(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6989382
(24)【登録日】2021年12月6日
(45)【発行日】2022年1月5日
(54)【発明の名称】微細加工構造のための選択的なステップカバレッジ
(51)【国際特許分類】
B81C 1/00 20060101AFI20211220BHJP
C23C 14/04 20060101ALI20211220BHJP
G02B 26/00 20060101ALI20211220BHJP
【FI】
B81C1/00
C23C14/04 A
G02B26/00
【請求項の数】28
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-542406(P2017-542406)
(86)(22)【出願日】2016年2月19日
(65)【公表番号】特表2018-508375(P2018-508375A)
(43)【公表日】2018年3月29日
(86)【国際出願番号】US2016018802
(87)【国際公開番号】WO2016134329
(87)【国際公開日】20160825
【審査請求日】2019年1月30日
【審判番号】不服2020-15136(P2020-15136/J1)
【審判請求日】2020年10月30日
(31)【優先権主張番号】15/047,032
(32)【優先日】2016年2月18日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/119,065
(32)【優先日】2015年2月20日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】511248294
【氏名又は名称】シーウェア システムズ
【氏名又は名称原語表記】SI−WARE SYSTEMS
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】特許業務法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】メダット,モスタファ
(72)【発明者】
【氏名】モルタダ,バセム
(72)【発明者】
【氏名】サブリィ,ヤセル
(72)【発明者】
【氏名】ナジール,セバスチャン
(72)【発明者】
【氏名】ナダ,ヤシーン
(72)【発明者】
【氏名】サディク,モハメッド
(72)【発明者】
【氏名】サダニイ,バサム,エイ
【合議体】
【審判長】
河端 賢
【審判官】
貞光 大樹
【審判官】
大山 健
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2013/0100424(US,A1)
【文献】
特開2013−253316(JP,A)
【文献】
特開2006−199998(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0020628(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2006/0021869(US,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0220715(US,A1)
【文献】
特開昭57−76842(JP,A)
【文献】
特開2011−74404(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B81C 1/00-99/00
B81B 1/00- 7/04
G02B 6/35
G02B26/00-26/08
C23C14/00-14/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デバイス内の微細加工構造の選択的なコーティングの方法において、
微細加工構造を具える基板を提供するステップと;
頂面内に第1開口部と、底面内に第2開口部とを具えるシャドーマスクを提供するステップであって、前記第2開口部が、前記第1開口部と整列し、前記第1開口部の第1の幅よりも小さい第2の幅を有し、前記第1開口部と前記第2開口部との間の第1の重複部が、前記シャドーマスク内に第1の孔を形成するステップと;
前記シャドーマスクの底面が、前記基板に面するように、前記基板上に前記シャドーマスクを配置するステップと、
前記第1の孔を通して第1の微細加工構造の第1面上にコーティング材料を堆積するステップであって、前記第1面が、前記基板に対して平面外にあるステップと;
を具え、
前記シャドーマスクが、前記第1の孔の第1の深さに対応する第1の厚さと、前記第1の厚さよりも大きく、前記シャドーマスクの全厚に対応する第2の厚さと、前記第1の厚さよりも小さく、前記第2開口部の第2の深さに対応する第3の厚さと、を具えるマルチレベルシャドーマスクであり;
前記第3の厚さが、前記シャドーマスクの底面から延在し;
前記第1開口部が、前記頂面から、前記第1の厚さと前記第3の厚さとの差に対応する第4の厚さを通って延在し;
前記第2開口部が、前記底面内の窪み部に形成され;
前記シャドーマスクが、前記底面に沿ったプロテクションリップを具え、前記プロテクションリップが、前記第1開口部の第1の幅と、前記第2開口部の第2の幅との差に対応する第3の幅を有する;
