(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022103438
(43)【公開日】2022-07-07
(54)【発明の名称】LTEネットワークにおける物理チャネルでのレイテンシの低減
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20220630BHJP
H04W 52/30 20090101ALI20220630BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W52/30
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022083793
(22)【出願日】2022-05-23
(62)【分割の表示】P 2020201844の分割
【原出願日】2017-03-30
(31)【優先権主張番号】62/315,490
(32)【優先日】2016-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/334,888
(32)【優先日】2016-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/377,181
(32)【優先日】2016-08-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】510030995
【氏名又は名称】インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ムン-イル・リー
(72)【発明者】
【氏名】ジャネット・エイ・スターン-バーコウィッツ
(72)【発明者】
【氏名】アーデム・バラ
(72)【発明者】
【氏名】アフシン・ハギギャット
(72)【発明者】
【氏名】ミハエラ・シー・ベルーリ
(57)【要約】
【課題】ワイヤレスネットワークでのレイテンシを低減する。
【解決手段】ワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)は、ショート送信時間間隔(sTTI)物理ダウンリンク制御チャネル(sPDCCH)領域のためのダウンリンクsTTIを監視することができる。WTRUは、アップリンク許可のための候補sPDCCH領域のセットの中から、sPDCCH領域を決定することができる。sPDCCHは、WTRU固有パラメータに基づいて決定されることができる。
【選択図】
図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、
トランシーバと
を備えたワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)であって、
前記プロセッサおよび前記トランシーバは、複数のセルのそれぞれに関連付けられた電力ヘッドルーム(PH)を報告する構成情報を受信するように構成され、前記複数のセルの第1のセルは、それぞれが第1の長さを有する第1の時間間隔を使用し、前記複数のセルの第2のセルは、それぞれが第2の長さを有する第2の時間間隔を使用し、前記第1の長さは、前記第2の長さの少なくとも2倍であり、
前記トランシーバは、前記第1の時間間隔の1つにおいて、第1の搬送周波数を使用して第1のアップリンク送信を送信するように構成され、前記第1の搬送周波数は、前記第1のセルに関連付けられ、
前記プロセッサおよび前記トランシーバは、前記第1の時間間隔の1つと完全に重複する、前記第2の時間間隔の時間的に最も早い1つにおいて、前記受信した構成情報に基づいて、前記第1の時間間隔の1つに対応する第1のPHと、前記第1の時間間隔の1つと完全に重複する、前記第2の時間間隔の時間的に最も早い1つに対応する第2のPHとを示す情報を含む報告を送信するように構成される、
WTRU。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
関連出願の相互参照
本出願は、その内容がすべて参照により本明細書に組み込まれる、2016年3月30日に出願された米国特許仮出願第62/315,490号明細書、2016年5月11日に出願された米国特許仮出願第62/334,888号明細書、および2016年8月19日に出願された米国特許仮出願第62/377,181号明細書の利益を主張する。
【0003】
ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークまたはLTEアドバンスト(LTE-A)ネットワークにおいて、警報システム、自動車安全策、工場システム、マシンタイプ通信(MTC)などの適用例に対する低減されたレイテンシが望まれる。加えて、ゲーミング、およびボイスオーバーLTE(VoLTE)、ビデオ電話、ビデオ会議などのリアルタイムアプリケーションも、低減されたレイテンシから恩恵を受けることができる。スケジューリング許可捕捉時間、送信時間間隔(TTI)、処理時間、ハイブリッドARQ(HARQ)ラウンドトリップ時間(RTT)などは、エンドツーエンド遅延の一因となることがある。したがって、遅延の一因となることがあるこれらおよび他の要因に対処することによって、ワイヤレスネットワークでのレイテンシを低減することが望ましい。
【発明の概要】
【0004】
ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)は、時間的に大幅にまたは部分的に重複することがある送信を、ネットワークまたは発展型ノードBに送ることができる。送信時間間隔(TTI)またはTTIの一部に対してまたはその間に最大電力または最大エネルギーレベルを超えることを避けるために、スケーリングが利用されることができる。WTRUは、レイテンシが低減されることができるような制御またはデータ送信に対して利用するために、サブフレーム、無線フレーム、スロット、シンボルなどから構成された時間期間の中のショートTTI(sTTI)時間リソースを決定するようにさらに構成されてよい。加えて、電力ヘッドルーム(PH)報告が、TTIまたはsTTIを利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
添付図面とともに例として与えられる以下の説明から、より詳細な理解が得られることができる。
【
図1A】開示する1つまたは複数の実施形態が実施されてよい例示的な通信システムのシステム図である。
【
図1B】
図1Aに示す通信システム内で使用されてよい例示的なワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)のシステム図である。
【
図1C】
図1Aに示す通信システム内で使用されてよい例示的な無線アクセスネットワークおよび例示的なコアネットワークのシステム図である。
【
図2】物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)送信またはPUCCHフォーマット送信のための物理リソースブロック(PRB)マッピングの一例を示す図である。
【
図3】物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースマッピングの一例を示す図である。
【
図4】時分割複信(TDD)特殊サブフレーム構成の一例を示す図である。
【
図5】ショート送信時間間隔(sTTI)ギャップ表示の一例を示す図である。
【
図6】複数ギャップsTTI表示の一例を示す図である。
【
図7】サブフレームのガード期間(GP)の中のsTTIリソース構成の一例を示す図である。
【
図8】ダウンリンクサブフレームまたはPRBの中で提供されるショートすなわちsTTI PUCCH(sPUCCH)リソース構成の一例を示す図である。
【
図9】2シンボルのショートすなわちsTTI PUCCH(sPUCCH)の一例を示す図である。
【
図10】3シンボルのsPUCCHの一例を示す図である。
【
図11】4シンボルのsPUCCHの一例を示す図である。
【
図12】1シンボルのsPUCCH用の信号構造の一例を示す図である。
【
図13】UL基準信号(reference signal)を有しない複数シンボルのsPUCCH用の信号構造の一例を示す図である。
【
図14】いくつかのリソースブロック(RB)にわたる繰返しを伴う1シンボルのsPUCCH用の信号構造の一例を示す図である。
【
図15】1つまたは複数の関連するショートすなわちsTTI物理ダウンリンク制御チャネル(sPDCCH)領域を有するショートすなわちsTTI PUSCH(sPUSCH)スケジューリングの一例を示す図である。
【
図16】UL sTTI長およびDL sTTI長が異なるときの、sPUSCHと、HARQ-ACK受信用の少なくとも1つのsPDCCHとの関連付けの一例を示す図である。
【
図17】UL sTTI長およびDL sTTI長が異なるときの、HARQ-ACK送信用のsPUCCHと、少なくとも1つのショートすなわちsTTI物理ダウンリンク共有データチャネル(sPDSCH)との関連付けの一例を示す図である。
【
図18】PUCCHとsPUCCHとの間で発生する衝突の一例を示す図である。
【
図19】sPUCCH上でのノーマル(normal)HARQ(nHARQ)送信の一例を示す図である。
【
図20】重複または並行するTTIの一例を示す図である。
【
図21】電力ヘッドルーム(PH)報告の一例を示す図である。
【
図22】sPDCCH領域決定の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本明細書に伴う図において図示または説明する任意の要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアなどにおいて1つまたは複数の機能または構成要素によって実装されてよい。その上、本明細書に伴う例では、送信機は、必要に応じてトランシーバまたは複数構成要素ハードウェアの一部であってよい。受信機は、必要に応じてトランシーバまたは複数構成要素ハードウェアの一部であってよい。最後に、本明細書に伴う例のうちのいずれかにおけるデータまたは情報という用語は、制御データ、制御情報、制御パケット、ユーザデータ、ユーザ情報、ペイロードデータ、ペイロード情報、データパケット、一般データ、または一般情報を含んでよい。
【0007】
図1Aは、開示する1つまたは複数の実施形態が実施されてよい例示的な通信システム100の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムであってよい。通信システム100は、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて複数のワイヤレスユーザがそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、直交周波数分割多重化(OFDM)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)などの、1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用することができる。
【0008】
図1Aに示すように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、または102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含んでよいが、開示する実施形態が任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、またはネットワーク要素を企図することが了解されよう。WTRU102a、102b、102c、または102dの各々は、ワイヤレス環境の中で動作または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、WTRU102a、102b、102c、または102dは、ワイヤレス信号を送信または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定ユニットまたは移動加入者ユニット、ページャ、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサー、コンシューマーエレクトロニクスなどを含んでよい。信号は、チャネル、物理チャネル、制御チャネル、データチャネル、制御チャネルまたはデータチャネルであってよい物理チャネルなどであってよく、またはそれらを含んでよい。信号は、基準信号(RS)であってよく、または基準信号を含んでよい。信号およびチャネルは、互換的に使用されることがある。
【0009】
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでよい。基地局114aまたは114bの各々は、コアネットワーク106、インターネット110、または他のネットワーク112などの、1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、または102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスにインターフェースするように構成された任意のタイプのデバイスであってよい。例として、基地局114aまたは114bは、トランシーバ基地局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであってよい。基地局114aまたは114bは各々、単一の要素として示されるが、基地局114aまたは114bが、相互接続された任意の数の基地局またはネットワーク要素を含んでよいことが了解されよう。
【0010】
基地局114aは、RAN104の一部であってよく、RAN104はまた、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの、他の基地局またはネットワーク要素(図示せず)を含んでよい。基地局114aまたは基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれることがある特定の地理的領域内でワイヤレス信号を送信または受信するように構成されてよい。セルは、セルセクタにさらに分割されることができる。たとえば、基地局114aに関連するセルが、3つのセクタに分割されてよい。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわち、セルのセクタごとに1つを含んでよい。別の実施形態では、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することができ、したがって、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用してよい。
【0011】
基地局114aまたは114bは、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、または102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインターフェース116は、任意の好適なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であってよい。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立されることができる。
【0012】
より詳細には、上述のように、通信システム100は多元接続システムであってよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用することができる。たとえば、RAN104の中の基地局114a、およびWTRU102a、102b、または102cは、ワイドバンドCDMA(W-CDMA)を使用してエアインターフェース116を確立できるユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)地上波無線アクセス(UTRA)などの、無線技術を実装することができる。W-CDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)または発展型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含んでよい。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含んでよい。
【0013】
別の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、または102cは、ロングタームエボリューション(LTE)またはLTEアドバンスト(LTE-A)を使用してエアインターフェース116を確立できる発展型UMTS地上波無線アクセス(E-UTRA)などの、無線技術を実装することができる。加えて、本明細書とともに与えられる例の場合、WTRU102aは、WTRU102bまたは102cと通信するためにサイドリンクリソースまたはサイドリンク周波数を利用することができる。
【0014】
他の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、または102cは、IEEE802.16(すなわち、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX))、cdma2000、cdma2000 1X、cdma2000 EV-DO、Interim Standard 2000(IS-2000)、Interim Standard 95(IS-95)、Interim Standard 856(IS-856)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの、無線技術を実装することができる。
【0015】
図1Aにおける基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームノードB、ホームeノードB、またはアクセスポイントであってよく、事業所、家庭、車両、構内などの局所的なエリアにおけるワイヤレス接続性を容易にするための任意の好適なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102cまたは102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためにIEEE802.11などの無線技術を実装することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102cまたは102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するためにIEEE802.15などの無線技術を実装することができる。また別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102cまたは102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するためにセルラーベースRAT(たとえば、W-CDMA、cdma2000、GSM、LTE、LTE-Aなど)を利用することができる。
図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、コアネットワーク106を経由してインターネット110にアクセスすることを必要とされなくてよい。
【0016】
RAN104は、コアネットワーク106と通信していることがあり、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、または102dのうちの1つまたは複数に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであってよい。たとえば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイルロケーションベースサービス、プリペイド発呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供することができ、またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行することができる。
図1Aに示さないが、RAN104またはコアネットワーク106が、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと直接通信または間接通信していてよいことが了解されよう。たとえば、E-UTRA無線技術を利用していることがあるRAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106はまた、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信していることがある。
【0017】
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、または102dが、PSTN108、インターネット110、または他のネットワーク112にアクセスするための、ゲートウェイとしてサービスすることができる。PSTN108は、簡易電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話ネットワークを含んでよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、およびインターネットプロトコル(IP)などの共通通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含んでよい。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有または運営される、有線通信ネットワークまたはワイヤレス通信ネットワークを含んでよい。たとえば、ネットワーク112は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用することができる1つまたは複数のRANに接続された、別のコアネットワークを含んでよい。
【0018】
通信システム100の中のWTRU102a、102b、102c、または102dのうちの一部または全部は、マルチモード能力を含んでよく、すなわち、WTRU102a、102b、102c、または102dは、異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバを含んでよい。たとえば、
図1Aに示すWTRU102cは、セルラーベース無線技術を採用できる基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用できる基地局114bと通信するように構成されてよい。
【0019】
図1Bは、例示的なWTRU102のシステム図である。
図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および他の周辺装置138を含んでよい。WTRU102が、一実施形態に一致したままでありながら上記の要素の任意の部分組合せを含んでよいことが了解されよう。
【0020】
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、ステートマシンなどであってよい。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、またはWTRU102がワイヤレス環境の中で動作することを可能にする任意の他の機能を実行することができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されることができ、トランシーバ120は、送信/受信要素122に結合されることができる。
図1Bはプロセッサ118およびトランシーバ120を別個の構成要素として示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120が電子パッケージまたはチップの中で一緒に統合されてよいことが了解されよう。
【0021】
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(たとえば、基地局114a)へ信号を送信し、または基地局から信号を受信するように構成されてよい。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信または受信するように構成されたアンテナであってよい。別の実施形態では、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信または受信するように構成された放出器/検出器であってよい。また別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成されてよい。送信/受信要素122が、ワイヤレス信号の任意の組合せを送信または受信するように構成されてよいことが了解されよう。
【0022】
加えて、送信/受信要素122は単一の要素として
図1Bに示されるが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含んでよい。より詳細には、WTRU102はMIMO技術を採用することができる。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するための2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含んでよい。
【0023】
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって送信されるべき信号を変調するとともに送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成されてよい。上述のように、WTRU102はマルチモード能力を有することができる。したがって、トランシーバ120は、WTRU102が、たとえば、UTRAおよびIEEE802.11などの、複数のRATを介して通信することを可能にするための複数のトランシーバを含んでよい。
【0024】
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されることができ、そこからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、スピーカー/マイクロフォン124、キーパッド126、またはディスプレイ/タッチパッド128に、ユーザデータを出力することができる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリからの情報にアクセスすることができ、そうしたメモリにデータを記憶することができる。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含んでよい。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含んでよい。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ上またはホームコンピュータ(図示せず)上のような、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリからの情報にアクセスすることができ、そうしたメモリにデータを記憶することができる。
【0025】
プロセッサ118は、電源134から電力を受けることができ、電力をWTRU102の中の他の構成要素に分配または制御するように構成されてよい。電源134は、WTRU102に電力供給するための任意の好適なデバイスであってよい。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池バッテリー(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含んでよい。
【0026】
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合されることができ、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関するロケーション情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成されてよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはそうした情報の代わりに、WTRU102は、エアインターフェース116を介して基地局(たとえば、基地局114a、114b)からロケーション情報を受信することができ、または2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、そのロケーションを決定することができる。WTRU102が、一実施形態に一致したままでありながら、任意の好適なロケーション決定方法によってロケーション情報を捕捉できることが了解されよう。
【0027】
プロセッサ118は、さらに他の周辺装置138に結合されることができ、他の周辺装置138は、追加の特徴、機能、または有線もしくはワイヤレスの接続性を提供する、1つまたは複数のソフトウェアモジュールまたはハードウェアモジュールを含んでよい。たとえば、周辺装置138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真用またはビデオ用)、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビジョントランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザなどを含んでよい。
【0028】
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN104は、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、または102cと通信するために、E-UTRA無線技術を採用することができる。RAN104はまた、コアネットワーク106と通信していることができる。
【0029】
RAN104は、eノードB140a、140b、または140cを含んでよいが、RAN104が一実施形態に一致したままでありながら任意の数のeノードBを含んでよいことが了解されよう。eノードB140a、140b、または140cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、または102cと通信するための、1つまたは複数のトランシーバを含んでよい。一実施形態では、eノードB140a、140b、または140cは、MIMO技術を実装することができる。したがって、eノードB140aは、たとえば、WTRU102aへワイヤレス信号を送信するとともにWTRU102aからワイヤレス信号を受信するために、複数のアンテナを使用することができる。
【0030】
eノードB140a、140b、または140cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンク(UL)またはダウンリンク(DL)におけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成されてよい。
図1Cに示すように、eノードB140a、140b、または140cは、X2インターフェースを介して互いに通信することができる。
