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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022101730
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】繰出容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 40/04 20060101AFI20220630BHJP
【FI】
A45D40/04 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020215970
(22)【出願日】2020-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】上村 英夫
(57)【要約】
【課題】リフィル部を本体部に対して離脱させ易くする。
【解決手段】収容筒23の下端部には、径方向の内側に向けて突出する第1突部30が設けられ、内筒42の上端部には、上端部が第1突部30よりも上方に位置し、径方向の内側に弾性変形可能な爪49が設けられ、爪49には、径方向の外側に向けて突出するとともに第1突部30に対して上方から対向する第2突部50が設けられ、軸受筒43には、径方向の外側に突出するとともに爪49の径方向の内側に位置し、爪49の径方向の内側への弾性変形を規制する第3突部54が設けられ、リフィル部11となる新たなリフィル部11Aを備えるリフィル容器70に設けられた押し込み部が、外筒41の下端開口を通して軸受筒43を外筒41に対して上方に押し込み可能である。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物が収容されるリフィル部と、
前記リフィル部が着脱可能に装着された本体部と、を備える繰出容器であって、
前記リフィル部は、
内容物を保持する中皿と、
前記中皿から下方に延びる軸と、
内容物および前記中皿を上下動可能に収容するとともに前記軸が螺着された収容筒と、を備え、
前記本体部は、
前記収容筒に径方向の外側から回転可能かつ上下動可能に装着され、下端部が前記収容筒から下方に突出する外筒と、
前記外筒の下端部内に装着された内筒と、
前記内筒内に挿通され、下端部が、前記外筒に、回転が規制された状態で上下動可能に装着されるとともに、上端部が、前記収容筒を下方から支持し、かつ、前記軸が、回転が規制された状態で上下動可能に収容された軸受筒と、を備え、
前記収容筒の下端部には、径方向の内側に向けて突出する第1突部が設けられ、
前記内筒の上端部には、上端部が前記第1突部よりも上方に位置し、径方向の内側に弾性変形可能な爪が設けられ、
前記爪には、径方向の外側に向けて突出するとともに前記第1突部に対して上方から対向する第2突部が設けられ、
前記軸受筒には、径方向の外側に突出するとともに前記爪の径方向の内側に位置し、前記爪の径方向の内側への弾性変形を規制する第3突部が設けられ、
前記リフィル部となる新たなリフィル部を備えるリフィル容器に設けられた押し込み部が、前記外筒の下端開口を通して前記軸受筒を前記外筒に対して上方に押し込み可能である、繰出容器。
【請求項2】
前記第1突部の上面は、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる傾斜面であり、
前記第3突部の下面は、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる傾斜面である、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
前記リフィル部を覆うとともに前記本体部に着脱可能に装着されたオーバーキャップを更に備え、
前記オーバーキャップおよび前記リフィル部が前記本体部から離脱され、前記新たなリフィル部が前記本体部に装着されるときに、前記外筒に差し込まれた前記新たなリフィル部を前記オーバーキャップが下方に押し込み可能である、請求項1または2に記載の繰出容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、繰出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、下記特許文献1に記載の繰出容器が知られている。この繰出容器は、内容物が収容されるリフィル部と、リフィル部が着脱可能に装着された本体部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4324936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の繰出容器では、リフィル部を本体部に対して離脱させ易くすることについて改善の余地がある。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、リフィル部を本体部に対して離脱させ易くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
