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特開2022-10105商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラム、商品の受注生産を行うためのシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022010105
(43)【公開日】2022-01-14
(54)【発明の名称】商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラム、商品の受注生産を行うためのシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220106BHJP
【FI】
G06Q30/06 312
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021181237
(22)【出願日】2021-11-05
(62)【分割の表示】P 2018114029の分割
【原出願日】2018-06-14
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.発行者名:シタテル株式会社、刊行物名:在庫リスクゼロの新流通システム 生産一体型コマース『SPEC(スペック)』を発表 4月よりファッションブランドやアパレル小売からシステム提供、発行日:平成30年2月8日
(71)【出願人】
【識別番号】516200622
【氏名又は名称】シタテル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】河野 秀和
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB53
5L049BB54
(57)【要約】
【課題】商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステムを提供すること。
【解決手段】本発明のコンピュータシステムは、商品を電子商取引するための第2のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、プロセッサ部は、商品の受注データを第2のコンピュータシステムから受信することであって、受注データは、商品の数量を特定するための情報を含む、ことと、商品の数量を特定するための情報に基づいて、商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、商品を生産するために商品の発注処理を実行することとを行うように構成されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品の受注と商品の生産とを仲介する仲介企業のための処理を実行するコンピュータシステムであって、
前記コンピュータシステムは、販売企業のための処理を実行する第2のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、
前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、
前記プロセッサ部は、
前記販売企業が販売することを希望する商品に関する情報を前記第2のコンピュータシステムから受信することと、
前記商品に関する情報に基づいて前記商品を生産することが可能であるか否かを生産企業に確認することであって、前記コンピュータシステムは、前記生産企業のための処理を実行する第3のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、前記商品を生産することが可能であるか否かを前記生産企業に確認することは、前記商品に関する情報を前記第3のコンピュータシステムに送信することと、前記商品を生産することが可能である旨を示す通知を前記第3のコンピュータシステムから受信することとを含む、ことと、
前記商品の受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信することであって、前記受注データは、前記商品の数量を特定するための情報を含む、ことと、
前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、前記商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記商品を生産するために前記商品の発注処理を実行することと、
前記発注処理の結果を前記第3のコンピュータシステムに送信することと
を行うように構成されている、コンピュータシステム。
【請求項2】
前記第2のコンピュータシステムは、前記商品の決済処理を実行することが可能なように構成されており、
前記商品の受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信することは、前記第2のコンピュータシステムにおいて前記商品の決済処理が完了した後に、実行される、請求項1に記載のコンピュータシステム。
【請求項3】
前記コンピュータシステムは、少なくとも1つのユーザ装置のうちのユーザ装置と通信可能なように構成されており、
前記コンピュータシステムは、データベース部を含み、前記データベース部は、商品データベース部を含み、
前記プロセッサ部は、
前記商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることであって、前記商品に関する情報は、前記商品データベース部に格納されており、前記商品に関する情報は、前記商品の価格を含む、ことと、
前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記ユーザ装置に表示されている前記商品の価格を変動させること
をさらに行うように構成されている、請求項1または請求項2に記載のコンピュータシステム。
【請求項4】
前記プロセッサ部は、
前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、所定の期間内に受注される商品の数量の合計または変化量を予測することと、
前記予測された数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
をさらに行うように構成されており、
前記商品を生産の依頼を行うために前記商品の発注処理を実行することは、前記予測された数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して実行される、請求項1~3のいずれかに記載のコンピュータシステム。
【請求項5】
前記コンピュータシステムおよび前記第2のコンピュータシステムは、少なくとも1つのユーザ装置のうちのユーザ装置と通信可能なように構成されており、
前記コンピュータシステムは、データベース部を含み、前記データベース部は、商品データベース部を含み、
前記プロセッサ部は、
少なくとも1つの商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることであって、前記少なくとも1つの商品に関する情報は、前記商品データベース部に格納されており、前記商品は、前記少なくとも1つの商品のうちの1つである、ことと、
前記少なくとも1つの商品のうちの前記商品に関するユーザ入力に応答して、仮受注データを生成し、前記仮受注データを前記第2のコンピュータシステムに送信することであって、前記仮受注データは、前記商品を識別するための商品IDと、前記商品の注文情報とを含む、ことと
をさらに行うように構成されている、請求項1~4のいずれかに記載のコンピュータシステム。
【請求項6】
前記少なくとも1つの商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることは、前記第2のコンピュータシステムからの所定のトリガに応答して実行される、請求項5に記載のコンピュータシステム。
【請求項7】
前記コンピュータシステムは、商品を電子商取引するための複数のウェブサイトへのリンクを有する電子モールを提供し、
