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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022100040
(43)【公開日】2022-07-05
(54)【発明の名称】ウェブサイトシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220628BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020214174
(22)【出願日】2020-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】520185650
【氏名又は名称】デジタルバード株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097548
【弁理士】
【氏名又は名称】保立 浩一
(72)【発明者】
【氏名】小川 博文
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】 非専業の事業者がカタログ式ギフトのような贈答品の販売をウェブサイトで行う場合に好適に利用できる技術構成を提供する。
【解決手段】 第一のブランドを表示して第一のギフト事業者の第一のギフトサイトを提供するとともに第二のブランドを表示して第二のギフト事業者の第二のギフトサイトを提供するウェブサーバ1には、インターネット3を介して贈り主端末51と被贈呈者端末52が接続されている。贈り主は、いずれかのギフトサイトでギフト資産を購入して被贈呈者に贈呈し、被贈呈者は、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産の場合には第一のギフトサイトで交換申請し、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産の場合には第二のギフトサイトで交換申請する。第二のギフトサイトの被交換品紹介ページには、第一のギフトサイトにはない独自追加の被交換品の情報が表示され得る。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の商品又はサービスと交換可能なギフト資産を販売するウェブサイトであるギフトサイトを提供するウェブサイトシステムであって、
記憶部と、
ウェブサーバとを
備えており、
ウェブサーバは、ギフト資産を購入して被贈呈者に贈呈する贈り主が操作する贈り主端末と、ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する被贈呈者端末とに対してインターネットを介して接続されており、
ウェブサーバは、第一のギフト事業者のものである第一のブランドを表示して第一のギフトサイトを提供するサーバであるとともに、第一のギフト事業者とは異なる第二のギフト事業者のものである第二のブランドを表示して第二のギフトサイトを提供するサーバでもあり、
記憶部には、第一のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されているとともに、第二のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されており、
第一のギフトサイトは、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトであり、
第二のギフトサイトは、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトであり、
ウェブサーバには、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第一の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されているとともに、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第二の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されており、
記憶部には、第一第二の被交換品紹介ページで表示される被交換品の情報を記録した被交換品情報ファイルが記憶されており、
被交換品情報ファイルには、第一第二の被交換品紹介ページで共通して表示される共通被交換品の情報と、第二のギフト事業者が独自に追加した被交換品である追加被交換品の情報とが記録されており、
第一の被交換品紹介ページは、共通被交換品の情報を表示するページであり、
第二の被交換品紹介ページは、共通被交換品に加えて追加被交換品の情報を表示することが可能なページであることを特徴とするウェブサイトシステム。
【請求項2】
前記ギフト資産は、カードの形で有形化されるものであって、カード用紙に情報を印刷して有形化物としてギフトカードを制作するカード印刷手段が設けられており、
カード印刷手段は、コンピュータと、コンピュータに実装されたカード印刷プログラムとから構成されており、
カード印刷手段は、前記第一のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第一のギフトサイトへのアクセス情報を印刷する手段であり、前記第二のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第二のギフトサイトへのアクセス情報を印刷する手段であることを特徴とする請求項1記載のウェブサイトシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願の発明は、贈答品を販売するウェブサイトを提供するウェブサイトシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
冠婚葬祭や各種お祝い等において、また御礼やご挨拶等の目的で、各種の贈答品が贈り主によって購入され、相手先(被贈呈者)に贈呈されている。贈答品は、有形の商品の場合もあるが、何らかのサービス(無形商品)の場合もある。
最近では、これらの贈答品の注文(購入)もウェブサイトで行われることが多くなってきており、贈答品のみを扱った専門のショッピングモール(ギフトモール)も存在している。
【0003】
このような贈答品の贈呈において、贈答品自体を贈呈するのではなく、商品又はサービスと交換できる権利(債権)を贈呈する場合がある。この代表的なものは、いわゆるカタログ式ギフトである。以下の説明において、商品又はサービスと交換できる権利であってギフトして贈呈されるものをギフト資産と呼ぶ。また、ギフト資産について、交換され得る商品又はサービスを被交換品と呼ぶ。
カタログ式ギフトは、被交換品を紹介した冊子(カタログ)に交換のための申請書が添付されてセットになったものである。最近では、カタログ式ギフト掲載の被交換品の交換の申請をウェブサイトで受け付けるビジネスも登場している。
【0004】
このようなギフト業界において、贈答品の販売を専業ではない事業者が行う場合があり得る。例えば、結婚披露宴においては、被招待者に対して贈答品として引出物が贈呈される。結婚披露宴については会場を提供するホテル等の事業者(以下、会場提供会社)が会場の使用料や飲食の提供料等を主催者(新郎新婦)から受領するが、この際、引出物の販売についても請け負っている。新郎新婦から引出物を予め選択してもらい、所定数(出席予定の被招待者の数)を披露宴当日に用意する。このため、新郎新婦は、引出物の代金も会場提供会社に支払う。即ち、会場提供会社は、贈答品の販売も行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004-126825号公報
【特許文献2】特許6741320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように専業でない事業者が贈答品販売を行う場合も、購入者(贈り主)の利便性を考慮し、ウェブサイトにおいて商品を選べたり、注文を行ったりすることができるようにすることが好ましい。そして、上記のような非専業の事業者がカタログ式ギフトを販売する場合もあり、この場合、商品又はサービスとの交換の申請もウェブサイトで行えるようにすることが好ましい。
