特開 2022-102681 眼鏡型デバイス、プログラム、及び制御方法

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公開特許公報(A)

(11)【公開番号】P2022102681

(43)【公開日】2022-07-07

(54)【発明の名称】眼鏡型デバイス、プログラム、及び制御方法

(51)【国際特許分類】

   G06F 3/0484 20220101AFI20220630BHJP

   G06F 3/01 20060101ALI20220630BHJP

【ＦＩ】

G06F3/0484

G06F3/01 510

【審査請求】有

【請求項の数】17

【出願形態】ＯＬ

(21)【出願番号】P 2020217553

(22)【出願日】2020-12-25

(71)【出願人】

【識別番号】501440684

【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社

(74)【代理人】

【識別番号】110000877

【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人

(72)【発明者】

【氏名】石垣 健太

(72)【発明者】

【氏名】佐藤 優也

(72)【発明者】

【氏名】可児 裕貴

【テーマコード（参考）】

5E555

【Ｆターム（参考）】

5E555AA27

5E555AA62

5E555BA04

5E555BA81

5E555BB04

5E555BC17

5E555BD01

5E555CA44

5E555CB19

5E555DA08

5E555DB44

5E555DC05

5E555DC13

5E555DC26

5E555DD08

5E555FA00

(57)【要約】      （修正有）

【課題】眼鏡型デバイスが装着状態であるか否かにより表示を制御する眼鏡型デバイス、プログラム、及び制御方法にを提供する。
【解決手段】眼鏡型デバイスにおいて。制御部２００は、眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定部と、眼鏡型デバイスが装着状態である場合、眼鏡型デバイスを装着しているユーザに向けて情報を表示し、眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、外部に向けて情報を表示するように制御する表示制御部と、他の眼鏡型デバイスと通信する通信部と、装着状態判定部によって、眼鏡型デバイスが装着状態でないと判定された場合に、通信部の通信相手の他の眼鏡型デバイスに、ユーザが眼鏡型デバイスを装着していないことを通知する通知情報を、他の眼鏡型デバイスに対して送信するよう通信部を制御する通知制御部と、を備える。
【選択図】図７

【特許請求の範囲】

【請求項1】

眼鏡型デバイスであって、
前記眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定部と、
前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、前記眼鏡型デバイスを装着している前記ユーザに向けて情報を表示し、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、外部に向けて情報を表示するように制御する表示制御部と
を備える眼鏡型デバイス。

【請求項2】

前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、前記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示し、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記レンズ部の外向きに情報を表示するように制御する、請求項１に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項3】

前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合と比較して大きいサイズで前記情報を前記レンズ部の外向きに表示するように制御する、請求項２に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項4】

前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが新着情報を受信したときに、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記新着情報を受信したことを通知する通知情報を前記レンズ部の外向きに表示するように制御する、請求項２又は３に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項5】

前記表示制御部は、前記通知情報を前記レンズ部の外向きに表示した後、前記ユーザによる予め定められた操作を検知したことに応じて、前記新着情報を前記レンズ部の外向きに表示するように制御する、請求項４に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項6】

前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、前記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示し、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合と比較して大きいサイズで、前記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示するように制御する、請求項１に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項7】

前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、前記眼鏡型デバイスのレンズ部の第１レイヤに情報を表示し、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記レンズ部の前記第１レイヤ、及び前記第１レイヤよりも外側の第２レイヤに情報を表示するよう制御する、請求項１に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項8】

前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、不透明レイヤの内側の前記第１レイヤと、前記不透明レイヤの外側の前記第２レイヤとに情報を表示するよう制御する、請求項７に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項9】

前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合に、前記ユーザが、前記眼鏡型デバイスの正面側に位置しているか、前記眼鏡型デバイスの装着側に位置しているかを判定するユーザ判定部
を備え、
前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合において、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスの正面側に位置している場合、前記眼鏡型デバイスのレンズ部の外向きに情報を表示し、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスの装着側に位置している場合、前記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示するよう制御する、請求項１に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項10】

情報を外部に向けて投影する照射部を備え、
前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記照射部に情報を投影させるよう制御する、請求項１に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項11】

前記照射部は、情報を前記眼鏡型デバイスの正面方向に投影する第１照射部と、情報を前記眼鏡型デバイスの装着方向に投影する第２照射部とを有し、
前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、前記情報を前記第１照射部及び前記第２照射部に選択的に投影させる、請求項１０に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項12】

前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合に、前記ユーザが、前記眼鏡型デバイスの正面側に位置しているか、前記眼鏡型デバイスの装着側に位置しているかを判定するユーザ判定部
を備え、
前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合において、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスの正面側に位置する場合、情報を前記第１照射部に投影させ、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスの装着側に位置する場合、情報を前記第２照射部に投影させる、請求項１１に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項13】

他の眼鏡型デバイスと通信する通信部と、
前記装着状態判定部によって、前記眼鏡型デバイスが装着状態でないと判定された場合に、前記通信部の通信相手の前記他の眼鏡型デバイスに、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスを装着していないことを通知する通知情報を送信するよう前記通信部を制御する通知制御部と
を備える請求項１から１２のいずれか一項に記載の眼鏡型デバイス。

【請求項14】

眼鏡型デバイスであって、
他の眼鏡型デバイスと通信する通信部と、
前記眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定部と、
前記装着状態判定部によって、前記眼鏡型デバイスが装着状態でないと判定された場合に、前記通信部の通信相手の前記他の眼鏡型デバイスに、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスを装着していないことを通知する通知情報を、前記他の眼鏡型デバイスに対して送信するよう前記通信部を制御する通知制御部と
を備える眼鏡型デバイス。

【請求項15】

眼鏡型デバイスを、請求項１から１４のいずれか一項に記載の眼鏡型デバイスとして機能させるためのプログラム。

【請求項16】

眼鏡型デバイスによって実行される制御方法であって、
前記眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定段階と、
前記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、前記眼鏡型デバイスを装着している前記ユーザに向けて情報を表示し、前記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、外部に向けて情報を表示するように制御する表示制御段階と
を備える制御方法。