前記少なくとも1つの商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることは、前記複数のウェブサイトのうちの1つのウェブサイトを選択するユーザ入力に応答して実行される、請求項5に記載のコンピュータシステム。
【請求項8】
商品の受注と商品の生産とを仲介する仲介企業のための処理を実行するコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムであって、
前記コンピュータシステムは、販売企業のための処理を実行する第2のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、
前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、
前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、
前記販売企業が販売することを希望する商品に関する情報を前記第2のコンピュータシステムから受信することと、
前記商品に関する情報に基づいて前記商品を生産することが可能であるか否かを生産企業に確認することであって、前記コンピュータシステムは、前記生産企業のための処理を実行する第3のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、前記商品を生産することが可能であるか否かを前記生産企業に確認することは、前記商品に関する情報を前記第3のコンピュータシステムに送信することと、前記商品を生産することが可能である旨を示す通知を前記第3のコンピュータシステムから受信することとを含む、ことと、
前記商品の受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信することであって、前記受注データは、前記商品の数量を特定するための情報を含む、ことと、
前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、前記商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記商品を生産するために前記商品の発注処理を実行することと、
前記発注処理の結果を前記第3のコンピュータシステムに送信することと
を少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる、プログラム。
【請求項9】
商品の受注および生産を行うためのシステムであって、
前記システムは、商品の受注と商品の生産とを仲介する仲介企業のための処理を実行する第1のコンピュータシステムと、販売企業のための処理を実行する第2のコンピュータシステムと、生産企業のための処理を実行する第3のコンピュータシステムとを備え、
前記第1のコンピュータシステムは、前記第2のコンピュータシステムおよび前記第3のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、
前記第1のコンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、
前記第2のコンピュータシステムは、前記販売企業が販売することを希望する商品に関する情報を前記第1のコンピュータシステムに送信し、
前記第1のコンピュータシステムは、前記商品に関する情報を前記第2のコンピュータシステムから受信し、
前記第1のコンピュータシステムは、前記商品に関する情報に基づいて前記商品を生産することが可能であるか否かを前記生産企業に確認し、前記商品を生産することが可能であるか否かを前記生産企業に確認することは、前記商品に関する情報を前記第3のコンピュータシステムに送信することと、前記商品を生産することが可能である旨を示す通知を前記第3のコンピュータシステムから受信することとを含み、
前記第2のコンピュータシステムは、前記商品の受注データを前記第1のコンピュータシステムに送信し、前記受注データは、前記商品の数量を特定するための情報を含み、
前記第1のコンピュータシステムは、前記受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信し、
前記第1のコンピュータシステムは、前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、前記商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
前記第1のコンピュータシステムは、前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記商品を生産するために前記商品の発注処理を実行し、
前記第1のコンピュータシステムは、前記発注処理の結果を前記第3のコンピュータシステムに送信する、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラム、商品の受注生産を行うためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、アパレル業界では、単価を引き下げるためにアパレル商品(例えば、衣服)の大量生産が一般的に行われている(例えば、非特許文献1を参照)。その一方で、アパレル業界では、大量生産されたアパレル商品が必ずしも有効に活用されていない。例えば、大量生産されたアパレル商品のうちの約30%のアパレル商品が定価販売されるが、約30%のアパレル商品が廉価販売され、約40%のアパレル商品が廃棄処分されるというのが実情である。このように、アパレル業界では、大量生産による低価格競争にますます拍車がかかる一方で、大量生産に伴う廉価販売や廃棄処分が増加することによって利益が圧縮されるという課題があった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】株式会社FINE、“アパレル廃棄の問題‐求められるサステナビリティへの取り組み”、[online]、[平成30年6月13日検索]、インターネット<URL:https://c-fine.jp/magazine/sustainability/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者は、少量の商品の受注生産を効率良く行うことで上述した従来の課題を解決することができると考えた。しかしながら、アパレル業界の販売企業(特に、アパレル業界の大手販売企業)は、商品の大量生産を得意としているものの、商品の少量生産を不得意としているところがほとんどである。そこで、発明者は、商品の少量生産を不得意とするアパレル業界の販売企業と商品の少量生産を得意とするアパレル業界の生産企業とを仲介企業を介してマッチングすることによって、アパレル業界の販売企業が不得意とする商品の少量生産を補完することを可能にする新しいビジネスモデルを考案した。これにより、販売企業の負担を軽減することが可能である。
【0005】
本発明は、アパレル業界の販売企業が不得意とする商品の少量生産を補完することが可能な新しいビジネスモデルを実現するためのものである。
【0006】
本発明は、アパレル商品(例えば、衣服)の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラム、商品の受注生産を行うためのシステムを提供することを目的とする。ただし、本発明において、受注生産の対象の商品は、アパレル商品に限定されない。本発明は、アパレル商品以外の任意の商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの局面において、本発明のコンピュータシステムは、商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステムであり、前記コンピュータシステムは、商品を電子商取引するための第2のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記プロセッサ部は、商品の受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信することであって、前記受注データは、前記商品の数量を特定するための情報を含む、ことと、前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、前記商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記商品を生産するために前記商品の発注処理を実行することとを行うように構成されている。
