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特開2022-102133作成支援装置、作成支援方法、記録媒体、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022102133
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】作成支援装置、作成支援方法、記録媒体、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/186 20200101AFI20220630BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20220630BHJP
   G06F 3/048 20220101ALI20220630BHJP
【FI】
G06F40/186
G06Q50/10
G06F3/048
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020216685
(22)【出願日】2020-12-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-03-29
(71)【出願人】
【識別番号】598138327
【氏名又は名称】株式会社ドワンゴ
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】丹羽 一臣
(72)【発明者】
【氏名】小嶋 尚
【テーマコード(参考)】
5B109
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5B109ND02
5E555AA09
5E555BA02
5E555BA46
5E555BA78
5E555BA82
5E555BB02
5E555BC18
5E555BC19
5E555BD01
5E555DB42
5E555DB49
5E555EA19
5E555EA27
5E555FA00
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】意図にあった企画書の作成を支援する。
【解決手段】企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援システムである。作成支援システムは、クリエータそれぞれがSNSサービス30に発信する発信内容からクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する抽出サーバ20と、企画書を作成するために用意したテンプレートに記載されたキーワードとタグとを比較して、テンプレートの情報に近いタグが付与されたクリエータを選択するマッチング部12と、テンプレートとマッチング部12が選択したクリエータを用いて企画書を作成する作成部13を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の候補から目的物に適した候補を選択して目的物の作成を支援する作成支援装置であって、
前記複数の候補それぞれが発信する発信情報から前記複数の候補それぞれの特徴データを抽出する抽出部と、
前記目的物を作成するために用意したテンプレートに記載された情報と前記特徴データとを比較して、前記テンプレートに記載された情報に近い前記特徴データに対応する候補を選択する選択部と、
前記テンプレートと選択した前記候補とを用いて前記目的物を作成する作成部を備える
作成支援装置。
【請求項2】
請求項1に記載の作成支援装置であって、
前記抽出部は、前記発信情報と前記発信情報を表す特徴データとを教師データとして機械学習した抽出モデルを用いて、前記複数の候補それぞれが発信する発信情報を前記抽出モデルに入力して前記複数の候補それぞれの特徴データを抽出する
作成支援装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の作成支援装置であって、
前記抽出部は、前記発信情報として前記複数の候補それぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を用いて前記特徴データを抽出する
作成支援装置。
【請求項4】
請求項3に記載の作成支援装置であって、
前記抽出部は、前記複数の候補それぞれのソーシャルネットワークサービスのフォロワーの情報を用いて前記特徴データを抽出する
作成支援装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の作成支援装置であって、
前記選択部は、前記テンプレートに記載されたキーワードと前記特徴データとの意味的な距離を求め、求めた距離に基づいて候補を選択する
作成支援装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の作成支援装置であって、
前記目的物は放送コンテンツの企画書であり、
前記テンプレートは時間帯ごとの企画内容を含み、
前記選択部は、前記時間帯ごとに当該時間帯の企画内容に近い特徴データに対応する候補を選択する
作成支援装置。
【請求項7】
請求項1ないし5のいずれかに記載の作成支援装置であって、
前記複数の候補は、クラウドファンディングサービスに登録されたプロジェクトであり、
前記目的物は、複数のプロジェクトを合わせた新たなプロジェクトの企画書であり、
