(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022101498
(43)【公開日】2022-07-06
(54)【発明の名称】基板把持装置とこれを含む液処理装置、及び基板処理設備
(51)【国際特許分類】
H01L 21/683 20060101AFI20220629BHJP
H01L 21/304 20060101ALI20220629BHJP
【FI】
H01L21/68 N
H01L21/304 643A
H01L21/304 651B
H01L21/304 648A
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021204162
(22)【出願日】2021-12-16
(31)【優先権主張番号】10-2020-0183643
(32)【優先日】2020-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520236767
【氏名又は名称】サムス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン、セ ミン
(72)【発明者】
【氏名】アン、ク ヨル
【テーマコード(参考)】
5F131
5F157
【Fターム(参考)】
5F131AA02
5F131BA37
5F131CA09
5F131CA17
5F131DA32
5F131DA33
5F131DA36
5F131DA42
5F131DB52
5F131DB62
5F131DB72
5F131DB76
5F131EA06
5F131EA24
5F131EB31
5F131EB32
5F131EB34
5F131EB35
5F131EB37
5F131EB55
5F131GA14
5F131GB03
5F131GB12
5F157AB02
5F157AB14
5F157AB33
5F157AB48
5F157AB51
5F157AB64
5F157AB90
5F157BB23
5F157BB45
5F157CB14
5F157CB26
5F157CF24
5F157CF92
5F157DA43
5F157DC31
(57)【要約】
【課題】基板を側面から支持するチャックピンの摩耗による交換周期を低減することができる装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による基板処理設備において基板を把持するための基板把持装置は、チャックと、前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含む。本発明の実施形態によれば、チャックピンの複数の箇所を介して基板を側面から支持するように構成することにより、チャックピンの寿命を向上させ且つコストを削減することができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板処理設備において基板を把持するための基板把持装置であって、
回転可能に構成されたチャックと、
前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、
前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、
前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含む、基板把持装置。
【請求項2】
前記ギヤボックスは、
前記回転ギヤが配置される空間を提供するギヤボックスハウジングと、
前記チャックに固定されるように結合し、前記ギヤボックスハウジングを直線移動させるための経路を提供するリニアガイドと、を含む、請求項1に記載の基板把持装置。
【請求項3】
前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記回転ギヤの回転を調節するように構成される角度調節ギヤをさらに含む、請求項1に記載の基板把持装置。
【請求項4】
前記角度調節ギヤは、前記基板を下方から支持するサポートピンに結合し、前記サポートピンの回転によって前記チャックピンの回転が調節される、請求項3に記載の基板把持装置。
【請求項5】
前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記ギヤボックスの外部に延びるように設けられたウォームギヤをさらに含む、請求項1に記載の基板把持装置。
【請求項6】
前記ウォームギヤを回転駆動させるための駆動源をさらに含む、請求項5に記載の基板把持装置。
【請求項7】
前記チャックピンが回転しないように固定させるストッパーをさらに含む、請求項1に記載の基板把持装置。
【請求項8】
前記ギヤボックスの内部に薬液が浸透することを防止するためのオイルシール(oil seal)をさらに含む、請求項1に記載の基板把持装置。
【請求項9】
基板を支持する基板支持ユニットと、
前記基板に薬液を供給する処理液供給ユニットと、を含み、
前記基板支持ユニットは、
回転可能に構成されたチャックと、
前記チャックに固定されて前記基板を下方から支持するサポートピンと、
前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、
前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、