【請求項17】

眼鏡型デバイスによって実行される制御方法であって、
他の眼鏡型デバイスと通信する通信段階と、
前記眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定段階と、
前記装着状態判定段階において、前記眼鏡型デバイスが装着状態でないと判定された場合に、通信相手の前記他の眼鏡型デバイスに、前記ユーザが前記眼鏡型デバイスを装着していないことを通知する通知情報を、前記他の眼鏡型デバイスに対して送信する通知段階と
を備える制御方法。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、眼鏡型デバイス、プログラム、及び制御方法に関する。

【背景技術】

【0002】

特許文献１には、透明又は半透明の状態のまま、テキストや図等の画像を表示することで、実空間の風景にＡＲの仮想オブジェクトを重畳表示することができる表示部を備えるＡＲ（Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ Ｒｅａｌｉｔｙ）グラスが記載されている。
［先行技術文献］
［特許文献］
［特許文献１］特開２０１９－１１４０７８号公報

【発明の概要】

【0003】

本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスが提供される。眼鏡型デバイスは、眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定部を備えてよ。眼鏡型デバイスは、眼鏡型デバイスが装着状態である場合、眼鏡型デバイスを装着しているユーザに向けて情報を表示し、眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、外部に向けて情報を表示するように制御する表示制御部を備えてよい。

【0004】

上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、上記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示し、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記レンズ部の外向きに情報を表示するように制御してよい。上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記眼鏡型デバイスが装着状態である場合と比較して大きいサイズで上記情報を上記レンズ部の外向きに表示するように制御してよい。上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが新着情報を受信したときに、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記新着情報を受信したことを通知する通知情報を上記レンズ部の外向きに表示するように制御してよい。上記表示制御部は、上記通知情報を上記レンズ部の外向きに表示した後、上記ユーザによる予め定められた操作を検知したことに応じて、上記新着情報を上記レンズ部の外向きに表示するように制御してよい。

【0005】

上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、上記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示し、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記眼鏡型デバイスが装着状態である場合と比較して大きいサイズで、上記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示するよう制御してよい。上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態である場合、上記眼鏡型デバイスのレンズ部の第１レイヤに情報を表示し、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記レンズ部の上記第１レイヤ、及び上記第１レイヤよりも外側の第２レイヤに情報を表示するよう制御してよい。上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、不透明レイヤの内側の上記第１レイヤと、上記不透明レイヤの外側の上記第２レイヤとに情報を表示するよう制御してよい。

【0006】

上記眼鏡型デバイスは、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合に、上記ユーザが、上記眼鏡型デバイスの正面側に位置しているか、上記眼鏡型デバイスの装着側に位置しているかを判定するユーザ判定部を備えてよく、上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合において、上記ユーザが上記眼鏡型デバイスの正面側に位置している場合、上記眼鏡型デバイスのレンズ部の外向きに情報を表示し、上記ユーザが上記眼鏡型デバイスの装着側に位置している場合、上記眼鏡型デバイスのレンズ部の内向きに情報を表示するよう制御してよい。上記眼鏡型デバイスは、情報を外部に向けて投影する照射部を備えてよく、上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記眼鏡型デバイスの映像照射部に情報を投影させるよう制御してよい。上記照射部は、情報を上記眼鏡型デバイスの正面方向に投影する第１照射部と、情報を上記眼鏡型デバイスの装着方向に投影する第２照射部とを有してよく、上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合、上記情報を上記第１照射部及び上記第２照射部に選択的に投影させてよい。上記眼鏡型デバイスは、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合に、上記ユーザが、上記眼鏡型デバイスの正面方向側に位置しているか、上記眼鏡型デバイスの装着方向側に位置しているかを判定するユーザ判定部を備えてよく、上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスが装着状態でない場合において、上記ユーザが上記眼鏡型デバイスの正面方向側に位置する場合、情報を上記第１照射部に投影させ、上記ユーザが上記眼鏡型デバイスの装着方向側に位置する場合、情報を上記第２照射部に投影させてよい。上記眼鏡型デバイスは、他の眼鏡型デバイスと通信する通信部と、上記装着状態判定部によって、上記眼鏡型デバイスが装着状態でないと判定された場合に、上記通信部の通信相手の上記他の眼鏡型デバイスに、上記ユーザが上記眼鏡型デバイスを装着していないことを通知する通知情報を、上記他の眼鏡型デバイスに対して送信するよう上記通信部を制御する通知制御部とを備えてよい。

【0007】

本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスが提供される。眼鏡型デバイスは、他の眼鏡型デバイスと通信する通信部を備えてよい。眼鏡型デバイスは、眼鏡型デバイスがユーザによって装着されている装着状態であるか否かを判定する装着状態判定部を備えてよい。眼鏡型デバイスは、装着状態判定部によって、眼鏡型デバイスが装着状態でないと判定された場合に、通信部の通信相手の他の眼鏡型デバイスに、ユーザが眼鏡型デバイスを装着していないことを通知する通知情報を、他の眼鏡型デバイスに対して送信するよう通信部を制御する通知制御部を備えてよい。

【0008】

本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスを、上記眼鏡型デバイスとして機能させるためのプログラムが提供される。

【0009】

本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスによって実行される制御方法が提供される。

【0010】

本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスによって実行される制御方法が提供される。

【0011】

なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。

【図面の簡単な説明】

【0012】

【図1】システム１０の一例を概略的に示す。

【図2】眼鏡型デバイス１００の構成の一例を概略的に示す。

【図3】眼鏡型デバイス１００による通知画面４００の表示例を概略的に示す。

【図4】眼鏡型デバイス１００による通知画面４００の表示例を概略的に示す。

【図5】眼鏡型デバイス１００による通知画面４００の表示例を概略的に示す。

【図6】眼鏡型デバイス１００による処理の流れの一例を概略的に示す。

【図7】制御装置２００の機能構成の一例を概略的に示す。

【図8】制御装置２００として機能するコンピュータ１２００のハードウェア構成の一例を概略的に示す。

【発明を実施するための形態】

【0013】

ＡＲ（Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ Ｒｅａｌｉｔｙ）グラス等の眼鏡型デバイスの普及が進むと、スマートフォンを持たずに、眼鏡型デバイスのみによって各種通信を実行する形態が増加することが想定される。眼鏡型デバイスを装着していれば、メールやＳＮＳ等における新着情報にすぐに気づき、すぐに確認することができる。しかし、眼鏡型デバイスを一時的に外している等、非装着状態においては、新着情報を見落とす可能性がある。また、通信相手からの通知を見落とすことにより、コミュニケーションロスも多発する可能性がある。本実施形態に係る眼鏡型デバイス１００は、非装着状態であっても、装着することなく容易に情報を確認できるような機能や、装着状態を通信相手に通知する機能を有する。

