(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6989662
(24)【登録日】2021年12月6日
(45)【発行日】2022年1月5日
(54)【発明の名称】チップパッケージとその回路基板
(51)【国際特許分類】
H05K 3/34 20060101AFI20211220BHJP
H05K 1/18 20060101ALI20211220BHJP
H01L 23/12 20060101ALI20211220BHJP
H01L 23/29 20060101ALI20211220BHJP
H01L 23/31 20060101ALI20211220BHJP
H01L 21/56 20060101ALI20211220BHJP
【FI】
H05K3/34 502E
H05K1/18 L
H01L23/12 F
H01L23/30 R
H01L21/56 R
【請求項の数】10
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-121376(P2020-121376)
(22)【出願日】2020年7月15日
(65)【公開番号】特開2021-129099(P2021-129099A)
(43)【公開日】2021年9月2日
【審査請求日】2020年9月18日
(31)【優先権主張番号】109105036
(32)【優先日】2020年2月17日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】311005208
【氏名又は名称】▲き▼邦科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100093779
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】馬 宇珍
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 信豪
(72)【発明者】
【氏名】周 文復
(72)【発明者】
【氏名】許 國賢
【審査官】
齊藤 健一
(56)【参考文献】
【文献】
特開2005−286186(JP,A)
【文献】
特開2005−175113(JP,A)
【文献】
特開2011−108849(JP,A)
【文献】
特開2011−187642(JP,A)
【文献】
特開2017−112348(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3205910(JP,U)
【文献】
韓国登録特許第10−0944274(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L21/56,23/02―23/31
H05K1/00―3/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チップ実装領域と、充填材被覆領域と、回路配置領域とを含む表面を有し、前記充填材被覆領域は前記チップ実装領域と前記回路配置領域との間に位置し、前記チップ実装領域は少なくとも第一境界及び第二境界を有し、前記第二境界は前記第一境界に隣接する基板と、
前記表面に設置され、インナーリードと、第一リード段と、第二リード段とを各々有し、前記第一リード段は前記インナーリードと前記第二リード段との間に位置し、前記インナーリードは前記チップ実装領域に位置し、前記第一リード段は前記充填材被覆領域に位置し、前記第二リード段は前記回路配置領域に位置する複数の回路と、
前記回路配置領域及び各前記第二リード段を被覆し、且つ前記チップ実装領域、前記充填材被覆領域、各前記インナーリード、及び各前記第一リード段を露出させ、少なくとも第三境界及び第四境界を有し、前記第三境界は前記第四境界に隣接し、また前記第一境界に対応し、前記第四境界は前記第二境界に対応し、第一軸は前記第一境界に沿って延伸して第一交差点で前記第四境界と交差し、第二軸は前記第二境界に沿って延伸して第二交差点で前記第三境界と交差し、前記第一軸及び前記第二軸は第三交差点で交差し、第三軸は前記第三境界に沿って延伸し、第四軸は前記第四境界に沿って延伸して第四交差点で前記第三軸と交差し、且つ前記第一交差点、前記第二交差点、及び前記第三交差点の間を線で結んで前記充填材被覆領域の一部分であり前記充填材被覆領域の隅に位置する第一領域を定義し、前記第一領域は第一面積を有し、且つ前記第一交差点、前記第二交差点、及び前記第四交差点の間を線で結んで第二領域を定義するソルダーレジスト層とを備え、
前記ソルダーレジスト層は前記第二領域を被覆し、且つ前記第二領域に位置する前記ソルダーレジスト層は前記第一面積未満ではない第二面積を有することを特徴とする回路基板。
【請求項2】
前記第二面積は前記第一面積と等しいことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項3】
第五軸は前記第一交差点及び前記第二交差点に連結し、
前記ソルダーレジスト層は前記第五軸を超えないことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項4】
前記第一交差点と前記第三交差点との間には第一距離を有し、