【0031】
図1Cに示すコアネットワーク106は、モビリティ管理エンティティ(MME)ゲートウェイ142、サービングゲートウェイ144、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ146を含んでよい。上記の要素の各々はコアネットワーク106の一部として示されるが、これらの要素のうちのいずれもが、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有または運営されてよいことが了解されよう。
【0032】
MME142は、S1インターフェースを介してRAN104の中のeノードB140a、140b、または140cの各々に接続されてよく、制御ノードとしてサービスすることができる。たとえば、MME142は、WTRU102a、102b、または102cのユーザを認証すること、ベアラ活動化/非活動化、WTRU102a、102b、または102cの初期接続の間に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担当することができる。MME142はまた、RAN104と、GSMまたはW-CDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための、制御プレーン機能を提供することができる。
【0033】
サービングゲートウェイ144は、S1インターフェースを介してRAN104の中のeノードB140a、140b、または140cの各々に接続されてよい。サービングゲートウェイ144は、一般に、WTRU102a、102b、または102cとの間でユーザデータパケットをルーティングおよび転送することができる。サービングゲートウェイ144はまた、eノードB間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリング(anchoring)すること、WTRU102a、102b、または102cにとってダウンリンクデータが利用可能であるときにページングをトリガすること、WTRU102a、102b、または102cのコンテキストを管理および記憶することなどの、他の機能を実行することができる。
【0034】
サービングゲートウェイ144はまた、PDNゲートウェイ146に接続されてよく、PDNゲートウェイ146は、WTRU102a、102b、または102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、または102cに提供することができる。
【0035】
コアネットワーク106は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、コアネットワーク106は、WTRU102a、102b、または102cと従来の地上線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回線交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、または102cに提供することができる。たとえば、コアネットワーク106は、コアネットワーク106とPSTN108との間のインターフェースとしてサービスするIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでよく、またはそうしたIPゲートウェイと通信することができる。加えて、コアネットワーク106は、他のサービスプロバイダによって所有または運営される他の有線ネットワークまたはワイヤレスネットワークを含んでよい他のネットワーク112へのアクセスを、WTRU102a、102b、または102cに提供することができる。
【0036】
他のネットワーク112は、さらにIEEE802.11ベースワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)160に接続されてよい。WLAN160は、アクセスルータ165を含んでよい。アクセスルータは、ゲートウェイ機能を含んでよい。アクセスルータ165は、複数のアクセスポイント(AP)170aまたは170bと通信していることがある。アクセスルータ165とAP170aまたは170bとの間の通信は、有線イーサネット(IEEE802.3規格)または任意のタイプのワイヤレス通信プロトコルを介することができる。AP170aは、WTRU102dとのエアインターフェースを介してワイヤレス通信していることがある。
【0037】
本明細書とともに与えられる例では、WTRU102は、時間期間の中のショートTTI(sTTI)時間リソースを決定するように構成されてよい。sTTIは、サブフレーム、無線フレーム、スロット、タイムスロット、シンボル、複数のシンボル、OFDMシンボル、複数のOFDMシンボルなどであってよい。時間または時間期間という用語は、本明細書における開示ではシンボルと置き換えられることがある。WTRUは、1つまたは複数のレギュラー(regular)HARQ送信と一緒に複数のショートすなわちsTTIハイブリッド自動再送要求(sHARQ)送信を備える、単一の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を送信することができる。加えて、WTRUによる送信は、最大電力レベルを超えることを避けるようにスケーリングされてよい。スケーリングは、チャネル、周波数、タイムスロット、シンボルなどの電力、たとえば、計算された電力をスケーリングすることを備えることができる。WTRUはまた、nTTI、sTTI、またはその両方の組合せを使用して電力ヘッドルーム(PH)報告(PHR)プロシージャを実行することができるか、または実行するように構成されてよい。nTTIは、LTE/LTE-A TTIまたはサブフレームなどの、公称、ノーマルまたはレギュラーTTIまたはサブフレームであってよい。nTTIは、sTTIよりも長いTTIであってよい。nTTIの持続時間は、1msまたは任意の他の持続時間などの、任意の値であってよい。WTRUは、アップリンク送信に対するリソース許可を含む、PHRプロシージャを実行するための表示を受信することができる。表示を受信したことに応答して、WTRUは、示されたリソース許可においてPH報告を送信することができる。リソース許可は、利用すべきnTTI、sTTI、またはその両方の組合せを示すことができる。nTTIは、第1のサービングセルのものであってよく、ショートすなわちsTTIは、第2のサービングセルのものであってよい。第1のサービングセルおよび第2のサービングセルは、同じかまたは異なるサービングセルであってよい。WTRUは、第1のサービングセルと第2のサービングセルとを集約することができるか、または集約するように構成されてよい。
【0038】
また、本明細書とともに与えられる例では、PUCCHは、1つもしくは複数の物理ダウンリンク共有データチャネル(PDSCH)送信、1つもしくは複数のスケジューリング要求(SR)送信、または1つもしくは複数のチャネル状態情報(CSI)送信に関連することができる、1つまたは複数のHARQ-ACK送信または報告のために使用されることができる。1つまたは複数のPUCCHフォーマットは、たとえば、PUCCHの中で搬送される情報に基づいて、定義されること、決定されること、または使用されることができる。たとえば、HARQ-ACK情報(たとえば、HARQ-ACK情報のみ)を搬送できるPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット1aまたはPUCCHフォーマット1bと呼ばれることがある。
【0039】
図2は、PUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信のための物理リソースブロック(PRB)マッピング200の一例である。PUCCHは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)に関して割り振られてよい。PUCCHのために使用されてよい物理リソースは、無線リソース制御(RRC)レイヤなどの上位レイヤによって提供されることができる1つまたは複数のパラメータ、たとえば、
【0040】
【0041】
および
【0042】
【0043】
に基づいて決定されてよい。パラメータ
【0044】
【0045】
(ただし、
【0046】
【0047】
は≧0であってよい)は、周波数における帯域幅などの周波数リソースであってよく、またはそうした周波数リソースを表すことができる。PRBまたはリソースブロック(RB)は、システム帯域幅の中にあってよくまたはシステム帯域幅に関係してよい12のサブキャリアなどの、サブキャリアのセットであってよく、またはそうしたサブキャリアのセットを含んでよい。スケジューリングまたはリソース割振りは、RBに換算することができる。RBは、1つまたは複数の時間ユニットのセットを表すことまたはそうしたセットに対応することができる。たとえば、RBは、TTI長またはTTI長の一部分に対応することができる。周波数リソースは、PUCCHフォーマットまたはPUCCHフォーマット送信のために構成されること、決定されること、または使用されることができるPRBに換算して、定義されること、割り振られること、または表されることができる。PUCCHフォーマットの例は、1/1a/1b、2/2a/2b、および3を含む。PRBおよびRBは、本明細書における実施形態および例では互いに置き換えられることがある。
【0048】
PUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信は、1つまたは複数のスロットまたはタイムスロットの中にあってよい。サブフレームの中に2つのスロットがあってよい。PUCCHまたはPUCCHフォーマット送信は、サブフレームの各スロットの中にあってよい。パラメータ
【0049】
【0050】
は、たとえば、PUCCHフォーマットの混在に対して構成されてよい物理リソースブロックの中で、PUCCHフォーマット1/1a/1bなどのPUCCHフォーマットのために使用されてよい巡回シフトの数を決定するために使用されてよい。PUCCHフォーマットの混在は、たとえば、フォーマット1/1a/1bおよび2/2a/2bの混在であってよい。
【0051】
【0052】
の値は、{0,1,...,7}という範囲内にあってよい
【0053】
【0054】
の整数倍であってよく、ただし、
【0055】
【0056】
は、上位レイヤによって提供またはシグナリングされることができる。混在されたリソースブロックは、たとえば、
【0057】
【0058】
であるとき、存在しないことがある(たとえば、混在されないリソースブロックは存在してよい)。リソースブロック、たとえば、1つのリソースブロックまたは多くとも1つのリソースブロックが、スロット、たとえば、各スロットの中で、PUCCHフォーマット1/1a/1bおよび2/2a/2bなどのPUCCHフォーマットの混在をサポートすることができる。
【0059】
PUCCHフォーマット1/1a/1b、2/2a/2b、および3の送信のために使用されてよいリソースは、それぞれ、非負のインデックス
【0060】
【0061】
、
【0062】
【0063】
、および
【0064】
【0065】
によって表されることができる。スロットnsの中のPUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信のために構成または使用されることができる物理リソースブロックnPRBは、たとえば、
【0066】
【0067】
に従って、パラメータmによって決定されてよい。mの値は、PUCCHフォーマットに基づいて決定されてよい。たとえば、PUCCHフォーマット1、1a、および1bなどのPUCCHフォーマットの場合、mを決定するために以下のことが使用されてよい。
【0068】
【0069】
PUCCHフォーマット2、2a、および2bなどのPUCCHフォーマットの場合、mを決定するために以下のことが使用されてよい。
【0070】
【0071】
PUCCHフォーマット3などのPUCCHフォーマットの場合、mを決定するために以下のことが使用されてよい。
【0072】
【0073】
図2例では、PUCCH送信のためのPRBマッピングが、サブフレーム内のパラメータmに基づくものとして示される。
【0074】
短縮されたPUCCHフォーマットが提供または使用されてよい。サブフレームの第2のスロットの中の最後のSC-FDMAシンボルは、短縮されたPUCCHフォーマットが使用されるとき、空のままにされてよい。たとえば、サウンディング基準信号(SRS)とPUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信との同時送信があってよいとき、短縮されたPUCCHフォーマットが使用されてよい。そのような構成は、PUCCHフォーマット1、1a、1b、もしくは3送信のために、または1つのサービングセルを用いて、利用されることができる。
【0075】
図3は、PRBおよびアップリンクサブフレーム302内の、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースマッピング300の一例である。PUSCHは、データ314の送信のために使用されてよい。PUSCHのための復調用基準信号(DM-RS)316は、たとえば、第1のスロット304もしくは第2のスロット306の中央で、または各スロット308の中央もしくは第4のシンボルで、シグナリングされてよい。肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)318が、1つまたは複数のシンボル310上で通信されてよい。アップリンクサブフレーム302、たとえば、PUSCHのために割り振られること、スケジュールされること、または使用されることができるサブフレームの、最後のシンボル312は、サウンディング基準信号(SRS)320のために使用されてよい。シンボル、たとえば、サブフレームの中の最後のシンボルは、たとえば、サブフレームの中でPUSCHを送信できる同じWTRUによって、または異なるWTRUによって、SRS送信のために使用されてよい。SRS送信のために潜在的にアップリンクサブフレームが使用され、かつPUSCH送信のために割り振られたPRBがSRS送信のために使用されることができる場合、WTRUは、最後のシンボルの中でPUSCHを送らなくてよい。第1のスロット304は、スロット0として指定されてよく、第2のスロット306は、スロット1として指定されてよい。たとえば、PUSCH周波数ホッピングが構成または活動化される場合、第1のスロット304および第2のスロット306の中でのPUSCH送信のために、異なる周波数ロケーションまたはPRBロケーションが使用されてよい。
【0076】
加えて、1つまたは複数のサブフレームは、少なくとも部分的にアップリンクのために、また少なくとも部分的にダウンリンクのために、構成または使用されてよい。特殊サブフレームは、少なくとも部分的にアップリンクのために、また少なくとも部分的にダウンリンクのために、構成または使用されてよいサブフレームであってよく、またはそうしたサブフレームを表すために使用されてよい。特殊サブフレームは、少なくとも時々アップリンクのために、また少なくとも時々ダウンリンクのために、構成または使用されてよいサブフレームであってよく、またはそうしたサブフレームを表すために使用されてよい。特殊サブフレームは、たとえば、フレームまたは無線フレーム内で構成または使用されてよい。1つまたは複数の特殊サブフレームは、時分割複信(TDD)動作、すなわち、アップリンク送信とダウンリンク送信との間で周波数または周波数帯域が時分割されてよい動作に対して、適用されてよい。たとえば、無線フレームの中の特殊サブフレームの数、または、たとえば、無線フレームの中の特殊サブフレームのための時間ロケーションは、TDD UL-DLサブフレーム構成などのUL-DLサブフレーム構成に基づいて決定されてよい。
【0077】
【0078】
表1は、無線フレーム内のTDD UL-DLサブフレーム構成の一例を示し、ただし、Dは、ダウンリンクシンボルを含んでよいダウンリンクサブフレームを表すことができ、Uは、アップリンクシンボルを含んでよいアップリンクサブフレームを表すことができ、Sは、特殊サブフレームを表すことができる。特殊サブフレームは、ダウンリンクシンボル、アップリンクシンボル、およびガード時間またはガードシンボルのうちの、少なくとも1つを含んでよい。たとえば、特殊サブフレームは、少なくとも1つのダウンリンクシンボル、少なくとも1つのアップリンクシンボル、およびダウンリンクシンボルとアップリンクシンボルとの間のガード期間としての少なくとも1つのシンボル(または、他の時間)を含んでよい。特殊サブフレームの中で、1つまたは複数のダウンリンクシンボルは、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)と呼ばれることがあり、1つまたは複数のアップリンクシンボルは、アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)と呼ばれることがある。その上、DwPTSまたはUpPTSのために使用されない1つまたは複数のシンボル(または、時間)は、ギャップ期間またはガード期間(GP)と呼ばれることがある。
【0079】
特殊サブフレームの中のGPは、DwPTSとUpPTSとの中間に配置されてよい。特殊サブフレームにとってのDwPTS、UpPTS、およびGPのために使用されてよい、シンボルまたは時間の数は、特殊サブフレーム構成に基づいて決定されてよい。表2は、特殊サブフレーム構成、ならびにDwPTS、UpPTS、およびGPのために使用されてよいシンボルの数の一例を示す。
【0080】
【0081】
図4は、DwPTSシンボル414、GPシンボル416、およびUpPTSシンボル418を有する特殊サブフレーム408構成の一例である。特殊サブフレーム408の中で、表2からのものなどの特殊サブフレーム構成0~8が構成または利用されてよい。たとえば、3つのダウンリンクシンボル404が、DwPTSのために使用されてよく、1つのアップリンクシンボル412が、UpPTS406のために使用されてよく、サブフレームの中のシンボル410の残りが、特殊サブフレーム構成#0におけるGPとして使用されてよい。
【0082】
WTRUは、GPシンボル416の中にダウンリンク信号が存在しないと想定してよい。GPのために使用されてよくまたはGPのための使用に対して意図されてよいシンボルの中で、WTRUは、信号または送信を復号すること、信号または送信を受信すること、信号または送信を測定すること、信号または送信を推定すること、信号または他の送信を送信することなどを試みなくてよい。
【0083】
1つまたは複数のダウンリンク(DL)信号、チャネル、データチャネル、または制御チャネルは、DLシンボルまたはDwPTSシンボル414の中で送信または受信されることができる。1つまたは複数のDL信号またはDLチャネルは、1つまたは複数の基準信号、セル固有基準信号(CRS)、DL DM-RSなどを含むことができる。1つまたは複数のアップリンク(UL)信号、チャネル、データチャネル、または制御チャネルは、ULシンボルまたはUpPTSシンボル418の中で送信または受信されることができる。1つまたは複数のUL信号またはULチャネルは、UL DM-RSまたはSRSなどの1つまたは複数の基準信号を含むことができる。パイロット信号も基準信号であってよい。
【0084】
少なくともいくつかのWTRUのためのマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)サブフレームとして構成または使用されてよいサブフレームは、少なくともいくつかの、たとえば、いくつかの他のWTRUのための、特殊サブフレームとして構成または使用されてよい。
【0085】
WTRUは、経路損失、時間または周波数において送信のために割り振られたリソース、所望の受信電力、電力制御コマンド、静的パラメータ、半静的パラメータなどのうちの1つまたは複数に基づいて、送信に対する電力またはエネルギーを決定することができる。静的パラメータまたは半静的パラメータは、基地局または他のネットワークリソースによって提供されることができる。
【0086】
パラメータ、電力制御公式、または電力制御プロシージャは、LTEまたはアドバンストロングタームエボリューション(LTE-A)ネットワーク仕様に基づいて確立されることができる。送信のセットの各々に対する電力またはエネルギーは、実際の送信より前に決定されることができ、送信電力のうちの1つまたは複数は、送信より前に調整またはスケーリングされることができる。たとえば、送信、または送信のセットの同時送信が、WTRUが最大電力限度を超えることを招くことになる場合、送信電力は調整またはスケーリングされてよい。
【0087】
WTRUは、最大電力制約または最大エネルギー制約の考慮を伴わずに、またはそうした制約とは実質的に無関係に、チャネル電力を計算してよい。たとえば、サブフレームの中で、WTRUが送信できるかまたは送信することを意図できるチャネルのセットの電力の総和が最大電力を超えることがないように、WTRUは、チャネル電力または計算されたチャネル電力を調整してよい。電力が調整されたチャネルに対して、WTRUがチャネルを送信するとき、調整された電力が使用されてよい。他のチャネルに対して、WTRUがチャネルを送信するとき、計算された電力が使用されてよい。
【0088】
PCMAXなどの最大許容送信電力/エネルギーまたは構成される最大出力電力は、WTRUの電力クラス、基地局によってシグナリングされることができる電力限度、またはWTRUによる許容可能な電力低減のうちの、少なくとも1つによって変わることがある。WTRUによる許容されてよい電力低減は、たとえば、帯域外放射要件または許容値もしくは許容レベルを超えることを避けるように、WTRUによって送信されるべき信号に基づいてよい。
【0089】
WTRUが複数のサービングセルを有する場合、WTRUは、サービングセルあたりの、たとえば、構成または活動化されたアップリンクを有するサービングセルあたりの、最大許容送信電力または構成される最大出力電力、PCMAX,cを有することができる。
【0090】
WTRUは、たとえば、サブフレームの中で、それが送信できるULチャネルなどのチャネルに対して、または送信用のULチャネルセットなどのチャネルに対して、電力を決定することができる。WTRUは、以下のこと、すなわち、(i)たとえば、WTRUによってサブフレームの中で送信されるべき、サービングセル用のチャネルに対する電力の総和が、サービングセルにとってのPCMAX,cを超えないこと、または(ii)たとえば、完全にもしくは少なくとも部分的にサブフレームの中でWTRUがそこで送信できる、いくつかの、すべての、もしくは実質的にすべてのサービングセルにわたるチャネルに対する電力の総和がPCMAXを超えないことのうちの、少なくとも1つが満たされるように、チャネルに対する電力を決定することができる。
【0091】
WTRUが、サブフレームまたはTTIなどの中で、それが最大電力を超えることがあると決定する場合、WTRUは、1つまたは複数のチャネルの電力を調整してよい。調整は、論理チャネルまたは物理チャネルの相対的な優先度に従ってよい。
【0092】
異なるeノードBまたはスケジューラに属するサービングセルをWTRUが有する場合、電力割振りに関する制約が存在することがある。制約は、eノードBまたはスケジューラの間での電力割振りに関することがある。WTRUによる送信は、PCMAXのパーセンテージであってよい最小保証電力(MGP)を有することができる。たとえば、同じか、少なくとも部分的に重複するか、または実質的に重複するサブフレームの中で送信するとき、WTRUは、1つまたは複数のどのチャネル電力を調整すべきかを決定するときに、たとえば、チャネル優先度に加えて、eノードBごとのMGPを考慮に入れてよい。
【0093】
PHは、WTRUによって算出されること、決定されること、または報告されることができる。サービングセルc用のPH(PHc)は、WTRUの算出された電力とWTRU最大電力との間の差分として算出されることができる。WTRU最大電力は、PCMAX,cなどの、WTRUの構成される最大出力電力であってよい。Pcomputed_unconstrained,cなどの、WTRUの算出される電力は、調整することまたは1つもしくは複数の制約を計上することなく、またはそれらのことより前に、算出された電力であってよい。たとえば、WTRUの最大電力、またはより高い優先度チャネルへの電力割振りによって、送信電力に制約が課されることがある。
【0094】
PHは、TTIまたはサブフレームiの中のサービングセルまたはコンポーネントキャリア(CC)cに対して、式(5)によって表されることができる。
【0095】
PHc(i)=PCMAX,c(i)-Pcomputed_unconstrained,c(i) 式(5)
たとえば、PUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信を有しないPUSCHがある場合がある、TTI用、サブフレーム用、LTE/LTE-A TTI用、またはLTE/LTE-Aサブフレーム用のPHは、次のように表現されることができる。
【0096】
PHtype1,c(i)=PCMAX,c(i)-{10log10(MPUSCH,c(i))+PO_PUSCH,c(j)+αc(j)・PLc+ΔTF,c(i)+fc(i)} 式(6)
MPUSCH,c(i)は、PUSCHリソース割当ての帯域幅であってよく、TTIまたはサブフレームiおよびサービングセルcにとって有効なリソースブロック(RB)の個数で表現されることができる。PO_PUSCH,c(j)は、サービングセルcに対して、j=0および1に対して上位レイヤによって提供されることができる成分PO_NOMINAL_PUSCH,c(j)と、j=0および1に対して上位レイヤによって提供されることができる成分PO_UE_PUSCH,c(j)との和から構成される、パラメータであってよい。半永続的な許可に対応するPUSCH(再)送信の場合、jは0であってよく、動的スケジュールされた許可に対応するPUSCH(再)送信の場合、jは1であってよく、ランダムアクセス応答許可に対応するPUSCH(再)送信の場合、jは2であってよい。j=2の場合、PO_NOMINAL_PUSCH,c(j)の値はランダムアクセスプロシージャ結果に基づいて決定されてよく、PO_UE_PUSCH,c(j)は0であってよい。αc(j)は、上位レイヤによって提供されるパラメータであってよく、または固定値であってもよい。PLcは、サービングセルcに対してWTRUにおいて計算または決定されることができるダウンリンク経路損失推定値であってよい。ΔTF,c(i)は、上位レイヤによって提供されるパラメータ、すなわち、いくつかのコードブロック、各コードブロックのサイズ、送信されるべきチャネル品質インジケータ(CQI)またはプリコーディング行列インジケータ(PMI)ビットの個数、およびリソース要素の個数のうちの、1つまたは複数に基づいてWTRUによって算出される、パラメータであってよい。fc(i)は、たとえば、CCc上のPUSCHに対する、送信電力制御(TPC)コマンドの累積であってよい電力制御累積項であってよい。
【0097】
PHRは、たとえば、期間または周期性に基づいて、周期的にトリガまたは送信されてよい。周期性または期間は構成されることができる。PHRは、イベントの発生に基づいてイベントトリガまたは送信されることができる。PHRに対するトリガリングイベント(triggering event)は、たとえば、サービングセルにとっての経路損失の変化を備えることができる。PHRに対するトリガリングイベントはまた、たとえば、サービングセルに対する電力管理に起因することがある、電力バックオフの変化を備えることができる。PHRに対するトリガリングイベントはまた、タイマー(たとえば、周期的なタイマー)の満了を備えることができる。変化、たとえば、PHRをトリガできる変化は、閾値を上回って通過または進行することを含んでよい。PHRに対するトリガリングイベントはまた、構成されたULを有するWTRUのメディアアクセス制御(MAC)エンティティの2次セル(SCell)などの、WTRUのSCellの活動化を備えることができる。サービングセル変更もトリガリングイベントであってよい。本明細書で説明する例および実施形態では、WTRUおよびMACエンティティは、互換的に使用されることがある。
【0098】
その上、トリガリングイベントは、PH報告送信の頻度を限定するために使用されてよい禁止タイマーなどの、タイマーの満了に条件付けられてよい。トリガリングイベントは、PHRの送信に対するULリソースの利用可能性に条件付けられてよい。WTRUは、少なくとも1つのトリガイベントが発生することがあるときに、PHRを送信してよい。WTRUは、それが新たなデータ送信用などのUL許可または割振りを有することがあるときに、PHRを送信してよい。
【0099】
要求、許可、HARQフィードバック、またはデータの送信は、TTIまたはサブフレームなどのブロックのタイミングに従って実行されてよい。処理時間は、トランスポートブロック(TB)サイズに比例してよい。
【0100】
レイテンシを低減するために、ショートTTI(sTTI)が使用されてよい。1つのTTI長、たとえば、1msに基づいて設計されている物理チャネルは、ショートTTI長、たとえば、持続時間における1つまたはいくつかのシンボルに対して最適化されないことがあるか、またはそれにとって適切に動作しないことがある。UL制御チャネルなどの制御チャネルのTTIを短縮すること、または制御チャネルにとって利用可能なシンボルの個数を減らすことは、制御チャネルの性能に影響を及ぼすことがある。
【0101】
WTRUは、時間的に重複または並行することがある複数の送信を行ってよい。本明細書とともに与えられる例のうちのいずれかでは、時間または周波数における重複または並行性は、部分的に重複すること、実質的に部分的に重複すること、完全に重複すること、実質的に完全に重複することなどを意味することがある。同じTTIを送信が使用するとき、送信の冒頭または末尾において送信の重複が発生することがある。たとえば、送信のためのスケジューリングが互いの±1/2TTI内にあってよいので、重複の存在はまた、両方の送信に先立って知られていることがある。
【0102】
送信の重複の間に最大電力または最大エネルギーが超えられることがある場合、送信のうちの1つまたは複数の電力またはエネルギーは、重複の間に最大電力を超えることを避けるように、スケーリングなどによって調整されてよい。たとえば、持続時間における1シンボルなどの閾値を重複が上回る場合、送信のTTI全体または実質的にTTI全体に調整が適用されてよい。たとえば、重複が閾値を下回る、すなわち、1シンボル以下である場合、調整は重複部分に適用されてよい。
【0103】
異なるTTIを送信が使用するとき、送信の冒頭または末尾において送信の重複が発生しなくてよい。より長いTTI送信の間の任意のポイントにおいて、sTTI送信が行われてよく、たとえば、それが開始または終了してよい。加えて、重複の存在は、両方の送信に先立って知られていないことがある。たとえば、sTTI送信のスケジューリングは、長いTTIの送信の冒頭の前に提供されないことまたは知られていないことがある。
【0104】
