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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022101238
(43)【公開日】2022-07-06
(54)【発明の名称】情報処理装置およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/04 20120101AFI20220629BHJP
   H04W 4/35 20180101ALI20220629BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20220629BHJP
   B65G 1/137 20060101ALI20220629BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20220629BHJP
【FI】
G06Q50/04
H04W4/35
H04W64/00 160
B65G1/137 B
G06K7/10 268
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020215695
(22)【出願日】2020-12-24
(71)【出願人】
【識別番号】000204284
【氏名又は名称】太陽誘電株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】米谷 友宏
【テーマコード(参考)】
3F522
5K067
5L049
【Fターム(参考)】
3F522AA02
3F522BB01
3F522CC09
3F522DD03
3F522DD22
3F522EE13
3F522FF23
3F522FF35
3F522FF36
3F522GG03
3F522GG44
3F522HH03
3F522LL70
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE14
5K067FF23
5K067JJ53
5L049CC03
(57)【要約】
【課題】報知機能を有しない安価な無線タグであっても当該無線タグが付された物体の位置を容易に特定可能とする。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、本発明に係る情報処理装置は、ゲートウェイを識別するゲートウェイ識別情報と、前記ゲートウェイが受信した無線タグを識別する無線タグ識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する第1記憶制御部と、前記対応情報に基づいて、物体の位置を調査する端末から受信した前記物体を特定する情報に対応付けられた前記ゲートウェイ識別情報を特定する特定部と、前記特定部により特定された前記ゲートウェイ識別情報で識別される前記ゲートウェイに対し、前記ゲートウェイに取り付けられた報知部に報知を指示する報知信号を送信する信号送信部と、を備える。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲートウェイを識別するゲートウェイ識別情報と、前記ゲートウェイが受信した無線タグを識別する無線タグ識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する第1記憶制御部と、
前記対応情報に基づいて、物体の位置を調査する端末から受信した前記物体を特定する情報に対応付けられた前記ゲートウェイ識別情報を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記ゲートウェイ識別情報で識別される前記ゲートウェイに対し、前記ゲートウェイに取り付けられた報知部に報知を指示する報知信号を送信する信号送信部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
無線タグから発信された無線タグを識別する無線タグ識別情報を受信するゲートウェイと、前記ゲートウェイと情報を送受信する情報処理装置と、を備えたシステムであって、
前記ゲートウェイは、
受信した前記無線タグ識別情報を前記情報処理装置に送信する情報送信部と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記ゲートウェイを識別するゲートウェイ識別情報と、前記ゲートウェイが受信した無線タグの前記無線タグ識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する第1記憶制御部と、
前記対応情報に基づいて、物体の位置を調査する端末から受信した前記物体を特定する情報に対応付けられた前記ゲートウェイ識別情報を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記ゲートウェイ識別情報で識別される前記ゲートウェイに対し、前記ゲートウェイに取り付けられた報知部に報知を指示する報知信号を送信する信号送信部と、
を備え、
前記ゲートウェイは、
前記情報処理装置から受信した前記報知信号に基づいて、前記報知部に報知させる第1報知制御部、
を備えたシステム。
【請求項3】
前記報知部は発光部を有し、
前記第1報知制御部は前記報知信号を受信すると、前記発光部を発光させる、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