【0008】
本発明の1つの実施形態では、前記第2のコンピュータシステムは、前記商品の決済処理を実行することが可能なように構成されており、前記商品の受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信することは、前記第2のコンピュータシステムにおいて前記商品の決済処理が完了した後に、実行されてもよい。
【0009】
本発明の1つの実施形態では、前記コンピュータシステムは、少なくとも1つのユーザ装置のうちのユーザ装置と通信可能なように構成されており、前記コンピュータシステムは、データベース部を含み、前記データベース部は、商品データベース部を含み、前記プロセッサ部は、前記商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることであって、前記商品に関する情報は、前記商品データベース部に格納されており、前記商品に関する情報は、前記商品の価格を含む、ことと、前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記ユーザ装置に表示されている前記商品の価格を変動させることをさらに行うように構成されていてもよい。
【0010】
本発明の1つの実施形態では、前記プロセッサ部は、前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、所定の期間内に受注される商品の数量の合計または変化量を予測することと、前記予測された数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、をさらに行うように構成されており、前記商品を生産の依頼を行うために前記商品の発注処理を実行することは、前記予測された数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して実行されてもよい。
【0011】
本発明の1つの実施形態では、前記コンピュータシステムおよび前記第2のコンピュータシステムは、少なくとも1つのユーザ装置のうちのユーザ装置と通信可能なように構成されており、前記コンピュータシステムは、データベース部を含み、前記データベース部は、商品データベース部を含み、前記プロセッサ部は、少なくとも1つの商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることであって、前記少なくとも1つの商品に関する情報は、前記商品データベース部に格納されており、前記商品は、前記少なくとも1つの商品のうちの1つである、ことと、前記少なくとも1つの商品のうちの前記商品に関するユーザ入力に応答して、仮受注データを生成し、前記仮受注データを前記第2のコンピュータシステムに送信することであって、前記仮受注データは、前記商品を識別するための商品IDと、前記商品の注文情報とを含む、こととをさらに行うように構成されていてもよい。
【0012】
本発明の1つの実施形態では、前記少なくとも1つの商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることは、前記第2のコンピュータシステムからの所定のトリガに応答して実行されてもよい。
【0013】
本発明の1つの実施形態では、前記コンピュータシステムは、商品を電子商取引するための複数のウェブサイトへのリンクを有する電子モールを提供し、前記少なくとも1つの商品に関する情報を前記ユーザ装置に表示させることは、前記複数のウェブサイトのうちの1つのウェブサイトを選択するユーザ入力に応答して実行されてもよい。
【0014】
本発明の1つの局面において、本発明のプログラムは、商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラムであり、前記コンピュータシステムは、商品を電子商取引するための第2のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、前記コンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記プログラムは、前記プロセッサ部によって実行されると、商品の受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信することであって、前記受注データは、前記商品の数量を特定するための情報を含む、ことと、前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、前記商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記商品を生産するために前記商品の発注処理を実行することとを少なくとも実行することを前記プロセッサ部に行わせる。
【0015】
本発明の1つの局面において、本発明のシステムは、商品の受注生産を行うためのシステムであり、前記システムは、商品の受注生産を仲介するための第1のコンピュータシステムと、商品を電子商取引するための第2のコンピュータシステムとを備え、前記第1のコンピュータシステムは、前記第2のコンピュータシステムと通信可能なように構成されており、前記第1のコンピュータシステムは、プロセッサ部を含み、前記第2のコンピュータシステムは、商品の受注データを前記第1のコンピュータシステムに送信し、前記受注データは、前記商品の数量を特定するための情報を含み、前記第1のコンピュータシステムは、前記受注データを前記第2のコンピュータシステムから受信し、前記第1のコンピュータシステムは、前記商品の数量を特定するための情報に基づいて、前記商品の数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、前記第1のコンピュータシステムは、前記商品の数量の合計または変化量が前記所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、前記商品を生産するために前記商品の発注処理を実行する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラム、商品の受注生産を行うためのシステムを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】少量の商品の受注生産に適した新しいビジネスモデルのフローを示す図
図2】少量の商品の受注生産に適した新しいビジネスモデルを実現するためのシステム200の構成の一例を示す図
図3A】商品データベース部261に格納されている情報の構成の一例を示す図
図3B】注文データベース部262に格納されている情報の構成の一例を示す図
図3C】受注管理データベース部263に格納されている情報の構成の一例を示す図
図4】システム200において実行される処理のフローの一例を示す図
図5】ユーザ装置に表示される画面のフローの一例を示す図
図6】ユーザ装置に表示される画面のフローの他の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
1.少量の商品の受注生産に適した新しいビジネスモデル
出願人は、少量の商品の受注生産に適した新しいビジネスモデルを提案する。
【0020】
図1は、少量の商品の受注生産に適した新しいビジネスモデルのフローを示す。図1において、ステップS101~S103は、事前準備段階のステップであり、ステップS104~S106は、商品の注文段階のステップであり、ステップS107~S110は、商品の生産後のステップである。以下、図1に示される各ステップを説明する。
【0021】