低レイテンシ送信、低減されたレイテンシ送信、およびショートすなわちsTTI送信は、本明細書における例および実施形態では互いに置き換えられることがある。TTIおよびTTI長は、本明細書における例および実施形態では互いに置き換えられることがある。
【0105】
低減されたレイテンシ送信は、低減された(reduced)TTI(rTTI)またはsTTIを使用することができる。rTTI長またはsTTI長とは、事前構成された、事前決定された、典型的、ノーマル、レギュラー、またはレガシー(legacy)TTI長であってよい第2のTTI長よりも短くてよい、第1のTTI長を指すことがある。第2のTTI長は、1ms、14個のシンボル、または14個のSC-FDMAシンボルであってよい。レギュラー、ノーマル、またはレガシー送信は、レギュラーTTIを使用することができるか、または使用するように構成されてよい。典型的、ノーマル、レギュラー、およびレガシーは、本明細書における例および実施形態では互いに置き換えられることがある。ノーマルはまた、非ショートを表すために使用されることがある。
【0106】
sTTI長は、Ns個のOFDMシンボルまたはSC-FDMAシンボルとして定義されることができるか、またはそうしたシンボルに対応することができ、ただし、Nsは、ノーマルTTIに対するOFDMシンボルまたはSC-FDMAシンボルの個数よりも小さくてよい。たとえば、Nsは14よりも小さくてよい。SC-FDMAシンボルは、アップリンク変調シンボル、変調シンボル、またはサイドリンクシンボルであってよい。1つまたは複数のsTTIリソースユニットまたは時間ユニットが、時間期間において、使用されること、構成されること、事前定義されること、または決定されることができる。リソースユニットは、時間ユニットであってよい。時間期間は、1つまたは複数のサブフレーム、無線フレーム、スロット、またはシンボルであってよく、時々、本明細書でsTTI時間ウィンドウと呼ぶことがある。sTTIリソースは、1つまたは複数の時間ユニットのセットに対応することができ、ここで、時間ユニットは、時間サンプル、シンボル、またはタイムスロットのうちの少なくとも1つであってよい。sTTIリソースユニット、sTTI、sTTIリソース、およびsTTI時間リソースは、本明細書では互換的に使用されることがある。
【0107】
sTTI時間ウィンドウは、定義されること、事前定義されること、固定されること、または構成されることができる値に基づいて決定されてよい。値は、NsTTIと呼ばれることがある。NsTTIの単位はmsであってよい。sTTI時間ウィンドウは、TDDまたはFDDなどの動作モードに基づいて決定されてよい。sTTI時間ウィンドウは、sTTI長に基づいて決定されてよく、たとえば、sTTI時間ウィンドウは、sTTI長の倍数であってよい。sTTI時間ウィンドウは、セルIDまたはシステム帯域幅などの1つまたは複数のシステムパラメータに基づいて決定されてよい。sTTI時間ウィンドウは、サブフレーム番号(SFN)、ハイパー(hyper-)SFNなどに基づいて決定されてよい。sTTI時間ウィンドウは、ノーマルサブフレームにとってのTTI長に基づいて決定されてよい。
【0108】
ダウンリンク制御チャネルなどの制御チャネルは、sTTI時間ウィンドウの中の最初のNsym個のシンボルの中で送信されてよい。Nsymは、1以上の整数であってよい。DL-ULギャップなどのギャップのために使用されてよい1つもしくは複数のsTTIまたはいくつかのsTTIは、制御チャネル、信号、表示などのうちの少なくとも1つによって示されることができる。制御チャネルは、ギャップ、たとえば、DL-ULギャップのために使用されてよい1つもしくは複数のsTTIまたはいくつかのsTTIを示すことができる信号または表示であってよく、またはそれらを含んでよい。信号または表示は、事前定義されるか、構成されるか、または知られている信号または表示であってよい。sTTIの個数は、1以上の整数であってよい。たとえば、ULからDLへの切替えなどのギャップを必要としなくてよいか、またはそうしたギャップを使用しなくてよい方向切替えに対して、個数は0であってよい。
【0109】
図5は、アップリンク、ダウンリンク、およびギャップのためのsTTIリソースの構成または使用を示すために使用されてよい、sTTIギャップ表示の一例である。sTTI#3は、DLとULとの間の切替え510が行われてよいギャップsTTI514として、DL制御502などの中で示されることができる。sTTIリソースの第1のセットは、sTTI#0、#1、#2であってよく、DL sTTI512として利用されてよい。sTTIリソースの第2のセットは、sTTI#4、#5、#6であってよく、UL sTTI516として利用されてよい。例では、sTTIウィンドウ506は、サブフレームであってよく、sTTI時間リソースユニット508は、2個などの個数のシンボルであってよい。sTTI時間ウィンドウ506は、帯域幅504にわたって適用されてよい。sTTIウィンドウおよびsTTI時間ウィンドウは、互換的に使用されることがある。
【0110】
DL-ULギャップは、切替えのために、たとえば、無線またはRFフロントエンドをDL方向からUL方向に切り替えるために使用されることができる、DL方向とUL方向との間のギャップであってよい。DL-ULギャップ、ギャップ、DL-UL切替えギャップ、DLからULへのギャップ、TDD切替えギャップ、切替えギャップ、ギャップsTTI、sTTIギャップ、GP、TDD GP、TDDギャップは、本明細書における例および実施形態では互いに置き換えられることがある。加えて、1つまたは複数のsTTI時間ウィンドウは、1つまたは複数のダウンリンク制御情報(DCI)を搬送できる制御チャネルまたはPDCCH、たとえば、レガシーPDCCHに関連することができる。
【0111】
sTTIウィンドウの中にあってよくまたはその間に存在してよいsTTIリソースの第1のセットは、ダウンリンクsTTIリソースまたはDL sTTIのセットとして決定または構成されてよい。sTTIウィンドウ、たとえば、同じsTTIウィンドウの中にあってよいsTTIリソースの第2のセットは、アップリンクsTTIリソースまたはUL sTTIのセットとして決定または構成されてよい。sTTIリソースの第1のセットおよびsTTIリソースの第2のセットは、重複されなくてよくまたは互いに排他的であってよい。1つまたは複数のsTTIリソースは、sTTIウィンドウ内のギャップとして示されることができる。ギャップのロケーションは、sTTIリソースの第1のセットおよびsTTIリソースの第2のセットを決定することができる。
【0112】
2つ以上のsTTIリソースがギャップとして示される場合、ギャップとして示されるsTTIリソースは、時間的に連続してよく、または実質的に連続してよい。ギャップのために使用されるか、決定されるか、選択されるか、または構成されるsTTIリソースの個数は、上位レイヤシグナリング、1つまたは複数のシステムパラメータ、制御チャネルからの動的表示、動作モードなどに基づいてよい。ギャップのためのsTTIリソースの個数は、セル固有の方式で決定されること、構成されること、または示されることができる。ギャップのために使用されてよいsTTIリソースの個数を示すために、セル固有の上位レイヤシグナリングが使用されてよい。
【0113】
ギャップのためのsTTIリソースの個数は、WTRU固有の方式で決定されること、構成されること、または示されることができる。ギャップのためのsTTIリソースの個数を構成または決定するために、WTRUに対するタイミングアドバンス(timing advance)値が使用されてよい。ギャップのためのsTTIリソースの個数を構成または決定するために、WTRU固有のRRCシグナリングが使用されてよい。WTRU-IDまたはセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)に関連するDCIが、ギャップのためのsTTIリソースの個数を示すことができる。DCIは、基地局から受信されることができる。
【0114】
ダウンリンク用のいくつかのsTTIリソースが示されることができる。ダウンリンク用のsTTIリソースの個数は、ギャップのためのsTTIリソースインデックスを決定することができる。たとえば、ダウンリンク送信のために、またはDL sTTIとして、3つのsTTIリソースが決定されること、使用されること、または示されることができる場合、sTTI時間ウィンドウの中の第4のsTTIリソースは、ギャップ用の開始sTTIリソースであってよい。ギャップのために1つのsTTIリソースが使用される場合、第4のsTTIリソースがギャップとして使用されてよく、第5のsTTIリソースは、アップリンク送信用の最初のsTTIリソース、たとえば、UL sTTIであってよい。
【0115】
1つまたは複数のsTTIは、DLからULへの切替えポイントまたはULからDLへの切替えポイントなどの切替えポイントであってよく、またはそうした切替えポイントのために使用されてよい。切替えポイントのために使用されてよい1つまたは複数のsTTIは、制御チャネル、信号、表示などのうちの少なくとも1つによって示されることまたは識別されることができる。たとえば、制御チャネルは、1つまたは複数のsTTIを切替えポイントとして示すことができる信号または表示であってよく、またはそれらを含んでよい。信号または表示は、事前定義されるか、構成されるか、または知られている信号または表示であってよい。切替えポイントは、DLからULへの切替えポイントまたはULからDLへの切替えポイントのためのギャップなどのギャップの開始であってよい。切替えポイントはまた、方向が第1の方向から第2の方向に切り替わることができるsTTIの開始であってよい。切替えポイントは、たとえば、WTRUによって、第1の方向と第2の方向との間でギャップが必要とされなくてよいかまたは使用されなくてよいsTTIの開始であってよい。
【0116】
加えて、切替えポイントは、ギャップサイズが0であってよくまたは実質的に0であってよいギャップの開始であってよい。sTTIギャップの表示は、切替えポイントのためのsTTI、またはギャップサイズなどの、切替えポイントの表示を含んでよい。ギャップサイズは、連続するsTTIであってよい、いくつかのsTTIであってよい。0というサイズを有するギャップは、切替えポイントを示すことができるか、または示すために使用されてよい。また、0というギャップサイズまたはギャップサイズの非表示は、ギャップを有しない切替えポイントを示すことができるか、または示すために使用されてよい。切替えポイントおよびギャップは、本明細書における例および実施形態では互いに置き換えられることがある。
【0117】
複数のsTTIギャップが、sTTIウィンドウの中で示されることができる。第1のsTTIギャップは、DLからULへの切替えの時間ロケーションを決定するために使用されてよく、第2のsTTIギャップは、ULからDLへの切替えの時間ロケーションを決定するために使用されてよい。時間ロケーションは、1つまたは複数のsTTIリソースであってよく、またはそうしたsTTIリソースを含んでよい。第1のギャップとして示されることができる1つまたは複数のsTTIリソースは、アップリンク送信またはダウンリンク送信のために使用されなくてよい。たとえば、WTRUは、たとえば、ギャップの中でDLからULなどのスイッチング時間として、1つまたは複数のsTTIリソースを使用することができる。ギャップのためのsTTIリソースの個数は、上位レイヤシグナリングを介して、示されること、事前定義されること、構成されること、半静的に構成されること、または部分的に静的に構成されることができる。第2のギャップとして示される1つまたは複数のsTTIリソースは、アップリンク送信またはダウンリンク送信のために使用されてよい。WTRUは、第2のギャップとして使用される1つまたは複数のsTTIリソースの中で信号を受信または送信することができる。ギャップのためのsTTIリソースの個数が、示されることができるかまたは知られていることがあり、たとえば、0または実質的に0であるものと示されることができるかまたは知られていることがある。
【0118】
図6は、複数ギャップsTTI表示の一例である。DL制御602は、制御情報をWTRUへ送るための制御チャネルの少なくとも一部を備えることができる。sTTI#2すなわちsTTIリソース#2は、第1のギャップ616として示されることができ、sTTI#5すなわちsTTIリソース#5は、第2のギャップとして示されることができる。sTTIウィンドウ606は、1つまたは複数のサブフレームであってよく、sTTI時間リソースユニット608は、たとえば、帯域幅604にわたる、任意の個数のシンボルであってよい。たとえば、sTTIウィンドウ606はサブフレームであってよく、sTTI時間リソースユニット608は、帯域幅604にわたる2個などの個数のシンボルであってよい。
【0119】
図6において、ダウンリンク送信614または628のためのsTTIリソースのセット、およびアップリンク送信624のためのsTTIリソースのセットは、第1のギャップ610のためのsTTIリソースおよび第2のギャップ612のためのsTTIリソースのロケーションなどの、ギャップsTTIリソースのロケーションに基づいて決定されてよい。第1のギャップとして示されるsTTIリソースは、1つのsTTI608としてのギャップサイズを伴って示されることができる。第2のギャップとして示されるsTTIリソースは、ギャップサイズを伴わずに、または0もしくは実質的に0としてのギャップサイズを伴って、示されることができる。
図6bに示すように、たとえば、前のsTTIリソース、すなわちギャップsTTIに先行するリソースが、624などのアップリンクsTTIとして使用されるとき、第2のギャップとして示されるsTTIリソースは、ダウンリンクsTTIとして使用されてよい。
【0120】
TDD GPを使用するUL sTTIリソース構成が、本明細書で与えられる例において利用されることができる。一実施形態では、サブフレームの中のGPは、sTTI信号送信または受信のために使用されてよい。たとえば、1つまたは複数のUL sTTIリソースが、特殊サブフレームのGPの中に割り振られてよい。
【0121】
図7は、サブフレーム702のGPの中のsTTIリソース構成の一例である。サブフレームは、特殊サブフレームであってよい。WTRUは、ノーマルTTI動作であってよい第1のTTI動作704を使用するように、構成されること、命令されること、または示されることができる。WTRUは、第1のTTI動作704を使用すべきと決定することができる。DwPTS706、GP708、およびUpPTS710は、たとえば、ブロードキャストシグナリングなどの上位レイヤシグナリングから受信された、サブフレーム構成#0などのサブフレーム構成に基づいて、たとえば、WTRUによって、決定されてよい。サブフレーム構成は、特殊サブフレーム構成であってよい。WTRUは、GP708のために使用されてよいシンボルの中でダウンリンク信号が受信されないことがあるかまたはアップリンク信号が送信されないことがあると想定してよい。
【0122】
WTRUは、sTTIリソースを使用するかまたはsTTI送信を行うように、構成されてよく、決定することができ、または示されてよい。WTRUは、UpPTSまたはsTTIリソースとしての構成#0などのサブフレーム構成に基づいてGPとして決定されてよい、1つまたは複数のシンボルを使用することができる。
【0123】
たとえば、サブフレーム構成#0などのサブフレーム構成に基づいて、GP708として決定されることができる1つまたは複数のシンボルは、GPシンボルと呼ばれることがある。ショートすなわちsTTI GP(sGP)714または720は、sTTIリソースのために使用されるGPシンボルの個数に基づいて決定されてよい。sGPは、sTTI動作のためのガード期間、sTTI送信方式、sTTI動作モード、またはsTTI送信のためのDL-UL切替えなどのうちの、1つまたは複数のために使用されてよい。加えて、1つまたは複数のGPシンボルが、DwPTSまたはUpPTSのための追加シンボルとして使用されてよい。たとえば、GP708シンボルのうちの7個が、UpPTS716として使用または決定されてよい。UpPTSのためのGPの一部の使用は、
図7ではタイプ1sTTI動作712と呼ばれる。sTTIリソースは、1つまたは複数のGPシンボルを含むように拡張されたUpPTSまたはUpPTSの中の、1つまたは複数のシンボル、たとえば、すべてのシンボルであってよく、またはそうしたシンボルを含んでよい。
【0124】
1つまたは複数のGPシンボルは、サブフレーム702の中のDwPTSまたはUpPTSとは実質的に別個であってよいsTTIリソースとして、使用されること、決定されること、または示されることができる。この構成は、タイプ2sTTI動作718として識別されることができる。sTTIリソースとして利用されること、決定されること、または示されることができるGPシンボルは、sTTIシンボルとして参照されることができる。sTTIシンボルは、sTTI UL、sTTI DL、またはギャップ送信のうちの、1つまたは複数のために使用されてよい。
図7に示す例では、7つのGPシンボル708がsTTIリソース722として使用または決定されてよい。
【0125】
たとえば、サブフレーム702のGP708などのGP内の、sTTIシンボルの個数またはsTTIシンボルのロケーションは、受信サブフレーム構成、UL sTTIのためのsTTIシンボルの使用、またはDL sTTIのためのsTTIシンボルの使用のうちの、少なくとも1つに基づいて決定または事前決定されることができる。表3は、可能なsTTIシンボル構成の一例を示す。sTTIシンボル構成は、特殊サブフレーム構成などのサブフレーム構成に基づいてよい。sTTIシンボルの、時間ロケーションなどのロケーションは、DL sTTIまたはUL sTTIとしてのsTTIリソースの使用に基づいて決定されてよい。
【0126】
【0127】
sTTIシンボルがUL sTTIのために利用される場合、sTTIシンボルは最後のNUL個のGPシンボルに配置されてよい。sTTIシンボルがDL sTTIのために利用される場合、sTTIシンボルは最初のNDL個のGPシンボルに配置されてよい。sTTIシンボルがDL sTTIとUL sTTIとの組合せのために利用される場合、sTTIシンボルの第1のセットがDL sTTIのために使用されてよく、sTTIシンボルの第2のセットがUL sTTIのために使用されてよい。
【0128】
GP708などのGP内のsTTIシンボルの個数は、上位レイヤシグナリングを介して構成されることができる。sTTI動作に関係することがある1つまたは複数のパラメータがシグナリングされることができ、GP内のsTTIシンボルの個数は、1つまたは複数のパラメータから示されることができる。たとえば、GP内の、sTTIシンボルの個数は、特殊サブフレーム構成、sTTI動作に関係する1つもしくは複数のパラメータ、または物理セル識別情報(セルID)、仮想セルID、システム帯域幅、およびフレーム構造などの1つもしくは複数のシステムパラメータに基づいて決定されてよい。たとえば、GP内の、sTTIシンボルの個数は、C-RNTI、動的表示などのWTRU固有パラメータに基づいて決定されてよい。
【0129】
sTTIシンボルの個数は、WTRUに対してまたはWTRUによって使用されるか、示されるか、または決定されるタイミングアドバンス値に基づいて決定されてよい。たとえば、第1のタイミングアドバンス値が示され、第1のタイミングアドバンス値を決定し、または第1のタイミングアドバンス値を使用するWTRUは、GP708などのGPの中で第1の個数のsTTIシンボルを使用してよい。第2のタイミングアドバンス値が示されること、第2のタイミングアドバンス値を決定すること、または第2のタイミングアドバンス値を使用することができるWTRUは、GP708などのGPの中で第2の個数のsTTIシンボルを使用してよい。
【0130】
ショートすなわちsTTI物理ダウンリンク共有チャネル(sPDSCH)またはショートすなわちsTTI物理ダウンリンク制御チャネル(sPDCCH)などの1つまたは複数のダウンリンクsTTI信号は、WTRUによってsTTIリソースの中で受信されることができる。ショートすなわちsTTI物理アップリンク制御チャネル(sPUCCH)またはショートすなわちsTTI物理アップリンク共有チャネル(sPUSCH)などの1つまたは複数のアップリンクsTTI信号は、WTRUによってsTTIリソースの中で送信されることができる。DL sTTI信号またはUL sTTI信号に関連する1つまたは複数の基準信号は、WTRUによってsTTIリソースの中で送信または受信されることができる。
【0131】
図8は、ダウンリンクサブフレームまたは物理リソースブロック(PRB)800の中で提供または使用されるsPUCCHリソース構成の一例である。
図8において、第1のタイムスロット802は、無線フレームの中の偶数スロット番号、たとえば、無線フレームns mod 2=0におけるスロット番号に対応することができ、第2のタイムスロット804は、無線フレーム、たとえば、ns mod 2=1における奇数番号スロットに対応することができる。一例では、タイムスロットは、12本のサブキャリアにわたって7シンボル幅であってよい。ダウンリンクサブフレームまたはPRB800は、CRS806、PDCCH808、PDSCH810、sPDCCH/sPDSCH812、sGP814、およびsPUCCH816のうちの1つまたは複数を備えることができる。
【0132】
サブフレームの中の1つまたは複数のDLシンボルは、UL sTTIリソースとして、使用されること、構成されること、または決定されることができる。DLシンボルは、たとえば、少なくとも1つまたはいくつかのWTRUに対して、DLのために構成または使用されてよい、サブフレームの中のシンボルであってよい。セル固有基準信号を有しないDLシンボルは、UL sTTIリソースとして使用または決定されてよい。サブフレームの中の最後のNUL個のDLシンボルは、UL sTTIリソースとして使用されること、決定されること、または構成されることができる。NULは、セル固有基準信号のために使用されるアンテナポートの数に基づいて決定されてよい。一例では、CRSポートの数が4つ、たとえば、アンテナポート0/1/2/3であってよい場合、NULは2などの第1の個数であってよい。CRSポートの数が1つまたは2つであってよい場合、NULは5などの第2の個数であってよい。
【0133】
NULは、関連するダウンリンクsTTI送信に対して使用されるか、決定されるか、示されるか、または構成されるsTTI長に基づいて、決定されてよい。NULはまた、システムパラメータ、サブフレーム番号、SFN、ハイパーSFN、WTRU固有パラメータ、WTRU-ID、レガシーPDCCH領域などのPDCCH領域のために使用されることができるいくつかのOFDMシンボル、関連するダウンリンクsTTI送信の時間ロケーションなどのうちの、少なくとも1つに応じて決定されてよい。
【0134】
少なくとも2つの連続するDLシンボルは、UL sTTIリソースとして使用されてよく、最初の1つまたは複数のDLシンボルは、sGPとして使用されてよい。
図8は、最後の2つのダウンリンクシンボルを使用するsPUCCHリソース構成の一例を示す。sTTIリソースの第1のシンボルは、sGPのために使用されてよく、sTTIリソースの第2のシンボルは、sPUCCH816送信のために使用されてよい。sPUCCH送信は、HARQ-ACK送信または報告を含むことができ、sPDSCH送信に関連付けられることができる。sPDSCH送信は、同じサブフレームまたは前のサブフレームの中にあってよい。sPUCCHは、1つまたは複数の関連するsPDSCH送信に対する1つまたは複数のHARQ-ACK送信のために利用されてよい。
【0135】
加えて、sPUCCHは、低減されたレイテンシ送信用のアップリンクリソースのスケジューリング要求を通信するために利用されてよい。
【0136】
sPUCCHは、バッファの中のデータの特定のトラフィックタイプの表示を提供するように、定義されること、決定されること、構成されること、または利用されることができる。特定のトラフィックタイプは、低減されたレイテンシトラフィック、緊急トラフィック、超低レイテンシトラフィック、ショートTTIトラフィック、超高信頼トラフィックなどを含むことができる。
【0137】
sPUCCHは、構成されるか、決定されるか、示されるか、または使用される1つまたは複数のsTTIリソース用のCSIのために(たとえば、その送信のために)、またはそうしたCSIを通信するために、定義されること、決定されること、構成されること、または利用されることができる。CSIは、1つまたは複数のsTTIリソースに関連するCQIを含むことができる。CSIは、ダウンリンクまたはアップリンクsTTI送信用の1つまたは複数の好適なsTTIリソースを含むことができる。CSIは、限定はしないが、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、プリコーディングタイプインジケータ(PTI)、CSI-RSインデックス(CRI)、擬似コロケーション表示(QCI)などを含む、1つまたは複数の複数アンテナ送信関連CSI(multiple antenna transmission(s) related CSI)を含むことができる。sPUCCHは、アップリンクチャネル測定のためのアップリンク基準信号を提供または通信するように、定義されること、決定されること、構成されること、または利用されることができる。
【0138】
1つまたは複数のsPUCCHフォーマット、タイプ、構造、またはリソースは、低減されたレイテンシ送信のために、またはアップリンク性能を改善するために、定義されること、構成されること、決定されること、または使用されることができる。sPUCCHフォーマット、sPUCCHタイプ、sPUCCH構造、sPUCCHリソース、およびsPUCCH送信のためのリソースは、本明細書における実施形態および例に一致するように、互換的に使用されることがある。
【0139】
sPUCCHタイプは、いくつかのアップリンクシンボルであってよいsPUCCH送信のsTTI長、sPDCCHまたはsPDSCHなどの関連するダウンリンク送信またはチャネルのsTTI長、DCI、上位レイヤシグナリング、動的表示、sPUCCH送信内での基準信号ロケーション、送信電力レベルまたは最大送信電力レベル、sPUCCH送信の基準信号オーバーヘッドまたは密度などに基づいて、決定または識別されることができる。sPUCCHタイプはまた、いくつかのPRB、いくつかのトーン、またはいくつかのサブキャリアであってよい、sPUCCH送信のために使用される周波数リソースの個数に基づいて決定または識別されることができる。sPUCCHタイプはまた、周波数ロケーションのセット、たとえば、偶数番号のサブキャリアまたは奇数番号のサブキャリアに基づいて、決定または識別されることができる。sPUCCHタイプはまた、Zadoff-Chu系列(sequence)、ゴレイ系列、ゴールド系列などの、使用される系列タイプに基づいて、決定または識別されることができる。sPUCCHタイプはまた、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相PSK(QPSK)、π/2-BPSK、π/4-QPSKなどの、使用される変調方式、または使用される変調方式のセットに基づいて、決定または識別されることができる。たとえば、変調方式の第1のセットがBPSKおよびQPSKであってよく、変調方式の第2のセットがπ/2-BPSKおよびπ/4-QPSKであってよい。
【0140】
その上、sPUCCHタイプは、サブキャリアベース方式、巡回シフトベース方式、または周波数ホッピング方式などの、HARQ-ACK送信または報告を送信するために使用される方式に基づいて、決定または識別されることができる。HARQ-ACK方式では、サブキャリアのセットが、HARQ-ACK送信または報告に対して決定されることができる。たとえば、サブキャリアの第1のセットが、ACK送信のために、またはACKを報告するために、使用または選択されてよく、サブキャリアの第2のセットが、NACK送信のために、またはNACKを報告するために、使用または選択されてよい。別のHARQ-ACK方式では、系列の巡回シフトのセットが、HARQ-ACK送信のために使用されることができる。たとえば、第1の巡回シフトインデックスが、ACK送信のために、またはACKを報告するために、使用または選択されてよく、第2の巡回シフトインデックスが、NACK送信のために、またはNACKを報告するために、使用または選択されてよい。別のHARQ-ACK方式では、周波数ホッピングパターンのセットが、HARQ-ACK送信のために使用されることができる。たとえば、第1の周波数ホッピングパターンが、ACK送信のために、またはACKを報告するために、使用または選択されてよく、第2の周波数ホッピングパターンが、NACK送信のために、またはNACKを報告するために、使用または選択されてよい。
【0141】
サブフレームなどのsTTI時間ウィンドウの中で、1つまたは複数のsPUCCHリソースまたはタイプが、構成されること、定義されること、または利用されることができる。1つまたは複数のsPUCCHリソースは、1つまたは複数のWTRUに向けられてよい。sTTI時間ウィンドウは、特定の値として、固定されること、事前定義されこと、事前構成されること、または事前決定されることができる。たとえば、sTTIウィンドウは、ノーマルTTI長として、または1msという長さを用いて、事前定義されてよい。sTTI時間ウィンドウはまた、sTTI長、またはsTTI長の整数倍などの倍数に基づいて決定されてよい。たとえば、sTTI長がLsTTIと呼ばれ、かつNsTTIがsTTI長を決定するために使用される正の整数である場合、sTTIウィンドウ長は、LsTTI×NsTTIに基づいて決定されてよい。sTTI時間ウィンドウはまた、ダウンリンクsTTI時間ウィンドウ、上位レイヤシグナリング、RRCシグナリング、ダウンリンク物理チャネルからの動的シグナリングなどに基づいて決定されてよい。
【0142】
sPUCCHタイプは、構成または決定されることができるカバレージレベル(coverage level)に基づいて決定されてよい。カバレージレベルは、限定はしないが、ダウンリンク制御チャネル、ダウンリンクデータチャネル、アップリンク制御チャネル、およびアップリンクデータチャネルのうちの、少なくとも1つに対する上位レイヤシグナリングを介して構成されることができる。カバレージレベルは、たとえば、WTRUによって、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信のために選択または決定されたカバレージレベルに基づいて決定されてよい。sPUCCHタイプはまた、ダウンリンク測定値レベルに基づいて決定されてよい。たとえば、事前定義または構成された閾値が、sPUCCHタイプを決定するために使用されてよい。ダウンリンク測定値は、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、およびCQIのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0143】
