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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022101444
(43)【公開日】2022-07-06
(54)【発明の名称】飲料用演出グラス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   A47G 19/22 20060101AFI20220629BHJP
【FI】
A47G19/22 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】書面
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2021131476
(22)【出願日】2021-07-01
(71)【出願人】
【識別番号】510286433
【氏名又は名称】株式会社ネットアプリ
(72)【発明者】
【氏名】西田 誠
【テーマコード(参考)】
3B001
【Fターム(参考)】
3B001AA02
3B001CC01
3B001CC02
3B001CC35
(57)【要約】
【課題】 本発明はグラス内の飲料越しに携帯型通信装置のカメラのレンズに入射される撮影像が水平方向又は横方向のみに拡大して歪まないように画像の水平方向への歪みをキャンセルする機構を組み込んだ飲料用演出グラスを提供することを課題とする。前記飲料用演出グラスで用いる記憶媒体も提供することも課題とする。
【解決手段】 本発明の飲料用演出グラスは水平方向に湾曲した湾曲部と上部開口を有する有底の筒状体であるグラス本体と、携帯型通信装置を前記グラス本体に固定する固定機構と、前記携帯型通信装置のカメラのレンズに入射される撮影像の縦横比を変更する画像縦横比制御部とを備えており、前記カメラは前記グラス本体内部の飲料越しに前記グラス本体の周囲の風景を撮影し、前記画像縦横比制御部が前記グラス本体内部の飲料により生じる前記撮影像の水平方向の拡大を相殺することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水平方向に湾曲した湾曲部と上部開口を有する有底の筒状体であるグラス本体と、
携帯型通信装置を前記グラス本体に固定する固定機構と、
前記携帯型通信装置のカメラのレンズに入射される撮影像の縦横比を変更する画像縦横比制御部と
を備えており、
前記湾曲部は透明であり、
前記カメラは前記グラス本体内部の飲料越しに前記グラス本体の周囲の風景を撮影し、
前記画像縦横比制御部が前記グラス本体内部の飲料により生じる前記撮影像の水平方向の拡大を相殺することを特徴とする飲料用演出グラス。
【請求項2】
前記画像縦横比制御部としてレンズを備え、
前記レンズは垂直方向の画像の拡大率が水平方向の画像の拡大率より大きいことを特徴とする請求項1に記載の飲料用演出グラス。
【請求項3】
前記レンズはフレネルレンズであることを特徴とする請求項2に記載の飲料用演出グラス。
【請求項4】
前記画像縦横比制御部として前記撮影像を水平方向に圧縮したスクィーズ画像を生成するスクィーズ画像生成器を備えることを特徴とする請求項1に記載の飲料用演出グラス。
【請求項5】
前記スクィーズ画像生成器が前記携帯型通信装置に内蔵されているコンピュータソフトウェアであることを特徴とする請求項4に記載の飲料用演出グラス。
【請求項6】
前記上部開口を塞ぐための蓋を備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の飲料用演出グラス。
【請求項7】
請求項4~5のいずれか一項に記載の飲料用演出グラスで用いるコンピュータプログラムを保存した記憶媒体であり、
前記コンピュータプログラムが前記カメラの撮影画像を水平方向に圧縮処理したスクィーズ画像を生成するものであることを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、グラス内部の飲料によるカメラ撮影像の歪みを相殺する飲料用演出グラスに関する。
【背景技術】
【0002】
飲料を入れる機能以外に様々な機能を持ったグラスが開発されている。
例えば特許文献1~3には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス本体と、グラス本体の底部から内部側にのびており携帯型通信装置を格納するための格納部と、グラス本体の側面から内部側にのびており携帯型通信装置の電波を通過させるための導波部を備えている。この飲料用演出グラスはグラス本体内に飲料を充填した状態でも携帯型通信装置の電波を導波部を通して外部に出して無線通信できる。
特許文献4には本願発明者が発明した飲料用演出グラスが開示されている。この飲料用演出グラスは、グラス側面に固定された映像表示装置と、グラス本体内部に配置された反射鏡とを備えてりおり、映像表示装置の映像を疑似的にグラス内部に投影する演出が可能なグラスである。
