特許第6989307号(P6989307)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6989307セラミックス複合体、並びにこれを含むプロジェクター用蛍光体及び発光デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6989307
(24)【登録日】2021年12月6日
(45)【発行日】2022年1月5日
(54)【発明の名称】セラミックス複合体、並びにこれを含むプロジェクター用蛍光体及び発光デバイス
(51)【国際特許分類】
   G03B 21/14 20060101AFI20211220BHJP
   C09K 11/80 20060101ALI20211220BHJP
   C09K 11/08 20060101ALI20211220BHJP
   C09K 11/00 20060101ALI20211220BHJP
   C04B 35/44 20060101ALI20211220BHJP
   H01L 33/58 20100101ALI20211220BHJP
   H01L 33/50 20100101ALI20211220BHJP
【FI】
   G03B21/14 A
   C09K11/80
   C09K11/08 G
   C09K11/00 A
   C04B35/44
   H01L33/58
   H01L33/50
【請求項の数】2
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2017-131614(P2017-131614)
(22)【出願日】2017年7月5日
(65)【公開番号】特開2019-6967(P2019-6967A)
(43)【公開日】2019年1月17日
【審査請求日】2019年12月26日
(31)【優先権主張番号】特願2016-136071(P2016-136071)
(32)【優先日】2016年7月8日
(33)【優先権主張国】JP
(31)【優先権主張番号】特願2017-129496(P2017-129496)
(32)【優先日】2017年6月30日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】507182807
【氏名又は名称】クアーズテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101878
【弁理士】
【氏名又は名称】木下 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100187506
【弁理士】
【氏名又は名称】澤田 優子
(72)【発明者】
【氏名】入江 正樹
【審査官】 林 建二
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−211229(JP,A)
【文献】 特開2014−065800(JP,A)
【文献】 特開2012−062444(JP,A)
【文献】 特表2013−518797(JP,A)
【文献】 特開2012−062459(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/067822(WO,A1)
【文献】 特開2011−012215(JP,A)
【文献】 特開2005−264062(JP,A)
【文献】 特表2013−526007(JP,A)
【文献】 特開2016−204563(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/199406(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 21/14
C09K 11/00−11/89
H01L 33/00
H01L 33/48−33/64
C04B 35/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Ceを含有するYAGからなる蛍光体相と、Alからなる散乱体相とを有する無機材料で構成され、シートから打ち抜きし焼結後の厚みが0.1〜0.5mmのプロジェクター用蛍光体として用いられるセラミックス複合体であって、
前記蛍光体相の含有量は90vol%以上99vol%以下であり、
前記散乱体相の含有量は1vol%以上10vol%以下であり、
この表面、裏面及び側面がいずれも非加工面であり、前記蛍光体相の平均結晶粒径が1μm以上15μm以下であり、前記散乱体相の平均結晶粒径が0.5μm以上2μm以下であり、
かつ、前記散乱体相よりも前記蛍光体相の粒径が大きい
ことを特徴とするセラミックス複合体。
【請求項2】
Ceを含有するYAGからなる蛍光体相と、Alからなる散乱体相とを有する無機材料で構成され、シートから打ち抜きし焼結後の厚みが0.05〜0.3mmのプロジェクター用蛍光体として用いられるセラミックス複合体であって、
前記蛍光体相の含有量は90vol%以上99vol%以下であり、
前記散乱体相の含有量は1vol%以上10vol%以下であり、
