(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
食事を記録するサービスをユーザに提供する複数のサービスの中から、記録先条件に基づいて、第1ユーザの食事のメニュー識別情報と、前記メニュー識別情報に紐づく栄養素の項目と、を含む食事データの記録先である少なくとも1つのサービスを特定する記録先特定部と、
飲食施設の施設端末から、前記飲食施設での食事に対する代金の前記第1ユーザによる支払いの際、前記支払いの決済要求を受け付ける要求受付部と、
前記決済要求に基づいて、前記支払いの決済のための決済処理を行う決済処理部と、
前記決済処理が行われた場合、前記決済要求の要求元の施設端末から、前記飲食施設での食事に関する前記食事データであって前記決済処理に関する前記食事データを取得する食事データ取得部と、
前記食事データを、前記特定された少なくとも1つのサービスのそれぞれのサービス提供装置に送信する食事データ送信部と、を備える、
決済装置。
前記決済装置は、前記第1ユーザの第1ユーザ装置から、前記複数のサービスの中から前記第1ユーザが利用する前記少なくとも1つのサービスを示す前記記録先条件を受け付ける条件受付部をさらに備える、
請求項1または2に記載の決済装置。
前記食事データ送信部は、前記第1ユーザと、前記第1ユーザとは異なる第2ユーザと、を関連付けて記憶するユーザ記憶部を参照して、前記第2ユーザの第2ユーザ装置に、前記食事データの少なくとも一部を送信する、
請求項1から7のいずれか一項に記載の決済装置。
前記第1ユーザと、複数の前記飲食施設を所有する複数の事業者それぞれの電子決済手段と、の対応関係を示す決済手段対応情報を記憶する決済手段記憶部を参照して、前記第1ユーザに対応する複数の電子決済手段を前記第1ユーザの第1ユーザ装置に表示させる表示部と、
前記第1ユーザ装置から、前記表示された前記複数の電子決済手段のうち前記ユーザが利用する電子決済手段の選択を受け付ける決済手段受付部と、
前記第1ユーザが使用可能な支払い方法を示す支払い方法情報を記憶する支払い方法記憶部を参照して、前記支払い方法がコード決済による方法の場合、前記決済手段受付部が前記電子決済手段の選択を受け付けた際に、前記選択された前記電子決済手段における前記事業者を識別するための事業者識別情報を含む前記コード決済のための識別コードを生成するコード生成部と、
前記識別コードを、前記電子決済手段の選択を受け付けた前記第1ユーザ装置に送信するコード送信部と、
前記支払いの決済要求は、前記第1ユーザ装置で出力されて前記施設端末で読み取られた前記識別コードの前記事業者識別情報を含み、
前記決済処理部は、前記決済要求に基づいて、前記識別コードの前記事業者識別情報が示す事業者と前記決済要求の要求元の前記飲食施設が属する前記事業者とが一致する場合、前記選択された前記電子決済手段で前記コード決済による前記支払いの決済のための処理を行う、
請求項1から9のいずれか一項に記載の決済装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態(以下、「本実施形態」という)について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
【0012】
本実施形態において、「部」や「装置」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「装置」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「装置」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「装置」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されてもよい。
【0013】
<1.概要>
本実施形態では、ヘルスケア業界に属する複数の事業者から構成されるコンソーシアム(以下、「ヘルスケアコンソーシアム」ともいう)が、事業者の顧客に対して、以下の機能を提供する例を説明する。
・複数の事業者が所有する飲食施設を利用する顧客に対して、これらの事業者の電子決済手段を統合する機能(以下、「統合決済機能」ともいう)
・飲食施設を利用して上記電子決済手段で決済した際に、飲食施設が作成する顧客の食事データを、顧客の食事を記録するサービス等を提供するサービス(以下、「食事関連サービス」ともいう)に連携する機能(以下、「食事データ・ハブ(GW)機能」ともいう)
【0014】
飲食施設とは、有料の飲食サービスを提供する施設であればどのような施設でもよく、例えば、飲食店や顧客が勤務する会社の社員食堂等であってもよい。
【0015】
食事関連サービスは、顧客の食事データを記録するサービス(以下、「記録サービス」ともいう)を含んでいればどのようなサービスであってもよい。食事関連サービスは、例えば、顧客の食事を管理するためのサービス(以下、「食事管理サービス」ともいう)であってもよい。また、食事関連サービスは、例えば、顧客のヘルスケアに関するサービス(以下、「ヘルスケアサービス」ともいう)であってもよいし、顧客のダイエットをサポートするためのサービス(以下、「ダイエットサポートサービス」ともいう)であってもよい。
【0016】
本実施形態では、ヘルスケアコンソーシアムが、統合決済機能を顧客に提供するにあたって、本実施形態に係る統合決済システム1を利用する例を説明する。統合決済システム1の適用に関して、電子決済手段を統合する対象の複数の事業者は、例えば、ヘルスケア業界以外の特定の業界に属する複数の事業者であってもよく、また、共通の業界に属さなくとも共通の目的や方針等を持つ複数の事業者であってもよい。
【0017】
本実施形態に係る事業者(以下、単に「事業者」ともいう)は、ヘルスケアコンソーシアムに所属して、それぞれの顧客である統合決済システム1のユーザ(以下、単に「ユーザ」という)に対して飲食サービスを提供する飲食施設を所有する。ユーザは、第1ユーザと、第1ユーザとは異なる第2ユーザとを含む。第2ユーザは、第1ユーザに関連するユーザであってもよく、例えば、第1ユーザと第2ユーザとは同じ家族であってもよいし、SNS(Social Networking Service)における第1ユーザのアカウントに対して登録された友達やフォロワー等であってもよい。
【0018】
<1−1.システム構成>
図1を参照して、統合決済システム1のシステム構成例を説明する。
【0019】
統合決済システム1は、統合決済機能や食事データ・ハブ機能をユーザや食事関連サービスの提供者等に提供するためのシステムである。また、統合決済システム1は、自らもヘルスケアサービスをユーザに提供するためのシステムでもある。
図1に示すように、統合決済システム1は、決済装置100と、第1ユーザが使用する第1ユーザ装置200aと、第2ユーザが使用する第2ユーザ装置200bと、第1飲食施設の第1施設端末300aと、第2飲食施設の第2施設端末300bと、第1事業者が有する第1事業者サーバ400aと、第2事業者が有する第2事業者サーバ400bと、を含む。第1事業者は第1飲食施設を所有し、第2事業者は第2飲食施設を所有する。
【0020】
第1ユーザ装置200aと第2ユーザ装置200bとは、ユーザ装置の一態様であり、特に区別の必要が無い場合は、まとめて「ユーザ装置200」という。また、第1施設端末300aと第2施設端末300bとは、施設端末の一態様であり、特に区別の必要が無い場合は、まとめて「施設端末300」という。また、第1飲食施設と第2飲食施設とは、特に区別の必要が無い場合は、まとめて「飲食施設」という。また、第1事業者サーバ400aと第2事業者サーバ400bとは、事業者サーバの一態様であり、特に区別の必要が無い場合は、まとめて「事業者サーバ400」という。
【0021】
決済装置100とユーザ装置200と事業者サーバ400とは、ネットワークN1を介して互いに接続されている。また、事業者サーバ400と施設端末300とは、ネットワークN1又は事業者独自に構築したネットワークN2を介して互いに接続されている。
【0022】
決済装置100及びユーザ装置200の少なくとも一つは、ユーザのヘルスケアデータを取得し食事データを連携するために、ネットワークN1を介してヘルスケアサービスを提供する第1外部システム5aの第1サービス提供装置500aと接続されている。第1外部システム5aが提供するヘルスケアサービスには、ユーザの食事を記録するサービスも含まれているものとする。また、決済装置100及びユーザ装置200の少なくとも一つは、ユーザの食事データを連携するために、ネットワークN1を介して食事管理サービスを提供する第2外部システム5bの第2サービス提供装置500bと接続されている。
【0023】