前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含む、液処理装置。
【請求項10】
前記ギヤボックスは、
前記回転ギヤが配置される空間を提供するギヤボックスハウジングと、
前記チャックに固定されるように結合し、前記ギヤボックスハウジングを直線移動させるための経路を提供するリニアガイドと、を含む、請求項9に記載の液処理装置。
【請求項11】
前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記回転ギヤの回転を調節するように構成される角度調節ギヤをさらに含む、請求項9に記載の液処理装置。
【請求項12】
前記角度調節ギヤは、前記サポートピンに結合し、前記サポートピンの回転によって前記チャックピンの回転が調節される、請求項11に記載の液処理装置。
【請求項13】
前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記ギヤボックスの外部に延びるように設けられたウォームギヤをさらに含む、請求項9に記載の液処理装置。
【請求項14】
前記ウォームギヤを回転駆動させるための駆動源をさらに含む、請求項13に記載の液処理装置。
【請求項15】
前記チャックピンが回転しないように固定させるストッパーをさらに含む、請求項9に記載の液処理装置。
【請求項16】
基板の収納されたキャリアが載置されるロードポート、及び前記基板を搬送するためのインデックスロボットを備えるインデックスモジュールと、
前記基板を一時積載するバッファユニット、及び前記基板に対する液処理工程を行う工程チャンバーを備える工程処理モジュールと、を含み、
前記工程チャンバーは、
前記基板を支持する基板支持ユニットと、
前記基板に薬液を供給する処理液供給ユニットと、を含み、
前記基板支持ユニットは、
回転可能に構成されたチャックと、
前記チャックに固定されて前記基板を下方から支持するサポートピンと、
前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、
前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、
前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含む、基板処理設備。
【請求項17】
前記ギヤボックスは、
前記回転ギヤが配置される空間を提供するギヤボックスハウジングと、
前記チャックに固定されるように結合し、前記ギヤボックスハウジングを直線移動させるための経路を提供するリニアガイドと、を含む、請求項16に記載の基板処理設備。
【請求項18】
前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記回転ギヤの回転を調節するように構成される角度調節ギヤをさらに含む、請求項16に記載の基板処理設備。
【請求項19】
前記角度調節ギヤは、前記サポートピンに結合し、前記サポートピンの回転によって前記チャックピンの回転が調節される、請求項18に記載の基板処理設備。
【請求項20】
前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記ギヤボックスの外部に延びるように設けられたウォームギヤをさらに含む、請求項16に記載の基板処理設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板把持装置、これを含む液処理装置、及び基板処理設備に係り、より具体的には、基板と接触するチャックピンの摩耗による寿命を改善することができる基板把持装置、これを含む液処理装置、及び基板処理設備に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体(またはディスプレイ)製造工程は、基板(例えば、ウェーハ)上に半導体素子を製造するための工程であって、例えば、露光、蒸着、エッチング、イオン注入、洗浄などを含む。特に、基板上には、様々な有機及び無機異物が存在する。よって、製造歩留まりの向上のためには、基板上の異物を効果的に除去することが非常に重要である。
【0003】
異物除去のために、処理液(洗浄液)を用いた洗浄工程が主に使用される。洗浄工程は、基板を支持したスピンチャックを回転させながら、基板の上面または背面に処理液を供給して行われることができる。このような洗浄処理の後には、リンス液を用いたリンス工程、乾燥ガスを用いた乾燥工程が行われる。
【0004】
一方、液処理工程において、薬液を上部または下部から供給しながら基板を回転させることにより、薬液を中心部から外周部へ拡散させる技法が使われている。このために、基板の下部を支持するサポートピン、及び基板の側面に接触して把持するチャックピンが使用できる。一方、基板を側面から支持するチャックピンは、工程が繰り返し行われることにより摩耗が発生するおそれがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明の実施形態は、基板を側面から支持するチャックピンの摩耗による交換周期を低減することができる装置及び方法を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の目的は、上述したものに限定されず、上述していない他の目的は、以降の記載から当業者に明確に理解できるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態による基板処理設備において基板を把持するための基板把持装置は、チャックと、前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含む。
