(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022102696
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】眼鏡型デバイス、プログラム、及び制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0484 20220101AFI20220630BHJP
G06F 3/04815 20220101ALI20220630BHJP
【FI】
G06F3/0484
G06F3/0481 150
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020217575
(22)【出願日】2020-12-25
(71)【出願人】
【識別番号】501440684
【氏名又は名称】ソフトバンク株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】石垣 健太
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 優也
(72)【発明者】
【氏名】可児 裕貴
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA27
5E555BA04
5E555BA83
5E555BB04
5E555BC08
5E555BD01
5E555BE17
5E555CA42
5E555CB45
5E555CB56
5E555CB74
5E555CB78
5E555CC05
5E555DA08
5E555DB45
5E555DB53
5E555DC11
5E555DC13
5E555DC62
5E555DC63
5E555DD07
5E555EA03
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】 (修正有)
【課題】眼鏡型デバイス、プログラム及び制御方法を提供する。
【解決手段】眼鏡型デバイス100において、制御部は、眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置する対象に対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信するサーバ通信部と、サーバ通信部が受信したコンテンツを格納する格納部と、眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置する対象に対応するコンテンツをから読み出して眼鏡型デバイスの表示部に表示させる表示制御部と、表示制御部によって表示されたコンテンツに対応する対象が、眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまではコンテンツを保持し、予め定められた条件が満たされたことに応じてコンテンツを削除するよう制御する削除制御部とを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡型デバイスであって、
前記眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、前記眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置する対象に対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信するサーバ通信部と、
前記サーバ通信部が受信した前記コンテンツを格納する格納部と、
前記眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれる対象に対応するコンテンツを前記格納部から読み出して前記眼鏡型デバイスの表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応する対象が、前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまでは前記コンテンツを保持し、前記予め定められた条件が満たされたことに応じて前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する削除制御部と
を備える眼鏡型デバイス。
【請求項2】
前記サーバ通信部は、前記眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、前記眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置するエリアに対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信し、
前記削除制御部は、前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応するエリアが、前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまでは前記コンテンツを保持し、前記条件が満たされたことに応じて前記コンテンツを削除するよう制御する、請求項1に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項3】
前記削除制御部は、前記眼鏡型デバイスと前記コンテンツに対応する対象との距離が予め定められた距離閾値よりも長くなったことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項1又は2に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項4】
前記削除制御部は、前記眼鏡型デバイスと前記コンテンツに対応する対象との距離が、前記コンテンツのコンテンツ種別に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項3に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項5】
前記削除制御部は、前記眼鏡型デバイスと前記コンテンツに対応する対象との距離が、前記眼鏡型デバイスを装着したユーザの状態に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項3に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項6】
前記削除制御部は、前記眼鏡型デバイスと前記コンテンツに対応する対象との距離が、前記眼鏡型デバイスを装着したユーザの移動速度がより早いほど長い距離閾値よりも長くなったことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項5に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項7】
前記削除制御部は、前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応する対象が前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が予め定められた時間閾値の間継続したことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項1から6のいずれか一項に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項8】
前記削除制御部は、前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応する対象が前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が、前記コンテンツのコンテンツ種別に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項7に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項9】
