(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022102048
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】車載機および車両追跡システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/00 20060101AFI20220630BHJP
B60R 25/33 20130101ALI20220630BHJP
G08B 13/00 20060101ALI20220630BHJP
G16Y 10/40 20200101ALI20220630BHJP
G16Y 40/10 20200101ALI20220630BHJP
【FI】
G08G1/00 D
B60R25/33
G08B13/00 Z
G16Y10/40
G16Y40/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020216535
(22)【出願日】2020-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】000010098
【氏名又は名称】アルプスアルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099748
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 克志
(74)【代理人】
【識別番号】100103171
【弁理士】
【氏名又は名称】雨貝 正彦
(74)【代理人】
【識別番号】100105784
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 真司
(72)【発明者】
【氏名】藤島 大暉
【テーマコード(参考)】
5C084
5H181
【Fターム(参考)】
5C084AA04
5C084AA09
5C084CC31
5C084EE06
5C084FF02
5H181AA01
5H181BB04
5H181FF04
5H181FF07
5H181FF10
5H181FF13
5H181MB01
(57)【要約】
【課題】車載機の取り外しを検出できる「車載機および車両追跡システム」を提供する。
【解決手段】車載機1は、車載器の運動を検出するセンサモジュール13、センサモジュール13を用いて自車位置を算出する自律航法装置14、制御部16、移動通信装置12等を筐体100に収容した構成を備えている。筐体100の内部において、センサモジュール13を搭載した基板103と筐体100の下面を貫通した内部ボルト102によって、センサモジュール13は筐体100と、車体と一体化された固定フレーム301とに締結されており、筐体100を固定フレーム301から取り外すと、センサモジュール13の筐体100に対する固定も解除される。制御部16は、センサモジュール13の検出値の異常の発生を検出したならば、車載機1の取り外しの発生を、移動通信によりVTSサーバ2に通知する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車に搭載され、搭載された自動車の位置を移動通信によって外部に通知する車載機であって、
運動を検出するセンサと、
前記センサを用いた自律航法によって前記自動車の位置を算定する自律航法手段と、
前記移動通信を行う移動通信装置と、
当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知し、前記移動通信を介して外部に通知する検知手段と、
少なくとも前記センサを収容した、前記自動車の車体に固定される筐体と、
前記筐体が前記車体に固定されているときに前記センサを前記筐体に固定すると共に、前記筐体の前記車体に対する固定の解除の操作に連動して前記センサの前記筐体に対する固定を解除する連動固定解除機構とを有し、
前記検知手段は、前記自動車の走行によっては生じない運動として設定した所定の運動を検出したときに、当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知することを特徴とする車載機。
【請求項2】
自動車に搭載され、搭載された自動車の位置を移動通信によって外部に通知する車載機であって、
運動を検出するセンサと、
前記センサを用いた自律航法によって前記自動車の位置を算定する自律航法手段と、
衛星測位によって、前記自動車の位置を測位する衛星測位手段と、
前記移動通信を行う移動通信装置と、
当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知し、前記移動通信を介して外部に通知する検知手段と、
少なくとも前記センサを収容した、前記自動車の車体に固定される筐体と、
前記筐体が前記車体に固定されているときに前記センサを前記筐体に固定すると共に、前記筐体の前記車体に対する固定の解除の操作に連動して前記センサの前記筐体に対する固定を解除する連動固定解除機構とを有し、
前記検知手段は、前記自律航法手段が算定した前記自動車の位置と、前記衛星測位手段が測位した前記自動車の位置とが所定レベル以上乖離したときに、当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知することを特徴とする車載機。
【請求項3】