【0008】
本発明の実施形態によれば、前記ギヤボックスは、前記回転ギヤが配置される空間を提供するギヤボックスハウジングと、前記チャックに固定されるように結合し、前記ギヤボックスハウジングを直線移動させるための経路を提供するリニアガイドと、を含むことができる。
【0009】
本発明の実施形態によれば、前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記回転ギヤの回転を調節するように構成される角度調節ギヤをさらに含む、基板把持装置が提供できる。
【0010】
本発明の実施形態によれば、前記角度調節ギヤは、前記基板を下方から支持するサポートピンに結合し、前記サポートピンの回転によって前記チャックピンの回転が調節できる。
【0011】
本発明の実施形態によれば、前記基板把持装置は、前記回転ギヤに噛み合うように結合し、前記ギヤボックスの外部に延びるように設けられたウォームギヤをさらに含む、基板把持装置が提供できる。
【0012】
本発明の実施形態によれば、前記ウォームギヤを回転駆動させるための駆動源をさらに含む、基板把持装置が提供できる。
【0013】
本発明の実施形態によれば、前記チャックピンが回転しないように固定させるストッパーをさらに含む、基板把持装置が提供できる。
【0014】
本発明の実施形態によれば、前記ギヤボックスの内部に薬液が浸透することを防止するためのオイルシール(oil seal)をさらに含む、基板把持装置が提供できる。
【0015】
本発明の実施形態による液処理装置は、基板を支持する基板支持ユニットと、前記基板に薬液を供給する処理液供給ユニットと、を含むことができる。前記基板支持ユニットは、回転可能に構成されたチャックと、前記チャックに固定され、前記基板を下方から支持するサポートピンと、前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含むことができる。
【0016】
本発明の実施形態による基板処理設備は、基板の収納されたキャリアが載置されるロードポート、及び前記基板を搬送するためのインデックスロボットを備えるインデックスモジュールと、前記基板を一時積載するバッファユニット、及び前記基板に対する液処理工程を行う工程チャンバーを備える工程処理モジュールと、を含む。前記工程チャンバーは、前記基板を支持する基板支持ユニットと、前記基板に薬液を供給する処理液供給ユニットと、を含む。前記基板支持ユニットは、回転可能に構成されたチャックと、前記チャックに固定されて前記基板を下方から支持するサポートピンと、前記チャックに対して移動可能に構成されるギヤボックスと、前記ギヤボックスの内部に備えられる回転ギヤと、前記回転ギヤに結合して回転可能に構成され、前記基板の側面部と接触するように設けられたチャックピンと、を含むことができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の実施形態によれば、チャックピンの複数の箇所を介して基板を側面から支持するように構成することにより、チャックピンの寿命を向上させ且つコストを削減することができる。
【0018】
本発明の効果は上述したものに限定されず、上述していない他の効果は以降の記載から当業者に明確に理解できるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】液処理装置において基板を支持するためのチャックの概略構造を示す。
【
図6】回転駆動型ギヤボックスを含む基板把持装置の例をそれぞれ示す。
【
図7】回転駆動型ギヤボックスを含む基板把持装置の例をそれぞれ示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施し得るように詳細に説明する。本発明は、様々に異なる形態で実現でき、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0021】
本発明を明確に説明するために、説明と関係のない部分は省略し、明細書全体にわたって、同一又は類似の構成要素については同一の参照符号を付する。
【0022】
また、いくつかの実施形態において、同一の構成を有する構成要素については同一の符号を使用して代表的な実施形態でのみ説明し、それ以外の別の実施形態では代表的な実施形態とは異なる構成についてのみ説明する。
【0023】
明細書全体にわたって、ある部分が他の部分と「連結(または結合)」されているとするとき、これは、「直接的に連結(または結合)」されている場合だけでなく、別の部材を挟んで「間接的に連結(または結合)」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対される記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
【0024】
