特許第6988041号(P6988041)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6988041
(24)【登録日】2021年12月6日
(45)【発行日】2022年1月5日
(54)【発明の名称】振動吸収体
(51)【国際特許分類】
   F16F 15/02 20060101AFI20211220BHJP
   F16F 15/08 20060101ALI20211220BHJP
【FI】
   F16F15/02 J
   F16F15/08 P
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2020-196568(P2020-196568)
(22)【出願日】2020年11月27日
【審査請求日】2020年12月10日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519197332
【氏名又は名称】デザインパーツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092680
【弁理士】
【氏名又は名称】入江 一郎
(72)【発明者】
【氏名】菅 沼 一 喜
【審査官】 土田 嘉一
(56)【参考文献】
【文献】 実開平06−018984(JP,U)
【文献】 特開2001−241536(JP,A)
【文献】 特開平03−207783(JP,A)
【文献】 実開平03−086757(JP,U)
【文献】 実開昭57−90921(JP,U)
【文献】 実開平04−032343(JP,U)
【文献】 特開2010−090967(JP,A)
【文献】 特表平11−511836(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 15/02
F16F 15/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口部を有した中央部、この中央部を周縁部と接続する複数の接続部、隣接する前記接続部との間に形成された複数の凹所を有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材を有し、
前記複数の凹所のそれぞれは、前記中央部より前記周縁部に近い側にあって、前記周縁部に沿う外側ライン部と、前記周縁部に沿う内側ライン部と、この内側ライン部の一方と前記外側ライン部の一方を接続する第1の接続部と、前記内側ライン部の他方と前記外側ライン部の他方を接続する第2の接続部とを有し、
前記複数の凹所のそれぞれに充填された振動吸収部材とを備え
前記周縁部に歯形を付けていない
ことを特徴とする振動吸収体。
【請求項2】
開口部を有した中央部、この中央部を周縁部と接続する複数の接続部、隣接する前記接続部との間に形成された複数の凹所を有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材を有し、
前記複数の凹所のそれぞれは、前記中央部より前記周縁部に近い側にあって、前記周縁部に沿う外側ライン部と、前記周縁部に沿う内側ライン部と、この内側ライン部の一方と前記外側ライン部の一方を接続する第1の接続部と、前記内側ライン部の他方と前記外側ライン部の他方を接続する第2の接続部とを有し、
前記複数の凹所のそれぞれに充填された振動吸収部材とを備えている
ことを特徴とする振動吸収体。
【請求項3】
平面視、伝搬部材は略四角形状であり、凹所は略L字形状である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の振動吸収体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動吸収体に係り、特に、振動吸収効果を高めることができる振動吸収体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、振動源、例えば、船舶用ホーンの振動を軽減するものとして、船舶用ホーンと載置台との間に振動吸収部材のシートを介在させるものがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記にあっては、船舶用ホーンの重量によって振動吸収部材のシートが変形し、振動吸収効果が十分でないという問題点があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を考慮してなされた振動吸収体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の振動吸収体は、開口部を有した中央部、この中央部を周縁部と接続する複数の接続部、隣接する前記接続部との間に形成された複数の凹所を有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材を有し、前記複数の凹所のそれぞれは、前記中央部より前記周縁部に近い側にあって、前記周縁部に沿う外側ライン部と、前記周縁部に沿う内側ライン部と、この内側ライン部の一方と前記外側ライン部の一方を接続する第1の接続部と、前記内側ライン部の他方と前記外側ライン部の他方を接続する第2の接続部とを有し、前記複数の凹所のそれぞれに充填された振動吸収部材とを備え、前記周縁部に歯形を付けていないものである。