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記シャドーマスクを提供するステップが更に、
前記シャドーマスクの底面上に少なくとも1つのスペーサを提供するステップを具え、前記少なくとも1つのスペーサが、前記第1の厚さと前記第2の厚さとの差に対応する第5の厚さを有する、
ことを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法が更に、
前記プロテクションリップを用いて前記コーティング材料を堆積する間に、第2の微細加工構造の第2面を保護するステップを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、前記基板を提供するステップが更に、
前記第1の微細加工構造の第1面と、前記第2の微細加工構造の第2面との間の距離を、前記第1開口部の第1の幅と、前記シャドーマスクの第1の厚さと、前記シャドーマスクの第3の厚さに基づいて、最小にするステップを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項3に記載の方法において、
前記デバイスが干渉計を具え、前記第1の微細加工構造がマイクロミラーを具え、前記第2の微細加工構造がビームスプリッタを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法において、
前記コーティング材料が金属層を具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法において、前記コーティング材料を堆積するステップが更に、
前記マイクロミラーの高さに沿って、前記金属層のステップカバレッジの均一性を最適化することにより、前記干渉計の結合効率を最大化するステップを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項5に記載の方法において、
前記マイクロミラーが移動可能である、
ことを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法において、前記コーティング材料を堆積するステップが更に、
前記シャドーマスクの前記第1開口部を用いて、前記第1の微細化構造の第1面に堆積された前記コーティング材料の輪郭および厚さを制御するステップと;
前記シャドーマスクの前記第2開口部を用いて、前記基板の前記コーティング材料の広がりを制御するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法において、前記第1開口部が、第1の頂面レベルの開口部であり、前記第2開口部が、第1の底面レベルの開口部であって、前記シャドーマスクを提供するステップが更に、
前記シャドーマスクの頂面内における前記第1の頂面レベルの開口部から離れた第2の頂面レベルの開口部を提供するステップと;
前記シャドーマスクの底面内における前記第1の底面レベルの開口部から離れた第2の底面レベルの開口部を提供するステップと;
を具え、
前記第2の底面レベルの開口部が、前記第2の頂面レベルの開口部と整列し、前記第2の頂面レベルの開口部の第3の幅よりも小さい第4の幅を有し、前記第2の頂面レベルの開口部と、前記第2の底面レベルの開口部との間の第2の重複部が、前記シャドーマスク内に第2の孔を形成する、
ことを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法が更に、
前記第2の孔を通って第3の微細加工構造の光学面上に前記コーティング材料を堆積するステップを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法において、
前記第2の頂面レベルの開口部の第3の幅が、前記第1の頂面レベルの開口部の第1の幅と異なる、
ことを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項11に記載の方法において、前記コーティング材料を堆積するステップが更に、
前記第1の頂面レベルの開口部の第1の幅と、前記第2の頂面レベルの開口部の第3の幅との差に基づき、前記第1の微細加工構造の第1面と、前記第3の微細加工構造の光学面上に堆積される前記コーティング材料のそれぞれの厚さを制御するステップを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項10に記載の方法において、
前記第2の底面レベルの開口部の第4の幅が、前記第1の底面レベルの開口部の第2の幅と異なる、
ことを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項10に記載の方法において、前記シャドーマスクを提供するステップが更に、
前記シャドーマスクの頂面に、第3の頂面レベルの開口部を提供するステップを具え、
前記第3の頂面レベルの開口部が、前記第1の頂面レベルの開口部および前記第2の頂面レベルの開口部を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項16】
請求項1に記載の方法において、前記コーティング材料を堆積するステップが更に、
