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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022101731
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】振り出し容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 83/06 20060101AFI20220630BHJP
   B65D 47/20 20060101ALI20220630BHJP
【FI】
B65D83/06 F
B65D47/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020215971
(22)【出願日】2020-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】000006909
【氏名又は名称】株式会社吉野工業所
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100140718
【弁理士】
【氏名又は名称】仁内 宏紀
(72)【発明者】
【氏名】中村 弘幸
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AB07
3E084BA02
3E084BA03
3E084CA01
3E084CB02
3E084DA01
3E084DB13
3E084FA08
3E084GA03
3E084GB12
3E084LA18
3E084LA26
3E084LB02
3E084LD01
3E084LE07
(57)【要約】
【課題】粉体を振り出し孔から振り出した後、振り出し容器をテーブル等に置いたときに、粉体が振り出し孔から飛散するのを防ぐ。
【解決手段】粉体が収容される容器本体11と、容器本体の口部11aに装着された有頂筒状のキャップ本体12と、を備え、キャップ本体の天壁部13に振り出し孔13aが形成され、キャップ本体に、天壁部側から下方に向けて延びる振子部材20が設けられ、天壁部および振子部材のうちのいずれか一方に、軸受部16が設けられるとともに、いずれか他方に、上下方向に交差する方向に延びるとともに、軸受部に回転可能に支持された回転軸21が設けられ、振子部材は、天壁部側から下方に向けて延びる錘部22と、振り出し孔の下端開口を閉塞し、この振子部材の回転軸回りの回転移動に伴い、振り出し孔の下端開口を開放する閉塞部23と、を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉体が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着された有頂筒状のキャップ本体と、を備え、
前記キャップ本体の天壁部に振り出し孔が形成され、
前記キャップ本体に、前記天壁部側から下方に向けて延びる振子部材が設けられ、
前記キャップ本体および前記振子部材のうちのいずれか一方に、軸受部が設けられるとともに、いずれか他方に、上下方向に交差する方向に延びるとともに、前記軸受部に回転可能に支持された回転軸が設けられ、
前記振子部材は、
前記天壁部側から下方に向けて延びる錘部と、
前記振り出し孔の下端開口を閉塞し、この振子部材の前記回転軸回りの回転移動に伴い、前記振り出し孔の下端開口を開放する閉塞部と、を備えている、振り出し容器。
【請求項2】
前記口部の上端開口縁に封止シールが貼着され、
前記天壁部は、前記封止シールより上方に位置し、
前記錘部に、上下方向および前記回転軸が延びる方向に交差する方向に突出して、前記封止シールの上面に支持され、前記振子部材の前記回転軸回りの回転移動を規制する規制突起が設けられている、請求項1に記載の振り出し容器。
【請求項3】
前記キャップ本体に、前記天壁部を開放可能に閉塞する蓋体がヒンジ部を介して連結され、
前記回転軸は、前記振り出し孔を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に設けられている、請求項1または2に記載の振り出し容器。
【請求項4】
前記天壁部の下面における前記振り出し孔の開口周縁部、および前記閉塞部は、径方向に沿って前記回転軸側から前記ヒンジ部側に向かうに従い下方に向けて延び、
