(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022104418
(43)【公開日】2022-07-08
(54)【発明の名称】受付装置、受付方法、受付プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220701BHJP
【FI】
G06Q30/06 300
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020219620
(22)【出願日】2020-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マハートレ アディーティヤ
(72)【発明者】
【氏名】チン リンサイ
(72)【発明者】
【氏名】楊 斌
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB54
(57)【要約】
【課題】本発明は上記課題を鑑み、取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、割引価格で取引対象の注文を受け付ける受付装置、受付方法、受付プログラムを提供すること。
【解決手段】本開示に係る受付装置は、所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗から、利用者に取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得する取得部と、取得部により取得された価格情報、及び時間情報に基づいて、取引対象の注文を受け付ける受付部と、を有する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗から、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記価格情報、及び前記時間情報に基づいて、前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有する受付装置。
【請求項2】
前記受付部は、利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で注文を受け付ける
請求項1に記載の受付装置。
【請求項3】
前記受付部は、利用者が前記取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で注文を受け付ける
請求項1に記載の受付装置。
【請求項4】
前記取得部は、割引価格で注文を受け付ける旨を前記取引対象ごとに表示するか、前記店舗ごとに表示するかを示す表示情報を取得し、
前記受付部は、前記取得部が取得した前記表示情報が、割引価格で注文を受け付ける旨を示す場合に、前記取引対象ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項5】
前記取得部は、割引価格で注文を受け付ける旨を前記取引対象ごとに表示するか、前記店舗ごとに表示するかを示す表示情報を取得し、
前記受付部は、前記取得部が取得した前記表示情報が、割引価格で注文を受け付ける旨を示す場合に、前記店舗ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記店舗から、前記取引対象ごとの割引価格および、前記店舗ごとの割引価格を示す価格情報を取得し、
前記受付部は、前記店舗もしくは前記利用者の選択に従って、前記取引対象ごとの割引価格、もしくは、前記店舗ごとの割引価格を表示させ、表示させた割引価格での注文を受け付ける
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記受付部が前記取引対象ごとの割引価格を表示させた場合に、前記店舗もしくは前記利用者から、前記取引対象を前記取引対象の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、
前記受付部は、前記取引対象の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける
請求項6に記載の受付装置。
【請求項8】
前記取得部は、前記受付部が前記店舗ごとの割引価格を表示させた場合に、前記店舗もしくは前記利用者から、前記店舗を前記店舗の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、
前記受付部は、前記店舗の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける
請求項6に記載の受付装置。
【請求項9】
前記受付部は、前記取得部が取得した前記時間情報に基づいて、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まる所定の時間の前に、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まるまでの時間を表示することを決定する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項10】
前記受付部は、前記取得部が取得した前記時間情報に基づいて、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わる所定の時間の前に、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わるまでの時間を表示することを決定する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項11】
前記受付部は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付け、
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促す、
請求項1から10のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項12】
前記取得部は、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯に、前記利用者から前記取引対象について、割引額が増額された割引価格を含む割引交渉に係る情報を示す交渉情報を取得し、
前記受付部は、前記交渉情報に基づいて、前記利用者が提示した割引額が増額された割引価格での注文を受け付けるか否かを決定する
請求項1から11のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項13】
前記受付部は、前記利用者の属性情報に基づいて、特定の属性を有する前記利用者だけ、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける、
請求項1から12のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項14】
所定のプラットフォームを介して利用者から注文を受け付ける店舗が、前記利用者に取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で前記取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得するステップと、
取得した前記価格情報、及び前記時間情報に基づいて、設定された時間帯だけ、前記取引対象を前記価格情報が示す割引価格で注文を受け付けるステップと、
を含む受付方法。
【請求項15】
所定のプラットフォームを介して利用者から注文を受け付ける店舗が、前記利用者に取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で前記取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得するステップと、
取得した前記価格情報、及び前記時間情報に基づいて、設定された時間帯だけ、前記取引対象を前記価格情報が示す割引価格で注文を受け付けるステップと、
をコンピュータに実行させる受付プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受付装置、受付方法、受付プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
来店前に利用者による事前注文を受け付け、注文を受け付けた店舗が、利用者が到着する前に料理を完成させて利用者が料理をテイクアウトする技術が知られている。
【0003】
このような技術において取引対象の価格を割引価格で提供する時間帯を設定できると、注文が入らないことにより発生する取引対象の売れ残りが発生することを防ぐことができて有益である。また、店舗が利用者のトランザクションを増加させたい場合に、割引価格で取引対象を提供する時間帯を設定して、利用者のトランザクションを増加させることができると店舗にとっては、利用者の訪問が少ない時間帯にトランザクションを増加させることができて有益である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記課題を鑑み、取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、割引価格で取引対象の注文を受け付ける受付装置、受付方法、受付プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る受付装置は、所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗が、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で前記取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記価格情報、及び前記時間情報に基づいて、設定された時間帯だけ、前記価格情報の価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、割引価格で取引対象の注文を受け付ける受付装置、受付方法、受付プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る事業者端末の画面の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示す図である。
【
図9】
図9は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係る受付処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【
図13】
図13は、実施形態に係る決済サーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本開示が限定されるものではない。
【0010】
〔1.実施形態〕
図1は、実施形態に係る受付処理の一例を示す図である。
図1を用いて、本実施形態の受付装置等によって実現される受付処理の一例を示す図である。なお、
図1では、本実施形態に係る受付装置の一例である決済サーバ10によって、実施形態に係る受付処理などが実現されるものとする。
【0011】
図1に示すように、実施形態に係る受付処理システム1は、決済サーバ10と、利用者端末100と、事業者端末200とを含む。決済サーバ10、利用者端末100及び事業者端末200と、を含む。決済サーバ10、利用者端末100及び事業者端末200は、ネットワークNを介して有線または無線により相互に通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、
図1に示した受付処理システム1には、複数台の決済サーバ10、複数台の利用者端末100及び複数台の事業者端末200が含まれていてもよい。
【0012】
図1に示す決済サーバ10は、実施形態に係る受付処理を実行する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供される利用者の口座を管理しており、利用者からの決済要求に従って、口座間において電子マネーの移行等を行うことで、各種決済を実現する。なお、電子マネーとは、例えば、各種企業が独自に用いるポイントや通貨であってもよく、日本円やドル等の国家により提供される貨幣を電子的に取引可能としたものであってもよい。
