IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニムの特許一覧

特開2022-10029電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース
<>
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図1
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図2
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図3
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図4
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図5
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図6
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図7
  • 特開-電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022010029
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】電子ベイピング装置のための個人用キャリングケース
(51)【国際特許分類】
   A24F 15/01 20200101AFI20220106BHJP
   A24F 40/95 20200101ALI20220106BHJP
   A24F 40/65 20200101ALI20220106BHJP
【FI】
A24F15/01
A24F40/95
A24F40/65
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021180424
(22)【出願日】2021-11-04
(62)【分割の表示】P 2018548104の分割
【原出願日】2017-03-10
(31)【優先権主張番号】15/067,395
(32)【優先日】2016-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】596060424
【氏名又は名称】フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【弁理士】
【氏名又は名称】那須 威夫
(72)【発明者】
【氏名】ホーズ エリック
(72)【発明者】
【氏名】バシュ テリー
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA02
4B162AA22
4B162AB11
4B162AC33
4B162AD41
(57)【要約】
【課題】イーベイピング装置を保持するための個人用キャリングケースを提供する。
【解決手段】イーベイピング装置(101)を保持するための個人用キャリングケース(100)は、イーベイピング装置(101)および遠隔に位置するコンピュータ装置(220)との通信リンク(210、320)を確立するように構成される、通信インターフェース(114)を含む。ケース(100)に含まれる制御回路(118)は、コンピュータ装置(220)から受信した制御命令に従って、イーベイピング装置(101)の要素を制御し得る。制御回路(118)は、イーベイピング装置通信リンク(320)を介して、イーベイピング装置要素を制御し得、また制御回路(118)は、コンピュータ装置通信リンク(210)を介して、制御命令を受信し得る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イーベイピング装置(EVD)を保持するための個人用キャリングケース(PCC)であって、
前記EVDとの第一の通信リンクを確立するように構成される、第一の通信インターフェースと、
遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立するように構成される、第二の通信インターフェースと、
前記コンピュータ装置から受信した制御命令に従って、前記EVDの少なくとも1つの要素を制御するように構成される、制御装置であって、前記制御命令が、前記第二の通信リンクを介して受信され、前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して前記EVDの前記少なくとも1つの要素を制御する、制御装置と、を含み、
前記第二の通信リンクが、アドホック無線ネットワーク通信リンクであって、
前記制御装置が、前記第一の通信インターフェースが前記EVDとの前記第一の通信リンクを確立することに基づいて、前記第二の通信インターフェースに命令して、前記第二の通信リンクを確立させるように構成される、個人用キャリングケース(PCC)。
【請求項2】
前記制御装置が、前記少なくとも1つの要素を制御して、選択的に前記EVDが分散液を生成することを不能にするように構成される、請求項1に記載のPCC。
【請求項3】
前記制御装置が、前記少なくとも1つの要素を制御して、ベイピングの間に前記EVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節するように構成される、請求項1または2に記載のPCC。
【請求項4】
前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素から情報を受信するように構成され、前記情報が、前記EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられ、
前記制御装置が、前記情報に基づいて、前記EVDと関連付けられる状態を決定するようにさらに構成され、
前記制御装置が、前記第二の通信リンクを介して、前記コンピュータ装置に前記状態を通信するようにさらに構成される、請求項1~4のいずれかに記載のPCC。
【請求項5】
前記EVDが、カートリッジおよび電源セクションを含み、前記カートリッジが、電力の受け取りに基づいて、分散液を生成するように構成され、前記電源セクションが、EVD電源および制御回路を含み、前記EVD電源が、前記電力を前記カートリッジに供給するように構成され、前記EVD制御回路が、前記EVD電源から前記カートリッジへの前記電力の供給を選択的に制御するように構成される、請求項4に記載のPCC。
【請求項6】
前記情報が、前記EVDの前記カートリッジと関連付けられる、カートリッジ情報を含む、請求項5に記載のPCC。
【請求項7】
前記カートリッジ情報が、
前記カートリッジを識別する、識別情報、
製剤の香味を示す、風味剤情報であって、前記製剤が、前記カートリッジの貯蔵部内に保持されている、風味剤情報、および
前記カートリッジの貯蔵部内に保持されている製剤の量を示す、製剤貯蔵レベル情報、のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載のPCC。
【請求項8】
前記制御装置が、前記カートリッジ情報に基づいて、前記カートリッジをカートリッジアカウントと関連付けるように構成され、
前記制御装置が、経時的に前記EVDから受信するEVD情報を監視することに基づいて、EVD使用履歴情報を生成するようにさらに構成され、前記EVD使用履歴情報が、ベイピングの間に分散液を生成するための前記EVDの使用と関連付けられ、
前記制御装置が、前記監視するEVD情報に含まれるカートリッジ情報と前記カートリッジアカウントに関連する前記カートリッジとを関連付けすることに基づいて、前記EVD使用履歴情報を前記カートリッジアカウントと関連付けるようにさらに構成される、請求項6または7に記載のPCC。
【請求項9】
前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して、カートリッジ記憶装置から前記カートリッジ情報を受信するように構成され、前記カートリッジ記憶装置が、前記カートリッジに含まれる、請求項6、7または8に記載のPCC。
【請求項10】
前記情報が、前記EVD電源の充電レベルを示すEVD電源情報を含み、
前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して、前記電源セクションから前記EVD電源情報を受信するように構成される、請求項5~9のいずれかに記載のPCC。
【請求項11】
前記制御装置が、前記情報に基づいて通知を生成するように構成され、前記通知が、前記EVDの少なくとも1つの操作パラメーターが少なくとも警告閾値を満たしていることを示す、請求項4~10のいずれかに記載のPCC。
【請求項12】
個人用キャリングケース(PCC)内に保持されているイーベイピング装置(EVD)との第一の通信リンクを確立することと、
遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立することと、
前記コンピュータ装置から前記PCCに通信される制御命令に従って、前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素を制御することであって、前記制御命令が、前記第二の通信リンクを介して通信される、制御することと、を含み、
前記第二の通信リンクが、アドホック無線ネットワーク通信リンクであって、
前記第二の通信リンクを確立するステップが、前記EVDとの第一の通信リンクを確立するステップに基づく、方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの要素を制御することが、
前記EVDが分散液を生成することを選択的に不能にすること、
ベイピングの間に、前記EVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節すること、および
前記EVDの前記作動灯を選択的に不能にすること、のうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素から情報を受信することであって、前記情報が、前記EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる、受信することと、
前記情報に基づいて、前記EVDと関連付けられる状態を決定することと、
前記第二の通信リンクを介して、前記状態を前記コンピュータ装置に通信することと、をさらに含む、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
プログラムコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードが、コンピュータ処理装置によって実行された時に、前記コンピュータ処理装置に、
個人用キャリングケース(PCC)内に保持されているイーベイピング装置(EVD)との第一の通信リンクを確立することと、
遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立することと、
前記コンピュータ装置から前記PCCに通信される制御命令に従って、前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素を制御することであって、前記制御命令が、前記第二の通信リンクを介して通信される、制御することと、を行わせ、
前記第二の通信リンクが、アドホック無線ネットワーク通信リンクであって、
前記第二の通信リンクが、前記第一の通信リンクが前記EVDと確立されることに基づいて確立される、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記少なくとも1つの要素を制御することが、
前記EVDが分散液を生成することを選択的に不能にすること、
ベイピングの間に、前記EVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節すること、および
前記EVDの前記作動灯を選択的に不能にすること、のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記プログラムコードが、コンピュータ処理装置によって実行された時に、前記コンピュータ処理装置に、
前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素から情報を受信することであって、前記情報が、前記EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる、受信することと、
前記EVD情報に基づいて、前記EVDと関連付けられる状態を決定することと、
前記第二の通信リンクを介して、前記状態を前記コンピュータ装置に通信することと、をさらに行わせる、請求項15または16に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することであって、前記PCCが、イーベイピング装置(EVD)と結合する、確立することと、
前記PCCの前記制御装置が、前記結合されたEVDの1つ以上の要素を制御し得ることに従って、少なくとも1つの制御設定を示す制御設定表示インターフェースを表示することであって、前記表示インターフェースが、前記少なくとも1つの制御設定と関連付けられる少なくとも1つの対話式アイコンを含み、前記少なくとも1つの対話式アイコンが、前記少なくとも1つの制御設定のグラフィカル表現を含む、表示することと、
前記少なくとも1つの対話式アイコンと成人イーベイピング装置使用者との相互作用に基づいて、前記少なくとも1つの制御設定に対する調節の成人イーベイピング装置使用者の仕様を受信して、調節される制御設定を確立することと、
前記調節された制御設定に従って、1つ以上の制御命令を前記PCCの前記制御装置に通信して、前記結合されたEVDの1つ以上の要素を制御するように前記制御装置に命令することと、を含む、方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの対話式アイコンが、スライディングスケールアイコンを含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的に、製剤を用いて分散液を生成するように構成される電子ベイピング装置またはイーベイピング装置に関連し、詳細には、イーベイピング装置を充電するように構成される個人用キャリングケースに関連する。
【背景技術】
【0002】
電子ベイピング装置(EVD)として本明細書でまた言及されるイーベイピング装置は、携帯用ベイピングのために成人イーベイピング装置使用者によって使用され得る。個人用キャリングケース(PCC)は、イーベイピング装置の1つ以上の部分のエンクロージャを提供することができ、したがって、ベイピングの間の1つ以上のイーベイピング装置のための可動性の貯蔵位置を提供する。一部の場合に、PCCは、分解されたイーベイピング装置を収容し、イーベイピング装置の電源セクションは、イーベイピング装置の別のセクションに対するPCCの個々の部分に収容される。PCCは、成人イーベイピング装置使用者が、例えば、イーベイピング装置用の複数の電源セクションを貯蔵することを可能にすることができ、その結果、成人イーベイピング装置使用者は、消耗された電源セクションを取り替えることができる。一部の場合に、PCCは、イーベイピング装置の電源セクションの充電を可能にして、イーベイピング装置のベイピング能力を伸ばす。
【発明の概要】
【0003】
いくつかの例示的な実施形態によると、イーベイピング装置(EVD)を保持するための個人用キャリングケース(PCC)は、第一の通信インターフェース、第二の通信インターフェース、および制御装置を含む。第一の通信インターフェースは、EVDとの第一の通信リンクを確立するように構成され得る。第二の通信インターフェースは、遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立するように構成され得る。制御装置は、コンピュータ装置から受信した制御命令に従って、EVDの少なくとも1つの要素を制御するように構成されてもよく、制御命令は、第二の通信リンクを介して受信され、制御装置は、第一の通信リンクを介してEVDの少なくとも1つの要素を制御する。
【0004】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の通信リンクは、アドホック無線ネットワーク通信リンクであり得る。制御装置は、第一の通信インターフェースがEVDとの第一の通信リンクを確立することに基づいて、第二の通信リンクを確立するように第二の通信インターフェースに命令するように構成され得る。
【0005】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置は、少なくとも1つの要素を制御して、選択的にEVDが分散液を生成することを不能にするように構成され得る。
【0006】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置は、少なくとも1つの要素を制御して、ベイピングの間にEVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節するように構成され得る。