また、市場にはカメラが付属している携帯型通信装置又は携帯電話が多く存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6337256号
【特許文献2】特許第6406742号
【特許文献3】特許第6432960号
【特許文献4】特許第6488049号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1~4の飲料用演出グラスも含めて通常のコップやビールジョッキは円筒形又は円筒形に近い形状であり側面が必ず水平方向に湾曲しているため、それらコップやビールジョッキの側面にカメラ付き携帯電話を固定した場合、そのカメラに入射される撮影像(画像)がグラス内飲料のレンズ効果により水平方向に拡大されに歪んでしまう。
【0005】
本発明は上記問題を鑑み、グラス内の飲料越しに(携帯型通信装置の)カメラのレンズに入射される撮影像が水平方向又は横方向のみに拡大して歪まないように画像の水平方向への歪みをキャンセルする機構を組み込んだ飲料用演出グラスを提供することを課題とする。
また、その飲料用演出グラスに使用するプログラムを収録した記憶媒体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の飲料用演出グラスは、水平方向に湾曲した湾曲部と上部開口を有する有底の筒状体であるグラス本体と、携帯型通信装置を前記グラス本体に固定する固定機構と、前記携帯型通信装置のカメラのレンズに入射される撮影像の縦横比を変更する画像縦横比制御部とを備えており、前記湾曲部は透明であり、前記カメラは前記グラス本体内部の飲料越しに前記グラス本体の周囲の風景を撮影し、前記画像縦横比制御部が前記グラス本体内部の飲料により生じる前記撮影像の水平方向の拡大を相殺することを特徴とする。
また、前記画像縦横比制御部としてレンズを備え、前記レンズは垂直方向の画像の拡大率が水平方向の画像の拡大率より大きいことを特徴とする。
また、前記レンズはフレネルレンズであることを特徴とする。
また、前記画像縦横比制御部として前記撮影像を水平方向に圧縮したスクィーズ画像を生成するスクィーズ画像生成器を備えることを特徴とする。
また、前記スクィーズ画像生成器が前記携帯型通信装置に内蔵されているコンピュータソフトウェアであることを特徴とする。
また、前記上部開口を塞ぐための蓋を備えることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、上記飲料用演出グラスで用いるコンピュータプログラムを保存した記憶媒体であり、前記コンピュータプログラムが上記カメラの撮影画像を水平方向に圧縮処理したスクィーズ画像を生成するものであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の飲料用演出グラスは、グラス、コップ又はビールジョッキ等の円筒形又は円筒形に近い形状の全ての飲料用容器で機能し、飲料用容器内部の円筒形の形状の飲料(液体)の水平方向へのレンズ効果をキャンセルする事が可能である。そのため本発明の飲料用演出グラスを用いれば飲料用容器の側面又は内部に固定された携帯電話又は携帯型通信装置のカメラのレンズに入射される撮影像の縦横比(英:aspect ratio)をグラス内に飲料が有る無しに関わらず一定に維持することが出来る(つまり、グラス内に飲料が有る場合でもカメラのレンズに入射される撮影像の縦横比が正常な値に維持される)。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施の形態の飲料用演出グラスを示す斜視図
図2】飲料用容器内のみを透過した撮影像が水平方向へのみ拡大する原理を示した図
図3】画像縦横比制御部として用いるレンズを示した図
図4】様々な形状の飲料用演出グラスの例を示す斜視図(a)及び(b)
図5】第2の実施の形態の飲料用演出グラスを示す斜視図
図6】スクィーズ画像生成器の処理フロー図
図7】カメラ撮影画像の縦横方向圧縮処理プログラムのフローチャート図
【発明を実施するための形態】
【0009】
[飲料用演出グラスの第1の実施の形態]
以下、本発明の飲料用演出グラスの第1の実施の形態を図面を用いて示す。
図1に示すように、飲料用演出グラス1は水平方向に湾曲した湾曲部13と上部開口11を有する有底の筒状体であるグラス本体10と、携帯型通信装置100をグラス本体10に固定する固定機構14と、携帯型通信装置100のカメラ110のレンズ111に入射される撮影像80の縦横比を変更する画像縦横比制御部20とから概略構成される。
固定機構14は携帯型通信装置100をグラス本体10に固定するための固定機構であり、図1では上部開口11の端部を挟むクランプ機構15とコの字状の係止金具18を設けた固定フレーム17を用いている。固定機構14は携帯型通信装置100をグラス本体10に固定さえ出来ればどのような種類の固定機構を用いても良く、固定機構14はネジ機構や吸盤等を組み合わせた単純な物を用いても良いし格納部やマグネット機構を用いても良い。固定機構14の材料は特に制限は無いがレンズ111に入射する撮影像80を遮らないために透明な材料が望ましい。