【0014】

以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。

【0015】

図１は、システム１０の一例を概略的に示す。システム１０は、複数の眼鏡型デバイス１００及び管理サーバ３００を備える。

【0016】

眼鏡型デバイス１００は、無線通信機能と、各種情報を表示部に表示する表示機能とを有している眼鏡型のデバイスであれば、どのようなものであってもよい。眼鏡型デバイス１００は、例えば、ＡＲグラスであってよい。

【0017】

眼鏡型デバイス１００が表示する情報の例として、時刻や日時等の情報、メールやＳＮＳ等の情報、アプリの情報、及びＡＲ用のコンテンツ等が挙げられる。なお、これらに限らず、眼鏡型デバイス１００は、任意の情報を表示可能であってよい。

【0018】

眼鏡型デバイス１００は、ＡＲ用のコンテンツを、管理サーバ３００から受信して、表示してよい。管理サーバ３００が管理するコンテンツは、任意のデータ形式であってよい。例えば、コンテンツは、３ＤのＣＧ（Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｇｒａｐｈｉｃｓ）データである。例えば、コンテンツは、静止画である。また、例えば、コンテンツは、動画である。例えば、コンテンツは、テキストである。コンテンツは、これらを複合的に含んでもよい。

【0019】

眼鏡型デバイス１００は、コンテンツを透明又は半透明のグラス上に表示することによって、実空間にコンテンツが配置されている感覚をユーザ１０２に与えることが可能なデバイスであってよい。すなわち、眼鏡型デバイス１００は、いわゆる透過型（シースルー型）のデバイスであってよい。なお、眼鏡型デバイス１００は、ビデオパススルー型のデバイスであってもよい。この場合、眼鏡型デバイス１００は、ユーザ１０２の視界に対応する範囲を撮影している撮影画像を非透過型のディスプレイに表示し、コンテンツを重畳表示してよい。

【0020】

管理サーバ３００は、眼鏡型デバイス１００に配信するコンテンツを管理する。管理サーバ３００は、例えば、実世界の対象に対応付けてコンテンツを登録する。実世界の対象は、実世界の位置、エリア、及び物体等であってよい。コンテンツの登録は、管理サーバ３００の管理者等によって許可された任意の者によって行われてよい。管理サーバ３００は、スマートフォン、タブレット端末、ＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、及びＡＲグラス等によるコンテンツの登録を受け付けてよい。

【0021】

管理サーバ３００は、例えば、眼鏡型デバイス１００から、眼鏡型デバイス１００の撮像範囲を示す撮像範囲情報を受信して、撮像範囲に含まれる対象に対応するコンテンツを眼鏡型デバイス１００に送信してよい。眼鏡型デバイス１００の撮像範囲は、眼鏡型デバイス１００のカメラの撮像範囲であってよい。眼鏡型デバイス１００のカメラによる撮像範囲は、ユーザ１０２の視界に対応する範囲であってよい。眼鏡型デバイス１００のカメラの撮像範囲は、ユーザ１０２の視界よりも広い範囲であってよく、ユーザ１０２の視界と実質的に同じ範囲であってもよい。

【0022】

眼鏡型デバイス１００と管理サーバ３００は、ネットワーク２０を介して通信してよい。ネットワーク２０は、クラウドを含む。ネットワーク２０は、インターネットを含んでよい。ネットワーク２０は、移動体通信ネットワークを含んでよい。移動体通信ネットワークは、ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）通信方式、３Ｇ（３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）通信方式、５Ｇ（５ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）通信方式、６Ｇ（６ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）通信方式以降の通信方式のいずれに準拠していてもよい。ネットワーク２０は、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）通信方式に対応していてよい。ネットワーク２０には、Ｗｉ－Ｆｉアクセスポイントを介してアクセス可能であってよい。ネットワーク２０には、その他無線通信全般を利用してアクセス可能であってよい。管理サーバ３００は、ネットワーク２０に有線接続されてよく、無線接続されてもよい。眼鏡型デバイス１００は、移動体通信、Ｗｉ－Ｆｉ通信、その他無線通信全般によって、ネットワーク２０に接続されてよい。

【0023】

図２は、眼鏡型デバイス１００の構成の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス１００は、リム１１２及びテンプル１１８を有するフレーム１１０を備える。眼鏡型デバイス１００は、眼鏡型デバイス１００における各種制御を実行する制御装置２００を備える。

【0024】

図２における制御装置２００の配置は一例であり、制御装置２００は、フレーム１１０の他の位置に配置されてもよい。例えば、制御装置２００は、フレーム１１０の外部に配置されてもよい。また、例えば、制御装置２００は、テンプル１１８内に配置されてもよい。具体例として、制御装置２００は、テンプル１１８の先端部、すなわち、モダンに配置されてもよい。制御装置２００は、バッテリを備えてよい。制御装置２００とバッテリは、別体として、フレーム１１０の別の位置に配置されてもよい。

【0025】

眼鏡型デバイス１００は、カメラ１２０を備えてよい。カメラ１２０の撮像範囲は、眼鏡型デバイス１００を装着しているユーザ１０２の視界に対応する範囲であってよい。図２におけるカメラ１２０の配置は一例であり、カメラ１２０は、他の位置に配置されてもよい。