前記選択部は、指定のプロジェクトを前記テンプレートとして用い、前記指定のプロジェクトに近いプロジェクトを選択する
作成支援装置。
【請求項8】
複数の候補から目的物に適した候補を選択して目的物の作成を支援する作成支援方法であって、
コンピュータが、
前記複数の候補それぞれが発信する発信情報から前記複数の候補それぞれの特徴データを抽出し、
前記目的物を作成するために用意したテンプレートに記載された情報と前記特徴データとを比較して、前記テンプレートに記載された情報に近い前記特徴データに対応する候補を選択し、
前記テンプレートと選択した前記候補とを用いて前記目的物を作成する
作成支援方法。
【請求項9】
複数の候補から目的物に適した候補を選択して目的物の作成を支援する作成支援装置としてコンピュータを動作させるプログラムを読み取り可能に記録した記録媒体であって、
前記複数の候補それぞれが発信する発信情報から前記複数の候補それぞれの特徴データを抽出する処理と、
前記目的物を作成するために用意したテンプレートに記載された情報と前記特徴データとを比較して、前記テンプレートに記載された情報に近い前記特徴データに対応する候補を選択する処理と、
前記テンプレートと選択した前記候補とを用いて前記目的物を作成する処理をコンピュータに実行させるプログラムを読み取り可能に記録した記録媒体。
【請求項10】
複数の候補から目的物に適した候補を選択して目的物の作成を支援する作成支援装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、
前記複数の候補それぞれが発信する発信情報から前記複数の候補それぞれの特徴データを抽出する処理と、
前記目的物を作成するために用意したテンプレートに記載された情報と前記特徴データとを比較して、前記テンプレートに記載された情報に近い前記特徴データに対応する候補を選択する処理と、
前記テンプレートと選択した前記候補とを用いて前記目的物を作成する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作成支援装置、作成支援方法、記録媒体、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツの制作(出版、放送等)は、クリエータと編集者との共同作業で進められてきた。具体的には、編集者はクリエータの指向、特性を把握し、市場やファンの欲求を受け止めて、適切なアドバイスをクリエータに行い、市場やファンが求めるコンテンツを提供していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-113487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
出版社、コンテンツ配信業者など、イベント、放送、コンテンツをプロデュースする側は、自分が意図するイベント等に最適なクリエータが誰であるのか、どこにいるのかを全て把握できてはいない。また、インターネットの普及により誰でも情報を発信することができ、新たなクリエータが次々と出現している。そのため、編集者の存在価値および重要性は高まっている。
【0005】
現在、クリエータはソーシャルネットワークサービス(SNS)および動画配信などで直接フォロワーへ発信するようになっている。しかしながら、編集者が、クリエータがSNSなどで発信する全ての内容を把握することは現実には難しいという問題があった。クリエータの指向、特性を最も把握できているのは各クリエータのフォロワーであるというのが現状である。
【0006】
特許文献1には、電子書籍の作者とアニメ漫画系クリエータとを結びつけるマッチングシステムが開示されている。特許文献1は、アニメ漫画系クリエータのサンプル画像を含む作家情報をデータベースに保持するものであり、クリエータが発信する情報をフォローして作家情報を更新する仕組みはない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、意図にあった企画書の作成を支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の作成支援装置は、複数の候補から目的物に適した候補を選択して目的物の作成を支援する作成支援装置であって、前記複数の候補それぞれが発信する発信情報から前記複数の候補それぞれの特徴データを抽出する抽出部と、前記目的物を作成するために用意したテンプレートに記載された情報と前記特徴データとを比較して、前記テンプレートに記載された情報に近い前記特徴データに対応する候補を選択する選択部と、前記テンプレートと選択した前記候補とを用いて前記目的物を作成する作成部を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、意図にあった企画書の作成を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本実施形態の作成支援システムの全体構成の一例を示す図である。
図2図2は、本実施形態の作成支援装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3図3は、抽出サーバによる抽出モデルの生成の一例を示す図である。
図4図4は、クリエータとタグの情報の一例を示す図である。
図5図5は、企画書のテンプレートの一例を示す図である。
図6図6は、放送コンテンツの企画のテンプレートの一例を示す図である。
図7図7は、作成支援装置が作成した企画書の一例を示す図である。