【0013】
また、決済サーバ10は、飲食店向けの事前注文サービスを提供する。例えば、決済サーバ10は、利用者端末100を用いる電子決済サービスを管理する(言い換えると、事前注文サービスに関する処理を制御する)注文管理部とを有する。そして、決済管理部及び注文管理部は、それぞれ共通キー(例えば、事前注文サービスを介した利用者からの注文を識別するための注文番号)を用いて利用者からの注文の内容(例えば、取引対象や、決済金額)を特定し、それぞれのサービスに関する処理を実行する。
【0014】
図1に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。利用者端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC(Personal Conputer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、利用者端末100は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、利用者端末100がスマートフォンである場合を示している。
【0015】
図1に示す事業者端末200は、利用者に取引対象を提供する事業者によって利用される情報処理装置である。事業者端末200は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末、ノート型PC、デスクトップPC、携帯電話機、PDAによって実現される。また、事業者端末200は、決済サーバ10によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、
図1に示す例では、事業者端末200がスマートフォンである場合を示している。
【0016】
なお、利用者端末100及び事業者端末200は、所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語、Java(登録商標)等のプログラミング言語、HTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語等により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
【0017】
〔1‐1.利用者端末100を用いた決済について〕
ここで、決済サーバ10が実行する受付処理に先立ち、利用者端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者Uが利用者端末100を用いた決済を行う例について説明する。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意の利用者が任意の利用者端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってよい。
【0018】
例えば、利用者Uが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、利用者Uは、利用者端末100に予めイントールされた決済アプリを起動する。そして、利用者Uは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗Aを示す情報(店舗ID)と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
【0019】
このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗情報が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知を利用者端末100へと送信する。このような場合、利用者端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
【0020】
なお、利用者端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、利用者端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、利用者端末100は、利用者Uを識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、利用者端末100に表示された利用者識別情報を読み取り、利用者識別情報(若しくは、利用者識別情報が示す情報、すなわち、利用者Uを示す情報(例えば、利用者ID))と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者識別情報が示す利用者Uの口座から、店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いは利用者端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が完了した旨の通知を行ってもよい。
【0021】
また、利用者端末100を用いた決済は、利用者Uが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者Uが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、利用者端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、利用者Uのクレジットカードの運用会社に対し、決済金額を請求してもよい。
【0022】
〔1‐2.実施形態の概要について〕
ここで、実施形態に係る受付装置、受付方法、受付プログラムの概要について説明する。実施形態に係る受付装置は、決済サーバ10によって実現される。
【0023】
決済サーバ10は、実施形態に係る受付処理を実行する。以下、
図1を用いて、決済サーバ10が実行する情報処理について説明する。なお、以下の説明では利用者端末100が利用者Uにより利用され、事業者端末200が店舗Aを管理する事業者M1により利用される例を示す。また、以下の説明では、利用者端末100を利用者Uと同一視し、事業者端末200を事業者M1及び店舗Aと同一視する場合がある。すなわち、以下では、利用者Uを利用者端末100、事業者M1及び店舗Aを事業者端末200と読み替えることもできる。
【0024】
また、以下の説明では、決済サーバ10が提供する電子決済サービスを利用して利用者から決済を受け付ける店舗Aすなわち、電子決済サービスの加盟店が、事前注文サービスの加盟店であり、事前注文サービスを介して利用者に取引対象(例えば、飲食物)を提供するものとする。例えば、事業者M1は、電子決済サービスを利用して利用者に提供する取引対象の商品(例えば、テイクアウト品)に関する商品情報を決済サーバ10に登録し、事前注文サービスを介して利用者からの注文を受け付け、その後来店する利用者に商品を提供する。
【0025】
また、以下の説明において、決済サーバ10は、商品名や、価格、説明テキスト、商品画像、商品に付与可能なオプション(商品のサイズや、トッピングなど)などを含む商品情報の登録を事前注文サービスの加盟店の事業者などから受け付け、店舗の情報(例えば、店舗IDや、店舗名、所在地など)に、紐付けて管理するものとする。
【0026】
ここで、事前注文サービスにおいては、店舗側が取引対象に関する各種の情報と共に価格を決済サーバ10に登録する。このような場合、決済サーバ10は、利用者に対して取引対象の情報を提供し、利用者から取引対象の注文を受け付けるとともに、あらかじめ登録された価格の決済を実行する。例えば、決済サーバ10は、利用者の口座から店舗の口座へと、あらかじめ登録された額の電子マネーを移行させ、決済が行われた旨を、利用者と店舗とに通知する。そして、利用者は、店舗に訪問し、事前に注文していた取引対象を受け取ることとなる。なお、利用者は、例えば、各種の配送サービスを用いて、店舗から取引対象を自身の下まで配送させてもよい。
【0027】
一方で、店舗の利用を促進させるために、所定の日時に取引対象の価格を値下げするといった行為、いわゆるハッピーアワーが行われている。しかしながら、事前注文サービスにおいてハッピーアワーを実現するには、該当する日時において取引対象の価格を修正する手間がかかる。例えば、ある店舗が夕方の5時から夕方の7時までの間、飲食物の価格を半額にする場合、夕方の5時に飲食物の価格を半額の価格に更新し、その後、夕方の7時に飲食物の価格をもとに戻すといった手間がかかる。
【0028】
そこで、決済サーバ10は、時間帯ごとの価格の登録を受け付け、利用者から注文があった日時、利用者が決済を行った日時、もしくは、利用者が取引対象を受け取る日時等に応じて、あらかじめ登録された価格のうち対応する時間帯の価格を自動的に採用する。以下、決済サーバ10が実行する処理の一例について説明する。
【0029】
まず、事業者端末200は、事業者M1からの操作に応じて、事前注文サービスにおいて利用者に提供するメニュー(商品情報)の管理画面を表示する(ステップS1)。続いて、事業者M1は、取引対象を割引価格で提供する際の取引対象ごとの割引価格を示す情報である価格情報、取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す情報である時間情報、及び割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示する方法を示す情報である表示情報を、事業者端末200に入力する(ステップS2)。例えば、事業者M1が、取引対象を5割引の価格で、15時から16時までの間に提供する計画があり、その旨を取引対象ごとに利用者端末100に表示したい場合、事業者M1は、取引対象ごとに5割引後の価格と、提供時間帯の情報である15時から16時、及び取引対象を割引価格で提供する旨を取引対象ごとに利用者端末100に表示する旨、を事業者端末200に入力する。
【0030】
続いて、決済サーバ10は、価格情報、時間情報、及び表示情報を事業者端末200から取得する(ステップS3)。決済サーバ10が、価格情報、時間情報、及び表示情報を取得したら、決済サーバ10は、価格情報、時間情報、及び表示情報を利用者端末100に送信する(ステップS4)。ここで、決済サーバ10は、各情報を配信する際の日時が、割引価格で取引対象を提供する日時である場合は、その日時と対応付けられた割引価格の情報を利用者端末100へと送信する。この結果、利用者端末100が価格情報、時間情報、及び表示情報を取得したら、利用者端末100は、時間情報で指定された時間帯だけ割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示することとなる(ステップS5)。一方、利用者端末100は、各情報を配信する際の日時が各種割引が行われる期間に該当しない場合、通常の価格の情報を受け付け、その価格を表示することとなる。
【0031】
続いて、利用者端末100が割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uは、取引対象を割引価格で注文する旨を示す注文内容を利用者端末100に入力する(ステップS6)。利用者端末100に取引対象を割引価格で注文する旨を示す注文内容が入力されたら、利用者端末100は決済サーバ10に注文内容を送信する(ステップS7)。例えば、利用者端末100は、注文画面における注文の確定操作に応じて、各商品の注文数や各商品に付与するオプションなどを示す注文内容とともに、店舗Aを示す情報や店舗Aに対する決済金額(商品及びオプションの合計金額)などを示す決済情報を決済サーバ10に送信する。そして、決済サーバ10は、決済情報が示す決済金額分の電子マネーを、利用者Uが電子決済サービスで保有する第1の口座から、利用者Uが保有する他の口座であって、利用者Uが取引に利用できない第2の口座へ移行させる。具体的な例を挙げると、決済サーバ10は、利用者Uが電子決済サービスで保有する複数の口座間で電子マネーを移行させる処理であって、上述した利用者端末100を用いた決済に利用する第1の口座から、当該決済に利用できない第2の口座に決済金額の電子マネーを移行させる処理を実行する。
【0032】
