(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022101712
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】SNSサーバ装置、プログラム及びアプリケーションプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 13/00 20060101AFI20220630BHJP
H04M 11/00 20060101ALI20220630BHJP
G06Q 50/00 20120101ALI20220630BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20220630BHJP
【FI】
G06F13/00 650B
H04M11/00 302
G06Q50/00 300
G06F3/0488
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020215945
(22)【出願日】2020-12-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-05-26
(71)【出願人】
【識別番号】520509339
【氏名又は名称】Tavern株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100153246
【弁理士】
【氏名又は名称】伊吹 欽也
(72)【発明者】
【氏名】小路 真矢
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 凌
【テーマコード(参考)】
5B084
5E555
5K201
5L049
【Fターム(参考)】
5B084AA02
5B084AA16
5B084AB06
5B084AB11
5B084AB14
5B084AB31
5B084AB32
5B084AB39
5B084BB19
5B084CA07
5B084CF13
5B084DB01
5B084DB02
5B084DB08
5B084DC02
5B084DC03
5E555AA75
5E555BA02
5E555BA11
5E555BA78
5E555BB02
5E555BB11
5E555BC07
5E555CA12
5E555CA47
5E555CB16
5E555DA23
5E555DB57
5E555FA00
5K201BB09
5K201BC19
5K201CA06
5K201CA09
5K201CB13
5K201CB16
5K201EC06
5K201ED05
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】音声通話を行うユーザ及びその音声通話を聞くユーザの満足度をより向上させる。
【解決手段】本発明に係るSNSサーバ装置は、ユーザ端末から受け付けたグループ通話の参加者募集投稿を、タイムライン上に公開する投稿公開手段と、参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、グループ通話を実行させる通話制御手段と、グループ通話の通話音声を録音した録音データを保存する録音手段と、録音データを、参加者募集投稿に対応付けてタイムライン上に公開する録音公開手段と、公開された録音データを、ユーザ端末に再生させる再生制御手段と、を有する。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から受け付けたグループ通話の参加者募集投稿を、タイムライン上に公開する投稿公開手段と、
前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループ通話を実行させる通話制御手段と、
前記グループ通話の通話音声を録音した録音データを保存する録音手段と、
前記録音データを、前記参加者募集投稿に対応付けてタイムライン上に公開する録音公開手段と、
公開された前記録音データを、ユーザ端末に再生させる再生制御手段と、
を有することを特徴とするSNSサーバ装置。
【請求項2】
前記録音公開手段は、前記録音データとともに、前記グループ通話に参加したユーザのプロフィールを公開すること、
を特徴とする請求項1に記載のSNSサーバ装置。
【請求項3】
前記通話制御手段は、前記グループ通話の通話中、該グループ通話に非参加のユーザのユーザ端末に対して、該グループ通話の通話音声を提供すること、
を特徴とする請求項1に記載のSNSサーバ装置。
【請求項4】
コンピュータに、
ユーザ端末から受け付けたグループ通話の参加者募集投稿を、タイムライン上に公開する投稿公開手段と、
前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループ通話を実行させる通話制御手段と、
前記グループ通話の通話音声を録音した録音データを保存する録音手段と、
前記録音データを、前記参加者募集投稿に対応付けてタイムライン上に公開する録音公開手段と、
公開された前記録音データを、ユーザ端末に再生させる再生制御手段と、
して機能させるためのプログラム。
【請求項5】
ユーザ端末から受け付けたグループビデオ通話の参加者募集投稿を、タイムライン上に公開する投稿公開手段と、
