(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022102616
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
F25D 23/00 20060101AFI20220630BHJP
F25D 23/02 20060101ALI20220630BHJP
【FI】
F25D23/00 301J
F25D23/00 301K
F25D23/02 306Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020217451
(22)【出願日】2020-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】307036856
【氏名又は名称】アクア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100131808
【弁理士】
【氏名又は名称】柳橋 泰雄
(72)【発明者】
【氏名】豊嶋 昌志
(72)【発明者】
【氏名】増田 英夫
(72)【発明者】
【氏名】加藤 直樹
【テーマコード(参考)】
3L102
3L345
【Fターム(参考)】
3L102JA01
3L102KA02
3L102KB04
3L102KB25
3L102KD11
3L345AA02
3L345AA14
3L345AA21
3L345BB01
3L345DD42
3L345DD52
3L345EE03
3L345EE13
3L345EE14
3L345EE46
3L345FF03
3L345FF44
3L345HH13
3L345HH14
3L345JJ02
3L345JJ14
3L345KK02
3L345KK04
(57)【要約】
【課題】ドアの開閉角度を直接測定することで、確実に適切な角度で冷蔵庫内を最新の状態で撮影できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、少なくとも一つの扉体と、前記冷蔵庫と前記少なくとも一つの扉体とを連結するように設けられた少なくとも一つのヒンジと、を備え、前記冷蔵庫本体および前記少なくとも一つの扉体の少なくとも一方は、撮像装置を設けられ、前記扉体は、前記ヒンジに設けられた扉体回転軸を中心に回転し、前記ヒンジは、前記扉体に対する前記扉体の回転角度を連続的に検出するポテンショメータを設けられ、前記ポテンショメータにより前記扉体が所定角度まで閉じられたことを検出すると、前記撮像装置が撮影することを特徴とする。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冷蔵庫本体と、
少なくとも一つの扉体と、
前記冷蔵庫と前記少なくとも一つの扉体とを連結するように設けられた少なくとも一つのヒンジと、を備え、
前記冷蔵庫本体および前記少なくとも一つの扉体の少なくとも一方は、撮像装置を設けられ、
前記扉体は、前記ヒンジに設けられた扉体回転軸を中心に回転し、
前記ヒンジは、前記扉体に対する前記扉体の回転角度を連続的に検出するポテンショメータを設けられ、
前記ポテンショメータにより前記扉体が所定角度まで閉じられたことを検出すると、前記撮像装置が撮影することを特徴とする、冷蔵庫。
【請求項2】
前記撮像装置は、前記冷蔵庫本体および前記少なくとも一つの扉体の少なくとも一方に複数設けられ、前記所定角度は、前記撮像装置ごとに定められることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記ポテンショメータは、前記ポテンショメータの回転部が回転することで回転角度を検出し、前記回転部の回転軸は、前記回転部の形状と前記ヒンジの形状又は前記扉体の形状とを合わせることにより、前記ヒンジに対する前記扉体の前記扉体回転軸と同一直線上に設けられることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記ポテンショメータは、前記ポテンショメータの回転部が回転することで回転角度を検出し、前記ヒンジは、第1歯車と第2歯車を含む少なくとも二つの歯車を設けられ、前記第1歯車の回転軸は、前記扉体回転軸と同一直線上に前記扉体と一体となるように取り付けられ、前記第2歯車は、前記回転部の回転軸と同一直線上に前記回転部と一体となるように取り付けられ、前記少なくとも二つの歯車は、前記第1歯車が回転すると前記第2歯車が回転するように互いに噛合することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に庫内を撮影する撮像装置を備えた冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫の庫内を撮像装置によって撮影し、庫内に収容されている食品等を管理や把握する冷蔵庫が提案されている。