特許第6989730号(P6989730)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6989730ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6989730
(24)【登録日】2021年12月6日
(45)【発行日】2022年1月5日
(54)【発明の名称】ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法
(51)【国際特許分類】
   A63B 53/04 20150101AFI20211220BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20211220BHJP
【FI】
   A63B53/04 E
   A63B53/04 A
   A63B102:32
【請求項の数】25
【全頁数】93
(21)【出願番号】特願2021-523076(P2021-523076)
(86)(22)【出願日】2019年10月1日
(65)【公表番号】特表2021-534926(P2021-534926A)
(43)【公表日】2021年12月16日
(86)【国際出願番号】US2019054104
(87)【国際公開番号】WO2020091938
(87)【国際公開日】20200507
【審査請求日】2021年6月28日
(31)【優先権主張番号】62/865,532
(32)【優先日】2019年6月24日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/877,934
(32)【優先日】2019年7月24日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/903,467
(32)【優先日】2019年9月20日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/877,915
(32)【優先日】2019年7月24日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/826,310
(32)【優先日】2019年3月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】16/179,406
(32)【優先日】2018年11月2日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/814,959
(32)【優先日】2019年3月7日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】62/908,467
(32)【優先日】2019年9月30日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515001358
【氏名又は名称】パーソンズ エクストリーム ゴルフ,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】PARSONS XTREME GOLF,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】100116687
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 爾
(74)【代理人】
【識別番号】100098383
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 純子
(74)【代理人】
【識別番号】100155860
【弁理士】
【氏名又は名称】藤松 正雄
(72)【発明者】
【氏名】ロバート アール.パーソンズ
(72)【発明者】
【氏名】マイケル アール.ニコレット
(72)【発明者】
【氏名】ブラッドリー ディー.シュワイガート
【審査官】 宮本 昭彦
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第5290036(US,A)
【文献】 特表2013−500827(JP,A)
【文献】 特表2021−514730(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 53/00 − 53/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部キャビティ及びフロント部を有するボディ部と、
前記ボディ部の前記フロント部に取り付けられ、前記内部キャビティを封止するフェース部と、
前記ボディ部の内壁の一部に結合された第1の充填材料と、
前記第1の充填材料と前記フェース部の間にあり、前記フェース部に結合された第2の充填材料と、
を備えたゴルフクラブヘッドであって、
前記第1の充填材料は、前記第2の充填材料より大きい反発係数(COR)を有し、
前記第2の充填材料は、前記第1の充填材料より高い剛性を有し、
前記ゴルフクラブヘッドのCORは、0.82以上であり、
前記第1の充填材料の体積は、前記ボディ部の体積の5%以上であり、且つ、前記ボディ部の体積の20%以下であり、
前記第1の充填材料の体積は、前記内部キャビティの体積の20%以上であり、且つ、前記内部キャビティの体積の45%以下であり、
前記第1の充填材料の質量は、前記ボディ部の質量の1.0%以上であり、且つ、前記ボディ部の質量の3.5%以下であり、
前記第2の充填材料の質量は、前記ボディ部の質量の2.5%以上であり、且つ、前記ボディ部の質量の8.5%以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
請求項1に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、前記フェース部が前記ボディ部に取り付けられる前に挿入物として形成され、前記ボディ部の内壁の前記一部に結合されて前記内部キャビティの一部を充填し、
前記第2の充填材料は、前記内部キャビティに注入されて前記内部キャビティの残りの部分を充填することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
請求項1に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、ゴム系の化合物であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
請求項1に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第2の充填材料は、エポキシ系の材料であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
請求項1に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記ボディ部は、前記内部キャビティを画定する複数の凹部を含み、
前記複数の凹部のうちの中央凹部は、前記内部キャビティの最大幅を含み、
前記第1の充填材料の全部又はかなりの部分が前記中央凹部に位置することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
請求項1に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記ボディ部は、前記内部キャビティを画定する複数の凹部を含み、
前記内部キャビティの幅は、前記複数の凹部のうちの中央凹部から、前記複数の凹部のうちの前記ボディ部の外周エッジ部に隣接する1つ以上の凹部まで減少し、
前記第1の充填材料の全部又はかなりの部分が前記中央凹部に位置することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
請求項1に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記内部キャビティ内の前記第2の充填材料の全質量は、前記内部キャビティ内の前記第1の充填材料の全質量より大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
内部キャビティ及びフロント部を有するボディ部と、
前記ボディ部の前記フロント部に取り付けられ、前記内部キャビティを封止するフェース部と、
前記ボディ部の内壁の一部に結合された第1の充填材料と、
前記第1の充填材料と前記フェース部の間にあり、前記フェース部に結合された第2の充填材料と、
を備えたゴルフクラブヘッドであって、
前記第2の充填材料は、前記第1の充填材料より高い剛性を有し、
前記第1の充填材料の体積は、前記ボディ部の体積の5%以上であり、且つ、前記ボディ部の体積の20%以下であり、
前記第1の充填材料の体積は、前記内部キャビティの体積の20%以上であり、且つ、前記内部キャビティの体積の45%以下であり、
前記第1の充填材料の質量は、前記ボディ部の質量の1.0%以上であり、且つ、前記ボディ部の質量の3.5%以下であり、
前記第2の充填材料の質量は、前記ボディ部の質量の2.5%以上であり、且つ、前記ボディ部の質量の8.5%以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
請求項に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、前記フェース部が前記ボディ部に取り付けられる前に挿入物として形成され、前記ボディ部の内壁の前記一部に結合されて前記内部キャビティの一部を充填し、
前記第2の充填材料は、前記内部キャビティに注入されて前記内部キャビティの残りの部分を充填することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
請求項に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、ゴム系の化合物であり、
前記第2の充填材料は、エポキシ系の材料であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項11】
請求項に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、前記第2の充填材料より大きい反発係数(COR)を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項12】
請求項に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記フェース部は、0.075インチ(1.9ミリメートル)以下の厚さを有し、
前記フェース部の中央部は、前記フェース部の中央部に時速85マイル(38メートル/秒)の速度で衝突するゴルフボールによって0.0197インチ(0.5ミリメートル)以上の最大撓みを有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項13】
請求項に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記ボディ部は、前記内部キャビティを画定する複数の凹部を含み、
前記複数の凹部のうちの中央凹部は、前記内部キャビティの最大幅を含み、
前記第1の充填材料の全部又はかなりの部分が前記中央凹部に位置することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項14】
内部キャビティ及びフロント部を有するボディ部と、
前記ボディ部の前記フロント部に取り付けられ、前記内部キャビティを封止するフェース部であって、0.075インチ(1.9ミリメートル)以下の厚さを有する、前記フェース部と、
と、
前記ボディ部の内壁の一部に結合された第1の充填材料と、
前記第1の充填材料と前記フェース部の間にあり、前記フェース部に結合された第2の充填材料と、
を備えたゴルフクラブヘッドであって、
前記第1の充填材料は、ゴム系の化合物であり、
前記第2の充填材料は、エポキシ系の材料であり、前記第2の充填材料は、前記第1の充填材料より小さい反発係数(COR)を有し、
前記フェース部の中央部は、前記フェース部の中央部に時速85マイル(38メートル/秒)の速度で衝突するゴルフボールによって0.0197インチ(0.5ミリメートル)以上の最大撓みを有し、
前記ゴルフクラブヘッドのCORは、0.81以上であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項15】
請求項14に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料の体積は、前記ボディ部の体積の5%以上であり、且つ、前記ボディ部の体積の20%以下であり、
前記第1の充填材料の体積は、前記内部キャビティの体積の20%以上であり、且つ、前記内部キャビティの体積の45%以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項16】
請求項14に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料の質量は、前記ボディ部の質量の1.0%以上であり、且つ、前記ボディ部の質量の3.5%以下であり、
前記第2の充填材料の質量は、前記ボディ部の質量の2.5%以上であり、且つ、前記ボディ部の質量の8.5%以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項17】
請求項14に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、前記フェース部が前記ボディ部に取り付けられる前に挿入物として形成され、前記ボディ部の内壁の前記一部に結合されて前記内部キャビティの一部を充填し、
前記第2の充填材料は、前記内部キャビティに注入されて前記内部キャビティの残りの部分を充填することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項18】
請求項14に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第2の充填材料は、前記第1の充填材料より高い剛性を有することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項19】
請求項14に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記ボディ部は、前記内部キャビティを画定する複数の凹部を含み、
前記内部キャビティの幅は、前記複数の凹部の中央凹部から、前記ボディ部の外周エッジ部に隣接する前記複数の凹部の1つ以上の凹部まで減少し、
前記第1の充填材料の全部又はかなりの部分が前記中央凹部に位置し、前記フェース部に接触せずに前記外周エッジ部まで延在することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項20】
内部キャビティ及びフロント部を有するボディ部と、
前記ボディ部の前記フロント部に取り付けられ、前記内部キャビティを封止するフェース部と、
前記ボディ部の内壁の一部に結合された第1の充填材料と、
前記第1の充填材料と前記フェース部の間にあり、前記フェース部に結合された第2の充填材料と、
を備えたゴルフクラブヘッドであって、
前記第1の充填材料は、前記第2の充填材料より大きい反発係数(COR)を有し、
前記第2の充填材料は、前記第1の充填材料より高い剛性を有し、
前記ゴルフクラブヘッドのCORは、0.82以上であり、
前記内部キャビティ内の前記第2の充填材料の全質量は、前記内部キャビティ内の前記第1の充填材料の全質量より大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項21】
請求項20に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、前記フェース部が前記ボディ部に取り付けられる前に挿入物として形成され、前記ボディ部の内壁の前記一部に結合されて前記内部キャビティの一部を充填し、
前記第2の充填材料は、前記内部キャビティに注入されて前記内部キャビティの残りの部分を充填することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項22】
請求項20に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第1の充填材料は、ゴム系の化合物であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項23】
請求項20に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記第2の充填材料は、エポキシ系の材料であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項24】
請求項20に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記ボディ部は、前記内部キャビティを画定する複数の凹部を含み、
前記複数の凹部のうちの中央凹部は、前記内部キャビティの最大幅を含み、
前記第1の充填材料の全部又はかなりの部分が前記中央凹部に位置することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項25】
請求項20に記載のゴルフクラブヘッドにおいて、
前記ボディ部は、前記内部キャビティを画定する複数の凹部を含み、
前記内部キャビティの幅は、前記複数の凹部のうちの中央凹部から、前記複数の凹部のうちの前記ボディ部の外周エッジ部に隣接する1つ以上の凹部まで減少し、
前記第1の充填材料の全部又はかなりの部分が前記中央凹部に位置することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[著作権表示]
本開示は、著作権による保護の対象となり得る。著作権者は、特許商標庁の特許ファイル又は記録に表れるように、本開示又はその関連文書が何人かによりファクシミリ複製されることに異議を持たないが、そうでない場合には全ての著作権を留保する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2018年11月2日に出願された出願第16/179,406号の優先権を主張する。本出願はまた、2019年9月30日に出願された米国仮出願第62/908,467号、2019年9月20日に出願された米国仮出願第62/903,467号、2019年7月24日に出願された米国仮出願第62/877,934号、2019年7月24日に出願された米国仮出願第62/877,915号、2019年6月24日に出願された米国仮出願第62/865,532号、2019年3月29日に出願された米国仮出願第62/826,310号、及び2019年3月7日に出願された米国仮出願第62/814,959号の利益を主張する。上記で参照された出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
[技術分野]
【0003】
本開示は、一般にゴルフ用品に関し、より具体的には、ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブヘッド製造方法に関する。
【背景技術】
【0004】
ゴルフクラブヘッドを製造するために、様々な材料(例えば、スチール系材料、チタン系材料、タングステン系材料など)が使用され得る。複数の材料を使用してゴルフクラブヘッドを製造することで、ゴルフボールの特定の弾道及びスピンレートを生成するように、ゴルフクラブヘッドの重心(CG)及び/又は慣性モーメント(MOI)の位置が最適化され得る。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1図2図3、及び図4は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの底面透視図、トウ側透視図、ヒール側透視図、及び(図1の線4−4に沿った)断面透視図である。
【0006】
図5図6、及び図7は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の別の実施形態に関するゴルフクラブヘッドの上面図、(図5の線6−6に沿った)概略断面図、及び正面図である。
【0007】
図8図9、及び図10は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の別の実施形態に関するゴルフクラブヘッドの上面図、(図8の線9−9に沿った)概略断面図、及び正面図である。
【0008】
図11図12、及び図13は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の更に別の実施形態に関するゴルフクラブヘッドの上面図、(図11の線12−12に沿った)概略断面図、及び(図11の線12−12に沿った)別の概略断面図である。
【0009】
図14図15図16図17図18図19図20図21図22図23、及び図24は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視背面図、(図14の線15−15に沿った)透視断面図、(図14の線16−16に沿った)透視断面図、(図14の線17−17に沿った)透視断面図、(図14の線18−18に沿った)透視断面図、(図14の線19−19に沿った)透視断面図、(図14の線20−20に沿った)透視断面図、(図14の線15−15に沿った)別の透視断面図、(図14の線19−19に沿った)別の透視断面図、図14のゴルフクラブヘッドのフェース部を除いて示す正面透視図、及び図14のゴルフクラブヘッドのフェース部の裏側を示す図である。
【0010】
図25は、図14に例示したゴルフクラブヘッドを製造する方法の1つを示す図である。
【0011】
図26図27、及び図28は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの(図27の線26−26に沿った)透視断面図、(図26の線27−27に沿った)透視断面図、及び(図26の線28−28に沿った)透視断面図である。
【0012】
図29図30、及び図31は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの(図30の線29−29に沿った)透視断面図、(図29の線30−30に沿った)透視断面図、及び(図29の線31−31に沿った)透視断面図である。
【0013】
図32図33、及び図34は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの(図33の線32−32に沿った)透視断面図、(図32の線33−33に沿った)透視断面図、及び(図32の線34−34に沿った)透視断面図である。
【0014】
図35図36、及び図37は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの(図36の線35−35に沿った)透視断面図、(図35の線36−36に沿った)透視断面図、及び(図35の線37−37に沿った)透視断面図である。
【0015】
図38図39、及び図40は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの(図39の線38−38に沿った)透視断面図、(図38の線39−39に沿った)透視断面図、及び(図38の線40−40に沿った)透視断面図である。
【0016】
図41図42、及び図43は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの(図42の線41−41に沿った)透視断面図、(図41の線42−42に沿った)透視断面図、及び(図41の線43−43に沿った)透視断面図である。
【0017】
図44は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視断面図である。
【0018】
図45は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視断面図である。
【0019】
図46は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視断面図である。
【0020】
図47は、本明細書に記載の例示的なゴルフクラブヘッドを製造する方法を示す図である。
【0021】
図48図49図50図51図52、及び図53は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視正面図、透視背面図、フェース部を除いて示す透視正面図、(図49の線51−51に沿った)透視断面図、(図49の線52−52に沿った)透視断面図、及び(図49の線53−53に沿った)透視断面図である。
【0022】
図54図55図56図57図58図59図60図61図62図63図64、及び図65は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視正面図、透視背面図、(図55の線56−56に沿った)透視断面図、(図55の線57−57に沿った)透視断面図、(図55の線58−58に沿った)透視断面図、フェース部を除いて示す透視正面図、フェース部を除いて示す別の透視正面図、フェース部を除いて示す別の透視正面図、(図54の線62−62に沿った)透視断面図、(図54の線63−63に沿った)透視断面図、(図54の線64−64に沿った)透視断面図である。
【0023】
図65は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の任意の実施形態に関するゴルフクラブヘッドのフェース部の背面図である。
【0024】
図66は、本明細書に記載の例示的なゴルフクラブヘッドを製造する方法を示す図である。
【0025】
図67図68図69図70図71、及び図72は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関するゴルフクラブヘッドの透視正面図、透視背面図、フェース部を除いて示す透視正面図、(図68の線70−70に沿った)透視断面図、(図68の線71−71に沿った)透視断面図、(図68の線72−72に沿った)透視断面図である。
【0026】
図73及び図74は、それぞれ、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の一実施形態に関する充填挿入物の正面斜視図及び背面斜視図である。
【0027】
図75は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の別の実施形態に関する充填挿入物を備えた、図67に示すゴルフクラブヘッドの図68の線71−71に沿った透視断面図である。
【0028】
図76図77、及び図78は、図75の充填挿入物の正面斜視図、背面斜視図、及び側面斜視図である。
【0029】
図79図80図81図82図83図84図85、及び図86は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の幾つかの実施形態に関する充填挿入物を備えた、図67に示すゴルフクラブヘッドの図68の線71−71に沿った透視断面図である。
【0030】
図87は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の任意の実施形態に関するゴルフクラブヘッドの製造例を示す図である。
【0031】
図88及び図89は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の任意の実施形態に関するフェース部の2つの例の断面図である。
【0032】
図90は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の任意の実施形態に関するマス部の上面図である。
【0033】
図91及び図92は、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物の任意の実施形態に関する例示的なマス部の側面図である。
【0034】
説明の簡素化及び明確化のために、図面は構造を一般的な方法で示し、周知の機能及び技術の説明及び詳細は本開示を不必要に不明瞭にすることを避けるために省略される場合がある。更に、図面中の要素は、縮尺どおりに描かれない場合がある。例えば、図面中の幾つかの要素の寸法は、本開示の実施形態の理解の改善を助けるために他の要素に対して誇張される場合がある。
【発明を実施するための形態】
【0035】
一般に、ゴルフクラブヘッド、ゴルフクラブ、ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブの製造方法が本明細書に記載される。以下の米国特許及び米国特許出願は、本明細書で全体として「参照により組み込まれる出願」と称され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる:米国特許第8,961,336号;第9,199,140号;第9,199,143号;第9,352,197号;第9,399,158号;第9,468,821号;第9,533,201号;第9,550,096号;第9,610,481号;第9,630,070号;第9,669,270号;第9,675,853号; 第9,782,643号;第9,795,842号;第9,814,952号;第9,821,201号;第9,833,667号;第9,861,867号;第9,981,160号;第10,213,659号;第10,413,787号;、及び、2016年7月13日に出願された米国特許出願第15/209,364号;2017年3月17日に出願された米国特許出願第15/462,281号;2017年10月16日に出願された米国特許出願第15/785,001号;2018年1月22日に出願された米国特許出願第15/876,877号;2018年3月23日に出願された米国特許出願第15/934,579号;2018年7月19日に出願された米国特許出願第16/039,496号;2018年11月2日に出願された米国特許出願第16/179,406号;2018年11月30日に出願された米国特許出願第16/205,583号;2019年5月24日に出願された米国特許出願第16/422,661。
【0036】
図1図4の例では、ゴルフクラブヘッド100は、クラウン部135を有するトップ部130と、ボトム部140と、トウ部150と、ヒール部160と、フロント部170と、リア部180とを備えたボディ部110を含み得る。クラウン部135は、複合材料から構成されてトップ部130に取り付けられる別個の部品であり得る。ボトム部140は、トップ部130とボトム部140との間に、フロント部170を除き、トウ部150からリア部180を回ってヒール部160に至るゴルフクラブヘッド100の周縁部を横断して延在する、ゴルフクラブヘッド100のサイド部として画定されたスカート部(不図示)を含み得る。フロント部170は、ゴルフボール(不図示)に当たるフェース部175を含み得る。ゴルフクラブヘッド100は、中立軸401を有し得る。中立軸401は、フェース部175に対して垂直であってもよく、フェース部175の中心と交差し得る。ボディ部110はまた、シャフト(不図示)を受け入れるためのホーゼル部165を含み得る。あるいは、ボディ部110は、ホーゼル部165に代えてボアを含み得る。ボディ部110は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の1つの材料又はその組み合わせから作製され得る。ゴルフクラブヘッド100のフロント−リア距離の最大値は、ゴルフクラブヘッド100のヒール−トウ距離の最大値より大きくてもよい。図1図4は、特定のタイプのゴルフクラブヘッド(例えば、ドライバー系クラブヘッド)を示しているが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのクラブヘッド(例えば、フェアウェイウッド系クラブヘッド、ハイブリッド系クラブヘッド、アイアン系クラブヘッド、パター系クラブヘッドなど)に適用可能であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0037】
ボトム部140は、例えば、トウ部150の近くに第1セットのポート211(概ねポート212、214、216として示される)を有する第1のポート領域210、フロント部170の近くに第2セットのポート220(概ねポート222、224、226として示される)を有する第2のポート領域220、及びヒール部160の近くに第3セットのポート231(概ねポート232、234、236として示される)を有する第3のポート領域230として示される、複数のポート領域を含み得る。図1図4は、ポート領域及びポートの特定の構成を示しているが、ポート領域の数、各領域のポートの数と構成、及びポートの位置は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。ボディ部110はまた、第1セットの質量部260(概ね質量部262、264、266として示される)、第2セットの質量部270(概ね質量部272、274、276として示される)、及び第3セットの質量部280(概ね質量部282、284、286として示される)として示される、複数の質量部を含み得る。各ポートは、任意の質量部を交換可能に受け入れることができる。第1セットの質量部260、第2セットの質量部270、及び/又は第3セットの質量部280の各質量は、類似していてもよいし、異なっていてもよい。従って、ポート領域210、220、及び/又は230の各ポートに類似又は異なる質量の質量部を使用することで、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されるように、各ポート領域の全体的な質量及び/又は各ポート領域の質量分布を調整し、ゴルフクラブヘッド100を使用する個人のためにゴルフクラブヘッドのスイングウェイト、重心、慣性モーメント、及び/又は全体的な感触を概ね最適化及び/又は調整することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0038】
ボディ部110の内部の特定の領域は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のポリマー材料と同様の、本明細書では充填材料とも称されるポリマー材料を含み得る。充填材料は、ゴルフボール(不図示)を打つときのゴルフクラブヘッド100の振動を減衰し、ノイズを減衰し、重心を下げ、及び/又は良好な感触及び音を提供し得る。ゴルフクラブヘッド100は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の充填材料を含み得る1つ又は複数の内部領域及び/又は空洞を有し得る。一例では、図4に示すように、ボディ部110は、キャビティウォール部320を含み得る。キャビティウォール部320は、ボディ部110内に第1の内部キャビティ部410及び第2の内部キャビティ部420を形成し得る。第1の内部キャビティ部410と第2の内部キャビティ部420は、キャビティウォール部320によって分離され得る。あるいは、第1の内部キャビティ部410と第2の内部キャビティ部420は、キャビティウォール部320の1つ又は複数の開口部を通じて接続され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0039】
図4に示すように、キャビティウォール部320は、トップ部130の位置又はそれに近接する位置からボトム部140に向かって延在する第1の部分322を含み得る。第1の部分322は、フェース部175に対して特定の角度又は向きでボトム140に向かって延在し得る。一例では、第1の部分322は、ボトム140に向かうと共にフェース部175から離れて延在し得る。従って、第1の内部キャビティ部410の第1の幅411(WC1)は、トップ部130からボトム部140に向かう方向で増加し得る。別の例では、第1の部分322は、ボトム140に向かうと共にフェース部175に向かって延在し得る。従って、第1の内部キャビティ部410の第1の幅411は、トップ部130からボトム部140に向かう方向で減少し得る。図4に示す例では、キャビティウォール部320の第1の部分322は、フェース部175と略平行又は実質的に平行なトップ部130の位置又はそれに近接する位置から延在し得る。従って、第1の内部キャビティ部410の第1の幅411は、一定又は実質的に一定であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0040】
第1の内部キャビティ部410は、トップ部130とボトム部140の間の拡大キャビティ部412を含み得る。図4に示す例のように、拡大キャビティ部412は、部分的に又は完全に第2のポート領域220の上に延在する。従って、拡大キャビティ部412は、第1の内部キャビティ部410の第1の幅411より大きい第1の内部キャビティ部410の第2の幅413(WC2)を有し得る。第2の幅413は、第1の幅411より約2倍大きくてもよい。第2の幅413は、第1の幅411より少なくとも2倍大きくてもよい。拡大キャビティ部412は、ゴルフクラブヘッド100の中立軸401の下に少なくとも部分的に配置され得る。拡大キャビティ部412は、ゴルフクラブヘッド100の中立軸401の下に完全に配置され得る。第1の幅411は、中立軸401の上に配置され得る。第2の幅413は、中立軸401の下に配置され得る。拡大キャビティ部412は、第1のウォール部322からリア部180及びボトム部140に向かって延在すると共に第2のポート領域220を横切って戻る、第2のウォール部324によって画定され得る。第1の内部キャビティ部410は、第2のウォール部324からボトム部140の位置又はそれに近接する位置まで延在する第3のウォール部326を含み得る。第1の内部キャビティ部410は、第3のウォール部326からフェース部175の背面176まで延在する第3の幅414(WC3)を有し得る。第3の幅414は、拡大キャビティ部412の下に配置され得る。第3の幅414は、第2の幅413の下に配置され得る。第3の幅414は、第2の幅413より小さくてもよい。第3の幅414は、第1の幅411と実質的に等しくてもよい。図4に示す例のように、第3の幅414は、第2のポート領域220とフェース部175の間に配置され得る。第3の幅414は、ボトム部に近接して配置され得る。別の例では、第1の幅411は、第1の内部キャビティ部410(不図示)の第2の幅413と同様であり得る。従って、キャビティウォール部320の第1のウォール部322は、第2のポート領域220の上の第1の内部キャビティ部410の一部が第2のポート領域220の1つ又は複数のポートの上に延在するように、図4に示す第1のウォール部322の位置よりもリア部180に向かって更に後方に配置されてもよい。他の例では、第1の内部キャビティ部410は、本明細書に記載されると共に図5図13に示される内部キャビティ部のいずれかと同様に構成され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0041】