前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループビデオ通話を実行させる通話制御手段と、
前記グループビデオ通話の通話動画を録画した録画データ又は前記ビデオグループ通話の通話音声を録音した録音データのいずれかを保存する録画手段と、
前記録画データ又は前記録音データを、前記参加者募集投稿に対応付けてタイムライン上に公開する録画公開手段と、
公開された前記録画データを、ユーザ端末に再生させる再生制御手段と、
を有することを特徴とするSNSサーバ装置。
【請求項6】
コンピュータに、
グループ通話の参加者を募集するための参加者募集投稿の情報を、SNSサーバ装置に送信する投稿手段と、
SNSサーバ装置のタイムライン上に公開された参加者募集投稿の情報を表示する表示手段と、
前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループ通話を実行する通話手段と、
前記参加者募集投稿に対応付けてSNSサーバ装置のタイムライン上に公開された前記グループ通話の録音データを再生する再生手段と、
して機能させるためのアプリケーションプログラム。
【請求項7】
前記参加者募集投稿は、前記録音データとともに、前記グループ通話に参加したユーザのプロフィールを含むこと、
を特徴とする請求項6に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項8】
コンピュータに、
ユーザによるスワイプ操作又はフリック操作を入力する入力手段として機能させ、
前記通話手段は、
前記グループ通話の通話中に、該グループ通話に非参加のユーザのユーザ端末に対して、該グループ通話の通話音声を提供し、
前記スワイプ操作又はフリック操作が入力された場合、提供中のグループ通話の通話音声を、別のグループ通話の通話中の通話音声又は別のグループ通話の録音データの通話音声に相互に切り替えて提供すること、
を特徴とする請求項6に記載のアプリケーションプログラム。
【請求項9】
コンピュータに、
グループビデオ通話の参加者を募集するための参加者募集投稿の情報を、SNSサーバ装置に送信する投稿手段と、
SNSサーバ装置のタイムライン上に公開された参加者募集投稿の情報を表示する表示手段と、
前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループビデオ通話を実行する通話手段と、
前記参加者募集投稿に対応付けてSNSサーバ装置のタイムライン上に公開された前記グループビデオ通話の録画データ又は録音データを再生する再生手段と、
して機能させるためのアプリケーションプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SNSサーバ装置、プログラム及びアプリケーションプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、Web上においてはSNS(Social Networking Service)が広く普及しており、ユーザはスマートフォン等から文字、画像又は動画のみならず、音声を投稿することも可能である。
【0003】
ここでSNSの音声投稿に関する技術として、例えば特許文献1には、ユーザ同士の通話を録音して、録音した通話データをSNS上に投稿することにより、ユーザ同士の通話内容を、通話に参加していない第3のユーザが通話内容を聞くことができる情報処理システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明においては、はじめに第1のユーザから第2のユーザを特定して電話を行う必要がある。このため、通話の内容・話題によっては、特定の2者間(第1のユーザ及び第2のユーザ)の有する知見等には限界があり、SNS上に投稿された通話データを聞こうとするユーザ(第3のユーザ)からすると、ときに深みのある有意義な通話ではなかったという可能性がある。つまり、SNSの音声投稿を聞こうとするユーザにとって重要な点の一つは、通話内容の質である。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑み提案されたものであり、一つの側面では、音声通話を行うユーザ及びその音声通話を聞くユーザの満足度をより向上させることを目的とする。
音声投稿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明に係るSNSサーバ装置は、ユーザ端末から受け付けたグループ通話の参加者募集投稿を、タイムライン上に公開する投稿公開手段と、前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループ通話を実行させる通話制御手段と、前記グループ通話の通話音声を録音した録音データを保存する録音手段と、前記録音データを、前記参加者募集投稿に対応付けてタイムライン上に公開する録音公開手段と、公開された前記録音データを、ユーザ端末に再生させる再生制御手段と、を有する。
【0008】