図8図8は、作成支援システムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[作成支援システムの構成]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0012】
図1は、本実施形態の作成支援システムの全体構成の一例を示す図である。本実施形態の作成支援システムは、作成支援装置10と抽出サーバ20を備えて、企画書の作成を支援するシステムである。
【0013】
クリエータは、日常的に、端末50からSNSサービス30にテキスト、画像、音楽、および動画を投稿し、フォロワーに対して発信しているものとする。フォロワーとは、SNSサービス30においてクリエータの発信を受信できるように登録した人であり、クリエータのファン、クリエータに注目している人、クリエータが気になる人などがフォロワーとなることが多い。
【0014】
抽出サーバ20は、クリエータのSNSサービス30での発信内容に基づき、クリエータにタグを付与する。タグとは、クリエータの属性、特徴、興味対象、または得意分野などを表す付随的な情報である。例えば、あるクリエータがSNSサービス30に投稿する内容に犬に関することが多く含まれている場合、そのクリエータには「犬好き」とタグが付与される。クリエータに付与されるタグは1つに限らず、多数のタグが付与される。クリエータを表す情報だけでなく、クリエータのフォロワー群を表す情報をタグとしてクリエータに付与してもよい。例えば、クリエータの発信した内容に対してコメントを返したフォロワーの多くが10代の男性の場合、クリエータには「10代男性」または「10代男性に人気」とタグが付与される。
【0015】
作成支援装置10は、クリエータに付与されたタグと企画書のテンプレートを入力し、企画に適したクリエータを抽出して、企画書の作成を支援する。
【0016】
次に、図2を参照し、作成支援装置10の構成について説明する。図2に示す作成支援装置10は、取得部11、マッチング部12、および作成部13を備える。作成支援装置10が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは作成支援装置10が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。作成支援装置10をクラウド上の仮想サーバで構成してもよいし、パーソナルコンピュータや携帯端末などの計算機端末で構成してもよい。
【0017】
取得部11は、抽出サーバ20からクリエータの情報とクリエータに付与されたタグを取得する。抽出サーバ20は、SNSサービス30から取得したクリエータの発信内容からクリエータに付与するタグを抽出して取得部11へ送信する。抽出サーバ20は、機械学習を用いて作成した、クリエータの発信内容とタグとの間の関係性を表す抽出モデルを用いてタグを抽出してもよい。取得部11が抽出サーバ20の機能を備えてもよい。
【0018】
マッチング部12は、企画内容を記載したテンプレートを入力し、テンプレートの情報とタグとを比較して、テンプレートに近いタグが付与されたクリエータを抽出する。テンプレート内に企画に関連するキーワードを記載してもよい。マッチング部12は、キーワードとタグとの間の意味的な距離を数値化し、求めた距離が近いタグが付与されたクリエータを抽出する。例えば、テンプレートに「ペット」のキーワードが記載されている場合、「ペット」のタグが付与されたクリエータだけでなく、「犬」や「猫」などのキーワードの「ペット」に意味的に近いタグが付与されているクリエータも抽出される。キーワードとタグとの間の距離の算出には自然言語処理で用いられている技術を利用できる。
【0019】
テンプレートに複数のキーワードが記載されている場合、マッチング部12は、キーワードの全てについて近いタグが付与されたクリエータを抽出してもよいし、キーワードのいくつかについて近いタグが付与されたクリエータを抽出してもよい。マッチング部12は、クリエータごとに、付与されたタグのそれぞれについてキーワードとの近さを示す数値を求め、求めた数値を合計してクリエータのスコアを算出し、スコアの高いクリエータを抽出してもよい。
【0020】
マッチング部12は、テンプレートに記載された企画内容を表す文を形態素解析してキーワードを作成してもよい。
【0021】
作成部13は、テンプレートと抽出したクリエータの情報とから企画書を作成する。例えば、テンプレート内の所定の箇所にクリエータの情報を記載する。
【0022】
[抽出モデルの生成]
図3は、抽出サーバ20による抽出モデルの生成の一例を示す図である。抽出サーバ20は、クリエータの発信内容とそのクリエータに付与されたタグ(正解データ)とを訓練データとして入力し、機械学習により抽出モデルを生成する。抽出モデルにSNSサービス30でのクリエータの発信内容を入力するとクリエータに付与するタグが出力される。抽出サーバ20は、クリエータのフォロワー群の情報とフォロワー群を表すタグとを訓練データとして入力してもよい。これにより、クリエータをフォローする人の特徴をクリエータのタグとして付与できる。
【0023】