前記第1の孔を通して前記第1の微細加工構造の第1面上に前記コーティング材料を堆積して、前記第1面の高さにわたる前記コーティング材料の均一でないステップカバレッジを生じさせるステップを具える、
ことを特徴とする方法。
【請求項17】
請求項1に記載の方法において、前記シャドーマスクを提供するステップが更に、
前記シャドーマスクの底面内の前記第2開口部に、第1の開口部サイズを有する第1サブ開口部と、前記第1の開口部サイズよりも大きい第2の開口部サイズを有する第2サブ開口部とを提供するステップ、
を具えることを特徴とする方法。
【請求項18】
請求項17に記載の方法において、
前記第2サブ開口部が、前記第1サブ開口部と同一平面上にあり、前記第1サブ開口部に対して傾けられている、
ことを特徴とする方法。
【請求項19】
請求項1に記載の方法において、前記シャドーマスクを提供するステップが更に、
前記シャドーマスクの底面上に、第1のパターン化されたマスクを提供するステップであって、前記第1のパターン化されたマスクは、その中に第1のマスク開口部を有するステップと;
前記第1のマスク開口部を通して前記シャドーマスクの底面をエッチングして、前記シャドーマスクの底面上に前記第2開口部を形成するステップと;
前記シャドーマスクの頂面の第2のパターン化されたマスクを提供するステップであって、前記第2のパターン化されたマスクは、その中に第2のマスク開口部を有するステップと;
前記第2のマスク開口部を通して前記シャドーマスクの頂面をエッチングして、前記シャドーマスクの頂面に前記第1開口部を形成するステップと;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法において、前記頂面をエッチングすることにより、前記第1開口部を形成するステップと、前記底面をエッチングすることにより、前記第2開口部を形成するステップはともに、深堀反応性イオンエッチング(DRIE)を利用する、
ことを特徴とする方法。
【請求項21】
デバイス内の微小加工構造を選択的にコーティングするのに使用するシャドーマスクにおいて、
前記シャドーマスクが、
頂面および底面を有する基板と;
前記基板の頂面内の第1開口部と;
前記基板の底面内の第2開口部と;
を具え、
前記第2開口部が、前記第1開口部の第1の幅よりも小さい第2の幅を有し、
前記第1開口部と前記第2開口部との間の第1の重複部が、前記シャドーマスク内に第1の孔を形成し、
前記シャドーマスクが、前記第1の孔の第1の深さに対応する第1の厚さと、前記第1の厚さよりも大きく、前記基板の全厚に対応する第2の厚さと、前記第1の厚さよりも小さく、前記第2開口部の第2の深さに対応する第3の厚さと、を具えるマルチレベルシャドーマスクであり;
前記第3の厚さが、前記基板の底面から延在し;
前記第1開口部が、前記頂面から、前記第1の厚さと前記第3の厚さとの差に対応する第4の厚さを通って延在し;
前記第2開口部が、前記底面内の窪み部に形成され;
前記第1の孔の側壁が、前記第1の孔の一方の側における、前記第1開口部と前記第2開口部の整列により、前記第1の厚さを通って延在し;
前記第3の厚さが、前記第1の孔の前記側壁とは反対側のみにプロテクションリップを形成する;
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項22】
請求項21に記載のシャドーマスクが更に、
前記基板の底面上に少なくとも1つのスペーサを具え、前記少なくとも1つのスペーサが、前記第1の厚さと前記第2の厚さとの差に対応する第5の厚さを有する、
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項23】
請求項21に記載のシャドーマスクにおいて、前記第1開口部が、第1の頂面レベルの開口部であり、前記第2開口部が、第1の底面レベルの開口部であり、更に、
前記基板の頂面内の前記第1の頂面レベルの開口部から離れた第2の頂面レベルの開口部と;
前記基板の底面内の前記第1の底面レベルの開口部から離れた第2の底面レベルの開口部と;
を具え、
前記第2の底面レベルの開口部が、前記第2の頂面レベルの開口部と整列し、前記第2の頂面レベルの開口部の第3の幅よりも小さい第4の幅を有し、前記第2の頂面レベルの開口部と、前記第2の底面レベルの開口部との間の第2の重複部が、前記基板内に第2の孔を形成する、
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項24】
請求項23に記載のシャドーマスクにおいて、前記第2の頂面レベルの開口部の前記第3の幅が、前記第1の頂面レベルの開口部の前記第1の幅と異なる、
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項25】
請求項23に記載のシャドーマスクにおいて、前記第2の底面レベルの開口部の前記第4の幅が、前記第1の底面レベルの開口部の前記第2の幅と異なる、
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項26】
請求項23に記載のシャドーマスクが更に、
前記基板の頂面における第3の頂面レベルの開口部を具え、
前記第3の頂面レベルの開口部は、前記第1の頂面レベルの開口部と前記第2の頂面レベルの開口部を含む、