一例では、第1の内部キャビティ部410は、充填されていなくてもよい(すなわち、空の空間)。あるいは、第1の内部キャビティ部410は、衝撃を吸収し、振動を遮断し、ノイズを減衰し、及び/又はフェース部の構造的支持を提供するように、充填材料(すなわち、キャビティ充填部)で部分的に充填(すなわち、100%未満充填)又は完全に充填され得る。例えば、第1の内部キャビティ部410の少なくとも50%は、ゴルフクラブヘッド100がフェース部175を介してゴルフボールに当たったときの衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/又はノイズを減衰するように、TPE材料で充填され得る。一例では、第1の内部キャビティ部410は、ボトム部140に配置されたポート(例えば、ポート224)を通じて、部分的に又は完全に充填材料で充填され得る。一例では、図4に示すように、ポート224は、第1の内部キャビティ部410にアクセスする開口部を含み得る。開口部は、第1の内部キャビティ部410に導入される充填材料のための流体通路を提供し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0042】
ゴルフクラブヘッド100のフェース部175がゴルフボールにあたるとき、フェース部175及び充填材料が変形及び/又は圧縮する可能性がある。衝撃の運動エネルギーは、フェース部175及び/又は充填材料に伝達され得る。例えば、運動エネルギーの一部は、充填材料によって、又は充填材料を変形及び/又は圧縮する際の作用によって熱に変換され得る。更に、運動エネルギーの一部は、ゴルフボールに戻されて、ゴルフボールを特定の速度で発射し得る。比較的高いCORを有する充填材料は、比較的多い運動エネルギーをゴルフボールに伝達し、比較的少ない運動エネルギーを拡散し得る。従って、比較的高いCORを有する充填材料は、衝撃の運動エネルギーの比較的大部分がゴルフボールに戻されてゴルフクラブヘッド100からゴルフボールを発射し得るので、比較的高いゴルフボール速度を生成し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0043】
第1の内部キャビティ部410を形成するキャビティウォール部320の支持及び第1の内部キャビティ部410の少なくとも一部を充填材料で充填することで、フェース部175は、ゴルフクラブヘッド100の構造的完全性、音、及び/又は感触を損なわずに比較的薄くすることができる。一例では、フェース部175は、0.075インチ以下の厚さ(例えば、前面174と背面176の間の距離)を有し得る。別の例では、フェース部175は、0.2インチ以下の厚さを有し得る。別の例では、フェース部175は、0.06インチ以下の厚さを有し得る。更に別の例では、フェース部175は、0.05インチ以下の厚さを有し得る。更に、フェース部175は、0.03インチ以下の厚さを有し得る。更に別の例では、フェース部175の厚さは、0.03インチ以上、0.2インチ以下であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0044】
図1図4に示す例では、第2の内部キャビティ部420は、充填されていなくてもよい(すなわち、空の空間)。あるいは(不図示)、第2の内部キャビティ部420は、本明細書に記載された材料と類似又は異なるタイプの1つ又は複数の材料を含み得る、第1の内部キャビティ部410の充填に使用される充填材料と異なる又は類似し得る充填材料(すなわち、キャビティ充填部)で、部分的に充填又は完全に充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0045】
本明細書の各実施例は、特定のタイプのゴルフクラブヘッドを説明し得るが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのゴルフクラブヘッドに適用可能であり得る。例えば、図5図7を参照すると、ゴルフクラブヘッド500は、ボディ部510と、キャビティウォール部520とを含み得る。図5図7は、特定のタイプのゴルフクラブヘッド(例えば、フェアウェイウッド系クラブヘッド)を説明し得るが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのゴルフクラブヘッド(例えば、ドライバー系クラブヘッド、ハイブリッド系クラブヘッド、アイアン系クラブヘッド、パター系クラブヘッドなど)に適用可能であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0046】
ボディ部510は、トウ部540と、ヒール部550と、フロント部560と、リア部570と、トップ部580(例えば、クラウン部)と、ボトム部590(例えば、ソール部)を含み得る。フロント部560は、フェース部562(例えば、打撃面)を含み得る。フェース部562は、前面564及び背面566を含み得る。前面564は、図7に概ね710として示される複数の溝を含み得る。キャビティウォール部520は、ボディ部510内に第1の内部キャビティ部610及び第2の内部キャビティ部620を形成し得る。図6に示すように、例えば、キャビティウォール部520は、フェース部562の背面566から延在し得る。キャビティウォール部520は、単一の湾曲したウォール部分であり得る。特に、キャビティウォール部520は、背面566に対して凸状の弧形プロファイル(例えば、C形状)を有して、背面566に楕円形の基部(例えば、図7)又は円形の基部を有するドーム状の構造を形成し得る。別の例では、キャビティウォール部520は、ボディ部510と共に円錐状の構造又は円筒状の構造を形成し得る。あるいは、キャビティウォール部520は、背面566に対して凹状の弧形プロファイルであり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0047】
第1の内部キャビティ部610は、衝撃を吸収し、振動を遮断し、ノイズを減衰し、及び/又は構造的支持を提供するように、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の充填材料のような適切な充填材料で、部分的に又は完全に充填され得る。弾性ポリマー材料は、フェース部562上のポートを介した射出成型プロセスを通じて第1の内部キャビティ部610に注入され得る。第1の内部キャビティ部610を形成するキャビティウォール部520の支持及び第1の内部キャビティ部610の少なくとも一部を充填材料で充填することで、フェース部562は、ゴルフクラブヘッド500の構造的完全性、音、及び/又は感触を損なわずに比較的薄くすることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0048】
キャビティウォール部520は、複数の部分を含み得る。図8図10を参照すると、例えば、ゴルフクラブヘッド800は、ボディ部810と、キャビティウォール部820とを含み得る。ボディ部810は、トウ部840と、ヒール部850と、フロント部860と、リア部870と、トップ部880(例えば、クラウン部)と、ボトム部890(例えば、ソール部)とを含み得る。フロント部860は、前面864及び背面866を有するフェース部862(例えば、打撃面)を含み得る。キャビティウォール部820は、ボディ部810内に第1の内部キャビティ部910及び第2の内部キャビティ部920を形成するように、背面866から延在し得る。キャビティウォール部820は、図9に概ね930、940、950として示される、2つ以上のウォール部分を含み得る。第1の内部キャビティ部610(図5図7)と同様に、第1の内部キャビティ部910は、部分的に又は完全に充填材料で充填され得る。充填材料は、フェース部862の開口部を介した射出成型プロセスを通じて第1の内部キャビティ部910に注入され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0049】
図11及び図12に示すように、例えば、ゴルフクラブヘッド1100は、ボディ部1110と、キャビティウォール部1120とを含み得る。ボディ部1110は、トウ部1140と、ヒール部1150と、フロント部1160と、リア部1170と、トップ部1180(例えば、クラウン部)と、ボトム部1190(例えば、ソール部)とを含み得る。フロント部1160は、前面1164及び背面1166を有するフェース部1162(例えば、打撃面)を含み得る。フェース部1162は、ゴルフクラブヘッド1100のロフト角を画定するロフト平面1230に関連付けられ得る。キャビティウォール部1120は、単一の平坦なウォール部分であり得る。特に、キャビティウォール部1120は、ボディ部1110内に第1の内部キャビティ部1210及び第2の内部キャビティ部1220を形成するように、トウ部1140とヒール部1150の間、及びトップ部1180とボトム部1190の間に延在し得る。キャビティウォール部1120は、ロフト平面1230に平行又は実質的に平行であり得る。あるいは、図13に示すように、キャビティウォール部1320は、接地平面1330に対して垂直又は実質的に垂直であり得る。内部キャビティ部610(図5図7)及び内部キャビティ部910(図8図10)と同様に、第1の内部キャビティ部1210は、弾性ポリマー材料又はエラストマー材料で、部分的に又は完全に充填され得る。弾性ポリマー材料は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されるように、フェース部1162及び/又はボトム部1190のポートを介した射出成型プロセスを通じて第1の内部キャビティ部1210に注入され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0050】
あるいは、キャビティウォール部1120は、キャビティウォール部1120とロフト平面1230が互いに平行にならないように、ボトム部1190とトップ−フロント移行領域(すなわち、トップ部1180とフロント部1160の間の移行領域)の間に延在し得る。別の例では、キャビティウォール部1120は、キャビティウォール部1120とロフト平面1230が互いに平行にならないように、トップ部1180とボトム−フロント移行領域(すなわち、ボトム部1190とフロント部1160の間の移行領域)の間に延在し得る。図11図13は、平坦又は実質的に平坦なキャビティウォール部1120、1320を示しているが、キャビティウォール部1120及び/又は1320は、フェース部1162に対して凹状又は凸状であってもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0051】
図14図24の例では、ゴルフクラブヘッド1400は、トウ部1440と、ゴルフクラブを形成するために一方の端部にグリップ(不図示)を有すると共に他方の端部にゴルフクラブヘッド1500を有するシャフト(不図示)を受け入れるように構成されるホーゼル部1455を有するヒール部1450と、外周エッジ部1461を有するフロント部1460と、バック部1470と、トップ部1480と、ソール部1490とを有するボディ部1410を含み得る。トウ部1440、ヒール部1450、フロント部1460、バック部1470、トップ部1480、及び/又はソール部1490は、互いに部分的に重なり合ってもよい。ゴルフクラブヘッド1400は、アイアン系ゴルフクラブヘッド(例えば、1番アイアン、2番アイアン、3番アイアン、4番アイアン、5番アイアン、6番アイアン、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアンなど)、又はウェッジ系ゴルフクラブヘッド(例えば、ピッチングウェッジ、ロブウェッジ、サンドウェッジ、44°(度)、48°、52°、56°、60°などのn度ウェッジ)であり得る。図14図24は、特定のタイプのクラブヘッドを示すが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのクラブヘッド(例えば、ドライバー系クラブヘッド、フェアウェイウッド系クラブヘッド、ハイブリッド系クラブヘッド、パター系クラブヘッドなど)に適用可能であり得る。ゴルフクラブヘッド1400を構成する材料及び/又はその任意の組み合わせは、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の材料と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0052】
ゴルフクラブヘッド1400は、ボディ部1410(例えば、1つの単一部品)と一体的に形成され得るフェース部1462(すなわち、打撃面)を含んでもよい。一例では、図14図24に示すように、フェース部1462は、ボディ部1410に(例えば、接着で、機械的に、溶接又は半田付けにより)結合された別個の部品であり得る。フェース部1462は、前面1464及び背面1466を含み得る。一例(不図示)では、前部1460は、ボディ部1410にフェース部1462を取り付けるために、フェース部1462を受け入れるように構成された1つ又は複数の凹んだショルダー部を含み得る。別の例では、図14図24に示すように、背面1466は、ボディ部1410にフェース部1462を取り付けるために、ボディ部1410の外周エッジ部1461に取り付けられ得る外周部1467を含んでもよい。ボディ部1410の外周エッジ部1461及びフェース部1462の外周部1467は、1つ又は複数の留め具、1つ又は複数の接着剤又は結合剤、及び/又は溶接又は半田付けによって取り付けられ得る。一例では、図14図24に示すように、フェース部1462の外周部1467は、1つ又は複数の位置でボディ部1410の外周エッジ部1461に溶接され得る。或いは、フェース部1462の外周部1467の全体が、ボディ部1410の外周エッジ部1461の全体に溶接(すなわち、連続溶接)され得る。フェース部1462は、ゴルフボールを打つためのボール打撃領域1468を含み得る。一例では、ボール打撃領域1468の中心は、フェース部1462の幾何学的中心1463であり得る。別の例では、フェース部1462の幾何学的中心1463は、ボール打撃領域1468の中心からオフセットされ得る。一例では、幾何学的中心1443、及び、ボール打撃領域1468内の幾何学的中心の近傍及び/又は幾何学的中心を取り囲む1つ又は複数の領域は、ゴルフボールを打つためのフェース部1462上の概ね最適な位置(すなわち、最適なボール飛距離、ボール速度、ボールスピン特性など)を提供し得る。更に別の例では、幾何学的中心1463又はその近傍及びボール打撃領域1468内の任意の位置が、ゴルフボールを打つためのフェース部1462上の概ね最適な位置を提供し得る。しかしながら、ボールは、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドにおけるボール打撃領域1468内又はボール打撃領域1468外のフェース部1462の任意の位置で打たれる可能性があり、個人が好む中心での打撃とは異なる特定のボール飛行特性がもたらされる。フェース部1462の構成及びボディ部1410に対するフェース部1462の取り付け(例えば、溶接)は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されたゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0053】
ゴルフクラブヘッド1400は、接地平面2310、水平中央平面2320、及び頂上平面2330に関連付けられ得る。特に、接地平面2310は、地面に平行又は実質的に平行で、且つ、ゴルフクラブヘッド1400がアドレス位置にあるとき(例えば、ゴルフクラブヘッド1400がゴルフボールを打つように位置合わせされたとき)にソール部1490の最下端に接する平面であり得る。頂上平面2330は、ゴルフクラブヘッド1400がアドレス位置にあるときにトップ部1480の最上端に接する平面であり得る。接地平面2310及び頂上平面2330は、それぞれ、互いに平行又は実質的に平行であり得る。水平中央平面2320は、接地平面2310と頂上平面2330のそれぞれの間の垂直方向の中間にあり得る。更に、ゴルフクラブヘッド1400は、ゴルフクラブヘッド1400のロフト角2345(α)を画定するロフト平面2340に関連付けられ得る。ロフト平面2340は、フェース部1462に対する接平面であり得る。ロフト角2345は、ロフト平面2340と、接地平面2310に対して垂直な垂直平面2350とによって画定され得る。
【0054】
ボディ部1410は、内壁1512を有する内部キャビティ1510を含む中空体であり得る。内部キャビティ1510は、フロント部1460、バック部1470、トップ部1480、及びソール部1490の間に延在し得る。図14図24の例では、ボディ部1410の内部キャビティ1510は、フェース部1462で封止されると共にフェース部1462で部分的に画定され得る。内部キャビティ1510の構成(例えば、高さ、幅、体積、形状など)、ボディ部1410に対する内部キャビティ1510の構成(例えば、ボディ部1410の体積に対する内部キャビティ1510の体積)、幅及び高さの変化、及び、ボディ部1410の1つ又は複数のポートからの内部キャビティ1510へのアクセスは、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0055】
更に、ボディ部1410は、外部ポート及び/又は内部ポート(例えば、ボディ部1410の内部に配置)であり得る、1つ又は複数のポートを含み得る。内部キャビティ1510の内壁1512は、1つ又は複数のポート(不図示)を含み得る。一例では、図14に示すように、バック部1470は、ボディ部1410の外周に沿って又はその近傍に、1つ又は複数のポートを含み得る。例えば、ボディ部1410は、第1セットのポート1520(例えば、ポート1521、1522、1523として示される)と、第2セットのポート1530(例えば、ポート1531、1532、1533として示される)と、第3セットのポート1540(例えば、ポート1541、1542、1543として示される)とを含み得る。第1セットのポート1520、第2セットのポート1530、及び/又は第3セットのポート1540の各ポートの位置、他のポートとの間隔、及び他の任意の構成は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のポートと多くの点で類似し得る。更に、第1セットのポート1520、第2セットのポート1530、及び/又は第3セットのポート1540の任意の1つ又は複数のポートは、内部キャビティ1510に接続されてもよく、それを通じて1つ又は複数の充填材料が内部キャビティ1510に注入され得る。図14図24の例では、ポート1542が、開口部1543を介して内部キャビティ1510に接続され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0056】
第1セットのポート1520の各ポートは、第1セットのポート1520のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第2セットのポート1530の各ポートは、第2セットのポート1530のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第3セットのポート1540の各ポートは、第3セットのポート1540のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第1セットのポート1520と第2セットのポート1530は、第1セットのポート1520及び第2セットのポート1530のいずれかのポートのポート直径よりも実質的に大きい距離だけ離間され得る。一例では、第2セットのポート1530と第3セットのポート1540は、第2セットのポート1530及び第3セットのポート1540のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離間され得る。別の例では、図14に示すように、第2セットのポート1530と第3セットのポート1540は、第2セットのポート1530及び第3セットのポート1540のいずれかのポートのポート直径よりも実質的に大きい距離だけ離間され得る。一例では、第2セットのポート1530と第3セットのポート1540の間のボディ部1410の部分は、ボール打撃領域1468に概ね対応又は位置合わせされてもよく、全くポートが無くてもよい。別の例(不図示)では、第2セットのポート1530と第3セットのポート1540は、トウ部1440からヒール部1450まで概ね略等しい間隔で連続的に延在し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0057】
図面ではポートを別々な個々の部品として示しているが、第1セットのポート1520、第2セットのポート1530、及び第3セットのポート1540は、それぞれ、単一のポートであり得る。一例では、第1セットのポート1520(例えば、1521、1522、1523として示される)の全てが、単一のポート(例えば、第1のポート)に結合され得る。別の例では、第2セットのポート1530(例えば、1531、1532、1533として示される)の全てが、単一のポート(例えば、第2のポート)に結合され得る。更に別の例では、第3セットのポート1540(例えば、1541、1542として示される)の全てが、単一のポート(例えば、第3のポート)に結合され得る。図面では特定の数のポートを示しているが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、より多い数又はより少ない数のポートを含み得る。
【0058】
ボディ部1410は、ボディ部1410に結合される一体的な質量部又は別々の質量部であり得る、1つ又は複数の質量部(例えば、ウェイト部)を含んでもよい。図14に示す例では、ボディ部1410は、第1セットの質量部1620(例えば、質量部1621、1622、1623として示される)と、第2セットの質量部1630(例えば、質量部1631、1632、1633として示される)と、第3セットの質量部1640(例えば、質量部1641、1642として示される)とを含み得る。上記の例では、質量部の特定の数又は部分を説明したが、質量部のセットは、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されるように、単一の質量部又は複数の質量部を含み得る。例えば、第1セットの質量部1620は、単一の質量部であり得る(例えば、質量部1631、1632、1633は、第1の質量部と称される単一の質量部であり得る)。同様に、第2セットの質量部1630及び/又は第3セットの質量部1640は、単一の質量部であり得る。更に、第1セットの質量部1620、第2セットの質量部1630、及び/又は第3セットの質量部1640は、ボディ部1410の物理的構造の一部であり得る。第1セットの質量部1620、第2セットの質量部1630、及び/又は第3セットの質量部1640は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の質量部と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0059】
ボディ部1410は、第1の材料で作製され得る一方で、第1セットの質量部1620、第2セットの質量部1630、及び/又は第3セットの質量部1640の各質量部は、第2の材料で作製され得る。第1セットの質量部1620、第2セットの質量部1630、及び/又は第3セットの質量部1640の各質量部は、類似又は異なる材料であり得る。ボディ部1410、及び、第1セットの質量部1620、第2セットの質量部1630、及び/又は第3セットの質量部1640の任意の質量部の各材料は、それぞれ、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されたボディ部及び任意の質量部の各材料と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0060】
内部キャビティ1510は、1つ又は複数の類似又は異なるタイプの材料を含み得る1つ又は複数の充填材料(すなわち、キャビティ充填材料)で、部分的に又は完全に充填されてもよい。一例では、図14図24に示すように、内部キャビティ1510は、第1の充填材料1712と第2の充填材料1714で充填され得る。第1の充填材料1712は、フェース部1462の背面1466に結合又は取り付けられ得る。一例では、第1の充填材料1712は、フェース部1462の背面1466に取り付けるための固有の接着特性又は結合特性を有し得る。別の例では、第1の充填材料1712は、第1の充填材料1712と混合され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、フェース部1462の背面1466に取り付けられてもよい。別の例では、第1の充填材料1712は、第1の充填材料1712から分離され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、フェース部1462の背面1466に取り付けられてもよい。別の例では、第1の充填材料1712は、本明細書に記載されるように、第2の充填材料1714でフェース部1462の背面1466に接触した状態で維持され得る。更に別の例では、第1の充填材料1712は、本明細書に記載されるように、フェース部1462の背面1466に結合されると共に、第2の充填材料1714でフェース部1462の背面1466に接触して維持され得る。第1の充填材料1712及び/又は第2の充填材料1714は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された充填材料と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0061】
第1の充填材料1712は、フェース部1462のボール打撃領域1468に対応するフェース部1462の背面1466の少なくとも一部に結合され得る。第1の充填材料1712は、ボール打撃領域1468を超えるフェース部1462の背面1466の領域に結合され得る。第1の充填材料1712は、内部キャビティ1510に露出された、フェース部1462の背面1466の面積の10%以上100%未満である、フェース部1462の背面1466の1つ又は複数の部分に結合され得る。フェース部1462の背面1466に結合され得る第1の充填材料1712の量は、ゴルフクラブヘッドのロフト角、フェース部1462の全体の厚さ、フェース部1462の厚さプロファイル、内部キャビティ1510の形状、任意のポート又は質量部の位置及び構成、第1の充填材料1712の材料特性、及び/又は第2の充填材料1714の材料特性に依存し得る。一例では、フェース部1462の背面1466の比較的大きい部分は、第1の充填材料1712がフェース部1462に対する十分な構造的支持を提供するように、比較的薄いフェース部1462のために第1の充填材料1712に結合され得る。別の例では、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、第1の充填材料1712が結合され得るフェース部1462の背面1466の部分を制限し得る。更に別の例では、ゴルフクラブヘッドの音響特性は、個人に心地よい音及び感触を提供するようにフェース部1462の背面1466に結合され得る充填材料1712の量を決定する要因となり得る。フェース部1462の背面1466に結合された第1の充填材料1712の量は、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド1400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド1400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部1462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0062】
第1の充填材料1712の幅1722(WF1)は、トウ部1440からヒール部1450まで、及び/又はトップ部1480からソール部1490まで変化し得る。第1の充填材料1712の幅1722は、トウ部1440からヒール部1450まで、及び/又はトップ部1480からソール部1490まで一定又は実質的に一定であり得る。第1の充填材料1712の幅1722は、内部キャビティ1510内の1つ又は複数の位置で一定又は実質的に一定であってもよく、内部キャビティ210の特定の他の位置で変化してもよい。一例では、図14図24に示すように、第1の充填材料1712の幅1722は、内部キャビティ1510の内壁1512の全て又は一部の輪郭と同様又は実質的に同様に(すなわち、内部キャビティ1510の内壁1512の形状と同様又は実質的に同様に)、内部キャビティ1510の1つ又は複数の位置で変化し得る。従って、内部キャビティ1510内の、及び/又はフェース部1462に結合された第1の充填材料1712の量は、第1の充填材料1712と内部キャビティ1510の内壁1512との間に、本明細書に更に記載された特定のギャップを維持しながら最大化され得る。別の例では、フェース部1462のボール打撃領域1468及び/又はその周りの第1の充填材料1712は、比較的大きな幅1722を有して、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド1400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド1400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部1462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。第1の充填材料1712の幅1722は、比較的高い又は最適な反発係数(COR)がゴルフクラブヘッド1400に提供されるように、ボール打撃領域1468及び/又は内部キャビティ1510の他の領域で決定され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0063】
一例では、図14図24に示すように、第1の充填材料1712と内部キャビティ1510の内壁1512との間の距離は、ギャップ1724を画定し得る。ギャップ1724のサイズは、第1の充填材料1712の形状、内部キャビティ1510の内壁1512の形状、内部キャビティ1510に接続され得る1つ又は複数のポートの位置、1つ又は複数の一体的な及び/又は取り外し可能な質量部の位置、及び/又は本明細書に記載されるような他の要因と同様又は実質的に同様に、一定であってもよく、内部キャビティ210内で変化してもよい。内部キャビティ1510の特定の位置では、ギャップ1724のサイズは可能な限り小さくてもよいが、第1の充填材料1712と内部キャビティ1510の内壁1512との間に第2の充填材料1714を収容するのに十分なスペースを提供する。一例では、ギャップは、第1の充填材料1712と第2の充填材料1714でゴルフクラブヘッドを製造した結果であり得る。
【0064】
一例では、ギャップ1724は、0.001インチ(0.003cm)以上0.2インチ(0.508cm)以下であり得る。別の例では、ギャップ1724は、0.007インチ(0.18cm)以上0.1インチ(0.384cm)以下であり得る。別の例では、ギャップ1724は、0.015インチ(0.038cm)以上0.05インチ(0.127cm)以下であり得る。更に別の例では、ギャップ1724は、0.003インチ(0.008cm)以上0.38インチ(0.635cm)以下であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0065】
本明細書に記載されるように、第1の充填材料1712の幅1722は、内部キャビティ1510の内壁1512の形状と同様又は実質的に同様に変化し得る。従って、一例では、ギャップ1724の幅の変動(Wg)は、以下の式によって表され得る。
【数1】
ここで、Wgmax はWgの最大値であり、Wgmin はWgの最小値であり、1<Rg≦5である。
【0066】
一例では、第1の充填材料1712の幅1722が内部キャビティ1510の内壁1512の形状と同様又は実質的に同様に変化するので、Rgは2以下であり得る。別の例では、Rgは3以下であり得る。従って、ギャップ1724の最大幅(Wgmax )は、ギャップ1724の最小幅(Wgmin )の3倍以下であり得る。更に別の例では、Rgは4以下であり得る。従って、ギャップ1724の最大幅(Wgmax )は、ギャップ1724の最小幅(Wgmin )の4倍以下であり得る。第1の充填材料1712の形状が内部キャビティ1510の内壁1512の輪郭(すなわち、内部キャビティ1510の内壁の形状)と同様又は実質的に同様に変化し得るように、ギャップ1724の変化は小さくてもよい。上記の例ではWgmax とWgmin の特定の比率を説明したが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、より大きいWgmax とWgmin の比率を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0067】
フェース部1462のバック面1466は、本明細書に記載されるように、ボディ部1410の外周エッジ部1461に取り付けられ得る外周部1467を含んでもよい。従って、フェース部1462の背面1466は、内部キャビティ1510に露出された内面部1469を含み得る。内面部1469はまた、内部キャビティ1510の境界(すなわち、内部キャビティ1510の前側境界)を画定し得る。一例(不図示)では、第1の充填材料1712は、フェース部1462の内面部1469の全体に結合され得る。別の例では、図14図24に示すように、第1の充填材料1712は、フェース部1462の内面部1469の一部に結合され得る。従って、第1の充填材料1712は、フェース部1462の内面部1469に取り付けられた前面面積1713を含み得る。一例では、第1の充填材料1712の前面面積1713(フェース部1462に取り付けられた第1の充填材料1712の前面の面積)(FAm )とフェース部1462の内面部1469の面積(BAf )との間の関係は、以下の式によって表され得る。
【数2】
ここで、FAm は第1の充填材料1712の前面面積1713であり、BAf はフェース部1462の内面部1469の面積であり、αはフェース部1462のロフト角であり、−0.003≦A1 ≦0.001であり、0.4≦A2 ≦0.85である。
【0068】
本明細書で使用されるロフト角αは、5番アイアンゴルフクラブ、7番アイアンゴルフクラブなどのアイアン系ゴルフクラブ、又はウェッジ系ゴルフクラブのタイプに関連付けられ得る。例えば、5番アイアンゴルフクラブヘッドは、38°±2°のロフト角αを有し得る。別の例では、7番アイアンゴルフクラブヘッドは、44°±2°のロフト角αを有し得る。更に別の例では、ウェッジ系ゴルフクラブヘッドは、5°±2°のロフト角αを有し得る。従って、本明細書に表す任意のロフト角は、同じタイプのアイアンゴルフクラブヘッドで±2°変化し得る。上記の例では、特定のアイアン系ゴルフクラブヘッドを説明したが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、ドライバー系ゴルフクラブヘッド、フェアウェイウッド系ゴルフクラブヘッド、ハイブリッド系ゴルフクラブヘッド、パター系ゴルフクラブヘッド、又は他のタイプのゴルフクラブヘッドを含み得る。更に、上記の例では、特定のロフト角を説明したが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、より大きい又はより小さいロフト角を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0069】
係数A1 とA2 の上限値及び下限値は、フェース部1462の内面部1469の面積に対する第1の充填材料1712の前面面積1713の比率の上方境界及び下方境界を画定し得る。一例では、式(2)に従い、且つ、係数A1 の値を−0.0018と仮定すると、アイアン系ゴルフクラブヘッドのセットのフェース部1462の内面部1469の面積に対する第1の充填材料1712の前面面積1713の比率の上方境界及び下方境界は、表1に示すように決定され得る。
【表1】
【0070】
ゴルフクラブヘッドのロフト角は、ゴルフクラブヘッドの構造的構成を決定し得る。従って、異なるロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、異なる内部キャビティ形状、ポート位置、質量部位置、充填材料体積、異なるCG位置、異なるサイズのフェース部、又は異なるゴルフクラブヘッド断面形状を有し得る。一例では、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、より小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドよりも概ね小さいキャビティ幅プロファイルを有し得る。従って、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドのFAm /BAf の値は、本明細書に記載されるように、各ゴルフクラブヘッドの内部キャビティに提供され得る充填材料の量の相違により、より小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドよりも概ね小さてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0071】
別の例では、第1の充填材料1712の体積と内部キャビティ1510の体積(Vm )との間の関係は、以下の式によって表され得る。
【数3】
ここで、Vm は第1の充填材料1712の体積であり、Vc は内部キャビティ1510の体積であり、αはロフト角であり、−0.001≦B1 ≦0.001であり、0.3≦B2 ≦0.65である。
【0072】
係数B1 とB2 の上方境界値及び下方境界値は、内部キャビティ1510の体積に対する第1の充填材料1712の体積の比率の上方境界及び下方境界を画定し得る。一例では、式(3)に従い、且つ、係数B1 の値を−0.0015と仮定すると、アイアン系ゴルフクラブヘッドのセットにおける内部キャビティ1510の体積に対する第1の充填材料1712の体積の比率の上方境界及び下方境界は、表2に示すように決定され得る。
【表2】
【0073】