受信した無線タグを識別する無線タグ識別情報を記憶する第2記憶制御部と、
前記第2記憶制御部が記憶した前記無線タグ識別情報に、物体の位置を調査する端末から受信した前記無線タグ識別情報が含まれているかを判断する判断部と、
前記判断部が、前記端末から受信した前記無線タグ識別情報が含まれていると判断した場合に、自身に取り付けられた報知部に報知させる第2報知制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項5】
前記報知部は発光部を有し、
前記第2報知制御部は、前記発光部を発光させる、
請求項4に記載の情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、例えば工場や倉庫に保管されている物体を探す場合、個々の物体に無線タグを取り付けて、当該無線タグが発信する無線タグを識別するビーコン信号を受信することで物体の位置を特定する技術が存在する。このような従来技術では、探したい物体の無線タグに信号を送信して、当該無線タグに報知させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009-213033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来技術では、各無線タグに報知機能を備える必要があるため、無線タグが高価になるという欠点があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、報知機能を有しない安価な無線タグであっても当該無線タグが付された物体の位置を容易に特定可能な情報処理装置およびシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、ゲートウェイを識別するゲートウェイ識別情報と、前記ゲートウェイが受信した無線タグを識別する無線タグ識別情報との対応関係を示す対応情報を記憶する第1記憶制御部と、前記対応情報に基づいて、物体の位置を調査する端末から受信した前記物体を特定する情報に対応付けられた前記ゲートウェイ識別情報を特定する特定部と、前記特定部により特定された前記ゲートウェイ識別情報で識別される前記ゲートウェイに対し、前記ゲートウェイに取り付けられた報知部に報知を指示する報知信号を送信する信号送信部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、報知機能を有しない安価な無線タグであっても当該無線タグが付された物体の位置を容易に特定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1実施形態に係るシステム図である。
図2図2は、ゲートウェイのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、ゲートウェイ管理部のメモリ構成を示すメモリマップである。
図5図5は、端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図6図6は、ゲートウェイの機能構成を示す機能ブロック図である。
図7図7は、ゲートウェイの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8図8は、管理サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。
図9図9は、管理サーバの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10図10は、端末の制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11図11は、第2実施形態に係るシステムの説明図である。
図12図12は、ゲートウェイのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図13図13は、ゲートウェイの機能構成を示す機能ブロック図である。
図14図14は、ゲートウェイの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら第1実施形態について説明する。第1実施形態では、管理サーバを情報処理装置の一例として説明する。なお、以下に説明する第1実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
図1は、第1実施形態に係るシステム10を含むシステム図である。システム10は、多くの物体を保管する工場や倉庫等において、探したい物体を管理するためのシステムである。具体的には、システム10は、探したい物体の置き場所を管理するためのシステムである。
【0011】
システム10は、複数台のゲートウェイ3Aと、管理サーバ5とを有する。管理サーバ5とゲートウェイ3Aは、通信回線L3で接続される。通信回線L3は、有線の通信回線でも無線の通信回線でもよい。管理サーバ5とゲートウェイ3Aは、通信回線L3を介して情報の送受信を行う。
【0012】
探したい物体1(以降「物体1」という)が収められている容器等には、無線タグ2が付してある。具体的には、各物体1が収められている容器には、無線タグ2が取り付けられているか貼付されている(以降、簡略化して「物体1に無線タグ2が付されている」という)。無線タグ2は、当該無線タグ2を他の無線タグ2と識別するタグ情報を発信する。具体的には、各無線タグ2は、自己の無線タグ2を他の無線タグ2と識別するタグ情報(無線タグ識別情報)を、例えばビーコン信号L1として発信する。発信されたビーコン信号L1は、所定の範囲(例えば数十メートル程度の範囲)まで届く。