【0007】
また、請求項2記載の振動吸収体は、開口部を有した中央部、この中央部を周縁部と接続する複数の接続部、隣接する前記接続部との間に形成された複数の凹所を有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材を有し、前記複数の凹所のそれぞれは、前記中央部より前記周縁部に近い側にあって、前記周縁部に沿う外側ライン部と、前記周縁部に沿う内側ライン部と、この内側ライン部の一方と前記外側ライン部の一方を接続する第1の接続部と、前記内側ライン部の他方と前記外側ライン部の他方を接続する第2の接続部とを有し、前記複数の凹所のそれぞれに充填された振動吸収部材とを備えているものである。
【0010】
また、請求項3記載の振動吸収体は、請求項1又は請求項2記載の振動吸収体において、平面視、伝搬部材は略四角形状であり、凹所は略L字形状である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の振動吸収体によれば、複数の凹所を有すると共に、振動を伝搬
する伝搬部材と、前記複数の凹所のそれぞれに充填された振動吸収部材とを備えているた
め、伝搬部材(例えば、エンジンカバー等)そのものを利用して伝搬する振動を凹所内の
振動吸収部材により吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1(a)は、本発明の一実施例の振動吸収体の概略的断面図であり、図1(b)は、図1(a)の他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図2図2(a)は、図1(a)の振動吸収体を構成する振動吸収部材を充填する収納部の概略的平面図であり、図2(b)は、図2(a)の概略的正面図である。
図3図3(a)は、図1の振動吸収体を構成する蓋体の概略的平面図であり、図3(b)は、図3(a)の概略的正面図である。
図4図4は、図1乃至図3記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図5図5は、図4の振動吸収部材が充填される前の状態の伝搬部材を3D画像で示したものである。
図6図6は、図4記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図7図7は、図6記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図8図8は、図7の振動吸収体の製造過程の概略的断面図で、振動吸収体の伝搬部材の外形の一部に隙間を有して覆体で伝搬部材を覆う製造過程の概略的断面図である。
図9図9は、図8の伝搬部材の隙間に振動吸収部材を充填された状態の概略的断面図である。
図10図10は、図9の覆体を伝搬部材から離間した状態の概略的断面図である。
図11図11は、図7記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図12図12は、図11の振動吸収体の製造過程の概略的断面図で、振動吸収体の伝搬部材の外形の一部に隙間を有して覆体で伝搬部材を覆う製造過程の概略的断面図である。
図13図13は、図12の隙間に振動吸収部材を充填された状態の概略的断面図である。
図14図14は、図13の覆体を振動吸収体から離間した状態の概略的断面図である。
図15図15は、図14の振動吸収体の振動吸収部材を覆う蓋体を設けた状態の概略的断面図である。
図16図16は、図4記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図17図17は、図16記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図18図18は、図17記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体を撮影した写真である。
図19図19は、図18記載の振動吸収体を分解して示す振動吸収体の概略的断面図で、図19(a)は、容器を構成する充填室、蓋の内の充填室の概略的正面図で、図19(b)は、図19(a)の概略的断面図である。
図20図20は、図18記載の振動吸収体を分解して示す振動吸収体の概略的断面図で、図20(a)は、容器を構成する充填室、蓋の内の蓋の概略的正面図で、図20(b)は、図20(a)の概略的断面図である。
図21図21は、図20記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