例えば、特許文献1には、開口部に開閉自在な扉を有する冷蔵庫において、冷蔵庫の扉に設置され、冷蔵庫の庫内を撮影するカメラと、扉が開けられたときに、扉と開口部との間に位置する物体までの距離を測定可能な測距部と、測距部が測定する距離が所定の撮影距離に達したとき、カメラに撮影を行わせる撮影制御部と、を備える庫内撮影装置を有する冷蔵庫が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載するように光学的手段によって距離を測定し、冷蔵庫の扉の開閉角度を検出する場合、測定センサと測定領域との間に遮蔽物が存在すると、適切に距離を測定することができないおそれがある。
【0005】
そこで、本開示に係る発明は、ドアの開閉角度を直接測定することで、確実に適切な角度で冷蔵庫内を最新の状態で撮影することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る冷蔵庫は、冷蔵庫本体と、少なくとも一つの扉体と、前記冷蔵庫と前記少なくとも一つの扉体とを連結するように設けられた少なくとも一つのヒンジと、を備え、前記冷蔵庫本体および前記少なくとも一つの扉体の少なくとも一方は、撮像装置を設けられ、前記扉体は、前記ヒンジに設けられた扉体回転軸を中心に回転し、前記ヒンジは、前記扉体に対する前記扉体の回転角度を連続的に検出するポテンショメータを設けられ、前記ポテンショメータにより前記扉体が所定角度まで閉じられたことを検出すると、前記撮像装置が撮影することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ポテンショメータによって扉体の開閉角度を連続的に直接検出することができる。したがって、扉体が閉められる方向に動いているときに所定の角度になったことを検出でき、撮像装置が確実に所定の角度で撮影することができる。それにより、冷蔵庫内の最新の状態を、適切な領域が映るように撮影することができる。
【0008】
また、前記撮像装置が、前記冷蔵庫本体および前記少なくとも一つの扉体の少なくとも一方に複数設けられ、前記所定角度は、前記撮像装置ごとに定められることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、複数の位置に撮像装置を設け、当該撮像装置ごとに定められたドア開閉角度で撮影することができる。それによって、冷蔵庫内をより適切な撮影位置および撮影角度で撮影できる。
【0010】
また、前記ポテンショメータが、前記ポテンショメータの回転部が回転することで回転角度を検出し、前記回転部の回転軸は、前記回転部の形状と前記ヒンジの形状又は前記扉体の形状とを合わせることにより、前記ヒンジに対する前記扉体の前記扉体回転軸と同一直線上に設けられることを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、扉体の開閉角度を連続的に直接検出するようにポテンショメータを配置することができるため、扉体が閉められる方向に動いているときに所定の角度になったことを検出できる。また、ポテンショメータの回転部の形状と、ヒンジの形状又は扉体の形状とを合わせることで、ポテンショメータの回転部の回転軸を扉体回転軸と同一直線上に容易に設けることができる。このように同一直線上に設けることで、間に介在する部材がなく、確実に角度を検出できる。したがって、撮像装置が確実に所定の角度で撮影することができる。それにより、冷蔵庫内の最新の状態を、適切な領域が映るように撮影することができる。
【0012】
また、前記ポテンショメータは、前記ポテンショメータの回転部が回転することで回転角度を検出し、前記ヒンジは、第1歯車と第2歯車を含む少なくとも二つの歯車を設けられ、前記第1歯車の回転軸は、前記扉体回転軸と同一直線上に前記扉体と一体となるように取り付けられ、前記第2歯車は、前記回転部の回転軸と同一直線上に前記回転部と一体となるように取り付けられ、前記少なくとも二つの歯車は、前記第1歯車が回転すると前記第2歯車が回転するように互いに噛合することを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、扉体の開閉角度を連続的に直接検出するようにポテンショメータを配置することができる。また、少なくとも二つの歯車を介して扉体の回転をポテンショメータに伝達できるため、扉体の回転軸とポテンショメータの回転部の回転軸とが完全に一致しなくても、ポテンショメータに過大な応力がかかる懸念が低減される。したがって、ポテンショメータの信頼性を向上させつつ、扉体が閉められる方向に動いているときに所定の角度になったことを検出して撮像装置が確実に所定の角度で撮影することができるように構成できる。それにより、冷蔵庫内の最新の状態を、適切な領域が映るように撮影することができる。