【0013】
ゲートウェイ3Aは、物体1が保管されている場所に複数機設置されている。保管されている物体1に付されている無線タグ2から発信されるタグ情報は、設置されたゲートウェイ3Aのいずれかによって受信する。ゲートウェイ3Aの中間付近に位置する無線タグ2から発信されるタグ情報は、複数台のゲートウェイ3Aで受信されることもある。実施形態では、ゲートウェイ3A1、ゲートウェイ3A2・・・の複数台のゲートウェイ3Aが設置されている。
【0014】
ゲートウェイ3Aは、無線タグ2から受信したタグ情報を記憶する。また、ゲートウェイ3Aは、受信したタグ情報を、自身を他のゲートウェイ3Aと識別する識別コード(ゲートウェイ識別情報)と関連付けて管理サーバ5に送信する。
【0015】
なお、図1の例では、ゲートウェイ3A1は、ゲートウェイ3A1の近傍に位置している物体1にそれぞれ付された無線タグ21~210の10個の無線タグ2から発信されたタグ情報を受信する。また、ゲートウェイ3A2は、ゲートウェイ3A2の近傍に位置している物体1にそれぞれ付された無線タグ211~22の10個の無線タグ2から発信されたタグ情報を受信する。ゲートウェイ3A3(図示せず)以降についても同様である。なお、例えば、無線タグ211がゲートウェイ3A1の近傍にも位置している場合は、無線タグ211から発信されたタグ情報をゲートウェイ3A1でも受信する。
【0016】
なお、近傍に位置する物体1が取り除かれたり追加されたりした場合には、付されている無線タグ2が変わるため、ゲートウェイ3Aが受信するタグ情報が変更される。そのため、ゲートウェイ3Aは、例えば、所定のタイミング(例えば1回/時)毎に、自身が受信して記憶しているタグ情報を、管理サーバ5に送信する。
【0017】
情報処理装置である管理サーバ5は、例えば工場や倉庫、あるいは近接した事務所等に設置される。管理サーバ5は、ゲートウェイ3Aとタグ情報を関連付けて記憶(管理)する。管理サーバ5は、ゲートウェイ3Aからタグ情報を受信すると、当該タグ情報を同時に受信したゲートウェイ3Aを識別する識別コード別に、各識別コードと関連付けて、受信したタグ情報を記憶する。すなわち、管理サーバ5は、ゲートウェイ3Aが受信した最新のタグ情報を、識別コードに関連付けて記憶する。例えば、管理サーバ5は、ゲートウェイ3A1が受信したタグ情報を、ゲートウェイ3A1を識別する識別コードに関連付けて記憶する。また、管理サーバ5は、ゲートウェイ3A2が受信したタグ情報を、ゲートウェイ3A2を識別する識別コードに関連付けて記憶する。
【0018】
また、管理サーバ5は、端末7から無線回線である通信回線L2を介してタグ情報を受信する。管理サーバ5は、受信したタグ情報に基づいて、当該タグ情報を受信したゲートウェイ3Aを特定する。管理サーバ5は、特定したゲートウェイ3Aに対して、ゲートウェイ3Aが報知部である発光部37(図2を参照)の発光を指示する報知信号を送信する。
【0019】
ゲートウェイ3Aは、発光部37を備え(すなわち、発光部が取り付けられ)、管理サーバ5から報知信号を受信すると、発光部37を発光させる。
【0020】
端末7は、探したい物体1の位置を調査するための端末であって、物体1を探したい担当者が操作する、例えばPC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等である。端末7は、物体1と当該物体1に付されている無線タグ2のタグ情報(物体を特定する情報)とを関連付けて記憶している。担当者が位置を知りたい(探したい)物体1を指定すると、端末7は指定された物体1に付されている無線タグ2のタグ情報を管理サーバ5に送信する。
【0021】
このようなシステム10において、端末7から位置を知りたい物体1が指定されると、端末7は、指定された物体1に付されている無線タグ2を識別するタグ情報を管理サーバ5に送信する。タグ情報を受信した管理サーバ5は、受信したタグ情報に基づいて、当該タグ情報を無線タグ2から受信したゲートウェイ3Aを特定する。管理サーバ5は、特定したゲートウェイ3Aに対して、ゲートウェイ3Aが発光部37の発光を指示する報知信号を送信する。報知信号を受信したゲートウェイ3Aは、自身の発光部37を発光させる。
【0022】
発光部37が発光したゲートウェイ3Aは、管理サーバ5が端末7から受信したタグ情報を、無線タグ2から受信している。そのため、発光部37が発光したゲートウェイ3Aの近傍には、端末7が発信したタグ情報で識別される無線タグ2が付された物体1が存在する。担当者は、発光部37が発光しているゲートウェイ3Aの近傍を探すことで、該当する物体1を発見する。
【0023】
なお、複数個のゲートウェイ3Aの発光部37が同時に発光している場合は、当該複数個のゲートウェイ3Aの中間部付近を探すことで、該当する物体1を発見する。
【0024】