第1外部システム5aと第2外部システム5bとは、特に区別の必要が無い場合は、まとめて「外部システム5」という。第1サービス提供装置500aと第2サービス提供装置500bとは、サービス提供装置の一態様であり、特に区別の必要が無い場合は、まとめて「サービス提供装置500」という。
【0024】
ネットワークN1又はN2は、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。ネットワークの一例としては、携帯電話網や、PHS(Personal Handy−phone System)網、無線LAN(Local Area Network)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、WiMax(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、有線LAN、電話線、電灯線ネットワーク、IEEE1394等に準拠したネットワークがある。
【0025】
「ヘルスケアデータ」とは、ユーザのヘルスケアに関するデータである。ヘルスケアデータは、例えば、ユーザの身体の状態を示す身体データ、又はユーザの活動量を示す活動データの少なくとも一つを含む。身体データは、例えば、ユーザの「体重」、「身長」、「体脂肪率」、「体温」、「血圧」、「心拍」、「体年齢」、「睡眠データ」又はユーザが受診した健康診断の結果を示す健康診断結果情報等を含んでもよい。活動データは、例えば、所定の期間あたりのユーザの「歩数」、「消費カロリー」又は「移動距離」等を含んでもよい。ヘルスケアデータは、例えば、ユーザの食事データを含んでもよい。「食事データ」とは、ユーザの食事に関するデータである。食事データの詳細は、
図9を参照して後述する。
【0026】
決済装置100は、ユーザ装置200、事業者サーバ400及び外部システム5との通信や複数の事業者それぞれの電子決済手段を統合可能な情報処理装置である。決済装置100は、所定のプログラムを実行することにより、ユーザ装置200と連携して、飲食施設からユーザへの飲食サービスの提供により生じた代金の支払いの決済(以下、単に「支払いの決済」又は「決済」ともいう)のための処理を制御するサーバ機能を実現する。また、決済装置100は、施設端末300及びサービス提供装置500と連携して、施設端末300から取得したユーザの食事データを、サービス提供装置500に提供する。
【0027】
ユーザ装置200は、スマートフォンやラップトップ等の端末装置であり、ユーザからの決済要求の受け付け等の入力や決済装置100との通信を行う。ユーザ装置200は、所定のプログラムを実行することにより、決済装置100と連携して決済に関する情報や食事データを送受信したり決済や食事に関する画面を表示したりユーザの要求を受け付けたりする。この所定のプログラムは、例えば、ユーザ向けの統合決済システム1専用のネイティブアプリケーションプログラム(以下、「ユーザ用決済アプリ」という)であってもよい。
【0028】
施設端末300は、事業者が所有する飲食施設に設置された支払い決済のための端末装置である。施設端末300は、例えば、バーコードリーダー機能を備えるPOSレジ端末、タブレット端末、又はハンディ端末等である。
【0029】
施設端末300は、例えば、注文されたメニューの入力の受け付け、及び受け付けたメニューの代金(飲食代)の合計金額(決済金額)の算出等のPOSレジ機能を備えてもよい。また、施設端末300は、飲食施設向けの統合決済システム1専用のネイティブアプリケーションプログラムをインストールすることで、上記のPOSレジ機能を実現させてもよい。また、施設端末300は、上記のPOSレジ機能を実現にあたって、飲食の売上に関する情報を管理するPOSシステムに接続された端末として構成されてもよい。
【0030】
第1外部システム5aは、食事関連サービスの一つであるヘルスケアサービスをユーザに提供するためのシステムである。第1外部システム5aは、決済装置100又はユーザ装置200と連携して、ユーザのヘルスケアデータを決済装置100等に提供する。第1外部システム5aは、第1サービス提供装置500aを含む。第1サービス提供装置500aは、例えば、ユーザのヘルスケアデータを測定する測定装置であってもよい。第1サービス提供装置500aは、例えば、ユーザに装着されて当該ユーザの歩数や心拍等を測定する、いわゆるウェアラブル・デバイスであってもよい。
【0031】
第2外部システム5bは、食事関連サービスの一つである食事管理サービスをユーザに提供するためのシステムである。第2外部システム5bは、決済装置100と連携して、決済装置100から提供されたユーザの食事データを記録する。第2外部システム5bは、第2サービス提供装置500bを含む。第2サービス提供装置500bは、決済装置100と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置であってもよい。
【0032】
<1−2.統合決済機能の概要>
図2を参照して、本実施形態に係る統合決済機能の流れ(1)〜(5)の例を説明する。なお、本例では、説明を簡単にするため、ユーザ装置200には、ユーザ用決済アプリが予めインストールされているものとする。また、本例では、説明を簡単にするため、ユーザUが代金の支払い方法として登録するQRコード(登録商標)を用いるコード決済に、ユーザUの銀行口座による銀行振込を対応付けているものとする。ここで「コード決済」とは、一次元バーコード又は二次元バーコード(QRコードを含む)を用いたキャッシュレス決済をいう。
【0033】
(1)先ず、統合決済機能において、統合決済システム1は、ユーザUのヘルスケアデータを外部システム5又はユーザ装置200から取得する。
【0034】
(2)統合決済システム1は、取得したヘルスケアデータに応じて、ユーザUに特典を付与する。ここで「特典」は、例えば、事業者の各飲食施設で利用可能なポイント(本例では、「マイル」とする)や電子クーポン等である。また、ここでいう「マイル」は、電子クーポン等に交換可能であってもよく、本例では、第1事業者(本例では、「野菜レストラン」とする)が所有する第1飲食施設S1(本例では、「野菜レストラン 新宿店」とする)で利用可能な電子クーポンC(飲食代を10%割引する割引券とする)に交換されたものとする。統合決済システム1は、例えば、ユーザUの一日の歩数が所定の閾値を超えた場合、予め設定した量のマイル(本例では、「500マイル」と記載)をユーザUに付与する。
【0035】
(3−1)先ず、ユーザUは、第1飲食施設S1における飲食にあたって、統合決済機能を利用する。具体的には、ユーザUは、ユーザ装置200のユーザ用決済アプリを起動させ、第1飲食施設S1が属する第1事業者を含む複数の事業者それぞれの電子決済手段を含む決済手段選択画面A4(後述の
図7(a)参照)を表示させる。
【0036】
(4−1)ユーザUは、決済手段選択画面A4に表示された複数の電子決済手段の中から、野菜レストランの電子決済手段を選択する。統合決済システム1は、当該選択を受け付けると、選択された電子決済手段において、予め登録されている代金の支払い方法により決済するために、後述の第1識別コードの一態である第1QRコードを生成する。ここでは、この「予め登録されている代金の支払い方法」を、利用者提示型(CPM(Consumer−Presented−Mode))の第1QRコードを用いるコード決済とする。統合決済システム1は、生成した第1QRコードをユーザ装置200のコード決済画面A5(後述の
図7(b)参照)に表示させる。
【0037】
(5−1)ユーザUは、第1飲食施設S1での飲食代の支払いにあたって、ユーザ装置200のコード決済画面A2に表示された第1QRコードを第1施設端末300aに読み取らせる。また、ユーザUは、第1飲食施設S1での飲食代の支払いにあたって、ユーザ用決済アプリで出力した電子クーポンCを提示して、飲食代を10%割引させることができる。第1施設端末300aは、読み取った第1QRコードの情報を含めた支払いの決済のための決済要求を決済装置100に送信する。決済装置100は、この決済要求を受け付けると、飲食代の支払いの決済のための処理(以下、「決済処理」ともいう)を行う。具体的には、決済装置100は、該当する銀行の銀行サーバに対して、ユーザUの銀行口座を振込元に統合決済機能を提供する事業者(以下、「決済事業者」という)が保有する銀行口座を振込先に指定して振込処理を指示する。
【0038】
(3−2)次に、ユーザUは、第2飲食施設S2における飲食サービスを受けるにあたって、統合決済機能を利用する。具体的には、ユーザUは、ユーザ装置200のユーザ用決済アプリを起動させ、第2飲食施設S2が属する第2事業者(本例では、「健康カフェ」とする)の電子決済手段を含む決済手段選択画面A4を表示させる。
【0039】
