【課題を解決するための手段】
【0011】
この発明は、厳しいスペース制約下で基板上に光学素子を生成できるようにしたいという要望から生じた。小型化、および基板面積当たりますます多くの機能性を提供する必要性は、マイクロ光学だけでなく、マイクロ電子工学、マイクロ機械学およびマイクロ流体工学といった他の分野においても重要な問題である。加えて、素子または部品、たとえば光学素子が大量生産で生成されることになっている場合、好適な歩留り、ひいては効率的な製造プロセスを達成するために、高いプロセス安定性に到達しなければならない。
【0012】
特に、素子または部品、たとえばレンズ素子などの光学素子は、別のアイテムに、たとえば、別の光学素子に、もしくは、2つのウェーハまたは基板を明確に定義された相互距離で保つためのスペーサの一部に接近して位置することになっている、ということが起こり得る。より特定的には、そのような素子または部品は、エンボス加工タイプのプロセスを使用して製造されてもよく、その場合、基板上に素子または部品を製造するために複製ツールが使用される。そして、そのようなエンボス加工タイプのプロセスでは、素子または部品自体に最終的に存在するものよりも多くの複製材料が使用される、ということが提供され得る。特に、そのようなエンボス加工タイプのプロセスでは、素子または部品と、加えて、その素子または部品の周りに存在する包囲部分とを含む、その素子または部品を生成することが可能である。追加量の複製材料(過剰の複製材料)および包囲部分をそれぞれを提供する1つの理由は、複製材料が複製ツールと基板との間に(典型的にはそれらのうちの一方または双方に)施される分注プロセスの精度が限られている、ということである。そしてさらに、包囲部分は、エンボス加工プロセス中の複製材料の流れを制御することに可能にできる。過剰の複製材料の提供は、素子または部品における空隙の形成の防止に寄与できる。
【0013】
エンボス加工タイプのプロセスを使用する基板上への光学素子のウェーハレベル製造に関する上述の状況を考慮して、発明者らは、光学素子のエンボス加工タイプの製造中の複製材料の流れ制御が、その流れを制御するために基板上にすでに存在する1つ以上の光学素子を使用することによって達成できると認識した。特に、基板上にすでに存在する1つ以上の光学素子は、同じくエンボス加工タイプの複製プロセスを使用して製造された光学素子であってもよく、包囲部分を各々有していてもよい。そして、これらの包囲部分のそれぞれは、次のステップで製造された他の光学素子のそれぞれの流れを制御するための流れ制御要素として、または、より特定的には障壁部材として機能することができる。
【0014】
しかしながら、次に発明者らは、障壁部材は必ずしも、他の光学素子の複製前に基板上に存在する光学構造である必要はなく、より一般的には、以前より基板上に存在するあらゆる構造または構造部材であってもよい、ということに気づいた。特に、障壁部材は、基板上に存在する何らかの突起または隆起であってもよく、またはそれを少なくとも含んでいてもよい。しかしながら、発明者らは他方で、流れ制御のための障壁部材として基板のくぼみまたはトレンチを使用することも可能であろう、ということに気づいた。
【0015】
障壁部材による想定された流れ制御の重要な目標は、流動可能材料が、それが存在すべきではない基板上の領域へと拡がることを防止することである。たとえば、流動可能材料は、基板上にすでに存在する別のアイテムを覆うべきではない(または許容できる部分しか覆うべきではない)。これは、たとえば、問題となっているエンボス加工プロセスに先立って、光学素子が基板上にすでに存在し、基板はレンズ素子などの光学素子と(たとえ
ば上述のような)包囲部分とを含み、前記光学素子は、他の光学素子を作り出す際に使用される流動可能材料(複製材料)がないままでなければならないといった場合に当てはまり得る。もしくは、基板と光学素子とを含む装置において、光学素子が基板上に位置付けられるべき場所の近くに光路が規定され、その光路は、他の光学素子を作り出す際に使用される流動可能材料(複製材料)がないままとなるべきである。もしくは、機械的理由により、たとえば、基板表面への他のアイテムの機械的接触または接近または取付けを機械的干渉なく可能にするために、いくつかの区域は複製材料がないままとなるべきである。もしくは、光学的理由により、または表面的外観のために、または審美的理由により、基板の一部は複製材料がないままでなければならない。
【0016】
そしてさらに、発明者らは、障壁部材を流れ制御に使用することは、基板上に素子または部品を複製によって(より特定的にはエンボス加工によって)製造する場合だけでなく、素子(部品であってもよい)が流動可能材料を使用して基板に施されるべき場合はいつでも有用であり得る、ということに気づいた。たとえば、そのような素子は、光学素子、能動光学部品、受動光学部品であってもよく、それはまた、別のウェーハまたはその一部であってもよい。そして、光学またはマイクロ光学の分野を超えて視野を拡大すると、基板に施されるべき素子は、たとえば、マイクロ電子部品、またはマイクロ流体部品、たとえば流体ガイドまたはパイプまたはマイクロバルブなどであってもよい。
【0017】
そしてこのため、素子を基板に施すために使用される流動可能材料は、硬化性エポキシなどの複製材料であってもよいだけではなく、たとえば、のりなどの接合材であってもよい(接合材またはのりも硬化性エポキシであってもよい)。
【0018】