ここからは、ゲートウェイ3Aのハードウェア構成について説明する。図2は、ゲートウェイ3Aのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、ゲートウェイ3Aは、CPU(Central Processing Unit)31、ROM(Read Only Memory)32、RAM(Random Access Memory)33、メモリ部34等を備えている。CPU31は、制御主体となる。ROM32は、各種プログラムを記憶する。RAM33は、各種データを展開する。メモリ部34は、各種プログラムを記憶する。CPU31、ROM32、RAM33、メモリ部34は、互いにデータバス35を介して接続されている。CPU31とROM32とRAM33が、制御部300を構成する。すなわち、制御部300は、CPU31がROM32やメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述するゲートウェイ3Aの制御処理を実行する。
【0025】
RAM33は、タグ情報部331を有する。タグ情報部331は、当該ゲートウェイ3Aが無線タグ2から受信したタグ情報を記憶する。
【0026】
メモリ部34は、制御プログラム部341、識別コード部342を有する。制御プログラム部341は、ゲートウェイ3Aを制御処理するためのプログラムを記憶する。識別コード部342は、当該ゲートウェイ3Aを他のゲートウェイ3Aと区別し、当該ゲートウェイ3Aを識別するための識別コードを記憶する。
【0027】
また、制御部300は、データバス35およびコントローラ36を介して、発光部37(報知部)と接続する。発光部37は、例えばLED(Light Emitting Diode)である。
【0028】
また、制御部300は、データバス35を介して通信I/F38および通信I/F39と接続する。通信I/F38は、無線タグ2と無線通信を行い、情報の送受信を行う。通信I/F39は、通信回線L3を介して、管理サーバ5と通信を行い、情報の送受信を行う。
【0029】
ここからは、管理サーバ5のハードウェア構成について説明する。図3は、管理サーバ5のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、管理サーバ5は、CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54等を備えている。CPU51は、制御主体となる。ROM52は、各種プログラムを記憶する。RAM53は、各種データを展開する。メモリ部54は、各種プログラムを記憶する。CPU51、ROM52、RAM53、メモリ部54は、互いにデータバス55を介して接続されている。CPU51とROM52とRAM53が、制御部500を構成する。すなわち、制御部500は、CPU51がROM52やメモリ部54に記憶されRAM53に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する管理サーバ5の制御処理を実行する。
【0030】
RAM53は、ゲートウェイ管理部531と受信記憶部532を有する。ゲートウェイ管理部531は、ゲートウェイ3Aから受信したタグ情報を識別コード別に関連付けた対応情報を記憶する。ゲートウェイ管理部531については図4で後述する。受信記憶部532は、端末7から受信したタグ情報を記憶する。
【0031】
メモリ部54は、制御プログラム部541を有する。制御プログラム部541は、管理サーバ5を制御処理するためのプログラムを記憶する。
【0032】
また、制御部500は、データバス55およびコントローラ56を介して、表示部57と操作部58と接続する。表示部57は、管理サーバ5を操作する操作者に情報を表示する。操作部58は、操作者が管理サーバ5を操作するためのキーボード(タッチパネルであってもよい)である。
【0033】
また、制御部500は、データバス55を介して通信I/F59と通信I/F60と接続する。通信I/F59は、通信回線L3を介してゲートウェイ3Aと通信を行い、情報の送受信を行う。通信I/F60は、通信回線L2を介して、端末7と通信を行い、情報の送受信を行う。
【0034】
ここからは、ゲートウェイ管理部531について説明する。図4は、ゲートウェイ管理部531のメモリ構成を示すメモリマップである。図4に示すように、ゲートウェイ管理部531は、識別コード部5311、タグ情報部5312を有する。識別コード部5311は、ゲートウェイ3Aを識別する識別コードが記憶される。タグ情報部5312は、識別コード部5311に記憶されている識別コード別に、当該ゲートウェイ3Aから受信した、当該ゲートウェイ3Aが受信したタグ情報を記憶する。ゲートウェイ3Aからは、所定のタイミングでタグ情報が送信されるので、タグ情報部5312には、常に最新のタグ情報が記憶される。識別コード部5311に記憶されている識別コードとタグ情報部5312に記憶されているタグ情報が対応情報である。なお、識別コード部5311に記憶されている識別コードと、当該識別コードに対応してタグ情報部5312に記憶されているタグ情報が対応情報である。
【0035】
ここからは、端末7のハードウェア構成について説明する。図5は、端末7のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、端末7は、CPU71、ROM72、RAM73、メモリ部74等を備えている。CPU71は、制御主体となる。ROM72は、各種プログラムを記憶する。RAM73は、各種データを展開する。メモリ部74は、各種プログラムを記憶する。CPU71、ROM72、RAM73、メモリ部74は、互いにデータバス75を介して接続されている。CPU71とROM72とRAM73が、制御部700を構成する。すなわち、制御部700は、CPU71がROM72やメモリ部74に記憶されRAM73に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する端末7の制御処理を実行する。