抽出サーバ20は、定期的にSNSサービス30からクリエータの発信内容を取得し、クリエータの発言内容を抽出モデルに入力してクリエータにタグを付与する。例えば、テキストおよび写真を投稿できるSNSサービス30では、クリエータの投稿したテキストおよび写真を抽出モデルに入力してクリエータに付与するタグを得る。動画を投稿したり、ライブ配信を行えたりするSNSサービス30では、映像から文字起こしを行って取得したテキスト、映像のスクリーンショット、および映像そのものを抽出モデルに入力してクリエータに付与するタグを得る。クリエータのフォロワーの情報あるいはクリエータの発言に返信したフォロワーの情報を抽出モデルに入力してクリエータに付与するタグを得てもよい。フォロワーの情報としては、SNSサービス30でのフォロワーのプロフィールまたはフォロワーの発信内容を利用できる。抽出モデルに異なる複数のSNSサービス30でのクリエータの発信内容を入力してもよい。SNSサービス30ごとに特色があるので、異なるSNSサービス30での発信内容を入力することで、クリエータの様々な一面を反映したタグを付与できる。
【0024】
抽出サーバ20は、作成支援装置10の求めに応じてクリエータとタグの情報を返信する。図4にクリエータとタグの情報の一例を示す。図4に示すように、クリエータに付与されるタグは1つに限らない。
【0025】
[企画書のテンプレート]
次に、企画書のテンプレートの例について説明する。
【0026】
図5は、企画書のテンプレートの一例を示す図である。同図に示すテンプレートは、企画を簡潔に説明した概要と、企画の構成要素である「いつ」、「どこで」、「だれが」、「なにを」、「どのように」の5項目を備える。概要は、企画の意図や魅力が伝わるように、企画を簡潔に説明したものである。「いつ」は開催日時の情報を示し、「どこで」は開催場所または開催メディア(例えば利用する動画サイト)の情報を示し、「だれが」は参加クリエータの情報を示し、「なにを」は企画の内容(例えば企画で行われること)を示し、「どのように」は企画の規模、予算、想定視聴者数などの情報を示す。5項目のうち「だれが」の項目が空欄となっている。「だれが」の項目に、参加して欲しいクリエータの特徴を示すキーワードを記載してもよい。
【0027】
作成支援装置10は、図5のテンプレートを入力すると、テンプレートの概要に記載した内容からキーワードを抽出する。企画の構成要素の各項目からキーワードを抽出してもよい。例えば、企画者がペットを連れて入店可能なスイーツの店に関するコンテンツを企画するとき、テンプレートに「ペット」「スイーツ」などのキーワードを記載しておく。
【0028】
作成支援装置10は、クリエータごとに、キーワードとクリエータに付与されたタグとの間の距離を求め、求めた距離を合計する。例えば、「ペット」に意味的な距離の近いタグ「犬を飼っている」や「スイーツ」に意味的に距離の近いタグ「甘党」が付与されたクリエータは合計値が高くなる。作成支援装置10は、合計値が高いクリエータをテンプレートの「だれが」の項目に記載して企画書を作成する。作成支援装置10は、「だれが」の項目に複数のクリエータを記載しておき、企画の提案者がクリエータを選択してもよい。また、作成支援装置10は、選択したクリエータに応じた開催メディアを決めて、テンプレートの「どこで」の項目に記載してもよい。例えば、作成支援装置10は、選択したクリエータのフォロワー数が多い動画サイトでコンテンツを配信すると決めて、その動画サイトをテンプレートに当てはめて企画書を作成する。
【0029】
図6は、ネットワークを介して配信される放送コンテンツの企画のテンプレートの一例を示す図である。同図に示すテンプレートは、放送コンテンツのタイムラインと、タイムラインごとに望ましいクリエータの情報を記載している。望ましいクリエータの情報には、該当時間帯での企画内容を記載しておく。望ましいクリエータの情報に望ましいクリエータを表すキーワードを記載してもよい。
【0030】
作成支援装置10は、図6のテンプレートを入力すると、時間帯ごとに望ましいクリエータの情報からキーワードを抽出する。作成支援装置10は、時間帯ごと、クリエータごとに、キーワードとクリエータに付与されたタグとの間の距離を求め、求めた距離を合計する。作成支援装置10は、合計値が高いクリエータをその時間帯に適したクリエータとして記載した企画書を作成する。図7に、図6のテンプレートから作成支援装置10が作成した企画書の一例を示す。
【0031】
なお、ここで説明したテンプレートは一例であり、これに限定するものではない。
【0032】
また、企画内容や目的物に応じて適切なテンプレートを用意し、テンプレートから目的物が生成できるように作成部13を構成してもよい。
【0033】
[作成支援システムの動作]
次に、図8のフローチャートを参照し、作成支援システムの処理の流れについて説明する。
【0034】
ステップS11にて、抽出サーバ20は、SNSサービス30からクリエータの発信内容を収集し、クリエータに付与するタグを抽出する。なお、ステップS11の処理は定期的に行ってもよいし、作成支援装置10で企画書を作成するときに行ってもよい。抽出サーバ20は、クリエータごとに、複数のSNSサービス30ごとのアカウント情報を保持しておき、複数のSNSサービス30からクリエータの発信内容を収集してもよい。
【0035】
ステップS12にて、作成支援装置10は、テンプレートを入力するとともに、抽出サーバ20からクリエータとクリエータに付与されたタグを取得し、テンプレートの情報とクリエータのタグとを比較して、テンプレートに適したクリエータを選択する。
【0036】
ステップS13にて、作成支援装置10は、テンプレートとステップS12で選択したクリエータとを用いて、企画書を作成する。
【0037】
[クラウドファンディングへの適用]