他に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含めてここで使用されるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味を持っている。一般的に使用される辞典に定義されている用語は、関連技術の文脈上持つ意味と一致する意味を持つものと解釈されるべきであり、本出願において明白に定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0025】
図1は液処理装置において基板を支持するためのチャックの概略構造を示す。
図1を参照すると、基板Wを固定しながら回転させるためのベースとして、円形のチャック100が提供される。チャック100の上面には、基板Wを下方から支持するためのサポートピン500、及び基板Wの側面に接触して基板Wが離脱しないように固定させるチャックピン400が備えられる。
【0026】
図1に示すように、サポートピン500は、チャック100の外周部に互いに一定の間隔を置いて配置され、チャックピン400は、チャック100の外周部に互いに一定の間隔を置いて配置されることができる。一般的に、サポートピン500とチャックピン400はチャック100に固定されている。チャックピン400は、サポートピン500よりもチャック100の外周部側に位置することができる。
【0027】
チャックピン400は、チャック100の中心部を基準に水平方向に直線移動することができる。基板Wがないとき、チャックピン400は、基板Wの側面よりも外側に位置し、基板Wが投入されると、チャックピン400は、基板Wの側面に接触するように、より中心部に近い接触位置に位置する。
【0028】
例えば、液処理の行われる基板Wがサポートピン500の上部に載置されると、チャックピン400は、外部位置から接触位置に直線移動して基板Wの側面に接触する。チャックピン400は、液処理の行われる基板Wが離脱しないように基板Wを把持する。基板Wに対する工程が完了すると、チャックピン400は、接触位置から外部の位置に直線移動して基板Wに対する接触を解除する。一方、チャックピン400は、直線移動だけでなく、回転移動を介して基板Wと接触するように構成できる。
【0029】
一方、基板Wに対する液処理工程(例えば、洗浄、塗布)の場合、基板Wを回転させるために、基板Wとチャックピン400との接触によってチャックピン400が摩耗することができ、工程が繰り返し行われるほどチャックピン400の摩耗により基板Wを適切に把持し難い場合、作業者はチャックピン400を交換しなければならない。
【0030】
一般的なチャックピン400は、チャック100に固定されているので、基板Wと接触する一部の領域に対して持続的に摩耗が発生するだろう。この場合、特定の領域にのみ摩耗が発生したにも拘らず、チャックピン400を交換しなければならないため、費用的効率性の面で改善が求められる。また、チャックピン400の特定の部分が摩耗する場合、基板Wとの接触力が低下するので、基板Wが正常に支持されずに基板Wがアイドリングするおそれがある。
【0031】
そのため、本発明の実施形態は、チャックピン400が回転可能に構成されることにより、チャックピン400の特定の部分のみ、基板Wと接触するのではなく、多数の箇所で基板Wと接触することを可能にする。以下、本発明の実施形態に係る回転可能に構成されたチャックピン400を含む基板把持装置について説明する。
【0032】
図2及び
図3は基板把持装置の一例を示す。
図2は側方からみた基板把持装置の構成を示し、
図3は上方からみた基板把持装置の構成を示す。
【0033】
図2及び
図3を参照すると、基板処理設備において基板を把持するための基板把持装置は、チャック100と、チャック100に対して移動可能に構成されるギヤボックス200と、ギヤボックス200の内部に備えられる回転ギヤ300と、回転ギヤ300に結合して回転可能に構成され、基板Wの側面部と接触するように設けられたチャックピン400と、を含む。本発明の実施形態によれば、チャックピン400が回転ギヤを介して回転可能に構成されることにより、特定の部分のみ基板Wに接触するのではなく、チャックピン400の円形の周りに沿って複数の箇所が基板Wに接触する。そのため、チャックピン400の一部が摩耗するとしても、他の箇所を介して基板Wを支持することができるので、基板Wのアイドリングを防止し、チャックピン400の寿命を改善することができる。
【0034】
上述したように、チャック100は、チャックピン400が設置される支持台となり、回転可能に構成できる。チャック100には、基板Wを加熱させるためのヒーターが備えられることができる。また、チャック100の中心部には、基板Wの背面に薬液を供給するためのノズルが設置できる。チャック100の上部には、基板Wを下方から支持するサポートピン500、及び基板Wの側面部を支持するチャックピン400が備えられる。
【0035】
ギヤボックス200は、チャック100の上面に備えられ、チャック100の中心部を基準に直線移動又は回転移動することができる。
図2~
図5はギヤボックス200が直線駆動する場合を示し、
図6及び
図7はギヤボックス200が回転駆動する場合を示す。ギヤボックス200には円形の開口部が設けられてチャックピン400が挿入され、内部には回転ギヤ300が位置する。
【0036】
本発明の実施形態によれば、ギヤボックス200は、回転ギヤ300が配置される空間を提供するギヤボックスハウジング210と、チャック100に固定されるように結合し、ギヤボックスハウジング210を直線移動させるための経路を提供するリニアガイド220と、を含む。