【発明の効果】
【0014】
本開示に係る発明によれば、ドアの開閉角度を直接測定することで、確実に適切な角度で冷蔵庫内を最新の状態で撮影できる冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】
図1は、第1の実施形態に係る冷蔵庫を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、第1の実施形態に係る冷蔵庫の扉体を開放した状態の概略図である。
【
図3】
図3は、第1の実施形態に係る冷蔵庫の制御システムの構成を表すブロック図である。
【
図4】
図4は、第1の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す上面図である。
【
図5】
図5は、第1の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す斜視図である。
【
図6】
図6は、第1の実施形態に係る冷蔵庫のポテンショメータのポテンショメータ回転部を示す斜視図である。
【
図7】
図7は、第2の実施形態に係る冷蔵庫を示す斜視図である。
【
図8】
図8は、第2の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す上面図である。
【
図9】
図9は、第2の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す斜視図である。
【
図10】
図10は、第2の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す上面図である。
【
図11】
図11は、第2の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す斜視図である。
【
図12】
図12は、第3の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す上面図である。
【
図13】
図13は、第3の実施形態に係る冷蔵庫の一部を示す斜視図である。
【
図14】
図14は、第3の実施形態に係る冷蔵庫のポテンショメータを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(第1の実施形態)
図面を参照しつつ、本発明に係る冷蔵庫1の概要を説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施形態の冷蔵庫1を示す斜視図である。冷蔵庫1は冷蔵庫本体2を有し、水平面に載置された状態において、上方から順に、冷蔵庫本体2の前方部分に回転可能に設けられた扉体3、第1引出4、第2引出5および第3引出6を備える。扉体3は、少なくともその左右いずれか一方に設けられたヒンジ7によって、扉体3の上部と下部を冷蔵庫本体2と結合され、ヒンジ7に対して回転軸Aを中心に回転する。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係る冷蔵庫1は、冷蔵庫本体2に計4つの収納室を備える。4つの収納室は、第1冷蔵室8および第2冷蔵室、並びに第1冷凍室及び第2冷凍室で構成される。第1冷蔵室は、扉体3を前方に回転させることで、開くことができる。第2冷蔵室と第1冷凍室と第2冷凍室は、それぞれ、第1引出4、第2引出5、第3引出6を前方に移動させることで開くことができ、当該引出に、使用者が収容物を収容するための収容容器が設けられている。
【0018】
本発明は、本実施形態による構成に限られるものではなく、例えば、上側に冷蔵室を、下側に冷凍室を設けられた計2つの収納室を備える冷蔵庫に適用してもよい。また、上段だけでなく、下段も扉体を備えるように構成されてもよい。
【0019】
図2は、冷蔵庫1の扉体3を前方に回転させた状態の斜視図である。
図2に示すように冷蔵庫1は、扉体3を開くことで第1冷蔵室8にアクセスできる。また、扉体3の収納室側には、扉体3を開くことでアクセス可能な、少なくとも一つのドアポケット9を備える。使用者は、第1冷蔵室8またはドアポケット9に収容物を収容する。
【0020】
扉体3は、第1冷蔵室8を撮影可能な第1撮像装置10を備える。また、冷蔵庫本体2は、ドアポケット9を撮影可能な第2撮像装置11を備える。各撮像装置10,11は、後述する制御装置21に電気的に接続される。第1撮像装置10および第2撮像装置11は、例えば、CCDやCMOSなどの撮像素子を備えたカメラであり、制御装置から伝達された信号に基づいて、冷蔵庫内を撮影することができる。撮影された画像は、例えば、後述する記憶部に出力され、保存される。