前記第二交差点と前記第三交差点との間には第二距離を有し、
前記第一距離は前記第二距離未満ではないことを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項5】
前記第一交差点と前記第三交差点との間には第一距離を有し、
前記第二交差点と前記第三交差点との間には第二距離を有し、
前記第一距離は前記第二距離未満であることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項6】
少なくとも1つの強化部材を更に備え、
前記少なくとも1つの強化部材は第一部及び第二部を含み、前記第一部は前記充填材被覆領域の前記第一領域に位置し、前記第二部は前記回路配置領域に位置し、且つ前記ソルダーレジスト層は前記第二部を被覆することを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1項に記載の回路基板と、
前記チップ実装領域に設置され、複数のバンプを有し、各前記バンプは前記インナーリードに接合するチップと、
前記基板と前記チップとの間に充填され、且つ前記充填材被覆領域及び前記第一リード段を被覆し、前記ソルダーレジスト層に接触する充填材とを備えることを特徴とするチップパッケージ。
【請求項8】
前記充填材は前記第二領域に位置する前記ソルダーレジスト層を被覆し、且つ前記第二領域に位置する前記ソルダーレジスト層を被覆する前記充填材は第三面積を有し、前記第三面積は前記第二面積を超えないことを特徴とする請求項7に記載のチップパッケージ。
【請求項9】
第一部及び第二部からなる少なくとも1つの強化板を更に含み、前記第一部は前記充填材被覆領域の前記第一領域に位置し、前記第二部は前記回路配置領域に位置し、且つ前記ソルダーレジスト層は前記第二部を被覆する請求項1に記載の回路基板と、
前記チップ実装領域に設置し、複数のバンプを有し、各前記バンプは前記インナーリードに接合するチップと、
前記基板と前記チップとの間に充填され、且つ前記充填材被覆領域、前記第一リード段、及び前記強化板の前記第一部を被覆し、前記ソルダーレジスト層に接触する充填材とを備えることを特徴とするチップパッケージ。
【請求項10】
前記充填材は前記第二領域に位置する前記ソルダーレジスト層を被覆し、且つ前記第二領域に位置する前記ソルダーレジスト層を被覆する前記充填材は第三面積を有し、前記第三面積は前記第二面積を超えないことを特徴とする請求項9に記載のチップパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、チップパッケージとその回路基板に関し、より詳しくは、ソルダーレジスト層の境界設計により充填材の必要量を減らすチップパッケージ及び回路基板に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の回路基板はソルダーレジスト層が複数の回路を被覆すると共に各前記回路のインナーピンを露出し、前記ソルダーレジスト層に隣接する境界の間に隅空間を形成している。通常、大量の充填材をチップと前記回路基板の間に充填し、前記充填材が前記隅空間を被覆するようにすることで不良品と判定されないようにしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、前記充填材を前記隅空間に充填すると、前記充填材が溢れ出して前記ソルダーレジスト層を過度に被覆し、要求される仕様を満たさなくなるという問題があった。
【0004】
また、微細化されたチップパッケージでは大量の充填材を収容しきれず、前記充填材を前記隅空間に完全に充填することができないという問題もあった。
【0005】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的かつ効果的に課題を改善する本発明の提案に至った。
【0006】
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、上記課題の解決のため、チップパッケージとその回路基板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は回路基板であって、以下の構成を有する。
チップ実装領域と、充填材被覆領域と、回路配置領域とを含む表面を有し、前記充填材被覆領域は前記チップ実装領域と前記回路配置領域との間に位置し、前記チップ実装領域は少なくとも第一境界及び第二境界を有し、前記第二境界は前記第一境界に隣接する基板と、
前記表面に設置され、インナーリードと、第一リード段と、第二リード段とを各々有し、前記第一リード段は前記インナーリードと前記第二リード段との間に位置し、前記インナーリードは前記チップ実装領域に位置し、前記第一リード段は前記充填材被覆領域に位置し、前記第二リード段は前記回路配置領域に位置する複数の回路と、