決済サーバ10が注文内容を受信したら、決済サーバ10は事業者端末200に注文内容を送信する(ステップS8)。例えば、決済サーバ10は、利用者Uからの注文を受け付けた旨を示す通知(例えば、プッシュ通知)を事業者端末200の画面に表示させると共に、注文内容を送信する。そして、事業者端末200は、表示された通知に対する事業者M1の選択操作に応じて、注文内容を事業者M1が確認可能な態様で表示する。事業者M1が利用者Uからの注文を受注すると決定したら、事業者端末200は、事業者M1からの操作に応じて、注文を受注する旨を示す情報を決済サーバ10に送信する。そして、決済サーバ10は、事業者端末200から受け付けた情報を利用者端末100に送信する。
【0033】
事業者M1は事業者端末200に表示された注文内容を確認したら、注文された取引対象を準備する。事業者M1は、注文された取引対象の準備が完了したら、事業者端末200に注文された取引対象の準備が完了した旨の情報を入力する。なお、決済サーバ10は、注文内容が示す商品の準備が完了した旨の通知を事業者端末200から受け付け、当該通知を示す情報と、商品を受領することが可能な日時と、商品を受領するための認証情報(受け取り番号等)とを利用者端末100に通知する。これにより、利用者Uは、店舗Aに訪問し、店舗Aの店員に認証情報を提示することで、商品を受領することができる。その後、決済サーバ10は、商品を受領したか否か示す情報を利用者端末100から受け取る(ステップS9)。
【0034】
続いて、決済サーバ10は、商品の受領に応じた決済処理を実行する(ステップS10)。例えば、商品を受領したことを示す情報を利用者端末100から受け付けた場合、決済サーバ10は、決済情報が示す決済金額分の電子マネーを、利用者Uの第2の口座から、事業者M1が電子決済サービスで保有する口座に移行させる。一方、決済サーバ10が、商品を受領できなかった旨の情報を受け付けた場合、決済サーバ10は決済情報が示す決済金額分の電子マネーを、第2の口座から第1の口座に移行させる。
【0035】
なお、決済サーバ10は、ステップS7において、注文情報が示す決済金額分の電子マネーを、利用者Uが電子決済サービスで保有する口座から、事前注文サービスの管理者が電子決済サービスで保有する口座に移行させてもよい。この場合、商品を受領したことを示す情報を利用者端末100から受け付けた場合、決済サーバ10は、注文情報が示す決済金額分の電子マネーを、管理者が保有する口座から、事業者M1が保有する口座に移行させる。また、商品を受領できなかったことを示す情報を利用者端末100から受け付けた場合、決済サーバ10は、注文情報が示す決済金額分の電子マネーを、管理者が保有する口座から利用者Uの口座に移行させる。
【0036】
以上のように、実施形態に係る決済サーバ10は、事業者端末200を介して、事業者M1から取引対象ごとの割引価格を示す情報である価格情報、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯を示す情報である時間情報、及び割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を示す情報である表示情報を取得し、当該情報に基づいて、利用者端末100において割引価格で取引対象の注文を受け付けることができる。これにより、事業者M1は、販売を促進したい取引対象を、指定した割引価格で、指定した時間帯の間、指定した表示方法で、プラットフォームを利用する多くの利用者から注文を受け付けることが可能となり、取引対象の販売を促進することができる。
【0037】
なお、事業者M1は割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯を複数設定して時間情報として事業者端末200に入力してよい。割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯を複数設定する例としては、14時から16時を割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯として時間情報を入力し、通常価格から3割引の価格を割引価格として価格情報を入力した後に、さらに、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯として17時から19時を設定して時間情報を入力し、割引価格として通常価格の半額の価格を割引価格とする価格情報を入力する場合が挙げられる。これにより、利用者Uが取引対象の注文を行う時間帯によって、柔軟に割引価格を変動させることが可能となる。すなわち、事業者M1は取引対象の需要に応じて柔軟に価格を変動させることができる。
【0038】
また、事業者M1は割引価格で注文を受け付ける条件を任意に設定可能である。例えば、利用者Uが取引対象の注文を行った後に、事業者M1が設定した時間の範囲内に利用者Uが取引対象を受け取った場合に、割引価格での取引が成立するとする条件を設定してもよい。なお、この場合、事業者M1は、利用者Uが取引対象の注文を行う際に、事前に事業者M1が設定した時間の範囲内に利用者Uが取引対象を受け取らなかった場合は、例えば追加の費用を請求するとする条件に同意を得たうえで取引対象の注文に応じる。これにより、事業者M1は、利用者Uが取引対象の注文を行ったにも拘わらず、例えば、取引対象が賞味期限間近の食品であった場合のように、利用者Uが取引対象を受け取りに来なかったことにより発生する取引対象の廃棄処分の発生を防ぐことができる。
【0039】
また、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯以外の時間に、利用者Uが取引対象の注文を行った場合は、通常価格で取引対象の注文を受け付ける。これにより、事業者M1が設定した時間帯だけ、割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となる。
【0040】
〔1‐3.事業者端末における価格情報、時間情報、及び表示情報の受付〕
図2は、実施形態に係る事業者端末の画面の一例を示す図である。ここで、
図2を用いて上述した実施形態において事業者端末200が表示する管理画面の例、並びに、事業者M1が入力する価格情報、時間情報、及び表示情報の例を説明する。
【0041】
図2に示すように、事業者端末200は、事前注文サービスにおいて利用者に提供する商品情報を管理するための画面C11を表示する。例えば、事業者端末200は、事業者M1が提供する各商品に対応する商品情報や、割引価格で商品の注文を受け付けるか否かを切替える「ハッピーアワー」スイッチなどを表示する領域AR11を含む画面C11を表示する。ここで、
図2の例において、商品#2に対応する「ハッピーアワー」スイッチが事業者M1により、右側にスライドされたものとする。この場合、事業者端末200は、画面C11を、商品#2の割引価格を示す情報である価格情報、割引価格で注文を受け付ける時間帯を示す時間情報、及び割引価格で商品#2の注文を受け付ける旨を表示する方法を示す表示情報、を入力するための画面C12に遷移させる。
【0042】
事業者端末200は、割引後の価格を入力するための領域AR12と、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯を入力するための領域AR13と、割引価格で注文を受け付ける旨を利用者端末100に表示する方法を入力するための領域AR14と、領域AR12、領域AR13、領域AR14に入力された情報の保存を指示するためのボタンB11と、を含む画面C12を表示する。
【0043】
例えば、事業者M1は、通常価格「530円」の商品#2の割引後の価格として「215円」を領域AR12に入力する。また、事業者M1は、領域AR12に入力した割引価格で商品#2の注文を受け付ける時間帯として、例えば「15時から16時」を領域AR13に入力する。さらに、事業者M1は、割引価格で注文を受け付ける旨を利用者端末100に表示する方法として、例えば「取引対象ごとに表示」を選択して領域AR14に入力する。その後、ボタンB11が押下された場合、事業者端末200は、領域AR12、領域AR13、及び領域AR14に入力された情報をそれぞれ価格情報、時間情報、及び表示情報として決済サーバ10に送信する。
【0044】
なお、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯は任意に設定可能である。例えば、事業者端末200は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける期間(例えば、何時から何時まで)や、定期的に割引価格で取引対象の注文を受け付ける期間(例えば、毎週何曜日の何時から何時まで)の入力を事業者M1から受け付けてもよい。
【0045】
また、割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を利用者端末100に表示する方法は任意に設定可能である。例えば、取引対象ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示する方法や、店舗ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示する方法などを設定して、事業者M1から入力を受け付けてもよい。
【0046】
〔1‐4.利用者端末における割引価格での取引対象の注文の受付〕
図3は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。ここで、
図3を用いて、上述した実施形態において利用者端末100が表示するコンテンツの例を説明する。
【0047】
図3に示すように、利用者端末100は、事前注文アプリを起動した際の初期表示画面である画面C21を表示する。例えば、利用者端末100は、店舗(事前注文サービスの加盟店)が所在するエリアを指定して入力するための領域AR21と、事前注文する商品のカテゴリを指定するための領域AR22と、利用者Uの現在位置から所定の範囲内に所在する店舗に対応するコンテンツ(例えば、店舗の名称や、店舗の外観の画像、アイコンなど)を表示する領域AR23と、を含む画面C21を表示する。
【0048】
図3の例において、利用者端末100は、商品のカテゴリに加えて、割引価格で注文を受け付ける取引対象に関するカテゴリ「ハッピーアワー」を領域AR22に表示する。また、利用者端末100は、割引価格で注文を受け付ける取引対象を含む店舗(ハッピーアワーのお店)を領域AR23に表示する。利用者Uは、画面C21を確認した上で、領域AR22、又は領域AR23から、注文する取引対象のカテゴリを選択するか、割引価格で取引対象の注文を受け付ける店舗を選択する。なお、画面C21には、割引価格で注文を受け付ける取引対象のカテゴリ「ハッピーアワー」だけを表示してもよいし、割引価格で注文を受け付ける店舗「ハッピーアワーのお店」だけを表示してもよい。
【0049】
利用者Uが、利用者端末100に表示された画面C21の領域AR22の取引対象のカテゴリの中から「ハッピーアワー」を選択した場合、利用者端末100は、画面C21を
図3に示す画面C22に遷移させる。
図3に示す画面C22の説明は後述する。
【0050】
利用者Uが、利用者端末100に表示された画面C21の領域AR23の「ハッピーアワーのお店」を選択した場合、利用者端末100は、画面C21を
図4に示す画面C23に遷移させる。
図4に示す画面C23の説明は後述する。
【0051】
〔1‐5.利用者端末における割引価格で注文を受け付ける取引対象ごとの表示〕
図4は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。利用者端末100は、事業者M1が
図1に示すステップS2において、表示情報として取引対象ごとに利用者端末100に表示する方法を選択した場合、取引対象ごとに通常価格と、割引価格と、当該取引対象の注文を受け付ける店舗名と、を表示する画面である画面C22を表示する。例えば、利用者端末100は、割引価格で注文を受け付ける取引対象の画像、当該取引対象の通常価格、当該取引対象の割引価格、現在地から当該取引対象を取り扱う店舗までの距離、当該取引対象を取り扱う店舗名を表示する領域AR24を含む画面C22を表示する。
【0052】
図4には、例えば、事業者M1が