しかしながら、これらを実現するには、そのような非専業の事業者が贈答品販売用のウェブサイトを構築し、贈り主からのアクセスを受け付けるようにしなければならず、技術的なハードルが高い。ウェブサイトの運営管理の手間も必要で、初期投資に加えて運営管理に要する経費(人件費等)もかなりかかる。このため、ウェブサイトによると贈り主に対して好ましいとわかりつつも、躊躇してしまう面がある。特に、カタログ式ギフトの場合、被贈呈者からの交換の申請を処理して被交換品を配送しなければならず、運営管理の手間やコストがかなりかかる。交換の申請をウェブサイトで受け付ける場合、その点はより顕著となる。
この出願の発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、非専業の事業者がカタログ式ギフトのような贈答品の販売をウェブサイトで行う場合に好適に利用できる技術構成を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、この明細書において、ウェブサイトシステムの発明が開示される。開示された発明に係るウェブサイトシステムは、任意の商品又はサービスと交換可能なギフト資産を販売するウェブサイトであるギフトサイトを提供するウェブサイトシステムである。このシステムは、記憶部と、ウェブサーバとを備えている。
ウェブサーバは、ギフト資産を購入して被贈呈者に贈呈する贈り主が操作する贈り主端末と、ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する被贈呈者端末とに対してインターネットを介して接続されている。
ウェブサーバは、第一のギフト事業者のものである第一のブランドを表示して第一のギフトサイトを提供するサーバであるとともに、第一のギフト事業者とは異なる第二のギフト事業者のものである第二のブランドを表示して第二のギフトサイトを提供するサーバでもある。
記憶部には、第一のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されているとともに、第二のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されている。
第一のギフトサイトは、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトである。
第二のギフトサイトは、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトである。
ウェブサーバには、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第一の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されているとともに、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第二の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されている。
記憶部には、第一第二の被交換品紹介ページで表示される被交換品の情報を記録した被交換品情報ファイルが記憶されている。
被交換品情報ファイルには、第一第二の被交換品紹介ページで共通して表示される共通被交換品の情報と、第二のギフト事業者が独自に追加した被交換品である追加被交換品の情報とが記録されている。
第一の被交換品紹介ページは、共通被交換品の情報を表示するページである。
第二の被交換品紹介ページは、共通被交換品に加えて追加被交換品の情報を表示することが可能なページである。
また、上記ウェブサイトシステムは、
ギフト資産が、カードの形で有形化されるものであって、カード用紙に情報を印刷して有形化物としてギフトカードを制作するカード印刷手段が設けられており、
カード印刷手段は、コンピュータと、コンピュータに実装されたカード印刷プログラムとから構成されており、
カード印刷手段は、第一のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第一のギフトサイトへのアクセス情報を印刷する手段であり、第二のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第二のギフトサイトへのアクセス情報を印刷する手段である
という構成を持ち得る。
【発明の効果】
【0008】
以下に説明する通り、本願のウェブサイトシステムによれば、ウェブサーバが第一のギフトサイトに加え第二のギフトサイトも提供するサーバとなっており、第一第二のギフトサイトがギフト資産を販売するサイトであるので、ギフト資産をより多くの顧客(贈り主)に販売するのに役立つ。このため、第一のギフト事業者にとって、全体として大きな売り上げ増加が期待できる。また、第二のギフト事業者にとっても、小さな手間やコストでギフト資産を販売することができ、自らの取り扱い品のラインナップを豊富化できる。これに加え、オリジナル商品を被交換品として追加することができるので、ギフト資産を経由した自社商品の販売促進も行える。
また、ギフト資産がギフトカードであり、各ギフトサイトで販売されるギフトカードを制作する各カード印刷プログラムがそれぞれのギフトサイトへのアクセス情報を印刷する構成では、被贈呈者においてサイトにアクセスするのが容易となり、被贈呈者における利便性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】実施形態のウェブサイトシステムの概略図である。
図2】第一のギフトサイトで販売されるギフトカードの一例を示した概略図である。
図3図2に示すようなギフトカードを販売する第一のギフトサイト内のウェブページの概略図である。
図4】ギフト商品情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。
図5】カード発行情報ファイルの構造の一例について示した概略図である。
図6】第一のギフトサイトに含まれる交換用トップページの概略図である。
図7】被交換品紹介ページの一例を示した概略図である。
図8】被交換品情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。
図9】ギフトサイトサーバが備える記憶部におけるディレクトリ構造について示した概略図である。
図10】第二のギフトサイトにおけるカード販売ページの一例を示した概略図である。
図11】第二のギフトサイトにおける被交換品紹介ページの一例を示した概略図である。
図12】追加被交換品情報ファイルの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この出願の発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
図1は、実施形態のウェブサイトシステムの概略図である。実施形態のウェブサイトシステムは、贈答用として購入される商品又はサービスを販売するウェブサイトであるギフトサイトを提供するウェブサイトシステムである。「サービスを販売する」については、通常、サービスの利用券のような権利の有形化物を販売する形となる。
図1に示すように、ウェブサイトシステムは、ウェブサーバ1と、記憶部2とを備えている。ウェブサーバ1は、ギフトサイトの各ページを提供するウェブサーバであり、以下、ギフトサイトサーバと呼ぶ。ギフトサイトサーバ1は、インターネット3上のサーバであり、IIS(Internet Information Service)やApacheのようなウェブサーバソフトウェアが実装されたサーバである。
【0011】
記憶部2は、この実施形態では、ギフトサイトサーバ1が備えるハードディスク等の記憶装置となっている。但し、記憶部2は、ギフトサイトサーバ1とは別に設けられたコンピュータ上の記憶装置であっても良いし、ストレージサーバのようにギフトサイトサーバ1とは別に設けられたサーバ上の記憶装置であっても良い。
尚、図1に示すように、インターネット3には、贈答品を贈ろうとしている贈り主が操作する端末である贈り主端末51が接続されている。
【0012】
ギフトサイトサーバ1は、ギフトサイトを開設しているギフト事業者によって運営、管理されている。実施形態のシステムの大きな特徴点は、ギフトサイトサーバ1が、運営管理者であるギフト事業者のギフトサイトに加え、別のギフト事業者が開設している別のギフトサイトも提供するものとなっている点である。以下、ギフトサイトサーバ1の運営管理者であるギフト事業者を第一のギフト事業者とし、第一のギフト事業者が開設しているギフトサイトを第一のギフトサイトとする。また、別のギフト事業者(以下、第二のギフト事業者)が開設している別のギフトサイトを第二のギフトサイトとする。第一のギフトサイトは第一のブランドが提供されているサイトであり、第二のギフトサイトは第一のブランドとは異なる第二のブランドで開設されているサイトである。