前記削除制御部は、前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応する対象が前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が、前記眼鏡型デバイスを装着したユーザの状態に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する、請求項7に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項10】
前記削除制御部は、前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応する対象が前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が、前記眼鏡型デバイスを装着したユーザの移動速度がより早いほど長い時間閾値の間継続したことに応じて、前記コンテンツを削除するよう制御する、請求項9に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項11】
前記削除制御部は、前記表示制御部によって表示された前記コンテンツに対応する対象への前記眼鏡型デバイスのユーザの訪問頻度が予め定められた訪問閾値より高い場合、前記予め定められた条件が満たされても前記コンテンツを削除しない、請求項1から10のいずれか一項に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項12】
前記表示制御部は、前記眼鏡型デバイスの撮像方向に、前記ユーザの訪問頻度が前記訪問閾値より高い対象が位置し、かつ、当該対象に対応するコンテンツが前記格納部に格納されている場合、当該コンテンツを前記表示部に表示させる、請求項11に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項13】
前記サーバ通信部は、前記格納部に格納されている、前記ユーザの訪問頻度が前記訪問閾値より高い対象に対応するコンテンツが、前記コンテンツ管理サーバにおいて更新された場合に、前記コンテンツ管理サーバから、更新後の当該コンテンツを受信して、前記格納部に格納する、請求項11又は12に記載の眼鏡型デバイス。
【請求項14】
眼鏡型デバイスを、請求項1から13のいずれか一項に記載の眼鏡型デバイスとして機能させるためのプログラム。
【請求項15】
眼鏡型デバイスに搭載されたコンピュータによって実行される制御方法であって、
前記眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれるコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信する受信段階と、
前記受信段階において受信した前記コンテンツを前記コンピュータの格納部に、格納する格納段階と、
前記眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれるコンテンツを前記格納部から読み出して前記眼鏡型デバイスの表示部に表示させる表示制御段階と、
前記表示制御段階において表示された前記コンテンツに対応する対象が、前記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまでは前記コンテンツを保持し、前記予め定められた条件が満たされたことに応じて前記コンテンツを前記格納部から削除するよう制御する削除制御段階と
を備える制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡型デバイス、プログラム、及び制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、透明又は半透明の状態のまま、テキストや図等の画像を表示することで、実空間の風景にARの仮想オブジェクトを重畳表示することができる表示部を備えるAR(Augmented Reality)グラスが記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2019-114078号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスが提供される。眼鏡型デバイスは、眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置する対象に対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信するサーバ通信部を備えてよい。眼鏡型デバイスは、サーバ通信部が受信したコンテンツを格納する格納部を備えてよい。眼鏡型デバイスは、眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置する対象に対応するコンテンツをから読み出して眼鏡型デバイスの表示部に表示させる表示制御部を備えてよい。眼鏡型デバイスは、表示制御部によって表示されたコンテンツに対応する対象が、眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまではコンテンツを保持し、予め定められた条件が満たされたことに応じてコンテンツを削除するよう制御する削除制御部を備えてよい。
【0004】
上記サーバ通信部は、上記眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれ、上記眼鏡型デバイスから予め定められた距離内に位置するエリアに対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信してよく、上記削除制御部は、上記表示制御部によって表示された上記コンテンツに対応するエリアが、上記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまでは上記コンテンツを保持し、上記条件が満たされたことに応じて上記コンテンツを削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記眼鏡型デバイスと上記コンテンツに対応する対象との距離が予め定められた距離閾値よりも長くなったことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記眼鏡型デバイスと上記コンテンツに対応する対象との距離が、上記コンテンツのコンテンツ種別に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記眼鏡型デバイスと上記コンテンツに対応する対象との距離が、上記眼鏡型デバイスを装着したユーザの状態に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記眼鏡型デバイスと上記コンテンツに対応する対象との距離が、上記眼鏡型デバイスを装着したユーザの移動速度がより早いほど長い距離閾値よりも長くなったことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。
【0005】