ステップS101:商品を販売する販売企業は、商品の受注と生産とを仲介する仲介企業に、販売したい商品に関する情報を提供する。商品の一例は、アパレル商品(例えば、衣服)であるが、商品はこれに限定されない。本明細書において、商品は、任意の商品であり得る。販売したい商品に関する情報は、例えば、販売したい商品の実物(見本)、販売したい商品の設計図、販売したい商品の生地などであるが、これらに限定されない。
【0022】
ステップS102:仲介企業は、ステップS101において販売企業から提供された商品を生産することが可能な生産企業を特定し、商品の生産が可能か否かを確認する。この生産企業の特定は、仲介企業の従業員が行ってもよいし、コンピュータシステムが行ってもよい。
【0023】
ステップS103:生産企業は、ステップS101において販売企業から提供された商品を生産することが可能であることを確認する。
【0024】
生産企業は、商品を生産することが可能であると確認すると、その旨を仲介企業を介して販売企業に通知し、販売企業は、例えば、生産可能と確認された商品をウェブサイト上で公開する。これにより、商品は、ウェブサイト上でユーザによって注文可能な状態に置かれる。
【0025】
ステップS104:ユーザは、販売企業が販売している商品を注文する。このとき、ユーザは、注文した商品の代金を販売企業に支払う。このことは、例えば、販売企業が提供するウェブサイト上で行われる。
【0026】
ステップS105:販売企業は、ユーザによって注文された商品を特定するための情報を仲介企業に提供する。ユーザによって注文された商品を特定するための情報は、例えば、商品名、ブランド名、型番、数量、サイズ、カラー、価格などを含む。あるいは、ユーザによって注文された商品を特定するための情報は、販売企業と仲介企業との間で予め共有されている注文ID(すなわち、ユーザからの注文を識別するための情報)であってもよい。
【0027】
ステップS106:仲介企業は、ステップS104において注文された商品の注文総数が所定の数に達すると、または、ステップS104において注文された商品の注文総数が所定の数に達すると見込まれると、その商品を生産するためにその商品の発注処理を実行する。ここで、その商品の発注処理とは、仲介企業がなんらかの形でその商品の生産を生産企業に依頼する処理をいう。例えば、仲介企業の人間が生産企業の人間に電話をする、または、FAXする、または、メールを送信することによってその商品の発注処理を実行するようにしてもよい。あるいは、仲介企業のコンピュータシステムが、発注伝票データを生成し、その発注伝票データを生産企業のコンピュータシステムに送信することによってその商品の発注処理を実行するようにしてもよい。このように、仲介企業は、商品の注文を受けた後、所定の条件が満たされた場合にのみ、その商品の発注処理を実行する。その所定の条件の一例は、「ステップS104において注文された商品の注文総数が所定の数に達すること」または「ステップS104において注文された商品の注文総数が所定の数に達すると見込まれること」であるが、その所定の条件はこれに限定されない。その所定の条件は任意の条件であり得る。また、「所定の数」は、任意の数であり得るが、特に、少量であり得る。ここで、本明細書において、「少量」とは、500以下の数量をいう。「所定の数」は、例えば、100~500であり得る。ここで、「所定の数」は、販売企業(例えば、販売企業の従業員または販売企業のコンピュータシステム)によって自由に設定されることが可能である。
【0028】
ステップS107:生産企業は、ステップS106において発注された商品を生産し、その生産された商品を販売企業に提供する。このことは、例えば、生産された商品を配達することによって達成される。
【0029】
ステップS108:販売企業は、生産された商品をユーザに提供する。このことは、例えば、生産された商品を配達することによって達成される。
【0030】
ステップS109:販売企業は、システム使用料を仲介企業に支払う。システム使用料は、例えば、商品の販売価格に所定の料率を掛けたものである。さらに、販売企業は、商品の販売価格からシステム手数料および商品の販売利益を差し引いた額(すなわち、商品の販売原価)を仲介企業に支払う。
【0031】
ステップS110:仲介企業は、商品の販売原価から商品の仲介手数料を差し引いた額(すなわち、商品の生産料)を生産企業に支払う。あるいは、仲介企業は、商品の販売原価の全額を生産企業に支払い、生産企業が、商品の販売原価の一部を仲介手数料として返金するようにしてもよい。
【0032】
なお、図1に示される実施形態では、図1のステップS104においてユーザが販売企業に商品の代金を支払う例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、仲介企業が電子モールを提供しており、ユーザがその電子モールを利用して商品を注文した場合には、ユーザはその仲介企業に商品の代金を支払ってもよい。この場合、図1のステップS109に代わるステップS109’において、仲介企業が、商品の販売価格からシステム使用料および商品の販売原価を差し引いた額(すなわち、商品の販売利益)を販売企業に支払うようにすればよい。
【0033】
なお、図1に示される実施形態では、図1のステップS107において生産企業が商品を販売企業に提供し、図1のステップS108において販売企業がユーザにその商品を提供すると説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図1のステップS107およびS108に代えて、ステップS107’として、生産企業がその商品をユーザに直接提供するようにしてもよい。
【0034】
また、図1に示される実施形態では、図1のステップS109およびS110における手数料等の支払いが、商品がユーザに提供された後に実行されるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図1のステップS109およびS110における手数料等の支払いは、商品を生産するために商品の発注処理が実行された時点で行われるようにしてもよい。
【0035】
このように、上述した新しいビジネスモデルによれば、仲介企業が生産企業への発注を一括して実行するため、および、商品の受注の後にその商品の生産が行われるため、販売企業は、商品の在庫管理が不要である。また、販売企業は、ユーザから注文を受け付けると、その注文された商品を特定するための情報を仲介企業に提供するだけで済むため、注文を受け付けた後の処理を省略することができる。さらに、仲介企業は、販売企業が販売したい商品に関する情報を販売企業から受け取ったときに、その商品を生産することが可能な生産企業をその商品の生産担当として予め割り当てておくことができるため、生産企業は、その商品の生産が決定したときにその商品の生産をスムーズに開始することができる。
【0036】
また、仲介企業は、商品の注文総数が所定の数に達するかまたは所定の数に達すると見込まれたことに応答してその商品の生産を発注するため、クラウドファンディング型の商品の受注生産ビジネスを実現することができ、仲介企業もまた、商品の在庫管理が不要である。また、商品の注文総数が所定の数に達する前の商品の価格と、商品の注文総数が所定の数に達した後の商品の価格とを異ならせてもよい。例えば、商品の注文総数が所定の数に達する前の商品の価格を商品の注文総数が所定の数に達した後の商品の価格よりも低く設定することにより、商品の注文総数が所定の数に達する前の消費者の購買意欲を刺激することができる。あるいは、商品の注文総数が所定の数に達する前の商品の価格を商品の注文総数が所定の数に達した後の商品の価格よりも高く設定することにより、商品の注文総数が所定の数に達した後の消費者の購買意欲を刺激することができる。さらに、販売企業、仲介企業、生産企業の三者は、所定の数を「少量」に設定することにより、限定商品、オリジナル商品、オーダーメイド品などの数量限定の商品の多種多様な販売に適したビジネスを展開することが可能である。また、販売企業、仲介企業、生産企業の三者は、所定の数を「少量」に設定することができるため、従来の大量生産の場合に比べて、多品種の商品を取り扱うことが可能である。
【0037】
さらに、図1のステップS104においてユーザが商品の注文をした後、例えば、ユーザがその商品の生産工程の動画配信を閲覧することが可能なようにしてもよい。これにより、ユーザは、その商品の到着までの間にその動画配信を閲覧し、「待って買う楽しみ」、「商品が届くのを待つ楽しみ」を体感することができる。