【0013】
まず、ギフトサイトサーバ1の基本的な機能である、第一のギフトサイトの提供のための構成について、以下に説明する。
第一のギフトサイトは、ギフト商品紹介ページ、交換申請ページ等を含んでいる。第一のギフトサイトは、様々な食料品や飲料、衣服、身の回り品、耐久消費財等を贈答品として注文し、被贈呈者に発送できるサイトとなっている。そして、第一のギフトサイトは、いわゆるカタログ式ギフトに相当するものも販売するサイトとなっている。但し、カタログ式ギフトではあるものの、商品又はサービスとの交換の申請はウェブサイトで行うようになっており、商品又はサービスの選択もウェブサイトで行うようになっている。したがって、カタログ(冊子)に相当するものは被贈呈者には提供されない。代わりに提供されるのは、商品又はサービスとの交換ができることが記載されたカードである。以下、このカードをギフトカードと呼ぶ。第一のギフトサイトは、このギフトカードもギフト商品の一種として販売するサイトとなっている。サービスが選択される場合、サービスの利用券が被贈呈者に提供される場合が多い。
【0014】
図2は、第一のギフトサイトで販売されるギフトカードの一例を示した概略図である。図2に示すように、ギフトカード4は、当該カードの説明等を印刷した共通情報印刷部を有している。共通情報印刷部には、カード型のカタログ式ギフトであり、ウェブサイトにアクセスすることで任意の商品又はサービスと交換できることが印刷されている。そして、ギフトカード4は、ギフトIDを印刷したID印刷部40と、交換用のウェブサイト(第一のギフトサイト)へのアクセス情報を印刷した箇所(アクセス情報印刷部)41,42と、交換期限を印刷した交換期限印刷部43とを有している。
【0015】
この例では二種類のアクセス情報印刷部41,42が設けられており、一つはQRコードの形でアクセス情報を印刷した第一のアクセス情報印刷部41である。もう一つは、テキストでアクセス情報を印刷した第二のアクセス情報印刷部42である。第二のアクセス情報印刷部42では、ギフトID、ギフトサイトのURLがアクセス情報として印刷されている。第一のアクセス情報印刷部41は、これらをQRコード化してイメージ印刷した箇所である。尚、「QRコード」は登録商標である。
【0016】
図3は、図2に示すようなギフトカード4を販売する第一のギフトサイト内のウェブページの概略図である。図3に示すように、ギフトカード4を販売する第一のギフトサイト内のウェブページ(以下、カード販売ページ)は、異なる複数の種類のギフトカード4は販売するページとなっており、各ギフトカード4の写真がイメージとして組み込まれている。各イメージの下には、各ギフトカード4の販売代金と、種別が示されている。
【0017】
この例のカード販売ページは、ギフトカード4を結婚披露宴の引出物として被招待者に提供することを想定したページとなっている。したがって、ギフトカード4の種別は、引き菓子や縁起物とセットになったものであるか、又はそれらは付随せずに引出物品のみの交換であるかの種別である。単品の場合、被贈呈者は任意の被交換品を選択して引出物として受け取る。二品や三品の場合、任意の被交換品に加え、任意の引き菓子を選択したり、任意の縁起物を選択したりして交換する。尚、「任意の」とは、ギフト業者が提供可能なものとしてラインナップしている範囲内で任意のものを選択するという意味である。
【0018】
また、ここでは示されていないが、二品や三品のギフトカードの場合、二品や三品との交換が強制されているタイプと、強制されていないタイプとがある。強制されているとは、例えば三品固定の場合、被贈呈者は、引出物の他に引き菓子と縁起物とを必ず選んで交換することが義務づけられているということであり、強制されていないとは、引出物として一品だけを選ぶことも可能ということである。この場合、三品を選んだ場合の引出物と、一品のみ被交換品として選んだ引出物とでは、対価額が異なるので、選択できる被交換品の範囲も異なってくる。例えば、3000円のギフトカードで三品固定の場合、引出物自体の対価額は例えば2000円相当であり、2000円相当の被交換品から選ぶことになる。一方、一品のみの場合、3000円が引出物の対価額になるので、3000円相当の被交換品から選ぶことになる。
【0019】
図3において、各ギフトカード4の写真(イメージ)やテキスト(金額や種別を記載した部分)にはハイパーリンク61が埋め込まれており、そのギフトカード4の詳細を表示する詳細ページがリンクしている。詳細ページには、「カタログの中身を見る」と表記されたボタンが設けられており、このボタンをクリックすると、被贈呈者が交換できる被交換品の詳細が閲覧できるようになっている。
そして、詳細ページには、「カートに入れる」と表記されたボタン(カートボタン)がリンクしており、カートボタンには、当該ギフト資産の注文ページがリンクしている。そして、注文ページでは、選択したギフトカード4の注文が行えるようになっている。これらの技術構成は、他のショッピングサイトと同様にできるので、詳細な説明は割愛する。尚、結婚披露宴の引出物用としてのギフトカード4の購入の場合、被招待者の数分の購入をするから、購入数の入力が注文ページで行われる。
【0020】
一方、記憶部2には、第一のギフトサイトで販売される商品に関する情報を記録したファイルが幾つか設けられている。その一つが、ギフト商品情報ファイル21である。図4は、ギフト商品情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。
図4に示すように、ギフト商品情報ファイル21は、「ギフト商品ID」、「ギフト商品名」、「販売額」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。
【0021】
「ギフト商品ID」は、ギフト商品を特定するIDが記録されるフィールドである。例えば、上記のようなギフトカード4がギフト商品であるとすると、上記のように金額や交換の品数が異なるタイプが存在する。これらを識別するのがギフト商品IDである。例えば、3000円のギフトカード4で三品固定の場合には、BA3000FI3のようなギフト商品IDが付与され、3000円のギフトカード4で三品制限なしの場合、BA3000FR3のようなギフト商品IDが付与される。尚、以下の説明において、ギフト商品IDは、ギフトカード4の場合には金額及び種別を特定するIDである。その他、第一のギフトサイトではギフトカード4以外のギフト商品も販売されており、それらを特定するギフトIDやそれらギフト商品の販売額がギフト商品情報ファイル21に記録されている。
【0022】
また、記憶部2には、カード発行情報ファイル22が記憶されている。図5は、カード情報ファイルの構造の一例について示した概略図である。カード発行情報ファイル22は、販売されたギフトカード4について管理用の情報を記録したデータベースファイルである。
図5に示すように、カード発行情報ファイル22は、「ギフトID」、「ギフト商品ID」、「発行日」、「交換期限日」、「交換申請日」等のフィールから成るレコードを記録したデータベースファイルである。
【0023】
「ギフトID」のフィールドに記録されるIDは、上述したギフトカード4のID印刷部に印刷されているIDであり、各ギフトカード4(即ち、各債権)を識別するためのIDである。
「ギフト商品ID」は、上記ギフト商品情報ファイル21におけるギフト商品IDが記録されるフィールドである。
「発行日」は、通常、ギフトカード4が販売された日が記録されるフィールドである。
「交換期限日」は、ギフトカード4の被交換品との交換期限の日が記録されるフィールドである。 交換期限は、例えば3ヶ月とか6ヶ月とかの期限であるが、いずれにしても発行日からの期限である。ギフト資産のうち、交換の期限が6ヶ月を超える場合、未使用(未交換)の金額のうちの一定の額を供託することが法律によって義務づけられている。したがって、交換期限は6ヶ月とされる場合が多い。
【0024】
