(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記入力部の選択に応じて活性化された一つの決済カード情報及び一つの会員カード情報のうち少なくとも一つの情報を出力する表示部をさらに含む請求項1に記載のマルチカード。
前記マッチング情報は、利用者端末で駆動するサービスアプリケーションを介して生成され、利用者の設定により、前記少なくとも一つの会員カード情報と前記複数のボタンをそれぞれマッチングさせた情報であることを特徴とする請求項1に記載のマルチカード。
前記セキュアエレメントは、決済端末のコマンドに対する応答として前記一つの取引応答情報を前記決済端末に送信することを特徴とする請求項1に記載のマルチカード。
前記活性化するステップは、前記入力部で生成された選択信号に応じて、前記セキュアエレメントに保存された少なくとも一つの決済カード情報のうちの一つを活性化するステップ;及び
前記制御部に保存された前記少なくとも一つの会員カード情報のうちの一つを選択し、セキュアエレメントに伝達するステップ;
を含む請求項8に記載の決済方法。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本明細書に開示されている本発明概念による実施例に対して特定の構造的又は機能的説明は、単に本発明概念による実施例を説明する目的のために例示されたものであり、本発明概念による実施例は、様々な形態に実施することができ、本明細書に説明された実施例に限定されない。
【0016】
本発明概念による実施例は、多様な変更を加えることができ、様々な形態を有してもよいので、実施例を図に例示して本明細書で詳細に説明する。しかし、これは本発明概念による実施例を特定の開示形態を限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物、又は代替物を含む。
【0017】
用語「第1」又は「第2」等の用語は、多様な構成要素を説明するために使用される。前記構成要素は、前記用語によって限定されてはいけない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに、例えば、本発明概念による権利範囲から逸脱しないまま、第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、同様に第2構成要素は第1構成要素と命名されてもよい。
【0018】
特定の構成要素が他の構成要素に「連結」又は「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか、又は接続されていてもよいが、中間に別の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、特定の構成要素が他の構成要素に「直接連結」又は「直接接続」されていると言及されたときには、中間に別の構成要素が存在しないと理解されるべきである。構成要素間の関係を説明する他の表現、つまり、「〜間に」と「直ぐに〜間に」又は「〜に隣接する」と「〜に直接隣接する」等も同様に解釈すべきである。
【0019】
本明細書で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明らかに越の意味ではない限り、複数の表現を含む。本明細書で、「含む」又は「有する」等の用語は、本明細書に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しない。
【0020】
別の方法で定義されない限り、技術的や科学的な用語を含め、ここで使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般的に理解されるものと同じ意味を示す。一般的に使用される事前に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有するもの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味として解釈されない。
【0021】
なお、多数の図面において、同じ参照番号は同じ構成要素を付する。
なお、「VISA」「MasterCard」「AMEX」「Micro SD」「QRコード」は登録商標である。
【0022】
図1は、本発明の一実施例によるマルチカードを用いた決済システムを示す図である。
図1を参照すれば、本発明の決済システムは、利用者端末110、マルチカード210、決済端末310及びサービスサーバ410を含む。
【0023】