本明細書で論ずるように、異なるロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、異なる内部キャビティ形状、ポート位置、質量部位置、充填材料体積、異なるCG位置、異なるサイズのフェース部、又は異なるゴルフクラブヘッド断面形状を有し得る。一例では、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、より小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドよりも概ね小さいキャビティ幅プロファイルを有し得る。従って、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドのVm /Vc の値は、本明細書に記載されるように、各ゴルフクラブヘッドの内部キャビティに提供され得る充填材料の量の相違により、より小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドよりも概ね小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0074】
係数A1 、A2 、B1 、B2 の本明細書で定義されるこれら係数の境界内の値は、本明細書に記載されるように、第1の充填材料1712と内部キャビティ1510の内壁との間の特定のギャップ又は特定の外周ギャップを維持してもよく、及び/又はボール打撃領域1468又はその近傍の第1の充填材料1712の幅1722を最適化又は最大化してもよい。更に、係数A1 、A2 、B1 、B2 の値は、ゴルフクラブヘッドの特定の内部構成又は構造に基づいて、本明細書で定義されるこれら係数の境界内で変化し得る。例えば、図22に示すように、内部キャビティ1510の特定の領域の幅は、第1の充填材料1712と第2の充填材料1714の両方を含むのに十分に大きくなくてもよい。図19に示すように、ポート352とフェース部1462の間の内部キャビティ1510の領域は、第2の充填材料1714のみを含み得る。従って、図19に示すように、ポート352とフェース部1462の間の内部キャビティ1510の領域に第1の充填材料1712が存在しないことは、フェース部1462の内面部1469の面積に対する第1の充填材料1712の前面面積の比率、及び/又は、内部キャビティ1510の体積に対する第1の充填材料1712の体積の比率の上方境界と下方境界の両方に影響を及ぼし得る。別の例では、図15図16に示すように、フェース部1462の内面部1469の面積に対する第1の充填材料1712の前面面積1713の比率、及び/又は、内部キャビティ1510の体積に対する第1の充填材料1712の体積の比率は、第2の充填材料1714を収容するのに十分なギャップ1724を維持しながら、ボール打撃領域1468での第1の充填材料1712の幅が最大化するように決定され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0075】
本明細書に記載されるように、一例では、第1の充填材料1712は、フェース部1462の内面部1469の全体に取り付けられなくてもよい。従って、第1の充填材料1712と外周エッジ部1461(又はフェース部の外周部1467)は、外周ギャップ1725によって離間され得る。外周ギャップ1725は、1つ又は複数のゴルフクラブヘッドの設計及び製造上の考慮事項により、ギャップ1724より大きくてもよい。例えば、ボディ部1410の外周エッジ部1461にフェース部1462の外周部1467を取り付けるため、本明細書に記載さるたように、任意の溶接又は半田付けプロセスからの熱で、フェース部1462の外周部1467又はその近傍の第1の充填材料1712のダメージ、シフト、移動、フェース部1462からの分離、及び/又は他の材料特性の変化(例えば、溶融)が生じないように、外周ギャップ1725は十分に大きい必要があり得る。従って、例えば、図21図22に示すように、外周ギャップ1725は、ギャップ1724より大きくてもよい。別の例では、図22に示すように、外周エッジ部1461又はその近傍の内部キャビティ1510の部分は、第1の充填材料1712と第2の充填材料1714の両方を含むのに十分に広くなくてもよい。従って、外周ギャップ1725は、ギャップ1724より実質的に大きくてもよい。このため、ギャップ1724は、第1の充填材料1712が内部キャビティ1510の内壁1512の輪郭に沿うように構成され得るが、外周ギャップ1725は、内部キャビティ1510の位置又は領域に応じてギャップ1725と同じでもよく、より大きくてもよく、又は実質的に大きくてもよい。一例では、外周ギャップ1725とギャップ1724との間の関係は、以下の式によって表され得る。
【数4】
ここで、WgPRは外周ギャップ1725の幅であり、Wgmin はギャップ1724の最小幅である。
【0076】
一例では、第1の充填材料1712は、比較的高い反発係数(COR)を有するポリマー材料を含み得る。第1の充填材料1712のCORは、第1の充填材料1712のゴルフボールサイズのサンプルをエアキャノンからスチール板に向かって発射することで決定され得る。キャノンと板の間の既知の位置にある2つの光スクリーンが、サンプルの進入速度及びリバウンド速度の測定に使用され得る。サンプルのCORは、リバウンド速度を進入速度で除算して計算され得る。一例では、第1の充填材料1712は、125ft/s(51.1m/s)の進入速度で0.7以上のCORを有し得る。別の例では、第1の充填材料1712は、125ft/s(51.1m/s)の進入速度で0.75以上のCORを有し得る。更に別の例では、第1の充填材料1712は、125ft/s(51.1m/s)の進入速度で0.7以上0.9以下のCORを有し得る。本明細書に記載された任意の充填材料を含む、本明細書に記載された任意の材料のCORは、上記の方法によって決定され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0077】
ゴルフボールサイズのサンプルの圧縮は、ゴルフボールサイズのサンプルのCORに関連し得る。圧縮は、ゴルフボールサイズのサンプルが負荷の下でどれだけ変形(圧縮)するかを測定したものである。比較的低い圧縮率は、より柔らかい充填材料であることを示す一方で、比較的高い圧縮率は、より硬い充填材料であることを示す。圧縮は、ニュージャージー州ユニオンシティのATTI Engineering社製のATTI圧縮ゲージを使用して測定され得る。一例では、第1の充填材料1712のCORは、35以上の圧縮で0.75以上であり得る。別の例では、第1の充填材料1712のCORは、2以上の圧縮で0.78以上であり、80以下の圧縮で0.8以下であり得る。更に別の例では、第1の充填材料1712のCORは、45以上の圧縮で0.78以上であり、90以下の圧縮で0.9以下であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0078】
一例では、第1の充填材料1712は、1.1g/cm3 以上1.3g/cm3 以下の密度を有するポリマー材料であり得る。別の例では、第1の充填材料1712は、1.15g/cm3 以上1.38g/cm3 以下の密度を有するポリマー材料であり得る。更に別の例では、第1の充填材料1712は、1.1g/cm3 以上1.2g/cm3 以下の密度を有するポリマー材料であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0079】
一例では、第1の充填材料1712は、本明細書に記載されたCOR及び圧縮範囲を提供し得る、本明細書に記載されたゴム又はゴム化合物のいずれかと同様のゴム又はゴム化合物を含むポリマー材料であってもよい。一例では、第1の充填材料1712は、ゴムと、本明細書に記載されるような特定の範囲内の圧縮率を維持しながら第1の充填材料1712のCORを最大化するように第1の充填材料1712の柔らかさ又は硬さの増加を提供し得る、少なくとも別の化合物とを含んでもよい。一例では、第1の充填材料1712は、ゴムと、第1の充填材料1712の圧縮値及び第1の充填材料1712のCORを増加させ得る、ジアクリル酸亜鉛(ZDA)とを含んでもよい。第1の充填材料1712中のジアクリル酸亜鉛(ZDA)の量は、本明細書に記載されるように、特定のCOR及び/又は圧縮値を達成するために変化し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0080】
フェース部1462のバック面1466に第1の充填材料1712を結合するための接着剤は、フェース部1462の材料に第1の充填材料1712を結合できる任意のタイプの接着剤であり得る。一例では、第1の充填材料1712は、ゴム又はゴム化合物であってもよく、フェース部1462は、ステンレス鋼などのスチール系材料から構成されてもよい。従って、フェース部1462の背面1466に第1の充填材料1712を結合するための接着剤は、ゴム又はゴム化合物にスチール系材料を結合するのに使用されるタイプの接着剤であり得る。別の例では、第1の充填材料1712は、ゴム又はゴム化合物であってもよく、フェース部1462は、チタン又はチタン合金から構成されてもよい。従って、フェース部1462の背面1466に第1の充填材料1712を結合するための接着剤は、ゴム又はゴム化合物にチタン系材料を結合するのに使用されるタイプの接着剤であり得る。更に別の例では、第1の充填材料1712は、第2の充填材料1714でフェース部1462の背面1466に結合され得る。ボディ部1410、フェース部1462、及び/又は第2の充填材料1714の任意の部分への第1の充填材料1712の結合と、ボディ部1410、フェース部1462、及び/又は第1の充填材料1712への第2の充填材料1714の結合は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の結合特性及び手順と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0081】
一例(不図示)では、内部キャビティ1510は、第1の充填材料1712で完全に充填され得る。別の例では、図14図24に示され、本明細書に記載されるように、内部キャビティ1510は、第1の充填材料1712と内部キャビティ1510の内壁1512との間のギャップ1724を画定するように、第1の充填材料1712で部分的に充填され得る。従って、第1の内部キャビティ1510の残りの部分は、第2の充填材料1714で充填され得る。本明細書に記載されるように、第2の充填材料1714は、第1の充填材料1712とフェース部1462との結合を(例えば、単独で、又は、1つ又は複数の接着剤と組み合わせて)提供又は支援し得る。言い換えれば、第1の充填材料1712は、第2の充填材料1714によってフェース部1462のバック面1466に対して維持され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0082】
一例では、第2の充填材料1714は、フェース部1462からゴルフボールへのエネルギー伝達を最適化するように、密度、圧縮、硬度(すなわち、デュロメータ)、引張強度、せん断強度、粘度、弾性などの第1の充填材料1712とは異なる特性を有し得る。第2の充填材料は、エポキシ樹脂などのポリマー材料であり得る。一例では、第2の充填材料1714は、第1の充填材料1712より低いCORを有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0083】
本明細書に記載されるように、第1の充填材料1712及び/又は第2の充填材料1714は、振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド1400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド1400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、フェース部1462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。第1の充填材料1712、第2の充填材料1714、又はその両方は、本明細書に記載された特性及び特徴を提供し得る一方で、第1の充填材料1712の質量、第2の充填材料1714の質量、又はボディ部1410の質量に対する両方の質量は、ゴルフクラブヘッド1400の質量、質量分布、CG、MOI特性、構造的完全性、及び/又は他の静的又は動的特性に最適に影響を及ぼし得る。一例では、第1の充填材料1712の質量(mm1)と第2の充填材料1714の質量(mm2)とボディ部1410の質量(mb )の間の関係は、以下の式によって表され得る。
【数5】
ここで、mm1は第1の充填材料1712の質量であり、mm2は第2の充填材料1714の質量であり、mb はボディ部1410の質量であり、αはロフト角であり、−0.001≦C1 ≦0.001であり、0.1≦C2 ≦0.2である。
【0084】
本明細書で定義される係数C1 及びC2 の上限値及び下限値は、ボディ部1410の質量に対する第1の充填材料1712と第2の充填材料1714の質量の合計の比率(すなわち、(mm1+mm2)/mb )の上方境界及び下方境界を提供し得る。一例では、式(5)に従い、且つ、係数C1 の値を−0.0016と仮定すると、アイアン系ゴルフクラブヘッドのセットのボディ部1410の質量に対する第1の充填材料1712と第2の充填材料1714の質量の合計の比率の上方境界及び下方境界は、表3に示すように決定され得る。
【表3】
【0085】
係数C1 、C2の本明細書で定義されるこれら係数の境界内の値は、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド1400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド1400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部1462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。第1の充填材料1712及び第2の充填材料1714は、本明細書に記載された特性及び特徴を提供し得る一方で、ボディ部1410の質量に対する第1の充填材料1712及び第2の充填材料1714の質量は、ゴルフクラブヘッド1400の質量、質量分布、CG、MOI特性、構造的完全性、及び/又は他の静的又は動的特性に最適に影響を及ぼし得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0086】
図25は、本明細書に記載されるような例示的なゴルフクラブヘッド1400を製造する方法の1つを示す。図25の例では、プロセス2500は、ゴルフクラブヘッド1400のボディ部1410及びフェース部1462を供給することで開始され得る(ブロック2510)。第1の充填材料1712は、本明細書に詳細に記載されるように、例えば、ゴルフクラブヘッド1400の内部キャビティ1510の輪郭(すなわち、内部キャビティ1510の内壁1512の形状)に類似、非常に類似、又は概ね類似する、特定の形状に形成又は成形され得る(ブロック2512)。次に、成形された第1の充填材料1712が、本明細書に記載されるように、フェース部1462の背面1466に取り付け又は結合され得る(ブロック2514)。次に、本明細書に記載されるように、フェース部1462がボディ部1410に取りけられて、内部キャビティ1510が形成又は封止され得る(ブロック2516)。次に、第2の充填材料1714が、本明細書に記載されるように、内部キャビティ1510に接続された第1セットのポート350、第2セットのポート360、及び/又は第3セットのポート370の1つ又は複数を通じて内部キャビティ1510に注入されて、ギャップ1724が充填され、内部キャビティ1510の残りの部分が充填され、及び/又は第1の充填材料1712が取り囲まれ得る(ブロック2518)。第1の充填材料1712と内部キャビティ1510の内壁の間の本明細書に記載されるような内部キャビティ1510の特定の位置にある比較的狭いギャップ1724が第2の充填材料1714で充填されるように、第2の充填材料1714が、必要に応じて比較的高い圧力で、及び/又は必要に応じて1つより多いポートから内部キャビティ1510に注入され得る。次に、第2の充填材料1714が、環境温度で、又は第2の充填材料1714に使用される材料に応じた1つ又は複数の加熱/冷却サイクルによって硬化され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0087】
図26図28の例では、ゴルフクラブヘッド2600は、トウ部2640と、ヒール部2650と、前面2664及び背面2666を有するフェース部2662(例えば、打撃面)を持つフロント部2660と、バック部2670と、トップ部2680と、ソール部2690とを有するボディ部2610を含み得る。一例では、ボディ部2610は、フロント部2660とバック部2670の間に延在すると共にトップ部2680とソール部2690の間に延在する内部キャビティ2677を含む中空体であり得る。ゴルフクラブヘッド2600は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。例えば、ゴルフクラブヘッド2600は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の任意の数のポート及び/又は質量部を含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッド2600は、本明細書に記載された任意の材料を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0088】
ゴルフクラブヘッド2600は、内部キャビティ2677内に1つ又は複数の充填材料を含み得る。一例では、図26図28に示すように、ゴルフクラブヘッド2600は、第1の充填材料2711と、第1の充填材料2711とは異なる1つ又は複数の特性(例えば、弾性、密度、硬度など)を有する第2の充填材料2713を含み得る。一例では、第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713とは異なる弾性を有するポリマー材料であり得る(例えば、第2の充填材料2713は、第1の充填材料2711より高い弾性を有してもよく、又はその逆でもよい)。別の例では、第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713とは異なる密度を有するポリマー材料であり得る(例えば、第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713より高い密度を有してもよく、又はその逆でもよい)。更に別の例では、第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713とは異なる硬度(例えば、ショアD硬度又はショアA硬度)を有し得る(例えば、第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713より比較的高い硬度を有してもよく、又はその逆でもよい)。更に別の例では、第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713とは異なる反発係数(COR)を有し得る。第1の充填材料2711と第2の充填材料2713は、それぞれ、異なるタイプの非金属材料であり得る。一例では、第1の充填材料2711は、熱硬化性材料を含み得る一方で、第2の充填材料2713は、熱可塑性エラストマー材料を含み得る。別の例では、第1の充填材料2711は、本明細書に記載されるようなゴム又はゴム化合物であり得る。別の例では、第2の充填材料2713は、熱硬化性材料を含み得る一方で、第1の充填材料2711は、熱可塑性エラストマー材料を含み得る。第1の充填材料2711と第2の充填材料2713は、それぞれ、同じタイプの非金属材料だが異なる特性を含み得る。一例では、第1の充填材料2711は、熱硬化性材料を含んでもよく、第2の充填材料2713は、第1の充填材料2711とは異なる弾性を有する熱硬化性材料を含んでもよい。別の例では、第1の充填材料2711は、熱可塑性材料を含んでもよく、第2の充填材料2713は、第1の充填材料2711とは異なる弾性を有する熱可塑性材料を含んでもよい。あるいは、第1の充填材料2711と第2の充填材料2713は、それぞれ、金属材料及び/又は非金属材料を含み得る。例えば、第1の充填材料2711は、1つ又は複数の金属系材料を含み得る一方で、第2の充填材料2713は、1つ又は複数のポリマー材料を含み得る。更に、第1の充填材料2711及び/又は第2の充填材料2713は、本明細書に記載された任意の充填材料を含み得る。一例では、第1の充填材料2711は、本明細書に記載された任意のエポキシ材料などのエポキシ材料であり得る一方で、第2の充填材料2713は、本明細書に記載された任意のエラストマー材料などのエラストマー材料であり得る。一例では、第1の充填材料2711は、本明細書に記載された任意のエポキシ材料などのエポキシ材料であり得る一方で、第2の充填材料2713は、本明細書に記載された任意のエラストマー材料などのエラストマー材料であり得る。更に別の例では、第1の充填材料2711は、ゴム系の化合物であり得る一方で、第2の充填材料2713は、エポキシ系の化合物であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0089】
一例では、図26図28に示すように、第1の充填材料2711は、フェース部2662の背面2666の一部に取り付け又は結合され得る。一例では、第1の充填材料2711は、フェース部2662の背面2666のボール打撃領域に取り付け又は結合され得る。別の例では、第1の充填材料2711は、フェース部2662の背面2666のボール打撃領域と、フェース部2662の背面2666のボール打撃領域を取り囲む領域とに取り付け又は結合され得る。一例では、第1の充填材料2711の幅(すなわち、第1の充填材料2711の厚さ)は、フェース部2662の厚さより小さくてもよい。別の例では、第1の充填材料2711の幅は、フェース部2662の厚さと同様であり得る。更に別の例では、第1の充填材料2711の幅は、フェース部2662の厚さより大きくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0090】
一例では、図26図28に示すように、内部キャビティ2677の残りの部分は、第2の充填材料2713で部分的に又は完全に充填され得る。第1の充填材料2711は、第2の充填材料2713がフェース部2662の背面2666の残りの部分に取り付け又は結合されるように、第2の充填材料2713によって取り囲まれ得る。図26に示すように、第2の充填材料2633は、フェース部2662の背面2666に取り付け又は結合されて、第1の充填材料2711を取り囲むフェース部2662の背面2666の外周部を画定し得る。例えば、図26図28に示すように、第2の充填材料2713は、フェース部2662の背面2666の一部に取り付け又は結合されてトウ部2640又はその近傍で第1の充填材料2711を取り囲んでもよく、フェース部2662の背面2666の一部に取り付け又は結合されてヒール部2650又はその近傍で第1の充填材料2711を取り囲んでもよく、フェース部2662の背面2666の一部に取り付け又は結合されてトップ部2680又はその近傍で第1の充填材料2711を取り囲んでもよく、及び/又はフェース部2662の背面2666の一部に取り付け又は結合されてソール部2690又はその近傍で第1の充填材料2711を取り囲んでもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0091】
図29図31の例では、ゴルフクラブヘッド2900は、トウ部2940と、ヒール部2950と、前面2964及び背面2966を有するフェース部2962(例えば、打撃面)を持つフロント部2960と、バック部2970と、トップ部2980と、ソール部2990とを有するボディ部2910を含み得る。一例では、ボディ部2910は、フロント部2960とバック部2970の間に延在すると共にトップ部2980とソール部2990の間に延在する内部キャビティ2977を含む中空体であり得る。ゴルフクラブヘッド2900は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドに多くの点で類似し得る。例えば、ゴルフクラブヘッド2900は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の任意の数のポート及び/又は質量部を含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッド2900は、本明細書に記載された任意の材料を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0092】
ゴルフクラブヘッド2900は、ゴルフクラブヘッド2600の第1の充填材料2711及び第2の充填材料2713のそれぞれと同様であり得る第1の充填材料3011及び第2の充填材料3013を含んでもよい。図29図31の例では、第1の充填材料3011は、図26図28の例と同様にフェース部2962の背面2966の一部に取り付け又は結合され得る。しかしながら、図29図31の例では、第1の充填材料3011は、フェース部2962の背面2966からバック部2970のバックウォール(背面壁)2972の背面2976まで延在し得る。第1の充填材料3011は、バック部2970のバックウォール2972の背面2976に接触又は取り付け又は接着され得る。内部キャビティ2977の残りの部分は、第2の充填材料3013で部分的に又は完全に充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0093】
図32図34の例では、ゴルフクラブヘッド3200は、トウ部3240と、ヒール部3250と、前面3264及び背面3266を有するフェース部3262(例えば、打撃面)を持つフロント部3260と、バック部3270と、トップ部3280と、ソール部3290とを有するボディ部3210を含み得る。一例では、ボディ部3210は、フロント部3260とバック部3270の間に延在すると共にトップ部3280とソール部3290の間に延在する内部キャビティ3277を含む中空体であり得る。ゴルフクラブヘッド3200は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。例えば、ゴルフクラブヘッド3200は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の任意の数のポート及び/又は質量部を含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッド3200は、本明細書に記載された任意の材料を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0094】
ゴルフクラブヘッド3200は、ゴルフクラブヘッド2600の第1の充填材料2711及び第2の充填材料2713のそれぞれと同様であり得る第1の充填材料3311及び第2の充填材料3313を含んでもよい。図32図34の例では、第1の充填材料3311は、フェース部3262の背面3266の実質的な部分又は全体に取り付け又は結合され得る。一例では、第1の充填材料3311の幅(すなわち、第1の充填材料3311の厚さ)は、フェース部3262の厚さより小さくてもよい。別の例では、第1の充填材料3311の幅は、フェース部3262の厚さと同様であり得る。更に別の例では、第1の充填材料3311の幅は、フェース部3262の厚さより大きくてもよい。内部キャビティ3277の残りの部分は、第2の充填材料3313で部分的に又は完全に充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0095】
図35図37の例では、ゴルフクラブヘッド3500は、トウ部3540と、ヒール部3550と、前面3564及び背面3566を有するフェース部3562(例えば、打撃面)を持つフロント部3560と、バック部3570と、トップ部3580と、ソール部3590とを有するボディ部3510を含み得る。一例では、ボディ部3510は、フロント部3560とバック部3570の間に延在すると共にトップ部3580とソール部3590の間に延在する内部キャビティ3577を含む中空体であり得る。ゴルフクラブヘッド3500は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。例えば、ゴルフクラブヘッド3500は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の任意の数のポート及び/又は質量部を含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッド3500は、本明細書に記載された任意の材料を含み得る。ゴルフクラブヘッド3500は、ゴルフクラブヘッド2600の第1の充填材料2711及び第2の充填材料2713のそれぞれと同様であり得る第1の充填材料3611及び第2の充填材料3613を含んでもよい。図35図37の例では、ボディ部3510の水平中央平面3583の上側の内部キャビティ3577の部分は、第1の充填材料3611で部分的に又は完全に充填されてもよく、水平中央平面3583の下側の内部キャビティ3577の部分は、第2の充填材料3613で部分的に又は完全に充填されてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0096】
図38図40の例では、ゴルフクラブヘッド3800は、トウ部3840と、ヒール部3850と、前面3864及び背面3866を有するフェース部3862(例えば、打撃面)を持つフロント部3860と、バック部3870と、トップ部3880と、ソール部3890とを有するボディ部3810を含み得る。一例では、ボディ部3810は、フロント部3860とバック部3870の間に延在すると共にトップ部3880とソール部3890の間に延在する内部キャビティ3877を含む中空体であり得る。ゴルフクラブヘッド3800は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。例えば、ゴルフクラブヘッド3800は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の任意の数のポート及び/又は質量部を含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッド3800は、本明細書に記載された任意の材料を含み得る。ゴルフクラブヘッド3800は、ゴルフクラブヘッド2600の第1の充填材料2711及び第2の充填材料2713のそれぞれと同様であり得る第1の充填材料3911及び第2の充填材料3913を含んでもよい。図38図40の例では、ボディ部3810の水平中央平面3883の下側の内部キャビティ3877の部分は、第1の充填材料3911で部分的に又は完全に充填されてもよく、水平中央平面3883の上側の内部キャビティ3877の部分は、第2の充填材料3913で部分的に又は完全に充填されてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0097】
図41図43の例では、ゴルフクラブヘッド4100は、トウ部4140と、ヒール部4150と、前面4164及び背面4166を有するフェース部4162(例えば、打撃面)を持つフロント部4160と、バック部4170と、トップ部4180と、ソール部4190とを有するボディ部4110を含み得る。一例では、ボディ部4110は、フロント部4160とバック部4170の間に延在すると共にトップ部4180とソール部4190の間に延在する内部キャビティ4177を含む中空体であり得る。ゴルフクラブヘッド4100は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。例えば、ゴルフクラブヘッド4100は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様の任意の数のポート及び/又は質量部を含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッド4100は、本明細書に記載された任意の材料を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0098】
ゴルフクラブヘッド4100は、ゴルフクラブヘッド2600の第1の充填材料2711及び第2の充填材料2713のそれぞれと同様であり得る第1の充填材料4211及び第2の充填材料4213を含んでもよい。図41図43の例では、ボディ部4110とフェース部4162によって画定される内部キャビティ4177の任意の境界から離間された内部キャビティ4177の部分は、第1の充填材料4211で充填されてもよく、内部キャビティ4177の残りの部分は、第2の充填材料4213で部分的に又は完全に充填されてもよい。言い換えれば、第1の充填材料4211は、第2の充填材料4213によって完全に囲まれて内部キャビティ4177内にサスペンドされ得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0099】
一例では、本明細書に記載されるように、1つ又は複数のポリマー材料が、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのボディ部内に射出成型され得る。1つ又は複数のポリマー材料が、ポリマーを形成するための任意の有用な形成手段によって作製又は形成され得る。これには、圧縮成形、射出成型、ブロー成型、トランスファー成形などの成形;フィルムブロー(film blowing)又はキャスティング(casting);押し出し成形(extrusion)及び熱成形(thermoforming);積層成形(lamination)、引き抜き成形(pultrusion)、突き出し成形(protrusion)、絞り成形(draw reduction)、回転成形(rotational molding)、スピンボンディング(spin bonding)、メルトスピニング(melt spinning)、メルトブロー(melt blowing);又はこれらの組み合わせが含まれる。別の例では、本明細書に記載された任意の1つ又は複数のポリマー材料は、内部キャビティに配置されて熱で膨張及び/又は硬化され得る小球(pellet)又は固体片であってもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0100】
本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドの内部キャビティは、本明細書に記載された任意の1つ又は複数のエポキシ材料又は他の適切なエポキシ材料などの、1つ又は複数の熱硬化性材料(例えば、1つ又は複数のエポキシ材料)で、部分的に(すなわち、0%より大きく100%より小さい)又は完全に充填され得る。一例では、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドの内部キャビティを部分的に、実質的に(例えば、内部キャビティの少なくとも50%を充填)、又は完全に充填する熱硬化性材料(例えば、エポキシ樹脂)の質量は、6.0グラム以上32.0グラム以下であり得る。内部キャビティを部分的に、実質的に、又は完全に充填する熱硬化性材料は、振動減衰及び音響減衰、比較的薄いフェース部の構造的支持、ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきに影響を及ぼし得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0101】
図44に示すように、例えば、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得るゴルフクラブヘッド4400のボディ部4410の内部キャビティ4412は、ゴルフクラブヘッド4400の水平中央平面4470の下側が熱硬化性材料4414(例えば、エポキシ材料)で充填されてもよい。別の例では、ゴルフクラブヘッド4400又は本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドの内部キャビティ4412は、水平中央平面4470の上側が熱硬化性材料(例えば、エポキシ材料)で充填されてもよい(不図示)。更に別の例では、ゴルフクラブヘッド4400又は本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドの内部キャビティ4412は、水平中央平面4470の上側及び下側が熱硬化性材料(例えば、エポキシ材料)で充填されてもよいが、内部キャビティ4412内に任意の熱硬化性材料又は他の材料を含まない領域を有し得る(不図示)。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0102】
図45に示すように、例えば、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得るゴルフクラブヘッド4500は、熱硬化性材料4514の幅4516を持つ内部キャビティ4512を有するボディ部4510を含んでもよい。幅4516は、以下の式によってフェース部4518のフェース部厚さ4519に関連付けられ得る。
【数6】
ここで、0.5≦α≦5.0であり、Wthは熱硬化性材料の幅(インチ)であり、Tf はフェース部の厚さ(インチ)である。
【0103】
一例では、熱硬化性材料4514の幅4516は、フェース部厚さ4519の半分以上であり得る。別の例では、熱硬化性材料4514の幅4516は、フェース部厚さ4519以上であり得る(例えば、Wth≧Tf )。更に別の例では、熱硬化性材料4514の幅4516は、フェース部厚さ4519の2倍以上であり得る(例えば、Wth≧2Tf )。別の例では、熱硬化性材料4514の幅4516は、フェース部厚さ4519の3倍以上であり得る(例えば、Wth≧3Tf )。更に別の例では、熱硬化性材料4514の幅4516は、フェース部厚さ4519の5倍以上より大きくてもよい(例えば、Wth≧5Tf )。更に別の例では、熱硬化性材料4514の幅4516は、フェース部厚さ4519以上3倍以下であり得る(例えば、Tf ≦Wth≦3Tf )。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0104】