<1>本発明の一態様に係る繰出容器は、内容物が収容されるリフィル部と、前記リフィル部が着脱可能に装着された本体部と、を備える繰出容器であって、前記リフィル部は、内容物を保持する中皿と、前記中皿から下方に延びる軸と、内容物および前記中皿を上下動可能に収容するとともに前記軸が螺着された収容筒と、を備え、前記本体部は、前記収容筒に径方向の外側から回転可能かつ上下動可能に装着され、下端部が前記収容筒から下方に突出する外筒と、前記外筒の下端部内に装着された内筒と、前記内筒内に挿通され、下端部が、前記外筒に、回転が規制された状態で上下動可能に装着されるとともに、上端部が、前記収容筒を下方から支持し、かつ、前記軸が、回転が規制された状態で上下動可能に収容された軸受筒と、を備え、前記収容筒の下端部には、径方向の内側に向けて突出する第1突部が設けられ、前記内筒の上端部には、上端部が前記第1突部よりも上方に位置し、径方向の内側に弾性変形可能な爪が設けられ、前記爪には、径方向の外側に向けて突出するとともに前記第1突部に対して上方から対向する第2突部が設けられ、前記軸受筒には、径方向の外側に突出するとともに前記爪の径方向の内側に位置し、前記爪の径方向の内側への弾性変形を規制する第3突部が設けられ、前記リフィル部となる新たなリフィル部を備えるリフィル容器に設けられた押し込み部が、前記外筒の下端開口を通して前記軸受筒を前記外筒に対して上方に押し込み可能である。
【0007】
使用者が内容物を使用するときには、例えば使用者が、リフィル部の収容筒と本体部の外筒とを相対的に回転させる。このとき、外筒に連動し、軸受筒および軸も収容筒に対して回転する。ここで、軸が収容筒に螺着されているので、軸が収容筒に対して回転することで、軸が収容筒に対して上下動する。その結果、中皿、および、中皿に保持されている内容物も、収容筒に対して上下動する。結果として、収容筒に収容されていた内容物が収容筒から上方に突出したり、収容筒から突出していた内容物が収容筒に没入したりする。これにより、使用者は内容物を使用することができる。
ところで、このように使用者が内容物を使用しているときには、第3突部が爪の径方向の内側への弾性変形を規制している。そのため、爪に設けられた第2突部が、収容筒に設けられた第1突部に対して、上方から対向する状態が維持される。よって、仮に収容筒を含むリフィル部が、本体部に対して上方に抜け出そうとしても、第1突部が第2突部に引っ掛かる。結果として、リフィル部の本体部に対する離脱が規制される。これにより、例えば、不用意なタイミングでリフィル部が本体部から離脱したり、繰出容器の落下時にリフィル部が本体部から離脱したりすることが抑えられる。
使用者が本体部からリフィル部を離脱させるときには、使用者は、まず、新たなリフィル部を備えるリフィル容器を準備する。そして使用者は、リフィル容器に設けられた押し込み部を外筒の下端開口を通して軸受筒に押し当てる。このとき、押し込み部が軸受筒を外筒に対して上方に押し込んで軸受筒が上昇すると、軸受筒の第3突部も上昇する。そのため、第3突部による爪の変形の規制が解除される。また軸受筒が上昇すると、軸受筒の上端部が収容筒を押し上げて収容筒も上昇する。そのため、収容筒の第1突部が上昇し、第1突部が第2突部に接触する。このとき、前述のように第3突部による爪の変形の規制が解除されていると、第1突部から第2突部に加えられる外力により、爪が径方向の内側に弾性変形する。その結果、第1突部が第2突部を上方に乗り越える。これにより、リフィル部の本体部に対する離脱の規制が解除される。その後、例えば使用者が、リフィル部を本体部に対して引き上げる等することで、リフィル部が本体部(収容筒)から離脱される。
なお、使用者が本体部からリフィル部を離脱させる過程で収容筒を上昇させるため、使用者が、押し込み部によって軸受筒を押し込むのに代えて、例えば、使用者が、収容筒の上端部を摘まんで引き上げようとすると、収容筒の上端部に付着する内容物によって、使用者の指が滑るおそれがある。そのため、使用者が、押し込み部によって軸受筒を押し込むことで、このような指の滑りの発生が抑制され、操作性が確保される。
使用者が本体部に新たなリフィル部を装着させるときには、例えば使用者が、外筒内に新たなリフィル部を差し込んで下降させる。このとき、収容筒の第1突部が爪の第2突部に対して上方から接触する。すると、第1突部から第2突部に加えられる外力により、爪が径方向の内側に弾性変形する。その結果、第1突部が第2突部を下方に乗り越える。そして、第3突部が爪の径方向の内側に位置することで、爪の弾性変形が第3突部によって再び規制される。