利用者端末110は、利用者が所持するスマートデバイスであり、利用者端末110は、携帯電話、スマートフォン(smart phone)、スマートパッド(smart pad)、ノートブックコンピュータ(notebook computer)、デジタル放送用端末機、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーション、タブレットPC及びスマートウォッチ、スマートバンドのような多様なウェアラブルデバイスなどを含むが、これに限定されな。無線通信が可能な通信機能と、決済サービスを実行できる別途のアプリケーションを備える多様な形態の装置であってもよい。
【0024】
利用者端末110は、サービスサーバ410から提供されるサービスアプリケーションを設置及び駆動することができる。利用者端末110は、アプリケーションマーケット(例えば、アプリストア又はグーグルプレイマーケットなど)でサービスアプリケーションをダウンロードすることができる。一実施例として、決済のためのセキュリティーアプリケーションを共に設置することができる。利用者端末110は、サービスアプリケーションを利用し、マルチカード210と無線接続してもよく、マルチカード210に保存されるカード情報を入力部ボタンとそれぞれマッチングするように設定することができる。
【0025】
マルチカード210は、板状の実カードであり、ICチップを備え、複数の決済手段に対する情報を保存することができる。一実施例として、マルチカード210は、多様なカード会社から発行される決済手段に必要なカード情報及び多様な会員カード情報をICチップに保存することができる。このとき、カード情報はCOS(Card OS)に保存されるか、アプレット(applet)形態に保存され得る。
【0026】
一実施例として、マルチカード210は、発行時、クレジットカード情報に該当する信用アプレットが発行されていてもよく、信用アプレットは、一つ以上保存され得る。例えば、マルチカード210は、VISAカードである場合、VISAカードアプレットのみを含んでいてもよく、VISAの他に、AMEXカードが発行された場合、VISAとAMEXがそれぞれ入力部290のボタンに割り振られて保存され得る。クレジットカード情報は、固定されているか、利用者により変更されるように具現され得る。他の実施例として、マルチカード210は、利用者端末110を介して一つ以上のクレジットカード情報を受信し、入力部290とマッチングして保存することができる。
【0027】
一実施例として、マルチカード210は、利用者端末110を介して会員カード情報を受信し、保存することができる。会員カード情報は、クレジットカード情報及び入力部とマッチングされ保存されてもよく、クレジットカード情報と関係なく個別的に入力部にマッチングされ保存されてもよい。
【0028】
また、マルチカード210は、接触式又は非接触式方式で外部の端末と通信を行うことができる。具体的に、ICチップは、カードリーダーと接触式で通信を行うか、電力を授受することができ、アンテナを介して無線信号を受信し、生成された電源に基づいて非接触式で動作することもできる。本発明の一実施例によるマルチカード210は、セキュアエレメント(Secure Element)のICチップだけでなく、表示部、入力ボタン、MCUなどをさらに含むことができる。マルチカード210の構成及び動作については、
図2を参照して詳細に説明する。
【0029】
決済端末310は、加盟店主が所持した決済端末機であり、マルチカード210を判読可能なICターミナルを含む、POS(Point-of-Sale)システム、CAT(Credit authorization terminal)、NFC(Near Field Communication)端末など多様な形態の決済端末を含む。
【0030】
一実施例として、決済端末310は、別途の端末(例えば、スキャナなど入力装置とディスプレイ装置を備えた電子装置)で具現されるか、商店が保有したPC又は社員のモバイル端末にソフトウェアで具現されるなど多様な形態の電子装置であってよい。決済端末310は、利用者端末と同様に、加盟店主や従業員の携帯電話、スマートフォン(smart phone)、スマートパッド(smart pad)、ノートブックコンピュータ(notebook computer)、デジタル放送用端末機、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、ナビゲーション、タブレットPC及びスマートウォッチ、スマートバンドのような多様なウェアラブルデバイスなどを含むことができる。
【0031】