sPUCCHタイプは、関連するDLチャネルのsTTI長に基づいて決定されてよい。sPDCCHまたはsPDSCHのために使用されるsTTI長は、sPUCCHタイプを決定することができる。sPUCCHタイプは、上位レイヤシグナリングに基づいて決定されてよい。sPUCCHタイプは、上位レイヤシグナリングによって暗黙的または明示的に示されることができる。sPUCCHタイプは、動的表示に基づいて決定されてよい。sPUCCH送信に関連するDCIは、sPUCCH送信のためのsPUCCHタイプを示すことができるか、またはそうしたsPUCCHタイプを決定することができる。
【0144】
sPUCCHタイプは、sPUCCH送信に関連することができるsPDSCHの個数に基づいて決定されてよい。たとえば、単一のsPDSCH送信が、たとえば、HARQ-ACK送信または報告のために、sPUCCH送信に関連することができる場合、第1のsPUCCHタイプまたはフォーマットが使用されてよい。2つ以上のsPDSCH送信が、たとえば、HARQ-ACK送信または報告のために、sPUCCH送信に関連することができるとき、第2のsPUCCHタイプまたはフォーマットが使用されてよい。
【0145】
sPUCCHタイプは、関連する1つまたは複数のsPDSCHに対するHARQ-ACKビットの個数に基づいて決定されてよい。たとえば、HARQ-ACKビットの個数が、定義されること、事前定義されること、または構成されることができる閾値以下であるとき、第1のsPUCCHタイプまたはフォーマットが使用されてよい。HARQ-ACKビットの個数が、定義されること、事前定義されること、または構成されることができる閾値よりも大きいとき、第2のsPUCCHタイプまたはフォーマットが使用されてよい。1つまたは複数の閾値が、1つまたは複数のsPUCCHタイプまたはフォーマットとともに使用されてよい。
【0146】
sPUCCHは、1つまたは複数のsTTIリソースの中で、繰返しを伴って、すなわち、繰り返し送信されてよい。上位レイヤ信号は、sPUCCH送信に対する繰返しの回数を示すことができる。たとえば、sPUCCHタイプ、およびsPUCCH送信の繰返し数、すなわち繰返しの回数は、ブロードキャストまたはRRCシグナリングなどの上位レイヤシグナリングを介して構成されることができる。sPUCCH繰返しの回数は、事前定義されること、構成されること、関連するDCIから動的に示されること、またはsPUCCH送信のために使用されるsTTIリソースに基づいて決定されることができる。
【0147】
sPUCCH送信に対する繰返しの回数はまた、関連するsPDSCH送信またはsPDCCH送信に対して使用される繰返しの回数に基づいて決定されてよい。関連するsPDSCH送信の変調およびコーディング方式(MCS)レベルが、sPUCCH繰返しの回数を決定することができる。たとえば、より高いMCSレベルが、関連するsPDSCH送信に対して使用される場合、sPUCCHに対する繰返しの回数はより少なくてよい。より低いMCSレベルが、関連するsPDSCH送信に対して使用される場合、sPUCCHに対するより多くの回数の繰返しが使用されてよい。sPUCCH送信に対する繰返しの回数は、関連するsPDCCHのために使用されてよいsPDCCHのショートすなわちsTTI制御チャネル要素(sCCE)アグリゲーションレベル(aggregation level)に基づいて、決定されてよい。たとえば、より大きい数としてのCCEアグリゲーションレベルが、関連するsPDCCHに対して使用される場合、sPUCCHに対する繰返しの回数はより多くてよい。より低いsCCEアグリゲーションレベルが、関連するsPDCCHに対して使用される場合、sPUCCHに対するより少ない回数の繰返しが使用されてよい。本明細書で説明する実施形態および例では、sPUCCHはsPUSCHと置き換えられることがあり、逆も同様である。
【0148】
sPUSCHは、アップリンクデータ送信のために定義されること、決定されること、構成されること、または使用されることができる。1つまたは複数のsPUSCHタイプ、構造、またはリソースは、たとえば、低減されたレイテンシ送信または改善されたアップリンク性能のために、定義されること、構成されること、決定されること、または使用されることができる。sPUSCHタイプ、sPUSCH構造、およびsPUSCHリソースは、本明細書における例および実施形態では互いに置き換えられることがある。
【0149】
sPUSCHタイプは、いくつかのアップリンクシンボルであってよいsPUSCH送信のsTTI長に基づいて決定されてよい。sPUSCHタイプは、アップリンク許可用の関連するダウンリンク制御チャネルのsTTI長、アップリンク許可を搬送する関連するsPDCCHのsTTI長、sPUSCH送信内での基準信号ロケーション、PRBの中でのsPUSCH送信の基準信号オーバーヘッドまたは密度、PRBの中でのPUSCH送信またはsPUSCH送信のために使用されてよいサブキャリアのサブセットなどの周波数ロケーションのセット、変調方式などに基づいて、決定されてよい。サブキャリアのサブセットは、たとえば、偶数番号のサブキャリアまたは奇数番号のサブキャリアであってよい。
【0150】
サブフレームなどのsTTI時間ウィンドウの中で、1つまたは複数のsPUSCHリソースまたはタイプが、構成されること、定義されること、または使用されることができ、1つまたは複数のsPUSCHリソースが、1つまたは複数のWTRUに向けられてよい。
【0151】
sPUSCHリンク適応が、提供または使用されることができる。sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数は、カバレージレベルに基づいて決定されてよい。カバレージレベルは、構成または決定されることができる。カバレージレベルは、ダウンリンク制御チャネル、ダウンリンクデータチャネル、アップリンク制御チャネル、アップリンクデータチャネルなどのうちの少なくとも1つに対して、上位レイヤシグナリングを介して構成されることができる。カバレージレベルはまた、WTRUなどによって、PRACH送信のために選択または決定されたカバレージレベルに基づいて決定されてよい。
【0152】
sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数はまた、ダウンリンク測定値レベルに基づいて決定されてよい。たとえば、事前定義または構成された閾値が、sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数を決定するために使用されてよい。ダウンリンク測定値は、RSRP、RSRQ、CQIなどのうちの少なくとも1つを含むことができる。sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数は、関連するダウンリンクチャネルのsTTI長に基づいて決定されてよい。
【0153】
sPDCCHまたはsPDSCHのために使用されるsTTI長は、sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数を決定することができる。sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数は、上位レイヤシグナリング、動的表示、sPUSCH送信に関連するDCIなどに基づいて決定されてよい。sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数は、上位レイヤシグナリングから暗黙的または明示的に示されることができる。sPUSCH送信に関連するDCIは、sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数を示すことができる。sPUSCHスケジューリング用の関連するDCIの中で示されることができるトランスポートブロックサイズ(TBS)は、sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数を決定することができるか、または決定するために使用されてよい。sPUSCHスケジューリング用の関連するDCIの中で示されることができるMCSレベルは、sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数を決定することができるか、または決定するために使用されてよい。sPUSCHのアップリンク許可のために使用されるsPDCCHのsCCEアグリゲーションレベルは、たとえば、許可されるsPUSCH送信に対して、sPUSCHタイプ、またはsPUSCH送信に対する繰返しの回数を決定することができるか、または決定するために使用されてよい。
【0154】
図9は、2シンボルのショートすなわちsTTI PUCCH(sPUCCH)900の一例であり、
図10は、3シンボルのsPUCCH1000の一例であり、
図11は、4シンボルのsPUCCH1100の一例である。sPUCCH1000または1100は、干渉軽減が望まれるとき、r
1系列にカバーコードを利用することができる。sPUCCHは、UL基準信号r
2 902、およびHARQフィードバック912などの1または2ビットの情報の送信用のいくつかのシンボルを使用することができる。HARQフィードバック912は、BPSK、QPSKなどを使用して変調されてよく、乗算演算914によって系列r
1 916と合成されてよい。乗算演算914の出力は、逆高速フーリエ変換(IFFT)918によって処理されてよく、シンボル920上のリソースにマッピングされてよい。
【0155】
UL基準信号r2 902は、904において、1で乗算されてよい。乗算演算904の出力は、逆高速フーリエ変換(IFFT)906によって処理されてよく、シンボル920上のリソースにマッピングされてよい。あるいは、904における乗算はスキップされてもよく、UL基準信号r2 902はIFFT906へ直接進むことができる。系列r1 916およびr2 902は、Zadoff-Chu(ZC)またはゴレイなどの、望ましい相関特性を有する系列または系列のペアであってよい。ZCベースの構成の場合、系列r1 916およびr2 902は、異なるルート値(または、インデックス)に基づいてよく、または同じルート値(または、インデックス)の、異なる巡回シフトに基づいてよい。sPUCCH900、1000、または1100は、m個のPRBにわたってマッピングされてよい。ri系列にとっての系列長は、12m本のサブキャリアをカバーするように設定されてよい。
【0156】
変数n910およびn±i、たとえば、n±1 922は、時間におけるUL基準信号r2 902のマッピングの相対位置が、HARQフィードバック912を搬送するシンボルの前または後であってよいことを示すことができる。UL基準信号のロケーションは、たとえば、他のシンボルまたはより遠くのシンボルに対するチャネル推定誤差を低減するために、HARQフィードバック912を搬送するシンボル間に配置または移動されてよい。
【0157】
sPUCCH1000の場合、UL基準信号r2 1002、およびHARQフィードバック1012などの1または2ビットの情報の送信用のいくつかのシンボルが、利用されてよい。HARQフィードバック1012は、2つのシンボルにわたって、BPSK、QPSKなどを使用して変調されてよい。HARQフィードバック1012は、乗算演算1016によって系列r1 1014と合成されてよい。乗算演算1016の出力は、IFFT1018によって処理されてよく、n±1 1020において、シンボル1010上のリソースにマッピングされてよい。HARQフィードバック1012はまた、乗算演算1013によって系列r1 1014と合成されてよい。乗算演算1013の出力は、IFFT1022によって処理されてよく、n±2 1024において、シンボル1010上のリソースにマッピングされてよい。UL基準信号r2 1002は、1004において1で乗算されてよく、乗算演算1004の出力は、IFFT1006によって処理されてよく、n1008において、シンボル1010上のリソースにマッピングされてよい。あるいは、1004における乗算はスキップされてもよい。
【0158】
sPUCCH1100の場合、UL基準信号r2 1102、およびHARQフィードバック1112などの1または2ビットの情報の送信用のいくつかのシンボルが、利用されてよい。HARQフィードバック1112は、3つのシンボルにわたって、BPSK、QPSKなどを使用して変調されてよい。HARQフィードバック1112は、乗算演算1116によって系列r1 1114と合成されてよい。乗算演算1116の出力は、IFFT1118によって処理されてよく、n±1 1120において、シンボル1108上のリソースにマッピングされてよい。HARQフィードバック1112はまた、乗算演算1122によって系列r1 1114と合成されてよい。乗算演算1122の出力は、IFFT1124によって処理されてよく、n±2 1126において、シンボル1108上のリソースにマッピングされてよい。
【0159】
HARQフィードバック1112はまた、乗算演算1111によって系列r1 1114と合成されてよい。乗算演算1111の出力は、IFFT1128によって処理されてよく、n±3 1130において、シンボル1108上のリソースにマッピングされてよい。UL基準信号r2 1102は、1104において1で乗算されてよい。乗算演算1104の出力は、IFFT1106によって処理されてよく、n1110において、シンボル1108上のリソースにマッピングされてよい。あるいは、1104における乗算はスキップされてもよい。
【0160】
表4は、7つのシンボルを有するスロットのためのsPUCCH構成の例を示す。(N)ACKのインデックスは、対応する(s)PDSCHペイロードを示すことができる。sPUCCH組合せは、データ用のシンボルのセット、たとえば、ACK/NACKまたは1つもしくは複数のUL基準信号の使用を表すことができる。シンボルのセットは、sPUCCHリソースであってよい。
【0161】
【0162】
図12は、1シンボルのsPUCCH1200用の信号構造の一例である。sPUCCH1200の場合、UL基準信号は送信されなくてよい。1または2ビットを備えるHARQフィードバック情報1202が、系列r
i1206を利用して通信されることができる。r
i系列にとっての系列長は、系列選択構成要素1204によって選択されてよい。系列選択構成要素1204の出力は、IFFT1208において処理されてよく、シンボルn1212において、シンボル1210上のリソースにマッピングされてよい。ZCベースの構成の場合、HARQフィードバック情報1202は、ZC系列の、異なるルートを選ぶことによって、または同じルート値の、異なる巡回シフトに基づいて通信されてよい。
【0163】
sPUCCH1200は、m個のPRBにわたってマッピングされてよい。ri系列にとっての系列長は、12m本のサブキャリアをカバーするように構成されてよい。複数シンボルのsPUCCHは、複数のインスタンス化としての1シンボルの送信に依拠することができる。各シンボルの周波数マッピングは、同じPRB上で行われてよく、または異なるPRBにホッピングされてもよい。
【0164】
図13は、UL基準信号1300送信を有しない複数シンボルのsPUCCH用の信号構造の一例であり、ここで、PRB
iおよびPRB
jは異なってよい。1または2ビットを備えるHARQフィードバック情報1302が、系列r
i1304を利用して通信されることができる。r
i系列にとっての系列長は、系列選択構成要素1301によって選択されてよい。系列選択構成要素1301の出力は、リソース(n,PRB
i)1310において、シンボル1308上のリソースにマッピングされたIFFT1306において処理されてよい。系列選択構成要素1301の出力はまた、リソース(n±1,PRB
j)1314において、シンボル1308上のリソースにマッピングされたIFFT1312において処理されてよい。
【0165】
図14は、いくつかのRB1400にわたる繰返しを伴う1シンボルのsPUCCH用の信号構造の一例である。1または2ビットを備えるHARQフィードバック情報1402が、系列r
i1404を利用して通信されることができる。r
i系列にとっての系列長は、系列選択構成要素1401によって選択されてよい。系列選択構成要素1401の出力は、リソースn1410において、繰返し1408によってm個のRBにマッピングされたIFFT1406において処理されてよい。この構成の場合、長さ12などの長さを有する系列が選択されてよく、そのシンボル上のm個のRBにマッピングされてよい。系列r
iは、使用されるRBにわたって繰り返されてよい。
【0166】
送信にとって利用可能な複数のシンボルがあるとき、選択された系列は、データ送信のために割り振られたシンボル上のm個のRBにわたって繰り返されてよい。表5は、系列rがシンボルnおよびn+3の中でRB kおよびk+1にわたって繰り返されてよい一例を示す。
【0167】
【0168】
利用可能であってよくまたは使用されてよい1つまたは複数のsPUCCH組合せ構成は、固定されること、構成されること、シグナリングされること、上位レイヤシグナリングを介してシグナリングされること、動的にシグナリングされること、DL許可またはDCIの中などの物理レイヤシグナリングの中で示されることなどができる。たとえば、PDSCHに関連するHARQ-ACKフィードバックのために使用すべきsPUCCH組合せは、PDSCHを許可するかまたは割り振るDCIの中で示されることができる。
【0169】
sPUCCH組合せ構成は、構成されたすべてのサブフレームに対して固定されてよく、またはサブフレーム番号に従って変化してもよい。sPUCCH組合せ構成は、sPUCCH送信のために使用されてよいPRBの周波数ロケーション、またはサブフレーム番号に基づいてよい。FDDでは、サブフレーム0および5のためのsPUCCH組合せ構成は、他のサブフレームのそれとは異なってよい。
【0170】
WTRUまたはWTRUのグループは、固定されるかまたは半静的なsPUCCH組合せ構成に対して、実質的に大部分の時間にわたるような、sPUCCH用の同じ第iのロケーションを使用することができるか、または使用するように構成されてよい。sPUCCH組合せ構成は、既存のDCIフィールドの再使用または新たな2~3ビットDCIフィールドを通じて、動的にシグナリングされてよい。
【0171】
WTRUは、レギュラーPUCCHのために定義または使用されてよいsPUCCH用の系列のサブセットを使用することができるか、または使用するように構成されてよい。WTRUはまた、レギュラーPUCCHのために使用されてよいセットと同じでないことがあり、またはそうしたセットに重複しないことがある、sPUCCH動作用のセットを使用することができるか、または使用するように構成されてよい。
【0172】
1つまたは複数のアップリンクショートすなわちsTTI送信は、第1のsTTI長を有してよく、1つまたは複数のダウンリンク送信は、第2のsTTI長を有してよく、ここで、第1のsTTI長および第2のsTTI長は同じかまたは異なってよい。sPUCCHまたはsPUSCHなどの1つまたは複数のアップリンクショートすなわちsTTIチャネルは、同じかまたは異なるsTTI長を有してよい。sPDSCHまたはsPDCCHなどの1つまたは複数のダウンリンクsTTIチャネルは、同じかまたは異なるsTTI長を有してよい。ショートチャネルおよびsTTIチャネルという用語は、互換的に使用されることがある。
【0173】
図15は、sPDCCH送信1502の1つまたは複数の関連するショートすなわちsTTI PDCCH(sPDCCH)領域を有する、通信1500におけるショートすなわちsTTI PUSCH(sPUSCH)スケジューリングの一例である。1つまたは複数のsPDCCH候補が、sPDCCH領域または送信において、WTRUによって配置されること、送信されること、監視されること、または復号されることができる。WTRUは、sPUSCH送信1510に対するスケジューリング許可を、1つまたは複数の関連するsPDCCH領域または送信の中で受信することができる。sPUSCH送信1510用のsPUSCHリソース#1は、サブフレームnのsPDCCH#1およびサブフレームn+kのsPDCCH#2などの、2つのsPDCCH領域または送信に関連することができる。それに対応して、sPUSCH送信1510用のsPUSCHリソース#2は、サブフレームn+kのsPDCCH#3およびサブフレームn+k+1のsPDCCH#4などの、2つのsPDCCH領域または送信に関連することができる。
【0174】
sPUSCH送信1510にとってのsTTI長は、関連するsPDSCHにとってのsTTI長よりも長くなるように構成されてよい。WTRUはまた、sPUSCH送信1510に対するスケジューリング許可用のDCIを、受信すること、復号すること、復号しようと試みること、または監視することができる。sPDCCH候補は、アップリンクまたはダウンリンクスケジューリング用のDCIを搬送することができる。
【0175】
図16は、UL sTTI長およびDL sTTI長が異なるときの、sPUSCHと、HARQ-ACK受信用の少なくとも1つのsPDCCH1602との関連付けの一例を示す。通信1600において、1つまたは複数のsPDCCH領域は、sPUSCHスケジューリングまたはHARQ-ACK送信もしくは報告のために、sPUSCH領域に関連することができる。たとえば、sPUSCH領域の中での通信1600におけるsPUSCH送信、すなわち、サブフレームnの送信#0は、sPDCCH領域、すなわち、サブフレームn+2の送信#0、#1、#2、および#3に関連することができる。加えて、sPDCCHのsTTI長は、sPUSCHのそれよりも長くてよい。
【0176】
sPUSCH送信1610に対して、WTRUは、sPUSCH送信に関連する物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)などにおいて、HARQ-ACKを受信することができる。WTRUが、否定的なHARQ-ACK、すなわち、NACKを受信する場合、WTRUは、既定または所定のロケーションにおいて、同じトランスポートブロックを送信してよい。WTRUは、再送信の表示、たとえば、新規データインジケータを有するアップリンク許可を受信することができる。この構成の場合、アップリンク許可の中の新規データインジケータビットはトグルされなくてよく、WTRUは、アップリンク許可に関係するスケジュールされたアップリンクリソースの中でトランスポートブロックを再送信してよく、新規データインジケータビットがトグルされる場合、新規データインジケータビットは0から1または1から0に変えられる。そうでない場合、新規データインジケータビットはトグルされない。
【0177】
sPUSCH領域もしくは送信、sPUSCH sTTIリソース、またはsPUSCH sTTIに関連するsPDCCH領域の個数は、sPDCCHのsTTI長およびsPUSCHのsTTI長に基づいて決定されてよい。一例として、Nsp個のsPDCCH領域が、sPUSCH領域に関連することができる。Nspは、sPUSCHのsTTI長に基づいて決定されてよい。1つまたは複数のsPUSCH領域が、異なるsTTI長を有する場合、Nspは、1つまたは複数のsPUSCH領域に対して異なってよい。いくつかの構成の場合、より短いsTTI長を有するsPUSCH領域は、より少数の関連するsPDCCH領域を有することができ、より長いsTTI長を有するsPUSCH領域は、より多数の関連するsPDCCH領域を有することができる。
【0178】
Nspは、sPDCCHもしくはsPDCCH領域のsTTI長、またはsPDCCH領域もしくはsPUSCH領域の時間ロケーションに基づいて決定されてよい。たとえば、sTTI時間ウィンドウの中の最初のsPUSCH領域は、同じsTTI時間ウィンドウの中の後続または最後のsPUSCH領域よりも大きいNspを有することができる。Nspは、sPUSCH領域に対するSFNまたはハイパーSFN、sTTI時間ウィンドウ内でのsPUSCH領域インデックス、sPUCCHタイプ、sPUSCHタイプなどに基づいて、決定されてよい。
【0179】
WTRUは、UL DCI、またはsPDCCH領域の中のsPUSCH送信に対するDL HARQ-ACKを、監視すること、復号しようと試みること、または受信することができる。WTRUは、UL DCI、UL許可、アップリンク許可、sPUSCHスケジューリングDCI、UL許可用のDCIなどを求めて、Nsp個のsPDCCH領域のサブセットを監視することができる。UL DCIは、sPUSCH送信に関係するスケジューリング情報を含むことができる。UL DCIまたはUL DCIのCRCは、C-RNTI、WTRU-IDなどのWTRU固有パラメータを用いてスクランブルされてよい。UL DCIサイズは、DL DCIと同じであってよい。Nsp個のsPDCCH領域のサブセットは、単一のsPDCCH領域として構成されてよい。WTRUは、Nsp個のsPDCCH領域内のUL DCIを求めて、1つのsPDCCH領域を独占的に、監視すること、受信すること、または復号しようと試みることができる。たとえば、WTRUに対するUL DCIのためのNsp個のsPDCCH領域のサブセットが、1つまたは複数のWTRU固有パラメータに基づいて決定されてよい。
【0180】
Nsp個のsPDCCH領域内のsPDCCH領域は、Nsp、WTRU-ID、C-RNTIなどのモジュロ演算に応じて、WTRUによって決定されてよい。UL DCIのためのsPDCCH領域を、WTRU固有の方式で分散させることによって、UL DCIに対するsPDCCHブロッキング確率が低減されることができる。加えて、UL DCIのために使用されてよいNsp個のsPDCCH領域のサブセットの中に2つ以上のsPDCCH領域が、たとえば、WTRUによってまたはWTRUに対して、含められるとき、WTRUによって監視されることができる数のsPDCCH候補が、sPDCCH領域のサブセットの間で分割されてよい。
【0181】
sPUSCHリソースに関連するNsp個のsPDCCH領域内のsPDCCH領域は、sPDCCH領域インデックスを有することができる。インデックスは、sPDCCH領域の時間または周波数ロケーションの関数であってよい。インデックスは、Nsp個のsPDCCH領域内での時間または周波数におけるそれの位置の関数であってよい。加えて、たとえば、1つまたは複数のWTRUに対するUL DCIのためのNsp個のsPDCCH領域のサブセットは、時間(または、周波数)ロケーションまたはsPDCCH領域インデックスに基づいて決定されてよい。たとえば、Nsp個のsPDCCH領域の中の第1のsPDCCH領域が、UL DCIのために使用されてよいNsp個のsPDCCH領域のサブセットとして決定されてよい。第1のsPDCCH領域は、時間的に最も早い領域、最低周波数を有する領域、最高周波数を有する領域、最小インデックスを有する領域などであってよい。
【0182】
Nsp個のsPDCCH領域のサブセットは、sPDCCH領域インデックスおよび/またはシステムパラメータに基づいて決定されてよく、システムパラメータは、物理セルID(PCID)、スロット番号、サブフレーム番号、および無線フレーム番号のうちの、少なくとも1つを含むことができる。たとえば、sPDCCH領域インデックスおよびPCIDを用いたモジュロ演算が使用されてよい。Nsp個のsPDCCH領域のサブセットはまた、sPDSCH送信用のDL DCIに対して使用されること、監視されること、決定されること、または構成されることができるsPDCCH領域に基づいて、決定されてよい。たとえば、WTRUが、UL DCIにとって同じサブセットであってよい、DL DCIのためのsPDCCH領域のサブセットを監視するように構成または決定される。
【0183】
WTRUは、sPDCCH領域、送信、または候補の同じセットの中で、DL DCIおよびUL DCIを監視してよい。DL DCIは、フォールバック送信のために使用されるDCIであってよく、構成された送信方式またはモードに基づいて決定されてよい。構成では、Nsp個のsPDCCH領域のサブセットが、既定の信号の存在に基づいて決定されてよい。たとえば、既定の信号は、第1のsPDCCH領域の中で送信されてよく、既定の信号は、UL DCIのためのNsp個のsPDCCH領域のサブセットを示すことができる。
【0184】
UL DCIに対するsPDCCH候補は、Nsp個のsPDCCH領域の中に配置されてよい。Nsp個のsPDCCH領域の中に配置されたsPDCCH候補のうちの少なくとも1つは、UL DCIのために使用されてよい。たとえば、Nsp=1であるとき、Ntot個のsPDCCH候補が、sPDCCH領域の中で使用されること、構成されること、または監視されることができる。たとえば、Nsp>1であるとき、Ntot個のsPDCCH候補は、Nsp個のsPDCCH領域の間で分割されてよい。Ntot個のsPDCCH候補は、Nsp個のsPDCCH領域にわたって均等に分散されてよい。たとえば、Ntot=16かつNsp=4である場合、各sPDCCH領域は、UL許可のための4つのsPDCCH候補を含むことができる。
【0185】
sCCEアグリゲーションレベル(AL)のサブセットは、sPDCCH領域の中で監視されることができる。たとえば、sCCEアグリゲーションレベル{1,2,4,8}が使用され、かつNsp=4である場合、sCCE AL{1}を有するsPDCCH候補が第1のsPDCCH領域の中で監視されてよく、sCCE AL{2}を有するsPDCCH候補が第2のsPDCCH領域の中で監視されてよく、以下同様である。各sPDCCH領域の探索空間、たとえば、sCCEアグリゲーションレベルごとの開始sCCE番号は、sPDCCH領域インデックス、WTRU-ID、既定の数値、ハッシングパラメータなどに基づいて決定されてよい。
【0186】
sPDCCH候補は、Nsp個のsPDCCH領域内の1つまたは複数のsPDCCH領域を介して送信されてよい。加えて、探索空間の中の1つまたは複数のsPDCCH候補は、Nsp個のsPDCCH領域にわたって繰り返し送信されてよい。sPDCCH候補に対するsCCEはまた、Nsp個のsPDCCH領域にわたって分散されてよい。Nsp個のsPDCCH領域内でのsPDCCH候補の繰返しの回数は、探索空間タイプ、WTRU固有の探索空間、共通の探索空間、sPDCCH領域の個数、Nsp、WTRUカバレージレベル、構成されたカバレージレベル、決定されたカバレージレベル、または上位レイヤで構成された数値に基づいて、決定されてよい。sCCEは、Nsp個のsPDCCH領域の中の構成されたすべてのsCCEを使用することによって、0からNcce-1まで番号が付けられてよい。その上、sCCEのセットは、探索空間決定に基づいて、選択されること、決定されること、構成されること、または使用されることができる。
【0187】
図17は、UL sTTI長およびDL sTTI長が異なるときの、HARQ-ACK送信用のsPUCCH1710と、少なくとも1つのショートすなわちsTTI物理ダウンリンク共有データチャネル(sPDSCH)との関連付けの一例を示す。通信1700において、sPDSCH送信1702にとってのsTTI長は、sPUCCH領域#0~#4にとってのsTTI長よりも短くてよい。たとえば、サブフレームn+1のsPDSCH領域#0、#1、#2、および#3は、sPUCCH領域#0に関連することができる。言い換えれば、通信1700において、sPUCCH領域#0のsTTI長は、sPDSCH送信1702のsTTI長よりも長い。
【0188】