【0021】
第1撮像装置10は、扉体3の冷蔵庫本体2側上部に取り付けられ、扉体3が所定の角度になったときに第1冷蔵室8内を撮影できるように構成されている。第1撮像装置10は、その他の位置、例えば、扉体3の上下方向中央部や下部に取り付けられてもよい。また、第1撮像装置10は、複数取り付けられてもよい。
【0022】
第2撮像装置11は、第1冷蔵室8上面に取り付けられ、扉体3が所定の角度になったときに扉体3のドアポケット9を撮影できるように構成されている。第2撮像装置11は、その他の位置、例えば、第1冷蔵室8の側面等に取り付けられてもよい。また、第2撮像装置11は、複数取り付けられてもよい。
【0023】
図3は、本実施形態に係る冷蔵庫1の制御システム20の構成を表すブロック図である。本実施形態に係る冷蔵庫1の制御システム20は、制御装置21を備え、制御装置21は種々の装置を制御する。制御装置21は、複数の制御装置で構成されてもよい。制御装置21は、例えば、図示しない制御部および記憶部で構成される。
【0024】
制御部は、プログラムを実行することにより所定の機能を実現するCPUまたはMPUのような汎用プロセッサを含む。制御部は、例えば記憶部に格納された演算プログラム等を呼び出して実行することにより、制御装置21における各種の処理、各構成要素への信号の伝達を実現する。制御部は、ハードウェアとソフトウェアの協働により所定の機能を実現するものに限定されず、所定の機能を実現する専用に設計されたハードウェア回路でもよい。すなわち、制御部は、CPU、MPU以外にも、GPU、FPGA、DSP、ASIC等、種々のプロセッサで実現され得る。このような制御部は、例えば、半導体集積回路である信号処理回路で構成され得る。
【0025】
記憶部は、種々の情報を記録できる記録媒体である。記憶部は、例えば、DRAMやSRAM、フラッシュメモリ等のメモリ、HDD、SSD、その他の記憶デバイスまたはそれらを適宜組み合わせて実現される。記憶部は、例えば、第1撮像装置10および第2撮像装置11によって撮影された画像を格納することができる。また、後述するポテンショメータ30が検出した角度の変化履歴を格納してもよい。記憶部は、当該角度に基づいて各撮像装置10,11を制御するプログラムを格納することができる。各構成要素は、記憶部を介さずに制御部を通じて各構成要素間で直接、情報を送受信してもよい。
【0026】
図4は、第1の実施形態に係る冷蔵庫1のヒンジ部分を示す上面図である。
図5は、第1の実施形態に係る冷蔵庫1のヒンジ部分を示す斜視図である。
図4において、一点鎖線は、記載されている構成部品の一部(
図4では冷蔵庫の冷蔵庫本体2および扉体3の一部)を省略しているときの図示を省略した部分との境界部を表す。他の図においても同様である。ヒンジ7は、ヒンジ本体12とヒンジピン(図示せず)とを有する。ヒンジ本体12は、冷蔵庫本体2に取り付けられている。ヒンジピンは、ヒンジ本体12から扉体3側へと延びている。ヒンジピンは、その中心軸が扉体3の回転軸Aと同軸上に配置され、部分的に扉体3に挿通されている。扉体3は、ヒンジピンに対して回転可能に連結されている。
【0027】
ヒンジ7は、冷蔵庫本体2に対する扉体3の開閉角度を検出できる角度センサ30が取り付けられている。角度センサ30は、例えば、ポテンショメータ30を用いることができる。ポテンショメータ30は、ポテンショメータ本体31とポテンショメータ回転部32とを有する。ポテンショメータ30は、ポテンショメータ回転部32に関連付けられた電気抵抗を有し、当該電気抵抗の抵抗値に基づいた電圧を出力する。ポテンショメータ30は、ポテンショメータ回転部32がポテンショメータ本体31に対して回転すると、抵抗値が変動するように構成されている。したがって、当該ポテンショメータ回転部32の回転に応じて電圧が変動するため、当該電圧を測定することで、ポテンショメータ本体31に対するポテンショメータ回転部32の回転量を検出することができる。
【0028】
本実施形態においてポテンショメータ30は、ヒンジ7に取り付けられている。ポテンショメータ本体31は、ヒンジ本体12に連結されている。ポテンショメータ回転部32は、ヒンジ本体12に対して回転軸中心に回転可能に連結されている。また、ポテンショメータ30は、ポテンショメータ本体31がヒンジ本体12に連結すると、ポテンショメータ回転部32が扉体3と係合するように構成されている。
【0029】
図6は、本実施形態に係るポテンショメータ30のポテンショメータ回転部32の斜視図を示す。ポテンショメータ回転部32は、回転部ピン33と、円弧部34と、扉体係合面35とを有する。