ギフトサイトサーバ1には、このようなカード発行情報ファイル22の各フィールドの値を記録するカード発行情報登録プログラム12が実装されている。カード発行情報登録プログラム12は、通常、ギフトカード4が販売された際の注文処理プログラム11のサブルーチンとして実行される。即ち、第一のギフトサイトにおいてギフト商品の注文が確定すると、注文処理プログラム11が実行される。注文処理プログラム11は、注文されたギフト商品を購入者(贈り主)又は被贈呈者に配送するためのコードを含む。それとともに、注文処理プログラム11は、販売されたギフト商品がギフトカード4の場合、サブルーチンとしてカード発行情報登録プログラム12を実行する。カード発行情報登録プログラム12は、ギフトIDを生成し、カード発行情報ファイル22に新規レコードを追加して記録する。発行日は、プログラムの実行日が記録される。交換期限日は、発行日を基準にして6ヶ月後を自動計算して記録する。
【0025】
また、ギフトサイトサーバ1には、カード印刷プログラム13が実装されている。注文処理プログラム11は、注文が確定したギフト商品がギフトカード4である場合、カード印刷プログラム13をサブルーチンとして実行する。
カード印刷プログラム13は、カード用紙に情報を印刷して図2に示すようにギフトカード4を制作するプログラムである。カード用紙に、ギフトIDを印刷してID印刷部40とし、第一のアクセス情報(QRコード)を生成、印刷して第一のアクセス情報印刷部41とし、第二のアクセス情報を印刷して第二のアクセス情報印刷部42とする。共通情報印刷部は、カード用紙に予め印刷されている。
【0026】
尚、ギフトカード4が結婚披露宴のような催事の出席者に贈呈されるものである場合、通常は多数のギフトカード4が同時に購入される。この場合、カード発行情報登録プログラム12は、販売数の分のレコードをカード発行情報ファイル22に追加して各情報を記録する。また、カード印刷プログラム13は、販売数の分の印刷を行って販売数のギフトカード4を制作する。
【0027】
上記のように第一のギフトサイトにおいて各種のギフト商品が販売され、被贈呈者に贈呈される。そして、贈呈されたギフト商品がギフトカード4である場合、被贈呈者は交換の申請をすることで被交換品を取得する。この実施形態では、ギフトカード4を販売した第一のギフトサイトは、交換の申請も受け付けるようになっている。以下、この点について説明する。
【0028】
図1に示すように、ギフトサイトサーバ1は、被贈呈者が操作する被贈呈者端末52に対してインターネット3を介してつながっている。図2に示すギフトカード4の第一のアクセス情報印刷部41を被贈呈者端末52で読み取ると、そのギフトカード4に印刷されているギフトIDで第一のギフトサイトにログインがされた状態となる。また、第二のアクセス情報印刷部42のURLを被贈呈者が被贈呈者端末52で入力してアクセスすると、ギフトIDの入力画面となり、ここでギフトIDを入力すると、同様にログインがされた状態となる。いずれの場合も、ギフトIDは環境変数に格納されて保持される。
【0029】
図6は、第一のギフトサイトに含まれる交換用トップページの概略図である。ログインにより、図6に示す交換用トップページが被贈呈者端末52に表示される。図6に示すように、交換用トップページでは、ギフトID、ギフト商品名及び交換期限日が確認のため表示されるようになっている。
図6に示すように、交換用トップページには、「交換可能な商品を見る」と表記された被交換品閲覧ボタン62が設けられている。ギフトサイトサーバ1には、被交換品紹介ページ表示プログラム14が実装されており、被交換品閲覧ボタン62は、被交換品紹介ページ表示プログラム14の実行ボタンとなっている。図7は、被交換品紹介ページの一例を示した概略図である。
【0030】
図7に示すように、被交換品紹介ページは、交換期限を確認のために表示するとともに、交換できる各被交換品を紹介するページとなっている。どのような被交換品と交換できるかは、ギフトカード4の金額や種別により異なる。被交換品紹介ページ表示プログラム14は、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当レコードからギフト商品IDを取得し、それに従って交換できる被交換品を表示するプログラムとなっている。例えば、金額が3000円でフリータイプのギフトカード4である場合、3000円の範囲内で交換できる各被交換品が表示される。金額が3000円で三品固定の制限タイプのギフトカード4である場合、被交換品と引き菓子と縁起物で3000円相当である各組み合わせが表示される。
尚、図7に示すように、この例では、被贈呈者が条件を設定して条件に合う順に被交換品の名称とイメージのセットが並べて表示されるようになっている。このため、被交換品紹介ページは、条件の設定入力欄63を有している。
【0031】
記憶部2には、被交換品情報ファイル23が記憶されている。図8は、被交換品情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。
図8に示すように、被交換品情報ファイル23は、「被交換品ID」、「被交換品名」、「相当額」、「イメージファイル」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。「相当額」は、当該金額に相当する商品又はサービスであるという額である。この額は、発行されるギフトカード4のいずれかの金額に一致する値が記録されるフィールドである。例えば、3000円、5000円、7000円のギフトカード4が発行される場合、「相当額」の値も、3000、5000、7000のいずれかとなる。但し、組み合わせタイプの引出物用のギフトカード4の場合、引き菓子や縁起物の金額を差し引いた金額が引出物の金額になる。この値も、内部的に予め定められており、例えば3000円、5000円、7000円のギフトカード4が発行される場合で+引き菓子の場合、引き菓子の分の金額を500円とし、引出物の金額は、2500円、4500円、6500円となる。また、+引き菓子及び縁起物の場合、これらを合わせて例えば1000円の金額が設定され、引出物の金額は、2000円、3000円、4000円となる。したがって、これらの例の場合、被交換品情報ファイル23の「相当額」の値は、2000、2500、3000、4000、4500、5000、6000、6500、7000のいずれかとなる。
尚、引き菓子や縁起物についても被交換品情報ファイル23に情報が記録されている。これらについては、上記の例では「相当額」の値は一律に500とされる。但し、金額の異なる引き菓子や縁起物の情報が記録されて被交換品とされることもある。
【0032】
記憶部2には、各被交換品の写真のイメージファイルが記憶されている。被交換品情報ファイル23の「イメージファイル」のフィールドは、各被交換品の写真のイメージを取得するためのファイル名やパス名が記録されるフィールドである。被交換品紹介ページ表示プログラム14は、被交換品情報ファイル23を検索して「イメージファイル」の値に従って各イメージファイルを取得し、テキストを適宜選択して組み込んで図7に示すように表示する。例えば、金額が3000円でフリータイプのギフトカード4の場合、相当額が3000円相当のギフト商品の情報を被交換品情報ファイル23から取得し、それに従ってイメージファイルやテキストを選択して図7に示すように被交換品紹介ページに表示する。また、三品固定のように組み合わせの引出物用ギフトカード4の場合、予め定められている引出物相当分の金額を取得し、それで被交換品情報ファイル23を検索して情報を取得して表示する。尚、被交換品がサービスである場合は、サービスの利用券の写真が表示されたり、サービスが提供されている状況を写した写真が表示されたりする。
【0033】
図7において、各被交換品の名称やイメージを表示した部分はハイパーリンク64となっており、送付先入力ページにリンクしている。以下、このハイパーリンク64を送付先入力ボタンという。送付先入力ページは、被交換品の送付先として氏名や住所を入力する欄となっている。そして、このページには、「交換を申請する」と表記された交換申請ボタンが設けられている。ギフトサイトサーバ1には、交換申請処理プログラム15が実装されている。交換ボタンには確認ページがリンクしており、確認ページに設けられた送信ボタンは、交換申請処理プログラム15の実行ボタンとなっている。
【0034】
交換申請処理プログラム15は、交換申請日を記録する申請日記録モジュール、被交換品を出荷するための情報を出力する配送情報出力モジュール等を含んでいる。申請日記録モジュールは、ギフトIDでカード発行情報ファイル22を検索し、該当レコードの「交換申請日」にプログラムの実行日を記録するモジュールである。このように交換申請日が記録されると、システム上は被交換品との交換がされたと扱われ、以後は当該ギフトIDでは交換はできなくなる。