上述の先行技術文献EP1 837 165 A1から、特定の種類の複製ツールを提供することによってある種の流れ制御を複製で提供することが公知であるが、発明者らは、特定の種類の(特に予め調整された)基板が所望の流れ制御の達成を可能にできることに気づいた。より特定的には、障壁部材は、たとえば、予め成形された基板の形状構成によって、または以前に基板に施された部材によって提供されてもよく、その部材は、障壁部材という唯一の機能を有していてもよく、または、追加の機能を有していてもよい。特に障壁部材が追加の機能を果たさない場合、それは表面に複製プロセスで、たとえばエンボス加工タイプのプロセスで、または分注プロセスで施されてもよい。障壁部材が流れの制御に加えて1つ以上の機能を有する場合、障壁部材は、たとえば、光学部品、電気光学部品、電子部品、機械部品、電気機械部品、マイクロ流体部品、またはさらに別の部品であってもよい。
【0019】
そしてさらに、たとえば、上述のように、複製、特にエンボス加工によって素子を生成する場合のように、素子は同時に作り出され、基板に施される、ということが提供されてもよい。このため、素子は流動可能材料自体によって(通常、その硬化後に)構成される、ということが提供され得る。または、それに代えて、素子は予め作製され、たとえば接着剤を使用して単に基板に施されてもよく、たとえば、素子は(予め作製された)バルク光学部品、または能動光学部品、たとえばLEDまたはフォトダイオードなどである。したがって、素子は、流動可能材料とは(同様にその硬化後に)別個のものである。たとえば、後者の場合、または他の態様で素子が基板に電気的に接続されるべき場合、流動可能材料は、たとえばマイクロ電子機器で使用されるもののような、導電性のりなどの導電性材料であってもよい。
【0020】
上述の流動可能材料は通常、硬化可能材料であると意図されている。その材料は固化可能であり、その場合、それは流動可能状態から硬化または固化状態に変換され、何らかの塑性変形能はおそらくその状態のままであるかもしれない。
【0021】
材料からエネルギーを抽出することによって、特に材料を冷却することによって硬化され得る材料は多数あるが、発明者らはむしろ、エネルギーの導入を介して硬化され得る材料の使用を想定している。特に、想定される硬化可能材料は、それを加熱すること、およびそれに電磁放射、特に光、より特定的にはUV光を照射することのうちの一方または双方によって硬化可能であってもよい。そのような材料は、当該技術分野において、たとえばエポキシ樹脂または他のポリマーベースの材料の形で、特に硬化性ポリマーベースの材料の形で公知である。
【0022】
硬化後、素子は通常、硬化可能材料により基板に付着するであろう。そして、これは通常、素子が本質的に(硬化状態の)硬化可能材料から構成されているか、または素子が(硬化状態の)硬化可能材料とは別個のものであるかどうかに関わらず、当てはまる。
【0023】
さらに、障壁部材の材料(より特定的には、その表面での材料)が(流動可能状態の)硬化可能材料によって(かなり十分)濡らされ得る、ということを提供することは、さまざまな用途にとって有利かもしれない。これは、たとえば、(流動可能状態の)対応するはんだ材料によって濡らされないように設計されたはんだマスクとは対照的である。より特定的には、典型的な用途については、(障壁部材および硬化可能材料それぞれの)材料は、硬化可能材料と障壁部材の材料(より特定的には、その表面での材料)との間の接触角が90°未満、またはむしろ45°未満、特に30°未満、より特定的には22°未満であるように選択される。障壁部材が予め成形された基板の形状構成によって提供される場合、引用された接触角は、(流動可能状態の)硬化可能材料と基板の表面との間の界面について当てはまる。
【0024】
加えて、障壁部材の特定の断面形状は、硬化可能材料の(それを硬化させる前の)流れを制御する上で、またはより特定的には、障壁部材の(すぐ)向こう側に位置する基板の表面の一部上への硬化可能材料の流れを阻止するために、特に効率的であり得る。そのような断面形状について、以下にさらに説明する。
【0025】
マイクロ電子機器パッケージングから、マイクロ電子部品を封入するためのある特定の方法が「ダム・アンド・フィル」(dam and fill)として公知である。ダム・アンド・フィル・プロセスでは、封入されるべきマイクロ電子部品は(通常、目標位置で)基板上に搭載され、そうして初めて、流動可能材料が、搭載された部品の周りで基板上に形成された閉ループダム内に施される。流動可能材料(封入材料)によって、部品はこのように封入される。部品はその場合、硬化可能材料(封入材料)によって(あらゆる側から)完全に覆われる。
【0026】
しかしながら、発明者らは主として、硬化可能材料によってそれぞれの部品を完全には覆わないことを想定している。むしろ、基板に施されるべき部品の面積の少なくとも60%、またはむしろ少なくとも80%に、硬化可能材料がないようにすることが想定され、それは、基板の上面図、すなわち、基板の表面に向かって直交する、それぞれの部品の図において見える、それぞれの部品の上面の面積を指す。多くの場合、前記面積の少なくとも90%、または実質的にすべてに、硬化可能材料がない。これらの数字は、予め作製された部品が基板に施されるべき場合に特に当てはまる。
【0027】
しかしながら、発明者らはさらに、基板に施されるべき素子を横方向に完全には包囲せず、特に閉ループ形状を表わさない障壁部材を有することを、さまざまな用途について想定している。たとえば、障壁部材により、硬化可能材料の流れを特定の方向でのみ制限または阻止しなければならない場合、たとえば、(短い)曲線または直線区分の形状を有する障壁部材を提供することが十分であり得る。しかしながら、たとえば、障壁部材が、複製によって(特にエンボス加工によって)作り出される光学構造の包囲部分としてより詳