前記回路配置領域及び各前記第二リード段を被覆し、且つ前記チップ実装領域、前記充填材被覆領域、各前記インナーリード、及び各前記第一リード段を露出させ、少なくとも第三境界及び第四境界を有し、前記第三境界は前記第四境界に隣接し、また前記第一境界に対応し、前記第四境界は前記第二境界に対応し、第一軸は前記第一境界に沿って延伸して第一交差点で前記第四境界と交差し、第二軸は前記第二境界に沿って延伸して第二交差点で前記第三境界と交差し、前記第一軸及び前記第二軸は第三交差点で交差し、第三軸は前記第三境界に沿って延伸し、第四軸は前記第四境界に沿って延伸して第四交差点で前記第三軸と交差し、且つ前記第一交差点、前記第二交差点、及び前記第三交差点の間を線で結んで前記充填材被覆領域の一部分であり前記充填材被覆領域の隅に位置する第一領域を定義し、前記第一領域は第一面積を有し、且つ前記第一交差点、前記第二交差点、及び前記第四交差点の間を線で結んで第二領域を定義するソルダーレジスト層とを備えている。
前記ソルダーレジスト層は前記第二領域を被覆し、且つ前記第二領域に位置する前記ソルダーレジスト層は前記第一面積未満ではない第二面積を有する。
【0008】
また、本発明の別の態様は、チップパッケージである。このチップパッケージは、上述の回路基板と、
前記チップ実装領域に設置され、複数のバンプを有し、各前記バンプは前記インナーリードに接合するチップと、
前記基板と前記チップとの間に充填され、且つ前記充填材被覆領域及び前記第一リード段を被覆し、前記ソルダーレジスト層に接触する充填材とを備えている。
【0009】
また、本発明のさらに別の態様もチップパッケージである。このチップパッケージは、第一部及び第二部からなる少なくとも1つの強化板を更に含み、前記第一部は前記充填材被覆領域の前記第一領域に位置し、前記第二部は前記回路配置領域に位置し、且つ前記ソルダーレジスト層は前記第二部を被覆する上述の回路基板と、
前記チップ実装領域に設置し、複数のバンプを有し、各前記バンプは前記インナーリードに接合するチップと、
前記基板と前記チップとの間に充填され、且つ前記充填材被覆領域、前記第一リード段、及び前記強化板の前記第一部を被覆し、前記ソルダーレジスト層に接触する充填材とを備えている。
【0010】
(発明の効果)
本発明は前記ソルダーレジスト層の境界設計により、前記充填材の材料量を減らし、且つ前記充填材の材料量を減らした状態でも前記充填材が前記ソルダーレジスト層から露出する各前記回路を被覆することができ、各前記回路の酸化を防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の第1実施例に係る回路基板を説明する平面図である。
【
図2】本発明の第1実施例に係る回路基板を説明する正面断面図である。
【
図4】本発明のチップパッケージを説明する平面図である。
【
図5】本発明のチップパッケージを説明する正面断面図である。
【
図6】本発明の第2実施例に係る回路基板の一部を説明する平面図の部分拡大図である。
【
図7】本発明の第3実施例に係る回路基板の一部を説明する平面図の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
【0013】
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
【0014】
(第1実施例)
図1及び
図2は本発明の回路基板100であり、
図4及び
図5はこの回路基板100を用いたチップパッケージ10である。
前記チップパッケージ10は、前記回路基板100と、チップ200と、充填材300とを備えている。前記回路基板100は、基板110と、複数の回路120と、ソルダーレジスト層130とを含み、前記基板110の材料はポリイミド(Polyimide、PI)から選択するが、これに限定されない。
前記基板110はチップ実装領域112と、充填材被覆領域113と、回路配置領域114とで構成される表面111を有し、前記充填材被覆領域113は前記チップ実装領域112と前記回路配置領域114との間に位置し、前記チップ実装領域112は前記チップ200の設置に用いられる。本実施例では、前記チップ実装領域112は2つの第一境界115及び2つの第二境界116を有し、前記第二境界116は前記第一境界115に隣接する。
【0015】
図1から
図3に示すように、各前記回路120は前記表面111に設置され、且つインナーリード121と、第一リード段122と、第二リード段123とを有する。前記第一リード段122は前記インナーリード121と前記第二リード段123との間に位置し、前記インナーリード121は前記チップ実装領域112に位置し、前記第一リード段122は前記充填材被覆領域113に位置し、前記第二リード段123は前記回路配置領域114に位置し、前記第二リード段123はアウターリード123aを有する。本実施例では、前記回路基板100は少なくとも1つの強化部材124を更に備え、前記強化部材124及び各前記回路120は同じ材質であるが、これに限られない。前記強化部材124は第一部124a及び第二部124bを備え、前記第一部124aは前記充填材被覆領域113に位置し、前記第二部124bは前記回路配置領域114に位置する。
前記強化部材124は前記基板110が熱や圧力を受けても変形しないようにするために前記基板110の強度の強化に用いられている。また、前記第一部124aを前記チップ200のバンプの接合に用いることで、前記チップ200を前記回路基板100に圧着する際に破損しないようにする。
【0016】
図1から
