(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022100235
(43)【公開日】2022-07-05
(54)【発明の名称】サンドスキー用ゲレンデの形成方法、および、サンドスキー用ゲレンデ
(51)【国際特許分類】
A63C 19/10 20060101AFI20220628BHJP
【FI】
A63C19/10 D
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021183470
(22)【出願日】2021-11-10
(62)【分割の表示】P 2020213954の分割
【原出願日】2020-12-23
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-01-28
(71)【出願人】
【識別番号】520508332
【氏名又は名称】有限会社富村
(71)【出願人】
【識別番号】520508343
【氏名又は名称】アダチ創研株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】特許業務法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】富村 英朗
(72)【発明者】
【氏名】安達 翔一
(57)【要約】
【課題】雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができるサンドスキー用ゲレンデの形成方法を提供することを課題とする。
【解決手段】サンドスキー用砂を傾斜した地表面上に敷き詰めてサンドスキー用砂の層を形成する敷詰工程を備えるサンドスキー用ゲレンデの形成方法であって、前記サンドスキー用砂は、単位体積質量が1.30t/m3以上1.99t/m3未満、水分割合が3%以上25%以下である。
【選択図】 なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サンドスキー用砂を傾斜した地表面上に敷き詰めてサンドスキー用砂の層を形成する敷詰工程を備えるサンドスキー用ゲレンデの形成方法であって、
前記サンドスキー用砂は、単位体積質量が1.30t/m3以上1.99t/m3未満、水分割合が3%以上25%以下である、
サンドスキー用ゲレンデの形成方法。
【請求項2】
サンドスキー用砂を傾斜した地表面上に敷き詰めて形成したサンドスキー用砂の層を備えており、
前記サンドスキー用砂は、単位体積質量が1.30t/m3以上1.99t/m3未満、水分割合が3%以上25%以下である、
サンドスキー用ゲレンデ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サンドスキー用ゲレンデの形成方法、および、サンドスキー用ゲレンデに関する。
【背景技術】
【0002】
降雪のない時期にスキーやスノーボードをする方法として、種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1に示すように、傾斜した地表面にスノーマットを敷き詰めて、該スノーマット上をスキーやスノーボードで滑走する方法が提案されている。斯かる方法では、転倒した際の衝撃が大きいこと、スキーやスノーボードの板の摩耗や損傷が激しいことが知られている。そこで、他の方法として、砂の上をスキーやスノーボードで滑走する、所謂、サンドスキーが提案されている。サンドスキーは、天然の砂丘や砂浜などを利用して行うことが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、天然の砂丘等で行うサンドスキーは、雪上を滑走する場合と滑走感が大きく異なることが知られている。
【0005】
そこで、本発明は、雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができるサンドスキー用ゲレンデの形成方法、および、サンドスキー用ゲレンデを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るサンドスキー用ゲレンデの形成方法は、サンドスキー用砂を傾斜した地表面上に敷き詰めてサンドスキー用砂の層を形成する敷詰工程を備えるサンドスキー用ゲレンデの形成方法であって、前記サンドスキー用砂は、単位体積質量が1.30t/m3以上1.99t/m3未満、水分割合が3%以上25%以下である。
【0007】
斯かる構成によれば、単位体積質量および水分割合が上記の範囲であるサンドスキー用砂を、傾斜した地表面に敷き詰めてサンドスキー用砂の層を形成する敷詰工程を備えることで、スキーやスノーボードでサンドスキー用砂の層の上を滑走した際に、雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができる。また、上記のように構成されるサンドスキー用砂を、傾斜した地表面に敷き詰めてサンドスキー用砂の層を形成することで、サンドスキー用砂が風などで飛散するのを抑制することができるため、滑走可能なゲレンデを比較的長期間維持することができる。また、上記のように構成されるサンドスキー用砂を、傾斜した地表面に敷き詰めてゲレンデを形成できるため、該ゲレンデに索道を設置したり、既存の索道を利用したりできる。これにより、滑走者の負担を軽減することができる。