請求項1または2記載の車載機であって、
前記連動固定解除機構は、前記センサもしくは前記センサが搭載された部品と、前記筐体の前記車体への固定面を貫通し、前記センサを前記筐体に固定すると共に、前記筐体を前記車体に固定するボルトであることを特徴とする車載機。
【請求項4】
複数の自動車の各々に搭載された請求項1、2または3記載の車載機と、サーバとを備えた車両追跡システムであって、
各自動車に搭載された車載機は、当該自動車の位置を移動通信によって前記サーバに送信し、
各自動車に搭載された車載機の前記検知手段は、当該自動車からの前記車載機の取り外しを、前記移動通信を介して前記サーバに通知することを特徴とする車両追跡システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の位置を追跡管理する車両追跡システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両の位置を追跡管理する車両追跡システムとしては、各車に搭載された車載機と、各車の位置を追跡管理するサーバとを備え、車載機においてGPS受信機で衛星測位した自車位置を示す位置情報を移動通信網を介してサーバに送信し、サーバにおいて各車から送信された位置情報に基づいて、各車の位置を追跡管理する車両追跡システムが知られている(たとえば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020- 91511号公報
【特許文献2】特開2011-221671号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した各車に搭載された車載機と、各車の位置を追跡管理するサーバとを備えた車両追跡システムの実際の運用においては、各車の車載機が盗難されたり、ドライバが位置を追跡管理されることを嫌がって勝手に車載機を車両から取り外してしまったり、取り外したことを隠蔽するために取り外した車載機を他の車両に搭載してしまうことがある。
【0005】
そこで、本発明は、各車に搭載されて自車の位置を測位する車載機と、車載機から各車の位置を収集して追跡管理するサーバとを備えた車両追跡システムにおいて、車載機の取り外しを検出することを課題とする
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題達成のために、本発明は、自動車に搭載され、搭載された自動車の位置を移動通信によって外部に通知する車載機でに、運動を検出するセンサと、前記センサを用いた自律航法によって前記自動車の位置を算定する自律航法手段と、前記移動通信を行う移動通信装置と、当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知し、前記移動通信を介して外部に通知する検知手段と、少なくとも前記センサを収容した、前記自動車の車体に固定される筐体と、前記筐体が前記車体に固定されているときに前記センサを前記筐体に固定すると共に、前記筐体の前記車体に対する固定の解除の操作に連動して前記センサの前記筐体に対する固定を解除する連動固定解除機構とを備えたものである。ここで、前記検知手段は、前記自動車の走行によっては生じない運動として設定した所定の運動を検出したときに、当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知する。
【0007】
また、本発明は、前記課題達成のために、自動車に搭載され、搭載された自動車の位置を移動通信によって外部に通知する車載機に、運動を検出するセンサと、前記センサを用いた自律航法によって前記自動車の位置を算定する自律航法手段と、衛星測位によって、前記自動車の位置を測位する衛星測位手段と、前記移動通信を行う移動通信装置と、当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知し、前記移動通信を介して外部に通知する検知手段と、少なくとも前記センサを収容した、前記自動車の車体に固定される筐体と、前記筐体が前記車体に固定されているときに前記センサを前記筐体に固定すると共に、前記筐体の前記車体に対する固定の解除の操作に連動して前記センサの前記筐体に対する固定を解除する連動固定解除機構とを備えたものである。ここで、前記検知手段は、前記自律航法手段が算定した前記自動車の位置と、前記衛星測位手段が測位した前記自動車の位置とが所定レベル以上乖離したときに、当該車載機の前記自動車からの取り外しを検知する。
【0008】
ここで、以上の車載機において、前記連動固定解除機構は、前記センサもしくは前記センサが搭載された部品と、前記筐体の前記車体への固定面を貫通し、前記センサを前記筐体に固定すると共に、前記筐体を前記車体に固定するボルトとしてよい。
【0009】
また、併せて、本発明は、以上の車載機と、サーバとを備えた車両追跡システムも提供する。ここで、各自動車に搭載された車載機は、当該自動車の位置を移動通信によって前記サーバに送信し、各自動車に搭載された車載機の前記検知手段は、当該自動車からの前記車載機の取り外しを、前記移動通信を介して前記サーバに通知する。
【0010】