前記錘部は、下方に向かうに従い、径方向に前記ヒンジ部から離れる向きに延びている、請求項3に記載の振り出し容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振り出し容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、粉体を振り出し孔から振り出す振り出し容器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平07-51477号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の振り出し容器では、粉体を振り出した後、振り出し容器をテーブル等に置いたときに、衝撃力によって不意に粉体が振り出し孔から飛散するおそれがあった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、粉体を振り出し孔から振り出した後、振り出し容器をテーブル等に置いたときに、粉体が振り出し孔から飛散するのを防ぐことができる振り出し容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の振り出し容器は、粉体が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着された有頂筒状のキャップ本体と、を備え、前記キャップ本体の天壁部に振り出し孔が形成され、前記キャップ本体に、前記天壁部側から下方に向けて延びる振子部材が設けられ、前記キャップ本体および前記振子部材のうちのいずれか一方に、軸受部が設けられるとともに、いずれか他方に、上下方向に交差する方向に延びるとともに、前記軸受部に回転可能に支持された回転軸が設けられ、前記振子部材は、前記天壁部側から下方に向けて延びる錘部と、前記振り出し孔の下端開口を閉塞し、この振子部材の前記回転軸回りの回転移動に伴い、前記振り出し孔の下端開口を開放する閉塞部と、を備えている。
【0007】
この発明によれば、キャップ本体の天壁部に、振子部材が設けられているので、振り出し孔が下方を向くように振り出し容器を振り出し姿勢にすると、振子部材が、錘部の自重により回転軸回りに回転することで、閉塞部が振り出し孔の下端開口を開放し、粉体が振り出し孔から振り出され、振り出し孔が上方を向くように振り出し容器を正立姿勢に戻すと、振子部材が、錘部の自重により回転軸回りに回転することで、閉塞部が振り出し孔の下端開口を閉塞する。
したがって、粉体を振り出し孔から振り出した後、振り出し容器を振り出し姿勢から正立姿勢に戻すと、他の操作を行わなくても自然に、振り出し孔の下端開口が閉塞部に閉塞されることとなり、振り出し容器をテーブル等に置いたときに、粉体が振り出し孔から飛散するのを防ぐことができる。
【0008】
前記口部の上端開口縁に封止シールが貼着され、前記天壁部は、前記封止シールより上方に位置し、前記錘部に、上下方向および前記回転軸が延びる方向に交差する方向に突出して、前記封止シールの上面に支持され、前記振子部材の前記回転軸回りの回転移動を規制する規制突起が設けられてもよい。
【0009】
この場合、錘部に、封止シールの上面に支持され、振子部材の回転軸回りの回転移動を規制する規制突起が設けられているので、振り出し容器の輸送時等に、振子部材が不意に回転軸回りに回転するのを規制することが可能になり、この回転に起因した異音、および破損等の発生を防ぐことができる。
【0010】
前記キャップ本体に、前記天壁部を開放可能に閉塞する蓋体がヒンジ部を介して連結され、前記回転軸は、前記振り出し孔を径方向に挟む前記ヒンジ部の反対側に設けられてもよい。
【0011】
この場合、回転軸が、振り出し孔を径方向に挟むヒンジ部の反対側に設けられているので、蓋体をヒンジ部回りに回転させて天壁部を開放した後に、振り出し容器を、回転軸が下方に位置し、かつヒンジ部が上方に位置するように傾けると、閉塞部が振り出し孔の下端開口を開放するように、振子部材が回転軸回りに回転し、粉体が振り出し孔から振り出されることとなる。したがって、粉体の振り出し時に、ヒンジ部が邪魔になることがなく、操作性を確保することができる。
【0012】
前記天壁部の下面における前記振り出し孔の開口周縁部、および前記閉塞部は、径方向に沿って前記回転軸側から前記ヒンジ部側に向かうに従い下方に向けて延び、前記錘部は、下方に向かうに従い、径方向に前記ヒンジ部から離れる向きに延びてもよい。
【0013】
この場合、閉塞部が、錘部の自重によって天壁部の下面における振り出し孔の開口周縁部に押し当てられることとなり、閉塞部により振り出し孔の下端開口を確実に閉塞することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、粉体を振り出し孔から振り出した後、振り出し容器をテーブル等に置いたときに、粉体が振り出し孔から飛散するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】一実施形態の振り出し容器の縦断面図である。
図2図1のII-II線矢視断面図である。
図3】一実施形態の振り出し容器の振り出し姿勢の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照し、一実施形態に係る振り出し容器1について説明する。
振り出し容器1は、図1に示されるように、粉体が収容される容器本体11と、容器本体11の口部11aに装着された有頂筒状のキャップ本体12と、を備えている。
【0017】
容器本体11は有底筒状に形成され、容器本体11およびキャップ本体12は、共通軸と同軸に配設されている。
