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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022100433
(43)【公開日】2022-07-06
(54)【発明の名称】入学試験管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/20 20120101AFI20220629BHJP
【FI】
G06Q50/20
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020214391
(22)【出願日】2020-12-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-07-07
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年6月9日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000020246.html にて公表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年6月9日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000020246.html にて公表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年7月1日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000020246.html にて公表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年6月24日 https://admissions-office.net/ja/portal/2 にて公表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年5月18日 https://admissions-office.net/ja/portal/3 にて公表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年8月7日 https://admissions-office.net/ja/portal/4 にて公表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 2020年2月12日 https://youtu.be/fRutQGueqc4 にて公表
(71)【出願人】
【識別番号】399090994
【氏名又は名称】株式会社サマデイ
(74)【代理人】
【識別番号】100205626
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 博
(72)【発明者】
【氏名】相川 秀希
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC34
(57)【要約】      (修正有)
【課題】多言語に対応する入学試験管理システムを提供する。
【解決手段】入学試験管理システム1は、学校ごと言語ごとに学校に関する情報を格納する大学データベース201と、学校が募集する募集の内容を格納する募集データベース202と、募集の内容を示すフォームをフォームに配置する要素に関する情報とともに言語ごとに募集に関連付けて格納するコンテンツ管理データベース206と、ユーザによって指定された学校に関する情報を学校データベースに言語ごとに格納する学校情報編集部と、ユーザによって学校ごとに指定される募集の内容を言語ごとに学校に関連付けて募集データベース202に格納する募集編集部と、ユーザによって指定される要素をユーザによって指定されるフォームのユーザによって指定される位置に配置し、募集に関連付けて言語ごとにコンテンツ管理データベース206に格納するフォーム編集部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
学校ごと言語ごとに前記学校に関する情報を格納する学校データベースと、
前記学校が募集する募集の内容を前記募集ごと、前記言語ごとに前記学校に関連付けて格納する募集データベースと、
前記募集の内容を示すフォームを前記フォームに配置する要素に関する情報とともに前記言語ごとに前記募集に関連付けて格納するコンテンツ管理データベースと、
ユーザによって指定された前記学校に関する情報を前記学校データベースに前記言語ごとに格納する学校情報編集部と、
前記ユーザによって前記学校ごとに指定される前記募集の内容を前記言語ごとに前記学校に関連付けて前記募集データベースに格納する募集編集部と、
前記ユーザによって指定される要素を前記ユーザによって指定される前記フォームの前記ユーザによって指定される位置に配置し、前記募集に関連付けて前記言語ごとに前記コンテンツ管理データベースに格納するフォーム編集部と、
を備える入学試験管理システム。
【請求項2】
出願者の出願者端末から指定される前記言語及び検索キーワードに基づいて、前記学校データベースを検索し、前記言語の前記学校に関する情報が前記学校データベースに格納されている場合にのみ、検索結果を示す画面に情報が公開されていることを示す公開識別子を表示する学校情報検索部をさらに備える請求項1に記載の入学試験管理システム。
【請求項3】
前記コンテンツ管理データベースは、
前記要素の表示順をさらに格納し、
前記フォーム編集部は、
前記ユーザの指示に従って変更された前記要素の前記表示順を前記コンテンツ管理データベースに格納する請求項1に記載の入学試験管理システム。
【請求項4】
前記ユーザが任意に設定する選択肢であるカスタム選択肢の内容を前記言語ごと、前記カスタム選択肢ごとに格納する選択肢データベースと、
前記カスタム選択肢を、前記ユーザの指定に従って前記募集に関連付けられる募集フォームの募集項目に関連付けて前記選択肢データベースに格納するカスタム選択肢編集部と、
をさらに備える請求項1に記載の入学試験管理システム。
【請求項5】
前記選択肢データベースは、
前記カスタム選択肢の内容の表示順をさらに格納し、
前記カスタム選択肢編集部は、