次に、本実施形態の作成支援システムをクラウドファンディングに応用する実施例について説明する。クラウドファンディングとは、インターネットを介してプロジェクトに賛同する不特定多数の人から少額の資金を募る仕組みである。
【0038】
現在、クラウドファンディングサービスは多く存在し、誰もが起案者となり、様々な種類のプロジェクトに対して支援を募ることができる。クラウドファンディングサービスでは多数のプロジェクトについて支援が募られている。これらの様々なプロジェクトの中には、類似点があって、合同で進めることでより良い結果が得られるものが含まれていると考えられる。本実施形態の作成支援システムを利用することで、合同で進めることでより良い結果が得られると思われるプロジェクトをまとめた新たなプロジェクトの作成を支援できる。例えば、本実施形態の作成支援システムを利用し、新宿でライブを開催したいプロジェクトと渋谷でライブを開催したいプロジェクトをまとめた企画を提案する。以下、本実施形態の作成支援システムを利用した具体例について説明する。
【0039】
抽出サーバ20は、クラウドファンディングサービスからプロジェクトごとにプロジェクトに付与するタグを抽出する。タグの抽出には、プロジェクトの説明文を用いてもよいし、プロジェクトの起案者のプロフィールを用いてもよい。
【0040】
起案者は、クラウドファンディングサービスに登録した自身のプロジェクトを指定し、そのプロジェクトの情報をテンプレートとして作成支援装置10に入力する。クラウドファンディングサービスにプロジェクトを登録した際に入力した情報をテンプレートとして用いてもよい。
【0041】
作成支援装置10は、テンプレートとプロジェクトのタグとを比較して、テンプレートに近いプロジェクトを選択し、起案者のプロジェクトと選択したプロジェクトとを合わせた新たなプロジェクトの企画書を作成する。
【0042】
起案者は、新たなプロジェクトの企画書を作成支援装置10の選択したプロジェクトの起案者へ送信し、プロジェクトを合同で進めることを提案する。
【0043】
なお、クラウドファンディングサービスが作成支援システムの機能を備えて、クラウドファンディングサービスに登録されたプロジェクトの一つをテンプレートとして用い、そのプロジェクトに近いプロジェクトを抽出して新たなプロジェクトの企画書を作成し、これらのプロジェクトの起案者に対して企画書を送信し、プロジェクトを合同で進めることを提案してもよい。また、クラウドファンディングサービスは、新たなプロジェクトが登録される際に、登録予定の新たなプロジェクトの情報をテンプレートとして用い、新たなプロジェクトに近い既に登録済のプロジェクトを抽出し、これらのプロジェクトの起案者に対してプロジェクトを合同で進めることを提案してもよい。
【0044】
[変形例]
上記各実施例、実施態様では、クリエータやクラウドファンディングなど選択候補のタグ情報を用いて、最適な企画書あるいは最適な他のクラウドファウンディングとのマッチングをシステムが行う例について説明した。本発明の実施に当たり、上記のタグ情報に限らず、クリエータやクラウドファンディングなどの選択候補が有する、あるいは選択候補に付された様々な情報(以下、タグ情報も含めて「特徴データ」と呼ぶ)をマッチングに用いることも可能であり、いずれの実施も本発明に包含される。
【0045】
特徴データとして、例えば、クリエータやクラウドファンディングの関係者がSNS等で発信するメッセージに付されたハッシュタグ(「#」)、クリエータやクラウドファウンディングが属する作品分野、事業分野、あるいは居住する地域、イベントが開催される地域、クリエータやクラウドファンディングの関係者の年齢層、職業あるいは作品の履歴(キャリア)、クリエータやクラウドファンディングの関係者がSNS等で発信するメッセージに頻繁に登場する単語やフレーズ、クリエータやクラウドファンディングの関係者が自ら宣言をしたり他から付与されたりしたスローガン、ポリシー、志向などの言語情報、SNS等で発信される写真・動画・ライブ配信、クリエータやクラウドファンディングの売り上げ規模、売り上げ予想、売り上げ実績、発行部数、募金実績額や募金の目標額などの金銭的な情報、あるいはクリエータを応援する他のクリエータ、出版社、企業、有名人、自治体、またはフォロワー数などの情報、クラウドファウンディングに募金を行っていたり支援を行っている他のクラウドファウンディングや出版社、企業、有名人、または自治体などの情報などでもよい。
【0046】
クリエータ候補から企画書にふさわしい候補を選択する場合に、あるクリエータが過去に採用された企画書そのものを特徴データとして、今回の企画書との親和性を判断してもよい。
【0047】
クラウドファンディング同士のペアリングにおいて、双方のクラウドファウンディングへ共通して募金をしている人の有無や人数を特徴データとして用いてもよい。さらに、クラウドファウンディング同士のペアリングに際しては、それぞれのクラウドファウンディングの企画書、主意書等を特徴データとして、親和性を判断してもよい。
【0048】
あるいは、SNS等に貼られた画像情報を解析することで得られる情報を特徴データとして用いてもよい。例えば、森や芝生の写真が多い場合には緑色をコーポレートカラーにしている企業との親和性がよく、また、言語的に緑色と想像される分野、例えば法律や安寧などとの親和性がよい点などを、システムが判断することも考えられる。
【0049】
クリエータやクラウドファンディングの発信内容そのものを特徴データとして用いてテンプレートとの間の距離を求めてもよいし、発信内容のベクトル表現を特徴データとして用いてもよい。発信内容から得られる情報であればどのような形式のデータを特徴データとして用いてもよい。