以下、この共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿う口部11a側を上側、容器本体11の底部側を下側という。上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。
【0018】
口部11aの上端開口縁に封止シールSが剥離可能に貼着されている。口部11aの外周面に雄ねじ部が形成されている。
キャップ本体12は、口部11aに着脱可能に装着されている。
【0019】
キャップ本体12の周壁部は、上周壁12b、下周壁12a、および段部12cを備えている。下周壁12aの内周面に、口部11aの雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。段部12cは、口部11aの上端開口縁に載置されている。上周壁12bは、段部12cから上方に向けて延びている。上周壁12bの直径は、下周壁12aの直径より小さくなっている。なお、キャップ本体12は、口部11aにアンダーカット嵌合等されてもよい。
キャップ本体12の天壁部13は、封止シールSより上方に位置している。天壁部13に、粉体の振り出し孔13aが形成されている。振り出し孔13aは、天壁部13に複数形成されている。なお、振り出し孔13aは、天壁部13に1つ形成されてもよい。天壁部13の下面に、下方に向けて突出した突部13bが形成されており、振り出し孔13aは、この突部13bを上下方向に貫いている。
【0020】
キャップ本体12に、天壁部13を開放可能に閉塞する蓋体14がヒンジ部15を介して連結されている。蓋体14は有頂筒状に形成され、キャップ本体12のうち、下周壁12aを除く全体を閉塞している。
ここで、複数の振り出し孔13aは、上面視においてヒンジ部15が延びる左右方向に間隔をあけて設けられている。複数の振り出し孔13aは、キャップ本体12の天壁部13のうち、上面視において左右方向に直交する前後方向の中央部に設けられている。
以下、前後方向のうち、中心軸線Oに対してヒンジ部15が位置している側を後側といい、これとは反対側を前側という。
【0021】
そして、本実施形態では、キャップ本体12に、天壁部13側から下方に向けて延びる振子部材20が設けられている。
振子部材20は、回転軸21、錘部22、および閉塞部23を備えている。振子部材20は、樹脂材料で一体に形成されている。
【0022】
回転軸21は、上下方向に交差する左右方向に延び、キャップ本体12の天壁部13に形成された軸受部16に回転可能に支持されている。回転軸21における左右方向の両端部が、軸受部16に支持されている。回転軸21は、振り出し孔13aを径方向に挟むヒンジ部15の反対側に設けられている。すなわち、回転軸21は、振り出し孔13aより前側に位置している。回転軸21は、振り出し孔13aの下端開口より上方に位置している。振子部材20は、回転軸21回りに前後方向に揺動する。
ここで、軸受部16は、天壁部13における左右方向の両端部に設けられている。軸受部16は、天壁部13の下面から下方に向けて突出している。軸受部16の下面に、下方に向けて開口した軸受孔が形成されている。軸受孔に、回転軸21が回転可能に嵌合されている。
【0023】
錘部22は、回転軸21(天壁部13側)から下方に向けて延びている。なお、錘部22に、金属材料を取り付けてもよい。
錘部22は、回転軸21から下方に向けて延びる連結部22aと、連結部22aの下端部から下方に向けて突出した錘本体22bと、を備えている。錘本体22bの重量は、連結部22aの重量より大きくなっている。
【0024】
錘本体22bは、左右方向に延びる円柱状に形成されている。錘本体22bは、封止シールSの上面に当接、若しくは近接している。図2に示されるように、錘本体22bおよび回転軸21それぞれの左右方向の中央部は互いに一致している。錘本体22bの外径は、回転軸21および連結部22aの各外径より大きくなっている。連結部22aは、回転軸21および錘本体22bそれぞれの左右方向の中央部同士を互いに連結している。連結部22aは、錘本体22bの前後方向の中央部に連結されている。
【0025】
錘部22に、上下方向および左右方向に交差する方向に突出して、封止シールSの上面に支持され、振子部材20の回転軸21回りの回転移動を規制する規制突起24が設けられている。規制突起24は、錘本体22bから後方に突出している。規制突起24は、表裏面が左右方向を向く板状に形成されている。規制突起24は、錘本体22bの左右方向の中央部に設けられている。
規制突起24は、左右方向から見て、錘本体22bから後方に離れるに従い上下方向の大きさが小さくなる三角形状を呈する。この三角形状をなす3辺のうちの2辺は、左右方向から見て、錘本体22bに外接する接線をなし、この2辺のうち下方に位置する1辺は、全長にわたって封止シートSの上面に当接、若しくは近接している。
【0026】
閉塞部23は、振り出し孔13aの下端開口を閉塞し、この振子部材20の回転軸21回りの回転移動に伴い、振り出し孔13aの下端開口を開放する。