【0035】
尚、記憶部2には、各被交換品の配送のための配送情報ファイル24が記憶されている。配送情報ファイル24は、交換申請ページで選択された被交換品の被交換品ID、送付先入力ページで入力された送付先の情報(氏名、住所等)が記録されるデータベースファイルであり、配送情報出力モジュールによって各情報が記録される。配送情報ファイル24に従って、被交換品の配送が行われる。
【0036】
このような第一のギフトサイトを構成している部分のウェブサイトシステムの動作について、以下に説明する。
何らかの贈答品を贈ろうと思った贈り主は、贈り主端末51を操作し、第一のギフトサイトにアクセスする。そして、ギフト商品紹介ページを贈り主端末51に表示し、任意のギフト商品を選んで注文する。これにより、注文処理プログラム11が実行される。
【0037】
贈り主が選んだギフト商品がギフトカード4である場合、注文処理プログラム11は、カード発行情報登録プログラム12を実行する。カード発行情報登録プログラム12は、ギフトIDを生成し、カード発行情報ファイル22に新規レコードを追加して記録する。また、発行日や交換期限日も記録する。また、カード印刷プログラム13が実行され、ギフトID、アクセス情報、交換期限日をそれぞれ印刷してID印刷部40、アクセス情報印刷部41,42、期限印刷部43としてギフトカード4が制作される。ギフトカード4が結婚披露宴の引出物用等である場合、人数分のギフトカード4が発行される。即ち、人数分のレコードがカード発行情報ファイル22に追加されて各情報が記録され、人数分の印刷がされて人数分のギフトカード4が制作される。制作されたギフトカード4は、宅配便等により贈り主に送付される。尚、ギフトカード4以外のギフト商品が贈呈される場合や、1枚のみのギフトカード4が購入された場合、ギフト商品が被贈呈者に直送される場合が多い。この場合には、注文ページにおいて被贈呈者の氏名や住所が入力される。
【0038】
ギフト商品がギフトカード4である場合、受け取った被贈呈者は、被贈呈者端末52を操作し、いずれかのアクセス情報印刷部41,42により第一のギフトサイトにアクセスする。これにより、第一のギフトサイトにログインがされ、交換用トップページが被贈呈者端末52に表示される。
被贈呈者は、被交換品閲覧ボタン62を押し、被交換品紹介ページを被贈呈者端末52に表示する。そして、任意の被交換品を選んでハイパーリンク64を押し、交換申請ページで交換申請を行う。この結果、交換申請処理プログラム15が実行され、カード発行情報ファイル22に交換申請日が記録される。また、配送情報ファイル24に必要な情報が記録され、選択された被交換品が被贈呈者に宅配便等により送付される。
【0039】
さて、このような実施形態のウェブサイトシステムは、前述したように、第一のギフトサイトに加え、第二のギフトサイトも提供するシステムとなっている。以下、この点について説明する。
実施形態のウェブサイトシステムにおけるギフトサイトサーバ1は、いわゆるマルチドメインのウェブサーバとなっている。即ち、上記第一のギフトサイトのドメイン名にて各ページをホストするとともに、第二のギフトサイトのドメイン名にて各ページをホストするものとなっている。以下、説明用に、第一のドメインのドメイン名をabc-gift.co.jpとし、第二のドメインのドメイン名をxyz-hotel.co.jpとする。
【0040】
図9は、ギフトサイトサーバ1が備える記憶部2におけるディレクトリ構造について示した概略図である。図9及び以下の説明では、ギフトサイトサーバ1がいわゆるレンタルサーバである場合を例にして説明するが、自社サーバであっても基本的に同様である。
図9に示すように、ギフトサイトサーバ1は、第一のギフト事業者がホスティング会社(レンタルサーバ会社)に対してアカウントを有しており、アカウント名の下のディレクトリに第一のギフトサイト用の第一のゾーン71が存在している。ホスティング会社のDNSサーバは、第一のゾーン71を第一のドメイン(abc-gift.co.jp)であるとして管理する。そして、第一のゾーン71には、サブドメインとしてwww.abc-gift.co.jpが設けられている。
【0041】
サブドメインwww.abc-gift.co.jpには、各種のプログラムやファイルが記憶されており、これらは前述した各プログラム及び各ファイルとなっている。この例では、プログラムとファイルとを別のディレクトリ711,712に記憶した構造となっている。各プログラムは、/www/programs/のディレクトリ(プログラム用ディレクトリ)711に記憶され、各データベースファイルは、/www/data-files/のディレクトリ(データファイル用ディレクトリ)712に記憶されている。
また、第一のギフトサイトの各ページを表示するためのHTMLファイル211は、同じサブドメイン(www.abc-gift.co.jp)のhtmlsのディレクトリ713に記憶されており、各ページに組み込むイメージファイルは、第一のサブドメイン(www.abc-gift.co.jp)のimage-filesのディレクトリ714に記憶されている。
【0042】
一方、第一のギフト事業者のアカウントの下に別のディレクトリが存在しており、これが第二のギフトサイト用の第二のゾーン72となっている。DNSサーバは、第二のゾーン72をドメイン名xyz-hotel.co.jpのドメイン(第二のドメイン)として管理している。
図9に示すように、第二のゾーン72には、サブドメインとしてwww.xyz-hotel.co.jpが設けられており、ここには、第二のギフトサイトの各ページ用のHTMLファイル221を記憶したhtmlsのディレクトリ722と、各ページに組み込むイメージファイル222を記憶したimage-filesのディレクトリ723とが設けられている。
【0043】
この実施形態では、第一のギフトサイトと第二のギフトサイトは、外形上は異なるサイトとして構築される。このため、第一のギフトサイト用のHTMLファイル211やイメージファイル212とは別に、第二のギフトサイト用のHTMLファイル221やイメージファイル222が設けられる。その一方、ギフトカード4の発行や交換申請の受付等については同一のプログラム11~15を実行することで実現しており、また管理用のデータについてもほぼ同じファイル21~24を使用して管理している。つまり、ギフトサイトとしては別々であるが、背後にあるプログラムやデータファイルは共通化させており、一元管理としている。但し、後述するように、被交換品については、第二のギフト事業者が独自追加したものの情報も第二のギフトサイトで表示されるようになっている。
【0044】
図10は、第二のギフトサイトにおけるカード販売ページの一例を示した概略図である。
図10に示すように、第二のギフトサイトにおけるカード販売ページは、第一のギフトサイトにおけるブランドとは異なる第二のブランドを表示してギフトカード4を販売するサイトとなっている。図10に示す第二のギフトサイトにおけるカード販売ページにおいて、同様にハイパーリンク61はギフトカード4の詳細を表示する詳細ページへのリンクとなっており、詳細ページには、「カタログの中身を見る」と表記されたボタンが設けられている。このボタンには、第一のゾーン71のデータファイル用ディレクトリ712に記憶されている被交換品情報ファイル23の内容と第二のゾーン72のデータファイル用ディレクトリ721に記憶されている追加被交換品情報ファイル230の内容を閲覧させる詳細ページを表示するプログラムの実行ボタンとなっている。したがって、プログラム自体は第一のギフトサイトと共通であるが、表示される内容は多少異なる。
【0045】
また、詳細ページに設けられたカートボタン、注文ページに設けられた注文確定ボタンも第一のギフト用のものと共通のプログラムを実行するものとなっている。但し、第一の注文確定ボタンで実行される注文処理プログラム11は、第二のギフト事業者の売り上げとして注文を処理する。また、ギフト発行情報登録プログラム12は、プログラムとしては共通であるが、第二のギフトサイトにおいて発行されたギフトカードであることが識別できるギフトIDを生成してカード発行情報ファイル22に記録する。
【0046】