また、上記の課題を解決するため、本発明に係るアプリケーションプログラムは、コンピュータに、グループ通話の参加者を募集するための参加者募集投稿の情報を、SNSサーバ装置に送信する投稿手段と、SNSサーバ装置のタイムライン上に公開された参加者募集投稿の情報を表示する表示手段と、前記参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末間で、前記グループ通話を実行する通話手段と、前記参加者募集投稿に対応付けてSNSサーバ装置のタイムライン上に公開された前記グループ通話の録音データを再生する再生手段と、して機能させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施の形態によれば、音声通話を行うユーザ及びその音声通話を聞くユーザの満足度をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態に係るSNSシステムのネットワーク構成例を示す図である。
【
図2】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その1)を示す。
【
図3】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その2)を示す。
【
図4】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その3)を示す。
【
図5】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その4)を示す。
【
図6】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その5)を示す。
【
図7】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その6)を示す。
【
図8A】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その7-1)を示す。
【
図8B】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その7-2)を示す。
【
図9】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その8)を示す。
【
図10】本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その9)を示す。
【
図11】本実施形態に係るSNSサーバのハードウェア構成例を示す図である。
【
図12】本実施形態に係るSNSサーバのソフトウェア構成例を示す図である。
【
図13】本実施形態に係るユーザ管理DBのデータ項目の一例を示す図である。
【
図14】本実施形態に係る投稿管理DBのデータ項目の一例を示す図である。
【
図15】本変形例に係るSNSアプリの画面例(その1)を示す。
【
図16】本変形例に係るSNSアプリの画面例(その2)を示す。
【
図17】本変形例に係るSNSアプリの画面例(その1)を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
<概要>
本発明に係るSNSのタイムライン上、まず主催者となるユーザ(第1のユーザ)は他ユーザ(第2のユーザ)とのグループ通話を行いたい場合、グループ通話内容の話題(トピック)とともにグループ通話への参加者募集投稿を行うことで、参加者を広く公募する。グループ通話開始時刻となり、主催者ユーザ及び当該グループ通話に参加したい他ユーザ(第2のユーザ)は所定操作を行うことで、参加者間でのグループ通話が可能な状態となる。参加者はお互い話題を中心とした通話(会話)を行う。このときグループ通話音声は録音されるとともに、グループ通話終了後に当該参加者募集投稿に紐付けられ形で、グループ通話の録音データが公開される。これにより、グループ通話非参加のユーザ(第3のユーザ)がタイムライン上に興味のある話題の投稿を見つけた場合、当該投稿のところからグループ通話の録音データの再生操作を行うことで、そのグループ通話内容を聞くことが可能となっている。以下詳しく説明する。
【0012】
<ネットワーク構成>
図1は、本実施形態に係るSNSシステムのネットワーク構成例を示す図である。
図1におけるSNSシステム100は、SNSサーバ10及びユーザ端末20が、ネットワーク50を介して接続されている。
【0013】
SNSサーバ10は、SNSに関するプログラムがインストールされており、ユーザからの投稿を受付けて、タイムライン上に、ユーザからの投稿を公開掲載するサーバ装置である。またSNSサーバ10は、2人以上のユーザ間で通話が行える通話機能(電話機能)、通話音声の録音機能、録音した通話音声の録音データをタイムライン上に公開する機能、他ユーザが通話音声の録音データを再生可能にする機能などを有している。
【0014】
ユーザ端末20は、SNSを利用するために、ユーザが所持するスマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PCなどを含む各種の情報処理端末装置である。ユーザ端末20は、ディスプレイ、マイク、スピーカ、カメラ等を具備している。またユーザ端末20には、所定のSNSアプリケーションプログラム(以下単にSNSアプリ、アプリという)や汎用のウェブブラウザプログラムなどが予めインストールされており、これらプログラムを介してSNSサーバ10とのアクセスが行われる。なお本実施形態においては、説明の便宜上、ユーザが所持するユーザ端末20のうち、グループ通話の主催する第1のユーザの端末をユーザ端末20a、グループ通話に参加する第2のユーザの端末をユーザ端末20b、グループ通話の録音データを聞く第3のユーザの端末をユーザ端末20cとする。