以上より、この繰出容器によれば、使用者による内容物の使用時には、リフィル部の本体部に対する離脱を規制することができる。一方、この規制の解除は、使用者が、単に軸受筒を外筒に対して上方に押し込むことにより実現することができる。したがって、リフィル部を本体部に対して離脱させ易くすることができる。しかもこのとき、使用者が、リフィル容器の押し込み部を利用して、軸受筒を上方に押し込むことができる。そのため、リフィル容器以外の特別な工具などが不要となる。
また、使用者が、リフィル部を本体部に対して押し込んだり引き抜いたり差し込んだりすることで、リフィル部を本体部に対して交換することができる。これにより、リフィル部の交換が容易に実現される。
【0008】
<2>上記<1>に係る繰出容器では、前記第1突部の上面は、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる傾斜面であり、前記第3突部の下面は、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる傾斜面である構成を採用してもよい。
【0009】
第3突部の下面が、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる。したがって、使用者が本体部からリフィル部を離脱させる過程で、軸受筒が上昇して第3突部が上昇すると、第3突部による爪の変形の規制が速やかに解除され、第3突部による爪の変形の許容量が徐々に大きくなる。
ここで第1突部の上面が、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる。したがって、使用者が本体部からリフィル部を離脱させる過程で、軸受筒とともに収容筒も上昇して収容筒の第1突部が上昇し、第1突部の上面が第2突部に接触した後、更に第1突部が上昇すると、第1突部から第2突部に加えられる径方向の内側に向かう外力が徐々に大きくなる。
以上より、使用者が本体部からリフィル部を離脱させる過程で、第3突部による爪の変形の許容量が徐々に大きくなる。かつ、第1突部から第2突部に加えられる径方向の内側に向かう外力が徐々に大きくなる。よって、爪が径方向の内側に円滑に弾性変形する。その結果、第1突部が第2突部を上方に円滑に乗り越える。
【0010】
<3>上記<1>または<2>に係る繰出容器では、前記リフィル部を覆うとともに前記本体部に着脱可能に装着されたオーバーキャップを更に備え、前記オーバーキャップおよび前記リフィル部が前記本体部から離脱され、前記新たなリフィル部が前記本体部に装着されるときに、前記外筒に差し込まれた前記新たなリフィル部を前記オーバーキャップが下方に押し込み可能である構成を採用してもよい。
【0011】
オーバーキャップおよびリフィル部が本体部から離脱され、新たなリフィル部が本体部に装着されるときに、外筒に差し込まれた新たなリフィル部をオーバーキャップが下方に押し込み可能である。したがって、新たなリフィル部を本体部に装着させ易くすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、リフィル部を本体部に対して離脱させ易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態に係る繰出容器の縦断面図であって、容器軸方向および第1方向に沿う縦断面図である。
図2図1に示す繰出容器の縦断面図であって、容器軸方向および第2方向に沿う縦断面図である。
図3図1に示す繰出容器の下面図である。
図4図1に示すIV-IV矢視断面図である。
図5】本発明の第1実施形態に係るリフィル容器の半断面図である。
図6図1に示す繰出容器の半断面図であって、本体部からオーバーキャップを取り外し、かつ、中皿を上昇させた状態を示す半断面図である。
図7図6に示す繰出容器の半断面図であって、リフィル容器の押し込み部が軸受筒に押し当てられた状態を示す半断面図である。
図8図7に示す繰出容器の半断面図であって、リフィル容器の押し込み部が軸受筒を押し込んでいる状態を示す半断面図である。
図9図8に示す繰出容器の半断面図であって、新たなリフィル部が本体部に差し込まれている状態を示す半断面図である。
図10図9に示す繰出容器の半断面図であって、オーバーキャップが新たなリフィル部を押し込んでいる状態を示す半断面図である。
図11】本発明の第2実施形態に係るリフィル容器の半断面図である。
図12】本発明の第2実施形態に係る繰出容器の半断面図であって、リフィル容器の押し込み部が軸受筒を押し込んでいる状態を示す半断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(第1実施形態)
以下、図1から図10を参照し、本発明の第1実施形態に係る繰出容器10を説明する。
この繰出容器10には、例えば化粧料(口紅、リップクリームもしくはスティックアイシャドーなど)、薬剤または糊などの棒状の内容物が収容される。