尚、カード印刷プログラム13は、ギフトIDを引数にして実行されるが、ギフトIDに従ってそのギフト資産が第一のギフトサイトで販売された(又は注文された)ものか第二のギフトサイトで販売された(又は注文された)ものかを識別するようになっている。そして、カード印刷プログラム13は、第二のギフトサイトで販売(又は注文)されたものであると識別すると、第二のギフトサイトのURLに基づいてQRコードを生成して第一のアクセス情報印刷部41として印刷し、第二のギフトサイトのURLを第二のアクセス情報印刷部42として印刷する。
【0047】
したがって、第二のギフトサイトで販売されたギフトカード4が贈呈された被贈呈者が被贈呈者端末52でいずれかのアクセス情報印刷部41,42によりアクセスを行うと、第二のギフトサイトにログインした状態となる。第二のゾーン72に記憶された一つのHTMLファイル221は交換用トップページを表示するファイルであり、他の一つのHTMLファイル221は被交換品紹介ページを表示するファイルである。
【0048】
第二のギフトサイトにおいても、被交換品紹介ページ内のハイパーリンク64は送付先入力ページにリンクしており、送付先入力ページに設けられた交換申請ボタンは交換申請処理プログラム15の実行ボタンとなっている。交換申請処理プログラム15も、第一のゾーン71に記憶されたものであり、共通のプログラムが実行される。交換申請処理プログラム15は、同様にカード発行情報ファイル22の当該レコードに交換申請日を記録する。それとともに、配送情報ファイル24に送付先の情報を記録する。
このように、贈り主は、第二のギフトサイトにおいても同様に任意のギフトカード4を選択して購入することができ、ギフトカード4が送られた被贈呈者は被贈呈者端末52で第二のギフトサイトにアクセスして交換申請を行うことができる。
【0049】
尚、ギフトカード4には、ギフトサイトのブランドが併せて印刷される場合があり得る。この場合、カード印刷プログラム13は、ギフトIDが第一のギフトサイトで注文されたギフトカード4のものであると識別すると、第一のブランドを印刷するようプログラミングされ、第二のギフトサイトで注文されたギフトカード4のものであると識別すると、第二のブランドを印刷するようプログラミングされる。
【0050】
さらに、実施形態のウェブサイトシステムは、第二のギフトサイトに被交換品に第二のギフトサイト独自のものが含まれるようになっている。以下、この点について説明する。
図9に示すように、第二のサブドメインのデータファイル用ディレクトリ721には、追加被交換品情報ファイル230が設けられている。図11は、第二のギフトサイトにおける被交換品紹介ページの一例を示した概略図、図12は、追加被交換品情報ファイルの概略図である。
【0051】
図12に示すように、追加被交換品情報ファイル230には、第一のサブドメインにおける被交換品情報ファイル23には無いレコード(被交換品の情報)を記録したデータベースファイルである。
追加被交換品情報ファイル230において情報が記録された被交換品は、第二のブランドを保有する第二のギフト事業者が追加した被交換品である。即ち、第二のギフト事業者は、第一のギフト事業者が交換する被交換品に加え、独自に選定した商品を被交換品として登録し、ギフトカード4と交換できるようにしている。
【0052】
このような独自追加の被交換品は、第二のギフト事業者においてしばしば要請される。例えば、ギフトカード4が上記のように結婚披露宴の引出物用である場合、披露宴会場を提供するホテルが第二のギフト事業者である場合がある。この場合、第二のギフト事業者は、ホテル名等である第二のブランドを第二のギフトサイトに表示するが、この際、オリジナル商品としてホテルの名前入りのタオルやアメニティグッズ等を被交換品として登録したい。そのようにすることで、ホテルの宣伝にもなるからである。
【0053】
この例では、図11に示すように、被交換品紹介ページには、「オリジナル商品」と記載されたハイパーリンク(以下、オリジナル商品リンク)65が設けられている。オリジナル商品リンク65には、オリジナル商品を紹介するオリジナル商品紹介ページがリンクしている。そして、上記第二のギフトサイトの被交換品紹介ページを表示するHTMLファイル221は、オリジナル商品リンク65について、追加被交換品情報ファイル230の内容を表示するようにしている。この構成には幾つか考えられるが、例えばプログラムは第一のゾーン71の被交換品紹介ページ表示プログラム14と共用とし、引数に追加被交換品情報ファイル230を指定したスクリプトにする。もしくは、追加被交換品情報ファイルを表示する専用のプログラムを第二のゾーン72に設けてもよい。いずれにしても、オリジナル商品リンク65が押されることにより、オリジナル商品紹介ページが被贈呈者端末52に表示される。オリジナル商品紹介ページについては図示を省略するが、ギフトカード4の金額やタイプに従い、交換可能なオリジナル商品の写真やタイトルが並べて表示される。そして、それらもハイパーリンクになっており、選択されると詳細ページが表示され、そこから交換申請ページに飛んで交換申請ができるようになっている。
【0054】
尚、図1に示すように、運営管理者である第一のギフト事業者には管理用端末54が設けられており、特別のアクセス権限を持ってギフトサイトサーバ1にアクセスできるようになっている。また、この例では、会場提供会社における担当者が操作する会場提供会社端末53がインターネット3を介してギフトサイトサーバ1に接続されている。
第一のギフト事業者における担当者は、管理用端末54を操作し、第一のサブドメインや第二のサブドメインにおける各ファイルの情報を適宜管理する。この管理には、交換申請処理プログラム15が実行されて配送情報ファイル24に新規レコードが追加された際の配送処理も含まれる。さらに、取り扱い商品として新規のギフト商品が追加された場合のギフト商品情報ファイル21の更新や、第二のギフト事業者がオリジナル商品を追加した場合の追加被交換品情報ファイル230の更新も含まれる。後者については、第二のギフト事業者からの要請を受けて行うが、第二のギフト事業者に対して追加被交換品情報ファイル230の更新権限を与え、直接管理してもらう場合もあり得る。この場合は、第二のギフト事業者における担当者が端末(例えば会場提供会社端末53)を操作してギフトサイトサーバ1にアクセスし、追加被交換情報ファイル230の内容を更新する。
【0055】
このような第二のギフトサイトを構成している部分のウェブサイトシステムの動作について、以下に説明する。以下の説明では、上記のように第二のギフト事業者が会場提供会社としてのホテルである場合を例にする。
新郎新婦は、このホテルに対して結婚披露宴開催の申し込みをする。この際、引出物についても当該ホテルから提供してもらうよう申し込みをする。ホテル側の担当者は、ギフトカード4による引出物が好適であると勧め、第二のギフトサイトを案内する。この際、例えばホテルの相談窓口に設けられた会場提供会社端末53からアクセスがされて、ホテル側の担当者とともに新郎新婦は第二のギフトサイトを閲覧することが想定される。もしくは、新郎新婦は自分のPC(贈り主端末51)でアクセスして第二のギフトサイトを閲覧したり、ブライダルコーディネーターのような専門のコンサルタントの窓口でコンサルタントとともに閲覧したりする場合もある。
【0056】
いずれにしても、新郎新婦は、第二のギフトサイトで引出物用のギフトカード4を注文する。この際、金額や種別が選定され、また購入枚数も選定される。そして、第一のギフトサイトの場合と同様に、注文処理プログラム11が実行され、カード発行情報登録プログラム12及びカード印刷プログラム13が実行される。尚、カード用紙は、運営管理者である第一のギフト事業者のところにあるので、印刷されたギフトカード4は、第一のギフト事業者から第二のギフト事業者(ホテル)に宅配便等により送付される。
【0057】
そして、送付されたギフトカード4は、結婚披露宴の当時に新郎新婦に提供され、各被招待者に贈呈される。各被招待者(被贈呈者)は、その後、被贈呈者端末52を操作し、ギフトカード4の第一のアクセス情報印刷部41又は第二のアクセス情報印刷部42により第二のギフトサイトにアクセスする。そして、被交換品紹介ページにおいて任意の被交換品を選び、交換申請をする。この際、オリジナル商品リンク65を押してオリジナル商品紹介ページを表示し、そこで気に入ったものがあったらオリジナル商品を被交換品として交換申請する。
【0058】