閉塞部23は、回転軸21から後方に向けて突出している。なお、閉塞部23は、連結部22aから後方に向けて突出してもよい。閉塞部23は、表裏面が上下方向を向く板状に形成されている。左右方向から見て、閉塞部23と連結部22aとが後側でなす角度は90°未満となっている。図2に示されるように、閉塞部23は、上面視で、錘部22を左右方向に挟む両側に各別に設けられている。
【0027】
閉塞部23、および天壁部13の下面における振り出し孔13aの開口周縁部は、径方向に沿って回転軸21側からヒンジ部15側に向かうに従い下方に向けて延びている。すなわち、閉塞部23の上面、および天壁部13の下面における振り出し孔13aの開口周縁部は、前方から後方に向かうに従い下方に向けて延びている。錘部22は、下方に向かうに従い、径方向にヒンジ部15から離れる向きに延びている。すなわち、錘部22は、下方に向かうに従い前方に向けて延びている。
図示の例では、天壁部13の下面における振り出し孔13aの開口周縁部は、天壁部13に形成された突部13bの下面となっている。
【0028】
次に、振り出し容器1の使用方法について説明する。
【0029】
まず、キャップ本体12を容器本体11の口部11aから離脱し、封止シールSを口部11aの上端開口縁から剥離して除去した後に、キャップ本体12を口部11aに装着する。
次に、図3に示されるように、蓋体14を開いた状態で、振り出し孔13aが下方を向くように振り出し容器1を振り出し姿勢にすると、振子部材20が、錘部22の自重により回転軸21回りに回転することで、閉塞部23が振り出し孔13aの下端開口を開放し、粉体が振り出し孔13aから振り出され、図1に示されるように、振り出し孔13aが上方を向くように振り出し容器1を正立姿勢に戻すと、振子部材20が、錘部22の自重により回転軸21回りに回転することで、閉塞部23が振り出し孔13aの下端開口を閉塞する。
【0030】
以上説明したように、本実施形態による振り出し容器1によれば、キャップ本体12の天壁部13に、振子部材20が設けられているので、粉体を振り出し孔13aから振り出した後、振り出し容器1を振り出し姿勢から正立姿勢に戻すと、他の操作を行わなくても自然に、振り出し孔13aの下端開口が閉塞部23に閉塞されることとなり、振り出し容器1をテーブル等に置いたときに、粉体が振り出し孔13aから飛散するのを防ぐことができる。
【0031】
錘部22に、封止シールSの上面に支持され、振子部材20の回転軸21回りの回転移動を規制する規制突起24が設けられているので、振り出し容器1の輸送時等に、振子部材20が不意に回転軸21回りに回転するのを規制することが可能になり、この回転に起因した異音、および破損等の発生を防ぐことができる。
【0032】
回転軸21が、振り出し孔13aを径方向に挟むヒンジ部15の反対側に設けられているので、蓋体14をヒンジ部15回りに回転させて天壁部13を開放した後に、図3に示されるように、振り出し容器1を、回転軸21が下方に位置し、かつヒンジ部15が上方に位置するように傾けると、閉塞部23が振り出し孔13aの下端開口を開放するように、振子部材20が回転軸21回りに回転し、粉体が振り出し孔13aから振り出されることとなる。したがって、粉体の振り出し時に、ヒンジ部15が邪魔になることがなく、操作性を確保することができる。
【0033】
図1に示されるように、閉塞部23、および天壁部13の下面における振り出し孔13aの開口周縁部が、径方向に沿って回転軸21側からヒンジ部15側に向かうに従い下方に向けて延び、錘部22が、下方に向かうに従い、径方向にヒンジ部15から離れる向きに延びている。
したがって、閉塞部23が、錘部22の自重によって天壁部13の下面における振り出し孔13aの開口周縁部に押し当てられることとなり、閉塞部23により振り出し孔13aの下端開口を確実に閉塞することができる。
【0034】
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0035】
例えば前記実施形態では、錘部22が、下方に向かうに従い前方に向けて延びているが、錘部22は、上下方向に真直ぐ延びてもよい。
閉塞部23の上面、および天壁部13の下面における振り出し孔13aの開口周縁部は、前後方向に真直ぐ延びてもよい。
錘部22に規制突起24を設けなくてもよい。
【0036】
前記実施形態では、回転軸21を振子部材20に設け、軸受部16をキャップ本体12に設けたが、回転軸21をキャップ本体12に設け、軸受部16を振子部材20に設けてもよい。
回転軸21、若しくは軸受部16を、キャップ本体12の周壁部に形成してもよい。
【0037】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0038】
1 振り出し容器
11 容器本体
11a 口部
12 キャップ本体
13 天壁部
13a 振り出し孔
14 蓋体
15 ヒンジ部
16 軸受部
20 振子部材
21 回転軸
22 錘部
23 閉塞部
24 規制突起
S 封止シール
図1
図2
図3