1つまたは複数のsPDSCH領域が、HARQ-ACK送信のためのsPUCCH領域、リソース、または送信に関連することができる。たとえば、通信1700において、第1のsPDSCH領域#1および第2のsPDSCH領域#3に対するHARQ-ACK送信または報告がsPUCCH領域#0に関連することができる間、WTRUは、第1のsPDSCH領域#1の中でsPDSCHを受信することができ、第2のsPDSCH領域#3の中でsPDSCHを受信することができる。
【0189】
通信1700において、sPUCCH#0は、1つまたは複数のsPDSCHに関連することができ、1つまたは複数のsPUCCHリソースを含むことができる。WTRUは、sPDSCHの受信の後、関連するsPUCCH領域の中のsPUCCHリソースを使用して、アップリンクの中でHARQ-ACKを送ってよい。
【0190】
sPUCCH領域の中で、1つまたは複数のsPUCCHリソースが、PRBインデックス、ULシンボル番号、巡回シフトインデックス、トーン、サブキャリアインデックスなどのうちの少なくとも1つとして、定義されること、構成されること、決定されること、または示されることができる。1つまたは複数のDL sTTI送信、たとえば、sPDCCHまたはsPDSCHは、開始DLシンボル、DL sTTI送信のOFDMシンボル番号、DL sTTIリソースインデックス、sTTI時間ウィンドウの中でのsTTI番号またはインデックスなどに基づいて、sPUCCH領域およびsPUCCHリソースに関連付けられてよい。sTTI時間ウィンドウの中の1つまたは複数のDL sTTI送信はまた、異なる開始DLシンボル番号またはインデックスを有してよい。たとえば、第1のDL sTTI送信は、DLシンボル#2から開始してよく、第2のDL sTTI送信は、DLシンボル#4から開始してよい。sTTI時間ウィンドウの中の1つまたは複数のDL sTTI送信は、昇順にインデックス付けされてよい。
【0191】
sPUCCHリソースのセットが、DL sTTIに関連付けられるように構成されること、予約されること、使用されること、決定されること、または示されることができる。sPUCCH領域がNdstti個のダウンリンクsTTIリソースに関連付けられると、sPUCCHリソースのNdstti個のセットが、sPUCCH領域内で構成されること、使用されること、または決定されることができ、sPUCCHリソースのセットは、ダウンリンクsTTI時間ロケーション、開始OFDMシンボル、DL sTTI番号などに基づいて決定されてよい。sPUCCHリソースのNstti個のセットは、sPUCCH領域内で、重複されない、完全に重複される、部分的に重複されるなどであってよい。
【0192】
一実施形態では、WTRUは、sPUCCH領域に関連する1つまたは複数のDL sTTI送信を受信することができ、HARQ-ACK送信または報告としてsPUCCHリソースを送信してよい。sPUCCHリソースは、1つまたは複数のDL sTTI送信に関連する1つまたは複数のHARQ-ACKを含むことができる。WTRUが、sPUCCH領域に関連することができる2つ以上のDL sTTI送信を受信するとき、単一のsPUCCHリソースが送信されてよい。この構成の場合、バンドルされた(bundled)HARQ-ACK送信または報告を送信するために、単一のsPUCCHリソースが使用されてよい。たとえば、WTRUは、DL sTTI送信のうちの少なくとも1つがエラーを有する場合、1つまたは複数のDL sTTI送信に対して、否定的なHARQ-ACK、すなわち、NACKを送ってよい。WTRUがDL sTTI送信のうちの少なくとも1つの受信に失敗しているかもしれないとき、エラーであってよい。構成されたすべてのDL sTTI送信がエラーなしに受信されると、WTRUは、肯定的なHARQ-ACK、すなわち、ACKを送ってよい。
【0193】
第1のsPUCCHリソースは、WTRUに対する1つまたは複数のDL sTTI送信内の第1のDL sTTI送信に関連することができる、バンドルされたHARQ-ACK送信または報告のために使用されてよい。1つまたは複数のHARQ-ACK送信または報告を示すために、sPUCCHリソースのセット内で単一のsPUCCHリソースが、選択されること、決定されること、または使用されることができる。sPUCCHリソースの選択は、HARQ-ACK情報を示すことができる。たとえば、WTRUが第1のsPUCCHリソースを選択または使用する場合、選択は第2のDL sTTI送信に対する否定的なHARQ-ACKを示すことができる。WTRUが第2のsPUCCHリソースを選択または使用する場合、選択は第2のDL sTTI送信に対する肯定的なHARQ-ACKを示すことができる。加えて、本明細書とともに与えられる例の場合、変調方式のコンスタレーション、またはBPSKもしくはQPSKなどの変調方式が、肯定的/否定的なHARQ-ACKを示すために使用されることができる。
【0194】
表6は、sPUCCH領域に関連する1つまたは複数のsPDSCHリソースの中のsPDSCHがWTRUにスケジュールされるときの、sPUCCHリソース選択およびQPSK変調を伴うHARQ-ACK送信または報告の一例を示す。単一のsPDSCHが1つまたは複数のsPDSCHリソースの中にスケジュールされる場合、sPUCCHリソースは、HARQ-ACK送信または報告のために、sPDSCHに関連することができる。複数のコードワードが送信される場合、QPSKコンスタレーション、たとえば、コンスタレーション0(00)、1(01)、2(10)、および3(11)は、2つのコードワードのHARQ-ACK情報を示すことができる。単一のコードワードが使用される場合、BPSKが使用されてよく、またはQPSKコンスタレーションのサブセットが使用されてよい。
【0195】
【0196】
表7および表8は、sPUCCHリソース選択およびQPSK変調を伴うHARQ-ACK送信または報告の例を示す。WTRUは、1つまたは複数のsPDSCH送信のHARQ-ACKを示すように、sPUCCHリソース選択およびQPSKコンスタレーションを選択または決定してよい。WTRUのためのスケジュールされた複数のsPDSCHがsPUCCHに関連する場合、WTRUは、sPUCCHリソースのセット内のsPUCCHリソース、および変調方式のコンスタレーションを選択または決定してよい。sPUCCHリソース選択と変調方式のコンスタレーション選択との組合せは、受信された1つまたは複数のsPDSCHに対するHARQ-ACK情報を示すことができる。WTRUが、sPUCCH領域に関連する1つまたは複数のsPDSCHを受信する場合、HARQ-ACK(k)が送られてよく、ただし、kは、受信された1つまたは複数のsPDSCHのACK、NACK、またはDTXに基づいて決定されてよい。表8において、NACKは、間欠送信(DTX)およびNACK/DTXとともに、互換的に使用されることがある。
【0197】
【0198】
一実施形態では、sPDSCHスケジューリングの、またはsPDSCHとノーマルPDSCH(nPDSCH)スケジューリングとの、異なる組合せをサポートするために、1つまたは複数のHARQ-ACK(k)関連付け規則またはタイプが使用されてよい。表8は、例示的なタイプ1関連付け規則を示す。表9は、例示的なタイプ2関連付け規則を示す。1つまたは複数のHARQ-ACK(k)関連付け規則は、sPUCCH領域に関連するsPDSCHの個数、sPDSCHおよび/もしくはsPUCCHのsTTI長、またはsTTI時間ウィンドウ(たとえば、sTTI時間ウィンドウサイズ)のうちの少なくとも1つに基づいて、事前定義されること、事前構成されること、または決定されることができる。sTTI時間ウィンドウのためのHARQ-ACK(k)関連付け規則またはタイプは、DCIからの表示、sTTIリソースをスケジュールするかまたは示すために使用されてよい、sTTI時間ウィンドウの中またはsTTI時間ウィンドウ用の第1のDCIなどの第1のDCI、1つまたは複数のsPDSCHをスケジュールするために使用されてよいDCIからの表示、sTTI時間ウィンドウの中にスケジュールされたsPDSCHの個数、上位レイヤ構成、sTTI時間ウィンドウ番号などに基づいて、決定されてよい。sTTI時間ウィンドウのためのHARQ-ACK(k)関連付け規則またはタイプはまた、サブフレーム番号、無線フレームなどのもっと大きい時間ウィンドウ、SFN番号、ハイパーSFN番号、または、たとえば、sTTI時間ウィンドウ内でのsTTIリソースの存在を示すために使用されてよい、sTTIリソースインジケータとして使用されてよい既定もしくは既知の信号に基づいて、決定されてよい。
【0199】
【0200】
【0201】
第1のHARQ-ACK(k)タイプ1関連付け規則は、sTTI時間ウィンドウの中の複数のsPDSCH、たとえば、4つのsPDSCHに対してWTRUがスケジュールされるときに使用されてよい。第2のHARQ-ACK(k)タイプ2関連付け規則は、sTTI時間ウィンドウの中の1つまたは複数のsPDSCHに対して1つまたは複数のWTRUがスケジュールされることができるときに使用されてよい。タイプ1HARQ-ACK(k)関連付け規則は、WTRUがsTTI時間ウィンドウ内のN1個のsPDSCHを用いてスケジュールされるのを可能にすることができ、タイプ2HARQ-ACK(k)関連付け規則は、WTRUがN2個のsPDSCHを用いてスケジュールされるのを可能にすることができる。N1およびN2は異なってよい。
【0202】
一実施形態では、WTRUは、sTTI時間ウィンドウ内でのいくつかのsPDSCH送信、またはsPUCCH領域に関連するsPDSCHの個数に基づいて、HARQ-ACK送信または報告に対するsPUCCHリソース選択を実行することができる。sTTI時間ウィンドウは、sPUCCH領域に関連するsPDSCHの個数、または各sPDSCHのsTTI長に基づいて決定されてよい。たとえば、sPDSCH長がNsttiシンボルであり、かつNsp個のsPDSCHが同じsPUCCHに関連する場合、sTTI時間ウィンドウはNstti×Nsp[シンボル]であってよい。sTTI時間ウィンドウはまた、事前定義されたパラメータ、構成されたパラメータ、サブフレームなどであってよい。sTTI時間ウィンドウの中で単一のsPDSCHが受信またはスケジュールされる場合、WTRUは、HARQ-ACK送信または報告のために、sPDSCHに対応するsPUCCHリソースを使用してよい。sTTI時間ウィンドウの中で複数のsPDSCHが受信またはスケジュールされる場合、WTRUは、HARQ-ACK送信または報告のために、sPUCCHリソースのセット内のsPUCCHリソースを決定または選択してよい。
【0203】
本明細書で説明するいくつかの例および実施形態では、一方のTTIが他方のTTIよりも短い場合、異なるTTIを伴う2つの送信が使用されてよい。例および実施形態は、任意の数の送信、TTI、および重複に適用されてよい。例では、短い方のTTIはsTTIと呼ばれることがあり、長い方のTTIはnTTIと呼ばれることがある。nTTIは、持続時間が1msであってよいノーマルまたはレギュラーTTIまたはサブフレームであってよい。nTTIは、LTE-A TTIまたはサブフレームであってよい。サブフレームは、nTTIの非限定的な例であってよい。別のTTIまたは時間期間が使用されてよく、やはり本明細書で説明する例および実施形態に一致することができる。
【0204】
nTTIに基づくかまたはnTTIを使用するPDSCH送信は、nPDSCHと呼ばれることがある。sTTIに基づくかまたはsTTIを使用するPDSCH送信は、sPDSCHと呼ばれることがある。nTTIに基づくかまたはnTTIを使用するPUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信は、nPUCCHと呼ばれることがあり、nTTIに基づくかまたはnTTIを使用するPUSCH送信は、nPUSCHと呼ばれることがある。本明細書で説明する例および実施形態では、PDSCHは、PDSCH、nPDSCH、またはsPDSCHを表すために使用されることがある。本明細書で説明する例および実施形態では、PUSCHは、PUSCH、nPUSCH、またはsPUSCHを表すために使用されることがある。本明細書で説明する例および実施形態では、PUCCHは、PUCCH、nPUCCH、またはsPUCCHを表すために使用されることがある。
【0205】
PDSCHがTTI nの中でWTRUによって受信されることができるとき、nPDSCHまたはsPDSCHなどのPDSCHに対する関連するHARQ-ACKは、TTI n+kの中で送信されてよく、kは正の整数であってよい。たとえば、WTRUがsPDSCHをTTI nの中で受信した場合、WTRUは、関連するHARQ-ACKをTTI n+kの中で送信してよい。本明細書で説明する例および実施形態では、TTIは、nTTIまたはsTTIによって置換されてよい。加えて、TTI長がサブフレーム長と同じである場合、TTIはサブフレームによって置換されてよい。
【0206】
WTRUは、サブフレームの中でnPDSCHを受信することができる。WTRUは、たとえば、nPDSCHの代わりに、またはnPDSCHに加えて、サブフレームの中で1つまたは複数のsPDSCHを受信することができる。UL HARQ-ACKタイミングがnPDSCHとsPDSCHとの間で異なるとき、nPDSCHとsPDSCHの両方に対する関連するHARQ-ACKは、WTRUから同じアップリンクサブフレームの中で送信されるのを必要とすることがあるかまたは送信されるようにスケジュールされることがあり、そのことは、nTTIおよびsTTIにとってのHARQ-ACK衝突と呼ばれることがある。
【0207】
図18は、nPUCCHとsPUCCHとの間で発生するHARQ-ACK衝突の一例である。通信1800は、nTTI DL1802、sTTI DL1816、nTTI UL A/N1818、およびsTTI UL A/N1820を備えることができる。WTRUがnTTI nの中でnPDSCHを受信するとともにnTTI n+2の中でsPDSCH(1)およびsPDSCH(2)を受信し、かつWTRUがこれらの送信に対するHARQ-ACKを、nPUCCH、sPUCCH(1)、またはsPUCCH(2)と同じアップリンクサブフレームnTTI n+4の中で送信することがあるとき、nTTIおよびsTTIにとってのHARQ-ACK衝突が発生することがある。
【0208】
nPDSCHに対するHARQ-ACKは、ノーマルすなわちnTTI HARQ(nHARQ)、nACK、nNACK、nHARQ-ACK、nHARQ-NACK、nACKNACKなどであってよく、またはそのように呼ばれることがある。nHARQ、nACK、nNACK、nHARQ-ACK、nHARQ-NACK、nACKNACKは、本明細書では互換的に使用されることがある。加えて、sPDSCHに対するHARQ-ACKは、ショートすなわちsTTI HARQ(sHARQ)、sACK、sNACK、sHARQ-ACK、sHARQ-NACK、sACKNACKなどであってよく、またはそのように呼ばれることがある。sHARQ、sACK、sNACK、sHARQ-ACK、sHARQ-NACK、およびsACKNACKは、本明細書では互換的に使用されることがある。さらに、HARQ、ACK、NACK、HARQ-ACK、HARQ-NACK、およびACKNACKは、本明細書では互換的に使用されることがある。
【0209】
一実施形態では、WTRUがサブフレームの中でnHARQおよびsHARQを送信できるかまたは送信するのを必要とすることがあるとき、nHARQおよびsHARQは、PUCCH送信の中で多重化されてよい。PUCCH送信は、nPUCCH送信またはsPUCCH送信のうちの少なくとも一方であってよい。たとえば、1つまたは複数のsHARQは、単一のPUCCH送信またはPUCCHフォーマット送信を使用してnHARQと一緒に送信されてよい。
【0210】
1つまたは複数のnPUCCHフォーマットが使用されることができ、nHARQが送信される場合に第1のnPUCCHフォーマットが使用されてよく、nHARQおよびsHARQがPUCCH送信の中で多重化される場合に第2のnPUCCHフォーマットが使用されてよい。第1のnPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット1a/1bであってよく、またはそのように構成されてよく、第2のnPUCCHフォーマットは、PUCCHフォーマット2/2a/2bであってよく、またはそのように構成されてよい。sHARQ用のHARQ-ACKビットは、PUCCHフォーマット2a/2bのCQI部の中で送信されてよく、nHARQ用のHARQ-ACKビットは、PUCCHフォーマット2a/2bのACK/NACK部の中で送信されてよい。nHARQ用およびsHARQ用のHARQ-ACKビットは、PUCCHフォーマット2/2a/2bのCQI部の中で送信されてよい。
【0211】
加えて、第1のnPUCCHフォーマットはPUCCHフォーマット1a/1bであってよく、第2のnPUCCHフォーマットはPUCCHフォーマット3であってよい。第1のnPUCCHフォーマットはPUCCHフォーマット1aであってよく、第2のnPUCCHフォーマットはPUCCHフォーマット1bであってよい。PUCCHフォーマット1bが利用されてよいとき、nHARQおよびsHARQに対するビットロケーションは事前決定されてよい。たとえば、フォーマットにおける第1のHARQ-ACKビットがnHARQのために使用されてよく、第2のHARQ-ACKビットがsHARQのために使用されてよく、またはその逆も同様である。nHARQ用の2つ以上のHARQ-ACKビットまたはsHARQ用の2つ以上のHARQ-ACKビットが送信されるべきかまたは送信される場合、バンドリング(bundling)が利用されてよい。たとえば、nHARQ用の2つ以上のHARQ-ACKビットが送信されることがあるかまたは送信されるべき場合、nHARQ用の1つまたは複数のHARQ-ACKビットがバンドルされてよい。sHARQ用の2つ以上のHARQ-ACKビットが送信されることがあるかまたは送信されるべき場合、sHARQ用の1つまたは複数のHARQ-ACKビットがバンドルされてよい。nHARQおよびsHARQ HARQ-ACKビットは、別個にバンドルされてよく、または別個にバンドルされてもよい。
【0212】
nPUCCHフォーマットは、レガシーPUCCHフォーマットなどのPUCCHフォーマットであってよい。1つまたは複数のsPUCCHフォーマットが使用されてよく、ここで、sHARQが送信される場合、たとえば、sHARQしか送信されない場合、第1のsPUCCHフォーマットが使用されてよく、sHARQおよびnHARQがsPUCCH送信の中で多重化される場合、第2のsPUCCHフォーマットが使用されてよい。
【0213】
nPUCCHタイプまたはsPUCCHタイプであってよい1つまたは複数のPUCCHタイプが、nHARQ送信またはsHARQ送信のために使用されてよい。nPDSCH用またはsPDSCH用の関連するDCIは、使用すべき対応するPUCCHタイプを示すことができる。たとえば、WTRUは、PUCCHタイプに関係する表示を、sPDSCHに関連するDCIから受信することができ、WTRUは、表示に基づいてnHARQとsHARQとの多重化を決定することができる。PUCCHタイプはPUCCHフォーマットであってよく、逆も同様である。
【0214】
PUCCHタイプは、送信されることができるHARQ-ACKタイプの数に基づいて決定されてよく、ここで、HARQ-ACKタイプはnHARQまたはsHARQであってよい。たとえば、nHARQまたはsHARQなどの1つのHARQ-ACKタイプが送信されることがある場合、第1のPUCCHタイプが使用されてよく、nHARQおよびsHARQなどの2つ以上のHARQ-ACKタイプが送信されることがある場合、第2のPUCCHタイプが使用されてよい。
【0215】
WTRUは、DCIの中で示されるPUCCHタイプに基づいて、もっと前のサブフレームの中でのnPDSCHの存在を決定することができる。たとえば、WTRUが1つまたは複数のsHARQを送信できるサブフレームに対して、WTRUは、nHARQを送信すべきかどうか、またはnHARQも送信すべきかどうかを、PUCCHタイプ表示に基づいて決定することができ、または送信することもできる。nHARQは、存在していたかもしれないがWTRUが受信できなかったかまたは首尾よく受信できなかったnPDSCHに関連付けられてよい。WTRUは、HARQ送信用のサブフレームに対するnHARQに関連するnPDSCHの存在を、PUCCHタイプ表示に基づいて決定することができる。PUCCHタイプ表示は、sHARQがそれに対して送信されるべきsPDSCH送信に関連するDCIを用いて、WTRUによって受信されることができる。その上、PUCCHタイプ表示は、nPDSCH存在表示によって置換されてよい。nPDSCH存在表示は、nHARQ送信に関連することができるnTTI、または送信されたnPDSCHに対するnHARQ送信と同じアップリンクサブフレームの中のsHARQ送信に関連することができるnTTIなどの、nTTIの中で提供または受信されることができる。sHARQ送信に関連することができるnTTIは、sHARQに関連するsPDSCHが受信されることができるnTTIであってよい。
【0216】
たとえば、WTRUが同じサブフレームの中でnHARQおよびsHARQを送信できるかまたは送信するのを必要とすることがある場合、WTRUはまた、sPUCCHを使用することによってnHARQを送信することができるか、または送信するように構成されてよい。たとえば、WTRUが、sTTIに関連するいかなるアップリンク送信、たとえば、スケジュールまたは構成されたアップリンク送信も有しないことがあるとき、WTRUは、sTTIの中のsPUCCHを使用することによってnHARQを送信してよい。
【0217】
サブフレームの中のsPUCCHリソースは、nHARQのために予約されてよい。WTRUは、サブフレームの中のnHARQ用のsPUCCHリソースを決定することができる。サブフレームの中のnHARQ用のsPUCCHリソースは、上位レイヤシグナリング、DCIからの動的表示、sPDSCH用のDCI、WTRUがスケジュールされないことがある第1のsTTIの中のsPUCCH、nHARQのための予約済みsTTIの中のsPUCCHなどに基づいて、決定されてよい。予約済みsTTIの場合、sTTIを決定するためにWTRU固有の方式が利用されてよい。予約済みsTTIを示すかまたは決定するために、WTRU固有の上位レイヤシグナリングが使用されてよい。予約済みsTTIを決定するために、WTRU-IDなどの1つまたは複数のWTRU固有パラメータが、たとえば、WTRUによって、使用されてよい。予約済みsTTIは、セル固有の方式で、またはセル固有パラメータから決定されてよい。
【0218】
WTRUは、nHARQを送信するための、サブフレームの中の利用可能なsPUCCHリソースを決定することができる。WTRUは、利用可能なsPUCCHリソースがあるとき、sPUCCHリソースの中でnHARQを送信してよい。sPUCCHリソースが利用可能でないとき、WTRUは、サブフレームの中の1つまたは複数のnHARQをドロップ(drop)すること、1つまたは複数のnHARQの送信をもっと後のサブフレームまで遅延させること、sHARQ用のsPUCCHおよびnHARQ用のnPUCCHを並行して送信することなどを行うことができるか、または行うように構成されてよい。sPUCCHリソースが利用可能でないとき、WTRUは、nPUCCH送信またはsPUCCH送信などのPUCCH送信の中でnHARQおよびsHARQを多重化すること、nPUSCH送信またはsPUSCH送信などのPUSCH送信の中でnHARQおよびsHARQを多重化することなどを行うことができるか、または行うように構成されてもよい。
【0219】
サブフレームの中のsTTIリソースのセットは、たとえば、sPUCCHもしくはsHARQ、またはsHARQを搬送するsPUCCHに対して限定または予約されてよい。たとえば、4個などの個数のsTTIリソースが、サブフレームの中で定義または構成されてよく、その個数のsTTIリソースのサブセットが、WTRUの中で構成されてよく、またはWTRUによって使用されてよい。構成は、sPUCCHもしくはsHARQ、またはsHARQを搬送するsPUCCHなどの特定の使用のために、リソースのサブセットの使用を識別または限定することができる。UEは、sPUCCHもしくはsHARQ、またはsHARQを搬送するsPUCCHのために、サブセットの中のsTTIリソースを使用することができる。サブセットの中にないことがあるsTTIリソースは、nHARQ用の利用可能なsPUCCHリソースとして使用されてよい。
【0220】
図19は、sPUCCH上でのHARQ送信の一例である。通信1900は、nTTI DL1902、sTTI DL1916、nTTI UL A/N1920、およびsTTI UL A/N1922を備えることができる。例では、sTTIの中の未使用のsPUCCHリソースは、nHARQ送信のために使用されてよい。通信1900において、WTRUが、sTTIに関連するアップリンク送信を有しないことがあるので、第2のsTTIの中のsPUCCHリソース、すなわち、nTTI n+4の中のsTTI s+5は、nHARQ送信のために使用されてよい。未使用のsPUCCHリソースは、WTRUがアップリンク送信に対してスケジュールされていないことがあるときでも、sTTIの中のsPUCCHリソースと呼ばれることがある。未使用のsPUCCHリソースは、nHARQ用の利用可能なsPUCCHリソースであってよく、逆も同様である。
【0221】
一実施形態では、nHARQおよびsHARQを送信するために、sTTIの中の1つまたは複数のsPUCCHリソースが使用されてよい。たとえば、sTTIの中のNcs個のsPUCCHリソースがWTRUに対して予約されてよく、予約されたsPUCCHリソースのうちの1つが、nHARQのHARQ-ACK情報(たとえば、ACKまたはNACK)に基づいて選択または決定されてよい。
【0222】
sPUCCHリソースのセットは、sPDSCH送信に関連するsPUCCHリソースに基づいて、予約されること、決定されること、構成されること、または使用されることができる。たとえば、セットの中の第1のsPUCCHリソースが、sPDSCH送信の1つまたは複数のパラメータに基づいて決定されてよく、セットの中のsPUCCHリソースのうちの残りが、第1のsPUCCHリソースインデックスに応じて決定されてよい。第1のsPUCCHリソースインデックスからの連続するNcs個のsPUCCHリソースインデックスが、セットのために使用されてよい。sPUCCHリソースのセットを決定できるsPDSCH送信のパラメータは、sPDSCH送信に関連するDCIの開始CCEインデックス、sPDSCH送信の開始PRBインデックス、sPDSCH送信の開始シンボルインデックス、いくつかの割り振られたPRB、MCSレベル、トランスポートブロックサイズなどを含むことができる。
【0223】
sPUCCHリソースのセットは、上位レイヤ構成、またはDCIからの動的表示に基づいて、予約されること、決定されること、構成されること、または使用されることができる。
【0224】
例および実施形態では、nHARQおよびsHARQは、互いに取り替えられてよくまたは置き換えられてよい。例および実施形態では、sPUCCHおよびnPUCCHは、互いに取り替えられてよくまたは置き換えられてよい。
【0225】
1ビットnHARQ送信の場合、sTTIの中の2つのsPUCCHリソースが、予約されること、割り振られること、または使用されることができ、ここで、2つのsPUCCHリソースのうちの一方は、nHARQのHARQ-ACK情報に基づいてWTRUによって選択または決定されてよい。たとえば、nHARQ ACKを示すために第1のsPUCCHリソースが選択されてよく、nHARQ NACKを示すために第2のsPUCCHリソースが選択されてよい。選択されたsPUCCHリソースは、sHARQ送信のために使用されてよい。あるいは、sPUCCHリソースは、sHARQのHARQ-ACK情報に基づいて選択または決定されてよく、選択または決定されたsPUCCHリソースは、nHARQ送信のために使用されてよい。HARQ-ACK情報は、ACKまたはNACKであってよい。
【0226】
nHARQおよびsHARQを送信するために、nTTIの中の1つまたは複数のnPUCCHリソースが使用されてよい。nTTIの中のNcs個のnPUCCHリソースが予約されてよく、または割り振られてよく、Ncs個のnPUCCHリソースのうちの1つが、sHARQのHARQ-ACK情報に基づいて選択または決定されてよい。選択されたnPUCCHリソースは、nHARQを送信するために使用されてよい。
【0227】
WTRUがsTTIの中でnPUCCHおよびsPUCCHを送信するようにスケジュールされるとき、WTRUは、nPUCCHの周波数リソースおよびsPUCCHの周波数リソースが完全にまたは部分的に重複される場合、sTTIの中のnPUCCHまたはsPUCCH送信をドロップしてよい。本明細書とともに与えられる例の場合、送信をドロップすることは、送信を行わないことまたは送信しないこと、送信の電力を0にスケーリングすること、送信の電力を0、実質的に0に設定することなどを含むことができる。sTTIの中のnPUCCHのドロッピング(dropping)は、sTTIの中に配置されてよいnPUCCHシンボルをドロップすること、またはサブフレームの中のnPUCCHをドロップすることを含むことができる。sTTIの中のsPUCCHがドロップされると、sTTIの中でのsPUCCHの送信が行われなくてよい。
【0228】
WTRUはまた、nPUCCHとsPUCCHとの間で重複する周波数リソースとは無関係または実質的に無関係の、sTTIの中のnPUCCHまたはsPUCCHのいずれかをドロップしてよい。nPUCCH用およびsPUCCH用の周波数リソースが完全にまたは部分的に重複されるとき、WTRUは、利用可能な送信電力またはエネルギーにかかわらずnPUCCHまたはsPUCCHのいずれかをドロップしてよい。nPUCCH用およびsPUCCH用の周波数リソースが重複されないとき、WTRUは、たとえば、sTTIの中のもしくはsTTIに対する利用可能な送信電力もしくはエネルギー、またはWTRU最大送信電力もしくはエネルギーに基づいて、sTTIの中のnPUCCHまたはsPUCCHのいずれかをドロップしてよい。利用可能なWTRU送信電力またはエネルギーは、nPUCCHおよびsPUCCHを送信するための全送信電力が、たとえば、sTTIに対する最大WTRU送信電力、たとえば、PCMAXまたはPCMAX,cを超えるかどうかに基づいて、決定されてよい。最大WTRU送信電力は、WTRU構成の最大出力電力であってよい。
【0229】
sTTIの中のnPUCCHまたはsPUCCHのドロッピングは、nPUCCHおよびsPUCCHの既定の優先度規則に基づいて決定されることができる。たとえば、sPUCCHはnPUCCHよりも高い優先度であってよい。WTRUは、より低い優先度チャネルをドロップしてよい。優先度規則はまた、nPUCCHまたはsPUCCHの中で搬送される情報タイプに基づいてよい。HARQ-ACKを搬送するnPUCCHは、CQI/PMI/RIなどのCSIを搬送するsPUCCHよりも高い優先度であってよい。HARQ-ACKを搬送するsPUCCHは、HARQ-ACKまたはCSIを搬送するnPUCCHよりも高い優先度であってよい。情報タイプに基づく類似の優先度規則が、nPDSCHまたはsPDSCHに適用されてよい。
【0230】