(4−2)ユーザUは、決済手段選択画面A1に表示された複数の電子決済手段の中から、健康カフェの電子決済手段を選択する。統合決済システム1は、当該選択を受け付けると、選択された電子決済手段において予め登録されている代金の支払い方法により決済するために、後述の第2識別コードの一態様である第2QRコードを生成する。ここでは、この「予め登録されている代金の支払い方法」を、飲食施設提示型(MPM(Merchant−Presented−Mode))の第2QRコードを用いるコード決済とする。統合決済システム1は、生成した第2QRコードを第2施設端末300bの画面に表示させる。なお、第1識別コードと第2識別コードとを、特に区別の必要が無い場合、総称して「識別コード」ともいう。
【0040】
(5−2)ユーザUは、第2飲食施設S2での飲食代の支払いにあたって、第2施設端末300bの画面に表示された第2QRコードをユーザ装置200に読み取らせる。ユーザ装置200は、読み取った第2QRコードの情報を含めた支払いの決済のための決済要求を、決済装置100に送信する。決済装置100は、この決済要求を受け付けると、飲食代の決済処理を行う。具体的には、決済装置100は、該当する銀行の銀行サーバに対して、ユーザUの銀行口座を振込元に決済事業者が保有する銀行口座を振込先に指定して振込処理を指示する。
【0041】
上記構成によれば、統合決済システム1は、ユーザUに、飲食サービスの提供を行う飲食施設を有する野菜レストラン及び健康カフェそれぞれの電子決済手段をまとめて提供することができる。このため、ユーザUは、野菜レストラン及び健康カフェそれぞれの電子決済手段を利用するために、それぞれのアプリをユーザ装置200にインストールしセッティングする必要がなく、ユーザ用決済アプリをインストールしセッティングするだけでよい。このため、統合決済システム1は、ユーザUが野菜レストラン及び健康カフェそれぞれの電子決済手段を利用するにあたって、ユーザUの手間を低減させることができる。
【0042】
<1−2.食事データ・ハブ機能の概要>
図3を参照して、本実施形態に係る食事データ・ハブ機能の概要を説明する。ユーザUが、複数の飲食施設を利用し、また、ユーザUの食事データを記録する複数の記録サービスを利用する例を説明する。本例では、
図2で示したようにユーザUが第1飲食施設S1で飲食をして、その飲食代を支払い決済した例を用いて説明する。
【0043】
図3に示すように、(1)決済装置100は、複数の飲食施設の中でユーザUが飲食した第1飲食施設S1から、その飲食代の支払い決済の後に、その飲食における食事データを取得する。(2)決済装置100は、記録先条件に基づいて、ユーザUが利用する食事関連サービスの中から取得した食事データの記録先を特定する。この特定した食事関連サービスを、「特定サービス」ともいう。本例では、利用する複数の記録サービスの中で、第1外部システム5aが提供するヘルスケアサービスと第2外部システム5bが提供する食事管理サービスを記録先として特定したとする。
【0044】
「記録先条件」とは、食事データの記録先のサービスを特定するための条件である。記録先条件は、具体的には、複数の食事関連サービスの中から第1ユーザが利用する少なくとも1つの食事関連サービスを示す条件である。記録先条件は、例えば、ユーザごとに設定されてもよいし、複数のユーザ共通で一律同じ条件が設定されてもよい。
【0045】
(3)決済装置100は、特定サービスの仕様等に合わせるために食事データの少なくとも一部を変換してもよい。(4)決済装置100は、取得・変換した食事データを特定サービスに送信する。
【0046】
図4を参照して、統合決済システム1における食事データ・ハブ機能に関する処理の流れを説明する。本例では、支払い決済にCPM方式のコード決済を用いるものとする。
【0047】
図4に示すように、先ず、昼〜夜の間にユーザUが飲食施設で飲食した際の処理の流れの例を説明する。(1a)ユーザUは、第1飲食施設での飲食代の支払いにあたって、ユーザ装置200に第1QRコードを表示させる。(2a)第1施設端末300aはユーザ装置200に表示された第1QRコードを読み取る。(3a)第1施設端末300aから読み取った第1QRコードの情報を含めた決済要求を決済装置100に送信すると、決済装置100は、この決済要求に基づいて、飲食代の決済処理を行う。
【0048】
次に、記録サービスに食事データを連携する処理の流れの例を説明する。(1b)一日二回(例えば、昼:15時、夜:21時等)のタイミングで、第1施設端末300aは、連携対象の食事データをまとめて決済装置100に送信する。(2b)決済装置100は、受信した食事データを食事関連サービスに中継する。(3b)食事関連サービスは、決済装置100から中継された食事データを記録する。
【0049】
次に、ユーザUが食事関連サービスを利用する処理の流れの例を説明する。(1c)食事関連サービスに食事データが記録された後、任意のタイミングで、ユーザUは、ユーザ装置200から食事関連サービスが提供するアプリまたはWebサイトにログインして、記録した食事データの照会を要求する。(2c)食事関連サービスは、この要求を受け付けると、照会の結果としてユーザUの食事データをユーザ装置200に提供する。
【0050】
上記構成によれば、決済装置100は、複数の食事関連サービスをユーザが利用していても、記録先として特定されたサービスに、飲食施設での食事データを連携することができる。このため、上記構成によれば、食事の記録を行う食事関連サービスのサービス提供者は、ユーザの食事データを取得するために、自身のシステム(外部システム5)に、ユーザが利用する複数の飲食施設(又はその事業者)それぞれとの間で食事データを連携する機能を一から実装させる必要がない。したがって、上記構成によれば、決済装置100は、複数の食事関連サービスに対して、飲食施設でのユーザの食事の記録を支援することができる。
【0051】
<2.機能構成>
図5を参照して、本実施形態に係る決済装置100の機能構成を説明する。
図5に示すように、決済装置100は、制御部110と、通信部130と、記憶部140と、を備える。
【0052】
制御部110は、記録先特定部111と、要求受付部112と、決済処理部113と、ヘルスケアデータ取得部114と、を備える。また、制御部110は、例えば、条件受付部115、利用情報取得部116、施設特定部117、蓄積部118、データ生成部119、算出部120、指定受付部121、表示部122、決済手段受付部123、コード生成部124、又は特典付与部125を備えてもよい。
【0053】
−記録先特定部−
記録先特定部111は、記録サービスをユーザに提供する複数の食事関連サービスの中から、記録先条件に基づいて、第1ユーザの食事に関する食事データの記録先である少なくとも1つのサービスを特定する。
【0054】
−要求受付部−
要求受付部112は、飲食施設の施設端末300から、飲食施設での食事に対する代金(「飲食代」ともいう)の第1ユーザによる支払いの際、支払いの決済要求(以下、単に「決済要求」ともいう)を受け付ける。要求受付部112がユーザ装置200又は施設端末300から決済要求を受け付ける態様に関しては、どのような態様でもよく、例えば、決済要求を示すメッセージをユーザ装置200等から通信部130を介して受信してもよい。
【0055】
決済要求は、例えば、ユーザ装置200で出力されて施設端末300で読み取られた第1識別コードの事業者識別情報を含んでもよい。ここで「事業者識別情報」とは、事業者を識別するための情報であり、以下、「事業者ID」ともいう。
【0056】
「第1識別コード」とは、ユーザが飲食施設に商品等の代金を支払う際にCPM方式のコード決済を行うための一次元バーコード又は二次元バーコードである。第1識別コードは、ユーザから選択された電子決済手段における事業者を識別するための事業者ID、支払いの決済を識別するための決済識別情報(以下、「決済ID」ともいう)を含む。
【0057】
要求受付部112は、例えば、ユーザ装置200から、決済要求を受け付けてもよい。この決済要求は、施設端末300からユーザ装置200で読み取られた第2識別コードの事業者IDを含む。
【0058】
「第2識別コード」とは、ユーザが飲食施設に飲食代を支払う際にMPM方式のコード決済を行うための一次元バーコード又は二次元バーコードである。第2識別コードは、施設端末300が生成する識別コードであり、飲食施設が属する事業者の事業者ID、決済IDを含む。
【0059】
−決済処理部−
決済処理部113は、要求受付部112が受け付けた決済要求に基づいて、支払いの決済のための決済処理を行う。決済処理部113は、例えば、決済処理を行った場合に、当該決済処理の決済情報を生成してもよい。
【0060】