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項27】
請求項21に記載のシャドーマスクが更に、
前記基板の第2開口部内に第1サブ開口部を具え、前記第1サブ開口部は、第1の開口部サイズを有し;
前記基板の第2開口部に第2サブ開口部を具え、前記第2サブ開口部は、前記第1の開口部サイズよりも大きい第2の開口部サイズを有する;
ことを特徴とするシャドーマスク。
【請求項28】
請求項27に記載のシャドーマスクにおいて、
前記第2サブ開口部が、前記第1サブ開口部と同一平面内にあり、前記第1サブ開口部に対して傾けられている、
ことを特徴とするシャドーマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連特許への相互参照〕
本米国実用新案登録出願は、全体が参照によって組み込まれ、すべての目的において本米国実用新案登録出願の一部となる、以下の米国仮特許出願について35U.S.C.第119(e)条に準ずる優先権を主張する。
1.2015年2月20日に出願された、「微細化構造のための選択的なステップカバレッジ」と題する米国仮出願第62/119,065号(代理人整理番号SIWA−1020PROV)
2.2016年2月18日に出願された、「微細化構造のための選択的なステップカバレッジ」と題する米国特許出願第15/047,032号
【0002】
本発明は、一般的に、微小光学ベンチデバイス内の光学面のメタライゼーションまたは薄膜コーティングに関し、特に、微小光学ベンチデバイス内の微細加工構造における光学面の選択的なステップカバレッジを提供するシャドーマスクの製造に関する。
【背景技術】
【0003】
〔関連技術の説明〕
一般的に、シリコン・オン・インシュレーター(SOI)基板と平行に伝搬する自由空間光ビームをプロセス処理できる微小光学部品およびMEMS部品を生産するためには、シリコン・オン・インシュレーター(SOI)ウェーハ上への深堀反応性イオンエッチング(DRIE)プロセスを用いて、深くエッチングされた微小光学ベンチを形成する。従来、深くエッチングされた微小光学ベンチ内の光学面のステップカバレッジと、選択的なメタライゼーションまたは薄膜コーティングと、を提供するには、1レベルのシャドーマスクが用いられていた。
【0004】
しかし、薄膜コーティング近くの光学面を保護するには、コーティング面とノンコーティング面とを十分な距離をとって分離して、ノンコーティング面の意図しないコーティングを避ける必要があった。したがって、微小光学ベンチデバイス内の光伝搬距離は、シャドーマスクの設計ルールに制限されていた。
【0005】
図1に、シリコン・オン・インシュレーター(SOI)ウェーハ/基板のような、基板110のエッチングされた面を金属被覆するための、従来技術における例示的な1レベルのシャドーマスク100を示す。基板110が、デバイス層120と、エッチング停止または犠牲(例えば、埋め込み酸化(BOX))層130と、ハンドル層140と、を具える。例えば、DRIEボッシュプロセスを用いることで、微小光学ベンチデバイス170の様々な微細加工構造(例えば、構造152および162)が、デバイス層120へとエッチングされ、微小光学面150および160を曝露する。面のうちの1つ(例えば、面150)にコーティング材料155(例えば、金属層)をスパッタするためには、シャドーマスクにメタライゼーションアングルθ
mを想定した幅L
mの開口部が必要である。ジオメトリから、メタライゼーションをするための開口幅は、
で与えられる。M、h、およびD
2は、それぞれ、ミスアラインメントマージン、SOIデバイス層の高さ、およびシャドーマスクの厚さである。
【0006】
対向する微小光学面(例えば、面160)を保護し、それが金属化されないようにするには、メタライゼーションをする開口部からL
Pのプロテクションディスタンスが必要である。プロテクションディスタンスは、メタライゼーションをする開口部の幅と、デバイス層の高さと正比例であり、
で与えられる。D
1は、SOIウェーハ上の窪み部を除いたシャドーマスクの厚さである。したがって、金属被覆面150と保護面160との間の全体の距離は、
で与えられる。
【0007】
上記式より、デバイス層を高くすることが、より良い光結合効率のためには必要であり、その高さの増加は、メタライゼーションのための1レベルのシャドーマスクや、垂直微小光学面の薄膜コーティングを使用することで達成可能な、最小光学伝搬距離に直接影響する。一方で、1レベルのシャドーマスクの厚みを増すことは、必要なメタライゼーションの開口部を大きくするのと同時に、プロテクションディスタンスを減少する。
【0008】
したがって、光学面間で最小のプロテクションディスタンスを有する微小光学ベンチデバイス内においての、微細加工構造の選択的なステップカバレッジを実現するよう設計されたシャドーマスクが必要である。
【発明の概要】
【0009】
