をあぶって高タンパク質フレークにすることとを含む、条項1に記載の方法。
 
【0132】
  条項15  食品成分には、穀物、砂糖またはデンプンのうちの少なくとも1つが含まれる、条項1に記載の方法。
 
【0133】
  条項16  穀物は、オート麦、小麦、モロコシ、米、トウモロコシ、大麦およびこれらの混合物より成るグループから選択される、条項15に記載の方法。
 
【0134】
  条項17  高タンパク質フレーク中のタンパク質の量は、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約50%である、条項1に記載の方法。
 
【0135】
  条項18  高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約30%〜約70%の量の1つまたは複数の穀物を含む、条項1に記載の方法。
 
【0136】
  条項19  1つまたは複数の穀物は、オート麦、小麦、モロコシ、米、トウモロコシ、大麦およびこれらの混合物より成るグループから選択される、条項18に記載の方法。
 
【0137】
  条項20  高タンパク質フレークの水分含有量は、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約5%である、条項1に記載の方法。
 
【0138】
  条項21  高タンパク質フレークを調製する方法であって、タンパク質ペレットと穀物とを回転調理器へ導入することと、タンパク質ペレットと穀物とを回転調理器内で調理して食品にすることと、食品をペレット化することと、ペレット化食品を熱処理して高タンパク質フレークにすることを含み、高タンパク質フレークは、約1重量%〜約5重量%の水分含有量と、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合に約8000グラム重〜約13000グラム重の特徴的な硬さと、テクスチャ試験プロトコルを用いて測定した場合に約8000グラム/秒〜約12000グラム/秒の特徴的なサクサク感とを有する。
 
【0139】
  条項22  タンパク質ペレットは、小麦、トウモロコシ、大麦、オート麦、豆果、モロコシ、大豆およびエンドウ豆より成るグループから選択されるシリアル穀物に由来するタンパク粉から調製される、条項21に記載の方法。
 
【0140】
  条項23  タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の少なくとも約30%のタンパク質含有量を有する、条項21に記載の方法。
 
【0141】
  条項24  穀物は、小麦、トウモロコシ、大麦、オート麦、豆果、モロコシ、大豆、エンドウ豆およびこれらの組合せより成るグループから選択される、条項21に記載の方法。
 
【0142】
  条項25  調理するステップの前に、1つまたは複数の食品成分を回転調理器へ導入することをさらに含む、条項21に記載の方法。
 
【0143】
  条項26  1つまたは複数の食品成分には、穀物、デンプンまたは糖のうちの少なくとも1つが含まれる、条項25に記載の方法。
 
【0144】
  条項27  熱処理するステップは、ペレット化食品をフレーク化してフレーク状食品にすることと、フレーク状食品をあぶって高タンパク質フレークにすることとを含む、条項21に記載の方法。
 
【0145】
  条項28  高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約5%〜約50%の量のタンパク質を含む、条項21に記載の方法。
 
【0146】
  条項29  調理するステップは、約200゜F(93℃)の温度、および約2psig〜約30psigの圧力で行われる、条項21に記載の方法。
 
【0147】
  条項30  高タンパク質フレークを製造するための方法であって、タンパク粉からタンパク質ペレットを調製することと、タンパク質ペレットと少なくとも1つの食品成分とを回転調理器内で加熱して調理済み食品を形成することと、高タンパク質フレークを製造することを含み、前記高タンパク質フレークは、タンパク質ペレットなしで調製される同等の高タンパク質フレークより少ないシリアルフレーク破損を示す。
 
【0148】
  条項31  タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の約40%未満の水分含有量を有する、条項30に記載の方法。
 
【0149】
  条項32  タンパク質ペレットは、約1.0mm〜約10mmの直径を有する、条項30に記載の方法。
 
【0150】
  条項33  タンパク質ペレットは、約0.3g/cm
3〜約0.9g/cm
3の密度を有する、条項30に記載の方法。
 
【0151】
  条項34  タンパク質ペレットは、タンパク質ペレットの重量の少なくとも約30%のタンパク質含有量を有する、条項30に記載の方法。
 
【0152】
  条項35  少なくとも1つの食品成分には、穀物、砂糖またはデンプンが含まれる、条項30に記載の方法。
 
【0153】
  条項36  タンパク粉は、小麦、トウモロコシ、モロコシ、大麦、オート麦、豆果、大豆およびエンドウ豆より成るグループから選択されるシリアル穀物に由来する、条項30に記載の方法。
 
【0154】
  条項37  高タンパク質フレークは、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約50%の量のタンパク質を含む、条項30に記載の方法。
 
【0155】
  条項38  高タンパク質フレークおよび同等の高タンパク質フレークは、共に、略同量および同種のタンパク質を含む、条項30に記載の方法。
 
【0156】
  条項39  タンパク質ペレットを調製するステップは、タンパク粉を押し出すことと、タンパク質ペレットを冷間形成することとを含む、条項30に記載の方法。
 
【0157】
  条項40  高タンパク質フレークを調製するための方法であって、一定量のタンパク質ペレットと食品成分とを回転調理器内で混合して未調理の食品を形成することと、未調理の食品を熱処理して調理済み食品を製造することと、調理済み食品を処理して高タンパク質フレークにすることを含み、タンパク質ペレットの量は、高タンパク質フレーク中の合計タンパク質含有量が、高タンパク質フレークの重量の約1%〜約50%となるに足るものである。
 
【0158】
  条項41  調理するステップの前に、タンパク粉からタンパク質ペレットを調製することをさらに含む、条項40に記載の方法。
 
【0159】
  条項42  未調理の食品中のタンパク質ペレットの量は、未調理の食品の重量の約10%〜約70%の量である、条項40に記載の方法。
 
【0160】
  条項43  食品成分には、穀物、糖またはデンプンのうちの1つまたはそれ以上が含まれる、条項40に記載の方法。
 
【0161】
  条項44  熱処理するステップは、約150゜F(66℃)〜約400゜F(204℃)の温度で行われる、条項40に記載の方法。
 
【0162】
  条項45  熱処理するステップは、約2psig〜約35psigの圧力で行われる、条項40に記載の方法。
 
【0163】
  条項46  複数の高タンパク質フレークを調製するための方法であって、タンパク質ペレットと穀物とを回転調理器へ導入することと、回転調理器内でタンパク質ペレットと穀物とを調理して調理済み食品にすることと、調理済み食品をペレット化することと、ペレット化食品を熱処理して複数の高タンパク質フレークにすることとを含む方法。
 
【0164】
  条項47  複数の高タンパク質フレーク中の各高タンパク質フレークは、高タンパク質フレーク内に略均一なタンパク質分布を有する、条項46に記載の方法。
 
【0165】
  条項48  複数の高タンパク質フレーク中の第1の高タンパク質フレークおよび第2の高タンパク質フレークは、略等量のタンパク質を有する、条項46に記載の方法。
 
【0166】
  条項49  タンパク質ペレットは、少なくとも約0.3g/cm
3の密度を有する、条項46に記載の方法。
 
【0167】
  条項50  複数の高タンパク質フレークは、複数の高タンパク質フレークの30グラムの一人分において少なくとも約5グラムのタンパク質含有量を提供する、条項46に記載の方法。
 
【0168】
  本発明の具体的な実施形態について例示しかつ説明したが、当業者には、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、他の様々な変更および改変を実行できることが明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲では、本発明の範囲に含まれるこのような変更および改変を全て包含することが意図されている。