前記ユーザの指示に従って変更された前記カスタム選択肢の内容の前記表示順を前記選択肢データベースに格納する請求項4に記載の入学試験管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入学試験管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば大学入学試験のように、採用者が志願者を試験によって採否を決定することが従来行われている。
【0003】
志願者は採用者が独自に定める願書に必要事項を記載し、期日までに提出しなければ試験を受けることができない。志願者は複数の大学の受験を希望する場合には、各大学により異なる願書に必要事項等を記載する必要がある。しかしこのような状況は国際的にみると日本に独自のものとなりつつある。
【0004】
例えば、アメリカ合衆国においては、統一された願書フォームが志願者にインターネットを介して提供され、志願者は一度入力した項目を再入力することなくオンラインによって出願できるシステムが稼働している。そして、このシステムはアメリカ合衆国以外に居住する志願者も利用することができる。このため、アメリカ合衆国の大学は世界各国から優秀な学生を集めることに成功している。
【0005】
この点に関し、大学が独自のフォーマットを作成することができるオンライン出願システムが提案されている(例えば、特許文献1。)。
【0006】
しかし、このシステムにおいては次のような問題点が解決されていない。
【0007】
(1)複数の大学によって共通の願書フォーマットを使用することにより、志願者の負担を軽減すること。
(2)外国語を母国語とする志願者が利用しやすい願書フォーマット等を提供すること。
(3)大学側の管理者の作業負担をより軽減すること。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005-189924公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、多言語に対応する入学試験管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、学校ごと言語ごとに前記学校に関する情報を格納する学校データベースと、前記学校が募集する募集の内容を前記募集ごと、前記言語ごとに前記学校に関連付けて格納する募集データベースと、前記募集の内容を示すフォームを前記フォームに配置する要素に関する情報とともに前記言語ごとに前記募集に関連付けて格納するコンテンツ管理データベースと、ユーザによって指定された前記学校に関する情報を前記学校データベースに言語ごとに格納する学校情報編集部と、前記ユーザによって前記学校ごとに指定される募集の内容を言語ごとに前記学校に関連付けて前記募集データベースに格納する募集編集部と、前記ユーザによって指定される要素を前記ユーザによって指定されるフォームの前記ユーザによって指定される位置に配置し、前記募集に関連付けて言語ごとに前記コンテンツ管理データベースに格納するフォーム編集部と、を備える入学試験管理システムを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、多言語に対応する入学試験管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】入学試験管理システムの構成を示す図である。
図2】大学データベースのデータ構成を示す図である。
図3】募集データベースのデータ構成を示す図である。
図4】選択肢データベースのデータ構成を示す図である。
図5】出願管理データベースのデータ構成を示す図である。
図6】出願者管理データベースのデータ構成を示す図である。
図7】コンテンツ管理データベースのデータ構成を示す図である。
図8】募集開始動作のフローチャートである。
図9】応募処理動作のフローチャートである。
図10】大学情報編集動作のフローチャートである。
図11】選択肢作成編集動作のフローチャートである。
図12】募集情報編集動作のフローチャートである。
図13】大学検索動作のフローチャートである。
図14】大学情報編集画面の例を示す図である。
図15】大学情報コンテンツ編集画面の例を示す図である。
図16】大学情報コンテンツ編集画面(編集中)の例を示す図である。
図17】選択作成肢編集画面の例を示す図である。
図18】大学情報コンテンツ編集画面(英語版編集中)の例を示す図である。
図19】学科・研究科情報コンテンツ編集画面の例を示す図である。
図20】募集情報編集画面の例を示す図である。
図21】募集詳細編集画面の例を示す図である。
図22】願書編集メニュー画面の例を示す図である。
図23】大学検索画面の例を示す図である。
図24】英語大学検索画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態に係る入学試験管理システムを詳細に説明する。本実施形態の入学試験管理システム1は、大学入試以外の採用試験にも適用できるが、以下、大学入学試験を例に説明する。
【0014】
図1は、本実施形態に係る入学試験管理システム1の構成を示す図である。図1に示すように、入学試験管理システム1は、制御部10と、記憶部20と、入出力部30と、通信部40と、を備える。
【0015】
入学試験管理システム1は、いわゆるコンピュータないしサーバによって実現できる。
【0016】
制御部10は、演算装置であるCPU(central processing unit)を備える。
【0017】
記憶部20は、ハードディスクドライブ、メモリなどの記憶装置を備える。記憶部20は入学試験管理システム1のプログラムを記憶し、制御部10は記憶部20からこのプログラムを順次読みだして実行する。
【0018】
記憶部20は、大学データベース201と、募集データベース202と、選択肢データベース203と、出願管理データベース204と、出願者管理データベース205と、コンテンツ管理データベース206と、を備える。
【0019】
記憶部20が格納するデータベース群は、複数のデータベースによって構成されていてもよいし、単一のデータベースとして構成されていてもよい。本実施形態においては、単一のデータベースとして構成されうるリレーショナル型データベースとして説明する。
【0020】
大学データベース201には、大学多言語テーブル、学部多言語テーブル、学科多言語テーブルなどが含まれる。
【0021】
募集データベース202には、募集テーブル、募集書類テーブル、関連付けテーブル、募集フォームテーブル、募集項目テーブル、バリデーションテーブル、ルールテーブルなどが含まれる。
【0022】
出願管理データベース204には、出願テーブル、出願入力値テーブル、などが含まれる。