【0008】
本発明に係るサンドスキー用ゲレンデは、サンドスキー用砂を傾斜した地表面上に敷き詰めて形成したサンドスキー用砂の層を備えており、前記サンドスキー用砂は、単位体積質量が1.30t/m3以上1.99t/m3未満、水分割合が3%以上25%以下である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができるサンドスキー用ゲレンデの形成方法、および、サンドスキー用ゲレンデを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について説明するが、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0011】
本実施形態に係るサンドスキー用砂は、複数種類の砂で構成されてもよく、一種類の砂で構成されてもよい。サンドスキー用砂を構成する砂は、例えば、強熱減量(イグロス)が42%以上46%以下であってもよく、43%以上45%以下であってもよい。また、サンドスキー用砂を構成する砂は、例えば、酸化カルシウムの含有量が50質量%以上54質量%以下であってもよく、51質量%以上53質量%以下であってもよい。また、サンドスキー用砂を構成する砂は、例えば、二酸化ケイ素の含有量が0.10質量%以上0.14質量%以下であってもよく、0.11質量%以上0.13質量%以下であってもよい。また、サンドスキー用砂を構成する砂は、酸化アルミニウムの含有量が、例えば、0.03質量%以上0.07質量%以下であってもよく、0.04質量%以上0.06質量%以下であってもよい。また、サンドスキー用砂を構成する砂は、酸化鉄の含有量が、例えば、0.02質量%以上0.06質量%以下であってもよく、0.03質量%以上0.05質量%以下であってもよい。
【0012】
サンドスキー用砂を構成する砂としては、例えば、天然の砂を用いることができる。具体的には、サンドスキー用砂を構成する砂としては、海底から採取した海砂、河川敷から採取した川砂、及び、山や砂丘から採取した山砂等が挙げられる。特には、海砂を含むことが好ましい。海砂の産地としては、特に限定されず、例えば、パラオ沖の海底等が挙げられる。サンドスキー用砂中の海砂の質量割合としては、特に限定されず、例えば、20質量%以上であることが好ましく、100質量%であること(即ち、海砂のみでサンドスキー用砂が構成されること)がより好ましい。
【0013】
また、サンドスキー用砂は、平均粒径が好ましくは2000μm以下であり、より好ましくは100μm以上2000μm以下であり、さらに好ましくは400μm以上1000μm以下であり、650μm以下であってもよい。なお、平均粒径は、下記実施例に記載の方法により求めることができる。
【0014】
また、サンドスキー用砂は、単位体積質量が1.30t/m3以上1.99t/m3未満であり、好ましくは1.60t/m3以上1.90t/m3以下である。
【0015】
また、サンドスキー用砂は、水分割合が3%以上25%以下であり、好ましくは5%以上15%以下であり、より好ましく5%以上8%以下である。なお、水分割合は、下記実施例に記載の方法により求めることができる。
【0016】
本実施形態に係るサンドスキー用ゲレンデの形成方法では、上記のサンドスキー用砂を、傾斜した地表面上に敷き詰める敷詰工程を備える。敷詰工程では、サンドスキー用砂を、好ましくは150mm以上500mm以下の厚み、より好ましくは200mm以上400mm以下の厚み、さらに好ましくは250mm以上350mm以下の厚みで敷き詰めてサンドスキー用砂の層を形成する。
【0017】
敷詰工程を行う傾斜した地表面としては、特に限定されず、例えば、既存のスキー場の斜面、スキー場以外の山の斜面、および、コンクリート等で人工的に形成した斜面等が挙げられる。好ましくは既存のスキー場の斜面である。既存のスキー場の斜面を用いることで、該スキー場に既設の索道を利用することができるため、滑走者の負担を軽減することができる。また、スキー場の斜面に、比較的長距離にわたって、サンドスキー用砂の層を形成できるため、滑走者が比較的長距離の滑走を楽しむことができる。
【0018】
また、敷詰工程を行う傾斜した地表面としては、傾斜方向に向かって両脇からのサンドスキー用砂の流出を防止する観点で、該両脇が競り上がるように形成されている(具体的には、ハーフパイプ状に形成されている)ことが好ましい。また、敷詰工程を行う傾斜した地表面に水路がある場合は、該水路からのサンドスキー用砂の流出を防ぐために、該水路に橋や蓋を設けることが好ましい。