「決済情報」は、決済処理部113により処理が行われた支払いの決済の内容を示す情報である。決済情報は、例えば、決済を行ったユーザを示すユーザID、決済対象のメニューを示すメニュー識別情報(例えば、メニュー名又はメニューID)、該当する決済が行われた日時を示す決済日時、決済金額、該当する支払いが行われた飲食施設を識別するための施設ID、決済処理部113による処理を含む一連の処理(トランザクション)を識別するためのトランザクションID、及び該当する支払いが行われた施設端末300を示す端末番号を含んでもよい。
【0061】
決済処理部113は、例えば、ユーザから選択された電子決済手段で決済処理を行ってもよい。決済処理部113は、例えば、選択された電子決済手段が銀行振込による支払いを利用する場合、仕向け先の銀行の銀行サーバに対して、銀行振込の振込処理を指示する。また、決済処理部113は、例えば、選択された電子決済手段がクレジットカード決済による支払いを利用する場合、該当するクレジットカードシステムにクレジットカード決済処理を指示する。
【0062】
上記構成によれば、ユーザは、飲食施設での飲食において複数の事業者がそれぞれ提供する電子決済手段を利用するにあたって、飲食代の支払いの決済を行う電子決済手段を選択して決済要求すれば飲食代の支払いの決済をさせることができる。このため、複数の事業者がそれぞれ提供する電子決済手段を利用する際に、ユーザは、事業者別のアプリをそれぞれインストール等する必要がなく、その利用の手間を低減することができる。
【0063】
決済処理部113は、例えば、要求受付部112が受け付けた決済要求に基づいて、ユーザから選択された電子決済手段において、後述の決済手段受付部123が登録した支払い方法及び認証情報により決済処理を行ってもよい。
【0064】
上記構成によれば、決済処理部113は、決済要求があった際に、ユーザから選択された電子決済手段において、予め登録されている支払方法等を用いて支払いの決済を円滑に行うことができる。このため、上記構成によれば、決済処理部113は、ユーザにとって使い勝手のよい決済サービスを提供することができる。
【0065】
決済処理部113は、例えば、要求受付部112が受け付けた決済要求に含まれる第1識別コードの事業者識別情報が示す事業者と当該決済要求の要求元の飲食施設が属する事業者とが一致する場合、コード決済による決済処理を行ってもよい。また、決済処理部113は、このような場合、例えば、ユーザから選択された電子決済手段でコード決済による決済処理を行ってもよい。決済処理部113は、この事業者が一致するか否かの判定の際に、飲食施設情報を参照してもよい。
【0066】
「飲食施設情報」とは、各飲食施設を示す情報であり、例えば、飲食施設を識別するための施設識別情報(以下、「施設ID」ともいう)、飲食施設の名前を示す施設名、又は飲食施設が属する事業者の事業者ID等を含んでもよい。
【0067】
上記構成によれば、決済処理部113は、飲食代の支払いの決済において、CPM方式のコード決済を用いてユーザが飲食施設に飲食代を支払う際に、支払い先の飲食施設とユーザが選択した電子決済手段との整合性を図ることができる。
【0068】
決済処理部113は、例えば、要求受付部112が受け付けた決済要求に含まれる第2識別コードの事業者IDが示す事業者とユーザから選択された電子決済手段の事業者とが一致する場合、コード決済による決済処理を行ってもよい。
【0069】
上記構成によれば、決済処理部113は、飲食代の支払いの決済において、MPM方式のコード決済を用いてユーザが飲食施設に飲食代を支払う際に、支払い先の飲食施設とユーザが選択した電子決済手段との整合性を図ることができる。
【0070】
−ヘルスケアデータ取得部−
ヘルスケアデータ取得部114は、外部システム5又はユーザ装置200から、ユーザのヘルスケアデータの少なくともいずれか一つを取得する。ヘルスケアデータ取得部114がヘルスケアデータを取得する態様に関しては、どのような態様でもよく、例えば、外部システム5又はユーザ装置200からヘルスケアデータのデータファイルを受信してもよい。また、ヘルスケアデータ取得部114がヘルスケアデータを取得する態様は、他の例として、外部システム5又はユーザ装置200にリモートアクセスしてヘルスケアデータのデータファイルを取得してもよいし、外部システム5又はユーザ装置200が実装するAPIにヘルスケアデータの参照を指示してその結果としてヘルスケアデータを取得してもよい。ヘルスケアデータ取得部114は、食事データ取得部1141を備える。
【0071】
−食事データ取得部−
食事データ取得部1141は、施設端末300から、決済処理部113で決済処理が行われた場合、飲食施設での食事に関する食事データを取得する。食事データ取得部1141は、食事データの取得にあたって、施設端末300から直接取得する他に、施設端末300が属する事業者サーバ400(施設端末300と接続する事業者サーバ400)を介して食事データを取得してもよい。
【0072】
食事データ取得部1141は、例えば、決済処理部113で決済処理が行われた場合、施設特定部117により特定された飲食施設の施設端末300から、食事データを取得してもよい。言い換えれば、食事データ取得部1141は、決済処理部113で決済処理が行われた場合でも、施設特定部117により特定されなかった飲食施設の施設端末300から食事データを取得しなくてもよい。
【0073】
例えば、ユーザにとって、機密性の観点等から、決済装置100や食事関連サービスに連携したくない食事がある場合が考えられる。このような場合において、上記構成によれば、食事データ取得部1141は、取得元条件でフィルタされた飲食施設からは食事データを取得しないため、ユーザにとって使い勝手のよい食事データ・ハブ機能を提供することができる。
【0074】
−条件受付部−
条件受付部115は、第1ユーザの第1ユーザ装置200aから、記録先条件を受け付ける。条件受付部115が記録先条件を受け付ける態様は、要求受付部112と同様で、どのような態様でもよい。条件受付部115は、例えば、第1ユーザ装置200aから、第1ユーザが利用する食事関連サービスとして、「第1外部システム5aが提供するヘルスケアサービスであること」又は「第2外部システム5bが提供する食事管理サービスであること」とする記録先条件を受け付けてもよい。
【0075】
上記構成によれば、条件受付部115は、ユーザに対して、記録先の食事関連サービスを手動で選択させることができる。このため、上記構成によれば、条件受付部115は、ユーザの意向にそった形で記録先の食事関連サービスを特定させることができる。
【0076】
条件受付部115は、例えば、第1ユーザの第1ユーザ装置200aから、取得元条件を受け付けてもよい。
【0077】
「取得元条件」とは、食事データの取得元の飲食施設を特定するための条件である。取得元条件は、具体的には、複数の飲食施設の中から第1ユーザが利用する少なくとも1つの飲食施設を示す条件であってもよい。取得元条件は、例えば、ユーザごとに設定されてもよいし、複数のユーザ共通で一律同じ条件が設定されてもよい。
【0078】
−利用情報取得部−
利用情報取得部116は、ユーザ装置200又はサービス提供装置500から、記録先条件に含まれるサービス利用実績を示すサービス利用情報を取得する。ここで「サービス利用実績」とは、サービス提供装置500の機能を第1ユーザが利用した実績である。利用情報は、例えば、サービス利用実績として、サービス提供装置500の機能を利用した最終の日時を示す最終利用日時を含んでもよい。この場合、例えば、記録先条件に、「最終利用日時が所定期間(例えば、過去1年間等)以内であるサービス提供装置500の食事関連サービスであること」とする条件を含めることができる。
【0079】
上記構成によれば、利用情報取得部116は、記録先の食事関連サービスを利用情報に基づいて自動で特定させることができる。このため、上記構成によれば、利用情報取得部116は、ユーザの手間をかけずに利用実績に応じて記録先の食事関連サービスを特定させることができる。
【0080】
利用情報取得部116は、例えば、ユーザ装置200又はサービス提供装置500から、取得元条件に含まれる施設利用実績を示す施設利用情報を取得してもよい。ここで「施設利用実績」とは、飲食施設を第1ユーザが利用した実績である。施設利用情報は、例えば、施設利用実績として、所定期間(例えば、過去5年間等)で飲食施設に支払った飲食代の平均金額を含んでもよい。この場合、例えば、取得元条件に、「平均金額が〇〇円以上である飲食施設であること」とする条件を含めることができる。
【0081】
−施設特定部−
施設特定部117は、複数の飲食施設の中から、取得元条件に基づいて、食事データの取得元の飲食施設を特定する。
【0082】
−蓄積部−
蓄積部118は、所定期間、食事データ取得部1141が取得した食事データを、食事データ記憶部141に蓄積する。
【0083】
−データ生成部−