【0015】
ネットワーク50は、有線、無線を含む通信ネットワークである。ネットワーク50は、例えば、インターネット、公衆回線網、WiFi(登録商標)などを含む。
【0016】
<SNSアプリ利用例>
次に、本実施形態に係るSNSシステム100について、ユーザのSNSアプリ利用例を通じて、詳しく説明する。
【0017】
(メイン画面)
図2は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その1)を示す。ユーザ(例えば、Ken)はユーザ端末20のSNSアプリを用いてSNSサーバ10にネットワーク50を介してアクセス・ログインすることで、SNSサービスを利用することができる。
【0018】
ユーザ端末20のSNS画面中、ログインユーザ表示部210は、例えばユーザID、ユーザ名、ユーザアイコンなどによってログイン済のユーザ情報を示す。ユーザがログインユーザ表示部210に対してタップ操作等を行うと、ユーザ情報の詳細画面に遷移する。ユーザ情報は、例えばユーザ名、ユーザID、並びにユーザアイコン、年齢、職業、趣味、自己紹介文などのプロフィールを含む。
【0019】
メニュー211は、SNSサービスの各メニューを選択するための操作部である。
【0020】
ユーザ投稿212は、SNSのタイムライン上に第1のユーザから投稿された投稿情報である。ユーザ投稿212は、投稿属性213、通話者募集コメント214、サムネイル画像215、通話最大人数216、通話時間217などの情報を有している。
【0021】
投稿属性213は、本投稿に関する属性情報であって、例えば、本投稿を投稿したユーザのユーザ情報、本投稿が投稿された時間、本投稿に対するユーザ評価もしくはお気に入りボタンなどが表示される。また、ユーザ情報に対してタップ操作等を行うと、本投稿を投稿したユーザのユーザ情報の詳細画面に遷移し、そのユーザ情報として、ユーザのプロフィール等が閲覧可能である。
【0022】
通話者募集コメント214は、第1のユーザがグループ通話の参加者(第2のユーザ)を募集するために記入したコメントであって、主に第1のユーザが他ユーザと話をしたい通話内容の話題(トピック)の情報を含んでいる。投稿者である第1のユーザが投稿時に記入する。なお通話者募集コメント214は、必ずしも話題を明確に示すものではなくとも、グループ通話を行いたい内容を示唆するテキスト、単語、絵文字等であってもよい。
【0023】
サムネイル画像215は、主に通話内容の話題(トピック)に関連する画像又は動画が表示される。なお、サムネイル画像215は、投稿者である第1のユーザが投稿時に任意の画像又は動画をアップロードしてもよいし、SNSサーバ10側が通話者募集コメント214のテキスト内容に関連する画像を自動的に取得し表示してもよい。
【0024】
通話最大人数216は、グループ通話の参加者(第2のユーザ)の募集最大人数、即ち通話参加可能最大人数を示す。投稿者である第1のユーザが投稿時に設定する。
【0025】
通話時間217は、グループ通話の通話開始時間(又は時刻)、通話開始経過時間、及び累計通話時間の何れかの時間を示している。ここで、ユーザ投稿212には3種類の状態(ステータス)がある。グループ通話の参加者募集中の状態、参加者間によるグループ通話中の状態、及び、グループ通話終了後に通話音声の録音データが公開された録音公開中の状態である。従って通話時間217は、グループ通話の参加者募集中には通話開始時間(通話時間217a)、通話中には通話開始経過時間(通話時間217b)、録音公開中には累計通話時間(録音時間)を示すことになる。
【0026】
(投稿作成画面)
図3は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その2)を示す。第1のユーザ(例えば、Ken)がメニュー211から「投稿作成」(非図示)を選択し、「グループキャスト」220を押下操作すると、タイムライン上にグループ通話の参加者募集投稿を作成するための画面に移行する。
【0027】
図4は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その3)を示す。
図5は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その4)を示す。第1のユーザはタイムライン上にグループ通話の参加者募集投稿(ユーザ投稿212)を作成するため、サムネイル画像230、通話者募集コメント231、公開設定232、パスワード233、参加人数設定234、予約通話設定235、開始時刻設定236などの入力・設定を行う。
【0028】
サムネイル画像230は、投稿者である第1のユーザが主に通話内容の話題(トピック)に関連する画像又は動画のアップロード欄である。
図2のサムネイル画像215に対応する。
【0029】
通話者募集コメント231は、投稿者である第1のユーザがグループ通話の参加者者(第2のユーザ)を募集するためのコメント、主に第1のユーザが他ユーザと話をしたい通話内容の話題(トピック)を入力するための入力欄である。
図2の通話者募集コメント214に対応する。
【0030】