【0050】
以上説明したように、本実施形態の作成支援システムは、クリエータそれぞれがSNSサービス30に発信する発信内容からクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する抽出サーバ20と、企画書を作成するために用意したテンプレートに記載されたキーワードとタグとを比較して、テンプレートの情報に近いタグが付与されたクリエータを選択するマッチング部12と、テンプレートとマッチング部12が選択したクリエータを用いて企画書を作成する作成部13を備える。作成支援システムは、クリエータが日常的に発信する発信内容に基づいてクリエータを表すタグを付与し、企画書を作成するために用意したテンプレートの情報に近いタグが付与されたクリエータを選択するので、意図にあった企画書の作成を支援できる。
【符号の説明】
【0051】
10…作成支援装置
11…取得部
12…マッチング部
13…作成部
20…抽出サーバ
30…SNSサービス
50…端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-08-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置であって、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する抽出部と、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードに近い前記タグが付与されたクリエータを選択する選択部と、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する作成部を備え
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
作成支援装置。
【請求項2】
請求項に記載の作成支援装置であって、
前記抽出部は、前記複数のクリエータそれぞれのソーシャルネットワークサービスのフォロワーの情報を用いて前記タグを抽出する
作成支援装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の作成支援装置であって、
前記選択部は、前記テンプレートに記載された企画内容またはキーワードのベクトル表現と前記タグのベクトル表現を求め、求めたベクトル表現間の距離が近いタグが付与されたクリエータを選択する
作成支援装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の作成支援装置であって、
前記企画書は放送コンテンツの企画書であり、
前記テンプレートは時間帯ごとの企画内容またはキーワードを含み、
前記選択部は、前記時間帯ごとに当該時間帯の企画内容またはキーワードに近いタグが付与されたクリエータを選択する
作成支援装置。
【請求項5】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援方法であって、
コンピュータが、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出し、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードに近い前記タグが付与されたクリエータを選択し、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成し、
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
作成支援方法。
【請求項6】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置としてコンピュータを動作させるプログラムを読み取り可能に記録した記録媒体であって、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する処理と、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードに近い前記タグが付与されたクリエータを選択する処理と、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する処理をコンピュータに実行させるプログラムを読み取り可能に記録し
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
記録媒体。
【請求項7】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する処理と、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードに近い前記タグが付与されたクリエータを選択する処理と、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する処理をコンピュータに実行させ