【0015】
図1から図4に示すように、繰出容器10は、リフィル部11と、本体部12と、オーバーキャップ13と、を備えている。
リフィル部11には、内容物が収容される。本体部12には、リフィル部11が着脱可能に装着されている。オーバーキャップ13は、リフィル部11を覆う。オーバーキャップ13は、本体部12に着脱可能に装着されている。
【0016】
ここでリフィル部11、本体部12およびオーバーキャップ13の各中心軸線は、共通軸上に位置している。以下では、前記共通軸を容器軸Oといい、容器軸O方向に沿ったオーバーキャップ13側を上側(一方側)といい、容器軸O方向に沿った本体部12側を下側(他方側)という。容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
【0017】
なお、図1および図2は、いずれも繰出容器10の縦断面図である。しかしながら、図1が、図4に示すI-I矢視断面図である一方、図2が、図4に示すII-II矢視断面図である。すなわち、図1および図2は、繰出容器10を異なる断面から見ている。以下では、図1が、容器軸O方向および第1方向Xに沿う縦断面図であるとし、図2が、容器軸O方向および第1方向Xに沿う縦断面図であるとする。第1方向Xおよび第2方向Yは、いずれも容器軸O方向に直交する。第1方向Xおよび第2方向Yは、互いに直交する。
【0018】
リフィル部11は、中皿21と、軸22と、収容筒23と、を備えている。
中皿21は、内容物を保持する。中皿21は、有底筒状である。軸22は、中皿21から下方に延びている。軸22は、中皿21の底面から下方に延びている。中皿21および軸22は、一体に形成されている。図4に示すように、軸22は、容器軸Oに直交する横断面視において長方形状である。前記長方形状の長手方向は、第1方向Xである。前記長方形状の短手方向は、第2方向Yである。
【0019】
軸22は、四角柱状である。軸22は、4つの側面32を備えている。4つの側面32は、軸22の外周面を形成している。4つの側面32は、2つの第1側面33と、2つの第2側面34と、を含んでいる。第1側面33は、第1方向Xを向く。第1側面33は、凸曲面である。第1側面33は、第1方向Xに沿って容器軸Oと反対側に向けて突となる。2つの第1側面33は、容器軸Oを中心とする同一円上に位置する。第2側面34は、第2方向Yを向く。第2側面34は、平面である。
【0020】
軸22の外周面には、雄ねじ35が形成されている。雄ねじ35は、2つの第1側面33に形成されている。雄ねじ35は、周方向に間欠的に設けられている。図1に示すように、雄ねじ35は、軸22の上端から、軸22における容器軸O方向の中央よりも下方に至るまで設けられている。
【0021】
収容筒23は、内容物および中皿21を上下動可能に収容している。収容筒23には、軸22が螺着されている。収容筒23は、上筒24と、下筒25と、第1フランジ26と、ネジ筒27と、を備えている。
上筒24内には、中皿21が上下動可能に収容されている。中皿21は、上筒24における容器軸O方向の中央よりも下方に位置している。
【0022】
下筒25は、上筒24から下方に延びている。下筒25の下端縁(収容筒23の下端縁)は、軸22の下端縁よりも下方又は同等となる容器軸O方向に位置している。下筒25の外径は、上筒24の外径よりも小さい。下筒25の外周面と上筒24の外周面とは、第1段部28を介して連結されている。第1段部28は、容器軸Oに直交する方向に延びる平面である。第1段部28は、下方を向く。
【0023】
下筒25の下端部の内径は、下筒25において下端部よりも上側の部分の内径よりも大きい。下筒25の下端部の内周面と、下筒25において下端部よりも上側の部分の内周面と、は、第2段部29を介して連結されている。第2段部29は、径方向の内側から外側に向けて下方に延びる傾斜面である。第2段部29は、下方を向く。
【0024】
下筒25の下端部には、第1突部30が設けられている。第1突部30は、径方向の内側に向けて突出する。第1突部30は、周方向の全周にわたって連続して延びている。第1突部30は、周条である。第1突部30の内径は、下筒25において下端部よりも上側に位置する部分の内径よりも大きい。第1突部30の上面は、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる傾斜面である。第1突部30の下面は、径方向の外側から内側に向けて上方に延びる傾斜面である。
第1突部30の上面と第2段部29との間は、凹部31となっている。凹部31は、周方向の全周にわたって連続して延びている。凹部31は環状である。
【0025】
第1フランジ26は、下筒25の上端部から径方向の内側に延びている。第1フランジ26は、環状の板である。第1フランジ26は、第1段部28よりも下方に位置している。