上記削除制御部は、上記表示制御部によって表示された上記コンテンツに対応する対象が上記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が予め定められた時間閾値の間継続したことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記表示制御部によって表示された上記コンテンツに対応する対象が上記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が、上記コンテンツのコンテンツ種別に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記表示制御部によって表示された上記コンテンツに対応する対象が上記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が、上記眼鏡型デバイスを装着したユーザの状態に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、上記コンテンツを上記格納部から削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記表示制御部によって表示された上記コンテンツに対応する対象が上記眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた状態が、上記眼鏡型デバイスを装着したユーザの移動速度がより早いほど長い時間閾値の間継続したことに応じて、上記コンテンツを削除するよう制御してよい。上記削除制御部は、上記表示制御部によって表示された上記コンテンツに対応する対象への上記眼鏡型デバイスのユーザの訪問頻度が予め定められた訪問閾値より高い場合、上記予め定められた条件が満たされても上記コンテンツを削除しなくてよい。上記表示制御部は、上記眼鏡型デバイスの撮像方向に、上記ユーザの訪問頻度が上記訪問閾値より高い対象が位置し、かつ、当該対象に対応するコンテンツが上記格納部に格納されている場合、当該コンテンツを上記表示部に表示させてよい。上記サーバ通信部は、上記格納部に格納されている、上記ユーザの訪問頻度が上記訪問閾値より高い対象に対応するコンテンツが、上記コンテンツ管理サーバにおいて更新された場合に、上記コンテンツ管理サーバから、更新後の当該コンテンツを受信して、上記格納部に格納してよい。
【0006】
本発明の一実施態様によれば、コンピュータを、上記制御装置として機能させるためのプログラムが提供される。
【0007】
本発明の一実施態様によれば、眼鏡型デバイスに搭載されたコンピュータによって実行される制御方法が提供される。制御方法は、眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれるコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信する受信段階を備えてよい。制御方法は、受信段階において受信したコンテンツをコンピュータの格納部に、格納する格納段階を備えてよい。制御方法は、眼鏡型デバイスの撮像範囲内に含まれるコンテンツを格納部から読み出して眼鏡型デバイスの表示部に表示させる表示制御段階を備えてよい。制御方法は、表示制御段階において表示されたコンテンツに対応する対象が、眼鏡型デバイスの撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまではコンテンツを保持し、予め定められた条件が満たされたことに応じてコンテンツを格納部から削除するよう制御する削除制御段階を備えてよい。
【0008】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】眼鏡型デバイス100の構成の一例を概略的に示す。
【
図3】眼鏡型デバイス100によるコンテンツの表示例を概略的に示す。
【
図4】眼鏡型デバイス100によるコンテンツの保有距離について説明するための説明図である。
【
図5】眼鏡型デバイス100によるコンテンツの保有距離について説明するための説明図である。
【
図6】距離閾値テーブル500の一例を概略的に示す。
【
図7】時間閾値テーブル510の一例を概略的に示す。
【
図8】時間閾値テーブル520の一例を概略的に示す。
【
図9】高頻度場所テーブル530の一例を概略的に示す。
【
図10】制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。
【
図11】制御装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
AR(Augmented Reality)グラス等の眼鏡型デバイスは、装着者であるユーザの視界内の対象に対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバから受信して表示することができる。しかし、当該対象がユーザの視界から外れた際に、コンテンツをいつまで保持するかを決定する方法が確立されていない。視界に合わせたコンテンツをダウンロードし、視界から外れたら削除する、ということを繰り返すと、ネットワークやデバイスに負担をかける可能性が出てくる。本実施形態に係る眼鏡型デバイス100は、一度視界から外れた、離れたコンテンツをキャッシュして保持する方法を提供する。
【0011】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0012】
図1は、システム10の一例を概略的に示す。システム10は、複数の眼鏡型デバイス100及びコンテンツ管理サーバ300を備える。
【0013】
眼鏡型デバイス100は、無線通信機能と、コンテンツを表示部に表示する表示機能とを有している眼鏡型のデバイスであれば、どのようなものであってもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、ARグラスであってよい。
【0014】
コンテンツは、任意のデータ形式であってよい。例えば、コンテンツは、3DのCG(Computer Graphics)データである。例えば、コンテンツは、静止画である。また、例えば、コンテンツは、動画である。例えば、コンテンツは、テキストである。コンテンツは、これらを複合的に含んでもよい。
【0015】
眼鏡型デバイス100は、コンテンツを透明又は半透明のグラス上に表示することによって、実空間にコンテンツが配置されている感覚をユーザ102に与えることが可能なデバイスであってよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、いわゆる透過型(シースルー型)のデバイスであってよい。なお、眼鏡型デバイス100は、ビデオパススルー型のデバイスであってもよい。この場合、眼鏡型デバイス100は、ユーザ102の視界に対応する範囲を撮影している撮影画像を非透過型のディスプレイに表示し、コンテンツを重畳表示してよい。
【0016】
コンテンツ管理サーバ300は、眼鏡型デバイス100に配信するコンテンツを管理する。コンテンツ管理サーバ300は、例えば、実世界の対象に対応付けてコンテンツを登録する。具体例として、コンテンツ管理サーバ300は、実世界の各位置に対応付けてコンテンツを登録する。また、例えば、コンテンツ管理サーバ300は、実世界のエリアに対応付けてコンテンツを登録する。コンテンツの登録は、コンテンツ管理サーバ300の管理者等によって許可された任意の者によって行われてよい。コンテンツ管理サーバ300は、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、及びARグラス等によるコンテンツの登録を受け付けてよい。
【0017】
コンテンツ管理サーバ300は、例えば、眼鏡型デバイス100から、眼鏡型デバイス100の撮像範囲を示す撮像範囲情報を受信して、撮像範囲に含まれる対象に対応するコンテンツを眼鏡型デバイス100に送信してよい。眼鏡型デバイス100の撮像範囲は、眼鏡型デバイス100のカメラの撮像範囲であってよい。眼鏡型デバイス100のカメラによる撮像範囲は、ユーザ102の視界に対応する範囲であってよい。眼鏡型デバイス100のカメラの撮像範囲は、ユーザ102の視界よりも広い範囲であってよく、ユーザ102の視界と実質的に同じ範囲であってもよい。
【0018】
眼鏡型デバイス100とコンテンツ管理サーバ300は、ネットワーク20を介して通信してよい。ネットワーク20は、クラウドを含む。ネットワーク20は、移動体通信ネットワークを含んでよい。移動体通信ネットワークは、LTE(Long Term Evolution)通信方式、3G(3rd Generation)通信方式、5G(5th Generation)通信方式、6G(6th Generation)通信方式以降の通信方式のいずれに準拠していてもよい。ネットワーク20は、Wi-Fi(登録商標)通信方式に対応していてよい。ネットワーク20には、Wi-Fiアクセスポイントを介してアクセス可能であってよい。ネットワーク20には、その他無線通信全般を利用してアクセス可能であってよい。コンテンツ管理サーバ300は、ネットワーク20に有線接続されてよく、無線接続されてもよい。眼鏡型デバイス100は、移動体通信、Wi-Fi通信、その他無線通信全般によって、ネットワーク20に接続されてよい。