細に別記されるものである場合、基板に施されるべき素子を横方向に完全に包囲する閉ループ形状も提供されてもよい。
【0028】
いくつかの用途については、基板に施されるべき素子を横方向に完全に包囲する障壁部材を有することが有利かもしれない。このように、基板上に任意の(横)方向に存在するアイテムは、障壁部材により、硬化可能材料によって(完全にまたは部分的に)覆われないように保護され得る。なお、横方向の包囲は、連続的な方法だけでなく、非連続的な方法でも遂行されてもよい。障壁部材は、たとえば、互いに(相互)接近しているいくつかのへこみまたは突起から構成されてもよい。
【0029】
この発明への特定の視点では、この発明は、基板の第1の表面に存在する障壁部材を、素子、特に光学素子を第1の表面上に生成するためのエンボス加工タイプの複製プロセス中に障壁部材に横切る流動可能状態の硬化可能材料(より特定的には、複製材料)の流れに対する障壁として使用することに関与し、特に、障壁部材は、硬化可能材料が第1の表面と接触させられる前にすでに第1の表面に存在している。通常、流れは障壁部材で止められるものとする。
【0030】
この発明の1つの目的は、特にウェーハレベルで、硬化可能材料を使用して素子を基板に施す代替的な方法を作り出すことである。特に、第1の素子を基板の第1の側に施すためのそれぞれの方法が提供されるものとする。そして加えて、特定の第1の素子が存在する基板区分を含む装置を製造するための方法が提供されるものとする。そしてさらに、対応する基板および装置が提供されるものとする。
【0031】
この発明の別の目的は、硬化可能材料を使用して素子を基板に施す場合に、基板上に存在するアイテムが硬化可能材料によって(少なくとも部分的に)覆われないように保護する代替的な方法を作り出すことである。
【0032】
この発明の別の目的は、基板に施された素子でウェーハの特に高い密度を達成する方法を作り出すことである。
【0033】
この発明の別の目的は、基板上に特に密集した素子を達成する方法を作り出すことである。
【0034】
この発明の別の目的は、特に小さい設置面積を有する、基板上に存在する素子または構造を提供する方法を作り出すことである。
【0035】
この発明の別の目的は、特定的に調整され、特に基板上に存在するさらなるアイテムまたは構造に鑑みて調整される設置面積を有する、基板上に存在する素子または構造を提供する方法を作り出すことである。
【0036】
この発明の別の目的は、ウェーハレベル大量生産で上述の目的のうちの1つ以上を達成する方法、より特定的には、製造プロセスの高効率を同時に達成する方法を作り出すことである。
【0037】
この発明の別の目的は、次に異なるまたは類似した素子または構造を基板上に提供する新しい方法を提供することである。
【0038】
さらなる目的は、以下の説明および実施形態から生じる。
これらの目的のうちの少なくとも1つは、特許請求項に記載の装置および方法によって少なくとも部分的に達成される。
【0039】
特に、この発明は、N(≧2)個の第1の素子を基板の第1の側に施すためのウェーハレベル方法であって、基板は第1の側に第1の表面を有する、方法を含んでいてもよい。そして、この方法は、
a)基板を提供するステップを含み、第1の側には少なくともN個の障壁部材が存在し、N個の障壁部材の各々は、N個の第1の素子のうちの1つに関連付けられ、
N個の第1の素子の各々について、この方法はさらに、
b)流動可能状態の硬化可能材料のそれぞれの第1の量を第1の表面と接触させるステップを含み、硬化可能材料のそれぞれの第1の量は、それぞれの第1の素子に関連付けられ、この方法はさらに、
c)関連付けられたそれぞれの障壁部材によって、第1の表面上での関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の流れを制御するステップと、
d)関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量を硬化させるステップと、を含み、
N個の第1の素子の各々について、ステップd)で、第1の表面とそれぞれの第1の素子との間の相互接続が作り出される。
【0040】
このように、硬化可能材料によって覆われる第1の表面の領域を制御することができ、特に、硬化可能材料によって覆われるべきではない第1の表面の領域を、規定された方法で硬化可能材料によって覆われないように保つことができる。
【0041】
この方法はまた、装置を製造するためのウェーハレベル方法と考えられてもよく、その装置では、N(≧2)個の第1の素子が基板の第1の側に施される。そして、基板は第1の側に第1の表面を有する。そして、この方法は上述のステップを含む。
【0042】
Nは正の整数であると意図されており、典型的には少なくとも10、または少なくとも30、またはさらには少なくとも80になる。
【0043】
基板は通常、ウェーハである。
基板は通常、固体であり、および/または寸法安定性がある。
【0044】
基板は、特に予め成形された基板の場合、主として、たとえば複製材料などのポリマーベースの材料で作ることができる。それは、特に第1の素子が光学素子である場合、少なくとも部分的に透明であってもよい。たとえば、基板は、少なくとも1個の不透明部分と、少なくとも1個、典型的に少なくともN個の透明部分とを含んでいてもよく、それらは横方向に規定された部分であり、さらに、1個以上の透明部分は通常、少なくとも1個の不透明部分によって横方向に完全に包囲される。