【0030】
回転部ピン33は、ポテンショメータ本体31に取り付けられた回転検出部36に対して、回転軸Aを中心に回転できるように構成されている。回転部ピン33が回転検出部36に対して回転すると、その回転量に応じて、ポテンショメータ30の抵抗値が変動する。
【0031】
円弧部34は、ヒンジピンまたはヒンジピンの周辺に設けられたヒンジ本体12の外径(以下、簡略のためヒンジピンの外径という)に合わせて形成されている。円弧部34は、ポテンショメータ回転部32が扉体3とともに回転する際、ヒンジピンの外径に沿って回転できる。このような構造を設けることで、ポテンショメータ30を扉体3に取り付ける際、円弧部34をヒンジピンの外径に沿って配置させると回転部ピン33の中心軸を回転軸Aの同軸直線上に容易に配置することができる。
【0032】
扉体係合面35は、回転部ピン33の中心軸を回転軸Aの同一直線上に配置すると、扉体3に対して接するように構成されている。このような構造を設けることで、扉体3が回転すると、ポテンショメータ回転部32が扉体3とともに回転するように構成できる。したがって、扉体3が回転すると、ポテンショメータ回転部32がポテンショメータ本体31に対して回転する。ポテンショメータ30は、図示しないアナログ-デジタル変換器を介して制御装置21に電気的に接続され、制御装置21に電圧を出力する。制御装置21は、ポテンショメータ30から入力された電圧から、ポテンショメータ回転部32の回転量を検出できる。
【0033】
制御装置21は、ポテンショメータ30から連続的に出力される電圧に基づいて、扉体3の回転角度を連続的に検出できる。したがって、制御装置21は、扉体3がどのような角度で開いているかだけではなく、扉体3が開く方向に動いているのか、閉じる方向に動いているのか把握することができる。
【0034】
このような構成を備えることで、冷蔵庫1の制御装置21は、扉体3の回転角度(すなわち、開閉角度)を連続的に検出することができる。本構成に係る角度センサは、ヒンジ7に設けられ、扉体3の回転に応じて扉体の開閉角度を検出する。例えば、開閉角度を光学的に検出する場合、測定センサと測定領域との間に遮蔽物があると測定できなくなる可能性がある。また、開閉角度を磁気的に検出する場合、金属など磁気に影響を及ぼす部材があると検出角度を誤認する可能性がある。それに対して、角度センサとしてヒンジ7にポテンショメータ30を使用すると、扉体3の回転の角度を直接計測するため、扉体3の開閉角度を確実に計測することができる。このような構成は、ヒンジ7にポテンショメータ30を設けることで実現できるため、容易に実現することができる。また、円弧部34の形状および扉体係合面35の位置を変更することで、任意の冷蔵庫に適用することができる。
【0035】
本実施形態に係る冷蔵庫1は、上述しているように第1撮像装置10および第2撮像装置が取り付けられている。制御装置21は、扉体3の開閉角度を検出できるため、撮像装置ごとに適切な撮影角度を設定することで、第1撮像装置10、第2撮像装置それぞれで最適な角度で撮影させることができる。それによって、第1撮像装置10は第1冷蔵室8を、第2撮像装置11はドアポケット9を適切に撮影することができる。
【0036】
また、制御装置21は、扉体3の開閉角度を連続的に検出するため、扉体3が開く方向に回転しているのか、閉じる方向に回転しているのか把握することができる。使用者が冷蔵庫1に収容物を収容し、または冷蔵庫1から収容物を取り出す際、冷蔵庫1内に収容されている収容物は、扉体3が閉じられるときが最新の状態となる。したがって、扉体3を閉じられるときに各撮像装置10,11が撮影することで、最新の状態を撮影することができる。
【0037】
撮像装置は、扉体3、冷蔵庫本体2それぞれに複数設けられてもよい。例えば、第1撮像装置10を複数設け、それぞれに対して撮影角度を設定することで、複数の撮影位置で撮影することができる。それによって、より適切な位置、角度で第1冷蔵室8またはドアポケット9の適切な領域を撮影することができる。本実施形態に係る冷蔵庫1は、扉体3の開閉角度を検出する。したがって、撮像装置ごとの撮影タイミングが異なっていたとしても、複数のスイッチを設けることなく当該撮影タイミングに対応した扉体3の開閉角度を検出できる。
【0038】
また、冷蔵庫1に図示しない表示装置を備えてもよい。表示装置は、例えば、任意のデータを表示できるディスプレイであり、各撮像装置10,11によって撮影された画像を表示できる。これにより、使用者は、各撮像装置10,11によって撮影された画像を確認することができる。また、冷蔵庫1は、図示しない入力装置を備えてもよい。入力装置は、例えば、複数のボタンであり、例えば、制御装置21の設定を変更できる。表示装置に、タッチパネルを用いて、表示装置が入力装置を兼ねるように構成してもよい。このように表示装置および入力装置を冷蔵庫に設けることで、例えば、使用者は、各撮像装置10,11の撮影タイミングを変更することができる。使用者が撮影タイミングを設定すると、制御装置21は、当該撮影タイミングに対応した扉体3の開閉角度を記憶部に記憶し、扉体3が当該角度まで閉じられると撮像装置によって撮影する。