nPUCCHおよびsPUCCHが、異なる周波数に配置されることができる場合、WTRUは、ショートsTTIの中でnPUCCHおよびsPUCCHを、たとえば、並行して送信してよい。WTRUは、(i)並行するnPUCCH/sPUCCH送信に対する上位レイヤ構成の受信、(ii)並行するnPUCCH/sPUCCH送信をサポートするためのWTRU能力、(iii)並行するnPUCCH/sPUCCH送信を示すことができるか、もしくはnPUCCH/sPUCCHを並行して送信するための、nPDSCH用もしくはsPDSCH用のDCIもしくはDCIの受信、または(iv)nPUCCHおよびsPUCCHの全送信電力が既定の閾値よりも低いとWTRUによって決定されることのうちの、少なくとも1つに基づいて、たとえば、sTTIの中で、nPUCCHおよびsPUCCHを同時に送信してよく、または送信することを決定してよい。既定の閾値は、WTRU構成の最大出力電力、すなわち、PCMAXまたはPCMAX,cであってよい。
【0231】
WTRUが、並行するnPUCCH/sPUCCHに対して構成されないとき、またはWTRUが、並行するnPUCCH/sPUCCHをサポートしないとき、WTRUは、TTIの中のnPUCCHまたはsPUCCHをドロップしてよい。WTRUが、並行するnPUCCH/sPUCCH送信を示すか、またはnPUCCH/sPUCCHを並行して送信するための、DCIを受信しないとき、WTRUは、sTTIの中のnPUCCHまたはsPUCCHをドロップしてよい。
【0232】
nPUCCHおよびsPUCCHの全送信電力またはエネルギーが既定の閾値よりも高いとWTRUによって決定されるとき、WTRUは、sTTIの中のnPUCCHまたはsPUCCHをドロップしてよい。既定の閾値は、WTRU構成の最大出力電力、すなわち、PCMAXまたはPCMAX,cであってよい。全送信電力は、nPUCCHの送信電力(たとえば、PnPUCCH)およびsPUCCHの送信電力(たとえば、PsPUCCH)の関数として決定されることができる。
【0233】
sTTIは、N個のシンボル(ただし、Nは14よりも小さくてよい)などの1つまたは複数のシンボル(たとえば、OFDMシンボルまたはSC-FDMAシンボル)であってよく、またはそうしたシンボルに相当することができる。sTTIは、タイムスロットに相当することができる。例および実施形態では、sTTIはnTTIによって置換されてよく、逆も同様である。
【0234】
WTRUは、PUSCH、PUCCH、PRACH、SRSなどのうちの1つまたは複数などの、1つまたは複数の物理チャネルまたは信号を送信してよい。WTRUは、nTTIなどのTTIを有する1つまたは複数のチャネルを送信してよい。1つまたは複数のチャネル送信は同時であってよく、または少なくとも部分的に重複もしくは並行してよい。WTRUが、重複の間にそれが最大電力を超えることになると決定する場合、WTRUは、最大電力を超えないように送信より前にチャネル電力のうちの1つまたは複数をスケーリングしてよい。決定は、重複を考慮しなくてよい計算されたチャネル電力に基づいてよい。チャネルのスケーリングは、チャネルの優先度に基づいてよく、ここで、優先度は定義されてよく、または知られていてよい。たとえば、PRACHが、最高の優先度を有してよく、PUCCHが、次に高い優先度を有してよく、UCIを搬送するPUSCHが、次に高い優先度を有してよく、UCIを搬送しないPUSCHが、次に高い優先度を有してよい。
【0235】
WTRUが、同じTTIを有するチャネルを送信すべきとき、WTRUは、チャネルの、スケジューリングパラメータなどの1つまたは複数の送信パラメータに基づいてあらかじめ計画することができ、必要に応じてチャネルをスケーリングすることができる。チャネルのスケーリングは、チャネルの所期の受信機に基づいてよく、または基づいてもよい。たとえば、デュアル接続性シナリオにおいてeノードBに向けられる送信は、送信されるべきチャネル間での電力割振りおよびスケーリングに影響を及ぼすことがある最小保証電力を有してよい。
【0236】
WTRUは、PUSCH、PUCCH、PRACH、SRSなどのうちの1つまたは複数を送信してよい。WTRUは、nTTIまたはsTTIなどのTTIを有する1つまたは複数のチャネルを送信してよい。1つまたは複数のsTTIチャネル送信、たとえば、sTTIチャネル送信のセットは、1つもしくは複数のnTTIチャネル送信、またはnTTIチャネル送信のセットと、少なくとも部分的に重複していることがあるか、または実質的に部分的に重複していることがある。
【0237】
チャネルをスケーリングすることという専門用語は、チャネルの電力(たとえば、計算された電力)をスケーリングすることを表すために使用されることがある。
【0238】
WTRUは、nTTIなどのTTIを有する1つもしくは複数のチャネルおよび/またはsTTIなどのTTIを有する1つもしくは複数のチャネルを送信してよい。sTTIチャネル送信のセットなどの1つまたは複数のsTTI送信は、nTTIチャネル送信のセットなどの1つまたは複数のnTTIチャネル送信と、少なくとも部分的に重複または並行していることがある。チャネルおよびチャネル送信は、本明細書では互換的に使用されることがある。UEは、ULの中で1つまたは複数のeNBへ送信してよい。UEは、サイドリンクの中で1つまたは複数の他のUEへ送信してよい。
【0239】
図20は、nTTIおよびsTTIを使用する通信2000における、重複または並行するTTIの一例である。本明細書とともに与えられる例の場合、チャネルまたはリソースの重複する部分は、少なくとも1つのsTTIチャネル/リソースに重複するnTTIチャネル/リソースの一部分、または少なくとも1つのnTTIチャネル/リソースに重複するsTTIチャネル/リソースの部分を指すために使用されることがある。sTTIは、1つの、少なくとも1つの、またはただ1つのnTTIと重複することがある。nTTIは、少なくとも1つのsTTIに重複することがある。nTTIは、M個または多くともM個のsTTIに重複することがある。sTTIは、UL sTTIまたはDL sTTIであってよい。nTTIは、UL nTTIまたはDL nTTIであってよい。
【0240】
長さが14シンボルまたは1msであってよい1サブフレームとしてのnTTIを用いたnTTI構成2002、および7シンボルまたは0.5msであってよい1タイムスロットとしてのsTTI1を用いたsTTI構成2004の場合、Mは2であってよい。14シンボルから構成されてよいnTTI、ならびに4シンボルまたは2シンボルから構成されてよいsTTI2またはsTTI3を用いたsTTI構成2006および2008の場合、それぞれ、Mは3または7であってよい。nTTIとsTTIとの間の時間関係または重複関係は、固定されてよく、または知られていてよい。通信2000に対して、sTTIは、nTTIによって少なくとも部分的に重複されてよく、実質的に完全に重複されてよく、または完全に重複されてもよい。別の例では、sTTIは、2つのnTTIなどの複数のnTTIと重複することがあり、または部分的に重複することがある。たとえば、nTTIは例示的なsTTI1であってよく、sTTIは例示的なsTTI2であってよい。例示的な通信2000において、sTTI2の第2および第5の出現が、sTTI1の2つの出現と重複する。
【0241】
WTRUによって送信されてよいnTTIチャネルのセットおよびショートすなわちsTTIチャネルのセットは、1つのすなわち同じeノードBに、または1つのすなわち同じeノードBに属する1つもしくは複数のサービングセルに、向けられてよい。eノードBは、WTRU送信に対してスケジュールすることができるかまたはスケジューリング決定を行うことができるスケジューラを含んでよく、またはそうしたスケジューラを使用してよい。eノードBおよびスケジューラは、互換的に使用されることがある。eノードBは、sTTIチャネルまたはnTTIチャネルをスケジュールすることができる。eノードBは、WTRUによって送信されてよいsTTIチャネルのセットおよびnTTIチャネルのセットが、いつ部分的に重複または並行することがあるのかを、たとえば、厳密にまたは概略的に知ることができる。eノードBは、それがチャネルの両方のセットをスケジュールできるので、この情報を知ることができる。
【0242】
ショートすなわちsTTIチャネルのセットの送信より前に、WTRUは、sTTIチャネルのセットの送信がnTTIチャネルのセットのWTRUの送信と重複しているかまたは重複することになるのかどうかを決定してよい。sTTIチャネルのセットの送信より前に、WTRUは、sTTIチャネルがnTTIチャネルに重複するときにsTTIチャネルのセットの送信がWTRUに最大電力または最大バジェットを超えさせることになるのかどうかを決定してよい。決定は、たとえば、重複制約を考慮せずに、チャネル電力の計算に基づいてよい。
【0243】
WTRUが、それが重複の間に最大電力を超えることになると決定する場合、WTRUは、1つまたは複数のチャネルの電力を調整してよい。そのような調整は、チャネル優先度に基づいてよい。WTRUは、より低い優先度チャネルの電力を調整(たとえば、低減)してよく、より高い優先度チャネルの電力を調整しなくてよい。WTRUは、調整されたチャネルおよび/または調整されていないチャネルを送信してよい。
【0244】
WTRUは、1つまたは複数のどのチャネル電力を調整すべきか、チャネルの電力をどのように調整すべきか、チャネルの電力をどんな時間スケールまたは時間増分で調整すべきかなどを決定してよい。この決定は、重複することがあるショートすなわちsTTIチャネルのセットとnTTIチャネルのセットとの間の時間関係(たとえば、sTTI/nTTI時間関係)、重複することがあるsTTIチャネルのセットとnTTIチャネルのセットとの間の重複時間(たとえば、sTTI/nTTI時間重複)などに基づいてよい。
【0245】
決定はまた、nTTIチャネルのセットの送信より前に、またはnTTIの開始より前に、WTRUが、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットのためのスケジューリング情報を有するか否かに基づいてよい。たとえば、決定は、nTTIチャネルのセットの送信より前に、そうした送信より閾値量の時間などの少なくともいくらかの時間だけ前に、またはnTTIの開始より前に、WTRUが、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットのためのスケジューリング情報を有するか否かに基づいてよい。
【0246】
決定はまた、別のチャネルによって重複されることがあるチャネルのチャネル変調タイプまたはMCSに基づいてよい。決定はまた、たとえば、チャネルの重複された部分の中での、DM-RSなどの基準信号の存在に基づいてよい。決定はまた、チャネルの重複されない部分の中での、DM-RSなどの基準信号の存在に基づいてよい。決定はまた、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットが、同じ宛先、同じサービングセル、同じeノードB、同じ基地局、同じアクセスポイント、または同じMACエンティティに向けられることがあるか否かに基づいてよい。決定はまた、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットが、同じスケジューラ、同じサービングセル、同じeノードB、同じ基地局、同じアクセスポイント、または同じMACエンティティによってスケジュールされることがあるか否かに基づいてよい。
【0247】
この構成の場合、チャネルの電力を調整することまたはそれの調整は、時間などにおけるチャネルの少なくとも一部分をスケーリングすること、または時間などにおけるチャネルの少なくとも一部分をドロップすることを含んでよい。
【0248】
いくつかの構成の場合、WTRUは、nTTIスケジューリングに先立ってsTTIスケジューリング情報を知ることができる。たとえば、nTTIチャネルのセットの送信より前に、もしくはそうした送信より時間の閾値などの少なくともいくらかの時間だけ前に、もしくはそうした送信より前の十分な時間内に、またはnTTIの開始より前に、WTRUは、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットのためのスケジューリング情報を受信することを予想してよい。ドロップすることは、電力を0にスケーリングすることまたは電力を0に設定することと同じであってよい。チャネルを調整することは、チャネルの電力を調整することを表すために使用されることがある。チャネルを調整することおよびチャネルの電力を調整することは、互換的に使用されることがある。
【0249】
チャネルの重複部分という専門用語は、たとえば、時間的に、別のチャネルに重複するチャネルの部分を指すことがある。たとえば、チャネルの重複部分は、少なくとも1つのsTTIチャネルに重複するnTTIチャネルの部分、または少なくとも1つのnTTIチャネルに重複するsTTIチャネルの部分を指すために使用されることがある。重複部分および重複された部分は、互換的に使用されることがある。
【0250】
WTRUがスケジューリング情報を有するとき、電力調整が行われてよい。WTRUは、nTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知ることができる。たとえば、nTTIチャネルのセットの送信より前に、そうした送信より、たとえば、時間の閾値などの少なくともいくらかの時間だけ前に、もしくはそうした送信より前の十分な時間において、またはnTTIの開始より前に、WTRUは、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットのためのスケジューリング情報を知ることができるか、またはそれを受信することができる。
【0251】
たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っているとき、WTRUは、nTTI送信より前に、またはnTTIより前に、ショートすなわちsTTIまたはnTTIチャネルなどの1つまたは複数のどのチャネルを調整すべきかを決定してよい。WTRUは、ノーマルまたはレガシーチャネル優先度規則などのチャネル優先度規則に基づいて、1つまたは複数のどのチャネルを調整すべきかを決定してよい。
【0252】
調整されるべきと決定されたチャネルに対して、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってスケジューリング情報を知っているとき、WTRUは、チャネルのTTI全体または実質的にTTI全体(たとえば、sTTIまたはnTTI)にわたってチャネル調整を行ってよい。一例として、重複が閾値以上であるとき、WTRUは、チャネルのTTI全体または実質的にTTI全体(たとえば、sTTIまたはnTTI)にわたって調整を行ってよい。閾値は、固定されること、定義(たとえば、事前定義)されること、構成可能であることなどができ、eノードBなどの基地局から受信されることができる。閾値は、たとえば、3または4シンボルであってよい。
【0253】
調整されるべきと決定されたsTTIチャネルに対して、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っているときかつ/または常に、WTRUは、チャネルのsTTI全体または実質的にsTTI全体にわたって調整を行ってよい。調整されるべきと決定されたnTTIチャネルに対して、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っているとき、WTRUは、重複が閾値を上回るときにチャネルのnTTI全体、実質的にnTTI全体にわたって調整を行ってよい。
【0254】
調整されるべきと決定されたチャネルに対して、たとえば、WTRUは、少なくとも時々、チャネルの重複部分に対して、たとえば、チャネルの重複部分のみに対して調整を行ってよい。
【0255】
たとえば、調整されるべきと決定されたチャネルに対して、重複が閾値、たとえば、1シンボルもしくは2シンボルを下回るかもしくはそれ以下であるとき、または2つの閾値の間、たとえば、1シンボルと2シンボルとの間にあるとき、WTRUは、チャネルの重複部分に対して調整を行ってよく、たとえば、そうした部分のみに対して調整を行ってよい。1つまたは2つの閾値が構成可能であってよく、基地局またはeノードBから受信されてよい。WTRUは、調整されたチャネルおよび/または調整されていないチャネルを送信してよい。
【0256】
WTRUは、nTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知らないことがある。たとえば、nTTIチャネルのセットの送信より前に(たとえば、それより時間の閾値などの少なくともいくらかの時間だけ前に、またはそれより前の十分な時間において)、またはnTTIの開始より前に、WTRUは、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットのためのスケジューリング情報を知らないことがあり、たとえば、そうしたスケジューリング情報を受信しないことがある。
【0257】
たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知らないことがあるとき、WTRUは、nTTI送信より前に、またはnTTIより前に、1つまたは複数のどのチャネル(たとえば、sTTIチャネルおよび/またはnTTIチャネル)を調整すべきかを決定してよい。たとえば、WTRUは、nTTIチャネルのセットの送信より前に、またはnTTIの開始より前に、nTTIチャネルのセットに重複することがあるsTTIチャネルのセットのためのスケジューリング情報を知らないことがあるか、または受信しないことがある。WTRUは、チャネル優先度規則(たとえば、ノーマルまたはレガシーチャネル優先度規則)および/または他の規則に基づいて、1つまたは複数のどのチャネルを調整すべきかを決定してよい。
【0258】
調整されるべきnTTIチャネルに対して、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っていないとき、WTRUは、チャネルの重複部分に対して調整を行ってよい。
【0259】
調整されるべきsTTIチャネルに対して、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っていないとき、WTRUは、sTTI全体にわたって(たとえば、実質的にsTTI全体にわたって)、またはnTTIチャネルとsTTIチャネルとの間の重複時間にわたって、調整を行ってよい。
【0260】
調整されるべきsTTIチャネルに対して、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っていないとき、WTRUは、nTTIとの重複が閾値、たとえば、1シンボルを超えるときまたは常に、sTTI全体に対して(たとえば、実質的にsTTI全体にわたって)調整を行ってよい。
【0261】
調整されるべきsTTIチャネルに対して、WTRUは、nTTIとの重複が閾値、たとえば、1シンボルを下回る場合、重複部分、たとえば、重複部分のみに対して調整を行ってよい。
【0262】
WTRUは、sTTI全体、実質的にsTTI全体にわたって、またはnTTIチャネルとsTTIチャネルとの間の重複時間にわたって、ショートすなわちsTTIチャネル調整を実行してよい。この動作は、nTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報が未知であるときに行われてよい。この動作はまた、nTTIとのsTTI重複全体が閾値、たとえば、所定の個数のシンボルを超えるときに実行されてよい。
【0263】
調整(たとえば、すなわちスケーリング)されるべきsTTIチャネルに対して、WTRUは、他の部分に対する調整なしに、重複部分に対して調整を行ってよい。WTRUは、nTTIとの重複が閾値、たとえば、1シンボルを下回る場合にこの動作を実行してよい。
【0264】
チャネルの一部分に行われるべきチャネル調整に対して、調整されるべき部分がシンボルの一部を含む場合、WTRUは、完全なシンボルの中のチャネルを(たとえば、1つまたは複数の完全なシンボルに対して決定された調整に従って)調整してよい。WTRUは、部分的な重複が閾値よりも大きい場合にこの動作を実行してよい。
【0265】
調整されるべきチャネルの部分が、完全なシンボルおよび部分的なシンボルに及ぶ場合、どのチャネルを調整すべきかを決定するための規則は、完全なシンボルおよび/または少なくとも閾値量だけ重複されるシンボルに適用されてよく、たとえば、そうしたシンボルのみに適用されてよい。部分的に重複される残りのシンボルにわたる調整は、他の規則に従ってよく、またはWTRU実装形態に残されてよい。
【0266】
チャネルの一部分に行われるべきチャネル調整に対して、調整されるべき部分がシンボルの一部を含む場合、部分的に重複されるシンボルにおける電力をその部分的に重複されるシンボルの間に最大電力を超えないようにどのように調整すべきかは、たとえば、部分的な重複が閾値を下回る場合、様々な規則に従ってよく、またはWTRU実装形態に残されてよい。
【0267】
調整されるべきチャネルの一部分が、完全なシンボルおよび部分的なシンボルに及ぶ場合、どのチャネル、シンボル、または完全なシンボルを調整すべきかを決定するための規則は、少なくとも閾値量だけの重複に基づいてよい。加えて、部分的に重複されるシンボルにおけるチャネル電力またはエネルギー調整は、その部分的に重複されるシンボルの間に最大電力を超えないように、異なる規則または閾値に従ってWTRUによって実行されてよい。
【0268】
チャネルの一部をスケーリングすることは、たとえば、直交振幅変調(QAM)またはx-QAM(ただし、xは16、64、256、または別の整数であってよい)などの、コンスタレーションの振幅情報を使用することがある変調方式にとって、性能に影響を及ぼすことがある。チャネルの一部をスケーリングすることは、たとえば、コンスタレーションの振幅情報を使用しなくてよい変調方式、たとえば、BPSKまたはQPSKにとって、性能に影響を及ぼさなくてよい。
【0269】
WTRUは、たとえば、本明細書の例に従って、調整されるべきチャネルを決定してよい。WTRUは、チャネルのために使用される変調方式に基づいて、たとえば、チャネルのためにまたはチャネルによって使用される変調方式が振幅を使用することがあるかどうかに基づいて、調整されるべきチャネルの一部分をスケーリングすべきかそれともドロップすべきかを決定してよい。たとえば、WTRUは、チャネル送信のために使用される変調方式が振幅を使用しないとき、たとえば、変調方式がQPSKまたはBPSKであるとき、チャネルの一部分をドロップ(または、スケーリング)すべきと決定してよい。
【0270】
たとえば、WTRUは、たとえば、nTTI/sTTI重複時間においてチャネルの一部分を調整すべきと決定してよい。WTRUは、チャネルのために使用される変調方式に基づいて、チャネルの部分をスケーリングすべきかそれともドロップすべきかを決定してよい。たとえば、WTRUは、チャネル送信のために使用される変調方式が振幅を使用するとき、たとえば、変調方式がQAMまたはx-QAMであるとき、チャネルの部分をスケーリング(または、ドロップ)すべきと決定してよい。WTRUは、チャネル送信のために使用される変調方式が振幅を使用しないとき、たとえば、変調方式がQPSKであるとき、チャネルの部分をドロップ(または、スケーリング)すべきと決定してよい。WTRUは、決定に従ってチャネルの部分をスケーリングまたはドロップしてよい。
【0271】
WTRUは、たとえば、使用される変調方式に基づいて、スケーリングまたはドロップされた一部分を有することがある部分的に調整されたチャネルを送信してよい。
【0272】
チャネルの一部(たとえば、任意の部分)を調整すること、たとえば、スケーリングおよび/またはドロップすることは、完全なシンボルに適用されてよい。重複部分が1つまたは複数の完全なシンボル、および1つまたは複数のシンボルの部分に及ぶ場合、WTRUは、たとえば、部分的な重複が閾値よりも大きい場合、部分的に重複されることがあるシンボル全体に対して調整を適用してよい。WTRUは、重複が閾値よりも小さい場合、シンボルに対して調整を適用しなくてよい。
【0273】
基地局(たとえば、eノードB)は、たとえば、WTRUの電力制限または電力バジェットに起因する、調整の可能性に気づいていることがあり、WTRUによって送信されたチャネルを受信または復号するとき、調整を適合させてよく、または調整を計上してよい。たとえば、nTTI送信およびsTTI送信が基地局によるスケジューリングに基づいてよいので、基地局は、可能な調整の時間ロケーションに気づいていることがある。WTRUが、送信のために使用される変調に基づいてスケーリングすることがあるかそれともドロップすることがあるかを、基地局が気づいていることがある。基地局は、WTRUによって送信されるチャネルを受信および/または復号するとき、この知識を考慮に入れてよい。
【0274】
WTRUは、物理レイヤ信号などの信号優先度、1つまたは複数のどのチャネルを調整すべきかという決定における優先度を考慮してよく、またはそうした優先度も考慮してよい。たとえば、DM-RSが優先度を有してよい。WTRUは、1つまたは複数のどのチャネルを調整すべきかを決定するとき、DM-RSの優先度を考慮してよい。DM-RSは、非限定的な例として使用される。別の単一または複数シンボルの信号が使用されてよく、やはり本開示に一致することができる。
【0275】
たとえば、基準信号が考慮されないときのnTTIチャネルおよびsTTIチャネルの相対的な優先度にかかわらず、たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルとの重複時間の間にDM-RSを有するnTTIチャネルは、sTTIチャネルよりも高い優先度を有してよい。重複の中にDM-RSを有するチャネルに高い優先度を与えることは、DM-RSがスケーリングまたはパンクチャ(puncture)されるのを回避することができる。
【0276】
WTRUは、ショートすなわちsTTIチャネルとnTTIチャネルとの間の重複に対してまたはその間に最大電力または最大エネルギーが超えられることがあると決定することができる。WTRUは、nTTIチャネルが重複の中にDM-RSを含むと決定することができる。DM-RSは、PUCCH、UCIを有するPUSCH、およびPRACHのうちの1つまたは複数などの、1つまたは複数のチャネルよりも高い優先度を有してよい。nTTIチャネルが重複することがあるsTTIチャネルが、DM-RSよりも低い優先度を有するチャネルである場合、WTRUは、sTTIチャネルを調整すべきと決定してよい。nTTIチャネルが重複することがあるsTTIチャネルが、DM-RSよりも低い優先度を有しないチャネルである場合、WTRUは、その正規の規則、たとえば、チャネル優先度および/または保証電力(たとえば、保証された最小電力)規則に基づいて、どのチャネルを調整すべきかを決定してよい。
【0277】
nTTIチャネルが複数のDM-RSを含み、かつnTTIの中の少なくとも1つのDM-RSが重複時間の中にない場合、重複時間の中でのDM-RSの存在は、チャネル優先度またはチャネル調整の決定の際に(たとえば、WTRUによって)考慮されなくてよい。重複時間の中のDM-RSは、たとえば、本明細書で説明する1つまたは複数の例に従ってスケーリングまたはパンクチャされてよい。
【0278】
nTTIチャネルが複数のDM-RSを含み、かつnTTIの中の少なくとも1つのDM-RSが重複時間より前にある場合、重複時間の中でのDM-RSの存在は、チャネル優先度またはチャネル調整の決定の際に(たとえば、WTRUによって)考慮されなくてよい。重複時間の中のDM-RSは、たとえば、本明細書で説明する1つまたは複数の例に従ってスケーリングまたはパンクチャされてよい。
【0279】
WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っているとき、重複時間の中でのDM-RSの存在は、チャネル優先度決定またはチャネル調整決定の際に(たとえば、WTRUによって)考慮されなくてよい。この構成の場合、WTRUは、nTTI全体または実質的にnTTI全体にわたってnTTIチャネルをスケーリングしてよく、またはスケーリングできる場合があり、DM-RSをスケーリングすることが許容可能であってよい。WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っているとき、重複時間の中でのDM-RSの存在は、チャネル優先度決定またはチャネル調整決定の際に、たとえば、WTRUによって、考慮されてよい。
【0280】
基地局は、重複時間の中でのDM-RSスケーリングおよび/またはパンクチャリング(puncturing)の可能性を考慮に入れてよく、たとえば、チャネルの復調のために、重複されていない時間の中のDM-RSを使用してよく、またはそうしたDM-RSのみを使用してよい。
【0281】
たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルがsTTI全体または実質的にsTTI全体にわたって調整されてよいので、ショートすなわちsTTIチャネルとの重複時間の間にDM-RSを有するnTTIチャネルは、たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルが重複の中にDM-RSを含むか否かにかかわらず、ショートすなわちsTTIチャネルよりも高い優先度を有してよい。
【0282】
いくつかの構成では(たとえば、時々または常に)、nTTI DM-RSは、ショートすなわちsTTI DM-RSにまさる優先度を有してよい。たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知らないことがあるとき、nTTI DM-RSは、ショートすなわちsTTI DM-RSにまさる優先度を有してよい。たとえば、nTTIチャネルが重複の中にDM-RSを含まないとき、nTTIチャネルとの重複時間の間にDM-RSを有するショートすなわちsTTIチャネルは、nTTIチャネルよりも高い優先度を有してよい。調整されるべきショートすなわちsTTIチャネルに対して、ショートすなわちsTTIチャネルがDM-RSを含むとき、またはチャネルの重複部分がDM-RSを含むとき、WTRUは、sTTI全体または実質的にsTTI全体に対して調整を行ってよい。
【0283】
WTRUは、1つまたは複数のどのチャネルを調整すべきかという決定の際にTTI長優先度を考慮してよく、またはそうした優先度も考慮してよい。たとえば、チャネル優先度および/または信号優先度が同じであるがTTI長が異なるチャネルに対して、TTI長優先度が使用されてよい。ショートすなわちsTTIチャネルは、nTTIチャネルよりも高い優先度を有してよく、またはその逆も同様である。どのTTI長がより高い優先度を有するのかは、構成されてよい。構成はサービングセルごとであってよい。
【0284】
1つまたは複数のDM-RSパターンが、たとえば、WTRUによって、定義されること、構成されること、および/または使用されることができる。構成は、たとえば、基地局によって、WTRUに提供されてよくかつ/またはWTRUによって受信されることができる。1つまたは複数のDM-RSパターンが、パターンのセットと見なされてよい。セットのうちの1つは、デフォルトのレギュラーまたはノーマルパターンであってよく、またはそのように構成されてよい。パターンは、たとえば、PUCCHまたはPUSCHチャネルを送信するとき、1つまたは複数のどんなシンボルの中でWTRUがDM-RSを送信できるのかを示すことができる。