公開設定232は、グループ通話の公開又は非公開を設定するための設定欄である。グループ通話を非公開に設定した場合、グループ通話の参加時にパスワード入力が要求されるため、パスワードを知るユーザのみがグループ通話に参加できる。
図2の通話最大人数216に対応する。
【0031】
予約通話設定235は、自動通話参加機能の設定欄である。投稿者である第1のユーザが予約通話を設定した場合、設定した時刻に自動的に通話グループが作成され、グループ通話が開始される。
【0032】
開始時刻設定236は、グループ通話の通話開始時刻の設定欄である。ここで設定された通話開始時刻にグループ通話が開始される。なお開始時刻設定236は、例えば30分後、1時間後といったようにグループ通話が開始される時間としてもよい。
図2の通話時間217に対応する。
【0033】
以上の入力・設定完了後、「キャストする」237が押下されることで、タイムライン上にグループ通話の参加者募集投稿がユーザ投稿212として投稿される。
【0034】
図6は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その5)を示す。タイムライン上にグループ通話の参加者募集投稿が投稿されると、タイムライン上、新規のユーザ投稿212として原則全ユーザが閲覧可能に表示される。なお、SNSシステム100においては、いわゆるアカウントのフォロー/フォロワー機能を有しており、またプライベートアカウント(鍵アカウントともいう)機能も有している。よって、このプライベートアカウントを設定しているユーザの投稿については、投稿閲覧を許可されたフォロワーのみが閲覧することができる。
【0035】
(通話画面)
図7は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その6)を示す。投稿者である第1のユーザが開始時刻設定236で設定した通話開始時刻になると、グループ通話が可能な状態となる。他ユーザ(第2のユーザ)は、例えば参加を応募したいグループ通話の参加者募集投稿を選択の上、メニュー211から「通話」(非図示)を選択し、「通話に参加する」218を押下操作することで、ユーザの画面がグループ通話画面に切り替わる。なおユーザ操作性を高めるため、他ユーザ(第2のユーザ)が例えば参加を応募したいグループ通話の参加者募集投稿を選択するだけで、ユーザの画面がすぐにグループ通話画面に切り替わるようにすることも可能である。投稿者である第1のユーザについては、予約通話を設定している場合、第1のユーザの画面は自動的にグループ通話画面に切り替わる。
【0036】
ここで、他ユーザ(第2のユーザ)は、タイムライン上のユーザ投稿212のうち、例えば通話者募集コメント214、サムネイル画像215、及び本投稿を投稿したユーザのユーザ情報(プロフィールを含む)などを主な判断材料として、グループ通話に参加するか否かを検討することができる。つまりこれにより、話題に対して興味が共通する者であったり、特別な知見や経験(バックグラウンド)を有する者であったり、関係者であったり、同じ立場又は異なる立場にある者といったように、当該話題に対して有意義な意見(ディスカッション)を提供しうる人物の参加を期待することが可能となる。
【0037】
具体的に、通話者募集コメント214が「先週開催された〇〇イベントについて、意見交換会をしたいと思います。ご興味ある方はぜひご参加下さい。」といった投稿である場合、当該グループ通話の参加者は、先週開催された〇〇イベントの参加者であったり関係者からの参加可能性が高く、当該グループ通話の内容が質的に有意義なものとなることを期待できる。また、高校生による投稿であって通話者募集コメント214が「私は高校男子です。受験で悩んでいる方、話しませんか?」といった投稿である場合、受験で悩んでいる同じ境遇の高校生からの参加可能性が高く、当該グループ通話が有意義なものとなることを期待できる。また、新製品〇〇のオーソリティによる投稿であって通話者募集コメント214が「新製品〇〇について語ろう。」といった投稿である場合、既に新製品〇〇を所有している者やこれから購入検討中で実際の使い勝手などを聞いてみたい者からの参加可能性が高く、当該グループ通話が有意義なものとなることを期待できる。
【0038】
図8Aは、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その7-1)を示す。投稿者である第1のユーザのグループ通話画面について説明する。通話開始時刻となり、第1のユーザのユーザ端末20aがグループ通話画面に切り替わり、グループ通話に参加することで参加者間同士でのグループ通話が可能な状態となる。
【0039】
図8A(a)は、通話開始時刻直後における第1のユーザ(例えば、Ken)のユーザ端末20aのグループ通話画面を示す。この時点においては、通話グループが作成された状態であって、まだ「通話グループ」には参加していない状態である。参加者欄240にも誰も表示がない状態である。第1のユーザは通話ボタン241を押下操作することで、通話グループに参加できる。
【0040】
図8A(b)は、投稿者である第1のユーザが通話に参加した状態のグループ通話画面を示す。通話グループに参加後、通話が可能となる。参加者欄240には、第1のユーザ(例えば、Ken)を示すユーザアイコンのみが表示されているため、「通話グループ」に他のユーザはまだ参加していない状態である。