【0039】
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る冷蔵庫1Aを示す斜視図である。基本的に第1の実施形態に係る冷蔵庫1に対する変化点のみ記載し、冷蔵庫1と同様の構成部品についての多くは説明を省略する。
図7を参照しつつ、本発明にかかる冷蔵庫1Aの概要を説明する。冷蔵庫1Aは、冷蔵庫本体2A、冷蔵庫本体2Aの前方部分に水平方向に回転可能に設けられた第1扉体3Aa、第2扉体3Abを備える。第1扉体3Aaと第2扉体3Abは、観音開きに開く類いのものであり、フレンチドアとも呼ばれる。冷蔵庫本体2Aは、第1扉体3Aaまたは第2扉体3Abを開くことでアクセス可能な冷蔵室8Aを備える。また、第1扉体3Aaの冷蔵室側には、第1扉体3Aaを開くことでアクセス可能な、少なくとも一つのドアポケットを備える。第2扉体3Abの冷蔵室側には、第2扉体3Abを開くことでアクセス可能な、少なくとも一つのドアポケット(図示せず)を備える。使用者は、冷蔵室8Aまたは各ドアポケットに収容物を収容する。
【0040】
本実施形態において、
図7に示す方向を上下方向(垂直方向)とし、第1扉体3Aaがある側を右側、第2扉体3Abがある側を左側とする。また、冷蔵室8Aに対して扉体を有する側を前方、扉体と対向する面がある側を後方とする。
【0041】
第1扉体3Aa、第2扉体3Abはそれぞれ、第1扉体3Aaの右端に設けられたヒンジ7Aa、第2扉体3Abの左端に設けられたヒンジ7Abよって、その上部および下部を冷蔵庫本体2Aと連結されている。そして、第1扉体3Aaは、ヒンジ7Aaに対して回転軸AAaを中心に回転する。第2扉体3Abは、ヒンジ7Abに対して回転軸AAbを中心に回転する。第1扉体3Aaと第2扉体3Abは、扉体の開閉に際して互いに干渉しないように構成されている。すなわち、第2扉体3Abが閉じている状態で、第1扉体3Aaを開閉可能であり、同様に、第1扉体3Aaが閉じている状態で、第2扉体3Abを開閉可能である。
【0042】
第1の実施形態と同様、本実施形態に係る冷蔵庫1Aの第1扉体3Aaは、冷蔵室8Aを撮影可能な第1撮像装置10Aを備える。また、冷蔵庫本体2Aは、第1扉体3Aaのドアポケット9Aを撮影可能な第2撮像装置11Aを備える。各撮像装置10A,11Aは、制御装置に電気的に接続される。さらに、第2扉体3Abが、冷蔵室8Aを撮影可能な撮影部を備えてもよいし、冷蔵庫本体2Aは、第2扉体3Abのドアポケットを撮影可能な撮影部を備えてもよい。
【0043】
図8は、本実施形態に係る冷蔵庫1Aの第1扉体3Aaの上面図である。
図9は、本実施形態に係る冷蔵庫1Aの第1扉体3Aaの斜視図である。
図10は、本実施形態に係る冷蔵庫1Aの第2扉体3Abの上面図である。
図11は、本実施形態に係る冷蔵庫1Aの第2扉体3Abの斜視図である。ヒンジ7Aaは、ヒンジ本体12Aaとヒンジピン(図示せず)とを有する。ヒンジ7Abは、ヒンジ本体12Abとヒンジピン(図示せず)とを有する。ヒンジ本体12Aa,12Abは、冷蔵庫本体2に取り付けられている。ヒンジピンは、ヒンジ本体12Aaから第1扉体3Aa側へ、およびヒンジ本体12Abから第2扉体3Ab側へと延びている。各ヒンジピンは、その中心軸が第1扉体3Aaの回転軸AAa、第2扉体3Abの回転軸AAbと同軸上に配置され、部分的に第1扉体3Aaまたは第2扉体3Abに挿通されている。第1扉体3Aaおよび第2扉体3Abはそれぞれ、ヒンジピンに対して回転可能に連結されている。
【0044】
以下、
図8および
図9を参照しつつ第1扉体3Aaおよびヒンジ7Aaについて記載するが、
図10および
図11に示すように第2扉体3Abおよびヒンジ7Abが同様の構成を備えてもよい。同一の部品を用いる必要はなく、例えば、第2扉体3Abの構造に合わせて、後述するポテンショメータ回転部32Aの形状を変更してもよい。
図8および
図9に示すようにヒンジ7Aaは、冷蔵庫本体2Aに対する第1扉体3Aaの開閉角度を検出できる角度センサ30Aが取り付けられている。角度センサ30Aは、例えば、ポテンショメータ30Aを用いることができる。ポテンショメータ30Aは、ポテンショメータ本体31Aとポテンショメータ回転部32Aとを有する。第1の実施形態と同様、ポテンショメータ30Aから出力される電圧を制御装置が測定することで、ポテンショメータ本体31Aに対するポテンショメータの回転部32Aの回転量を検出することができる。