【0285】
WTRUは、提供されることができる表示に基づいて、チャネル(たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルまたはnTTIチャネル)のDM-RSパターンを使用または修正してよい。表示は、スケジューリング許可、PDCCHまたはEPDCCHなどのDL制御チャネル、DCIフォーマットなどの中で、提供および/または受信されることができる。表示は、DM-RSインジケータと呼ばれることがある。表示は、基地局によって提供されてよい。表示は、WTRUによって受信されることができる。
【0286】
DM-RSインジケータは、たとえば、ULの中で、送信するときに使用すべきDM-RSパターンを示すことができる。たとえば、DL許可の中のDM-RSインジケータは、DL送信に対するACK/NACKを含むことができるPUCCHを送信するときに使用すべきパターンを示すことができる。UL許可の中のDM-RSインジケータは、UL許可によってスケジュールされたPUSCHを送信するときに使用すべきパターンを示すことができる。WTRUは、表示を受信することができる。WTRUは、DL許可に関連するチャネル、たとえば、許可されたPUSCHまたはPUCCHを、示されたDM-RSパターンを使用して送信してよい。
【0287】
DM-RSインジケータは、DM-RS(たとえば、任意のDM-RS)をUL送信の中に含めるべきか否かを示すことができる。受信されたDM-RSインジケータに基づいて、WTRUは、DM-RSパターン、たとえば、示されたDM-RSパターンを用いるか、またはDM-RSパターンを用いずに、チャネルを送信してよい。DM-RSインジケータは、第1のチャネルが重複することがある第2のチャネル、たとえば、nTTIチャネルのDM-RSとそれが整合するように、第1のチャネル、たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルのDM-RSを、たとえば、そのデフォルトもしくはレギュラーロケーションから移動させるように、または配置するように示すことができる。WTRUは、1つまたは複数のDM-RSが、第2のチャネル、たとえば、nTTIチャネル、たとえば、重複する第2のチャネルの中のDM-RSと(たとえば、時間的に)整合するように、第1のチャネル(たとえば、ショートすなわちsTTIチャネル)のDM-RSパターンを使用または修正してよい。WTRUは、そうするように示すことがある受信されたDM-RSインジケータに基づいて、第1のチャネルのDM-RSを使用または修正してよい。
【0288】
本明細書で説明する1つまたは複数の例では、第1のチャネルはショートすなわちsTTIチャネルであってよく、第2のチャネルはnTTIチャネルであってよい。あるいは、たとえば、WTRUがnTTIに先立ってsTTIスケジューリング情報を知っているとき、第1のチャネルはnTTIチャネルであってよく、第2のチャネルはショートすなわちsTTIチャネルであってよい。
【0289】
WTRUは、第1のチャネル、たとえば、ショートすなわちsTTIチャネル、および第2のチャネル、たとえば、nTTIチャネルが、重複することがあると決定することができる。WTRUは、1つまたは複数のDM-RSが第2のチャネルの中のDM-RSと(たとえば、時間的に)整合するように、第1のチャネルのDM-RSパターンを使用または修正してよい。この動作は、第1および第2のチャネルが重複することがあるという決定に基づいて、WTRUによって実行されてよい。加えて、WTRUは、たとえば、基地局からの明示的な表示なしに、自律的にパターンを使用または修正してよい。WTRUは、たとえば、重複するショートすなわちsTTIおよびnTTIチャネルが同じeノードBに、または同じeノードBのサービングセルに向けられることができるとき、自律的にパターンを使用または修正してよい。
【0290】
WTRUは、第1のチャネルと重複していることがある第2のチャネルの1つまたは複数のDM-RSが第2のチャネルと重複しないように、第2のチャネル(たとえば、nTTIチャネル)のDM-RSパターンを使用または修正してよい。WTRUは、たとえば、基地局から受信された表示に基づいて、または自律的に(たとえば、明示的な表示を伴わずに)、第2のチャネルのDM-RSパターンを使用または修正してよい。WTRUは、第2のチャネルのための、構成されるかまたはデフォルトのDM-RSパターンを有してよく、または有するように構成されてよい。WTRUは、第1のチャネルと重複することがある第2のチャネルの少なくとも1つのDM-RSを、重複の後の第1のシンボルなどの、重複の末尾の後のシンボルに移動させてよい。
【0291】
WTRUは、DM-RSのために使用されるべきシンボル(たとえば、もっと後のシンボル)に向けられたデータをパンクチャしてよい。WTRUは、データのための少なくとも1つの所期のシンボルを変更してよい。たとえば、シンボル5の中のDM-RSがシンボル8に移動させられる場合、シンボル6、7、および8に向けられたデータは、それぞれ、シンボル5、6、および7にシフトされてよい。
【0292】
WTRUによる送信は優先度が付けられてよい。WTRUによって送信されることができるnTTIチャネルのセットおよびショートすなわちsTTIチャネルのセットは、異なる基地局(たとえば、eノードB)に、または異なる基地局(たとえば、eノードB)に属する1つもしくは複数のサービングセルに、向けられることができる。基地局がショートすなわちsTTIチャネルをスケジュールしてよく、別の基地局がnTTIチャネルをスケジュールしてよい。基地局は、WTRUによって送信されてよいショートすなわちsTTIチャネルのセットおよびnTTIチャネルのセットがいつ重複することがあるのかを知らないことがある。
【0293】
ショートすなわちsTTIチャネルのセットの送信より前に、WTRUは、sTTIチャネルのセットがnTTIチャネルのセットに重複することがあるかどうか、および最大電力または最大エネルギーが重複の間に超えられることがあるかどうかを決定することができる。WTRUが、それが重複の間に最大電力または最大エネルギーを超えることになると決定する場合または決定するとき、WTRUは、1つまたは複数のチャネルの電力またはエネルギーを調整してよい。
【0294】
1つの基地局、eノードB、またはスケジューラとのWTRU通信について説明されることがある実施形態は、2つ以上の基地局、eノードB、またはスケジューラとのWTRU通信に適用されてよく、逆も同様である。1つのシナリオまたは別のシナリオに対する適用例は、例示的な目的を限定しないためのものである。
【0295】
nTTIに対して、nTTI送信より前に、たとえば、nTTI送信より前の閾値量の時間に、たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルのためのスケジューリング情報が知られていないとき、WTRUは、nTTIチャネルにとって利用可能な電力またはエネルギーを決定するために、1つまたは複数のショートすなわちsTTIチャネルのための仮想的な許可または割振りを使用することができる。許可および割振りという用語は、互換的に使用されることがある。仮想的な割振りは、1つまたは複数のパラメータの構成されたセットを有することができる、構成された割振りであってよい。仮想的な割振りは、たとえば、基地局からの、上位レイヤシグナリングによって構成されてよい。パラメータは、チャネルインジケータ、たとえば、PUSCHチャネルおよび/もしくはPUCCHチャネルの表示、ならびに/またはスケジューリング情報、たとえば、PUSCH用および/またはPUCCH用のリソース割振り情報のうちの、少なくとも1つを含むことができる。仮想的な割振りは、前のnTTIまたはサブフレームにおける、sTTI送信、たとえば、UL sTTI送信および/またはDL sTTI送信などの、sTTIにおける少なくとも1つの前の送信に基づいて、たとえば、WTRUによって、決定されてよい。仮想的な割振りは、最後のN個のnTTIにおける、1つまたは複数のsTTI送信、たとえば、sTTI UL送信および/またはDL送信などの、sTTIにおける少なくとも1つの前の送信に基づいて、たとえば、WTRUによって、決定されてよい。たとえば、Nは1または2であってよい。Nは、上位レイヤによって構成可能であってよい。Nは、sTTI長、最大sTTI長、および/またはnTTI長のうちの1つまたは複数の関数であってよい。
【0296】
仮想的な割振りは、少なくとも1つのULおよび/またはDLチャネルまたは送信、たとえば、前のnTTIまたはサブフレームにおいてスケジュールされるか、割り振られるか、または送信された少なくとも1つのULチャネルおよび/またはDLチャネルのための、スケジューリングまたはリソース割振りに基づいてよい。たとえば、WTRUが前のnTTI(たとえば、前のサブフレーム)においてsPUSCHを送信した場合、WTRUは、現在のnTTIのための仮想的なsPUSCHに対するスケジューリング情報または計算された電力として、スケジューリング情報および/もしくは計算された電力、またはそのsPUSCHに対する前のPUSCHのリソース割振りのスケーリングされたバージョンを使用してよい。別の例では、WTRUは、仮想的なsPUSCHに対する、前のPUSCHの計算された電力のスケーリングされたバージョンを使用してよい。スケールファクタは、構成されてよく、かつ/または、たとえば、最後のsPUSCHが2つ以上のnTTIだけ早く送信された場合、sPUSCHが送信されてから経過された時間の関数であってよい。
【0297】
WTRUは、実際のショートすなわちsTTIチャネルおよび/またはチャネル電力の代わりに、仮想的なショートすなわちsTTIチャネルおよび/または仮想的なショートすなわちsTTIチャネル電力を使用して、通常の方法でnTTIチャネルに対する電力割振りを決定してよい。WTRUは、nTTI全体または実質的にnTTI全体にわたって電力割振りを決定してよい。WTRUは、決定された電力割振りをnTTIにわたって適用してよい。たとえば、nTTI送信の開始の後にスケジュールされたショートすなわちsTTIチャネルに対して、たとえば、計上されなかったショートすなわちsTTIチャネルがスケジュールされかつ/または割り振られる場合、WTRUは、nTTIの間、nTTIに対する電力を調整してよい。仮想的なsTTIに対するチャネルの電力の計算に対して、WTRUは、チャネルが以前に送信されたときに実際の送信のために使用された経路損失を使用してよく、またはWTRUは、もっと最近もしくは現在の経路損失を使用して電力を計算してよい。
【0298】
仮想的なチャネルは、1つまたは複数のチャネルタイプにとって適用可能であってよく、またはそうしたチャネルタイプにとってのみ適用可能であってよい。たとえば、仮想的なチャネルタイプは、PUCCH、PUSCH、およびUCIを搬送するPUSCHのうちの1つまたは複数にとって適用可能であってよい。WTRUは、仮想的なPUCCH割振りを決定するために、DLトラフィック、たとえば、以前のPDSCHスケジューリングおよび/または受信を使用してよい。WTRUは、仮想的なPUCCH割振りを決定するために、ULトラフィック、たとえば、以前のPUCCH割振りまたは送信を使用してよい。WTRUは、仮想的なPUSCH割振りを決定するために、ULトラフィック、たとえば、以前のPUSCHスケジューリングおよび/または送信を使用してよい。
【0299】
WTRUは、前のM個のnTTIの中でスケジュールされ、割り振られ、かつ/または送信されたショートすなわちsTTIチャネルの個数、すなわち、Ncsttiに基づいて、sTTIに対する仮想的な割振りを使用してよく、または使用すべきと決定してよい。Mは、1、2、または任意の数であってよく、上位レイヤによって構成されてよい。Ncsttiが閾値を超える場合(たとえば、WTRUが、Ncsttiが閾値を超えると決定する場合)、WTRUは、nTTIに対する電力を決定するとき、1つまたは複数のショートすなわちsTTIチャネルに対する仮想的な割振りを使用してよい。
【0300】
Ncsttiが閾値を超えない場合(たとえば、WTRUが、Ncsttiが閾値を超えないと決定する場合)、WTRUは、nTTIに対する電力を決定するとき、1つまたは複数のsTTIチャネルに対する仮想的な割振りを使用しなくてよい。たとえば、ショートすなわちsTTIチャネルが、最後のM個のnTTIの中でスケジュールされず、割り振られず、かつ/または送信されなかった場合、WTRUは、nTTIに対する電力決定のために仮想的な割振りを使用しなくてよい。
【0301】
ショートすなわちsTTI送信、たとえば、nTTI電力の決定の際に計上されていないことがあるショートすなわちsTTI送信が、スケジュールされるかまたは割り振られ、かつ最大電力がsTTIに対してまたはその間に超えられることがあると決定される場合、1つまたは複数のショートすなわちsTTIまたはnTTIチャネルまたは信号は、たとえば、本明細書で説明する実施形態のうちの1つまたは複数に従って、最大電力を超えることを避けるように調整または修正されてよい。
【0302】
WTRUは、たとえば、1つまたは複数のショートすなわちsTTIチャネルに遭遇される最大電力条件に起因して、チャネルの送信が修正されたことを、たとえば、基地局に示すための表示を、nTTI送信の中に含めてよい。WTRUは、最後のシンボルの中に、そのような表示のために構成または使用されることができる1つまたは複数のPRBなどの中に、表示を含めてよい。
【0303】
WTRUは、第1のサービングセルにおけるnTTIおよび第2のサービングセルにおけるsTTIのために構成されてよく、かつ/またはそれらを使用してよい。第1および第2のサービングセルは、同じサービングセルまたは異なるサービングセルであってよい。WTRUは、たとえば、第1および第2のサービングセルのキャリアを集約するために、キャリアアグリゲーションを使用してよい。第1および第2のサービングセルは、同じかまたは別個のスケジューラ、MACエンティティ、基地局、および/またはeノードBを有してよく、またはそれに属してよい。第1および第2のサービングセルにデュアル接続性が適用されてよい。
【0304】
TTI、たとえば、nTTIまたはsTTIに対して、WTRUまたはMACエンティティは、たとえば、WTRUまたはMACエンティティのPH報告プロシージャを使用して、少なくとも1つのPHRがトリガされていることがあるかどうかを決定することができる。
【0305】
MACエンティティは、たとえば、PHRがトリガされていることがあるとWTRUが決定すると、PHRを送信してよい。WTRUは、たとえば、PHRがトリガされていることがあるとWTRUが決定すると、たとえば、MAC-CEの中でかつ/またはPUSCHチャネル上もしくはsPUSCHチャネル上で、PHRを送信してよい。WTRUは、たとえば、新たな送信用であってよいULリソースをWTRUが有することがあるとき、WTRUがそれに対してリソース許可または割振りを有することがあるチャネル上で、たとえば、PUSCH上またはsPUSCH上で、PHRを送信してよい。
【0306】
MACエンティティは、たとえば、シグナリングによって、別のTTI長を越える1つのTTI長における、PHRおよび/または他のMAC-CEの送信に優先度を付けることができるか、または優先度を付けるように構成されてよい。一例では、nTTIおよびsTTIを用いて構成されてよく、かつ/またはnTTIおよびsTTIを使用できるMACエンティティは、nTTIまたはsTTIに対して、たとえば、nTTIまたはsTTIのうちの1つに対して、少なくとも1つのPHRがトリガされていることがあるかどうかを決定してよく、またはそのことだけを決定してよい。別の例では、nTTIおよびsTTIを用いて構成されてよく、かつ/またはnTTIおよびsTTIを使用できるMACエンティティは、nTTIリソースおよびsTTIリソースが両方とも利用可能であってよいとき、nTTIリソース、たとえば、PUSCHまたはsTTIリソース、たとえば、sPUSCHの中で、PHRを送信してよくまたはPHRのみを送信してよい。
【0307】
sTTI、たとえば、UL sTTIは、たとえば、少なくとも1つまたはただ1つのnTTI、たとえば、UL nTTIと重複することがある。nTTIは、少なくとも1つのsTTIに重複することがある。nTTIは、M個の、たとえば、多くともM個のsTTIに重複することがある。
【0308】
PHR、たとえば、nTTIの中で送信されてよいPHRは、nTTI用のPH、およびnTTIと重複することがあるsTTIに対応できる1つまたは複数のPHを含むことができる。sTTIの中で送信されてよいPHRは、sTTI用のPH、およびsTTIと重複することがあるnTTIに対応できる1つまたは複数のPHを含むことができる。
【0309】
WTRUは、たとえば、基地局へ、PHRを送ってよく、たとえば、PHRを送信してよい。PHRは、以下のうちの少なくとも1つを含むことができ、たとえば、WTRUは、以下のうちの少なくとも1つをPHRの中に含めることができる:nTTIに対応できるPH(nTTI PH)、たとえば、PHがそれに対して報告されてよいsTTIと重複することがあるnTTI;sTTIに対応できるPH(sTTI PH)、たとえば、PHがそれに対して報告されてよいnTTIと重複することがあるsTTI;sTTI PHのセット、たとえば、PHがそれに対して報告されてよいnTTIと重複することがあるsTTIのセットの中のsTTI用または各sTTI用のsTTI PH;たとえば、nTTIに対する、電力、報告されてよい最大電力、および/または報告されてよいPHのうちの、少なくとも1つの計算および/または決定の際に、sTTIチャネルまたはsTTIもしくはsTTIチャネルの影響が含まれることがあるという表示;sTTIの表示、たとえば、どのsTTIがどのPHに対してPHRの中で報告されてよくまたはPHRの中に含まれてよいのか、たとえば、PHがそれに対して報告されてよいnTTIと重複することがあるsTTIのセット内のsTTIの表示;nTTIに対応できるPCMAX,c;sTTIに対応できるPCMAX,c;対応するnTTI PHが現実的であってよいのか、それとも仮想的であってよいのかを示すことができ、たとえば、現実的な送信または基準フォーマットに基づいてよい、nTTI PHのための仮想/現実インジケータフラグまたはフィールド(Vフラグ);対応するsTTI PHが現実的であってよいのか、それとも仮想的であってよいのかを示すことができ、たとえば、現実的な送信または基準フォーマットに基づいてよい、sTTI PHのための仮想/現実インジケータフラグまたはフィールド(Vフラグ);電力管理フラグまたはフィールド、たとえば、報告されることができ、たとえば、報告されてよいPHの計算および/または決定の際に使用されてよいPCMAX,cの決定の際に、電力管理に起因する電力バックオフが適用されてよいかどうかを示すことができるPHまたは各PHに対するPフラグ。
【0310】
PH、たとえば、PHRの中に含まれてよいsTTI PHおよび/またはnTTI PHは、現実的または仮想的であってよい。PH決定および/またはPH報告は、たとえば、nTTIおよびsTTIをサポートするとき、構成されること、提供されること、サポートされること、および/または使用されることができる。本明細書で使用する、計算する、または計算、および決定する、または決定という用語は、開示する例および実施形態において互いに置き換えられることがある。
【0311】
1つまたは複数のPHタイプがあってよい。たとえば、タイプ1PHは、PUSCH用のPHであってよい。タイプ1PHは、PUSCH電力からまたはPUSCH電力に基づいて計算されてよい。タイプ1PHは、PUCCHチャネル電力を含まなくてよく、たとえば、PUCCHチャネル電力からまたはPUCCHチャネル電力に基づいて計算されなくてよい。タイプ1PHは、PHを決定するために使用されてよい最大電力に対するPUSCH送信、たとえば、PUSCH送信のスケジューリングの影響を含むことがある。タイプ1PHは、PHを決定するために使用されてよい最大電力に対するPUCCH送信、たとえば、PUCCH送信のスケジューリングの影響を含まなくてよい。PHがそれに対して計算されてよいTTIの中でPUSCHが送信されてよいとき、タイプ1PHは現実的なPHであってよい。PHがそれに対して計算されてよいTTIの中でPUSCHが送信されないことがあるとき、タイプ1PHは仮想的なPHであってよく、たとえば、基準フォーマットが使用されてよい。
【0312】
一例では、タイプ2は、PUSCH用および/またはPUCCH用のPHであってよい。タイプ2PHは、PUSCH電力および/もしくはPUCCH電力からまたはPUSCH電力および/もしくはPUCCH電力に基づいて計算されてよい。タイプ2PHは、たとえば、PUSCH送信が、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で行われることがあるとき、PUSCH電力からまたはPUSCH電力に基づいて計算されてよい。タイプ2PHは、たとえば、PUCCH送信が、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で行われることがあるとき、PUCCH電力からまたはPUCCH電力に基づいて計算されてよい。タイプ2PHは、PHを決定するために使用されてよい最大電力に対する、たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で行われることがあるPUSCH送信および/またはPUCCH送信の影響を含むことがある。
【0313】
PUSCHおよび/またはPUCCHが、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で送信されないことがあるとき、基準フォーマットがPUSCHおよび/またはPUCCHのために使用されてよい。PUSCHとPUCCHの両方が基準フォーマットを使用できるとき、タイプ2PHは仮想的と見なされてよく、またはそのように示されてよい。
【0314】
PHタイプは、TTIタイプもしくはTTI長に、またはTTIタイプもしくはTTI長としてのチャネルに、適用されてよい。たとえば、PHがその中でかつ/またはそれに対して報告されてよいsTTIに対して、たとえば、タイプA PHはsTTI PHであってよい。sTTI PHはタイプA PHであってよい。
【0315】
タイプA PHは、sPUSCH用のPHであってよい。タイプA PHは、PUSCHがsPUSCHであってよいタイプ1PHであってよい。タイプB PHは、nPUSCH用のPHであってよい。タイプB PHは、PUSCHがnPUSCHであってよいタイプ1PHであってよい。タイプC PHは、少なくとも部分的に重複することがあるnPUSCH用および/またはsPUSCH用のPHであってよい。タイプC PHは、nPUSCH電力および/またはsPUSCH電力、たとえば、重複することがあるnPUSCHおよびsPUSCHのうちの1つまたは複数の電力から、またはそうした電力に基づいて計算されてよい。たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTI、たとえば、nTTIの中でnPUSCH送信が行われることがあるとき、タイプC PHは、nPUSCH電力からまたはnPUSCH電力に基づいて計算されてよい。たとえば、PHがその中でまたはそれに対して報告されてよいTTI、たとえば、nTTIの中でnPUSCH送信が行われるとき、タイプC PHは、nPUSCH電力からまたはnPUSCH電力に基づいて計算されてよい。たとえば、PHがその中でまたはそれに対して報告されてよいsTTIにnPUSCH送信が重複することがあるとき、タイプC PHは、nPUSCH電力からまたはnPUSCH電力に基づいて計算されてよい。たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTI(たとえば、sTTI)の中でsPUSCH送信が行われることがあるとき、タイプC PHは、sPUSCH電力からまたはsPUSCH電力に基づいて計算されてよい。たとえば、PHがその中でまたはそれに対して報告されてよいTTI(たとえば、sTTI)の中でsPUSCH送信が行われることがあるとき、タイプC PHは、sPUSCH電力からまたはsPUSCH電力に基づいて計算されてよい。たとえば、PHがその中でまたはそれに対して報告されてよいnTTIにsPUSCH送信が重複することがあるとき、タイプC PHは、sPUSCH電力からまたはsPUSCH電力に基づいて計算されてよい。タイプC PHは、PHを決定するために使用できる最大電力に対する、たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で行われてよくまたはそうしたTTIと重複することがあるnPUSCH送信および/またはsPUSCH送信の影響を含むことがある。
【0316】
タイプD PHは、nPUSCH用および/またはnPUCCH用のPHであってよい。タイプD PHは、PUSCHがnPUSCHであってよくPUCCHがnPUCCHであってよい、タイプ2PHであってよい。タイプE PHは、sPUSCH用および/またはsPUCCH用のPHであってよい。タイプD PHは、PUSCHがsPUSCHであってよくPUCCHがsPUCCHであってよい、タイプ2PHであってよい。タイプF PHは、nPUSCH用、sPUSCH用、nPUCCH用、および/またはsPUCCH用のPHであってよい。タイプF PHは、PHタイプB、C、Dのうちの1つまたは複数に対して本明細書で説明するようなnPUSCH電力から、またはそうしたnPUSCH電力に基づいて計算されてよい。タイプF PHは、PHタイプA、C、Eのうちの1つまたは複数に対して本明細書で説明するようなsPUSCH電力から、またはそうしたsPUSCH電力に基づいて計算されてよい。タイプF PHは、PHタイプDに対して本明細書で説明するようなnPUCCH電力から、またはそうしたnPUCCH電力に基づいて計算されてよい。タイプF PHは、PHタイプEに対して本明細書で説明するようなsPUCCH電力から、またはそうしたsPUCCH電力に基づいて計算されてよい。タイプF PHは、PHを決定するために使用されてよい最大電力に対する、たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で行われてよくまたはそうしたTTIと重複することがあるnPUSCH送信、sPUSCH送信、nPUCCH送信、および/またはsPUCCH送信の影響を含むことがある。
【0317】
sTTI PHは、タイプA、C、E、および/またはFのうちの少なくとも1つとしてのPHであってよい。nTTI PHは、タイプB、C、D、および/またはFのうちの少なくとも1つとしてのPHであってよい。PHRは、1つまたは複数のPHタイプを、たとえば、サービングセルに対して、たとえば、PHタイプ1、2、A、B、C、D、E、および/またはFのうちの1つまたは複数を、含むことができる。PHは、現実的なPHまたは仮想的なPHであってよい。現実的なPHは、現実的な送信パラメータ、たとえば、スケジューリング情報を使用してよく、またはそれに基づいてよい。仮想的なPHは、基準フォーマット、たとえば、基準スケジューリング情報を使用してよく、またはそれに基づいてよい。
【0318】
PHを決定するために使用されてよいチャネルが、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で送信されてよいとき、PHは現実的なPHであってよい。PHを決定するために使用されてよいチャネルのためのスケジューリング情報が、たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTIに対するPH計算にとって利用可能であってよいとき、PHは現実的なPHであってよい。
【0319】
PHを決定するために使用されてよいチャネルが、PHがそれに対して計算されてよいTTIの中で送信されないことがあるとき、PHは仮想的なPHであってよい。PHを決定するために使用されてよいチャネルのためのスケジューリング情報が、たとえば、PHがそれに対して計算されてよいTTIに対するPH計算にとって利用可能でないことがあるとき、PHは仮想的なPHであってよい。
【0320】
nTTIの中で報告されてよいPHRに対して、電力、最大電力、およびPHのうちの少なくとも1つは、nTTIスケジューリングおよび利用可能な、たとえば、最悪状況で利用可能な、重複するsTTIスケジューリングに基づいて決定されてよく、かつ/またはPHRは、1つもしくは複数の重複するsTTI用のnTTI PHおよびsTTI PHを含むことができる。
【0321】
本明細書で使用するスケジューリングおよびスケジューリング情報という用語は、互換的に使用されることがある。スケジューリング情報は、いくつかのRB、および/またはRBのセットのための周波数ロケーションなどの周波数ロケーションを含むことができる、リソース許可または割振り、TBSまたはコード化ビットの個数、UCIまたはHARQフィードバックビットの個数、変調およびコーディング方式(MCS)などの処理パラメータなどのうちの、少なくとも1つを含むことができる。スケジューリング情報は、送信より前に受信されること、復号されること、および/または決定されることができる。スケジューリング情報の、たとえば、nTTIに対するsTTIの利用可能性は、たとえば、送信より前に、たとえば、nTTI送信より前に、スケジューリング情報がいつ受信、復号、および/または決定されることができるのかに応じて変わることがある。
【0322】
スケジューリング情報は、PUSCHまたはPUCCHなどのチャネル用であってよい。スケジューリング情報は、TTIの中またはチャネル上で送信されてよいビットのタイプ、たとえば、UCIまたはデータビットに応じて変わることがある。UL送信のためのスケジューリング情報は、DL送信に基づいて決定されてよい。たとえば、送信されてよい、HARQフィードバックまたはUCIビットの個数は、DL許可を提供できるDCIに基づいて決定されてよい。
【0323】
nTTI PH、ならびに、たとえば、PHの計算および/または決定の際に使用されてよい1つまたは複数の関連する値の、計算および/または決定は、nTTIのためのスケジューリング情報を使用することができる。関連する値は、電力または最大電力のうちの少なくとも一方であってよい。
【0324】
サービングセル、たとえば、第1のサービングセルのnTTIに対して、WTRUは、サービングセルnTTIに対するスケジュールされた送信、たとえば、スケジュールされた送信用のいくつかのRBなどのスケジュールされた送信のパラメータに少なくとも基づいて、たとえば、サービングセルの物理チャネルなどのチャネルに対する電力、たとえば、サービングセルに対する最大電力、および/またはPHを決定することができる。スケジュールされた送信は、PUSCH送信またはPUCCH送信であってよい。スケジュールされた送信は、リソースがそれに対して暗黙的または明示的に許可されてよくまたは割り振られてよい送信であってよい。たとえば、HARQフィードバックの送信のためのPUCCH送信またはsPUCCH送信は、スケジュールされた送信と見なされてよい。
【0325】