図1に示すステップS2において、店舗Aの商品#2の通常価格530円を、割引価格215円に変更して注文を受け付ける旨を示す価格情報、15時から16時まで割引価格で注文を受け付ける旨を示す時間情報、及びその情報を取引対象ごとに利用者端末100に表示する旨を示す表示情報を、事業者端末200に入力した場合に、利用者端末100に表示される画面C22について示している。すなわち、例えば、画面C22の左上の端に、商品#2の画像と、商品#2の通常価格530円と、商品#2の割引価格215円と、割引価格で商品#2の注文を受け付ける店舗Aの店舗名など、を表示する領域AR24を含む画面C22を表示してよい。そして、他の事業者が入力した割引価格で注文を受け付ける取引対象を含むその他の割引価格で注文を受け付ける取引対象についても、当該取引対象の画像に加えて、当該取引対象の通常価格、当該取引対象の割引価格、及び当該取引対象を取り扱う店舗名などを領域AR24に表示して、その他の割引価格で注文を受け付ける取引対象と一緒に並べて表示してよい。なお、取引対象の属性ごとに割引価格で注文を受け付ける取引対象、並びに取引対象の割引価格を表示してもよい。
【0053】
これにより、利用者Uは割引価格で注文を受け付ける取引対象が並べて表示された画面C22を確認して、それぞれの取引対象に係る情報を考慮して比較検討した上で、取引対象ごとに割引価格で注文することが可能となる。したがって、利用者Uの注文の意思決定に対する納得感を向上させることができる。他方、事業者M1は、取引対象に割引価格を設定し、取引対象ごとに利用者からの注文を受け付ける旨を表示することが可能となることから、事業者M1が取り扱う取引対象の内の特定の取引対象の販売を促進することが可能となる。
【0054】
〔1‐6.店舗ごとに割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示〕
図5は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。利用者端末100は、事業者M1が
図1に示すステップS2において、表示情報として店舗ごとに割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示する方法を選択した場合、割引価格で取引対象の注文を受け付ける店舗の店舗名と、当該店舗の外観の画像と、当該店舗において割引価格で注文を受け付ける取引対象の画像など、を表示する画面である画面C23を表示する。例えば、利用者端末100は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける店舗の外観の画像、割引価格で注文を受け付ける取引対象の画像、割引価格で取引対象の注文を受け付ける店舗名、現在地から当該店舗までの距離、現在地から当該店舗までの徒歩での所要時間、当該取引対象の準備時間など、を表示する領域AR25を含む画面C23を表示してよい。
【0055】
図5には、例えば、事業者M1が
図1に示すステップS2において、店舗Aの商品#2の通常価格530円を、割引価格215円に変更して注文を受け付ける旨を示す価格情報、15時から16時まで割引価格で注文を受け付ける旨を示す時間情報、及び当該情報を店舗ごとに利用者端末100に表示する旨を示す表示情報を、事業者端末200に入力した場合に、利用者端末100に表示される画面C23について示している。すなわち、例えば、画面C23の領域AR25に、割引価格で注文を受け付ける取引対象が含まれる店舗Aの外観の画像、店舗Aの店舗名、現在地から店舗Aまでの距離、現在地から店舗Aまでの徒歩での所要時間、商品#2の画像、商品#2の準備時間など、を表示してもよい。そして、他の事業者から入力された情報を含む割引価格で取引対象の注文を受け付けるその他の店舗についても、当該店舗の外観の画像に加えて、当該店舗の店舗名、現在地から当該店舗までの距離、現在地から当該店舗までの所要時間、割引価格で注文を受け付ける取引対象の画像、当該取引対象の準備時間などの情報を集約して、領域AR25にその他の店舗と一緒に並べて表示してよい。なお、店舗の属性ごとに割引価格で注文を受け付ける店舗、並びに店舗の割引価格を表示してもよい。
【0056】
これにより、利用者Uは割引価格で注文を受け付ける取引対象が存在する店舗を特定したうえで注文を行うことができる。したがって、利用者Uは、例えば現在地から近い店舗、かつ、利用者Uがよく利用する店舗で、割引価格で取引対象の注文を受け付けているか否かを即座に把握することが可能となる。その為、利用者Uの利便性を向上させることができる。他方、事業者M1は、事業者M1の店舗において割引価格で取引対象の注文を受け付けている旨を店舗ごとに表示することが可能となることから、事業者M1の店舗に利用者Uを引き込むことができる。すなわち、事業者M1の店舗において割引価格で注文を受け付ける取引対象以外にも、利用者Uの注文を受ける機会を創出することが可能となる。
【0057】
〔1‐7.割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まる前、及び終わる前のカウントダウン〕
図6は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。受付装置は、利用者端末100に、割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まるまでの時間を表示させるための情報を送信する。当該情報を受信した利用者端末100は、割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まるまでの時間を表示する。
【0058】
例えば、事業者M1が
図1に示すステップS2において、表示情報として店舗ごとに割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示する方法を選択した場合であって、かつ、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uが前述の
図5に示す画面C23が利用者端末100に表示された状態において、割引価格で取引対象の注文を受け付ける特定の店舗を選択した場合の処理について説明する。この場合、
図6に示すように、利用者端末100には、利用者Uが選択した特定の店舗に関係する画像と、当該店舗の店舗名などを表示する領域AR26、当該店舗において割引価格で注文を受け付ける取引対象に関する情報を表示する領域AR28、に加えて、割引価格で注文を受け付ける時間帯が終わるまでの時間を表示する領域AR27、を含む画面C24が表示される。
【0059】
図6には、例えば、事業者M1が
図1に示すステップS2において、店舗Aの商品#2の通常価格530円を、割引価格215円に変更して注文を受け付ける旨を示す価格情報、15時から16時まで割引価格で注文を受け付ける旨を示す時間情報、及び当該情報を店舗ごとに利用者端末100に表示する旨を示す表示情報を、事業者端末200に入力した場合であって、かつ、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まる前に、前述の
図5に示す画面C23が利用者端末100に表示された状態において、利用者Uが店舗Aを選択した場合に、利用者端末100に表示される画面C24について示している。すなわち、
図6の領域AR26には、利用者Uが選択した店舗Aの外観の画像、店舗Aの店舗名、利用者Uの現在地から店舗Aまでの距離などが表示され、領域AR28には割引価格で注文を受け付ける取引対象に関する情報として、商品#2の画像、商品#2の通常価格、商品#2の割引価格などが表示されることに加えて、領域AR27には割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まるまでの時間である30分が、表示されている。
【0060】
これにより、利用者Uは、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まるまでの時間を正確に把握したうえで、取引対象の注文を行うことが可能となる。したがって、利用者Uが気付かないうちに、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まって利用者Uを混乱させることを防ぎつつ、利用者Uに割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まるまで待つか、待たずに通常価格で取引対象の注文をするかの意思決定を任せることができる。その為、利用者Uの利便性を向上させることができる。また、事業者M1は、利用者Uが気付かないうちに割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まって、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まる直前に注文した利用者Uの信頼を損なうことを防ぐことができる。
【0061】
また、受付装置は、利用者端末100に、割引価格で注文を受け付ける時間帯が終わるまでの時間を表示させるための情報を送信する。当該情報を受信した利用者端末100は、割引価格で注文を受け付ける時間帯が終わるまでの時間を表示する。
【0062】
図7は、実施形態に係る利用者端末の画面の一例を示す図である。
図7には、例えば、事業者M1が
図1に示すステップS2において、店舗Aの商品#2の通常価格530円を、割引価格215円に変更して注文を受け付ける旨を示す価格情報、15時から16時まで割引価格で注文を受け付ける旨を示す時間情報、及び当該情報を店舗ごとに利用者端末100に表示する旨を示す表示情報を、事業者端末200に入力した場合であって、かつ、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前述の
図5に示す画面C23が利用者端末100に表示された状態において、利用者Uが店舗Aを選択した場合に、利用者端末100に表示される画面C25を示している。すなわち、
図7の領域AR29には、利用者Uが選択した店舗Aの外観の画像、店舗Aの店舗名、利用者Uの現在地から店舗Aまでの距離などが表示され、領域AR31には割引価格で注文を受け付ける取引対象に関する情報として、商品#2の画像、商品#2の通常価格、商品#2の割引価格などが表示されることに加えて、領域AR30には割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まるまでの時間である30分が、表示される。
【0063】
これにより、利用者Uは、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が終わるまでの時間を正確に把握したうえで、取引対象の注文を行うことが可能となる。したがって、利用者Uが気付かないうちに割引価格で取引対象の注文を行える時間帯が過ぎてしまい、利用者Uが割引価格の恩恵を得られなくなることを防ぐことができる。また、事業者M1は、利用者Uが気付かないうちに割引価格で注文を受け付ける時間帯が過ぎて、割引価格で注文できなかったことを理由として苦情を受けることを防ぐことができる。
【0064】
〔1‐8.安全ガード機能〕
受付装置は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uから、通常価格で取引対象の注文を受け付けた場合、当該取引対象の注文価格を割引価格に変更して注文を受け直す。例えば、商品#2の通常価格530円を、割引価格215円に変更して注文を受け付ける時間帯である15時から16時に、利用者Uが商品#2を通常価格530円で注文した場合の処理について説明する。この場合、受付装置は、利用者Uの注文内容の内、注文価格に関する内容だけ、割引価格215円に変更して注文を受け付ける。
【0065】
これにより、利用者Uは、自分が注文した取引対象が割引価格で注文を受け付けている時間帯に誤って通常価格で、当該取引対象の注文を行ったとしても、受付装置が注文内容の内、注文価格を割引価格に変更して注文を受け付けることから、不注意によって不利益を被ることを防ぐことができる。また、事業者M1は、利用者Uが注文をした後になって、割引価格の時間帯に誤って通常価格で注文をしたことに気付き、事業者M1に通常価格と割引価格の差額の返金を求めることを防ぐことができる。したがって、事業者M1が返金に応じる手間を省きつつ、利用者Uの事業者M1に対する信頼を維持することができる。
【0066】