尚、第二のギフトサイトにおいても、交換申請処理プログラム15は、配送情報ファイル24に配送情報を記録し、これに従って被交換品の配送が行われる。第一のギフト事業者は、第二のギフトサイトで交換申請がされた被交換品の配送についても第二のギフト事業者から請け負っており、配送情報ファイル24に記録された情報に従い、被交換品の配送を行う。この際、送り主の名称として第一のギフト事業者の名称ではなく、第二のギフト事業者の名称を使用する場合もある。オリジナル商品については、予め第二のギフト事業者から送ってもらって第一の事業者の倉庫に在庫として保管しておき、交換申請があった場合に第一の事業者から発送する。もしくは、オリジナル商品については第二の事業者から直接配送するようにしても良く、この場合には、配送情報が電子メール等で第一のギフト事業者から第二のギフト事業者に通知される。
【0059】
このような実施形態のウェブサイトシステムによれば、ギフトサイトサーバ1が第一のギフトサイトに加え第二のギフトサイトも提供するサーバとなっており、第一第二のギフトサイトがギフト資産を販売するサイトであるので、ギフト資産をより多くの顧客(贈り主)に販売するのに役立つ。
第一のギフト事業者にとっては、ギフトカード4をOEM的な形で第二のギフト事業者を通して販売していることになり、全体として売り上げ増大に貢献する。第一のギフト事業者と第二のギフト事業者との契約について種々あり得るが、例えば1個のギフトカード4が販売された場合の販売手数料と、1個のギフトカード4について被交換品との交換を行った場合(被交換品の配送を行った場合)との交換手数料とが支払われる契約をするパターンがあり得る。これら手数料は、第二のギフトサイトの運営管理の手数料であるともいえる。第一のギフト事業者にとっては、第一のギフトサイトにおけるギフトカード4販売による収益に加え、第二のギフトサイトにおける手数料収益も見込めるので、全体として大きな収益増大が期待できる。
【0060】
第二のギフト事業者にとっても、自ら第二のギフトサイトを運営管理するとかなりの手間やコストがかかるが、実施形態のシステムによれば、第一のギフト事業者に支払う手数料で足りるので、大きなメリットである。そして、ギフトカード4を販売しているということで自らの取り扱い品のラインナップを豊富化できることに加え、オリジナル商品を被交換品として追加することができるので、ギフトカード4を経由した自社商品の販売促進にも貢献できるシステムとなっている。
【0061】
この際、実施形態のウェブサイトシステムは、ギフトサイトサーバ1がマルチドメインのサーバであり、1台のサーバで二つのギフトサイトをホストしているので、運営管理の手間が大きくかからないシステムとなっている。第一のギフト事業者における担当者は、管理用端末54を操作してギフトサイトサーバ1にアクセスし、ファイルマネージャー(ファイル管理プログラム)によって各ファイルの更新を行うことができ、管理の手間は大きくはかからない。
但し、本願発明の実施に際しては、ギフトサイトサーバ1はマルチドメインのサーバである必要はない。第一のギフトサイト用のギフトサイトサーバと、第二のギフトサイト用のギフトサイトサーバとが別々に設けられていても良い。
【0062】
また、上記説明では、第二のギフトサイトにおいてギフトカード4を販売するためのプログラムや交換申請を受け付けるためのプログラムは、多くが第一のギフトサイト用のものと共用であったが、別にプログラムが設けて実行させるようにしてもよい。この場合、第二のギフトサイト用の各HTMLファイル221には、それら別のプログラムを実行するようスクリプトが埋め込まれる。
データファイルについても、第一のギフトサイト用のものとは共用せずに別にデータファイルを設けても良い。例えば、カード発行情報ファイルについて第二のギフトサイト用ものを別に設け、第二のギフトサイトで発行されたギフトカード4についてはここに記録して管理しても良い。
但し、上記のようにプログラムやデータファイルを共用して一元管理とすると、管理の労力が軽減するので、好適である。
【0063】
尚、第二のギフトサイトにおける被交換品紹介ページは、第一のギフトサイトにおける被交換品紹介ページと共通した被交換品を紹介しつつ(被交換品情報ファイル23の内容を表示しつつ)、追加の被交換品を別途表示する構成であったが、追加の被交換品も一緒に(混在させて)紹介するページであっても良い。この場合は、第一のギフトサイトにおける被交換品の情報と第二のギフトサイトで追加した被交換品の情報とを一緒に記録した第二のギフトサイト用の被交換品情報ファイルを設け、第二のギフトサイトにおいて被交換品閲覧ボタンが押された場合、この被交換品情報ファイルの内容を被交換品紹介ページに組み込んで表示する。この構成は、第二のギフトサイトにおいて被交換品が追加されていることを強調したくない場合に効果的である。
さらに、被交換品情報ファイルが一個のみ設けられており、被交換品紹介ページ表示プログラム14が呼び出し元に応じて異なる情報を抽出して第一第二の被交換品紹介ページをそれぞれ表示する場合もあり得る。即ち、第一のギフトサイトから呼び出された場合には、共通の被交換品のみの情報を被交換品情報ファイルから抽出して表示し、第二のギフトサイトから呼び出された場合には共通の被交換品に加えて追加の被交換品の情報を被交換品情報ファイルから取得して表示したり、追加の被交換品のみの情報を抽出して表示したりする場合もあり得る。
【0064】
上記実施形態では第一のギフト事業者はギフトサイトサーバ1の運営管理者であったが、これは必須ではなく、他の事業者がギフトサイトサーバ1を運営管理していても良い。また、本願発明の実施に際しては、第二のギフト事業者が二者以上存在している場合、即ち、第三、第四のギフト事業者についてそれぞれギフトサイトが存在し、それぞれギフトサイトサーバ1によってホストされる場合もあり得る。
【0065】
上記実施形態において、カード印刷プログラム13は、カード印刷手段を構成している。上記実施形態では、カード印刷プログラム13はギフトサイトサーバ1に実装されているので、ギフトサイトサーバ1とカード印刷プログラム13が第一第二のカード印刷手段を構成している。但し、カード印刷プログラム13は他のコンピュータに実装されていても良い。例えば、第一のギフト事業者における管理用端末54にインストールされていても良い。
【0066】
尚、ギフト資産がギフトカード4であり、各ギフトサイトで販売されるギフトカード4を制作する各カード印刷プログラム13がそれぞれのギフトサイトへのアクセス情報を印刷する構成では、被贈呈者においてサイトにアクセスするのが容易となり、被贈呈者における利便性が高くなるという効果をもたらす。
また、ギフト資産がギフトカード4である構成は、冊子を印刷して被贈呈者に提供する手間やコストが無くなるので、その分でコスト削減が図られ、省資源の点でも好ましい構成となっている。
【0067】
但し、本願発明の実施に際しては、ギフト資産はギフトカードである必要はなく、他の形態もあり得る。例えば、カタログギフトのように被交換品を紹介する冊子とともに提供されるシートにギフトIDが記載されており、そのシートがギフト資産の有形化物となっている場合もある。この場合、第一第二の各ギフトサイトは冊子に掲載されている各被交換品を紹介する被交換品紹介ページを含んでおり、さらに被交換品紹介ページは冊子非掲載の被交換品を紹介し得る。冊子非掲載の被交換品は、第二のギフトサイトで交換できる第二のギフト事業者のオリジナル商品であり得る。また、ギフト資産は、いわゆるポイントのようなデジタル資産の場合があり、この場合にはギフト資産は特に有形化されない場合もあり得る。
【0068】
尚、ギフト資産について、二品、三品というように交換する品数が強制されているタイプと強制されていなタイプとがある構成は、贈り主の意向に沿って交換申請受付の構成を提供するという意義がある。例えば引出物用の場合、引き菓子とセットの状態で必ず受け取って欲しいとか、引き菓子及び縁起物とセットの状態で必ず受け取って欲しいとかの意向を贈り主(新郎新婦)が持っている場合と、そうでない場合とがある。上記実施形態の構成は、このような贈り主の意向に沿って品数の強制をしたりしなかったりできるという意義がある。この構成は、上記のようにシステムが異なる複数のギフトサイトを提供する構成以外の構成を持つ場合であっても同様に意義を有する。1個のみのギフトサイトを提供する場合であっても、交換の際の品数の強制をするかしないかを贈り主において選定できる意義は大きい。
【0069】