【0007】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置は、第一の通信リンクを介してEVDの少なくとも1つの要素から情報を受信するように構成されてもよく、その情報は、EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる。制御装置は、その情報に基づいて、EVDと関連付けられる状態を決定するようにさらに構成され得る。制御装置は、第二の通信リンクを介して、コンピュータ装置にその状態を通信するようにさらに構成され得る。
【0008】
いくつかの例示的な実施形態では、EVDは、カートリッジおよび電源セクションを含み得、カートリッジは、電力の受け取りに基づいて、分散液を生成するように構成され、電源セクションは、EVD電源および制御回路を含み、EVD電源は、電力をカートリッジに供給するように構成され、EVD制御回路は、EVD電源からカートリッジへの電力の供給を選択的に制御するように構成される。
【0009】
いくつかの例示的な実施形態では、情報は、EVDのカートリッジと関連付けられるカートリッジ情報を含み得る。
【0010】
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ情報は、カートリッジを識別する識別情報、製剤の香味を示す風味剤情報であって、製剤がカートリッジの貯蔵部内に保持される、風味剤情報、およびカートリッジの貯蔵部内に保持されている製剤の量を示す製剤貯蔵レベル情報のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0011】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置は、カートリッジ情報に基づいて、カートリッジをカートリッジアカウントと関連付けるように構成され得る。制御装置は、経時的にEVDから受信するEVD情報を監視することに基づいて、EVD使用履歴情報を生成するようにさらに構成されてもよく、EVD使用履歴情報は、ベイピングの間に分散液を生成するためのEVDの使用と関連付けられる。制御装置は、監視するEVD情報に含まれるカートリッジ情報とカートリッジアカウントに関連するカートリッジとを関連付けすることに基づいて、EVD使用履歴情報をカートリッジアカウントと関連付けるようにさらに構成され得る。
【0012】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置は、第一の通信リンクを介してカートリッジ記憶装置からカートリッジ情報を受信するように構成されてもよく、カートリッジ記憶装置は、カートリッジに含まれる。
【0013】
いくつかの例示的な実施形態では、情報は、EVD電源の充電レベルを示すEVD電源情報を含み得る。制御装置は、第一の通信リンクを介して、電源セクションからEVD電源情報を受信するように構成され得る。
【0014】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置は、情報に基づいて通知を生成するように構成されてもよく、その通知は、EVDの少なくとも1つの操作パラメーターが少なくとも警告閾値を満たしていることを示す。
【0015】
いくつかの例示的な実施形態によると、方法は、個人用キャリングケース(PCC)に保持されるイーベイピング装置(EVD)との第一の通信リンクを確立することと、遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立することと、コンピュータ装置からPCCへ通信される制御命令、第二の通信リンクを介して通信される制御命令に従って、第一の通信リンクを介して、EVDの少なくとも1つの要素を制御することと、を含み得る。
【0016】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の通信リンクは、アドホック無線ネットワーク通信リンクであり得る。
【0017】
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの要素を制御することは、選択的にEVDが分散液を生成することを不能にすること、選択的にベイピングの間にEVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを調節すること、および選択的にEVDの作動灯を不能にすることのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0018】
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、第一の通信リンクを介してEVDの少なくとも1つの要素から情報を受信することであって、その情報がEVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる、受け取ることと、その情報に基づいて、EVDと関連付けられる状態を決定することと、第二の通信リンクを介して、その状態をコンピュータ装置に通信することと、をさらに含み得る。
【0019】
いくつかの例示的な実施形態によると、非一時的なコンピュータ可読媒体は、プログラムコードを記憶し得る。コンピュータ処理装置によって実行される時に、プログラムコードは、コンピュータ処理装置に、個人用キャリングケース(PCC)に保持されるイーベイピング装置(EVD)との第一の通信リンクを確立することと、遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立することと、コンピュータ装置からPCCへ通信される制御命令、第二の通信リンクを介して通信される制御命令に従って、第一の通信リンクを介して、EVDの少なくとも1つの要素を制御することと、を行わせ得る。
【0020】
いくつかの例示的な実施形態では、第二の通信リンクは、アドホック無線ネットワーク通信リンクであり得る。
【0021】
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの要素を制御することは、選択的にEVDが分散液を生成することを不能にすること、選択的にベイピングの間にEVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを調節すること、および選択的にEVDの作動灯を不能にすることのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0022】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ処理装置によって実行される時に、プログラムコードは、コンピュータ処理装置に、第一の通信リンクを介してEVDの少なくとも1つの要素から情報を受信することであって、その情報がEVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる、受け取ることと、EVD情報に基づいて、EVDと関連付けられる状態を決定することと、第二の通信リンクを介して、その状態をコンピュータ装置に通信することと、をさらに行わせ得る。
【0023】
いくつかの例示的な実施形態によると、方法は、遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することと、通信リンクを介して、結合されたEVDの少なくとも1つの要素と関連付けられるEVD状態情報を受信することと、EVD状態情報のグラフィカル表現を表示することと、を含み得る。PCCは、イーベイピング装置(EVD)と結合され得る。
【0024】
いくつかの例示的な実施形態では、EVD状態情報は、EVDの貯蔵部内に保持されている製剤の比率を示す情報を含んでもよく、その製剤の比率は、EVDの完全に充填された貯蔵部内に保持されている製剤の量に対する貯蔵部内に保持されている製剤の量を示す。EVD状態情報のグラフィカル表現は、貯蔵部のグラフィカル表現と、貯蔵部内に保持されている製剤の比率のグラフィカル表現と、を含み得る。
【0025】
いくつかの例示的な実施形態では、EVD状態情報は、EVDのEVD電源の充電レベルを示す情報を含み得る。EVD状態情報のグラフィカル表現は、EVD電源のグラフィカル表現と、EVD電源の充電レベルのグラフィカル表現と、を含み得る。
【0026】
いくつかの例示的な実施形態では、EVD状態情報は、EVD内に現在の供給源を有するEVDによって提供され得る個々のベイピングの残量を示す情報を含み得る。EVD状態情報のグラフィカル表現は、EVDによって提供され得る、個々のベイピングの残量のグラフィカル表現を含み得る。
【0027】
いくつかの例示的な実施形態によると、方法は、遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することと、PCCの制御装置が結合されたEVDの1つ以上の要素を制御し得ることに従って、少なくとも1つの制御設定を示す制御設定表示インターフェースを表示することと、少なくとも1つの対話式アイコンと成人イーベイピング装置使用者との相互作用に基づいて、少なくとも1つの制御設定に対する調節の成人イーベイピング装置使用者の仕様を受信して、調節される制御設定を確立することと、調節された制御設定に従って、1つ以上の制御命令をPCCの制御装置に通信して、結合されたEVDの1つ以上の要素を制御するように制御装置に命令することと、を含む。PCCは、イーベイピング装置(EVD)と結合され得る。表示インターフェースは、少なくとも1つの制御設定と関連付けられる少なくとも1つの対話式アイコンを含んでもよく、少なくとも1つの対話式アイコンは、少なくとも1つの制御設定のグラフィカル表現を含む。
【0028】
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの対話式アイコンは、スライディングスケールアイコンを含み得る。
【0029】
例示的な実施形態は、図と関連してより詳細に説明され、同様の参照符号は、他の点で明示されない限り、種々の図を通じて同様の部分を意味する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1図1は、いくつかの例示的な実施形態によるイーベイピング装置(EVD)用の個人用キャリングケース(PCC)の斜視図である。
図2図2は、いくつかの例示的な実施形態による、EVDと遠隔に位置するコンピュータ装置の両方に通信可能に結合されるPCCを示す概略図である。
図3図3は、いくつかの例示的な実施形態による、複数の個々のカートリッジと関連付けられるアカウントを管理するPCC制御装置を示す概略ブロック図である。
図4図4は、いくつかの例示的な実施形態による、遠隔に位置するコンピュータ装置によって生成される状態情報表示インターフェースを示す図である。
図5図5は、いくつかの例示的な実施形態による、遠隔に位置するコンピュータ装置によって生成される制御設定表示インターフェースを示す図である。
図6図6Aは、いくつかの例示的な実施形態による、遠隔に位置するコンピュータ装置によって生成されるEVD使用表示インターフェースを示す図である。図6Bは、いくつかの例示的な実施形態による、遠隔に位置するコンピュータ装置によって生成されるEVD使用表示インターフェースを示す図である。
図7図7は、いくつかの例示的な実施形態による、遠隔に位置するコンピュータ装置によって生成されるショッピング表示インターフェースを示す図である。
図8図8は、いくつかの例示的な実施形態による、EVDと遠隔に位置するコンピュータ装置の相互作用の方法を示すフローチャートである。
【0031】
これらの図は、ある特定の例示的な実施形態で利用される方法または構造の一般的な特性を示し、また以下に提供される記載の説明を補足するように意図されることに留意されたい。しかし、これらの図面は、いくつかの所与の実施形態の正確な構成上の、または性能上の特性を拡大せず、また正確に反映してなくてもよく、さらに例示的な実施形態によって包含される値または特性の範囲を画定し、または制限するように解釈されるべきではない。
【発明を実施するための形態】
【0032】
1つ以上の例示的な実施形態を、以下の添付図面を参照しながら、詳細に説明する。しかしながら、例示的な実施形態は、種々の異なる形態で具体化されることができ、例示の実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、例示の実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、当業者に本開示の概念を十分に伝えるような実施例として提供される。したがって、公知の工程、要素および技法は、いくつかの例示的な実施形態に関して説明されなくてもよい。特記しない限り、同様の参照記号は、添付の図面および記載の説明を通じて同様の要素を示し、したがって、説明は繰り返さない。
【0033】
「第一の」、「第二の」、「第三の」などという用語は、様々な要素、要素、領域、層、またはセクションを記述するために本明細書で使用されてもよいが、これらの要素、領域、層、またはセクションはこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、1つの要素、領域、層、またはセクションを別の要素、領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。それ故、下記で考察される第一の要素、領域、層、またはセクションは、本開示の範囲から逸脱することなく、第二の要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
【0034】
「下に」、「下方に」、「下部」、「上に」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するものなどの空間的関係の用語は、図中で図示する際に、1つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。空間的関係の用語は、図に図示されている方向に加えて、使用時または動作時に装置の異なる方向を包含することが意図されていることを理解されたい。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」、「下に」、または「上に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」方向付けられることになる。従って、用語「下方に」および「上に」は上方および下方の両方の方向を包含する場合がある。装置は、その他の方法で(90度回転して、または他の方向で)方向付けられる場合があり、本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。さらに、要素が2つの要素「の間」にあるものとして言及される時、その要素は、2つの要素間の唯一の要素であってもよく、または1つ以上のその他の介在する要素が存在していてもよい。
【0035】
単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は本明細書で使用される場合、複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合はその限りではない。本明細書で使用される時、「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および「含む(including)」という用語は述べられた特徴、整数、工程、動作、または要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。「のうちの少なくとも1つ」などの語句は、前述の列挙の要素である場合、列挙の要素のすべてを限定し、列挙の個々の要素を限定しない。「例示的な」という用語はまた、例または例示について言及することを意図する。
【0036】
要素が別の要素「の上にある」、「に接続される」、「に結合される」、または「に隣接する」と言及される時、その要素はもう一方の要素の上に直接ある、それに直接的に接続される、それに直接的に結合される、またはそれに直接的に隣接してもよく、あるいは1つ以上のその他の介在する要素が存在してもよい。対照的に、要素が別の要素「の上に直接ある」、「に直接的に接続される」、「に直接的に結合される」、または「に直接的に隣接する」と言及される時、介在する要素は存在しない。
【0037】
その他の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が通常理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語など)は、関連する技術分野の文脈および本開示でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されるべきでないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではない。
【0038】
例示的な実施形態は、以下でより詳細に説明されるユニットまたは装置と共同して実施され得る、操作(例えば、フローチャート、フローダイアグラム、データフローダイアグラム、構造ダイアグラム、ブロックダイアグラム等)の行為および象徴的な表現と関連して記述され得る。特定の様式で説明されるが、特定のブロックにおいて明示される機能または動作は、フローチャート、フローダイアグラム等において明示されるフローとは別様に実施されてもよい。例えば、2つの連続的なブロックにおいて連続的に実施されるように示される機能または動作は、実際は同時に実施されてもよく、または一部の場合に、逆の順序で実施されてもよい。
【0039】