図2及び
図3に示すように、ギヤボックスハウジング210は、リニアガイド220に沿って直線移動するように構成され、これにより、チャックピン400が一緒に直線移動する。また、ギヤボックスハウジング210の移動のための動力を提供する駆動源が提供できる。
【0037】
本発明の実施形態によれば、基板把持装置は、回転ギヤ300に噛み合うように結合し、回転ギヤ300の回転を調節するように構成される角度調節ギヤ350をさらに含む。角度調節ギヤ350は、基板Wを下方から支持するサポートピン500に結合し、サポートピン500の回転によってチャックピンの回転が調節される。つまり、チャックピン400の様々な領域が基板Wの側面部に接触することができるようにチャックピン400を回転させようとする場合、サポートピン500を回転させることにより、チャックピン400を回転させることができる。
【0038】
図4及び
図5は基板把持装置の他の例を示す。
図4は側方からみた基板把持装置の構成を示し、
図5は上方からみた基板把持装置の構成を示す。
【0039】
本発明の実施形態によれば、基板把持装置は、回転ギヤ300に噛み合うように結合し、ギヤボックス200の外部に延びるように設けられたウォームギヤ360を含む。本実施形態によれば、チャックピン400に固定されて回転させる回転ギヤ300がウォームギヤ360に噛み合って回転し、ウォームギヤ360は、ギヤボックスハウジング210の外部に突出するように設けられる。
【0040】
一実施形態によれば、基板把持装置は、ウォームギヤ360を回転駆動させるための駆動源を含むことができる。ウォームギヤ360は、駆動源によって回転することで、回転ギヤ300及びチャックピン400を回転させることができる。また、ウォームギヤ360は、回転用レバーを備えて作業者が手動で回転させることにより、回転ギヤ300及びチャックピン400を回転させることができる。
【0041】
本発明の実施形態によれば、基板把持装置は、チャックピン400が回転しないように固定させるストッパーをさらに含むことができる。ストッパーは、チャックピン400及び回転ギヤ300が回転可能な状態から回転不可能な状態へと固定させることができる。ストッパーは、レバーの形態で実現され、手動によるチャックピン400及び回転ギヤ300の回転可否が制御できる。
【0042】
一方、ギヤボックス200の内部に薬液が浸透することを防止するためのオイルシール(oil seal)が備えられることができる。オイルシールは、チャック100とギヤボックス200との間の空間、またはチャックピン400やサポートピン500が挿入される空間を密閉させることにより、薬液がギヤボックス200の内部に浸透することを防止し、薬液によって回転ギヤ300、角度調節ギヤ350またはウォームギヤ360が損傷するのを防止することができる。
【0043】
図6及び
図7は回転駆動型ギヤボックス200を含む基板把持装置の例をそれぞれ示す。
図2乃至
図5のような形態のギヤボックス200は、リニアガイド220を介して直線運動するように構成されるが、本発明の実施形態に係るギヤボックス200は、
図6及び
図7のようにチャック100に対して回転可能に結合することもできる。ギヤボックス200は、回転駆動軸225を基準に回転駆動することができ、ギヤボックス200に結合したチャックピン400は、基板Wの載置有無に応じて、基板Wに対する非接触位置から接触位置へと移動するように構成できる。
【0044】
【0045】
図8を参照すると、液処理チャンバーに提供される液処理装置2600は、処理容器2620、基板支持ユニット2640、昇降ユニット2660、及び処理液供給ユニット2680を含む。液処理チャンバー260に提供される液処理装置2600は、基板Wに処理液を供給することができる。例えば、処理液は、エッチング液、洗浄液、リンス液、及び有機溶剤であることができる。エッチング液や洗浄液は、酸または塩基性質を有する液であることができ、硫酸(H
2SO
4)、リン酸(P
2O
5)、フッ酸(HF)及び水酸化アンモニウム(NH
4OH)を含むことができる。または、処理液は、DSP(Diluted Sulfuric acid Peroxide)混合液であることができる。
【0046】
リンス液は、純水(H2O)であることができる。有機溶剤は、低表面張力の流体であるイソプロピルアルコール(IPA)であることができる。
【0047】
処理容器2620は、内部に基板が処理される処理空間を提供する。処理容器2620は、上部が開放された筒状を有する。処理容器2620は、外側回収容器2626(または第1回収容器)及び内側回収容器2622(または第2回収容器)を持つことができる。それぞれの回収容器2622、2626は、工程に使用された処理液のうち、互いに異なる処理液を回収する。内側回収容器2622は、基板支持ユニット2640を包み込む環状のリング形状に提供され、外側回収容器2626は、内側回収容器2622を包み込む環状のリング形状に提供される。内側回収容器2622の内側空間2622aは、内側回収容器2622に処理液が流入する内側流入口2622aとして機能する。内側回収容器2622と外側回収容器2626との間の空間2626aは、外側回収容器2626に処理液が流入する外側流入口2626aとして機能する。それぞれの流入口2622a、2626aは、互いに異なる高さに位置することができる。それぞれの回収容器2622、2626の底面の下には回収ライン2622b、2626bが連結される。それぞれの回収容器2622、2626に流入した処理液は、回収ライン2622b、2626bを介して外部の処理液再生システム(図示せず)に提供されて再使用できる。