この表面、裏面及び側面がいずれも非加工面であり、前記蛍光体相の平均結晶粒径が2.4μm以上15μm以下であり、
前記散乱体相の平均結晶粒径が1.2μm以上2.0μm以下であり、
かつ、前記散乱体相よりも前記蛍光体相の粒径が大きい
ことを特徴とするセラミックス複合体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロジェクター用光源に好適なセラミックス複合体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プロジェクターを小型化するため、発光ダイオード(LED)と蛍光体とを用いた発光デバイスが提案されている。
【0003】
特許文献1には、リング状の回転可能な透明基板の上に、リング状の蛍光体層と透明材料層を設けることにより作製されるプロジェクター用蛍光体ホイール及び発光デバイスが記載されている。さらに特許文献1には、前記蛍光体層として、酸化物蛍光体、窒化物蛍光体、酸窒化物蛍光体、塩化物蛍光体、酸塩化物蛍光体、硫化物蛍光体、酸硫化物蛍光体、ハロゲン化物蛍光体、カルコゲン化物蛍光体、アルミン酸塩蛍光体、ハロリン酸塩化物蛍光体、ガーネット系化合物蛍光体から選ばれた1種以上の蛍光体及び透明材料層として、ホウ珪酸塩系ガラス、リン酸塩系ガラスなどのガラスマトリクスが記載され、蛍光体の含有量が5〜80体積%であることが記載されている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された蛍光体層及び透明材料層では、熱伝導率の高い透明基板を用いることにより、蛍光体からの放熱を図っているが、蛍光体層に熱伝導率の低いガラスを使用しているため、放熱効果が不十分であり、蛍光体の発熱により、発光効率が低下する問題があった。
また、蛍光体の含有量が最大でも80%と低いため、励起光を十分に吸収できず、変換効率にも課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015−138136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、プロジェクター用光源に好適なセラミックス複合体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のセラミックス複合体は、Ceを含有するYAGからなる蛍光体相と、透光性セラミックスからなる散乱体相とを有する無機材料で構成された他の部材と接着されプロジェクター用蛍光体として用いられるセラミックス複合体であって、前記蛍光体相の含有量は90vol%以上99vol%以下であり、前記散乱体相の含有量は1vol%以上10vol%以下であり、この表面、裏面及び側面がいずれも、表面粗さ(Ra)が0.01μm以上0.3μm以下の非加工の焼成面であることを特徴とする。
本発明のセラミックス複合体は、Ceを含有させたBAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)からなる蛍光体相と、透光性セラミックスからなる散乱体相とを有する、無機材料で構成された他の部材と接着されプロジェクター用蛍光体として用いられるセラミックス複合体であって、前記蛍光体相の含有量は90vol%以上99vol%以下であり、前記散乱体相の含有量は1vol%以上10vol%以下であり、この表面、裏面及び側面がいずれも、表面粗さ(Ra)が0.01μm以上0.3μm以下の非加工の焼成面であることを特徴とする。
【0008】
前記セラミックス複合体は、前記蛍光体相の平均結晶粒径が1μm以上15μm以下であり、前記散乱体相の平均結晶粒径が0.5μm以上2μm以下であり、かつ、前記散乱体相よりも前記蛍光体相の粒径が大きいことが好ましい。
本発明は、上記の構成を有することにより、発光効率の優れたセラミックス複合体を得ることができる。
【0009】
前記セラミックス複合体の厚みは0.05〜1mmであることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るセラミックス複合体は、青色光が照射された際、効率よく波長を変換でき、発光強度の損失を抑制することができる。よって、本発明のセラミックス複合体は、プロジェクター用蛍光体及び発光デバイスに好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明のセラミックス複合体について詳細に説明する。
本発明のセラミックス複合体は、Ceを含有するYAG(以下「YAG:Ce」という。)、または、Ceを含有させたBAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)からなる蛍光体相と、透光性セラミックスからなる散乱体相とを有し、無機材料で構成されている。
【0012】
前記セラミックス複合体において、散乱体相と蛍光体相との合計100vol%中、蛍光体相の含有量は90vol%以上99vol%以下であり、好ましくは95vol%以上99vol%以下である。また、散乱体相と蛍光体相との合計100vol%中、散乱体相の含有量は1vol%以上10vol%以下であり、好ましくは1vol%以上5vol%以下である。ただし、不可避不純物は、最大300ppmまでは許容される。