【0019】
図2は、眼鏡型デバイス100の構成の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、リム112及びテンプル118を有するフレーム110を備える。眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100における各種制御を実行する制御装置200を備える。
【0020】
図2における制御装置200の配置は一例であり、制御装置200は、フレーム110の他の位置に配置されてもよい。例えば、制御装置200は、フレーム110の外部に配置されてもよい。また、例えば、制御装置200は、テンプル118内に配置されてもよい。具体例として、制御装置200は、テンプル118の先端部、すなわち、モダンに配置されてもよい。制御装置200は、バッテリを備えてよい。制御装置200とバッテリは、別体として、フレーム110の別の位置に配置されてもよい。
【0021】
眼鏡型デバイス100は、カメラ120を備えてよい。カメラ120の撮像範囲は、眼鏡型デバイス100を装着しているユーザ102の視界に対応する範囲であってよい。
図2におけるカメラ120の配置は一例であり、カメラ120は、他の位置に配置されてもよい。
【0022】
眼鏡型デバイス100は、センサ122を備えてよい。センサ122は、眼鏡型デバイス100の周囲の環境を特定するためのセンサであってよい。センサ122は、LiDAR(Light Detection and Ranging)を含んでよい。センサ122は、測距センサを含んでもよい。
図2では、センサ122がブリッジ114に配置されている場合を例示しているが、
図2におけるセンサ122の配置は一例であり、センサ122は、他の位置に配置されてもよい。
【0023】
眼鏡型デバイス100は、センサ124を備えてよい。センサ124は、例えば、眼鏡型デバイス100の装着者であるユーザ102の視線を検出する。センサ124は、例えば、ユーザ102の目を撮像して監視することによって、ユーザ102の視線を検出する。
図2におけるセンサ124の配置は一例であり、センサ124は、他の位置に配置されてもよい。
【0024】
眼鏡型デバイス100は、マイク126を備えてよい。マイク126は、眼鏡型デバイス100の装着者であるユーザ102の発話を取得可能な位置に配置される。
図2におけるマイク126の配置は一例であり、マイク126は、他の位置に配置されてもよい。
【0025】
制御装置200は、各種入力を受け付けてよい。制御装置200は、眼鏡型デバイス100の任意の位置に配置された操作部を介して、ユーザ102からの各種入力を受け付けてよい。制御装置200は、例えば、フレーム110の任意の位置に配置されたボタン等の入力部を介して、ユーザ102からの各種入力を受け付ける。制御装置200は、例えば、スマートフォン及びウェアラブル端末等の携帯端末、タブレット端末、及びPC等を介して、ユーザ102からの各種入力を受け付けてもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)及びZigbee(登録商標)等の短距離無線通信方式を用いて、これらと無線接続を確立してよい。
【0026】
制御装置200は、ユーザ102による音声入力を受け付けてもよい。制御装置200は、マイク126が取得したユーザ102の発話を音声認識することによって、ユーザ102による音声入力を受け付けてよい。
【0027】
制御装置200は、ユーザ102の手の動きによる入力を受け付けてよい。制御装置200は、カメラ120によって撮像されたユーザ102の手の動きを認識することによって、コンテンツの選択等の、ユーザ102による入力を受け付けてよい。制御装置200は、ユーザ102によるジェスチャ入力を受け付けてもよい。
【0028】
制御装置200は、各種センサを備えてよい。制御装置200は、例えば、測位センサを備える。例えば、制御装置200は、GPS(Global Positioning System)センサ等のGNSS(Global Naviagtion Satellite System)センサを備える。制御装置200は、加速度センサを備えてよい。制御装置200は、ジャイロセンサを備えてよい。制御装置200は、その他のセンサを備えてもよい。
【0029】
制御装置200は、カメラ120の撮像範囲を示す撮像範囲情報を生成してよい。制御装置200は、眼鏡型デバイス100の位置、向き、及び姿勢に基づいて、撮像範囲情報を生成してよい。制御装置200は、各種センサの出力によって、眼鏡型デバイス100の位置、向き、及び姿勢を特定してよい。
【0030】
制御装置200は、レンズ116への表示機能を備えてよい。レンズ116は、眼鏡型デバイス100の表示部の一例であってよい。レンズ116は、透明又は半透明のディスプレイであってよく、制御装置200は、レンズ116に各種表示を実行させてよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、透明又は半透明のディスプレイ型のデバイスであってよい。また、制御装置200が、レンズ116に対して表示を投影する機能を有してもよい。すなわち、眼鏡型デバイス100は、投影型のデバイスであってよい。
【0031】
制御装置200は、ネットワーク20を介した通信を実行する機能を有してよい。制御装置200は、移動体通信、Wi-Fi通信、及びその他の無線通信全般の少なくともいずれかによって、ネットワーク20にアクセスしてよい。制御装置200は、ネットワーク20を介して、コンテンツ管理サーバ300と通信してよい。
【0032】
図3は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツ400の表示例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、撮像範囲内の対象に対応するコンテンツ400をコンテンツ管理サーバ300から受信して格納し、レンズ116に表示する。
【0033】
眼鏡型デバイス100の記憶容量には上限があるので、コンテンツ管理サーバ300から受信するコンテンツ400のすべてを格納しておくことはできない。そこで、コンテンツ400に対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れたことに応じて、コンテンツ400を削除する実装が考えられる。しかしこの場合、例えば、ユーザ102が一旦後ろを向いて、すぐ前に向き直した場合に、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ400を削除した後、すぐにまたコンテンツ400をコンテンツ管理サーバ300からダウンロードしなければならなくなる。
【0034】
本実施形態に係る眼鏡型デバイス100は、表示したコンテンツ400に対応する対象が、眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまではコンテンツ400を保持し、予め定められた条件が満たされたことに応じてコンテンツ400を削除する。
【0035】
例えば、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ400に対応する対象と、眼鏡型デバイス100との距離によって、コンテンツ400を管理する。眼鏡型デバイス100は、例えば、コンテンツ400に対応する対象と一定の距離を離れるまでコンテンツを保持し、一定の距離以上離れたことに応じて、記憶領域からコンテンツ400を削除する。
【0036】
これにより、ユーザ102が、コンテンツ400に対応する対象から一定の範囲内に位置している間は、当該対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から一旦外れて戻るような場合に、コンテンツ400を再ダウンロードすることなく、格納しているコンテンツ400を読み出して表示することができる。また、これにより、コンテンツ400に対応する対象から一定の距離以上離れて、コンテンツ400を再度表示する可能性が低くなったことに応じて、コンテンツ400を削除することができる。