本発明の一実施例による決済端末310は、クレジットカード取引時、会員カードのように決済可能な決済端末であり、決済時、カード情報とともに会員カード情報を受信し、処理することができる。一実施例として、会員カード情報は、従来のクレジットカードの取引応答情報に含まれ伝達されてもよく、他の実施例として、追加取引応答情報を通じて伝達されてもよい。本発明の決済端末310は、会員カード情報を含む取引応答情報を受信し、処理サーバに送信することができる。
【0032】
サービスサーバ410は、本発明のマルチカード決済システムを支援するためのサービスアプリケーションを提供する。利用者は、利用者端末110にサービスアプリケーションを設置し、無線通信(例えば、NFC、BLE)を介してマルチカード210と利用者端末110とを無線接続することができる。利用者端末110は、サービスアプリケーションを介して、マルチカード210に保存されるカード情報を編集、保存、管理することができる。例えば、利用者は、利用者端末110のサービスアプリケーションを介して接続された利用者カードに対し、複数の入力部ボタンに複数のカード情報をそれぞれ連結するように設定し、設定完了後、設定情報をマルチカード210に伝送することができる。このようなマルチカード設定方法については、
図2〜4を参照して詳細に説明する。
【0033】
本発明によるマルチカード決済システムによれば、従来の決済システムを変更することなく利用者のマルチカードを用いた決済と積算を同時に処理することができるという利点がある。また、本発明のマルチカードは、一つ以上のクレジットカード情報が保存されたマルチカードに、利用者端末を介して会員カード情報を発行することによって、決済と会員サービスを同時に行うことができる。
【0034】
図2は、本発明の一実施例によるマルチカード210の構成要素を示した図である。マルチカード210は、セキュアエレメント230、制御部250、表示部270、入力部290を含み、図示していないが、これに限定されなく、アンテナ、バッテリーなどマルチカードの実現に必要な構成要素をさらに含むことができる。前述したように、マルチカード210は、利用者端末110と有無線通信を介して接続することができ、利用者端末110で駆動するサービスアプリケーションを介してカード情報と入力部のキーボタンをマッチングさせ、設定及び保存することができる。
【0035】
本発明によるセキュアエレメント(Secure Element又はSE)(230)は、UICC(Universal Integrated Circuit Card)、埋め込みSE(eSE)及びmicro SDを含むことができる。セキュアエレメント230は、
図1を参照して説明したICチップの形態で具現され得る。セキュアエレメント230は、自主的な暗号化システムを備えており、マルチカード210の動作を管理する制御部250とも分離され、ハッキングに強く、保安性が高い。セキュアエレメント230には、決済手段に関するカード情報及びこれと連係された複数のアプリケーションプログラムが保存され得る。一実施例として、セキュアエレメント230は、ジャバ基盤のプラットフォームで実行されるアプレット形態でカード情報を保存することができる。
【0036】
例えば、セキュアエレメント230は、ビザ(VISA)、マスターカード(Master card)、アメックス(AMEX)のカード情報(例えば、ブランド名及びカード番号)をカード管理アプレット(Card Manage Applet)に発行し、カード管理アプレットに発行されるカード情報を制御部250に伝達し、入力部290のボタンとマッチングさせることができる。セキュアエレメント230は、カード情報の他にも会員カード(例えば、ポイントカード、割引又は積算カードなど)情報も保存することができる。
【0037】
セキュアエレメント230は、マルチカード210に保存された一つ以上のカード情報のうちの入力部290により活性化された一つのカード情報を利用し、ICカード取引を行うことができる。この時、活性化されたカード情報の外に、他のカード情報は非活性化状態であってもよい。また、本発明によれば、マルチカード210は、ICカード取引時、セキュアエレメント230を介して決済カード情報(例えば、クレジットカード情報)と会員カード情報を共に決済端末に伝送することができる。このようなカード取引については
図4を参照して詳細に説明する。
【0038】