また、受付装置は、通常価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uから、割引価格で注文する旨の通知を受けた場合、利用者Uに当該取引対象の通常価格を提示して注文内容の再確認を促し、利用者Uに通常価格で注文する旨について同意が得られれば正式な注文として受け付ける。
【0067】
例えば、通常価格530円で商品#2の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uが割引価格215円で商品#2の注文を行った場合の処理について説明する。この場合、受付装置は、利用者Uに利用者端末100を介して、商品#2は通常価格530円で注文を受け付けている旨を提示して注文内容の再確認を促す。受付装置は、利用者端末100を介して、利用者Uから商品#2について通常価格530円で注文を受け付ける旨について同意が得られれば、利用者Uの注文内容の内、注文価格を通常価格に変更して、事業者端末200に注文内容を送信する。事業者M1は、事業者端末200に表示された注文内容を確認して、受注可能であれば、正式な注文として受け付ける旨を事業者端末200に入力する。
【0068】
これにより、利用者Uは、通常価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、誤って割引価格で注文を行ったとしても、通常価格で取引対象の注文を行うことに納得したうえで、通常価格で取引対象の注文をし直すことができる。また、事業者M1は、通常価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uから割引価格で注文があったとしても、受付装置が利用者Uに通常価格を提示して注文内容の再確認を促したうえで、利用者Uが通常価格で当該取引対象の注文を行う旨に納得した場合に、通常価格で取引対象の注文を受け付けることから、利用者Uの事業者M1に対する信頼を損なわせずに、取引対象の注文を受け付けることができる。
【0069】
〔1-9.割引交渉〕
受付装置は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uから、取引対象の価格について割引額の交渉を受け付ける。例えば、利用者Uは、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、事業者M1が設定した割引価格に納得できなければ、さらに割引額を増額した割引価格を含む割引交渉に関する情報を示す交渉情報を、利用者端末100を介して受付装置に送信する。交渉情報を受信した受付装置は、事業者端末200に交渉情報を送信して、事業者端末200に交渉情報を表示させる。事業者M1は、事業者端末200に表示された交渉情報を確認して、利用者Uが提示した価格で注文を受け付けるか否かを決定する。
【0070】
これにより、利用者Uは、事業者M1が設定した割引価格に納得できなければ、利用者端末100を介して事業者M1に割引交渉を申し込むことができることから、自分が納得できる価格での取引を成立させるための機会を得ることができる。また、事業者M1は、自身の取引対象に興味を持った利用者Uとの取引を価格が原因で不成立とさせることなく、利用者Uと価格交渉を行うことで取引を成立させる機会を得ることができる。
【0071】
〔1-10.属性情報に基づいた特定の利用者を対象とした割引価格で注文の受付〕
受付装置は、利用者の属性情報に基づいて、特定の属性を有する利用者だけに対して、割引価格で取引対象の注文を受け付ける。例えば、記憶部30に記憶された利用者情報データベース33に基づいて、事業者M1の店舗Aを3回以上利用した特定の利用者だけを、割引価格で取引対象の注文を受け付ける対象として設定し、当該対象者の利用者端末100だけに割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を示す画面を表示する。
【0072】
これにより、利用者Uは、自身が割引価格で取引対象の注文を行うことができる限定された対象者であることを認識したうえで、割引価格で取引対象の注文を行うことができる。そのため、利用者Uの事業者M1に対する信頼を向上させることができる。また、事業者M1は、特定の属性を有する利用者Uに対してのみ割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となり、新規顧客の開拓や、既存顧客の維持に寄与させることができる。
【0073】
〔2.決済サーバの構成〕
次に、
図8を用いて、決済サーバ10の構成について説明する。
図8は、実施形態に係る決済サーバの構成を示す図である。
図8に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40と、を有する。
【0074】
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100や事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
【0075】
(記憶部30について)
記憶部30は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置としては、例えば、ROM(Read Only Memoly)、RAM(Ramdom Access Memoly)等の一時記憶媒体を用いてもよい。補助記憶装置としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどを用いてもよい。
【0076】
図8に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、事業者情報データベース32と、利用者情報データベース33とを有する。
【0077】
(口座データベース31について)
図9は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。口座データベース31は、利用者や事業者、事前注文サービスの管理者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図9を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。
図9の例において、口座データベース31は、「口座ID」に、「所有者情報」、「口座残高」という項目に係る情報を紐付けて記憶する。
【0078】
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報が示す。「所有者情報」は、口座を所有(保有)する所有者(利用者や事業者、事前注文サービスの管理者)に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報(識別子)が格納される。「口座情報」は、利用者や事業者、事前注文サービスの管理者が所有する口座の残高を示す。
【0079】
すなわち、
図9においては、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「7800」である例を示している。
【0080】
(事業者情報データベース32について)
図10は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。事業者情報データベース32は、事業者に関する各種情報を記憶する。ここで、
図10を用いて、事業者情報データベース32が記憶する情報の一例を示す。
図10の例において、事業者情報データベース32は、「事業者ID」に、「店舗ID」、「口座ID」、「所在地」、「取引対象情報」という項目に係る情報を紐づけて記憶する。
【0081】
「事業者ID」は、事業者を識別するための識別情報が示す。「店舗ID」は、事業者が管理する店舗を識別するための識別情報が示す。「口座ID」は、事業者が所有する口座を識別するための識別情報を示す。「所在地」は、事業者が管理する店舗の位置情報(例えば、住所)を示す。「取引対象情報」は、事業者が提供する取引対象に関する情報を示し、例えば、「取引対象ID」、「価格」、「画像」という項目を有する。「取引対象ID」は、取引対象を識別するための識別情報を示す。「価格」は、取引対象の価格を示す。「画像」は、取引対象の画像を示す。
【0082】
すなわち、
図10においては、事業者ID「MID#1」によって識別される事業者が管理する店舗が店舗ID「SID#1」によって識別され、所在地が「所在地#1」であり、当該事業者が所有する口座が口座ID「AID#2」によって識別され、当該事業者が提供する取引対象のうち、取引対象ID「TID#1」によって識別される取引対象の価格が「400円」、画像が「画像#1」である例を示している。
【0083】
(利用者情報データベース33について)
図11は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。利用者情報データベース33は、決済サーバ10が提供するサービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、
図11を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。
図11の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」に、「決済履歴」、「利用履歴」といった項目に係る情報を紐づけて記憶する。
【0084】
「利用者ID」は、利用者を識別するための情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先(事業者)や、決済対象(取引対象)、決済金額などといった情報が格納される。「利用履歴」は、事前注文サービスや、店舗の情報配信に関するサービスにおける注文内容を示す情報や、店舗の情報配信に関するサービスにおいて利用者がフォローしている店舗を示す情報などが格納される。
【0085】
すなわち、
図11においては、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の決済履歴が「決済履歴#1」、利用履歴が「利用履歴#1」である例を示している。
【0086】
(制御部40について)
制御部40は、決済サーバ10を制御するコントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムを読み出して、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array))等の集積回路により実現されてもよい。
【0087】
実施形態に係る制御部40は、
図8に示すように、受付部41と、取得部42と、決済処理部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0088】
(受付部41について)
受付部41は、利用者から事業者に対する決済に関する決済情報を受け付ける。例えば、受付部41は、利用者を識別する利用者識別情報と、決済アプリを介して撮影された店舗識別情報と、利用者或いは店舗の店員から入力された決済金額とを示す決済情報を利用者端末100から受け付ける。
【0089】
なお、受付部41は、決済情報を事業者端末200から受け付けてもよい。例えば、受付部41は、利用者端末100に表示された利用者を識別するための利用者識別情報を、事業者端末200(店舗端末)が読み取ることで決済が行われた場合、当該決済を示す決済情報を事業者端末200から受け付ける。
【0090】
また、受付部41は、所定の店舗で提供される取引対象の注文を、所定のプラットフォームを介して利用者から受け付けてもよい。例えば、
図1の例において、受付部41は、利用者端末100にインストールされた決済アプリ内の事前注文アプリを介して、店舗Aに対する注文内容を受け付ける。
【0091】
また、受付部41は、後述する取得部42が、事業者端末200から事業者M1が入力した割引価格で注文を受け付ける取引対象の価格情報、割引価格で注文を受け付ける時間帯に係る時間情報、割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示する方法を示す表示情報を取得したら、価格情報、時間情報、表示情報に基づいて、指定された取引対象について、指定された時間帯の間、指定された方法を用いて割引価格で注文を受け付ける。
【0092】