【0036】
メモリ部74は、制御プログラム部741と物体管理部742を有する。制御プログラム部741は、端末7を制御処理するためのプログラムを記憶する。物体管理部742は、物体1を特定する情報(例えば物体番号の、図1の物体A、物体E、物体F、物体J、等を固有に示す情報であって、例えば物体1の名称)と、当該物体1に付された無線タグ2のタグ情報を関連付けて記憶する。
【0037】
また、制御部700は、データバス75およびコントローラ76を介して、表示部77と操作部78と接続する。表示部77は、端末7を操作する操作者に情報を表示する。操作部78は、操作者が端末7を操作するためのキーボード(タッチパネルであってもよい)である。
【0038】
また、制御部700は、データバス75を介して通信I/F79と接続する。通信I/F79は、通信回線L2を介して、管理サーバ5と通信を行い、情報の送受信を行う。
【0039】
ここからは、ゲートウェイ3Aの機能構成について説明する。図6は、ゲートウェイ3Aの機能構成を示す機能ブロック図である。図6に示すように、ゲートウェイ3Aの制御部300は、ROM32やメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラムに従うことで、情報送信部301、第1報知制御部302として機能する。
【0040】
情報送信部301は、受信したタグ情報を管理サーバ5に送信する。具体的には、情報送信部301は、無線タグ2から受信したタグ情報を、所定のタイミングになると、当該ゲートウェイ3Aを識別する識別コードとともに管理サーバ5に送信する。
【0041】
第1報知制御部302は、管理サーバ5から受信した報知信号に基づいて、発光部37に報知させる。具体的には、管理サーバ5から受信した報知信号に基づいて、発光部37を発光(報知)させる。
【0042】
ここからは、ゲートウェイ3Aの制御について説明する。図7は、ゲートウェイ3Aの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示すように、ゲートウェイ3Aの制御部300は、無線タグ2からタグ情報を受信したかを判断する(S11)。無線タグ2からタグ情報を受信したと判断した場合には(S11のYes)、制御部300は、受信したタグ情報をタグ情報部331に累積的に記憶する(S12)。すなわち、タグ情報部331には、受信しているすべてのタグ情報が記憶される。物体1が取り去られる等の理由で受信しなくなったタグ情報はタグ情報部331から消去される。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0043】
また、無線タグ2からのタグ情報の受信ではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部300は、予め定められた送信タイミングであるかを判断する(S13)。送信タイミングであると判断した場合には(S13のYes)、情報送信部301は、タグ情報部331に記憶されているタグ情報と識別コード部342に記憶されている当該ゲートウェイ3Aを識別する識別コードとを、管理サーバ5に送信する(S14)。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0044】
また、送信タイミングではないと判断した場合には(S13のNo)、制御部300は、管理サーバ5から報知信号を受信したかを判断する(S21)。管理サーバ5から報知信号を受信したと判断した場合には(S21のYes)、第1報知制御部302は、当該ゲートウェイ3Aの発光部37を発光させる(S22)。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0045】
また、管理サーバ5からの報知信号の受信ではないと判断した場合には(S21のNo)、制御部300は、管理サーバ5から報知停止信号を受信したかを判断する(S23)。管理サーバ5から報知停止信号を受信したと判断した場合には(S23のYes)、第1報知制御部302は、当該ゲートウェイ3Aの発光部37の発光を停止させる(S24)。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。なお、報知停止信号の受信ではないと判断した場合には(S23のNo)、制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0046】
ここからは、管理サーバ5の機能構成について説明する。図8は、管理サーバ5の機能構成を示す機能ブロック図である。図8に示すように、管理サーバ5の制御部500は、ROM52やメモリ部54に記憶されRAM53に展開された制御プログラムに従うことで、第1記憶制御部501、特定部502、信号送信部503として機能する。
【0047】
第1記憶制御部501は、ゲートウェイ3Aを識別する識別コードと、ゲートウェイ3Aが受信した無線タグを識別するタグ情報との対応関係を示す対応情報を記憶する。具体的には、第1記憶制御部501は、ゲートウェイ3Aから受信した識別コードと、同時に受信したすべてのタグ情報とを対応付けて、ゲートウェイ管理部531に対応情報として記憶する。さらに具体的には、第1記憶制御部501は、受信した識別コードを識別コード部5311に記憶し、同時に受信したすべてのタグ情報を、識別コードを記憶した識別コード部5311に対応付けたタグ情報部5312に記憶する。
【0048】