1つ以上の例示的な実施形態によるユニットまたは装置は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを用いて実施され得る。例えば、ハードウェア装置は、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、コントローラ、演算論理ユニット(ALU)、デジタル信号処理装置、マイクロコンピュータ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、プログラマブル論理ユニット、マイクロプロセッサ、または定義された様式における命令に応答し実行可能な任意の他の装置などであるがそれらに限定されない、処理回路を用いて実施され得る。いくつかの例示的な実施形態では、ハードウェア装置は、特定用途向け集積チップ(ASIC)を用いて実施され得る。
【0040】
ソフトウェアは、所望の場合に動作するようにハードウェア装置を独立して、または集合的に命令し、または構成するための、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを含み得る。コンピュータプログラムまたはプログラムコードは、上述のハードウェア装置のうち1つ以上などの1つ以上のハードウェア装置によって実行することができる、プログラムまたはコンピュータ実行可能命令、ソフトウェア要素、ソフトウェアモジュール、データファイル、データ構造などのうちの少なくとも1つを含み得る。プログラムコードの実施例には、コンパイラによって生成される機械コードと、解釈プログラムを用いて実行される高レベルのプログラムコードの両方が挙げられる。
【0041】
例えば、ハードウェア装置がコンピュータ処理装置(例えば、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、コントローラ、演算論理ユニット(ALU)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサ等)である場合、コンピュータ処理装置は、プログラムコードに従って、演算、論理、および入力/出力操作を実行することによって、プログラムコードを実行するように構成され得る。プログラムコードがコンピュータ処理装置にロードされると、コンピュータ処理装置は、プログラムコードを実行するようにプログラミングされてもよく、それにより、コンピュータ処理装置を特定目的のコンピュータ処理装置に変更させる。より特定の実施例において、プログラムコードがプロセッサにロードされた時に、プロセッサは、プログラムコード、およびそれに対応する動作を実行するようにプログラミングされ、それにより、プロセッサを特定目的のプロセッサに変更させる。
【0042】
ソフトウェア、データ、またはソフトウェアおよびデータは、ハードウェア装置に命令またはデータを提供可能な、またはハードウェア装置によって解釈されることが可能な、任意のタイプの機械、要素、物理的またはバーチャルな装置、またはコンピュータ記憶媒体または装置において、恒久的または一時的に具体化され得る。ソフトウェアはまた、コンピュータシステムに結合されるネットワークを通じて分布されてもよく、その結果、ソフトウェアは、分布様式において、記憶され、また実行される。特に、例えば、ソフトウェアおよびデータは、本明細書で説明される有形の、または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含む、1つ以上のコンピュータ可読記録媒体によって記憶され得る。
【0043】
1つ以上の例示的な実施形態によると、コンピュータ処理装置は、記述の明瞭さを高めるために、種々の動作、機能、または動作および機能を実行する種々の機能ユニットを含むように記述され得る。しかし、コンピュータ処理装置は、これらの機能ユニットを限定することを意図しない。例えば、1つ以上の例示的な実施形態では、機能ユニットの種々の動作、機能、または動作および機能は、他方の1つの機能ユニットによって実行され得る。さらに、コンピュータ処理装置は、種々の機能ユニット内のコンピュータ処理ユニットの動作、機能、または動作および機能を細分することなく、これらの種々の機能ユニットの動作、機能、または動作および機能を実行し得る。
【0044】
1つ以上の例示的な実施形態によるユニットまたは装置はまた、1つ以上の記憶装置を含み得る。1つ以上の記憶装置は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、恒久的大容量記憶装置(ディスクドライブなど)、ソリッドステート(例えば、NANDフラッシュ)装置、データの保存および記録が可能なデータ記憶機構のような任意の他のもの、ならびにそれらの組合せなどの有形または非一時的コンピュータ可読記憶媒体であってもよい。1つ以上の記憶装置は、1つ以上のオペレーティングシステムに関して、または本明細書に記載の例示的な実施形態を実施するために、またはその両方において、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを記憶するように構成され得る。コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せはまた、駆動機構を用いて、個々のコンピュータ可読記憶媒体から、1つ以上の記憶装置、1つ以上のコンピュータ処理装置またはその両方へロードされ得る。こうした個々のコンピュータ可読記憶媒体は、ユニバーサルシリアルバス(USB)フラッシュドライブ、メモリスティック、ブルーレイ/DVD/CD-ROMドライブ、メモリカード、その他の同様なコンピュータ可読記憶媒体、およびそれらの組合せを含み得る。コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せは、ローカルなコンピュータ可読記憶媒体を介するのではなくネットワークインターフェースを介して、リモートデータ電子記憶装置から、1つ以上の記憶装置、1つ以上のコンピュータ処理装置またはその両方へロードされ得る。さらに、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せは、ネットワークを通じて、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを伝送する、分配する、または伝送し、かつ分配するように構成される、リモートコンピューティングシステムから、1つ以上の記憶装置、1つ以上のプロセッサまたはその両方へロードされ得る。リモートコンピューティングシステムは、有線インターフェース、無線インターフェース、任意のその他の同様の媒体、およびそれらの組合せを介して、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを伝送する、分配する、または伝送し、かつ分配し得る。
【0045】
1つ以上のハードウェア装置、1つ以上の記憶装置、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せは、例示的な実施形態のために特別に設計され、構成されてもよく、あるいはそれらは、例示的な実施形態のために変化され、変更され、または変化および変更される公知の装置であってもよい。
【0046】
コンピュータ処理装置などのハードウェア装置は、オペレーティングシステム(OS)、およびOSを動作させる1つ以上のソフトウェアアプリケーションを動作させ得る。コンピュータ処理装置はまた、ソフトウェアの実行に応じて、データにアクセスし、それを記憶し、操作し、処理し、および生成し得る。簡略化のために、1つ以上の例示的な実施形態は、1つのコンピュータ処理装置として例証され得るが、当業者は、ハードウェア装置が複数の処理要素および複数のタイプの処理要素を含んでもよいことを認識されよう。例えば、ハードウェア装置は、複数のプロセッサ、または1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含み得る。さらに、その他の処理構成は、並列プロセッサなどを実行可能である。
【0047】
特定の実施例および図面と関連して記述されるが、例示的な実施形態の変更、追加、および置換が、当業者により記述に従って様々に作られ得る。例えば、説明される技法は、説明される方法と異なる順序で実施されてもよく、要素(例えば、説明されるシステム、構造、装置、回路など)は、上述の方法と異なって結合され、または組み合わされてもよく、結果は、その他の要素または等価物およびそれらの組合せによって適宜に達成され得る。
【0048】
図1は、いくつかの例示的な実施形態によるイーベイピング装置(EVD)用の個人用キャリングケース(PCC)の斜視図である。本明細書で説明されるようなイーベイピング装置は、2013年1月31日に出願されたU.S.Patent Application Publication No.2013/0192623 to Tucker et al.、および2013年1月14日に出願されたU.S.Patent Application Publication No.2013/0192619 to Tucker et al.において述べられる特徴のうち1つ以上を含み得、そのそれぞれの全内容が参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で使用される場合、「イーベイピング装置」という用語は、形態、サイズまたは形状にかかわらず、すべてのタイプの電子ベイピング装置を含む。
【0049】
PCC100は、PCC「本体」として本明細書でまた言及される、本体要素110を含む。本体110は、イーベイピング装置溝穴112を含む。溝穴112は、本体110の内部に延在する。溝穴112は、組み立てられたEVD101の少なくとも一部分を受けるように構成される。
【0050】
いくつかの例示的な実施形態では、PCC100は、PCC「カバー」として本明細書でまた言及される、カバー要素120を含む。いくつかの例示的な実施形態では、カバー120は、本体110に結合されるように構成され、そのためカバー120と本体110は集合的に、組み立てられたEVD101がその中に収容され得る、エンクロージャを確立する。図1に示すように、カバー120は、ヒンジ機構121によって本体110に結合され得る。
【0051】
図1に示すように、組み立てられたEVD101は、溝穴112に挿入され得る。EVD101は、溝穴112およびEVD101の長手方向軸に沿って挿入される。EVD101は、カートリッジ(すなわち第1のセクション)102および電源セクション(すなわち第2のセクション)106を含む。カートリッジ102は、交換可能であってもよく、インターフェース(図1に示さない)を介して、電源セクション106に取り外し可能に接続され、または電源セクション106から分離されてもよい。
【0052】
電源セクション106は、少なくとも1つの電源107、およびイーベイピング装置101の先端部にイーベイピング装置の電気的接続109を含む。電源セクション106はまた、先端部に、1つ以上のLEDを含む1つ以上の光インジケーターを含み得る。少なくとも1つの電源107はここで、EVD電源107として本明細書で言及されるが、少なくとも1つの電源107は、1つ以上の再充電可能電池を含む、複数の電源を包含することが理解されよう。イーベイピング装置の電気的接続109はここで、境界面109として本明細書で言及されるが、イーベイピング装置の電気的接続109は、1つ以上の通信インターフェースおよび電気的なインターフェースを含む、複数のインターフェースを包含することが理解されよう。
【0053】
カートリッジ102は、分散液を生成するように構成される、少なくとも1つの分散液発生器103を含む。分散液発生器103は、電源セクション106からの電力の供給に基づいて、分散液を生成し得る。
【0054】
分散液発生器103は、プレベイパー製剤を気化して、蒸気を発生させることに基づいて、分散液を生成するように構成され得る。分散液発生器103は、1つ以上のプレベイパー製剤を保持する、プレベイパー製剤貯蔵部を含み得る。プレベイパー製剤のうち1つ以上は、2014年7月16日に出願されたU.S.Patent Application Publication No.2015/0020823 to Lipowicz et al.、および2015年1月21日に出願されたU.S.Patent Application Publication No.2015/0313275 to Anderson et al.において説明されるものを含んでもよく、そのそれぞれの全内容が参照により本明細書に組み込まれる。分散液発生器103は、プレベイパー製剤の少なくとも一部分を加熱して、プレベイパー製剤を気化し、蒸気を発生させるように構成される、ヒーターを含み得る。分散液発生器103は、プレベイパー製剤貯蔵部からプレベイパー製剤を引き出すように構成される、分配インターフェースを含み得る。分配インターフェースは、分配インターフェースが、ヒーターと流体連通してプレベイパー製剤を引き出し、またヒーターが、分配インターフェースを通して引き出されたプレベイパー製剤を気化するように、ヒーターと流体連通し得る。いくつかの例示的な実施形態では、ヒーターは、分配インターフェースに結合される。分配インターフェースは、芯を含み得る。ヒーターは、カートリッジ102と電源セクション106との間のインターフェース(図1に示さない)を介して、電源セクション106に電気的に結合されるように構成され得る。例えば、分散液発生器103は、分配インターフェースに結合されるヒーターを含む気化器であってもよく、分配インターフェースは、貯蔵部からプレベイパー製剤を引き出す。ヒーターは、熱を分配インターフェースに加えて、貯蔵部から引き出されたプレベイパー製剤を気化し、それにより、蒸気を形成し得る。
【0055】
分散液発生器103は、予分散製剤に機械力を加えることに基づいて、分散液を生成するように構成される、アトマイザーであり得る。例えば、分散液発生器103は、流体噴霧器アセンブリ、弁アセンブリ、ポンプアセンブリ、それらの組合せ等のうち1つ以上を含む、アトマイザーであり得る。
【0056】
カートリッジ102は、EVD101の出口端に、出口端インサート104を含み得る。出口端インサート104は、分散液がそれを介してベイピングの間に引き出され得る、1つ以上の出口ポートを含み得る。
【0057】
ベイピングの間、電源セクション106内のEVD電源107は、カートリッジ102内の分散液発生器103の要素に電力を供給し得る。要素は、供給される電力に基づいて、分散液を生成し得る。結果として、EVD電源107は、分散液発生器103による分散液の生成を支持し得る。分散液は、出口端インサート104を通って引き出され得る。要素は、気化器のヒーター、アトマイザーの機械的な要素、またはそれらの組合せのうち1つ以上を含み得る。
【0058】
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置101は、制御回路の1つ以上のインスタンスを含む。制御回路は、処理回路および記憶装置のうち1つ以上を含み得る。制御回路は、イーベイピング装置によって分散液の生成を制御し得る。図1に示す例示的な実施形態において、電源セクション106は、制御回路108を含む。
【0059】
制御回路108は、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、コントローラ、演算論理ユニット(ALU)、デジタル信号処理装置、マイクロコンピュータ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、プログラマブル論理ユニット、マイクロプロセッサ、または定義された様式における命令に応答し実行可能な任意の他の装置を含むがそれらに限定されない、処理回路を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路108は、特定用途向け集積回路(ASIC)およびASICチップのうちの少なくとも1つであってもよい。
【0060】
制御回路108は、電子記憶装置に記憶されたコンピュータ実行可能プログラムコードを実行する特殊用途機械として構成され得る。プログラムコードは、上述の制御回路のうち1つ以上などの1つ以上のハードウェア装置によって実行することができる、プログラムまたはコンピュータ実行可能命令、ソフトウェア要素、ソフトウェアモジュール、データファイル、データ構造などのうちの少なくとも1つを含み得る。プログラムコードの実施例には、コンパイラによって生成される機械コードと、解釈プログラムを用いて実行される高レベルのプログラムコードの両方が挙げられる。
【0061】
制御回路108は、電源107からカートリッジ102内の分散液発生器103への電力供給を制御するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路108は、1つ以上の指令信号、EVD101に記憶されているプログラムコードの1つ以上のインスタンスを実行すること、およびそれらの組合せに基づいて、分散液発生器103に選択的に電力を供給するように構成される。
【0062】