【0023】
出願者管理データベース205には、出願者テーブル、出願者情報書類テーブル、出願者情報入力値テーブルなどが含まれる。
【0024】
コンテンツ管理データベース206には、コンテンツテーブル、要素テーブル、見出しテーブル、本文テーブル、画像テーブル、リンクテーブル、性別テーブル、国テーブル、言語テーブルなどが含まれる。
【0025】
入出力部30は、キーボード、マウス、ディスプレイなどの入出力装置を備える。
【0026】
通信部40は、インターネット2のような公衆通信回線網を介して通信可能な通信装置を備える。
【0027】
入学試験管理システム1は、通信部40によりインターネット2を介して、大学の管理者などのユーザ端末3と、学生などの志願者の出願者端末4と、通信する。
【0028】
図2は、大学データベース201のデータ構成を示す図である。図2に示すように、大学データベース201は、大学に関する情報を複数の言語によって格納する。
【0029】
大学テーブルは、大学に固有に割り当てられる識別子である大学IDと、学校の設立者を示す学校区分IDと、大学のホームページの所在を示すURL(Uniform Resource Locator)と、を格納する。
【0030】
大学多言語テーブルは、言語ごとに大学に固有に割り当てられる識別子である大学多言語IDと、大学IDと、言語ごとに固有に割り当てられる識別子である言語IDと、指定された言語によって記載される大学の名称と、指定された言語によって記載される大学の住所を示す所在地と、を格納する。
【0031】
学部多言語テーブルは、学部に固有に割り当てられる識別子である学部IDと、大学IDと、言語IDと、指定された言語によって記載される学部の名称と、を格納する。
【0032】
学科多言語テーブルは、学科に固有に割り当てられる識別子である学科IDと、学部IDと、言語IDと、指定された言語によって記載される学科の名称と、を格納する。
【0033】
図2における各直線は、リレーショナル型データベースのリレーションシップ(関連付け)を示す。リレーションシップは1:多を指定できる。以下の各図においても同様である。各テーブルの最上位のカラムはキー項目を示し、キー項目は自動生成される。
【0034】
図3は、募集データベース202のデータ構成を示す図である。図3に示すように、募集データベース202は、志願者の募集ごとに募集要綱に相当する内容の募集に関する情報を格納する。志願者の募集には、例えば一般入試募集、推薦入試募集、AO入試募集などが含まれ、募集者である大学が任意に設定できる。
【0035】
募集テーブルは、募集ごとに固有に割り当てられる識別子である募集IDと、学科IDと、言語IDと、WEBページに表示するコンテンツの集合ごとに固有に割り当てられるコンテンツIDと、募集に割り当てられる募集名称と、募集の定員と、受験料と、試験会場と、募集内容の公開開始日時を示す公開開始日時と、願書の受付を開始する募集開始日時と、を格納する。
【0036】
募集書類テーブルは、応募に必要な一群の書類ごとに固有に割り当てられる識別子である募集書類一覧IDと、募集IDと、言語IDと、指定された言語によって記載される募集の名称と、を格納する。
【0037】
関連付けテーブルは、募集書類一覧と各募集書類との関連付けごとに固有に割り当てられる識別子である関連付けIDと、募集書類一覧IDと、各募集書類に固有に割り当てられる識別子である募集書類IDと、を格納する。
【0038】
募集フォームテーブルは、WEBページに表示する募集のためのフォームごとに固有に割り当てられる募集フォームIDと、募集書類IDと、指定された言語によって記載されるフォームの名称とを格納する。
【0039】
募集項目テーブルは、募集フォーム内に表示される項目ごとに固有に割り当てられる募集項目IDと、募集フォームIDと、表示する選択肢の集合ごとに固有に割り当てられる識別子である選択肢IDと、項目の表示順を示す表示順と、を格納する。
【0040】
バリデーションテーブルは、語学などのスキルの評価付けであるバリデーションごとに固有に割り当てられる識別子であるバリデーションIDと、募集項目IDと、バリデーションのルールごとに固有に割り当てられるルールIDと、語学などのスキルの許容下限値などを示す比較値と、を格納する。
【0041】
ルールテーブルは、ルールIDと、指定された言語によって記載されるバリデーションの名称と、バリデーションの表示順と、を格納する。
【0042】
図4は、選択肢データベース203のデータ構成を示す図である。図4に示すように、選択肢データベース203は、ユーザである大学の管理者が任意に設定するカスタム選択肢の内容を格納する選択肢テーブルと、入学試験管理システム1がデフォルトにて提供する選択肢を格納する共通選択肢テーブル及び共通選択肢要素テーブルと、を格納する。
【0043】
選択肢テーブルは、カスタム選択肢ごとに固有に割り当てられる識別子である選択肢IDと、募集項目IDと、言語IDと、選択肢の要素ごとに割り当てられるコードと、選択肢の要素に表示されるラベルと、フォームにおけるカスタム選択肢の表示順と、を格納する。ラベルは指定された言語によって記載される。
【0044】
共通選択肢テーブルは、共通選択肢ごとに固有に割り当てられる識別子である共通選択肢IDと、言語IDと、大学IDと、共通選択肢の名称と、共通選択肢のフォームにおける表示順と、を格納する。
【0045】
共通選択肢要素テーブルは、共通選択肢の要素ごとに固有に割り当てられる識別子である共通選択肢要素IDと、共通選択肢IDと、コードと、ラベルと、ラベルの選択肢における表示順と、を格納する。ラベルは指定された言語によって記載される。
【0046】
図5は、出願管理データベース204のデータ構成を示す図である。図5に示すように、出願管理データベース204は、願書ごとに願書の内容に関する情報を格納する。
【0047】
出願テーブルは、出願ごとに固有に割り当てられる識別子である出願IDと、募集IDと、出願者に固有に割り当てられる識別子である出願者IDと、選考の進捗状況を示す選考状況と、合否判定と、を格納する。
【0048】
出願書類テーブルは、提出される出願書類ごとに固有に割り当てられる識別子である出願書類IDと、出願IDと、募集書類IDと、を格納する。
【0049】
出願入力値テーブルは、フォームから入力される入力値に固有に割り当てられる識別子である出願入力値IDと、出願書類IDと、項目ごとに固有に割り当てられる識別子である項目IDと、項目の入力値と、を格納する。
【0050】