【0019】
また、敷詰工程は、傾斜した地表面上に設置したスノーマットの上に、サンドスキー用砂を敷き詰めることで行ってもよい。または、敷詰工程は、ゲレンデからのサンドスキー用砂の流出を防止する観点で、傾斜した地表面上に砂利を敷き詰めて砂利の層を形成し、該砂利の層の上に透水シートを敷き、透水シートの上にサンドスキー用砂を敷き詰めることで行ってもよい。砂利の粒径としては、好ましくは1mm以上、より好ましくは4mm以上、さらに好ましくは5mm以上である。また、砂利の粒径としては、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下、さらに好ましくは10mm以下である。砂利の粒径は、ふるい目の大きさが異なる2つのふるいを用いて測定することができる。具体的には、ふるい目の大きさが15mmであるふるいを通過し、ふるい目の大きさが5mmであるふるいを通過しない砂利の粒径は、5mm~15mmとなる。また、ふるい目の大きさが11mmであるふるいを通過し、ふるい目の大きさが10mmであるふるいを通過しない砂利の粒径は10mmとなる。砂利の層の厚さとしては、好ましくは45mm~55mm程度であり、より好ましくは50mm程度である。
【0020】
また、敷詰工程を行う際には、サンドスキー用砂の層の下に、集水管を埋設してもよい。具体的には、集水管は、内部空間に達する貫通孔を上側の壁面に複数備える。そして、該貫通孔から集水管の内部空間へ水が流入するように構成されている。敷詰工程を行う際には、傾斜した地表面であってハーフパイプ状に形成された地表面(好ましくは、該地表面の最深部)に集水管を設置する(詳しくは、埋め込む、または、載置する)。そして、ハーフパイプ状の地表面および集水菅を、100mm程度の厚さの砂利の層で覆う。この際、砂利の層の表面をハーフパイプ状に形成する。そして、ハーフパイプ状に形成した砂利の層の表面に透水シートを敷布し、その上に、サンドスキー用砂を敷き詰めることで敷詰工程を行う。このように、サンドスキー用砂の層の下(特には、ハーフパイプ状の最深部)に集水管を埋設することで、サンドスキー用砂の層内に保持しきれない水を集水管に集めてゲレンデ外へ排出することができる。これにより、サンドスキー用砂の層の表面に水溜まりや水流が形成されるのを抑制することができ、サンドスキー用砂がゲレンデ下方へ流出する量の抑制につなげることができる。
【0021】
本実施形態に係るサンドスキー用ゲレンデの形成方法は、敷詰工程後、サンドスキー用砂の層に水を供給する水供給工程を備えてもよい。水供給工程は、サンドスキー用砂の層に散水することで行うことができる。また、水供給工程は、サンドスキー用砂の層の水分割合(即ち、サンドスキー用砂の水分割合)を、好ましくは3%以上25%以下、より好ましくは5%以上15%以下、さらに好ましく5%以上8%以下に維持するように行うことが好ましい。また、水供給工程は、ゲレンデの営業時間中は連続して行ってもよく、または、サンドスキー用砂の層の水分割合に応じてまたは所定時間を空けて、断続的に行ってもよい。具体的には、サンドスキー用砂の層の水分割合が上記の範囲である場合には、水供給工程を停止し、水分割合が3%未満になった際に水供給工程を開始することが好ましい。
【0022】
上記のように形成されるサンドスキー用ゲレンデでは、ゲレンデからのサンドスキー用砂の流出を抑制する観点で、下記の措置を行うことが好ましい。具体的には、サンドスキー用ゲレンデ内に水流が形成されないように、営業時間中(好ましくは定期的に)サンドスキー用砂の層を整地する作業を行うことが好ましい。また、サンドスキー用ゲレンデでは、雨が強く降ることが予想される場合などには、サンドスキー用砂の層(好ましくは全体)を防水シートで覆うことが好ましい。また、サンドスキー用ゲレンデの下部や中腹に、砂溜まり(広場)を設置し、該砂溜まりにサンドスキー用砂がある程度溜まってきたら、そこからサンドスキー用砂を掬い上げて、ゲレンデの砂が不足している所へ敷き直すことが好ましい。
【0023】
以上のように、本実施形態に係るサンドスキー用ゲレンデの形成方法、および、サンドスキー用ゲレンデによれば、雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができる。
【0024】
即ち、砂の単位体積質量、および、水分割合が上記の範囲であるサンドスキー用砂を、傾斜した地表面に敷き詰めてゲレンデを形成することで、スキーやスノーボードでサンドスキー用砂上を滑走した際に、雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができる。また、上記のように構成されるサンドスキー用砂を、傾斜した地表面に敷き詰めることで、サンドスキー用砂が風などで飛散するのを抑制することができるため、滑走可能なゲレンデを比較的長期間維持することができる。また、上記のように構成されるサンドスキー用砂を、傾斜した地表面に敷き詰めてゲレンデを形成できるため、該ゲレンデに索道を設置したり、既存の索道を利用したりできる。これにより、滑走者の負担を軽減することができる。