【0037】
また、例えば、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ400に対応する対象が、眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れてからの経過時間によって、コンテンツ400を管理する。眼鏡型デバイス100は、例えば、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ400に対応する対象が撮像範囲から外れても、一定時間はコンテンツ400を保持し、対象が撮像範囲から外れた状態が一定時間継続したことに応じて、記憶領域からコンテンツ400を削除する。
【0038】
これにより、コンテンツ400に対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れてからの経過時間が短く、再度表示する可能性が比較的高い間は、コンテンツ400を保持することができる。また、コンテンツ400に対応する対象が撮像範囲から外れている状態が比較的長く続き、ユーザ102が他の場所に移動した等の理由によって、コンテンツ400を再度表示する可能性が低くなったことに応じて、コンテンツ400を削除することができる。
【0039】
図4は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツの保持距離について説明するための説明図である。ここでは、建物31、建物32、建物33、建物34、及び建物35のうちの、建物33の前の位置にコンテンツ400が対応付けられている場合を例示している。
【0040】
眼鏡型デバイス100の撮像範囲に、建物33の前の、コンテンツ400が対応付けられている位置が含まれている場合、眼鏡型デバイス100にはコンテンツ400が表示される。ユーザ102は、実空間である建物33の前に、コンテンツ400が実際に配置されているような感覚を得ることができる。
【0041】
眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100がコンテンツ400に対応する位置から予め定められた距離閾値420内に位置している間は、コンテンツ400を削除せずに保持する。これにより、眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が、コンテンツ400に対応する位置を通り過ぎた後、振り返ったときに、コンテンツ管理サーバ300からコンテンツ400を再ダウンロードすることなく、コンテンツ400を表示することができる。
【0042】
眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100が、コンテンツ400に対応する位置から予め定められた距離閾値420外に位置したことに応じて、コンテンツ400を削除する。これにより、ユーザ102が建物33の前を通り過ぎてから比較的長い距離を移動し、建物33の前の位置が眼鏡型デバイス100の撮像範囲に再び含まれる可能性が低減したことに応じて、コンテンツ400を削除することができる。
【0043】
図5は、眼鏡型デバイス100によるコンテンツの保持距離について説明するための説明図である。眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100と、コンテンツに対応する対象との距離が予め定められた距離閾値よりも長くなったことに応じて、コンテンツを削除するが、コンテンツのコンテンツ種別毎に異なる距離閾値を登録してもよい。コンテンツ種別の例として、公共情報、案内、広告、レビュー、エンタメ、及び一般ユーザ配置等が挙げられる。なお、これらは一例であり、これらに限られない。
【0044】
図5は、広告コンテンツ402に対応する距離閾値422と、レビューコンテンツ404に対応する距離閾値424とを例示している。本例においては、距離閾値422の方が、距離閾値424よりも長い。例えば、ユーザ102にとって、より興味があるコンテンツや、ユーザ102にとって、より重要なコンテンツのコンテンツ種別に、より長い距離閾値を設定することによって、これらのコンテンツを優先的に保持することができる。
【0045】
図6は、距離閾値テーブル500の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、距離閾値テーブル500を参照して、ユーザ102の状態に応じた距離閾値を用いてもよい。例えば、眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100とコンテンツに対応する対象との距離が、ユーザ102の状態に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、コンテンツを格納部から削除するよう制御する。
【0046】
図6に例示する距離閾値テーブル500には、「通常時(歩行時)」、「走っている時」、「自転車に乗車時」、「電車や車に乗車時」の4つのユーザ102の状態のそれぞれに対する距離閾値の範囲が示されている。例えば、「通常時(歩行時)」に対して数m~数百mの距離閾値が設定され得る。また、例えば、「走っている時」に対して数百m~数kmの距離閾値が設定され得る。また、例えば、「自転車に乗車時」に対して数百m~数十kmの距離閾値が設定され得る。また、例えば、「電車や車に乗車時」に対して0kmが設定されている。
【0047】
眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が歩行している時には、コンテンツ400に対応する対象と眼鏡型デバイス100との距離が10m以内である間、コンテンツ400を保持する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が走っている時には、コンテンツ400に対応する対象と眼鏡型デバイス100との距離が200m以内である間、コンテンツ400を保持する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が自転車に乗車している時には、コンテンツ400に対応する対象と眼鏡型デバイス100との距離が3km以内である間、コンテンツ400を保持する。これにより、ユーザ102に移動能力に応じた、コンテンツ400が眼鏡型デバイス100の撮像範囲に再び含まれる可能性を考慮して、コンテンツ400の保持を制御することができる。
【0048】
また、眼鏡型デバイス100は、ユーザ102が電車や車に乗車している時には、コンテンツ400に対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れたことに応じて、コンテンツ400を削除してよい。これにより、コンテンツ400に対応する対象が再び眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれる可能性が低い場合に、コンテンツ400を即削除することができる。
【0049】
なお、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ種別毎に、ユーザの状態に応じた距離閾値を設定してもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、公共情報について、「通常時(歩行時)」に対して50m、「走っている時」に対して500m、「自転車に乗車時」に対して5km、「電車や車に乗車時」に対して0kmを設定する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、レビューについて、「通常時(歩行時)」に対して10m、「走っている時」に対して100m、「自転車に乗車時」に対して200m、「電車や車に乗車時」に対して0kmを設定する。これにより、コンテンツ種別が公共情報であるコンテンツを、コンテンツ種別がレビューであるコンテンツと比較して優先的に保持することができる。