【0026】

眼鏡型デバイス１００は、センサ１２２を備えてよい。センサ１２２は、眼鏡型デバイス１００の周囲の環境を特定するためのセンサであってよい。センサ１２２は、ＬｉＤＡＲ（Ｌｉｇｈｔ Ｄｅｔｅｃｔｉｏｎ ａｎｄ Ｒａｎｇｉｎｇ）を含んでよい。センサ１２２は、測距センサを含んでもよい。図２では、センサ１２２がブリッジ１１４に配置されている場合を例示しているが、図２におけるセンサ１２２の配置は一例であり、センサ１２２は、他の位置に配置されてもよい。

【0027】

眼鏡型デバイス１００は、センサ１２４を備えてよい。センサ１２４は、例えば、眼鏡型デバイス１００の装着者であるユーザ１０２の視線を検出する。センサ１２４は、例えば、ユーザ１０２の目を撮像して監視することによって、ユーザ１０２の視線を検出する。図２におけるセンサ１２４の配置は一例であり、センサ１２４は、他の位置に配置されてもよい。

【0028】

眼鏡型デバイス１００は、マイク１２６を備えてよい。マイク１２６は、眼鏡型デバイス１００の装着者であるユーザ１０２の発話を取得可能な位置に配置される。図２におけるマイク１２６の配置は一例であり、マイク１２６は、他の位置に配置されてもよい。

【0029】

眼鏡型デバイス１００は、スピーカ１２８を備えてよい。スピーカ１２８は、眼鏡型デバイス１００の外部に向けて音声を出力する。図２におけるスピーカ１２８の配置は一例であり、スピーカ１２８は、他の位置に配置されてもよい。

【0030】

眼鏡型デバイス１００は、発光部１３０を備えてよい。発光部１３０は、例えば、ＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）であってよい。図２における発光部１３０の配置は一例であり、発光部１３０は、他の位置に配置されてもよい。

【0031】

眼鏡型デバイス１００は、センサ１３２を備えてよい。センサ１３２は、センサ１３２が設置された場所に対する接触を検知するセンサであってよい。センサ１３２の出力は、眼鏡型デバイス１００がユーザ１０２に装着されているか否かを判定するために用いられてよい。

【0032】

眼鏡型デバイス１００は、センサ１３４を備えてよい。センサ１３４は、センサ１３４が設置された場所に対する接触を検知するセンサであってよい。センサ１３４の出力は、眼鏡型デバイス１００が、どこかに置かれているか否かを判定するために用いられてよい。

【0033】

眼鏡型デバイス１００は、センサ１３６を備えてよい。センサ１３６は、センサ１３６が設置された場所に対する接触を検知するセンサであってよい。センサ１３６の出力は、眼鏡型デバイス１００が、上下逆向きにして置かれているか否かを判定するために用いられてよい。

【0034】

眼鏡型デバイス１００は、センサ１３８を備えてよい。センサ１３８は、センサ１３８が設置された場所に対する接触を検知するセンサであってよい。

【0035】

眼鏡型デバイス１００は、照射部１４０を備えてよい。照射部１４０は、映像を投影する。照射部１４０は、いわゆるプロジェクタであってよい。

【0036】

制御装置２００は、各種入力を受け付けてよい。制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００の任意の位置に配置された操作部を介して、ユーザ１０２からの各種入力を受け付けてよい。制御装置２００は、例えば、フレーム１１０の任意の位置に配置されたボタン等の入力部を介して、ユーザ１０２からの各種入力を受け付ける。

【0037】

制御装置２００は、ユーザ１０２による音声入力を受け付けてもよい。制御装置２００は、マイク１２６が取得したユーザ１０２の発話を音声認識することによって、ユーザ１０２による音声入力を受け付けてよい。

【0038】

制御装置２００は、ユーザ１０２の手の動きによる入力を受け付けてよい。制御装置２００は、カメラ１２０によって撮像されたユーザ１０２の手の動きを認識することによって、コンテンツの選択等の、ユーザ１０２による入力を受け付けてよい。制御装置２００は、ユーザ１０２によるジェスチャ入力を受け付けてもよい。

【0039】

制御装置２００は、各種センサを備えてよい。制御装置２００は、例えば、測位センサを備える。例えば、制御装置２００は、ＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）センサ等のＧＮＳＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｎａｖｉａｇｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ Ｓｙｓｔｅｍ）センサを備える。制御装置２００は、加速度センサを備えてよい。制御装置２００は、ジャイロセンサを備えてよい。ジャイロセンサの出力は、眼鏡型デバイス１００が、上下逆向きにして置かれているか否かを判定するために用いられてよい。制御装置２００は、その他のセンサを備えてもよい。

【0040】

制御装置２００は、カメラ１２０の撮像範囲を示す撮像範囲情報を生成してよい。制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００の位置、向き、及び姿勢に基づいて、撮像範囲情報を生成してよい。制御装置２００は、各種センサの出力によって、眼鏡型デバイス１００の位置、向き、及び姿勢を特定してよい。

【0041】

制御装置２００は、レンズ部１１６への表示機能を備えてよい。レンズ部１１６は、眼鏡型デバイス１００の表示部の一例であってよい。レンズ部１１６は、透明又は半透明のディスプレイであってよく、制御装置２００は、レンズ部１１６に各種表示を実行させてよい。すなわち、眼鏡型デバイス１００は、透明又は半透明のディスプレイ型のデバイスであってよい。また、制御装置２００が、レンズ部１１６に対して表示を投影する機能を有してもよい。すなわち、眼鏡型デバイス１００は、投影型のデバイスであってよい。

【0042】

制御装置２００は、ネットワーク２０を介した通信を実行する機能を有してよい。制御装置２００は、移動体通信、Ｗｉ－Ｆｉ通信、及びその他の無線通信全般の少なくともいずれかによって、ネットワーク２０にアクセスしてよい。制御装置２００は、ネットワーク２０を介して、管理サーバ３００と通信してよい。

【0043】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００がユーザ１０２によって装着されている装着状態であるか否かを判定してよい。制御装置２００は、例えば、センサ１３２が接触を検知しているときは、眼鏡型デバイス１００が装着状態であると判定し、センサ１３２が接触を検知していないときは、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない（非装着状態である）と判定する。