ネジ筒27は、第1フランジ26の内周縁から上方に延びている。ネジ筒27は、円筒状である。ネジ筒27の上端縁は、中皿21の底面を下方から支持している。ネジ筒27は、容器軸O方向に軸22よりも短い。ネジ筒27内には、軸22の上端部が配置されている。ネジ筒27の内周面には、雌ねじ36が形成されている。雌ねじ36は、軸22の雄ねじ35に嵌め合わされている。
【0026】
本体部12は、外筒41と、内筒42と、軸受筒43と、を備えている。
外筒41は、収容筒23に径方向の外側から回転可能かつ上下動可能に装着されている。外筒41内には、収容筒23の下筒25が配置されている。外筒41の上端部の外径は、外筒41において上端部よりも下方に位置する部分の外径よりも小さい。外筒41の上端縁は、収容筒23の第1段部28に下方から接している。外筒41の下端部は、収容筒23から下方に突出している。外筒41の下端部には、第2フランジ44と、規制筒45と、が設けられている。
【0027】
第2フランジ44は、外筒41の下端部における容器軸O方向の中央に設けられている。第2フランジ44は、外筒41の下端部から径方向の内側に突出している。第2フランジ44は、環状の板である。第2フランジ44の内径は、収容筒23の下筒25の内径よりも小さい。
【0028】
規制筒45は、第2フランジ44の内周部から下方に延びている。規制筒45の下端縁は、外筒41の下端縁よりも上方に位置している。規制筒45の外周面と外筒41の内周面との間には、環状の案内空間55が設けられている。規制筒45の内周面には、容器軸O方向に延びる縦溝46が設けられている。縦溝46は、容器軸O方向の両側に開口している。縦溝46は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。
【0029】
内筒42は、外筒41の下端部内に装着されている。内筒42は、大径部47と、小径部48と、爪49と、を備えている。大径部47は、外筒41の下端部内に嵌合されている。大径部47は、第2フランジ上に位置している。大径部47の上端縁は、収容筒23の下端縁に対して下方から対向している。大径部47の上端縁と収容筒23の下端縁との間には、隙間が設けられている。小径部48は、大径部47よりも小径である。小径部48は、大径部47よりも上方に位置している。小径部48の下端部は、大径部47の上端部と連結されている。
【0030】
爪49は、内筒42の上端部に設けられている。爪49は、小径部48の上端縁から上方に突出している。爪49の上端部は、第1突部30よりも上方に位置している。爪49は、径方向の内側に弾性変形可能である。爪49は、周方向に間隔をあけて複数設けられている。
【0031】
爪49には、第2突部50が設けられている。第2突部50は、爪49から径方向の外側に向けて突出している。第2突部50は、前記凹部31に配置されている。第2突部50は、第1突部30に対して上方から対向している。第2突部50の上面は、径方向の内側から外側に向けて下方に延びる傾斜面である。第2突部50の上面は、収容筒23の第2段部29と対向している。第2突部50の下面は、容器軸Oに直交する方向に延びる平面である。第2突部50の下面は、第1突部30の上面と対向している。図示の例では、第2突部50の下面は、第1突部30の上面に接している。
【0032】
軸受筒43は、有底筒状である。軸受筒43は、内筒42内に挿通されている。軸受筒43は、内筒42の小径部48よりも小径である。軸受筒43の外周面と小径部48の内周面との間には、隙間が設けられている。軸受筒43の下端部は、内筒42から下方に突出している。軸受筒43の下端部は、外筒41に、回転が規制された状態で上下動可能に装着されている。本実施形態では、軸受筒43の下端部は、規制筒45に装着されている。
【0033】
軸受筒43には、第3フランジ51と、縦リブ52と、が設けられている。
第3フランジ51は、軸受筒43から径方向の外側に突出している。第3フランジ51は、外筒41の第2フランジ44に上方から接している。縦リブ52は、軸受筒43の下端部の外周面に間隔をあけて複数設けられている。縦リブ52の上端縁は、第3フランジ51の下面に繋がっている。縦リブ52の下端縁は、軸受筒43の下端縁と容器軸O方向に同等の位置である。縦リブ52は、外筒41の縦溝46内に、容器軸O方向に移動可能に配置されている。
【0034】
軸受筒43の上端部は、収容筒23を下方から支持している。軸受筒43の上端縁は、収容筒23の第1フランジ26の下面に接している。
軸受筒43には、軸22が、回転が規制された状態で上下動可能に収容されている。図4に示すように、容器軸Oに直交する横断面で軸受筒43を見た横断面視において、軸受筒43の内周面は、長方形状である。前記長方形状は、軸22が横断面視においてなす長方形状に対して僅かに大きい。軸受筒43の内周面は、2つの係止面53を有している。各係止面53は、容器軸O方向に延びる平面である。各係止面53は、第2方向Yを向く。各係止面53は、軸22の第2側面34と第2方向Yに対向している。