【0050】
図7は、時間閾値テーブル510の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、時間閾値テーブル510を参照して、コンテンツのコンテンツ種別に応じた時間閾値を用いてもよい。例えば、眼鏡型デバイス100は、表示したコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が、コンテンツのコンテンツ種別に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、コンテンツを格納部から削除するよう制御する。
【0051】
図7に例示する時間閾値テーブル510には、「一般ユーザ配置」、「レビュー」、「広告」、「興味有コンテンツ」の4つのコンテンツ種別のそれぞれに対する距離閾値が示されている。興味有コンテンツは、例えば、ユーザ102によってお気に入りに登録されたコンテンツや、ユーザ102の趣味嗜好に合致するコンテンツであってよい。
図7の例では、「一般ユーザ配置」に対して5分、「レビュー」に対して10分、「広告」に対して30分、「興味有コンテンツ」に対して1時間が設定されている。
【0052】
眼鏡型デバイス100は、例えば、「一般ユーザ配置」のコンテンツは、コンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が5分継続したことに応じて削除する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、「レビュー」のコンテンツは、コンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が10分継続したことに応じて削除する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、「広告」のコンテンツは、コンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が30分継続したことに応じて削除する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、「興味有コンテンツ」のコンテンツは、コンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が1時間継続したことに応じて削除する。
【0053】
なお、避難情報や災害情報等の緊急性の高いコンテンツについては、経過時間に関わらずに保持するようにしてもよい。例えば、コンテンツ管理サーバ300から、緊急性の高いコンテンツを眼鏡型デバイス100が受信した場合、時間に限らず保持され、優先的に表示されてもよい。また、このような緊急性の高いコンテンツは、コンテンツ管理サーバ300から、緊急性が低くなったことを通知する情報を眼鏡型デバイス100が受信した場合、眼鏡型デバイス100から削除されてもよい。
【0054】
図8は、時間閾値テーブル520の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、時間閾値テーブル520を参照して、ユーザ102の状態に応じた時間閾値を用いてもよい。例えば、眼鏡型デバイス100は、表示したコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が、ユーザ102の状態に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、コンテンツを格納部から削除するよう制御する。
【0055】
図8に例示する時間閾値テーブル520には、「通常時(歩行時)」、「走っている時」、「自転車に乗車時」、「電車や車に乗車時」の4つのユーザ102の状態のそれぞれに対する時間閾値の範囲が示されている。例えば、「通常時(歩行時)」に対して数分~十数分の時間閾値が設定され得る。また、例えば、「走っている時」に対して数分~数数十分の時間閾値が設定され得る。また、例えば、「自転車に乗車時」に対して数十分~数時間の時間閾値が設定され得る。また、例えば、「電車や車に乗車時」に対して0分が設定されている。
【0056】
眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が歩行している時には、表示したコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が5分継続したことに応じて、コンテンツを削除する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が走っている時には、表示したコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が10分継続したことに応じて、コンテンツを削除する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、ユーザ102が自転車に乗車している時には、表示したコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が30分継続したことに応じて、コンテンツを削除する。これにより、ユーザ102に移動能力に応じた、コンテンツ400が眼鏡型デバイス100の撮像範囲に再び含まれる可能性を考慮して、コンテンツ400の保持を制御することができる。
【0057】
また、眼鏡型デバイス100は、ユーザ102が電車や車に乗車している時には、コンテンツ400に対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れたことに応じて、コンテンツ400を削除してよい。これにより、コンテンツ400に対応する対象が再び眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれる可能性が低い場合に、コンテンツ400を即削除することができる。
【0058】
なお、眼鏡型デバイス100は、コンテンツ種別毎に、ユーザの状態に応じた時間閾値を設定してもよい。眼鏡型デバイス100は、例えば、公共情報について、「通常時(歩行時)」に対して10分、「走っている時」に対して15分、「自転車に乗車時」に対して2時間、「電車や車に乗車時」に対して0分を設定する。また、眼鏡型デバイス100は、例えば、レビューについて、「通常時(歩行時)」に対して5分、「走っている時」に対して10分、「自転車に乗車時」に対して30分、「電車や車に乗車時」に対して0分を設定する。これにより、コンテンツ種別が公共情報であるコンテンツを、コンテンツ種別がレビューであるコンテンツと比較して優先的に保持することができる。
【0059】
ここまで、予め定められた条件(眼鏡型デバイス100とコンテンツに対応する対象との距離が距離閾値よりも長いこと、又は、表示されたコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が時間閾値の間継続したこと)が満たされたことに応じてコンテンツを削除する例について説明した。眼鏡型デバイス100は、表示したコンテンツに対応する対象へのユーザ102の訪問頻度が予め定められた訪問閾値より高い場合、上記条件が満たされても、コンテンツを削除しないようにしてもよい。
【0060】
図9は、高頻度場所テーブル530の一例を概略的に示す。眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100の位置情報の履歴に基づいて、ユーザ102の訪問頻度が予め定められた訪問閾値より高い高頻度場所を登録してよい。
図9に例示する高頻度場所テーブル530では、自宅、最寄り駅、降車駅等が登録されている。
【0061】
眼鏡型デバイス100は、高頻度場所の対象に対応するコンテンツを、高頻度場所テーブル530に登録してよい。
図9に例示する高頻度場所テーブル530では、自宅に対してコンテンツA及びコンテンツBが登録され、最寄り駅に対してコンテンツC、コンテンツD、及びコンテンツEが登録され、降車駅に対してコンテンツF及びコンテンツGが登録されている。