図1に示すように、カートリッジ102は、電子記憶装置105を含む。電子記憶装置105は、カートリッジ102と関連付けられる情報を記憶し得る。識別情報は、カートリッジ、カートリッジに含まれる製剤、またはそれらの組合せを一意的に識別する、情報を含み得る。識別情報は、カートリッジ102と関連付けられる1つ以上の一意的識別子を含み得る。一意的識別子は、カートリッジ102内に保持されている製剤と関連付けられる香味および風味剤のうちの少なくとも1つを識別する、風味剤識別子を含み得る。一意的識別子は、カートリッジ102の製造元、カートリッジ102の製作およびモデル、それらの組合せ等のうち1つ以上を識別し得る。一意的識別子は、在庫商品識別番号(「SKU」)、統一商品コード(「UPC」)、国際商品番号(「EAN」)、グローバルトレードアイテムナンバー(「GTIN」)、オーストラリアプロダクトナンバー(「APN」)等のうち1つ以上を含み得る。
【0063】
電子記憶装置105は、電源セクション106を介して、インターフェース109に通信可能に結合されるように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、電源セクション106は、電子記憶装置(図1に示されない)を含み、電子記憶装置は、カートリッジ102と関連付けられる情報を記憶し得る。電源セクション106内の電子記憶装置は、カートリッジ102内の電子記憶装置105からアクセスした情報を記憶し得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路108は、電子記憶装置105およびそこに記憶される識別情報にアクセスするように構成される。
【0064】
図1に示すように、PCC本体110は、溝穴112内のインターフェース114を含み得る。PCC100は、EVD101が溝穴112に挿入された時のインターフェース114とインターフェース109の結合によって、EVD101と結合するように構成され得る。結合は、物理的結合、電気的結合、および通信可能な結合のうち1つ以上を含み得る。例えば、インターフェース114は、EVDインターフェース109に含まれる電気的コネクタとの接触を介して、PCC100とEVD101との間に電気的接続を確立するように構成される、電気的コネクタを含み得る。インターフェース114は、EVD101とPCC100との間にデータを通信するように構成されてもよく、それにより、PCC100の1つ以上の部分とEVD101の1つ以上の部分との間に通信リンクを確立する。
【0065】
いくつかの例示的な実施形態では、PCC100は、充電回路(ECC)116を含み得る。ECC116は、インターフェース114に電気的に結合されるように構成され得る。ECC116はバッテリー117を含み得る。バッテリー117は、PCCバッテリー117として本明細書で言及される。
【0066】
ECC116は、EVD101が、インターフェース114、109を介してECC116に電気的に結合されることに基づいて、EVD101に電力を選択的に供給するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、PCC100は、ECC116に電気的に結合されるEVD101のEVD電源107を充電するように構成され得る。PCC100はしたがって、EVD101がイーベイピング装置による追加的なベイピングを支持することを可能にし得、それにより、イーベイピング装置によって提供される知覚体験が向上する。
【0067】
PCC100は、ECC116およびインターフェース114のうち1つ以上に電気的に結合される、制御装置118を含み得る。制御装置118は、コンピュータ処理装置であることが理解されよう。制御装置は、処理回路および少なくとも1つの電子記憶装置のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
制御装置118は、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、コントローラ、演算論理ユニット(ALU)、デジタル信号処理装置、マイクロコンピュータ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、プログラマブル論理ユニット、マイクロプロセッサ、または定義された様式における命令に応答し実行可能な任意の他の装置を含むがそれらに限定されない、処理回路を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、特定用途向け集積チップ(ASIC)であり得る。
【0069】
制御装置118は、電子記憶装置に記憶されたコンピュータ実行可能プログラムコードを実行する特殊用途機械として構成され得る。プログラムコードは、上述の制御回路のうち1つ以上などの1つ以上のハードウェア装置によって実行することができる、プログラムまたはコンピュータ実行可能命令、ソフトウェア要素、ソフトウェアモジュール、データファイル、データ構造、それらの組合せなどを含み得る。プログラムコードの実施例には、コンパイラによって生成される機械コードと、解釈プログラムを用いて実行される高レベルのプログラムコードの両方が挙げられる。
【0070】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、トランシーバインターフェースとして本明細書でまた言及される、トランシーバを含み得る。トランシーバインターフェースは、前記装置との通信リンクを確立することによって、1つ以上の装置と通信するように構成され得る。1つ以上の装置は、1つ以上のモバイルコンピュータ装置、スマートフォン等を含む、1つ以上のコンピュータ処理装置を含み得る。トランシーバインターフェースは、アドホックネットワーク通信インターフェースを含む、任意の公知の無線通信インターフェースを含み得る。
【0071】
いくつかの例示的な実施形態では、ECC116または制御装置118のうち1つ以上は、PCC100に存在しない。例えば、ECC116は、PCC100になくてもよく、制御装置118は、インターフェース114を介して、EVD101に通信可能に結合されるように構成されてもよい。
【0072】
図1に示すように、インターフェース114は、溝穴112の基部に位置され得る。しかし、インターフェース114は、溝穴112の側壁の1つ以上の部分を含む溝穴112内の異なる位置に、位置されてもよいことが理解されよう。
【0073】
制御装置118は、制御装置118とEVD101の1つ以上の部分との間の通信リンクを介して、EVD101の1つ以上の部分と通信するように構成され得る。通信リンクは、PCC100内のインターフェースによって確立され得る。こうしたインターフェースは、インターフェース114であり得る。いくつかの例示的な実施形態では、こうしたインターフェースは、PCC100に含まれるトランシーバインターフェースである。いくつかの例示的な実施形態では、こうしたインターフェースは、制御装置118に含まれる。
【0074】
制御装置118は、EVD101との通信リンクを介して、EVD101からの情報を受信するように構成され得る。例えば、制御装置118は、EVD電源107の状態を示す情報を含む、電源セクション106と関連付けられる情報を受信するように構成され得る。EVD電源情報としてまた本明細書で言及されるこうした情報は、EVD電源107に蓄えられている電力の量を示す情報(例えば、EVD電源107の「充電レベル」)を含み得る。
【0075】
別の実施例では、制御装置118は、分散液発生器103の製剤貯蔵部内に保持されている予分散製剤(「製剤」として本明細書でまた言及される)の量のうち1つ以上を含む、カートリッジ102と関連付けられる情報(例えば、「貯蔵レベル」)を受信するように構成され得る。カートリッジ情報として本明細書でまた言及されるカートリッジ102と関連付けられる情報は、カートリッジ102を識別する識別情報、カートリッジと関連付けられる風味剤情報、それらの組合せ等を含み得る。制御装置118は、制御回路108または電子記憶装置105のうち1つ以上との通信を通じて、カートリッジ情報を受信し得る。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、指令信号を生成するように、また前記指令信号をEVD101の1つ以上の要素に通信するように構成され得る。指令信号は、EVD101で受信された時、EVD101の1つ以上の要素によって実行されて、EVD101の少なくとも1つの要素を制御し得る。指令信号は、制御回路108によって実行され得る。指令信号は、EVD101との通信リンクを介して、制御装置118からEVD101へ通信され得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、制御回路108と無関係にEVD101の1つ以上の要素を制御するように構成される。
【0077】
図2は、いくつかの例示的な実施形態による、EVDと遠隔に位置するコンピュータ装置の両方に通信可能に結合されるPCCを示す概略図である。
【0078】
図2に示すように、PCC100は、インターフェース114、制御装置118、インターフェース206、およびトランシーバ208を含む。PCC100が図1に示したPCC100に含まれる場合、インターフェース114は、図1に示したインターフェース114に含まれ得る。PCC100が図1に示したPCC100に含まれる場合、制御装置118は、図1に示した制御装置118に含まれ得る。
【0079】
制御装置118は、少なくとも1つのインスタンスの処理回路205および少なくとも1つの電子記憶装置207を含む。いくつかの例示的な実施形態では、PCC100の1つ以上の要素114、208、206は、制御装置118に含まれる。例えば、トランシーバ208は、制御装置118内に含まれ得る。いくつかの例示的な実施形態では、PCC100は、ECC(図2に示されない)を含む。ECCは、制御装置118内に含まれ得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、ECC116に含まれる。
【0080】
図2の例示の実施形態に示すように、PCC100は、インターフェース114を介して、制御装置118とEVD101との間の通信リンクを確立するように構成される。PCC100は、PCC100とEVD101のそれぞれのインターフェース114、109を介して、EVD101と接触するように構成され得る。図2の例示の実施形態に示すように、EVD101は、EVD101の先端部に少なくとも1つの作動灯111を含んでもよく、作動灯111およびインターフェース109は、共にその先端部に位置される。さらに示されるように、EVD101は、個々のカートリッジ102および電源セクション106を含み得る。カートリッジ102は、インターフェース113を含み、電源セクション106は、インターフェース115を含む。カートリッジ102および電源セクション106は、インターフェース113、115を介して結合されるように構成され得る。
【0081】
いくつかの例示的な実施形態では、EVD101は、結合するインターフェース113とインターフェース115を介して、カートリッジ102と電源セクション106のそれぞれの1つ以上の部分を通信可能に結合するように構成される。例えば、カートリッジ102が、カートリッジ102と関連付けられる情報を記憶するように構成される電子記憶装置105を含む場合、EVD101は、電源セクション106のインターフェース109に電子記憶装置105を通信可能に結合するように構成されてもよく、そのため制御装置118は、インターフェース114によって制御装置118とEVD101との間に確立される通信リンクを介して、電子記憶装置105に通信可能に結合され得る。いくつかの例示的な実施形態では、EVD101は、電源セクション106の制御回路108に電子記憶装置105を通信可能に結合するように構成され、そのため制御回路108は、電子記憶装置105に記憶された情報にアクセスし得る。
【0082】
コンピュータ装置220は、制御装置224、トランシーバインターフェース222、ディスプレイ228、および1つ以上のインターフェース226を含む。制御装置224は、インスタンスの処理回路225および電子記憶装置227のうち1つ以上を含み得る。ディスプレイ228は、成人イーベイピング装置使用者230に1つ以上のグラフィカルインターフェースを表示するように構成されてもよく、1つ以上のグラフィカルインターフェースは、PCC100またはEVD101のうち1つ以上と関連付けられる。ディスプレイ228は、タッチスクリーン表示インターフェースであり得る。
【0083】
コンピュータ装置220は、PCC100に対して遠隔に位置されるコンピュータ装置220であり得る。例えば、コンピュータ装置220は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、電子アクセサリ装置、電子周辺装置等のうち1つ以上であり得る。示されるように、トランシーバ208は、PCC100とコンピュータ装置220との間に通信リンク210を確立するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、トランシーバ208は、無線ネットワーク通信インターフェースであり、そのため通信リンク210は、無線ネットワーク通信リンクである。いくつかの例示的な実施形態では、トランシーバ208は、アドホック無線ネットワーク通信インターフェースであり、そのため通信リンク210は、アドホック無線ネットワーク通信リンクである。
【0084】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、トランシーバ208を制御して、通信リンク210の確立および解除を制御するように構成される。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、トランシーバ208に命令して、選択したコンピュータ装置220との通信リンク210を確立させる。制御装置118は、インターフェース206からの制御装置118で受信した命令に基づいて、トランシーバ208に命令して、選択したコンピュータ装置220との通信リンク210を確立し得る。制御装置118は、インターフェース114が制御装置118とEVD101の1つ以上の部分との間の通信リンクを確立することに基づいて、トランシーバ208に命令して、選択したコンピュータ装置220との通信リンク210を確立し得る。
【0085】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、通信リンク210を介してコンピュータ装置220から受信した制御命令に基づいて、EVD101の1つ以上の要素を制御するように構成される。EVD101の1つ以上の要素は、カートリッジ102または電源セクション106のうち1つ以上に含まれるいくつかの要素のうち1つ以上を含み得る。例えば、制御装置118は、制御回路108、EVD電源107、分散液発生器103等のうち1つ以上を制御し得る。
【0086】
EVD101の1つ以上の要素を制御することは、EVD101の1つ以上の要素を選択的に作動すること、または不能にすることを含み得る。例えば、制御装置118は、制御回路108におけるベイピング指令信号の受信に応じる場合であっても、制御回路108に命令して、EVD電源107から分散液発生器103への電力の供給を阻止してもよく、そのため制御装置118は、いくつかの分散液を生成することからEVD101を「ロックアウトする」。別の実施例では、制御装置118は、EVD101の電気スイッチを制御して、分散液発生器103をEVD電源107から電気的に分離し得る。したがって、制御装置118は、通信リンク210を介してコンピュータ装置220から受信した制御命令に基づいて、EVD101によるベイピングを選択的に可能にし、または不能にし得る。
【0087】
別の実施例では、制御装置118は、制御回路108に命令して、作動灯111と関連付けられる1つ以上の操作パラメーターを調節させ得る。制御回路108は、ベイピングの間に、1つ以上の操作パラメーターに従って作動灯111を制御し得る。こうした操作パラメーターは、作動灯111がベイピングの間に光を放出することが可能であるか、または不能であるかどうかによらず、放出する光の輝度、放出する光の色温度、放出する光の動作シークエンス、およびそれらの組合せのうち1つ以上を含み得る。
【0088】
インターフェース206、226はそれぞれ、成人イーベイピング装置使用者230が、それを介してPCC100またはコンピュータ装置220の1つ以上の部分とそれぞれ相互作用し得る、1つ以上のインターフェースを含み得る。インターフェース206、226は、触覚インターフェース、ボタン、タッチスクリーンインターフェース、それらの組合せ等を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、成人イーベイピング装置使用者230は、インターフェース206、226と相互作用して、制御装置118、224のうち1つ以上に命令を提供し得る。例えば、制御装置118は、成人イーベイピング装置使用者230が1つ以上のインターフェース206、226と相互作用することに基づいて、トランシーバ208に命令して、コンピュータ装置220との通信リンク210を確立し得る。
【0089】