以上のような車載機や車両追跡システムによれば、車載機の筐体の自動車に対する固定を解除する際に自律航法用に備えたセンサの筐体に対する固定も解除される。そして、センサの筐体に対する固定が解除されると、センサが異常な検出値を検出するようになることを利用して車載機の自動車からの取り外しを検知する。したがって、車載機の自動車からの取り外し検知専用の特段の手段を備えることなく、車載機の自動車からの取り外しを自律航法用に備えたセンサを用いて正しく検知することができる。
【発明の効果】
【0011】
以上のように、本発明によれば、各車に搭載されて自車の位置を測位する車載機と、車載機から各車の位置を収集して追跡管理するサーバとを備えた車両追跡システムにおいて、車載機の取り外しを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る車両追跡システムを示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る車載機の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る車載機の構造を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る車載機の他の構造の例を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る車載機の動作例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両追跡システム(VTS: Vehicle Tracking System)は、各車両に搭載された車載機1と、VTSサーバ2を含んで構成される。
各車の車載機1は、測位衛星3を利用して自車の位置を衛星測位する機能を備えていると共に、移動通信網4を介してVTSサーバ2と通信する機能を備えている。
図2に、このような車載機1の構成を示す。
図示するように、車載機1は、測位衛星3を利用して自車の位置を衛星測位するGNSS受信機11、移動通信網4を介した通信を行う移動通信装置12、センサモジュール13、自律航法装置14、有線通信もしくは無線通信で外部と通信を行う外部インタフェース15、制御部16を備えている。
【0014】
センサモジュール13は、自動車の運動の状態などの各種状態を検出する、ジャイロセンサや加速度センサや方位センサや気圧センサなどのセンサを一体化したデバイスである。ここで、車載機1は、メータクラスタのメータパネルの後ろの空間やダッシュボード等の位置において、ボルト等によって自動車に固定されている。また、車載機1を自動車に固定した際に、センサモジュール13の各センサは、オペレータによって、自動車の状態を表す正しい計測値を出力するように、外部インタフェース15を介してキャリブレーションされている。
【0015】
次に、自律航法装置14は、センサモジュール13の各センサで検出した自動車の各状態から、自律航法によって自車の位置を算定する。ここで、自律航法装置14が算出する自車の位置は、GNSS受信機11で良好に衛星測位が行えているときに衛星測位した自車の位置を参照して校正される。
【0016】
制御部16は、GNSS受信機11で良好に衛星測位が行えているときには、GNSS受信機11で衛星測位した自車の位置を、移動通信装置12を用いて移動通信によりVTSサーバ2に送信し、GNSS受信機11で良好に衛星測位が行えていないときには、自律航法装置14が算定した自車の位置を、移動通信装置12を用いて移動通信によりVTSサーバ2に送信する。
【0017】
そして、VTSサーバ2は、各車の車載機1から受信した各車の位置を追跡管理する。
次に、
図3aに自動車に固定した状態の車載機1の外観を、
図3b1に
図3aに点線SLで示した断面による車載機1の断面構造を示す。
図示するように、車載機1は、
図2に示した車載機1の各構成要素を収容した筐体100を有し、筐体100の自動車の車体に対する固定を解除する際に、センサモジュール13の筐体100に対する固定も解除される構造を備えている。
【0018】
すなわち、車載機1は筐体100の下部に設けたフランジを貫通する外部ボルト101と、筐体100内部の内部ボルト102とを、自動車の車体または車体に固定した固定金具である固定フレーム301にねじ込むことにより、車載機1は車体に対して固定されている。
【0019】
内部ボルト102は、筐体100の内部において、センサモジュール13を搭載した基板103と筐体100の下面を貫通して、固定フレーム301にねじ込まれており、内部ボルト102によって、センサモジュール13は筐体100と固定フレーム301に対して固定されている。
【0020】
したがって、
図3b2に示すように、筐体100を車体から取り外すために内部ボルト102を外すと、センサモジュール13の筐体100に対する固定も解除され、センサモジュール13は筐体100の内部で外力に応じて移動可能となる。
【0021】
なお、内部ボルト102は、
図3b1に示すように、筐体100の上面の孔を塞ぐキャップ104を取り外すことにより、筐体100の外部からアクセスすることができる。
ここで、
図3a、b1に示した内部ボルト102を用いた構造は一例であり、筐体100の自動車の車体に対する固定を解除する際にセンサモジュール13の筐体100に対する固定も解除される構造としては、その他の構造を用いるようにしてもよい。
【0022】
すなわち、たとえば、
図4aに示す構造や、
図4b1に示す構造等の他の構造を用いるようにしてもよい。
ここで、