【0041】
図8A(c)は、続いて第2のユーザ(例えば、Ren、佐々木、aiu)が通話に参加した状態のグループ通話画面を示す。また参加者欄240には、第2のユーザ(例えば、Ren、佐々木、aiu)を示すユーザアイコンが表示されている。参加者は話題を中心とした通話を行うとともに、通話中の通話音声は録音される。また第1のユーザは通話ボタン242を押下操作することで、通話グループからいつでも退出できる。
【0042】
図8Bは、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その7-2)を示す。第2のユーザのグループ通話画面について説明する。通話開始時刻となり、第2のユーザのユーザ端末20bがグループ通話画面に切り替わり、グループ通話に参加することで参加者間同士でのグループ通話が可能な状態となる。
【0043】
図8B(a)は、グループ通話画面に切り替わった直後における第2のユーザ(例えば、aiu)のユーザ端末20bのグループ通話画面を示す。この時点において、第2のユーザ(例えば、aiu)はまだ「通話グループ」には参加していない状態である。よって通話はまだできない。但し、第2のユーザ(例えば、aiu)は通話グループには参加していなくともグループ通話画面を開くことで、リスナーとして進行中のユーザ通話をリアルタイムで聞くことが可能である。参加者欄240には、既に参加中のユーザ(例えば、Ken、Ren、佐々木)を示すユーザアイコンが表示されている。つまり第2のユーザ(例えば、aiu)はこの時点、グループ通話ではなく、あくまで一リスナーとして参加者(例えば、Ken、Ren、佐々木)の通話をリアルタイムで聞くことができる。一方、第2のユーザ(例えば、aiu)は自らも参加者として通話(発言)をしたい場合には、通話ボタン241を押下操作することで、通話グループに参加し通話ができる。
【0044】
図8B(b)は、第2のユーザが通話に参加した状態のグループ通話画面を示す。第2のユーザ(例えば、aiu)は通話グループに参加後、通話が可能となる。参加者欄240には、参加者の1人として当該第2のユーザ(例えば、aiu)を示すユーザアイコンが追加表示されている。また当該第2のユーザ(例えば、aiu)は通話ボタン242を押下操作することで、通話グループからいつでも退出できる。
【0045】
このように、グループ通話開始時刻となると、参加者同士でグループ通話(会話)を実際に行うことができるので、仮にお互い直接知らない間柄であっても、興味が共通する話題についてお互いに会話コミュニケーションを楽しむことができる。但し
図8A及び
図8Bの場合、ユーザ投稿212に設定されている通話最大人数216は4人である。このため、通話最大人数4人を超える以上の他ユーザは、通話参加することができない。参加者を現実的な通話が可能な人数に制限することで、通話しやすさを確保することができる。
【0046】
なお、例えば第1のユーザがグループ通話の場を設定するだけの場合、第1のユーザが他ユーザを代行してグループ通話の場を設定する場合等があってもよく、その場合にはシステム上、第1のユーザのグループ通話参加が必須としないようにしてもよい。但し、第1のユーザがグループ通話に参加していない場合であっても、第1のユーザが参加可能な状態を維持するために、第2のユーザの上限数は「設定した最大参加可能人数-1」となるため、第1のユーザの参加枠は常に確保される。
【0047】
(再生画面)
図9は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その8)を示す。グループ通話終了後、録音したグループ通話音声の録音データが当該参加者募集投稿に紐付けられることで、当該ユーザ投稿212は録音投稿として公開される。
図9の通話時間217cは、グループ通話音声の録音データの通話録音時間(例えば35分30秒)を示している。
【0048】
図10は、本実施形態に係るSNSアプリの画面例(その9)を示す。ユーザ(例えば第3のユーザ)がユーザ投稿212のグループ通話音声の録音データを聞きたい場合、タイムライン上の所望のユーザ投稿212に対してタップ操作等を行うと、録音データの再生画面に遷移する。
【0049】
再生画面には、サムネイル画像215、通話者募集コメント214の他、グループ通話の開始時刻、終了時刻、参加人数、通話時間、参加者、及び再生回数を含む録音属性情報250が表示される。ユーザは例えば通話者募集コメント214により通話内容の話題が興味あるものかどうか、参加者のプロフィールを確認し、どのような参加者によって行われた通話なのかを、再生するか否かの判断材料として参照する。
【0050】
特に参加者のプロフィールについて、録音属性情報250のうち所望の参加者に対してタップ操作等を行うと、当該参加者のユーザ情報の詳細画面に遷移することで、その詳細を参照可能である。参加者のユーザ情報は、例えばユーザ名、ユーザID、並びにユーザアイコン、年齢、職業、趣味、自己紹介文などのプロフィールを含む。グループ通話参加者のプロフィールは、話題に対して興味が共通する者であったり、特別な知見や経験(バックグラウンド)を有する者であったり、同じ立場又は異なる立場にある者による通話であるかどうかを判断するための有用な情報である。これにより、ユーザ(第3のユーザ)は、自身の興味・関心に叶う通話内容であるとともに、有意義で質の高い通話内容を聞くことが可能である。