【0045】
本実施形態においてポテンショメータ30Aは、ヒンジ7Aaに取り付けられている。ポテンショメータ本体31Aは、ヒンジ本体12Aaに連結されている。ポテンショメータ回転部32Aは、ヒンジ本体12Aaに対して回転軸中心に回転可能に連結されている。また、ポテンショメータ30Aは、ポテンショメータ本体31Aがヒンジ本体12Aaに連結すると、ポテンショメータ回転部32Aが第1扉体3Aaと係合するように構成されている。
【0046】
本実施形態に係るポテンショメータ30Aは、第1の実施形態と部分的に異なる構造を有する。ポテンショメータ回転部32Aは、回転部ピン33Aと、扉体係合部37Aとを有する。
【0047】
第1の実施形態に係るポテンショメータ回転部32は、円弧部34と扉体係合面35とにより、回転部ピン33の位置決めをし、さらに扉体3と連動した回転をしていた。しかし、本実施形態に係るポテンショメータ回転部32Aは、扉体係合部37Aにより、回転部ピンの位置決めをし、さらに第1扉体3Aaと連動した回転をする。
【0048】
回転部ピン33Aは、ポテンショメータ本体31Aに取り付けられた回転検出部36Aに対して、回転軸AAaを中心に回転できるように構成されている。回転部ピン33Aが回転検出部36Aに対して回転すると、その回転量に応じて、ポテンショメータ30Aの抵抗値が変動する。
【0049】
扉体係合部37Aは、回転部ピン33Aの中心軸を回転軸AAaの同一直線上に配置すると、第1扉体3Aaの上部側壁と係合するように構成されている。したがって、ポテンショメータ30Aの扉体係合部37Aを第1扉体3Aaに取り付けると、回転部ピン33Aの中心軸を回転軸AAaの同一直線上に容易に配置することができる。扉体係合部37Aは、溝37Aを有し、第1扉体3Aaの上部に形成された突出部14Aaに対して、例えば垂直方向上側から差し込むことができるように構成されている。
【0050】
このような構成を備えることで、第1の実施形態に係る冷蔵庫1と同様、第1扉体3Aaの開閉角度を確実に計測することができる。このような構成は、ヒンジ7にポテンショメータ30Aを設けることで実現できるため、容易に実現することができる。また、扉体係合部37Aの形状および係合位置を変更することで、任意の冷蔵庫に適用することができる。
【0051】
本実施形態に係る冷蔵庫1Aは、上述しているように、第1扉体3Aaと第2扉体3Abとを備える。したがって、使用者は、第2扉体3Abが閉まった状態と、第2扉体3Abが開いた状態とで、第1扉体3Aaを開閉する可能性がある。したがって、制御装置は、第2扉体3Abが閉じられている状態と開いている状態との両方で、第1撮像装置10Aまたは第2撮像装置11Aによって撮影する可能性がある。
【0052】
このような場合、第2扉体3Abも角度センサを備え、第2扉体3Abが閉じられている状態と開いている状態とで、制御装置は、各撮像装置で撮影するタイミングを変更することが好ましい。例えば、第2扉体3Abが開いた状態であれば、制御装置は、第1撮像装置10Aによって、冷蔵室8Aが全体的に撮影されるタイミングで撮影してもよい。第2扉体3Abが閉じられている状態の場合、制御装置は、第1扉体3Aaを開くことでアクセスできるようになる領域が主として撮影されるようなタイミングで撮影してもよい。例えば、制御装置は、第2扉体3Abが開いている状態では、第1扉体3Aaがより大きな開閉角度で開いているタイミングで撮影し、第2扉体3Abが閉じられている状態では、第1扉体3Aaがより小さな開閉角度で開いているタイミングで撮影してもよい。
【0053】
また、第1扉体3Aaに複数の撮像装置(図示せず)を備え、第1扉体3Aaの開閉角度によって冷蔵室8A内を撮影する撮像装置を変更してもよい。複数の撮像装置を備えると、例えば、第1扉体3Aaが所定の開閉角度で開いているときに、所定の撮像装置が冷蔵室8Aに対して上面視で略垂直な方向を向くように各撮像装置を配置できる。この場合、制御装置は、第1扉体3Aaが閉じられる方向に回転しているとき、所定の角度になると特定の撮像装置で撮影するように制御する。このような構成にすると、冷蔵室8A内の撮影したい領域ごとに、より適切な撮影位置および撮影角度で撮影できる。冷蔵室8A側が上記のような構成を備えてもよいし、第2扉体3Ab側が上記のような構成を備えてもよい。
【0054】
(第3の実施形態)
図12は、第3の実施形態に係る冷蔵庫1Bのヒンジ部分の上面図である。