一例では、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドについて、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料の質量は、以下の式によってゴルフクラブヘッドの質量に関連付けられ得る。
【数7】
ここで、mT は熱硬化性材料の質量(グラム)であり、mH はゴルフクラブヘッドの質量(グラム)である。
【0105】
上記の式によれば、熱硬化性材料の質量とゴルフクラブヘッドの質量との比率は、0.03以上0.2以下であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0106】
内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、振動減衰及びノイズ減衰を提供し及び/又はゴルフクラブヘッドの比較的薄いフェース部を構造的に支持するように、特定のショアD硬度を有し得る。一例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、少なくとも45のショアD硬度を有し得る。別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、45以上80以下のショアD硬度を有し得る。別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、50以上70以下のショアD硬度を有し得る。更に別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、55以上65以下のショアD硬度を有し得る。更に別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、55以上75以下のショアD硬度を有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0107】
内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、振動減衰及びノイズ減衰を提供し及び/又はゴルフクラブヘッドの比較的薄いフェース部を構造的に支持するように、特定の密度を有し得る。一例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、1.0グラム/立方センチメートル(g/cm3 )以上2.0g/cm3 以下の密度を有し得る。別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、1.1g/cm3 以上1.5g/cm3 以下の密度を有し得る。更に別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、1.0g/cm3 以上1.4g/cm3 以下の密度を有し得る。更に別の例では、内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填する熱硬化性材料は、1.1g/cm3 以上1.2g/cm3 以下の密度を有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0108】
ポリマー材料(例えば、図45に示すような熱硬化性材料4514)は、フェース部4518の背面4521に隣接して配置され得る。例えば、熱硬化性材料4514は、フェース部4518の背面4521に直接取り付け及び/又は結合され得る。あるいは、熱硬化性材料4514は、フェース部4518から離して配置され得る。一例では、熱硬化性材料4514は、バック部4574のバックウォール部4575に取り付け及び/又は結合される。その結果、熱硬化性材料4514は、フェース部4518の背面4521と接触しない可能性がある。本明細書の例は、ゴルフクラブヘッド4500の様々な表面及び又はウォール部に取り付け及び/又は結合された、又は内部キャビティ4512にサスペンドされた、熱硬化性材料4514などのポリマー材料を説明しているが、熱硬化性材料4514は、より多く又はより少ない表面及び又はウォール部に取り付け及び/又は結合されてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0109】
図46に示すように、例えば、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得るゴルフクラブヘッド4600は、トップ部4680とソール部4690の間で変化し得る内部キャビティ幅を持つ内部キャビティ4612を含むボディ部4610を有してもよい。特に、内部キャビティ4612は、ゴルフクラブヘッド4600の水平中央平面4670の上側の第1の幅4620(W1 )、水平中央平面4670の下側の第2の幅4630(W2 )、及び第1の幅4620と第2の幅4630の間における第3の幅4640(W3 )を含み得る。第3の幅4640は、水平中央平面4670又はその下側にあり得る。一例では、第3の幅4640は、1つ又は複数のポート(例えば、概ね4622として示される)の上側にあり得る。従って、第3の幅4640は、1つ又は複数の質量部(図46には示されないが、例えば、ポート4622に配置された質量部)の上側に配置され、及び/又は、1つ又は複数の質量部よりも水平中央平面4670の近傍であり得る。別の例では、第3の幅4640は、ゴルフクラブヘッド4600の1つ又は複数のポートの上側で且つ水平中央平面4670の下側であり得る。第3の幅4640は、第1の幅4620より大きく(例えば、W3 >W1 )、且つ、第2の幅4630より大きくてもよい(例えば、W3 >W2 )。一例では、第1の幅4620は、第2の幅4630以上であり得る(例えば、W2 ≧W1 )。別の例では、第2の幅4630は、第1の幅4620以上であり得る(例えば、W1 ≧W2 )。更に別の例では、第3の幅4640は、第2の幅4630の3倍以下であり得る。更に別の例では、第3の幅4640は、第2の幅4630の2倍以下であり得る。更に別の例では、第3の幅4640は、第2の幅4630の1.5倍以下であり得る。更に別の例では、第3の幅4640は、第2の幅4630の1.38倍以下であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0110】
第3の幅4640は、ボディ部4610の特定の垂直位置にあり得る。ゴルフクラブヘッド4600のフェース部4618は、複数の溝を含み得る。ゴルフクラブヘッド4600のフェース部4618は、図1のゴルフクラブヘッド100と同様な数の溝を含み得る。従って、フェース部4618は、複数の溝(例えば、図46では、概ね溝4651、4652、4653、4654、4655、4656、4657、4659、4660、4661として示される11本の溝)を含み得る。第3の幅4640は、複数の溝のいずれかの間に配置され得る。一例では、第3の幅4640は、ソール部4690から第1の溝4651と第11の溝4661の間に配置され得る。別の例では、第3の幅4640は、ソール部4690から第4の溝4654と第8の溝4658の間に配置され得る。更に別の例では、第3の幅4640は、ソール部4690から第5の溝4655と第7の溝4657の間に配置され得る。図46は、フェース部4618(例えば、ロフト平面に垂直)に関連付けられたロフト平面(例えば、図3では概ね1040として示される)に関連する内部キャビティ4612の第1の幅4620、第2の幅4630、第3の幅4640をそれぞれ示すが、1つ又は複数の幅は、接地平面(例えば、図1では概ね1010として示される)に対して測定され得る。例えば、内部キャビティ4612の1つ又は複数の幅は、接地平面(例えば、図1では概ね1010として示される)に実質的に平行であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0111】
一例では、ゴルフクラブヘッドの内部キャビティを充填するプロセスは、フェース部のバック面に結合部を塗布することを含まないでもよい。例えば、図47に示すように、ゴルフクラブヘッドの内部キャビティを充填するプロセス4700は、エポキシ材料で内部キャビティを部分的、実質的、又は完全に充填すること(ブロック4710)、その後、エポキシ材料を硬化すること(ブロック4720)を含み得る。エポキシ材料は、本明細書に記載されるようにゴルフクラブヘッドのボディ部の1つ又は複数のポートから内部キャビティに注入され得る。一例では、エポキシ材料を硬化させるプロセスは、熱、放射線、及び/又は圧力を特定の期間使用することを含み得る。別の例では、エポキシ材料を硬化させるプロセスは、環境温度又は室温で特定の期間エポキシ材料を硬化させることのみを含み得る。別の例では、ゴルフクラブヘッドの内部キャビティを充填するプロセスは、第1のエポキシ材料をフェース部の背面に塗布すること、本明細書に記載されるように第1のエポキシ材料を第1の硬化状態に硬化させること、第1のエポキシ材料と同様又は異なり得る第2のエポキシ材料を内部キャビティに充填すること、第1のエポキシ材料を第2の硬化状態に硬化させること、本明細書に記載されるように第2のエポキシ材料を硬化させることを含んでもよい。別の例では、2つ以上のエポキシ材料を使用して、各エポキシ材料に使用される単一又は複数の硬化プロセスで内部キャビティを実質的又は完全に充填することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0112】
図48図53の例では、ゴルフクラブヘッド4800は、トウ部エッジ4842を持つトウ部4840と、ゴルフクラブを形成するために一方の端部にグリップ(不図示)を有すると共に他方の端部にゴルフクラブヘッド4800を有するシャフト(不図示)を受け入れるように構成されるホーゼル部4855を含み得るヒール部エッジ4852を持つヒール部4850と、外周エッジ部4861を持つフロント部4860と、バックウォール部4872を持つバック部4870と、トップ部エッジ4882を持つトップ部4880と、ソール部エッジ4892を持つソール部4890とを有するボディ部4811を含み得る。トウ部4840、ヒール部4850、フロント部4860、バック部4870、トップ部4880、及び/又はソール部4890は、互いに部分的に重なり合ってもよい。トウ部エッジ4842、ヒール部エッジ4852、トップ部エッジ4882、及びソール部エッジ4892は、ボディ部4810の外周を画定し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0113】
ゴルフクラブヘッド4800は、アイアン系ゴルフクラブヘッド(例えば、1番アイアン、2番アイアン、3番アイアン、4番アイアン、5番アイアン、6番アイアン、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアンなど)、又はウェッジ系ゴルフクラブヘッド(例えば、ピッチングウェッジ、ロブウェッジ、サンドウェッジ、44度(°),48°,52°,56°,60°などのn度ウェッジなど)であり得る。図48図53は、特定のタイプのゴルフクラブヘッドを示すが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのゴルフクラブヘッド(例えば、ドライバー系ゴルフクラブヘッド、フェアウェイウッド系ゴルフクラブヘッド、ハイブリッド系ゴルフクラブヘッド、パター系ゴルフクラブヘッドなど)に適用可能であり得る。ゴルフクラブヘッド4800の体積、ゴルフクラブヘッド4800の構成材料、及び/又はその任意の構成要素は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0114】
ゴルフクラブヘッド4800は、ボディ部4810(例えば、1つの単一部品)と一体的に形成され得るフェース部4862(すなわち、打撃面)を含んでもよい。一例では、図48図53に示すように、フェース部4862は、フロント部4860に(例えば、接着で、機械的に、溶接又は半田付けにより)結合された別個の部品であり得る。フェース部4862は、前面4864及び背面4866を含み得る。一例(不図示)では、前部4860は、ボディ部4810にフェース部4862を取り付けるために、フェース部4862を受け入れるように構成された1つ又は複数の凹んだショルダー部を含み得る。別の例では、図48図53に示すように、背面4866は、ボディ部4810の外周エッジ部4861に取り付けられ得る外周部4867を含んでもよい。フェース部4862の外周部4867は、1つ又は複数の留め具、1つ又は複数の接着剤又は結合剤、及び/又は溶接又は半田付けによって、ボディ部4810の外周エッジ部4861に取り付けられ得る。一例では、図48図53に示すように、フェース部4862の外周部4867は、1つ又は複数の位置でボディ部4810の外周エッジ部4861に溶接され得る。あるいは、フェース部4862の外周部4867の全体が、ボディ部4810の外周エッジ部4861の全体に溶接(すなわち、連続溶接)され得る。フェース部4862は、ゴルフボールを打つためのボール打撃領域4868を含み得る。一例では、ボール打撃領域4868の中心は、フェース部4862の幾何学的中心4863であり得る。別の例では、フェース部4862の幾何学的中心4863は、ボール打撃領域4868の中心からオフセットされ得る。一例では、幾何学的中心4843、及び、ボール打撃領域4868内の幾何学的中心の近傍及び/又は幾何学的中心を取り囲む1つ又は複数の領域は、ゴルフボールを打つためのフェース部4862上の概ね最適な位置(すなわち、最適なボール飛距離、ボール速度、ボールスピン特性など)を提供し得る。更に別の例では、幾何学的中心4863又はその近傍及びボール打撃領域4868内の任意の位置が、ゴルフボールを打つためのフェース部4862上の概ね最適な位置を提供し得る。しかしながら、ボールは、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドにおけるボール打撃領域4868内又はボール打撃領域4868外のフェース部4862の任意の位置で打たれる可能性があり、個人が好む中心での打撃とは異なる特定のボール飛行特性がもたらされる。フェース部4862の構成及びボディ部4810に対するフェース部4862の取り付け(例えば、溶接)は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0115】
ゴルフクラブヘッド4800は、接地平面5110、水平中央平面5120、及び頂上平面5130に関連付けられ得る。特に、接地平面5110は、地面に平行又は実質的に平行で、且つ、ゴルフクラブヘッド4800がアドレス位置にあるとき(例えば、ゴルフクラブヘッド4800がゴルフボールを打つように位置合わせされたとき)にソール部エッジ4892の最下端に接する平面であり得る。頂上平面5130は、ゴルフクラブヘッド4800がアドレス位置にあるときにトップ部エッジ4882の最上端に接する平面であり得る。接地平面5110及び頂上平面5130は、それぞれ、互いに平行又は実質的に平行であり得る。水平中央平面5120は、接地平面5110と頂上平面5130のそれぞれの間の垂直方向の中間にあり得る。更に、ゴルフクラブヘッド4800は、ゴルフクラブヘッド4800のロフト角5145(α)を画定するロフト平面5140に関連付けられ得る。ロフト平面5140は、フェース部4862に対する接平面であり得る。ロフト角5145は、ロフト平面5140と、接地平面5110に対して垂直な垂直平面5150との間の角度によって画定され得る。
【0116】
ボディ部4810は、内壁4912を有する内部キャビティ4910を含む中空体であり得る。内部キャビティ4910は、フロント部4860、バック部4870、トップ部4880、及びソール部4890の間に延在し得る。図48図53の例では、ボディ部4810の内部キャビティ4910は、フェース部4862で封止されると共にフェース部4862で部分的に画定され得る。内部キャビティ4910の構成(例えば、高さ、幅、体積、形状など)、ボディ部4810に対する内部キャビティ4910の構成(例えば、ボディ部4810の体積に対する内部キャビティ4910の体積)、内部キャビティ4910の幅及び高さの変化、及び、ボディ部4810の1つ又は複数のポートからの内部キャビティ4910へのアクセスは、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0117】
バック部4870のバックウォール部4872は、上側バックウォール部5212及び下側バックウォール部5214を含み得る。バックウォール部4872は、トウ部エッジ4842とヒール部エッジ4852の間に連続的又は不連続的に延在し得るレッジ部5216を含んでもよい。下側バックウォール部5214は、上側バックウォール部5212と下側バックウォール部5214の間の移行部分を画定するレッジ部5216によって、上側バックウォール部5212よりもボディ部4810の後方に配置され得る。従って、レッジ部5216は、上側バックウォール部5212及び下側バックウォール部5214に対して横方向に延在し得る。一例では、図48図53に示すように、レッジ部5216は、第1のレッジ部5226及び第2のレッジ部5236を含み得る。第1のレッジ部5226は、トウ部エッジ4842からバックウォール部4872のバックウォール中央部5240までバックウォール部上に延在し得る。第2のレッジ部5236は、バックウォール部4872の中央部5240からヒール部エッジ4852まで延在し得る。図35図40に示すように、レッジ部5216は、水平中央平面5120の下側に比較的大きい質量を提供することができ、水平中央平面5120の下側のボディ部4810の質量をボディ部4810のより後方に移動させることができる。レッジ部5216の幅は、ボディ部4810の特定の位置での内部キャビティの幅より大きくてもよく、等しくてもよく、小さくてもよい。レッジ部5216の構成(例えば、幅、区分、テーパ、形状など)及び内部キャビティの幅に対するレッジ部5216の特性は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0118】
ボディ部4810は、外部ポート及び/又は内部ポート(例えば、ボディ部4810の内部に配置)であり得る1つ又は複数のポートを含んでもよい。内部キャビティ4910の内壁4912は、1つ又は複数のポート(不図示)を含み得る。一例では、図48図53に示すように、バック部4870は、ボディ部4810の外周に沿って又はその近傍に1つ又は複数のポートを含み得る。例えば、ボディ部4810は、第1セットのポート4920(例えば、ポート4921、4922として示される)と、第2セットのポート4930(例えば、ポート4931、4932として示される)と、第3セットのポート4940(例えば、ポート4941、4942、4943として示される)と、第4セットのポート4950(例えば、ポート4951、4952として示される)とを含み得る。第1セットのポート4920、第2セットのポート4930、第3セットのポート4940、及び/又は第4セットのポート4950の各ポートの位置、他のポートとの間隔、及び他の任意の構成は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のポートと多くの点で類似し得る。更に、第1セットのポート4920、第2セットのポート4930、第3セットのポート4940、及び/又は第4セットのポート4950の任意の1つ又は複数のポートは、内部キャビティ4910に接続されてもよく、それを通じて1つ又は複数の充填材料が内部キャビティ4910に注入され得る。図48図53の例では、ポート4921、4931、4951は、それぞれ、開口部4961、4971、4981を介して内部キャビティ4910に接続され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0119】
第1セットのポート4920の各ポートは、第1セットのポート4920のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第2セットのポート4930の各ポートは、第2セットのポート4930のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第3セットのポート4940の各ポートは、第3セットのポート4940のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第4セットのポート4950の各ポートは、第3セットのポート4950のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。一例では、第1セットのポート4920と第2セットのポート4930は、第1セットのポート4920と第2セットのポート4930のいずれかのポートのポート直径よりも大きい距離だけ離間され得る。別の例では、第2セットのポート4930と第3セットのポート4940は、第2セットのポート4930と第3セットのポート4940のいずれかのポートのポート直径よりも大きい距離だけ離間され得る。更に別の例では、第3セットのポート4940と第4セットのポート4945は、第3セットのポート4940と第4セットのポート4950のいずれかのポートのポート直径よりも大きい距離だけ離間され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0120】
図面ではポートを別々な個々の部品として示しているが、第1セットのポート4920、第2セットのポート4930、第3セットのポート4940、及び第4セットのポート4950の各セット又は隣接するポートのセットの組み合わせは、それぞれ、単一のポートであり得る。一例では、第1セットのポート4920の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第1のポート)にしてもよい。別の例では、第2セットのポート4930の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第2のポート)にしてもよい。別の例では、第3セットのポート4940の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第3のポート)にしてもよい。更に別の例では、第4セットのポート4950の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第4のポート)にしてもよい。図面では特定の数のポートを示しているが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、より多い数又はより少ない数のポートを含み得る。
【0121】
ボディ部4810は、ボディ部4810に結合される一体的な質量部又は別々の質量部であり得る1つ又は複数の質量部(例えば、ウェイト部)を含んでもよい。図48図53に示すような例では、ボディ部4810は、第1セットの質量部5020(例えば、質量部5021、5022として示される)と、第2セットの質量部5030(例えば、質量部5031、5032として示される)と、第3セットの質量部5040(例えば、質量部5041、5042、5043として示される)と、第4セットの質量部5050(例えば、質量部5051、5052として示される)とを含み得る。上記の例では質量部の特定の数又は部分を説明したが、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されるように、質量部のセットは、単一の質量部又は複数の質量部を含み得る。例えば、第1セットの質量部5020、第2セットの質量部5030、第3セットの質量部5040、及び/又は第4セットの質量部5050における隣接し合う質量部のセットのいずれか1つ又は組み合わせは、単一の質量部であり得る。更に、第1セットの質量部5020、第2セットの質量部5030、第3セットの質量部5040、及び/又は第4セットの質量部5050は、ボディ部4810の物理的構造の一部であり得る。第1セットの質量部5020、第2セットの質量部5030、第3セットの質量部5040、及び/又は第4セットの質量部5050は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の質量部と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0122】
内部キャビティ4910は、1つ又は複数の類似又は異なるタイプの材料を含み得る1つ又は複数の充填材料(すなわち、キャビティ充填材料)で、部分的に又は完全に充填されてもよい。一例では、図48図53に示すように、内部キャビティ4910は、第1の充填材料5112と第2の充填材料5114で充填され得る。第1の充填材料5112及び第2の充填材料5114は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の充填材料と同様であってもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0123】
第1の充填材料5112は、内部キャビティ4910の内壁4912の全体又は一部に結合され得る。一例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の全体又は一部に取り付けるための固有の接着特性又は結合特性を有し得る。別の例では、第1の充填材料5112は、第1の充填材料5112と混合され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、内壁4912の全体又は一部に取り付けられてもよい。別の例では、第1の充填材料5112は、第1の充填材料5112から分離され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、内壁3612の全体又は一部に取り付けられてもよい。更に別の例では、第1の充填材料5112は、第2の充填材料5114で、内壁3612の全体又は一部に取り付けられてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0124】
一例では、図48図53に示すように、第1の充填材料5112は、フェース部4862のボール打撃領域4868に概ね対応し得る内壁4912の少なくとも一部に結合されてもよく(すなわち、第1の充填材料5112は概ねボール打撃領域4868の背後に配置され得る)、フェース部4862のボール打撃領域4868の近傍及び/又はその周囲の領域に結合されてもよい。別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の少なくとも10%に結合され得る。別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の少なくとも25%に結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の25%から50%の間に結合され得る。別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の35%から75%の間に結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の50%から90%の間に結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の75%より多くに結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5112は、内壁4912の全体に結合され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0125】
内壁4912に結合され得る第1の充填材料5112の量は、ゴルフクラブヘッドのロフト角、フェース部4862の全体の厚さ、フェース部4862の厚さプロファイル、内部キャビティ4910の形状、任意のポート又は質量部の位置及び構成、第1の充填材料5112の材料特性、及び/又は第2の充填材料5114の材料特性に依存してもよい。一例では、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、第1の充填材料5112が結合され得る内壁4912の部分を制限してもよい。別の例では、比較的小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、第1の充填材料5112が内壁4912の全体又は実質的な部分に結合され得る。更に別の例では、ゴルフクラブヘッドの音響特性は、個人に心地よい音及び感触を提供するように内壁4912に結合され得る充填材料5112の量を決定する要因となり得る。内壁4912に結合された第1の充填材料5112の量(すなわち、体積及び/又は質量)は、各ゴルフクラブヘッド(すなわち、特定のロフト角を有する)に対して決定されてもよく、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド4800を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド4800でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部4862に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0126】
図48図53の例では、内部キャビティ4910の中央部4911は、ボール打撃領域4868に概ね対応し得る内部キャビティ4910の一部であってもよく、第1の充填材料5112及び第2の充填材料5114を含み得る。内部キャビティ4910の中央部4911での内部キャビティ4910の幅4913は、内部キャビティ4910の他の部分での内部キャビティ4910の幅4913よりも概ね大きくてもよい。従って、ボール打撃領域4868の背後の内部キャビティ4910の領域、すなわち、中央部4911は、比較的大量の第1の充填材料5112及び/又は第2の充填材料5114を含み得る。更に、中央部4911の構成(すなわち、サイズ、形状、輪郭、体積など)は、ロフト角5145に依存し得る。例えば、比較的小さいロフト角5145を有するゴルフクラブヘッド4800は、比較的大きいロフト角5145を有するゴルフクラブヘッド4800よりも大きい中央部4911(すなわち、より大きい体積、深さ、高さなど)を有し得る。従って、本明細書に記載されるように、内部キャビティ4910内、より具体的には、中央部4911の第1の充填材料5112及び/又は第2の充填材料5114の量は、ロフト角5145に基づいて決定されてもよく、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド4800を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド4800でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部4862に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0127】
内部キャビティ4910の輪郭又は内壁4912の形状は、外周エッジ部4861に対して凹んだ複数の凹部によって画定され得る。図48図53の例では、内部キャビティ4910は、第1の凹部4914と、第1の凹部4914よりも概ね小さい深さ(すなわち、図51図53の断面図の内部キャビティ幅4913)を有し得る第2の凹部4915と、第2の凹部4915よりも概ね小さい深さを有し得る第3の凹部4916と、第3の凹部4916よりも概ね小さい深さを有し得る第4の凹部4917と、第4の凹部4917よりも概ね小さい深さを有し得る第5の凹部4918とを含んでもよい。内部キャビティ4910は、より多い又はより少ない凹部を有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0128】
第1の凹部4914は、概ね、内部キャビティ4910の最大幅4913を含んでもよく、中央部4911に設けられてもよく、及び/又は中央部4911に隣接又は取り囲む部分を有してもよい。第2の凹部4915は、第1の凹部4914の全体又は一部に隣接してもよく、中央部4911にあり得る部分を含んでもよい。図48図53の例では、第2の凹部4915は、第1の凹部4914の下側に位置する。第3セットのポート4940を含むボディ部4810の構造の一部は、第2の凹部4915と下側バックウォール部5214の間にあり得る。従って、第2の凹部4915の深さは、ボディ部4810が第2の凹部4915と下側バックウォール部5214の間の第3セットのポート4940を収容できるように、第1の凹部4914の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0129】
第3の凹部4916は、第2の凹部4915及び/又は第1の凹部4914の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよく、中央部4911にあり得る部分を含んでもよい。図48図53の例では、第3の凹部4916は、水平中央平面5120の上側の第1の凹部4914を取り囲む。第4の凹部4917は、外周エッジ部4861又はその近傍にあってもよく、及び/又は、第3の凹部4916、第2の凹部4915、及び/又は第1の凹部4914の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよい。図48図53の例では、第4の凹部4917は、水平中央平面5120の下側の第1の凹部4914及び第2の凹部4915の部分に隣接する。第2セットのポート4930及び第4セットのポート4950を含むボディ部4810の構造の一部は、第4の凹部4917と下側バックウォール部5214の間にあり得る。従って、第4の凹部4917の深さは、ボディ部4810が第4の凹部4917と下側バックウォール部5214の間の第2セットのポート4930及び第4セットのポート4950を収容できるように、第1の凹部4914及び第2の凹部4915の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0130】
第5の凹部4918は、外周エッジ部4861に隣接し得る。従って、第5の凹部4918を含む内部キャビティ4910の任意の位置で、第5の凹部4918は、外周エッジ部4861と、第1の凹部4914、第2の凹部4915、第3の凹部4916、第4の凹部4917のいずれかとの間にあり得る。第1セットのポート4920を含むボディ部4810の構造の一部は、第5の凹部4918と上側バックウォール部5212の間にあり得る。従って、第5の凹部4918の深さは、ボディ部4810が第5の凹部4918と上側バックウォール部5212の間の第1セットのポート4920を収容できるように、第3の凹部4916に隣接する部分の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0131】
内部キャビティ4910は、トウ部4840とヒール部4850の間に延在し得る1つ又は複数の内部チャネルを含んでもよい。一例では、図48図53に示すように、内部キャビティ4910は、トウ部4840の位置から中央部4911まで延在し得る第1の内部チャネル4925と、ヒール部4850の位置から中央部4911まで延在し得る第2の内部チャネル4926とを含んでもよい。第1の内部チャネル4925及び第2の内部チャネル4926は、第1の凹部4914に接続し、中央部4911又はその近傍で第1の凹部4914と同じ深さを有し得る。第1の内部チャネル4925及び第2の内部チャネル4926の深さは、第1の凹部4914からトウ部4840及びヒール部4850のそれぞれに向かって減少し得る。図48図53の例に示すように、第1の凹部4914に接続及び/又は第1の凹部4914に近接する第1の内部チャネル4925及び/又は第2の内部チャネル4926の部分は、第1の凹部4914の深さと同様であり得る一定の深さを維持してもよい。従って、第1の内部チャネル4925及び第2の内部チャネル4926は、中央部4911とトウ部4840及びヒール部の間に、より大きな体積の第1の充填材料5112及び/又は第2の充填材料5114を提供する。あるいは、第1の内部チャネル4925及び/又は第2の内部チャネル4926の全体又は一部は、それぞれ、トウ部4840及びヒール部4850に向かう方向で減少する深さを有し得る。フェース部4862での中心から外れたゴルフボールの打撃に関して、内部チャネル4925、4926内の第1の充填材料5112及び/又は第2の充填材料5114の増加した体積は、(i)振動減衰又は音響減衰を提供することができ、(ii)フェース部4862に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。更に、内部チャネル4925、4926を提供するためにボディ部4810から取り除かれる質量は、ゴルフクラブヘッド4800の慣性モーメントが増加及び/又は重心位置が最適化するように、ボディ部4810の他の位置にシフトされ得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0132】
内部キャビティ4910は、第1の凹部4914〜第5の凹部4918と内部チャネル4925、4926の間の移行領域を画定し得る追加の凹部を含んでもよい。凹部の各々は、他の凹部のいずれか1つ又は幾つかに隣接し、そこに移行し得る。例えば、図50図51に示すように、第1の凹部4914は、第1の凹部4914の上側の第3の凹部4916に移行及び接続し得る傾斜面4927を含んでもよい。更に、凹部のいずれかは、外周エッジ部4861に直接移行し得る。凹部及び移行領域は、内部キャビティ4910の全体的な形状及び/又は輪郭を共同で画定し得る。移行領域は、隣接する凹部に対して垂直、横断、又は含有する壁を含み得る。更に、移行領域は、隣接する凹部を接合する際の丸みを帯びたコーナーを含み、接合されたコーナーでの応力の集中を減少させるようにしてもよい。凹部は、中央部4911から外周エッジ部4861までの内部キャビティ4910の幅の、輪郭に沿った、連続的な、及び/又は段階的な減少を画定し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0133】