【0051】
ユーザがユーザ投稿212の通話音声の録音データを再生したい場合、姿勢画面上の再生ボタン251を押下操作することで、ユーザのユーザ端末20cにおいて、当該録音データを聞くことができる。またユーザがいわゆるソーシャルボタン252の押下操作を行うことで、ユーザ評価、お気に入り登録、もしくは投稿拡散(いわゆるリツイートとも呼ばれる)を行うことも可能である。
【0052】
なお、参加者の知見とは、必ずしも高水準な知見が必要ということではなく、話題に関して会話を行える程度のものでもよい。つまりグループ通話へ参加し発言意思があれば足りうる。物事には様々な見方があり、通話内容の質を向上させるという観点からいえば様々な立場の人から色々な意見があった方がむしろ望ましいともいえるためである。
【0053】
<システム構成>
(ハードウェア構成)
図11は、本実施形態に係るSNSサーバのハードウェア構成例を示す図である。SNSサーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、及び通信装置15を有する。
【0054】
CPU11は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM12は、起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM13は、CPU11での処理を一時的に記憶したり、データを記憶したりする作業エリアである。HDD14は、各種データ及びプログラムを格納する。通信装置15は、ネットワーク50を介して他装置との通信を行う。
【0055】
(ソフトウェア構成)
図12は、本実施形態に係るSNSサーバのソフトウェア構成例を示す図である。SNSサーバ10は、主な機能部として、投稿受付部101、投稿公開部102、通話制御部103、録音部104、録音公開部105、再生制御部106、及び記憶部107を有する。
【0056】
投稿受付部101は、ユーザ端末20からグループ通話の参加者募集投稿の情報を受信することで、当該参加者募集投稿を受け付ける機能を有している。
【0057】
投稿公開部102は、ユーザ端末20から受け付けたグループ通話の参加者募集投稿を、タイムライン上に公開する機能を有している。即ち投稿公開部102は、ユーザ端末20に参加者募集投稿の情報を送信することで、ユーザ端末20のデバイス側の画面上で投稿が表示される。
【0058】
通話制御部103は、参加者募集投稿に応じて参加したユーザのユーザ端末20間で、グループ通話を実行させる機能を有している。グループ通話は、一のユーザ端末20から受信した受信音声を、他のユーザ端末20に送信することで実現される。
【0059】
録音部104は、グループ通話の通話音声を録音した録音データを、参加者募集投稿と対応付けて保存する機能を有している。
【0060】
録音公開部105は、録音データを、参加者募集投稿に対応付けてタイムライン上に公開する機能を有している。また録音公開部105は、録音データとともにグループ通話に参加したユーザのプロフィールを公開する。
【0061】
再生制御部106は、ユーザ端末20の再生要求に応じて、公開された録音データを、ユーザ端末20に再生させる機能を有している。これによりユーザ端末20のデバイス側で公開された録音データが再生される。
【0062】
記憶部107は、ユーザ管理DB107a及び投稿管理DB107bを記憶する機能を有している。ユーザ管理DB107aはSNSを利用するユーザ情報を管理し、投稿管理DB107bはユーザによる投稿情報を管理するためのデータベースである。
【0063】
なお、各機能部は、SNSサーバ10を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、「手段」、「モジュール」、「ユニット」、又は「回路」に読替えてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納されていてもよい。
【0064】
(ユーザ管理DB)
図13は、本実施形態に係るユーザ管理DBのデータ項目の一例を示す図である。
図13に示されるようにユーザ管理DB107aは、各ユーザの「ユーザID」「ユーザ名」「パスワード」「メールアドレス」「年齢」「性別」「職業」「趣味」「自己紹介文」「プロフィール画像(ユーザアイコン画像)」等のデータ項目を有する。
【0065】
(投稿管理DB)
図14は、本実施形態に係る投稿管理DBのデータ項目の一例を示す図である。
図14に示されるように投稿管理DB107bは、各投稿の「投稿ID」「投稿ユーザ名」「サムネイル画像」「通話者募集コメント」「公開設定」「パスワード」「参加人数設定」「予約通話設定」「開始時刻設定」「ユーザ評価」「録音データ」開始時刻」「終了時刻」「参加人数」「通話時間」「参加者」「再生回数」等のデータ項目を有する。
【0066】
<変形例1>
本変形例は、上述の実施形態に係るグループ通話を、音声通話に代えてビデオ通話を適用したものである。以下、詳しく説明する。
【0067】
図15は、本変形例に係るSNSアプリの画面例(その1)を示す。通話開始時刻となり、ユーザ端末20がグループ通話画面に切り替わると、参加者間同士でのグループビデオ通話が可能な状態となる。参加者は話題を中心としたビデオ通話を行うとともに、ビデオ通話中の通話動画が録画される。