【0048】
基板支持ユニット2640は、処理空間において基板Wを支持する。基板支持ユニット2640は、工程進行中に基板Wを支持及び回転させる。基板支持ユニット2640は、チャック100、サポートピン500、チャックピン400、及び回転駆動部材を有する。サポートピン500は、略円形の板状に提供される。
【0049】
サポートピン500は、チャック100から上方に突出して基板Wの背面を支持するように複数提供される。
【0050】
チャックピン400は、チャック100から上方に突出して基板Wの側部を支持するように複数提供される。チャックピン400は、チャック100が回転するときに基板Wが定位置から側方向に離脱しないように基板Wの側部を支持する。チャックピン400は、チャック100の半径方向に沿って外側位置と内側位置との間で直線移動可能に提供される。基板Wがチャック100に対してロードまたはアンロードされるとき、チャックピン400は外側位置に位置し、基板Wに対して工程を行うとき、チャックピン400は内側位置に位置する。内側位置は、チャックピン400と基板Wの側部とが互いに接触する位置であり、外側位置は、チャックピン400と基板Wとが互いに離隔する位置である。
【0051】
回転駆動部材2648、2649は、チャック100を回転させる。チャック100は、回転駆動部材2648、2649によって中心軸を中心に回転可能である。回転駆動部材2648、2649は、支持軸2648及び駆動部2649を含む。支持軸2648は、第3方向16に向かう筒状を有することができる。支持軸2648の上端は、チャック100の底面に固定結合できる。駆動部2649は、支持軸2648が回転するように駆動力を提供する。支持軸2648は駆動部2649によって回転し、チャック100は支持軸2648と一緒に回転することができる。
【0052】
昇降ユニット2660は、処理容器2620を上下方向に直線移動させる。処理容器2620が上下に移動することにより、チャック100に対する処理容器2620の相対高さが変更される。昇降ユニット2660は、基板Wがチャック100に対してロードされるか或いはアンロードされるとき、チャック100が処理容器2620の上部に突出するように処理容器2620を下降させる。さらに、昇降ユニットは、工程の進行時には、基板Wに供給された処理液の種類に応じて、処理液が所定の回収容器2622、2626に流入することができるように処理容器2620の高さを調節する。昇降ユニット2660は、ブラケット2662、移動軸2664(シャフト)及び駆動ユニット2666を含む。ブラケット2662は、処理容器2620の外壁に固定設置され、ブラケット2662には、駆動ユニット2666によって上下方向に移動する移動軸2664が固定結合できる。選択的に、昇降ユニット2660は、チャック100を上下方向に移動させることができる。
【0053】
処理液供給ユニット2680は基板Wに処理液を供給する。処理液供給ユニット2680は、複数で提供でき、それぞれは、互いに異なる種類の処理液を供給することができる。
【0054】
処理液供給ユニット2680は移動部材2681及びノズル2690を含むことができる。
【0055】
移動部材2681は、ノズル2690を工程位置及び待機位置に移動させる。ここで、工程位置は、ノズル2690が基板支持ユニット2640に支持された基板Wと対向する位置であり、待機位置は、ノズル2690が工程位置から外れた位置であることができる。
【0056】
移動部材2681は、支持軸2686、アーム2682及び駆動器2688を含むことができる。支持軸2686は、処理容器2620の一側に位置する。支持軸2686は、第3方向16に延びたロード形状であることができる。支持軸2686は、駆動器2688によって回転可能に提供される。支持軸2686は、昇降移動可能に提供できる。アーム2682は、支持軸2686の上端に結合し、支持軸2686から垂直に延びることができる。アーム2682の端部にはノズル2690が固定結合する。支持軸2686が回転することにより、ノズル2690は、アーム2682と一緒にスイング移動可能である。ノズル2690は、スイング移動して工程位置及び待機位置に移動することができる。選択的に、アーム2682は、その長さ方向に向かって前進及び後進移動可能に提供できる。上方からみて、ノズル2690が移動する経路は工程位置で基板Wの中心軸と一致することができる。
【0057】
本発明の実施形態による基板を把持するための基板把持装置は、
図8の基板処理装置において基板支持ユニット2640の一部として提供できる。本発明の実施形態による基板処理装置は、基板Wを支持する基板支持ユニット2640と、基板Wに薬液を供給する処理液供給ユニット2680と、を含む。基板支持ユニット2640は、チャック100と、チャック100に備えられて基板Wを下方から支持するサポートピン500と、チャック100に対して移動可能に構成されるギヤボックス200と、ギヤボックス200の内部に備えられる回転ギヤ300と、回転ギヤ300に結合して回転可能に構成され、基板Wの側面部と接触するように設けられたチャックピン400と、を含むことができる。