【0035】
図1に示すように、軸受筒43には、第3突部54が設けられている。第3突部54は、軸受筒43から径方向の外側に突出している。第3突部54は、爪49の径方向の内側に位置している。第3突部54は、爪49の径方向の内側への弾性変形を規制している。第3突部54は、周方向の全周にわたって連続して延びている。第3突部54は、周条である。第3突部54の外径は、内筒42の小径部48の内径と同等である。第3突部54の上面は、容器軸Oに直交する方向に延びる平面である。第3突部54の下面は、径方向の外側から内側に向けて上方に延びる傾斜面である。
【0036】
オーバーキャップ13は、有頂筒状である。オーバーキャップ13の下端部は、本体部12の外筒41の上端部に着脱可能に嵌合されている。オーバーキャップ13の上端部の内径は、オーバーキャップ13において上端部よりも下方に位置する部分の内径よりも小径である。オーバーキャップ13の上端部の内周面と、オーバーキャップ13において上端部よりも下方に位置する部分の内周面と、は、第3段部61を介して連結されている。第3段部61は、容器軸O方向に直交する方向に延びる平面である。第3段部61は、下方を向く。第3段部61は、収容筒23の上端縁に接している。なお後述するように、第3段部61は、外筒41に差し込まれた新たなリフィル部11Aを下方に押し込み可能である。
【0037】
上記繰出容器10におけるリフィル部11は、図5に示すように、新たなリフィル部11Aと交換可能である。以下では、新たなリフィル部11Aを備えるリフィル容器70を説明する。
リフィル容器70は、新たなリフィル部11Aと、蓋71と、を備えている。新たなリフィル部11Aは、前述したリフィル部11と同様に、中皿21と、軸22と、収容筒23と、を備えている。新たなリフィル部11Aは、所定量の内容物を収容している。蓋71は、収容筒23の上端開口を閉塞している。図示の例では、蓋71は、収容筒23の上端部に離脱可能に固着されている。蓋71は、例えばフィルムである。蓋71の下面は、収容筒23の上端縁に、離脱可能に接着または溶着されている。
【0038】
リフィル容器70の下端部は、押し込み部72である。押し込み部72は、後述するように、外筒41の下端開口を通して軸受筒43を外筒41に対して上方に押し込み可能である。押し込み部72は、軸22の下端部と、収容筒23の下端部と、によって構成されている。
【0039】
上記繰出容器10の使用方法は以下の通りである。
【0040】
図6に示すように、使用者が内容物を使用するときには、まず使用者が、オーバーキャップ13を本体部12から取り外す。その後、例えば使用者が、リフィル部11の収容筒23と本体部12の外筒41とを相対的に回転させる。このとき、外筒41に連動し、軸受筒43および軸22も収容筒23に対して回転する。具体的には、外筒41に設けられた規制筒45と軸受筒43の縦リブ52とが係止して、軸受筒43が外筒41と供回りする。そして、軸受筒43の係止面53と軸22の第2側面34とが係止して(図2図4参照)、軸22が軸受筒43と供回りする。
【0041】
ここで、軸22が収容筒23に螺着されているので、軸22が収容筒23に対して回転することで、軸22が収容筒23に対して上下動する。その結果、中皿21、および、中皿21に保持されている内容物も、収容筒23に対して上下動する。結果として、収容筒23に収容されていた内容物が収容筒23から上方に突出したり、収容筒23から突出していた内容物が収容筒23に没入したりする。これにより、使用者は内容物を使用することができる。
【0042】
ところで、このように使用者が内容物を使用しているときには、第3突部54が爪49の径方向の内側への弾性変形を規制している。そのため、爪49に設けられた第2突部50が、収容筒23に設けられた第1突部30に対して、上方から対向する状態が維持される。よって、仮に収容筒23を含むリフィル部11が、本体部12に対して上方に抜け出そうとしても、第1突部30が第2突部50に引っ掛かる。結果として、リフィル部11の本体部12に対する離脱が規制される。これにより、例えば、不用意なタイミングでリフィル部11が本体部12から離脱したり、繰出容器10の落下時にリフィル部11が本体部12から離脱したりすることが抑えられる。
【0043】
上記繰出容器10におけるリフィル部11の交換方法は以下の通りである。なお例えば、リフィル部11は、図6に示すように中皿21が上昇端に位置する状態で交換される。
【0044】
使用者が本体部12からリフィル部11を離脱させるときには、使用者は、まず、図5に示すような上記リフィル容器70を準備する。