いくつかの実施形態では、成人イーベイピング装置使用者230は、インターフェース226と相互作用して、制御装置224に命令し、制御命令を生成させ、また通信リンク210を介して、その制御命令をPCC制御装置118に通信し得る。制御命令は、制御装置118に命令して、EVD101の特定の制御を実行し得る。特定の制御は、インターフェース226との相互作用を介して、成人イーベイピング装置使用者230によって特定され得る。制御装置118は、EVD101の特定された特定の制御を実行するための制御命令に基づいて、EVD101の1つ以上の要素を制御し得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、1つ以上の制御信号を生成して、その制御信号を制御回路108に通信して、EVD101の特定された特定の制御を実行する。1つ以上の制御信号は、制御回路108によって実行された時、EVD101の1つ以上の特定の要素を制御することを介して、制御回路108にEVD101の特定された特定の制御を実行させ得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、制御回路108と無関係に、制御装置118とEVD101との間に確立された通信リンクを介して、1つ以上の要素を直接的に制御する。
【0090】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、通信リンク210を介して、PCC100またはEVD101のうち1つ以上と関連付けられる情報をコンピュータ装置220に通信する。その情報は、コンピュータ装置220のディスプレイ228を介して成人イーベイピング装置使用者230に提供され得る。いくつかの例示的な実施形態では、情報は、状態情報を含み、状態情報は、PCC100またはEVD101の1つ以上の部分の状態を示す。例えば、状態情報は、EVDの1つ以上の状態(「EVD状態」)を示してもよく、EVD状態は、EVD電源107の充電レベル、分散液発生器103の貯蔵レベル、EVD101が「ロックアウトされている」かどうかを示すロックアウト状態、EVD電源107が充電されているかどうかを示す充電状態、作動灯がベイピングの間に制御されることに従って操作パラメーターを示す作動灯状態、またはそれらの組合せのうち1つ以上を含む。別の実施例では、状態情報は、PCCの1つ以上の状態(「PCC状態」)を示してもよく、PCC状態は、PCC100に含まれるPCCバッテリー117の充電レベルのうち1つ以上を含む。EVD状態情報は、カートリッジ102の状態を示す情報、電源セクション106の状態を示す情報等を含み得る。カートリッジ状態情報は、分散液発生器103と関連付けられる貯蔵レベル、ベイピングの残りの量等を示す情報を含み得る。EVD電源状態情報は、EVD電源107の充電レベル、再充電の残りの量等を示す情報を含み得る。
【0091】
いくつかの例示的な実施形態では、EVD101と関連付けられる情報は、EVD101の1つ以上のカートリッジ102、概してEVD101、またはそれらの組合せと関連付けられる過去の使用履歴情報を含む。
【0092】
制御装置118は、EVD101の1つ以上の部分と関連付けられる情報にアクセスしてもよく、その情報は、電子記憶装置105および制御回路108のうち1つ以上からアクセスされる。その情報は、識別情報を含み得る。制御装置118は、その情報を処理して、カートリッジ102、電源セクション106、または概してEVD101のうち1つ以上の状態を決定し得る。制御装置118は、その情報を処理して、カートリッジ102、電源セクション106、概してEVD101等のうち1つ以上を識別し得る。
【0093】
制御装置118は、決定したカートリッジ状態、識別情報等のうち1つ以上をカートリッジアカウントと関連付けてもよく、そのため制御装置118は、経時的に所与のEVD101、カートリッジ102、電源セクション106等と関連付けられる1つ以上のEVD状態を追跡し得る。こうしたトラッキングに基づいて、制御装置118は、使用履歴情報を生成することができ、その使用履歴情報は、所与のEVD101またはカートリッジ102を用いた経時的なベイピングの量、そのような経時的なベイピングレート、分散液発生器103の貯蔵レベルまたはEVD電源107の充電レベルのうち1つ以上が、経時的に枯渇されるそのレート、分散液発生器103の貯蔵レベルまたはEVD電源107の充電レベルのうち1つ以上が、決定された枯渇レートに基づく閾値レベル未満に枯渇すると推定される、その推定時間、それらの組合せ等を含む。
【0094】
制御装置118は、通信リンク210を介して、1つ以上のインスタンスの情報をコンピュータ装置220に通信し得る。その情報は、リンクが確立されること210、制御装置118が通信リンク210を介して、コンピュータ装置220からの情報要求信号を受信すること、それらの組合せ等に基づいて、通信され得る。
【0095】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、1つ以上のカートリッジ状態、EVD電源状態、EVD状態、PCC状態等が少なくとも、1つ以上の通知と関連付けられる閾値を満たしているという判定に基づいて、その1つ以上の通知をコンピュータ装置220に通信し得る。こうした通知は、特定の状態を示し、また特定の状態が特定の閾値以下であることをさらに示す、メッセージを含み得る。
【0096】
通知は、カートリッジ102を取り替えること、EVD電源107を再充電すること、PCC100のPCCバッテリー117を再充電すること等の誘発を含み得る。通知は、制御装置118がコンピュータ装置220からそのような通知の要求を受信することと無関係に、コンピュータ装置220に通信され、ディスプレイ228に表示されてもよい。通知は、そのような通知の要求がコンピュータ装置220から制御装置118で受信されることと無関係に、制御装置118からコンピュータ装置220に「プッシュされる」ので、「プッシュ通知」と言及され得る。
【0097】
図3は、いくつかの例示的な実施形態による、複数の個々のカートリッジと関連付けられるアカウントを管理する、図2のPCC制御装置118を示す概略ブロック図である。
【0098】
示されるように、EVD101は、通信リンク320が制御装置118とEVD101の1つ以上の部分との間に確立されるように、インターフェース114を介して、PCC100の制御装置118に通信可能に結合され得る。
【0099】
さらに示されるように、EVD101は、電源セクション106およびカートリッジ102を含んでもよく、カートリッジ102は、複数の異なるカートリッジ102-1~102-Nのうちの1つである。本明細書で使用される場合、「N」は、少なくとも1つの(1)の値をもつ自然数である。異なるカートリッジ102-1~102-Nは、種々の場合に電源セクション106に結合され得る314。したがって、EVD101は、種々の場合に異なるカートリッジ102-1~102-Nを含み得る。制御装置118が、リンク320を介してEVD101に通信可能に結合された時、制御装置118は、その際に電源セクション106に結合されたカートリッジ102に通信可能に結合され得る。したがって、通信リンク320が確立された時、カートリッジ102がそのリンク320が確立された時に電源セクション106に結合されることに基づいて、制御装置118は、種々の場合に異なるカートリッジ102-1~102-Nと通信可能に結合され得る。
【0100】
図3に示すように、各カートリッジ102-1~102-Nは、分散液発生器103および電子記憶装置105を含み得る。本明細書で説明されるように、分散液発生器103は、異なるタイプの分散液発生器を含んでもよく、それらは異なるタイプの分散液を生成するように構成される。例えば、分散液発生器103は、気化器またはアトマイザーであり得る。気化器は、蒸気である分散液を生成し得る。気化器は、プレベイパー製剤を加熱して、プレベイパー製剤の少なくとも一部分を気化することによって、蒸気を発生し得る。アトマイザーは、機械力を予分散製剤に加えることによって、分散液を生成し得る。アトマイザーは、1つ以上の機械的な要素を含んでもよく、それは機械力を加えるように構成される。例えば、アトマイザーは、予分散製剤を保持する加圧タンクを含んでもよく、アトマイザーは、弁、ポンプ、噴霧器、それらの組合せ等のうち1つ以上を含む、機械的な要素をさらに含んでもよい。機械的な要素を含むアトマイザーの1つ以上の部分は、予分散製剤に機械力を加えて、分散液を生成し得る。例えば、アトマイザーは、加圧された予分散製剤を低圧環境に放出すること、予分散製剤粒子を噴霧すること、環境内で揮発性予分散製剤を蒸発させること、それらの組合せ等のうち1つ以上を介して、分散液を生成するように構成され得る。
【0101】
所与のカートリッジ102に含まれる各電子記憶装置105は、電子記憶装置105がその中に含まれる、それぞれのカートリッジ102と関連付けられる情報を記憶するように構成され得る。こうした情報は、それぞれのカートリッジ102に含まれる1つ以上の分散液発生器103と関連付けられる情報を含み得る。制御装置118は、制御装置118が通信リンク320を介して通信可能に結合される、カートリッジ102の電子記憶装置105からの情報にアクセスするように構成され得る。
【0102】
所与の電子記憶装置105に記憶された情報は、電子記憶装置105がその中に含まれるカートリッジ102と関連付けられる識別情報を含み得る。識別情報は、所与のカートリッジ102、カートリッジ102の分散液発生器103に含まれる製剤、またはそれらの組合せを一意的に識別する、情報を含み得る。識別情報は、所与のカートリッジ102と関連付けられる1つ以上の一意的識別子を含み得る。一意的識別子は、所与のカートリッジ102の分散液発生器103内に保持されている製剤と関連付けられる香味および風味剤のうちの少なくとも1つを識別する、風味剤識別子を含み得る。一意的識別子は、所与のカートリッジ102の製造元、所与のカートリッジ102の製作およびモデル、それらの組合せ等のうち1つ以上を識別し得る。一意的識別子は、在庫商品識別番号(「SKU」)、統一商品コード(「UPC」)、国際商品番号(「EAN」)、グローバルトレードアイテムナンバー(「GTIN」)、オーストラリアプロダクトナンバー(「APN」)等のうち1つ以上を含み得る。
【0103】
所与のカートリッジ102と関連付けられ、所与のカートリッジ102の電子記憶装置105に記憶されている情報は、所与のカートリッジ102の分散液発生器103の貯蔵部内に保持されている製剤の量のうち1つ以上を示す情報(「貯蔵レベル」)を含み得る。所与のカートリッジ102と関連付けられる情報は、所与のカートリッジ102と関連付けられるカートリッジ情報として本明細書でまた言及され得る。
【0104】
いくつかの例示的な実施形態では、電源セクション106は、EVD電源107および電子記憶装置119を含む。電子記憶装置119は、電源セクション106に結合されたカートリッジ102の電子記憶装置105からアクセスした情報を含み得る。アクセスされる情報は、電子記憶装置105に記憶された少なくともいくつかの情報を含み得る。
【0105】
制御装置118は、それぞれのカートリッジ102-1~102-Nと関連付けられるカートリッジアカウント350-1~350-Nを生成し管理するように構成される。アカウント350-1~350-Nの各カートリッジアカウント350は、カートリッジ102-1~102-Nの個々のカートリッジ102と関連付けられる。所与のカートリッジアカウント350が関連する所与のカートリッジは、所与のカートリッジアカウント350に関して「関連付けされたカートリッジ」として本明細書で言及されることが理解されよう。
【0106】
各カートリッジアカウント350は、関連付けされたカートリッジ102と関連する情報を含む。こうした情報は、関連付けされたカートリッジ102と関連する識別情報352、所与のカートリッジ102と関連するカートリッジ状態情報354、および関連付けされたカートリッジ102と関連するカートリッジ使用履歴情報356のうちの少なくとも1つを含み得る。制御装置118は、それぞれのカートリッジ102-1~102-Nから経時的にアクセスした情報に基づいて、経時的にアカウント350-1~350-Nを生成し管理するように構成され得る。制御装置118は、リンク320を介して電子記憶装置105および電子記憶装置119のうち1つ以上と通信することに基づくこうした情報にアクセスし得る。アカウント350-1~350-Nを生成し管理するために、制御装置118は、異なるアカウント350-1~350-Nに関連する情報352、354、356のうち1つ以上を記憶すること、更新すること等を行うように構成され得る。
【0107】
図3に示すように、所与のカートリッジアカウント350は、カートリッジ識別情報352を含む。制御装置がカートリッジ102-1~102-Nの所与のカートリッジ102とリンクする320場合、制御装置118は、所与のカートリッジ102の電子記憶装置105からアクセスした識別情報と異なるカートリッジアカウント350-1~350-Nに含まれる識別情報352とを比較することに基づいて、所与のカートリッジ102が、カートリッジアカウント350-1~350-Nの所与のカートリッジアカウント350と関連していることを決定され得る。電子記憶装置105からアクセスした識別情報が、カートリッジアカウント350のうちの少なくとも1つの識別情報352に対応する場合、制御装置118は、所与のカートリッジ102の電子記憶装置105からアクセスした情報に少なくとも基づいて、少なくとも1つのカートリッジアカウント350と関連する少なくともいくつかの情報352、354、356を更新し得る。こうした更新することは、関連付けされたカートリッジ102の少なくとも電子記憶装置105からアクセスした情報に基づいて、新しいカートリッジ状態情報354、使用履歴情報356等を決定することを含み得る。
【0108】
示されるように、各アカウント350は、関連付けされたカートリッジ102の1つ以上の状態を示すカートリッジ状態情報354と、関連付けされたカートリッジ102の経時的な使用を示す使用履歴情報356と、を含む。カートリッジ状態情報354は、例えば、関連付けされたカートリッジ102の1つ以上の分散液発生器103の貯蔵レベルを示す情報を含み得る。制御装置118は、関連付けされたカートリッジ102の電子記憶装置105からアクセスした情報に基づいて、経時的にカートリッジ状態情報354を更新し得る。
【0109】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、所与の関連付けされたカートリッジ102の電子記憶装置105とは別のソースを含む異なるソースからアクセスした情報に基づいて、アカウント350のカートリッジ状態情報354を更新する。例えば、所与のアカウント350と関連する所与のカートリッジ102が、カートリッジ102が制御装置118にリンクする時にEVD電源セクション106に結合される場合、制御装置118は、経時的にEVD電源107の充電レベルを追跡することに基づいて、所与のカートリッジ102の貯蔵レベルを示す状態情報354を更新し得る。制御装置118は、経時的なEVD電源107の充電レベルの枯渇と、経時的な所与のカートリッジ102の貯蔵レベルの対応する枯渇とを関連させ得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、電子記憶装置119からアクセスした情報に基づいて、状態情報354を更新し得る。
【0110】
同様に、制御装置118は、所与のカートリッジ102の電子記憶装置105とは別のソースを含む異なるソースからアクセスした情報に基づいて、所与のカートリッジ102と関連するアカウント350の使用履歴情報356を更新し得る。例えば、所与のアカウント350の関連付けされたカートリッジ102が、カートリッジ102が制御装置118にリンクする時にEVD電源セクション106に結合される場合、制御装置118は、経時的にEVD電源107の充電レベルを追跡することに基づいて、経時的に個々のベイピングを追跡する使用履歴情報356を更新し得る。個々のベイピングの発生を示す使用履歴情報は、個々のベイピングの検出に基づいて、生成され得る。個々のベイピングは、EVD101に含まれるセンサーのトリガーに基づいて、検出され得る。センサーは、トリガーされることに基づいて、信号を生成し得る。1つ以上の電子記憶装置105、119は、生成した信号を検出すること、およびその際に信号がベイピングの発生とともに生成された時間と関連付けることに基づいて、ベイピングの発生を示す情報を記憶し得る。制御装置118は、経時的なEVD電源107の充電レベルの不連続な量の充電レベル枯渇と、経時的な所与のカートリッジ102の対応する個々のベイピングとを関連させ得る。
【0111】
いくつかの例示的な実施形態では、所与のカートリッジ102-1~102-Nと関連する使用履歴情報356は、所与のカートリッジ102-1~102-Nの電子記憶装置105で生成される。いくつかの例示的な実施形態では、所与のカートリッジ102-1~102-Nと関連する使用履歴情報356は、それに所与のカートリッジ102-1~102-Nが結合される314、電源セクション106の電子記憶装置119で生成される。使用履歴情報356は、経時的な連続的なベイピングに基づいて、生成され得る。所与のカートリッジ102-1~102-Nと関連する使用履歴情報356は、経時的な所与のカートリッジ102-1~102-Nを使用する個々のベイピングの分布を示す情報を含み得る。ベイピングの分布は、所与のカートリッジ102-1~102-Nを使用する個々のベイピングが発生する期間、所与のカートリッジ102-1~102-Nを使用する個々のベイピングと関連する持続時間等を示し得る。制御装置118は、カートリッジ102-1~102-Nの1つ以上の異なる電子記憶装置105からの使用履歴情報にアクセスすることに基づいて、所与のアカウント350-1~350-Nに記憶されている使用履歴情報356を更新し得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、電源セクション106の電子記憶装置119からの使用履歴情報にアクセスすることに基づいて、1つ以上のアカウント350-1~350-Nに記憶されている使用履歴情報356の1つ以上のインスタンスを更新し得る。