凹部4914〜4918及び内部チャネル4925、4926の形状、サイズ、幅、高さ、及び他の特性は、ゴルフクラブヘッド4800のロフト角5145に関連付けられ得る。一例では、図48図53に示すように、第1の凹部4914及び第2の凹部4915は、第1の充填材料5112で充填され得る。第1の充填材料5112は、第1の凹部4914及び第2の凹部4915に射出成型され得る。充填材料5112は、固有の接着特性又は結合特性を有することにより、第1の充填材料5112と混合される結合剤で、及び/又は別の結合剤で、第1の凹部4914及び第2の凹部4915の内壁4912の部分を含む内壁4912に結合され得る。別の例では、第1の充填材料5112は、第1の凹部4914及び第2の凹部4915の形状に別々に成形され、結合剤で、及び/又は第2の充填材料5114で、第1の凹部4914及び第2の凹部4915に結合され得る。一例では、第3の凹部4916、第4の凹部4917、及び第5の凹部4918を含む内部キャビティ4910の残りの部分は、第2の充填材料5114で充填され得る。従って、第2の充填材料5114は、フェース部4862の背面4866に結合され、第1の凹部4914及び第2の凹部4915の外側の内壁4912の部分に結合され、第1の充填材料4211に露出せず且つ結合しない内壁4912の部分に結合され、及び/又はフェース部4862と第1の充填材料5112の間に配置され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0134】
第1の充填材料5112の幅5122(WF1)及び第2の充填材料5114の幅5124(WF2)は、トウ部4840からヒール部4850まで及び/又はトップ4880からソール部4890まで変化してもよく、及び/又は内部キャビティ4910内の位置に応じた第1の凹部4914、第2の凹部4915、第3の凹部4916、第4の凹部4917、及び/又は第5の凹部4918の形状に従って変化してもよい。第1の充填材料5112の幅5122は、第1の凹部4914及び第2の凹部4915の形状に従って変化し得る。第1の充填材料5112の幅5122及び/又は第2の充填材料5114の幅5124は、内部キャビティ4910の1つ又は複数の位置で一定又は実質的に一定で、内部キャビティ4910の特定の他の位置で変化し得る。一例では、第1の充填材料5112の幅5122及び/又は第2の充填材料5114の幅5124は、内部キャビティ4910の内壁4912の全て又は一部の輪郭(すなわち、凹部の輪郭)及び/又は第1の充填材料5112と第2の充填材料5114の間の境界の輪郭と同様又は実質的に同様に、内部キャビティ4910の1つ又は複数の位置で変化し得る。一例では、第2の充填材料5114は、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド4800を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド4800でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部4862に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。第1の充填材料5112の幅5122及び第2の充填材料5114の幅5124は、比較的高い又は最適な反発係数(COR)がゴルフクラブヘッド4800に提供されるように、ボール打撃領域4868及び/又は内部キャビティ4910の他の領域で決定され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0135】
一例では、第1の充填材料5112は、第1の充填材料4211などの本明細書に記載された任意の第1の充填材料と同様であり得る。別の例では、第1の充填材料5112は、ベースポリマー材料としてのポリブタジエンと、硫黄、過酸化物、金属酸化物、アセトキシシラン、又はウレタン架橋剤に基づく加硫剤との混合物を含む化合物などのゴム系材料であり得る。添加された加硫剤は、ポリブタジエン鎖の間の架橋を促進し、ポリブタジエンポリマーを加硫又は硬化させ得る。加硫剤の量は、Yerzley法、ASTM D945−59によって測定され得る、得られた加硫ポリマーの弾性に直接関係する可能性がある。一例では、第1の充填材料5112は、ポリブタジエン100重量部あたり3重量部から7.5重量部の間の硫黄を含む化合物から形成され得る。別の例では、第1の充填材料5112は、ポリブタジエン100重量部あたり4重量部から6.25重量部の間の硫黄などの加硫剤を含む化合物から形成され得る。更に別の例では、第1の充填材料5112は、ポリブタジエン100重量部あたり4.75重量部から5.75重量部の間の硫黄を含む化合物から形成され得る。本明細書に記載されるようなポリブタジエン及び硫黄の量は、(1)75%から85%の間、(2)80%から90%の間、(3)90%を超える、Yerzley弾性を有する化合物を生じ得る。第1の充填材料5112及びその混合組成物は、本明細書に参照により組み込まれる米国特許第3,241,834号に記載された任意の化合物に類似し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0136】
他の添加剤をポリブタジエンと加硫剤の混合物と組み合わせて、硬化サイクルを開始してもよい。特に、酸化亜鉛及び/又はステアリン酸などの活性化剤を使用して、ポリブタジエンと加硫剤の混合物の硬化サイクルを開始し得る。一例では、使用される酸化亜鉛の量は、ポリブタジエン100重量部あたり2重量部から5重量部の間であってもよく、及び/又は、使用されるステアリン酸の量は、ポリブタジエン100重量部あたり0.5重量部から4重量部の間であってもよい。別の例では、使用される酸化亜鉛の量は、ポリブタジエン100重量部あたり2.5重量部から4.5重量部の間であってもよく、及び/又は、使用されるステアリン酸の量は、ポリブタジエン100重量部あたり1重量部から2重量部の間であってもよい。更に別の例では、使用される酸化亜鉛の量は、ポリブタジエン100重量部あたり3.5重量部から4.5重量部の間であってもよく、及び/又は、使用されるステアリン酸の量は、ポリブタジエン100重量部あたり1.5重量部から2.5重量部の間であってもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0137】
更に、他の化合物をポリブタジエンと加硫剤の混合物に組み合わせて、加硫の速度を加速させてもよい。加硫の速度を加速させることで、第1の充填材料5112の成形サイクルの長さを短縮することができ、硬化サイクルの間の混合物全体の熱を均一化することもできる。一例では、N−オキシジエチレンベンゾチアゾール2スルフェンアミド(商品名AMAXと称される)、ジオルトトリルグアニジン(商品名DOTGと称される)、及びジメチルジチオ炭酸ビスマス(商品名Bismateと称される)が、加硫プロセスを加速するために使用され得る。混合物が特定の温度に達すると、これら促進剤の活性化が起こり得る。BismateとDOTGの場合、活性化温度は約230°Fである一方で、AMAXの活性化温度は約260°Fである。反応熱が混合物全体で均一化されることを保証することで、下流の速度をより一定にし、最終製品の一貫性を改善することができる。一例では、AMAX、DOTG、及びBismateの各々の量は、ポリブタジエン100重量部あたり0.25重量部から4重量部の間であり得る。別の例では、AMAX、DOTG、及びBismateの各々の量は、ポリブタジエン100重量部あたり1重量部から3重量部の間であり得る。更に別の例では、AMAX、DOTG、及びBismateの各々の量は、ポリブタジエン100重量部あたり1.5重量部から2.75重量部の間であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0138】
充填剤をポリブタジエンと加硫剤の混合物に添加してもよい。一例では、水和シリカを、充填剤として混合物に添加してもよい。添加された充填剤は、引き裂き抵抗及び摩擦抵抗を提供する機能を果たし得る。充填材料は、比重を過度に増大させることなく、ポリブタジエンの耐久性を改善するために含めるように選択され得る。別の例では、カーボンブラックを、充填材料として使用してもよい。更に別の例では、酸化リチウムを、充填材料として使用してもよい。一例では、使用される充填剤の量は、ポリブタジエン100重量部あたり4重量部から16重量部の間であり得る。別の例では、使用される充填剤の量は、ポリブタジエン100重量部あたり5重量部から10重量部の間であり得る。更に別の例では、使用される充填剤の量は、ポリブタジエン100重量部あたり7重量部から8重量部の間であり得る。
【0139】
充填材料の量は、得られるポリマー材料の比重に影響を与える可能性があり、得られるポリマー材料の弾性に影響を与える可能性がある。一例では、ポリブタジエンと加硫剤の混合物に使用される充填材料の量は、得られるポリマー材料(すなわち、第1の充填材料5112)の弾性を最適化するために、1.0から1.5の間の比重を提供し得る。別の例では、ポリブタジエンと加硫剤の混合物に使用される充填材料の量は、得られるポリマー材料の弾性を最適化するために、1.1から1.4の間の比重を提供し得る。更に別の例では、ポリブタジエンと加硫剤の混合物に使用される充填材料の量は、得られるポリマー材料の弾性を最適化するために、1.0から1.05の間の比重を提供し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0140】
1つ又は複数の抗酸化材料をポリマー混合物に添加して、酸化及び汚染を防止し、及び/又は得られるポリマー化合物の経時変化を抑制することができる。一例では、4メチル−6ターシャリ−ブチルフェノール(商品名Antioxidant2246と称される)が、ポリブタジエン100重量部あたり0.25重量部から3重量部の間の量で混合物に添加され得る。使用され得る他の抗酸化材料の例は、フェニルβナフチルアミン、アルキルジフェニルアミン、及び/又はヒンダードアルキルフェノールが含まれる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0141】
本明細書に記載されたポリマー混合物の様々な要素が、混合物全体に要素の均一な分布が提供されるように、十分に混合され得る。一例では、次に、混合物を型に入れ、500psi(ポンド/平方インチ)〜3000psiの間の圧力を約10〜30分間かけると同時に、混合物の温度を約285〜340°Fに上昇させる。別の例では、次に、混合物を型に入れ、750psiから2000psiの間の圧力を約12〜25分間かけると同時に、混合物の温度を約300〜330°Fに上昇させる。更に別の例では、次に、混合物を型に入れ、900psiから1100psiの間の圧力を約15〜20分間かけると同時に、混合物の温度を約315〜325°Fに上昇させる。混合物の処理の様々な側面(例えば、成形操作の各々の長さ、圧力、及び/又は温度)を調整して、混合物の処理の他の側面における任意の変動を補償することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0142】
内壁4912の一部に第1の充填材料5112を結合するための接着剤は、フェース部4862の材料に第1の充填材料5112を結合できる任意のタイプの接着剤であり得る。一例では、第1の充填材料5112は、本明細書に記載されるようなゴム又はゴム化合物であってもよく、フェース部4862は、ステンレス鋼などのスチール系材料から構成されてもよい。従って、内壁4912の一部に第1の充填材料5112を結合するための接着剤は、ゴム又はゴム化合物にスチール系材料を結合するのに使用されるタイプの接着剤であり得る。別の例では、第1の充填材料5112は、ゴム又はゴム化合物であってもよく、ボディ部3510は、チタン又はチタン合金から構成されてもよい。従って、内壁4912の一部に第1の充填材料5112を結合するための接着剤は、ゴム又はゴム化合物にチタン系材料を結合するのに使用されるタイプの接着剤であり得る。別の例では、第2の充填材料5114を、内壁4912の一部に第1の充填材料5112を結合するために使用してもよい。ボディ部4810、フェース部4862、及び/又は第2の充填材料5114の任意の部分への第1の充填材料5112の結合と、ボディ部4810、フェース部4862、及び/又は第1の充填材料5112の任意の部分への第2の充填材料5114の結合は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の結合特性及び手順と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0143】
一例(不図示)では、内部キャビティ4910は、第1の充填材料5112で完全に充填され得る。別の例では、図48図53に示すように、内部キャビティ4910は、第1の充填材料5112で部分的に充填され得る。従って、第1の内部キャビティ4910の残りの部分は、第2の充填材料5114で充填され得る。本明細書に記載されるように、第2の充填材料5114は、第1の充填材料5112と内壁4912の一部及び/又はフェース部4862との結合を(例えば、単独で、又は、1つ又は複数の接着剤と組み合わせて)提供又は支援し得る。言い換えれば、第2の充填材料5114は、フェース部4862の内壁4912及び/又は背面4866に結合された第1の充填材料5112の維持を支援又は維持し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0144】
第2の充填材料5114は、フェース部4862からゴルフボールへのエネルギー伝達を最適化するように、密度、圧縮、硬度(すなわち、デュロメータ)、引張強度、せん断強度、粘度、弾性などの第1の充填材料5112とは異なる1つ又は複数の特性を有し得る。第2の充填材料は、ポリマー材料であり得る。第2の充填材料は、第2の充填材料4213などの本明細書に記載された任意の第2の充填材料と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0145】
第2の充填材料5114は、第1の充填材料5112より小さいCORを有し得る。一例では、第2の充填材料5114のCORは、第1の充填材料5112のCORの1%から10%の間ほど小さくてもよい。別の例では、第2の充填材料5114のCORは、第1の充填材料5112のCORの2%から5%の間ほど小さくてもよい。別の例では、第2の充填材料5114のCORは、第1の充填材料5112のCORの2%から4%の間ほど小さくてもよい。
【0146】
一例では、第1の充填材料5112は、54から76の間のショアA硬度を有し得る。別の例では、第1の充填材料5112は、60から70の間のショアA硬度を有し得る。別の例では、第1の充填材料5112は、62から68の間のショアA硬度を有し得る。更に別の例では、第1の充填材料5112は、60から75の間のショアA硬度を有し得る。第2の充填材料5114は、第1の充填材料5112とは異なる硬度を有し得る。一例では、第2の充填材料5114は、55から80の間のショアD硬度を有し得る。別の例では、第2の充填材料5114は、50から85の間のショアD硬度を有し得る。別の例では、第2の充填材料5114は、60から75の間のショアD硬度を有し得る。更に別の例では、第2の充填材料5114は、62から73の間のショアD硬度を有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0147】
一例では、第1の充填材料5112の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の0.5%から6.0%の間であり得る。別の例では、第1の充填材料5112の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の1.0%から5.0%の間であり得る。別の例では、第1の充填材料5112の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の2.0%から4.0%の間であり得る。別の例では、第1の充填材料5112の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の5%より大きくてもよい。更に別の例では、ボディ部4810は、本明細書に記載されるように、第1の充填材料5112で完全に充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0148】
一例では、第2の充填材料5114の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の2.0%から14.0%の間であり得る。別の例では、第2の充填材料5114の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の3.0%から12.0%の間であり得る。別の例では、第2の充填材料5114の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の5.0%から10.0%の間であり得る。別の例では、第2の充填材料5114の質量は、ゴルフクラブヘッド4800の総質量の10%より大きくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0149】
本明細書に記載されるように、フェース部4862は、ゴルフボールの打撃中のフェース部4862の屈曲及び撓みが増大するように、比較的薄くてもよい。更に、フェース部4862は、フェース部4862の可撓性が更に高まるように、本明細書に記載されるように、フェース部4862の背面4866に1つ又は複数の溝(例えば、図65に示される溝5469など)を含み得る。第2の充填材料5114は、比較的高い強度及び剛性を有するポリマー材料であり、フェース部4862に構造的支持を提供し、ゴルフボールの打撃中又はゴルフボールの打撃の反復におけるフェース部4862の破損(すなわち、フェース部疲労)を防止する。第2の充填材料5114はまた、ゴルフボールの打撃後のフェース部4862にリバウンド効果が提供されるように、本明細書に記載されるような比較的高いCORを有し得る。本明細書に更に記載されるように、第1の充填材料5112は、第2の充填材料5114よりも強度及び剛性が低く(すなわち、軟質又は低剛性)、第2の充填材料5114よりCORが高い、ゴム系化合物であり得る。従って、第1の充填材料5112は、フェース部4862に追加の構造的支持を提供することができる。更に、第1の充填材料5112の比較的低いCORは、第1の充填材料5112がゴルフボールの打撃からのエネルギーを蓄積し、フェース部4862に比較的高いリバウンド効果を提供することで、ゴルフボールにかなりの量のエネルギーを戻すことができる(すなわち、衝撃エネルギーをあまり失わない)。更に、本明細書に記載されるような第1の充填材料5112と第2の充填材料5114の異なる材料特性は、異なる周波数範囲で音及び振動を減衰させて、個人に心地よい音及び感触を適用することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0150】
本明細書に記載されるように、第1の充填材料5112は、(1)75%から85%の間、(2)80%から90%の間、(3)90%を超える、弾性(すなわち、Yerzley弾性)を有し得る。第1の充填材料5112の比較的高い弾性は、フェース部4862がゴルフボールに当たった後のフェース部4862の撓みに応じたフェース部4862のリバウンド速度及び/又は加速に直接関係し得る。従って、比較的高い弾性を持つ第1の充填材料5112を有するゴルフクラブヘッドは、比較的低い弾性を持つ第1の充填材料5112を有するゴルフクラブヘッドよりも、ゴルフボールに比較的長い距離を提供することができる。第1の充填材料5112の圧縮の量も、フェース部がゴルフボールに当たった後のフェース部4862のリバウンド速度及び/又は加速に直接関係し得る。第1の充填材料5112の特定の量の圧縮は、フェース部4862に最適なリバウンド効果を提供することができる。第1の充填材料5112の圧縮を特定の量を超えて増加させると、第1の充填材料5112を通じて過剰な量の圧縮エネルギーを散逸させることにより、フェース部4862のリバウンドに悪影響を及ぼす可能性がある。従って、フェース部4862がゴルフボールに当たるときに、第1の充填材料5112が過度に圧縮されていない場合、本明細書に記載されるように、比較的高い弾性を有し得る。第1の充填材料5112の過度の圧縮を制御及び/又は抑制するために、第2の充填材料5114は、本明細書に記載されるように、フェース部4862と第1の充填材料5112の間に配置され得る。第2の充填材料5114は、フェース部4862から第1の充填材料5112にゴルフボールのリバウンドエネルギーを効果的に伝達及び均一に分散し、第1の充填材料5112の過度の圧縮、特に局所的な圧縮を抑制して、第1の充填材料5112からフェース部4862への反発エネルギーの最適又は実質的に最適で概ね均一な伝達を提供することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0151】
第2の充填材料5114はまた、フェース部4862の振動を減衰させて、ゴルフクラブヘッド4800に特定の音及び感触を提供することができる。従って、第1の充填材料5112と第2の充填材料5114の組み合わせは、広い周波数範囲内でフェース部4862の振動を減衰させて、ゴルフクラブヘッド4800に特定の音及び感触を提供することができる。第2の充填材料5114はまた、フェース部4862に特定のリバウンド及び/又は加速を提供するように寄与して、ゴルフクラブヘッド4800からゴルフボールへのエネルギーの伝達を最適化することができる。言い換えれば、第2の充填材料5114は、第1の充填材料5112と協働してフェース部4862のリバウンドを最適化して、ゴルフボールの速度及び距離を最適化することができる。更に、本明細書に記載されるように、第2の充填材料5114は、第1の充填材料5112とフェース部4862の間の接着剤として機能し、第1の充填材料5112とフェース部4862の間の連続的及び/又は均一なエネルギー伝達を提供することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0152】
図54図65の例では、ゴルフクラブヘッド5400は、トウ部エッジ5442を持つトウ部5440と、ゴルフクラブを形成するために一方の端部にグリップ(不図示)を有すると共に他方の端部にゴルフクラブヘッド5400を有するシャフト(不図示)を受け入れるように構成されるホーゼル部5455を含み得るヒール部エッジ5452を持つヒール部5450と、外周エッジ部5461を持つフロント部5460と、バックウォール部5472を持つバック部5470と、トップ部エッジ5482を持つトップ部5480と、ソール部エッジ5492を持つソール部5490とを有するボディ部5410を含み得る。トウ部5440、ヒール部5450、フロント部5460、バック部5470、トップ部5480、及び/又はソール部5490は、互いに部分的に重なり合ってもよい。トウ部エッジ5442、ヒール部エッジ5452、トップ部エッジ5482、及びソール部エッジ5492は、ボディ部5410の外周を画定し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0153】
ゴルフクラブヘッド5400は、アイアン系ゴルフクラブヘッド(例えば、1番アイアン、2番アイアン、3番アイアン、4番アイアン、5番アイアン、6番アイアン、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアンなど)、又はウェッジ系ゴルフクラブヘッド(例えば、ピッチングウェッジ、ロブウェッジ、サンドウェッジ、44°(度),48°,52°,56°,60°などのn度ウェッジなど)であり得る。図54図65は、特定のタイプのゴルフクラブヘッドを示すが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのゴルフクラブヘッド(例えば、ドライバー系ゴルフクラブヘッド、フェアウェイウッド系ゴルフクラブヘッド、ハイブリッド系ゴルフクラブヘッド、パター系ゴルフクラブヘッドなど)に適用可能であり得る。ゴルフクラブヘッド5400の体積、ゴルフクラブヘッド5400の構成材料、及び/又はその任意の構成要素は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0154】
ゴルフクラブヘッド5400は、ボディ部5410(例えば、1つの単一部品)と一体的に形成され得るフェース部5462(すなわち、打撃面)を含んでもよい。一例では、図54図65に示すように、フェース部5462は、フロント部5460に(例えば、接着で、機械的に、溶接で、及び/又は半田付けにより)結合された別個の部品であり得る。フェース部5462は、前面5464及び背面5466を含み得る。一例(不図示)では、フロント部5460は、ボディ部5410にフェース部5462を取り付けるためにフェース部5462を受け入れるように構成された1つ又は複数の凹んだショルダー部を含み得る。別の例では、図54図65に示すように、背面5466は、ボディ部5410の外周エッジ部5461に取り付けられ得る外周部5467を含んでもよい。フェース部5462の外周部5467は、1つ又は複数の留め具、1つ又は複数の接着剤又は結合剤、及び/又は溶接又は半田付けによって、ボディ部5410の外周エッジ部5461に取り付けられ得る。一例では、図54図65に示すように、フェース部5462の外周部5467は、1つ又は複数の位置でボディ部5410の外周エッジ部5461に溶接され得る。あるいは、フェース部5462の外周部5467の全体が、ボディ部5410の外周エッジ部5461の全体に溶接(すなわち、連続溶接)され得る。フェース部5462は、ゴルフボールを打つためのボール打撃領域5468を含み得る。一例では、ボール打撃領域5468の中心は、フェース部5462の幾何学的中心5463であり得る。別の例では、フェース部5462の幾何学的中心5463は、ボール打撃領域5468の中心からオフセットされ得る。一例では、幾何学的中心5463、及び、ボール打撃領域4168内の幾何学的中心の近傍及び/又は幾何学的中心を取り囲む1つ又は複数の領域は、ゴルフボールを打つためのフェース部5462上の概ね最適な位置(すなわち、最適なボール飛距離、ボール速度、ボールスピン特性など)を提供し得る。更に別の例では、幾何学的中心5463又はその近傍及びボール打撃領域4868内の任意の位置が、ゴルフボールを打つためのフェース部5462上の概ね最適な位置を提供し得る。しかしながら、ボールは、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドにおけるボール打撃領域5468内又はボール打撃領域5468外のフェース部5462の任意の位置で打たれる可能性があり、個人が好む中心での打撃とは異なる特定のボール飛行特性がもたらされる。フェース部5462の構成及びボディ部5410に対するフェース部5462の取り付け(例えば、溶接)は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0155】
ゴルフクラブヘッド5400は、接地平面5710、水平中央平面5720、及び頂上平面5730に関連付けられ得る。特に、接地平面5710は、地面に平行又は実質的に平行で、且つ、ゴルフクラブヘッド5400がアドレス位置にあるとき(例えば、ゴルフクラブヘッド5400がゴルフボールを打つように位置合わせされたとき)にソール部エッジ5492の最下端に接する平面であり得る。頂上平面5730は、ゴルフクラブヘッド5400がアドレス位置にあるときにトップ部エッジ5482の最上端に接する平面であり得る。接地平面5710及び頂上平面5730は、それぞれ、互いに平行又は実質的に平行であり得る。水平中央平面5720は、接地平面5710と頂上平面5730のそれぞれの間の垂直方向の中間にあり得る。更に、ゴルフクラブヘッド5400は、ゴルフクラブヘッド5400のロフト角5745(α)を画定するロフト平面5740に関連付けられ得る。ロフト平面5740は、フェース部5462に対する接平面であり得る。ロフト角5745は、ロフト平面5740と、接地平面5710に対して垂直な垂直面5750との間の角度によって画定され得る。
【0156】
ボディ部5410は、内壁5512を有する内部キャビティ5510を含む中空体であり得る。内部キャビティ5510は、フロント部5460、バック部5470、トップ部5480、及びソール部5490の間に延在し得る。図54図65の例では、ボディ部5410の内部キャビティ5510は、フェース部5462で封止されると共にフェース部5462で部分的に画定され得る。内部キャビティ5510の構成(例えば、高さ、幅、体積、形状など)、ボディ部5410に対する内部キャビティ5510の構成(例えば、ボディ部5410の体積に対する内部キャビティ5510の体積)、内部キャビティ5510の幅及び高さの変化、及び、ボディ部5410の1つ又は複数のポートからの内部キャビティ5510へのアクセスは、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0157】
バック部5470のバックウォール部5472は、上側バックウォール部5812及び下側バックウォール部5814を含み得る。バックウォール部5472は、トウ部エッジ5442とヒール部エッジ5452の間に連続的又は不連続的に延在し得るレッジ部5816を含んでもよい。下側バックウォール部5814は、上側バックウォール部5812と下側バックウォール部5814の間の移行部分を画定するレッジ部5816によって、上側バックウォール部5812よりもボディ部5410の後方に配置され得る。従って、レッジ部5816は、上側バックウォール部5812及び下側バックウォール部5814に対して横方向に延在し得る。一例では、図54図65に示すように、レッジ部5816は、第1のレッジ部5826及び第2のレッジ部5836を含み得る。第1のレッジ部5826は、トウ部エッジ5442からバックウォール部5472のバックウォール中央部5840までバックウォール部上に延在し得る。第2のレッジ部5836は、バックウォール部5472の中央部5840からヒール部エッジ5452まで延在し得る。図54図65に示すように、レッジ部5816は、水平中央平面5720の下側にボディ部5410の比較的大きい質量を提供することができ、水平中央平面5720の下側のボディ部5410の質量をボディ部5410のより後方に移動させることができる。レッジ部5816の幅は、ボディ部5410の特定の位置での内部キャビティの幅より大きくてもよく、等しくてもよく、小さくてもよい。レッジ部5816の構成(例えば、幅、区分、テーパ、形状など)及び内部キャビティの幅に対するレッジ部5816の特性は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0158】
ボディ部5410は、外部ポート及び/又は内部ポート(例えば、ボディ部5410の内部に配置)であり得る1つ又は複数のポートを含んでもよい。内部キャビティ5510の内壁5512は、1つ又は複数のポート(不図示)を含み得る。一例では、図54図65に示すように、バック部5470は、ボディ部5410の外周に沿って又はその近傍に1つ又は複数のポートを含み得る。例えば、ボディ部5410は、第1セットのポート5520(例えば、ポート5521、5522として示される)と、第2セットのポート5530(例えば、ポート5531、5532として示される)と、第3セットのポート5540(例えば、ポート5541、5542、5543として示される)と、第4セットのポート5550(例えば、ポート5551、5552として示される)とを含み得る。第1セットのポート5520、第2セットのポート5530、第3セットのポート5540、及び/又は第4セットのポート5550の各ポートの位置、他のポートとの間隔、及び他の任意の構成は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のポートと多くの点で類似し得る。更に、第1セットのポート5520、第2セットのポート5530、第3セットのポート5540、及び/又は第4セットのポート5550の任意の1つ又は複数のポートは、内部キャビティ5510に接続されてもよく、それを通じて1つ又は複数の充填材料が内部キャビティ5510に注入され得る。図54図65の例では、ポート5521、5531、5551は、それぞれ、開口部5561、5571、5581を介して内部キャビティ5510に接続され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0159】
第1セットのポート5520の各ポートは、第1セットのポート5520のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第2セットのポート5530の各ポートは、第2セットのポート5530のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第3セットのポート5540の各ポートは、第3セットのポート5540のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。第4セットのポート5550の各ポートは、第3セットのポート5550のいずれかのポートのポート直径よりも小さい距離だけ離され得る。一例では、第1セットのポート5520と第2セットのポート5530は、第1セットのポート5520と第2セットのポート5530のいずれかのポートのポート直径よりも大きい距離だけ離間され得る。別の例では、第2セットのポート5530と第3セットのポート5540は、第2セットのポート5530と第3セットのポート5540のいずれかのポートのポート直径よりも大きい距離だけ離間され得る。更に別の例では、第3セットのポート5540と第4セットのポート5550は、第3セットのポート5540と第4セットのポート5550のいずれかのポートのポート直径よりも大きい距離だけ離間され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0160】
図面ではポートを別々な個々の部品として示しているが、第1セットのポート5520、第2セットのポート5530、第3セットのポート5540、及び第4セットのポート5550の各セット又は隣接するポートのセットの組み合わせは、それぞれ、単一のポートであり得る。一例では、第1セットのポート5520の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第1のポート)にしてもよい。別の例では、第2セットのポート5530の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第2のポート)にしてもよい。別の例では、第3セットのポート5540の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第3のポート)にしてもよい。更に別の例では、第4セットのポート5550の全てのポートを組み合わせて単一のポート(例えば、第4のポート)にしてもよい。図面では特定の数のポートを示しているが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、より多い数又はより少ない数のポートを含み得る。
【0161】
ボディ部5410は、ボディ部5410に結合される一体的な質量部又は別々の質量部であり得る1つ又は複数の質量部(例えば、ウェイト部)を含んでもよい。図54図65に示すような例では、ボディ部5410は、第1セットの質量部5620(例えば、質量部5621、5622として示される)と、第2セットの質量部5630(例えば、質量部5631、5632として示される)と、第3セットの質量部5640(例えば、質量部5641、5642、5643として示される)と、第4セットの質量部5650(例えば、質量部5651、5652として示される)とを含み得る。上記の例では質量部の特定の数又は部分を説明したが、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されたように、質量部のセットは、単一の質量部又は複数の質量部を含み得る。例えば、第1セットの質量部5620、第2セットの質量部5630、第3セットの質量部5640、及び/又は第4セットの質量部5650における隣接し合う質量部のセットのいずれか1つ又は組み合わせは、単一の質量部であり得る。更に、第1セットの質量部5620、第2セットの質量部5630、第3セットの質量部5640、及び/又は第4セットの質量部5650は、ボディ部5410の物理的構造の一部であり得る。第1セットの質量部5620、第2セットの質量部5630、第3セットの質量部5640、及び/又は第4セットの質量部5650は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の質量部と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0162】
内部キャビティ5510は、1つ又は複数の類似又は異なるタイプの材料を含み得る1つ又は複数の充填材料(すなわち、キャビティ充填材料)で、部分的に又は完全に充填されてもよい。一例では、図54図65に示すように、内部キャビティ5510は、第1の充填材料5712と第2の充填材料5714で充填され得る。一例では、本明細書に記載されるように、第1の充填材料5712は、第1の充填材料5112と同様であってもよく、第2の充填材料5714は、第2の充填材料5114と同様であってもよい。従って、第1の充填材料5712は、ゴム又はゴム化合物であってもよく、第2の充填材料5714は、エポキシ系の材料であってもよい。別の例では、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の充填材料と同様であってもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0163】
第1の充填材料5712は、内部キャビティ5510の内壁5512の全体又は一部に結合され得る。一例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の全体又は一部に取り付けるための固有の接着特性又は結合特性を有し得る。別の例では、第1の充填材料5712は、第1の充填材料5712と混合され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、内壁5512の全体又は一部に取り付けられてもよい。別の例では、第1の充填材料5712は、第1の充填材料5712から分離され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、内壁5512の全体又は一部に取り付けられてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0164】