【0038】
2.新しいビジネスモデルを実現するためのシステム構成
図2は、少量の商品の受注生産に適した新しいビジネスモデルを実現するためのシステム200の構成の一例を示す。
【0039】
図2に示される例では、システム200は、商品の販売と生産とを仲介するための仲介コンピュータシステム210と、商品を電子商取引するための販売コンピュータシステム220と、商品を生産するための生産コンピュータシステム230と、ユーザ装置240~240とを備える。ここで、Nは、1以上の任意の整数である。
【0040】
図2に示される例では、仲介コンピュータシステム210、販売コンピュータシステム220、および、生産コンピュータシステム230は、ユーザ装置240~240のそれぞれとインターネット250を介して通信可能なように構成されている。
【0041】
仲介コンピュータシステム210は、商品の販売と生産とを仲介する仲介企業が運営・管理する情報処理装置である。仲介コンピュータシステム210は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータであって、サーバとしての一般的なハードウェア構成を有し得る。図2に示される例では、仲介コンピュータシステム210は、インターフェース部211と、1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ部212と、メモリ部213とを有している。仲介コンピュータシステム210のハードウェア構成はその機能を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
【0042】
インターフェース部211は、少なくとも1つのユーザ装置240~240との間の通信を制御する。
【0043】
メモリ部213には、処理を実行するために必要とされるプログラムやそのプログラムを実行するために必要とされるデータ等が格納されている。メモリ部213には、例えば、図4に示される処理を実行するためのプログラムが格納されている。ここで、プログラムをどのようにしてメモリ部213に格納するかは問わない。例えば、プログラムは、メモリ部213にプリインストールされていてもよい。あるいは、プログラムは、インターネット250などのネットワークを経由してダウンロードされることによってメモリ部213にインストールされるようにしてもよいし、光ディスクやUSBなどの記憶媒体を介してメモリ部213にインストールされるようにしてもよい。
【0044】
プロセッサ部212は、仲介コンピュータシステム210全体の動作を制御する。プロセッサ部212は、メモリ部213に格納されているプログラムを読み出し、そのプログラムを実行する。これにより、仲介コンピュータシステム210を所望のステップを実行する装置として機能させることが可能である。
【0045】
仲介コンピュータシステム210には、データベース部260が接続されている。図2に示される例では、データベース部260は、商品データベース部261と、注文データベース部262と、受注管理データベース部263とを含む。
【0046】
販売コンピュータシステム220は、商品を販売する販売企業によって運営・管理されている情報処理装置である。販売コンピュータシステム220のハードウェア構成はその機能(例えば、図4に示される処理を実行する機能)を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
【0047】
生産コンピュータシステム230は、商品を生産する生産企業によって運営・管理されている情報処理装置である。生産コンピュータシステム230のハードウェア構成はその機能を実現できる限りにおいて特に限定されず、単一のマシンで構成されていてもよく、複数台のマシンを組み合わせて構成されたものであってもよい。
【0048】
少なくとも1つのユーザ装置240~240のそれぞれは、インターネット250を介して、少なくとも、仲介コンピュータシステム210および販売コンピュータシステム220と通信することが可能なように構成されている。例えば、少なくとも1つのユーザ装置240~240のそれぞれは、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、スマートグラス、スマートウォッチ端末等の携帯無線端末であってもよいし、デスクトップPC、ラップトップPC、ノートPC等のパーソナルコンピュータであってもよい。
【0049】
なお、図2に示される実施形態では、少なくとも1つのユーザ装置240~240がインターネット250を介して仲介コンピュータシステム210および販売コンピュータシステム220と通信可能であると説明したが、本発明はこれに限定されない。インターネット250の代わりに任意のタイプのネットワークを用いることも可能である。また、図2に示される実施形態では、システム200に含まれる構成要素間の通信が同一のネットワーク(すなわち、インターネット250)を介して実現されているが、本発明はこれに限定されない。システム200に含まれる構成要素間の通信は、同一のネットワークを介して実現されてもよいし、部分的に異なるネットワークを介して実現されてもよいし、完全に異なるネットワークを介して実現されてもよい。
【0050】
また、図2に示される実施形態では、データベース部260は、仲介コンピュータシステム210の外部に設けられているが、その態様は問わない。例えば、データベース部260は、仲介コンピュータシステム210の単一の外付けハードディスク装置として構成されてもよいし、ネットワークを介して接続されるクラウド上のストレージとして構成されてもよい。あるいは、データベース部260は、仲介コンピュータシステム210の内部に設けられることも可能である。データベース部260の構成は、特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部260は、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。さらに、データベース部260に含まれる各データベース部の構成もまた特定のハードウェア構成には限定されない。例えば、データベース部260に含まれる各データベース部もまた、単一のハードウェア部品で構成されてもよいし、複数のハードウェア部品で構成されてもよい。
【0051】
また、図2に示される実施形態では、生産コンピュータシステム230が存在しているが、生産コンピュータシステム230の存在は必須ではない。例えば、上述したステップS106において、商品の発注処理が電話やFAXやメールで行われる場合には、生産コンピュータシステム230が存在しなくても、システム200を機能させることが可能である。
【0052】
図3Aは、商品データベース部261に格納されている情報の構成の一例を示す。
【0053】
商品データベース部261には、商品に関する情報が格納されている。商品に関する情報は、商品を識別するための情報(例えば、商品ID)によって識別されることが可能である。商品データベース部261には、例えば、商品名、ブランド名、型番、サイズ、カラー、価格(定価または廉価)、目標数量、商品画像(例えば、写真)などがさらに格納されている。
【0054】
図3Bは、注文データベース部262に格納されている情報の構成の一例を示す。
【0055】
注文データベース部262には、商品の注文に関する情報が格納されている。商品の注文に関する情報は、商品の注文を識別するための情報(例えば、注文ID)によって識別されることが可能である。商品の注文に関する情報は、商品を識別するための情報(例えば、商品ID)に関連付けられている。注文データベース部262には、注文IDに関連付けられた状態で、例えば、販売価格、サイズ、カラー、数量などがさらに格納されている。
【0056】
図3Cは、受注管理データベース部263に格納されている情報の構成の一例を示す。
【0057】