【0045】
基板は、実質的に、または少なくとも部分的にガラスで作られてもよい。
N個の第1の素子(ならびに関連付けられた障壁部材および硬化可能材料の量)の各々について、ステップa)、b)、c)、d)が、示された順に実行される、ということが特に提供され得る。
【0046】
ステップb)は通常、(各第1の素子について)ほんの一瞬だけ起こる。
ステップb)では、N個の第1の量の各々は通常、第1の表面の異なる区分で第1の表面と接触させられる。
【0047】
ステップb)は、N個の第1の量の硬化可能材料について、異なる時間に、ひいては順次起こってもよい。しかしながら、それはまた、実質的に同時に起こってもよい。
【0048】
この方法は通常、N個の第1の素子の各々について(および典型的にはそれぞれのステップb)で始まって)、流動可能状態の硬化可能材料の第1の量を第1の側に、通常異なる区分に施すステップを含む。
【0049】
ステップc)の間(および通常、ステップb)の間も)、硬化可能材料のそれぞれの第1の量は、流動可能状態で存在する。
【0050】
通常、ステップc)では、硬化可能材料はそれぞれの障壁部材と接触し、それを部分的に覆う。
【0051】
ステップc)は通常、硬化可能材料の第1の量の別々のものについて、重複する時間間隔で起こる。しかしながら、ステップc)は、N個の第1の素子の別々のものについて連続的に実行される、ということも提供され得る。
【0052】
通常、ステップd)では、それぞれの第1の素子と第1の表面との間の耐久性のある(永続的な)相互接続が作り出される。その相互接続は、基板上または基板のある区分上に存在する第1の素子が装置に組込まれ、または装置の一部になった後まで続くように意図されており、特に、装置はハウジングを含み、第1の素子はその場合、ハウジングの内部に存在する。
【0053】
通常、N個の第1の素子の各々について、第1の表面からの(または第1の表面によって表わされる平均レベルからの)それぞれの第1の素子の垂直方向延長は、第1の表面からの(または第1の表面によって表わされる平均レベルからの)関連付けられた障壁部材の垂直方向延長を上回る。
【0054】
N個の第1の素子の別々のものについて別々の時間にステップd)を実行することが可能であったとしても、特に時間節約のために、N個の第1の素子すべてについてステップd)を同時に実行することが好まれる場合がある。
【0055】
典型的には、ステップc)は、N個の第1の素子の各々について、関連付けられたそれぞれの少なくとも1つの障壁部材が、前記少なくとも1つの障壁部材の(すぐ)向こう側に位置する第1の表面の一部上への硬化可能材料の(関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の)流れを阻止することを含む。ここで、「前記少なくとも1つの障壁部材の(すぐ)向こう側に位置する第1の表面の一部」という句は、より特定的には、特定の第1の点および特定の第2の点を通過する線上に位置する第1の表面のある区分を指し、または当該区分を含んでいてもよい。ここで、第1の点は、それぞれの第1の素子の連続的設置面積の中心点(特に前記連続的設置面積の質量中心)であり、第2の点は、関連付けられたそれぞれの障壁部材の(連続的)設置面積の中心点(特に前記障壁部材の前記設置面積の質量中心)である。そして、特定の第2の点は、特定の第1の点と前記区分との間に位置する。
【0056】
通常、N個の障壁部材の各々は、第1の表面上の関連付けられた第1の素子の設置面積と、硬化可能材料がないままとなるべき表面の一部との間に、横方向に存在する。たとえば、別の素子(第2の素子、たとえば光学素子、受動光学部品、能動光学部品)が第1の表面上のそこに存在していてもよく、または、基板の透明部分がそこに存在していてもよい。基板の透明部分は、第1の素子と基板とを含む装置において、および当該装置によって規定された光路のある区分を構成する。
【0057】
本特許出願全体にわたって使用される「第1の素子」という用語は、第2の素子が必ず存在しなければならないということを暗示しないものとする。しかしながら、それは、現
在言及されている素子を、本特許出願で述べられた他の「素子」から区別し、ひいては説明をより明らかにするのに役立つものとする。
【0058】
ステップc)は、少なくとも1つの障壁部材が、硬化可能材料のそのような流れを阻止することを含み、それは、硬化可能材料が障壁部材を横方向に完全に包囲することをもたらすであろう、ということが提供されてもよい。
【0059】
そして特に、N個の第1の素子の各々について、関連付けられた少なくとも1つの障壁部材は、関連付けられた硬化可能材料の第1の量を横方向に完全に包囲する、ということが提供されてもよい。これは、特にそれぞれの第1の素子の周りの多くのまたはあらゆる方向においてスペース制約がある場合、特に好適であり得る。
【0060】
通常、少なくとも1つの障壁部材は、第1の表面上の関連付けられた第1の素子の設置面積の外部に存在する、ということが提供される。言い換えれば、少なくとも1つの障壁部材とその関連付けられた第1の素子とは、(横方向)重複がない。
【0061】
一実施形態では、この方法は、N(≧2)個の第1の素子を、それぞれの目標位置で各々、基板の第1の側に施すことを指し、N個の第1の素子の各々について、