制御部250は、マルチカード210を形成する上部カバーシートと下部カバーシートと間に介在された印刷回路又はチップ形態のMCU(Micro Controller Unit)を含むことができる。制御部250は、保存手段を備え、入力部290とマッピングされた決済手段を管理することができる。一実施例として、利用者は、マルチカード210と利用者端末110とを無線接続し、サービスアプリケーションを介して会員カード情報と入力部290のボタンをマッチングさせることができる。制御部250は、利用者端末110からマッチング情報を受信し、保存することができる。受信された会員情報及びマッチング情報は、制御部250又はセキュアエレメント230に保存され得る。
【0039】
制御部250は、既設定時間の間、入力部290から選択信号の受信を待機することができ、既設定時間の間、入力部290の入力がない場合に、スリープモードに進入することができる。スリープモードに進入することにより、マルチカードの電源が消耗することを防止することができる。
【0040】
入力部290は、利用者からカード又は決済情報の入力を受けるための入力装置であり、ボタン、キーパッド、数字パッド、タッチパッドなど多様な形式の入力装置を含む。一実施例として、保存可能なカード情報に対応される個数のボタンで構成され得る。例えば、マルチカード210は、
図2に示されたように、決済カード情報2つと対応されるボタン2つを備え、会員カード情報2つと対応されるボタン2つを備えるように具現され得る。このとき、利用者は、予めマッチングされたボタン(キーパッド)を押し、所望のカード情報を選択することができる。
【0041】
表示部270は、カード情報又は状態情報を表示するための表示部であり、白黒又はカラーLCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Display)、EPD(Electronic Paper Display)等を含み、視覚的に情報を表示できる構成要素を含む。一実施例として、表示部270は、入力部290を介して選択された決済手段を識別する情報を表示することができる。例えば、利用者は、入力部290を介して選択をした場合に、どの決済手段が選択されたかが分からない。従って、マルチカード210は、利用者に選択をはじめとする動作に対するフィードバックのために表示部270を備え、利用者が選択した決済手段を識別する情報を表示し、利用者の選択結果を確認できるようにする。
【0042】
例えば、表示部270は、利用者が第1決済カードと第1会員カードを選択した場合、該当カード名とカード番号を表示部270に出力することができる。但し、本発明の一実施例によるマルチカード決済システムは、決済時、取引命令を通して決済カード情報と会員カード情報が共に伝送されるように具現されるので、別途に会員カード情報をバーコード又はQRコードのような別途のコードイメージとして出力する必要がない。即ち、会員カード情報は、IC決済時、共に伝送されるので、別途の判読のためにカードに出力される必要がない。例えば、表示部270は、利用者識別のために決済カード名と会員カード名だけが出力されるように実現することができる。このような本発明によれば、一度の決済行為のみで決済と会員サービス(積算又は割引)を同時に行うことができる。
【0043】
また、一実施例として、表示部270は、設定された決済手段がどの決済手段であるかを表示し、マルチカード210の状態情報(設定誤り、スリープ、電源ON/OFF、決済応答)をはじめとして、OTP番号、カード認証情報(有効期間、CVC番号)等を表示するなど多様な情報をさらに表示することができる。
【0044】
このように、本発明のマルチカード210は、一つ以上の決済カード情報及び会員カード情報を保存することができ、それぞれのカード情報を入力部290のキーパッドとマッチングして保存し、一枚のカードで決済と会員サービスを共に処理することができるという利点がある。
【0045】
図3は、本発明の一実施例によるマルチカードの会員カード情報発行方法を説明するためのものである。マルチカード210は、利用者端末110のサービスアプリケーションと連動し、マルチカード210に保存するカード情報を受信ことができる。本実施例では、マルチカード210にクレジットカード情報がカード発行時、予め発行されており、利用者端末110を介して会員カード情報を受信する実施例を中心に説明する。しかし、このような実施例に限定されなく、クレジットカード情報もまた、利用者端末110を介して発行されるように具現され得る。
【0046】