【0025】
なお、本発明に係るサンドスキー用ゲレンデの形成方法、および、サンドスキー用ゲレンデは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。また、上記および下記の複数の実施形態の構成や方法等を任意に採用して組み合わせてもよい(1つの実施形態に係る構成や方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよい)ことは勿論である。
【実施例0026】
以下、実施例、および、比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
【0027】
<検討材料>
・土(新潟県糸魚川市の農地より採取したもの)
・山砂(千葉県館山市館山砂丘より採取したもの)
・川砂(多摩川の河川敷より採取したもの)
・海砂(パラオ沖海底から採取したもの)(成分は表2に示す)
【0028】
以下の説明で、乾燥状態とは、上記の各検討材料を700Wの電子レンジで1分間加熱した際に、加熱前後の質量の変化率が1%未満である状態をいう。加熱前後の質量の変化率は、下記式によって算出することができる。
質量の変化率=1-(加熱後の質量/加熱前の質量)×100
【0029】
以下の説明で、飽水状態とは、乾燥状態の上記の各検討材料をカップに入れて水を加えた状態でかき混ぜると、水が浸透して表面に水がほぼ視認できない状態になるが、揺さぶると表面に水が上がってくる状態をいう。
【0030】
以下の説明で、水分割合は、上記の各検討材料の加熱前の質量(A)と上記の各検討材料を加熱して乾燥状態にした際の質量(B)との差(C)に基づいて、下記式によって算出することができる。
水分割合=C/A×100
【0031】
<平均粒径>
上記の各材料のそれぞれをふるいに通した際に、ふるいの上に残るものの割合が50質量%となるふるいを探し、そのふるい目のサイズを平均粒径とした。
【0032】
[試験1]
<比較例1>
土(乾燥状態)の滑走感の評価を、新潟県糸魚川市のスキー場(斜度27度)で、市販のスノーボード(キャンバータイプ)とカーボン製のスキー板を用いて行った。具体的には、雪のない土面(斜面)を、そのままの状態で滑走した。
評価結果としては、滑走感は、雪上とは大きく異なるものであったため、表1に示すように、評価を「×」とした。
【0033】
<比較例2>
山砂(乾燥状態)の滑走感の評価を、館山砂丘(斜度30度)で、市販のスノーボード(キャンバータイプ)を用いて行った。
評価結果としては、滑走感は、雪上と大きく異なるものであったため、表1に示すように、評価を「×」とした。具体的には、滑走時にターンする際の砂の抵抗が大きく、雪上と同等滑走感を得られなかった。
【0034】
<比較例3>
川砂(乾燥状態)を傾斜した地表面に敷き詰めたこと以外は、比較例1と同様に滑走感の評価を行った。
評価結果としては、滑走感は、雪上とは大きく異なるものであったため、表1に示すように、評価を「×」とした。
【0035】
<比較例4>
海砂(乾燥状態)を傾斜した地表面に敷き詰めたこと以外は、比較例1と同様に滑走感の評価を行った。
評価結果としては、滑走感は、土、川砂、山砂よりは雪上の滑走感に近いものであったが、雪上の滑走感と大きく異なるものであったため、表1に示すように、評価を「×」とした。
また、斜面に海砂(乾燥状態)を敷き詰めてから31日間後の状態を観察したところ、略半分の量が風雨によって流出した。
【0036】
[試験2]
海砂について、水分割合(質量%)を変えて、滑走感の評価を行った。具体的には、新潟県糸魚川市の斜面(斜度24度)に海砂を平均300mmの厚みで敷き詰めて、市販のスノーボード(キャンバータイプ)を用いて滑走感の評価を行った。評価は、雪上の滑走感と大きく異なる場合を「×」、雪上の滑走感に近しい場合を「〇」とした。また、水分計は、土壌水分計(SPM-002 高森コーキ社製)を用いた。評価結果については、下記表2に示す。
【0037】
[試験3]
山砂を用いたこと以外は、上記の試験2と同様に、滑走感の評価を行った。評価結果については、下記表3に示す。
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
[まとめ]
表1の試験結果から、比較例4が比較例1~3よりも滑走感が優れることが認められる。また、表3,4に試験結果から、各実施例は、各比較例よりも滑走感の評価が良好であることが認められる。つまり、砂の単位体積質量、および、水分割合を本発明の範囲としたサンドスキー用砂を用いることで、雪上の滑走感に近い滑走感を得ることができる。また、水分割合を本発明の範囲としたサンドスキー用砂を用いることで、風雨によるサンドスキー用砂の流出を抑制することができる。