− ステップb)の間、それぞれの第1の素子は、それぞれの目標位置とは異なる位置にあり、
− ステップd)で、それぞれの目標位置で第1の表面とそれぞれの第1の素子との間の相互接続が作り出される、
ということが当てはまる。
【0062】
目標位置は、3次元的に規定された(横方向に、および垂直方向に規定された)位置であると意図されている。
【0063】
これは、最初に、封入されるべきアイテムが(その目標位置で)基板に取付けられ、そうして初めて、流動可能な封入材料が施されるダム・アンド・フィル封入プロセスで行なわれることとは対照的である。
【0064】
おそらく起こる次のダイシング(分離)ステップの間、N個の第1の素子の各々は、そのそれぞれの目標位置で基板と相互接続される(相互接続されたままである)。
【0065】
一実施形態では、障壁部材上の硬化可能材料についての接触角は、多くて90°、特に多くて45°、より特定的には多くて30°になる。そのような場合、障壁部材材料の比較的良好な濡れが起こり、それは、たとえばマイクロ電子機器プリント回路基板アセンブリ製造から公知であるはんだマスクプロセスとは対照的である。後者の場合、はんだマスクの材料は、はんだマスク材料の濡れを回避する目的で選択され、それは、硬化可能材料が障壁部材を部分的に覆ってもよい、またはさらには部分的に覆うようになっている本実施形態とは対照的である。
【0066】
一実施形態では、エネルギーを硬化可能材料に、それを硬化するために、またはそれをその流動可能状態から固化状態に変換するために印加する。そして通常、硬化プロセス、たとえば硬くするステップで化学反応を受ける硬化可能材料を選択する。そしてより特定的には、エネルギーを硬化可能材料に、それが前記化学反応を受けることを達成するために印加しなければならない。
【0067】
ダム・アンド・フィル・プロセスでは通常、第1の素子全体が硬化可能(封入)材料によって覆われるが、この発明ではむしろ、これを避けてむしろその代わりに、N個の第1
の素子の各々について、ステップc)は、ステップd)の終わりに、それぞれの第1の素子の上面面積の少なくとも60%、特に少なくとも80%に、硬化可能材料のそれぞれの第1の量の材料がないように実行される、ということを提供することが想定される。特に、上面面積は、それぞれの第1の素子の上面の面積であり、上面は、基板の第1の表面に直交する方向から第1の素子を見た場合に見える第1の素子の表面によって構成される、ということがこの発明で定義されていてもよい。
【0068】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− ステップb)が実行される前に第1の表面で複製された複製構造であり、特に、複製構造はエンボス加工タイプのプロセスを使用して複製され、より特定的には、複製構造は、光学素子と、加えて、光学素子を少なくとも部分的に包囲する包囲部分とを含む、複製構造
であってもよく、または、当該複製構造によって提供されてもよい。
【0069】
これは、特に複製構造がどのみち基板上に存在すべき場合、特に好適であり得る。さらに、複製は、ウェーハレベルでの大量生産にとって特に好適な方法である。
【0070】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− ステップb)が実行される前に第1の表面において複製された複製構造の包囲部分であり、複製構造は、包囲部分に加えて、素子、特に光学素子を含み、包囲部分は素子を横方向に少なくとも部分的に包囲し、特に、複製構造はエンボス加工タイプのプロセスを使用して複製される、複製構造の包囲部分
であってもよく、または、当該複製構造の包囲部分によって提供されてもよい。
【0071】
これも、特に前記複製構造がどのみち基板上に存在すべき場合、特に好適であり得る。そして、複製は、ウェーハレベルでの大量生産にとって特に好適な方法である。
【0072】
そして、障壁部材として包囲部分を使用することは、多大なスペース節約を可能にすることができる。
【0073】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 第1の表面によって表わされる平均レベルを超えて突出する突起
であってもよく、または、当該突起によって提供されてもよい。
【0074】
たとえば、隆起、突出部、上昇部が障壁部材として提供されてもよい。
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 第1の表面によって表わされる平均レベルよりも下で延在する、基板の第1の側におけるくぼみ
であってもよく、または、当該くぼみによって提供されてもよい。
【0075】
たとえば、トレンチ、溝、ひだ、または下降部が障壁部材として提供されてもよい。
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 複製方法、特にエンボス加工タイプのプロセスを使用して、第1の表面上に形成された構造
であってもよく、または、当該構造によって提供されてもよい。
【0076】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 分注方法を使用して、特にディスペンサーを使用して、第1の表面上に形成された構造
であってもよく、または、当該構造によって提供されてもよい。
【0077】
たとえば、障壁部材を提供するように、隆起および他の突出構造が第1の表面上に分注されてもよい。