【0044】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が非装着状態である場合に、眼鏡型デバイス１００がどこかに置かれているか否かを判定してもよい。制御装置２００は、センサ１３４が接触を検知しているときは、眼鏡型デバイス１００が置かれていると判定してよい。制御装置２００は、センサ１３６が接触を検知しているときは、眼鏡型デバイス１００が上下逆に置かれていると判定してよい。制御装置２００は、ジャイロセンサの出力によって、眼鏡型デバイス１００が上下正方向に置かれているか、上下逆方向に置かれているかを判定してもよい。

【0045】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が折りたたまれているか否かを判定してもよい。制御装置２００は、例えば、眼鏡型デバイス１００の蝶番等に配置されたセンサの出力によって、眼鏡型デバイス１００が折りたたまれているか否かを判定する。当該センサは、例えば、フレーム１１０に内蔵されてよく、蝶番等の状態を検知する。

【0046】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合には、眼鏡型デバイス１００を装着しているユーザ１０２に合わせて、各種情報をレンズ部１１６に表示する。例えば、眼鏡型デバイス１００は、レンズ部１１６の内向きに情報を表示する。例えば、眼鏡型デバイス１００は、上下正方向に各種情報を表示する。また、例えば、眼鏡型デバイス１００は、レンズ部１１６の前に位置するユーザ１０２の目に合わせたサイズで各種情報をレンズ部１１６に表示する。

【0047】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、外部に向けて情報をレンズ部１１６に表示するように制御する。例えば、制御装置２００は、レンズ部１１６の外向きに情報を表示する。また、例えば、制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が上下正方向に置かれている場合には、上下正方向に情報を表示し、眼鏡型デバイス１００が上下逆方向に置かれている場合には、上下逆方向に情報を表示する。また、例えば、制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合と比較して大きいサイズで情報を表示する。これにより、眼鏡型デバイス１００を装着していないユーザ１０２が見やすいように、情報を表示することができる。

【0048】

制御装置２００は、例えば、メール及びＳＮＳ等における新着情報を受信した場合に、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合には、外部に向けて、新着情報を受信したことを通知する通知情報を表示する。制御装置２００は、例えば、通知情報を、レンズ部１１６の外向きに、比較的大きいサイズで表示する。これにより、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００を外している場合でも、外部に向けて表示した通知情報によって、新着情報を受信したことをユーザ１０２に通知することができる。制御装置２００は、新着情報を受信した場合に、外部に向けて発光や音声出力によって通知してもよい。例えば、制御装置２００は、発光部１３０を発光させたり、スピーカ１２８に通知情報を音声出力させたりする。

【0049】

制御装置２００は、通知情報を表示した後、ユーザ１０２による簡単な操作によって詳細情報を表示してもよい。詳細情報は、新着情報の詳細を示してよい。制御装置２００は、例えば、通知情報を表示した後、センサ１３８によってユーザ１０２によるタップを検出した場合に、詳細情報を表示する。

【0050】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でないときに表示する内容を予め設定しておき、設定に従って情報を外部に向けて表示してもよい。例えば、時刻を表示する設定が行われている場合、制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が非装着状態になったことに応じて、外部に向けて時刻を表示する。

【0051】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でないときに、ユーザ１０２の予め定められた動作を検出したことに応じて、設定に従った情報を外部に向けて表示してもよい。例えば、予め定められた動作としてフレームタップが設定され、情報として時刻が設定されている場合、制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が非装着状態になった後、センサ１３８によってタップを検出した場合に、外部に向けて時刻を表示する。

【0052】

図３は、眼鏡型デバイス１００による通知画面４００の表示例を概略的に示す。図３に示す通知画面４００は、新着メッセージを通知する通知情報の一例であってよい。

【0053】

制御装置２００は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でないときに新着メッセージを受信した場合に、図３に例示するように、通知画面４００を、レンズ部１１６の外向きに、比較的大きなサイズで表示してよい。これにより、眼鏡型デバイス１００を装着していないユーザ１０２にとって見やすく通知画面４００を表示できる。

【0054】

制御装置２００は、レンズ部１１６の外向きに通知画面４００を表示した後、ユーザ１０２の予め定められた動作を検出したことに応じて、通知画面４００の表示を、レンズ部１１６の外向きから内向きに切り替えてもよい。これにより、例えば、眼鏡型デバイス１００を外したユーザ１０２が、眼鏡型デバイス１００の装着側に位置している場合に、通知画面４００を簡易な操作で見やすくする機能を提供できる。

【0055】

図３では、２つのレンズ部１１６のうち一方にのみ通知画面４００を表示した場合を例示しているが、２つのレンズ部１１６の両方に通知画面４００を表示してもよい。２つのレンズ部１１６に通知画面４００を表示する場合、制御装置２００は、２つのレンズ部１１６に同じ情報を表示してよく、また、異なる情報を表示してもよい。

【0056】

２つのレンズ部１１６に同じ情報を表示することによって、ユーザ１０２に、２つのレンズ部１１６のうちの一方のみを見れば、通知画面４００の内容を確認できるようにすることができる。制御装置２００は、２つのレンズ部１１６のうちの一方の外向きと、他方の内向きとに通知画面４００を表示してもよい。これにより、ユーザ１０２が、眼鏡型デバイス１００の正面側に位置しても、眼鏡型デバイス１００の装着側に位置しても、通知画面４００の内容を確認させやすくすることができる。なお、眼鏡型デバイス１００の正面側とは、眼鏡型デバイス１００のレンズ部１１６よりも前側であってよい。眼鏡型デバイス１００の装着側とは、眼鏡型デバイス１００のレンズ部１１６よりも後側であってよい。

【0057】

制御装置２００は、例えば、ユーザ１０２に通知する内容を２つに分割して、２つのレンズ部１１６のそれぞれに表示する。これにより、２つのレンズ部１１６に同じ内容を表示させる場合と比較して、表示する情報量を増やすことができる。

【0058】

図４は、眼鏡型デバイス１００による通知画面４００の表示例を概略的に示す。図４に示す通知画面４００は、新着メッセージを通知する通知情報の一例であってよい。

【0059】

眼鏡型デバイス１００は、図４に例示するように、照射部１４０によって、眼鏡型デバイス１００の正面方向に通知画面４００を投影してよい。これにより、例えば、レンズ部１１６よりも大きな領域に対して通知画面４００を表示することができ、ユーザ１０２の見やすさを向上できる場合がある。