そして図7に示すように、使用者は、リフィル容器70に設けられた押し込み部72を外筒41の下端開口を通して軸受筒43に押し当てる。具体的には、使用者は、リフィル容器70を容器軸O方向に反転させ、リフィル容器70の下端部、すなわち押し込み部72を上方に向ける。その後、図7に示すように、使用者は、収容筒23の下端部を案内空間55に挿入しながら、軸22の下端部を軸受筒43の下端部に押し当てる。使用者は、収容筒23の下端縁が、第2フランジ44の下面に接するまで、収容筒23の下端部を案内空間55に挿入する。このとき軸受筒43の縦リブ52は、規制筒45の縦溝46内を上昇する。軸受筒43が最上昇した状態においても、縦リブ52の下端部は、縦溝46内に位置した状態が維持される。さらにこのとき、第3フランジ51が内筒42の小径部48の下端面に下方から対向している。そのため、軸受筒43が外筒41に対して上方へ抜け出そうとしても、第3フランジ51が小径部48に係止する。これにより、軸受筒43が外筒41から抜け出すことが規制される。
【0045】
図8に示すように、押し込み部72が軸受筒43を外筒41に対して上方に押し込んで軸受筒43が上昇すると、軸受筒43の第3突部54も上昇する。そのため、第3突部54による爪49の変形の規制が解除される。ここで本実施形態では、第3突部54の下面が、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる。したがって、第3突部54が上昇すると、第3突部54による爪49の変形の規制が速やかに解除され、第3突部54による爪49の変形の許容量が徐々に大きくなる。
【0046】
また軸受筒43が上昇すると、軸受筒43の上端部が収容筒23の第1フランジ26を押し上げて収容筒23も上昇する。そのため、収容筒23の第1突部30が上昇し、第1突部30が第2突部50に接触する。このとき、前述のように第3突部54による爪49の変形の規制が解除されていると、第1突部30から第2突部50に加えられる外力により、爪49が径方向の内側に弾性変形する。その結果、第1突部30が第2突部50を上方に乗り越える。これにより、リフィル部11の本体部12に対する離脱の規制が解除される。
【0047】
なお本実施形態では、第1突部30の上面が、径方向の外側から内側に向けて下方に延びる。したがって、前述のように第1突部30が上昇すると、第1突部30から第2突部50に加えられる径方向の内側に向かう外力が徐々に大きくなる。よって、爪49が径方向の内側に円滑に弾性変形する。その結果、第1突部30が第2突部50を上方に円滑に乗り越える。
【0048】
その後、例えば使用者が、リフィル部11を本体部12に対して引き上げる等することで、リフィル部11が本体部12(収容筒23)から離脱される。
なお、使用者が、押し込み部72によって軸受筒43を押し込むのに代えて、例えば、使用者が、収容筒23の上端部を摘まんで引き上げようとすると、収容筒23の上端部に付着する内容物によって、使用者の指が滑るおそれがある。そのため、使用者が、押し込み部72によって軸受筒43を押し込むことで、このような指の滑りの発生が抑制され、操作性が確保される。
【0049】
使用者が本体部12に新たなリフィル部11Aを装着させるためには、まず、押し込み部72として利用していたリフィル容器70を本体部12から取り外す。このとき本実施形態では、軸受筒43が自重によって下降する。軸受筒43は、第3フランジ51が第2フランジ44に接するまで下降する。
【0050】
その後、図9に示すように、例えば使用者が、外筒41内に新たなリフィル部11Aを差し込んで下降させる。この過程で図10に示すように、収容筒23の第1突部30が爪49の第2突部50に対して上方から接触する。このとき本実施形態では、使用者は、リフィル容器70から蓋71を外した後、オーバーキャップ13を利用して新たなリフィル部11Aを下方に押し込む。具体的には、オーバーキャップ13の第3段部61が収容筒23の上端縁に突き当たり、オーバーキャップ13が収容筒23を下降させる。
【0051】
すると、第1突部30から第2突部50に加えられる外力により、爪49が径方向の内側に弾性変形する。その結果、第1突部30が第2突部50を下方に乗り越える。そして、第3突部54が爪49の径方向の内側に位置することで、爪49の弾性変形が第3突部54によって再び規制される。なおこのとき、収容筒23の第1フランジ26が軸受筒43の上端縁に接触し、収容筒23の下降が規制されることで、オーバーキャップ13の下降も規制される。
【0052】
なお、外筒41内に新たなリフィル部11Aを差し込む前に、軸受筒43が自重によって下降しなくてもよい。この場合であっても、外筒41内に新たなリフィル部11Aを差し込む過程で、収容筒23の第1フランジ26が軸受筒43の上端縁に接触し、第1フランジ26が軸受筒43を押し下げる。