例えば、事業者M1が商品#2の通常価格530円を割引価格215円に変更する旨の価格情報と、15時から16時まで割引価格で注文を受け付ける旨の時間情報と、割引価格で注文を受け付ける旨を取引対象ごとに利用者端末100に表示する旨の表示情報と、を事業者端末200に入力した場合の処理について説明する。この場合、事業者端末200は、価格情報、時間情報、表示情報を決済サーバ10に送信する。そして、決済サーバ10の後述する取得部42が価格情報、時間情報、表示情報を取得し、受付部41は、商品#2について割引価格215円で、15時から16時まで注文を受け付ける。
【0093】
(取得部42について)
取得部42は、取引対象の割引価格に係る価格情報と、割引価格で注文を受け付ける時間帯に係る時間情報と、割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を表示する方法を示す表示情報と、取引対象を取引対象の属性ごとに表示する旨を示す情報と、店舗を店舗の属性ごとに表示する旨を示す情報と、割引交渉に関する情報を示す交渉情報と、を取得する。
【0094】
すなわち、事業者M1が、事業者端末200に価格情報、時間情報、表示情報を入力すると、事業者端末200は、決済サーバ10に価格情報、時間情報、表示情報を送信し、決済サーバ10の取得部42が価格情報、時間情報、表示情報を取得する。
【0095】
また、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uが割引価格に納得できず、さらに割引額を増額した割引価格での取引を求めて、さらに割引額を増額した割引価格を含む割引交渉に関する情報を示す交渉情報を利用者端末100に入力すると、利用者端末100は、決済サーバ10に交渉情報を送信し、決済サーバ10の取得部42が交渉情報を取得する。
【0096】
(決済処理部43について)
決済処理部43は、受付部41が受け付けた決済情報に従い、決済処理を実行する。例えば、決済処理部43は、利用者IDが示す利用者の口座から、店舗IDが示す店舗の口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
【0097】
また、決済処理部43は、所定のプラットフォームを介して利用者から受け付けられた注文内容に基づく処理を実行してもよい。例えば、
図1の例において、決済処理部43は、注文内容に対応する決済情報が示す決済金額分の電子マネーを、利用者Uが電子決済サービスで保有する第1の口座から、利用者Uが保有する他の口座であって、利用者Uが取引に利用できない第2の口座へ移行させる。そして、決済処理部43は、商品の受領に応じて、利用者Uの第2の口座から、事業者M1が電子決済サービスで保有する口座に移行させる。
【0098】
〔3.情報処理のフロー〕
図12を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の受付処理の手順について説明する。
図12は、実施形態に係る受付処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【0099】
図12に示すように、決済サーバ10は、店舗から、価格情報、時間情報、表示情報、を受け付ける(ステップS100)。続いて、決済サーバ10は、価格情報、時間情報、表示情報に基づいて、特定の時間帯だけ割引価格で取引対象の注文を受け付ける(ステップS101)。続いて、決済サーバ10は、注文内容を店舗に送信する(ステップS102)。続いて、決済サーバ10は、取引対象の受領に応じた決済処理を実行し(ステップS103)、処理を終了する。
【0100】
〔4.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。
【0101】
〔4-1.決済サーバ10が提供するサービスについて〕
上述の実施形態において、決済サーバ10により飲食物の事前注文サービスが提供される例を示したが、決済サーバ10が提供するサービスにおける取引対象はこのような例に限定されない。例えば、決済サーバ10は、飲食物以外の各種取引対象の事前注文サービスを提供してもよい。また、決済サーバ10は、役務の予約に関するサービスを提供してもよい。
【0102】
また、決済サーバ10が提供するサービスは、利用者が店舗に訪問する前に取引対象の注文を受け付け、テイクアウト品が提供されるサービスに限らない。例えば、決済サーバ10は、利用者が店舗に訪問する前に取引対象の注文を受け付け、当該店舗において利用者に取引対象が提供されるサービスを提供してもよい。また、決済サーバ10は、利用者が店舗に訪問して店舗に設置された卓等に着席した後に、店舗に対する取引対象の注文を受け付けるサービスを提供してもよい。
【0103】
また、決済サーバ10が提供するサービスは、金銭の授受が発生するサービスに限らない。例えば、決済サーバ10は、フードバンクにより供給される食品の提供に関するサービスを提供してもよい。この場合、決済サーバ10は、フードバンクにより供給される食品の提供要求を利用者から受け付け、食品の提供の可否や、食品の提供場所などといった情報を利用者に通知し、食品が受領されたか否かを示す情報を利用者から受け付ける。
【0104】
〔4-2.処理態様について〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0105】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0106】
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0107】
〔5.構成と効果〕
実施形態に係る受付装置は、所定のプラットフォームを介して利用者Uから取引対象の注文を受け付ける店舗から、利用者Uに取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得する取得部42と、取得部42により取得された価格情報、及び時間情報に基づいて、取引対象の注文を受け付ける受付部41と、を有する。
【0108】
この構成によれば、所定のプラットフォームを介して利用者Uから、割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となり、取引対象の販売を促進させることができる。
【0109】
受付部41は、利用者Uが取引対象の注文を行った時間帯が取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で注文を受け付ける。
【0110】
この構成によれば、事業者M1は、指定した時間帯に割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となり、取引対象の販売を促進させることができる。
【0111】
受付部41は、取得部42が取得した表示情報が、割引価格で注文を受け付ける旨を示す場合に、取引対象ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる。
【0112】
この構成によれば、事業者M1は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を利用者Uに取引対象ごとに示すことが可能となる。それ故、利用者Uは取引対象ごとに比較検討したうえで、取引対象の注文を行うため、利用者Uの注文に対する納得感を向上させることができる。
【0113】
受付部41は、取得部42が取得した表示情報が、割引価格で注文を受け付ける旨を示す場合に、店舗ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる。
【0114】
この構成によれば、事業者M1は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける旨を利用者Uに店舗ごとに示すことが可能となる。それ故、当該店舗が取り扱うその他の取引対象についても、利用者Uの注文を受ける機会を創出することができる。
【0115】
取得部42は、店舗から、取引対象ごとの割引価格および、店舗ごとの割引価格を示す価格情報を取得し、受付部41は、店舗もしくは利用者の選択に従って、取引対象ごとの割引価格、もしくは、店舗ごとの割引価格を表示させ、表示させた割引価格での注文を受け付ける。
【0116】
この構成によれば、店舗もしくは利用者の選択に従って、取引対象ごとの割引価格、もしくは、店舗ごとの割引価格を表示させ、表示された割引価格で注文を受け付けることから、利用者Uの利用を促進することができる。
【0117】
取得部42は、受付部41が取引対象ごとの割引価格を表示させた場合に、店舗もしくは利用者から、取引対象を取引対象の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、受付部41は、取引対象の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける。
【0118】
この構成によれば、店舗もしくは利用者の選択に従って、取引対象の属性ごとに取引対象の割引価格を表示させ、表示された割引価格で注文を受け付けることから、利用者Uの取引対象の選択の利便性を向上させたうえで、利用者Uの利用を促進することができる。
【0119】
取得部42は、受付部41が店舗ごとの割引価格を表示させた場合に、店舗もしくは前記利用者から、店舗を店舗の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、受付部41は、店舗の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける。
【0120】
この構成によれば、店舗もしくは利用者の選択に従って、店舗の属性ごとに店舗の割引価格を表示させ、表示された割引価格で注文を受け付けることから、利用者Uの店舗の選択の利便性を向上させたうえで、利用者Uの利用を促進することができる。
【0121】
受付部41は、取得部42が取得した時間情報に基づいて、取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まる所定の時間の前に、取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まるまでの時間を表示することを決定する。
【0122】
この構成によれば、利用者Uは、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まるまでの時間を正確に把握したうえで、取引対象の注文を行うことが可能となる。また、事業者M1は、利用者Uが気付かないうちに割引価格で注文を受け付ける時間帯が始まって、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が始まる直前に注文した利用者Uの信頼を損なうことを防ぐことができる。
【0123】
受付部41は、取得部42が取得した時間情報に基づいて、取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わる所定の時間の前に、取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わるまでの時間を表示することを決定する。
【0124】
この構成によれば、利用者Uは、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯が終わるまでの時間を正確に把握したうえで、取引対象の注文を行うことが可能となる。また、事業者M1は、利用者Uが気付かないうちに割引価格で注文を受け付ける時間帯が過ぎて、割引価格で注文できなかったことを理由として苦情を受けることを防ぐことができる。
【0125】
受付部41は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、利用者Uから受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付け、取引対象を通常価格で提供する時間帯に、利用者Uから受けた注文価格が、割引価格であった場合に、利用者Uに通常価格を提示して注文内容の確認を促す。
【0126】
この構成によれば、利用者Uは、不注意によって不利益を被ることを防ぐことができ、取引対象の価格に納得して注文を行うことができる。また、事業者M1は、利用者Uの信頼を維持することができる。
【0127】