一例では、図56図57に示すように、第1の充填材料5712は、フェース部5462のボール打撃領域5468に概ね対応し得る内壁5512の少なくとも一部に結合されてもよく(すなわち、第1の充填材料5712は概ねボール打撃領域5468の背後に配置され得る)、フェース部5462のボール打撃領域5468の近傍及び/又はその周囲の領域に結合されてもよい。別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の少なくとも10%に結合され得る。別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の少なくとも25%に結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の25%から50%の間に結合され得る。別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の41%から75%の間に結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の50%から90%の間に結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の75%より多くに結合され得る。更に別の例では、第1の充填材料5712は、内壁5512の全体に結合され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0165】
一例では、表4に示すように、第1の充填材料5712の体積の範囲(Vr )は、ボディ部5410の質量(Vb )及び内部キャビティ5510の体積(Vc )に関して表され得る。更に、表4に示すように、第1の充填材料5712の質量(mr )及び第2の充填材料5714の質量(mf )は、ボディ部5410の質量(mb )に関して表され得る。
【表4】
【0166】
表4の例に示すように、内部キャビティ5510内にあり、及び/又は内壁5512に結合され得る、第1の充填材料5712の量は、ゴルフクラブヘッド(例えば、4番アイアン、7番アイアン、PWなど)のロフト角に依存し得る。別の例では、ボディ部5410の体積に対する第1の充填材料5712の体積の比率は、2.5%以上30%以下であり得る。別の例では、ボディ部5410の体積に対する第1の充填材料5712の体積の比率は、15%以上50%以下であり得る。別の例では、ボディ部5410の質量に対する第1の充填材料5712の質量の比率は、0.75%以上7.5%以下であり得る。別の例では、ボディ部5410の体積に対する第1の充填材料5712の体積の比率は、50%より大きくてもよい。別の例では、ボディ部5410の体積に対する第1の充填材料5712の体積の比率は、100%又は略100%であり得る(すなわち、内部キャビティ5510は第1の充填材料5712で完全に充填される)。更に別の例では、ボディ部5410の質量に対する第2の充填材料5712の質量の比率は、2.0%以上10%以下であり得る。表4は、特定のロフト角又はロフト角範囲を有するものとしてラベル付けされたゴルフクラブヘッドをリスト化しているが、表4のゴルフクラブヘッドの各々は、表4の隣接するゴルフクラブヘッドのロフト角範囲と部分的に類似又は重複し得る、特定のロフト角範囲を含んでもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0167】
内部キャビティ内にあり得る第1の充填材料5712の量は、フェース部5462の全体の厚さ、フェース部5462の厚さプロファイル、内部キャビティ5510の形状、任意のポート又は質量部の位置及び構成、第1の充填材料5712の材料特性、及び/又は第2の充填材料5714の材料特性に依存してもよい。一例では、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、第1の充填材料5712が結合され得る内壁5512の部分を制限してもよい。別の例では、比較的小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、第1の充填材料5712が内壁5512の全体又は実質的な部分に結合され得る。更に別の例では、ゴルフクラブヘッドの音響特性は、個人に心地よい音及び感触を提供するように内壁5512に結合され得る充填材料5712の量を決定する要因となり得る。内壁5512に結合された第1の充填材料5712の量(すなわち、体積及び/又は質量)は、各ゴルフクラブヘッド(すなわち、特定のロフト角を有する)に対して決定されてもよく、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド5400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド5400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部5462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0168】
図54図65の例では、内部キャビティ5510の中央部5511を含む内部キャビティ5510の一部は、ボール打撃領域5468に概ね対応し得る内部キャビティ5510の一部であってもよく、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714を含み得る。内部キャビティ5510の中央部5511での内部キャビティ5510の幅5513は、内部キャビティ5510の他の部分での内部キャビティ5510の幅5513よりも概ね大きくてもよい。従って、ボール打撃領域5468の背後の内部キャビティ5510の領域、すなわち、中央部5511は、比較的大量の第1の充填材料5712及び/又は第2の充填材料5714を含み得る。更に、中央部5511の構成(すなわち、サイズ、形状、輪郭、体積など)は、ロフト角5745に依存し得る。例えば、比較的小さいロフト角5745を有するゴルフクラブヘッド5400は、比較的大きいロフト角5745を有するゴルフクラブヘッド5400よりも大きい中央部5511(すなわち、より大きい体積、深さ、高さなど)を有し得る。従って、本明細書に記載されるように、内部キャビティ5510内、より具体的には、中央部5511の第1の充填材料5712及び/又は第2の充填材料5714の量は、ロフト角5745に基づいて決定されてもよく、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド5400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド5400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部5462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0169】
内部キャビティ5510の輪郭又は内壁5512の形状は、外周エッジ部5461に対して凹んだ複数の凹部によって画定され得る。図54図65の例では、内部キャビティ5510は、第1の凹部5514と、第1の凹部5514よりも概ね小さい深さ(すなわち、図57図40の断面図で見た内部キャビティ5513によって画定される)を有し得る第2の凹部5515と、第2の凹部5515よりも概ね小さい深さを有し得る第3の凹部5516と、第3の凹部5516よりも概ね小さい深さを有し得る第4の凹部5517と、第4の凹部5517よりも概ね小さい深さを有し得る第5の凹部5518とを含んでもよい。内部キャビティ5510は、より多い又はより少ない凹部を有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0170】
第1の凹部5514は、概ね、内部キャビティ5510の最大幅5513を含んでもよく、中央部5511に位置してもよく、及び/又は中央部5511に隣接又は取り囲む部分を有してもよい。第2の凹部5515は、第1の凹部5514の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよく、中央部5511にあり得る部分を含んでもよい。図54図65の例では、第2の凹部5515は、第1の凹部5514の下側に位置する。第3セットのポート5540を含むボディ部5410の構造の一部は、第2の凹部5515と下側バックウォール部5814の間にあり得る。従って、第2の凹部5515の深さは、ボディ部5410が第2の凹部5515と下側バックウォール部5814の間の第3セットのポート5540を収容できるように、第1の凹部5514の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0171】
第3の凹部5516は、第2の凹部5515及び/又は第1の凹部5514の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよく、中央部5511にあり得る部分を含んでもよい。図54図65の例では、第3の凹部5516は、水平中央平面5720の上側で第1の凹部5514を取り囲む。第4の凹部5517は、外周エッジ部5461又はその近傍にあってもよく、及び/又は、第3の凹部5516、第2の凹部5515及び/又は第1の凹部5514の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよい。図54図65の例では、第4の凹部5517は、水平中央平面5720の下側の第1の凹部5514及び第2の凹部5515の部分に隣接する。第2セットのポート5530及び第4セットのポート5550を含むボディ部5410の構造の一部は、第4の凹部5517と下側バックウォール部5814の間にあり得る。従って、第4の凹部5517の深さは、ボディ部5410が第4の凹部5517と下側バックウォール部5814の間の第2セットのポート5530及び第4セットのポート5550を収容できるように、第1の凹部5514及び第2の凹部5515の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0172】
第5の凹部5518は、外周エッジ部5461に隣接し得る。従って、第5の凹部5518を含む内部キャビティ5510の任意の位置で、第5の凹部5518は、外周エッジ部5461と、第1の凹部5514、第2の凹部5515、第3の凹部5516、第4の凹部5517のいずれかとの間にあり得る。第1セットのポート5520を含むボディ部5410の構造の一部は、第5の凹部5518と上側バックウォール部5812の間にあり得る。従って、第5の凹部5518の深さは、ボディ部5410が第5の凹部5518と上側バックウォール部5812の間の第1セットのポート5520を収容できるように、第3の凹部5516に隣接する部分の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0173】
内部キャビティ5510は、トウ部5440とヒール部5450の間に延在し得る1つ又は複数の内部チャネルを含んでもよい。一例では、図54図65に示すように、内部キャビティ5510は、トウ部5440の位置から中央部5511まで延在し得る第1の内部チャネル5525と、ヒール部5450の位置から中央部5511まで延在し得る第2の内部チャネル5526とを含んでもよい。第1の内部チャネル5525及び第2の内部チャネル5526は、第1の凹部5514に接続し、中央部5511又はその近傍で第1の凹部5514と同じ深さを有し得る。第1の内部チャネル5525及び第2の内部チャネル5526の深さは、第1の凹部5514からトウ部5440及びヒール部5450のそれぞれに向かって減少し得る。図54図65の例に示すように、第1の凹部5514に接続及び/又は第1の凹部5514に近接する第1の内部チャネル5525及び/又は第2の内部チャネル5526の部分は、第1の凹部5514の深さと同様であり得る一定の深さを維持してもよい。あるいは、第1の内部チャネル5525及び/又は第2の内部チャネル5526の全体又は一部は、それぞれ、トウ部5440及びヒール部5450に向かう方向で減少する深さを有し得る。一例では、図54図65に示すように、第1の内部チャネル5525の高さは、比較的大きく拡張する三角形の第1のチャネル部5535を含むように、トウ部5440から中央部5511に向かって増加する。同様に、第2の内部チャネル5526の高さは、比較的大きく拡張する三角形の第2のチャネル部5536を含むように、ヒール部5450から中央部5511に向かって増加する。第1のチャネル部5535及び第2のチャネル部5536は、それぞれ、中央部5511をトウ部5440及びヒール部5450に向かって更に効果的に拡張し得る。従って、第1のチャネル部5535及び第2のチャネル部5536は、中央部5511とトウ部5440とヒール部の間に、より大きい体積の第1の充填材料5712及び/又は第2の充填材料5714を提供し得る。フェース部5462での中心から外れたゴルフボールの打撃に関して、内部チャネル5525、5526内の第1の充填材料5712及び/又は第2の充填材料5714の増加した体積は、(i)振動減衰又は音響減衰を提供することができ、(ii)フェース部5462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。更に、内部チャネル5525、5526、より具体的には、第1のチャネル部5535及び第2のチャネル部5536を提供するためにボディ部5410から取り除かれる質量は、ゴルフクラブヘッド5400の慣性モーメントが増加及び/又は重心位置が最適化するように、ボディ部5410の他の位置にシフトされ得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0174】
内部キャビティ5510は、第1の凹部5514〜第5の凹部5518と内部チャネル5525、5526の間の移行領域を画定し得る追加の凹部を含んでもよい。凹部の各々は、他の凹部のいずれか1つ又は幾つかに隣接し、そこに移行し得る。例えば、図57図59に示すように、第1の凹部5514は、第1の凹部5514の上側の第3の凹部5516に移行及び接続し得る傾斜面5527を含んでもよい。更に、凹部のいずれかは、外周エッジ部5461に直接移行し得る。凹部及び移行領域は、内部キャビティ5510の全体的な形状及び/又は輪郭を共同で画定し得る。移行領域は、隣接する凹部に対して垂直、横断、又は含有する壁を含み得る。更に、移行領域は、隣接する凹部を接合する際の丸みを帯びたコーナーを含み、接合されたコーナーでの応力の集中を減少させるようにしてもよい。凹部は、中央部5511から外周エッジ部5461までの内部キャビティ5510の幅の、輪郭に沿った、連続的な、及び/又は段階的な減少を画定し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0175】
凹部5514〜5518及び内部チャネル5525、5526の形状、サイズ、幅、高さ、及び他の特性は、ゴルフクラブヘッド5400のロフト角5745に関連付けられ得る。一例では、図54図65に示すように、第1の凹部5514、第2の凹部5515、及び第3の凹部5516は、第1の充填材料5712で充填され得る。第1の充填材料5712は、第1の凹部5514、第2の凹部5515、第3の凹部5516、及び内部チャネル5525、5526に射出成型され得る。充填材料5712は、固有の接着特性又は結合特性を有することにより、第1の充填材料5712と混合される結合剤で、及び/又は別の結合剤で、第1の凹部5514、第2の凹部5515、第3の凹部5516、及び内部チャネル5525、5526の内壁5512に結合され得る。別の例では、第1の充填材料5712は、第1の凹部5514、第2の凹部5515、第3の凹部5516、及び内部チャネル5525、5526の形状に別々に成形され、結合剤で第1の凹部5514、第2の凹部5515、第3の凹部5516、及び内部チャネル5525、5526に結合され得る。一例では、第4の凹部5517及び第5の凹部5518を含む内部キャビティ5510の残りの部分は、第2の充填材料5714で充填され得る。従って、第2の充填材料5714は、フェース部5462の背面5466に結合され、第1の凹部5514、第2の凹部5515、及び第3の凹部5516の外側の内壁5512の部分に結合され、及び/又はフェース部5462と第1の充填材料5712の間に配置され得る。別の例では、第1の凹部5514及び第2の凹部5515は、第1の充填材料5712で充填され得る一方で、内部キャビティ5510の残りの部分は、第2の充填材料5714で充填され得る。別の例では、第1の凹部5514、第2の凹部5515、及び内部チャネル5525、5526は、第1の充填材料5712で充填され得る一方で、内部キャビティ5510の残りの部分は、第2の充填材料5714で充填され得る。別の例では、第1の凹部5514、第2の凹部5515、内部チャネル5525、5526、第3の凹部5516、及び第5の凹部5518は、第1の充填材料5712で充填され得る一方で、内部キャビティ5510の残りの部分は、第2の充填材料5714で充填され得る。更に別の例では、内部キャビティ5510の全体が、第1の充填材料5712で充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0176】
第1の充填材料5712の幅5722(WF1)及び第2の充填材料5714の幅5724(WF2)は、トウ部5440からヒール部5450まで及び/又はトップ5480からソール部5490まで変化してもよく、及び/又は内部キャビティ5510内の位置に応じた第1の凹部5514、第2の凹部5515、第3の凹部5516、第4の凹部5517及び/又は第5の凹部5518の形状に従って変化してもよい。第1の充填材料5712の幅5722は、第1の凹部5514、第2の凹部5515、及び第3の凹部5516の形状に従って変化し得る。第1の充填材料5712の幅5722及び/又は第2の充填材料5714の幅5724は、内部キャビティ5510の1つ又は複数の位置で一定又は実質的に一定で、内部キャビティ5510の特定の他の位置で変化し得る。一例では、第1の充填材料5712の幅5722及び/又は第2の充填材料5714の幅5724は、内部キャビティ5510の内壁5512の全て又は一部の輪郭(すなわち、凹部の輪郭)及び/又は第1の充填材料5712と第2の充填材料5714の間の境界の輪郭と同様又は実質的に同様に、内部キャビティ5510の1つ又は複数の位置で変化し得る。一例では、第2の充填材料5714は、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド5400を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド5400でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部5462に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。第1の充填材料5712の幅5722及び第2の充填材料5714の幅5724は、比較的高い又は最適な反発係数(COR)がゴルフクラブヘッド5400に提供されるように、ボール打撃領域5468及び/又は内部キャビティ5510の他の領域で決定され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0177】
一例(不図示)では、内部キャビティ5510は、第1の充填材料5712で完全に充填され得る。別の例では、図54図65に示すように、内部キャビティ5510は、第1の充填材料5712で部分的に充填され得る。従って、第1の内部キャビティ5510の残りの部分は、第2の充填材料5714で充填され得る。本明細書に記載されるように、第2の充填材料5714は、第1の充填材料5712とバックウォール部5472との結合を(例えば、単独で、又は、1つ又は複数の接着剤と組み合わせて)提供又は支援し得る。言い換えれば、第2の充填材料5714は、バックウォール部5472に結合された第1の充填材料5712の維持を支援又は維持し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0178】
一例では、図65に示すように、フェース部5462の背面5466は、フェース部5462の外周部5467に近接する1つ又は複数の溝を含み得る。一例では、図65に示すように、溝5469は、外周部5467に近接して外周部5467の経路と同様の経路に延在する連続的な溝(すなわち、ループを画定)であり得る。溝5469は、フェース部5462の比較的薄い部分を含み得る。従って、溝5469は、ゴルフボールがフェース部5462に当たったときに、フェース部5462がより大きなリバウンド力(すなわち、より大きなトランポリン効果)を提供するように、フェース部5462の柔軟性を増加させてもよく、これによりゴルフボールにより大きな速度を提供し得る。溝5469の全体又は一部は、第1の充填材料5712及び/又は第2の充填材料5714で充填され得る。ゴルフクラブヘッド5400の例では、溝5469の全体が、第2の充填材料5714で充填され得る。従って、第2の充填材料5714は、溝5469によって画定されるフェース部5462の比較的薄い部分を構造的に支持し得る。別の例では、フェース部5462に特定のリバウンド効果を提供するために、複数の別個の溝(不図示)が、外周部5467に近接する特定の位置でフェース部5462の背面5466に提供され得る。更に別の例では、フェース部5462に特定のリバウンド効果を提供するために、溝5469に類似した連続溝及び/又は複数の別個の溝(不図示)が、外周部5467とフェース部5462の背面5466の幾何学的中心5463との間の特定の位置に提供され得る。本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのフェース部は、溝5469を含み得る。例えば、図35のゴルフクラブヘッド3500のフェース部3562は、第2の充填材料3814及び/又は第1の充填材料3812で充填され得る同様の溝を含んでもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0179】
本明細書に記載されるように、フェース部5462は、ゴルフボールの打撃中のフェース部5462の屈曲及び撓みが増大するように、比較的薄くてもよい。更に、フェース部5462は、フェース部5462の可撓性が更に高まるように、本明細書に記載されるように、フェース部5462の背面5466に1つ又は複数の溝を含み得る。第2の充填材料5714は、比較的高い強度及び剛性を有するポリマー材料であり、フェース部5462に構造的支持を提供し、ゴルフボールの打撃中又はゴルフボールの打撃の反復におけるフェース部5462の破損(すなわち、フェース部疲労)を防止する。本明細書に記載されるように、第2の充填材料5114は、エポキシ系の材料であり得る。第2の充填材料5714はまた、ゴルフボールの打撃後のフェース部5462にリバウンド効果が提供されるように、本明細書に記載されるような比較的高いCORを有し得る。本明細書に更に記載されるように、第1の充填材料5712は、第2の充填材料5714よりも強度及び剛性が低く(すなわち、軟質又は低剛性)、第2の充填材料5714よりCORが高い、ゴム系化合物であり得る。従って、第1の充填材料5712は、フェース部5462に追加の構造的支持を提供することができる。更に、第1の充填材料5712の比較的低いCORは、第1の充填材料5712がゴルフボールの打撃からのエネルギーを蓄積し、フェース部5462に比較的高いリバウンド効果を提供することで、ゴルフボールにかなりの量のエネルギーを戻すことができる(すなわち、衝撃エネルギーをあまり失わない)。更に、本明細書に記載されるように、第1の充填材料5712と第2の充填材料5714の異なる材料特性は、異なる周波数範囲で音及び振動を減衰させて、個人に心地よい音及び感触を適用することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0180】
図66は、ゴルフクラブヘッド5400又は本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドを製造する方法の1つを示す。図66の例では、プロセス6600は、ゴルフクラブヘッド5400のボディ部5410及びフェース部5462を供給することで開始され得る(ブロック6610)。第1の充填材料5712は、内部キャビティ5510に結合され得る(ブロック6620)。一例では、第1の充填材料5712が、射出成型によって、内部キャビティ5510の本明細書に記載された1つ又は複数の凹部(すなわち、本明細書に記載された任意の凹部)に成形され得る。次に、第1の充填材料5712が、環境温度で、又は第1の充填材料5712に使用される材料に応じた1つ又は複数の加熱/冷却サイクルによって硬化され得る。別の例では、第1の充填材料5712が、本明細書に記載された1つ又は複数の凹部の形状に成形され、その後、本明細書に記載された結合剤で1つ又は複数の凹部に結合され得る。次に、フェース部5462が、本明細書で記載されたボディ部5410に取り付けられて、内部キャビティ5510が封止され得る(ブロック6630)。次に、第2の充填材料5714が、本明細書に記載された内部キャビティ5510に接続され得る、第1セットのポート5520、第2セットのポート5530、第3セットのポート5540、及び/又は第4セットのポート5550の1つ又は複数のポートを通じて、内部キャビティ5510に注入されてもよい(ブロック6640)。次に、第2の充填材料5714が、環境温度で、又は第2の充填材料5714に使用される材料に応じた1つ又は複数の加熱/冷却サイクルによって硬化され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0181】
図67図86の例では、ゴルフクラブヘッド6700は、トウ部エッジ6742を持つトウ部6740と、ゴルフクラブを形成するために一方の端部にグリップ(不図示)を有すると共に他方の端部にゴルフクラブヘッド6700を有するシャフト(不図示)を受け入れるように構成されるホーゼル部6755を含み得るヒール部エッジ6752を持つヒール部6750と、外周エッジ部6761を持つフロント部6760と、バックウォール部6772を持つバック部6770と、トップ部エッジ6782を持つトップ部6780と、ソール部エッジ6792を持つソール部6790とを有するボディ部6710を含み得る。トウ部6740、ヒール部6750、フロント部6760、バック部6770、トップ部6780、及び/又はソール部6790は、互いに部分的に重なり合ってもよい。トウ部エッジ6742、ヒール部エッジ6752、トップ部エッジ6782、及びソール部エッジ6792は、ボディ部6710の外周を画定し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0182】
ゴルフクラブヘッド6700は、アイアン系ゴルフクラブヘッド(例えば、1番アイアン、2番アイアン、3番アイアン、4番アイアン、5番アイアン、6番アイアン、7番アイアン、8番アイアン、9番アイアンなど)、又はウェッジ系ゴルフクラブヘッド(例えば、ピッチングウェッジ、ロブウェッジ、サンドウェッジ、44°(度),48°,52°,56°,60°などのn度ウェッジなど)であり得る。図67図86は、特定のタイプのゴルフクラブヘッドを示すが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのゴルフクラブヘッド(例えば、ドライバー系ゴルフクラブヘッド、フェアウェイウッド系ゴルフクラブヘッド、ハイブリッド系ゴルフクラブヘッド、パター系ゴルフクラブヘッドなど)に適用可能であり得る。ゴルフクラブヘッド6700の体積、ゴルフクラブヘッド6700の構成材料、及び/又はその任意の構成要素は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0183】
ゴルフクラブヘッド6700は、ボディ部6710(例えば、1つの単一部品)と一体的に形成され得るフェース部6762(すなわち、打撃面)を含んでもよい。一例では、図67図86に示すように、フェース部6762は、フロント部6760に(例えば、接着で、機械的に、溶接で、及び/又は半田付けにより)結合された別個の部品であり得る。フェース部6762は、前面6764及び背面6766を含み得る。一例(不図示)では、フロント部6760は、ボディ部6710にフェース部6762を取り付けるためにフェース部6762を受け入れるように構成された1つ又は複数の凹んだショルダー部を含み得る。別の例では、図67図86に示すように、背面6766は、ボディ部6710の外周エッジ部6761に取り付けられ得る外周部6767を含んでもよい。フェース部6762の外周部6767は、1つ又は複数の留め具、1つ又は複数の接着剤又は結合剤、及び/又は溶接又は半田付けによって、ボディ部6710の外周エッジ部6761に取り付けられ得る。一例では、図67図86に示すように、フェース部6762の外周部6767は、1つ又は複数の位置でボディ部6710の外周エッジ部6761に溶接され得る。あるいは、フェース部6762の外周部6767の全体が、ボディ部6710の外周エッジ部6761の全体に溶接(すなわち、連続溶接)され得る。フェース部6762は、ゴルフボールを打つためのボール打撃領域6768を含み得る。一例では、ボール打撃領域6768の中心は、フェース部6762の幾何学的中心6763であり得る。別の例では、フェース部6762の幾何学的中心6763は、ボール打撃領域6768の中心からオフセットされ得る。一例では、幾何学的中心6763、及び、ボール打撃領域6768内の幾何学的中心の近傍及び/又は幾何学的中心を取り囲む1つ又は複数の領域は、ゴルフボールを打つためのフェース部6762上の概ね最適な位置(すなわち、最適なボール飛距離、ボール速度、ボールスピン特性など)を提供し得る。更に別の例では、幾何学的中心6763又はその近傍及びボール打撃領域6768内の任意の位置が、ゴルフボールを打つためのフェース部6762上の概ね最適な位置を提供し得る。しかしながら、ボールは、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドにおけるボール打撃領域6768内又はボール打撃領域6768外のフェース部4862の任意の位置で打たれる可能性があり、個人が好む中心での打撃とは異なる特定のボール飛行特性がもたらされる。フェース部6762の構成及びボディ部6710に対するフェース部6762の取り付け(例えば、溶接)は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと多くの点で類似し得る。フェース部6762は、ゴルフクラブヘッド5400の溝5469と多くの点で類似し得る溝6769(図72に示される)を含み得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0184】
ゴルフクラブヘッド6700は、接地平面7010、水平中央平面7020、及び頂上平面7030に関連付けられ得る。特に、接地平面7010は、地面に平行又は実質的に平行で、且つ、ゴルフクラブヘッド6700がアドレス位置にあるとき(例えば、ゴルフクラブヘッド6700がゴルフボールを打つように位置合わせされたとき)にソール部エッジ6792の最下端に接する平面であり得る。頂上平面7030は、ゴルフクラブヘッド6700がアドレス位置にあるときにトップ部エッジ6782の最上端に接する平面であり得る。接地平面7010及び頂上平面7030は、それぞれ、互いに平行又は実質的に平行であり得る。水平中央平面7020は、接地平面7010と頂上平面7030のそれぞれの間の垂直方向の中間にあり得る。更に、ゴルフクラブヘッド6700は、ゴルフクラブヘッド6700のロフト角7045(α)を画定するロフト平面7040に関連付けられ得る。ロフト平面7040は、フェース部6762に対する接平面であり得る。ロフト角7045は、ロフト平面7040と、接地平面7010に対して垂直な垂直面7050との間の角度によって画定され得る。
【0185】
ボディ部6710は、内壁6812を有する内部キャビティ6810を含む中空体であり得る。内部キャビティ6810は、フロント部6760、バック部6770、トップ部6780、及びソール部6790の間に延在し得る。図67図86の例では、ボディ部6710の内部キャビティ6810は、フェース部6762で封止されると共にフェース部6762で部分的に画定され得る。内部キャビティ6810の構成(例えば、高さ、幅、体積、形状など)、ボディ部6710に対する内部キャビティ6810の構成(例えば、ボディ部6710の体積に対する内部キャビティ6810の体積)、内部キャビティ6810の幅及び高さの変化、及び、ボディ部6710の1つ又は複数のポートからの内部キャビティ6810へのアクセスは、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0186】
バック部6770のバックウォール部6772は、上側バックウォール部7112及び下側バックウォール部7114を含み得る。バックウォール部6772は、トウ部エッジ6742とヒール部エッジ6752の間に連続的又は不連続的に延在し得るレッジ部7116を含んでもよい。下側バックウォール部7114は、上側バックウォール部7112と下側バックウォール部7114の間の移行部分を画定するレッジ部7116によって、上側バックウォール部7112よりもボディ部6710の後方に配置され得る。従って、レッジ部7116は、上側バックウォール部7112及び下側バックウォール部7114に対して横方向に延在し得る。一例では、図67図86に示すように、レッジ部7116は、第1のレッジ部7126及び第2のレッジ部7136を含み得る。第1のレッジ部7126は、トウ部エッジ6742からバックウォール部6772のバックウォール中央部7140までバックウォール部上に延在し得る。第2のレッジ部7136は、バックウォール部6772の中央部7140からヒール部エッジ6752まで延在し得る。図67図86に示すように、レッジ部7116は、水平中央平面7020の下側にボディ部6710の比較的大きい質量を提供することができ、水平中央平面7020の下側のボディ部6710の質量をボディ部6710のより後方に移動させることができる。レッジ部7116の幅は、ボディ部6710の特定の位置での内部キャビティの幅より大きくてもよく、等しくてもよく、小さくてもよい。レッジ部7116の構成(例えば、幅、区分、テーパ、形状など)及び内部キャビティの幅に対するレッジ部7116の特性は、本明細書に記載及び/又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のゴルフクラブヘッドと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0187】
ボディ部6710は、外部ポート及び/又は内部ポート(例えば、ボディ部6710の内部に配置)であり得る1つ又は複数のポートを含んでもよい。内部キャビティ6810の内壁6812は、1つ又は複数のポート(不図示)を含み得る。一例では、図67図86に示すように、バック部6770は、ボディ部6710の外周に沿って又はその近傍に1つ又は複数のポートを含み得る。例えば、ボディ部6710は、ポートのセット6820(例えば、ポート6821、6822、6823、6824、6825として示される)を含み得る。ポートのセット6820の各ポートは、ポートのセット6820の任意のポートのポート直径より小さい、等しい、又は大きい距離だけ離され得る。一例では、ポート6821及び6822は、ポート6821又は6822のいずれかのポート直径より大きい距離だけ離され得る。同様に、ポート6824及び6825は、ポート6824又は6825のいずれかのポート直径より大きい距離だけ離され得る。ポート6822、6823、及び6824は、ポート6822、6823、又は6824のいずれかのポート直径より小さい距離だけ離され得る。ポートのセット6820の任意の1つ又は複数の複数のポートは、単一のポートに結合され得る。ポートのセット6820の各ポートの位置、他のポートとの間隔、及び他の任意の構成は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のポートと多くの点で類似し得る。更に、ポートのセット6820の任意の1つ又は複数のポートは、内部キャビティ6810に接続されてもよく、それを通じて1つ又は複数の充填材料が内部キャビティ6810に注入され得る。図67図86の例では、ポート6821、6825は、それぞれ、開口部6861、6871を介して内部キャビティ6810に接続され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0188】
ボディ部6710は、ボディ部6710に結合される一体的な質量部又は別々の質量部であり得る1つ又は複数の質量部(例えば、ウェイト部)を含んでもよい。図67図86に示すような例では、ボディ部6710は、質量部のセット6920(例えば、質量部6921、6922、6923、6924、6925として示される)を含み得る。上記の例では質量部の特定の数又は部分を説明したが、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載されたように、質量部のセットは、単一の質量部又は複数の質量部を含み得る。例えば、質量部のセット6920における隣接し合う質量部のいずれか1つ又は組み合わせは、単一の質量部であり得る。更に、質量部のセット6920は、ボディ部6710の物理的構造の一部であり得る。質量部のセット6920は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の質量部と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0189】
内部キャビティ6810は、1つ又は複数の類似又は異なるタイプの材料を含み得る、本明細書に記載されるような1つ又は複数の充填材料(すなわち、キャビティ充填材料)で、部分的に又は完全に充填されてもよい。一例では、図67図86に示すように、内部キャビティ6810は、充填材料5112又は充填材料5712に類似し得る、又は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の充填材料に類似し得る、充填材料7012で充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0190】
充填材料7012は、内部キャビティ6810の内壁6812の全体又は一部に結合され得る。一例では、充填材料7012は、内壁6812の全体又は一部に取り付けるための固有の接着特性又は結合特性を有し得る。別の例では、充填材料7012は、充填材料7012と混合され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、内壁6812の全体又は一部に取り付けられてもよい。別の例では、充填材料7012は、充填材料7012から分離され得る1つ又は複数の結合剤又は接着剤で、内壁6812の全体又は一部に取り付けられてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0191】