図13は、本実施形態に係る冷蔵庫1Bのヒンジ部分の斜視図である。冷蔵庫1Bは、第1の実施形態に係る冷蔵庫1のヒンジ7の代わりにヒンジ7Bを備える。ヒンジ7Bは、ヒンジ本体12Bとヒンジピン(図示せず)と、第1歯車38Bと第2歯車39Bとを有する。ヒンジ本体12Bは、冷蔵庫本体2に取り付けられている。ヒンジピンは、ヒンジ本体12Bから扉体3側へと延びている。ヒンジピンは、その中心軸が扉体3の回転軸ABと同軸上に配置され、部分的に扉体3に挿通されている。扉体3は、ヒンジピンに対して回転可能に連結されている。
【0055】
第1歯車38Bは、扉体3に取り付けられている。また、第1歯車38Bは、ヒンジピンが挿通され、扉体3が回転すると第1歯車38Bもヒンジピンに対して扉体3の回転軸ABを中心に回転する。
【0056】
第2歯車39Bは、回転中心が後述するポテンショメータ回転部32Bの回転軸Bと同一直線上に配置されている。第2歯車39Bは、第1歯車と噛み合うように配置され、第1歯車38Bが回転すると、第2歯車39Bも回転するように構成されている。
【0057】
ヒンジ7Bは、冷蔵庫本体2に対する扉体3の開閉角度を検出できる角度センサ30Bが取り付けられている。角度センサ30Bは、例えば、ポテンショメータ30Bを用いることができる。
図14は、本実施形態に係る冷蔵庫1Bのポテンショメータ30Bを示す斜視図である。ポテンショメータ30Bは、ポテンショメータ本体31Bとポテンショメータ回転部32Bとを有する。第1の実施形態と同様、ポテンショメータ30Bから出力される電圧を制御装置が測定することで、ポテンショメータ本体31Bに対するポテンショメータ回転部32Bの回転量を検出することができる。
【0058】
本実施形態においてポテンショメータ30Bは、ヒンジ7Bに取り付けられている。ポテンショメータ本体31Bは、ヒンジ本体12Bに連結されている。ポテンショメータ回転部32Bは、回転部ピン33Bを有する。ヒンジ本体12Bに対して回転軸ABを中心に回転可能に連結されている。ポテンショメータ回転部32Bは、第2歯車39Bと連結されており、第2歯車39Bが回転軸Bを中心に回転すると、ポテンショメータ回転部32の回転部ピン33Bも第2歯車39Bとともに、ポテンショメータ本体31Bに取り付けられた回転検出部36Bに対して、回転軸Bを中心に回転するように構成されている。回転部ピン33Bが回転検出部36Bに対して回転すると、その回転量に応じて、ポテンショメータ30Bの抵抗値が変動する。第2歯車39Bとポテンショメータ回転部32Bとが一体となって構成されてもよい。
【0059】
このような構成を備えることで、第1の実施形態に係る冷蔵庫1と同様、扉体3の開閉角度を確実に計測することができる。このような構成は、ヒンジ7Bにポテンショメータ30Bを設けることで実現できるため、容易に実現することができる。また、第1歯車38Bおよび第2歯車39Bの少なくとも一方の形状および係合位置を変更することで、任意の冷蔵庫に適用することができる。
【0060】
本実施形態に係るポテンショメータ30は、第1歯車38Bと第2歯車39Bとにより、扉体3の回転をポテンショメータ回転部32に伝達する。第1歯車38Bの回転軸を扉体3の回転軸ABと完全に一致させることは困難であり、ずれが生じる可能性がある。ポテンショメータ回転部の回転軸が扉体3の回転軸ABの同軸上に配置され、軸の位置にずれが生じている場合、扉体3が回転するとポテンショメータに過大な応力がかかるおそれがある。これに対して、本実施形態に係る冷蔵庫1のポテンショメータ30Bのように少なくとも二つの歯車を介して扉体3の回転をポテンショメータ30Bに伝達すると、歯車同士の噛み合わせにおいて位置のずれを吸収することができる。したがって、ポテンショメータ30Bの破損を抑制し、信頼性を向上させることができる。
【0061】
従来の冷蔵庫には、扉体の開閉を検出できるドアスイッチが備えられている。ドアスイッチは、制御装置に扉体の開閉に関する信号を伝達し、制御装置は、例えば、冷蔵室に設けられた電灯を点灯または消灯する。本発明に係る冷蔵庫によれば、扉体の開閉をポテンショメータによって検出することができるため、ドアスイッチを削減することができる。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上のように、本開示に係る発明によれば、ドアの開閉角度を直接測定することで、確実に適切な角度で冷蔵庫内を最新の状態で撮影できる冷蔵庫を提供することができるため、この種の冷蔵庫の産業分野において好適に利用できる。
【符号の説明】
【0063】
1 冷蔵庫
2,2A 冷蔵庫本体
3 扉体
3Aa 第1扉体
3Ab 第2扉体
7,7Aa,7Ab ヒンジ
8 第1冷蔵室
8A 冷蔵室
9 ドアポケット
10 第1撮像装置
11 第2撮像装置
21 制御装置
30,30A,30B ポテンショメータ
32,32A,32B ポテンショメータ回転部
38B 第1歯車
39B 第2歯車