受注管理データベース部263には、商品の受注管理に関する情報が格納されている。商品の受注管理に関する情報は、商品を識別するための情報(例えば、商品ID)に関連付けられている。受注管理データベース部263には、現在の受注数、現在の販売価格などがさらに格納されている。
【0058】
3.システムの処理
図4は、システム200において実行される処理のフローの一例を示す。以下、図4に示される各ステップを説明する。
【0059】
ステップS401:ユーザによって使用されるユーザ装置240は、インターネット250を介して、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイトにアクセスする。販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイトは、商品の電子商取引を行うためのウェブサイトである。その商品は、販売コンピュータシステム220を運営している販売企業によって販売される。ユーザ装置240が、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイトにアクセスすると、ユーザ装置240には、例えば、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイトのトップページが表示される。販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイトは、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトにアクセスさせるための所定の領域(例えば、特設されたバナー領域)を含む。
【0060】
ステップS402:ユーザ装置240は、インターネット250を介して、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイト上の所定の領域(例えば、特設されたバナー領域)を選択するユーザ入力を販売コンピュータシステム220に提供する。
【0061】
ステップS403:販売コンピュータシステム220は、インターネット250を介して、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイト上の所定の領域を選択するユーザ入力をユーザ装置240から受信する。
【0062】
ステップS404:販売コンピュータシステム220は、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイト上の所定の領域を選択するユーザ入力を受信したことに応答して、仲介コンピュータシステム210にアクセスすることをユーザ装置240に行わせる。具体的には、販売コンピュータシステム220は、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトにアクセスすることをユーザ装置240に行わせる。
【0063】
ステップS405:ユーザ装置240は、仲介コンピュータシステム210にアクセスする。具体的には、ユーザ装置240は、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトにアクセスする。これにより、ユーザ装置240には、例えば、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイト上のページが表示される。
【0064】
ステップS406:仲介コンピュータシステム210は、ユーザ装置240によってアクセスされると、少なくとも1つの商品に関する情報を表示することをユーザ装置240に行わせる。これにより、ユーザ装置240には、少なくとも1つの商品に関する情報が表示される。少なくとも1つの商品に関する情報は、例えば、商品名、ブランド名、商品画像、受注上限数、現在の受注数、販売価格などを含む。少なくとも1つの商品に関する情報は、例えば、商品ごとに一覧表示形式で表示される。
【0065】
ユーザは、少なくとも1つの商品に関する情報がユーザ装置240に表示されると、ユーザ装置240を用いて、ステップS406においてユーザ装置240に表示された少なくとも1つの商品に関する情報の中からユーザが選択した商品αの注文情報を入力する。商品αの注文情報は、例えば、商品αの数量、商品αのカラー、商品αのサイズなどを含む。
【0066】
ステップS407:ユーザ装置240は、インターネット250を介して、ウェブサイト上の所定の領域を選択するユーザ入力を仲介コンピュータシステム210に提供する。なお、この所定の領域は、例えば、ユーザが商品αの注文情報を入力した画面が有する領域であり得る。
【0067】
ステップS408:仲介コンピュータシステム210は、インターネット250を介して、ウェブサイト上の所定の領域を選択するユーザ入力をユーザ装置240から受信する。
【0068】
ステップS409:仲介コンピュータシステム210は、ウェブサイト上の所定の領域を選択するユーザ入力を受信したことに応答して、商品αの仮受注データを生成する。商品αの仮受注データは、商品αを識別するための情報(例えば、商品ID)に関連付けられている。商品αを識別するための情報は、仲介コンピュータシステム210によって商品αの仮受注データの生成時に生成されてもよいし、仲介コンピュータシステム210が販売コンピュータシステム220から予め受信したものであってもよい。商品αの仮受注データは、ユーザ装置240を用いてユーザによって入力された商品αの注文情報(例えば、例えば、商品αの数量、商品αのカラー、商品αのサイズ)を含む。
【0069】
ステップS410:仲介コンピュータシステム210は、商品αの注文を識別するための情報(例えば、注文ID)を生成する。
【0070】
ステップS411:仲介コンピュータシステム210は、インターネット250を介して、商品αの仮受注データを販売コンピュータシステム220に送信する。このことは、仲介コンピュータシステム210がインターネット250を介して商品αの仮受注データをユーザ装置240に送信し、ユーザ装置240がインターネット250を介して商品αの仮受注データを販売コンピュータシステム220に送信することによって達成されてもよい。
【0071】
ステップS412:仲介コンピュータシステム210は、販売コンピュータシステム220にアクセスすることをユーザ装置240に行わせる。具体的には、販売コンピュータシステム220は、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトの注文詳細ページまたは注文決済ページにアクセスすることをユーザ装置240に行わせる。
【0072】
ステップS413:ユーザ装置240は、仲介コンピュータシステム210にアクセスする。具体的には、ユーザ装置240は、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトの注文詳細ページまたは注文決済ページにアクセスする。これにより、ユーザ装置240には、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイト上の注文詳細ページまたは注文決済ページが表示される。
【0073】
ステップS414:販売コンピュータシステム220は、ユーザ装置240によってアクセスされると、商品αの注文内容の確認画面を表示することをユーザ装置240に行わせる。商品αの注文内容は、例えば、商品αの画像、商品名、カラー、サイズ、型番、販売価格、注文数、オプション(例えば、ギフトラッピングするか否か、割引クーポンを利用するか否か)、ユーザに関する情報(例えば、ユーザの氏名、配送先)、決済方法に関する情報(例えば、代金引換、コンビニ支払い、クレジットカード決済)を含む。
【0074】
ステップS415:ユーザ装置240は、インターネット250を介して、商品αの決済処理を行うためのユーザ入力を販売コンピュータシステム220に提供する。
【0075】
ステップS416:販売コンピュータシステム220は、インターネット250を介して、商品αの決済処理を行うためのユーザ入力をユーザ装置240から受信する。
【0076】
ステップS417:販売コンピュータシステム220は、商品αの決済処理を行うためのユーザ入力を受信したことに応答して、商品αの決済処理を実行する。
【0077】