サービングセル、たとえば、第1のサービングセルに対する最大電力は、バンド内サービングセル、たとえば、隣接するバンド内サービングセルであってよい別のサービングセル、たとえば、第2のサービングセルによって影響を受けることがある。WTRUは、別のサービングセル、たとえば、第2のサービングセルに対するスケジュールされた送信、たとえば、完全にまたは少なくとも固定もしくは構成された量だけサービングセルnTTIに重複することがあるnTTI、たとえば、バンド内サービングセルnTTIに少なくとも基づいて、最大電力を決定してよい。
【0326】
nTTI PHおよび1つまたは複数の関連する値の計算および/または決定は、たとえば、スケジューリング情報が利用可能であってよいとき、重複するsTTIのためのスケジューリング情報を使用することができる。サービングセルnTTI、たとえば、第1のサービングセルnTTIに対して、WTRUは、たとえば、sTTIのためのスケジューリング情報が利用可能であってよいとき、サービングセルnTTIと重複することがあるサービングセル(および/または、別の、たとえば、第2のサービングセル)のsTTIのためのスケジュールされた送信に基づいて、たとえば、サービングセルの物理チャネルなどのチャネルに対する電力、たとえば、サービングセルに対する最大電力、および/またはPHを決定してよい。
【0327】
たとえば、スケジューリング情報を使用するのに十分な時間であってよい、nTTIの開始より前の少なくともいくらかの量の時間に、WTRUがsTTIのためのスケジューリング情報を有することができるとき、スケジューリング情報は、利用可能であってよくまたは利用可能と見なされてよい。
【0328】
時間の量は、いくつかのsTTI、たとえば、UL sTTIもしくはDL sTTI、いくつかのシンボル、および/またはいくつかの時間サンプルであってよい。時間の量は、固定または構成されてよい。時間の量は、WTRU固有であってよい。時間の量は、たとえば、サービングセルに対する、タイミングアドバンス、たとえば、適用されるタイミングアドバンス、および/または受信-送信(Rx-Tx)時間差の関数であってよい。Rx-Tx時間差は、WTRUの受信タイミングと送信タイミングとの間の時間差であってよい。
【0329】
一例では、WTRU Rx-Tx時間差は、TUE_RX-TUE_TXとして定義されてよい。TUE_RXは、時間的に最初に検出された経路によって定義されてよい、たとえば、サービングセルからのダウンリンク時間ユニット(たとえば、サブフレームまたは無線フレーム)#iのWTRU受信タイミングであってよい。TUE_TXは、アップリンク時間ユニット(たとえば、サブフレームまたは無線フレーム)#iのWTRU送信タイミングであってよい。WTRU Rx-Tx時間差測定にとっての基準点は、WTRUアンテナコネクタであってよい。
【0330】
nTTI PHは、sTTIのセットからの1つのsTTIを使用してよい。sTTIのセットに重複することがあるnTTIに対して、たとえば、電力、最大電力、および/またはPHの計算および/または決定は、sTTIのセットのうちの少なくとも1つまたはただ1つを使用してよい。
【0331】
計算および/または決定は、たとえば、sTTIのセットの中からのsTTIを使用してよく、ここで、sTTIは、WTRUがそれに対してスケジューリング情報(たとえば、利用可能なスケジューリング情報)を有してよいsTTI、スケジュールされた最も多くのRBを有するsTTI、最も大きい最大電力低減許容値、たとえば、最大電力、たとえば、PCMAX,cを決定する際の使用のための、たとえば、最大MPRおよび/もしくは最大追加MPR(A-MPR)をもたらすことができるsTTI、たとえば、最大電力、たとえば、PCMAX,cを決定する際の使用のための、スケジュールされたリソースの配置、たとえば、バンドエッジの近くにあるかもしくは近くにないことに関係することがある最も大きい最大電力低減許容値をもたらすことができるsTTI、ならびに/または、たとえば、nTTI PH計算であってよいPH計算にとって最も低い最大電力をもたらすことができるsTTIのうちの、少なくとも1つであってよい。
【0332】
WTRUは、PHR、たとえば、nTTIの中で送信されてよいPHRの中に、以下のもの、すなわち、nTTI送信に対する電力、最大電力、および/もしくはPHの決定の際にWTRUが使用できるsTTI用もしくはsTTIのセットの中のsTTI用のsTTI PH、ならびに/または、たとえば、PHRの中で報告されてよい電力、最大電力、および/もしくはPHを決定するためにWTRUが使用できるsTTIのセットの中のsTTIであってよいsTTIの表示のうちの、少なくとも1つを含むことができる。
【0333】
スケジューリング情報利用可能性は、TTI長、たとえば、sTTI長、たとえば、UL sTTI長および/またはDL sTTI長、ならびにnTTI長、たとえば、UL nTTI長および/またはDL nTTI長のうちの、少なくとも1つに応じて変わることがある。スケジューリング情報利用可能性は、送信をスケジュールするかまたは引き起こすTTIと、送信がその中で行われてよいTTIとの間の時間の関数であってよい。
【0334】
いくつかのスケジューリング情報は、第2のTTI、たとえば、nTTIと重複することがある第1のTTI、たとえば、sTTIにとって利用可能でなくてよい。
【0335】
非限定的な例では、WTRUは、第1のセル(セル1)のためのnTTIおよび第2のセル(セル2)のためのsTTIを伴って構成されてよい。sTTIは1つのnTTIと重複することがあり、nTTIはM個のsTTIと重複することがある。WTRUは、たとえば、電力、最大電力、および/またはPHの計算および/または決定のために、その情報を使用することが可能であるべきnTTIの開始より前の十分な時間内に、たとえば、閾値量の時間内に、M個のsTTIのうちのN個のためのスケジューリング情報を受信してよく、またはそうしたスケジューリング情報のみを受信してよく、ここで、計算および/または決定はnTTI用であってよい。
【0336】
たとえば、スケジューリング情報は、送信より前のいくつかのTTIで受信されることができる。非限定的な例では、個数は4個であってよい。
図20での例におけるsTTI3を参照すると、7つのsTTIがnTTIと重複される。スケジューリング情報が送信より前の4個のsTTIで受信されるとき、第5のsTTIの中での送信のためのスケジューリングは、第1のsTTIの中で受信されることになる。第5のsTTIのためのスケジューリング情報は、nTTIの送信の開始の後に受信されることができ、たとえば、nTTIに対する計算および/または決定のために、利用可能または使用可能でないことがある。この例では、Nは4以下であってよい。
【0337】
sTTI PHは、sTTIスケジューリングを使用することができる。sTTI PHおよび1つまたは複数の関連する値の計算および/または決定は、sTTIのためのスケジューリング情報を使用することができる。サービングセル(たとえば、第1のサービングセル)sTTIに対して、WTRUは、サービングセルsTTIに対するスケジュールされた送信(たとえば、スケジュールされた送信のためのいくつかのRBなどのスケジュールされた送信のパラメータ)に基づいて、(たとえば、サービングセルの物理チャネルなどのチャネルに対する)電力、(たとえば、サービングセルに対する)最大電力、および/またはPHを決定してよい。
【0338】
WTRUは、たとえば、完全にまたは少なくとも固定もしくは構成された量だけサービングセルsTTIに重複することがある別のサービングセル(たとえば、第2のサービングセル)sTTI、たとえば、バンド内サービングセルsTTIのためのスケジュールされた送信に少なくとも基づいて、最大電力を決定してよい。
【0339】
sTTI PHは、nTTIスケジューリングを使用することができる。sTTI PHおよび1つまたは複数の関連する値の計算および/または決定は、たとえば、スケジューリング情報が利用可能であってよいとき、重複するnTTIのためのスケジューリング情報を使用することができる。1つのnTTIだけ重複されることがあるsTTIに対して、nTTIのためのスケジューリング情報が利用可能であってよく、または常に利用可能であってよい。
【0340】
サービングセルsTTI、たとえば、第1のサービングセルsTTIに対して、WTRUは、たとえば、nTTIのためのスケジューリング情報が利用可能であってよいとき、サービングセルsTTIと重複することがあるサービングセル(および/または、別の、たとえば、第2のサービングセル)のnTTIのためのスケジュールされた送信に基づいて、たとえば、サービングセルの物理チャネルなどのチャネルに対する電力、たとえば、サービングセルに対する最大電力、および/またはPHを決定してよい。たとえば、スケジューリング情報を使用するのに十分な時間であってよい、sTTIの開始より前の少なくともいくらかの量の時間に、WTRUがnTTIのためのスケジューリング情報を有することができるとき、スケジューリング情報は、利用可能であってよく、または利用可能と見なされてよい。
【0341】
構成は、たとえば、基地局によって、提供されてよい。構成は、たとえば、WTRUによって、受信および/または使用されてよい。WTRUは、たとえば、同じかまたは異なるサービングセルにおいて、nTTIおよび/もしくはsTTIを伴って構成されてよく、かつ/またはnTTIおよび/もしくはsTTIを使用してよい。WTRUは、nTTIの中でまたはnTTIに対して、nTTIのみの中でもしくはnTTIのみに対して、かつ/またはsTTIの中でもしくはsTTIに対して、PHを報告することができ、かつ/または報告するように構成されてよい。WTRUは、たとえば、sTTIの中でまたはsTTIに対してPHを報告するように構成されるとき、または構成されるときのみ、sTTIの中でまたはsTTIに対してPHを報告してよい。
【0342】
いくつかの例示的なPH報告例が本明細書で開示される。一例では、トリガを有するセル1nTTIが、セル2sTTIに重複する。
【0343】
PH報告の一例では、WTRUは、たとえば、第1のセル(たとえば、第1のサービングセル)に対して、nTTIの中でまたはnTTIに対して、PHRのためにトリガされることができる(たとえば、WTRUはPHがトリガされてよいと決定することができる)。WTRUは、第1のセルにおけるnPUSCHのために、たとえば、nTTIのために許可され、割り振られ、かつ/または利用可能であるリソースを有してよい。許可または割振りは、新たなデータ用であってよい。WTRUは、たとえば、第1のセル用の、nTTI PHを決定することができる。
【0344】
WTRUは、たとえば、第2のセル(たとえば、第2のサービングセル)において、nTTIと重複することがある少なくとも1つのsTTIを、それが有することがあるかどうかを決定してよい。WTRUは、たとえば、第2のセル(たとえば、第2のサービングセル)において少なくとも1つの重複するsTTIをWTRUが有することがあるとき(たとえば、WTRUが、それが有することができると決定できるとき)、sTTI PH(たとえば、少なくとも1つまたはただ1つのsTTI PH)を決定してよい。WTRUは、たとえば、第2のセル用の、sTTI PHを決定してよい。
【0345】
WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHを、たとえば、nPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。WTRUは、nTTI PHおよび/またはsTTI PHを含むことができるMAC-CEを、たとえば、nPUSCH上で送ってよい。
【0346】
報告されるPHは、現実的または仮想的であってよい。報告されるnTTI PHは、たとえば、タイプB PHまたはタイプC PHであってよい。報告されるsTTI PHは、たとえば、タイプA PHまたはタイプC PHであってよい。制御チャネル、たとえば、nPUCCHおよび/またはsPUCCHを含むことができる送信に対して、タイプD、E、および/またはFのうちの1つまたは複数が、決定されること、報告されること、および/または使用されることができる。本明細書で使用する、送る、送信する、および報告するという用語は、例および実施形態において互換的に使用されることがある。
【0347】
図21は、PH報告2100の一例である。図示のステップは、別の順序で実行されてよい。例2100において、WTRUは、たとえば、第1のセル(たとえば、第1のサービングセル)に対して、nTTIの中でまたはnTTIに対してPHRのためにトリガされることができる(たとえば、WTRUはPHRがトリガされてよいと決定することができる)2102。WTRUは、それが、たとえば、第1のセルにおいて、nPUSCHのために(たとえば、nTTIのために)許可され、割り振られ、かつ/または利用可能であるリソースを有するかどうかを決定することができる2104。WTRUは、nPUSCHリソースがPH送信または報告のために使用されてよいかどうかをさらに決定してよい。2104において、WTRUが、それがnTTIの中でまたはnTTIに対してPH送信または報告のために使用されてよいnPUSCHリソースを有すると決定する場合、WTRUは、たとえば、第2のセル(たとえば、第2のサービングセル)に対して、重複するsTTIがあるかどうか、またはそうしたsTTIをそれが有するかどうかを決定してよい2106。2106において、WTRUが、重複するsTTIがあると、またはそうしたsTTIをそれが有すると決定する場合、WTRUは、2108において少なくとも1つの重複するsTTIを、また2110において少なくとも1つの決定された重複するsTTI用のsTTI PHを、決定してよい。WTRUは、2112において、nTTI PHを決定してよく、2114において、決定されたPHを送信または報告してよい。PH報告プロシージャは、2116において、次のTTIのために終了および/または再起動してよい。nTTIのためのPHRトリガがない場合、WTRUはPHを送信しなくてよく、2116において、プロシージャは終了してよく、またはWTRUは次のTTIを待ってよい。2104において、WTRUが、nTTIの中でPHを送信または報告するために使用されてよいnPUSCHリソースがnTTIの中にないと決定する場合、2116において、プロシージャは終了してよく、またはWTRUは次のTTIを待ってよい。2106において、WTRUが、重複するsTTIがないと、または重複するsTTIをそれが有しないと決定する場合、WTRUは、2112において、nTTI PHを決定してよく、ステップ2114および2116に進んでよい。
【0348】
一例では、トリガを有するセル1nTTIは、セル2sTTIに重複する。PH報告の一例では、WTRUは、たとえば、第1のセル(たとえば、第1のサービングセル)に対して、nTTIの中でまたはnTTIに対してPHRのためにトリガされることができる(たとえば、WTRUはPHがトリガされてよいと決定することができる)。WTRUは、第1のセルにおいてnPUSCHのために(たとえば、nTTIのために)許可され、割り振られ、かつ/または利用可能であるリソースを有してよい。許可または割振りは、新たなデータ用であってよい。WTRUは、nPUSCHに対する電力を決定してよい。
【0349】
WTRUは、第2のセル(たとえば、第2のサービングセル)における、ショートすなわちsTTIチャネル(たとえば、sTTIのためのチャネル)のためのスケジューリング情報、許可、および/または割振りを有してよく、またはそれらも有してよい。sPUSCHは、sTTIチャネルの非限定的な例として使用される。sPUCCHなどの別のチャネルが使用されてよい。
【0350】
sTTIチャネル、たとえば、sPUSCHは、完全にまたは少なくとも部分的にnPUSCHと重複することがある。たとえば、sTTIチャネル用の(たとえば、時間的な)リソースおよび/またはsTTIチャネルの送信は、nPUSCH用の(たとえば、時間的な)リソースおよび/またはnPUSCHの送信と重複することがある。sTTIは、nTTI(たとえば、PHRがそのためにトリガされてよいnTTI)と(たとえば、完全にまたは少なくとも部分的に)重複することがある。WTRUは、sTTIチャネル(たとえば、sPUSCH)電力を決定することができる。
【0351】
WTRUは、少なくとも1つの最大電力を決定することができる。たとえば、WTRUは、第1のセルおよび/または第2のセルに対する最大電力を決定してよい。WTRUは、たとえば、第1および第2のセルが同じセルであってよいとき、またはそれらがバンド内セル、たとえば、隣接するバンド内セルであってよいとき、第1のセルおよび第2のセルに対する最大電力、たとえば、PCMAX,cを決定してよい。WTRUは、第1のセルに対する最大電力、たとえば、PCMAX,c1、および第2のサービングセルに対する最大電力、たとえば、PCMAX,c2を決定してよい。PCMAX,c1およびPCMAX,c2は同じであってよい。たとえば、第1および第2のセルが、バンド間セルおよび/または隣接しない(たとえば、隣接しないバンド内)セルであってよい異なるセルであってよいとき、PCMAX,c1およびPCMAX,c2は異なることがある。
【0352】
WTRUは、たとえば、第1のサービングセルに対して(たとえば、nPUSCH用の)nTTI PHを決定してよい。WTRUは、たとえば、第2のサービングセルに対して(たとえば、sPUSCH用の)sTTI PHを決定してよい。
【0353】
nTTI PHは、PCMAX,c、またはPCMAX,c1-決定されたnPUSCH電力であってよい。sTTI PHは、PCMAX,c、またはPCMAX,c2-決定されたsPUSCH電力であってよい。nTTI PHまたはsTTI PHは、nPUSCH電力および/またはsPUSCH電力に基づいて決定されてよい。
【0354】
WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHを、たとえば、nPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。WTRUは、nTTI PHおよび/またはsTTI PHを含むことができるMAC-CEを、たとえば、nPUSCH上で送ってよい。WTRUは、PCMAX,cをPHRの中に含めてよい。WTRUは、PCMAX,c1および/またはPCMAX,c2をPHRの中に含めてよい。
【0355】
報告されるnTTI PHは、たとえば、タイプB PHまたはタイプC PHであってよい。報告されるsTTI PHは、たとえば、タイプA PHまたはタイプC PHであってよい。制御チャネル(たとえば、nPUCCHおよび/またはsPUCCH)を含むことができる送信に対して、タイプD、E、および/またはFのうちの1つまたは複数が、決定されること、報告されること、および/または使用されることができる。
【0356】
あるいは、WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHを、たとえば、nPUSCHと重複することがあるsPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。
【0357】
一例では、トリガを有するセル1nTTIが、M個のセル2sTTIに重複する。PH報告の別の例では、WTRUは、たとえば、第1のセル(たとえば、第1のサービングセル)に対して、nTTIの中でまたはnTTIに対してPHRのためにトリガされることができる(たとえば、WTRUはPHがトリガされてよいと決定することができる)。WTRUは、第1のセルにおいてnPUSCHのために(たとえば、nTTIのために)許可され、割り振られ、かつ/または利用可能であるリソースを有してよい。許可または割振りは、新たなデータ用であってよい。WTRUは、nPUSCHに対する電力を決定してよい。
【0358】
たとえば、第2のセル上のまたは第2のセルに対するM個のsTTIは、たとえば、第1のセル上のまたは第1のセルに対するnTTI、たとえば、PHRがそのためにトリガされてよいnTTIと、たとえば、完全にまたは少なくとも部分的に重複することがある。
【0359】
WTRUは、第2のセル(たとえば、第2のサービングセル)におけるN個のsTTIまたはN個のsTTIの各々の中に、少なくとも1つのsTTIチャネルのためのスケジューリング情報、許可、および/または割振りを有してよく、たとえば、それらも有してよい。N個のsTTIは、nTTIと重複することがあるM個のsTTIのサブセットであってよい。N個のsTTIは、(たとえば、完全にまたは少なくとも部分的に)nTTIと重複することがある。N個のsTTIの中のsTTIチャネルのうちの1つまたは複数(たとえば、全部)がnPUSCHと重複することがある。
【0360】
重複は、完全にまたは少なくとも部分的に重複していることがある。sTTIチャネルのうちの1つまたは複数は、sPUSCHであってよい。sTTIチャネルのうちの1つまたは複数は、sPUCCHであってよい。WTRUは、少なくともPH報告のために使用するために、M個のsTTIのうちの少なくとも1つを決定してよくまたは選んでよい。WTRUは、少なくともPH報告のために使用するために、N個のsTTIのうちの少なくとも1つを決定してよい。決定されるsTTIは、M個のsTTIの中の第kのsTTIであってよい。
【0361】
決定されるsTTIは、たとえば、WTRU実装形態に従って決定されたsTTI、WTRUがそれに対してsPUSCHのためのスケジューリング情報を有してよいsTTI、WTRUがそれに対してsPUCCHのためのスケジューリング情報を有してよいsTTI、WTRUがそれに対してsPUSCHもしくはsPUCCHのためのスケジューリング情報を有してよいN個もしくはM個のsTTIの中の最初の、たとえば、時間的に最も早いsTTI、電力低減許容値(たとえば、MPR、A-MPR、P-MPRなどのうちの少なくとも1つまたはその組合せ)がそれに対して最も大きくてよいN個もしくはM個のsTTIの中のsTTI、最大電力がそれに対して最も小さくてよいN個もしくはM個のsTTIの中のsTTI、および/または、たとえば、WTRUがsTTIに対する(たとえば、sPUSCHまたはsPUCCHのための)スケジューリング情報を有することがあるかどうかにかかわらずM個のsTTIの中の最初の(たとえば、時間的に最も早い)sTTIのうちの、少なくとも1つであってよい。
【0362】
WTRUは、少なくともPH報告のために使用するために、たとえば、N個のsTTIの中のsTTIチャネルの中から選ぶことによって、sTTIチャネル、たとえば、sPUSCHを決定してよい。決定されたsTTIチャネルは、M個のsTTIの中の第kのsTTIに対応することができる。
【0363】
決定されたsTTIチャネルは、たとえば、WTRU実装形態に従って決定されたsTTIチャネル、sPUSCHもしくはsPUCCH、たとえば、WTRUがそれに対してスケジューリング情報を有してよいsPUSCHもしくはsPUCCH、WTRUがそれに対してスケジューリング情報を有してよいsPUSCHの中の最初の、たとえば、時間的に最も早いsPUSCH、WTRUがそれに対してスケジューリング情報を有してよいsPUCCHの中の最初の、たとえば、時間的に最も早いsPUCCH、電力低減許容値(たとえば、MPR、A-MPR、P-MPRなどのうちの少なくとも1つまたはその組合せ)がそれに対して最も大きくてよいsTTIチャネルの中のsTTIチャネル、および/または最大電力がそれに対して最も小さくてよいsTTIチャネルの中のsTTIチャネルのうちの、少なくとも1つであってよい。
【0364】
WTRUは、決定されたsTTIチャネルに対する電力を決定することができる。WTRUは、決定されたsTTIの中のsTTIチャネルに対する電力を決定することができる。WTRUは、少なくとも1つの最大電力を決定することができる。たとえば、WTRUは、第1のセルおよび/または第2のセルに対する最大電力を決定してよい。WTRUは、たとえば、nPUSCH用のnTTI PHを決定してよい。nTTI PHは、PCMAX,c、またはPCMAX,c1-決定されたnPUSCH電力であってよい。
【0365】
WTRUは、たとえば、決定されるかまたは選ばれたsTTIチャネル用のsTTI PHを決定してよい。WTRUは、たとえば、決定されるかまたは選ばれたsTTIの中の1つまたは複数のsTTIチャネルに対する決定された電力に基づいて、決定されるかまたは選ばれたsTTI用のsTTI PHを決定してよい。
【0366】
sTTI PHは、PCMAX,c、またはPCMAX,c2-決定された少なくとも1つのsTTIチャネル電力であってよい。
【0367】
WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHを、たとえば、nPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。WTRUは、nTTI PHおよび/またはsTTI PHを含むことができるMAC-CEを、たとえば、nPUSCH上で送ってよい。WTRUは、PCMAX,cをPHRの中に含めてよい。WTRUは、PCMAX,c1および/またはPCMAX,c2をPHRの中に含めてよい。
【0368】
あるいは、WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHを、たとえば、nPUSCHと重複することがあるsPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。
【0369】
WTRUは、どのsTTIまたはsTTIチャネル(たとえば、sPUSCHおよび/またはsPUCCH)にsTTI PHが対応できるのかを示すための表示を、PHRの中に含めてよい。たとえば、WTRUは、nTTIと重複することがあるM個のsTTIの中の第kのsTTIにsTTI PHが対応できるという表示を含めてよい。たとえば、WTRUは、kまたはk-1という値を含めてよい。
【0370】
いくつかのビット(B)が、表示のために使用されてよい。Bの値は、固定または構成されてよい。Bは、たとえば、1、2、または3であってよい。Bは、sTTI長および/またはnTTI長の関数であってよい。たとえば、1サブフレームまたは14シンボルとしてのnTTIの場合、1タイムスロットもしくは7シンボルとしてのsTTIに対してBは1であってよく、4シンボルとしてのsTTIに対してBは1もしくは2であってよく、かつ/または2シンボルとしてのsTTIに対してBは2もしくは3であってよい。
【0371】
あるいは、WTRUは、nTTIに重複することがあるM個のsTTIのうちの少なくとも1つ(たとえば、各々)のためのsTTI PHを決定してよい。決定されたsTTI PHは、現実的または仮想的であってよい。WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PH(たとえば、M個のsTTI PH)を、たとえば、nPUSCH(または、nPUSCHに重複することがあるsPUSCH)上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。
【0372】
一例では、トリガを有するセル1sTTIが、セル2nTTIに重複する。PH報告の一例では、WTRUは、たとえば、第1のセル(たとえば、第1のサービングセル)に対して、sTTIの中でまたはsTTIに対してPHRのためにトリガされることができる(たとえば、WTRUはPHがトリガされてよいと決定することができる)。WTRUは、第1のセルにおいてsPUSCHのために(たとえば、sTTIのために)許可され、割り振られ、かつ/または利用可能であるリソースを有してよい。許可または割振りは、新たなデータ用であってよい。WTRUは、sPUSCHに対する電力を決定することができる。
【0373】
WTRUは、第2のセルにおけるnTTIを伴う動作のために、使用してよくかつ/もしくは構成されてよく、または使用してもよくかつ/もしくは構成されてもよい。sTTIは、完全にまたは少なくとも部分的にnTTIと重複することがある。
【0374】
WTRUは、たとえば、sPUSCH用のsTTI PHを決定してよい。WTRUは、たとえば、sTTIに重複することがあるnTTI用のnTTI PHを決定してよい。
【0375】
WTRUは、たとえば、sPUSCHが、リソースがそれに対して許可されてよくまたは割り振られてよいnPUSCHと重複することがあるとき、現実的なnTTIを決定してよい。WTRUは、たとえば、sPUSCHがnPUSCHと重複しなくてよいとき、仮想的なnTTI PHを決定してよい。
【0376】
WTRUは、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHを、たとえば、sPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。WTRUは、nTTI PHおよび/またはsTTI PHを含むことができるMAC-CEを、たとえば、sPUSCH上で送ってよい。WTRUは、1つまたは複数の最大電力、たとえば、PCMAX,c、PCMAX,c1、および/またはPCMAX,c2のうちの少なくとも1つを、PHRの中に含めることができる。
【0377】
あるいは、WTRUは、たとえば、PHRトリガがnTTIの開始より前(たとえば、それより前の十分な時間の中)にあってよいとき、決定されたnTTI PHおよび/または決定されたsTTI PHをnPUSCH上で、送ること、送信すること、含めること、または報告することができる。
【0378】
図22は、sPDCCH領域決定2200の一例である。WTRUは、ショートTTI PDCCH(sPDCCH)領域を監視することができる(2202)。WTRUは、いつダウンリンクsTTI長がアップリンクsTTI長よりも短くなるように構成されるのかを監視することを実行してよい。WTRUは、WTRU固有パラメータに基づいて、アップリンク許可のための候補sPDCCH領域のセットの中から、sPDCCH領域を決定することができる(2204)。WTRU固有パラメータは、WTRU-IDを含むことができる。アップリンク許可は、決定されたsPDCCH領域の中でWTRUによって受信されることができる(2206)。WTRUは、アップリンク許可を使用してネットワークの中で通信することができる(2208)。
【0379】
上記では特徴および要素が特定の組合せで説明されるが、各特徴または要素が単独でまたは他の特徴および要素との任意の組合せで使用できることを当業者は了解されよう。加えて、本明細書で説明する方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のための、コンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施されてよい。コンピュータ可読媒体の例は、(有線接続またはワイヤレス接続を介して送信される)電子信号、およびコンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読記憶媒体の例は、限定はしないが、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、およびCD-ROMディスクやデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおける使用のための無線周波数トランシーバを実装するために、ソフトウェアに関連するプロセッサが使用されてよい。