【0062】
眼鏡型デバイス100は、眼鏡型デバイス100の撮像方向に高頻度場所が含まれる場合、当該高頻度場所が撮像範囲に含まれていなくても、当該高頻度場所に対応するコンテンツを表示してよい。これにより、例えば、ユーザ102が自宅にいるときに、最寄り駅の方向を見ることによって、コンテンツC、コンテンツD、及びコンテンツEを表示することができる。
【0063】
眼鏡型デバイス100は、高頻度場所テーブル530をコンテンツ管理サーバ300に登録してもよい。コンテンツ管理サーバ300は、複数の眼鏡型デバイス100毎に、高頻度場所テーブル530を格納してよい。
【0064】
コンテンツ管理サーバ300は、高頻度場所テーブル530に登録されているコンテンツが更新された場合、更新後のコンテンツを、高頻度場所テーブル530に対応する眼鏡型デバイス100に送信してよい。眼鏡型デバイス100は、コンテンツ管理サーバ300から受信した更新後のコンテンツによって、格納部のコンテンツを更新してよい。これにより、眼鏡型デバイス100に格納されているコンテンツが、コンテンツ管理サーバ300において更新された場合に、遠くにいても、眼鏡型デバイス100に格納されているコンテンツを更新することができる。
【0065】
図10は、制御装置200の機能構成の一例を概略的に示す。制御装置200は、格納部202、情報取得部204、サーバ通信部206、表示制御部208、及び削除制御部210を備える。
【0066】
情報取得部204は、各種情報を取得する。情報取得部204は、取得した情報を格納部202に格納してよい。
【0067】
情報取得部204は、例えば、カメラ120によって撮像された撮像画像をカメラ120から取得する。情報取得部204は、例えば、各種センサによって出力された情報を取得する。情報取得部204は、センサ122によって出力された情報を取得してよい。情報取得部204は、センサ124によって出力された情報を取得してよい。情報取得部204は、例えば、センサ124によって出力されたユーザ102の視線情報を取得する。
【0068】
情報取得部204は、測位センサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部204は、加速度センサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部204は、ジャイロセンサによって出力された情報を取得してよい。情報取得部204は、その他のセンサによって出力された情報を取得してよい。
【0069】
情報取得部204は、例えば、マイク126が取得したユーザ102の発話を取得する。情報取得部204は、マイク126が取得したユーザ102の発話を音声認識することによって、発話内容を取得してよい。
【0070】
情報取得部204は、ユーザ102からの各種入力を取得してよい。情報取得部204は、ユーザ102が、操作部や携帯端末を介して入力した入力情報を取得してよい。情報取得部204は、ユーザ102の音声入力内容を取得してよい。情報取得部204は、ユーザ102の手の動きによる入力情報を取得してよい。
【0071】
情報取得部204は、カメラ120の撮像範囲を示す撮像範囲情報を生成してよい。情報取得部204は、眼鏡型デバイス100の位置、向き、及び姿勢に基づいて、撮像範囲情報を生成してよい。情報取得部204は、各種センサの出力によって、眼鏡型デバイス100の位置、向き、及び姿勢を特定してよい。
【0072】
情報取得部204は、ユーザ102の訪問頻度が予め定められた訪問閾値より高い高頻度場所を特定してよい。情報取得部204は、眼鏡型デバイス100の位置情報の履歴に基づいて、高頻度場所を特定してよい。訪問閾値は、1日に1回、1日に2回、2日に1回等、任意に設定可能であってよく、変更可能であってもよい。
【0073】
サーバ通信部206は、コンテンツ管理サーバ300と通信する。サーバ通信部206は、ネットワーク20を介して、コンテンツ管理サーバ300と通信してよい。サーバ通信部206は、例えば、情報取得部204が取得した各種情報をコンテンツ管理サーバ300に送信する。
【0074】
サーバ通信部206は、例えば、撮像範囲情報をコンテンツ管理サーバ300に送信して、撮像範囲情報が示す撮像範囲内の対象に対応するコンテンツをコンテンツ管理サーバ300から受信する。サーバ通信部206は、受信したコンテンツを格納部202に格納する。サーバ通信部206は、受信したコンテンツを、格納部202に含まれるキャッシュに格納してもよい。サーバ通信部206は、コンテンツ受信部の一例であってよい。
【0075】
表示制御部208は、レンズ116に各種情報を表示するよう制御する。表示制御部208は、眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれる対象に対応するコンテンツを格納部202から読み出してレンズ116に表示させる。
【0076】
眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれる対象に対応するコンテンツが格納部202に格納されている場合、表示制御部208は、当該コンテンツをレンズ116に表示させる。
【0077】
眼鏡型デバイス100の撮像範囲に含まれる対象に対応するコンテンツが格納部202に格納されていない場合、サーバ通信部206が、当該コンテンツをコンテンツ管理サーバ300から受信して、格納部202に格納する。表示制御部208は、格納部202に格納されたコンテンツをレンズ116に表示する。
【0078】
削除制御部210は、表示制御部208によってレンズ116に表示されたコンテンツに対応する対象が、眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた場合に、予め定められた条件が満たされるまではコンテンツを保持し、予め定められた条件が満たされたことに応じてコンテンツを格納部202から削除するよう制御する。
【0079】
削除制御部210は、眼鏡型デバイス100とコンテンツに対応する対象との距離が予め定められた距離閾値よりも長くなったことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。
【0080】
削除制御部210は、眼鏡型デバイス100とコンテンツに対応する対象との距離が、コンテンツのコンテンツ種別に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。
【0081】
削除制御部210は、眼鏡型デバイス100とコンテンツに対応する対象との距離が、眼鏡型デバイス100を装着したユーザ102の状態に対応する距離閾値よりも長くなったことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。削除制御部210は、例えば、距離閾値テーブル500を参照して、ユーザ102の状態に対応する距離閾値を取得してよい。
【0082】
削除制御部210は、眼鏡型デバイス100とコンテンツに対応する対象との距離が、眼鏡型デバイス100を装着したユーザの移動速度がより早いほど長い距離閾値よりも長くなったことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。
【0083】
削除制御部210は、表示制御部208によって表示されたコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が予め定められた時間閾値の間継続したことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。
【0084】
削除制御部210は、表示制御部208によって表示されたコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が、コンテンツのコンテンツ種別に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。削除制御部210は、例えば、時間閾値テーブル510を参照して、コンテンツ種別に対応する時間閾値を取得してよい。