ステップS418:販売コンピュータシステム220は、商品αの受注データを生成する。この処理は、例えば、商品αの決済処理が完了した後に実行される。商品αの受注データは、注文された商品αの数量を特定するための情報を含む。商品αの受注データは、注文された商品αを識別するための情報(例えば、商品ID)をさらに含み得る。商品αの数量を特定するための情報は、例えば、注文された商品αの注文ID、注文された商品αの数量を示す数値であるが、これらに限定されない。商品αの数量を特定するための情報は、例えば、注文された商品αを識別するための情報(例えば、商品ID)と注文された商品αの数量を示す数値との組み合わせであってもよい。
【0078】
ステップS419:販売コンピュータシステム220は、インターネット250を介して、ステップS418において生成された受注データを仲介コンピュータシステム210に送信する。このことは、販売コンピュータシステム220がインターネット250を介して商品αの受注データをユーザ装置240に送信し、ユーザ装置240がインターネット250を介して商品αの受注データを仲介コンピュータシステム210に送信することによって達成されてもよい。
【0079】
ステップS420:仲介コンピュータシステム210は、インターネット250を介して、商品αの受注データを販売コンピュータシステム220から受信する。この処理は、例えば、販売コンピュータシステム220における商品αの決済処理が完了した後に実行される。商品αの受注データは、ユーザ装置240を用いてユーザによって入力された商品αの注文情報(例えば、例えば、商品αの数量、商品αのカラー、商品αのサイズ)を含む。
【0080】
ステップS421:仲介コンピュータシステム210は、商品αの受注データを注文データベース部262に格納する。商品αの受注データは、例えば、注文IDと関連付けた状態で注文データベース部262に格納される。
【0081】
ステップS422:仲介コンピュータシステム210は、受注管理データベース部263に格納されている商品αに関する情報を更新する。この処理は、例えば、商品αの受注データに含まれる商品IDに基づいて、商品αの受注数をカウントアップすることを含む。
【0082】
また、受注管理データベース部263に格納されている商品αに関する情報を更新することは、
商品αの受注データに含まれる商品αの数量を特定するための情報に基づいて、商品αの数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
商品αの数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、受注管理データベース部263に格納されている商品αの販売価格と、ユーザ装置240に表示されている商品αの販売価格とを変動させることと
を含み得る。
【0083】
ステップS423:仲介コンピュータシステム210は、商品αを生産するために商品αの発注処理を実行する。
【0084】
商品αを生産するために商品αの発注処理を実行することは、
商品αの受注データに含まれる商品αの数量を特定するための情報に基づいて、商品αの数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
商品αの数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、商品αを生産するために商品αの発注処理を実行することと
を含む。
【0085】
あるいは、商品αを生産するために商品αの発注処理を実行することは、
商品αの受注データに含まれる商品αの数量を特定するための情報に基づいて、所定の期間内に受注される商品αの数量の合計または変化量を予測することと、
予測された商品αの数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定することと、
予測された商品αの数量の合計または変化量が所定の閾値を超えたと判定されたことに応答して、商品αを生産するために商品αの発注処理を実行することと
を含み得る。
【0086】
商品αの発注処理は、例えば、以下のうちの少なくとも1つを含む。
(1)発注伝票データを生成し、その発注伝票データを生産コンピュータシステム230に送信すること
(2)人工的に合成された音声を用いて、生産企業の人間に自動的に電話をすること
(3)生産企業のFAX機器に発注伝票を自動的にFAXすること
(4)生産企業の情報機器に発注伝票データを添付したメールを自動的に送信すること
【0087】
なお、図4に示される実施形態において、商品αの受注数をカウントアップする処理は、サイズの違いやカラーの違いを問わないようにしてもよい。例えば、Mサイズの商品αの受注およびSサイズの商品αの受注は、両方とも「商品αの受注」としてカウントされ、Mサイズの商品αの受注数のカウントアップとSサイズの商品αの受注数のカウントアップとが合わせて行われるようにしてもよい。
【0088】
また、図4に示される実施形態において、商品αの数量の変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定する処理は、例えば、以下の処理を実行することによって実現され得る。
(a)所定の期間内の商品αの数量の変化量(例えば、所定の期間内の商品αの受注総数をその所定の期間の日数で割った値)を算出する;
(b)商品αの目標数量と商品αの販売開始日と所定の期間の最終日とに基づいて、予め設定されたいくつかの所定の閾値のうちの1つを選択する;
(c)所定の期間内の商品αの数量の変化量が選択された所定の閾値を超えるか否かを判定する。
【0089】
従って、商品αの数量の変化量が所定の閾値を超えたか否かを判定する場合における「所定の閾値」は、商品αの目標数量などに応じて変わり得る。
【0090】
なお、図4に示される実施形態では、販売コンピュータシステム220が商品を電子商取引するためのウェブサイトを提供する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、販売コンピュータシステム220は、スマートフォンなどのユーザ装置にインストールされることが可能なアプリケーションを提供するようにしてもよい。この場合、上述した「ウェブサイト」を「ユーザ装置にインストールされたアプリケーション」に読み替えることによって、販売コンピュータシステム220がスマートフォンなどのユーザ装置にインストールされることが可能なアプリケーションを提供する例における処理の説明とすることが可能である。
【0091】
また、図4に示される実施形態では、仲介コンピュータシステム210がステップS406、S408~S412、S420~S423の処理を実行する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。仲介コンピュータシステム210は、少なくともステップS420の処理とステップS423の処理とを実行する限り、本発明の範囲内である。
【0092】
また、図4に示される実施形態では、販売コンピュータシステム220が商品の決済処理を実行することが可能なように構成されている例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、販売コンピュータシステム220は、商品αの決済処理を行うためのユーザ入力を受信したことに応答して、販売コンピュータシステム220の外部の決済処理機能付き装置に、商品αの決済処理に必要な情報を提供し、これにより、その外部の決済処理機能付き装置が、商品αの決済処理を実行するようにしてもよい。
【0093】
4.ユーザ装置に表示される画面
図5は、ユーザ装置に表示される画面のフローの一例を示す。なお、画面500、画面530、画面540は、販売コンピュータシステム220のプログラムによってユーザ装置に表示される画面の一例であり、画面510、画面520は、仲介コンピュータシステム210のプログラムによってユーザ装置に表示される画面の一例である。以下、図5に示される各画面を説明する。
【0094】