一例では、充填材料7012は、フェース部6762のボール打撃領域6768に概ね対応し得る内壁6812の少なくとも一部に結合されてもよく(すなわち、充填材料7012は概ねボール打撃領域6768の背後に配置され得る)、フェース部6762のボール打撃領域6768の近傍及び/又はその周囲の領域に結合されてもよい。別の例では、充填材料7012は、内壁6812の少なくとも10%に結合され得る。別の例では、充填材料7012は、内壁6812の少なくとも25%に結合され得る。更に別の例では、充填材料7012は、内壁6812の25%から50%の間に結合され得る。別の例では、充填材料7012は、内壁6812の54%から75%の間に結合され得る。更に別の例では、充填材料7012は、内壁6812の50%から90%の間に結合され得る。更に別の例では、充填材料7012は、内壁6812の75%より多くに結合され得る。更に別の例では、充填材料7012は、内壁6812の全体に結合され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0192】
内壁6812に結合され得る充填材料7012の量は、ゴルフクラブヘッドのロフト角、フェース部6762の全体の厚さ、フェース部6762の厚さプロファイル、内部キャビティ6810の形状、任意のポート又は質量部の位置及び構成、及び/又は充填材料7012の材料特性に依存してもよい。一例では、比較的大きいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、充填材料7012が結合され得る内壁6812の部分を制限してもよい。別の例では、比較的小さいロフト角を有するゴルフクラブヘッドは、充填材料7012が内壁6812の全体又は実質的な部分に結合され得る。更に別の例では、ゴルフクラブヘッドの音響特性は、個人に心地よい音及び感触を提供するように内壁6812に結合され得る充填材料7012の量を決定する要因となり得る。内壁6812に結合された充填材料7012の量(すなわち、体積及び/又は質量)は、各ゴルフクラブヘッド(すなわち、特定のロフト角を有する)に対して決定されてもよく、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド6700を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド6700でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部6762に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0193】
図67図86の例では、内部キャビティ6810の中央部6811を含む内部キャビティ6810の一部は、ボール打撃領域6768に概ね対応し得る内部キャビティ6810の一部であってもよく、充填材料7012を含み得る。内部キャビティ6810の中央部6811での内部キャビティ6810の幅6813は、内部キャビティ6810の他の部分での内部キャビティ6810の幅6813よりも概ね大きくてもよい。従って、ボール打撃領域6768の背後の内部キャビティ6810の領域、すなわち、中央部6811は、比較的大量の充填材料7012を含み得る。更に、中央部6811の構成(すなわち、サイズ、形状、輪郭、体積など)は、ロフト角7045に依存し得る。例えば、比較的小さいロフト角7045を有するゴルフクラブヘッド6700は、比較的大きいロフト角7045を有するゴルフクラブヘッド6700よりも大きい中央部6811(すなわち、より大きい体積、深さ、高さなど)を有し得る。従って、本明細書に記載されるように、内部キャビティ6810内、より具体的には、中央部6811の充填材料7012の量は、ロフト角7045に基づいて決定されてもよく、(i)振動減衰又は音響減衰(例えば、ゴルフクラブヘッド6700を使用する個人によって知覚されるような、ゴルフクラブヘッド6700でゴルフボールを打つときの一貫した及び/又は心地よい音及び感触)を提供することができ、(ii)フェース部6762に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0194】
内部キャビティ6810の輪郭又は内壁6812の形状は、外周エッジ部6761に対して凹んだ複数の凹部によって画定され得る。図67図86の例では、内部キャビティ6810は、第1の凹部6814と、第1の凹部6814よりも概ね小さい深さを有し得る第2の凹部6815と、第2の凹部6815よりも概ね小さい深さを有し得る第3の凹部6816と、第3の凹部6816よりも概ね小さい深さを有し得る第4の凹部6817と、第4の凹部6817よりも概ね小さい深さを有し得る第5の凹部6818とを含んでもよい。内部キャビティ6810は、より多い又はより少ない凹部を有し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0195】
第1の凹部6814は、概ね、内部キャビティ6810の最大幅6813を含んでもよく、中央部6811に設けられてもよく、及び/又は、中央部6811に隣接及び/又は取り囲む部分を有してもよい。第2の凹部6815は、第1の凹部6814の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよく、中央部6811にあり得る部分を含んでもよい。図67図86の例では、第2の凹部6815は、第1の凹部6814の下側に位置する。ポート6822、6823、6824を含むボディ部6710の構造の一部は、第2の凹部6815と下側バックウォール部7114の間にあり得る。従って、第2の凹部6815の深さは、ボディ部6710が第2の凹部6815と下側バックウォール部7114の間のポート6822、6823、6824を収容できるように、第1の凹部6814の深さより小さくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0196】
第3の凹部6816は、第2の凹部6815及び/又は第1の凹部6814の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよく、中央部6811にあり得る部分を含んでもよい。図67図86の例では、第3の凹部6816は、水平中央平面7020の上側の第1の凹部6814を取り囲む。第4の凹部6817は、外周エッジ部6761又はその近傍にあってもよく、及び/又は、第3の凹部6816、第2の凹部6815、及び/又は第1の凹部6814の全体又は一部に隣接及び/又は取り囲んでもよい。図67図86の例では、第4の凹部6817は、水平中央平面7020の下側の第1の凹部6814及び第2の凹部6815の部分に隣接する。第5の凹部6818は、外周エッジ部6761に隣接し得る。従って、第5の凹部6818を含む内部キャビティ6810の任意の位置で、第5の凹部6818は、外周エッジ部6761と、第1の凹部6814、第2の凹部6815、第3の凹部6816、第4の凹部6817のいずれかとの間にあり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0197】
内部キャビティ6810は、トウ部6740とヒール部6750の間に延在し得る1つ又は複数の内部チャネルを含んでもよい。一例では、図67図86に示すように、内部キャビティ6810は、トウ部6740の位置から中央部6811まで延在し得る第1の内部チャネル6825と、ヒール部6750の位置から中央部6811まで延在し得る第2の内部チャネル6826とを含んでもよい。第1の内部チャネル6825及び第2の内部チャネル6826は、第1の凹部6814に接続し、中央部6811又はその近傍で第1の凹部6814と同じ深さを有し得る。第1の内部チャネル6825及び第2の内部チャネル6826の深さは、第1の凹部6814からトウ部6740及びヒール部6750のそれぞれに向かって減少し得る。図67図86の例に示すように、第1の凹部6814に接続及び/又は第1の凹部6814に近接する第1の内部チャネル6825及び/又は第2の内部チャネル6826の部分は、第1の凹部6814の深さと同様であり得る一定の深さを維持してもよい。あるいは、第1の内部チャネル6825及び/又は第2の内部チャネル6826の全体又は一部は、それぞれ、トウ部6740及びヒール部6750に向かう方向で減少する深さを有し得る。フェース部6762での中心から外れたゴルフボールの打撃に関して、内部チャネル6825、6826内の充填材料7012の増加した体積は、(i)振動減衰又は音響減衰を提供することができ、(ii)フェース部6762に構造的支持を提供することができ、及び/又は、(iii)ボール移動距離、ボール速度、ボール打ち出し角度、ボールスピンレート、ボールピーク高さ、ボール着地角度、及び/又はボールばらつきを最適化することができる。更に、内部チャネル6825、6826を提供するためにボディ部6710から取り除かれる質量は、ゴルフクラブヘッド6700の慣性モーメントが増加及び/又は重心位置が最適化するように、ボディ部6710の他の位置にシフトされ得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0198】
内部キャビティ6810は、第1の凹部6814〜第5の凹部6818と内部チャネル6825、6826の間の移行領域を画定し得る追加の凹部を含んでもよい。凹部の各々は、他の凹部のいずれか1つ又は幾つかに隣接し、そこに移行し得る。例えば、第1の凹部6814は、第1の凹部6814の上側の第3の凹部6816に移行及び接続し得る傾斜面6827(図71に示される)を含んでもよい。更に、凹部のいずれかは、外周エッジ部6761に直接移行し得る。凹部及び移行領域は、内部キャビティ6810の全体的な形状及び/又は輪郭を共同で画定し得る。移行領域は、隣接する凹部に対して垂直、横断、又は含有する壁を含み得る。更に、移行領域は、隣接する凹部を接合する際の丸みを帯びたコーナーを含み、接合されたコーナーでの応力の集中を減少させるようにしてもよい。凹部は、中央部6811から外周エッジ部6761までの内部キャビティ6810の幅の、輪郭に沿った、連続的な、及び/又は段階的な減少を画定し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0199】
凹部6814〜6818及び内部チャネル6825、6826の形状、サイズ、幅、高さ、及び他の特性は、ゴルフクラブヘッド6700のロフト角7045に関連付けられ得る。一例では、図67図86に示すように、第1の凹部6814、第2の凹部6815、及び第3の凹部6816は、充填材料7012で充填され得る。充填材料7012は、第1の凹部6814、第2の凹部6815、及び第3の凹部6816に射出成型され得る。充填材料7012は、固有の接着特性又は結合特性を有することにより、充填材料7012と混合される結合剤で、及び/又は別の結合剤で、第1の凹部6814、第2の凹部6815、及び第3の凹部6816の内壁6812に結合され得る。別の例では、充填材料7012は、第1の凹部6814、第2の凹部6815、及び第3の凹部6816の形状に別々に成形され、結合剤で第1の凹部6814、第2の凹部6815、及び第3の凹部6816に結合され得る。一例では、第4の凹部6817及び第5の凹部6818を含む内部キャビティ6810の残りの部分は、充填されなくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0200】
充填材料7012の幅は、トウ部6740からヒール部6750まで及び/又はトップ6780からソール部6790まで変化してもよく、及び/又は、内部キャビティ6810内の位置に応じた第1の凹部6814、第2の凹部6815、第3の凹部6816、第4の凹部6817、第5の凹部6818の形状に従って変化してもよく、及び/又は、本明細書に記載された任意の充填材料の幅と同様であってもよい。一例では、図67図86に示すように、充填材料7012は、内部キャビティ6810の幅6813と同様又は僅かに大きい幅7322(WFI)を有する充填挿入物7320であり得る。従って、充填挿入物7320は、内部キャビティ6810の内壁6812からフェース部6762の背面6766まで延在し得る。充填挿入物7320は、前面7330及び背面7340を含み得る。前面7330と背面7340の間の距離は、充填挿入物7320の幅7322を画定し得る。背面7340は、内部キャビティ6810の内壁6812に結合(すなわち、接触、係合、取り付け、又は接着)され得る。充填挿入物7320と内壁6812の間の連続的な結合又は実質的に連続的な結合を提供するために、背面7340は、充填挿入物7320が結合され得る内部キャビティ6810の内壁6812の一部の形状に対応又は実質的に対応する形状を有してもよい。従って、図74に示すように、背面7340は、充填挿入物7320が結合され得る、第1の凹部6814、第2の凹部6815、第3の凹部6816、第1の内部チャネル6825、第2の内部チャネル6826、及び任意の内壁移行部分(すなわち、各凹部及び/又は各チャネルの間の移行領域)の一部に対応する形状を有してもよい。充填挿入物7320とフェース部6762の背面6766の間の連続的な結合又は実質的に連続的な結合を提供するために、充填挿入物7320の前面7330は、フェース部6762の背面6766の形状に対応又は実質的に対応する形状を有し得る。一例では、図73に示すように、充填挿入物7320の前面7330は、平面であり得る。別の例(不図示)では、前面7330は、充填挿入物7320とフェース部6762の間の連続的又は実質的に連続的な結合を提供するために、フェース部6762の背面の形状に類似し、及び/又は、フェース部6762の厚さプロファイルを説明し得る、溝、隆起、チャネル、スロット、ディンプル、逆円錐、及び/又は他の様々な形状を有してもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0201】
充填挿入物7320を内部キャビティ6810の内壁6812及びフェース部6762の背面6766に結合するための接着剤は、本明細書に記載された任意の接着剤又は結合剤と同様であり得る。一例では、充填挿入物7320を内部キャビティ6810の内壁6812及びフェース部6762の背面6766に結合するための接着剤は、同様であり得る。別の例では、充填挿入物7320を内部キャビティ6810の内壁6812及びフェース部6762の背面6766に結合するための接着剤は、ボディ部6710とフェース部6762の異なる材料を説明するように異なり得る。更に別の例では、充填挿入物7320を内部キャビティ6810の内壁6812及びフェース部6762の背面6766に結合するための接着剤は、第2の充填材料4213と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0202】
一例では、図75図78に示すように、前面7430及び背面7440を有する別の充填挿入物7420は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物7420は、U字型であり得る上側スロット7450を含んでもよい。従って、上側スロット7450は、第1のアーム7452及び第2のアーム7454を含み得る。第1のアーム7452は、フェース部6762の背面6766に結合され得る。第2のアーム7454は、内部キャビティ6810の内壁6812に結合され得る。フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、第1のアーム7452は、フェース部6742の上側部分がフェース部6762の下側部分より大きな撓みを有するように、フェース部6742の上側部分に対応して第2のアーム7454に向かって圧縮及び撓むことができる。従って、フェース部6762の上側部分は、フェース部6762の下側部分とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物7420は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0203】
一例では、図79に示すように、前面7930及び背面7940を有する別の充填挿入物7920は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物7920は、U字型であり得る下側スロット7950を含んでもよい。従って、下側スロット7950は、第1のアーム7952及び第2のアーム7954を含み得る。第1のアーム7952は、本明細書に記載されるように、フェース部6762の背面6766に結合又は接着され得る。第2のアーム7954は、本明細書に記載されるように、内部キャビティ6810の内壁6812に結合され得る。フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、第1のアーム7952は、フェース部6762の下側部分がフェース部6762の上側部分より大きな撓みを有するように、フェース部6742の下側部分に対応して第2のアーム7954に向かって圧縮及び撓むことができる。従って、フェース部6762の下側部分は、フェース部6762の上側部分とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物7920は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0204】
一例では、図80に示すように、前面8030及び背面8040を有する別の充填挿入物8020は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8020は、前面8030に前面キャビティ8050を含み得る。従って、前面8030は、フェース部6762の背面6766に結合又は接着された上側前面8031と、フェース部6762の背面6766に結合又は接着された下側前面8032とを含み得る。図80の例に示すように、前面キャビティ8050は、円形の形状を有し得る。別の例(不図示)では、前面キャビティ8050は、非円形の形状を有し得る。一例では、図80に示すように、前面キャビティ8050は、フェース部6762の概ねボール打撃領域に対応し得る、フェース部6762の中央部の背後にあってもよい。フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、フェース部6762の中央部は、フェース部6762の周囲部よりも大きな撓みを有し得る。従って、フェース部6762の中央部は、フェース部6762の周囲部とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物8020は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0205】
一例では、図81に示すように、前面8130及び背面8140を有する別の充填挿入物8120は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8120は、中央部8153を画定する上側スロット8150及び下側スロット8152を含み得る。中央部8153は、フェース部6762の背面6766に結合又は接着され得る前面8130の一部を画定する。フェース部6762に結合又は接着される中央部8153の領域は、円形、長方形、又は正方形などの任意の形状を有し得る。中央部8153は、フェース部6762の概ねボール打撃領域に対応し得る、フェース部6762の中央部の背後にあってもよい。フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、充填挿入物8120の中央部8153は、フェース部6762の中央部と共に撓み得る。従って、フェース部6762の中央部は、フェース部6762の周囲部とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物8120は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0206】
一例では、図82に示すように、前面8230及び背面8240を有する別の充填挿入物8220は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8220は、前面8230に前面キャビティ8250を含み得る。従って、前面8230は、フェース部6762の背面6766に結合又は接着された上側前面8231と、フェース部6762の背面6766に結合又は接着された下側前面8232とを含み得る。図82の例に示すように、前面キャビティ8250は、長方形の形状を有し得る。別の例(不図示)では、前面キャビティ8050は、非長方形の形状を有し得る。一例では、図82に示すように、前面キャビティ8250は、フェース部6762の概ねボール打撃領域に対応し得る、フェース部6762の中央部の背後にあってもよい。
フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、フェース部6762の中央部は、フェース部6762の周囲部よりも大きな撓みを有し得る。従って、フェース部6762の中央部は、フェース部6762の周囲部とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物8220は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0207】
一例では、図83に示すように、前面8330及び背面8340を有する別の充填挿入物8320は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8320は、充填挿入物7320の高さより小さい高さ8321を有し得る。従って、前面8330は、フェース部6762のより小さい領域に結合又は接着され得る。その結果、フェース部6762は、充填挿入物7320を有するゴルフクラブヘッドと比較して、フェース部6762の周囲とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物8320は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0208】
一例では、図84に示すように、前面8430及び背面8440を有する別の充填挿入物8420は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8420は、充填挿入物7320の高さより小さく、且つ、充填挿入物8320の高さ8321より小さい、高さ8421を有し得る。従って、前面8430は、フェース部6762のより小さい領域に結合又は接着され得る。その結果、フェース部6762は、充填挿入物7320を有するゴルフクラブヘッド、又は充填挿入物8320を有するゴルフクラブヘッドと比較して、フェース部6762の周囲とは異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0209】
一例では、図85に示すように、前面8530及び背面8540を有する別の充填挿入物8520は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8520の前面8530は、フェース部6762に結合又は接着され得る。充填挿入物8520の背面8540は、内部キャビティ6810の内壁6812に結合されなくてもよい。充填挿入物8520は、任意の断面形状を有し得る。図85の例では、充填挿入物8520は、トップ部6780からフェース部6762の中央部の背後の位置に向かって直線的又は実質的に直線的に増加し、フェース部6762の中央部の背後の位置からソール部6790に向かって直線的に減少する幅8623を有し得る。フェース部6762は、充填挿入物8520の断面形状に対応するフェース部6762の異なる位置で、異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物8520は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0210】
一例では、図86に示すように、前面8630及び背面8640を有する別の充填挿入物8620は、本明細書に記載された充填挿入物7320と多くの点で類似し得る。充填挿入物8620の前面8630は、フェース部6762に結合又は接着され得る。充填挿入物8620の背面8640は、内部キャビティ6810の内壁6812に結合されなくてもよい。充填挿入物8620は、任意の断面形状を有し得る。図86の例では、充填挿入物8620は、トップ部6780からフェース部6762の中央部の背後の位置に向かって湾曲した態様又は経路で増加し、フェース部6762の中央部の背後の位置からソール部6790に向かって湾曲した態様又は経路で減少する幅8623を有し得る。フェース部6762は、充填挿入物8620の断面形状に対応する、異なるボールスピン、打ち出し角度、打ち出し速度、及び/又は弾道特性を示し得る。更に、充填挿入物8620は、フェース部6762がゴルフボールに当たるときに、衝撃を吸収し、振動を遮断し、及び/またはノイズを減衰させることができる。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0211】
一例(不図示)では、内部キャビティ6810は、充填材料7012で完全に充填され得る。別の例では、図67図86に示すように、内部キャビティ6810は充填材料7012で部分的に充填され、内部キャビティ6810の残りの部分は充填されなくてもよい。別の例では、内部キャビティ6810の残りの部分は、本明細書に記載された任意の充填材料と同様であり得る別の充填材料で充填されてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0212】
一例では、図67図86に示された任意の充填挿入物の断面形状は、トウ部6740とヒール部6750の間の内部キャビティ6810内の距離の全体に延在し得る。別の例では、充填挿入物の断面形状は、トウ部6740とヒール部6750の間の内部キャビティ6810内の距離の1つ又は複数の部分に沿って延在し得る。別の例では、充填挿入物の断面形状は、フェース部6762の中央部又はボール打撃領域の背後の内部キャビティ6810の部分に沿って延在し得る。更に別の例では、充填挿入物の断面形状は、本明細書に記載された構成の1つに従って内部キャビティ6810の中央部に延在してもよく、内部キャビティ6810の他の部分における充填挿入物の断面形状は、本明細書に記載された充填挿入物の他の断面構成の1つ又は複数に従って構成されてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0213】
本明細書に記載された任意の充填挿入物は、本明細書に記載された任意の接着剤又は結合剤によって、内部キャビティ6810の内壁6812に取り付け又は結合され得る。別の例では、充填材料8020によって占有されない内部キャビティ6810の1つ又は複数の部分は、本明細書に記載された任意の充填材料で充填され得る。別の例では、内部キャビティ6810は、本明細書に記載されるように、充填挿入物のみを含み得る。更に別の例では、内部キャビティ6810は、本明細書に記載された任意の充填材料で、部分的に又は完全に充填され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0214】
図87は、ゴルフクラブヘッド6700又は本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドを製造する方法の1つを示す。図87の例では、プロセス8700は、ゴルフクラブヘッド6700のボディ部6710及びフェース部6762を供給することで開始され得る(ブロック8710)。充填挿入物7320が、本明細書に記載されるような充填挿入物7320を製造するように構成された型に充填材料7012を射出成型することで形成され得る(ブロック8720)。例えば、型の内部は、本明細書に記載するように、充填挿入物7320を結合し得る内部キャビティ6810の部分の形状に対応する部分を含み得る。次に、充填挿入物7320が、本明細書に記載されるように、内部キャビティ6810の内壁6812に取り付けられ得る(ブロック8730)。次に、フェース部6762が、本明細書に記載されたボディ部6710に取り付けられて、内部キャビティ6810が封止され得る(ブロック8740)。一例では、フェース部6762をボディ部6710に取り付ける前に、接着剤又は結合剤が、充填挿入物7320に結合するフェース部6762の背面6766の部分に塗布され得る。別の例では、充填挿入物7320が、接着剤又は結合剤を使用せずに、フェース部6762の背面6766に係合され得る。あるいは、充填挿入物7320が、フェース部6762の背面6766に取り付けられ得る(ブロック8730)。一例では、フェース部6762をボディ部6710に取り付ける前に、接着剤又は結合剤が、充填挿入物7320に結合する内部キャビティ6810の内壁6812の部分に塗布され得る。別の例では、充填挿入物7320が、接着剤又は結合剤を使用せずに、内部キャビティ6810の内壁6812に係合され得る。フェース部6762がボディ部6710に取り付けられた後、充填挿入物7320が、内部キャビティ6810の内壁6812とフェース部6762の背面6766の間で僅かに圧縮され得る。充填挿入物7320の僅かな圧縮は、接着剤又は結合剤の使用の有無にかかわらず、内部キャビティ6810の内壁6812及び/又はフェース部6762の背面6766に係合された充填挿入物7320の維持を支援し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0215】
一例では、図88に示すように、フェース部8862は、第1の厚さ8810(T1)又は第2の厚さ8820(T2)を有し得る。第1の厚さ8810は、溝8868に隣接するフェース部8862の断面の厚さであり得る一方で、第2の厚さ8820は、溝8868の下側のフェース部8862の断面の厚さであり得る。例えば、第1の厚さ8810は、前面8864と背面8866の間の最大距離であり得る。第2の厚さ8820は、溝8868に基づき得る。特に、溝8868は、溝の深さ8825(Dgroove)を有し得る。第2の厚さ8820は、溝8868の底部と背面8866の間の最大距離であり得る。第2の厚さ8820と溝の深さ8825の合計は、第1の厚さ8810と実質的に等しくてもよい(例えば、T2+Dgroove=T1)。従って、第2の厚さ8820は、第1の厚さ8810より小さくてもよい(例えば、T2<T1)。
【0216】
本明細書に記載の任意のゴルフクラブヘッドのCGなどのゴルフクラブヘッドのCGを下げ及び/又は更に後方に移動させるために、ゴルフクラブヘッドのフロント部の質量は、比較的薄いフェース部8862を使用することで除去され得る。例えば、第1の厚さ8810又は第2の厚さ8820は、約0.1インチ(2.54ミリメートル)以下であり得る。別の例では、第1の厚さ8810又は第2の厚さ8820は、約0.075インチ(1.875ミリメートルであり得る(例えば、T1=0.075インチ)。ゴルフクラブヘッドのバックウォール部を支持して内部キャビティを形成し、本明細書に記載された1つ又は複数の充填材料で内部キャビティの少なくとも一部を充填することで、フェース部8862は、ゴルフクラブヘッドの構造的完全性、音、及び/又は感触を劣化させずに比較的薄くされ得る(例えば、T1<0.075インチ)。一例では、第1の厚さ8810は、0.060インチ(1.524ミリメートル)以下であり得る(例えば、T1≦0.060インチ)。別の例では、第1の厚さ8810は、0.040インチ(1.016ミリメートル)以下であり得る(例えば、T1≦0.040インチ)。フェース部8862及び/又はボディ部110の形成に使用される材料のタイプに基づいて、フェース部8862は更に薄くてもよく、第1の厚さ8810は0.030インチ(0.762ミリメートル)以下であり得る(例えば、T1≦0.030インチ)。溝の深さ8825は、第2の厚さ8820以上であり得る(例えば、Dgroove≧T2)。一例では、溝の深さ8825は、約0.020インチ(0.508ミリメートル)であり得る(例えば、Dgroove=0.020インチ)。従って、第2の厚さ8820は、約0.010インチ(0.254ミリメートル)であり得る(例えば、T2=0.010インチ)。別の例では、溝の深さ8825は、約0.015インチ(0.381ミリメートル)であってもよく、第2の厚さ8820は、約0.015インチであってもよい(例えば、Dgroove=T2=0.015インチ)。あるいは、溝の深さ8825は、第2の厚さ8820より小さくてもよい(例えば、Dgroove<T2)。ゴルフクラブヘッドのバックウォール部の支持と内部キャビティの充填に使用される1つ又は複数の充填材料が無ければ、ゴルフクラブヘッドは、フェース部によるゴルフボールへの複数回の衝撃に耐えることができない可能性がある。対照的に、比較的薄いフェース部を有するがバックウォール部の支持と本明細書に記載された1つ又は複数の充填材料の支持が無いゴルフクラブヘッド(例えば、キャビティバックゴルフクラブヘッド)は、ゴルフボールとの衝突中に不快な音(例えば、安っぽい音)及び/又は感触を生じ得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0217】
本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドなどのゴルフクラブヘッドの形成に使用される製造プロセス及び方法に基づいて、フェース部8862は、フェース部8862の外周又はその近傍に追加の材料を含み得る。従って、フェース部8862はまた、第3の厚さ8830、及び面取り部8840を有し得る。第3の厚さ8830は、第1の厚さ8810又は第2の厚さ8820のいずれかより大きくてもよい(例えば、T3>T1>T2)。特に、フェース部8862は、溶接プロセスによってゴルフクラブヘッドのボディ部に結合され得る。例えば、第1の厚さ8810は、約0.030インチ(0.762ミリメートル)であってもよく、第2の厚さ8820は、約0.015インチ(0.381ミリメートル)であってもよく、第3の厚さ8830は、約0.050インチ(1.27ミリメートル)であってもよい。従って、面取り部8840は、フェース部8862がゴルフクラブヘッドのボディ部に溶接されるときに、追加の材料の一部を収容し得る。
【0218】
図89に示すように、例えば、フェース部8862は、1つ又は複数の溝8868の下側に、概ね8905として示される、補強区間を含み得る。一例では、フェース部8862は、各溝の下側に補強区間8905を含み得る。あるいは、フェース部8862は、幾つかの溝(例えば、1つおきの溝)の下側又は1つの溝のみの下側に補強区間8905を含み得る。フェース部8862は、第1の厚さ8910、第2の厚さ8920、第3の厚さ8930、及び面取り部8940を含み得る。溝8868は、溝の深さ8925を有し得る。補強区間8905は、第2の厚さ8920を画定し得る。第1厚さ8910及び第2厚さ8920は、それぞれ、互いに実質的に等しくてもよい(例えば、T1=T2)。一例では、第1の厚さ8910及び第2の厚さ8920は、それぞれ、約0.030インチ(0.762ミリメートル)であり得る(例えば、T1=T2=0.030インチ)。溝の深さ8925は、約0.015インチ(0.381ミリメートル)であってもよく、第3の厚さ8930は、約0.050インチ(1.27ミリメートル)であってもよい。溝8868はまた、溝の幅を有し得る。補強区間8905の幅は、溝の幅以上であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0219】
あるいは、フェース部8862は、ゴルフクラブヘッドのトップ部とソール部で、及び/又はそれらの間で厚さが変化してもよい。一例では、フェース部8862は、トップ部又はその近傍が、ソール部又はその近傍よりも比較的厚くてもよい(例えば、フェース部8862の厚さは、トップ部からソール部に向かって徐々に減少し得る)。別の例では、フェース部8862は、ソール部又はその近傍が、トップ部又はその近傍よりも比較的厚くてもよい(例えば、フェース部8862の厚さは、ソール部からトップ部に向かって徐々に減少し得る)。更に別の例では、フェース部8862は、トップ部とソール部の間が、トップ部とソール部又はそれらの近傍よりも比較的厚くてもよい(例えば、フェース部8862の厚さは、ベル型の輪郭を有し得る)。フェース部8862は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のフェース部と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0220】
本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、類似又は異なる物理的特性(例えば、色、マーク、形状、サイズ、密度、質量、体積、外面の質感、構成材料など)を有し得る。従って、本明細書に記載された任意の質量部のセットは、ゴルフクラブヘッドの装飾デザインに寄与し得る。図90に示すような例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、円筒の形状(例えば、円形の断面)を有し得る。あるいは、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、第1の形状(例えば、円筒の形状)を有し得る一方で、本明細書に記載された別の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、第2の形状(例えば、立方体の形状)を有し得る。別の例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、異なる形状を有する2つ以上の質量部を含み得る。別の例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、本明細書に記載された別の質量部のセットの1つ又は複数の質量部と比較して、異なる色、マーク、形状、密度、質量、体積、構成材料、外面の質感、及び/又は任意の他の物理的特性を有し得る。本明細書に記載された任意の質量部又は質量部のセットの特性は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の質量部又は質量部のセットと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0221】