データ生成部119は、食事データ取得部1141により食事データが取得できない場合、蓄積された食事データに基づいて、取得できない食事データの代わりの仮の食事データを生成する。データ生成部119は、例えば、取得できなかった飲食施設(又はこの飲食施設と類似すると設定された他の飲食施設)における蓄積された食事データの統計値(例えば、最頻値や平均値等)を、仮の食事データとしてもよい。データ生成部119は、例えば、蓄積された食事データの中で最も出現頻度(注文頻度)の高いメニュー名を検索する。そして、データ生成部119は、検索の結果抽出されたメニュー名と、このメニュー名に紐づくカロリーやタンパク質等の摂取した栄養素の項目とを、仮の食事データとして設定してもよい。ここで「栄養素の項目」とは、具体的には、
図9に示す食事データのNo.4〜10の項目等をいう。また、データ生成部119は、蓄積された食事データの各栄養素の項目の平均値を算出し、仮の食事データとして、各栄養素の項目にはこの算出した平均値を、メニュー名には「仮メニュー」等適当な文字列を設定してもよい。
【0084】
−算出部−
算出部120は、食事データと利用人数とに基づいて、食事での一人当たりの食事量を算出する。算出部120は、例えば、利用人数が「3」の場合、各メニューにおいて、食事データの各栄養素の項目の値を3で割って、一人当たりの値を算出する。算出部120は、栄養素の項目ごとに、飲食したメニュー全てのこの一人当たりの値を合計して、食事での一人当たりの食事量を算出してもよい。例えば、一回の食事でメニューA〜Bを注文して、メニューAのカロリーが300kcal、メニューBのカロリーが900kcal、及びメニューCのカロリーが1,200kcalとする場合、それぞれのカロリー値を利用人数「3」で割って、それらを合計した値、すなわち100kcal+300kcal+400kcal=800kcalを一人当たりの食事量(摂取カロリー)として算出してもよい。
【0085】
−指定受付部−
指定受付部121は、第1ユーザ装置200a又は第2ユーザ装置200bから、食事データ送信部131による第2ユーザ装置200bへの送信対象の食事の曜日、食事の日にち、又は食事の時間帯の少なくともいずれか一つの指定を受け付ける。指定受付部121が食事の曜日等の指定を受け付ける態様は、要求受付部112と同様で、どのような態様でもよい。ここでいう「食事の時間帯」とは、例えば、朝食(例えば、6:00〜12:00)、昼食(例えば、12:00〜14:00)、又は夕食(例えば、16:00〜23:00)であってもよい。
【0086】
−表示部−
表示部122は、決済手段対応情報を記憶する決済手段記憶部143を参照して、第1ユーザに対応する複数の電子決済手段を第1ユーザ装置200aに表示させる。具体的には、表示部122は、決済手段記憶部143を参照して、電子決済手段出力情報を生成する。表示部122は、生成した電子決済手段出力情報を、第1ユーザ装置200aに通信部130を介して送信する。このように、表示部122は、第1ユーザに対応する複数の電子決済手段を第1ユーザ装置200aに表示させる。
【0087】
「決済対応手段情報」とは、ユーザと、当該ユーザに飲食サービスの提供を行う飲食施設を所有する複数の事業者それぞれの電子決済手段との対応関係を示す情報である。決済手段対応情報は、例えば、ユーザを識別するための「ユーザ識別情報(以下、「ユーザID」ともいう)」と、当該ユーザIDのユーザが利用可能な事業者ごとの電子決済手段を識別するための電子決済手段識別情報(以下、「電子決済手段ID」ともいう)と、を対応付ける情報である。この対応付けにあたって、ユーザIDと電子決済手段IDとの関係は、1対N又はN対N(N:1以上の数)の関係となる。また、決済手段対応情報は、ユーザ情報と電子決済手段情報とを対応付ける情報であってもよい。また、決済手段対応情報におけるユーザと電子決済手段との上記の対応関係は変更可能である。例えば、ユーザ装置200から、電子決済手段を新たに追加する指定を指定受付部121が受け付けた際に、ユーザに当該指定された電子決済手段を新たに対応付けるよう決済手段対応情報を指定受付部121が更新してもよい。
【0088】
「ユーザ情報」とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザID、ユーザの氏名を示すユーザ名、及び/又はユーザが保有する口座を識別するための口座識別情報(例えば、口座IDや口座番号等)等を含む。ユーザ情報は、例えば、ユーザのニックネーム、性別、生年月日、及び/又は各ユーザの体型を表す体型データ(例えば、身長、体重、腹囲、ウェスト、ヒップ、又は足のサイズ等)を含んでもよい。ユーザ情報は、例えば、サービス提供装置500が発行するトークンを含んでもよい。このトークンは、サービス提供装置500に対してユーザがアクセスした際のユーザ認証で発行されてもよい。
【0089】
「電子決済手段情報」とは、事業者ごとの電子決済手段を示す情報である。電子決済手段情報は、例えば、該当する事業者を識別するための事業者識別情報(以下、「事業者ID」ともいう)、事業者の名称を示す事業者名、事業者の通称を示す事業者通称、事業者のロゴを示すロゴ画像データ、1以上の電子決済手段ID、後述の決済手段受付部123により登録されている支払い方法を示す支払い方法情報等を含んでもよい。
【0090】
「電子決済手段出力情報」とは、ユーザに対応する複数の電子決済手段を示す情報である。電子決済手段出力情報は、例えば、この複数の電子決済手段を示す「電子決済手段名(例えば、「事業者通称」+「Pay」等)」を一覧で表示する画面であってもよい。
【0091】
表示部122は、例えば、後述するホーム画面、食事データ画面、クーポン画面、決済手段選択画面、コード決済画面、取得元指定画面、記録先指定画面、及び/又は通知指定画面の各種画面をユーザ装置200に表示させてもよい。
【0092】
−決済手段受付部−
決済手段受付部123は、ユーザ装置200から、表示部122により表示された複数の電子決済手段のうちユーザが利用する電子決済手段の選択を受け付ける。決済手段受付部123が電子決済手段の選択を受け付ける態様に関しては、要求受付部112と同様にどのような態様でもよく、例えば、ユーザ装置200にインストールされたユーザ用決済アプリ経由で受け付けてもよい。
【0093】
決済手段受付部123は、例えば、ユーザ装置200から、ユーザが使用可能な支払い方法と認証情報の登録を受け付けてもよい。決済手段受付部123は、例えば、ユーザに対応する電子決済手段それぞれに対して、この支払い方法と認証情報の登録を受け付けてもよい。
【0094】
「ユーザが使用可能な支払い方法」は、例えば、クレジットカードやデビットカード等によるカード払い、銀行振込による支払い、カードレス払い、プリペイド口座による支払い、及び/又は電子マネー(仮想通貨を含む)による支払い等の様々な方法が考えられる。また、ユーザが使用可能な支払い方法は、上記のカード払いや銀行振込による支払い等を対応付けたコード決済による方法であってもよい。決済手段受付部123は、ユーザが使用可能な代金の支払い方法の登録と併せて、当該支払い方法の利用に必要な口座管理情報の登録を受け付けてもよい。
【0095】
「認証情報」とは、上記支払い方法を利用する際のユーザ認証を受けるための情報である。認証情報は、例えば、ユーザアカウントを識別するためのアカウントIDと、当該ユーザアカウントのパスワードと、を含んでもよい。
【0096】
「口座管理情報」とは、各種口座を管理するための情報である。口座管理情報は、例えば、口座ID、ユーザ名、ユーザの生年月日、ユーザのE−Mailアドレス等を示すアドレス、ユーザの電話番号、口座残高、及び/又は口座の入出金履歴等を含む。また、口座管理情報は、例えば、銀行サーバ等が管理するユーザの口座の口座情報にアクセスするための認証情報を含んでもよい。
【0097】
−コード生成部−
コード生成部124は、支払い方法情報を記憶する支払い方法記憶部144参照して、ユーザが使用可能な支払い方法がコード決済による方法の場合、決済手段受付部123が電子決済手段の選択を受け付けた際に、選択された電子決済手段における事業者識別情報を含むコード決済用の識別コードを生成する。ここで「支払い方法情報」とは、ユーザが使用可能な支払い方法を示す情報である。コード生成部124は、例えば、使用可能な支払い方法が第1識別コードを用いるコード決済による方法の場合、決済手段受付部123が電子決済手段の選択を受け付けた際に、第1識別コードを生成してもよい。
【0098】
−特典付与部−
特典付与部125は、ヘルスケアデータ取得部114が取得したヘルスケアデータが特典条件を満たす場合、ユーザに、支払いに利用可能な特典を付与する。
【0099】
「特典条件」とは、ユーザに特典を付与するための条件である。特典条件は、例えば、活動データであるユーザの一日の歩数の閾値(例えば、「3000歩以上」等)であってもよい。例えば、特典条件が「一回の食事の食塩相当量が3.0g以下であること」であれば、特典付与部125は、食事データに含まれる食塩相当量が3.0g以下の場合、ユーザに100マイルを付与してもよい。