本開示の様々な態様においては、微小光学ベンチデバイス内における、選択コーティング微細加工構造にて使用するシャドーマスクを提供する。このシャドーマスクは、シャドーマスクの頂面の第1開口部と、シャドーマスクの底面の第2開口部とを具える。第2開口部は、第1開口部と整列し、第1開口部の第1の幅よりも小さい第2の幅を有する。第1開口部と第2開口部との間の重複部は、シャドーマスクに孔を形成し、その孔を通して、微小光学ベンチデバイス内における微細加工構造の選択的なコーティングが起こる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明は、添付の図面と、以下の詳細な説明とを参照することによって、より完全に理解できる。
【
図1】
図1は、本開示の態様における、基板のエッチング面の金属化において使用する、従来技術の例示的な1レベルのシャドーマスクである。
【
図2】
図2は、本開示の態様における、微細加工構造の選択的なステップカバレッジを実現するために使用する、例示的なマルチレベルのシャドーマスクである。
【
図3】
図3は、本開示の態様における、例示的なシャドーマスクの頂面レベルの開口部である。
【
図4】
図4は、本開示の態様における、
図3に示したシャドーマスクの頂面レベルの開口部における、異なる開口部を用いて堆積された薄膜の例示的な輪郭と厚みを示す図である。
【
図5】
図5は、本開示の態様において、スパッタされた薄膜の厚さが、シャドーマスクの頂面レベルの開口部の大きさに依存することを示す図である。
【
図6】
図6は、本開示の態様における例示的なシャドーマスクであって、頂面レベルの開口部が、異なる大きさを有するシャドーマスクである。
【
図7】
図7Aおよび7Bは、本開示の態様における、光学面の高さにわたり、均一および不均一なステップカバレッジを達成可能な例示的なマルチレベルシャドーマスクである。
【
図8】
図8は、本開示の態様における、微小光学ベンチデバイス内の複数の光学面に均一なコーティングを提供するよう選択した、頂面レベルに大きな開口部を有する例示的なシャドーマスクである。
【
図9】
図9は、本開示の態様における、シャドーマスクと基板との間にスペーサを具える例示的なシャドーマスクである。
【
図10】
図10は、本開示の態様における、例示的なマルチレベルシャドーマスクのレイアウトの平面図である。
【
図11】
図11は、本開示の態様における、微小光学ベンチデバイスとして製造可能なマイケルソン干渉計を具える例示的な分光計である。
【
図12】
図12は、本開示の態様において、マルチレベルシャドーマスクを用いることで、微小光学ベンチデバイス内における微細化構造の選択的なコーティングをするための例示的な方法である。
【
図13】
図13A−13Fは、本開示の態様における、マルチレベルシャドーマスクを製造するための例示的なプロセスである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の態様によれば、微小光学ベンチデバイス内における微細加工構造の光学面の選択的なメタライゼーションまたは薄膜コーティングが、微小光学ベンチデバイス上に配置されたシャドーマスクの2またはそれ以上のレベルの開口部を用いて実施される。このマルチレベルのシャドーマスクは、よりフットプリントの小さなベンチ(すなわち、より短い光学伝搬距離)のシリコン・オン・インシュレーター(SOI)ウェーハに光学ミラーを形成することを可能にし、それにより、微小光学ベンチデバイス内における微小光学部品の薄膜コーティングを制御することができる。頂面レベルのシャドーマスク開口部の大きさと形状を用いて、堆積される薄膜の輪郭および厚みを制御する。シャドーマスクにおける2番目のレベルの開口部を用いて、堆積の広がりを制御し、コーティングされない面を保護する。さらに、マルチレベルのシャドーマスクは、単一の微小光学ベンチデバイス内、およびウェーハ個片化前の複数の微小光学ベンチデバイスを含むウェーハにわたる、1つの光学面から別の光学面へのコーティングの均一性を改善することができる。
【0012】
図2は、本開示の態様による、微小光学ベンチデバイス270内における微細化構造の選択的なステップカバレッジを実現するのに用いられる例示的なマルチレベルシャドーマスク200を示している。微小光学ベンチデバイス270が、シリコン・オン・インシュレーター(SOI)ウェーハ/基板のような、基板230内に製造される。基板230は、デバイス層240と、エッチング停止または犠牲(例えば、埋め込み酸化(BOX))層250と、ハンドル層260と、を具える。微小光学ベンチデバイス270の様々な微細加工構造(例えば、構造282および292)が、例えば、DRIEボッシュプロセスを用いることで、デバイス層240へとエッチングされ、その光学面280および290を曝露する。
図2に示されているように、エッチングされた光学面280および290は、基板230に対しては面外であり、基板230の面に対して垂直であるか、または傾斜角を有する。
【0013】
シャドーマスク200は、例えば、頂面202および底面206を有するシリコン(Si)基板または別の種類の基板(例えば、プラスチック、ガラス等)で形成されていてもよい。マルチレベルのシャドーマスク200は、2またはそれ以上の開口部を用いて形成される。例えば、
図2に示されているように、シャドーマスク200の頂面202内に第1開口部205を具え、シャドーマスク200の底面204内に第2開口部210を具える。第2開口部210は、第1開口部205と並んでおり、第1開口部205の幅L
mよりも小さい幅L