画面500は、ユーザ装置240が販売コンピュータシステム220にアクセスしたときにユーザ装置240に表示される画面の一例である。図5に示される例では、画面500は、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトにアクセスさせるための特設バナー領域501を含む。ユーザは、特設バナー領域501を選択する(例えば、タップする、または、クリックする)ことにより、仲介コンピュータシステム210が提供するウェブサイトにアクセスすることができる。特設バナー領域501は、図4のステップS401における「所定の領域」の一例である。
【0095】
画面510は、商品が一覧表示されている画面の一例である。画面510は、例えば、画面500の特設バナー領域501を選択することによって画面500から遷移した画面である。図5に示される例では、画面510は、ロゴ「A」の商品に関する情報を示す領域と、ロゴ「B」の商品に関する情報を示す領域と、ロゴ「C」の商品に関する情報を示す領域と、ロゴ「D」の商品に関する情報を示す領域とを含む。各商品に関する情報を示す領域は、選択することが可能なように構成されている。図5に示される例では、各商品に関する情報を示す領域内には、商品画像、受注数、販売価格などが表示されているが、本発明はこれに限定されない。この画面510は、図4のステップS406によってユーザ装置240に表示される画面に対応する。
【0096】
画面520は、商品の詳細な内容を確認するための画面の一例である。画面520は、例えば、画面510のロゴ「A」の商品に関する情報を示す領域が選択されたことによって画面510から遷移した画面である。図5に示される例では、画面520は、注文したい商品の商品名、注文したい商品の商品画像、注文したい商品の受注数、注文したい商品の数量を入力するための領域、注文したい商品のカラーを入力するための領域、注文したい商品のサイズを入力するための領域、販売価格、および、注文したい商品をカートインするためのカートイン領域521を含む。ここで、「商品をカートインする」とは、商品を購入予定の状態または決済予定の状態に置くことをいう。ユーザは、カートイン領域521を選択する(例えば、タップする、または、クリックする)ことにより、販売コンピュータシステム220が提供するウェブサイトにアクセスし、注文内容の詳細を確認するための画面を閲覧することができる。カートイン領域521の選択は、図4のステップS407の処理に対応する。
【0097】
画面530は、注文内容の詳細を確認するための画面の一例である。画面530は、例えば、画面520のカートイン領域521が選択されたことによって画面520から遷移した画面である。図5に示される例では、画面530は、注文したい商品の商品名、注文したい商品の商品画像、注文したい商品の受注数、注文したい商品の数量、注文したい商品のカラー、注文したい商品のサイズ、販売価格、ユーザ(注文者)に関する情報、決済方法を示す情報、および、注文を確定させるための注文確定領域531を含む。ユーザは、注文確定領域531を選択する(例えば、タップする、または、クリックする)ことにより、商品の注文を確定させることができる。注文確定領域531の選択は、図4のステップS415の処理に対応する。
【0098】
画面540は、注文が確定したことを確認するための画面である。画面540は、例えば、画面530の注文確定領域531が選択されたことによって画面530から遷移した画面である。図5に示される例では、注文した商品の商品名、注文した商品の商品画像、注文した商品の受注数、注文した商品のカラー、注文した商品のサイズ、注文した商品の販売価格を含む。
【0099】
なお、図5に示される実施形態では、画面510および画面520が仲介コンピュータシステム210のプログラムによってユーザ装置に表示されると説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、画面510および画面520は、販売コンピュータシステム220のプログラムによってユーザ装置に表示されるようにしてもよい。この場合、図4のステップS406、S409、S410は、販売コンピュータシステム220において実行され、図4のステップS407のユーザ入力は販売コンピュータシステム220に提供され、図4のステップS404、S405、S408、S411、S412、S413は、省略される。
【0100】
図6は、ユーザ装置に表示される画面のフローの他の一例を示す。図6に示される実施形態では、仲介企業が運営・管理している仲介コンピュータシステム210は、商品を電子商取引するための複数のウェブサイトへのリンクを有する電子モールを提供している。なお、画面530、画面540は、販売コンピュータシステム220のプログラムによってユーザ装置に表示される画面の一例であり、画面500’、画面510、画面520は、仲介コンピュータシステム210のプログラムによってユーザ装置に表示される画面の一例である。以下、図6に示される各画面を説明するが、図6に示される画面510~画面540は、図5に示される画面510~画面540と同様であるため、ここではそれらの詳しい説明を省略する。
【0101】
画面510’は、ユーザ装置240が仲介コンピュータシステム210によって提供される電子モールにアクセスしたときにユーザ装置240に表示される画面の一例である。図6に示される例では、「Brand P」の商品の一覧を表示することをユーザ装置240に行わせるための「Brand P」領域501’と、「Brand Q」の商品の一覧を表示することをユーザ装置240に行わせるための「Brand Q」領域502’と、「Brand R」の商品の一覧を表示することをユーザ装置240に行わせるための「Brand R」領域503’と、「Brand S」の商品の一覧を表示することをユーザ装置240に行わせるための「Brand S」領域504’とを含む。ユーザは、例えば、「Brand P」領域501’を選択する(例えば、タップする、クリックする)ことにより、「Brand P」の商品を一覧表示した画面(例えば、図6の画面510)を閲覧することができる。
【0102】
図6に示される実施形態を実現するためにシステム200の各構成要素が実行する処理のフローの一例は、図4のステップS401~S407に代えて以下のステップS401’~S402’を実行したものである。
【0103】
ステップS401’:ユーザ装置240は、インターネット250を介して、仲介コンピュータシステム210が提供する電子モールにアクセスする。ユーザ装置240が、仲介コンピュータシステム210が提供する電子モールにアクセスすると、ユーザ装置240には、例えば、仲介コンピュータシステム210が提供する電子モールのトップページ(例えば、図6の画面501’)が表示される。
【0104】
ステップS402’:ユーザ装置240は、インターネット250を介して、電子モールのトップページ内の所定の領域を選択するユーザ入力を仲介コンピュータシステム210に提供する。なお、電子モールのトップページ内の所定の領域の一例は、図6の画面501’を参照して説明した「Brand P」領域501’である。
【0105】
なお、図5および図6に示される実施形態では、画面520において商品の注文情報が入力されることを説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、商品が一覧表示されている画面510において、商品に関する情報を示す領域内に商品の注文情報を入力することが可能であるようにしてもよい。
【0106】
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。
【産業上の利用可能性】
【0107】
本発明は、商品の受注生産を仲介するためのコンピュータシステム、そのコンピュータシステムにおいて実行されるプログラム、商品の受注生産を行うためのシステム等を提供するものとして有用である。
【符号の説明】
【0108】
200 システム
210 仲介コンピュータシステム
220 販売コンピュータシステム
230 生産コンピュータシステム
240~240 ユーザ装置
250 インターネット
260 データベース部
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6