図6は、出願者管理データベース205のデータ構成を示す図である。図6に示すように、出願者管理データベース205は、出願者に関する情報を言語選択可能に格納する。
【0051】
出願者テーブルは、出願者IDと、出願者のメールアドレスと、出願者の氏名と、出願者の性別に固有に割り当てられる識別子である性別IDと、言語IDと、を格納する。
【0052】
出願者情報書類テーブルは、出願者情報に固有に割り当てられる識別子である出願者情報IDと、出願者IDと、募集書類IDとを格納する。
【0053】
出願者情報入力値テーブルは、出願者情報の入力値に固有に割り当てられる識別子である出願者入力値IDと、募集書類IDと、フォームから入力される入力値に固有に割り当てられる識別子である募集項目IDと、募集項目に入力された入力値と、を格納する。
【0054】
図7は、コンテンツ管理データベース206のデータ構成を示す図である。図7に示すように、コンテンツ管理データベース206は、各フォームに表示されるコンテンツの内容を言語ごとに格納する。
【0055】
コンテンツテーブルは、コンテンツの集合に固有に割り当てられる識別子であるコンテンツIDと、コンテンツの表示の対象となるフォームを示す対象フォーム名と、対象フォームごとに固有に割り当てられる識別子である対象フォームIDと、言語IDと、を格納する。
【0056】
要素テーブルは、コンテンツに含まれる要素ごとに固有に割り当てられる識別子である要素IDと、コンテンツIDと、フォームにおける要素の表示順と、を格納する。
【0057】
見出しテーブルは、フォームに表示する見出しに固有に割り当てられる識別子である見出しIDと、要素IDと、見出しの内容を示す見出しと、を格納する。
【0058】
本文テーブルは、フォームに表示する見出しに対応する本文に固有に割り当てられる識別子である本文IDと、要素IDと、本文の内容を示す本文と、を格納する。
【0059】
画像テーブルは、フォームに表示する画像に固有に割り当てられる識別子である画像IDと、要素IDと、画像のファイル名と、を格納する。
【0060】
リンクテーブルは、フォームに表示するリンクに固有に割り当てられる識別子であるリンクIDと、要素IDと、リンクに表示するURLと、を格納する。
【0061】
性別テーブルは、性別IDと、言語IDと、選択された言語によって記載される性別の表示名と、表示順と、を格納する。
【0062】
国テーブルは、国に固有に割り当てられる識別子である国IDと、言語IDと、選択された言語によって記載される国名の表示名と、表示順と、を格納する。
【0063】
言語テーブルは、言語に固有に割り当てられる識別子である言語IDと、言語を示す言語コードと、選択された言語によって記載される言語名の表示名と、表示順と、を格納する。
【0064】
図8は、入学試験管理システム1の制御部10が行う募集開始動作のフローチャートである。制御部10はユーザ端末3のブラウザに入力用の各種画面を表示させ、入力された情報を、インターネット2を経由してユーザ端末3から受信する。
【0065】
図8に示すように、ステップ801において、制御部10は大学管理者のアカウント登録を行う。制御部10は、別途設けられるユーザアカウントデータベースに、アカウントを登録する。入学試験管理システム1はこのアカウントによってログインしなければ使用することができない。
【0066】
ステップ802において、制御部10は大学データベース201の大学多言語テーブルに言語ごとに大学に関する情報を編集、登録する。
【0067】
ステップ803において、制御部10は大学データベース201の学部多言語テーブルに言語ごとに学部に関する情報を編集、登録する。また、制御部10は大学データベース201の学科多言語テーブルに言語ごとに学科に関する情報を編集、登録する。
【0068】
ステップ804において、制御部10は学科ごと、言語ごとに、募集データベース202に募集情報の編集、登録を行う。
【0069】
ステップ805において、制御部10は、言語ごとに、募集データベース202に募集書類、願書の編集、登録を行う。制御部10はカスタム選択肢の編集内容を選択肢データベース203に格納する。制御部10はコンテンツの編集内容をコンテンツ管理データベース206に格納する。
【0070】
ステップ806において、制御部10は、現在日時が募集データベース202の募集テーブルに格納された公開開始日時より後であると判定した場合、募集内容を募集ごとに大学データベース201、募集データベース202、選択肢データベース203、及びコンテンツ管理データベース206から選択された言語ごとに読み出し、インターネット2において公衆に公開する。
【0071】
ステップ807において、現在日時が募集データベース202の募集テーブルに格納された募集開始日時より後であると判定した場合、願書の受付を、インターネット2を経由して開始する。
【0072】
図9は、入学試験管理システム1の制御部10が行う応募処理動作のフローチャートである。
【0073】
図9に示すように、ステップ901において、制御部10は出願者端末4のブラウザに願書フォームを表示させ、入力された情報を、インターネット2を経由して出願者端末4から受信し、願書の内容を出願管理データベース204に、出願に関する情報を出願者管理データベース205に格納する。
【0074】
ステップ902において、制御部10は、受験番号を採番し、出願管理データベース204の出願テーブルに格納する。
【0075】
ステップ903において、制御部10は、出願管理データベース204及び出願者管理データベース205から、出願者ごと、出願ごとに受験票の情報を読み出し、該当する出願者の出願者端末4に受験票を公開する。
【0076】
ステップ904において、制御部10は、試験後に合否の判定を出願管理データベース204の出願テーブルに格納する。
【0077】
ステップ905において、制御部10は、別途指定された合格発表日時に選考状況の発表を、インターネット2を経由して行う。
【0078】
図10は、入学試験管理システム1の制御部10が学校情報編集部として行う大学情報編集動作のフローチャートである。この動作は、図8のステップ802の動作に相当する。
【0079】
図10に示すように、ステップ1001において、制御部10はユーザ端末3に大学情報編集画面1401を表示させる。制御部10はユーザ端末3のブラウザに大学情報編集画面1401を表示させることが、ユーザ端末3に新たにアプリケーションをインストールする必要がないという点において望ましい。他の画面についても同様である。
【0080】