mbを有する。第1開口部205および第2開口部210の幅の重複部は、シャドーマスク200内に頂面202および底面204を通って延在する孔215を形成する。図示しないが、シャドーマスク内の第1開口部205および第2開口部210の間に、追加の開口部を具えてもよいことは理解されたい。
【0014】
シャドーマスク200の窪み部206が、シャドーマスク200と、微小光学ベンチデバイス270内の、移動式/脆弱な微細化構造282および292との間に間隙を提供する。第1開口部205と第2開口部210が異なる幅を有することにより、シャドーマスク200内にプロテクションリップ220が形成される。このプロテクションリップ220の幅は、第1開口部205の第1の幅L
mと、第2開口部210の第2の幅L
mbとの差と一致する。プロテクションリップ220により、対向する面280にコーティング材料(すなわち、金属層)を堆積する間、面290を保護することが可能となる。
【0015】
図2に示すように、D
1、D
2、およびD
3であらわす3つの異なるシャドーマスクレベルが存在する。シャドーマスク200の第1レベルD
1は、窪み部206を除いたシャドーマスク200の厚さを有し、孔215の深さと一致する。シャドーマスク200の第2レベルD
2は、窪み部206を含むシャドーマスク200の全体の厚さを有する。シャドーマスク200の第3レベルD
3は、第2開口部210の深さと一致するシャドーマスク200の厚さを有し、D
3はD
2よりも非常に小さい。したがって、シャドーマスク200の第3レベルD
3は、シャドーマスク200の窪んだ底面204から第2開口部210の深さ分を通って延在する。さらに、第1開口部205は、シャドーマスク200の頂面202からD
1とD
3の差と一致する深さに延在する。さらに、プロテクションリップ220は、シャドーマスク200の第3レベルD
3以内の厚さに形成されている。
【0016】
この異なるレベルの設計により、いくつかの光学面(例えば、面280)が曝露され、一方でそれは同時に、微小光学ベンチデバイス270内の別の光学面(例えば、面290)を保護する。したがって、これらのレベルは、微小光学ベンチデバイス270の選択的なメタライゼーションまたは薄膜コーティングの制御パラメータを示す。これらのレベルを最適化することで、間の光伝搬距離が短い、より小さな微細化構造282および292を達成することができる。さらに、レベルの最適化により、微小光学ベンチデバイス170内のマイクロミラーの光学品質および光インターフェースのさらなる制御ができる。結果的に、マルチレベルのシャドーマスク200は、微小光学ベンチデバイス170の光効率を高める。
【0017】
本開示の一態様において、シャドーマスクのレベルを制御することにより、金属化/コーティングする面(例えば、面280)と、金属化/薄膜コーティングから保護する面(例えば、面390)との間の距離を最小化することができる。例えば、頂面レベルの開口部205の幅は、
図1と同じであり、したがって、数式1で与えられる。しかし、シャドーマスクが、より大きな厚さD
2を有することにより、第2レベルの厚さD
3を通して同様のメタライゼーション特性を提供する一方で、プロテクションディスタンスL
Pは、以下の数式で示すように減少する。
さらに、金属被覆面280と保護面290との間の全体の距離L
tは、
で与えられる。
【0018】
従来のシャドーマスクの厚さD
0の2倍の厚さ、D
2=2D
0およびD
3=D
0/2となるシャドーマスクを用いることで、全体の光学伝搬距離(L
t)を、従来のシャドーマスクを用いた場合の半分の値に減少できる。D
2のさらなる増加および/またはD
3のさらなる減少により、これよりもさらに減らすこともできる。
【0019】
光学面280に堆積されたコーティング材料285(すなわち、金属層)の厚さおよび輪郭は、スパッタ時間および頂面の開口幅L
mにより制御可能であるが、基板上の金属の広がり(L
t)は、以下の底面の開口幅L
mbを制御することによる。
【0020】
したがって、
図3に示すように、スパッタされた金属の厚みの輪郭、およびその厚さの最大値が、それぞれ、シャドーマスクの開口部の形状、およびその輪郭によって制御される。シャドーマスクの頂部開口部g(x,y)の形状は、スパッタされた薄膜t(x,y)の輪郭形状を制御する。
図4に示すように、開口部の大きさをL
m1からL
m2、L
m3、L
m4に変更することにより、達成できる最大の厚さが、t
1からt
2、t
3、t
4へと制御される。開口部の大きさが、所与の閾値L
m‐thよりも小さい場合、スパッタによる厚さは無視できるものとなる。この閾値は、反応炉の中のターゲットとウェーハとの距離、バイアス電力、およびスパッタリングガスを含む、プロセス条件により制御される。さらに、その閾値は、用いられるシャドーマスクの全体の厚さによる。薄膜の厚さが開口部の大きさに依存する実験例を
図5に示す。大きな開口部とすると、厚さは、ある値で飽和する。この値は、プロセス時間とプロセス条件により制御される。
【0021】
図6を参照すると、シャドーマスク200は、異なる大きさの開口部を同時に有することができ、それにより、異なるメタライゼーションまたは薄膜の厚さをもたらす。これにより、例えば、全反射ミラー282bおよび透過制御をした部分反射/透過ミラー280aを形成することができる。