画像縦横比制御部20はレンズ111に入射する撮影像80が飲料用演出グラス1の内部の円筒形の飲料Lを透過することにより水平方向にのみ拡大して歪んでしまうのを防止するために設けられている。なお、図1の例では画像縦横比制御部20として光学的なレンズ21を用いている。レンズ21は垂直方向(または縦方向)にのみ像を拡大するように加工されており撮影像80はレンズ21を透過することにより図1の縦横比変更像81のように垂直方向にのみ拡大される。撮影像80が飲料Lだけでなくレンズ21を透過することにより水平方向(または横方向)にのみ拡大して歪んでしまうのを防止している(つまりレンズ21を用いて垂直方向に拡大した縦横比変更像81を生成することにより飲料Lを透過した撮影像80が水平方向にのみ拡大して歪むのを防いでいる)。レンズ21の材質としては透明なガラス、アクリル等が考えられる。図1の例ではレンズ21は携帯型通信装置100と飲料用演出グラス1との間の位置に配置しているがレンズ21の配置位置はレンズ111に縦横比変更像81が入射出来る位置なら特に制限は無い。なお、画像縦横比制御部20を実現する方法は図1のレンズ21のような光学レンズを用いたアナログ的な手法だけでなく映像または画像スクィーズ圧縮ソフトウェアを応用したデジタル的な手法も考えられる。詳細は後述の他の実施の形態にて説明する。
グラス本体10は通常のビールジョッキと同じ水平方向に湾曲した湾曲部13と上部開口11を有する有底の筒状体である。飲料用演出グラス1は図1のように取っ手12を備えていないコップ形状でも良い。グラス本体10の材質としては通常のコップやビールジョッキ等と同じく透明なガラスかアクリル樹脂等が考えられる。なお、本発明の飲料用演出グラス1ではカメラ110はグラス本体10の飲料L越しにグラス本体10の周囲の風景(つまり撮影像80)を撮影するため、湾曲部13は透明である必要が有る(なお、湾曲部13全てのエリアが透明である必要はなく、撮影像80が透過するエリアのみ透明でも良い)。
【0010】
レンズ21の詳細を説明するために、まず初めに飲料用容器の液体や飲料による水平方向へのレンズ効果の説明をする。
通常のビールジョッキやコップと同じく、水平方向に湾曲した湾曲部13を備える有底の筒状体である飲料用演出グラス1(又はグラス本体10)の内部の飲料Lの形状は必然的に図1図2のように円筒形又はほぼ円筒形になる。円筒形は垂直方向には湾曲していないため図2のように飲料Lの垂直方向の曲率半径RVは無限大と見做せる。一方、飲料Lは水平方向に円形に湾曲しているため水平方向の曲率半径RHは必ず有限の値になる(通常の大きさのグラスの場合、飲料Lの曲率半径RHは数[cm]~10[cm]程度)。つまり飲料Lの垂直方向の曲率半径RVが水平方向の曲率半径RHに比して非常に大きくなる。光学レンズの拡大率はレンズの曲率半径が小さいほど大きくなることが知られており(詳細はレンズ公式や光学分野の専門書を参照して下さい)、更に水の光の屈折率は空気に比して大きいため飲料用演出グラス1の内部の飲料Lのみを透過した画像(又は撮影像80)は(カメラ110のレンズ111の方向から見ると)図2のように水平方向にのみ拡大して大きく歪んでしまう(別の言い方をすれば飲料Lが水平方向へのみ拡大するレンズとして動作するため画像が歪む)。
そのため、画像縦横比制御部20として用いるレンズ21は撮影像80の水平方向歪みを相殺するために図3のように垂直方向の画像の拡大率が水平方向の画像の拡大率よりも大きいレンズである必要が有る。レンズ21の例としては図3のように水平方向の曲率半径RHが垂直方向の曲率半径RVに比して大きい凸レンズ又は垂直方向の画像の拡大率が水平方向の画像の拡大率より大きいフレネルレンズ等が挙げられる。フレネルレンズは凸レンズと違いシート状のレンズであり厚さを極限まで薄く出来るためグラス本体10の任意の面に貼り付ける事が出来るというメリットを有する。
【0011】
レンズ21を携帯型通信装置100と飲料用演出グラス1の間に配置することにより飲料L(のレンズ効果)による水平方向へ拡大を相殺することが出来る。つまり適当な垂直方向の画像の拡大率を持つレンズ21を用いれば図1のように水平方向にも垂直方向にも等しく拡大した歪みの無い像(縦横比変更像81)を生成しそれをレンズ111に入射することが出来る。