【0058】
本発明の実施形態によれば、ギヤボックス200は、回転ギヤ300が配置される空間を提供するギヤボックスハウジング210と、チャック100に固定されるように結合し、ギヤボックスハウジング210を直線移動させるための経路を提供するリニアガイド220と、を含むことができる。
【0059】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、回転ギヤ300に噛み合うように結合し、回転ギヤ300の回転を調節するように構成される角度調節ギヤ350をさらに含むことができる。
【0060】
本発明の実施形態によれば、角度調節ギヤ350は、基板Wを下方から支持するサポートピン500に結合し、サポートピン500の回転によってチャックピン400の回転が調節できる。
【0061】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、回転ギヤ300に噛み合うように結合し、ギヤボックス200の外部に延びるように設けられたウォームギヤ360をさらに含むことができる。
【0062】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、ウォームギヤ360を回転駆動させるための駆動源をさらに含むことができる。
【0063】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、チャックピン400が回転しないように固定させるストッパーをさらに含むことができる。
【0064】
【0065】
図9を参照すると、基板処理設備1は、インデックスモジュール10と工程処理モジュール20を有し、インデックスモジュール10は、ロードポート120及び搬送フレーム140を有する。ロードポート120、搬送フレーム140及び工程処理モジュール20は順次一列に配列される。以下、ロードポート120、搬送フレーム140及び工程処理モジュール20が配列された方向を第1方向12とし、上方からみて、第1方向12と垂直な方向を第2方向14とし、第1方向12と第2方向14を含む平面に垂直な方向を第3方向16とする。
【0066】
ロードポート120には、基板Wの収納されたキャリア18が載置される。ロードポート120は複数個が提供され、これらは第2方向14に沿って一列に配置される。
図9では、4つのロードポート120が提供されたことを示した。しかし、ロードポート120の数は、工程処理モジュール20の工程効率及びフットプリントなどの条件に応じて増加または減少することもできる。キャリア18には、基板の縁部を支持するように提供されたスロット(図示せず)が設けられる。スロットは、第3方向16に沿って複数個が提供され、基板は、第3方向16に沿って互いに離隔した状態で積層されるようにキャリア内に位置する。
【0067】
キャリア18としては、前面開放一体型ポッド(Front Opening Unified Pod;FOUP)が使用できる。
【0068】
工程処理モジュール20は、バッファユニット230、搬送チャンバー240、工程チャンバー260、及び排気アセンブリを有する。搬送チャンバー240は、その長さ方向が第1方向12と平行に配置される。第2方向14に沿って、搬送チャンバー240の両側には工程チャンバー260が配置される。工程チャンバー260は、搬送チャンバー240を基準に互いに対称となるように提供できる。工程チャンバー260のそれぞれは、
図8に示された基板処理装置を含むことができる。工程チャンバー260の一部は、搬送チャンバー240の長さ方向に沿って配置される。また、工程チャンバー260の一部は、互いに積層されるように配置される。つまり、搬送チャンバー240の両側には、工程チャンバー260がA×B(AとBはそれぞれ1以上の自然数)の配列で配置できる。ここで、Aは、第1方向12に沿って一列に提供された工程チャンバー260の数であり、Bは、第3方向16に沿って一列に提供された工程チャンバー260の数である。搬送チャンバー240の両側それぞれに工程チャンバー260が4つまたは6つ提供される場合、工程チャンバー260は2×2または3×2の配列で配置できる。工程チャンバー260の数は増加または減少することもできる。
【0069】
上述したのとは異なり、工程チャンバー260は、搬送チャンバー240の一側にのみ提供できる。また、工程チャンバー260は、搬送チャンバー240の一側及び他側に単層として提供できる。また、工程チャンバー260は、上述したのとは異なり、様々な配置で提供できる。また、工程チャンバー260のうち、搬送チャンバー240の一側には基板を液処理する工程を行い、搬送チャンバーの他側には液処理工程済みの基板を乾燥処理する工程を行うことができる。乾燥処理工程は超臨界処理工程であることができる。
【0070】
バッファユニット230は、搬送フレーム140と搬送チャンバー240との間に配置される。バッファユニット230は、搬送チャンバー240と搬送フレーム140との間に基板Wが搬送される前に基板Wが留まる空間を提供する。バッファユニット230は、その内部に基板Wが置かれるスロット(図示せず)が提供され、スロット(図示せず)は、互いに第3方向16に沿って離隔するように複数提供される。バッファユニット230における、搬送フレーム140と向かい合う面、及び搬送チャンバー240と向かい合う面のそれぞれが開放される。