【0100】
特典付与部125は、ユーザのヘルスケアに資する行動以外のユーザの行動に対しても特典を付与してもよく、例えば、統合決済システム1の決済機能の利用の促進につながる行動に対してもユーザに特典を付与してもよい。例えば、特典条件に「ユーザ用決済アプリを起動すること」という条件を含め、特典付与部125は、ユーザ装置200でユーザがユーザ用決済アプリを起動させる度に、当該ユーザに特典を付与してもよい。また、特典条件は、他の例として、「ユーザが特定の場所にチェックインすること」、及び/又は「第1識別コードを読み取ること」「第2識別コードを生成すること」等の条件を含めてもよい。
【0101】
特典付与部125は、例えば、食事データ取得部1141が取得した食事データが特典条件を満たす場合、ユーザに、支払いに利用可能な特典を付与してもよい。このような構成によれば、特典付与部125は、特典を付与することによって、ユーザの食生活の改善を促進することができる。
【0102】
−通信部−
通信部130は、ネットワークNを介して、ユーザ装置200、事業者サーバ400又は外部システム5等と各種情報を送受信する。通信部130は、例えば、ネットワークNを介して、ユーザ装置200から決済要求を受信したり、当該決済要求による決済の処理結果を示す情報をユーザ装置200に送信したりする。通信部130は、複数の電子決済手段のうちユーザが利用する電子決済手段を選択させるために、電子決済手段出力情報をユーザ装置200に送信する。また、通信部130は、食事データ送信部131と、コード送信部132とを備える。
【0103】
−食事データ送信部−
食事データ送信部131は、食事データを、記録先特定部111により特定された少なくとも1つのサービスのそれぞれのサービス提供装置500に送信する。
【0104】
上記構成によれば、食事データ送信部131は、複数の記録サービスを含む食事関連サービスをユーザが利用していても、記録先として特定された食事関連サービスに、飲食施設での食事データを連携することができる。このため、上記構成によれば、食事データ送信部131は、食事の記録を行う複数のサービスに対して、飲食施設でのユーザの食事の記録を支援することができる。
【0105】
食事データ送信部131は、例えば、食事データ取得部1141により取得される食事データの代わりに、データ生成部119が生成した仮の食事データを、サービス提供装置500に送信してもよい。また、食事データ送信部131は、他の例として、食事データ取得部1141により取得される食事データの代わりに、システム内共通のデフォルトの食事データを、サービス提供装置500に送信してもよい。
【0106】
飲食施設の中には、食事データ・ハブ機能に対応していないため食事データを取得できない施設があることが考えられる。このような飲食施設での飲食に関して、上記構成によれば、食事データ送信部131は、食事データを取得できなくとも、代わりに仮の食事データをサービス提供装置500に送信することができる。食事管理サービスやヘルスケアサービス等において日々の食事の統計を分析する場合、食事データの記録が一切ないとその分析結果の精度に影響を及ぼしてしまうことが考えられる。このような場合において、上記構成によれば、食事データ送信部131は、食事データを取得できなくとも、仮の食事データを送信することで、分析結果の精度への影響を低減することができる。
【0107】
食事データ送信部131は、例えば、算出部120が算出した一人当たりの食事量を含む食事データを送信してもよい。例えば、飲食施設において複数人で飲食をした場合、支払い決済対象の食事データそのままだと、実際には第1ユーザ一人が摂取していない量の食事量を示す食事データがサービス提供装置500に送信されてしまうことになる。このような構成によれば、食事データ送信部131は、複数人で食事した場合においても一人当たりの食事量として算出された量を示す食事データをサービス提供装置500に送信できるため、ユーザの食事管理やヘルスケアにおいてより適切な食事データの記録をすることができる。
【0108】
食事データ送信部131は、例えば、第1ユーザと、第2ユーザと、を関連付けて記憶するユーザ記憶部142を参照して、第2ユーザの第2ユーザ装置200bに、第1ユーザの食事データの少なくとも一部を送信してもよい。食事データ送信部131は、例えば、第2ユーザのE−Mailアドレス宛に食事データに含まれる食事内容(例えば、メニュー名等)を示すメッセージを送信してもよい。また、食事データ送信部131は、他の例として、第2ユーザ装置200bのユーザ用決済アプリに食事データを含むプッシュ通知させてもよい。
【0109】
上記構成によれば、食事データ送信部131は、第1ユーザの食事内容を、家族や友人等の第2ユーザに容易に共有させることができる。
【0110】
食事データ送信部131は、例えば、指定受付部121が受け付けた指定にさらに基づいて、第2ユーザ装置200bに、第1ユーザの食事データの少なくとも一部を送信してもよい。
【0111】
第1ユーザの食事内容を第2ユーザに共有させるにあたって、統合決済システム1が扱う全ての第1ユーザの食事を対象とすると情報過多となる場合が考えられる。上記構成によれば、食事データ送信部131は、第1ユーザ又は第2ユーザが共有したいと考える食事だけを共有させることができる。
【0112】
−コード送信部−
コード送信部132は、コード生成部124で生成された識別コードを、決済手段受付部123が電子決済手段の選択を受け付けた第1ユーザ装置200aに送信する。
【0113】
−記憶部−
記憶部140は、認証情報、口座管理情報、飲食施設情報、及び/又は電子決済手段出力情報を記憶する。記憶部140は、食事データ記憶部141、ユーザ記憶部142、決済手段記憶部143、及び/又は支払い方法記憶部144を備えてもよい。食事データ記憶部141は、食事データを記憶する。ユーザ記憶部142は、第1ユーザのユーザ情報と第2ユーザのユーザ情報とを関連付けて記憶する。決済手段記憶部143は、決済情報及び決済手段対応情報を記憶する。支払い方法記憶部144は、支払い方法情報を記憶する。記憶部140は、データベースマネジメントシステム(DBMS)を利用して各情報を記憶してもよいし、ファイルシステムを利用して上記情報を記憶してもよい。DBMSを利用する場合は、上記情報ごとにテーブルを設けて、当該テーブル間を関連付けて上記情報を管理してもよい。
【0114】
<3.画面例>
図6〜9を参照して、統合決済システム1の画面例を説明する。
【0115】
図6(a)に示すように、ホーム画面A1は、ユーザが統合決済システム1に決済アプリを介してログインした際に、はじめに表示される画面である。ホーム画面A1は、例えば、ユーザが保有する特典(本例では、「マイル」とする)の総量を示す総保有マイル表示領域a11と、ユーザの活動データを表示する活動データ画面(不図示)を表示するための活動データ画面表示ボタンa12と、ユーザの食事データを表示する食事データ画面A2を表示するための食事データ画面表示ボタンa13と、ユーザの身体データを表示する身体データ画面(不図示)を表示するための身体データ画面表示ボタンa14と、ユーザが保有するマイルと交換可能なクーポン一覧を示すクーポン一覧表示領域a15と、を含む。
【0116】
食事データ画面表示ボタンa12が押下されると、表示部122は、食事データ画面A2に遷移させる。また、クーポン一覧表示領域a15に表示されている各クーポンのボタンが指定(押下)されると、表示部122は、当該指定されたクーポンの内容を表示するクーポン画面A3に遷移させる。
【0117】
図6(b)・(c)に示すように、食事データ画面A2は、ユーザの食事データを表示する。
図6(b)に示すように、食事データ画面A2は、各栄養素の項目について一日(本例では、2020/11/18)の食事で摂取した合計値を表示してもよい。
図6(c)に示すように、食事データ画面A2は、食事(朝食・昼食)ごとのメニュー名と各栄養素の項目を表示してもよい。また、
図6(d)に示すように、クーポン画面A3は、上記クーポン一覧から指定されたクーポンの内容を表示する。
【0118】
図7(a)に示すように、決済手段選択画面A4は、ユーザに対応する複数の電子決済手段を表示する画面である。また、決済手段選択画面A4は、ユーザから、飲食施設での飲食代の支払いの際に利用する電子決済手段の選択を受け付けるための画面でもある。決済手段選択画面A4は、電子決済手段出力情報の一態様である。決済手段選択画面A4は、電子決済手段(本例では、「加盟店Pay」と記載)を新たに追加するための追加指定ボタンa41と、ユーザに対応する電子決済手段の一覧を表示する電子決済手段一覧表示領域a42とを含む。
【0119】