特定部502は、対応情報に基づいて、物体の位置を調査する端末7から受信したタグ情報に対応付けられた識別コードを特定する。具体的には、特定部502は、端末7から受信したタグ情報に基づいて、当該タグ情報が記憶されているタグ情報部5312に対応付けられた識別コード部5311に記憶されている識別コードを特定する。
【0049】
信号送信部503は、特定部502により特定された識別コードで識別されるゲートウェイ3Aに対し、ゲートウェイ3Aに取り付けられた発光部37の発光を指示する報知信号を送信する。
【0050】
ここからは、管理サーバ5の制御について説明する。図9は、管理サーバ5の制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9に示すように、管理サーバ5の制御部500は、ゲートウェイ3Aから識別コードとタグ情報を受信したかを判断する(S41)。ゲートウェイ3Aから識別コードとタグ情報を受信したと判断した場合には(S41のYes)、第1記憶制御部501は、受信した識別コードを識別コード部5311に記憶し(S42)、同時に受信したすべてのタグ情報を、対応するタグ情報部5312に記憶する(S42)。そして制御部500は、処理を終了してS41に戻る。
【0051】
また、識別コードとタグ情報の受信ではないと判断した場合には(S41のNo)、制御部500は、端末7からタグ情報(物体を特定する情報)を受信したかを判断する(S51)。端末7からタグ情報を受信したと判断した場合には(S51のYes)、特定部502は、受信したタグ情報を受信記憶部532に記憶し、記憶したタグ情報が含まれる(記憶されている)タグ情報部5312に対応した識別コード部5311に記憶されている一つの識別コードを特定する(S52)。そして信号送信部503は、特定した識別コードで識別されるゲートウェイ3Aに対し、当該ゲートウェイ3Aの発光部37を発光させる報知信号を送信する(S53)。そして制御部500は、処理を終了してS41に戻る。
【0052】
また、端末7からのタグ情報の受信ではないと判断した場合には(S51のNo)、制御部500は、端末7からタグ情報と確認信号(後述)を受信したかを判断する(S54)。端末7からタグ情報と確認信号を受信したと判断した場合には(S54のYes)、制御部500は、受信したタグ情報に基づいてゲートウェイ管理部531を検索して一つの識別コードを特定する(S55)。そして制御部500は、特定した識別コードで識別されるゲートウェイ3Aに対し、当該ゲートウェイ3Aの発光部37の発光を停止させる報知停止信号を送信する(S56)。そして制御部500は、処理を終了してS41に戻る。なお、タグ情報と確認信号の受信ではないと判断した場合には(S54のNo)、制御部500は、処理を終了してS41に戻る。
【0053】
ここからは、端末7の制御について説明する。図10は、端末7の制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図10に示すように、端末7の制御部700は、所定の操作で保管しているすべての物体1を指定可能に表示する(S61)。
【0054】
次に制御部700は、端末7の操作者による操作部78の操作によって一つの物体1が指定されたかを判断する(S62)。一つの物体1が指定されたと判断した場合には(S62のYes)、制御部700は、指定された物体1に関連付けられて物体管理部742に記憶されているタグ情報(物体を特定する情報)を抽出する(S63)。そして制御部700は、抽出したタグ情報を管理サーバ5に送信する(S64)。そして制御部500は、処理を終了してS41に戻る。
【0055】
また、物体1の指定ではないと判断した場合には(S62のNo)、制御部700は、操作者によって指定された物体1が確認されたかを判断する(S65)。物体1を指定した操作者は、発光部37が発光しているゲートウェイ3Aの近傍に位置している物体1を探す。そして操作者は、該当する物体1を発見した場合に、端末7の確認ボタン(図示せず)を操作する。制御部700は、確認ボタンが操作されると物体1が確認されたと判断する。操作者によって指定された物体1が確認されたと判断した場合には(S65のYes)、制御部700は、タグ情報と確認信号を管理サーバ5に送信する(S66)。そして制御部500は、処理を終了してS41に戻る。なお、物体1の確認ではないと判断した場合には(S65のNo)、制御部500は、処理を終了してS41に戻る。
【0056】
(第1実施形態の効果)
以上、第1実施形態について説明した。このような第1実施形態の管理サーバ5は、例えば次のような効果を奏する。第1実施形態の管理サーバ5は、ゲートウェイ3Aを識別する識別コードと、ゲートウェイ3Aが受信した無線タグ2を識別するタグ情報との対応関係を示す対応情報を記憶する第1記憶制御部501と、対応情報に基づいて、物体1の位置を調査する端末から受信したタグ情報に対応付けられた識別コードを特定する特定部502と、特定部502により特定された識別コードで識別されるゲートウェイ3Aに対し、ゲートウェイ3Aに設けられた発光部37に報知を指示する報知信号を送信する信号送信部503と、を備える。
【0057】