ステップ1002において、制御部10は、ユーザ端末3から指定された言語に対応する言語IDを受信し、大学データベース201の大学多言語テーブルの言語IDに格納する。
【0081】
ステップ1003において、制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたかを判定する。制御部10は、「保存する」ボタンが押下されたと判定した場合(ステップ1003のY)、ステップ1004に進み、押下されたと判定しない場合(ステップ1003のN)、ステップ1006に進む。
【0082】
ステップ1004において、制御部10は、ユーザ端末3において入力された基本情報の内容を大学データベース201の大学テーブルに格納する。基本情報には、大学名、学校区分、入学試験管理システム1への掲載開始日時、掲載終了日時、WEBページのURL、学校プロフィール用画像のファイル名、問い合わせ先名称、及び、問い合わせ先電話番号などが含まれうる。
【0083】
ステップ1005において、制御部10は、ユーザ端末3において入力されたその他の言語の基本情報の内容を大学データベース201の大学多言語テーブルに格納する。その他の言語の基本情報には、言語ID、大学名、問い合わせ先名称、及び、問い合わせ先電話番号などが含まれうる。
【0084】
ステップ1006において、制御部10は、ユーザ端末3においてその他の言語の基本情報を追加する旨が指示されたかを判定する。制御部10は、その他の言語の基本情報を追加する旨が指示されたと判定した場合(ステップ1006のY)、ステップ1007に進み、指示されていないと判定した場合(ステップ1006のN)、ステップ1003に戻る。
【0085】
ステップ1007において、制御部10は、ユーザ端末3において入力された追加されたその他の言語の基本情報を大学データベース201の大学多言語テーブルにレコードを追加して格納する。
【0086】
制御部10は、別途設けられる学部情報入力ボタン、学科情報入力ボタンが押下された場合、それぞれ入力画面をユーザ端末3に表示させ、入力された情報を大学情報編集と同様に言語ごとに大学データベース201の学部多言語テーブルまたは学科多言語テーブルに格納する。
【0087】
図19に入力画面の例として学部・研究科情報コンテンツ編集画面1901を示す。学科情報コンテンツ編集画面は学部・研究科情報コンテンツ編集画面1901に準ずる。
【0088】
ステップ1008において、制御部10は、ユーザ端末3においてブラウザのタブが閉じられたかを判定する。制御部10は、タブが閉じられたと判定した場合(ステップ1008のY)、ステップ1009に進み、タブが閉じられていないと判定した場合(ステップ1008のN)、ステップ1003に戻る。
【0089】
ステップ1009において、制御部10は、ユーザ端末3に大学情報コンテンツ編集画面1501を表示させる。
【0090】
ステップ1010において、制御部10は、ユーザ端末3から指定された言語に対応する言語IDを受信し、コンテンツ管理データベース206のコンテンツテーブルの言語IDに格納する。
【0091】
ステップ1011において、制御部10は、要素の追加が指示されたかを判定する。要素の追加には、見出しの追加、テキスト(本文)の追加、画像の追加、リンクの追加、及び、選択肢の追加などが含まれうる。編集中の大学情報コンテンツ編集画面1501は図16に示す大学情報コンテンツ編集画面(編集中)1601のように、制御部10が要素を指定された順番に表示する。
【0092】
選択肢の追加が指示された場合、制御部10は、選択肢データベース203の共通選択肢テーブル及び共通選択肢要素テーブルから入学試験管理システム1があらかじめ格納してある共通選択肢を読み出し、ユーザ端末3にポップアップ表示させる。制御部10は、ユーザ端末3から指定された共通選択肢の共通選択肢IDを受信する。
【0093】
制御部10は、要素の追加が指示されたと判定した場合(ステップ1011のY)、ステップ1012に進み、要素の追加が指示されていないと判定した場合(ステップ1011のN)、ステップ1014に進む。
【0094】
ステップ1012において、制御部10は、ユーザ端末3からの指示に従い要素を追加し、位置の編集を行う。
【0095】
制御部10は、要素の追加が指示された場合、指定された要素をユーザ端末3に表示する。表示位置を下げる旨がユーザ端末3から指示された場合、制御部10は表示順の初期値である1に1を加えて2とする。表示位置を上げる旨がユーザ端末3から指示された場合、制御部10は表示順の設定値である2から1を減じて1とする。
【0096】
ステップ1013において、制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたかを判定する。制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたと判定した場合(ステップ1013のY)、ユーザ端末3から指定された内容をコンテンツ管理データベース206の要素テーブル及び各要素に対応するテーブルにそれぞれ格納して処理を終了し、押下されていないと判定した場合(ステップ1013のN)、ステップ1011に戻る。
【0097】
ステップ1014において、制御部10は、ユーザ端末3においてブラウザのタブが閉じられたかを判定する。制御部10は、タブが閉じられたと判定した場合(ステップ1014のY)、処理を終了し、タブが閉じられていないと判定した場合(ステップ1014のN)、ステップ1011に戻る。
【0098】
図11は、入学試験管理システム1の制御部10がカスタム選択肢編集部として行う選択肢作成編集動作のフローチャートである。この動作は、図10のステップ1012の動作において、図16に示す「選択肢を作成する」ボタンが押下された場合に、制御部10が行う動作である。
【0099】
図11に示すように、ステップ1101において、制御部10はユーザ端末3に選択肢作成編集画面1701を表示させる。
【0100】
ステップ1102において、制御部10は、ユーザ端末3から指定された言語に対応する言語IDを受信し、選択肢データベース203の選択肢テーブルの言語IDに格納する。
【0101】
ステップ1103において、制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたかを判定する。制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたと判定した場合(ステップ1103のY)、ステップ1107に進み、押下されていないと判定した場合(ステップ1103のN)、ステップ1104に進む。