【0060】

照射部１４０による投影方向は、変更可能であってよい。例えば、眼鏡型デバイス１００は、眼鏡型デバイス１００が上下正方向に配置されているときと、上下逆方向に配置されているときとで、通知画面４００の投影方向を変更してよい。

【0061】

眼鏡型デバイス１００は、投影された映像に対する、ユーザ１０２のハンドトラッキングを受け付けてもよい。眼鏡型デバイス１００は、例えば、通知画面４００に対するユーザ１０２の手の動きを認識し、手の動きに応じて、通知画面４００の位置を変更したり、通知画面４００の大きさを変更したりしてよい。

【0062】

図５は、眼鏡型デバイス１００による通知画面４００の表示例を概略的に示す。ここでは、図４と異なる点を主に説明する。

【0063】

眼鏡型デバイス１００は、眼鏡型デバイス１００の装着方向に映像を投影する照射部１４２を備えてよく、照射部１４２によって、眼鏡型デバイス１００の装着方向に通知画面４００を投影してもよい。

【0064】

なお、眼鏡型デバイス１００は、照射部１４０と照射部１４２の両方を備えてもよい。そして、眼鏡型デバイス１００は、通知画面４００を、照射部１４０及び照射部１４２によって選択的に投影してもよい。

【0065】

例えば、眼鏡型デバイス１００は、各種センサの出力によって、眼鏡型デバイス１００を外したユーザ１０２が、眼鏡型デバイス１００の正面側に位置しているか、装着側に位置しているかを判定する。

【0066】

そして、眼鏡型デバイス１００は、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の正面側に位置していると判定した場合、照射部１４０によって通知画面４００を投影し、眼鏡型デバイス１００の装着側に位置していると判定した場合、照射部１４２によって通知画面４００を投影する。これによって、通知画面４００をより見やすくユーザ１０２に対して提示することができる。

【0067】

図６は、眼鏡型デバイス１００による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、ユーザ１０２の眼鏡型デバイス１００と、ユーザ１０６の眼鏡型デバイス１６０とが通信しているときに、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００を外した場合の処理の流れを説明する。なお、眼鏡型デバイス１００と眼鏡型デバイス１６０との通信は、Ｐ２Ｐ（Ｐｅｅｒ ｔｏ Ｐｅｅｒ）通信であっても、サーバ等を介した通信であってもよい。

【0068】

ステップ（ステップをＳと省略して記載する場合がある。）１０２では、眼鏡型デバイス１００が、非装着状態になったことを検知する。Ｓ１０４では、眼鏡型デバイス１６０が、ユーザ１０６の指示に従って、眼鏡型デバイス１００を、チャットの対象又はメール送付の対象として選択して、その旨を眼鏡型デバイス１００に通知する。

【0069】

Ｓ１０６では、眼鏡型デバイス１００が、装着状態のステータスを眼鏡型デバイス１６０に送信する。本例では、眼鏡型デバイス１００は、眼鏡型デバイス１００が非装着状態であることを示すステータスを眼鏡型デバイス１６０に送信する。

【0070】

Ｓ１０８では、眼鏡型デバイス１６０が、Ｓ１０６において受信したステータスが示す、通信相手である眼鏡型デバイス１００の装着状態をユーザ１０６に通知する。眼鏡型デバイス１６０は、例えば、装着状態を表示出力したり、音声出力したりする。具体例として、眼鏡型デバイス１６０は、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００を装着していないことと、返答に時間がかかる場合があることとを示すメッセージをユーザ１０６に提示する。

【0071】

ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００を装着していない場合、ユーザ１０６が眼鏡型デバイス１６０によってメールやメッセージを送っても、ユーザ１０２がすぐに気づけなかったり、すぐに返信できなかったりする場合がある。しかし、その状態をユーザ１０６が把握していないと、なぜ返信が来ないかわからずに、コミュニケーションが阻害されるおそれがある。それに対して、本実施形態に係る眼鏡型デバイス１００によれば、通信相手に対して装着状態が通知されるので、このような問題の発生を抑止することができる。

【0072】

図７は、制御装置２００の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置２００は、格納部２０２、情報取得部２０４、通信部２０６、表示制御部２０８、装着状態判定部２１０、ユーザ判定部２１２、及び通知制御部２１４を備える。

【0073】

情報取得部２０４は、各種情報を取得する。情報取得部２０４は、取得した情報を格納部２０２に格納してよい。

【0074】

情報取得部２０４は、例えば、カメラ１２０によって撮像された撮像画像をカメラ１２０から取得する。情報取得部２０４は、例えば、各種センサによって出力された情報を取得する。情報取得部２０４は、センサ１２２によって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、センサ１２４によって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、例えば、センサ１２４によって出力されたユーザ１０２の視線情報を取得する。情報取得部２０４は、センサ１３２によって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、センサ１３４によって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、センサ１３６によって出力された情報を取得してよい。

【0075】

情報取得部２０４は、測位センサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、加速度センサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、ジャイロセンサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部２０４は、その他のセンサによって出力された情報を取得してよい。

【0076】

情報取得部２０４は、例えば、マイク１２６が取得したユーザ１０２の発話を取得する。情報取得部２０４は、マイク１２６が取得したユーザ１０２の発話を音声認識することによって、発話内容を取得してよい。

【0077】

情報取得部２０４は、ユーザ１０２からの各種入力を取得してよい。情報取得部２０４は、ユーザ１０２が、操作部を介して入力した入力情報を取得してよい。情報取得部２０４は、ユーザ１０２の音声入力内容を取得してよい。情報取得部２０４は、ユーザ１０２の手の動きによる入力情報を取得してよい。

【0078】

情報取得部２０４は、カメラ１２０の撮像範囲を示す撮像範囲情報を生成してよい。情報取得部２０４は、眼鏡型デバイス１００の位置、向き、及び姿勢に基づいて、撮像範囲情報を生成してよい。情報取得部２０４は、各種センサの出力によって、眼鏡型デバイス１００の位置、向き、及び姿勢を特定してよい。