【0085】
削除制御部210は、表示制御部208によって表示されたコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が、眼鏡型デバイス100を装着したユーザの状態に対応する時間閾値の間継続したことに応じて、コンテンツを格納部202から削除するよう制御してよい。削除制御部210は、例えば、時間閾値テーブル520を参照して、ユーザ102の状態に対応する時間閾値を取得してよい。
【0086】
削除制御部210は、表示制御部208によって表示されたコンテンツに対応する対象が眼鏡型デバイス100の撮像範囲から外れた状態が、眼鏡型デバイス100を装着したユーザ102の移動速度がより早いほど長い時間閾値の間継続したことに応じて、コンテンツを削除するよう制御してよい。
【0087】
削除制御部210は、表示制御部208によって表示されたコンテンツに対応する対象への眼鏡型デバイスのユーザの訪問頻度が予め定められた訪問閾値より高い場合、上記予め定められた条件が満たされてもコンテンツを削除しないようにしてもよい。
【0088】
表示制御部208は、眼鏡型デバイス100の撮像方向に、ユーザ102の訪問頻度が訪問閾値より高い対象が位置し、かつ、当該対象に対応するコンテンツが格納部202に格納されている場合、当該コンテンツをレンズ116に表示させてよい。
【0089】
サーバ通信部206は、格納部202に格納されている、ユーザ102の訪問頻度が訪問閾値より高い対象に対応するコンテンツが、コンテンツ管理サーバ300において更新された場合に、コンテンツ管理サーバ300から、更新後の当該コンテンツを受信して、格納部202に格納してよい。
【0090】
図11は、制御装置200として機能するコンピュータ1200のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200を、本実施形態に係る装置の1又は複数の「部」として機能させ、又はコンピュータ1200に、本実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
【0091】
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、及びグラフィックコントローラ1216を含み、それらはホストコントローラ1210によって相互に接続されている。コンピュータ1200はまた、通信インタフェース1222、記憶装置1224、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続されている。記憶装置1224は、ハードディスクドライブ及びソリッドステートドライブ等であってよい。コンピュータ1200はまた、ROM1230及びキーボード又はタッチパネルのような入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続されている。
【0092】
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示されるようにする。
【0093】
通信インタフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。記憶装置1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
【0094】
ROM1230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをUSBポート、パラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
【0095】
プログラムは、ICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもある記憶装置1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
【0096】
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、記憶装置1224、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
【0097】
また、CPU1212は、記憶装置1224、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0098】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0099】
上で説明したプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ1200に提供する。
【0100】
本実施形態におけるフローチャート及びブロック図におけるブロックは、オペレーションが実行されるプロセスの段階又はオペレーションを実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及びプログラマブルロジックアレイ(PLA)等のような、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理積、否定論理和、及び他の論理演算、フリップフロップ、レジスタ、並びにメモリエレメントを含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
【0101】
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
【0102】
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
【0103】
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路が、フローチャート又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段を生成するために当該コンピュータ可読命令を実行すべく、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ、又はプログラマブル回路に提供されてよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
【0104】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0105】
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階などの各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」などと明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」などを用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0106】
10 システム、20 ネットワーク、31、32、33、34、35 建物、100 眼鏡型デバイス、102 ユーザ、110 フレーム、112 リム、114 ブリッジ、116 レンズ、118 テンプル、120 カメラ、122 センサ、124 センサ、126 マイク、200 制御装置、202 格納部、204 情報取得部、206 サーバ通信部、208 表示制御部、210 削除制御部、300 コンテンツ管理サーバ、400 コンテンツ、402 広告コンテンツ、404 レビューコンテンツ、420 距離閾値、422 距離閾値、424 距離閾値、500 距離閾値テーブル、510 時間閾値テーブル、520 時間閾値テーブル、530 高頻度場所テーブル、1200 コンピュータ、1210 ホストコントローラ、1212 CPU、1214 RAM、1216 グラフィックコントローラ、1218 ディスプレイデバイス、1220 入出力コントローラ、1222 通信インタフェース、1224 記憶装置、1230 ROM、1240 入出力チップ