まず、マルチカード210は、近距離無線通信(例えば、NFC、BLEなど)を介して利用者端末110と無線接続することができる(S310)。機器が連結されれば、マルチカード210の制御部250は、利用者端末110で会員カード発行要請信号を送信することができる(S320)。利用者端末は、カード発行要請信号を受信した後、利用者端末110に保存された会員カード情報の発行プロセスを開始することができる。一実施例として、会員カード情報は、予め利用者端末110に保存されているか、又はリアルタイムで入力装置(カメラ、キーパッドなど)を介して入力され得る。また、他の実施例として、利用者端末110がサービスサーバ410を介して、利用者のアカウント情報に基づき、発行可能な会員情報を収集した後、利用者に提示することもできる。
【0047】
利用者は、サービスアプリケーションを介して利用者端末110に保存された会員カード情報とマルチカードの入力部290ボタンをマッチングするように設定することができる(S330)。例えば、会員カード番号1は第1番ボタンに、会員カード番号2は第2番ボタンにマッチングするように設定することができる。利用者は、サービスアプリケーションを介してカード-ボタン間マッチング情報を変更することができる。
【0048】
利用者の発行設定が完了すれば、利用者端末110は、マルチカード210に会員カード情報及びマッチング情報を送信する(S340)。このとき、マルチカード210に伝達されるデータは、会員カードのカード番号、会員優待情報又はマッチング情報を含む。制御部250はカード情報を受信して保存する。他の実施例として、カード情報は制御部250を経て、保安性が高いセキュアエレメント230に保存され得る(S345、S350)。
【0049】
図4は、本発明の一実施例によるマルチカードを用いた決済方法を説明するための図である。利用者は、マルチカード210の入力部290ボタンを利用して決済するカード及び会員カードを選択することができる。本実施例では、クレジットカードを中心に説明するが、これに限定さなく、チェックカード、ギフトカードなど多様な決済カードを利用することができる。
【0050】
利用者は、クレジットカード選択ボタンを押して使用しようとするクレジットカードを選択することができる(S410)。選択行為がない場合、既選択されたクレジットカードで決済が進行され得る。前述したように、クレジットカード情報は、カード発行時、マルチカード210に発行された一つ以上のカード情報を含む。利用者は、会員カード選択ボタンを押して使用しようとする会員カード情報を選択することができる(S420)。会員カード情報は、利用者端末110を介して受信した一つ以上の会員カード情報を指し、利用者端末110を介して入力部290のボタンにそれぞれマッチングされた形態に保存され得る。クレジットカードと同様に、選択行為がない場合、既選択された会員情報で決済を進めることができる。
【0051】
一実施例として、会員カード情報は、セキュアエレメント230に予め保存された値を読み込むときができる。他の例として、会員カード情報は、制御部にセッティングされたカード情報をリアルタイムで持ってくるように具現され得る。
【0052】
利用者が、入力部290を介して決済するクレジットカード及び会員カードを選択すれば、選択された情報をセキュアエレメント230に伝達する(S430)。一実施例として、クレジットカード情報が一つの場合、制御部250は、選択された会員カード情報だけをセキュアエレメント230に伝達する。他の実施例として、クレジットカード情報が複数個のとき、制御部250は選択されたクレジットカード情報及び会員カード情報を共にセキュアエレメント230に伝達することができる。カード情報は、制御部250とセキュアエレメント230と間の相互通信を介して伝達され、例えば、I2C、SPIなどの複数種類の方式を使用することができる。
【0053】
セキュアエレメント230は、制御部250から受信した情報に基づいて、選択されたカード情報のみを活性化する(S440)。例えば、クレジットカードはVISAカード、会員カードは、会員カード番号1が選択された場合、VISAと会員カード番号1だけを活性化し、取引応答情報生成時に、VISAカード番号と会員カード番号1の情報だけを入れることができる。このとき、残りのカード情報は、非活性化状態を維持する。
【0054】
一方、マルチカード210の制御部250は、選択されたカード情報を表示部270に表示する。これは利用者に、自分が選択したカード情報を確認するようにするためのものであり、カードを識別するためのブランド名、ロゴなどで出力することができる。従来の先行技術は、会員カード情報の場合、カード番号、バーコード又はQRコード方式で表示し、決済端末のリーダーを介して認識するように実現した。しかし、本発明の決済システムは、会員カード情報を確認のための目的で表示するのみであるので、カード番号、バーコードを必須的に出力する必要なしに、識別のためのブランド名、ロゴ、ニックネームなど簡単な表示で出力することができる。