【0068】
図16は、本変形例に係るSNSアプリの画面例(その2)を示す。グループビデオ通話終了後、録画したグループビデオ通話の録画データが当該参加者募集投稿に紐付けられることで、当該ユーザ投稿212は録画投稿として公開される。ユーザ(例えば第3のユーザ)がユーザ投稿212のグループビデオ通話の録画データを視聴したい場合、タイムライン上の所望のユーザ投稿212に対してタップ操作等を行うと、録画データの再生画面に遷移する。
【0069】
本変形例によれば、グループビデオ通話の参加者(第1のユーザ及び第2のユーザ)は、お互いの様子を示す動画を見ながら通話を行えるので、会話コミュニケーション及びその質をいっそう深めることができる。特にグループビデオ通話の場合には、話題に関連して実際の対象物(紹介製品等)を画面上に映しながら通話を行えるので有用である。またユーザ(第3のユーザ)についてもユーザ投稿212のグループビデオ通話を動画として視聴できるため、いっそう有意義で質の高い通話内容を視聴することが可能である。
【0070】
なお、上述の実施形態に本変形例を適用する場合、
図12のSNSサーバ10のソフトウェア構成例において、例えば通話制御部103をビデオ通話制御部、録音部104を録画部、録音公開部105を録画公開部に置き換えることができる。
【0071】
また、参加者間同士でのグループビデオ通話時、グループビデオ通話の通話音声だけを録音してもよい。即ち、グループビデオ通話中、グループビデオ通話の通話音声を録音した録音データを録音し、グループビデオ通話終了後、録音したグループビデオ通話の録音データを当該参加者募集投稿に紐付けることで、当該ユーザ投稿212を録音投稿として公開する。またもしくは、参加者間同士でのグループビデオ通話時、グループビデオ通話の通話動画を録画し、グループビデオ通話終了後、録画したグループビデオ通話の通話動画データから音声のみを抜き出した録音データ(音声データ)のみを当該参加者募集投稿に紐付けることで、当該ユーザ投稿212を録音投稿として公開する。
【0072】
<変形例2>
図17は、本変形例に係るSNSアプリの画面例(その1)を示す。
図8B(a)に示したように、第2のユーザ(例えば、aiu)は通話グループには参加していなくとも、あくまで一リスナーとして参加中のユーザ通話をリアルタイムに聞くことが可能であった。ここで、このリスナー状態中に、第2のユーザはユーザ端末20bのグループ通話画面を、例えば右から左へ、左から右へ、上から下へ、又は下から上へと、スライド操作(いわゆるスワイプ操作又はフリック操作)することで、全く別の投稿のグループ通話画面に表示を相互に切り替えて、切り替え後の別のグループ通話画面でもまたリスナーとして通話進行中の通話内容をリアルタイムに聞くことができる(
図17(a)及び(b))。これにより、第2のユーザが別の投稿のグループ通話画面に表示を切り替えたい場合、タイムライン(
図2)に戻る操作が必要はなく、簡単なスライド操作を繰り返すことで、いわばネットサーフィン感覚で横断的に、様々なグループ通話を聞くことができる。
【0073】
また、スライド操作によって切り替え先となる別投稿のグループ通話画面は、通話進行中のグループ通話画面のみならず、予定通話のグループ通話画面及び録音データの再生画面を含めてもよい(
図17(c)及び(d))。この場合も第2のユーザが簡単な操作で繰り返すことで、別投稿のグループ通話画面及び録音データの再生画面を横断的に切り替えることができる。
【0074】
なお、通話進行中のグループ通話画面及び予定通話のグループ通話画面には、ユーザ投稿212の有する投稿情報(例えば投稿属性213、通話者募集コメント214、サムネイル画像215、通話最大人数216、通話時間217等)の詳細を併せて表示するか、又は投稿情報の詳細へのリンクを設けるとよい。これにより第2のユーザがタイムライン(
図2)に戻る操作が必要はなく、例えば通話者募集コメント214により通話内容の話題が興味あるものかどうか、参加者のプロフィールを確認し、どのような参加者によって行われた通話なのかを、その通話を聞くか否かの判断材料として参照することが可能である。
【0075】
<総括>
以上のように本実施形態に係るSNSシステム100によれば、主催者となるユーザ(第1のユーザ)が、グループ通話内容の話題(トピック)とともにグループ通話への参加者メンバーをSNS上から広く公募できる。通話開始時刻となると、参加者同士でグループ通話(会話)を実際に行うことができるので、仮にお互い直接知らない間柄であっても、興味が共通する話題についてお互いに会話コミュニケーションを楽しむことができる。また、グループ通話の終了後にはそのグループ通話内容の録音データが公開される。このため、グループ通話に参加していないユーザ(第3のユーザ)も、グループ通話の録音データの再生操作を行うことで、事後的にそのグループ通話内容を聞くことが可能である。
【0076】
なお、本発明の好適な実施の形態により、特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
【符号の説明】
【0077】
10 SNSサーバ
20 携帯端末
50 ネットワーク
100 SNSシステム
101 投稿受付部
102 投稿公開部
103 通話制御部
104 録音部
105 録音公開部
106 再生制御部
107 記憶部