上記実施形態では、ギフトカード4は結婚披露宴の引出物用であり、第二のギフト事業者はホテルや結婚式場のような会場提供会社であったが、他の例もあり得る。例えば、ギフトカード4が弔事の際の返礼用(いわゆる香典返し)であり、第二のギフト事業者が葬祭業者である場合もあり得る。さらに、冠婚葬祭のような催事に関連した事業者である場合だけではなく、百貨店や各種物販業のような事業者の場合もあり得る。自らが提供するサービスに関連してギフト事業を営む場合もあり、第二のギフト事業者は物販業以外の事業者の場合もあり得る。
【0070】
尚、ギフト資産以外の商品が第一のギフトサイトと第二のギフトサイトとで共通して販売される形態もあり得る。例えば、第一のギフトサイトが結婚披露宴で使用されるツール的な商品も販売しているサイトであり、第二のギフトサイトが結婚披露宴の会場提供会社のサイトである場合、同様のツールを第二のギフトサイトで販売することもある。
【符号の説明】
【0071】
1 ギフトサイトサーバ
11 注文処理プログラム
12 カード発行情報登録プログラム
13 カード印刷プログラム
14 被交換品紹介ページ表示プログラム
15 交換申請処理プログラム
2 記憶部
21 ギフト商品情報ファイル
22 カード発行情報ファイル
23 被交換品情報ファイル
230 追加被交換品情報ファイル
24 配送情報ファイル
51 贈り主端末
52 被贈呈者端末
53 会場担当者端末
54 管理用端末
71 第一のゾーン
72 第二のゾーン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2022-03-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
任意の商品又はサービスと交換可能なギフト資産を販売するウェブサイトであるギフトサイトを提供するウェブサイトシステムであって、
記憶部と、
ウェブサーバとを
備えており、
ウェブサーバは、ギフト資産を購入して被贈呈者に贈呈する贈り主が操作する贈り主端末と、ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する被贈呈者端末とに対してインターネットを介して接続されており、
ウェブサーバは、第一のギフト事業者のものである第一のブランドを表示して第一のギフトサイトを提供するサーバであるとともに、第一のギフト事業者とは異なる第二のギフト事業者のものである第二のブランドを表示して第二のギフトサイトを提供するサーバでもあり、
記憶部には、第一のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されているとともに、第二のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されており、
第一のギフトサイトは、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトであり、
第二のギフトサイトは、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトであり、
ウェブサーバには、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第一の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されているとともに、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第二の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されており、
記憶部には、第一第二の被交換品紹介ページで表示される被交換品の情報を記録した被交換品情報ファイルが記憶されており、
被交換品情報ファイルには、第一第二の被交換品紹介ページで共通して表示される共通被交換品の情報と、第二のギフト事業者が独自に追加した被交換品である追加被交換品の情報とが記録されており、
第一の被交換品紹介ページは、共通被交換品の情報を表示するページであり、
第二の被交換品紹介ページは、共通被交換品に加えて追加被交換品の情報を表示することが可能なページであることを特徴とするウェブサイトシステム。
【請求項2】
前記ギフト資産は、カードの形で有形化されるものであって、カード用紙に情報を印刷して有形化物としてギフトカードを制作するカード印刷手段が設けられており、
カード印刷手段は、コンピュータと、コンピュータに実装されたカード印刷プログラムとから構成されており、
カード印刷プログラムは、前記第一のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第一のギフトサイトへのアクセス情報を印刷するプログラムであり、前記第二のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第二のギフトサイトへのアクセス情報を印刷するプログラムであることを特徴とする請求項1記載のウェブサイトシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記課題を解決するため、この明細書において、ウェブサイトシステムの発明が開示される。開示された発明に係るウェブサイトシステムは、任意の商品又はサービスと交換可能なギフト資産を販売するウェブサイトであるギフトサイトを提供するウェブサイトシステムである。このシステムは、記憶部と、ウェブサーバとを備えている。
ウェブサーバは、ギフト資産を購入して被贈呈者に贈呈する贈り主が操作する贈り主端末と、ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する被贈呈者端末とに対してインターネットを介して接続されている。
ウェブサーバは、第一のギフト事業者のものである第一のブランドを表示して第一のギフトサイトを提供するサーバであるとともに、第一のギフト事業者とは異なる第二のギフト事業者のものである第二のブランドを表示して第二のギフトサイトを提供するサーバでもある。
記憶部には、第一のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されているとともに、第二のギフトサイトにおいてギフト資産を販売するためのウェブページ用のファイルが記憶されている。
第一のギフトサイトは、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトである。
第二のギフトサイトは、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産の交換の申請を受け付けるサイトである。
ウェブサーバには、第一のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第一の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されているとともに、第二のギフトサイトで販売されたギフト資産について交換可能な商品又はサービスを紹介する第二の被交換品紹介ページを被贈呈者端末に送信して表示させる被交換品紹介ページ表示プログラムが実装されている。
記憶部には、第一第二の被交換品紹介ページで表示される被交換品の情報を記録した被交換品情報ファイルが記憶されている。
被交換品情報ファイルには、第一第二の被交換品紹介ページで共通して表示される共通被交換品の情報と、第二のギフト事業者が独自に追加した被交換品である追加被交換品の情報とが記録されている。
第一の被交換品紹介ページは、共通被交換品の情報を表示するページである。
第二の被交換品紹介ページは、共通被交換品に加えて追加被交換品の情報を表示することが可能なページである。
また、上記ウェブサイトシステムは、
ギフト資産が、カードの形で有形化されるものであって、カード用紙に情報を印刷して有形化物としてギフトカードを制作するカード印刷手段が設けられており、
カード印刷手段は、コンピュータと、コンピュータに実装されたカード印刷プログラムとから構成されており、
カード印刷プログラムは、第一のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第一のギフトサイトへのアクセス情報を印刷するプログラムであり、第二のギフトサイトで販売又は注文されたギフト資産については第二のギフトサイトへのアクセス情報を印刷するプログラムである
という構成を持ち得る。