【0013】
散乱体相の含有量が10vol%超である場合、蛍光体相の含有量が90vol%未満と、相対的に少なくなるため、十分な発光効率が得られないことがある。一方、散乱体相の含有量が1vol%未満である場合、蛍光体相の含有量が99vol%を超え、相当に多くなるため、蛍光体相内で励起光が伝搬しやすくなり、発光スポットサイズが大きくなり、集光可能な光量が低下する。
【0014】
蛍光体相は、YAG:CeまたはCeを含有させたBAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)からなる。前記BAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)の希土類元素は、特に限定されるものではないが、Y、Lu、Gdから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。具体的には、Y3Al512:Ce、Y2.90.1Al512:Ce、Lu3Al512:Ce、およびLu12Al512:Ceであることがさらに好ましい。YAG:CeまたはCeを含有させたBAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)におけるCe含有量は、0.1mol%以上1mol%以下が好ましく、0.2mol%以上0.5mol%以下がより好ましい。YAG:CeまたはCeを含有させたBAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)中のCeの含有量が、上記範囲であることにより、効率よく波長を変換でき、発光強度の損失を抑制することができる。
【0015】
前記蛍光体相の平均結晶粒径は、1μm以上15μm以下が好ましい。さらに前記蛍光体相の平均結晶粒径は、2μm以上5μm以下であることがより好ましい。この範囲にすることにより、十分な発光効率を有すると共に発光ムラがなく、機械的強度により優れた効果が得られる。
【0016】
一方、前記散乱体相を構成する透光性セラミックスとは、蛍光体相が発する蛍光を透過させることができるセラミックスをいう。前記散乱体相の平均結晶粒径は、0.5μm以上2μm以下が好ましい。さらに前記散乱体相の平均結晶粒径は1μm以上1.5μm以下であることがより好ましい。
【0017】
本発明のセラミックス複合体では、散乱体相よりも蛍光体相の方が、その粒径が大きいことが好ましい。散乱体相よりも蛍光体相の方が、粒径が大きい場合、励起光の散乱を大きくすることができる。
また、蛍光体相の結晶粒径、及び散乱体相の結晶粒径は、光散乱損失を防止する点で、それぞれ均一であることが好ましい。
また、散乱体相の結晶粒子同士は互いに隣接しておらず、セラミックス複合体中に点在していることが好ましい。
【0018】
このような散乱体相には、例えば、Al23、MgAl、TiO、Y23等が用いられる。これらのうち、熱伝導率、透明性、散乱性の面からAl23が好ましい。また、散乱体相として、前記材料を用いることで、前記セラミックス複合体が、無機材料で構成されることとなり、長寿命化し、また、耐熱性、耐水性、及び成形性等に優れる。
【0019】
このようなセラミックス複合体は、公知の方法により、製造することができる。例えば、スプレー造粒法により、製造することができる。焼成温度は、1500〜1800℃であり、焼成時間は、30〜180分である。
【0020】
得られるセラミックス複合体は、その厚みが0.05〜1mmが好ましい。セラミックス複合体の厚みが0.05mm未満であると、YAG:CeまたはCeを含有させたBAl512(BはCeを除く希土類元素から選ばれる少なくとも1種)による青色光の波長変換が不十分となり、黄色光が得られ難くなる恐れがあり、一方、厚みが1mmを超えると蛍光体内部での発光を取り出しにくく、発光効率が低下する恐れがある。さらにセラミックス複合体の厚みが0.1〜0.5mmであることがより好ましい。この範囲であることより、発光効率がさらに優れる。
【0021】
前記セラミックス複合体は、その表面、裏面及び側面がいずれも、非加工面であることが好ましい。つまり、前記セラミックス複合体では、その表面、裏面及び側面のいずれも、研磨等の加工が施されず、焼成面のままであることが好ましい。具体的には、前記セラミックス複合体の表面、裏面及び側面の表面粗さ(Ra)は、0.01μm以上0.3μm以下が好ましい。さらに前記セラミックス複合体の表面、裏面及び側面の表面粗さ(Ra)が0.1μm以上0.2μm以下であることがより好ましい。この範囲であることにより、光の透過率を低下させることなくより発光強度が優れる。
【0022】
また、前記セラミックス複合体の表面、裏面及び側面が非加工面であることにより、該セラミックス複合体を用いて蛍光体又はプロジェクターを作製するに際して、セラミックス複合体表面の微細な凹凸に接着剤等が入り込むために、アンカー効果により、他の部材と機械的に強く結合することができる。
【0023】