【0079】

通信部２０６は、各種通信を実行する。通信部２０６は、ネットワーク２０に接続された各種装置と通信してよい。

【0080】

通信部２０６は、例えば、メールサーバ、ＳＮＳサーバ、及びアプリサーバ等と通信する。通信部２０６は、メールサーバ、ＳＮＳサーバ、及びアプリサーバから、メール及びメッセージ等の各種情報を受信してよい。

【0081】

また、通信部２０６は、例えば、管理サーバ３００と通信する。通信部２０６は、例えば、情報取得部２０４が取得した各種情報を管理サーバ３００に送信する。通信部２０６は、例えば、撮像範囲情報を管理サーバ３００に送信して、撮像範囲情報が示す撮像範囲内の対象に対応するコンテンツを管理サーバ３００から受信する。

【0082】

また、通信部２０６は、例えば、他の眼鏡型デバイス１００と通信する。通信部２０６は、ネットワーク２０を介さずに、他の眼鏡型デバイス１００と通信してもよい。通信部２０６は、例えば、Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）及びＺｉｇｂｅｅ（登録商標）等の短距離無線通信方式を用いて、他の眼鏡型デバイス１００と通信する。通信部２０６は、例えば、他の眼鏡型デバイス１００との間でメッセージを送受信する。

【0083】

表示制御部２０８は、各種情報を表示するよう制御する。表示制御部２０８は、レンズ部１１６に各種情報を表示させてよい。表示制御部２０８は、通信部２０６が受信した各種情報をレンズ部１１６に表示させてよい。表示制御部２０８は、例えば、メール及びメッセージ等をレンズ部１１６に表示させる。また、表示制御部２０８は、例えば、眼鏡型デバイス１００の撮像範囲に含まれる対象に対応するコンテンツをレンズ部１１６に表示させる。

【0084】

装着状態判定部２１０は、眼鏡型デバイス１００がユーザ１０２によって装着されている装着状態であるか否かを判定する。装着状態判定部２１０は、例えば、センサ１３２が接触を検知しているときは、眼鏡型デバイス１００が装着状態であると判定し、センサ１３２が接触を検知していないときは、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない（非装着状態である）と判定する。また、装着状態判定部２１０は、例えば、ジャイロセンサ及び加速度センサ等の出力によって、眼鏡型デバイス１００が動いていると判定したときは、眼鏡型デバイス１００が装着状態であると判定し、動いていないと判定したときは、眼鏡型デバイス１００が装着状態でないと判定する。

【0085】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合、眼鏡型デバイス１００を装着しているユーザ１０２に向けて情報を表示し、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、外部に向けて情報を表示するように制御する。

【0086】

表示制御部２０８は、例えば、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合、眼鏡型デバイス１００のレンズ部１１６の内向きに情報を表示し、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、レンズ部１１６の外向きに情報を表示するよう制御してよい。表示制御部２０８は、例えば、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合と比較して大きいサイズで情報をレンズ部の外向きに表示するよう制御してよい。

【0087】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合に、情報を２つのレンズ部１１６のうちの一方のみに表示してよく、２つのレンズ部１１６の両方に表示してもよい。表示制御部２０８は、２つのレンズ部１１６に情報を表示する場合、２つのレンズ部１１６に同じ情報を表示してよく、異なる情報を表示してもよい。表示制御部２０８は、２つのレンズ部１１６に情報を表示する場合に、２つのレンズ部１１６の両方とも外向きに表示してよい。また、表示制御部２０８は、２つのレンズ部１１６に情報を表示する場合に、２つのレンズ部１１６のうち一方は外向きに、他方は内向きに情報を表示してもよい。

【0088】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でないときに、レンズ部１１６の外向きに情報を表示した後、ユーザ１０２による予め定められた動作を検出したことに応じて、情報の表示をレンズ部１１６の外向きから内向きに切り替えてもよい。表示制御部２０８は、ユーザ１０２による予め定められた動作を検出する毎に、情報の表示を、レンズ部１１６の外向きと内向きとの間で切り替えてもよい。

【0089】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が新着情報を受信したときに、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、新着情報を受信したことを通知する通知情報をレンズ部１１６の外向きに表示するよう制御してよい。表示制御部２０８は、通知情報をレンズ部１１６の外向きに表示した後、ユーザ１０２による予め定められた動作を検知したことに応じて、新着情報をレンズ部１１６の外向きに表示するよう制御してよい。予め定められた動作の例として、フレーム１１０のタップや、フレーム１１０への接触等が挙げられるが、任意の動作が採用されてもよい。

【0090】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合、眼鏡型デバイス１００のレンズ部１１６の内向きに情報を表示し、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合と比較して大きいサイズで、眼鏡型デバイス１００のレンズ部１１６の内向きに情報を表示するよう制御してもよい。

【0091】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態である場合、眼鏡型デバイス１００のレンズ部１１６の第１レイヤに情報を表示し、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、レンズ部１１６の第１レイヤ、及び第１レイヤよりも外側の第２レイヤに情報を表示するよう制御してもよい。表示制御部２０８は、例えば、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、不透明レイヤの内側の第１レイヤと、不透明レイヤの外側の第２レイヤとに情報を表示するよう制御する。これにより、眼鏡型デバイス１００の正面側と、眼鏡型デバイス１００の装着側の両方に情報を表示することができ、ユーザ１０２が正面側と装着側のいずれに位置しても、ユーザ１０２に情報を見やすく提示することができる。

【0092】

ユーザ判定部２１２は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合に、ユーザ１０２が、眼鏡型デバイス１００の正面側に位置しているか、眼鏡型デバイス１００の装着側に位置しているかを判定する。ユーザ判定部２１２は、各種センサの出力によって、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の正面側に位置しているか装着側に位置しているかを判定してよい。ユーザ判定部２１２は、例えば、カメラ１２０によって撮像される撮像画像及びセンサ１２２による出力によって、眼鏡型デバイス１００の正面側にユーザ１０２を捉えた場合、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の正面側に位置すると判定し、正面側にユーザ１０２を捉えなかった場合、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の装着側に位置すると判定する。