また、蓋71がフィルムである場合などには、使用者がオーバーキャップ13によって新たなリフィル部11Aを下方に押し込む前に、蓋71を外さなくてもよい。この場合、蓋71は、新たなリフィル部11Aの収容筒23とオーバーキャップ13との間に挟み込まれる。使用者が、新たなリフィル部11Aの内容物を使用するときには、使用者がオーバーキャップ13を本体部12から取り外した後、蓋71を収容筒23から取り外す。これにより、内容物が使用可能になる。
【0053】
以上説明したように、本実施形態に係る繰出容器10によれば、使用者による内容物の使用時には、リフィル部11の本体部12に対する離脱を規制することができる。一方、この規制の解除は、使用者が、単に軸受筒43を外筒41に対して上方に押し込むことにより実現することができる。したがって、リフィル部11を本体部12に対して離脱させ易くすることができる。しかもこのとき、使用者が、リフィル容器70の押し込み部72を利用して、軸受筒43を上方に押し込むことができる。そのため、リフィル容器以外の特別な工具などが不要となる。
また、使用者が、リフィル部11を本体部12に対して押し込んだり引き抜いたり差し込んだりすることで、リフィル部11を本体部12に対して交換することができる。これにより、リフィル部11の交換が容易に実現される。
【0054】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のリフィル容器70Aを、図11および図12を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
【0055】
図11に示すように、本実施形態では、リフィル容器70Aの蓋71が、有頂筒状である。蓋71の頂壁部には、押し込み部72が設けられている。押し込み部72は、ガイド筒75と、第4フランジ76と、第4突部77と、を備えている。
ガイド筒75は、蓋71の頂壁部から上方に延びている。第4フランジ76は、ガイド筒75から径方向の内側に向けて突出している。第4フランジ76は、環状である。第4突部77は、第4フランジ76の内周縁から上方に突出している。第4突部77は、有頂筒状である。第4突部77の頂壁部は、ガイド筒75の上端と容器軸O方向に同等の位置である。
【0056】
リフィル部11の交換に際し、上記押し込み部72は以下のように用いられる。
【0057】
図12に示すように、使用者が本体部12からリフィル部11を離脱させるときには、使用者は、例えば、蓋71をリフィル部11から取り外す。その後、使用者は、蓋71を繰出容器10に、繰出容器10の下方から接近させ、押し込み部72を外筒41の下端開口を通して軸受筒43に押し当てる。具体的には、使用者は、ガイド筒75を案内空間55に挿入しながら、第4突部77を軸受筒43の下端部に押し当てる。使用者は、ガイド筒75の上端縁が、第2フランジ44の下面に接するまで、ガイド筒75を案内空間55に挿入する。なお図示の例では、使用者が、蓋71をリフィル部11から取り外した後、蓋71を押し込み部72として使用しているが、使用者が、蓋71をリフィル部11に取り付けたまま、蓋71を押し込み部72として使用してもよい。
【0058】
以上説明したように、本実施形態に係る繰出容器10によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0059】
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
【0060】
例えば、オーバーキャップ13がなくてもよい。
第1突部30の上面や第3突部54の下面が傾斜面でなくてもよい。
第2突部50の下面が、第1突部30の上面に接していなくてもよい。第2突部50の下面と第1突部30の上面との間に隙間が設けられていてもよい。この場合、軸受筒43の上昇に伴って第3突部54が爪49から前記隙間に相当する分、上昇した後、第1突部30の上面が第2突部50の下面に接し、第1突部30が爪49を径方向の内側に向けて弾性変形させる。これにより、爪49を径方向の内側に向けて円滑に弾性変形させることができる。なおこの場合、第1突部30および第2突部以外に、リフィル部11と本体部12との間に嵌合部が設けられていることが好ましい。ここで前記嵌合部は、リフィル部11と本体部12との周方向の相対移動を可能としつつ、リフィル部11と本体部12との容器軸O方向の相対移動を不能とする。
【0061】
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0062】
10 繰出容器
11 リフィル部
12 本体部
13 オーバーキャップ
21 中皿
22 軸
23 収容筒
30 第1突部
41 外筒
42 内筒
43 軸受筒
49 爪
50 第2突部
54 第3突部
70 リフィル容器
72 押し込み部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12