【0102】
ステップ1104において、制御部10は、ユーザ端末3において選択肢の追加が指示されたかを判定する。制御部10は、選択肢の追加が指示されたと判定した場合(ステップ1104のY)、ステップ1105に進み、指示されていないと判定した場合(ステップ1104のN)、ステップ1103に戻る。
【0103】
ステップ1105において、制御部10は、選択肢作成編集画面1701の「マスタの内容」に入力枠を追加表示する。制御部10は、ユーザ端末3から入力枠に入力された選択肢とコードを受信する。
【0104】
制御部10は、ユーザ端末3から選択肢の位置を変更する指示を受信した場合、表示順に1を加算または減算し、変更後の状態をユーザ端末3に表示させる。
【0105】
ステップ1106において、制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたかを判定する。制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたと判定した場合(ステップ1106のY)、ステップ1107に進み、押下されていないと判定した場合(ステップ1106のN)、ステップ1103に戻る。
【0106】
ステップ1107において、制御部10は、ユーザ端末3から入力された内容を選択肢データベース203の選択肢テーブルに格納し、処理を終了する。
【0107】
図12は、入学試験管理システム1の制御部10が募集編集部及びフォーム編集部として行う募集情報編集動作のフローチャートである。この動作は、図8のステップ804の動作に相当する。
【0108】
図12に示すように、ステップ1201において、制御部10はユーザ端末3に募集情報編集画面2001を表示させる。
【0109】
ステップ1202において、制御部10は、ユーザ端末3から指定された言語に対応する言語IDを受信し、大学データベース201の大学多言語テーブルの言語IDに格納する。
【0110】
ステップ1203において、制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたかを判定する。制御部10は、「保存する」ボタンが押下されたと判定した場合(ステップ1203のY)、ステップ1204に進み、押下されたと判定しない場合(ステップ1203のN)、ステップ1206に進む。
【0111】
ステップ1204において、制御部10は、ユーザ端末3において入力された基本情報及び募集情報の内容を募集データベース202の募集テーブルに格納する。基本情報には、大学名、学部・研究科名称、学科・専攻などが含まれうる。募集情報には、定員、入学年月、受験番号フォーマット、公開開始日時、公開終了日時、募集開始日時、募集終了日時、問い合わせ名称、及び、問い合わせ電話番号などが含まれうる。
【0112】
募集テーブルは、募集ごと、言語ごとにレコードが生成され、学科IDによって大学データベース201の学科多言語テーブルの学科IDに関連付けられる。
【0113】
ステップ1205において、制御部10は、ユーザ端末3において入力されたその他の言語の基本情報及び募集情報の内容を募集データベース202の募集テーブルにレコードを追加して格納する。その他の言語の基本情報には、大学名、学部・研究科名称、学科・専攻などが含まれうる。その他の言語の募集情報には、定員、入学年月、受験番号フォーマット、公開開始日時、公開終了日時、募集開始日時、募集終了日時、問い合わせ名称、及び、問い合わせ電話番号などが含まれうる。
【0114】
ステップ1206において、制御部10は、ユーザ端末3においてその他の言語の基本情報及び募集情報を追加する旨が指示されたかを判定する。制御部10は、その他の言語の基本情報及び募集情報を追加する旨が指示されたと判定した場合(ステップ1206のY)、ステップ1207に進み、指示されていないと判定した場合(ステップ1206のN)、ステップ1203に戻る。
【0115】
ステップ1207において、制御部10は、ユーザ端末3において入力された追加されたその他の言語の基本情報及び募集情報を募集データベース202の募集テーブルにレコードを追加して格納する。
【0116】
ステップ1208において、制御部10は、ユーザ端末3においてブラウザのタブが閉じられたかを判定する。制御部10は、タブが閉じられたと判定した場合(ステップ1208のY)、ステップ1209に進み、タブが閉じられていないと判定した場合(ステップ1208のN)、ステップ1203に戻る。
【0117】
ステップ1209において、制御部10は、ユーザ端末3に募集詳細編集メニュー画面2101を表示させる。
【0118】
制御部10は、ユーザ端末3からの指示に従って、募集書類の編集、出願ステップの編集、推薦依頼書類の編集、郵送書類の設定、出願者の管理、及び、選考状況の設定などの動作を行う。
【0119】
ステップ1210において、制御部10は、ユーザ端末3から募集書類の編集が選択され、さらに別途設けられる募集書類編集画面から願書の編集を行う旨の指示があった場合、願書編集メニュー画面2201をユーザ端末3に表示させる。
【0120】
制御部10は、ユーザ端末3からの指示に従って、言語ごとに願書の基本情報を募集データベース202の募集テーブルにレコード追加する。
【0121】
ステップ1211において、制御部10は、要素の追加が指示されたかを判定する。要素の追加には、個人情報の追加、語学能力の追加などが含まれうる。
【0122】
選択肢の追加が指示された場合、制御部10は、選択肢データベース203の共通選択肢テーブル及び共通選択肢要素テーブルから入学試験管理システム1があらかじめ格納してある共通選択肢を読み出し、ユーザ端末3にポップアップ表示させる。制御部10は、ユーザ端末3から指定された共通選択肢の共通選択肢IDを受信する。
【0123】
制御部10は、要素の追加が指示されたと判定した場合(ステップ1211のY)、ステップ1212に進み、要素の追加が指示されていないと判定した場合(ステップ1211のN)、ステップ1214に進む。
【0124】
ステップ1212において、制御部10は、ユーザ端末3からの指示に従い要素を追加し、位置の編集を行う。
【0125】
制御部10は、要素の追加が指示された場合、指定された要素をユーザ端末3に表示する。表示位置を下げる旨がユーザ端末3から指示された場合、制御部10は表示順の初期値である1に1を加えて2とする。表示位置を上げる旨がユーザ端末3から指示された場合、制御部10は表示順の設定値である2から1を減じて1とする。