取得部42は、取引対象を割引価格で提供する時間帯に、利用者Uから取引対象について、割引額が増額された割引価格を含む割引交渉に係る情報を示す交渉情報を取得し、受付部41は、交渉情報に基づいて、利用者Uが提示した割引額が増額された割引価格での注文を受け付けるか否かを決定する。
【0128】
この構成によれば、利用者Uは、自分が納得できる価格での取引を成立させるための機会を得ることができる。また、事業者M1は、利用者Uとの取引を価格が原因で不成立とさせることなく、利用者Uと価格交渉を行うことで取引を成立させる機会を得ることができる。
【0129】
受付部41は、利用者Uの属性情報に基づいて、特定の属性を有する利用者だけ、割引価格で取引対象の注文を受け付ける。
【0130】
この構成によれば、事業者M1は、特定の属性を有する利用者Uに対してのみ割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となり、新規顧客の開拓や、既存顧客の維持に寄与させることができる。
【0131】
実施形態に係る受付方法は、所定のプラットフォームを介して利用者Uから注文を受け付ける店舗が、利用者Uに取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得するステップと、取得した価格情報、及び時間情報に基づいて、設定された時間帯だけ、取引対象を価格情報が示す割引価格で注文を受け付けるステップと、を含む。
【0132】
この構成によれば、所定のプラットフォームを介して利用者Uから、割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となり、取引対象の販売を促進させることができる。
【0133】
実施形態に係る受付プログラムは、所定のプラットフォームを介して利用者Uから注文を受け付ける店舗が、利用者Uに取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得するステップと、取得した価格情報、及び時間情報に基づいて、設定された時間帯だけ、取引対象を価格情報が示す割引価格で注文を受け付けるステップと、をコンピュータに実行させる。
【0134】
この構成によれば、所定のプラットフォームを介して利用者Uから、割引価格で取引対象の注文を受け付けることが可能となり、取引対象の販売を促進させることができる。
【0135】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、
図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を例に挙げて説明する。
図13は、決済サーバ10の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0136】
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0137】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0138】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
【0139】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0140】
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0141】
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0142】
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
【0143】
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0144】
10 決済サーバ
20 通信部
30 記憶部
31 口座データベース
32 事業者情報データベース
33 利用者情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 取得部
43 決済処理部
100 利用者端末
200 事業者端末
【手続補正書】
【提出日】2021-06-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗から、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得する取得部と、
利用者が前記取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有する受付装置。
【請求項2】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗から、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得する取得部と、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有し、
前記受付部は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付け、
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促す、
受付装置。
【請求項3】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗に対し、当該取引対象のうち選択した取引対象を前記利用者に割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、選択した取引対象の割引価格の情報を示す価格情報との入力を受け付けるコンテンツを提供し、当該コンテンツに入力された情報を取得する取得部と、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有する受付装置。
【請求項4】
前記取得部は、割引価格で注文を受け付ける旨を前記取引対象ごとに表示するか、前記店舗ごとに表示するかを示す表示情報を取得し、
前記受付部は、前記取得部が取得した前記表示情報が、前記取引対象ごとに表示することを示す場合に、前記取引対象ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項5】
前記取得部は、割引価格で注文を受け付ける旨を前記取引対象ごとに表示するか、前記店舗ごとに表示するかを示す表示情報を取得し、
前記受付部は、前記取得部が取得した前記表示情報が、前記店舗ごとに表示することを示す場合に、前記店舗ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記店舗から、前記取引対象ごとの割引価格および、前記店舗ごとの割引価格を示す価格情報を取得し、
前記受付部は、前記店舗もしくは前記利用者の選択に従って、前記取引対象ごとの割引価格、もしくは、前記店舗ごとの割引価格を表示させ、表示させた割引価格での注文を受け付ける
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記受付部が前記取引対象ごとの割引価格を表示させた場合に、前記店舗もしくは前記利用者から、前記取引対象を前記取引対象の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、
前記受付部は、前記取引対象の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける
請求項6に記載の受付装置。
【請求項8】
前記取得部は、前記受付部が前記店舗ごとの割引価格を表示させた場合に、前記店舗もしくは前記利用者から、前記店舗を前記店舗の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、
前記受付部は、前記店舗の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける
請求項6に記載の受付装置。
【請求項9】
前記受付部は、前記取得部が取得した前記時間情報に基づいて、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まる所定の時間の前に、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まるまでの時間を表示することを決定する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項10】
前記受付部は、前記取得部が取得した前記時間情報に基づいて、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わる所定の時間の前に、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わるまでの時間を表示することを決定する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項11】
前記取得部は、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯に、前記利用者から前記取引対象について、割引額が増額された割引価格を含む情報であって、割引交渉に係る情報を示す交渉情報を取得し、
前記受付部は、前記交渉情報を前記店舗に送信し、前記交渉情報に対する前記店舗からの応答に基づいて、前記利用者が提示した割引額が増額された割引価格での注文を受け付けるか否かを決定する
請求項1から10のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項12】
前記受付部は、前記利用者の属性情報に基づいて、特定の属性を有する前記利用者だけ、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける、
請求項1から11のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する受付方法であって、
所定のプラットフォームを介して利用者から注文を受け付ける店舗が、前記利用者に取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で前記取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得するステップと、
利用者が前記取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付けるステップと、
を含む受付方法。
【請求項14】
所定のプラットフォームを介して利用者から注文を受け付ける店舗が、前記利用者に取引対象を割引価格で提供する時間帯を設定し、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報、及び割引価格で前記取引対象を提供する時間帯を示す時間情報を取得するステップと、
利用者が前記取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付けるステップと、
をコンピュータに実行させる受付プログラム。
【請求項15】
コンピュータが実行する受付方法であって、
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗から、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得するステップと、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付けるステップであって、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付けるステップと、
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促すステップと
を含む受付方法。
【請求項16】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗から、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを取得するステップと、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付けるステップであって、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付けるステップと