【0071】
搬送フレーム140は、ロードポート120に載置されたキャリア18とバッファユニット230との間に基板Wを搬送する。搬送フレーム140には、インデックスレール142とインデックスロボット144が提供される。インデックスレール142は、その長さ方向が第2方向14と並んで提供される。インデックスロボット144は、インデックスレール142上に設置され、インデックスレール142に沿って第2方向14に直線移動する。インデックスロボット144は、ベース144a、ボディ144b及びインデックスアーム144cを有する。ベース144aは、インデックスレール142に沿って移動可能に設置される。ボディ144bはベース144aに結合する。ボディ144bは、ベース144a上で第3方向16に沿って移動可能に提供される。また、ボディ144bは、ベース144a上で回転可能に提供される。インデックスアーム144cは、ボディ144bに結合し、ボディ144bに対して前進及び後進移動可能に提供される。インデックスアーム144cは、複数個が提供され、それぞれ個別駆動されるように設けられる。インデックスアーム144cは、第3方向16に沿って互いに離隔した状態で積層されるように配置される。インデックスアーム144cの一部は、工程処理モジュール20からキャリア18に基板Wを搬送するときに使用され、インデックスアームの他の一部は、キャリア18から工程処理モジュール20に基板Wを搬送するときに使用されることができる。これは、インデックスロボット144が基板Wを搬入及び搬出する過程で、工程処理前の基板Wから発生したパーティクルが工程処理後の基板Wに付着するのを防止することができる。
【0072】
搬送チャンバー240は、バッファユニット230と工程チャンバー260との間に基板Wを搬送する。搬送チャンバー240には、ガイドレール242とメインロボット244が提供される。ガイドレール242は、その長さ方向が第1方向12と並ぶように配置される。メインロボット244は、ガイドレール242上に設置され、ガイドレール242上で第1方向12に沿って直線移動する。
【0073】
本発明の実施形態による液処理装置は、上述した工程チャンバー260の一部として実現できる。本発明の実施形態による基板処理設備1は、基板Wの収納されたキャリア18が載置されるロードポート120、及び基板Wを搬送するための搬送フレーム140を含むインデックスモジュール10と、基板Wを一時積載するバッファユニット230、及び基板Wに対する液処理工程を行う工程チャンバー260を備える工程処理モジュール20と、を含む。工程チャンバー260は、基板Wを支持する基板支持ユニット2640と、基板Wに薬液を供給する処理液供給ユニット2680を含む。基板支持ユニット2640は、回転可能に構成されたチャック100と、チャック100に固定されて基板Wを下方から支持するサポートピン500と、チャック100に備えられて基板Wを下方から支持するサポートピン500と、チャック100に対して移動可能に構成されるギヤボックス200と、ギヤボックス200の内部に備えられる回転ギヤ300と、回転ギヤ300に結合して回転可能に構成され、基板Wの側面部と接触するように設けられたチャックピン400と、を含むことができる。
【0074】
本発明の実施形態によれば、ギヤボックス200は、回転ギヤ300が配置される空間を提供するギヤボックスハウジング210と、チャック100に固定されるように結合し、ギヤボックスハウジング210を直線移動させるための経路を提供するリニアガイド220と、を含むことができる。
【0075】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、回転ギヤ300に噛み合うように結合し、回転ギヤ300の回転を調節するように構成される角度調節ギヤ350をさらに含むことができる。
【0076】
本発明の実施形態によれば、角度調節ギヤ350は、基板Wを下方から支持するサポートピン500に結合し、サポートピン500の回転によってチャックピン400の回転が調節できる。
【0077】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、回転ギヤ300に噛み合うように結合し、ギヤボックス200の外部に延びるように設けられたウォームギヤ360をさらに含むことができる。
【0078】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、ウォームギヤ360を回転駆動させるための駆動源をさらに含むことができる。
【0079】
本発明の実施形態によれば、基板支持ユニット2640は、チャックピン400が回転しないように固定させるストッパーをさらに含むことができる。
【0080】
本実施形態及び本明細書に添付された図面は、本発明に含まれる技術的思想の一部を明確に示しているものに過ぎず、本発明の明細書及び図面に含まれている技術的思想の範囲内で当業者が容易に類推することができる変形例と具体的な実施形態はいずれも本発明の権利範囲に含まれることが自明であるというべきである。
【0081】
したがって、本発明の思想は、説明された実施形態に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等であるか或いは等価的変形があるすべてのものは、本発明の思想の範疇に属するというべきである。