【0093】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合において、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の正面側に位置している場合、レンズ部１１６の外向きに情報を表示し、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の装着側に位置している場合、レンズ部１１６の内向きに情報を表示するよう制御してよい。

【0094】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、照射部１４０又は照射部１４２に情報を投影させるよう制御してよい。表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、照射部１４０及び照射部１４２に情報を投影させるよう制御してもよい。

【0095】

表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合、情報を照射部１４０及び照射部１４２に選択的に投影させてもよい。例えば、表示制御部２０８は、眼鏡型デバイス１００が装着状態でない場合において、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の正面側に位置する場合、情報を照射部１４０に投影させ、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００の装着側に位置する場合、情報を照射部１４２に投影させる。

【0096】

通知制御部２１４は、装着状態判定部２１０によって、眼鏡型デバイス１００が装着状態でないと判定された場合に、通信部２０６の通信相手の他の眼鏡型デバイス１００に、ユーザ１０２が眼鏡型デバイス１００を装着していないことを通知する通知情報を送信するように通信部２０６を制御する。

【0097】

図８は、制御装置２００として機能するコンピュータ１２００のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ１２００にインストールされたプログラムは、コンピュータ１２００を、本実施形態に係る装置の１又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ１２００に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該１又は複数の「部」を実行させることができ、及び／又はコンピュータ１２００に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ１２００に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、ＣＰＵ１２１２によって実行されてよい。

【0098】

本実施形態によるコンピュータ１２００は、ＣＰＵ１２１２、ＲＡＭ１２１４、及びグラフィックコントローラ１２１６を含み、それらはホストコントローラ１２１０によって相互に接続されている。コンピュータ１２００はまた、通信インタフェース１２２２、記憶装置１２２４、及びＩＣカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ１２２０を介してホストコントローラ１２１０に接続されている。記憶装置１２２４は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ１２００はまた、ＲＯＭ１２３０及びキーボード又はタッチパネルのような入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ１２４０を介して入出力コントローラ１２２０に接続されている。

【0099】

ＣＰＵ１２１２は、ＲＯＭ１２３０及びＲＡＭ１２１４内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ１２１６は、ＲＡＭ１２１４内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、ＣＰＵ１２１２によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス１２１８上に表示されるようにする。

【0100】

通信インタフェース１２２２は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置１２２４は、コンピュータ１２００内のＣＰＵ１２１２によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ＩＣカードドライブは、プログラム及びデータをＩＣカードから読み取り、及び／又はプログラム及びデータをＩＣカードに書き込む。

【0101】

ＲＯＭ１２３０はその中に、アクティブ化時にコンピュータ１２００によって実行されるブートプログラム等、及び／又はコンピュータ１２００のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ１２４０はまた、様々な入出力ユニットをＵＳＢポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ１２２０に接続してよい。

【0102】

プログラムは、ＩＣカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置１２２４、ＲＡＭ１２１４、又はＲＯＭ１２３０にインストールされ、ＣＰＵ１２１２によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ１２００に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ１２００の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。

【0103】

例えば、通信がコンピュータ１２００及び外部デバイス間で実行される場合、ＣＰＵ１２１２は、ＲＡＭ１２１４にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース１２２２に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース１２２２は、ＣＰＵ１２１２の制御の下、ＲＡＭ１２１４、記憶装置１２２４、又はＩＣカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。

【0104】

また、ＣＰＵ１２１２は、記憶装置１２２４、ＩＣカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がＲＡＭ１２１４に読み取られるようにし、ＲＡＭ１２１４上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。ＣＰＵ１２１２は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。

【0105】

様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。ＣＰＵ１２１２は、ＲＡＭ１２１４から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索／置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をＲＡＭ１２１４に対しライトバックする。また、ＣＰＵ１２１２は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第２の属性の属性値に関連付けられた第１の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、ＣＰＵ１２１２は、当該複数のエントリの中から、第１の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第２の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第１の属性に関連付けられた第２の属性の属性値を取得してよい。

【0106】

上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ１２００上又はコンピュータ１２００近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はＲＡＭのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ１２００に提供する。

【0107】

本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び／又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び／又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路（ＩＣ）及び／又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、及びプログラマブルロジックアレイ（ＰＬＡ）等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。

【0108】

コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー（登録商標）ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ（ＥＰＲＯＭ又はフラッシュメモリ）、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ（ＥＥＰＲＯＭ）、静的ランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、コンパクトディスクリードオンリメモリ（ＣＤ－ＲＯＭ）、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、ブルーレイ（登録商標）ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。

【0109】

コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ（ＩＳＡ）命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はＳｍａｌｌｔａｌｋ（登録商標）、ＪＡＶＡ（登録商標）、Ｃ＋＋等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「Ｃ」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、１又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。

【0110】

コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。

【0111】

以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

【0112】

特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

【符号の説明】

【0113】

１０ システム、２０ ネットワーク、１００ 眼鏡型デバイス、１０２ ユーザ、１０６ ユーザ、１１０ フレーム、１１２ リム、１１４ ブリッジ、１１６ レンズ部、１１８ テンプル、１２０ カメラ、１２２ センサ、１２４ センサ、１２６ マイク、１２８ スピーカ、１３２ センサ、１３４ センサ、１３６ センサ、１４０ 照射部、１４２ 照射部、１６０ 眼鏡型デバイス、２００ 制御装置、２０２ 格納部、２０４ 情報取得部、２０６ 通信部、２０８ 表示制御部、２１０ 装着状態判定部、２１２ ユーザ判定部、２１４ 通知制御部、３００ 管理サーバ、４００ 通知画面、１２００ コンピュータ、１２１０ ホストコントローラ、１２１２ ＣＰＵ、１２１４ ＲＡＭ、１２１６ グラフィックコントローラ、１２１８ ディスプレイデバイス、１２２０ 入出力コントローラ、１２２２ 通信インタフェース、１２２４ 記憶装置、１２３０ ＲＯＭ、１２４０ 入出力チップ

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】