図6の例では、シャドーマスク200の頂面レベルには、2つの異なる開口部205aおよび205bがあり、それぞれが、異なる幅L
m1とL
m2とを有している。頂面レベルの開口部の大きさの違いは、微細加工構造282aおよび282bのコーティングされた光学面280aおよび280bに異なる薄膜の厚さt
1およびt
2をもたらす。薄膜285が金属の場合、コーティング面280aおよび280bは、与えられた微小光学ベンチ270内を伝搬する光の波長に係る光学スキンの深さに対する金属の厚さによって、異なる反射率および透過特性を有することができる。金属面280aおよび280bの一方または両方のコーティングの厚さが、スキンの深さよりも非常に大きい場合、面(例えば、面280b)は、入射光に対して全反射面としてはたらく。
【0022】
底面レベルの開口部210aおよび210bの幅は、同じであっても、異なってもよい。例えば、コーティング面280aおよび280b上へのコーティング材料285の堆積中に、微小光学ベンチデバイス270内の別の面290aおよび290bを保護するように底面レベルの開口部210aおよび210bの幅を選択できる。
【0023】
図7Aおよび7Bを参照すると、均一または不均一なステップカバレッジの両方を、マルチレベルシャドーマスク200を用いて達成することができる。例えば、プロセス条件に応じて、シャドーマスクの頂面レベル、および底面レベルにある開口部の大きさ205および210のそれぞれを最適化し、
図7Aに示すように光学面280の高さにわたり均一なコーティングにするか、または
図7Bに示すように不均一なコーティングにする。例えば不均一なコーティングの場合、
図7Bに示されているように、コーティング材料285のような楔形にできる。
【0024】
微小光学ベンチデバイス270における複数の光学面280aおよび280b上の薄膜の厚さを同時に制御するため、
図8を参照すると、シャドーマスク200は、底面レベルの2つまたはそれ以上の開口部210aおよび210bと重なる頂面レベルにある単一の大きな開口部205を具えることができる。一例では、頂面レベルにある開口部205により、微小光学ベンチデバイス270の両方の光学面280aおよび280bに同じ薄膜の厚さを実現できる。底面レベルの開口部210aおよび210bを用いて薄膜材料285の広がりを制御し、その他のコーティングされない面290aおよび290bを保護することができる。
【0025】
図9は、本開示の一態様による、シャドーマスク200と基板230との間にスペーサ900を具える例示的なシャドーマスク200を示す。スペーサ900は、個片化の前にシャドーマスク200と基板/ウェーハ230との間に配置される。一例では、スペーサ900は、シャドーマスク200の底面レベル(すなわち、窪み部)に配置することができ、シャドーマスク200の底面上にフォトリソグラフマスクを用いて、シャドーマスク内にエッチングされることができる。スペーサ900は、微小光学ベンチデバイス270内で、移動式/脆弱な微細加工構造282と重ならないように、底面レベルに配置される。スペーサ900は、シャドーマスク200の窪んだ底面と、基板230の頂面との間で一定の間隙を維持することができ、それにより、基板/ウェーハ230にわたるメタライゼーションの均一性を改善することができる。
【0026】
図10は、本開示の一態様における、例示的なマルチレベルシャドーマスク200のレイアウトの平面図である。
図10に示される例では、シャドーマスク200内の頂面レベルにある開口部205を通して、底面レベルの開口部210を見ることができる。底面レベルの開口部210は、微小光学ベンチデバイス270上(点線で示す)に所望の薄膜コーティングを作るため、異なる方向に並んだいくつかのサブ開口部210a−210dを具える。
図10に示される微小光学ベンチデバイス270は、金属被覆されるマイクロミラー、およびメタライゼーションから保護されるインターフェース(例えば、ビームスプリッタ−)を具える光学干渉計の少なくとも一部を形成する。
【0027】
例えば、1つのサブ開口部(例えば、サブ開口部210a)は、金属被覆されるマイクロミラー面280と、保護されるインターフェース面290とをつなぐ方向で、開口部の大きさを最小にするように設計されている。別のサブ開口部(例えば、サブ開口部210b)は、マイクロミラー面280とインターフェース面290とをつなぐラインに対して傾いた方向で、開口部を最大にするように設計されている。したがって、
図10に示すように、底面レベルの開口部210は、少なくとも1つの長方形の形状と、その長方形の形状に対して傾いた開口部を形成する少なくとも1つの平行四辺形の形状との結合体を具えてもよい。
【0028】
微小光学ベンチデバイスとして製造可能な干渉計を具えた分光計の一例が、
図11に示されている。
図11の例では、分光計1100が、マイケルソン干渉計1105を具える。しかし、別の例として、ファブリペロー干渉計やマッハツェンダ干渉計のような、他のタイプの干渉計を利用可能である。
図11において、広帯域源1110からコリメートされた光I
0が、ビームスプリッタ1120により2つのビームI
1およびI
2に分けられる。1つのビームI
1は、固定ミラー1130で反射し、別のビームI