【0112】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、所与のカートリッジ102と関連し、所与のカートリッジ102の電子記憶装置からアクセスした識別情報が、いくつかの既存のアカウント350と関連する識別情報に対応しないと決定することに基づいて、新しいカートリッジアカウント350を生成する。新しいアカウントは、所与のカートリッジ102と関連する識別情報を含んでもよく、制御装置118は適宜に、カートリッジ状態情報354および使用履歴情報356をそのアカウントに加え得る。
【0113】
いくつかの例示的な実施形態では、制御装置118は、1つ以上のアカウント350-1~350-Nを削除するように構成される。制御装置118は、通信リンク210を介して遠隔に位置するコンピュータ装置220からの削除命令を受信することに基づいて、アカウント250を削除し得る。制御装置118は、PCC100に記憶されたアカウント350-1~350-Nの量が第一の閾値量を超えたことに基づいて、アカウント350を削除し得る。制御装置118は、アカウント350の残りの量が、第一の閾値量と同一または異なり得る第二の閾値量まで少なくとも減少するように、アカウント350の量を選択的に削除し得る。制御装置118が、PCC100に記憶されるアカウント350-1~350-Nの量が第一の閾値量を超えることに基づいて、アカウント350を削除する時、制御装置118は、古いアカウント350が最初に削除されるように、古いものから順にアカウント350-1~350-Nを選択的に削除し得る。制御装置350は、所与のアカウント350の最も新しい更新が時間閾値を超えた時から経過する期間に応じて、所与のアカウント350を削除し得る。制御装置は、PCC100の1つ以上のインターフェースと成人イーベイピング装置使用者230との相互作用に基づいて、アカウント350を削除し得る。
【0114】
図4は、いくつかの例示的な実施形態による、図2の遠隔に位置するコンピュータ装置220によって生成される状態情報表示インターフェースを示す図である。
【0115】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ装置220のコンピュータ装置ディスプレイ228は、EVD状態インターフェース401を表示し、EVD状態インターフェース401は、PCC100に結合されるEVD101の1つ以上の部分の状態、PCC100の1つ以上の部分の状態、またはそれらの組合せを示す状態情報を提供する。EVDが結合されるPCC100は、通信リンク210を介して、コンピュータ装置220に通信可能に結合され得る。インターフェース401は、通信リンクを介して、PCC100の制御装置118から受信する情報を提供し得る。
【0116】
図4に示すように、EVD状態インターフェース401は、コンピュータ装置220が通信可能に結合されるEVD101およびPCC100の1つ以上の部分のグラフィカル表現を含み得る。例えば、EVD状態インターフェース401は、PCC100のグラフィカル表現404およびEVD101のグラフィカル表現402を含む。
【0117】
示されるように、PCC100のグラフィカル表現404は、PCC100のPCCバッテリー117の充電レベルのグラフィカル表現を含み、それにより、PCCバッテリー117の充電レベルに関する視覚的に観察可能な表示を成人イーベイピング装置使用者に提供する。さらに、EVD状態インターフェース401は、PCCバッテリー117の状態を示す、PCC状態情報420を提供し得る。PCCバッテリー状態は、PCCバッテリー117の充電レベルを含み得る。情報420は、示されるように、満充電の比率としてのPCCバッテリー117の充電レベルを示し得る。
【0118】
図4に示す実施形態を含むいくつかの例示的な実施形態では、PCCバッテリー117が、完全に放電されること、閾値充電レベル未満に放電されること、またはそれらの組合せの前に、PCCバッテリー117が、EVD101のEVD電源107を満充電することができる時間量として、情報420は、PCCバッテリー117の充電レベルを示し得る。例えば、情報420は、PCCバッテリー117に蓄えられている電力量が、EVD電源107に蓄えられている電力量以下になる前に、PCCバッテリー117がEVD101のEVD電源107を満充電することができる時間量を示し得る。
【0119】
EVD101のグラフィカル表現402は、EVD101のカートリッジ102のグラフィカル表現403と、EVD101の電源セクション106のグラフィカル表現405と、を含む。カートリッジセクション102のグラフィカル表現403は、カートリッジの分散液発生器103の貯蔵部内の製剤の量(すなわち、「貯蔵レベル」)のグラフィカル表現を含み、それにより、貯蔵レベルに関する視覚的に観察可能な表示を成人イーベイピング装置使用者に提供する。電源セクション106のグラフィカル表現405は、電源セクション106のEVD電源107の充電レベルのグラフィカル表現を含み、それにより、EVD電源107の充電レベルに関する視覚的に観察可能な表示を成人イーベイピング装置使用者に提供する。
【0120】
EVD状態インターフェース401は、EVD101に関連する状態情報410を提供し得る。情報410は、示されるように、カートリッジ識別情報412と、1つ以上のカートリッジ状態を示すカートリッジ状態情報414と、1つ以上のEVD電源状態を示すEVD電源状態情報416と、を含み得る。
【0121】
図4に示す実施形態を含むいくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ識別情報412は、カートリッジ102、カートリッジ102に含まれる製剤、またはそれらの組合せを一意的に識別する、情報を含み得る。
【0122】
図4に示す実施形態を含むいくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ状態情報414で示すようなカートリッジ状態は、カートリッジ102の貯蔵レベルを含んでもよく、貯蔵レベルは、完全に充填された貯蔵部内に保持されている製剤の量の比率として示される。貯蔵レベルは、貯蔵部内に保持されている現在の量の製剤が分散液を生成するために使用され得る(すなわち、貯蔵部内に保持されている製剤を十分に使い尽くして、カートリッジ102が追加的なベイピングを支持するのを防ぐ前に、カートリッジ102がどの程度のベイピングを支持し得る)、時間量として示され得る。
【0123】
図4に示す実施形態を含むいくつかの例示的な実施形態では、EVD電源状態情報416によって示されるEVD電源状態は、EVD電源107の充電レベルを含んでもよく、EVD電源107の充電レベルは、完全に充電されたEVD電源107内に保持されている電力の量の比率として示される。EVD電源充電レベルは、EVD電源107の現在の充電レベルで得られるベイピングを支持するように、EVD101が分散液を生成し得る(すなわち、EVD電源107内に蓄えられている電力を十分に使い尽くして、EVD101が追加的なベイピングを支持するのを防ぐ前に、EVD電源107がどの程度のベイピングを支持し得る)、時間量として示され得る。
【0124】
図5は、いくつかの例示的な実施形態による、図2の遠隔に位置するコンピュータ装置220によって生成される制御設定表示インターフェースを示す図である。
【0125】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ装置220のコンピュータ装置ディスプレイ228は、制御設定インターフェース501を表示し、制御設定インターフェース501は、PCC制御装置118がそれによって、EVD101の1つ以上の要素を制御し得る、EVD101またはPCC100のうち1つ以上と関連する情報をコンピュータ装置220に通信し得る、それらの組合せなど、異なる制御設定を示す情報を提供する。制御設定インターフェース501は、成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して1つ以上の制御設定を特定するように相互作用し得る、対話式アイコンを含み得る。制御設定インターフェース501は、1つ以上の制御設定の1つ以上のグラフィカル表現を提供する、対話式アイコンを含み得る。ディスプレイ228がその中に含まれるコンピュータ装置220は、1つ以上の成人イーベイピング装置使用者が特定した制御設定に従って、1つ以上の制御命令を生成し得る。1つ以上の制御命令は、制御装置118とコンピュータ装置220との間の通信リンク210を介して、PCC100の制御装置118に通信され得る。したがって、制御命令は、成人イーベイピング装置使用者230とコンピュータ装置220のインターフェース226との間の相互作用に基づいて、成人イーベイピング装置使用者230により開始され得る。
【0126】
制御設定インターフェース501は、一組のプッシュ通知設定510を含む。プッシュ通知設定510は、一組の起動アイコン511A-Bを含む。成人イーベイピング装置使用者230は、アイコン511A-Bのうち1つ以上と相互作用して、プッシュ通知を選択的に実施可能にし、または不能にし得る。さらに、プッシュ通知設定510は、一組のアイコン514、516、518を含み、各アイコンは、成人イーベイピング装置使用者230が選択的に実施可能にし得る個々のプッシュ通知と関連付けられる。各プッシュ通知は、少なくとも1つのEVD状態またはPCC状態の少なくとも1つの閾値レベルと関連付けられる。所与の通知が実施可能である時、ディスプレイ228がその上に含まれるコンピュータ装置220は、所与の通知を特定し、所与の関連したEVD状態またはPCC状態が、少なくとも通知と関連する閾値を満たしている場合、PCC100の制御装置118に、コンピュータ装置220に通知を選択的にプッシュするように命令する制御命令を生成し得る。
【0127】
図5に示すように、プッシュ通知アイコンは、EVD貯蔵レベル通知と関連付けられるアイコン514を含み得る。EVD貯蔵レベル通知は、PCC100に結合されたEVD101内の貯蔵部の貯蔵レベルが少なくとも閾値貯蔵レベルを満たしている時に生成される、プッシュ通知であり得る。
【0128】
プッシュ通知アイコンは、EVD電源充電レベル通知と関連付けられるアイコン516を含み得る。EVD電源充電レベル通知は、PCC100に結合されたEVD101内のEVD電源107の充電レベルが少なくとも閾値充電レベルを満たしている時に生成される、プッシュ通知であり得る。
【0129】
プッシュ通知アイコンは、PCCバッテリー充電レベル通知と関連付けられるアイコン518を含み得る。PCCバッテリー充電レベル通知は、PCC100内のPCCバッテリー117の充電レベルが少なくとも閾値充電レベルを満たしている時に生成される、プッシュ通知であり得る。
【0130】
示されるように、アイコン514および516は、EVD貯蔵レベル通知およびEVD電源充電レベル通知が実施可能であることを示す。アイコン518は、PCCバッテリー充電レベル通知が実施可能であることを示す。成人イーベイピング装置使用者230は、1つ以上のアイコン514、516、518との相互作用を介して、個々の通知を選択的に実施可能にし、または不能にし得る。成人イーベイピング装置使用者230は、コンピュータ装置220の1つ以上のインターフェース226との相互作用を介して、アイコン511A-Bによって示されるようなすべての通知を実施可能にし、または不能にし得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ228は、接触感知式表示インターフェースであり、アイコン511A-B、514、516、518は、成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して相互作用し、1つ以上の通知を実施可能にし、または不能にし得る、対話式アイコンである。
【0131】
いくつかの例示的な実施形態では、アイコン514、516、518で示すようなそれぞれの通知は、個々の通知メッセージと関連付けられ得る。所与の通知が実施可能である場合、ディスプレイ228がその中に含まれるコンピュータ装置220は、1つ以上の制御命令を生成し、1つ以上の制御命令をPCC100の制御装置118に通信し得る。制御命令は、所与の通知が選択的に実施可能され、または不能にされる指示、所与の通知と関連付けられる閾値の指示、所与の通知と関連付けられる通知メッセージの指示、またはそれらの組合せを含み得る。
【0132】
制御命令が所与の通知が不能にされたことを示した時に、制御装置118は、決定されたEVD状態、PCC状態等が少なくとも通知と関連付けられる閾値を満たしている時に通知を通信することを控え得る。制御命令が所与の通知が実施可能にされたことを示した時に、制御装置118は、決定されたEVD状態、PCC状態等が少なくとも所与の通知と関連付けられる閾値を満たしている時に所与の通知をコンピュータ装置220に通信し得る。通信される通知は、決定されたEVD状態、PCC状態等が少なくとも通知と関連付けられる閾値を満たしていることを示し得る。通信される通知は、通知と関連付けられる通知メッセージを含み得る。
【0133】
制御設定インターフェース501は、アイコン521A-Bを介して、PCC100に結合されたEVD101が不能であり、そのためEVD101がベイピングを支持することが不能である(すなわち、分散液を形成することが不能である)かどうかを示す、ロックアウトインターフェース520を含む。成人イーベイピング装置使用者230は、コンピュータ装置220の1つ以上のインターフェース226との相互作用を介して、アイコン521A-Bによって示されるようにEVD101を選択的に実施可能にし、または不能にし得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ228は、接触感知式表示インターフェースであり、アイコン521A-Bは、成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して相互作用し、EVD101を実施可能にし、または不能にし得る、対話式アイコンである。
【0134】
成人イーベイピング装置使用者230がコンピュータ装置220と相互作用して、EVD101を実施可能にし、または不能にすることに基づいて、コンピュータ装置220は、制御命令を生成し得る。制御命令は、コンピュータ装置220と成人イーベイピング装置使用者230との相互作用に従って、EVD101を実施可能にし、または不能にするための命令を含み得る。制御命令は、コンピュータ装置220と制御装置118との間の通信リンク210を介して、PCC100の制御装置118に通信され得る。制御命令を受信することに基づいて、制御装置118は、制御装置118が制御命令に従ってEVD101を選択的に実施可能にし、または不能にするように通信可能に結合される、EVD101の1つ以上の要素を制御し得る。
【0135】
制御設定インターフェース501は、アイコン531A-Bを介して、リンクしたPCC100に結合されるEVD101の作動灯111が、EVD101が分散液を生成する時に光を放出するように構成されているかどうかを示す、作動灯インターフェース530を含む。作動灯インターフェース530は、アイコン532、533、534、535、536、537を介して、EVD101の作動灯111がベイピングの間にそれに従って制御される、種々の操作パラメーターをさらに示す。成人イーベイピング装置使用者230は、コンピュータ装置220の1つ以上のインターフェース226との相互作用を介して、アイコン531A-Bによって示されるような、EVD作動灯111を選択的に実施可能にし、または不能にすること、アイコン532-537によって示されるような、EVD作動灯111の1つ以上の操作パラメーターを制御すること、またはそれらの組合せを行い得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ228は、接触感知式表示インターフェースであり、アイコン531A-B、532-537のうち1つ以上は、成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して相互作用し、EVD作動灯111を制御し得る、対話式アイコンである。
【0136】
成人イーベイピング装置使用者230は、コンピュータ装置220の1つ以上のインターフェース226と相互作用して、アイコン531A-Bで示すような、EVD作動灯111を選択的に実施可能にすること、または不能にすることを含む、操作パラメーターを調節し得る。
【0137】
成人イーベイピング装置使用者230は、1つ以上のインターフェース226と相互作用して、アイコン532-533で示すような、ベイピングの間にEVD作動灯111によって放出される光の輝度を含む、操作パラメーターを調節し得る。示されるアイコン532-533は、アイコン533がそれに沿って位置付けられて、ベイピングの間にEVD作動灯111によって放出される光の相対的な輝度を示す、スライディングスケール532を含む。
【0138】