図3に示すように、前記ソルダーレジスト層130は前記回路配置領域114、各前記第二リード段123、及び前記強化部材124の前記第二部124bを被覆し、且つ前記チップ実装領域112、前記充填材被覆領域113、各前記インナーリード121、各前記第一リード段122、前記アウターリード123a、及び前記強化部材124の前記第一部124aを露出させる。
【0017】
本実施例では、前記ソルダーレジスト層130は少なくとも2つの第三境界131及び少なくとも2つの第四境界132を有し、前記第三境界131は前記第四境界132に隣接し、前記第三境界131は前記第一境界115に対応し、前記第四境界132は前記第二境界116に対応する。
第一軸L1は前記第一境界115に沿って延伸して第一交差点Aで前記第四境界132と交差し、第二軸L2は前記第二境界116に沿って延伸して第二交差点Bで前記第三境界131と交差し、前記第一軸L1及び前記第二軸L2は第三交差点Cで交差する。本実施例では、前記第三交差点Cは前記第一境界115及び前記第二境界116の交差点であり、第三軸L3は前記第三境界131に沿って延伸し、第四軸L4は前記第四境界132に沿って延伸して第四交差点Dで前記第三軸L3と交差する。前記第一交差点A、前記第二交差点B、及び前記第三交差点Cの間を線で結んで第一領域Xを定義し、前記第一交差点A、前記第二交差点B、及び前記第四交差点Dの間を線で結んで第二領域Yを定義する。
前記第一領域Xは前記充填材被覆領域113の一部分であり、前記第一領域Xは前記充填材被覆領域113の隅に位置し、前記強化部材124の前記第一部124aは前記第一領域Xに位置する。前記第一領域Xは第一面積を有し、前記ソルダーレジスト層130は前記第二領域Yを被覆し、且つ前記第二領域Yに位置する前記ソルダーレジスト層130は第二面積を有する。前記第二面積は前記第一面積未満ではない。
【0018】
続いて、本実施例では、第五軸L5は前記第一交差点A及び前記第二交差点Bに連結し、前記第二領域Yに位置する前記ソルダーレジスト層130は前記第五軸L5を超えない。前記第一交差点Aと前記第三交差点Cとの間には第一距離G1を有し、前記第二交差点Bと前記第三交差点Cとの間には第二距離G2を有する。本実施例では、前記第一距離G1は前記第二距離G2と等しく、前記第二領域Yの前記第二面積は前記第一領域Xの前記第一面積と等しい。
【0019】
(第2実施例)
図6は本発明の第2実施例を示す。第2実施例の前記第1実施例との差異点は、前記第一距離G1が前記第二距離G2より長いことである。同様に、前記第二領域Yに位置する前記ソルダーレジスト層130が前記第五軸L5を被覆するが、前記第五軸L5を超えない場合、前記第二領域Yの前記第二面積が前記第一領域Xの前記第一面積と等しくなる。
【0020】
(第3実施例)
図7は本発明の第3実施例を示す。第3実施例の前記第1実施例との差異点は、前記第一距離G1が前記第二距離G2より短いことである。同様に、前記第二領域Yに位置する前記ソルダーレジスト層130が前記第五軸L5を被覆するが、前記第五軸L5を超えない場合、前記第二面積が前記第一面積と等しくなる。
【0021】
図2、
図4及び
図5に示すように、前記チップパッケージ10の前記チップ200は複数のバンプ210を有する。
圧着プロセスでは、前記チップ200を前記チップ実装領域112に設置し、各前記バンプ210を前記インナーリード121に接合する。
前記圧着プロセス後に、前記充填材300を前記基板110と前記チップ200との間に充填され、且つ前記充填材300により前記充填材被覆領域113及び各前記第一リード段122を被覆する。
前記回路基板100が前記強化部材124を備える場合、前記ソルダーレジスト層130により被覆されていない前記強化部材124の前記第一部124aを前記充填材300が被覆し、且つ前記充填材300が前記ソルダーレジスト層130に接触する。好ましくは、前記充填材300が前記第二領域Yに位置する前記ソルダーレジスト層130を被覆し、且つ前記第二領域Yに位置する前記ソルダーレジスト層130を被覆する前記充填材300の箇所には第三面積を有し、前記第三面積は前記第二領域Yの前記第二面積を超えない。
【0022】
本発明は前記ソルダーレジスト層130の境界設計により、前記チップ200と前記回路基板100との間に充填される前記充填材300の必要量を減らし、且つ前記充填材300の材料量を減らした状態でも前記充填材300が前記ソルダーレジスト層130により被覆されていない各前記回路120を被覆できるため、各前記回路120が露出して酸化するのを防ぐ。
【0023】
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0024】
10 チップパッケージ
100 回路基板
110 基板
111 表面
112 チップ実装領域
113 充填材被覆領域
114 回路配置領域
115 第一境界
116 第二境界
120 回路
121 インナーリード
122 第一リード段
123 第二リード段
123a アウターリード
124 強化部材
124a 第一部
124b 第二部
130 ソルダーレジスト層
131 第三境界
132 第四境界
200 チップ
210 バンプ
300 充填材
A 第一交差点
B 第二交差点
C 第三交差点
D 第四交差点
G1 第一距離
G2 第二距離
L1 第一軸
L2 第二軸
L3 第三軸
L4 第四軸
L5 第五軸
X 第一領域
Y 第二領域