図4aの構造は、センサモジュール13を固定した部材105を筐体100の外部のフランジ上まで延長し外部ボルト101で筐体100と固定フレーム301に固定したものであり、筐体100を車体から取り外すために外部ボルト101を外すと、センサモジュール13の筐体100に対する固定も解除され、センサモジュール13は筐体100の内部で移動可能となる。
【0023】
また、
図4b1に示す構造は、センサモジュール13を固定した部材106を、筐体100の外部の外部ボルト101の頭部を覆う位置まで延長し、筐体100の内部において部材106に固定した楔状のアンカー1061を、筐体100に固定したソケット1001に圧入して固定することにより、センサモジュール13を筐体100に固定したものである。
【0024】
このような構造によれば、
図4b2に示すように、筐体100を固定フレーム301から取り外すために、外部ボルト101の頭部を露出させようと部材106を筐体100に押し込むと、アンカー1061がソケット1001から外れ、センサモジュール13の筐体100に対する固定が解除され、センサモジュール13は筐体100の内部で移動可能となる。また、この際に、アンカー1061が変形や破壊されるようにアンカー1061を形成しておくことにより、部品交換等の修理なしでのセンサモジュール13の筐体100への再固定することを不能とすることもできる。
【0025】
次に、
図2に戻り、制御部16は、車載機1の車体からの取り外しを監視する監視処理を行う。
監視処理において、制御部16は、車載機1の車体からの取り外し(筐体100の固定フレーム301からの取り外し)によってセンサモジュール13が筐体100内部で移動可能となったことに伴う自律航法装置14が算出する自車の位置の異常の発生や、センサモジュール13の各センサの検出値の異常の発生を監視し、異常を検出したならば、車載機1の取り外しの発生を検知し、移動通信装置12を用いて移動通信によりVTSサーバ2に車載機1の取り外しの発生を通知する処理を行う。
【0026】
監視処理において発生を監視する、自律航法装置14が算出する自車の位置の異常としては、たとえば、GNSS受信機11で衛星測位した自車の位置に対する、自律航法装置14が算出した自車の位置の乖離を検出する。
【0027】
衛星測位が良好に行えているときには、
図5a1に示すように、黒丸で示すGNSS受信機11で衛星測位した自車の位置と、白丸で示す自律航法装置14が算出した自車の位置とはほぼ同様の位置となるが、筐体100内で移動可能となったセンサモジュール13が取り外しの際に加わる重力等の外力や、その後に加わる外力によって筐体100内部で移動すると、当該移動や、当該移動によるセンサモジュール13の各センサのキャリブレーションの無効化によって、センサモジュール13の各センサの検出値は自動車の動きを正しく表すものではなくなり、
図5a2に示すように、自律航法装置14で算出される自車の位置が、GNSS受信機11で衛星測位した自車の位置から乖離したものとなる。なお、このような乖離は、取り外された車載機1が他の自動車に乗せ替えられた場合にもキャリブレーションが無効化されていること等により同様に発生し続ける。
【0028】
したがって、このような乖離を検出することにより、車載機1の取り外しの発生を検出することができる。
また、監視処理において発生を監視する、センサモジュール13の各センサの検出値の異常としては、通常の自動車の走行によっては生じない動きを表すセンサの検出値を監視する。
【0029】
すなわち、たとえば、
図5b1に示すような自動車のおおよそ真横方向のみへの移動や、
図5b2に示す自動車のおおよそ真上真下方向のみへの動きの繰り返しや、ヨー角、ロー角、ピッチ角についての自動車が走行によって行うことが不可能な回転運動等を示すセンサの検出値をセンサの検出値の異常として検出する。
【0030】
筐体100内で移動可能となったセンサモジュール13が取り外しの際に加わる外力や、その後に加わる外力によって筐体100内部で移動すると、当該移動や、当該移動によるセンサモジュール13の各センサのキャリブレーションの無効化によって、車載機1が自動車に固定されている状態では表れない、通常の自動車の走行によっては生じない動きを表す検出値がセンサモジュール13のセンサによって検出される。
【0031】
したがって、このような自動車の動きとは見なせない異常な動きを表すセンサの検出値を検出することにより、車載機1の取り外しの発生を検出することができる。
次に、
図1に戻り、車載機1の制御部16から移動通信を介して車載機1の取り外しの発生の通知を受けたVTSサーバ2は、VTSサーバ2の運用者に車載機1の取り外しの発生と、取り外しが発生した車載機1の搭載車両や当該搭載車両のドライバなどの、当該車載機1に関する情報を報告する。
【0032】
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように本実施形態によれば、車載機1に自律航法用に備えるセンサモジュール13を用いて、車載機1の自動車の車体からの取り外しを正しく検知することができる。
【符号の説明】
【0033】
1…車載機、2…VTSサーバ、3…測位衛星、4…移動通信網、11…GNSS受信機、12…移動通信装置、13…センサモジュール、14…自律航法装置、15…外部インタフェース、16…制御部、100…筐体、101…外部ボルト、102…内部ボルト、103…基板、104…キャップ、301…固定フレーム。