図22図22は、図21記載の実施例と異なる他の実施例の振動吸収体の概略的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の一実施例の振動吸収体を図1乃至図22を参照して説明する。
【0021】
図1図3
図1(a)に示すSは振動源(振動源は、例えば、船舶用ホーン、エンジン、発電機、コンプレッサー、エンジンマウント等である。)1によって生じる振動を吸収する振動吸収体で、振動吸収体Sは、振動源1を支持する容器2と、この容器2内に充填された振動吸収部材(振動吸収部材は、例えば、ゲル状のシリコーンであり、より望ましくは、シリコーンゲルであり、JIS K 2220で規定される針入度が40〜90のものが良い。)3とを有し、容器2は、金属(例えば、アルミ)又は硬質のプラスチック(ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ABS、塩化ビニール等の硬質樹脂)等で形成されている。
容器2は、振動吸収部材3が充填させる充填室21と、この充填室21の開口部を覆う蓋22とを有する。
【0022】
この振動吸収体Sによれば、振動吸収体Sは、振動源1を支持する容器2と、この容器2内に充填された振動吸収部材3とを有し、容器2は、金属又は硬質のプラスチックで形成されているため、容器2内の振動吸収部材3は、振動源1の重量に影響を受けず、振動吸収部材3の振動吸収効果を十分発揮して、振動源1によって生じる振動を金属又は硬質のプラスチックで形成された容器2内の振動吸収部材3により吸収することができる。
【0023】
上述した実施例においては、振動源1を容器2に載置したが、本願発明は、これに限らず、図1(b)に示すように、容器2の上に振動源1’を載置しても良いし、また、容器2を振動源1と振動源1’でサンドイッチ状に配置しても良いし、また、振動吸収体Sは、振動を吸収する振動吸収体Sであって、振動吸収体Sは、容器2と、この容器2内に充填された振動吸収部材(例えば、ゲル状のシリコーン)3とを有し、容器2は、金属又は硬質のプラスチックで形成されているものでも良い。
この振動吸収体Sによれば、振動吸収体Sは、容器2と、この容器2内に充填された振動吸収部材3とを有し、容器2は、金属又は硬質のプラスチックで形成されているため、振動吸収体Sの振動対象物[例えば、エンジン等の振動源、振動を伝搬する伝搬部材(例えば、エンジンカバー等)]の接触を振動吸収部材3ではなく、容器2となり、振動対象物の重量の影響を受けず、振動吸収部材3の振動吸収効果を十分発揮して、振動源からの振動又は、振動源から伝搬される振動を金属又は硬質のプラスチックで形成された容器2内の振動吸収部材3により吸収することができる。
【0024】
図4図6
上述した実施例においては、振動吸収体Sの一態様として、容器2の例を示したが、本願発明は、これに限らず、図4図6に示す振動吸収体Sでも良い。
即ち、振動吸収体Sは、複数の凹所4aを有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材(例えば、エンジンカバー等)4と、複数の凹所4aのそれぞれに充填された振動吸収部材(例えば、ゲル状のシリコーン)3とを備えているものである。
この振動吸収体Sによれば、複数の凹所4aを有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材4と、複数の凹所4aのそれぞれに充填された振動吸収部材3とを備えているため、伝搬部材(例えば、エンジンカバー等)4そのものを利用して伝搬する振動を凹所4a内の振動吸収部材3により吸収することができる。
なお、上述した実施例においては、伝搬部材4は、複数の凹所4aを有したが、場合により、凹所4aは、単数でも良い。この場合の振動吸収体Sは、凹所4aを有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材4と、凹所4aに充填された振動吸収部材3とを備えているものである。
この振動吸収体Sによれば、凹所4aを有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材4と、凹所4aに充填された振動吸収部材3とを備えているため、伝搬部材(例えば、エンジンカバー等)4そのものを利用して伝搬する振動を凹所4a内の振動吸収部材3により吸収することができる。
また、図6に示すように、振動吸収部材3を覆う蓋5により、振動吸収部材3を保護して振動吸収部材3の振動吸収効果の低減化を防ぐようにしても良い。
【0025】
図7図10
上述した実施例においては、振動吸収体Sの一態様として、凹所4aを有する伝搬部材4の例を示したが、本願発明は、これに限らず、図7図10に示す振動吸収体Sでも良い。
即ち、振動吸収体Sは、振動を伝搬する伝搬部材4と、この伝搬部材4の外形に沿うように付着させたゲル状の振動吸収部材(例えば、シリコーン)3”とを備えているものである。