レンズ21に関して非常に重要な注意点が一つあり、それはレンズ21には水平方向の拡大率と垂直方向の拡大率が等しい通常のレンズを用いてはいけないという事である。何故なら水平方向と垂直方向の拡大率が等しい通常のレンズでは撮影像80の縦横比が変更出来ないため飲料Lの水平方向の歪みをキャンセルする事が原理的に不可能だからである。そのためレンズ21は必ず垂直方向の画像の拡大率が水平方向の画像の拡大率よりも大きい特殊なレンズを用いる必要がある。極端な話、レンズ21は垂直方向にのみ画像を拡大するレンズ(つまり水平方向の曲率半径RHが無限大のレンズ)を用いても構わないし、水平方向に画像を縮小させる(つまり水平方向に負の拡大率を持つ)マイナスレンズを用いても良い。またレンズ21として垂直方向にのみ拡大するフレネルレンズや水平方向に縮小させるマイナスレンズのフレネルレンズを用いてレンズ21部分の軽量化を図っても良い。グラス本体10にフレネルレンズのパターンを張り付けるか彫刻してレンズ21とグラス本体10を完全に一体化するように工夫しても良い。
【0012】
図4(a)、図4(b)に様々な形状の飲料用演出グラスの例を示す斜視図を示す。
図4(a)のように携帯型通信装置100を固定する固定機構14としてグラス本体10の内部に格納部19を備えても良い。この方式のメリットは携帯型通信装置100が外側にないため乾杯操作時に飲料用演出グラス1を他のグラスに接触させても携帯型通信装置100が破損することが無い点にある。
なお、飲料用演出グラス1の形状は通常のビールジョッキの形状だけでなく図4(b)のように上部開口11を塞ぐための蓋30を備えるボトル形状でも良い。
【0013】
[飲料用演出グラスの第2の実施の形態]
以下、本発明の飲料用演出グラスの第2の実施の形態を図面を用いて示すが、上記第1の実施の形態の飲料用演出グラス1と同一の構成となる箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態では図5のように画像縦横比制御部20としてレンズ21の代わりにスクィーズ画像生成器200を用いている。スクィーズ画像生成器200は図6のように携帯型通信装置100(より厳密にはカメラ110)のメモリに取り込まれた撮影像80のデータから水平方向に圧縮又は縮小したスクィーズ画像201をコンピュータ画像処理により生成する(スクィーズ画像201生成時に発生する余白202には他の画像を埋め込んでも良い)。
スクィーズ画像201はオリジナルの撮影像80(画像)を水平方向に縮小した画像のため図1と同じく飲料Lによる水平方向の画像の拡大を相殺することが出来る。
スクィーズ画像生成器200は飲料用演出グラス1に取り付けられた専用ICチップ内部に実装しても良いし、外部のサーバーコンピュータ内にソフトウェアとして実装しても良い。また、図5のように携帯型通信装置100に内蔵されているコンピュータソフトウェアとしてスクィーズ画像生成器200を実装(又はインストール)しても構わない。
なお、水平方向に圧縮したスクィーズ画像201を生成するアルゴリズムはLD再生装置やDVD再生装置又はフォトレタッチソフトに内蔵の既知のアルゴリズムを用いれば良い。
図7に撮影像80を水平方向(横方向)に圧縮処理してスクィーズ映像201を生成或は出力する際のコンピュータプログラムのフローチャートを示す。
STEP1において水平方向に圧縮していないオリジナルのカメラ110の撮影画像(撮影像80)のデータを携帯型通信装置100または携帯型通信装置100のカメラ111のコンピュータメモリからロードする。STEP2においてそのオリジナルのカメラ110の撮影画像(オリジナルの撮影像80)に対して水平方向(横方向)の圧縮処理を行いスクィーズ画像201を作成する。そしてSTEP3においてそのスクィーズ画像201を携帯型通信装置100内のメモリやカメラ110内のメモリ又は携帯型通信装置100の外部コンピュータ内のメモリへ出力する。なお、図7に示したフローチャートのコンピュータプログラムはフラッシュメモリ、DRAM、磁気記憶媒体等の既知の記憶媒体に保存しても良い。また、携帯型通信装置100内のメモリにアプリケーションソフトウェアの形態でインストール(保存)しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0014】
本発明は、カメラ付き携帯型通信装置を固定するための飲料用演出グラスであり、飲料用容器の内部の飲料のレンズ効果による水平方向への撮影像の拡大による歪みを防止出来るためユーザーは飲料越しでも歪みの無い画像や映像をグラス本体に取り付けられた携帯型通信装置のカメラより撮影できる。以上より本発明は産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0015】
L 飲料(液体)
RV 曲率半径(垂直方向)
RH 曲率半径(水平方向)
1 飲料用演出グラス
10 グラス本体
11 上部開口
12 取っ手
13 湾曲部
14 固定機構
15 クランプ機構
16 吸盤
17 固定フレーム
18 係止金具
19 格納部
20 画像縦横比制御部
21 レンズ
30 蓋
80 撮影像(カメラ撮影画像)
81 縦横比変更像
100 携帯型通信装置
110 カメラ
111 レンズ
200 スクィーズ画像生成器
201 スクィーズ画像
202 余白(ピラーボックス)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7