追加指定ボタンa41が押下されると、表示部122は、新たに電子決済手段を追加するための電子決済手段追加画面(不図示)に遷移させる。
【0120】
電子決済手段一覧表示領域a42は、ユーザに対応する第1事業者(野菜レストラン)の第1電子決済手段選択ボタンa421と、第2事業者(健康カフェ)の第2電子決済手段選択ボタンa422と、第3事業者(会社A 社員食堂)の第3電子決済手段選択ボタンa423と、を含む。
【0121】
第1電子決済手段選択ボタンa421が押下されると、表示部122は、野菜レストランの電子決済手段における支払い決済のためのコード決済画面A5に遷移させる。
【0122】
図7(b)に示すように、コード決済画面A5は、野菜レストランの電子決済手段における支払い決済を行うための画面である。なお、本例では、野菜レストランの電子決済手段には、支払い方法としてコード決済による銀行振込が登録されているものとする。コード決済画面A5は、登録されている支払い方法を表示する支払い方法表示領域a51と、コード生成部124により生成された第1識別コードを表示する第1識別コード表示領域a52とを含む。
図7(c)に示すように、表示部122は、コード決済画面A5に表示された第1識別コードが施設端末300に読み取られて支払い決済のための処理が完了した際に、当該完了の旨を示す決済完了通知ダイアログa53を表示させてもよい。また、他の例として、支払い決済のための処理が完了した際に、表示部122は、決済完了通知ダイアログa53を表示させるのではなく、コード決済画面A5から当該完了の旨を示す決済完了画面(不図示)に遷移させてもよい。
【0123】
図8(a)に示すように、取得元指定画面A7は、食事データの取得元の飲食施設を指定するための画面である。取得元選択画面A7は、取得元から除外する飲食施設を指定入力するための取得元除外入力フォームa71と、取得元除外入力フォームa71で入力された内容を登録するための登録ボタンa72と、を含む。例えば、取得元除外入力フォームa71で「会社A 社員食堂」が指定入力されて登録ボタン72が押下されると、条件受付部115が、「会社A 社員食堂」を取得元から除外する指定を受け付けて、「会社A 社員食堂ではないこと」とする条件を取得元条件に追加設定する。
【0124】
図8(b)に示すように、記録先指定画面A8は、食事データの記録先の食事関連サービスを指定するための画面である。記録先指定画面A8は、記録先とする食事関連サービスを指定入力するための記録先指定入力フォームa81と、記録先指定入力フォームa81で入力された内容を登録するための登録ボタン82と、を含む。例えば、記録先指定入力フォームa81で「ヘルスケアサービス」と「食事管理サービス」とが指定入力されて登録ボタンa82が押下されると、条件受付部115が、「ヘルスケアサービスであること」と「食事管理サービスであること」とする記録先条件を設定する。
【0125】
図8(c)に示すように、通知指定画面A9は、第1ユーザの食事内容の第2ユーザに対する通知に関する指定をするための画面である。通知指定画面A9は、通知先の第2ユーザ(本例では、ユーザU2a・ユーザU2b)を指定入力するための通知先指定入力フォームa91と、通知対象の食事を指定入力するための通知対象指定入力フォームa92と、登録ボタンa93と、を含む。通知先指定入力フォームa91で新たにユーザU2cが指定入力されて登録ボタンa82が押下されると、指定受付部121は、通知先の第2ユーザにユーザU2cを加える。
【0126】
<5.データ構成例>
図9〜
図10を参照して、統合決済システム1のデータ構成例を説明する。なお、本例で説明する各種情報において、
図9〜
図10で例示する各種情報に含まれる項目が全て含まれる必要はなく、また、これら以外の項目が含まれてもよく、各種情報を用いた処理等に応じて適宜設定すればよい。
【0127】
図9に示すように、食事データは、トランザクションIDと、利用人数と、メニューの名前を示すメニュー名と、そのメニューにおけるカロリーと、タンパク質と、炭水化物と、食物繊維と、脂質と、糖質と、食塩相当量と、トランザクションの実行日時を示す取引日時とを含む。なお、この取引日時を、第1ユーザが飲食施設で食事をした日時を示す食事日時とみなしてもよい。
【0128】
図10に示すように、ユーザ情報は、ユーザIDと、ユーザ名と、生年月日と、トークンと、を含む。また、決済手段対応情報は、ユーザIDと、電子決済手段名と、電子決済手段IDと、事業者IDと、広告IDと、を含む。また、決済情報は、決済IDと、決済日時(日付)と、決済日時(時分秒)と、事業者IDと、事業者名と、決済金額と、ユーザIDと、トランザクションIDと、を含む。
【0129】
<6.動作例>
図11〜
図13を参照して、本実施形態に係る統合決済システム1の動作例を説明する。
【0130】
<6−1.フロー>
図11は、決済装置100が、飲食施設で飲食代をユーザが支払う際に、当該ユーザから選択された電子決済手段において飲食代の支払い決済をするための処理を行い、また、支払い決済の後、その飲食施設での食事の食事データを食事関連サービスに連携する処理の流れの例を示すフロー図である。なお、本例で説明するコード決済は、CPM方式とする。なお、以下に示す処理の順番は一例であって、適宜、変更されてもよい。
【0131】
図11に示すように、決済装置100の表示部122は、電子決済出力情報を生成する(S10)。通信部130は、複数の電子決済手段の中でユーザが利用する電子決済手段を選択させるために、生成された電子決済出力情報をユーザ装置200に送信する(S11)。決済手段受付部123は、ユーザ装置200から、ユーザが利用する電子決済手段の選択を受け付ける(S12)。
【0132】
登録された支払い方法がコード決済による方法の場合(S13のYes)、決済手段受付部123が電子決済手段の選択を受け付けた際に、コード生成部124は、第1識別コードを生成する(S14)。通信部130は、第1識別コードを、電子決済手段の選択を受け付けたユーザ装置200に送信する(S15)。
【0133】
要求受付部112は、ユーザ装置200で表示された第1識別コードを読み取った施設端末300から、第1識別コードの事業者IDを含む決済要求を受け付ける(S16)。
【0134】
決済処理部113は、第1識別コードの事業者IDが示す事業者と決済要求の要求元の飲食施設が属する事業者とが一致する場合(S17のYes)、決済要求に応じて、選択された電子決済手段におけるコード決済による決済処理を行う(S18)。決済処理部113は、通信部130を介して、当該決済の処理結果をユーザ装置200及び施設端末300に送信する(S19)。
【0135】
決済処理部113は、第1識別コードの事業者IDが示す事業者と決済要求の要求元の飲食施設が属する事業者とが一致しない場合(S17のNo)、決済エラーを示すエラーメッセージを生成する(S20)。通信部130は、当該エラーメッセージをユーザ装置200及び施設端末300に送信する(S21)。
【0136】
登録された支払い方法がコード決済による方法ではない場合(S13のNo)、要求受付部112は、ユーザ装置200から決済要求を受け付ける(S22)。決済処理部113は、決済要求に応じて、選択された電子決済手段で登録された支払い方法及び認証情報により支払いの決済のための決済処理を行う(S23)。決済処理部113は、通信部130を介して、当該処理の結果をユーザ装置200及び施設端末300に送信する(S24)。
【0137】
記録先特定部111は、食事を記録するサービスをユーザに提供する複数の食事関連サービスの中から、記録先条件に基づいて、ユーザの食事に関する食事データの記録先である少なくとも1つのサービスを特定する(S22)。食事データ取得部1141は、施設端末300から、決済処理が行われた場合、飲食施設での食事に関する前記食事データを取得する(S23)。食事データ送信部131は、食事データを、特定された少なくとも1つのサービスのそれぞれのサービス提供装置500に送信する(S24)。
【0138】
<6−2.インタラクション>
図12〜
図13は、統合決済システム1において、サービス提供装置500にユーザ認証した際に発行されたトークンを用いてサービス提供装置500にユーザが飲食施設で支払い決済した食事の食事データを連携する際の決済装置100とユーザ装置200と、施設端末300と、サービス提供装置500との相互作用を示すシーケンス図である。なお、本例では、支払い方法を、CPM方式のコード決済による支払いとする。
【0139】
図12に示すように、サービス提供装置500の食事関連サービスにユーザUがアクセスした際に、ユーザUのユーザ装置200は、食事関連サービスに対するユーザ認証をするための認証要求をサービス提供装置500に行う(S30)。サービス提供装置500は、この認証要求を受け付けると、ユーザ認証の処理を行い、決済装置100との連携のためのトークンをユーザUに対して発行する(S31)。サービス提供装置500は、発行したトークを送信してユーザ認証の結果を応答する(S32)。