【0078】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 第1の表面に接合されたアイテム、特に、第1の表面に接合された、特に接合材を使用して第1の表面に接合された予め作製されたアイテム
であってもよく、または、当該アイテムによって提供されてもよい。
【0079】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 基板から材料を除去すること、特に、基板から材料を除去するためにレーザービームを使用すること、より特定的にはレーザーアブレーションによって、第1の表面に形成された構造
であってもよく、または、当該構造によって提供されてもよい。
【0080】
たとえばトレンチ、溝などが、このように生成されてもよい。
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− エッチングステップまたはリフトオフステップを有するフォトリソグラフィ法を使用して、特にレーザーリソグラフィ法を使用して、第1の表面に形成された構造
であってもよく、または、当該構造によって提供されてもよい。
【0081】
第1の表面に突起および/またはくぼみを、もしくはさらには突起およびくぼみを両方含む構造を生成するために、エッチングステップまたはリフトオフステップを有するリソグラフィ法を使用してもよい。たとえば、基板におけるくぼみは、基板材料の選択的エッチングによって生成されてもよく、基板上の(より特定的には第1の表面上の)突起は、たとえば、第1の表面に存在するフォトレジスト材料を予め規定された領域に残しつつ、それを他の領域で基板から除去することによって生成されてもよい。
【0082】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 機械加工、特にフライス加工を使用して、たとえばフライス盤を使用して、第1の表面に形成された構造
であってもよく、または、当該構造によって提供されてもよい。たとえば、基板から、または基板の材料を選択的に除去するために、フライス盤を使用してもよい。
【0083】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− ソー、特にダイシングソーを使用して、第1の表面に形成された構造
であってもよく、または、当該構造によって提供されてもよい。
【0084】
たとえば、基板を別々のアイテムに分割するためにダイシングソーを使用する代わりに、基板にトレンチまたは溝または突起を作り出すためにそれを使用することもできる。
【0085】
少なくともN個の障壁部材の各々は、
− 基板の残りの少なくとも主要な部分と一体的に形成された、第1の基板での構造的形状構成であり、特に、基板は、複製手法、特にエンボス加工タイプまたは成型タイプの複製手法を使用して製造される、構造的形状構成
であってもよく、または、当該構造的形状構成によって提供されてもよい。
【0086】
このように、好適な基板が予め作製されてもよい。複製手法を使用することによってそうすることは、大量生産にとって特に好適であり得る。
【0087】
N個の第1の素子の各々は、
− ステップb)、c)およびd)を含む第1の表面で複製された複製構造であり、特に、複製構造はエンボス加工タイプのプロセスを使用して複製され、より特定的には、複製構造は、光学素子と、加えて、光学素子を少なくとも部分的に包囲する包囲部分とを含む、複製構造
であってもよく、または、当該複製構造の1つ以上を含んでいてもよい。
【0088】
このように、通常、第1の素子と基板とを互いに相互接続するために、追加の接合ステップを実行する必要はない。
【0089】
より特定的には、この方法は、N個の第1の素子の各々について、
r)エンボス加工タイプの複製方法によって第1の表面で第1の素子を生成するステップ
を含んでいてもよく、ステップr)はさらに、
r1)硬化可能材料の第1の量の少なくとも一部を成形するために複製ツールを使用するステップと、
r2)ステップ
d)の間または後に、硬化可能材料の第1の量から複製ツールを除去するステップと、
を含んでいてもよい。
【0090】
ステップr)は通常、ステップb)が起こった後に実行される。
第1の素子の各々はこの場合、光学素子などの機能的素子と、加えて、機能的素子を横方向に包囲する包囲部分とを含む、一体的に形成された部品を形成してもよい。第1の素子の機能的素子と包囲部分との双方はこのように、全く同一のプロセスで、少なくとも実質的に同じ材料から生成されてもよい。
【0091】
本特許出願で述べられる他の複製アイテムも、硬化可能材料の第1の量の少なくとも一部を成形するために複製ツールを使用するステップと、硬化中または硬化後に硬化可能材料の第1の量から複製ツールを除去するステップとを含んで、製造されてもよい。
【0092】
N個の第1の素子の各々は、
− 第1の表面に接合されるべきアイテム、特に、第1の表面に接合されるべき、特に接合材を使用して第1の表面に接合されるべき予め作製されたアイテム、たとえば予め作製されたバルク光学部品
であってもよく、または、当該アイテムを含んでいてもよい。
【0093】
硬化可能材料はこのため、前記接合材であってもよい。
N個の第1の素子の各々は、
− マイクロ光学部品、特に透明のマイクロ光学部品
であってもよく、または、当該マイクロ光学部品を含んでいてもよい。
【0094】
N個の第1の素子の各々は、
− 受動光学部品、特にレンズ素子
であってもよく、または、当該受動光学部品を含んでいてもよい。
【0095】
N個の第1の素子の各々は、