このような管理サーバ5は、端末7から受信したタグ情報で特定された識別情報で識別されたゲートウェイ3Aに報知信号を送信することでゲートウェイ3Aの発光部37を発光させて、発光部37が発光したゲートウェイ3Aの近傍を探すことで該当する物体1を発見することができる。そのため、物体1に付された無線タグ2が報知機能を有しない安価な無線タグであっても当該無線タグ2が付された物体1の位置を容易に特定可能となる。発光部37が発光という手段で報知することは、工場内など騒音の大きいとことにおいて、ブザーや振動では報知が難しい場合などでも、探している物体を発見しやすいという利点がある。
【0058】
また、第1実施形態のシステム10は、例えば次のような効果を奏する。
【0059】
第1実施形態のシステム10は、無線タグ2から発信された無線タグ2を識別するタグ情報を受信するゲートウェイ3Aと、ゲートウェイ3Aと情報を送受信する管理サーバ5と、を備えたシステム10であって、ゲートウェイ3Aは、受信したタグ情報を管理サーバ5に送信する情報送信部301と、を備え、管理サーバ5は、ゲートウェイ3Aを識別する識別コードと、ゲートウェイ3Aが受信した無線タグ2のタグ情報との対応関係を示す対応情報を記憶する第1記憶制御部501と、対応情報に基づいて、物体1の位置を調査する端末7から受信した物体1に係る情報に対応付けられた識別コードを特定する特定部502と、特定部502により特定された識別コードで識別されるゲートウェイ3Aに対し、ゲートウェイ3Aに設けられた発光部37に報知を指示する報知信号を送信する信号送信部503と、を備え、ゲートウェイ3Aは、管理サーバ5から受信した報知信号に基づいて、発光部37を発光させる第1報知制御部302、を備える。
【0060】
このような第1実施形態のシステム10は、端末7から受信したタグ情報で特定される識別情報で識別されるゲートウェイ3Aに管理サーバ5から送信した報知信号に基づいて発光部37が発光させて、発光部37が発光したゲートウェイ3Aの近傍を探すことで該当する物体1を発見することができる。そのため、物体1に付された無線タグ2が報知機能を有しない安価な無線タグであっても当該無線タグ2が付された物体1の位置を容易に特定可能となる。
【0061】
(第2実施形態)
ここからは、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態における管理サーバ5が存在せず、後述するゲートウェイ3Bが情報処理装置である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付し、説明を簡略化もしくは省略する。
【0062】
図11は、第2実施形態に係るシステムの説明図である。図11において、物体1、無線タグ2、端末7は第1実施形態と同等の構成を有する。
【0063】
図11に示すように、端末7から送信されたタグ情報は、通信回線L2を介してゲートウェイ3Bが受信する。ゲートウェイ3Bは、受信したタグ情報が自己の管理する無線タグ2のタグ情報化を判断し、自己の管理する無線タグ2のタグ情報である場合には、自己の発光部37を発光させる。
【0064】
ここからは、ゲートウェイ3Bのハードウェアについて説明する。図12は、ゲートウェイ3Bのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図12に示すように、ゲートウェイ3Bは、メモリ部34に、ゲートウェイ3Aは有していた識別コード部342を有していない。また、通信I/F38は、端末7から直接タグ情報を受信する。その他の構成はゲートウェイ3Aと同等である。
【0065】
ここからは、ゲートウェイ3Bの機能構成について説明する。図13は、ゲートウェイ3Bの機能構成を示す機能ブロック図である。図13に示すように、ゲートウェイ3Bの制御部300は、ROM32やメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラムに従うことで、第2記憶制御部305、判断部306、第2報知制御部307として機能する。
【0066】
第2記憶制御部305は、通信した無線タグ2を識別するタグ情報を記憶する。具体的は、第2記憶制御部305は、無線タグ2から受信した無線タグ2を識別するタグ情報をタグ情報部331に記憶する。
【0067】
判断部306は、第2記憶制御部305が記憶したタグ情報に、端末7から受信した特定の物体1に付された無線タグ2のタグ情報が含まれているかを判断する。
【0068】
第2報知制御部307は、判断部306が、端末7から受信したタグ情報が含まれていると判断した場合に、発光部37を発光させる。
【0069】
ここからは、ゲートウェイ3Bの制御について説明する。図14は、ゲートウェイ3Bの制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図14に示すように、ゲートウェイ3Bの制御部300は、無線タグ2からタグ情報を受信したかを判断する(S11)。無線タグ2からタグ情報を受信したと判断した場合には(S11のYes)、第2記憶制御部305は、受信したタグ情報をタグ情報部331に累積的に記憶する(S12)。すなわち、タグ情報部331には、受信しているすべてのタグ情報が記憶される。物体1が取り去られる等の理由で受信しなくなったタグ情報はタグ情報部331から消去される。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0070】