【0126】
ステップ1213において、制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたかを判定する。制御部10は、ユーザ端末3において「保存する」ボタンが押下されたと判定した場合(ステップ1213のY)、ユーザ端末3から指定された内容をコンテンツ管理データベース206の要素テーブル及び各要素に対応するテーブルにそれぞれ格納し、願書の関連付けを行って処理を終了し、押下されていないと判定した場合(ステップ1213のN)、ステップ1211に戻る。
【0127】
制御部10は、願書フォームの募集への関連付けとして、ユーザ端末3から入力された願書の内容を募集データベース202の募集フォームテーブルの募集フォームIDに関連付ける。
【0128】
ステップ1214において、制御部10は、ユーザ端末3においてブラウザのタブが閉じられたかを判定する。制御部10は、タブが閉じられたと判定した場合(ステップ1214のY)、処理を終了し、タブが閉じられていないと判定した場合(ステップ1214のN)、ステップ1211に戻る。
【0129】
図13は、入学試験管理システム1の制御部10が学校情報検索部として行う大学検索動作のフローチャートである。この動作は、募集が公衆に公開された後に出願者が出願者端末4から行う大学の検索に際して制御部10が行う動作である。
【0130】
図13に示すように、ステップ1301において、制御部10は出願者端末4に大学検索画面2301を表示させ、言語の選択を入力する。
【0131】
ステップ1302において、制御部10は、選択された言語に対応する大学検索画面2301を出願者端末4に表示させる。例えば、英語が選択された場合には、制御部10は出願者端末4に英語大学検索画面2401を表示させる。
【0132】
ステップ1303において、制御部10は、出願者端末4から入力された検索キーワードによって大学データベース201を検索する。
【0133】
ステップ1304において、制御部10は、指定された言語の言語IDを格納するレコードが大学多言語テーブルにあるか判定する。制御部10は、指定された言語の言語IDを格納するレコードが大学多言語テーブルにあると判定した場合に限り、記憶部20のメモリの識別子フラグに識別子を格納する。
【0134】
ステップ1305において、制御部10は、大学データベース201の大学テーブルに格納された大学の情報を出願者端末4にマトリックス状に表示させる。この際、制御部10は、選択された言語のコンテンツがあるか否かを識別子フラグによって判定する。
【0135】
制御部10は、指定された言語のコンテンツがあることを示す識別子フラグの識別子を読み込めた場合(ステップ1305のY)、ステップ1306に進み、読み込めなかった場合(ステップ1305のN)、ステップ1307に進む。
【0136】
ステップ1306において、制御部10は、出願者端末4に表示された大学の識別子(多といえば、校章の画像)に、さらに指定された言語のコンテンツが公開されていることを示す公開識別子(例えば、「公開中」の語。)を表示させる。
【0137】
ステップ1307において、制御部10は、出願者端末4から大学が選択されたかを判定する。制御部10は、出願者端末4から大学が選択されたと判定した場合(ステップ1307のY)、ステップ1308に進み、選択されたと判定しない場合(ステップ1307のN)、ステップ1307に戻る。
【0138】
ステップ1308において、制御部10は、選択された大学の情報を大学データベース201から読み出し、さらに公開されているコンテンツ(例えば、募集の内容、願書など。)を募集データベース202から読み出し、出願者端末4に表示させ、処理を終了する。
【0139】
出願者は、出願者端末4に表示される情報を基に、インターネット2経由により、問い合わせ、出願、受験票の確認、合否の確認等を行うことが可能となる。
【0140】
具体的には、制御部10は、出願者端末4に表示された言語ごとの大学検索画面2301から指定された大学に対応する大学ID及び言語IDに基づいて大学データベース201を検索して読み出し、学部及び学科の情報を検索結果として出願者端末4に表示する。
【0141】
次に、制御部10は、出願者端末4から指定された募集に対応する募集IDに基づいて募集データベース202を検索し、言語ごとに募集の基本情報、詳細情報を言語ごとに読み出し、出願者端末4に表示する。
【0142】
次に、制御部10は、出願者端末4から指定された募集書類に対応する募集書類IDに基づいて募集データベース202の募集フォームテーブルを検索し、指定された募集書類の言語別の募集フォームを出願者端末4に表示させる。
【0143】
次に、制御部10は、出願者端末4から出願の指示を受信した場合、願書に対応する募集書類IDに基づいて募集データベース202の募集フォームテーブルを検索し、願書の言語別の募集フォームを出願者端末4に表示させる。
【0144】
次に、制御部10は、出願者端末4から出願者に関する情報を受信し、出願者ごとに出願者管理データベース205に格納する。また、制御部10は、出願者端末4から出願に関する情報を受信し、出願者ごとに出願管理データベース204に格納する。
【0145】
出願者に関する情報は、出願に関する情報を格納する出願管理データベース204とは別のデータベースである出願者管理データベース205に格納されるため、出願者は出願者に関する情報を重複入力する必要はない。
【0146】
制御部10は、出願者端末4から出願者に関する情報の問い合わせの指示を受信した場合、出願者IDに基づいて出願管理データベース204及び出願者管理データベース205を検索し、指定された情報を読み出して出願者端末4に表示させる。
【0147】
図14は、大学情報編集画面1401の例を示す図である。図14に示すように、大学情報編集画面1401は、基本情報欄に言語選択欄(ラジオボタン等)、その他の基本情報の入力欄を、その他の言語の基本情報欄に言語選択欄(ラジオボタン等)、その他の基本情報の入力欄を、それぞれ有し、さらに、「その他の言語の基本情報を追加」ボタン、「保存する」ボタンを備える。
【0148】
図15は、大学情報コンテンツ編集画面1501の例を示す図である。図15に示すように、大学情報コンテンツ編集画面1501は大学ごとに表示され、基本情報として言語選択欄を備える。
【0149】
また、大学情報コンテンツ編集画面1501は、要素を追加するボタン群、プレヴューを指示するボタン、保存を指示するボタンを備える。