この振動吸収装置Sによれば、振動を伝搬する伝搬部材4と、この伝搬部材4の外形に沿うように付着させたゲル状の振動吸収部材3”とを備えているため、伝搬部材(例えば、エンジンカバー等)4そのものを利用して伝搬する振動を伝搬部材4の外形に付着したゲル状の振動吸収部材3”により吸収することができる。
【0026】
図7記載の振動吸収体の形成方法について、図8乃至図10を参照して、説明する。 図8に示すように、振動を伝搬する伝搬部材4の外形の一部に隙間T’を有して伝搬部材4を覆う覆体6とを設け、隙間T’にゾル状または液体状の振動吸収部材3’を流し込み(図9)、ゾル状または液体状の振動吸収部材3’をゲル状化(ゲル化は、例えば、150℃〜250℃の熱を加える。二液混合等)させ、伝搬部材4の外形にゲル状の振動吸収部材3”を付着させ、振動吸収体Sを形成することができる。
この振動吸収体の形成方法によれば、振動を伝搬する伝搬部材4の外形の一部に隙間T’を有して伝搬部材4を覆う覆体6とを設け、隙間T’にゾル状または液体状の振動吸収部材3’を流し込み、ゾル状または液体状の振動吸収部材3’を加熱等によりゲル状化させ、伝搬部材4の外形にゲル状の振動吸収部材3”を付着させるため、伝搬部材4そのものを利用して伝搬部材4からの振動を伝搬部材4の外形に付着したゲル状の振動吸収部材3”により吸収することができる振動吸収体Sを形成することができる。
【0027】
図11図15
図11記載の振動吸収体Sは、蓋5’でゲル化した振動吸収部材3”を覆ったものである。
図11記載の振動吸収体の形成方法について、図12乃至図15を参照して、説明する。
図12に示すように、振動を伝搬する伝搬部材4の外形の一部に隙間T”を有して伝搬部材4を覆う覆体6’とを設け、隙間T”にゾル状または液体状の振動吸収部材3’を流し込み(図13)、ゾル状または液体状の振動吸収部材3’を加熱等によりゲル化さ、その後、振動吸収部材3”に蓋5’を付着させて、振動吸収体Sを形成する。
なお、振動吸収部材3”に蓋5’を付着させる方法としては、例えば、ゲル化した振動吸収部材3”が付着した伝搬部材4の外形の一部に隙間を有して伝搬部材4を覆う覆体6”とを設け(図15)、前記隙間に溶液の蓋5’の材料を流し込み、前記材料を硬化させても良いし、硬化した蓋5’を振動吸収部材3”に付着させるようにしても良い。
この振動吸収体の形成方法によれば、振動を伝搬する伝搬部材4の外形の一部に隙間T”を有して伝搬部材4を覆う覆体6’とを設け、隙間T”にゾル状または液体状の振動吸収部材3’を流し込み、ゾル状または液体状の振動吸収部材3’を加熱等によりゲル化さ、その後、ゲル化した振動吸収部材3”を蓋5’で覆って、振動吸収体Sを形成するため、伝搬部材4そのものを利用して伝搬部材4の外形に付着したゲル状の振動吸収部材3”により吸収することができ、しかも、振動吸収部材3”を覆う蓋5’により、振動吸収部材3”を保護して振動吸収部材3”の振動吸収効果の低減化を防ぐことができる振動吸収体Sを形成することができる。
【0028】
図16図17
また、図16に示す振動吸収体Sは、凹所4aを有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材4と、凹所4aに充填された振動吸収部材3(振動吸収部材3は凹所4aの壁面に付着するシリコーンが好適である。)とを備えている。振動吸収体Sは、振動源1の上に載
置することができる。
また、図17に示す振動吸収体Sは、凹所4aを有すると共に、振動を伝搬する伝搬部材4と、凹所4aに充填された振動吸収部材3(振動吸収部材3は凹所4aの壁面に付着するシリコーンが好適である。)とを備えている。振動吸収体Sは、振動源1の凹所1aに係止して装着することができる。
【0029】
図18図20
また、図18図20に示す振動吸収体Sは、車体にエンジンを固定している部品であるエンジンマウントを振動吸収体Sで形成したもので、振動吸収体Sは、振動源によって生じる振動を吸収する振動吸収体Sであって、振動吸収体Sは、振動源S近傍に配置された容器2と、この容器2内に充填された振動吸収部材3とを有し、容器2は、金属又は硬質のプラスチックで形成され、容器2は、振動吸収部材3が充填させる充填室21と、この充填室21の開口部を覆う蓋22とを有するものである。
【0030】
図21図22
図21は、垂直方向に配置された振動源1に振動吸収体Sを図示しない係止手段で装着した状態を、図22は、垂直方向に配置された振動源1、1に振動吸収体Sを図示しない係止手段で装着した状態を、それぞれ示している。
【符号の説明】
【0031】
S 振動吸収体
1 振動源(例えば、振動源)
2 容器
3 振動吸収部材
【要約】
【課題】
本発明の目的は、振動吸収効果を高めることができる振動吸収体を提供するものである。
【解決手段】
振動吸収体Sは、振動源1によって生じる振動を吸収する振動吸収体Sであって、振動吸収体Sは、振動源1を支持する容器2と、この容器2内に充填された振動吸収部材3とを有し、容器2は、金属又は硬質のプラスチックで形成されているものである。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22