成人イーベイピング装置使用者230は、1つ以上のインターフェース226と相互作用して、アイコン534-535で示すような、ベイピングの間にEVD作動灯111によって放出される光の色温度を含む、操作パラメーターを調節し得る。示されるアイコン534-535は、アイコン535がそれに沿って位置付けられて、ベイピングの間にEVD作動灯111によって放出される光の相対的な色温度を示す、スライディングスケール534を含む。
【0139】
成人イーベイピング装置使用者230は、1つ以上のインターフェース226と相互作用して、アイコン536-537で示すような、光がそれに従ってベイピングの間にEVD作動灯111によって放出される、動作シークエンスを含む、操作パラメーターを調節し得る。示されるアイコン536-537は、アイコン537がそれに沿って位置付けられて、ベイピングの間にEVD作動灯111によって放出される光のパルシングの相対度数を示す、スライディングスケール536を含む。
【0140】
成人イーベイピング装置使用者230がコンピュータ装置220と相互作用して、アイコン531-537のうち1つ以上で示すようにEVD作動灯111を制御することに基づいて、コンピュータ装置220は、1つ以上の制御命令を生成し得る。制御命令は、コンピュータ装置220と成人イーベイピング装置使用者230との相互作用に従って、EVD作動灯111を実施可能にし、または不能にすること、EVD作動灯111の1つ以上の操作パラメーターを調節すること等のための命令を含み得る。制御命令は、コンピュータ装置220と制御装置118との間の通信リンク210を介して、PCC100の制御装置118に通信され得る。制御命令を受信することに基づいて、制御装置118は、制御装置118が制御命令に従ってEVD作動灯111を制御するように通信可能に結合される、EVD101の1つ以上の要素を制御し得る。
【0141】
図6Aは、いくつかの例示的な実施形態による、図2の遠隔に位置するコンピュータ装置220によって生成されるEVD使用表示インターフェースを示す図である。図6Bは、いくつかの例示的な実施形態による、図2の遠隔に位置するコンピュータ装置220によって生成されるEVD使用表示インターフェースを示す図である。
【0142】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ装置ディスプレイ228は、使用履歴インターフェース601を表示し、その使用履歴インターフェース601は、PCCに結合されたEVDによってベイピングを支持するための1つ以上のカートリッジの使用の履歴を示す情報を提供し、PCCは、コンピュータ装置表示インターフェース228がその中に含まれる、コンピュータ装置にリンクされる。
【0143】
使用履歴情報は、経時的にカートリッジ状態情報、EVD電源状態情報、状態情報等の1つ以上のインスタンスを監視することに基づいて、生成され得る。例えば、所与のEVD101によって支持されるベイピングの過去の記録を含む使用履歴情報は、EVD101のカートリッジ102の貯蔵レベルの過去の記録、EVD101のEVD電源107のEVD電源充電レベルの過去の記録、EVD101に含まれるセンサーのトリガーの過去の記録、それらの組合せ等に基づき得る。EVD101に含まれるセンサーは、圧力センサー、MEMSセンサー等のうちの少なくとも1つであり得る。センサーは、トリガーされることに基づいて信号を生成し得、EVD101の制御回路108は、生成された信号を検出することに基づいて、EVD101内の分散液発生器103による分散液の生成を作動させ得る。使用履歴情報は、EVD101がつながれ得るPCC100に含まれる制御装置118、PCC100と通信可能にリンクするコンピュータ装置220、またはそれらの組合せのうち1つ以上において生成され得る。制御装置118で生成された使用履歴情報は、通信リンク210を介して、コンピュータ装置220に通信され得る。
【0144】
いくつかの例示的な実施形態では、使用履歴情報は、特定のカートリッジ102が、EVD状態、PCC状態等が決定された時にEVD101に結合されることに基づいて、特定のカートリッジ102と関連付けられ得る。例えば、決定されたEVD電源充電レベルの個々のインスタンスは、カートリッジ102が同時にEVD電源107に結合されることに基づいて、個々のカートリッジ102と関連付けられ得る。使用履歴情報をカートリッジ102と関連付けることは、使用履歴情報をカートリッジ102と関連付けられるカートリッジアカウントと関連付けることを含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、使用履歴情報は、使用履歴情報を1つ以上の特定のカートリッジアカウントと関連付けることに基づいて、選択的に表示され得る。したがって、異なるカートリッジ102の使用は、より正確に追跡され得る。
【0145】
いくつかの例示的な実施形態では、使用履歴インターフェース601は、結合したEVD101と併用されベイピングを支持する種々のカートリッジ102を識別する、カートリッジ識別情報610を提供する。示されるように、情報610は、個々のカートリッジ102と関連付けられる一意的識別子611、612を含み得る。さらに示されるように、所与の識別子は、強調されて、インターフェース601に表示される使用履歴情報620、650が所与の識別子と関連付けられる使用履歴情報を含むことを示し得る。
【0146】
図6Aは、使用履歴インターフェース601を示し、ここにおいて、識別子611が強調されているが、識別子612は強調されていない。したがって、情報610は、使用履歴情報620、650が、識別子611と関連付けられるカートリッジ102と関連する使用履歴情報を含み、識別子612と関連付けられるカートリッジと関連する使用履歴情報を含まないこと、を示す。
【0147】
図6Bは、使用履歴インターフェース601を示し、ここにおいて、識別子611と識別子612の両方が強調されている。したがって、情報610は、使用履歴情報620、650が、識別子611と関連付けられるカートリッジ102と関連する使用履歴情報と、識別子612と関連付けられるカートリッジ102と関連する使用履歴情報の両方を含むこと、を示す。
【0148】
使用履歴インターフェース601は、経時的にベイピングを支持するための1つ以上のカートリッジ102の使用を示す使用履歴情報のグラフィカル表現620を含む。グラフ620は、一組の期間624のそれぞれの間のベイピングの量622を示す。図6Aおよび図6Bに示す例示の実施形態では、グラフ620は、現在の日の前また現在の日を含む一組の日625のうちの各別の日の間のベイピングの量622を示す。
【0149】
示されるグラフ620は、棒グラフであるが、グラフ620は、線グラフ、円グラフ等を含む、1つ以上の期間にわたるベイピングを示す任意のタイプのグラフであることができることが理解されよう。
【0150】
図6Aおよび図6Bに示すように、グラフ620は、強調される一意的インジケーター611-612で示すような各カートリッジ102によって支持されるベイピングの量を示す。例えば、図6Aにおいて、一意的インジケーター611が強調され、一意的インジケーター612が強調されない場合、グラフ620は、一意的インジケーター611と関連付けられるカートリッジによって支持されるベイピングの量を示す棒の組630を含む。別の実施例では、図6Aにおいて、一意的インジケーター611と612の両方が強調される場合、グラフ620は、一意的インジケーター611と関連付けられるカートリッジ102によって支持されるベイピングの量を示す棒の組630と、一意的識別子612と関連付けられるカートリッジ102によって支持されるベイピングの量を示す棒の別の組640と、を含む。図6Bに示すように、棒の個々の組630、640は、グラフ620上に配置され、それらは、強調された一意的インジケーター611-612のすべてと関連付けられるカートリッジ102によって集合的に支持されるベイピングの合計数を示し得る。
【0151】
使用履歴インターフェース601は、経時的にベイピングを支持するための1つ以上のカートリッジ102の使用を示す使用履歴情報のテキスト表現650を含む。情報650は、情報652および情報654を含む。情報652は、現在の期間(例えば、「今日」)を含む特定の期間の間の強調された一意的インジケーター611-612と関連付けられる、1つ以上のカートリッジ102によって支持される特定の数のベイピングを示す。情報654は、複数の期間の集合を含み得る別の期間の間の強調された一意的インジケーター611-612と関連付けられる、1つ以上のカートリッジ102によって支持される特定の数のベイピングを示す。複数の期間の集合は、現在の期間を含み得る。複数の期間の集合は、すべての期間を含んでもよく(例えば、「今日」)、そのため情報654は、強調された一意的インジケーター611-612と関連付けられる、1つ以上のカートリッジ102によって支持される特定の数のベイピングを示す。
【0152】
図7は、いくつかの例示的な実施形態による、図2の遠隔に位置するコンピュータ装置220によって生成されるショッピング表示インターフェースを示す図である。
【0153】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ装置ディスプレイ228は、ショッピングインターフェース701を表示し、使用履歴インターフェース501は、PCCに結合されたEVD101によってベイピングを支持するための1つ以上のカートリッジ102の使用の履歴を示す情報を提供し、PCC100は、コンピュータ装置表示インターフェース228がその中に含まれる、コンピュータ装置220にリンクされる。
【0154】
いくつかの例示的な実施形態では、コンピュータ装置220と相互作用する成人イーベイピング装置使用者230には、カートリッジ102の購入を容易にするインターフェース226が提供され得、購入されるカートリッジ102は、コンピュータ装置220が通信可能にリンクするPCC100に結合されるEVD101のカートリッジ102と同様である。カートリッジ102は、カートリッジ102と関連付けられる識別情報に基づいて、識別され得る。PCC100の制御装置118は、カートリッジ102に含まれる電子記憶装置105を含むEVD101の1つ以上の部分からの識別情報にアクセスし得る。制御装置118は、識別情報をコンピュータ装置220に通信し得る。制御装置118は、貯蔵レベルを含むカートリッジ102と関連付けられるEVD状態情報をさらに通信し得る。
【0155】
制御装置118から受信されるカートリッジ102と関連付けられる情報に基づいて、コンピュータ装置220は、カートリッジ102に対応するカートリッジと関連付けられる購入オプションを提示するように構成される、ショッピングインターフェース701を提供し得る。購入オプションは、表示インターフェース228を介して、成人イーベイピング装置使用者230に提供され得る。購入オプションは、対応するカートリッジ102の購入のために利用され得る近傍位置、成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して1つ以上の対応するカートリッジ102を注文し得るインターフェース、またはそれらの組合せを提供し得る。結果として、成人イーベイピング装置使用者230には、PCC100に現在リンクされているカートリッジ102と同様のカートリッジを購入する能力が提供され得る。
【0156】
示されるように、ショッピングインターフェース701は、標的カートリッジインジケーター702を含む。インジケーター702は、インターフェース701によって提示された追加的な情報710、720が関連付けられる、特定のカートリッジ102を示す。インジケーター702は、特定のカートリッジ102と関連付けられる一意的識別子を示す。一意的識別子は、手動で入力される一意的識別子等のリストより選択され得る。いくつかの例示的な実施形態では、標的カートリッジインジケーター702は、カートリッジ102内に保持されている製剤の風味剤および香味のうちの少なくとも1つを識別する情報を含む、カートリッジ102と関連付けられる識別情報の1つ以上のインスタンスを含む。識別情報は、コンピュータ装置220に通信可能にリンクされたPCC100から受信され得る。
【0157】
示されるように、ショッピングインターフェース701は、コンピュータ装置220の現在の地理的位置から増加する距離順で配置される、一組の店舗入力711の表現710を含む。各入力711は、識別子702と関連付けられる1つ以上のEVD装置の購入のために利用され得る、店舗の識別712を含む。各入力711はまた、識別された店舗の物理的アドレスおよび近接性の表示714と、成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して相互作用して、少なくとも識別された店舗の地理的位置のマップ表示にアクセスし得る、対話式マップアイコン716と、を含む。
【0158】
表示された店舗入力711は、入力のリストより選択され得る。各店舗入力は、入力により示される店舗での購入用に入手可能なカートリッジ102のリストとそれぞれ関連付けられ得る。カートリッジ102のリストは、一意的識別子によって入手可能なカートリッジ102を識別し得る。カートリッジ102がそれに従って購入用に入手可能として識別される一意的識別子は、特定のカートリッジ102がそれを介して特定され得る識別子702に対応し得る。入力は、識別子702と、入力711と関連付けられる入手可能なカートリッジ102の識別子、入力711と関連付けられる物理的位置および近接性、またはそれらの組合せとの関連性のうち1つ以上に基づいて、選択され得る。
【0159】
示されるように、ショッピングインターフェース701は、オンライン購入用のポータル720を含み得る。そのポータルは、識別子702に対応するカートリッジ102の表現722、対応するカートリッジ102と関連付けられる情報724、および成人イーベイピング装置使用者230がそれを介して相互作用して、対応するカートリッジ102を購入し得る、対話式アイコン726を提示し得る。ディスプレイ228がその中に含まれるコンピュータ装置220は、通信ネットワークを介して、購入サービスと通信可能にリンクされてもよく、ポータル720は、コンピュータ装置と購入サービスとの間の相互作用に基づいて、表示され得る。購入サービスは、コンピュータ装置220から離れて位置し、1つ以上の通信ネットワークを介してコンピュータ装置220に通信可能に結合される、1つ以上のコンピュータシステムで実施され得る。
【0160】
図8は、いくつかの例示的な実施形態による、EVDと遠隔に位置するコンピュータ装置の相互作用の方法を示すフローチャートである。その相互作用は、制御装置を介して実施され得る。通信を実行する制御装置は、少なくとも図1および図2と関連して示され、上述された、PCC100の制御装置118を含み得る。
【0161】
図8を参照すると、802において、制御装置は、PCCがEVDと結合しているかどうかを決定する。そうである場合、804において、制御装置は、PCCとEVDとの間の通信リンクを確立するようにインターフェースに命令する。この決定することは、制御装置が、インターフェースを介してEVDから情報を受信することに基づき得る。通信リンクは、PCCの1つ以上の部分とEVDの1つ以上の部分との間の直接的な結合を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、通信リンクは、無線ネットワーク通信リンクである。
【0162】
806において、制御装置は、EVDの1つ以上の部分との通信を介して、EVD電源セクション情報にアクセスする。制御装置は、制御回路108に記憶された情報にアクセスすること、制御回路108からの情報にクエリすること、EVDの電源セクションの1つ以上の部分を監視することに基づいて情報を生成すること、それらの組合せ等を実行し得る。例えば、制御装置は、通信リンクを介してEVD電源を監視することに基づいて、EVD電源充電レベル情報を生成し得る。
【0163】
808において、制御装置は、EVDの1つ以上の部分との通信を介して、カートリッジ情報にアクセスする。制御装置は、EVD内の制御回路に記憶された情報にアクセスすること、EVDのカートリッジ内の電子記憶装置に記憶された情報にアクセスすること、カートリッジの1つ以上の部分を監視することに基づいて情報を生成すること、それらの組合せ等を実行し得る。例えば、制御装置は、カートリッジ内の電子記憶装置からのデータにアクセスすることに基づいて、カートリッジ識別情報にアクセスし得る。
【0164】
810において、制御装置は、EVDの1つ以上の部分の状態を決定し、前記決定した状態を示すEVD状態情報を生成する。制御装置は、カートリッジ情報または電源セクション情報のうち1つ以上に基づいて、EVD状態を決定する。
【0165】
810での決定することは、EVDからアクセスされたカートリッジ情報に基づいて、カートリッジの識別を決定すること812を含み得る。カートリッジの識別を決定することは、カートリッジの1つ以上の一意的識別子を決定すること、カートリッジ内に保持されている製剤の1つ以上の属性を決定すること、およびそれらの組合せを含み得る。
【0166】
810での決定することは、EVDからアクセスされたカートリッジ情報に基づいて、カートリッジの1つ以上の分散液発生器の製剤貯蔵レベルを決定すること814を含み得る。貯蔵レベルは、カートリッジの貯蔵部内に保持されている製剤の量、カートリッジの貯蔵部内に保持されている製剤のカートリッジの完全に充填された貯蔵部内に保持されている製剤の量に対する比率、カートリッジの貯蔵部内に保持されている製剤を用いた分散液の生成によって提供され得るベイピングの量、およびそれらの組合せのうち1つ以上を示す情報を含み得る。