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促すステップと
をコンピュータに実行させる受付プログラム。
【請求項17】
コンピュータが実行する受付方法であって、
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗に対し、当該取引対象のうち選択した取引対象を前記利用者に割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、選択した取引対象の割引価格の情報を示す価格情報との入力を受け付けるコンテンツを提供し、当該コンテンツに入力された情報を取得するステップと、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付けるステップと、
を含む受付方法。
【請求項18】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の注文を受け付ける店舗に対し、当該取引対象のうち選択した取引対象を前記利用者に割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、選択した取引対象の割引価格の情報を示す価格情報との入力を受け付けるコンテンツを提供し、当該コンテンツに入力された情報を取得するステップと、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付けるステップと、
をコンピュータに実行させる受付プログラム。
【手続補正書】
【提出日】2021-12-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得する取得部と、
前記利用者が事前注文した取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である旨を前記店舗属性情報が示す場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有する受付装置。
【請求項2】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得する取得部と、
前記利用者が事前注文した取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である旨を前記店舗属性情報が示す場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有し、
前記受付部は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付け、
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促す、
受付装置。
【請求項3】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得し、前記店舗に対し、当該取引対象のうち選択した取引対象を前記利用者に割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、選択した取引対象の割引価格の情報を示す価格情報との入力を受け付けるコンテンツを提供し、当該コンテンツに入力された情報を取得する取得部と、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付部と、
を有する受付装置。
【請求項4】
前記取得部は、割引価格で注文を受け付ける旨を前記取引対象ごとに表示するか、前記店舗ごとに表示するかを示す表示情報を取得し、
前記受付部は、前記取得部が取得した前記表示情報が、前記取引対象ごとに表示することを示す場合に、前記取引対象ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項5】
前記取得部は、割引価格で注文を受け付ける旨を前記取引対象ごとに表示するか、前記店舗ごとに表示するかを示す表示情報を取得し、
前記受付部は、前記取得部が取得した前記表示情報が、前記店舗ごとに表示することを示す場合に、前記店舗ごとに割引価格で注文を受け付ける旨を表示させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項6】
前記取得部は、前記店舗から、前記取引対象ごとの割引価格および、前記店舗ごとの割引価格を示す価格情報を取得し、
前記受付部は、前記店舗もしくは前記利用者の選択に従って、前記取引対象ごとの割引価格、もしくは、前記店舗ごとの割引価格を表示させ、表示させた割引価格での注文を受け付ける
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項7】
前記取得部は、前記受付部が前記取引対象ごとの割引価格を表示させた場合に、前記店舗もしくは前記利用者から、前記取引対象を前記取引対象の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、
前記受付部は、前記取引対象の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける
請求項6に記載の受付装置。
【請求項8】
前記取得部は、前記受付部が前記店舗ごとの割引価格を表示させた場合に、前記店舗もしくは前記利用者から、前記店舗を前記店舗の属性ごとに表示する旨を示す情報を取得し、
前記受付部は、前記店舗の属性ごとに割引価格を表示させ、表示させた割引価格で注文を受け付ける
請求項6に記載の受付装置。
【請求項9】
前記受付部は、前記取得部が取得した前記時間情報に基づいて、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まる所定の時間の前に、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が始まるまでの時間を表示することを決定する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項10】
前記受付部は、前記取得部が取得した前記時間情報に基づいて、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わる所定の時間の前に、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯が終わるまでの時間を表示することを決定する、
請求項1から8のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項11】
前記取得部は、前記取引対象を割引価格で提供する時間帯に、前記利用者から前記取引対象について、割引額が増額された割引価格を含む情報であって、割引交渉に係る情報を示す交渉情報を取得し、
前記受付部は、前記交渉情報を前記店舗に送信し、前記交渉情報に対する前記店舗からの応答に基づいて、前記利用者が提示した割引額が増額された割引価格での注文を受け付けるか否かを決定する
請求項1から10のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項12】
前記受付部は、前記利用者の属性情報に基づいて、特定の属性を有する前記利用者だけ、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける、
請求項1から11のいずれか1項に記載の受付装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する受付方法であって、
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得する取得工程と、
前記利用者が事前注文した取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である旨を前記店舗属性情報が示す場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付工程と、
を含む受付方法。
【請求項14】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得する取得手順と、
前記利用者が事前注文した取引対象を前記店舗から受け取った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である旨を前記店舗属性情報が示す場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付手順と、
をコンピュータに実行させる受付プログラム。
【請求項15】
コンピュータが実行する受付方法であって、
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得する取得工程と、
前記利用者が事前注文した取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である旨を前記店舗属性情報が示す場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付工程と、
を有し、
前記受付工程は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付け、
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促す、
ことを含む受付方法。
【請求項16】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得する取得手順と、
前記利用者が事前注文した取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である旨を前記店舗属性情報が示す場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付手順と、
をコンピュータに実行させ、
前記受付手順は、割引価格で取引対象の注文を受け付ける時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、通常価格であった場合に、割引価格で注文を受け付け、
前記取引対象を通常価格で提供する時間帯に、前記利用者から受けた注文価格が、割引価格であった場合に、前記利用者に通常価格を提示して注文内容の確認を促す、
ことをコンピュータに実行させる受付プログラム。
【請求項17】
コンピュータが実行する受付方法であって、
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得し、前記店舗に対し、当該取引対象のうち選択した取引対象を前記利用者に割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、選択した取引対象の割引価格の情報を示す価格情報との入力を受け付けるコンテンツを提供し、当該コンテンツに入力された情報を取得する取得工程と、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付工程と、
を含む受付方法。
【請求項18】
所定のプラットフォームを介して利用者から取引対象の事前注文を受け付ける店舗により登録された情報であって、前記利用者に提供可能な取引対象の取引対象情報に対し、前記利用者に前記取引対象を割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、前記取引対象ごとの割引価格の情報を示す価格情報とを含む店舗属性情報が対応付けて登録された所定の記憶装置から、前記利用者が事前注文した取引対象と対応する取引対象情報と店舗属性情報とを取得し、前記店舗に対し、当該取引対象のうち選択した取引対象を前記利用者に割引価格で提供する時間帯を示す時間情報と、選択した取引対象の割引価格の情報を示す価格情報との入力を受け付けるコンテンツを提供し、当該コンテンツに入力された情報を取得する取得手順と、
利用者が前記取引対象の注文を行った時間帯が前記取引対象を割引価格で提供する時間帯である場合は、割引価格で前記取引対象の注文を受け付ける受付手順と、
をコンピュータに実行させる受付プログラム。