図91図92を参照すると、例えば、第1の質量部9100及び第2の質量部9200は、それぞれ、本明細書に記載されたポートに固定するためにポート内に構成されたネジ山に対応して係合する、概ね9110、9210として示されるネジ山を含み得る。従って、本明細書に記載された1つ又は複数の質量部は、ポート内のネジ山に係合するネジ又はネジ部品と同様の形状及び機能であり得る。例えば、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、ネジであり得る。本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、工具の有無に関わらず、ゴルフクラブヘッドのボディ部から容易に取り外しできなくてもよい。あるいは、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、比較的重い又は軽い質量部で本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部を交換できるように、(例えば、工具で)容易に取り外し可能であり得る。別の例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、質量部を容易に取り外しできないように、エポキシ樹脂又は接着剤でポートに固定され得る。更に別の例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、質量部を容易に取り外しできないように、ネジとネジシーラント(例えば、アクリル接着剤、シアノアクリレート接着剤、エポキシ樹脂、熱可塑性接着剤、シリコンシーラント、又はウレタン接着剤)の両方でポートに固定され得る。更に別の例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、ポートに圧入され得る。更に別の例では、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、射出成型によってポートの内部に形成され得る。例えば、液体金属材料(すなわち、溶融金属)又はプラスチック材料(例えば、ゴム、発泡体、又は任意のポリマー材料)が、ポート内に注入又は導入され得る。液体材料がポート内で冷却及び/又は硬化された後、その結果の固体材料(例えば、金属材料、プラスチック材料、又はそれらの組み合わせ)は、質量部を形成し得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0222】
上記のように、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、幾つかの物理的特性は類似するが、他の物理的特性は異なってもよい。例えば、ある質量部はアルミニウム系材料又はアルミニウム合金から作製され得る一方で、別の質量部はタングステン系材料又はタングステン合金から作製され得る。別の例では、ある質量部はポリマー材料から作製され得る一方で、別の質量部はスチール系材料から作製され得る。更に別の例では、図90図92に示すように、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、約0.25インチ(6.35ミリメートル)の直径9010を有し得るが、本明細書に記載された別の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、異なる高さであり得る。特に、本明細書に記載された任意の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、第1の高さ9120に関連付けられてもよく、本明細書に記載された別の質量部のセットの1つ又は複数の質量部は、第2の高さ9220に関連付けられてもよい。第1の高さ9120は、第2の高さ9220より比較的小さくてもよい。一例では、第1の高さ9120は約0.125インチ(3.175ミリメートル)であり得る一方で、第2の高さ9220は、約0.3インチ(7.62ミリメートル)であり得る。別の例では、第1の高さ9120は約0.16インチ(4.064ミリメートル)であり得る一方で、第2の高さ9220は約0.4インチ(10.16ミリメートル)であり得る。あるいは、第1の高さ9120は、第2の高さ9220以上であり得る。上記の例は特定の寸法を説明しているが、本明細書に記載された1つ又は複数の質量部は、異なる寸法を有し得る。一例では、本明細書に記載された任意の質量部は、本明細書に記載された任意のポートで交換可能に使用され得る。本明細書に記載された任意の質量部の任意の特性は、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の質量部の対応する特性と同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0223】
本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、1つ又は複数のクラブ識別子(例えば、シリアル番号、マトリクスバーコード、商標、クラブ番号、ロフト角、文字など)を含み得る。例えば、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブヘッドのタイプを識別するためのクラブ番号などの視覚的識別子を含み得る。特に、クラブ番号は、ゴルフクラブヘッドのロフト角に対応し得る(例えば、3、4、5、6、7、8、又は9)。一例では、7番のアイアン系ゴルフクラブヘッドは、「7」がマークされ得る。別の例では、ゴルフクラブヘッドは、ロフト角がマークされ得る。例えば、54度のウェッジ系ゴルフクラブヘッドは、「54」がマークされ得る。更に別の例では、10.5度のドライバー系ゴルフクラブヘッドは、「10.5」がマークされ得る。クラブ識別子に関連付けられた任意のマークは、ゴルフクラブヘッドの残りの部分から視覚的に区別され得る(例えば、異なる色、質感、パターンなど)。他のゴルフクラブヘッドと区別できるように、本明細書に記載されたゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブのブランド名又はモデルを識別する(例えば、他の製造業者又は販売業者と区別する)ための商標(例えば、単語、名称、記号、模様、又はこれらの任意の組み合わせ)を含み得る。クラブ識別子は、ゴルフクラブを真正の用具として識別するため、在庫を追跡するため、又は、ゴルフクラブを模倣品又は偽造品から区別するための、製品番号又はシリアル番号などの別のタイプの視覚的識別子であり得る。あるいは、クラブ識別子は、ゴルフクラブヘッドに関する情報又はデータのデジタル署名又は機械読み取り可能な光学表現であり得る(例えば、数字、英数字、バイト、UPC(Universal Product Code)などの一次元バーコード、QR(Quick Response)コードなどの二次元バーコードなど)。クラブ識別子は、様々な方法(例えば、ゴルフクラブヘッドへの塗装、レーザーエッチング、スタンプ、鋳造、又は成形)を使用して、ゴルフクラブヘッドの様々な位置(例えば、ヒール部、ホーゼル部、フェース部、トップ部、ソール部、など)に配置され得る。例えば、クラブ識別子は、ゴルフクラブヘッドのホーゼル部にレーザーエッチングされたシリアル番号であり得る。ゴルフクラブヘッドと一体的な部分に代えて、クラブ識別子は、ゴルフクラブヘッドに結合された別々の構成要素(例えば、接着剤又はエポキシ樹脂を介して接着されたラベル)であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0224】
ゴルフクラブヘッド5400の反発係数(COR)及び性能に対する異なる充填材料の使用の影響を判定するために、ゴルフクラブヘッド5400と同様だが異なるロフト構成(すなわち、4番アイアン、7番アイアン、ピッチングウェッジ)及び異なる充填材料を有するゴルフクラブヘッドを備えた幾つかのゴルフクラブがテストされ、各ゴルフクラブのCOR、ボール速度、ボール打ち出し角度、バックスピン、ピーク高さ、及びキャリー距離が得られた。各ゴルフクラブのCORを測定するために、エアキャノン装置を使用して、ゴルフクラブヘッドの中心位置(以下に定義)に向かって約125mphの初速度(つまり、インバウンド速度)で約45グラムの重量のゴルフボールを複数回発射した。テストを繰り返すたびに、速度モニタリング装置を使用して、ゴルフボールのアウトバウンド速度(mph)とリバウンド時間をミリ秒(ms)単位で測定した。その後、ゴルフクラブヘッドの平均CORを測定データから決定した。各ゴルフクラブのボール速度、ボール打ち出し角度、バックスピン、ピーク高さ、及びキャリー距離を測定するために、ゴルフクラブの例の各々が、ゴルフクラブヘッドのフェース部の5つの位置の各々で複数回ずつ84mphから86mphの平均ゴルフクラブヘッド速度でゴルフボールを打つ、カリフォルニア州サンディエゴのゴルフラボラトリーズによって製造されたスイングロボットでテストされ、平均ボール速度(mph)、平均ボール打ち出し角度(ラジアン)、平均ボールバックスピン(rpm)、平均ボールピーク高さ(ヤード)、及び平均総キャリー距離(ヤード)を決定した。フェース部の5つの位置は、中心位置、トウ位置、ヒール位置、ロウ位置、ハイ位置である。中心位置は、ゴルフボールが一般に個人によって打たれるフェース部上の位置として決定された。言い換えれば、中央位置は、統計的に最も多くのボール打撃を受ける(例えば、75%を超える)。中心位置は、スイングロボットによるフェース部の実際のボール打撃領域及び/又は測定公差に応じた変動及び/又は近似を考慮して、ボトム部から0.75インチ又は約0.75インチでフェース部の対応する溝の中心であると決定された。トウ位置及びヒール位置は、スイングロボットによるフェース部の実際のボール打撃領域及び/又は測定公差に応じた変動及び/又は近似を考慮して、中心位置からトウ方向及びヒール方向のそれぞれに0.5インチ又は約0.5インチとして決定された。ハイ位置及びロウ位置は、スイングロボットによるフェース部の実際のボール打撃領域及び/又は測定公差に応じた変動及び/又は近似を考慮して、中心位置から上方向及び下方向のそれぞれに0.25インチ又は約0.25インチとして決定された。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0225】
表5〜表10は、ゴルフクラブヘッド5400について本明細書に記載の装置、方法、及び製造物に従って構成されたゴルフクラブヘッドを有する4番アイアンゴルフクラブの3つの実施例の実験的性能結果を示し、各実施例は異なる充填材料を有する。実施例1のゴルフクラブヘッド5491(不図示)は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の熱可塑性エラストマー(TPE)材料と同様又は類似の特性を持つTPE充填材料でゴルフクラブヘッド5491が充填されたことを除いて、4番アイアン構成のゴルフクラブヘッド5400に類似している。実施例2のゴルフクラブヘッド5492(不図示)は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のエポキシ材料と同様又は類似の特性を持つエポキシ材料でゴルフクラブヘッド5492が充填されたことを除いて、4番アイアン構成のゴルフクラブヘッド5400に類似している。実施例3のゴルフクラブヘッド5493は、4番アイアン構成のゴルフクラブヘッド5400に類似すると共に、本明細書に記載されたような第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714で充填されている。従って、3つの実施例のゴルフクラブヘッド5491、5492、5493は全て、それらの充填材料の違いを除いて、構造的に類似している。
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【0226】
表5を参照すると、ゴルフクラブヘッド5493は、ゴルフクラブヘッド5491、5492よりもフェース中心の打撃のCORが高い。従って、表6に示すように、より高いCORは、中心位置でゴルフクラブヘッド5491、5492より高いボール速度を提供する。特に、中心位置では、ゴルフクラブヘッド5492に対するゴルフクラブヘッド5493のボール速度の増加は0.5mphに近く、ゴルフクラブヘッド5491に対するゴルフクラブヘッド5493のボール速度の増加は1mphより大きく1.5mphに近い。表10を参照すると、ゴルフクラブヘッド5491、5492に対するゴルフクラブヘッド5493の中心位置でのボール速度の増加は、ゴルフクラブヘッド5493のより大きな総キャリー距離を提供する。特に、中心位置では、ゴルフクラブヘッド5492に対するゴルフクラブヘッド5493のキャリー距離の増加は1ヤードを超えており、ゴルフクラブヘッド5491に対するゴルフクラブヘッド5493のキャリー距離の増加は1.5ヤードである。本明細書に記載されるように、フェース部の中心位置は、フェース部の統計上最も高い打撃領域を表し得る。言い換えれば、多くの個人が、中心位置又はその近傍でゴルフボールを打つ可能性がある。従って、本明細書に詳細に記載された(例えば、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714のそれぞれで充填された)ゴルフクラブヘッド5493は、ゴルフクラブヘッド5400に類似するがTPE材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5491)又はエポキシ材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5492)などの別の充填材料が充填されたゴルフクラブヘッドと比較して、全てのフェース中心打撃に対して改善された性能を提供する。更に、ヒール、トウ、及びハイのフェース位置でのゴルフクラブヘッド5493のボール速度及びキャリー距離は、ゴルフクラブヘッド5491、5492のそれぞれの同じ位置のボール速度及びキャリー距離より大きい。従って、本明細書に詳細に記載された(例えば、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714のそれぞれで充填された)ゴルフクラブヘッド5493は、ゴルフクラブヘッド5400に類似するがTPE材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5491)又はエポキシ材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5492)などの別の充填材料が充填されたゴルフクラブヘッドと比較して、全体的に改善された性能を提供する。
【0227】
表11〜表16は、ゴルフクラブヘッド5400について本明細書に記載の装置、方法、及び製造物に従って構成されたゴルフクラブヘッドを有する7番アイアンゴルフクラブの3つの実施例の実験的性能結果を示し、各実施例は異なる充填材料を有する。実施例4のゴルフクラブヘッド5591(不図示)は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の熱可塑性エラストマー(TPE)材料と同様又は類似の特性を持つTPE充填材料でゴルフクラブヘッド5591が充填されたことを除いて、7番アイアン構成のゴルフクラブヘッド5400に類似している。実施例5のゴルフクラブヘッド5592(不図示)は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のエポキシ材料と同様又は類似の特性を持つエポキシ材料でゴルフクラブヘッド5592が充填されたことを除いて、7番アイアン構成のゴルフクラブヘッド5400に類似している。実施例6のゴルフクラブヘッド5593は、7番アイアン構成のゴルフクラブヘッド5400に類似すると共に、本明細書に記載されたような第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714で充填されている。従って、3つの実施例のゴルフクラブヘッド5591、5592、5593は全て、それらの充填材料の違いを除いて、構造的に類似している。
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【0228】
表11を参照すると、ゴルフクラブヘッド5593は、ゴルフクラブヘッド5591、5592よりもフェース中心の打撃のCORが高い。従って、表12に示すように、ゴルフクラブヘッド5593は、中心位置でゴルフクラブヘッド5591、5592より高いボール速度を提供する。特に、中心位置では、ゴルフクラブヘッド5591に対するゴルフクラブヘッド5593のボール速度の増加は1mphに近く、ゴルフクラブヘッド5592に対するゴルフクラブヘッド5593のボール速度の増加は1mphより大きい。表16を参照すると、ゴルフクラブヘッド5593の中心位置でのボール速度の増加は、ゴルフクラブヘッド5591、5592と比較してゴルフクラブヘッド5593のより大きな総キャリー距離を提供する。特に、中心位置では、ゴルフクラブヘッド5591に対するゴルフクラブヘッド5593のキャリー距離の増加は1ヤードであり、ゴルフクラブヘッド5592に対するゴルフクラブヘッド5593のキャリー距離の増加は3ヤードを超えている。本明細書に記載されるように、フェース部の中心位置は、フェース部の統計上最も高い打撃領域を表し得る。言い換えれば、多くの個人が、中心位置又はその近傍でゴルフボールを打つ可能性がある。従って、本明細書に詳細に記載された(例えば、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714のそれぞれで充填された)ゴルフクラブヘッド5593は、ゴルフクラブヘッド5400に類似するがTPE材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5591)又はエポキシ材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5592)などの別の充填材料が充填されたゴルフクラブヘッドと比較して、全てのフェース中心打撃に対して改善された性能を提供する。
【0229】
表17〜表22は、ゴルフクラブヘッド5400について本明細書に記載の装置、方法、及び製造物に従って構成されたゴルフクラブヘッドを有するピッチングウェッジ(PW)ゴルフクラブの3つの実施例の実験的性能結果を示し、各実施例は異なる充填材料を有する。実施例7のゴルフクラブヘッド5691(不図示)は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意の熱可塑性エラストマー(TPE)材料と同様又は類似の特性を持つTPE充填材料でゴルフクラブヘッド5691が充填されたことを除いて、PW構成のゴルフクラブヘッド5400に類似している。実施例8のゴルフクラブヘッド5692(不図示)は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のエポキシ材料と同様又は類似の特性を持つエポキシ材料でゴルフクラブヘッド5692が充填されたことを除いて、PW構成のゴルフクラブヘッド5400に類似している。実施例9のゴルフクラブヘッド5693は、PW構成のゴルフクラブヘッド5400に類似すると共に、本明細書に記載されたような第1の充填材料5712及び第2の充填材料5714で充填されている。従って、3つの実施例のゴルフクラブヘッド5691、5692、5693は全て、それらの充填材料の違いを除いて、構造的に類似している。
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【0230】
表17を参照すると、ゴルフクラブヘッド5693は、ゴルフクラブヘッド5691、5692よりもフェース中心の打撃のCORが高い。従って、表18に示すように、ゴルフクラブヘッド5692は、中心位置でゴルフクラブヘッド5691、5692より高いボール速度を提供する。特に、中心位置では、ゴルフクラブヘッド5691に対するゴルフクラブヘッド5693のボール速度の増加は1mphを超えており、ゴルフクラブヘッド5692に対するゴルフクラブヘッド5693のボール速度の増加は略0.5mphである。表22を参照すると、ゴルフクラブヘッド5693の中心位置でのボール速度の増加は、ゴルフクラブヘッド5691、5692と比較してゴルフクラブヘッド5693のより大きな総キャリー距離を提供する。特に、中心位置では、ゴルフクラブヘッド5691に対するゴルフクラブヘッド5693のキャリー距離の増加は略2ヤードであり、ゴルフクラブヘッド5692に対するゴルフクラブヘッド5693のキャリー距離の増加は略0.5ヤードである。本明細書に記載されるように、フェース部の中心位置は、フェース部の統計上最も高い打撃領域を表し得る。言い換えれば、多くの個人が、中心位置又はその近傍でゴルフボールを打つ可能性がある。従って、本明細書に詳細に記載された(例えば、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5713のそれぞれで充填された)ゴルフクラブヘッド5693は、ゴルフクラブヘッド5400に類似するがTPE材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5691)又はエポキシ材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5692)などの別の充填材料が充填されたゴルフクラブヘッドと比較して、全てのフェース中心打撃に対して改善された性能を提供する。更に、ヒール、トウ、ハイ、及びロウのフェース位置でのゴルフクラブヘッド5693のボール速度及びキャリー距離は、ゴルフクラブヘッド5691、5692のそれぞれの同じ位置のボール速度及びキャリー距離より大きい。従って、本明細書に詳細に記載された(例えば、第1の充填材料5712及び第2の充填材料5713のそれぞれで充填された)ゴルフクラブヘッド5693は、ゴルフクラブヘッド5400に類似するがTPE材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5691)又はエポキシ材料(例えば、ゴルフクラブヘッド5692)などの別の充填材料が充填されたゴルフクラブヘッドと比較して、全体的に改善された性能を提供する。
【0231】
一例では、ゴルフボールの打撃に応じたゴルフクラブヘッド5592、5593のフェース部5462の中心位置の偏りが、有限要素解析(FEA)を使用して数値的に決定される。数値的にモデル化された衝突は、38m/s(85mph)で移動する2パーツゴルフボール(USGAブリジストンキャリブレーションボール)と、固定位置にあるゴルフクラブヘッド5592、5593の各々の間であり、ゴルフクラブヘッド5592、5593の各々は約0.059インチ(1.5mm)のフェース部厚さを有する。FEAの結果は、最小のフェース部の撓みで略同じ力(すなわち、ゴルフボールの略同じ変形形状)を考慮すると、表23に示される。
【表23】
【0232】
表23に示すように、ゴルフボールがフェース部5462に衝突してから測定された最大フェース中心撓みに達するまでの時間と、フェース部5462のリバウンド時間(すなわち、最大撓みから略ゼロ撓みに達するまでの時間)は、ゴルフクラブヘッド5592、5593の両方で略同じである。しかしながら、表23に示すように、ゴルフクラブヘッド5593のフェース部5462の最大撓みは、略同じ最大撓み及びリバウンド時間間隔に対して、ゴルフクラブヘッド5593のフェース部5462の最大撓みの略2倍である。従って、ゴルフクラブヘッド5592と同じ時間間隔でのゴルフクラブヘッド5593のフェース部5462の比較的大きな撓みとその後のリバウンド(すなわち、より高いフェースリバウンド速度)は、ゴルフボールへのリバウンドエネルギーのより大きな伝達を提供し、本明細書に記載されたゴルフボール速度及びキャリー距離の増加をゴルフクラブヘッド5593にもたらす。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0233】
本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのボディ部及び/又はフェース部は、
スチール系材料(例えば、17−4PHステンレス鋼、Nitronic(登録商標)50ステンレス鋼、合金鋼8620、マレージング鋼、又は他のタイプのステンレス鋼)、チタン系材料、アルミニウム系材料(例えば、高強度アルミニウム合金、又は高強度合金で被覆された複合アルミニウム合金)、それらの任意の組み合わせ、非金属材料、複合材料、及び/又は他の適切なタイプの材料で、部分的に又は完全に作製され得る。ボディ部及び/又はフェース部は、本明細書に記載又は参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のボディ部及び/又はフェース部と同様の材料で構成され得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0234】
一例では、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのフェース部の前面の面積は、330mm2 以上5000mm2 以下であり得る。別の例では、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのフェース部の前面の面積は、1000mm2 以上5300mm2 以下であり得る。更に別の例では、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのフェース部の前面の面積は、1500mm2 以上4800mm2 以下であり得る。上記の例は特定の面積を説明したが、前面の面積はそれらの数より多くてもよく、少なくてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0235】
一例では、充填材料は、衝撃を吸収、振動を分離、及び/又はノイズを減衰し得る、弾性ポリマー又はエラストマー材料(例えば、オハイオ州ケントのSorbothane社製のSorbothane(登録商標)材料などの粘弾性ウレタンポリマー材料)、熱可塑性エラストマー材料(TPE)、熱可塑性ポリウレタン材料(TPU)、他のポリマー材料、結合剤(例えば、接着剤)、及び/又は他の適切なタイプの材料を含んでもよい。別の例では、充填材料は、結合特性を有する1つ又は複数の熱硬化性ポリマー(例えば、1つ又は複数の接着剤又はエポキシ材料)であり得る。材料はまた、本明細書に記載されたゴルフクラブヘッドでゴルフボールを打ったときに衝撃を吸収、振動を分離、及び/又はノイズを減衰し得る。更に、充填材料は、硬化したときに柔軟性又は僅かな柔軟性があり得るエポキシ材料であってもよい。別の例では、充填材料は、ミネソタ州セントポールの3M corporation社製の3MTM Scotch−WeldTM DP100ファミリーのエポキシ接着剤(例えば、3MTM Scotch−WeldTM エポキシ接着剤 DP100、DP100 Plus、DP100NS、DP100FR)のいずれかを含み得る。別の例では、充填材料は、3MTM Scotch−WeldTM DP100 Plus Clear接着剤を含み得る。別の例では、充填材料は、ミシガン州オーバーンヒルズのDow Chemical Company社製の材料であるMEGUMTM、ROBONDTM、及び/又はTHIXONTMなどの、低粘度有機溶剤型の溶液及び/又はポリマーと他の反応性化学物質の分散液を含み得る。更に別の例では、充填材料は、コネチカット州ロッキーヒルのHenkel Corporation社製のLOCTITE(登録商標)であり得る。別の例では、充填材料は、ゴルフクラブヘッドでゴルフボールを打ったときに衝撃を吸収、振動を分離、及び/又はノイズを減衰し得る、エチレン共重合材料などのポリマー材料であってもよい。別の例では、充填材料は、高密度エチレン共重合体アイオノマー、脂肪酸変成エチレン共重合体アイオノマー、高非晶質エチレン共重合体アイオノマー、エチレン酸アクリレート三元共重合体のアイオノマー、マグネシウムアイオノマーを含むエチレン共重合体、様々な形状を作り出す従来の射出成形装置で使用される射出成型可能なエチレン共重合体、様々な形状を作り出す従来の押出し装置で使用できるエチレン共重合体、熱硬化性ポリブタジエンゴムに類似した高圧縮性及び低反発性のエチレン共重合体、及び/又は高度に中和されたポリマー組成物の混合物、高度に中和された酸ポリマー、又は高度に中和された酸ポリマー組成物、及び充填剤であり得る。例えば、エチレン共重合体は、デラウェア州、ウィルミントンのE.I.du Pont de Nemours and Company社製の、DuPontTM 高性能樹脂(HPF)ファミリーの材料(例えば、DuPontTM HPF AD1172、DuPontTM HPF AD1035、DuPont(登録商標) HPF 1000、及びDuPontTM HPF 2000)に関連する任意のエチレン共重合体を含み得る。エチレン共重合体のDuPontTM ファミリーは、射出成型可能であって、低圧縮性及び高反発力、すなわち、比較的高い反発係数(COR)を提供する、従来の射出成形装置及び型を使用し得る。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。本明細書に特に詳細に記載されていない充填材料は、本明細書及び参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された1つ又は複数の類似又は異なるタイプの材料を含み得る。本明細書に記載の器具、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0236】
本明細書に記載された任意の充填材料は、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドの製造中に異なるプロセスに供され得る。そのようなプロセスは、1つ又は複数の射出成型プロセス又は射出成型後の硬化プロセスの間に、伝導、対流、及び/又は放熱によって、加熱及び/又は冷却される1つ又は複数の充填材料を含み得る。例えば、全ての加熱及び冷却プロセスは、本明細書に記載された期間の加熱又は冷却環境を通して本明細書に記載されたゴルフクラブヘッドを移動させるコンベアベルトを使用する加熱又は冷却システムを用いて実行され得る。1つ又は複数の充填材料でゴルフクラブヘッドを製造するプロセスは、参照により組み込まれる出願のいずれかに記載された任意のプロセスと同様であり得る。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0237】
本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドは、スチールなどの金属から鋳造によって製造され得る。しかしながら、金属又はセラミックなどの非金属材料からのゴルフクラブヘッドの3D印刷、又は成形など、本明細書に記載されたゴルフクラブヘッドを製造するための他の技術が使用され得る。
【0238】
本明細書に記載された全ての方法が、本明細書で別段の指示がない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順番で実行され得る。1つ又は複数のプロセスに関して特定の順序のアクションが本明細書に記載されているが、これらのアクションは、他の時系列的な順序でも実行され得る。更に、本明細書に記載された任意のプロセスにおける2つ以上のアクションが、連続して、同時に、又は一斉に実行され得る。
【0239】
例えば、全米ゴルフ協会(USGA)及び/又は全英ゴルフ協会(R&A)などのゴルフ標準団体及び/又は運営組織によって規定された手順が、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドのクラブヘッド体積を測定するために使用され得る。例えば、クラブヘッド体積は、加重水置換法(すなわち、アルキメデスの原理)を用いて決定することができる。図は特定のタイプのクラブヘッド(例えば、ドライバー系クラブヘッド又はアイアン系クラブヘッド)を示すが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのクラブヘッド(例えば、フェアウェイウッド系クラブヘッド、ハイブリッド系クラブヘッド、パター系クラブヘッドなど)に適用可能であり得る。従って、本明細書に記載された任意のゴルフクラブヘッドは、ゴルフ運営組織によって定義される特定のタイプのゴルフクラブヘッドに対応する体積範囲内の体積を有し得る。ドライバー系クラブヘッドは、300立方センチメートル(cm3 又はcc)以上のクラブヘッド体積を有し得る。別の例では、ドライバー系クラブヘッドは、460ccのクラブヘッド体積を有し得る。フェアウェイウッドゴルフクラブヘッドは、100ccから300ccの間のクラブヘッド体積を有し得る。一例では、フェアウェイウッドゴルフクラブヘッドは、180ccのクラブヘッド体積を有し得る。アイアン系ゴルフクラブヘッドは、25ccから100ccの間のクラブヘッド体積を有し得る。一例では、アイアン系ゴルフクラブヘッドは、50ccのクラブヘッド体積を有し得る。本明細書に記載されたゴルフクラブのいずれも、特定のタイプのゴルフクラブ(すなわち、ドライバー、フェアウェイウッド、アイアンなど)の物理的特性を有し得るが、上記の範囲外の体積を有してもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0240】
ゴルフのルールが時々変更され得る(例えば、全米ゴルフ協会(USGA)、全英ゴルフ協会(R&A))などのゴルフ標準団体及び/又は運営組織によって、新しい規則が採択され得る又は古い規則が撤廃又は変更され得る)ので、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物に関連するゴルフ用品は、任意の特定の時点のゴルフのルールに準拠してもよく、準拠しなくてもよい。従って、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物に関連するゴルフ用品は、準拠又は非準拠のゴルフ用品として宣伝され、売り出され、及び/又は販売されてもよい。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、これに限定されない。
【0241】
上記の例はアイアン系又はウェッジ系ゴルフクラブヘッドを説明しているが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプのクラブヘッド(例えば、ドライバー系クラブヘッド、フェアウェイウッド系クラブヘッド、ハイブリッド系クラブヘッド、パター系クラブヘッドなど)に適用可能であり得る。更に、上記の例はスチール系材料を説明しているが、本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、他のタイプの金属材料、非金属材料、又はその両方を適用可能であり得る。
【0242】
本明細書に列挙した値の範囲は、範囲内のそれぞれ別個の値を個別に言及する簡易な方法として提示することを意図したものにすぎない。本明細書で別段の指示がない限り、個々の値は、本明細書に個々に列挙されたかのように本明細書に組み込まれる。「between(間)」という単語を使用して定義された数値範囲は、数値範囲の両端の数値が含まれる。「between(間)」という単語を使用して定義された空間範囲は、空間範囲内の任意の点及び空間範囲の境界が含まれる。「between(間)」という単語を使用して2つの離間した又は重なり合う要素に対して表される位置は、(i)要素間の任意の空間、(ii)各要素の一部、(iii)各要素の境界を含む。
【0243】
本開示の様々な実施形態を説明する文脈で使用される用語「a」、「an」、及び/又は「the」は、本明細書で別段の指示がない限り、又は、文脈と明らかに矛盾しない限り、単数形及び複数形の両方をカバーすると理解されるべきである。「coupled(結合)」という用語及びその任意の変形は、2つ以上の要素を化学的、機械的、及び/又は他の方法で直接又は間接に接続することを指す。「removably connected(取り外し可能に接続された)」という語句は、「取り外し可能に接続された」2つの要素が、いずれかの要素の有用性を破壊又は損なうことなく互いに分離され得るように定義される。
【0244】
「substantially(実質的に,略、など)」という用語は、要素の特徴、パラメータ、特性、又は値の説明に使用される場合、要素が提供しようとする特徴、パラメータ、特性、又は値を損なわない偏差又は変動を表し得る。要素の特徴、パラメータ、特性、又は値の偏差又は変動は、例えば、許容誤差(公差)、測定誤差、測定精度限界、及び他の要因に基づき得る。「proximate(近接)」という用語は、「adjacent(隣接)」、「close(近い)」、「immediate(接近)」、「nearby(近隣)」などの用語と同義であり、これらの用語は、本開示に現れるように交換可能に使用され得る。
【0245】
本明細書で提供される任意及び全ての実施例又は例示的な文言(例えば、「such as(など)」の使用は、単なる説明を意図したものであり、本開示の範囲を制限するものではない。本明細書のいかなる文言も、本明細書で論じられる実施形態の実施に不可欠なクレームされていない要素を示すものとして理解されるべきではない。本明細書に記載の装置、方法、及び製造物は、種々の実施形態で実現することができ、これらの実施形態の幾つかの上記説明は、必ずしも全ての可能な実施形態の完全な説明を表すものではない。代わりに、図面の説明、及び図面自体は、少なくとも1つの実施形態を開示し、及び代替の実施形態を開示し得る。
【0246】
本明細書で開示した代替要素又は実施形態のグループ化は、制限として理解されるべきではない。各グループ要素は、個別に、又は、グループの他の要素又は本明細書に記載された他の要素との任意の組み合わせで、参照又はクレーム化され得る。グループの1つ以上の要素は、利便性及び/又は特許性の理由で、グループに包含されてもよく、グループから削除されてもよい。そのような包含又は削除が起きた場合、本明細書は、変更されたグループが含まれると見做されるので、添付の特許請求の範囲で使用された全てのマーカッシュグループの記載が満たされる。
【0247】
一実施形態の異なる特徴又は態様が1つ又は複数の特徴に関して説明され得るが、単一の特徴は複数の要素を含んでもよく、本開示の範囲から逸脱することなく複数の特徴を1つの要素に組み合わせることができる。更に、方法は1つ又は複数の操作を含むものとして開示され得るが、単一の操作は複数のステップを含んでもよく、本開示の範囲から逸脱することなく複数の操作を1つのステップに組み合わせることができる。
【0248】
特定の例示的な装置、方法、及び製造物が本明細書で説明されたが、本開示の適用範囲はこれに限定されない。それどころか、本開示は、文言通り又は均等論の下で、添付の特許請求の範囲内に適正に収まる全ての装置、方法、及び製造物をカバーする。

図1
図2
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図6
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