− 能動光学部品
であってもよく、または、当該能動光学部品を含んでいてもよい。
【0096】
N個の第1の素子の各々は、
− 電子部品
であってもよく、または、当該電子部品を含んでいてもよい。
【0097】
N個の第1の素子の各々は、
− 発光素子、特にLED、OLED、レーザーダイオード
であってもよく、または、当該発光素子を含んでいてもよい。
【0098】
N個の第1の素子の各々は、
− 光検出素子、特にフォトダイオードまたは光検出器アレイ
であってもよく、または、当該光検出素子を含んでいてもよい。光検出器アレイは、特に、2次元光検出器アレイ、または1次元光検出器アレイであってもよい。
【0099】
N個の第1の素子の各々は、
− マイクロ機械部品
であってもよく、または、当該マイクロ機械部品を含んでいてもよい。
【0100】
N個の第1の素子の各々は、
− マイクロ流体部品
であってもよく、または、当該マイクロ流体部品を含んでいてもよい。
【0101】
N個の第1の素子の各々は、
− ウェーハの一部、特にスペーサウェーハの少なくとも1つの接触支持棒
であってもよく、または、当該ウェーハの一部を含んでいてもよい。
【0102】
たとえば、光電子モジュールなどの装置の製造では、ウェーハ(特に、光学素子が存在するウェーハ)間の明確に定義された垂直距離を確立するために、スペーサがしばしば使用される。硬化可能材料(より特定的には、それは次に接合材になる)の流れを制御するために障壁部材が使用される場合、そのようなスペーサの接触支持棒は、さらなるアイテムに特に接近して位置付けられてもよい。
【0103】
一実施形態では、N個の障壁部材の各々は、第1の表面によって表わされる平均レベルを超えて突出する突起を含み、それぞれの突起は、ステップd)の終わりにその位置にあるそれぞれの第1の素子に向かって面し、もしくは
、水平面に対して±35°内、またはむしろ±10°内
に整列された第1の部分表面と、ステップd)の終わりにその位置にあるそれぞれの第1の素子から遠い方に面する第2の部分表面とを含む。そして、第1の部分表面は、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料によって少なくとも部分的に(またはむしろ面積で50%を超えて)覆われ、第2の部分表面は、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料がない。そして特に、第1の部分表面の面積の50%またはむしろ75%を超える部分が、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料によって覆われる、ということが提供されてもよい。
【0104】
第2の部分表面は
、鉛直面に対して少なくとも±30°内、または±10°内
に整列されてもよい。
【0105】
第1および第2の部分表面は通常、互いに隣接している。
さらに、第1および第2の部分表面は縁で隣接しており、第1の部分表面は、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料によって縁まで覆われる、ということが提供されてもよい。第1の部分表面はこの場合、前記硬化可能材料によって完全に覆われ得る。
【0106】
第1および第2の部分表面は特に、互いに対して角度をなしていてもよい。そして、この角度は通常、少なくとも230°、むしろ少なくとも275°、またはさらには少なくとも290°である。第1および第2の部分表面の一方または双方が平面ではない場合、平面の平均表面が、角度を求めるための基準として得られ、部分表面間に縁が形成される場合、その縁に近い平均表面が、角度を求めるための基準として得られる。
【0107】
このように、特に縁で、および縁のために、および/または部分表面間の大きい角度のために、硬化可能材料の流れを特に効果的に止めることができる。
【0108】
加えて、第1および第2の部分表面に互いに隣接するように、第1の部分表面に隣接する第3の部分表面が障壁部材に提供されてもよい。典型的には、中間の部分表面と第1の部分表面とが隣接するところに第1の縁が形成され、中間の部分表面と第2の部分表面とが隣接するところに第2の縁が形成される。この第2の縁が、上にさらに述べられた縁に対応する。
【0109】
たとえば、フォトレジスト材料を構造化することによって障壁部材を提供することによって遂行され得るこの場合、第1の部分表面および第3の部分表面は通常、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料によって、少なくとも部分的に(通常完全に)、特に第2の縁まで覆われている。
【0110】
第1および第2の部分表面間の典型的な角度はすでに上述されており、そこを参照されたい。
【0111】
そして、第1の部分表面および第3の部分表面は、たとえば、互いに対して角度をなしていてもよく、この角度は通常、少なくとも230°、むしろ少なくとも260°である。第3および第1の部分表面の一方または双方が平面ではない場合、平面の平均表面が、角度を求めるための基準として得られる。
【0112】
一実施形態では、N個の障壁部材の各々は、第1の表面によって表わされる平均レベルを、少なくとも2μmおよび/または多くて150μm、特に4μm〜100μm超えて突出する突起を形成する。
【0113】