2は、MEMSアクチュエータのような、アクチュエータ1150に連結された移動式ミラー1140に反射する。特記すべきは、上記のように、マルチレベルシャドーマスク200を用いて固定ミラー1130および移動式ミラー1140の高さに沿って金属層のステップカバレッジの均一性を最適化することにより、干渉計1150の(光)結合効率を最大化できることである。
【0029】
一例では、MEMSアクチュエータ1150を、櫛型ドライブとバネとで形成する。櫛形ドライブに電圧を印加することにより、アクチュエータ1150に、静電容量を誘導する電位差が生まれ、それが、駆動力とともにバネからの復元力を生じさせ、それにより、移動式ミラー1140を、ビームL
2を反射させる所望位置に変位させる。その後、光学パス長の差(OPD)が反射ビームの間に生成される。その差は、実質上ミラー1140の変位の2倍に等しい。
【0030】
反射ビームが、ビームスプリッタ1120で干渉することで、移動式ミラーが提供するそれぞれの光学パス長の差(OPD)において光の時間的コヒーレンスの測定が可能となる。移動式ミラーの多くの異なる位置で、インターフェログラムと呼ばれる信号が、検出器1160により測定される。その後、スペクトルが回収され、例えば、プロセッサ1170によりフーリエ変換が実施される。
【0031】
プロセッサ1170は、単一プロセスデバイスまたは複数のプロセスデバイスであることができる。そのようなプロセスデバイスとして、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、CPU、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルロジックデバイス、ロジック回路構造、アナログ回路構造、デジタル回路構造、および/または回路構造のハードコーディングおよび/または動作指示に基づいて何らかの信号(アナログおよび/またはデジタル)を操作するデバイスがある。プロセッサ1170は、関連するメモリおよび/またはメモリ要素を有しており、それは、単一のメモリデバイス、複数のメモリデバイス、および/またはプロセッサに埋め込まれた回路構造であることができる。そのようなメモリデバイスとしては、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、スタティックメモリ、ダイナミックメモリ、フラッシュメモリ、キャッシュメモリ、および/またはデジタル情報を蓄積する何らかのデバイスがある。
【0032】
図12は、本開示の態様による、マルチレベルシャドーマスクを用いた微小光学ベンチデバイス内における微細加工構造の選択的なコーティングの、例示的な方法1200を示すフローチャートである。方法1200は、微小光学ベンチデバイスを形成する微細加工構造を具える基板の提供から始まる(ブロック1210)。その後、第1開口部をシャドーマスクの頂面内に、第2開口部をシャドーマスクの底面内に具えるマルチレベルシャドーマスクを提供する(ブロック1220)。第2開口部は、第1開口部と並んでおり、第1開口部の幅よりも小さく、したがって、第1開口部と第2開口部との重複部が、シャドーマスク内に孔を形成する。
【0033】
シャドーマスクを基板に配置し、その孔を通して微細加工構造の面をコーティングする(ブロック1230)。特に、シャドーマスクの底面は、基板の頂面に隣接配置され、コーティングされる微細加工構造の面が、孔に整列される。金属層といったコ−ティング材料が、孔を通して微細加工構造の面に堆積される(ブロック1240)。
【0034】
図13A−13Fは、本開示の態様による、マルチレベルシャドーマスク200を製造するための例示的なプロセスを示す。
図13Aに示すように、シャドーマスク基板1300が提供され、窪みパターン1310を、リソグラフィー工程を通して基板1300の底面204に形成する。例えば、窪みパターン1310は、基板1300の底面204上にアルミニウム層を堆積し、アルミニウム層をパターン形成することにより窪みパターン1310を形成してもよい。その後、
図13Bに示すように、フォトレジスト層1320を、基板1300の底面204に堆積し、パターン化して、底面における開口部パターンを形成する。
図13Cに示すように、底面開口部パターンを通して、構造1300に所定深さの底面開口部210をエッチングする。
【0035】
図13Dに示すように、基板1300の頂面202にフォトレジスト1330の別の層を堆積し、パターン化して頂面における開口部パターンを形成する。
図13Eに示すように、頂面の開口部205が底面の開口部210と合流し、基板1300に孔215を形成するまで、頂面開口部205を、頂面における開口部パターンを通して基板1300にエッチングする。最終的に、
図13Fに示すように、シャドーマスクの窪み部206を、窪みパターン1310を用いてエッチングし、シャドーマスク200が、ステップカバレッジ用のシャドーマスクを用いる際、どの移動式/脆弱な微細加工構造とも接触しないようにする。
【0036】
当業者に認識されているように、本開示に記載された革新的な概念は、出願の広い範囲にわたって修正および変更可能である。それに従い、特許主題の範囲は、記載された特定の例示的な教義に限定されるべきではなく、以下の請求項により規定される。