【0140】
ユーザ装置200は、サービス提供装置500から受け付けたトークの登録要求を決済装置100に行う(S33)。決済装置100は、登録要求されたトークンを、ユーザUのユーザ情報に登録する(S34)。
【0141】
ユーザ装置200は、飲食施設での飲食代の支払いの際に、第1識別コードを表示させる(S35)。施設端末300は、表示された第1識別コードを読み取る(S36)。施設端末300は、第1識別コードを読み取ると、決済要求を決済装置100に送信する(S37)。決済装置100は、決済要求を受信すると、決済処理を実行する(S38)。決済処理を実行した際、決済装置100は、決済情報を生成する。決済装置100は、生成した決済情報を施設端末300に送信する(S39)。施設端末300は、受信した決済情報を支払い対象の食事データと関連付けて登録する(S40)。この際、施設端末300は、トランザクションIDを用いて、トランザクションごとにまとめた食事データを構成する。
【0142】
図13に示すように、施設端末300は、連携対象のトランザクションごとの食事データを抽出する(S50)。施設端末300は、抽出されたトランザクションごとの食事データを決済装置100に送信する(S51)。
【0143】
決済装置100は、トランザクションごとの食事データを受信すると、トランザクションIDをトークンに変換、すなわちトランザクションIDをキーとして該当するユーザのトークンを導出する(S52)。サービス提供装置500に対してはトークンがユーザを識別する情報となるため、決済装置100は、トークンごと(すなわちユーザごと)にまとめた食事データに変換する(S53)。決済装置100は、ユーザごとに、記録先として特定された食事関連サービスに対して、ユーザごとにまとめたトークンを含む食事データをサービス提供装置500に送信する(S54)。サービス提供装置500は、送信された食事データを受け付けると、それをユーザUの情報として自身の記憶部に登録する(S55)。
【0144】
食事関連サービスで食事内容をユーザが確認するために、ユーザ装置200から、サービス提供装置500に食事データの照会の要求を行う(S56)。サービス提供装置500は、照会の要求を受け付けると、ユーザUの食事データを抽出する(S57)。サービス提供装置500は、抽出した食事データを送信して照会結果を応答する(S58)。
【0145】
<7.ハードウェア構成>
図14を参照して、上述してきた決済装置100をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
【0146】
図14に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801と、メモリ803と、記憶装置805と、入力I/F部807と、データI/F部809と、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。
【0147】
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における様々な処理を制御する。例えば、決済装置100の制御部110が備える各機能部は、メモリ803に一時記憶されたプログラムを、プロセッサ801が実行することにより実現可能である。
【0148】
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
【0149】
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。この他、記憶装置805は、食事データ、ユーザ情報、決済情報、電子決済手段情報、決済手段対応情報、口座管理情報、及び各種出力情報等を登録するテーブルと、当該テーブルを管理するDBを記憶することも可能である。このようなプログラムやデータは、必要に応じてメモリ803にロードされることにより、プロセッサ801から参照される。
【0150】
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
【0151】
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
【0152】
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
【0153】
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。また、入力I/F部807としてタッチパネルが採用される場合には、表示装置813は、入力I/F部807と一体化して構成することが可能である。
【0154】
なお、本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
【0155】
上記実施の形態で記載された決済装置100が備える構成要素は、記憶装置805に格納されたプログラムがプロセッサ801によって実行されることで、定められた処理が他のハードウェアと協働して実現されるものとする。また、言い換えれば、これらの構成要素は、ソフトウェア又はファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、「機能」、「手段」、「部」、「処理回路」、「ユニット」、又は「モジュール」等とも記載され、またそれぞれに読み替えることができる。
【0156】
[変形例]
なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきたが、以下のような場合も本発明に含まれる。
【0157】
[変形例1]
上記実施形態に係る決済装置100における各構成の少なくとも一部は、ユーザ装置200が備えていてもよい。例えば、決済装置100の表示部122やコード生成部124の機能全てをユーザ装置200のユーザ用決済アプリに備えさせてもよい。
【0158】
[変形例2]
上記実施形態に係る食事データ記憶部、ユーザ記憶部、決済手段記憶部及び支払い方法記憶部は、いずれも決済装置100の記憶部140が備える機能部とする例を説明したが、例えば、ユーザ装置200の記憶部(不図示)が備えてもよい。また、上記実施形態に係る食事データ記憶部、ユーザ記憶部、決済手段記憶部及び支払い方法記憶部は、他の例として、事業者サーバ400の記憶部(不図示)が備えてもよいし、外部システム5の記憶部(不図示)が備えてもよい。
【0159】
[変形例3]
上記実施形態に係る決済装置100がサービス提供装置500に連携する食事データは、メニューごとに1件のレコードとし、メニュー名及びメニュー名に紐づく栄養素の項目を含んでいる例を説明したが、食事データの構成をこれに限る趣旨ではない。なお、本例は、
図15の左半分(食事データ連携方式)に示すように、事業者サーバ400(又は施設端末300)にメニューに関する情報(以下、「メニュー情報」ともいう)としてメニュー別の栄養素の項目が予め登録されて、施設端末300から取得する食事データにもサービス提供装置500に提供する食事データにもこの栄養素の項目も含まれている。
【0160】
上記とは異なる例として、
図15の右半分(メニューID連携方式)に示すように、食事関連サービスのサービス提供装置500にメニュー情報としてメニュー別の栄養素が予め登録されて、登録の際にサービス提供装置500でメニューIDが発行されてもよい。この発行されたメニューIDは、事業者サーバ400(又は施設端末300)に提供された登録されてもよい。この登録されたメニューIDを利用して施設端末300や決済装置100においてメニューを識別し、メニューIDを食事データとしてサービス提供装置500に連携してもよい。すなわち、決済装置100が取得しサービス提供装置500に送信する食事データにはメニューIDが含まれていればよく、メニューに含まれる栄養素の項目は食事データには含まれなくてもよくなる(不要となる)。このような構成によれば、汎用的な食事データ・ハブ機能を実現することができる。
【解決手段】複数の飲食施設とネットワークを介して接続する決済装置100は、食事を記録するサービスをユーザに提供する複数のサービスの中から、記録先条件に基づいて、第1ユーザの食事に関する食事データの記録先である少なくとも1つのサービスを特定する記録先特定部、飲食施設の施設端末から飲食施設での食事に対する代金の第1ユーザによる支払いの際、支払いの決済要求を受け付ける要求受付部、決済要求に基づいて、支払いの決済のための決済処理を行う決済処理部、施設端末から決済処理が行われた場合、飲食施設での食事に関する食事データを取得する食事データ取得部1141及び食事データを特定された少なくとも1つのサービスの、夫々のサービス提供装置に送信する食事データ送信部131を備える。