別の実施形態では、N個の障壁部材の各々は、第1の表面によって表わされる平均レベルよりも下で延在する、基板の第1の側でのくぼみを含み、それぞれのくぼみは、ステップd)の終わりにその位置にあるそれぞれの第1の素子から遠い方に面する第1の部分表面と、第2の部分表面とを含む。さらに、第1の部分表面は、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料がなく、または当該硬化可能材料によってせいぜい部分的に覆われ、第2の部分表面は、ステップd)の終わりに、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料がない。
【0114】
特に、第1の部分表面は、縁が存在し得る境界(通常、基板の第1の表面との境界)を有し、ステップd)の終わりに、硬化可能材料の第1の量の材料が縁まで延在するものの、第1の部分表面は、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の硬化可能材料がない。
【0115】
さらに、第2の部分表面は、ステップd)の終わりにその位置にあるそれぞれの第1の
素子に向かって面していてもよく、または
、水平面に対して±30°内
に整列されてもよい。
【0116】
特定的には、第1の表面および第1の部分表面は、互いに対して角度をなしている、と
いうことが提供されてもよい。そして、この角度は通常、少なくとも230°、むしろ少なくとも275°、またはさらには少なくとも290°である。第1の部分表面が平面ではない場合、平面の平均表面が、角度を求めるための基準として得られ、第1の表面と第1の部分表面との間に縁が形成される場合、その縁に近い平均表面が、角度を求めるための基準として得られる。
【0117】
このように、たとえば縁で、および/または部分表面間の大きい角度のために、硬化可能材料の流れを特に効果的に止めることができる。
【0118】
一実施形態では、N個の障壁部材の各々は、第1の表面によって表わされる平均レベルよりも、少なくとも2μmおよび/または多くて150μm、特に4μm〜100μm下で延在する、基板の第1の側におけるくぼみを形成する。
【0119】
なお、上述のように、それぞれの障壁部材に縁を提供することが好まれ得る一方、他方では、ステップd)の終わりにそれぞれの第1の素子が(第1の表面上で)占める設置面積によって表わされた、第1の表面の横方向に規定された区分が、滑らかであること、および/または縁がないこと、および/または連続的に区別可能であることを提供することが好まれ得る。これは、ステップd)が始まる前の硬化可能材料の良好な流れを容易にするかもしれず、それはまた、第1の表面へのそれぞれの第1の素子の良好な接着をもたらすかもしれない。これはさらに、上述の第1の表面の横方向に規定された区分に当てはまるだけではなく、前記設置面積とそれぞれの障壁部材(または、より特定的には、それぞれの障壁部材の設置面積;または、さらにより特定的には、それぞれの障壁部材が第1の表面上で占める設置面積によって表わされた、第1の表面の横方向に規定された区分)との間に位置する第1の表面の部分についても当てはまり得る。
【0120】
上述の(滑らかである、または連続的に区別可能である)表面はさらに、(本質的に)平坦または平面であってもよい。
【0121】
この発明はまた、特定の第1の素子が存在する基板区分を含む装置を製造するための方法であって、前記方法は、ここに説明される方法のうちの1つに従って、N(≧2)個の第1の素子を基板の第1の側に施すステップを含み、N(≧2)個の第1の素子は特定の第1の素子を含み、基板は基板区分を含む、方法を含んでいてもよい。
【0122】
この方法はさらに、基板を複数の部品に分離するステップを含み、部品のうちの1つは、基板区分と、基板区分上に存在する特定の第1の素子とを含んでいてもよい。通常、分離するステップは、N個以上の分離された部品をもたらし、特にN個の部品の各々は、
− N個の第1の素子のうちの1つと、
− 関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの第1の量の少なくとも一部と、
− 基板の関連付けられた区分と、
を含み、それぞれの目標位置におけるそれぞれの第1の素子と、基板のそれぞれの関連付けられた区分とは、関連付けられた硬化可能材料のそれぞれの量のそれぞれの部分によって相互接続される。
【0123】
さらに、装置は、1つ以上のさらなる素子または部品、および、さらなる1つ以上のウェーハの1つ以上のウェーハ区分を含んでいてもよい。
【0124】
装置は、たとえば、
− 光電子モジュール;
− カメラモジュール;特に、複数の光学チャネルを有するカメラモジュール、より特定的にはアレイカメラモジュール;
− センサモジュール;
− 近接センサ、
のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0125】
装置はまた、たとえば、
− コンピューティング装置:
− 携帯電話;
− スマートフォン;
− スマートウォッチ;
− 無線通信装置;
− 写真装置;
− 車両、特に自動車;
− 個人用医療装置;
− スマート眼鏡;
のうちの少なくとも1つであってもよく、前述の装置の1つ以上は、これらの装置の一体化されたものである、ということが提供されてもよい。
【0126】
この発明はさらに、この発明に従った方法のためにここに説明される特徴を有する装置を含んでいてもよい。
【0127】
さらなる実施形態および利点は、従属請求項および図面から生じる。
以下に、この発明を、例および含まれる図面によってより詳細に説明する。図面は、非常に概略化された方法で以下を示す。