【0150】
図16は、大学情報コンテンツ編集画面(編集中)1601の例を示す図である。図16に示すように、大学情報コンテンツ編集画面(編集中)1601は、大学ごと、言語ごとに、指定された要素を指定された順に表示する。
【0151】
各要素に表示される▲は表示順を上に、▼は下に移動させることを制御部に10に指示するボタンである。
【0152】
図17は、選択肢作成編集画面1701の例を示す図である。図17に示すように、選択肢作成編集画面1701は、言語選択欄と、マスタ名称入力欄と、マスタ内容欄と、選択肢の追加を指示する「選択肢を追加する」ボタンと、を備える。
【0153】
各選択肢に表示される▲は表示順を上に、▼は下に移動させることを制御部に10に指示するボタンである。
【0154】
図18は、大学情報コンテンツ編集画面(英語版編集中)1801の例を示す図である。図18に示すように、大学情報コンテンツ編集画面(英語版編集中)1801は、大学ごと、言語ごとに、指定された要素を指定された順に表示する。大学情報コンテンツ編集画面(英語版編集中)1801においては要素の内容を英語によって記載したものが入力され、制御部10は「保存する」ボタンの押下を受信すると入力された内容をコンテンツ管理データベース206に格納する。
【0155】
各要素に表示される▲は表示順を上に、▼は下に移動させることを制御部に10に指示するボタンである。
【0156】
図19は、学部・研究科情報コンテンツ編集画面1901の例を示す図である。図19に示すように、学部・研究科情報コンテンツ編集画面1901は、大学別、言語ごとに、学部・研究科に関する情報及び指定された要素を備える。
【0157】
各要素に表示される▲は表示順を上に、▼は下に移動させることを制御部に10に指示するボタンである。
【0158】
また、学部・研究科情報コンテンツ編集画面1901は、要素を追加するボタン群、プレヴューを指示するボタン、保存を指示するボタンを備える。
【0159】
図20は、募集情報編集画面2001の例を示す図である。図20に示すように、募集情報編集画面2001は、言語ごとに、基本情報及び募集情報の入力欄を有する。
【0160】
また、募集情報編集画面2001は、「その他の言語の募集情報を追加」ボタンと、「保存する」ボタンと、を備える。
【0161】
図21は、募集詳細編集メニュー画面2101の例を示す図である。図21に示すように、募集詳細編集メニュー画面2101は、言語ごとの基本情報入力欄を備える。
【0162】
また、募集詳細編集メニュー画面2101は、「募集書類の編集」ボタン、「出願ステップの編集」ボタン、「推薦依頼書類の編集」ボタン、「郵送書類の設定」ボタン、「出願者の管理」ボタン、及び「選考状況の設定」ボタンを備える。
【0163】
図22は、願書編集メニュー画面2201の例を示す図である。図22に示すように、願書編集メニュー画面2201は、言語ごとに基本情報入力欄を備える。また、願書編集メニュー画面2201は指定された要素(ここでは「フォーム」と表示される。)を備える。
【0164】
各要素に表示される▲は表示順を上に、▼は下に移動させることを制御部に10に指示するボタンである。
【0165】
さらに、願書編集メニュー画面2201は「コピー」ボタンを備える。制御部10は、「コピー」ボタンが押下されたことを受信すると、コピー先の学科を指定するポップアップをユーザ端末3に表示させる。
【0166】
制御部10は、コピー先に指定された学科に対応する学科IDに基づいて、願書を募集データベース202に格納する。
【0167】
従って、重複入力を回避することが可能となる。
【0168】
図23は、大学検索画面2301の例を示す図である。図23に示すように、大学検索画面2301は、言語選択欄と、検索キーワード入力欄と、検索ボタンと、大学の識別子と、公開識別子である「受付中」と、を備える。
【0169】
公開識別子は指定された言語のコンテンツが公開されている場合にのみ表示される。
【0170】
図24は、英語大学検索画面2401の例を示す図である。図24に示すように、制御部10は、言語選択欄において英語が選択されたことを受信すると、出願者端末4に英語によって記載され、英語のコンテンツの表示を指示することが可能となる英語大学検索画面2401を表示する。
【0171】
英語大学検索画面2401においては公開識別子も指定された言語である英語によって記載される。
【0172】
以上述べたように、本実施形態の入学試験管理システム1は、学校ごと言語ごとに前記学校に関する情報を格納する学校データベース(大学データベース201)と、前記学校が募集する募集の内容を前記募集ごと、前記言語ごとに前記学校に関連付けて格納する募集データベース202と、前記募集の内容を示すフォームを前記フォームに配置する要素に関する情報とともに前記言語ごとに前記募集に関連付けて格納するコンテンツ管理データベース206と、ユーザによって指定された前記学校に関する情報を前記学校データベースに言語ごとに格納する学校情報編集部と、前記ユーザによって前記学校ごとに指定される募集の内容を言語ごとに前記学校に関連付けて前記募集データベース202に格納する募集編集部と、前記ユーザによって指定される要素を前記ユーザによって指定されるフォームの前記ユーザによって指定される位置に配置し、前記募集に関連付けて言語ごとに前記コンテンツ管理データベース206に格納するフォーム編集部と、を備える。
【0173】
従って、本実施形態の入学試験管理システム1によれば、多言語に対応する入学試験管理システムを提供することができるという効果がある。
【符号の説明】
【0174】
1 入学試験管理システム
2 インターネット
3 ユーザ端末
4 出願者端末
10 制御部
20 記憶部
30 入出力部
40 通信部
201 大学データベース
202 募集データベース
203 選択肢データベース
204 出願管理データベース
205 出願者管理データベース
206 コンテンツ管理データベース
1401 大学情報編集画面
1501 大学情報コンテンツ編集画面
1601 大学情報コンテンツ編集画面(編集中)
1701 選択肢作成編集画面
1801 大学情報コンテンツ編集画面(英語版編集中)
1901 学部・研究科情報コンテンツ編集画面
2001 募集情報編集画面
2101 募集詳細編集メニュー画面
2201 願書編集メニュー画面
2301 大学検索画面
2401 英語大学検索画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24