【0167】
810での決定することは、EVDの電源セクションに含まれるEVD電源の充電レベルを決定すること816を含み得る。EVD電源充電レベルは、EVD電源に蓄えられている電力の量、EVD電源内に保持されている電力の完全に充電したEVD電源内に保持されている電力の量に対する比率、EVD電源を完全に放電するのに提供され得るベイピングの量、およびそれらの組合せのうち1つ以上を示す情報を含み得る。
【0168】
820において、制御装置は、PCCに含まれるPCCバッテリーの充電レベルを決定する。充電レベルは、PCCバッテリーに蓄えられている電力の量、PCCバッテリー内に保持されている電力の完全に充電したPCCバッテリー内に保持されている電力の量に対する比率、PCCバッテリーを完全に放電するのに提供され得るベイピングの量、PCCの内部バッテリーがEVDを満充電し得るまでの時間の量、およびそれらの組合せのうち1つ以上を示す情報を含み得る。
【0169】
830において、制御装置は、結合されたEVDのカートリッジが既存のカートリッジアカウントと関連付けられるかどうかを決定する。カートリッジアカウントは、制御装置に、または制御装置に通信可能に結合される電子記憶装置に局所的に記憶され得る。カートリッジアカウントは、そのアカウントと関連付けられるEVDカートリッジを一意的に識別する、識別情報を含み得る。830における決定することは、812で決定したカートリッジ識別情報と、1つ以上のカートリッジアカウントに含まれる識別情報とを比較することを含み得る。840において、812で決定したカートリッジ識別情報が、いくつかのカートリッジアカウントに含まれる識別情報と関連していないと決定された場合、制御装置は、新しいカートリッジアカウントを生成して、決定されたカートリッジ識別情報とその新しいアカウントとを関連付けし、それにより、結合されたEVDのカートリッジと関連付けられるカートリッジアカウントが生成される。
【0170】
850において、制御装置は、808でアクセスしたカートリッジ情報および810で決定されたEVD状態情報をそのカートリッジアカウントに関連付けして、EVD装置に関連するカートリッジの使用を監視する。そのような監視することは、カートリッジの経過時間単位ごとのベイピングの回数、カートリッジの使用の割合、カートリッジと同様のパラメーター(例えば、共通の風味剤)をもつカートリッジの使用等を監視することを含み得る。
【0171】
上述の記述は、例示の目的および記述のために提供される。本開示を詳解し、または限定することは意図されない。特定の例示的な実施形態の個々の要素または特徴は概して、その特定の実施形態に限定されないが、適当な場合には、特に示されず、または説明されていない場合であったとしても、互換的であり、また選択した実施形態で用いられてもよい。また、同様のものは多くの方法で変形されてもよい。こうした変形は、本開示を逸脱するものと見なされず、すべてのこうした変更は、本開示の範囲内に含まれることが意図される。
【0172】
1. イーベイピング装置(EVD)を保持するための個人用キャリングケース(PCC)であって、
前記EVDとの第一の通信リンクを確立するように構成される、第一の通信インターフェースと、
遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立するように構成される、第二の通信インターフェースと、
前記コンピュータ装置から受信した制御命令に従って、前記EVDの少なくとも1つの要素を制御するように構成される、制御装置であって、前記制御命令が、前記第二の通信リンクを介して受信され、前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して前記EVDの前記少なくとも1つの要素を制御する、制御装置と、を含む個人用キャリングケース(PCC)。
2. 前記第二の通信リンクが、アドホック無線ネットワーク通信リンクであって、
前記制御装置が、前記第一の通信インターフェースが前記EVDとの前記第一の通信リンクを確立することに基づいて、前記第二の通信インターフェースに命令して、前記第二の通信リンクを確立させるように構成される、1に記載のPCC。
3. 前記制御装置が、前記少なくとも1つの要素を制御して、選択的に前記EVDが分散液を生成することを不能にするように構成される、1または2に記載のPCC。
4. 前記制御装置が、前記少なくとも1つの要素を制御して、ベイピングの間に前記EVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節するように構成される、1、2または3に記載のPCC。
5. 前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素から情報を受信するように構成され、前記情報が、前記EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられ、
前記制御装置が、前記情報に基づいて、前記EVDと関連付けられる状態を決定するようにさらに構成され、
前記制御装置が、前記第二の通信リンクを介して、前記コンピュータ装置に前記状態を通信するようにさらに構成される、1~4のいずれかに記載のPCC。
6. 前記EVDが、カートリッジおよび電源セクションを含み、前記カートリッジが、電力の受け取りに基づいて、分散液を生成するように構成され、前記電源セクションが、EVD電源および制御回路を含み、前記EVD電源が、前記電力を前記カートリッジに供給するように構成され、前記EVD制御回路が、前記EVD電源から前記カートリッジへの前記電力の供給を選択的に制御するように構成される、5に記載のPCC。
7. 前記情報が、前記EVDの前記カートリッジと関連付けられる、カートリッジ情報を含む、6に記載のPCC。
8. 前記カートリッジ情報が、
前記カートリッジを識別する、識別情報、
製剤の香味を示す、風味剤情報であって、前記製剤が、前記カートリッジの貯蔵部内に保持されている、風味剤情報、および
前記カートリッジの貯蔵部内に保持されている製剤の量を示す、製剤貯蔵レベル情報、
のうちの少なくとも1つを含む、7に記載のPCC。
9. 前記制御装置が、前記カートリッジ情報に基づいて、前記カートリッジをカートリッジアカウントと関連付けるように構成され、
前記制御装置が、経時的に前記EVDから受信するEVD情報を監視することに基づいて、EVD使用履歴情報を生成するようにさらに構成され、前記EVD使用履歴情報が、ベイピングの間に分散液を生成するための前記EVDの使用と関連付けられ、
前記制御装置が、前記監視するEVD情報に含まれるカートリッジ情報と前記カートリッジアカウントに関連する前記カートリッジとを関連付けすることに基づいて、前記EVD使用履歴情報を前記カートリッジアカウントと関連付けるようにさらに構成される、7または8に記載のPCC。
10. 前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して、前記カートリッジ記憶装置から前記カートリッジ情報を受信するように構成され、前記カートリッジ記憶装置が、前記カートリッジに含まれる、7、8または9に記載のPCC。
11. 前記情報が、前記EVD電源の充電レベルを示すEVD電源情報を含み、
前記制御装置が、前記第一の通信リンクを介して、前記電源セクションから前記EVD電源情報を受信するように構成される、6~10のいずれかに記載のPCC。
12. 前記制御装置が、前記情報に基づいて通知を生成するように構成され、前記通知が、前記EVDの少なくとも1つの操作パラメーターが少なくとも警告閾値を満たしていることを示す、5~11のいずれかに記載のPCC。
13. 個人用キャリングケース(PCC)内に保持されているイーベイピング装置(EVD)との第一の通信リンクを確立することと、
遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立することと、
前記コンピュータ装置から前記PCCに通信される制御命令に従って、前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素を制御することであって、前記制御命令が、前記第二の通信リンクを介して通信される、制御することと、を含む、方法。
14. 前記第二の通信リンクが、アドホック無線ネットワーク通信リンクである、13に記載の方法。
15. 前記少なくとも1つの要素を制御することが、
前記EVDが分散液を生成することを選択的に不能にすること、
ベイピングの間に、前記EVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節すること、および
前記EVDの前記作動灯を選択的に不能にすること、のうちの少なくとも1つを含む、
13または14に記載の方法。
16. 前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素から情報を受信することであって、前記情報が、前記EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる、受信することと、
前記情報に基づいて、前記EVDと関連付けられる状態を決定することと、
前記第二の通信リンクを介して、前記状態を前記コンピュータ装置に通信することと、
をさらに含む、13、14または15に記載の方法。
17. プログラムコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードが、コンピュータ処理装置によって実行された時に、前記コンピュータ処理装置に、
個人用キャリングケース(PCC)内に保持されているイーベイピング装置(EVD)との第一の通信リンクを確立することと、
遠隔に位置するコンピュータ装置との第二の通信リンクを確立することと、
前記コンピュータ装置から前記PCCに通信される制御命令に従って、前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素を制御することであって、前記制御命令が、前記第二の通信リンクを介して通信される、制御することと、を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
18. 前記第二の通信リンクが、アドホック無線ネットワーク通信リンクである、17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
19. 前記少なくとも1つの要素を制御することが、
前記EVDが分散液を生成することを選択的に不能にすること、
ベイピングの間に、前記EVDの作動灯によって放出される光の少なくとも1つのパラメーターを選択的に調節すること、および
前記EVDの前記作動灯を選択的に不能にすること、のうちの少なくとも1つを含む、
17または18に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
20. 前記プログラムコードが、コンピュータ処理装置によって実行された時に、前記コンピュータ処理装置に、
前記第一の通信リンクを介して、前記EVDの少なくとも1つの要素から情報を受信することであって、前記情報が、前記EVDの少なくとも1つの要素と関連付けられる、受信することと、
前記EVD情報に基づいて、前記EVDと関連付けられる状態を決定することと、
前記第二の通信リンクを介して、前記状態を前記コンピュータ装置に通信することと、
をさらに行わせる、17、18または19に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
21. 遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することであって、前記PCCが、イーベイピング装置(EVD)と結合する、確立することと、
前記通信リンクを介して、前記結合されたEVDの少なくとも1つの要素と関連付けられるEVD状態情報を受信することと、
前記EVD状態情報のグラフィカル表現を表示することと、を含む、方法。
22. 前記EVD状態情報が、前記EVDの貯蔵部内に保持されている製剤の比率を示す情報を含み、前記製剤の比率が、前記EVDの完全に充填された貯蔵部内に保持されている製剤の量に対する前記貯蔵部内に保持されている前記製剤の量を示し、
前記EVD状態情報の前記グラフィカル表現が、前記貯蔵部のグラフィカル表現と、前記貯蔵部内に保持されている前記製剤の比率のグラフィカル表現と、を含む、21に記載の方法。
23. 前記EVD状態情報が、前記EVDのEVD電源の充電レベルを示す情報を含み、
前記EVD状態情報の前記グラフィカル表現が、前記EVD電源のグラフィカル表現と、前記EVD電源の前記充電レベルのグラフィカル表現と、を含む、21または22に記載の方法。
24. 前記EVD状態情報が、前記EVD内に現在の供給源を有するEVDによって提供され得る、個々のベイピングの残量を示す情報を含み、
前記EVD状態情報の前記グラフィカル表現が、前記EVDによって提供され得る、個々のベイピングの前記残量のグラフィカル表現を含む、21、22または23に記載の方法。
25. 遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することであって、前記PCCが、イーベイピング装置(EVD)と結合する、確立することと、
前記PCCの前記制御装置が、前記結合されたEVDの1つ以上の要素を制御し得ることに従って、少なくとも1つの制御設定を示す制御設定表示インターフェースを表示することであって、前記表示インターフェースが、前記少なくとも1つの制御設定と関連付けられる少なくとも1つの対話式アイコンを含み、前記少なくとも1つの対話式アイコンが、前記少なくとも1つの制御設定のグラフィカル表現を含む、表示することと、
前記少なくとも1つの対話式アイコンと成人イーベイピング装置使用者との相互作用に基づいて、前記少なくとも1つの制御設定に対する調節の成人イーベイピング装置使用者の仕様を受信して、調節される制御設定を確立することと、
前記調節された制御設定に従って、1つ以上の制御命令を前記PCCの前記制御装置に通信して、前記結合されたEVDの1つ以上の要素を制御するように前記制御装置に命令することと、を含む、方法。
26. 前記少なくとも1つの対話式アイコンが、スライディングスケールアイコンを含む、25に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-11-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することであって、前記PCCが、イーベイピング装置(EVD)と結合する、確立することと、
前記通信リンクを介して、前記結合されたEVDの少なくとも1つの要素と関連付けられるEVD状態情報を受信することと、
前記EVD状態情報のグラフィカル表現を表示することと、を含む、方法。
【請求項2】
前記EVD状態情報が、前記EVDの貯蔵部内に保持されている製剤の比率を示す情報を含み、前記製剤の比率が、前記EVDの完全に充填された貯蔵部内に保持されている製剤の量に対する前記貯蔵部内に保持されている前記製剤の量を示し、
前記EVD状態情報の前記グラフィカル表現が、前記貯蔵部のグラフィカル表現と、前記貯蔵部内に保持されている前記製剤の比率のグラフィカル表現と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記EVD状態情報が、前記EVDのEVD電源の充電レベルを示す情報を含み、
前記EVD状態情報の前記グラフィカル表現が、前記EVD電源のグラフィカル表現と、前記EVD電源の前記充電レベルのグラフィカル表現と、を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記EVD状態情報が、前記EVD内に現在の供給源を有するEVDによって提供され得る、個々のベイピングの残量を示す情報を含み、
前記EVD状態情報の前記グラフィカル表現が、前記EVDによって提供され得る、個々のベイピングの前記残量のグラフィカル表現を含む、請求項1、2または3に記載の方法。
【請求項5】
遠隔に位置する個人用キャリングケース(PCC)の制御装置との通信リンクを確立することであって、前記PCCが、イーベイピング装置(EVD)と結合する、確立することと、
前記PCCの前記制御装置が、前記結合されたEVDの1つ以上の要素を制御し得ることに従って、少なくとも1つの制御設定を示す制御設定表示インターフェースを表示することであって、前記表示インターフェースが、前記少なくとも1つの制御設定と関連付けられる少なくとも1つの対話式アイコンを含み、前記少なくとも1つの対話式アイコンが、前記少なくとも1つの制御設定のグラフィカル表現を含む、表示することと、
前記少なくとも1つの対話式アイコンと成人イーベイピング装置使用者との相互作用に基づいて、前記少なくとも1つの制御設定に対する調節の成人イーベイピング装置使用者の仕様を受信して、調節される制御設定を確立することと、
前記調節された制御設定に従って、1つ以上の制御命令を前記PCCの前記制御装置に通信して、前記結合されたEVDの1つ以上の要素を制御するように前記制御装置に命令することと、を含む、方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの対話式アイコンが、スライディングスケールアイコンを含む、請求項5に記載の方法。