本発明のプロジェクター用蛍光体は、セラミックス複合体からなる蛍光体層を有する。具体的には、前記プロジェクター用蛍光体は、サファイア等の透明基板と、前記セラミック複合体からなる蛍光体層と、反射膜とをこの順に備える構造を有することが好ましい。前記透明基板は、通常リング形状を有しており、光源から照射される励起光を透過させるものであれば制限なく、種々の材料が用いられる。前記セラミック複合体からなる蛍光体層も、前記透明基板の形状に合わせるため、リング形状となる。前記反射膜には、例えば、銀、アルミニウム、及び白金等の金属反射膜、又は誘電体多孔膜が用いられる。
【0024】
本発明のプロジェクター用発光デバイスは前記プロジェクター用蛍光体と、該蛍光体の蛍光体層に励起光を照射する光源とを備える。前記光源には、例えば、LED光源が挙げられる。
【0025】
以上のとおり、本発明のセラミックス複合体は、黄色光(発光ピーク波長530nm以上570nm以下)を生成するため、前記したプロジェクター用蛍蛍光体又は発光デバイスに好適に用いられる。
【実施例】
【0026】
以下、本発明を実施例に基づき、さらに具体的に説明するが、本発明は下記の実施例により制限されるものではない。
【0027】
[実施例1〜3、5および6、参考例1、比較例2]
平均粒径0.5μmで純度99.9%の酸化セリウム粉末、純度99.9%、所定粒子径の酸化イットリウム粉末、純度99.9%、所定粒子径の酸化アルミニウム粉末を表1に示す所定量で配合し、原料粉末を得た。
前記原料粉末に対してエタノール、PVB系バインダー、およびグリセリン系可塑剤を添加し、酸化アルミニウムボールを用いたボールミルによって10時間粉砕混合を行い、スラリーを作製した。
そして、得られたスラリーから、ドクターブレード法により、焼結後に表1に示す所定厚みとなるようにグリーンシートを作製した。次に、作製したグリーンシートを口100mmに打ち抜き加工した後、大気中で脱脂仮焼、真空雰囲気下で焼結し、多結晶セラミックス複合体の焼結体を得た。
【0028】
得られた焼結体に対して、アルキメデス法により嵩密度(JIS C 2141:1992)を測定後、その一部を粉砕し、乾式自動密度計(島津製作所製アキュピク1330)にて、真密度を測定した。また、一部を洗浄後、Y、Al、Ce濃度をICP発光分光分析法にて測定した。また、一部を粉末X線回析により、結晶相を調査した。焼結体の密度、Y濃度、Al濃度、Ce濃度、結晶相の測定結果をもとに複合体中のYAG:Ce含有量および散乱体相のAl23を計算した。このときYAG:Ce、Al23の密度はそれぞれ4.55g/cm3、3.99g/cm3として計算に使用した。また、得られた焼結体の表面をインターセプト法により、蛍光体相および散乱体相の平均結晶粒径を測定した。
【0029】
また、得られた焼結体の背面にAl反射膜を蒸着した後、正面側から1Wの450nmの青色LD光を照射した。このとき、正面側に変換された蛍光の発光スペクトルを積分球にて集光後、分光器(オーシャンオプティクス社製「USB4000 ファイバマルチチャンネル分光器」)にて測定した。
得られたスペクトルから480nm〜800nmの発光強度を算出した。発光強度は市販ホウ珪酸ガラス中にYAG:Ce蛍光体(三菱化学社製「P46−Y3」)を封止したものの測定結果を100とした。
結果を表1に示す。
【0030】
[比較例1]
実施例1において、酸化アルミニウム粉末を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にして、多結晶セラミックス複合体の焼結体を得た。実施例1と同様にして、蛍光体相および散乱体相の平均結晶粒径を測定し、発光強度を算出した。
【0031】
参考例2
実施例1において、酸化セリウム粉末、酸化イットリウム粉末および酸化アルミニウム粉末に加えて、純度99.9%の酸化ガドリニウムを所定量で配合したこと以外は、実施例1と同様にして、多結晶セラミックス複合体の焼結体を得た。実施例1と同様にして、蛍光体相および散乱体相の平均結晶粒径を測定し、発光強度を算出した。このときY2.9Gd0.1Al512:Ceの密度は、4.61g/cm3として計算に使用した。
【0032】
参考例3
実施例1において、酸化イットリウム粉末に代えて、純度99.9%の酸化ルテチウムを所定量で配合したこと以外は、実施例1と同様にして、多結晶セラミックス複合体の焼結体を得た。実施例1と同様にして、蛍光体相および散乱体相の平均結晶粒径を測定し、発光強度を算出した。このときLu3Al512:Ceの密度は、6.70g/cm3として計算に使用した。
【0033】
参考例4
実施例1において、酸化セリウム粉末、酸化イットリウム粉末および酸化アルミニウム粉末に加えて、純度99.9%の酸化ルテチウムを所定量で配合したこと以外は、実施例1と同様にして、多結晶セラミックス複合体の焼結体を得た。実施例1と同様にして、蛍光体相および散乱体相の平均結晶粒径を測定し、発光強度を算出した。このときLu12Al512:Ceの密度は、5.27g/cm3として計算に使用した。
【0034】
実施例1〜3、5、6および10〜12、参考例1〜4ならびに比較例1、2の結果を表1に示す。
【表1】