また、無線タグ2からのタグ情報の受信ではないと判断した場合には(S11のNo)、制御部300は、端末7からタグ情報を受信したかを判断する(S71)。端末7からタグ情報を受信したと判断した場合には(S71のYes)、判断部306は、第2記憶制御部305がタグ情報を記憶したタグ情報部331に、端末7から受信したタグ情報が含まれているか(記憶されているか)を判断する(S72)。タグ情報部331に、端末7から受信したタグ情報が含まれていると判断した場合には(S72のYes)、第2報知制御部307は、自身のゲートウェイ3Bの発光部37を発光させる(S22)。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。なお、判断部306が、端末7から受信したタグ情報が含まれていないと判断した場合には(S72のNo)、制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0071】
また、端末7からのタグ情報の受信ではないと判断した場合には(S71のNo)、制御部300は、端末7から確認信号を受信したかを判断する(S73)。端末7から確認信号を受信したと判断した場合には(S73のYes)、第2報知制御部307は、発光部37の発光を停止させる(S24)。そして制御部300は、処理を終了してS11に戻る。なお、端末7からの確認信号の受信ではないと判断した場合には(S73のNo)、制御部300は、処理を終了してS11に戻る。
【0072】
(第2実施形態の効果)
以上、第2実施形態について説明した。このような第2実施形態のゲートウェイ3Bは、例えば次のような効果を奏する。
【0073】
第2実施形態のゲートウェイ3Bは、受信した無線タグ2を識別するタグ情報を記憶する第2記憶制御部305と、第2記憶制御部305が記憶したタグ情報に、物体の位置を調査する端末7から受信したタグ情報が含まれているかを判断する判断部306と、判断部306が、端末7から受信したタグ情報が含まれていると判断した場合に、自身に設けられた発光部37に報知させる第2報知制御部307と、を備える。
【0074】
このような第2実施形態のゲートウェイ3Bは、端末7からタグ情報を受信すると、当該タグ情報を記憶している場合には発光部37を発光させることから、発光部37が発光したゲートウェイ3Aがタグ情報を受信可能な近傍を探すことで該当する物体1を発見することができる。そのため、物体1に付された無線タグ2が報知機能を有しない安価な無線タグであっても当該無線タグ2が付された物体1の位置を容易に特定可能となる。
【0075】
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。実施形態は、種々の修正を行うことができる。
【0076】
例えば、第1実施形態及び第2実施形態では、報知部に報知させる一例として、発光部37に発光させるようにした。しかしながらこれに限らず、例えば音声を報知する機構を報知部とし、報知部から音声を報知させて、ゲートウェイ3A、ゲートウェイ3Bの位置を報知するようにしてもよい。
【0077】
また、第1実施形態及び第2実施形態では、端末7は、探したい物体1に付された無線タグ2のタグ情報を物体を特定する情報として送信するようにした。しかしながらこれに限らず、端末7は、例えば、物体1の名称、物体1をナンバリングしたナンバリング情報、等の、物体1を特定する他の情報を送信するようにしてもよい。この場合、情報処理装置(管理サーバ5またはゲートウェイ3B)は、端末7から受信した物体を特定する情報からタグ情報を取得して、取得したタグ情報に基づいて識別コードを特定する。
【0078】
また、第1実施形態及び第2実施形態では、報知部である発光部37をゲートウェイ3A及び3Bに取り付けた。しかしながらこれに限らず、報知部である発光部37は、ゲートウェイ3A及び3Bに、無線や有線で接続されていてもよい。このような場合であっても、発光部37はゲートウェイ3A及び3Bに取り付けたことに含まれる。すなわち、報知部は、ゲートウェイ3A及び3Bの構成の一部であってもなくてもよい。
【0079】
なお、第1実施形態の管理サーバ5、ゲートウェイ3A、第2実施形態のゲートウェイ3Bで実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0080】
また、第1実施形態の管理サーバ5、ゲートウェイ3A、第2実施形態のゲートウェイ3Bで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1実施形態の管理サーバ5、ゲートウェイ3A、第2実施形態のゲートウェイ3Bで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0081】
また、第1実施形態の管理サーバ5、ゲートウェイ3A、第2実施形態のゲートウェイ3Bで実行されるプログラムを、ROM12等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0082】
1 物体
2 無線タグ
3A ゲートウェイ
3B ゲートウェイ
5 管理サーバ
7 端末
10 システム
31 CPU
37 発光部
51 CPU
71 CPU
300 制御部
301 情報送信部
302 第1報知制御部
305 第2記憶制御部
306 判断部
307 第2報知制御部
331 タグ情報部
342 識別コード部
500 制御部
501 第1記憶制御部
502 特定部
503 信号送信部
531 ゲートウェイ管理部
532 受信記憶部
700 制御部
742 物体管理部
5311 識別コード部
5312 タグ情報部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14