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の一態様の作成支援装置は、複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置であって、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する抽出部と、前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードに近い前記タグが付与されたクリエータを選択する選択部と、前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する作成部を備え、前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
【手続補正書】
【提出日】2021-12-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置であって、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する抽出部と、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードと同じタグが付与されたクリエータを選択する選択部と、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する作成部を備え、
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
作成支援装置。
【請求項2】
請求項1に記載の作成支援装置であって、
前記抽出部は、前記複数のクリエータそれぞれのソーシャルネットワークサービスのフォロワーの投稿した投稿内容を前記抽出モデルに入力して前記タグを抽出する
作成支援装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の作成支援装置であって、
前記企画書は放送コンテンツの企画書であり、
前記テンプレートは時間帯ごとの企画内容またはキーワードを含み、
前記選択部は、前記時間帯ごとに当該時間帯の企画内容またはキーワードと同じタグが付与されたクリエータを選択する
作成支援装置。
【請求項4】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援方法であって、
コンピュータが、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出し、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードと同じタグが付与されたクリエータを選択し、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成し、
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
作成支援方法。
【請求項5】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置としてコンピュータを動作させるプログラムを読み取り可能に記録した記録媒体であって、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する処理と、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードと同じタグが付与されたクリエータを選択する処理と、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する処理をコンピュータに実行させるプログラムを読み取り可能に記録し、
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
記録媒体。
【請求項6】
複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置としてコンピュータを動作させるプログラムであって、
ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する処理と、
前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードと同じタグが付与されたクリエータを選択する処理と、
前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する処理をコンピュータに実行させ、
前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである
プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0008】
本発明の一態様の作成支援装置は、複数のクリエータのなかから企画に適したクリエータを選択して企画書の作成を支援する作成支援装置であって、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容を入力すると当該投稿内容に対応するタグを出力する抽出モデルに、前記複数のクリエータそれぞれがソーシャルネットワークサービスに投稿した投稿内容を入力して前記複数のクリエータそれぞれに付与するタグを抽出する抽出部と、前記企画書を作成するために用意したテンプレートに記載された企画内容またはキーワードと前記タグとを比較して、前記企画内容またはキーワードと同じタグが付与されたクリエータを選択する選択部と、前記テンプレート内のクリエータを記載する箇所に選択した前記クリエータを記録して前記企画書を作成する作成部を備え、前記抽出モデルは、ソーシャルネットワークサービスに投稿された投稿内容と当該投稿内容を表すタグとを教師データとして機械学習した機械学習モデルである。