【0055】
利用者が、選択されたカード情報を確認後、決済者に提示すれば、決済者は決済端末310を利用して決済を行う。決済端末310は、マルチカード210をICターミナル(スロット)に挿入し、クレジットカード取引を行うことができる(S470、S480)。本発明は、取引応答情報に会員情報を含むことによって、カードをICターミナル又は磁気ストリップに複数回挿入するか、決済する必要を要さず、1回のICターミナル挿入のみで決済と会員サービスを共に処理することができる。
【0056】
一実施例として、セキュアエレメント230は、選択カード情報を利用して取引応答(Response)情報を生成することができる(S450)。例えば、従来クレジットカードの取引応答情報にクレジットカード情報と会員カード情報を共に含んで生成することができる。
【0057】
マルチカード210は、決済端末310との情報送受信を通してカード取引を行うが、決済端末310が送信するコマンドに対する応答として、マルチカード210が取引応答情報を送信する。マルチカード210が応答する情報は、全部TLV(Tag Length Value)形態に保存されるが、このとき、取引応答情報に会員カード情報をTLV形態に追加して決済端末310に伝送することができる。例えば、取引応答情報は、カードの種類及び取引優先順位情報を含む第1取引応答情報(例えば、Select命令に対するFCI応答)、認証に関する第2取引応答情報(例えば、GPO命令に対する認証情報応答)、及びカード番号と有効期間などの情報を含む第3取引応答情報(例えば、Read Record命令に対する応答)、カード検証結果を含む第4取引応答情報(例えば、Generate AC命令(承認要請)に対する応答)を含んでもよく、前記応答情報のいずれか一つに会員カード情報を追加することができる。このような取引応答情報伝送は、取引規格(例えば、EMV)に違背しない形態であるので、従来のシステム変更なしに利用可能となる。
【0058】
一実施例として、会員カード情報は、会員の種類、会員番号を含む。会員カード情報データは、会員の種類(2バイト)、会員番号の長さ(1バイト)及び会員番号を含むTLV形態データで具現され得る。
【0059】
決済端末310は、マルチカード210のセキュアエレメント230から取引応答情報を受信し、取引応答情報に含まれたクレジットカード情報及び会員カード情報を判読することができる。一実施例として、決済端末310は、判読結果によりクレジットカード発行社サーバにクレジットカード取引承認要請を送信し、会員発行社サーバに会員優待サービス承認要請を送信することができる。
【0060】
このように、本発明の決済方法によれば、一つの取引応答情報にクレジットカード情報及び会員カード情報を共に含めて決済端末に伝達することにより、会員サービス処理のための追加行為なしで、1回のICカード判読で決済及び会員サービスを同時に行う効果がある。
【0061】
従来には、決済後、会員サービスを受けるために、別途の会員カードを提示したり、電子カードの場合、バーコード、QRコードなどを出力して提示したりしなければならない煩雑があった。本発明は、このような問題を解決することによって、会員カード情報の出力及び認識ステップを省略することができ、利用者の便宜性を最大化する利点がある。
【0062】
以上では、本発明について図面に示された好ましい実施例を中心にして詳細に調べた。このような実施例は、この発明を限定しようとするものではなく、例示的なものに過ぎず、限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の真の技術的保護範囲は、前述した説明ではなく添付の特許請求範囲の技術的思想によって決まるべきである。本明細書に特定の用語が使用されたが、これは単に本発明の概念を説明するための目的で使用されたものであり、意味限定や特許請求範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。本発明の各ステップは、必ずしも記載された順に従う必要はなく、並列的、選択的又は個別的に実行され得る。本発明が属する技術分野における通常の知識を有した者は、特許請求範囲で請求する本発明の本質的な技術思想から逸脱しない範囲で多様な変形形態及び均等な他の実施例が可能であることを理解するだろう。均等物は、現在の公示された均等物だけでなく将来に開発される均等物、即ち、構造と関係がなく同じ機能を遂行するように発明された全ての構成要素を含むものとして理解しなければならない。